JP2011196180A - 内燃機関制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動過給機の電力必要時に発電機から電力供給することにより、特別な電源装置を追加することなく、電動過給機がコンプレッサを駆動する際に大電力を消費した場合も安定的に電力を供給可能な内燃機関制御装置を得る。
【解決手段】吸気通路3上に設けられた電動過給機5と、電動過給機5を制御するための電動過給機制御ユニット19と、クランク軸1aに連結された発電機23と、発電機23の発電電力を蓄えるバッテリ22と、発電電力を検出する発電電力検出手段とを備えている。電動過給機5は、吸気通路3内に配設されたコンプレッサ8と、コンプレッサ8を駆動する回転軸7と、回転軸7を介してコンプレッサ8に連結された電動機9とを含む。電動過給機制御ユニット19は、コンプレッサ8の駆動時に電動機9に必要な電力を発電機23から供給する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電動機で駆動される電動過給機が吸気通路上に設けられたエンジン(内燃機関)を制御する内燃機関制御装置に関するものである。
従来から、内燃機関の排気量低減(ダウンサイジング)によって自動車の燃費を向上させる技術が知られているが、ダウンサイジングによってエンジン出力が低下するのを回避するために、過給機に設けてエンジン出力を補う手法が一般的に適用されている。
また、過給機としては、内燃機関に圧縮空気を送り込むために、吸気通路上にコンプレッサホイール(以下、単に「コンプレッサ」という)を配設するものが知られているが、その中でも、電動機によりコンプレッサを駆動する電動過給機が知られている。
しかしながら、電動過給機のコンプレッサを駆動する際に大電力を消費するので、車両電源(バッテリ)の電圧を大きく低下させて、他の車載電気機器に悪影響を及ぼす可能性がある。
具体的には、電動機の駆動電流300Aとバッテリ内部抵抗などの抵抗成分10mΩとを乗算すると、電圧降下分が3Vとなるので、元々の電源電圧13Vが電圧降下によって10V程度になり、電源電圧が一般的な車載電気機器の最低動作電圧10.5Vを下回って、停電することになる。
そこで、車両の電源系を、バッテリと電動過給機とが接続された電源系と、発電機と車載電気機器とが接続された電源系とに分けて、2つの電源系の間をリレーで接続し、電動過給機を駆動する際には、リレーをオフして電圧降下が他の車載電気機器に悪影響を及ぼさないようにする技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、車両の電源系を、バッテリと電動過給機および発電機とが接続された電源系と、電圧降下の影響が大きい車載電気機器が接続された電源系とに分けて、2つの電源系の間をDC−DCコンバータで接続し、電動過給機を駆動する際には、DC−DCコンバータを作動させ、電圧降下の影響が大きい車載電気機器が必要とする電源電圧を補償する技術も提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平5−98987号公報 特開平6−288243号公報
従来の内燃機関制御装置は、上記特許文献1に記載の技術では、電動過給機の駆動時に発電機から車載電気機器に電力供給しているが、発電機のみで所要電力量の供給が困難になる可能性があり、また、電源回路にリレーを必要とすることから、回路構成が複雑化するうえ、リレー駆動電力も必要になるという課題があった。
同様に、上記特許文献2に記載の技術では、電源回路にDC−DCコンバータを必要とするので、回路構成が複雑化するうえ、電動過給機への給電時にDC−DCコンバータへの駆動電力も必要となるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、電動過給機を駆動する際の電力を、車両に搭載された発電機から供給することにより、安定して電動過給機を駆動させることができ、また、電動過給機への給電用の特別な電源回路の追加搭載を不要として回路構成を簡略化した内燃機関制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係る内燃機関制御装置は、車両に搭載された内燃機関を制御するための電子制御ユニットを備えた内燃機関制御装置において、内燃機関の吸気通路上に設けられた電動過給機と、電動過給機を制御するための電動過給機制御ユニットと、内燃機関のクランク軸に連結された発電機と、発電機の発電電力を蓄える蓄電デバイスと、発電機の発電電力を検出する発電電力検出手段と、をさらに備え、電動過給機は、吸気通路内の吸入空気を圧縮して内燃機関に対する過給を行うために吸気通路内に配設されたコンプレッサと、コンプレッサを駆動する回転軸と、回転軸を介してコンプレッサに連結された電動機と、を含み、電動過給機制御ユニットは、コンプレッサの駆動時に電動機に必要な電力を発電機から供給するものである。
この発明によれば、電動過給機の電力必要時に、発電機から電動過給機への電力供給を行うことにより、電動過給機がコンプレッサを駆動する際に大電力を消費した場合でも、安定的に電力を供給することができる。
また、発電機から電動過給機への電力供給を行うことにより、電動過給機の駆動用に特別な電源装置を追加設置する必要がなくなり、部品点数削減および省スペースを実現することができる。
この発明の実施の形態1に係る内燃機関制御装置をエンジン周辺要素とともに概略的に示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1において適用される電源系の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1による具体的動作を説明するためのタイミングチャートである。
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係る内燃機関制御装置をエンジン周辺要素とともに概略的に示すブロック構成図である。
図1において、ECU20は、電動過給機5、電動過給機制御ユニット19、バッテリ22、発電機23および各種センサとともに、内燃機関制御装置を構成している。
内燃機関1は、4気筒のガソリンエンジンであり、電動過給機5を用いてシリンダ部2内への吸気を過給することにより、高出力化を実現するとともに、内燃機関1の低排気量化(ダウンサイジング)による低燃費化を実現する構成からなる。
なお、適用される内燃機関1の気筒数に制限はない。また、内燃機関1の燃焼方式についても制限はなく、シリンダ部2に燃料を直接噴射する直噴エンジンに適用されてもよいし、スロットルバルブ11の下流側のインテークマニホールド17に燃料を噴射するポート噴射エンジンに適用されてもよい。
内燃機関制御装置の主要部となる電動制御ユニット(以下、「ECU」という)20には、電動過給機5の電動機9を制御する電動過給機制御ユニット19と、電動機9以外の車載電気機器30を駆動するバッテリ22(蓄電デバイス)と、内燃機関1のクランク軸(出力軸)1aにベルト24を介して連結されてバッテリ22を充電する発電機23と、が接続されている。車載電気機器30には、負荷電力を検出するパワーメータ31が接続されている。
ECU20は、内燃機関1の各種アクチュエータ12、14(および、ここでは図示されないインジェクタやイグナイタ)を制御する内燃機関制御部に加えて、電動過給機制御ユニット19を制御する電動過給機制御部と、発電機23を制御する発電機制御部とを備えている。
ECU20は、各種センサ(スロットルバルブポジションセンサ13、過給圧センサ16、エアーフローセンサ25、吸気温センサ26、過給温センサ27、インマニ圧センサ28、ウェストゲートバルブセンサ29、パワーメータ31)からの検出情報に基づいて、スロットルバルブアクチュエータ12およびウェストゲートバルブアクチュエータ14を制御して、スロットルバルブ11およびウェストゲートバルブ15を駆動するとともに、電動過給機制御ユニット19および発電機23を制御する。
内燃機関1のシリンダ部2には、吸気通路3と排気通路4とが接続されている。また、吸気通路3と排気通路4との間には、電動過給機5が設けられている。
電動過給機5は、シリンダ部2の各シリンダで発生した排気ガスによって回転するタービンホイール(以下、単に「タービン」という)6と、タービン6に連結された回転軸7と、回転軸7に連結されかつ吸気通路3内に配設されたコンプレッサ8と、回転軸7を回転駆動する電動機9とを有している。
電動過給機5のコンプレッサ8は、回転軸7を介してタービン6および電動機9と同軸上に接続されており、タービン6または電動機9の回転力によって吸気を圧縮してシリンダ部2側に供給する
すなわち、電動過給機5は、シリンダ部2で発生した排気ガスまたは電動機9の回転駆動により、吸気通路3を通ってシリンダ部2内に吸入される吸気を過給するように構成されている。
なお、基本的に、電動過給機5は、内燃機関1の低回転時においては、電動機9の回転駆動により過給動作を行い、内燃機関1の高回転時においては、排気ガスによるタービン6の回転駆動により過給動作を行うが、内燃機関1の回転数によらず、電動機9の回転駆動による過給動作と、排気ガスエネルギーによる過給動作とが重畳してもよい。
また、電動過給機5として、図1のように、排気通路4側のターボチャージャに電動機9が取り付けられている電動アシストターボチャージャで構成せずに、吸気通路3上に配置されたコンプレッサ8を電動機9のみで駆動する電動コンプレッサを用いてもよい。
コンプレッサ8よりも下流側の吸気通路3には、吸気を冷却するインタークーラ(I/C)10が設けられており、さらに、インタークーラ10の下流側には、吸気通路3を流れる吸気の流量を調節するスロットルバルブ11が設けられている。
スロットルバルブ11には、スロットルバルブ11を開閉駆動するスロットルバルブアクチュエータ12と、実際のスロットルバルブの開度を検出するスロットルバルブポジションセンサ13とが取り付けられている。
また、スロットルバルブ11よりも下流側の吸気通路3には、各シリンダに応じて個別に分岐されてシリンダ部2に吸気を行うためのインテークマニホールド17が形成されている。
一方、シリンダ部2の排気側(排気通路4の上流側)には、シリンダ部2の各シリンダに応じて個別に分岐されたエギゾーストマニホールド18が形成されている。
さらに、排気通路4には、バイパス21への開閉を行うウェストゲートバルブ15と、ウェストゲートバルブ15を開閉駆動するウェストゲートバルブアクチュエータ14とが取り付けられている。
次に、図1において、内燃機関1の吸気通路3に取り込まれた吸気が、排気通路4から排出されるまでの流れについて説明する。
まず、大気中から吸気通路3に取り込まれた吸気は、エアクリーナ(図示せず)によって塵埃が除去された後、電動過給機5のコンプレッサ8の回転により圧縮される。
続いて、コンプレッサ8により圧縮された吸気は、圧力上昇により温度が上昇して膨張するので、内燃機関1の吸気充填効率を向上させるために、インタークーラ10で冷却される。
こうして冷却された吸気は、スロットルバルブアクチュエータ12によって駆動されるスロットルバルブ11の開度に応じて流量が調節され、ポート噴射エンジンの場合には、燃料が混合されてシリンダ部2の各シリンダ内に吸入される。
次に、シリンダ部2内に吸入された混合気は、イグナイタ(図示せず)の駆動による着火によって爆発燃焼し、シリンダ部2内のピストン(図示せず)を押し下げる。
最後に、ピストンの上下運動は、クランク(図示せず)によって回転運動に変換され、クランク軸1aから車両を推進させる動力として伝達される。
一方、クランク軸1aは、ベルト24を介して発電機23に接続されており、発電機23は、ベルト24を介してクランク軸1aの動力を受けて発電を行う。
発電機23で発電された電力は、バッテリ22に充電され、電力が必要な車載デバイス(ECU20、電動過給機5および車載電気機器30など)に対して電力供給を行う。
シリンダ部2内において、燃焼により発生した排気ガスは、エギゾーストマニホールド18を介して排気通路4に排出される。
排気通路4に排出された排気ガスは、ウェストゲートバルブ15が閉じている場合には、電動過給機5のタービン6を通ってタービン6を回転させ、ウェストゲートバルブ15が開いている場合には、バイパス21に導かれる。
タービン6を回転させた排気ガスおよびバイパス21を通った排気ガスは、合流した後、排気ガス浄化触媒などが一体化されたマフラー(図示せず)によって浄化され、大気中に排出される。
なお、内燃機関1の運転状態が過給不要状態で、かつ、排気ガスによってある程度はタービン6が回転される場合には、電動過給機制御ユニット19は、電動過給機5を発電機として機能させ、電動機9によるアシストエネルギーおよび排気ガスによるタービン6の駆動エネルギーを回生し、回生電力をバッテリ22に充電させてもよい。
ECU20には、スロットルバルブアクチュエータ12、スロットルバルブポジションセンサ13、過給圧センサ16、ウェストゲートバルブアクチュエータ14、電動過給機制御ユニット19、バッテリ22、発電機23、エアーフローセンサ25、吸気温センサ26、過給温センサ27、インマニ圧センサ28、ウェストゲートバルブセンサ29、および、パワーメータ31が接続されている。
ECU20は、バッテリ22からの充電量状態(SOC:State of Charge)と、発電機23からの発電量と、過給圧センサ16からの過給圧と、エアーフローセンサ25からの吸気流量と、吸気温センサ26からの吸気温度と、過給温センサ27からの過給温度と、インマニ圧センサ28からのインマニ圧と、スロットルバルブポジションセンサ13からのスロットルバルブ開度と、パワーメータ31からの負荷電力と、を入力情報として演算処理を行う。
ECU20は、演算処理結果に基づき、内燃機関1、電動過給機制御ユニット19および発電機23を駆動制御するとともに、スロットルバルブアクチュエータ12およびウェストゲートバルブアクチュエータ14に対し、スロットルバルブ11およびウェストゲートバルブ15の開度制御指令を、それぞれ出力する。
次に、図2を参照しながら、主に、電力の消費、発電および蓄電が可能なデバイスについて説明する。
図2は図1内の電源系統を図式的に示す説明図である。
図2において、車載電気機器30は電力を消費し、発電機23は、内燃機関1の運転時に発電電力を発生し、電動過給機5は、電力を消費するとともに発電も可能である。
バッテリ22は、発電機23からの発電電力を蓄電するとともに、車載電気機器30が電力を必要とする場合には、車載電気機器30に給電する。
発電機23、バッテリ22、車載電気機器30および電動過給機制御ユニット19は、すべて同一の電源ラインを共有している。
内燃機関1、発電機23および電動過給機制御ユニット19は、いずれもECU20により制御可能であり、また、パワーメータ31を介して車載電気機器30の負荷電力を検出するとともに、バッテリ22の充電量状態(SOC)をモニタすることもできる。
従来装置において、内燃機関1に電動過給機5を追加した場合には、大電力を消費する電動過給機5の駆動用として、個別に余分な電源回路を追加することが一般的である。
しかし、この発明の実施の形態1(図1、図2)によれば、電動過給機5を備えていない従来装置に対して電動過給機5を追加設置したのみの構成からなるので、電動過給機5を追加しても、部品点数を抑制して省スペースに抑えることが可能になる。
次に、図3のフローチャートを参照しながら、ECU20および電動過給機制御ユニット19による電動過給時の電動機9への電力供給動作について説明する。
図3において、まず、ECU20は、車両運転者のアクセル操作に対応したスロットル開度信号などに基づき内燃機関1の目標トルクを演算し、目標トルクなどから目標過給圧指令を算出する(ステップS101)。
続いて、目標過給圧指令の値に基づき必要な過給圧を算出するとともに、内燃機関1の排気ガスで供給可能な過給圧を必要過給圧から減算することにより、電動過給機5の電動機9によるアシスト必要電力を算出する(ステップS102)。
次に、ステップS102で算出したアシスト必要電力に基づき、電動機9によるアシスト必要電力の有無を判定する(ステップS103)。
ステップS103において、電動機9によるアシスト必要電力≦0(すなわち、NO)と判定されれば、電動機アシストは不要なので、図3の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS103において、電動機9によるアシスト必要電力>0(すなわち、YES)と判定されれば、電動機アシストが必要なので、ステップS104以降の処理に移行する。
まず、発電機23の内部のロータコイルのインダクタンス成分から時定数を算出し、発電遅れと電動機9による発電量とを算出する(ステップS104)。
続いて、ステップS104で算出した発電機23の発電遅れおよび発電量に基づき、発電遅れを考慮した発電量を算出し、発電遅れを考慮した発電量が、電動機9の必要電力を上回るように、電動過給機制御ユニット19を介して発電機23の発電制御を行い(ステップS105)、図3の処理ルーチンを終了する。
このように、ECU20および電動過給機制御ユニット19において、電動過給機5および発電機23を制御することにより、発電機23の発電電力によって、電動過給機5の過給に必要な電力を、不足することなく供給することができる。
なお、パワーメータ31で検出された他の車載電気機器30の電気負荷が大きい場合には、電気負荷を電動機9の必要電力に加算して発電することにより、電動過給機5の過給に必要なアシスト必要電力と、他の車載電気機器30に必要な電力とを、同時に不足することなく供給することができる。
また、発電遅れを考慮した発電機23の発電電力を上回る電力が、電動過給機5で必要となった場合には、バッテリ22に蓄電された電力を使用してもよい。
この場合、バッテリ22の充電量状態(SOC)に応じて、電動過給機5の電力を使用することにより、バッテリ22のサルフェーション(Sulfation)などのトラブルを防止することができる。
次に、図4を参照しながら、図3の処理動作による電力挙動について、さらに詳細に説明する。
図4は発電機23から電動過給機5に電力供給する際の具体的な動作を示すタイミングチャートであり、電動過給機5への電動機9によるアシストが必要と判定された場合の挙動を示している。
図4において、内燃機関1がある運転パターンで駆動され、電動過給機5の電動機9によるアシストが必要と判定された場合、電動過給機5の必要電力(実線参照)を上回る電力を発電機23から発生させる必要がある。
このとき、電動過給機5の必要電力とちょうど釣り合うように発電機23による発電を行うと(破線参照)、発電機23内のロータコイルのインダクタンス成分による時定数の分だけ発電が遅れるので、初期段階で電力不足領域が発生する。
そこで、この電力不足領域の発生を回避するために、事前に発電機23内部のロータコイルのインダクタンス成分による時定数を考慮して、発電機23の発電を行うことにより(2点鎖線参照)、初期段階から電動過給機5の必要電力を供給可能となり、電力不足領域をなくすことができる。
以上のように、この発明の実施の形態1(図1〜図4)によれば、車両に搭載された内燃機関1を制御するためのECU20を備えた内燃機関制御装置において、内燃機関1の吸気通路3上に設けられた電動過給機5と、電動過給機5を制御するための電動過給機制御ユニット19と、内燃機関1のクランク軸1aに連結された発電機23と、発電機23の発電電力を蓄えるバッテリ22と、発電機23の発電電力を検出する発電電力検出手段と、をさらに備えている。
電動過給機5は、吸気通路3内の吸入空気を圧縮して内燃機関1に対する過給を行うために吸気通路3内に配設されたコンプレッサ8と、コンプレッサ8を駆動する回転軸7と、回転軸7を介してコンプレッサ8に連結された電動機9と、を備えている。
電動過給機制御ユニット19は、コンプレッサ8の駆動時に電動機9に必要な電力を発電機23から供給する。
ECU20は、発電機23のロータコイルの界磁による発電遅れを算出し、発電遅れ分に応じて電動過給機制御ユニット19を制御し、電動過給機5への電力供給を行う。
電動過給機制御ユニット19は、コンプレッサ8の駆動時に電動機9に必要な電力を、発電機23からの電力に加えて、バッテリ22からも供給可能に構成されている。
ECU20は、バッテリ22の充電状態を検出する充電量状態検出手段(蓄電デバイス充電状態検出手段)を備えており、コンプレッサ8の駆動時に電動機9に必要な電力を、発電機23からの電力に加えてバッテリ22からも供給する場合には、バッテリ22の充電状態に応じて供給する。
また、バッテリ22に接続された車載電気機器30の消費電力から電力負荷を検出するパワーメータ31(電力負荷検出手段)を備えており、コンプレッサ8の駆動時に電動機9に必要な電力を、車載電気機器30の電力負荷に応じて供給する。
また、ECU20は、発電機23の発電電圧を変更するための発電機制御部を含み、発電機制御部は、コンプレッサ8に対する駆動指令電力に応じて発電機23の発電電圧を変更する。
さらに、電動過給機5は、回転軸7に連結されかつ内燃機関1の排気通路4に配設されたタービン6を含み、タービン6は、回転軸7を介してコンプレッサ8に連結されて、排気通路4中の排気ガスによる回転力によりコンプレッサ8を回転させる。
このように、電動過給機5の駆動時の必要電力を、車両に搭載された発電機23の発電遅れを考慮しつつ、発電機23から電動機9に供給することにより、電動過給機5がコンプレッサ8を駆動する際に大電力を消費した場合であっても、安定して電動過給機5を駆動させることができる。
また、発電機23から電動過給機5に電力供給することにより、電動過給機5を追加搭載しても、大電力を消費する電動過給機5の駆動用に特別な電源装置を追加設置する必要がないので、部品点数の削減および省スペースを実現することができる。
なお、ここでは、蓄電デバイスとして、バッテリ22(通常の鉛バッテリ)を想定しているが、さらに充放電特性の優れるリチウムイオン電池や、ニッケル水素電池などの2次電池またはキャパシタを用いても、同様の効果が得られる。
また、図1の構成に限定されることなく、たとえば、電動過給機5の後に機械式ターボチャージャを備える構成(ツインターボの構成)を適用しても同様の効果が得られる。
また、電動過給機制御ユニット19は、3相のパワーインバータで構成されてもよい。
さらに、発電機23の出力電圧を、電動過給機5の駆動電力に応じて変更してもよい。
具体的には、電動過給OFF時は14Vで発電し、電動過給ON時は16Vで発電することにより、電動過給機5の駆動で発生する電圧降下による他の車載電気機器30の停電を予防することが可能となる。
上記説明では、この発明の実施の形態1に関して説明したが、この発明は、上記実施の形態1のみに限られるものではなく、この発明の範囲内において、他の種々の実施の形態の適用が可能であることは当業者にとって明らかである。
1 内燃機関(エンジン)、1a クランク軸、2 シリンダ部、3 吸気通路、4 排気通路、5 電動過給機、6 タービン(タービンホイール)、7 回転軸、8 コンプレッサ(コンプレッサホイール)、9 電動機、10 インタークーラ、11 スロットルバルブ、12 スロットルバルブアクチュエータ、13 スロットルバルブポジションセンサ、14 ウェストゲートバルブアクチュエータ、15 ウェストゲートバルブ、16 過給圧センサ、17 インテークマニホールド、18 エギゾーストマニホールド、19 電動過給機制御ユニット、20 ECU(電動制御ユニット)、21 バイパス、22 バッテリ(蓄電デバイス)、23 発電機、24 ベルト、25 エアーフローセンサ、26 吸気温センサ、27 過給温センサ、28 インマニ圧センサ、29 ウェストゲートバルブセンサ、30 車載電気機器、31 パワーメータ。

Claims (7)

  1. 車両に搭載された内燃機関を制御するための電子制御ユニットを備えた内燃機関制御装置において、
    前記内燃機関の吸気通路上に設けられた電動過給機と、
    前記電動過給機を制御するための電動過給機制御ユニットと、
    前記内燃機関のクランク軸に連結された発電機と、
    前記発電機の発電電力を蓄える蓄電デバイスと、
    前記発電機の発電電力を検出する発電電力検出手段と、をさらに備え、
    前記電動過給機は、
    前記吸気通路内の吸入空気を圧縮して前記内燃機関に対する過給を行うために前記吸気通路内に配設されたコンプレッサと、
    前記コンプレッサを駆動する回転軸と、
    前記回転軸を介して前記コンプレッサに連結された電動機と、を含み、
    前記電動過給機制御ユニットは、前記コンプレッサの駆動時に前記電動機に必要な電力を前記発電機から供給することを特徴とする内燃機関制御装置。
  2. 前記ECUは、前記発電機のロータコイルの界磁による発電遅れを算出し、前記発電遅れ分に応じて前記電動過給機制御ユニットを制御し、前記電動過給機への電力供給を行うことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  3. 前記電動過給機制御ユニットは、前記コンプレッサの駆動時に前記電動機に必要な電力を、前記発電機からの電力に加えて、前記蓄電デバイスからも供給可能に構成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関制御装置。
  4. 前記蓄電デバイスの充電状態を検出する蓄電デバイス充電状態検出手段を備え、
    前記コンプレッサの駆動時に前記電動機に必要な電力を、前記発電機からの電力に加えて前記蓄電デバイスからも供給する場合には、前記蓄電デバイスの充電状態に応じて供給することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関制御装置。
  5. 前記蓄電デバイスに接続された車載電気機器の消費電力から電力負荷を検出する電力負荷検出手段を備え、
    前記コンプレッサの駆動時に前記電動機に必要な電力を、前記車載電気機器の電力負荷に応じて供給することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の内燃機関制御装置。
  6. 前記ECUは、前記発電機の発電電圧を変更するための発電機制御部を含み、
    前記発電機制御部は、前記コンプレッサに対する駆動指令電力に応じて前記発電機の発電電圧を変更することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の内燃機関制御装置。
  7. 前記電動過給機は、前記回転軸に連結されかつ前記内燃機関の排気通路に配設されたタービンを含み、
    前記タービンは、前記回転軸を介して前記コンプレッサに連結されて、前記排気通路中の排気ガスによる回転力により前記コンプレッサを回転させることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の内燃機関制御装置。
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