JP2011192242A - 3次元形状を2次元画像として表示するための画像表示装置、画像表示方法およびプログラム - Google Patents

3次元形状を2次元画像として表示するための画像表示装置、画像表示方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011192242A
JP2011192242A JP2010060219A JP2010060219A JP2011192242A JP 2011192242 A JP2011192242 A JP 2011192242A JP 2010060219 A JP2010060219 A JP 2010060219A JP 2010060219 A JP2010060219 A JP 2010060219A JP 2011192242 A JP2011192242 A JP 2011192242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
dimensional image
viewpoint information
display
viewpoint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010060219A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Sato
佐藤  淳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010060219A priority Critical patent/JP2011192242A/ja
Publication of JP2011192242A publication Critical patent/JP2011192242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)

Abstract

【課題】3次元形状を2次元画像として表示するための画像表示装置、画像表示方法およびプログラムを提供すること。
【解決手段】画像表示装置100は、3次元形状を2次元画像として表示し、3次元形状データを取得して予め設定された視点情報を使用して、当該視点情報で指定された視点から見た場合の2次元画像を生成する画像生成部206と、生成された2次元画像を格納し管理する画像管理部214と、視点情報を、2次元画像に紐付けて格納し管理する視点情報管理部212と、3次元形状をモニタ装置112上に表示する場合のユーザ指定に応答して表示視点情報を取得する視点情報取得部208と、ユーザが指定した前記表示視点情報を使用して視点情報管理部212を検索し、表示視点情報に最も近い視点情報を検索し、検索された2次元画像で、モニタ装置112に表示されている2次元画像を置換する。
【選択図】図2

Description

本発明は、3次元形状を2次元画像として表示する技術に関し、より詳細には、3次元画像データを2次元画像として表示する技術に関する。
今日、自動車をはじめとする製品や建物などの構造物を設計するために、CAD(Computer-Aided Design)が広く利用されている。CADにより設計された形状は、CRT、LCD、PDなどのモニタ装置上に2次元的に表示され、オペレータなどにより確認することができる。また、CADシステムなどでは、設定対象を任意の角度から見た状態を表示することで、設計対象の3次元的形状を容易に認識することが好ましいので、設定対象の形状を表示するための視点を、オペレータが任意に指定することができることが好ましい。
一方で、一旦設計された物体の形状を確認する場合には、任意の視点から物体を見た場合の形状が常に求められる訳ではなく、形状の特徴を把握するために適した特徴的な角度で見た画像が数枚あれば十分な場合も多いためである。この理由は、人間は、経験的に数視点からの画像をもとに形状を把握・理解できる知覚能力を人間が備えているためということができる。いわゆる2次元図面は、その代表例であり、一般に正面図、上面図、側面図、対象を斜めから捉えた斜視図のみで3次元形状を認識することが従来から行われている。このため、3次元CADなどを使用して設計された物体の全角度からの2次元形状を提供しなくとも、物体の形状を識別することが容易である。
これまで、情報処理装置に立体画像を生成させる技術は多く知られており、例えば、特開2009−75869号公報(特許文献1)には、立体画像を高速に生成するため、視点データごとに描画プログラムを割り当て、視点を切り替えながら描画する技術が記載されている。また、特許第3770280号明細書(特許文献2)では、複数の断層像を積み上げて3次元画像を形成する際に、特定の視点および視線方向からみた場合の3次元画像を表示する技術が記載されている。さらに、特開2007−042077号公報(特許文献3)では、3次元物体を所定の視点方向から見た場合の2次元画像を表示する表示画面上でユーザが2次元の閉領域を指定することで、当該閉領域に含まれる3次元物体を構成するパーツを抽出する技術が記載されている。
上述した従来技術は知られているものの、3次元形状を表示する上で、自由な角度からではなく、特定の視点で見た際の画像群のみの表示に限ることは、情報漏洩などのリスクも発生させていた。すなわち、設計情報や意匠を自由に全角度から表示させることができる場合、3次元形状情報そのものにも比較的容易にアクセスできることを意味する。ネットワークを介することで3次元形状情報の保管先を物理的に分けた場合にも、モニタ装置上に写し出された形状について、視点を様々に変更してくまなく把握することが容易になるというリスクがあった。
一方、3次元形状をスナップショットとして表示させる画像認識方法では、現在見ている画像が異なる視点で見た際の画像に切り替わる場合、視点を連続的に変える手法に比較して、スナップショットがホップするように切り替わるため、切り替え前後の位置関係を瞬時には把握しづらいという問題があった。さらに、画像の切り替えにより、表示が離散的に変わると、特にはじめて見る画像の場合、切り替え前後での位置関係を把握しづらいという問題点があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、3次元形状から生成された2次元画像として、3次元形状の認識性を損なうことなく、高いセキュリティ性を提供することを可能とする、画像表示装置、画像表示方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上述した問題を解決するために、3次元形状データから予め定められた視点で3次元形状データから2次元画像を作成し、3次元形状データのスナップショットとして表示させる。スナップショットは、モニタ装置上にGUI(グラフィカルユーザインタフェース)とともに表示される。
表示されたスナップショットは、ユーザがマウスカーソルを移動させることが可能なツールカーソルからの入力に応答して異なる角度表示として表示される。GUIには、異なる角度で表示させる際の視点を予測させるための視点オブジェクトが表示され、ユーザによる視点の選択を容易にさせている。
一方、ツールカーソルは、視点の回転または視点の違いを視覚的に認識させることができるような表示形状とされていて、画像がジャンプした場合にでも、ユーザが3次元形状の認識を失わないようにさせている。さらに本発明では、スナップショットが切り替わった場合、切り替え前のスナップショットをサムネイルなどとしてGUI上に表示させることで、さらに3次元形状の認識性を向上させている。
本発明の画像表示装置100のハードウェアブロック図。 本実施形態の画像表示装置100の機能ブロック200を示す図。 本実施形態の画像表示方法のフローチャートを示す図。 本実施形態の画像表示方法の第2の実施形態のフローチャート。 本実施形態で表示する物体500の実施形態を示す図。 本実施形態で画像表示装置100が3次元形状データから生成するスナップショットの実施形態を示す図。 いわゆる斜視図として参照されるスナップショットの実施形態を示す図。 本実施形態の表示視点情報の3次元形状との関係を説明する図。 本実施形態により提供されるGUI900の実施形態を示す図。 ユーザが他の表示視点を選択し、新たな表示視点情報に対応するスナップショットを表示させた図9に後続するGUI1000の実施形態を示す図。
以下、本発明について実施形態をもって説明するが、本発明は、後述する実施形態に限定されるものではない。図1は、本発明の画像表示装置100のハードウェアブロック図である。画像表示装置100は、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置とされていて、CPU102と、メモリ110と、外部記憶装置108とを含んで構成されている。CPU102は、適切なプログラミング言語で記述されたアプリケーションプログラムの実行コードをメモリ110に展開し、本実施形態に従い、3次元形状を2次元画像としてモニタ装置112上に表示させている。
外部記憶装置108は、本実施形態では、ハードディスクドライブ、CD-ROM、MO、EEPROMなどの不揮発性記憶装置として実装され、アプリケーションプログラム、データなどを格納し、CPU102からの要求に応答してCPU102の処理を可能としている。
画像表示装置100は、さらに、キーボード104、プリンタ106、マウス114といった入出力装置を含んでいて、CPU102に処理を指令し、CPU102の処理結果を出力させている。
図2は、本実施形態の画像表示装置100の機能ブロック200を示す。図2に示すように、画像表示装置100は、記憶装置インタフェース202を含んで構成され、記憶装置インタフェース202は、外部記憶装置108がローカルストレージの場合には、IDE、ATA、シリアルATA、ウルトラATA、ウルトラSCSIなどのインタフェースとして構成される。また、外部記憶装置108が、例えば、ネットワークを介して遠隔的に接続されたデータサーバとして構成される場合、記憶装置インタフェース202は、イーサネット(登録商標)、FTHなどのプロトコルを使用するネットワークインタフェース機能を含んで構成されていてもよい。
さらに画像表示装置100は、バス204を介して内部接続された画像生成部206と、視点情報取得部208と、画像検索部210とを含んでいる。画像生成部206は、外部記憶装置108に格納されている3次元CADなどで作成された3D形状データを読み込んで、3次元形状を2次元形状として表示するための2次元画像であるスナップショットを生成し、画像管理部214に作成したスナップショットを管理させる。本実施形態で画像生成部206が生成するスナップショットは、特に限定されないが、例えば、平面図、上面図、底面図、左右・前後の側面図、物体を適切な視点から眺めた場合の斜視図とすることができ、斜視図の視点の角度は、適宜選択して複数用いることができる。この他にも、等角図などもスナップショットとすることができる。
画像生成部206は、設定された視点情報に基づいて2次元画像を作成した後、視点情報を視点情報管理部212に送付し、管理させ、同時に画像管理部214に2次元画像を送付して、視点情報管理部212が管理する視点情報に紐付けて管理させる。この目的から、視点情報管理部212および画像管理部214は、データベースとして構成することができ、視点情報管理部212および画像管理部214は、同一データベースの異なるテーブルとして実装することができる。
さらに画像表示装置100は、視点情報取得部208と、画像検索部210とを含んでいる。視点情報取得部208は、オペレータがマウス114およびモニタ装置112に表示されたグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を通して入力した視点変更指令を取得し、視点の異なる2次元画像を表示させる、受領した視点情報を使用して検索させている。以下、モニタ装置112上に2次元画像を表示させるための視点情報を、表示視点情報として参照する。
画像検索部210は、視点情報取得部208が取得した表示視点情報を受領し、当該表示視点情報を検索キーとして、視点情報管理部212を検索し、受領した表示視点情報に最も近い視点情報を抽出する。さらに画像検索部210は、抽出された視点情報に紐付けられた2次元画像を画像管理部214から抽出する。抽出された2次元画像は、表示制御部216に渡され、フレームバッファなどにバッファリングされた後、表示ウィンドウ、表記領域、各種オブジェクトなどと共に、入出力インタフェース218を介してモニタ装置112のディスプレイ画面上にGUI220として表示される。
入出力インタフェース218は、VGA/XGAインタフェース、キーボードインタフェース、およびUSBインタフェースなどのハードウェアインタフェースの他、イベントハンドラなどのソフトウェアインタフェースを含むことができる。表示制御部216は、上述した目的のため、ウィンドウ管理部を含んで構成され、新たに検索されたスナップショット、旧スナップショット、および各種オブジェクトを表示する領域、表示形式、およびサムネイル領域の割り当て消去などを管理する。
図2に示した各機能部は、CPU102がアプリケーションプログラムを実行することにより、情報処理装置を当該機能部の機能を提供する機能手段として機能させることで、実現されている。
図3は、本実施形態の画像表示方法のフローチャートを示す。図3の処理は、基本的構成を示したものであり、ステップS300から処理が開始し、ステップS301で3次元形状データを読み取る。ステップS302で視点情報を取得する。当該視点情報は、3次元形状データから2次元画像を生成するためにアプリケーション的にまたはユーザによって事前に設定される情報であり、少なくとも2つの直交座標まわりの2つの角度AおよびBを含んで定義することができる。
ステップS303では、視点情報を使用して表示を行うための仮想平面に3次元形状データを射影し、2次元形状を生成する。生成した2次元形状は、BMP、TIFF、GIF、JPEG、JPEG2000、PNG、EMF、PDFなど適切なフォーマットのスナップショットファイルとされ、ステップS304でスナップショットファイルをメモリに格納する。なお、アクセス速度が低下することが問題とならない場合には、メモリに変えて外部記憶装置108に格納することもできる。
ステップS305では、当該スナップショットファイルを生成するために使用した視点情報をメモリまたは外部記憶装置108に検索可能に格納する。本実施形態の画像表示装置100は、ステップS305までの処理を、アプリケーション開発側またはシステム管理者が実行し、一般的なユーザには実行できない特権モードとして設定することができる。一方、一般ユーザは、後述するステップS306以降の処理を専ら実行することができるように、ユーザ権限を設定することで、3次元形状データに対する無権限のアクセスによる盗用行為を防止することができる。
以下、一般ユーザが専らその権限モードで実行することができる処理である。ステップS306では、ユーザがGUIを介して指令した表示視点情報を取得し、ステップS307で表示視点情報に最も近い視点情報(A,B)を検索する。なお、表示視点情報も2つの直交座標軸周りの2つの回転角(α,β)として取得され、角度αと、角度A、角度βと、角度Bがそれぞれ比較される。比較の方法は、本実施形態では、特に限定されるものではなく、例えばmin{|α−A|+|β−B|}といった演算を使用することができる。
ステップS307では、比較の結果、差の最も小さい視点情報(A1,B1)を取得し、ステップS308では、検索された視点情報(A1,B1)に紐付けられたスナップショットファイルを読み出して、モニタ装置112上のGUIの所定の表示フィールドに表示させる。その後、ステップS309では、ユーザによる表示視点情報の更新操作があった否かを判断し、更新操作がない場合には(no)、ステップS310で処理を終了する。
また、ステップS309で、表示視点情報を更新する指令があった場合(yes)、処理をステップS307に戻し、指令された表示視点情報に最も近いスナップショットファイルを読み出して表示される2次元画像を更新する。
図4は、本実施形態の画像表示方法の第2の実施形態のフローチャートである。図4に示した第2の実施形態では、ステップS400〜ステップS408、ステップS409の処理は、図3の処理を共通するので詳細な説明は省略する。図4の実施形態では、ステップS410で、現在表示しているスナップショットファイルを設定された数、例えば2ファイルに達するまで、更新順にバッファリングした後、ステップS407に制御を戻し、表示させるべき次のスナップショットファイルの検索および表示を行わせる。バッファリングされたスナップショットファイルは、例えばサムネイルなどとしてGUIの表示領域の適切な位置に表示させることができる。
図4に示した実施形態は、本実施形態によれば、スナップショットの切り替えに対応して、2次元画像がジャンプするように切り替わるため、直前または直前および概ね2回前までの2次元画像を、例えば、サムネイルなどとして表示させるために利用することができる。このため、ユーザは画像の切り替え前のイメージを認識しながら、新たな角度からの画像を認識することができる。
図5は、本実施形態で表示する物体500の実施形態を示す。物体500は、概ね直方体のベース510上に棒体520が取り付けられていて、ベース510の長辺に沿って面取り部530および突条540が形成された形状とされている。図5に示した物体は、3次元CADなどを使用して3次元形状データとして外部記憶装置108に登録されており、CADアプリケーションでは、表示するべき角度に対応して、任意の角度から見た場合の形状を提供する。しかしながら、図5に示すように物体を斜め方向からみたいわゆる斜視図であっても充分物体を認識することができ、図5に示した斜視図に加えて少数の追加図を使用することだけで充分物体を認識することができる。
図6は、本実施形態で画像表示装置100が3次元形状データから生成するスナップショットの実施形態を示す。図6に示すように、画像表示装置100は、平面図、左右・前後側面図、上面図、底面図などを生成し、例えばPDFといったファイルフォーマットでデータベースに格納する。さらに、図6には、それぞれのスナップショットを生成するために利用した視点情報(A,B)を、(90,0)といった形式で示す。図6中に示された視点情報は、角度Aを座標軸Zから紙面上面に向かう面外方向の角度として使用し、角度Bは、座標軸Z周りの回転角(時計回り方向)を示す。すなわち、図6(a)−図6(f)は、図6(a)について座標軸Zを中心として時計方向に回転させた側面図に対応する。また、図6(d),(e)は、それぞれ底面図および上面図であり、それぞれに視点角度が付されている。なお、座標軸Zの矢線方向を正とし、真反対側を、180°として示す。
さらに、図7には、いわゆる斜視図として参照されるスナップショットの実施形態を示す。図7(a)が、視点情報(A,B)から見た場合の斜視図であり、図7(b)が、おおよそ真横斜め上から物体を見下ろした場合の斜視図である。また、図7(c)が、座標軸Yを挟んで反時計側の位置となるように、視点情報(A,360−B°)とした場合の斜視図である。図7に示されるように、図7(a)および図7(c)で示される2つの斜視図だけを表示させることによっても、充分に元の3次元形状を認識できることが示される。この他、図7(b)で示すように追加の斜視図を利用するだけでも充分な認識が可能である。図7では、説明の便宜上、2視点からの斜視図を示したが、本実施形態では、さらに多数の異なった視点角度からのスナップショットを予め生成し、格納させておくことができる。
図8は、本実施形態の表示視点情報の3次元形状との関係を説明する図である。図8(a)に示すように物体800は、直交座標系820で規定される固有座標軸系にそって定義されている。なお、図8(a)では、X軸は、紙面上側に向く方向として定義されている。また、図8(a)中、Z軸周りの時計方向の回転を+βとして定義し、Y軸周りの時計方向の回転を+αとして定義する。すなわち、角度βは、Z軸を中心とした図6(a)−図6(f)の回転を与える変数であり、角度αは、図6(d)、(e)を与える方向の傾斜を定義する変数である。
図8(b)には、視点情報(A,B)を、スナップショットを表示させるための仮想平面であるZ−Y面に対する角度対応関係830を示す。図8(b)に示すように、角度Aは、Z軸からの傾斜に対応し、角度Bは、Z軸を中心とした回転角に対応する。視点ベクトル850は、物体座標系X−Y−Zを基底として示したものであり、本実施形態の視点オブジェクトとして利用される。視点オブジェクトは、ユーザが2次元画像の切り替えを行う際、現在表示している2次元画像とは異なる別の角度からの2次元画像についての画像予測を提供するために利用することができる。
なお、図8に示した実施形態では、図示している実施形態では、X軸座標系での回転は伴わないので、2次元(A、B)として利用することができる。また、Z軸およびY軸についての回転処理に対応して回転後のX軸およびY軸が張る平面840を楕円として示している。
本実施形態では、表示するべきスナップショットファイルを、視点情報(A,B)と表示視点情報(α、β)と比較することにより表示視点情報(α、β)に最も近い視点情報(A1,B1)に関連付けられたスナップショットファイルとして取得する。なお、本実施形態で使用する視点オブジェクトは、ベクトル形式、ライン形式、矢線形式またはサムネイルとすることができる。
図9は、本実施形態により提供されるGUI900の実施形態を示す。図9に示されるように、GUI900は、表示ウィンドウ910内に、複数のツールオブジェクトを表示する領域と、スナップショットを表示する領域とを含んで構成されている。図示した実施形態では、スナップショット920は、ワイヤフレームとして表示されている。ここで、ユーザがツールボックスから視点変更を指令するツールカーソル990を選択し、マウスカーソルをポジション930に併せたものとする。
図9において、最初に表示されるスナップショットは、例えばユーザがパーツリストなどから、パーツ番号やパーツ識別値などを指定してスナップショットを表示する指令を発行すると、デフォルト設定された例えば図5に示す斜視図を表示する設定とすることができる。ユーザは、図9に示されたGUI900から、本実施形態の画像表示を画像処理装置100に指令することができる。
ポジション930に位置決めされたツールカーソル990は、図8に示した視点ベクトルの方向に向き、そして現在表示されているスナップショット920を表示させた視点情報からの差の大きさに比例する長さとされている。ここで、ユーザがさらにマウスを操作すると、ツールカーソル990も連動して移動し、例えばユーザがポジション950までツールカーソル990を移動させると、ツールカーソル990の長さは、現在の表示情報との差を示すように短くなるように表示されている。なお、ユーザがツールカーソル990を、現在表示している視点情報に対応する位置に配置させた場合、ツールカーソル990は、矢印ではなく、長さのないポイント940として表示されている。
なお、図9では、説明のため、それぞれのポジション930、950から、仮想平面の原点(図8の「O」)に向かう視点ベクトルを示している。図9に示された視点ベクトルから、図8に示す関係を使用してα値およびβ値を計算することができる。例えばより具体的には、α値は、図9のZ軸960から視点ベクトルの仮想平面上での角度とすることができ、β値は、現在表示させている視点でX軸およびY軸が張る平面840に対してポジション930からZ軸に平行に下ろした仮想線と仮想平面との交点の位置ベクトルと仮想平面を張るY軸とがなす角として与えることができる。
この際、交点の位置ベクトルを、仮想平面の原点に対する交点の位置ベクトルとして与えておき、Y軸に平行なY単位ベクトルを規定して、Y単位ベクトルと視点ベクトルの内積を計算することによってβ値を取得することができる。また、α値については、視点ベクトルとZ軸単位ベクトルとの内積計算を行って同様に取得することができる。なお、上述した角度計算は、あくまでGUI上で表示されたスナップショットに関連付けて表示視点情報を(α,β)として生成する際に角度計算の概算を与えることになる。本実施形態では、3次元形状データを特定の視点から見た場合の2次元形状を任意に提供するものではなく、予め計算され格納されているスナップショットの中から最もユーザが指示した視点に近いスナップショットを検索する処理を行うので、上述した計算でも大きな不都合は生じない。
その他、図9に示したGUI900のスナップショットを表示させる領域の座標に、現在の視点情報に関連付けて設定するべきα値およびβ値を割り当てて置き、マウスイベントの発生により、座標に関連付けられたα値およびβ値を取得することもできる。また、さらに他の実施形態では、視点ベクトルまたはツールカーソルに関連付けて表示視点情報を表示させることができる。
さらにGUI900について説明すると、ユーザが、ツールカーソル990をポジション930まで移動させ、マウス左クリックするとポジション930が、表示視点情報(α,β)として設定される。その後ユーザが、表示変更修正の指令を、「DO!」ボタンをクリックするマウスイベントとして行うと、画像表示装置100は、表示視点情報(α,β)に最も近い視点情報を検索する。検索されたスナップショットファイルをGUI900上に表示させる。
この段階で、図9の領域に示されたスナップショット920を与えるスナップショットファイルは、バッファメモリに移動され、図10で説明するように、サムネイルなどとして別領域内に表示させることができる。図10は、ユーザが他の表示視点を選択し、新たな表示視点情報に対応するスナップショットを表示させた図9に後続するGUI1000の実施形態を示す。
図10に示した実施形態では、図9に示したスナップショット1070がサムネイル表示用の領域1060内に縮小表示され、新たなスナップショット1030が大きなサイズでGUI1000に表示されている。また、GUI1000では、ユーザが、回転ツールバー1020を選択している。ユーザがZ軸1050にマウスカーソルを近づけると、表示領域のZ軸1050に近接した位置にツールバーカーソル1040が表示され、マウスイベントの発生に対応して設定された方向であって、現在表示しているスナップショットの視点情報のZ軸を中心とした回転で、最も近い視点情報を、表示視点情報として取得する。その後、当該取得した表示視点情報を使用して紐付けられた新たなスナップショットが選択され、Z軸を中心とした回転に対応する新たなスナップショットが表示される。
本実施形態の画像を表示するためのプログラムは、3次元形状を高速に2次元画像化するためのシステムとして実装することもできるし、例えば3次元CAD、パーツカタログシステム、パーツデータベースなどのモジュールとして実装することもできる。
本実施形態の上記機能は、C++、Java(登録商標)、JavaScript(登録商標)、Perl、Rubyなどのオブジェクト指向プログラミング言語などで記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、プログラムは、ハードディスク装置、CD-ROM、MO、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROMなどの装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
これまで本実施形態につき説明してきたが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100 画像表示装置
102 CPU
104 キーボード
106 プリンタ
108 外部記憶装置
110 メモリ
112 モニタ装置
114 マウス
200 機能ブロック
202 記憶装置インタフェース
204 バス
206 画像生成部
208 視点情報取得部
210 画像検索部
212 視点情報管理部
214 画像管理部
216 表示制御部
218 入出力インタフェース
220 GUI
500 物体
510 ベース
520 棒体
530 面取り部
540 突条
800 物体
820 直交座標系
830 角度対応関係
840 平面
850 視点ベクトル
900 GUI
910 表示ウィンドウ
920 スナップショット
930 ポジション
940 ポイント
950 ポジション
960 Z軸
990 ツールカーソル
1000 GUI
1020 回転ツールバー
1030 スナップショット
1040 ツールバーカーソル
1050 Z軸
1060 領域
1070 スナップショット
特開2009−75869号公報 特許第3770280号明細書 特開2007−042077号公報

Claims (9)

  1. 3次元形状を2次元画像として表示する画像表示装置であって、3次元形状データを取得して予め設定された視点情報を使用して、当該視点情報で指定された視点から見た場合の2次元画像を生成する画像生成手段と、
    生成された前記2次元画像を格納し管理する画像管理手段と、
    前記視点情報を、前記2次元画像に紐付けて格納し管理する視点情報管理手段と、
    前記3次元形状をモニタ手段上に表示する場合のユーザ指定に応答して表示視点情報を取得する視点情報取得手段と、
    前記ユーザが指定した前記表示視点情報を使用して前記視点情報管理手段を検索し、前記表示視点情報に最も近い視点情報を検索し、当該最も近い視点情報に基づいて生成された2次元画像を前記画像管理手段から取得する画像検索手段と、
    前記画像検索手段が取得した2次元画像で、前記モニタ手段に表示されている2次元画像を置換する表示制御手段と
    を含む画像表示装置。
  2. 前記画像検索手段は、現在表示している2次元画像を切り替える前記表示視点情報により決定された2次元画像を決定した後、前記現在表示している2次元画像をサムネイルとして表示することができるように設定した数バッファリングし、前記表示視点情報により決定された2次元画像の表示とともに少なくとも直前に表示された2次元画像の表示を行う、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記現在表示している2次元画像を別の角度からの2次元画像に切り替える際の画像予測を提供する視点オブジェクトを前記モニタ手段に表示する、請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記2次元画像を切り替える場合の視点を変更するためのツールオブジェクトを前記モニタ手段上に表示させ、前記視点情報取得手段は、前記ツールオブジェクトに関連付けられた異なる表示視点情報を取得する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  5. 情報処理装置が実行する3次元形状を2次元画像として表示する画像表示方法であって、情報処理装置が、
    3次元形状データを取得して予め設定された視点情報を使用して、当該視点情報で指定された視点から見た場合の2次元画像を生成するステップと、
    生成された前記2次元画像を格納し管理するステップと、
    前記視点情報を、前記2次元画像に紐付けて格納し管理するステップと、
    前記3次元形状をモニタ手段上に表示する場合のユーザ指定に応答して表示視点情報を取得するステップと、
    前記ユーザが指定した前記表示視点情報を使用してデータベースを検索し、前記表示視点情報に最も近い視点情報を検索し、当該最も近い視点情報に基づいて生成された2次元画像をデータベースから取得するステップと、
    前記取得した2次元画像で、前記モニタ手段に表示されている2次元画像を置換するステップと
    を実行する画像表示方法。
  6. 前記2次元画像を置換するステップは、現在表示している2次元画像を切り替える前記表示視点情報により決定された2次元画像を決定した後、前記現在表示している2次元画像をサムネイルとして表示することができるように設定した数バッファリングするステップと、
    前記表示視点情報により決定された2次元画像の表示とともに少なくとも直前に表示された2次元画像の表示を行うステップと
    を含む、請求項5に記載の画像表示方法。
  7. 前記表示視点情報を取得するステップは、前記現在表示している2次元画像を別の角度からの2次元画像に切り替える際の画像予測を提供する視点オブジェクトを前記モニタ手段に表示するステップを含む、請求項5または6に記載の画像表示方法。
  8. 前記表示視点情報を取得するステップは、前記2次元画像を切り替える場合の視点を変更するためのツールオブジェクトを前記モニタ手段上に表示するステップと、
    前記ツールオブジェクトを前記現在表示している2次元画像から表示を希望する視点方向を示す形式で表示するステップと
    を含む請求項5〜7のいずれか1項に記載の画像表示方法。
  9. 情報処理装置を、3次元形状を2次元画像として表示する画像表示装置として機能させるための、装置実行可能なプログラムであって、前記プログラムは、前記情報処理装置を、
    3次元形状データを取得して予め設定された視点情報を使用して、当該視点情報で指定された視点から見た場合の2次元画像を生成する画像生成手段、
    生成された前記2次元画像を格納し管理する画像管理手段と、
    前記視点情報を、前記2次元画像に紐付けて格納し管理する視点情報管理手段、
    前記3次元形状をモニタ手段上に表示する場合のユーザ指定に応答して表示視点情報を取得する視点情報取得手段、
    前記ユーザが指定した前記表示視点情報を使用して前記視点情報管理手段を検索し、前記表示視点情報に最も近い視点情報を検索し、当該最も近い視点情報に基づいて生成された2次元画像を前記画像管理手段から取得する画像検索手段、
    前記画像検索手段が取得した2次元画像で、前記モニタ手段に表示されている2次元画像を置換する表示制御手段
    として機能させ、
    前記表示制御手段は、現在表示している2次元画像を別の角度からの2次元画像に切り替える際の画像予測を提供する視点オブジェクトを前記モニタ手段に表示させ、前記2次元画像を切り替える場合の視点を変更するためのツールオブジェクトを、前記現在表示している2次元画像から表示を希望する視点方向を示す形式として前記モニタ手段に表示させる、プログラム。
JP2010060219A 2010-03-17 2010-03-17 3次元形状を2次元画像として表示するための画像表示装置、画像表示方法およびプログラム Pending JP2011192242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010060219A JP2011192242A (ja) 2010-03-17 2010-03-17 3次元形状を2次元画像として表示するための画像表示装置、画像表示方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010060219A JP2011192242A (ja) 2010-03-17 2010-03-17 3次元形状を2次元画像として表示するための画像表示装置、画像表示方法およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011192242A true JP2011192242A (ja) 2011-09-29

Family

ID=44797038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010060219A Pending JP2011192242A (ja) 2010-03-17 2010-03-17 3次元形状を2次元画像として表示するための画像表示装置、画像表示方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011192242A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103400543A (zh) * 2013-07-18 2013-11-20 贵州宝森科技有限公司 3d互动展示系统及其展示方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103400543A (zh) * 2013-07-18 2013-11-20 贵州宝森科技有限公司 3d互动展示系统及其展示方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9495802B2 (en) Position identification method and system
JP5991423B2 (ja) 表示装置、表示方法、表示プログラムおよび位置設定システム
US8175419B2 (en) Image search apparatus, image search method, and storage medium storing a program for causing a search apparatus to execute a search method
EP3000033B1 (en) Bundling file permissions for sharing files
US10318152B2 (en) Modifying key size on a touch screen based on fingertip location
JP2011185650A (ja) モデル作成装置およびモデル作成プログラム
CN107438853A (zh) 在上载之前区域描述文件的隐私过滤
JP5131160B2 (ja) 情報処理方法、情報処理装置およびプログラム
JP2006164049A (ja) Guiプログラム、データ処理装置及びオブジェクトの操作方法
JP2017085533A (ja) 情報処理システム、及び情報処理方法
JP2006039872A (ja) 情報処理方法及び情報処理装置
US11062523B2 (en) Creation authoring point tool utility to recreate equipment
JP6152888B2 (ja) 情報処理装置、その制御方法、及びプログラム、並びに、情報処理システム、その制御方法、及びプログラム
JP2011192242A (ja) 3次元形状を2次元画像として表示するための画像表示装置、画像表示方法およびプログラム
JP2010021766A (ja) 画像表示装置、画像表示方法、プログラム及び記憶媒体
JP7015130B2 (ja) データ処理装置
JP7192953B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
US11232237B2 (en) System and method for perception-based selection of features in a geometric model of a part
WO2021131941A1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法
JP2015062017A (ja) モデル作成装置、モデル作成プログラム、および画像認識システム
JP2022022244A (ja) 情報処理装置、管理データの生成方法及び管理データ
US10747331B2 (en) Virtual reality platform with haptic interface for interfacing with media items having metadata
JP6833753B2 (ja) 構造物検査システム、構造物検査装置及び構造物検査方法
JP6204891B2 (ja) 画像表示装置、方法、及びプログラム
US11915356B2 (en) Semi-automatic 3D scene optimization with user-provided constraints