JP2011191716A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1つの記録紙上に形成される画像(単一画像)を形成する際の現像時における現像ポテンシャルを、画像先端の現像時刻ts〜現像スリーブ50が1周した後の時刻t1までは通常の現像ポテンシャルVP0よりも小さいVP1に設定し、時刻t1から更に現像スリーブ50が1周した後の時刻t2まではVP1によりも大きくVP0よりも小さいVP2に設定し、時刻t2以降は、通常の現像ポテンシャルVP0にする。
【選択図】図5
Description
特許文献1に記載の画像形成装置では、一成分現像方式において、現像領域に対して現像スリーブ(現像剤担持体)の表面移動方向下流側に、現像スリーブ表面と対向するように電極板を設け、その電極板と現像スリーブ表面との間に振動電界を形成する。この画像形成装置によれば、現像領域を通過した後の現像スリーブ上のトナーに振動電界が作用して、現像スリーブ上のトナーを再配列させることができ、これにより現像履歴を消去することができるとしている。
特許文献2に記載の画像形成装置では、一成分現像方式(ハイブリッド方式)において、供給ローラ上の二成分現像剤で現像ローラ(現像剤担持体)を摺擦することで現像ローラに対してトナーの供給及び回収を行う領域内に、現像ローラ上のトナーを剥離させる剥離部材を設けている。これにより、現像ローラ上の現像残トナーを剥離部材で剥離して供給ローラ上の二成分現像剤に効率よく回収できるので、現像履歴を消去することができるとしている。
すなわち、現像剤担持体は、通常、潜像担持体上の潜像の先端が現像領域に到達する前に回転駆動を開始するため、その潜像の先端が現像領域に到達した際には既に1周以上は空回転した状態である。このような空回転が行われた後に現像を行った場合、図3に示すように、現像剤担持体一周分の長さに相当するピッチ(現像剤担持体ピッチ)Lで画像濃度ムラが発生する。なお、図3では、説明のため、ハッチングの密度が高いほど画像濃度が高いことを示している。このような画像濃度ムラが生じる原因は次のように考えられる。すなわち、空回転中に現像領域を通過する際、現像剤担持体表面上に担持されたすべての二成分現像剤中のトナーは、現像剤担持体の表面に引きつけられ、多くのトナーが現像剤担持体表面上に付着する。現像剤担持体表面上に付着したトナーは、現像装置内に戻った二成分現像剤を磁力により現像剤担持体から剥離しても、そのまま現像剤担持体表面上に付着したまま残留する。そのため、例えば、マイナス極性の現像バイアスを現像剤担持体に印加して形成される電界によりマイナス極性に帯電させたトナーを潜像へ付着させる場合には、現像剤担持体表面上に付着しているトナーの電荷によって、現像剤担持体表面上の見かけ上の電位が上昇する。その結果、潜像の先端が現像領域に到達して現像が開始されてから現像剤担持体が一周するまでは、現像剤担持体表面の見かけ上の電位上昇により現像ポテンシャルが目標値よりも高くなって、目標量以上のトナーが潜像に付着することになる。その結果、潜像の先端が現像剤担持体一周分の画像部分は、その画像濃度が目標濃度よりも濃くなってしまう。空回転時に現像剤担持体表面に付着したトナーの多くは、最初の一周の現像によって消費されるため、次の一周の現像時は、最初の一周よりも現像ポテンシャルは低下する。しかしながら、図3に示した例においては、最初の一周の現像だけでは現像剤担持体表面に付着したトナーを十分に消費し切れなかったため、次の周でも現像ポテンシャルが目標値よりもまだ高い状態である。よって、現像剤担持体の2週目に対応する画像部分の画像濃度は、1週目ほど濃くはないが、目標濃度よりもまだ濃いものとなっている。なお、図3に示した例では、現像剤担持体の3周目以降については、画像濃度が目標値まで下がっている。
また、1つの記録材に形成される単一画像中に、潜像担持体表面移動方向に現像剤担持体一周分以上の非画像部を含んでいる場合にも、その非画像部が現像領域を通過する際に現像剤担持体が1周以上空回転するため、同様の問題が生じ得る。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記画像濃度条件変更手段は、上記単一画像の先端から上記現像剤担持体の表面移動周期に対応するピッチで画像濃度が変わるように、上記画像濃度条件変更処理を行うことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、温度検知手段を有し、上記画像濃度条件変更手段は、該温度検知手段の検知結果に基づいて、変更する画像濃度条件の内容を修正することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、湿度検知手段を有し、上記画像濃度条件変更手段は、該湿度検知手段の検知結果に基づいて、変更する画像濃度条件の内容を修正することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、露光手段により潜像担持体に対して画像情報に応じた露光処理を行うことで該潜像担持体上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、該露光部のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで上記現像処理を行うものであって、上記画像濃度条件は、上記露光手段の露光強度を含むことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、露光手段により潜像担持体に対して画像情報に応じた画素単位で露光処理を行うことで該潜像担持体上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、該露光部のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで上記現像処理を行うものであって、上記画像濃度条件は、上記露光手段による一画素あたりの露光時間であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、上記現像処理は、上記現像剤担持体に現像バイアスを印加することにより現像電界を現像領域に形成することで、該現像剤担持体に担持された二成分現像剤中のトナーを潜像担持体上の潜像へ静電的に移動させるものであり、上記画像濃度条件は、上記現像バイアスの大きさであることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、露光手段により潜像担持体に対して画像情報に応じた露光処理を行うことで該潜像担持体上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、該露光部のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで上記現像処理を行うものであって、上記画像濃度条件変更手段は、所定の非画像形成タイミングで、上記現像剤担持体の表面移動一周期に対応する距離以上の間隔をあけた複数箇所の画像濃度を把握するための基準濃度パターンを形成するための露光処理を行い、これにより得られる潜像に対して上記現像処理を行ってトナーを付着させて該基準濃度パターンを形成し、該基準濃度パターンにおける該複数箇所の画像濃度を画像濃度検知手段により検知した結果に基づいて、変更する画像濃度条件の内容を修正することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項8の画像形成装置において、潜像担持体上のトナー像を被転写体へ転写した後に該潜像担持体上に残存する転写残トナーを上記現像剤担持体に再度担持させて再び現像処理に寄与させるトナーリサイクル手段を有することを特徴とするものである。
なお、以下の説明において、二成分現像剤を単に「現像剤」という。
図1は、本実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。
同図のプリンタ100は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、それぞれ、Y、C、M、Kと記す。)用の4つのプロセスユニットを備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、それぞれY、C、M、Kの互いに異なる色のトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。各プロセスユニットは、潜像担持体としての感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kを有している。各プロセスユニットは、感光体ドラム1Y,1C,1M,1Kと、その周囲に配置される部材とが一体的にプリンタ本体に対して着脱可能となっている。
感光体ドラム1の周囲には、感光体ドラム1の表面に付着した転写残トナー等を除去し回収するクリーニング手段としてのドラムクリーニング装置4と、感光体ドラム1の表面摩擦係数を所定の値にするための粉体状の潤滑剤を感光体ドラム1の表面に塗布する潤滑剤塗布手段としての潤滑剤塗布装置2と、感光体ドラム1の表面を均一に帯電するための帯電装置3と、感光体ドラム1の表面に形成される静電潜像をトナーで現像する現像装置5とを有している。
図3は、画像領域全体に所定濃度の均一なベタ画像を形成するための入力画像と、その入力画像の情報に基づいて形成された出力画像(単一画像)とを示す説明図である。
図4は、画像先端からの長さと画像濃度との関係を示すグラフである。
現像スリーブ50は、入力画像情報に対応した感光体ドラム1上の静電潜像の先端が現像領域に到達する前に回転駆動が開始され、その静電潜像の先端が現像領域に到達した際には既に1周以上は空回転した状態となる。このような空回転が行われた後に現像を行うと、上述したとおり、図3に示すような画像濃度ムラが発生する。この画像濃度ムラは、現像スリーブ50の一周分の長さに相当するピッチ(以下「スリーブピッチ」という。)Lで生じる。なお、ここでは、画像濃度変化が3段階である場合について例示しているが、2段階の場合もあれば、4段階以上である場合もある。この画像濃度ムラは、前回に画像形成した画像パターンによらずに起こることが確認されている。
L = π×Ds/(Vs/Vp) ・・・(1)
以下、本実施形態における現像ポテンシャル変更処理の実施例(以下、本実施例を「実施例1」という。)について説明する。
本実施例1では、リコーImagioMPC4500をベースとした実験機を用いて、現像ポテンシャル変更処理を実行し、その効果について確認した。
・感光体帯電電位Vd = −700[V]
・感光体回転周速Vp = 205[mm/s]
・現像スリーブ回転周速Vs = 369[mm/s]
・現像スリーブ直径Ds = 18[mm]
このグラフにおいて、時刻tsは、画像先端が現像領域に到達する時刻であり、時刻t1は、時刻tsから現像スリーブ50が1周した後の時刻であり、時刻t2は、時刻tsから現像スリーブ50が2周した後の時刻である。
本実施例1において、画像濃度の上昇が発生する画像先端側箇所における現像スリーブ50の一周期に対応する長さL[mm]は、上記式(1)より、L=π×18[mm]÷(369[mm/s]÷205[mm/s])≒31mmである。
また、本実施例1において、現像スリーブ50の一周期は、π×18mm÷369mm/s≒150msとなる。
また、第2現像ポテンシャルVP2は、定常時現像ポテンシャルVP0に対してΔV2だけ小さい値に設定されている。この下げ幅ΔV2は、空回転中における現像スリーブ表面へのトナー付着により上昇する現像ポテンシャルの上昇量から、現像スリーブを1回転させた後にも現像スリーブ表面に残存するトナーによって上昇する現像ポテンシャルの上昇量に相当する値であり、実験等により決定することができる。
以下、本実施形態における現像ポテンシャル変更処理の他の実施例(以下、本実施例を「実施例2」という。)について説明する。
上記実施例1において、定常時現像ポテンシャルVP0に対する第1現像ポテンシャルVP1及び第1現像ポテンシャルVP2の下げ幅ΔV1,ΔV2をそれぞれ、温度にかかわらず一定に設定した場合、次のような問題が発生する。すなわち、下げ幅ΔV1,ΔV2を決定した際の想定温度よりも低い温度環境(低温環境)下では、図10のように、濃度定常画像箇所よりも、その画像先端箇所(特に第1濃度上昇画像箇所)の画像濃度が高くなってしまう。逆に、下げ幅ΔV1,ΔV2を決定した際の想定温度よりも高い温度環境(高温環境)下では、図11のように、濃度定常画像箇所よりも、その画像先端箇所(特に第1濃度上昇画像箇所)の画像濃度が低くなってしまう。
図12は、第1現像ポテンシャルVP1と第2現像ポテンシャルVP2を固定した状態で、湿度一定の下、温度を変化させたときの、第1濃度上昇画像箇所(図10及び図11に示すA〜Bの画像箇所)と濃度定常画像箇所(図10及び図11に示すC〜Dの画像箇所)との画像濃度差ΔID1の変化、及び、第2濃度上昇画像箇所(図10及び図11に示すB〜Cの画像箇所)と濃度定常画像箇所との画像濃度差ΔID2の変化、を示すグラフである。
このグラフにより、温度と各画像濃度差ΔID1,ΔID2との関係は反比例の関係にあることが確認された。この結果を受けて、本実施例2では、第1現像ポテンシャルVP1の下げ幅ΔV1及び第2現像ポテンシャルVP2の下げ幅ΔV2を、それぞれ、下記の表1に示すとおりに設定した。
以下、本実施形態における現像ポテンシャル変更処理の更に他の実施例(以下、本実施例を「実施例3」という。)について説明する。
上記実施例1において、定常時現像ポテンシャルVP0に対する第1現像ポテンシャルVP1及び第1現像ポテンシャルVP2の下げ幅ΔV1,ΔV2をそれぞれ、湿度にかかわらず一定に設定した場合、上記実施例2で説明した温度変化が生じる場合と同様の問題が発生する。すなわち、下げ幅ΔV1,ΔV2を決定した際の想定よりも低い湿度環境(低湿環境)下でも、図10のように、濃度定常画像箇所よりも、その画像先端箇所(特に第1濃度上昇画像箇所)の画像濃度が高くなってしまう。逆に、下げ幅ΔV1,ΔV2を決定した際の想定湿度よりも高い湿度環境(高湿環境)下では、図11のように、濃度定常画像箇所よりも、その画像先端箇所(特に第1濃度上昇画像箇所)の画像濃度が低くなってしまう。
図13は、第1現像ポテンシャルVP1と第2現像ポテンシャルVP2を固定した状態で、温度一定の下、湿度を変化させたときの、第1濃度上昇画像箇所と濃度定常画像箇所との画像濃度差ΔID1の変化、及び、第2濃度上昇画像箇所と濃度定常画像箇所との画像濃度差ΔID2の変化、を示すグラフである。
このグラフにより、湿度と各画像濃度差ΔID1,ΔID2との関係は反比例の関係にあることが確認された。この結果を受けて、本実施例3では、第1現像ポテンシャルVP1の下げ幅ΔV1及び第2現像ポテンシャルVP2の下げ幅ΔV2を、それぞれ、下記の表2に示すとおりに設定した。
以下、本実施形態における現像ポテンシャル変更処理の更に他の実施例(以下、本実施例を「実施例4」という。)について説明する。
上述した実施例2及び3では、第1濃度上昇画像箇所や第2濃度上昇画像箇所と濃度定常画像箇所との画像濃度差が、温度や湿度などの環境変化によって変化する問題に対し、その問題を発生させる原因(温度変化、湿度変化)の現状を把握して当該画像濃度差を小さくするという対応方法である。しかしながら、当該画像濃度差に変化を生じさせる原因は、温度変化や湿度変化に限らず、現像剤の状態変化(トナー帯電量の変化、キャリアやトナーの劣化状態等)などの他の要因にも起因する。
このグラフと、一般的なオフィス環境(23℃、50%)下において、現像剤を交換した直後の現像剤(初期剤)を用いて画像形成を行ったときの図4に示したグラフとを比較する。なお、両者の濃度定常画像箇所の画像濃度ID0,ID20は、互いに一致するように画像濃度条件が調整されている。これらのグラフを比較してわかるように、図14に示すグラフの第1濃度上昇画像箇所及び第2濃度上昇画像箇所の画像濃度ID21,ID22は、いずれも、図4に示したグラフの画像濃度ID1,ID2よりも高いものとなっている。
所定の非画像形成タイミングで、通常の画像形成動作と同じ動作によって、感光体ドラム表面移動方向に延びる縦帯状の静電潜像を形成し、これを現像装置5によって現像して、図15に示すような基準濃度パターンを形成する。この基準濃度パターンは、後述する濃度センサの読み取り面積Sよりも大きいパターンであることが望ましい。なお、必要な基準濃度パターンの部分は、現像スリーブ50の一回転周期に対応する距離以上の間隔をあけて部分だけなので、図16に示すように、この間隔をあけて形成した複数の濃度パターンで基準濃度パターンを構成してもよい。
本実施例4において、制御部は、この比例関係を利用して、図17に示すように、第1差分値ΔID31に対応する現像ポテンシャルの差分値(下げ幅)ΔV1を特定する。そして、定常時現像ポテンシャルVP0に対し、特定した下げ幅ΔV1だけ小さい値を、第1現像ポテンシャルVP1として決定する。同様に、制御部は、この比例関係を利用して、図17に示すように、第2差分値ΔID32に対応する現像ポテンシャルの差分値(下げ幅)ΔV2を特定する。そして、定常時現像ポテンシャルVP0に対し、特定した下げ幅ΔV2だけ小さい値を、第2現像ポテンシャルVP2として決定する。その後、制御部は、画像形成動作を行う際の現像ポテンシャル変更処理において、第1濃度上昇画像箇所の現像ポテンシャルがこのように決定した第1現像ポテンシャルVP1となるように、かつ、第2濃度上昇画像箇所の現像ポテンシャルがこのように決定した第2現像ポテンシャルVP2となるように、露光パワー、単位露光時間、現像バイアスなどを変更する処理を行う。その結果、直接的に検知することが困難な現像剤の状態変化に起因した画像濃度差の発生や、複合的な要因に生じる画像濃度差の発生を抑制することができる。
また、本実施例4において、基準濃度パターンを形成して第1現像ポテンシャル及び第2現像ポテンシャルの下げ幅ΔV1,ΔV2を特定する処理を実行する所定の非画像形成タイミングは、ジョブエンド時であってもよいし、ジョブ前であってもよいし、紙間であってもよいし、プロセスコントロール実行時等であってもよい。
特に、本実施形態においては、画像先端から現像スリーブ50の回転周期に対応するピッチLで画像濃度が変わるように、現像ポテンシャルを複数回変更する。これにより、空回転後の現像時に現像スリーブ50を1周させるだけでは現像ポテンシャルが定常時現像ポテンシャルまで回復しない場合でも、単一画像の画像濃度ムラを抑制することができる。
また、上記実施例2では、温度検知手段としての温度センサを設け、変更する現像ポテンシャルの設定内容を温度センサの検知結果に基づいて修正するので、温度によらず、画像濃度のほぼ均一な画像を出力することができる。
また、上記実施例3では、湿度検知手段としての湿度センサを設け、変更する現像ポテンシャルの設定内容を湿度センサの検知結果に基づいて修正するので、湿度によらず、画像濃度のほぼ均一な画像を出力することができる。
また、上記実施例1で説明したように、露光手段である露光ユニット30により感光体ドラム1に対して画像情報に応じた露光処理を行うことで感光体ドラム上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、その露光部(静電潜像部分)のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで現像処理を行う場合には、露光ユニット30の光源であるレーザダイオード(LD)から照射するレーザ光Lのパワー(露光強度)を変更することで、現像ポテンシャルを変更することができる。
また、上記実施例1で説明したように、露光手段である露光ユニット30により感光体ドラム1に対して画像情報に応じた画素単位でドット潜像を形成する露光処理を行うことで感光体ドラム上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、その露光部(静電潜像部分)のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで現像処理を行う場合には、露光ユニット30による一画素あたりの露光時間を変更することで、現像ポテンシャルを変更することができる。
また、上記実施例1で説明したように、現像処理が、現像スリーブ50に現像バイアスを印加することにより現像電界を現像領域に形成することで、現像スリーブ50に担持された現像剤中のトナーを感光体ドラム1上の静電潜像へ静電的に移動させるものである場合には、その現像バイアスの大きさを変更することで、現像ポテンシャルを変更することができる。
また、上記実施例4においては、露光手段である露光ユニット30により感光体ドラム1に対して画像情報に応じた露光処理を行うことで感光体ドラム1上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、その露光部のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで現像処理を行う場合において、所定の非画像形成タイミングで、現像スリーブ50の一回転周期に対応する距離L以上の間隔をあけた複数箇所の画像濃度を把握するための基準濃度パターンを形成するための露光処理を行い、これにより得られる静電潜像に対して現像処理を行ってトナーを付着させて当該基準濃度パターンを形成し、その基準濃度パターンにおけると当該複数箇所(第1検知箇所、第2検知箇所、第3検知箇所)の画像濃度を画像濃度検知手段としての濃度センサにより検知した結果に基づいて、変更する現像ポテンシャルの設定内容を修正する。これにより、直接的に検知することが困難な現像剤の状態変化等に起因した画像濃度差の発生や、複合的な要因に生じる画像濃度差の発生を抑制することができる。
なお、感光体ドラム1上のトナー像を被転写体である中間転写ベルト60へ転写した後に感光体ドラム1上に残存する転写残トナーを現像スリーブ50に再度担持させて再び現像処理に寄与させるトナーリサイクル手段を設けてもよい。一般に、トナーには粒径分布が存在し、現像されやすいのは付着力の小さな大粒径トナーであるため、トナーリサイクルを行うほど現像ユニット内の小粒径トナーの割合が増加する。付着力の大きな小粒径トナーは、現像スリーブ50の表面に付き易いため、空回転後の現像時において画像先端箇所における現像ポテンシャルの上昇を招きやすい。上記実施例4のプリンタは、上述したとおり、このような現像ポテンシャルの上昇を招く場合でも、画像濃度差の発生を抑制できるので、トナーリサイクル手段を設けたプリンタにおいて有効な構成である。
5 現像装置
50 現像スリーブ
60 中間転写ベルト
Claims (9)
- トナーとキャリアとを含む二成分現像剤を表面に担持する現像剤担持体を表面移動させることで、該現像剤担持体と潜像担持体とが互いに対向する現像領域へ二成分現像剤を供給し、該現像領域にて二成分現像剤中のトナーを潜像担持体上の潜像へ付着させることにより現像処理して得たトナー像を、最終的に記録材上に転写して記録材上に画像を形成する画像形成装置において、
1つの記録材上に形成される単一画像に対する画像濃度条件を上記現像剤担持体の表面移動周期で所定回数変更する画像濃度条件変更処理を行う画像濃度条件変更手段を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記画像濃度条件変更手段は、上記単一画像の先端から上記現像剤担持体の表面移動周期に対応するピッチで画像濃度が変わるように、上記画像濃度条件変更処理を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
温度検知手段を有し、
上記画像濃度条件変更手段は、該温度検知手段の検知結果に基づいて、変更する画像濃度条件の内容を修正することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
湿度検知手段を有し、
上記画像濃度条件変更手段は、該湿度検知手段の検知結果に基づいて、変更する画像濃度条件の内容を修正することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
露光手段により潜像担持体に対して画像情報に応じた露光処理を行うことで該潜像担持体上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、該露光部のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで上記現像処理を行うものであって、
上記画像濃度条件は、上記露光手段の露光強度を含むことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
露光手段により潜像担持体に対して画像情報に応じた画素単位で露光処理を行うことで該潜像担持体上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、該露光部のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで上記現像処理を行うものであって、
上記画像濃度条件は、上記露光手段による一画素あたりの露光時間であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
上記現像処理は、上記現像剤担持体に現像バイアスを印加することにより現像電界を現像領域に形成することで、該現像剤担持体に担持された二成分現像剤中のトナーを潜像担持体上の潜像へ静電的に移動させるものであり、
上記画像濃度条件は、上記現像バイアスの大きさであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
露光手段により潜像担持体に対して画像情報に応じた露光処理を行うことで該潜像担持体上の露光部と非露光部との間に電位差を形成し、該露光部のみにトナーを静電的に移動させる現像電界を現像領域に形成することで上記現像処理を行うものであって、
上記画像濃度条件変更手段は、所定の非画像形成タイミングで、上記現像剤担持体の表面移動一周期に対応する距離以上の間隔をあけた複数箇所の画像濃度を把握するための基準濃度パターンを形成するための露光処理を行い、これにより得られる潜像に対して上記現像処理を行ってトナーを付着させて該基準濃度パターンを形成し、該基準濃度パターンにおける該複数箇所の画像濃度を画像濃度検知手段により検知した結果に基づいて、変更する画像濃度条件の内容を修正することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項8の画像形成装置において、
潜像担持体上のトナー像を被転写体へ転写した後に該潜像担持体上に残存する転写残トナーを上記現像剤担持体に再度担持させて再び現像処理に寄与させるトナーリサイクル手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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