JP2011191154A - 高架橋における不同変位計測システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 離間配置された2つの高架橋構造物間に生じる目違いや角折れを計測し、それによって列車軌道の健全性を迅速かつ効率的に評価する。
【解決手段】本発明に係る不同変位計測システム1は、2台の構造物用変位センサー3,3を備えるるとともに、それらを構成する円筒状ケーシング5を、高架橋構造物2b,2c,2d,2dにそれぞれ固着する一方、高架橋構造物2a,2b,2c,2dの端部には、ロッド状をなす計測補助部材22を、その材軸が橋軸方向と平行となるように突設し、該計測補助部材に、その材軸に沿って直線移動自在となるように2つのスライダー21,21を取り付けた上、構造物用変位センサー3を構成する中空ピストン状部材6を連結ロッド8を介してスライダー21にそれぞれピン接合してあり、中空ピストン状部材6,6は、それらの進退軸線が互いに平行になるよう、スライダー21,21にそれぞれピン接合してある。
【選択図】 図2
Description
前記変位計測手段を2台備え、前記2つの高架橋構造物のうち、一方の高架橋構造物に前記各変位計測手段を構成する固定側部材をそれぞれ固着するとともに、2つのスライダーを他方の高架橋構造物又はそれに剛接された計測補助部材に直線移動自在に設置し、前記各変位計測手段を構成する可動側部材を、それらの進退軸線が互いに平行になるように前記各スライダーにそれぞれピン接合したものである。
前記第2の摺動部材は、前記固定側部材に対する前記可動側部材の所定方向移動に伴って前記固定側部材及び前記可動側部材のうちの他方の部材とともに移動し、反対方向移動に対しては前記他方の部材とともに移動することなく前記一方の部材に対する位置を保持するようになっており、
前記第3の摺動部材は、前記固定側部材に対する前記可動側部材の反対方向移動に伴って前記固定側部材及び前記可動側部材のうちの他方の部材とともに移動し、所定方向移動に対しては前記他方の部材とともに移動することなく前記一方の部材に対する位置を保持するようになっており、
前記第2の被摺動部材に設けられた電気抵抗素子は、その両端が第2のポテンショメータの固定端子として機能し、前記第2の摺動部材に設けられた接点は、前記第2のポテンショメータの可動端子として機能し、
前記第3の被摺動部材に設けられた電気抵抗素子は、その両端が第3のポテンショメータの固定端子として機能し、前記第3の摺動部材に設けられた接点は、前記第3のポテンショメータの可動端子として機能するようになっているものである。
θ=tan-1((δB−δA)sinα
/(D/sinα−δAcosα+δBcosα)) (1)
δ=(δAsinα−(R/sinα+δAcosα)tanθ)
/(sinα−cosαtanθ) (2)
δA、δB;部材間相対変位
によって前記他方の高架橋構造物に対する前記一方の高架橋構造物の相対回転角θと目違いδをそれぞれ算出するようになっているものである。
θ=tan-1((δB−δA)/D) (1′)
δ=δA−Rtanθ (2′)
で算出するものである。
θ=tan-1((δB−δA)sinα
/(D/sinα−δAcosα+δBcosα)) (1)
δ=(δAsinα−(R/sinα+δAcosα)tanθ)
/(sinα−cosαtanθ) (2)
δA、δB;進退軸線に沿って計測された2つの相対変位
によって他方の高架橋構造物に対する一方の高架橋構造物の相対回転角θと目違いδをそれぞれ算出する。
θ=tan-1((δB−δA)/D) (1′)
δ=δA−Rtanθ (2′)
で算出することができる。
θ=tan-1((δB−δA)/D) (1′)
δ=δA−Rtanθ (2′)
によって算出することができる。ここで、Dは上述したように、中空ピストン状部材6,6の進退軸線同士の垂直離間距離、同様にRは、進退軸線から水平目違い評価ラインまでの垂直距離である。
θ=tan-1((δB−δA)sinα
/(D/sinα−δAcosα+δBcosα)) (1)
δ=(δAsinα−(R/sinα+δAcosα)tanθ)
/(sinα−cosαtanθ) (2)
により算出することができる。
2a,2b,2c,2d,2e
高架橋構造物
3,61 構造物用変位センサー(変位計測手段)
4 演算処理部
5 円筒状ケーシング(固定側部材)
6 中空ピストン状部材(可動側部材)
10a,10b,10c 被摺動部材
11a,11b,11c 電気抵抗素子
12a,12b,12c 接点
13a,13b,13c 摺動部材
16 係止部材
21 スライダー
22 計測補助部材
Claims (6)
- 可動側部材を固定側部材に対して進退自在となるように対向配置するとともに前記固定側部材と前記可動側部材との部材間相対変位を計測できるように構成されてなる変位計測手段を用いて互いに離間配置された2つの高架橋構造物間の不同変位を計測する高架橋における不同変位計測システムであって、
前記変位計測手段を2台備え、前記2つの高架橋構造物のうち、一方の高架橋構造物に前記各変位計測手段を構成する固定側部材をそれぞれ固着するとともに、2つのスライダーを他方の高架橋構造物又はそれに剛接された計測補助部材に直線移動自在に設置し、前記各変位計測手段を構成する可動側部材を、それらの進退軸線が互いに平行になるように前記各スライダーにそれぞれピン接合したことを特徴とする高架橋における不同変位計測システム。 - 前記変位計測手段を、前記進退軸線に沿った前記可動側部材の進退動作が前記固定側部材によって案内されるように構成するとともに、前記固定側部材及び前記可動側部材のうち、一方の部材に固着された第1の被摺動部材と、他方の部材に固着され前記第1の被摺動部材に設けられた電気抵抗素子の上を摺動する接点が先端に設けられた第1の摺動部材とを備え、前記第1の被摺動部材に設けられた電気抵抗素子の両端が第1のポテンショメータの固定端子、前記第1の摺動部材に設けられた接点が前記第1のポテンショメータの可動端子として機能するように構成した請求項1記載の高架橋における不同変位計測システム。
- 前記変位計測手段は、前記固定側部材及び前記可動側部材のうち、一方の部材に固着された第2の被摺動部材と、該第2の被摺動部材に設けられた電気抵抗素子の上を摺動する接点が先端に設けられ前記進退軸線に沿って進退自在に配置された第2の摺動部材と、前記固定側部材及び前記可動側部材のうち、一方の部材に固着された第3の被摺動部材と、該第3の被摺動部材に設けられた電気抵抗素子の上を摺動する接点が先端に設けられ前記進退軸線に沿って進退自在に配置された第3の摺動部材とを備え、
前記第2の摺動部材は、前記固定側部材に対する前記可動側部材の所定方向移動に伴って前記固定側部材及び前記可動側部材のうちの他方の部材とともに移動し、反対方向移動に対しては前記他方の部材とともに移動することなく前記一方の部材に対する位置を保持するようになっており、
前記第3の摺動部材は、前記固定側部材に対する前記可動側部材の反対方向移動に伴って前記固定側部材及び前記可動側部材のうちの他方の部材とともに移動し、所定方向移動に対しては前記他方の部材とともに移動することなく前記一方の部材に対する位置を保持するようになっており、
前記第2の被摺動部材に設けられた電気抵抗素子は、その両端が第2のポテンショメータの固定端子として機能し、前記第2の摺動部材に設けられた接点は、前記第2のポテンショメータの可動端子として機能し、
前記第3の被摺動部材に設けられた電気抵抗素子は、その両端が第3のポテンショメータの固定端子として機能し、前記第3の摺動部材に設けられた接点は、前記第3のポテンショメータの可動端子として機能するようになっている請求項2記載の高架橋における不同変位計測システム。 - 前記第2の被摺動部材を前記固定側部材に固着するとともに前記第2の摺動部材をその基端側が前記可動側部材の端面に当接自在となるように構成し、前記第3の被摺動部材を前記固定側部材に固着するとともに前記第3の摺動部材をその基端側が前記可動側部材に挿通された状態で該可動側部材の背面で係止自在となるように構成した請求項3記載の高架橋における不同変位計測システム。
- 前記固定側部材と前記可動側部材との部材間相対変位をデータ処理する演算処理部を備え、該演算処理部は、前記進退軸線同士の垂直離間距離をD、前記進退軸線と前記スライダーの移動軸線とがなす角度をα、前記進退軸線から水平目違い評価ラインまでの垂直距離をRとしたとき、次式、
θ=tan-1((δB−δA)sinα
/(D/sinα−δAcosα+δBcosα)) (1)
δ=(δAsinα−(R/sinα+δAcosα)tanθ)
/(sinα−cosαtanθ) (2)
δA、δB;部材間相対変位
によって前記他方の高架橋構造物に対する前記一方の高架橋構造物の相対回転角θと目違いδをそれぞれ算出するようになっている請求項1乃至請求項4のいずれか一記載の高架橋における不同変位計測システム。 - 前記一方の高架橋構造物の橋軸に平行になるように前記他方の高架橋構造物から計測補助部材を突設して該計測補助部材に前記各スライダーを設置するとともに、前記各可動側部材の進退軸線を前記一方の高架橋構造物の橋軸に直交させ、前記θ及び前記δを、次式、
θ=tan-1((δB−δA)/D) (1′)
δ=δA−Rtanθ (2′)
で算出する請求項5記載の高架橋における不同変位計測システム。
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JP2010056936A JP5354683B2 (ja) | 2010-03-15 | 2010-03-15 | 高架橋における不同変位計測システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020016115A (ja) * | 2018-07-27 | 2020-01-30 | 一般財団法人首都高速道路技術センター | 道路監視システム |
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JPH09212784A (ja) * | 1996-01-31 | 1997-08-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 高架式通路の桁づれ情報収集システム及びその情報伝送装置 |
JP2000213929A (ja) * | 1999-01-22 | 2000-08-04 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 構造物の遠隔監視装置 |
JP2007120178A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Ntt Data Corp | 橋梁監視システムおよび橋梁監視方法ならびにプログラム |
JP2008051675A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Railway Technical Res Inst | 高架橋柱の最大応答部材角測定装置 |
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JP7060470B2 (ja) | 2018-07-27 | 2022-04-26 | 一般財団法人首都高速道路技術センター | 監視システム |
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