JP2011189797A - 自動二輪車の灯火器支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の灯火器支持構造を提供することを課題とする。
【解決手段】取付穴77にボルト73を挿入し、ピン穴78に回り止めピン74を挿入することで、補助灯火器23Lが前カゴ21の開口81付近にて前カゴ21に取付けられる。側壁部64に一体成形されたフック状の係止部82〜85が設けられ、これらの係止部82〜85に補助灯火器用ハーネス76が係止される。また、取付穴77より車両前方位置にて、水平部67から下がるリブ状の縦壁部86が、側壁部64に一体成形されている。
【効果】補助灯火器は前カゴの開口付近に取付けられ、別途取付け用のステーを必要としないので、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の灯火器支持構造を提供することができる。
【選択図】図2
【解決手段】取付穴77にボルト73を挿入し、ピン穴78に回り止めピン74を挿入することで、補助灯火器23Lが前カゴ21の開口81付近にて前カゴ21に取付けられる。側壁部64に一体成形されたフック状の係止部82〜85が設けられ、これらの係止部82〜85に補助灯火器用ハーネス76が係止される。また、取付穴77より車両前方位置にて、水平部67から下がるリブ状の縦壁部86が、側壁部64に一体成形されている。
【効果】補助灯火器は前カゴの開口付近に取付けられ、別途取付け用のステーを必要としないので、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の灯火器支持構造を提供することができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両の前部に主灯火器及び補助灯火器を備えている自動二輪車の灯火器支持構造の改良に関する。
自動二輪車には、主灯火器の左右に補助灯火器を配置し、車両の前部に荷物を積載するための前カゴを備えたものが実用に供されている(例えば、特許文献1(図1、図5)参照。)。
特許文献1の図1に示されるように、スクータ型の自動二輪車(10)(括弧付き数字は特許文献1に記載されている符号を示す。以下同じ。)に、車両の前部に主灯火器(52)が設けられ、この主灯火器(52)の上方に荷物を積載するための前カゴ(61)が備えられている。
主灯火器(52)は、特許文献1の図5に示されるように、横長灯火器である。符号は省略されているが、横長灯火器の中央にヘッドライトバルブが配置され、横長灯火器の左右にウィンカバルブが配置されている。
主灯火器(52)は、特許文献1の図5に示されるように、横長灯火器である。符号は省略されているが、横長灯火器の中央にヘッドライトバルブが配置され、横長灯火器の左右にウィンカバルブが配置されている。
ところで、自動二輪車の機種によっては、デザイン性や被視認性の向上のために補助灯火器を主灯火器(52)よりも上方に搭載することもある。この場合、補助灯火器を支持する補助灯火器用ステーが別途必要になる。すると、部品点数も多くなり重くなる。
すなわち、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の灯火器支持構造が求められる。
すなわち、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の灯火器支持構造が求められる。
本発明は、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の灯火器支持構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転者が把持するハンドルを操舵可能に軸支するヘッドパイプと、このヘッドパイプの前方に配置され荷物を積載するために上方に開口する前カゴと、車両の前部に取付けられ車両前方を照らす主灯火器と、この主灯火器の車幅方向左右に配置され車両前方を照らす補助灯火器と、を備えている自動二輪車の灯火器支持構造において、前記補助灯火器は、前記前カゴの開口付近にて前記前カゴに取付けられており、前記補助灯火器に電力を供給する補助灯火器用ハーネスは、前記前カゴに一体成形された係止部に係止されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、前カゴは、底部とこの底部の縁から立ち上げた壁部とからなり、この壁部の上端から外方へ水平に水平部を延ばし、この水平部の先端から下方へスカート部を延ばし、このスカート部に補助灯火器を取付ける取付穴が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、取付穴より車両前方位置にて、水平部から下がる縦壁部が、壁部に一体成形されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、係止部は、取付穴より下方に配置されるものであり、縦壁部は、車両正面にて係止部を覆うべく下方まで延びていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、補助灯火器は、前カゴの開口よりも下方に配置されることを特徴とする。
請求項6に係る発明では、補助灯火器の上端部は、前カゴの開口の高さ近傍になるように配置されることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、補助灯火器は、前カゴの開口付近にて前カゴに取付けられており、補助灯火器に電力を供給する補助灯火器用ハーネスは、前カゴに一体成形された係止部に係止されている。補助灯火器は前カゴの開口付近に取付けられ、別途取付け用のステーを必要としないので、部品点数を増やすことなく、補助灯火器を支持することができる自動二輪車の灯火器支持構造を提供することができる。
請求項2に係る発明では、前カゴは、底部とこの底部の縁から立ち上げた壁部とからなり、この壁部の上端から外方へ水平に水平部を延ばし、この水平部の先端から下方へスカート部を延ばさし、このスカート部に補助灯火器を取付ける取付穴が設けられている。スカート部を利用して補助灯火器を支持するので、補助灯火器の支持構造を簡易にでき、部品コストの低減を図ることができる。
請求項3に係る発明では、取付穴より車両前方位置にて、水平部から下がる縦壁部が、壁部に一体成形されている。縦壁部がリブの役割を果たすので、取付穴近傍のスカート部が縦壁部により補強され、補助灯火器の支持部を保護することができる。
請求項4に係る発明では、係止部は、取付穴より下方に配置されるものであり、縦壁部は、車両正面にて係止部を覆うべく下方まで延びている。係止部及び補助灯火器用ハーネスの車両前方側に縦壁部が配置されるので、縦壁部で係止部及び補助灯火器用ハーネスを保護することができる。
請求項5に係る発明では、補助灯火器は、前カゴの開口よりも下方に配置される。開口より上方に補助灯火器が張り出さないので、前カゴへの物品の出し入れを容易にすることができる。
請求項6に係る発明では、補助灯火器の上端部は、前カゴの開口の高さ近傍になるように配置される。補助灯火器を可能な限り高く配置することができる。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。また、左右、前後は運転者から見た方向を意味する。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の先端に設けられているヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12にボトムブリッジ13を介して操舵自在に取付けられその長手方向に伸縮自在なフロントフォーク14と、このフロントフォーク14の下端に回転自在に取付けられている前輪15と、フロントフォークに取付けられ前輪15が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ16とを備えている。
図1に示すように、自動二輪車10は、車体フレーム11と、この車体フレーム11の先端に設けられているヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12にボトムブリッジ13を介して操舵自在に取付けられその長手方向に伸縮自在なフロントフォーク14と、このフロントフォーク14の下端に回転自在に取付けられている前輪15と、フロントフォークに取付けられ前輪15が跳ね上げる泥や石を遮断するフロントフェンダ16とを備えている。
また、ヘッドパイプ12の上部に前輪15を操舵するハンドル17がハンドルポスト18を介して設けられ、ヘッドパイプ12の前方に荷物を積載するために上方に開口する前カゴ21が配置され、車両の前部に車両前方を照らす主灯火器22が取付けられ、この主灯火器)22の上方で前カゴ21の左右に車両前方を照らすポジションランプ(補助灯火器)23L(左側のみ図示)が配置されている。また、主灯火器22の側方にウィンカ(補助灯火器)29が配置されている。
車体フレーム11は、ヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12から後ろ下がりに傾斜して後方に延びている前フレーム24と、この前フレーム24の後端部から後ろ上がりに傾斜して後方に延びている後フレーム25とからなる。
また、車体フレーム11にリンク26を介してスイング式パワーユニット27が取付けられ、このスイング式パワーユニット27の後部に後輪28が取付けられ、後フレーム25の後方上部にユニット式パワーユニット27を懸架するリヤサスペンション31が取付けられている。
また、車体フレーム11にリンク26を介してスイング式パワーユニット27が取付けられ、このスイング式パワーユニット27の後部に後輪28が取付けられ、後フレーム25の後方上部にユニット式パワーユニット27を懸架するリヤサスペンション31が取付けられている。
後フレーム25の上部にヘルメット32等の物品を収納する収納ボックス33が設けられ、この収納ボックス33の上方に運転者が着座するシート34が設けられ、収納ボックス33の後方で後フレーム25の後部に燃料を貯留する燃料タンク35が取付けられ、後フレーム25の後方に後輪28が跳ね上げる泥や石を遮断するリヤフェンダ36設けられている。
スイング式パワーユニット27は、前部のエンジン37と、エンジン37の後部に設けられた無断変速機38とからなる。エンジン37は、シリンダ部を車両前方へ略水平に配置している。
エンジン37の吸気系は、無断変速機38の上方に配置され吸気からゴミ等を除去するエアクリーナ41と、このエアクリーナ41に接続され燃料を気化するキャブレータ42と、このキャブレータ42から延ばされエンジン37のシリンダ部に接続されている吸気管43とからなる。
エンジン37の吸気系は、無断変速機38の上方に配置され吸気からゴミ等を除去するエアクリーナ41と、このエアクリーナ41に接続され燃料を気化するキャブレータ42と、このキャブレータ42から延ばされエンジン37のシリンダ部に接続されている吸気管43とからなる。
エンジン37の排気系は、エンジン37のシリンダ部から下部後方に延ばされている排気を導く排気管44と、この排気管44に接続され排気音を小さくするマフラー45とを備えている。
なお、エンジン37の下部にスタンド46が設けられている。
なお、エンジン37の下部にスタンド46が設けられている。
また、車体フレーム11は車体カバー51で覆われており、車体カバー51は、車両前部を覆うフロントカバー52と、ハンドルポスト18の後部を覆うハンドルポストリヤ側カバー53と、運転者の脚部を覆うためのレッグシールド54と、運転者の足を載せるステップフロア55と、前フレームの下部を覆うアンダーカバー56と、シート34の下方を覆うリヤサイドカバー57とからなる。
次に補助灯火器22Lの支持構造について説明する。
図2に示されるように、前カゴ21は、底部61と、この底部の縁62から立ち上げた前壁部63、側壁部64、65及び後壁部66とからなる。
図3に示されるように、側壁部64の上端から外方へ水平に水平部67が延ばされ、この水平部67の先端から下方へスカート部68が延ばされている。
図2に示されるように、前カゴ21は、底部61と、この底部の縁62から立ち上げた前壁部63、側壁部64、65及び後壁部66とからなる。
図3に示されるように、側壁部64の上端から外方へ水平に水平部67が延ばされ、この水平部67の先端から下方へスカート部68が延ばされている。
図2に示されるように、補助灯火器23Lは、ケース本体71と、このケース本体71の凸部72に設けられているボルト73と、ボルト73の近傍に設けられている回り止めピン74と、ケース本体71に設けられているレンズ部75と、電力を供給する補助灯火器用ハーネス76とからなる。
スカート部68に、補助灯火器23Lを取付ける取付穴77が設けられ、この取付穴77の近傍にピン穴78が設けられている。取付穴77にボルト73を挿入し、ピン穴78に回り止めピン74を挿入することで、補助灯火器23Lが前カゴ21の開口81付近にて前カゴ21に取付けられる。
側壁部64に一体成形されたフック状の係止部82〜85が設けられ、これらの係止部82〜85に補助灯火器用ハーネス76が係止される。
また、取付穴77より車両前方位置にて、水平部67から下がるリブ状の縦壁部86が、側壁部64に一体成形されている。
側壁部64に一体成形されたフック状の係止部82〜85が設けられ、これらの係止部82〜85に補助灯火器用ハーネス76が係止される。
また、取付穴77より車両前方位置にて、水平部67から下がるリブ状の縦壁部86が、側壁部64に一体成形されている。
なお、車両右側の側壁部65においても同様に、係止部及び縦壁部が側壁部65に一体成形されている。
次に補助灯火器23Lの取付けた状態を説明する。
図3に示されるように、補助灯火器23Lは、ボルト73をスカート部68の表側から取付穴77に挿入し、スカート部68の裏側からナット87で締め付けることで、前カゴ21に取付けられている。
なお、補助灯火器23Lは、回り止めピン(図2、符号74)がピン穴(図2、符号78)に挿入されているので、ボルト73を中心にして回転することはない。
図3に示されるように、補助灯火器23Lは、ボルト73をスカート部68の表側から取付穴77に挿入し、スカート部68の裏側からナット87で締め付けることで、前カゴ21に取付けられている。
なお、補助灯火器23Lは、回り止めピン(図2、符号74)がピン穴(図2、符号78)に挿入されているので、ボルト73を中心にして回転することはない。
次に補助灯火器用ケーブル23Lの係止について説明する。
図4(a)に示されるように、係止部82は、側壁部64から立ち上がり図右側(車両後方)に開いている。補助灯火器用ハーネス76を図右側(車両後方)から入れることで、補助灯火器用ハーネス76は、係止部82に係止される。
また、図4(b)に示されるように、係止部83は、側壁部64から立ち上がり図左側(車両前方)に開いている。補助灯火器用ハーネス76を図左側(車両前方)から入れることで、補助灯火器用ハーネス76は、係止部83に係止される。
補助灯火器用ハーネス76は、係止部82、83に図右側(車両後方)、図左側(車両前方)と交互に係止されることで、係止部82、83から外れ難くすることができる。
図4(a)に示されるように、係止部82は、側壁部64から立ち上がり図右側(車両後方)に開いている。補助灯火器用ハーネス76を図右側(車両後方)から入れることで、補助灯火器用ハーネス76は、係止部82に係止される。
また、図4(b)に示されるように、係止部83は、側壁部64から立ち上がり図左側(車両前方)に開いている。補助灯火器用ハーネス76を図左側(車両前方)から入れることで、補助灯火器用ハーネス76は、係止部83に係止される。
補助灯火器用ハーネス76は、係止部82、83に図右側(車両後方)、図左側(車両前方)と交互に係止されることで、係止部82、83から外れ難くすることができる。
次に、補助灯火器23L、23Rを取付けた前カゴ21を正面視において説明する。
図5に示されるように、前カゴ21は、縦壁部86、88を備えている。補助灯火器23Lからの補助灯火器用ハーネス76は、係止部82〜85に係止されている。車両正面視において、補助灯火器用ハーネス76及び係止部82〜85は、縦壁部86の裏側にある。車両前方から後方へ向かう走行風や異物は縦壁部86で遮断される。すなわち、補助灯火器用ハーネス76及び係止部82〜85は、縦壁部86で保護される。
図5に示されるように、前カゴ21は、縦壁部86、88を備えている。補助灯火器23Lからの補助灯火器用ハーネス76は、係止部82〜85に係止されている。車両正面視において、補助灯火器用ハーネス76及び係止部82〜85は、縦壁部86の裏側にある。車両前方から後方へ向かう走行風や異物は縦壁部86で遮断される。すなわち、補助灯火器用ハーネス76及び係止部82〜85は、縦壁部86で保護される。
また、補助灯火器23Rからの補助灯火器用ハーネス91は、係止部92〜95に係止されている。車両正面視において、補助灯火器用ハーネス91及び係止部92〜95は、縦壁部88の裏側にある。車両前方から後方へ向かう走行風や異物は縦壁部88で遮断される。すなわち補助灯火器用ハーネス91及び係止部92〜95は、縦壁部88で保護される。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。なお、図2に示した構成と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
図6に示されるように、前カゴ21は、取付穴77より車両前方位置にて、水平部67から下がる縦壁部86と、縦壁部86の端部96から車両後方に折り返し部97とを備えており、縦壁部86及び係止部としての折り返し部97は側壁部64に一体成形されている。
なお、車両右側の側壁部65においても同様である。
図6に示されるように、前カゴ21は、取付穴77より車両前方位置にて、水平部67から下がる縦壁部86と、縦壁部86の端部96から車両後方に折り返し部97とを備えており、縦壁部86及び係止部としての折り返し部97は側壁部64に一体成形されている。
なお、車両右側の側壁部65においても同様である。
次に補助灯火器用ケーブル23Lの係止について説明する。
図7に示されるように、係止部としての折り返し部97は、図右側(車両後方)に開いている。補助灯火器用ハーネス76を図右側から入れることで、補助灯火器用ハーネス76は、折り返し部97に係止される。補助灯火器用ハーネス76の車両前方側に縦壁部86が配置され、車両外方側に折り返し部97が配置されるので、補助灯火器用ハーネス76は縦壁部86及び折り返し部97に保護される。
また、折り返し部97の先端に、膨らみ部98が備えられており、補助灯火器用ハーネス76は膨らみ部98に引っ掛かるので、折り返し部97から外れ難くなっている。
図7に示されるように、係止部としての折り返し部97は、図右側(車両後方)に開いている。補助灯火器用ハーネス76を図右側から入れることで、補助灯火器用ハーネス76は、折り返し部97に係止される。補助灯火器用ハーネス76の車両前方側に縦壁部86が配置され、車両外方側に折り返し部97が配置されるので、補助灯火器用ハーネス76は縦壁部86及び折り返し部97に保護される。
また、折り返し部97の先端に、膨らみ部98が備えられており、補助灯火器用ハーネス76は膨らみ部98に引っ掛かるので、折り返し部97から外れ難くなっている。
以上に述べた内容をまとめて以下に記載する。
上記図1に示したように、運転者が把持するハンドル17を操舵可能に軸支するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12の前方に配置され荷物を積載するために上方に開口81する前カゴ21と、車両の前部に取付けられ車両前方を照らす主灯火器22と、この主灯火器22の車幅方向左右に配置され車両前方を照らす補助灯火器23Lと、を備えている自動二輪車10の灯火器支持構造において、補助灯火器23Lは、前カゴ21の開口81付近にて前カゴ21に取付けられており、補助灯火器23Lに電力を供給する補助灯火器用ハーネス76は、前カゴ21に一体成形された係止部82〜85に係止されている。
上記図1に示したように、運転者が把持するハンドル17を操舵可能に軸支するヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12の前方に配置され荷物を積載するために上方に開口81する前カゴ21と、車両の前部に取付けられ車両前方を照らす主灯火器22と、この主灯火器22の車幅方向左右に配置され車両前方を照らす補助灯火器23Lと、を備えている自動二輪車10の灯火器支持構造において、補助灯火器23Lは、前カゴ21の開口81付近にて前カゴ21に取付けられており、補助灯火器23Lに電力を供給する補助灯火器用ハーネス76は、前カゴ21に一体成形された係止部82〜85に係止されている。
この構成により、図5に示される補助灯火器23L、23Rは前カゴ21の開口81付近に取付けられ、別途取付け用のステーを必要としないので、部品点数を増やすことなく、補助灯火器23L、23Rを支持することができる自動二輪車の灯火器支持構造を提供することができる。
上記図2に示したように、前カゴ21は、底部61とこの底部の縁62から立ち上げた壁部63〜66とからなり、この壁部63〜66の上端から外方へ水平に水平部67を延ばし、この水平部67の先端から下方へスカート部68を延ばし、このスカート部68に補助灯火器23Lを取付ける取付穴77が設けられている。
この構成により、スカート部68を利用して補助灯火器23Lを支持するので、補助灯火器23Lの支持構造を簡易にでき、部品コストの低減を図ることができる。
上記図2に示したように、取付穴77より車両前方位置にて、水平部67から下がる縦壁部86が、壁部64に一体成形されている。
この構成により、縦壁部86がリブの役割を果たすので、取付穴77近傍のスカート部68が縦壁部86により補強され、補助灯火器23Lの支持部を保護することができる。
加えて、係止部82〜85及び補助灯火器用ハーネス76の車両前方側に縦壁部86が配置されるので、縦壁部86で係止部82〜85及び補助灯火器用ハーネス76を保護することができる。
この構成により、縦壁部86がリブの役割を果たすので、取付穴77近傍のスカート部68が縦壁部86により補強され、補助灯火器23Lの支持部を保護することができる。
加えて、係止部82〜85及び補助灯火器用ハーネス76の車両前方側に縦壁部86が配置されるので、縦壁部86で係止部82〜85及び補助灯火器用ハーネス76を保護することができる。
尚、本発明に係る前カゴ21は上記の図2、図6の形状に限定されず、円又は楕円状の底部61の縁62から壁部が立ち上げられている筒状の前カゴであっても差し支えない。また、補助灯火器23L、23Rの形状も図2、図5に示したような円筒状のものに限定されず、角柱状のものであっても差し支えない。
また、本発明は、主灯火器(ヘッドライト)22の側方にウィンカ29を配置し、前カゴ21に常時点灯式のポジションランプ23L、23Rを取付ける構造であるが、ウィンカ29とポジションランプ23L、23Rとで取付け位置が換わっても差し支えない。
また、本発明は、主灯火器(ヘッドライト)22の側方にウィンカ29を配置し、前カゴ21に常時点灯式のポジションランプ23L、23Rを取付ける構造であるが、ウィンカ29とポジションランプ23L、23Rとで取付け位置が換わっても差し支えない。
本発明の自動二輪車の前部構造は、車両の前部に主灯火器及び補助灯火器を備えている自動二輪車に好適である。
10…自動二輪車、12…ヘッドパイプ、17…ハンドル、21…前カゴ、22…主灯火器、23L、23R…補助灯火器、61…底部、63…前壁部(壁部)、64、65…側壁部(壁部)、66…後壁部(壁部)、67…水平部、68…スカート部、76、91…補助灯火器用ハーネス、77…取付穴、81…開口、82〜85、92〜95…係止部、86、88…縦壁部、97…係止部(折り返し部)。
Claims (6)
- 運転者が把持するハンドル(17)を操舵可能に軸支するヘッドパイプ(12)と、このヘッドパイプ(12)の前方に配置され荷物を積載するために上方に開口する前カゴ(21)と、車両の前部に取付けられ車両前方を照らす主灯火器(22)と、この主灯火器(22)の車幅方向左右に配置され車両前方を照らす補助灯火器(23L、23R)と、を備えている自動二輪車(10)の灯火器支持構造において、
前記補助灯火器(23L、23R)は、前記前カゴ(21)の開口(81)付近にて前記前カゴ(21)に取付けられており、
前記補助灯火器(23L、23R)に電力を供給する補助灯火器用ハーネス(76、91)は、前記前カゴ(21)に一体成形された係止部(82〜85、92〜95、97)に係止されていることを特徴とする自動二輪車の灯火器支持構造。 - 前記前カゴ(21)は、底部(61)とこの底部の縁(62)から立ち上げた壁部(63〜66)とからなり、この壁部(63〜66)の上端から外方へ水平に水平部(67)を延ばし、この水平部(67)の先端から下方へスカート部(68)を延ばし、このスカート部(68)に前記補助灯火器(23L、23R)を取付ける取付穴(77)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の灯火器支持構造。
- 前記取付穴(77)より車両前方位置にて、前記水平部(67)から下がる縦壁部(86、88)が、前記壁部(64、65)に一体成形されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自動二輪車の灯火器支持構造。
- 前記係止部(82〜85、92〜95、97)は、前記取付穴(77)より下方に配置されるものであり、
前記縦壁部(86、88)は、車両正面にて前記係止部(82〜85、92〜95、97)を覆うべく下方まで延びていることを特徴とする請求項3記載の自動二輪車の灯火器支持構造。 - 前記補助灯火器(23L、23R)は、前記前カゴ(21)の開口(81)よりも下方に配置されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の自動二輪車の灯火器支持構造。
- 前記補助灯火器(23L、23R)の上端部は、前記前カゴ(21)の開口(81)の高さ近傍になるように配置されることを特徴とする請求項5記載の自動二輪車の灯火器支持構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010056263A JP2011189797A (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 自動二輪車の灯火器支持構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010056263A JP2011189797A (ja) | 2010-03-12 | 2010-03-12 | 自動二輪車の灯火器支持構造 |
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JP2011189797A true JP2011189797A (ja) | 2011-09-29 |
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ID=44795177
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2011189797A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015081012A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | ブリヂストンサイクル株式会社 | バスケットへのバッテリーランプ取付構造 |
JP2015186953A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両のフロントカウル構造 |
JP2016028957A (ja) * | 2015-10-19 | 2016-03-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | バスケットおよび自転車 |
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2010
- 2010-03-12 JP JP2010056263A patent/JP2011189797A/ja active Pending
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JP2015081012A (ja) * | 2013-10-23 | 2015-04-27 | ブリヂストンサイクル株式会社 | バスケットへのバッテリーランプ取付構造 |
JP2015186953A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗り型車両のフロントカウル構造 |
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