JP2011189595A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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JP2011189595A JP2010057131A JP2010057131A JP2011189595A JP 2011189595 A JP2011189595 A JP 2011189595A JP 2010057131 A JP2010057131 A JP 2010057131A JP 2010057131 A JP2010057131 A JP 2010057131A JP 2011189595 A JP2011189595 A JP 2011189595A
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Hiroyuki Onishi
弘幸 大西
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Abstract

【課題】媒体に着弾したインクを簡易に平滑化すること。
【解決手段】媒体にカラーインクを噴射するカラーインクノズルであって、小カラーイン
ク滴と該小カラーインク滴よりも大きい大カラーインク滴とを噴射するカラーインクノズ
ルと、前記媒体に透明なクリアインクを噴射するクリアインクノズルであって、小クリア
インク滴と該小クリアインク滴よりも大きい大クリアインク滴とを噴射するクリアインク
ノズルと、を備え、前記大クリアインク滴のインク重量が、前記大カラーインク滴のイン
ク重量と前記小カラーインク滴のインク重量との差よりも大きい、印刷装置。
【選択図】図9

Description

本発明は、印刷装置及び印刷方法に関する。
インクを媒体に噴射して画像を形成するインクジェット式のプリンタが利用されている
。このようなプリンタのなかには、透明なクリアインクを媒体に噴射することで、媒体上
のインクの平滑化を図り、見た目の光沢感を向上させるものがある。
特許4321050号公報
紫外線硬化型インクを用いて印刷を行った場合、媒体にインクが着弾してから間もなく
仮硬化されるため、インクが濡れ拡がりにくい。すなわち、インクが平滑化されにくい。
媒体に着弾したインクが平滑化されないと、見た目の光沢感が失われる。よって、媒体全
体にわたって着弾したインクが平滑化されていることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、媒体に着弾したインクを簡易
に平滑化することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
媒体にカラーインクを噴射するカラーインクノズルであって、小カラーインク滴と該小
カラーインク滴よりも大きい大カラーインク滴とを噴射するカラーインクノズルと、
前記媒体に透明なクリアインクを噴射するクリアインクノズルであって、小クリアイン
ク滴と該小クリアインク滴よりも大きい大クリアインク滴とを噴射するクリアインクノズ
ルと、
を備え、前記大クリアインク滴のインク重量が、前記大カラーインク滴のインク重量と前
記小カラーインク滴のインク重量との差よりも大きい、印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本実施形態におけるプリンタ1の概略側面図である。 本実施形態におけるプリンタ1の概略上面図である。 本実施形態におけるプリンタ1のブロック図である。 図4Aは、第1ヘッド41Aの構成を説明する図であり、図4Bは、第2ヘッド41Bの構成を説明する図である。 図5Aは、ヘッドの構造を説明する図であり、図5Bは、ヘッドにおける流路供給口404の拡大図である。 図6Aは、カラーインク用の第1駆動信号COM_1の例を説明する図であり、図6Bは、クリアインク用の第2駆動信号COM_2の例を説明する図である。 仮硬化ユニット80におけるLED基板の説明図である。 本実施形態における印刷処理のフローチャートである。 カラーインクのドットサイズとクリアインクのドットサイズを比較するための第1の図である。 カラーインクのドットサイズとクリアインクのドットサイズを比較するための第2の図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
媒体にカラーインクを噴射するカラーインクノズルであって、小カラーインク滴と該小
カラーインク滴よりも大きい大カラーインク滴とを噴射するカラーインクノズルと、
前記媒体に透明なクリアインクを噴射するクリアインクノズルであって、小クリアイン
ク滴と該小クリアインク滴よりも大きい大クリアインク滴とを噴射するクリアインクノズ
ルと、
を備え、前記大クリアインク滴のインク重量が、前記大カラーインク滴のインク重量と前
記小カラーインク滴のインク重量との差よりも大きい、印刷装置。
このようにすることで、媒体に着弾したインクを簡易に平滑化することができる。
かかる印刷装置であって、前記カラーインク及び前記クリアインクは紫外線硬化型のイ
ンクであることが望ましい。また、さらに、前記媒体に対して紫外線を照射する紫外線照
射部を備えることが望ましい。また、前記大カラーインク滴のインク重量と前記大クリア
インク滴のインク重量は、前記カラーインクノズルに関連するインク供給口の大きさと前
記クリアインクノズルに関連するインク供給口の大きさを異ならせることによって調整さ
れることが望ましい。
また、前記大カラーインク滴のインク重量と前記大クリアインク滴のインク重量は、前
記カラーインクノズル列に関連する駆動素子に印加される駆動信号と、前記クリアインク
ノズル列に関連する駆動素子に印加される駆動信号と、を異ならせることによって調整さ
れることが望ましい。さらに、前記クリアインクノズルは、前記小クリアインク滴よりも
大きく前記大クリアインク滴よりも小さい中クリアインク滴を噴射し、前記中クリアイン
ク滴のインク重量が、前記大カラーインク滴のインク重量と前記小カラーインクのインク
重量との差よりも大きいこととしてもよい。
このようにすることで、媒体に着弾したインクを簡易に平滑化することができる。
媒体にカラーインクを噴射するカラーインクノズルであって、小カラーインク滴と該小
カラーインク滴よりも大きい大カラーインク滴とを噴射するカラーインクノズルと、
前記媒体に透明なクリアインクを噴射するクリアインクノズルであって、小クリアイン
ク滴と該小クリアインク滴よりも大きい大クリアインク滴とを噴射するクリアインクノズ
ルと、
前記カラーインクノズルからのカラーインクの噴射と、前記クリアインクノズルからの
クリアインクの噴射と、を制御する制御部と、
を備え、
前記媒体に前記小カラーインク滴を噴射することと、
前記大カラーインク滴のインク重量と前記小カラーインク滴のインク重量との差よりも
大きいインク重量を有するように前記大工リアインク滴を前記小カラーインク滴上に噴射
することと、
を含む、印刷方法。
このようにすることで、媒体に着弾したインクを簡易に平滑化することができる。
===実施形態===
図1は、本実施形態におけるプリンタ1の概略側面図である。図2は、本実施形態にお
けるプリンタ1の概略上面図である。図3は、本実施形態におけるプリンタ1のブロック
図である。以下、これらの図を参照しつつ、プリンタ1の構成について説明を行う。
図3には、プリンタ1とコンピュータ110が示されている。プリンタ1は、用紙搬送
ユニット10とヘッド移動ユニット20とヘッドユニット40と検出器群50とコントロ
ーラー60と駆動信号生成回路70と仮硬化ユニット80と本硬化ユニット90を備える
用紙搬送ユニット10は、搬送ローラー11A、第1押さえローラー11B、排紙ロー
ラー12A、及び、第2押さえローラー12Bを含む。搬送ローラー11A及び排紙ロー
ラー12Aは不図示のモーターに接続されており、モーターの回転はコントローラー60
によって制御される。そして、搬送ローラー11Aと第1押さえローラー11Bに挟み込
まれることで、媒体は搬送方向に搬送される。また、排紙ローラー12Aと第2押さえロ
ーラー12Bに挟み込まれることで、媒体は搬送方向に搬送され排紙される。本実施形態
において、媒体Sは白色の用紙である。
ヘッド移動ユニット20は、後述する第1ヘッド41Aと第2ヘッド41Bをヘッドの
移動方向に移動させる機能を有する。ヘッドの移動方向は、媒体Sの搬送方向に交差する
方向である。そして、媒体Sを所定量搬送した後、第1ヘッド41A及び第2ヘッド41
Bをヘッドの移動方向に移動させつつインクを噴射するという動作を繰り返すことによっ
て、媒体Sの全面に画像を形成することができるようになっている。
ヘッド移動ユニット20は、移動用ローラー21とプーリー22とベルト23とシャフ
ト24を含む。ベルト23は、移動用ローラー21とプーリー22とに架け渡される。移
動用ローラー21には不図示のモーターが取り付けられ、コントローラー60の制御によ
り回転させられることで、ベルト23が移動方向に移動する。ベルト23は、第1ヘッド
41Aに固定されている。第1ヘッド41Aは第2ヘッド41Bと一体に固定されている
。シャフト24は、第2ヘッド41Bを貫通するように設けられているので、第2ヘッド
41Bは、シャフト24を摺動するように移動可能である。これにより、第1ヘッド41
Aをヘッドの移動方向に移動させることにより第2ヘッド41Bもヘッドの移動方向に移
動する。
ヘッドユニット40は、第1ヘッド41Aと第2ヘッド41Bの2つのヘッドを含む。
そして、各ヘッドは、インクを噴射するためのノズル列と、噴射したインクを仮硬化させ
るための仮硬化ユニットを含む。これら各ヘッドの構成については後述する。
検出器群50は、プリンタ1の各部の情報を検出してコントローラー60に送る様々な
検出器をあらわす。
コントローラー60は、プリンタ1の制御を行うための制御ユニットである。コントロ
ーラー60は、CPU61と、メモリ62と、インタフェース部63とを有する。CPU
61は、プリンタ全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ62は、CPU6
1のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EE
PROM等の記憶素子を有する。CPU61は、メモリ62に格納されているプログラム
に従って、各ユニットを制御する。インタフェース部63は、外部装置であるコンピュー
タ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行う。
駆動信号生成回路70は、後述するヘッドに含まれるピエゾ素子などの駆動素子に印加
してインク滴を噴射させるための駆動信号を生成する。駆動信号生成回路70は、不図示
のDACを含む。そして、コントローラー60から送られた駆動信号の波形に関するデジ
タルデータに基づいて、アナログの電圧信号を生成する。また、駆動信号生成回路70は
不図示の増幅回路も含んでおり、生成された電圧信号について電力増幅を行い、駆動信号
を生成する。
仮硬化ユニット80は、媒体Sに着弾した紫外線硬化型のインクに対して紫外線を照射
して着弾したインクを仮硬化(以下、「仮硬化」のことを「ピニング」と呼ぶことがある
)させる。すなわち、媒体Sに着弾したインク表面の粘度を高め、インクの移動を抑制す
る。このように、着弾したインクの表面の粘度を高めることによって、さらにそのインク
の上に別のインクが着弾した場合であっても、インク同士が移動しにくくなり、ブリード
を抑制することができる。
仮硬化ユニット80は、4つのLED基板81A、81B、81C、81Dを含む。L
ED基板81の構成については後述する。
本硬化ユニット90は、図2に示されるように搬送方向において最下流に配置される。
そして、媒体Sに紫外線を含む光を照射し、媒体Sに着弾した各インクを本硬化させる。
本硬化ユニット90は、前述のLED基板81が複数アセンブルされることによって構成
される。
図4Aは、第1ヘッド41Aの構成を説明する図である。本図は第1ヘッド41Aの上
面図であるが、ノズル配置及びLED配置の説明の容易のために、本来下部からしか視認
できないノズル孔及びLEDが透過的に示されている。第1ヘッド41Aは、イエローイ
ンクを噴射するイエローインクノズル列Y、マゼンタインクを噴射するマゼンタインクノ
ズル列M、シアンインクを噴射するシアンインクノズル列C、及び、ブラックインクを噴
射するブラックインクノズル列Kを含む。各ノズル列は、360dpiのノズルピッチP
を有し、ノズル#1〜#360の360個のノズルを含んでいる。
また、第1ヘッド41Aは、第1LED基板81A及び第2LED基板81Bを含む。
各LED基板は、複数のLEDを含む。そして、仮硬化のための紫外線を照射可能として
いる。このような構成により、断続的に搬送される媒体Sに対し第1ヘッド41Aはヘッ
ドの移動方向に移動しながらカラーインクを媒体に噴射しつつ、着弾したカラーインクに
紫外線を照射して仮硬化させることができる。
図4Bは、第2ヘッド41Bの構成を説明する図である。本図は第2ヘッド41Bの上
面図であるが、ノズル配置及びLED配置の説明の容易のために、本来下部からしか視認
できないノズル孔及びLEDが透過的に示されている。第2ヘッド41Bは、透明なクリ
アインクを噴射するクリアインクノズル列CLを含む。このノズル列も、360dpiの
ノズルピッチPを有し、ノズル#1〜#360の360個のノズルを含んでいる。
本実施形態において、カラーインク(シアン、マゼンタ、イエロー、及び、ブラック)
を噴射するためのノズル径Dは、クリアインクを噴射するためのノズル径Dと同じ大きさ
となっている。
また、第2ヘッド41Bも、第3LED基板81C及び第4LED基板81Dを含む。
各LED基板は複数のLEDを含み、仮硬化のための紫外線を照射可能としている。この
ような構成により、断続的に搬送される媒体に対し第2ヘッド41Bはクリアインクを媒
体に噴射しつつ、着弾したクリアインクに紫外線を照射して仮硬化させることができる。
図5Aは、ヘッドの構造を説明する図である。図には、ノズルNz、ピエゾ素子PZT
、インク供給路402、流路供給口404(インク供給口に相当)、及び、弾性板406
が示されている。
インク供給路402には、不図示のインクタンクからインクが供給される。そして、こ
れらのインク等は、流路供給口404に供給される。ピエゾ素子PZTには、後述する駆
動信号の駆動パルスが印加される。駆動パルスが印加されると、駆動パルスの信号に従っ
てピエゾ素子PZTが伸縮し、弾性板406を振動させる。そして、駆動パルスの振幅に
対応する量のインク滴がノズルNzから噴射されるようになっている。
図5Bは、ヘッドにおける流路供給口404の拡大図である。インクは流路供給口40
4に流れ込んだインクをピエゾ素子PZTが押し出すことによってノズルNzから噴射さ
れる。よって、流路供給口404に供給されるインクが多ければ、ノズルNzから噴射さ
れるインクも大きくなる。
本実施形態では、クリアインクCLを噴射させるノズルに連通する流路供給口の断面積
は、カラーインク(シアンC、マゼンタM、イエローY、ブラックK)のノズルに連通す
る流路供給口の断面積よりも小さくなっている。小ドットを形成するためのインクを噴射
するにあたっては、これら流路供給口の断面積の影響は少ないため、クリアインクCL、
及び、カラーインクでは、ほぼ同じインク重量でインクが噴射される。一方、噴射するイ
ンクのインク重量を徐々に大きくした場合には、流路供給口の断面積の影響が大きくなっ
ていく。よって、中ドット又は大ドットを形成するにあたり、カラーインクを、クリアイ
ンクCLよりも大きなインク重量で噴射させることができるようになる。
本実施形態では、上述のように、流路供給口の断面積の大きさを変えることにより、噴
射されるインクの重量を異ならせている。そのため、カラーインクを噴射させるためのピ
エゾ素子PZTと、カラーインク及びクリアインクを噴射させるためのピエゾ素子には、
同じ駆動信号が印加されることになる(例えば、後述する図6Aの第1駆動信号COM_
1を全てのインクに関連するピエゾ素子PZTに印加することとしてもよい)。
しかしながら、流路供給口の断面積の大きさの変化だけでは上述のようなインク重量に
調整しきれない場合も生ずる。このような場合には、以下に示すように、ピエゾ素子に印
加される駆動信号を異ならせることによっても、噴射されるインクのインク重量を調整す
ることができる。
図6Aは、カラーインク用の第1駆動信号COM_1の例を説明する図である。
駆動信号は、繰り返し周期Tごとに繰り返し生成される。繰り返し周期である期間Tは
、ヘッドが移動方向に1画素分移動する間の期間に対応する。例えば、印刷解像度が36
0dpiの場合、期間Tは、ヘッドが媒体に対して1/360インチ移動するための期間
に相当する。そして、印刷データに含まれる画素データに基づいて、期間Tに含まれる各
区間の駆動パルスPS11〜PS14をピエゾ素子PZTに印加することによって、1つ
の画素内に大きさの異なるインク滴が噴射され、複数階調を表現可能としている。
第1駆動信号COM_1は、繰り返し周期Tにおける区間T1で生成される駆動パルス
PS11と、区間T2で生成される駆動パルスPS12と、区間T3で生成される駆動パ
ルスPS13と、区間T4で生成される駆動パルスPS14とを有する。
駆動パルスPS12は、ノズルNzにおけるインク表面を微振動させるための駆動パル
スである。この駆動パルスPS12がピエゾ素子PZTに印加されても、ノズルNzから
はインクは噴射されない。
駆動パルスPS14は、電圧幅Vhs1を有する駆動パルスである。駆動パルスPS1
1は、電圧幅Vhm1を有する駆動パルスである。駆動パルスPS13は、電圧幅Vhl
1を有する駆動パルスである。電圧幅は、Vhs1<Vhm1<Vhl1の大小関係を有
している。駆動パルスの電圧幅が大きいほどピエゾ素子PZTは大きく変位することから
、電圧幅が大きいほど大きなインクが噴射されることになる。すなわち、駆動パルスPS
14は小ドットを噴射させるための駆動パルスであり、駆動パルスPS11は、中ドット
を噴射させるための駆動パルスであり、駆動パルスPS13は、大ドットを噴射させるた
めの駆動パルスである。
図6Bは、クリアインク用の第2駆動信号COM_2の例を説明する図である。第2駆
動信号COM_2において、区間T1〜T4のぞれぞれの区間の長さは第1駆動信号CO
M_1のものと同じである。また、駆動パルスPS22、及び、駆動パルスPS24は、
第1駆動信号COM_1のものと電圧幅が同じである。
駆動パルスPS21の電圧幅は、第1駆動信号COM_1のものよりも小さくなってい
る。また、駆動パルスPS23の電圧幅も、第1駆動信号COM_1のものよりも小さく
なっている。このような第2駆動信号COM_2がクリアインクを噴射するためのピエゾ
素子PZTに印加されることで、中ドット及び大ドットを形成するためのインク滴に関し
て、カラーインクのものよりも小さなインク滴を噴射することができる。
尚、このとき、第1駆動信号COM_1は、シアンインク、マゼンタインク、イエロー
インク、及び、ブラックインクを噴射するためのピエゾ素子PZTに共通に使用され、第
2駆動信号COM_2は、クリアインクを噴射するためのピエゾ素子PZTに共通に使用
される。
図7は、仮硬化ユニット80におけるLED基板の説明図である。LED基板81は、
複数のLEDアセンブリ83を含む。本実施形態では、媒体の幅方向に2個のLEDアセ
ンブリ83が並び、搬送方向に8つのLEDアセンブリ83が並ぶ(計16個のLEDア
センブリ83で構成される)。1つのLEDアセンブリ83には、4つのLED831が
含まれている。本実施形態におけるLED831は385〜405nmにピーク波長を有
するものが採用されている。
これらのLEDに供給される電流量が調整され、照射エネルギーは可変とすることがで
きるようになっている。本実施形態では、ピニングエネルギー(仮硬化エネルギー)が、
2〜20mJ/cmになるように、電流が調整されている。
また、本硬化ユニット90は、複数のLED基板81がヘッドの移動方向に並べられる
ようにして構成されている。そして、本硬化ユニット90は、第2ヘッド41Bの下流側
に取り付けられ、第2ヘッド41Bがヘッドの移動方向に移動することにより、同時に移
動するようになっている。このように、第2ヘッド41Bのより下流側に設けられている
ので、第1ヘッド41Aによって噴射され仮硬化されたカラーインクと、第2ヘッド41
Bによって噴射され仮硬化されたクリアインクとを本硬化することができる。
上述の紫外線硬化型のクリアインクは、紫外線によって硬化されると黄変することがあ
る。そのため、クリアインクは可能な限り薄く塗布することが望ましい。このため、薄く
塗布するために、クリアインクのドットサイズは、カラーインクのドットサイズよりも小
さく設定されることがある。
しかしながら、薄く塗布するためにクリアインクのドットサイズを小さくしすぎた場合
、カラーインクにおける大ドットの厚みと小ドットの厚みとの差を埋めることができない
場合も生ずる。これらの厚みの差を埋めきれないと、表面が平滑化されていないため、品
質が悪化することが考えられる。
本実施形態では、上述のような構成及び以下に示すインク重量(ドットサイズ)の大小
関係によって、カラーインクドット及びクリアインクドットを形成することにより、平滑
化された印刷物を提供することができる。
図8は、本実施形態における印刷処理のフローチャートである。
印刷処理が開始されると、媒体上に、カラーインクによってカラー画像が形成される(
S102)。次に、カラーインクの上にクリアインクが噴射され、画像がコーティングさ
れる。
図9は、カラーインクのドットサイズとクリアインクのドットサイズを比較するための
第1の図である。ここでは、カラーインクのドットとして、マゼンタインクの大ドット(
「大M」と表記)と、マゼンタインクの小ドット(「小M」と表記)が示されている。ま
た、マゼンタインクの小ドットの上に、クリアインクの大ドットが形成され、マゼンタイ
ンクの小ドットの上にクリアインクの小ドットが形成されている様子が示されている。カ
ラーインクのドットサイズとクリアインクのドットサイズについては、既に説明したよう
に、中ドットと大ドットのインク重量については少なくともクリアインクの方が小さいと
いう関係があるが、本実施形態では、さらに次のような関係がある。尚、インク滴は極め
て小さいことから、ここでは、ドットサイズとインク重量とがほぼ比例するものとする。

(カラーインクの大ドットインク重量−カラーインクの小ドットインク重量) < (
クリアインクの大ドットインク重量)
このようにすることによって、クリアインクの大ドットのサイズを必要以上に小さくし
ないので、重ねられたインクの総高さを比較的均一にすることができる。
特に、紫外線硬化型インクは水分率が少ない。よって、水分が蒸発したとしても、硬化
前と硬化後とで、インク滴のサイズ(ドットのサイズ)にあまり変化がない。また、仮硬
化されるため、インクは媒体上を濡れ拡がりにくい。よって、表面にインクの凹凸を生じ
やすい環境と考えられるが、このような場合であっても、上述のようなドットの大小関係
を満たすことにより、比較的平滑化された印刷物を提供することができる。
図10は、カラーインクのドットサイズとクリアインクのドットサイズを比較するため
の第2の図である。ここでも、カラーインクのドットとして、マゼンタインクの大ドット
と、マゼンタインクの小ドットが示されている。また、マゼンタインクの小ドットの上に
、クリアインクの中ドットが形成され、マゼンタインクの小ドットの上にクリアインクの
小ドットが形成されている様子が示されている。本実施形態において、上述のインク重量
の大小関係に加え、次のような関係があることとしてもよい。
(カラーインクの大ドットインク重量−カラーインクの小ドットインク重量) < (
クリアインクの中ドットインク重量)
このようにすることによっても、重ねられたインクの総高さを比較的均一にすることが
できる。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では、印刷装置としてプリンタ1が説明されていたが、これに限られる
ものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、
ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具現化することもで
きる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表
面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置
)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術
を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これら
の方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解
釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得
ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを噴射していた。しかし、流体を噴射す
る方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方
式など、他の方式を用いてもよい。
1 プリンタ、
10 用紙搬送ユニット、
20 ヘッド移動ユニット、
40 ヘッドユニット、41A 第1ヘッド、41B 第2ヘッド、
50 検出器群、
60 コントローラー、61 CPU、62 メモリ、63 インタフェース部、
70 駆動信号生成回路、
80 仮硬化ユニット、81 LED基板、
83 LEDアセンブリ、831 LED、
90 本硬化ユニット、
110 コンピュータ、
S 媒体

Claims (7)

  1. 媒体にカラーインクを噴射するカラーインクノズルであって、小カラーインク滴と該小
    カラーインク滴よりも大きい大カラーインク滴とを噴射するカラーインクノズルと、
    前記媒体に透明なクリアインクを噴射するクリアインクノズルであって、小クリアイン
    ク滴と該小クリアインク滴よりも大きい大クリアインク滴とを噴射するクリアインクノズ
    ルと、
    を備え、前記大クリアインク滴のインク重量が、前記大カラーインク滴のインク重量と前
    記小カラーインク滴のインク重量との差よりも大きい、印刷装置。
  2. 前記カラーインク及び前記クリアインクは紫外線硬化型のインクである、請求項1に記
    載の印刷装置。
  3. さらに、前記媒体に対して紫外線を照射する紫外線照射部を備える、請求項1又は2に
    記載の印刷装置。
  4. 前記大カラーインク滴のインク重量と前記大クリアインク滴のインク重量は、前記カラ
    ーインクノズルに関連するインク供給口の大きさと前記クリアインクノズルに関連するイ
    ンク供給口の大きさを異ならせることによって調整される、請求項1〜3のいずれかに記
    載の印刷装置。
  5. 前記大カラーインク滴のインク重量と前記大クリアインク滴のインク重量は、前記カラ
    ーインクノズル列に関連する駆動素子に印加される駆動信号と、前記クリアインクノズル
    列に関連する駆動素子に印加される駆動信号と、を異ならせることによって調整される、
    請求項1〜4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. さらに、
    前記クリアインクノズルは、前記小クリアインク滴よりも大きく前記大クリアインク滴
    よりも小さい中クリアインク滴を噴射し、
    前記中クリアインク滴のインク重量が、前記大カラーインク滴のインク重量と前記小カ
    ラーインクのインク重量との差よりも大きい、請求項1〜5のいずれかに記載の印刷装置
  7. 媒体にカラーインクを噴射するカラーインクノズルであって、小カラーインク滴と該小
    カラーインク滴よりも大きい大カラーインク滴とを噴射するカラーインクノズルと、
    前記媒体に透明なクリアインクを噴射するクリアインクノズルであって、小クリアイン
    ク滴と該小クリアインク滴よりも大きい大クリアインク滴とを噴射するクリアインクノズ
    ルと、
    前記カラーインクノズルからのカラーインクの噴射と、前記クリアインクノズルからの
    クリアインクの噴射と、を制御する制御部と、
    を備え、
    前記媒体に前記小カラーインク滴を噴射することと、
    前記大カラーインク滴のインク重量と前記小カラーインク滴のインク重量との差よりも
    大きいインク重量を有するように前記大工リアインク滴を前記小カラーインク滴上に噴射
    することと、
    を含む、印刷方法。
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