JP2011188098A - 迷惑電話判定方法、通信制御装置およびプログラム - Google Patents

迷惑電話判定方法、通信制御装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】誤判定による問題を解決する迷惑電話判定方法、通信制御装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】誤判定回避装置100は、SPIT判定部10から起動指示を受信したとき、DTMFによる応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末40に送出する音声送出部106と、受信側端末40からのDTMFによる応答を受信する音声受信部108と、受信したDTMFが接続許可通知を示すものであった場合、発信側端末30と受信側端末40を接続し、接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった場合、発信側端末30と受信側端末40の呼を切断する通信制御部102と、を備え、発信側端末30毎に接続許可通知を示すDTMFが得られなかった回数をカウントし、カウント回数に応じて、SPIT判定部10に識別情報の発信側端末30はSPITであると判定させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、迷惑電話判定方法、通信制御装置およびプログラムに関し、特に、発信端末から発信された情報が迷惑情報か否かの判定に基づいて通信を制御する迷惑電話判定方法、通信制御装置およびプログラムに関する。
近年、VoIP(Voice over Internet Protocol)等の技術が研究され、電話網にIP(Internet Protocol)を用いたサービスの開発が進んでいる。また、通信端末の情報処理能力も高くなり、通信端末のPC(Personal Computer)化が進んでいる。これらに伴い、電話網を用いた多様なサービスの実現が可能となる。しかし、サービスの多様化に伴い、広告や勧誘の電話など、迷惑電話となるサービスも増加すると考えられる。そのため、迷惑電話を検出する技術が求められている。
このような迷惑電話を検出する技術を使用した迷惑電話判定装置の一例が非特許文献1に記載されている。非特許文献1記載の迷惑電話判定装置は、多段構成によるSPIT(SPam over Internet Telephony)の検出を行っており、全てのステージにおいて、各ステージ固有の自動化されたメカニズム、あるいは受信者がSPIT防止システムにフィードバックを行うようになっている。第1ステージでは、発信者も、受信者も、防止システムが動作していることに気付くことなくSPIT検出が可能であり、第2ステージでは、防止システムが発信者もしくは少なくとも発信者の端末と交信してSPIT検出を行う。
第1ステージは発信者と受信者との通信頻度などからSPIT判定を行う。発信者に対してアクセスする必要もないため、発信者はその存在を全く認識できない。第2ステージは発信者の端末や発信者との通信を行う。
この第2ステージは、かかってきた全ての通話が全ステージを通過するわけではない。例えば、第1ステージで「SPITではない/SPITである」ことが確定した通話については、第2ステージの解析は行わないで解析を終了する。第2ステージは第1ステージのSPIT判定が「正規の通話であり、SPITではない/SPITである」のどちらにも当てはまらずに「どちらともいえない」結果となった場合に使用する。
また、迷惑電話を防止する制御装置などの例として、特許文献1および特許文献2に記載のようなものもある。
特開2005−252802号公報 特開2007−116542号公報
ユールゲン クイテク、外3名、「NEC技報 Vol.59 No.2/2006」、[online]、2006年4月、日本電気株式会社、[2009年11月30日検索]、インターネット〈URL:http://www.nec.co.jp/techrep/ja/journal/g06/n02/t060233.pdf〉
上述した非特許文献1記載の装置においては、第2ステージのSPIT判定結果は「SPITではない/SPITである」の2種類のみであった。すなわち、SPITであると判定した場合には、受信者に何の断りもなく発信者からの呼を切断する。このため、誤判定をした場合には発信者や受信者に迷惑をかけることになるという問題点があった。
本発明の目的は、上述した課題である誤判定による問題を解決する迷惑電話判定方法、通信制御装置およびプログラムを提供することにある。
本発明の迷惑電話判定方法は、
発信側端末からの呼接続要求の受信後、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)による応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末に送出し、
前記受信側端末からの前記DTMFによる前記応答を待ち、
受信した前記DTMFに基づき前記発信側端末と前記受信側端末との呼接続を制御し、
受信した前記DTMFが接続を許可するものだった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を接続し、
受信した前記DTMFが接続を許可するものでなかった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を切断するとともに、前記発信側端末毎に前記許可するものでなかった回数をカウントし、前記発信側端末の識別情報と前記許可するものでなかった回数とを関連付けて記録し、
記録された前記許可するものでなかった回数に応じて、迷惑電話を判定する。
本発明の通信制御装置は、
SPIT(SPam over Internet Telephony)を検出する検出装置から起動指示を受信したとき、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)による応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末に送出する確認手段と、
受信側端末からの前記DTMFによる前記応答を受信する応答受信手段と、
受信した前記DTMFに応じて、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を制御する制御手段と、
を備える。
本発明のプログラムは、
記憶装置を備える通信制御装置を実現するコンピュータに、
SPIT(SPam over Internet Telephony)を検出する検出装置から起動指示を受信したとき、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)による応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末に送出する手順と、
前記受信側端末からの前記DTMFによる前記応答を受信する手順と、
受信した前記DTMFが接続許可通知を示すものであった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を接続するとともに、前記接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を切断する手順と、
前記発信側端末毎に前記接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった回数をカウントし、前記発信側端末の識別情報と前記得られなかった回数とを関連付けて前記記憶装置に記録する手順と、
記録された前記得られなかった回数に応じて、前記検出装置に前記識別情報の前記発信側端末はSPITであると判定させる手順と、を実行させるためのプログラムである。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、誤判定による問題を解決する迷惑電話判定方法、通信制御装置およびプログラムが提供される。
本発明の実施形態に係る迷惑電話判定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る迷惑電話判定装置のIP電話網への適用例を示すネットワーク図である。 本発明の実施形態に係る誤判定回避装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る迷惑電話判定装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の実施の形態に係る通信制御装置について説明する。本実施形態では、通信制御装置は、誤判定回避装置100として迷惑電話判定装置3に搭載され、発信側端末30から受信側端末40への着呼を検出し、発信側端末30が迷惑電話か否かを判定し、受信側端末40と発信側端末30との呼制御を行う。
図1は、本発明の実施の形態に係る迷惑電話判定装置3の構成を示す機能ブロック図である。
迷惑電話判定装置3は、SPIT(SPam over Internet Telephony)判定部10を備え、多段構成によるSPITの検出を行う。すなわち、迷惑電話判定装置3は、発信側端末30から発信された動画情報または静止画情報を含む受信情報や音声が迷惑情報を含むか否かを判定し、発信側端末30からの着信要求を接続または切断する通信制御を行う。
なお、本実施形態において、迷惑電話判定装置3によって制御される通信とは、VoIPを応用したSIPを利用したインターネット電話等のIP電話の通話を行うための一連の通信を意味する。迷惑情報とは、たとえば、広告や勧誘の情報、あるいは、受信者が望まない情報やウィルス感染を引き起こす可能性のある情報などを含み、時に一方的に多量に受信側端末40に送信される情報である。
迷惑電話判定装置3では、全てのステージにおいて、各ステージ固有の自動化されたメカニズム、あるいは受信者がSPIT防止システムにフィードバックを行うようになっている。第1ステージでは、発信者も、受信者も、防止システムが動作していることに気付くことなくSPIT検出が可能であり、第2ステージでは、防止システムが発信者もしくは少なくとも発信者の端末と交信してSPIT検出を行う。
第1ステージは発信者が使用する発信側端末30と受信者が使用する受信側端末40との通信頻度などからSPIT判定を行う。発信者が使用する発信側端末30に対してアクセスする必要もないため、発信者はその存在を全く認識できない。第2ステージは発信者の発信側端末30や発信者の受信側端末40との通信を行う。
この第2ステージは、かかってきた全ての通話が通過するわけではない。たとえば、第1ステージで「SPITではない/SPITである」ことが確定した通話については、第2ステージの解析は行わないで解析を終了する。第2ステージは第1ステージのSPIT判定が「正規の通話であり、SPITではない/SPITである」のどちらにも当てはまらずに「どちらともいえない」結果となった場合に使用する。
本実施形態の誤判定回避装置100は、第2ステージに実装されているSPIT判定部10が発信側端末30を使用する発信者をSPITであると判定した場合に、その判定が誤判定である可能性もあるため、呼を切断する前に、その判定が正しいかどうかを受信側端末40を使用する受信者に確認するための機能を有している。
この誤判定回避装置100は全体として、たとえば、図示しないCPUやメモリ、ハードディスク等の記憶ユニット、および通信装置を備え、キーボードやマウス等の入力装置やディスプレイやプリンタ等の出力装置と接続され、入力されたデータを情報処理するサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ、またはそれらに相当する情報処理装置や、第2ステージ内の装置に回路ユニットとして実装される情報処理モジュールなどにより実現することができる。そして、CPUが、記憶ユニットに記憶されるプログラムをメモリに読み出して実行することにより、上記各ユニットの各機能を実現することができる。なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
また、発信側端末30および受信側端末40は、たとえば、IP電話端末などであり、図示されないCPU、ROM、RAM、操作部、表示部、スピーカ、マイク、時計、移動通信部、および移動通信用アンテナ等、を備える。あるいは、発信側端末30および受信側端末40は、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、PCソフトフォン等であってもよい。
本実施形態の誤判定回避装置100は、SPITを検出するSPIT判定部10から起動指示を受信したとき、DTMFによる応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末40に送出する確認部(音声送出部106)と、受信側端末40からのDTMFによる応答を受信する応答受信部(音声受信部108)と、受信したDTMFが接続許可通知を示すものであった場合、発信側端末30と受信側端末40を接続するとともに、接続許可通知のDTMFが得られなかった場合、発信側端末30と受信側端末40の呼を切断する制御部(通信制御部102、DTMF判別部110)と、発信側端末30毎に接続許可通知のDTMFが得られなかった回数をカウントし、発信側端末30の識別情報とDTMFが得られなかった回数とを関連付けて記録する記録部(カウント部114、カウント記憶部116)と、を備え、記録されたDTMFが得られなかった回数に応じて、SPIT判定部10に識別情報の発信側端末はSPITであると判定させる。
誤判定回避装置100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
本実施形態のコンピュータプログラムは、誤判定回避装置100を実現させるためのコンピュータに、SPITを検出するSPIT判定部10から起動指示を受信したとき、DTMFによる応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末40に送出する手順と、受信側端末40からのDTMFによる応答を受信する手順と、受信したDTMFが接続許可通知を示すものであった場合、発信側端末30と受信側端末40を接続するとともに、接続許可通知のDTMFが得られなかった場合、発信側端末30と受信側端末40の呼を切断する手順と、発信側端末30毎に接続許可通知のDTMFが得られなかった回数をカウントし、発信側端末30の識別情報とDTMFが得られなかった回数とを関連付けてカウント記憶部116に記録する手順と、記録されたDTMFが得られなかった回数に応じて、SPIT判定部10に識別情報の発信側端末30はSPITであると判定させる手順と、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
誤判定回避装置100は、主な機能部として、通信制御部102と、音声記憶部104と、音声送出部106と、音声受信部108と、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)判別部110と、設定記憶部112と、カウント部114と、カウント記憶部116と、リスト制御部118と、ホワイトリスト記憶部(図中、「ホワイトリスト」と示す)120、ブラックリスト記憶部(図中、「ブラックリスト」と示す)122と、を備える。
この誤判定回避装置100は、迷惑電話判定装置3に実装されているSPIT判定部10が発信側端末30を使用する発信者をSPITであると判定した場合に、SPIT判定部10により起動される。
通信制御部102は、SPIT判定部10からの起動指示に呼応して起動され、受信側端末40を使用する受信者と音声ガイダンスが可能な状態になるように接続する。また、後述するように、通信制御部102は、受信側端末40からの指示、すなわち、音声に含まれるDTMFに従って、受信側端末40と発信側端末30との間の呼接続を制御する。たとえば、通信制御部102は、受信側端末40を使用する受信者が接続を許可するDTMFを受信した場合に発信側端末30との呼接続を行う。一方、受信側端末40を使用する受信者が接続を拒否するDTMFを受信した場合に発信側端末30との呼接続を切断する。本実施形態において、通信制御部102は、SIPを利用して受信側端末40と接続する。
音声記憶部104は、あらかじめ複数のガイダンス用の音声データが記憶されている。例として、「発信者と話をしますか?する場合、1を押して下さい。しない場合、2を押して下さい。また、通話後に2を押すと、今後、この番号は通話拒否が可能です。」など、受信側端末40を使用する受信者に接続してよいかどうかを確認する、すなわち、接続を許可するか拒否するかを選択させる操作を促すメッセージの音声データを記憶する。
後述する設定記憶部112には、受信者に操作させたい受信側端末40の操作キー(0〜9の番号や記号(*、♯)等)と、操作に応じた処理が対応付けて記憶されている。この操作キーと処理の対応を、受信者にガイダンスして、操作を促すためのメッセージが複数音声記憶部104に準備されることとなる。
受信者の受信側端末40で操作キーを操作すると、操作キーに対応した音がDTMFとして音声に挿入される。誤判定回避装置100は、受信者の受信側端末40からの音声に含まれるDTMFを検出することで、受信者の操作を判別することができることとなる。
音声送出部106は、通信制御部102が受信側端末40と接続された後、受信側端末40を使用する受信者に対して、発信側端末30を使用する発信者がSPITと判定されたが、接続してよいかどうかを質問するメッセージの音声データを受信側端末40に送出する。このとき、音声送出部106は、上述した音声記憶部104に予め記憶されているガイダンス用の音声データから選択して、受信側端末40に送出する。
ここで、たとえば、RTP(Real-time Transport Protocol)を用いて、音声や映像で受信側端末40にガイダンスを送出することができる。静止画または動画などの画像によるガイダンスの場合、受信側端末40の表示部(不図示)に画像が表示されてもよい。または、音声と画像の組み合わせであってもよい。また、受信者の注意を喚起するために、受信側端末40のバイブレーション機能(不図示)を作動させてもよい。たとえば、音声のリズムに合わせたり、映像の輝度、色または画面の画素の変化に合わせたバイブレーション機能を制御できるが、バイブレーション機能の制御方法は特に限定しない。なお、画面の画素の変化は、フレーム単位の差分から変化の違いを算出することができる。
このように、本実施形態では、通信制御部102が第2ステージから受信者に対してSIP(Session Initiation Protocol)による接続を行い、音声送出部106がRTPによる音声ガイダンスによる問い合わせにより受信者の受信側端末40にアクセスし、受信者からの判断を仰ぐことにより受信者の応答を確認することができる。すなわち、本実施形態によれば、SIPが動作可能な端末であれば、基本的にはRTPの動作が可能であるため、端末側の追加開発は不要となる。
音声受信部108は、受信側端末40からの音声を受信し、音声受信部108が受信したDTMFによる応答を含む音声をDTMF判別部110に受け渡す。ここで、「応答」とは、たとえば、受信側端末40を使用する受信者が、受信側端末40の操作部のいずれかの操作キーを操作し、たとえば、DTMFを返信したり、あるいは、発話した音声が返信されたりすることである。
DTMF判別部110は、音声受信部108が受信した音声に、DTMFが含まれているか否か、また、DTMFが含まれている場合、受信者がいずれかの操作キーを押下したのかDTMFから判別し、判別結果に応じた処理を行う。
設定記憶部112は、DTMFの判別基準を記憶する。たとえば、受信側端末40からの応答が「1」の操作キーに対応するDTMFの場合、受信側端末40の受信者が接続を許可したことを示すので、発信側端末30と受信側端末40の接続を許可することが予め対応付けて記憶されている。「2」の操作キーに対応するDTMFの場合、受信側端末40の受信者が接続を拒否したことを示すので、発信側端末30と受信側端末40は接続しないことが記憶されている。
設定記憶部112は、たとえば、予め所定の動作を指示するためのコマンドと、DTMFが関連付けて登録されているものとする。DTMF判別部110が受信したDTMFに基づいて、設定記憶部112を参照し、対応するコマンドを取得し、対応するコマンドに従って動作する。あるいは、DTMFによる動作を変更する必要がなければ、予めコンピュータプログラムに、これらの条件が記載されていてもよく、その場合は、設定記憶部112は不要となる。また、設定記憶部112の設定が変更された場合には、音声送出部106から送出されるガイダンスも変更されるように構成されているものとする。これらの変更処理は、様々な方法が考えられるが、本発明の本質には関わらないので、詳細な説明は省略する。
また、DTMFは、発信側端末30で操作された場合にも音声に含まれる可能性があるため、発信側端末30側からの正常を装った操作を機械的に行うような対応を極力防ぐためにも、DTMFを促すガイダンスのパターンを複数準備し、切り換えて使用するのが好ましい。また、受信者に操作させる操作キーを、複数にして、複数の操作を行わせ、複数のDTMFに基づいて判別することもできる。また、そのパターンをさらに複数準備してもよい。
カウント部114は、受信者が予めガイダンスで操作を促した操作キーと異なる操作を行い、指定されたDTMFが検出されなかった場合でも、指定外のDTMFが返信されたことを記録するために、その回数を記録し、発信側端末30の識別情報と関連付けてカウント記憶部116に記録する。これにより、SPIT判定部10は、発信側端末30が迷惑電話である可能性を推定できることとなる。その理由は、迷惑電話の発信は、通常の発信に比較して、発信回数が多くなる傾向にある。特に、機械による発信である場合、その回数の多さは顕著である。そのため、発信回数が多い場合に、迷惑電話であると推定することが可能になる。
さらに、カウント部114は、受信者の応答内容、たとえば、指定外の操作や操作をしなかった(応答がなかった)こと等の履歴を時系列で記録し、カウント記憶部116に記憶することができる。これにより、SPIT判定部10が、履歴を解析することで、発信側端末30の発信傾向から、迷惑電話か否かの判定を行うことが可能になる。
さらに、カウント部114は、受信者が予めガイダンスで操作を促したが、DTMFによる応答が検出されなかった場合にも、同様に、そのことを記録するために、その回数を記録し、発信側端末30の識別情報と関連付けてカウント記憶部116に記録することができる。これにより、SPIT判定部10が、発信側端末30が迷惑電話である可能性を推定できる。その理由は、上記と同様である。
DTMF判別部110は、まず、音声送出部106から受信側端末40を使用する受信者に質問の音声データを送出した後、受信者からの応答を待ち、予め設定した時間、待機する。
なお、確認メッセージで指定した番号以外を押した場合には、DTMF判別部110は、カウント部114に通知するとともに、「1」を押した動作と同様の動作、すなわち、受信側端末40を発信側端末30に呼を接続するよう通信制御部102に指示する。また、受信側端末40を使用する受信者からの回答が何もなく、受信者が使用する受信側端末40から通話切断の操作を受け付けた場合には、「2」を押した動作と同等の動作、すなわち、発信側端末30からの呼を切断するよう通信制御部102に指示する。
さらに、DTMF判別部110は、受信者が使用する受信側端末40からDTMFによる応答を受信した場合、受信した音声から受信者が何番の操作キーを押下したのか判別する。判別できなかった場合には、「2」が押されたものと判別する。ただし、この判別は設定可能である。
DTMF判別部110における判別結果が「1」だった場合、DTMF判別部110は、通信制御部102に、別途B2BUA(Back-to-Back User Agent)等により発信側端末30と受信側端末40を呼接続し、通話できるよう指示する。
なお、DTMF判別部110における判別結果は、たとえば、受信者の受信側端末40に音声または映像(画面)で、送出して通知してもよい。
なお、通信制御部102は、発信側端末30を使用する発信者と受信側端末40を使用する受信者の間の通話が正常に終了したか否かを監視し、正常に終了した場合、音声送出部106に通知する。音声送出部106は、受信者が使用する受信側端末40に対して「今後、発信者からの電話は必要ですか?必要なら1を不要なら2を押してください。」等の確認を促すメッセージを送出する。この確認メッセージも音声記憶部104に予め記憶されている。
また、DTMF判別部110は、DTMFの判別結果をリスト制御部118に通知する。
リスト制御部118は、受信側端末40を使用する受信者から「1」が応答されたと判別された場合には、受信側端末40を使用する受信者の情報が記録されているホワイトリスト記憶部120に受信者が使用する受信側端末40のアドレスや電話番号等の識別情報を記録する。
このホワイトリスト記憶部120に記憶された識別情報は、SPIT判定部10により、SPIT判定を行うか否かの判定に使用される。
すなわち、このホワイトリスト記憶部120の記録により、次回以降において対応する発信側端末30から受信者の受信側端末40への接続要求があった場合には、SPIT判定部10は、ホワイトリスト記憶部120を参照し、該当する発信側端末30のアドレスや電話番号等の識別情報を確認することにより、SPIT判定を行わずに発信側端末30と受信側端末40間の呼を接続することとなる。
リスト制御部118は、受信側端末40を使用する受信者から「2」が応答された場合には、受信側端末40を使用する受信者の情報が記録されているブラックリスト記憶部122に受信者が使用する発信側端末30のアドレスや電話番号等の識別情報を記録する。
このブラックリスト記憶部122に記憶された識別情報は、SPIT判定部10により、SPIT判定を行うか否かの判定に使用される。
すなわち、このブラックリスト記憶部122の記録により、次回以降、発信者の発信側端末30から受信者の受信側端末40への接続要求があった場合には、SPIT判定部10は、ブラックリスト記憶部122を参照し、該当する発信側端末30のアドレスや電話番号等の識別情報を確認することにより、SPIT判定を行わずに、発信側端末30からの呼を接続せず、切断することとなる。
迷惑電話判定装置3の設置例を図2に示す。図2に示すように、本実施形態の迷惑電話判定装置3は、IP電話網5などのネットワーク内に設置され、複数のIP電話端末20と接続できるようにL2orL3スイッチ21等と接続される。なお、IP電話端末20のどれかが、図1の発信側端末30と受信側端末40になる。
このように構成された本実施形態の誤判定回避装置100および迷惑電話判定装置3の動作について、以下に説明する。
図3は、本実施形態の誤判定回避装置100の動作の一例を示すフローチャートである。図4は、本実施形態の迷惑電話判定装置3の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、本実施の形態の誤判定回避装置100による迷惑電話判定方法を以下に説明する。
本実施形態の迷惑電話判定方法は、発信側端末30からの呼接続要求の受信後、DTMFによる応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末40に送出し(図3のステップS103)、受信側端末40からのDTMFによる応答を待ち(図3のステップS105)、受信したDTMFに基づき発信側端末30と受信側端末40の接続を制御し(図3のステップS111、S119、S121)、受信したDTMFが接続を許可するものであった場合、発信側端末30と受信側端末40を接続し、受信したDTMFが接続を許可するものでなかった場合、発信側端末30と受信側端末40の呼を切断するとともに、発信側端末30毎に許可するものでなかった回数をカウントし、発信側端末30の識別情報とその回数とを関連付けて記録し(図3のステップS127)、記録されたその回数に応じて、迷惑電話を判定する(図4のステップS207)。
具体的には、はじめに、図3に示すフローチャートを用いて、本発明の実施形態にかかる誤判定回避装置100の動作について説明する。
迷惑電話判定装置3において、SPIT判定部10から受信側端末40に起動指示があった際、本発明の実施形態に係る誤判定回避装置100は動作する。通信制御部102が、SPIT判定部10からの起動指示に呼応して(ステップS101のYES)、音声送出部106にガイダンス送出指示を出し、音声送出部106が、音声記憶部104から音声等によるガイダンスを受信側端末40に送出する(ステップS103)。送出されたガイダンスは、受信側端末40のスピーカ(不図示)から音声出力される。
音声受信部108が音声を受信し、受信側端末40が応答するまで、所定時間待機する(ステップS105)。このとき、図示されないタイマにより予め設定された時間だけ待機する。この設定は変更可能である。音声受信部108が、所定時間以内に受信側端末40が応答したことを検知したとき(ステップS105のYES)、DTMF判別部110に通知する。
そして、まず、DTMF判別部110が、音声の通話内容にDTMFを含むか否かを判別する(ステップS107)。DTMF判別部110が、DTMFを受信したと判別した場合(ステップS107のYES)、さらに、DTMF判別部110が、DTMFがいずれかの操作キーに対応するかを判別する(ステップS109)。
ステップS109では、DTMF判別部110が、設定記憶部112を参照し、DTMFが通話許可通知か否かを判別する。一方、DTMFでないと判別された場合(ステップS107のNO)、ステップS105に戻り、引き続き所定時間応答を待つ。
所定時間内で、受信側端末40からの応答がなく、応答を検知できなかった場合(ステップS105のNO)、受信側端末40との呼を切断し(ステップS119)、さらに、発信側端末30との呼を切断した(ステップS121)後、本処理を終了する。このとき、誤判定回避装置100は、迷惑電話判定装置3のSPIT判定部10に処理が終了したことを通知してもよい。
ステップS109の判別で、DTMFが通話許可通知を示す番号であると判別された場合(ステップS109のYES)、DTMF判別部110が通信制御部102に通知し、通信制御部102が、B2BUA等により発信側端末30と受信側端末40を呼接続し、通話を開始させる(ステップS111)。このとき、通信制御部102は、発信側端末30と受信側端末40間の通話を監視し、通話途中でDTMFを受信したか、通話が正常に終了したか等を監視する。
なお、ステップS109の判別で、DTMFが通話許可通知を示す番号ではなく、他の番号のDTMFであると判別された場合(ステップS109のNO)、ステップS123に進む。
ステップS111で通信制御部102が監視をしている間に、DTMFを受信した場合(ステップS113のYES)、DTMF判別部110に通知し、ステップS123に進む。
そして、DTMF判別部110が、設定記憶部112を参照し、DTMFが通話拒否通知か否かを判別する(ステップS123)。DTMFが通話拒否通知を示す番号であると判別された場合(ステップS123のYES)、リスト制御部118および通信制御部102に通知する。そして、リスト制御部118が、ブラックリスト記憶部122にアクセスし、発信側端末30のアドレスや電話番号などの識別情報をブラックリストに登録する(ステップS125)。また、このとき、リスト制御部118が、迷惑電話判定装置3のSPIT判定部10に、ブラックリストが更新されたことを通知してもよい。
そして、通信制御部102が、受信側端末40との呼を切断し(ステップS119)、さらに、発信側端末30との呼を切断した(ステップS121)後、本処理を終了する。
一方、DTMFが通話拒否通知を示す番号ではない他の番号のDTMFであると判別された場合(ステップS123のNO)、カウント部114に通知する。カウント部114が、通話拒否通知以外の応答が受信側端末40からあった回数をカウントし、発信側端末30のアドレスや電話番号などの識別情報と、その回数とを関連付けてカウント記憶部116に記憶する(ステップS127)。そして、ステップS111の通話監視中でない場合、すなわち、ステップS109からステップS123に進んだ場合(ステップS129のNO)、ステップS105に戻り、引き続き所定時間応答を待つ。一方、ステップS113のDTMF検出のステップからステップS123に進み(ステップS113のYES)、ステップS111の通話監視中の場合、ステップS105に戻らず、ステップS111に戻る(ステップS129のYES)。
ステップS111で、通話監視中に、正常に通話が終了したことを検知した場合(ステップS113のNO、かつステップS115のYES)、リスト制御部118に通知する。そして、リスト制御部118が、ホワイトリスト記憶部120にアクセスし、発信側端末30のアドレスや電話番号などの識別情報をホワイトリストに登録する(ステップS117)。また、このとき、リスト制御部118が、迷惑電話判定装置3のSPIT判定部10に、ホワイトリストが更新されたことを通知してもよい。
そして、通信制御部102が、受信側端末40との呼を切断し(ステップS119)、さらに、発信側端末30との呼を切断した(ステップS121)後、本処理を終了する。
一方、通話が継続している間は(ステップS115のNO)、ステップS111に戻り、DTMF検出(ステップS113)と通話終了検出(ステップS115)を含む監視(ステップS111)を継続する。
次に、図4を用いて、本実施形態の迷惑電話判定装置3の動作について、以下に説明する。
まず、迷惑電話判定装置3において、発信側端末30から受信側端末40への着信を検出したとき(ステップS201のYES)、本処理が開始する。そして、SPIT判定部10が、誤判定回避装置100のホワイトリスト記憶部120を参照し、発信側端末30の識別情報がホワイトリストに登録されているか否かを確認する(ステップS203)。ホワイトリストに登録があった場合(ステップS203のYES)、SPIT判定部10は、SPIT判定処理を行わずに、そのまま、発信側端末30と受信側端末40の呼を接続し(ステップS221)、本迷惑電話判定処理を終了する。
一方、ホワイトリストに登録がなかった場合(ステップS203のNO)、SPIT判定部10が、誤判定回避装置100のブラックリスト記憶部122にアクセスし、発信側端末30の識別情報がブラックリストに登録されているか否かを確認する(ステップS205)。ブラックリストに登録があった場合(ステップS205のYES)、SPIT判定部10は、SPIT処理を行わずに、そのまま発信側端末30と受信側端末40の呼を切断し(ステップS223)、本迷惑電話判定処理を終了する。
一方、ブラックリストに登録がなかった場合(ステップS205のNO)、SPIT判定部10が、誤判定回避装置100のカウント記憶部116を参照し、発信側端末30に対応するカウント値が、予め設定された値以上か否かを判別する(ステップS207)。発信側端末30に対応するカウント値が所定値以上の場合(ステップS207のYES)、SPIT判定部10は、SPIT処理を行わずに、そのまま発信側端末30と受信側端末40の呼を切断し(ステップS223)、本迷惑電話判定処理を終了する。
一方、発信側端末30に対応するカウント値が所定値以上でない場合(ステップS207のNO)、SPIT判定部10が、SPIT判定処理を行う(ステップS209)。そして、SPIT判定処理で、SPITが検出されたと判定された場合(ステップS211のYES)、誤判定回避装置100に起動を指示し(ステップS213)、本処理を終了する。一方、SPIT判定処理で、SPITが検出されなかったと判定された場合(ステップS211のNO)、ステップS221に進み、発信側端末30と受信側端末40の呼を接続し(ステップS221)、本処理を終了する。
本実施形態では、SPIT判定部10によるSPIT判定処理でSPITが検出されなかった場合に、誤判定回避装置100に起動指示を行う構成としているが、これに限定されない。たとえば、SPIT判定部10でSPITが検出されなかった場合にも、誤判定回避装置100を監視モード等で起動し、受信側端末40の受信者が、通話途中で迷惑電話と気付いたとき、通話を中止し、音声送出部106が、ブラックリストに登録するための操作方法をガイダンスで流して、操作を促してもよい。あるいは、音声送出部106が、信頼できる発信者の発信側端末30をホワイトリストに登録するための操作方法をガイダンスで流して、操作を促してもよい。そして、図3のステップS111以降の処理を行い、受信者が途中で指定された操作を行った場合、そのDTMFを検出し、発信側端末30と受信側端末40との通話を切断したり、ブラックリストやホワイトリストに発信側端末30の識別情報を登録することもできる。
このように、本実施形態の迷惑電話判定装置3によれば、受信側端末40からのDTMFが通話拒否通知を示す番号であった場合には、発信側端末30の識別情報をブラックリストに登録して、次回、ブラックリストに登録した発信側端末30を迷惑電話判定装置3のSPIT判定部10が受信した場合には、迷惑電話判定装置3はSPIT判定部10によるSPIT判定を行うことなく、発信側端末30はSPITであると判定することができる。
また、受信側端末40からのDTMFが通話許可通知を示す番号であった場合には、発信側端末30と受信側端末40を接続させ、通話開始させると同時に、通話内容からDTMFの有無を監視し、受信側端末40から通話拒否通知のDTMFを受信した場合には、発信側端末30の識別情報をブラックリストに登録することができる。
さらに、受信側端末40からの通話拒否通知がなく発信側端末30と受信側端末40の通話が終了した場合、ホワイトリストに発信側端末30の識別情報を登録することにより、次回、ホワイトリストに登録した発信側端末30からの接続要求を迷惑電話判定装置3のSPIT判定部10が受信した場合には、迷惑電話判定装置3はSPIT判定部10によるSPIT判定を行うことなく、発信側端末30はSPITではないと判定することができる。
以上説明したように、本発明によれば、SPIT判定部10における第2ステージで誤判定した場合でも、受信者への確認を行うことで誤判定による問題を回避できる。SPITが多量にネットワークへ流れている場合、第2ステージから受信者に多量の確認通知が行くことが懸念されるが、第2ステージにおいて、第1ステージが「どちらともいえない」場合のみSPIT判定するようにすれば、SPIT判定を行う頻度は少なくなるため、確認通知は軽減できる。
さらに、本発明によれば、受信者が予めガイダンスで操作を促した操作キーと異なる操作を行い、指定されたDTMFが検出されなかった場合でも、指定外のDTMFが返信されたことを記録し、その回数を記録し、発信側端末30の識別情報と関連付けて記録することで、発信側端末30が迷惑電話である可能性を推定できる。その理由は、迷惑電話の発信は、通常の発信に比較して、発信回数が多くなる傾向にあり、特に、機械による発信である場合、その回数の多さは顕著である。そのため、発信回数が多い場合に、迷惑電話であると推定することが可能になるからである。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、上記実施形態では、IP電話の端末における迷惑電話の判定を例として説明したが、これに限定されず、アナログの加入電話や携帯電話の端末における迷惑電話の判定にも適用することができる。この場合、たとえば、誤判定回避装置100の音声送出部106等を自動音声応答装置IVR(Interactive Voice Response)やIVRに準ずる装置を用いて実現することができる。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以上、本発明の構成について説明したが、本発明は、これに限られず様々な態様を含む。以下はその例示である。
(i) 本発明の通信制御装置のデータ処理方法は、
通信制御装置(誤判定回避装置100)が、カウント記憶部116を備え、
通信制御装置(誤判定回避装置100)が、SPIT(SPam over Internet Telephony)を検出する検出装置(SPIT判定部10)から起動指示を受信したとき、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)による応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末40に送出し、
前記受信側端末40からの前記DTMFによる前記応答を受信し、
受信した前記DTMFが接続許可通知を示すものであった場合、前記発信側端末30と前記受信側端末40を接続するとともに、前記接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった場合、前記発信側端末30と前記受信側端末40の呼を切断し、
前記発信側端末30毎に前記接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった回数をカウントし、前記発信側端末30の識別情報と前記得られなかった回数を関連付けてカウント記憶部116に記録し、
記録された前記得られなかった回数に応じて、前記検出装置(SPIT判定部10)に前記識別情報の前記発信側端末30はSPITであると判定させる。
3 迷惑電話判定装置
5 IP電話網
10 SPIT判定部
20 IP電話端末
21 L2orL3スイッチ
30 発信側端末
40 受信側端末
100 誤判定回避装置
102 通信制御部
104 音声記憶部
106 音声送出部
108 音声受信部
110 DTMF判別部
112 設定記憶部
114 カウント部
116 カウント記憶部
118 リスト制御部
120 ホワイトリスト記憶部
122 ブラックリスト記憶部

Claims (10)

  1. 発信側端末からの呼接続要求の受信後、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)による応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末に送出し、
    前記受信側端末からの前記DTMFによる前記応答を待ち、
    受信した前記DTMFに基づき前記発信側端末と前記受信側端末との呼接続を制御し、
    受信した前記DTMFが接続を許可するものであった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を接続し、
    受信した前記DTMFが接続を許可するものでなかった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を切断するとともに、前記発信側端末毎に前記許可するものでなかった回数をカウントし、前記発信側端末の識別情報と前記許可するものでなかった回数とを関連付けて記録し、
    記録された前記許可するものでなかった回数に応じて、迷惑電話を判定する迷惑電話判定方法。
  2. SPIT(SPam over Internet Telephony)を検出する検出装置から起動指示を受信したとき、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)による応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末に送出する確認手段と、
    受信側端末からの前記DTMFによる前記応答を受信する応答受信手段と、
    受信した前記DTMFに応じて、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を制御する制御手段と、
    を備える通信制御装置。
  3. 請求項2に記載の通信制御装置において、
    前記制御手段は、受信した前記DTMFが接続許可通知を示すものであった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を接続するとともに、前記接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を切断し、
    前記通信制御装置は、さらに、前記発信側端末毎に前記接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった回数をカウントし、前記発信側端末の識別情報と前記得られなかった回数を関連付けて記録する記録手段を備え、
    記録された前記得られなかった回数に応じて、前記検出装置に前記識別情報の前記発信側端末はSPITであると判定させる通信制御装置。
  4. 請求項3に記載の通信制御装置において、
    さらに、前記DTMFの応答がなかった場合、
    前記制御手段は、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を切断し、
    前記記録手段は、前記受信側端末から応答がなかった回数をカウントし、前記発信側端末の前記識別情報と前記応答がなかった回数とを関連付けて記録し、
    記録された前記応答がなかった回数に応じて、前記検出装置に前記識別情報の前記発信側端末は前記SPITであると判定させる通信制御装置。
  5. 請求項2乃至4いずれかに記載の通信制御装置において、
    前記確認手段は、前記DTMFによる複数の応答パターンに応じた複数の音声による複数の前記ガイダンスを準備し、複数の前記ガイダンスを切り換えて前記受信側端末に送出する通信制御装置。
  6. 請求項2乃至5いずれかに記載の通信制御装置において、
    前記受信側端末からの前記DTMFが通話拒否通知を示すものであった場合には、前記発信側端末の識別情報をブラックリストに登録するブラックリスト登録手段をさらに備え、
    前記検出装置に、前記発信側端末からの呼接続要求を受信したとき、前記ブラックリストを参照し、前記ブラックリストに登録された前記発信側端末からの呼接続要求か否かを判定させ、
    前記ブラックリストに登録された前記発信側端末であると判定された場合、前記検出装置に前記SPITの検出を行うことなく、前記発信側端末はSPITであると判定させる通信制御装置。
  7. 請求項2乃至6いずれかに記載の通信制御装置において、
    前記受信側端末からの前記DTMFが通話許可通知を示すものであった場合には、前記発信側端末の識別情報をホワイトリストに登録するホワイトリスト登録手段をさらに備え、
    前記検出装置に、前記発信側端末からの呼接続要求を受信したとき、前記ホワイトリストを参照し、前記ホワイトリストに登録された前記発信側端末からの呼接続要求か否かを判定させ、
    前記ホワイトリストに登録された前記発信側端末であると判定された場合、前記検出装置に前記SPITの検出を行うことなく、前記発信側端末はSPITでないと判定させる通信制御装置。
  8. 請求項6に記載の通信制御装置において、
    前記受信側端末からの前記DTMFが通話許可通知を示すものであった場合、前記制御手段が前記発信側端末と前記受信側端末の呼を接続させ、通話開始させると同時に、通話内容からDTMFの有無を監視する監視手段をさらに備え、
    前記ブラックリスト登録手段は、前記応答受信手段が前記受信側端末から前記通話拒否通知を示す前記DTMFを受信した場合、前記発信側端末の前記識別情報を前記ブラックリストに登録する通信制御装置。
  9. 請求項2乃至8いずれかに記載の通信制御装置において、
    前記確認手段は、SIP(Session Initiation Protocol)による接続、およびRTP(Real-time Transport Protocol)による音声ガイダンスによる問い合わせにより前記受信側端末にアクセスし、前記受信側端末からの判断を仰ぎ、前記受信側端末からの前記応答として前記DTMFにより判別する通信制御装置。
  10. 記憶装置を備える通信制御装置を実現するコンピュータに、
    SPIT(SPam over Internet Telephony)を検出する検出装置から起動指示を受信したとき、DTMF(Dial Tone Multi Frequency)による応答を促す音声による接続確認のガイダンスを受信側端末に送出する手順と、
    前記受信側端末からの前記DTMFによる前記応答を受信する手順と、
    受信した前記DTMFが接続許可通知を示すものであった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を接続するとともに、前記接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった場合、前記発信側端末と前記受信側端末の呼を切断する手順と、
    前記発信側端末毎に前記接続許可通知を示す前記DTMFが得られなかった回数をカウントし、前記発信側端末の識別情報と前記得られなかった回数とを関連付けて前記記憶装置に記録する手順と、
    記録された前記得られなかった回数に応じて、前記検出装置に前記識別情報の前記発信側端末はSPITであると判定させる手順と、を実行させるためのプログラム。
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