JP2011185582A - 爆発物処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】爆発物の爆発処理に際しての危険性が少なく、かつ前記爆発物の爆発に起因して装置の主要構成部材が大きなダメージを受けることも適切に抑制して経済性にも優れたものとすることが可能な爆発物処理装置を提供する。
【解決手段】爆発物処理装置Aは、爆発物9の周囲を覆うための下部開口の筒状部10を有する外部遮蔽体1と、筒状部10内に昇降可能に設けられ、かつ少なくとも爆発物9の上方を覆うことが可能な内部遮蔽体2と、を具備しており、爆発物9が外部遮蔽体1の筒状部10と内部遮蔽体2とによって覆われた状態において爆発したときには、筒状部10が前記爆発の地点の周囲を覆った状態を維持しつつ、前記爆発の圧力によって内部遮蔽体2が上昇可能に構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】爆発物処理装置Aは、爆発物9の周囲を覆うための下部開口の筒状部10を有する外部遮蔽体1と、筒状部10内に昇降可能に設けられ、かつ少なくとも爆発物9の上方を覆うことが可能な内部遮蔽体2と、を具備しており、爆発物9が外部遮蔽体1の筒状部10と内部遮蔽体2とによって覆われた状態において爆発したときには、筒状部10が前記爆発の地点の周囲を覆った状態を維持しつつ、前記爆発の圧力によって内部遮蔽体2が上昇可能に構成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、地雷や不発弾などの各種の爆発物を爆発させて処理するのに用いられる爆発物処理装置に関する。
従来の爆発物処理装置の具体例としては、爆発物を内部に収容可能な耐圧性に優れた略密閉状の容器を有し、かつこの容器内において爆発物を爆発させるようにしたものがある(たとえば、特許文献1を参照)。このような構成によれば、爆発物の爆発に伴って発生する爆風や爆裂破砕片を容器内に閉じ込めて、爆発による悪影響が容器外部に及ぶことを抑制することが可能である。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるような問題点があった。
第1に、爆発物を前記容器内に収容するには、爆発物を前記容器の上方に持ち上げてから前記容器内に下降させるといった必要がある。ところが、爆発物をそのように取り扱ったのでは、その取り扱い中に爆発物に大きな衝撃を与え、爆発させてしまう虞があり、好ましくない。たとえば、地雷が地中に設置されている場合においては、この地雷を移動させることなく処理できることが望ましいが、前記従来技術においては、地雷を地面から持ち上げて前記容器内に収容させる必要があり、この作業が大変危険となる問題点があった。
第2に、前記容器は、爆発物の爆発力をそのまま受ける構造となっている。したがって、前記容器が爆発物の爆発によって破損しないようにするには、前記容器の強度をかなり大きくする必要があり、その製造コストは高価となる。また、前記容器の強度をかなり大きくした場合であっても、前記容器は爆発物の爆発によって大きなダメージを受けるために、多数回にわたって繰り返し使用するのに適しないものとなる。したがって、前記従来技術においては、たとえば爆発物の爆発処理を複数回にわたって繰り返し行なう場合に、使用済みの容器を新しい容器に頻繁に交換する必要があり、経済的負担が大きくなる問題点も生じていた。
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、爆発物の爆発処理に際しての危険性が少なく、かつ前記爆発物の爆発に起因して装置の主要構成部材が大きなダメージを受けることも適切に抑制して経済性にも優れたものとすることが可能な爆発物処理装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される爆発物処理装置は、爆発物の周囲を覆うための下部開口の筒状部を有する外部遮蔽体と、前記筒状部内に昇降可能に設けられ、かつ少なくとも前記爆発物の上方を覆うことが可能な内部遮蔽体と、を具備しており、前記爆発物が前記外部遮蔽
体の前記筒状部と前記内部遮蔽体とによって覆われた状態において爆発したときには、前記筒状部が前記爆発の地点の周囲を覆った状態を維持しつつ、前記爆発の圧力によって前記内部遮蔽体が上昇可能な構成されていることを特徴としている。
体の前記筒状部と前記内部遮蔽体とによって覆われた状態において爆発したときには、前記筒状部が前記爆発の地点の周囲を覆った状態を維持しつつ、前記爆発の圧力によって前記内部遮蔽体が上昇可能な構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、爆発物を爆発させた際に、爆発地点の上方については内部遮蔽体によって覆い、かつ爆発地点の周囲については外部遮蔽体の筒状部によって覆うことができるために、爆発物処理装置の周囲に爆風がそのまま吹き出したり、あるいは爆裂破砕片が飛散するといったことを適切に防止することができる。
第2に、爆発物を外部遮蔽体および内部遮蔽体によって覆うには、爆発物がたとえば地面上に存在する状態において、外部遮蔽体や内部遮蔽体を爆発物の上方側から覆い被せるようにして地面上に載置させればよい。すなわち、爆発物を移動させる必要はない。したがって、爆発物を移動させることに起因する危険性を無くすことができる。
第3に、爆発物が爆発した際に内部遮蔽体が爆発の圧力によって上昇する作用により、爆発の衝撃緩和作用を得ることが可能である。したがって、内部遮蔽体や外部遮蔽体が爆発物の爆発時に受けるダメージを小さくすることができる。その結果、内部遮蔽体や外部遮蔽体については、その強度を前記従来技術の容器よりも低くすることが可能となり、それらの製造コストを廉価にすることができる。また、内部遮蔽体や外部遮蔽体が爆発物の爆発によって受けるダメージが小さくなれば、これら内部遮蔽体や外部遮蔽体を多数回にわたって繰り返し使用することも可能となり、経済性に優れたものとなる。
第1に、爆発物を爆発させた際に、爆発地点の上方については内部遮蔽体によって覆い、かつ爆発地点の周囲については外部遮蔽体の筒状部によって覆うことができるために、爆発物処理装置の周囲に爆風がそのまま吹き出したり、あるいは爆裂破砕片が飛散するといったことを適切に防止することができる。
第2に、爆発物を外部遮蔽体および内部遮蔽体によって覆うには、爆発物がたとえば地面上に存在する状態において、外部遮蔽体や内部遮蔽体を爆発物の上方側から覆い被せるようにして地面上に載置させればよい。すなわち、爆発物を移動させる必要はない。したがって、爆発物を移動させることに起因する危険性を無くすことができる。
第3に、爆発物が爆発した際に内部遮蔽体が爆発の圧力によって上昇する作用により、爆発の衝撃緩和作用を得ることが可能である。したがって、内部遮蔽体や外部遮蔽体が爆発物の爆発時に受けるダメージを小さくすることができる。その結果、内部遮蔽体や外部遮蔽体については、その強度を前記従来技術の容器よりも低くすることが可能となり、それらの製造コストを廉価にすることができる。また、内部遮蔽体や外部遮蔽体が爆発物の爆発によって受けるダメージが小さくなれば、これら内部遮蔽体や外部遮蔽体を多数回にわたって繰り返し使用することも可能となり、経済性に優れたものとなる。
好ましくは、前記内部遮蔽体には、前記爆発物が爆発したときに発生する爆風の一部を前記内部遮蔽体の上方に逃がすための通気孔が設けられている。
このような構成によれば、爆発物が爆発した際に、外部遮蔽体の筒状部や内部遮蔽体が受ける圧力をさらに低下させることができる。したがって、外部遮蔽体や内部遮蔽体が爆発によって受けるダメージを軽減して、それらを多数回にわたって繰り返し使用するのにより好ましいものとなる。
好ましくは、前記爆発物用の起爆手段として、前記爆発物の上方に配置させて保持可能な錘を備えており、前記錘を前記爆発物上に落下させることにより前記爆発物に衝撃を付与することが可能な構成とされている。
このような構成によれば、爆発物を爆発物処理装置内において爆発させることが、構成が簡易で比較的廉価に製作可能な手段によって適切に実現される。錘を金属製などの高強度のものとすれば、この錘についても、複数回にわたって繰り返し使用することが可能となる。
好ましくは、前記外部遮蔽体の前記筒状部の周囲には、有底かつ上面開口状の凹部が形成され、この凹部に重しとなる所望の物質を収容することが可能とされている。
このような構成によれば、前記凹部に、たとえば土砂や水などの所望の物質を収容することにより、この物質を「重し」として利用し、外部遮蔽体の設置状態を安定させることができる。したがって、爆発物の爆発時に外部遮蔽体が位置ずれするようなことを確実に防止するのに好ましい。また、外部遮蔽体の位置ずれなどを防止するための手段として、外部遮蔽体自体の重量を大きくする必要がなくなるため、外部遮蔽体を軽量に製作し、装置の運搬を容易にする上でも好ましい。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1に示す実施形態の爆発物処理装置Aは、外部遮蔽体1、内部遮蔽体2、および爆発物9の起爆用の錘3を具備している。
外部遮蔽体1は、筒状部10と、この筒状部10の周囲に形成された凹部11とを有している。筒状部10は、爆発物9の周囲を囲むとともに、内部遮蔽体2の昇降ガイドを行なうための部分であり、上部および下部が開口した略円筒状である。この筒状部10は、たとえば高強度の金属製(たとえば高張力鋼、ステンレス鋼など)であるが、金属以外の材質とすることも可能である。また、筒状部10の内面に緩衝作用を発揮する物質の層が重ねて設けられた構成とすることもできる。この点は、外部遮蔽体1の他の部分や、内部遮蔽体2についても同様である。
外部遮蔽体1の凹部11は、土砂あるいは水などの「重し」となる所望の物質を収容することにより、外部遮蔽体1の設置を安定させるための部分である。後述するように、この凹部11にたとえば土砂を収容させた場合には、この土砂を爆裂破砕片の飛散を防ぐための防護層として機能させることもできる。凹部11は、有底かつ上面開口状であり、円筒状の外周壁部11aを筒状部10の外側に間隔を隔てて配置し、かつこの外周壁部11aの下部と筒状部10の下部との間を中空円板状の底板部11bを用いて塞ぐことにより形成されている。
内部遮蔽体2は、外部遮蔽体1の筒状部10内に上下動可能に配されており、略円板状の上壁部20、およびこの上壁部20の外周縁から下方に延びた略円筒状の筒状部21を有している。筒状部21の外周面は、筒状部10の内周面に対してスライド可能に接触し、または比較的小さい隙間を隔てて離間している。上壁部20には、爆発物9が爆発した際に爆風の一部を内部遮蔽体2の上方に逃がすための複数の通気孔22が設けられている。各通気孔22は、爆裂破砕片の通過が抑制されるように比較的小さいサイズである。外部遮蔽体1の筒状部10の上端および下端には、上部ストッパ12aおよび下部ストッパ12bが設けられおり、内部遮蔽体2は、筒状部21の下端が下部ストッパ12bに係止した状態でその位置決めが図られる。上部ストッパ12aは、図2に示すような爆発物9の爆発時において、内部遮蔽体2が所定高さ以上に上昇することを阻止するための部分である。
起爆用の錘3は、たとえば鋼球を用いて構成されており、金属製のワイヤ4を利用して吊り下げ支持されている。錘3の吊り下げ用部材としては、ワイヤ4以外の線状部材を用いることができる。ワイヤ4は、上壁部20の下方位置から上壁部20を貫通して筒状部10の上部に到り、さらにはこの筒状部10の外部に引き出されている。筒状部10の上部には、筒状部10内においてワイヤ4および錘3を適切な配置にガイドするためのガイド部14が設けられている。筒状部10の外部には、ワイヤ4の途中箇所に固定して設けられた係合部材40を係合させるための係合部15が設けられている。図1に示すように、係合部材40を係合部15に係合させることにより、ワイヤ4を固定させることができ、このことにより錘3の落下を防止することが可能である。錘3は、上壁部20よりも下側であって、筒状部21,10の下端(および爆発物9)よりも適当な高さだけ上方に配置されている。係合部材40と係合部15との係合状態は、たとえばワイヤ4の一端部4
a側を引っ張ることにより解除することが可能であり、このことにより図2に示すように、錘3を落下させることができる。
a側を引っ張ることにより解除することが可能であり、このことにより図2に示すように、錘3を落下させることができる。
次に、前記した爆発物処理装置Aの使用例ならびに作用について説明する。
まず、爆発物9が、たとえば地面G上に設置された地雷である場合、図1に示すような態様に爆発物処理装置Aをセッティングする。このセッティングにおいては、筒状部21,10によって爆発物9の周囲を覆う。また、内部遮蔽体2の上壁部20によって爆発物9の上方を覆う。起爆用の錘3については、爆発物9の上方に配置させる。このようなセッティングは、たとえば爆発物処理装置Aを吊り上げて爆発物9の上方から地面G上に降ろすことにより簡単に行なうことが可能である。この作業に際し、クレーンを用いてもよいことは勿論である。前記したセッティングは、爆発物9を移動させることなく行なうことが可能である。したがって、爆発物9を移動させることに伴う危険性を適切に回避することができる。
図面では省略されているが、既述したように、凹部11には、たとえば土砂または水を収容する。もちろん、土砂や水以外として、鉄くずや岩石などの他の物質を収容してもかまわない。凹部11に収容された物質の重量を利用することにより、外部遮蔽体1の設置状態が安定する。したがって、爆発物9の爆発時に外部遮蔽体1が大きく位置ずれしたり、あるいは転倒するといった不具合を防止するのに好ましいものとなる。
次いで、爆発物9を爆発させるには、爆発物処理装置Aから離れた位置においてワイヤ4の一端部4a側を手で引っ張り、係合部材40と係合部15との係合状態を解除し、その後ワイヤ4から手を離す。このことにより、図2に示すように、起爆用の錘3が爆発物9上に落下し、爆発物9が爆発する。この爆発時においては、爆風により内部遮蔽体2が上昇するが、この上昇時においては、内部遮蔽体2の重量が爆発の圧力に対する抵抗となり、圧力(衝撃)を緩和する作用が得られる。また、爆風の一部は、複数の通気孔22を通過して内部遮蔽体2の上方に通過し、筒状部10の上部開口から外部に放出される。したがって、このような作用によっても爆発の圧力緩和が図られる。その結果、外部遮蔽体1の筒状部10および内部遮蔽体2に作用する圧力を低下させることが可能となり、それらの部分が大きなダメージを受けないようにすることができる。このため、外部遮蔽体1の筒状部10や内部遮蔽体2の厚みをさほど大きくする必要がなくなり、それらの製造コストを廉価にし、また軽量化を図ることもできる。さらに、外部遮蔽体1や内部遮蔽体2を多数回にわたって繰り返し使用することも可能となる。
爆発物9の爆発時においては、外部遮蔽体1の筒状部10の内側に内部遮蔽体2の筒状部21が位置しており(図1を参照)、筒状部21は、筒状部10によってバックアップされた状態で爆風を受ける。したがって、筒状部21に不当な変形などを生じ難くする効果も得られる。内部遮蔽体2が上昇した際には、筒状部10の内周面の一部が爆発地点に直接晒されるが、その際には、内部遮蔽体2の上昇により爆発の圧力が既に緩和された状態にあるために、筒状部10が受けるダメージを小さくすることが可能である。いずれにしても、筒状部10は、爆発物処理装置Aの周囲に爆風や爆裂破砕片が放出されることを適切に防止し、また内部遮蔽体2の上壁部20も爆発物処理装置Aの上方に多くの爆裂破砕片が吹き上げられるようなことを適切に防止する。既述したように、凹部11に土砂が収容されている場合には、仮に、筒状部10が破損したとしても、前記土砂が爆裂破砕片の飛散を防止する役割を果たすこととなり、爆裂破砕片が爆発物処理装置Aの外部に飛散することはより徹底して防止される。
爆発物9の起爆手段としては、ワイヤ4を操作して錘3を爆発物9上に落下させる手法を用いているために、これら全体の構成は簡易であり、これらの製造コストも廉価にする
ことができる。また、遠隔操作で起爆させることが可能であるため、操作者保護も適切に図られる。起爆用の錘3は、たとえば鋼球を用いて構成されており、爆発物9の爆発によって破壊し難い。したがって、錘3についても、外部遮蔽体1や内部遮蔽体2と同様に、多数回にわたって繰り返し使用することが可能であり、経済性により優れたものとすることができる。
ことができる。また、遠隔操作で起爆させることが可能であるため、操作者保護も適切に図られる。起爆用の錘3は、たとえば鋼球を用いて構成されており、爆発物9の爆発によって破壊し難い。したがって、錘3についても、外部遮蔽体1や内部遮蔽体2と同様に、多数回にわたって繰り返し使用することが可能であり、経済性により優れたものとすることができる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係る爆発物処理装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明でいう外部遮蔽体は、少なくとも爆発物の周囲を覆うための下部開口状の筒状部を有する構成であればよく、たとえば前記実施形態の凹部11に相当する部分を有しない構成とすることも可能である。外部遮蔽体の筒状部は、円筒状に代えて、たとえば角筒状に形成することもできる。内部遮蔽体は、必ずしも筒状部21またはこれに相当する部分を有しなくてもよく、要は、外部遮蔽体の筒状部内に昇降可能に設けられて、少なくとも爆発物の上方を覆うことが可能な構成であればよい。外部遮蔽体や内部遮蔽体の具体的な形状、サイズ、材質などは問わず、これらは処理対象となる爆発物の爆発力などを考慮して適宜に設計変更することができる。
爆発物を爆発させるための手段(起爆手段)としては、錘を爆発物上に落下させる方式に代えて、これとは異なる方式の種々の手段を採用することが可能である。たとえば、錘以外の部材または部品を用いて爆発物に機械的な衝撃を与えたり、あるいはレーザビームやイオンビームなどの各種のビームを爆発物に照射するといった手段を採用することもできる。爆発物の種類に応じて、起爆手段の種類を適宜変更することが可能である。
本発明でいう爆発物の具体的な種類も限定されない。地雷や不発弾以外の爆発物を処理対象とすることができることは言う迄もない。
A 爆発物処理装置
1 外部遮蔽体
2 内部遮蔽体
3 起爆用の錘
4 ワイヤ
9 爆発物
10 筒状部(外部遮蔽体の)
11 凹部
22 通気孔(内部遮蔽体の)
1 外部遮蔽体
2 内部遮蔽体
3 起爆用の錘
4 ワイヤ
9 爆発物
10 筒状部(外部遮蔽体の)
11 凹部
22 通気孔(内部遮蔽体の)
Claims (4)
- 爆発物の周囲を覆うための下部開口の筒状部を有する外部遮蔽体と、
前記筒状部内に昇降可能に設けられ、かつ少なくとも前記爆発物の上方を覆うことが可能な内部遮蔽体と、
を具備しており、
前記爆発物が前記外部遮蔽体の前記筒状部と前記内部遮蔽体とによって覆われた状態において爆発したときには、前記筒状部が前記爆発の地点の周囲を覆った状態を維持しつつ、前記爆発の圧力によって前記内部遮蔽体が上昇可能な構成されていることを特徴とする、爆発物処理装置。 - 請求項1に記載の爆発物処理装置であって、
前記内部遮蔽体には、前記爆発物が爆発したときに発生する爆風の一部を前記内部遮蔽体の上方に逃がすための通気孔が設けられている、爆発物処理装置。 - 請求項1または2に記載の爆発物処理装置であって、
前記爆発物用の起爆手段として、前記爆発物の上方に配置させて保持可能な錘を備えており、
前記錘を前記爆発物上に落下させることにより前記爆発物に衝撃を付与することが可能な構成とされている、爆発物処理装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の爆発物処理装置であって、
前記外部遮蔽体の前記筒状部の周囲には、有底かつ上面開口状の凹部が形成され、この凹部に重しとなる所望の物質を収容することが可能とされている、爆発物処理装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010054362A JP2011185582A (ja) | 2010-03-11 | 2010-03-11 | 爆発物処理装置 |
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JP (1) | JP2011185582A (ja) |
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- 2010-03-11 JP JP2010054362A patent/JP2011185582A/ja active Pending
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