JP2011185105A - 動力発生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】テコの原理を利用することにより、少量の水の重量で回転エネルギーを効率的に得ることができるようにした動力発生装置を提供する。
【解決手段】上り勾配の状態にある長尺部材の水受部に水を供給することにより、長尺部材の先端側が後端側よりも重くなることによって、長尺部材の先端側が下方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチが空転し、長尺部材の先端側が下り勾配に傾いて水受部から水が排出されることにより長尺部材の先端側が後端側よりも軽くなることによって、長尺部材の先端側が上方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチに内蔵された噛合い機能が作用して出力軸が回転する。
【選択図】図2
【解決手段】上り勾配の状態にある長尺部材の水受部に水を供給することにより、長尺部材の先端側が後端側よりも重くなることによって、長尺部材の先端側が下方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチが空転し、長尺部材の先端側が下り勾配に傾いて水受部から水が排出されることにより長尺部材の先端側が後端側よりも軽くなることによって、長尺部材の先端側が上方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチに内蔵された噛合い機能が作用して出力軸が回転する。
【選択図】図2
Description
本発明は、テコを利用することによって少量の水の重量で回転エネルギーを効率的に発生するようにした動力発生装置に関する。
従来から、電気、ガソリン等の高コストのエネルギー源を使用せずに、水力を利用することによって低コストで動力を発生するようにした装置の開発が行われている。
その例として、特許文献1を参照する。この文献に記載されている梃子応用引力発電装置は、基軸を中心にして水車状に組み立てた複数の梃子の先端にバケットを取付け、各バケットに揚水ポンプで揚水した水を落下することによって基軸に回転力を与え、その回転力をプーリにより回転数を倍加すると共に、発電装置を連結して発電するようにしたものである。
ところが、この文献に記載されている装置は、複数の梃子の先端に設けられたバケットに揚水する水が多量に必要であり、揚水ポンプの稼動に大きなエネギーを要するという問題があった。
本発明は、少量の水の供給によって効率的に動力を得るように開発されたものである。そのため、本発明者は、周知のシシオドシの構造を動力発生源として利用すべく研究と実験を重ねた結果、本発明を案出するに到った。
なお、シシオドシは、日本庭園等に設置され、風流のある音の発生源として利用することが一般的である。このシシオドシの構造は、一端を開口した竹筒の中央付近に支点を設け、一端の開口部に注いだ水の重量で竹筒が傾き、水がこぼれて内部が空になった後、竹筒が元の傾きに復帰するものであり、このとき竹筒が石等の支持台を叩き、音響を生ずるものである。
ただし、上記のような従来のシシオドシは、支点を境にして開口部を有する先端側の長さを後端側の長さよりも短くすることにより、先端側の重量が後端側の重量よりも軽くなる構造としている。しかも、竹筒が石等の支持台を叩いて大きな音響を発生するには、後端側の重量を先端側の重量よりも大幅に重くして、支持台を強く叩くようにする必要がある。このため、従来のシシオドシは、上り勾配を有する先端側を下り勾配の状態に傾けるために、先端側の開口部に多量の水を供給する必要がある。
本発明は、テコの原理を利用することにより、少量の水の重量で回転エネルギーを効率的に得ることができるようにした動力発生装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1の動力発生装置は、支柱に回転軸が水平状に設けられ、この回転軸に回動自在に設けられた長尺部材の回転軸を境として先端側の長さが後端側の長さよりも長く形成されると共に、長尺部材の先端側に上方から落下する水を受けることが可能な水受部が設けられ、長尺部材の先端側に設けられた重りと長尺部材の後端側に設けられた重りとの重両調整によって長尺部材の先端側が長尺部材の後端側よりも僅かに軽量とされる一方、回転軸とは別に設けられた出力軸を一方向のみに回転するワンウェイクラッチが設けられ、この回転軸の回転をワンウェイクラッチを介して出力軸に伝達する回転伝達機構が設けられた構成を有し、上り勾配の状態にある長尺部材の水受部に水を供給することにより、長尺部材の先端側が後端側よりも重くなることによって、長尺部材の先端側が下方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチが空転し、長尺部材の先端側が下り勾配に傾いて水受部から水が排出されることにより長尺部材の先端側が後端側よりも軽くなることによって、長尺部材の先端側が上方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチに内蔵された噛合い機能が作用して出力軸が回転することを特徴とする。
また、本発明の請求項2の動力発生装置は、請求項1において、長尺部材の先端側を下方向へ所定角度だけ回転したときに該先端側の回転を停止するように高さ調整した先端側回転角度調整台を設ける一方、長尺部材の後端側を下方向へ所定角度だけ回転したときに該後端側の回転を停止するように高さ調整した後端側回転角度調整台を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項3の動力発生装置は、請求項1又は2において、請求項1に記載の動力発生装置を複数並置し、各動力発生装置の回転軸は連結することなく独自で回転する一方、各動力発生装置の出力軸は互いに連結した構成として、各動力発生装置の長尺部材の水受部に供給する水の供給タイミングを調整することによって出力軸が連続的に回転するようにしたことを特徴とする。
上記の本発明の動力発生装置によれば、長尺部材の水受部を有する先端側に設けられた重りと長尺部材の後端側に設けられた重りとの重両調整によって長尺部材の先端側が長尺部材の後端側よりも僅かに軽量とされている。このため、本装置の長尺部材は、自然状態では上り勾配の状態にあり、このように上り勾配の状態にある長尺部材の水受部に少量の水を供給することにより長尺部材の先端側が後端側よりも重くなることによって、長尺部材の先端側が下方向に回動する。
なお、本発明においては、回転軸を境として長尺部材の先端側の長さが後端側の長さよりも長い状態にされている。このように長尺部材の先端側のモーメントの腕の長さを後端側の腕の長さよりも長くとって、その先端側と後端側とに重りを設けた場合、比較的大きなモーメントを得て、テコの作用を効果的に生かすことが可能となる。
さらに、本発明の構成において、長尺部材の先端側が下方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチが空転するため、出力軸は回転しない。ところが、長尺部材の先端側が下り勾配に傾いて水受部から水が排出されると、長尺部材の先端側が後端側よりも軽くなることによって、長尺部材の先端側が上方向に回動する。このように長尺部材の先端側が上方向に回動すると、ワンウェイクラッチに内蔵された噛合い機能が作用して出力軸が回転する。このようにして、本発明においては、長尺部材の先端側が上り勾配の状態へ復帰する際の回転エネルギーを動力発生源として効率的に利用することが可能となる。
また、本発明において、長尺部材の先端側を下方向へ所定角度だけ回転したときに該先端側の回転を停止するように高さ調整した先端側回転角度調整台を設ける一方、長尺部材の後端側を下方向へ所定角度だけ回転したときに該後端側の回転を停止するように高さ調整した後端側回転角度調整台を設けた構成としているため、長尺部材の回転角度を調整することが可能となる。
また、上記のように、本発明では、長尺部材の先端側が上方向に回動する動きに対してのみ出力軸が回転する際に動力が発生する。この動力を連続的に得るため、動力発生装置を複数並置し、各動力発生装置の回転軸は連結することなく独自で回転するように構成する一方、各動力発生装置の出力軸は互いに連結した構成とし、各動力発生装置の長尺部材の水受部に供給する水の供給タイミングを調整することによって、出力軸を連続的に回転させることが可能となる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施例の動力発生装置1は、支持台2に間隔をあけて立設された左右の支柱3、3の間に水平状に回転軸4が回動自在に設けられ、この回転軸4に棒部材の先端に水受部5を形成してなる長尺部材6が固定されている。さらに、上記の回転軸4のほかに、左右の支柱3、3間には、出力軸8が回転自在に設けられている。この出力軸8にはワンウェイクラッチ9が設けられている。
また、回転軸4の回転をワンウェイクラッチ9を介して出力軸8に伝達する回転伝達機構は、本実施例では回転軸4に設けられた大径ギヤ7とワンウェイクラッチ9の外輪の周部に固定された小径ギヤ11とから構成されている。なお、大径ギヤ7には複数の空隙7aが形成され、これによって大径ギヤ7を軽量化し、また風圧等による抵抗を軽減化するようにしている。
このような構成において、回転軸4の大径ギヤ7と小径ギヤ11とは歯合し、長尺部材6の回転に伴って大径ギヤ7が回転すると、小径ギヤ11が回転する。ただし、小径ギヤ11はワンウェイクラッチ9を介して出力軸8に設けられているため、長尺部材6の先端側6aを下方向に回動する動作に対してワンウェイクラッチ9は空転し、長尺部材6の先端側6aを上方向に回動する動作に対してワンウェイクラッチ9がその内部の噛み合い機能によって出力軸8を回転する。
なお、上記のワンウェイクラッチ9は周知のものを使用することができる。その構造は不図示であるが、例えば、外輪の内周穴に出力軸8を挿通すると共に、外輪の内部に設けられたギヤに逆回転防止用の爪を歯合した構成を備えることによって、外輪の回転する一方向に対しては出力軸8が空転する一方、他方向に対しては爪の噛合いにより、出力軸8が回転する。このような機能を有するワンウェイクラッチ9に対して、本発明では、長尺部材6の先端側6aが下方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチ9が空転し、長尺部材6の先端側6aが上方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチ9に内蔵された噛合い機能が作用して出力軸8が回転する構成としている。
なお、回転軸4の回転をワンウェイクラッチ9を介して出力軸8に伝達する回転伝達機構として、上記の大径ギヤ7と小径ギヤ11の他の構成として不図示のプーリとベルトで構成してもよい。いずれにしても、回転軸4の回転をワンウェイクラッチ9の外輪に対して回転力として伝達する構成であればよい。
また、上記の長尺部材6は、先端に上方から落下する水wを受けることが可能な開口5aを有する水受部5が形成されている。なお、長尺部材6を竹製で構成した場合、一般的なシシオドシのように、竹の節と節との間を斜めに切断することによって、切断箇所と節との間に開口5aを有する水受部5を形成することができる。さらに、長尺部材6は、他の合成樹脂や金属等の素材によって棒状を成す長尺部材6の先端に斜めに形成された開口5aを設けると共に、竹の節に相当する仕切り部5bを形成することによって水受部5を設けるようにしてもよい。
図2に示すように、長尺部材6は回転軸4を境として長尺部材6の先端側6aの長さが後端側6bの長さよりも長い状態にされている。このため、テコの作用をより有効に生かすことが可能となり、長尺部材6の水受部5に供給する水が少量であっても、比較的大きなモーメントを得ることが可能となる。なお、長尺部材6において、回転軸4を境に先端側6aの長さを後端側6bの長さよりも長くするほど、回転軸4を中心とする先端側6aのモーメントが回転軸4を中心とする後端側6bのモーメントよりも大きくなり、水受部5に供給する水が少量となっても、テコの作用を有効に生かすことが可能となる。
また、この長尺部材6は、先端側6aと後端側6bの重両調整をする必要がある。即ち、長尺部材6の水受部5を有する先端側6aに設けられた重り10aと長尺部材6の後端側6bに設けられた重り10bとの重両調整によって長尺部材6の先端側6aが長尺部材6の後端側6bよりも僅かに軽量とする。このような重両調整によって、水受部5に供給する水wが少量であっても、この水wの供給によって長尺部材6の先端側6aを下方へ回動することができるように調整することが可能である。
なお、長尺部材6の先端付近と後端付近とに設けられた重り10a、10bは球形の重量物によって構成し、またこの球形の重りの中心に貫通孔を設けて長尺部材6を挿通した構成とし、夫々の重りを長尺部材6に沿って移動することができる構成とすることにより、長尺部材6の先端側6aと後端側6bの重両調整を容易に行うことが可能となる。
さらに、図1又は図2に示すように、本実施例においては、長尺部材6の先端側6aを下方向へ所定角度だけ回転したときに該先端側6aの回転を停止するように高さ調整した先端側回転角度調整台12を設ける一方、長尺部材6の後端側6bを下方向へ所定角度だけ回転したときに該後端側6bの回転を停止するように高さ調整した後端側回転角度調整台13を設けた構成としている。
その具体的な構成としては、支持台2の上面に先端側回転角度調整台12を設け、長尺部材6の先端側6aが下方向へ回動した際に、該先端側6aが先端側回転角度調整台12の上面に当接することによって、長尺部材6の回動を停止する構成としている。また、これと同様に、支持台2の上面に後端側回転角度調整台13を設け、長尺部材6の後端側6bが下方向へ回動した際に、該後端側6bが後端側回転角度調整台13の上面に当接することによって、長尺部材6の回動を停止する構成としている。
このような構成において、先端側回転角度調整台12の高さを調整することにより、長尺部材6の先端側6aが水平状態から先端側回転角度調整台12に当接するまでの下り勾配をなす角度αを例えば43°とする。なお、この長尺部材6の先端側6aの角度αは、長尺部材6の後端側6bを水平状態から上り勾配の方向へ回動する際の回転角度αとなる。
さらに、後端側回転角度調整台13の高さを調整することによって、長尺部材6の後端側6bが水平状態から後端側回転角度調整台13に当接するまでの下り勾配をなす角度βを例えば30°とする。なお、この長尺部材6の後端側6bの角度βは、長尺部材6の先端側6aを水平状態から上り勾配の方向へ回動する際の回転角度βとなる。
従って、長尺部材6は、上記の43°と30°を加えて、合計73°の角度で下方向へ回動し、この動作はワンウェイクラッチを空転するため出力軸8は回転しない。次いで、長尺部材6は、合計73°の角度分だけ上方向へ復帰し、この長尺部材6が上方向へ復帰する回転動作によってワンウェイクラッチ9を噛み合わせて出力軸8を回転することとなる。
さらに、本実施例においては、長尺部材6の先端側6aが下方向へ回転する限界角度に到ったときに水Wの供給を停止し、長尺部材6の後端側6bが下方向へ回転する限界角度に到ったときに水Wの供給を開始するようにしている。
その具体的な構成例として、図2又は図3に示すように、先端側回転角度調整台12からワイヤ14を延ばし、プーリ15aを介して上方へ延長すると共に、プーリ15bを介してワイヤ14を水供給口17へ接続した構造とする。この水供給口17はポンプ等に接続された水Wを供給するための配管16に接続され、水量調整ノブ18を有すると共に、左右に首を振る構造とされている。
このような構成において、図2に示すように、長尺部材6の先端側6aが先端側回転角度調整台12に当接する状態に傾斜することによって横方向に張られたワイヤ14に当って下方へ押圧される。これによって、図3に示すように、ワイヤ14はプーリ15a、15bを介して水供給口17を左位置17aへ引くことにより、水供給口17から落下する水Wを長尺部材6の水受部5に供給しないように移動することが可能となる。また、長尺部材6の先端側6aが上方へ回動すると、長尺部材6の先端がワイヤ14を引く力を解除して、水供給口17は不図示の弾性部材によって元の位置、即ち水供給口17が長尺部材6の水受部5の垂直上方へと復帰する。
なお、上記の水供給口17を左右に移動するタイミングを図る構造としては、先端側回転角度調整台12と後端側回転角度調整台13とにセンサ(不図示)を設け、このセンサによって長尺部材6の先端側6aと後端側6bの動作を検出し、その検出結果によって水供給口17を不図示の動力装置で左右に移動する構造としてもよい。
上記のように構成された本実施例の動力発生装置1に関する動作について説明する。図2に示すように、本装置の長尺部材6は、自然状態では上り勾配の状態にある。そして、このように上り勾配の状態にある長尺部材6の水受部5の開口5aに矢印のように水Wを供給することにより、長尺部材6の先端側6aが後端側6bよりも重くなることによって、長尺部材6の先端側6aが下方向に回動する。
ついで、長尺部材6の先端側6aが下方向に回動するに従って、長尺部材6の勾配角度が緩やかになり、長尺部材6の先端の水受部5に収容された水Wが開口5aから排出を始めるが、長尺部材6が回動する慣性力によって、長尺部材6の先端側6aは先端側回転角度調整台12に当接するまで傾斜し、水受部5に収容されていた水Wは排出される。このとき、長尺部材6の先端側6aが下方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチ9が空転するため、出力軸8は回転しない。
さらに、長尺部材6の先端側6aが下り勾配に傾いて水受部5から水Wが排出されることにより長尺部材6の先端側6aが後端側6bよりも軽くなると、長尺部材6の先端側6aが上方向に回動して、先端側6aが上り勾配の状態に復帰する。このように長尺部材6の先端側6aが上方向に回動する際に、ワンウェイクラッチ9に内蔵された噛合い機能が作用して出力軸8が回転することによって、出力軸8から動力を発生する。
なお、図1に示すように、出力軸8に発電装置19等の他の装置を接続することによって、動力発生装置1の出力軸8に発生した動力を他の装置の動力源として利用することが可能となる。
また、図1に示す1台の動力発生装置1では、長尺部材6の先端側6aが上方向に回動する動きに対してのみ、出力軸8が回転することによって動力が間欠的に発生するものである。従って、出力軸8からの動力を連続的に得るために、図4に示すように動力発生装置1を複数並置し、各動力発生装置1、1の回転軸4、4は連結することなく独自で回転するように構成する。その一方、各動力発生装置1、1の出力軸8、8は連結軸8aで互いに連結した構成として、各動力発生装置1、1の長尺部材6、6の水受部5、5に供給する水の供給タイミングを調整することによって、夫々の出力軸8、8を連続的に回転させることが可能となる。
また、図4に示すように、並設した動力発生装置1、1の出力軸8、8を連結軸8aで接続すると共に、連結軸8bを介して発電装置19に接続することにより、夫々の出力軸8、8の回転を電源に変換して利用することが可能となる。さらに、発電装置19に不図示の蓄電装置を接続することにより、出力軸8の回転による電源を不図示の蓄電装置に蓄電することも可能となる。
本発明の動力発生装置は、テコの原理を利用することにより、少量の水の重量で回転エネルギーを効率的に得ることができるようにした動力発生装置として利用可能であり、水という低コストのエネルギー源によって動力を発生し、またこの動力を電源に変換し、さらにこの電源を蓄電するというように効率的に利用することが可能となる。
1 動力発生装置
2 支持台
3 支柱
4 回転軸
5 水受部
5a 開口
5b 仕切り部
6 長尺部材
6a 先端側
6b 後端側
7 大径ギヤ
7a 空隙
8 出力軸
8a 連結軸
8b 連結軸
9 ワンウェイクラッチ
10a 先端側の重り
10b 後端側の重り
11 小径ギヤ
12 先端側回転角度調整台
13 後端側回転角度調整台
14 ワイヤ
15a、15b プーリ
16 配管
17 水供給口
17a、17b 左右に移動した水供給口
18 水量調整ノブ
19 発電装置
W 水
2 支持台
3 支柱
4 回転軸
5 水受部
5a 開口
5b 仕切り部
6 長尺部材
6a 先端側
6b 後端側
7 大径ギヤ
7a 空隙
8 出力軸
8a 連結軸
8b 連結軸
9 ワンウェイクラッチ
10a 先端側の重り
10b 後端側の重り
11 小径ギヤ
12 先端側回転角度調整台
13 後端側回転角度調整台
14 ワイヤ
15a、15b プーリ
16 配管
17 水供給口
17a、17b 左右に移動した水供給口
18 水量調整ノブ
19 発電装置
W 水
Claims (3)
- 支柱に回転軸が水平状に設けられ、この回転軸に回動自在に設けられた長尺部材の回転軸を境として先端側の長さが後端側の長さよりも長く形成されると共に、長尺部材の先端側に上方から落下する水を受けることが可能な水受部が設けられ、
長尺部材の先端側に設けられた重りと長尺部材の後端側に設けられた重りとの重両調整によって長尺部材の先端側が長尺部材の後端側よりも僅かに軽量とされる一方、
回転軸とは別に設けられた出力軸を一方向のみに回転するワンウェイクラッチが設けられ、この回転軸の回転をワンウェイクラッチを介して出力軸に伝達する回転伝達機構が設けられた構成を有し、
上り勾配の状態にある長尺部材の水受部に水を供給することにより、長尺部材の先端側が後端側よりも重くなることによって、長尺部材の先端側が下方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチが空転し、
長尺部材の先端側が下り勾配に傾いて水受部から水が排出されることにより長尺部材の先端側が後端側よりも軽くなることによって、長尺部材の先端側が上方向に回動する動きに対してはワンウェイクラッチに内蔵された噛合い機能が作用して出力軸が回転することを特徴とする動力発生装置。 - 長尺部材の先端側を下方向へ所定角度だけ回転したときに該先端側の回転を停止するように高さ調整した先端側回転角度調整台を設ける一方、長尺部材の後端側を下方向へ所定角度だけ回転したときに該後端側の回転を停止するように高さ調整した後端側回転角度調整台を設けたことを特徴とする請求項1記載の動力発生装置。
- 請求項1に記載の動力発生装置を複数並置し、各動力発生装置の回転軸は連結することなく独自で回転する一方、各動力発生装置の出力軸は互いに連結した構成として、各動力発生装置の長尺部材の水受部に供給する水の供給タイミングを調整することによって出力軸が連続的に回転するようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の動力発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010048634A JP2011185105A (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 動力発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010048634A JP2011185105A (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 動力発生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011185105A true JP2011185105A (ja) | 2011-09-22 |
Family
ID=44791698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010048634A Pending JP2011185105A (ja) | 2010-03-05 | 2010-03-05 | 動力発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011185105A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015170679A1 (ja) * | 2014-05-07 | 2015-11-12 | 尼崎重機株式会社 | 小水力発電方法、小水力発電装置、及び小水力発電設備 |
JP2017011981A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | 日出男 山綛 | 上田式重力利用の発電機動力発生ユニット |
-
2010
- 2010-03-05 JP JP2010048634A patent/JP2011185105A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015170679A1 (ja) * | 2014-05-07 | 2015-11-12 | 尼崎重機株式会社 | 小水力発電方法、小水力発電装置、及び小水力発電設備 |
JP2015214888A (ja) * | 2014-05-07 | 2015-12-03 | 尼崎重機株式会社 | 小水力発電方法、小水力発電装置、及び小水力発電設備 |
JP2017011981A (ja) * | 2015-06-23 | 2017-01-12 | 日出男 山綛 | 上田式重力利用の発電機動力発生ユニット |
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