JP2011183859A - 荷重検出装置及びこの荷重検出装置を備えたブレーキ踏力検出装置 - Google Patents

荷重検出装置及びこの荷重検出装置を備えたブレーキ踏力検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータの外部に歪みゲージが露出することなく、周辺部品との干渉という問題を生じにくいものとするとともに、ブレーキペダルに接続した入力部材からの荷重を、確実且つ高精度に検出可能とする。
【解決手段】入力部材25とアクチュエータ3との間に設けてブレーキペダル28からの荷重を検出する荷重検出装置であって、前記アクチュエータ3内に外側円筒部材1及び内側円筒部材2を歪み間隔21を介して配置する。そして、前記内側円筒部材2及び外側円筒部材1の側面に歪みゲージ5,6,13,14を固定配置し、前記内側円筒部材2の内部に入力部材25の先端部26を挿入する。そして、前記先端部26からの荷重により、前記内側円筒部材2の側壁30が伸張、及び前記外側円筒部材1の側壁31が圧縮するよう構成し、前記外側円筒部材1の圧縮歪み及び前記内側円筒部材2の伸張歪みを前記歪みゲージ5,6,13,14によって測定可能とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブレーキペダルから入力部材を介してアクチュエータに入力される荷重を検出する、荷重検出装置及びこの荷重検出装置を備えたブレーキ踏力検出装置に関するものである。
特開平11−255084号公報 特開2007−131230号公報
従来より、例えばブレーキペダルからの荷重を検出する構造として、特許文献1、2に示す如く、ブレーキペダルのアームとプッシュロッドとの間にブレーキペダルからの荷重を検出する歪みゲージを配置した構造が開示されている。即ち、特許文献1、2に記載の発明は、いずれもブレーキペダルと入力部材の接続部分に設けたクレビスの両側面に歪みゲージをそれぞれ配置し、この歪みゲージによって、上記クレビスに生じた歪みを検出することにより、ブレーキペダルからの荷重を検出するよう構成したものである。
しかしながら、特許文献1、2に示す如き従来の荷重検出装置は、上記の如く歪みゲージをブレーキペダルのアームとプッシュロッドとの間に設けたものであって、倍力装置等のアクチュエータの外部に歪みゲージが露出して配置されるものである。そのため、外部に露出した歪みゲージが周辺部品と干渉するという問題が生じるおそれがある。また、上記の如くブレーキペダルのアームとプッシュロッドとの間に歪みゲージを取り付けた場合には、この歪みゲージの取り付け箇所にブレーキペダルの踏み込み方向の偏荷重がかかるものとなり、上記ブレーキペダルに接続した入力部材からアクチュエータに入力される荷重を正確に検出することが困難となっていた。
そこで、本発明は上述の如き課題を解決しようとするものであって、アクチュエータの外部に歪みゲージが露出することなく、周辺部品との干渉という問題を生じにくいものとするとともに、ブレーキペダルに接続した入力部材からの荷重を、確実且つ高精度に検出可能にしようとするものである。
本発明は上述の如き課題を解決するため、ブレーキペダルから入力部材を介してアクチュエータに入力される荷重を検出する荷重検出装置に関するものである。尚、本発明におけるアクチュエータとは、倍力装置、油圧シリンダー、車輪ブレーキと独立して(切り離されて)設けられた、いわゆるブレーキバイワイヤの構造におけるシミュレータ等の、ブレーキ制御に関する装置である。
そして、前記アクチュエータ内には、有底の外側円筒部材を配置し、この外側円筒部材の内方に有底の内側円筒部材を、この内側円筒部材の外周と前記外側円筒部材の内周との間に歪み間隔を介して挿入配置するとともに、前記内側円筒部材の開口部と外側円筒部材の開口部とを連結固定している。そして、前記内側円筒部材の内部に入力部材の先端部を当接可能に挿入配置し、前記入力部材の先端部からの荷重を前記内側円筒部材の底部で受けることにより、前記入力部材の先端部によって内側円筒部材の底部が押圧されるものとなる。そして、この入力部材の先端部の押圧によって、前記内側円筒部材の側壁が前記入力部材からの荷重の入力方向に伸張するとともに、前記内側円筒部材と開口部を介して連結した前記外側円筒部材の側壁が前記入力部材からの荷重の入力方向に圧縮するものとなる。
そして、前記内側円筒部材及び外側円筒部材の内側面又は外側面には、前記入力部材からの荷重の入力方向に一対又は複数対の歪みゲージを配置している。このように、歪みゲージを入力部材からの荷重の入力方向に配置していることから、内側円筒部材及び外側円筒部材において入力部材の荷重の入力方向に生じた歪みを精度良く検出することができるため、アクチュエータに入力される荷重を精度良く測定することができる。尚、本発明における歪み間隔とは、上記入力部材からの荷重を受けた際に生じた外側円筒部材及び内側円筒部材の歪み変形を受け容れ可能とする間隔を意味するものである。そのため、この歪み間隔を形成することにより、入力部材からの荷重を受けた際には、外側円筒部材と内側円筒部材とが接触することなく外側円筒部材及び内側円筒部材が歪み変形し、これらの歪みから荷重を正確に測定することが可能となる。
また上記の如く、本発明は歪みゲージを各々固定配置した外側円筒部材及び内側円筒部材をアクチュエータ内に挿入配置しているため、アクチュエータの外部に歪みゲージが露出することなく、周辺部品と干渉してしまうという問題を回避することができるものである。また、上記の如く内側円筒部材の内部に入力部材の先端部を挿入配置し、この入力部材の先端部からの荷重を受けた際に生じた内側円筒部材及び外側円筒部材の歪みを歪みゲージによって測定可能としているため、従来技術の如く偏荷重を受けることなく、プッシュロッド等の入力部材からの荷重を正確且つ高精度に検出することが可能となる。
また、前記歪みゲージは、前記外側円筒部材及び前記内側円筒部材に側壁の周方向に等間隔に設けるとともに、前記外側円筒部材の歪みゲージと、前記内側円筒部材の歪みゲージとをそれぞれ対向させて配置したものであってもよい。上記の如く歪みゲージを配置することにより、外側円筒部材及び内側円筒部材において、歪みゲージの取り付け位置に偏りが生じることなく、外側円筒部材及び内側円筒部材に生じた歪みを均一且つ正確に検出することが可能となる。
また、前記歪みゲージは、前記外側円筒部材の内側面、及び前記内側円筒部材の外側面にそれぞれ設けたものであってもよい。このように歪みゲージを配置することにより、歪みゲージが円筒部材の外方に露出することなく、外側円筒部材と内側円筒部材との間に配置されるものとなる。従って、全ての歪みゲージを外側円筒部材及び内側円筒部材によって保護することができるため、アクチュエータ内の他の部品との接触による歪みゲージの破損等を防止することが可能となり、外側円筒部材及び内側円筒部材の歪みを長期間にわたり精度良く検出することができる。
また、前記歪みゲージは、前記外側円筒部材の外側面、及び前記内側円筒部材の外側面にそれぞれ設けたものであってもよい。上記の如く構成することにより、外側円筒部材及び内側円筒部材への歪みゲージの配置作業を容易なものとすることができる。
また、ブレーキ踏力を検出するブレーキ踏力検出装置であって、前記荷重検出装置と、前記ブレーキペダルと、前記入力部材とを備え、前記荷重検出装置にて検出された荷重を、前記ブレーキペダルに加えられた踏力とみなしてブレーキ踏力を取得するものである。従って、ブレーキペダルから入力部材を介してアクチュエータに入力された荷重を精度良く検出し、その検出結果をブレーキ踏力として取得することができる。
本発明は上述の如く、アクチュエータ内に、それぞれ歪みゲージを固定配置した外側円筒部材及び内側円筒部材を挿入配置したものであるから、アクチュエータの外部に歪みゲージが露出することなく、歪みゲージがアクチュエータの外部に位置する周辺部品と干渉してしまうという問題を防止することができるものである。また、上記の如く内側円筒部材の内部に入力部材の先端部を挿入配置した構成とし、入力部材の先端部からの荷重によって生じた内側円筒部材及び外側円筒部材の歪みを歪みゲージによって検出可能としているため、従来技術の如く偏荷重を受けることなく入力部材からの荷重を内側円筒部材及び外側円筒部材において正確に受けることが可能となり、ブレーキペダルから入力部材を介してアクチュエータに入力される荷重を精度良く測定することができるものである。
また、前記内側円筒部材及び外側円筒部材の内側面又は外側面には、前記入力部材からの荷重の入力方向に一対又は複数対の歪みゲージを配置している。このように、歪みゲージを入力部材からの荷重の入力方向に配置していることから、内側円筒部材及び外側円筒部材において入力部材の荷重の入力方向に生じた歪みを精度良く検出することができるため、アクチュエータに入力される荷重を精度良く測定することができる。
また、前記荷重検出装置と、前記ブレーキペダルと、前記入力部材とを備え、前記荷重検出装置にて検出された荷重を、前記ブレーキペダルに加えられた踏力とみなしてブレーキ踏力を取得するブレーキ踏力を検出するブレーキ踏力検出装置を得ることができるものである。従って、ブレーキペダルから入力部材を介してアクチュエータに入力された荷重を精度良く検出し、その検出結果をブレーキ踏力として取得することができる。
本発明の実施例1を示す概念図。 実施例1の外側円筒部材を示す斜視図。 実施例1の内側円筒部材を示す斜視図。 実施例1の外側円筒部材及び内側円筒部材を組みつけた状態を示す斜視図。 図4のA−A線断面図。 実施例1のブリッジ回路を示す回路図。
本発明の実施例1を図1〜6において説明すると、(1)は外側円筒部材であって、図1に示す如く、内側円筒部材(2)とともにアクチュエータ(3)内に挿入配置している。そして、上記の如くアクチュエータ(3)内に挿入配置した上記外側円筒部材(1)及び上記内側円筒部材(2)と、下記において説明する歪みゲージ(5)(6)(13)(14)とにより、本実施例の荷重検出装置(18)を構成している。また、この荷重検出装置(18)と、下記において説明するブレーキペダル(28)及び入力部材(25)とにより、本実施例のブレーキ踏力検出装置(20)を構成している。
本実施例について以下に詳細に説明すると、上記外側円筒部材(1)は、図2に示す如く有底の円筒状に形成したものであって、その内側面(4)には一対の略長方形の歪みゲージ(5)(6)を外側円筒部材(1)の軸方向に、且つ180°対称で互いに平行に固定配置している。
また、図3に示す内側円筒部材(2)は、上記外側円筒部材(1)内に挿入可能な大きさで有底の円筒状に形成している。また、この内側円筒部材(2)の開口部(7)には、上記外側円筒部材(1)の開口部(8)よりも径大な突出鍔(10)を突出形成するとともに、この突出鍔(10)の底面側には上記外側円筒部材(1)の内周よりもやや小径の中間鍔(11)を突設している。そして、上記外側円筒部材(1)と同様に、内側円筒部材(2)の外側面(12)にも一対の略長方形の歪みゲージ(13)(14)を内側円筒部材(2)の軸方向に、且つ180°対称で互いに平行に固定配置している。また、上記内側円筒部材(2)の突出鍔(10)には、図3に示す如くコ字型の切欠部(15)を形成している。
そして、上記の如く形成した内側円筒部材(2)を、図4に示す如く外側円筒部材(1)内に挿入配置している。ここで、上記内側円筒部材(2)の挿入配置時には、図5に示す如く外側円筒部材(1)の内側面(4)に設けた一対の歪みゲージ(5)(6)と、内側円筒部材(2)の外側面(12)に設けた一対の歪みゲージ(13)(14)とがそれぞれ対向して位置するよう、内側円筒部材(2)の組み付け位置を調整している。
このように、外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)の各歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を180°対称に配置するとともに、外側円筒部材(1)の各歪みゲージ(5)(6)と内側円筒部材(2)の各歪みゲージ(13)(14)とをそれぞれ対向させて配置することにより、外側円筒部材(1)と内側円筒部材(2)との間で歪みゲージ(5)(6)(13)(14)の取り付け位置に偏りが生じることなく、外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)に生じた歪みをより均一且つ正確に検出することが可能となる。
尚、本実施例では上記の如く、歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を外側円筒部材(1)の内側面(4)及び内側円筒部材(2)の外側面(12)にそれぞれ配置しているが、他の異なる実施例として、歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)の外側面(12)にそれぞれ配置することも可能であり、この場合には、外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)への歪みゲージ(5)(6)(13)(14)の取り付け作業を容易なものとすることができる。
また、本実施例では外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)にそれぞれ一対の歪みゲージ(5)(6)(13)(14)のみを配置しているが、他の異なる実施例として、それぞれ複数対の歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を配置したものであっても良く、複数対の歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を配置することにより本実施例の場合よりも多数の箇所において歪みを検出することが出来るため、歪みの検出精度を更に良好なものとすることが可能となる。
また、上記の如く外側円筒部材(1)の内側面(4)と内側円筒部材(2)の外側面(12)にそれぞれ一対の歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を配置しているため、これら各一対の歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を抵抗対として、図6に示す如きブリッジ回路(32)を構成することができ、外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)に生じた歪みを精度良く検出することが可能となる。
また、上記外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)にそれぞれ設けた一対の歪みゲージ(5)(6)(13)(14)のケーブル(16)を、上記内側円筒部材(2)に設けた切欠部(15)から外方に挿通配置している。また、上記の如く外側円筒部材(1)内に内側円筒部材(2)を挿入配置した際には、内側円筒部材(2)の突出鍔(10)を外側円筒部材(1)の開口部(8)よりも径大に形成しているため、図5に示す如く外側円筒部材(1)の開口部(8)に内側円筒部材(2)の突出鍔(10)が係合するものとなる。そして、この外側円筒部材(1)の開口部(8)に内側円筒部材(2)の突出鍔(10)を固定することにより、内側円筒部材(2)の開口部(7)と外側円筒部材(1)の開口部(8)とを連結固定している。
また、上記の如く外側円筒部材(1)と内側円筒部材(2)とを連結固定した際には、図5に示す如く内側円筒部材(2)の中間鍔(11)の外周面(17)が外側円筒部材(1)の内側面(4)に当接するとともに、外側円筒部材(1)の内側面(4)と内側円筒部材(2)の外側面(12)との間に歪み間隔(21)が形成されるものとなる。また、上記の如く内側円筒部材(2)の突出鍔(10)が外側円筒部材(1)の開口部(8)に係合することにより、外側円筒部材(1)の内周底面(22)と内側円筒部材(2)の外周底面(23)との間にも同様に歪み間隔(21)が形成されるものとなる。尚、この歪み間隔(21)とは、下記入力部材(25)からの荷重を受けた際に生じた外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)の歪み変形を受け容れ可能とする間隔を意味するものである。
そのため、図5に示す如く、内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)にそれぞれ固定配置した全ての歪みゲージ(5)(6)(13)(14)が上記歪み間隔(21)に位置するものとなる。従って、歪みゲージ(5)(6)(13)(14)が外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)の外方に露出することなく、外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)によって確実に保護することができるため、下記アクチュエータ(3)内の他の部品との接触による歪みゲージ(5)(6)(13)(14)の破損を防止することが可能となり、上記歪みゲージ(5)(6)(13)(14)による精度の高い歪み測定を長期間にわたって維持することが可能となる。
また、上記の如く連結固定した外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)は、図1に示す如くアクチュエータ(3)内に配置されている。即ち、外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)の開口部(7)(8)を入力部材(25)に臨ませた状態で、外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)を上記アクチュエータ(3)と平行に配置するとともに、上記外側円筒部材(1)の底部(24)を、アクチュエータ(3)内において移動不能に固定している。上記の如く、アクチュエータ(3)内に歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を配置した外側円筒部材(1)及び内側円筒部材(2)を挿入配置したものであるから、アクチュエータ(3)の外部に歪みゲージ(5)(6)(13)(14)が露出することなく、アクチュエータ(3)の外方に位置する周辺部品と干渉してしまうという問題を防止することが可能となる。
そして、上記の如くアクチュエータ(3)内に固定配置した荷重検出装置(18)の内側円筒部材(2)内の底部に、入力部材(25)の先端部(26)を挿入配置している。この入力部材(25)は、図1に示す如く、ブレーキペダル(28)に接続されたプッシュロッド(29)にて構成したものであって、ブレーキペダル(28)との接続部から水平方向に配置したものである。そして、上記ブレーキペダル(28)を踏み込むことにより上記入力部材(25)が水平方向に移動し、この入力部材(25)の先端部(26)からの荷重によって内側円筒部材(2)の内周底面(27)を押圧可能なものとしている。そして、上記の如くアクチュエータ(3)に入力された荷重を検出し、この荷重を前記ブレーキペダル(28)に加えられた踏力とみなしてブレーキ踏力を取得することを可能としている。
上記の如く構成した本実施例のブレーキ踏力検出装置(20)において、ブレーキペダル(28)からの荷重の検出機構について以下に説明する。まず、ブレーキペダル(28)を図1の矢印で示す方向に踏み込む。これにより、ブレーキペダル(28)からの荷重が入力部材(25)に伝達され、この入力部材(25)がアクチュエータ(3)側に水平方向に移動する。そして、この入力部材(25)の先端部(26)からの荷重によって、アクチュエータ(3)内に配置した内側円筒部材(2)の内周底面(27)が上記入力部材(25)からの荷重の入力方向である上記内側円筒部材(2)の軸方向に押圧される。
上記の如く内側円筒部材(2)の内周底面(27)が上記入力部材(25)からの荷重の入力方向に押圧されることにより、この内側円筒部材(2)の側壁(30)が上記入力部材(25)からの荷重の入力方向、即ち上記内側円筒部材(2)の軸方向に伸張する。また、これと同時に上記内側円筒部材(2)とは開口部(7)(8)を介して連結固定した外側円筒部材(1)についても、上記の如く底部(24)がアクチュエータ(3)に移動不能に固定されていることから、上記入力部材(25)の押圧によって外側円筒部材(1)の側壁(31)が上記入力部材(25)からの荷重の入力方向、即ち上記外側円筒部材(1)の軸方向に圧縮するものとなる。
尚、内側円筒部材(2)と外側円筒部材(1)との間には、上記入力部材(25)の押圧によって生じた内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)の歪み変形を受け容れ可能な大きさの歪み間隔(21)を形成している。そのため、上記の如く内側円筒部材(2)の側壁(30)が伸張するとともに、外側円筒部材(1)の側壁(31)が圧縮した場合でも、内側円筒部材(2)と外側円筒部材(1)とが接触することのないものである。そのため、入力部材(25)の先端部(26)からの荷重が内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)の歪み変形によって確実に反映されるものとなるため、上記歪みを検出することによってブレーキペダル(28)からの荷重を正確に測定することが可能となる。
そして、上記の如く入力部材(25)からの荷重によって内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)がそれぞれ伸張、圧縮した際には、内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)の側壁(30)(31)に配置した歪みゲージ(5)(6)(13)(14)によって、内側円筒部材(2)の伸張歪み及び外側円筒部材(1)の圧縮歪みが検出される。そして、各一対の歪みゲージ(5)(6)(13)(14)は、これらの歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を抵抗体としたブリッジ回路(32)によって歪みゲージ(5)(6)(13)(14)の抵抗変化に応じた出力電圧として出力され、上記歪みゲージ(5)(6)(13)(14)の出力によってブレーキペダル(28)の踏力を高精度に検出することが可能となる。
上記の如く、本実施例のブレーキ踏力検出装置は、入力部材(25)の先端部(26)からの荷重によって生じた内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)の歪みを検出可能とするものであるから、従来技術の如く偏荷重を受けることなく、入力部材(25)からの荷重を精度良く検出することが可能となる。また、上記の如く内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)の軸方向への伸張及び圧縮を、この伸張及び圧縮方向と同一方向に配置した歪みゲージ(5)(6)(13)(14)によって測定するものであるから、上記内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)の各歪みを更に高精度に検出することができるものである。また、上記の如くアクチュエータ(3)に入力された荷重を精度良く検出することにより、この検出結果を前記ブレーキペダル(28)に加えられた踏力とみなしてブレーキ踏力を取得することができるものである。
また、本実施例では内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)の軸方向にそれぞれ一対の歪みゲージ(5)(6)(13)(14)を設け、それぞれ伸張歪みと圧縮歪みとの両方を検出することによってブレーキペダル(28)からの荷重を測定するものであるから、例え小さい踏力であっても、内側円筒部材(2)及び外側円筒部材(1)において生じた歪みを複数箇所において検出することができ、検出精度を高いものとすることが可能となる。
1 外側円筒部材
2 内側円筒部材
3 アクチュエータ
4 内側面
5、6、13、14 歪みゲージ
7、8 開口部
12 外側面
18 荷重検出装置
20 ブレーキ踏力検出装置
21 歪み間隔
25 入力部材
26 先端部
28 ブレーキペダル
30、31 側壁

Claims (5)

  1. 入力部材とブレーキ力を発生させるアクチュエータとの間に設けられ、ブレーキペダルから入力部材を介してアクチュエータに入力される荷重を検出する荷重検出装置であって、前記アクチュエータ内には、有底の外側円筒部材を配置し、この外側円筒部材の内方に有底の内側円筒部材を、外側円筒部材の内周との間に歪み間隔を介して挿入配置するとともに、前記内側円筒部材の開口部と外側円筒部材の開口部とを連結固定し、前記内側円筒部材の内部に入力部材の先端部を挿入配置し、前記入力部材の先端部からの荷重を内側円筒部材の底部で受けることにより、前記内側円筒部材の側壁が入力部材からの荷重の入力方向に伸張するとともに前記内側円筒部材と開口部を連結する前記外側円筒部材の側壁が入力部材からの荷重の入力方向に圧縮し、前記外側円筒部材の圧縮歪み及び前記内側円筒部材の伸張歪みを、前記内側円筒部材及び外側円筒部材の内側面又は外側面に、前記入力部材からの荷重の入力方向に一対又は複数対配置した歪みゲージによって測定可能としたことを特徴とする荷重検出装置。
  2. 前記歪みゲージは、前記外側円筒部材及び前記内側円筒部材に側壁の周方向に等間隔に設けるとともに、前記外側円筒部材の歪みゲージと、前記内側円筒部材の歪みゲージとをそれぞれ対向させて配置したことを特徴とする請求項1の荷重検出装置。
  3. 前記歪みゲージは、前記外側円筒部材の内側面、及び前記内側円筒部材の外側面にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1、または2の荷重検出装置。
  4. 前記歪みゲージは、前記外側円筒部材の外側面、及び前記内側円筒部材の外側面にそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1、または2の荷重検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の荷重検出装置を備えた、ブレーキ踏力を検出するブレーキ踏力検出装置であって、前記荷重検出装置と、前記ブレーキペダルと、前記入力部材とを備え、前記荷重検出装置にて検出された荷重を、前記ブレーキペダルに加えられた踏力とみなしてブレーキ踏力を取得することを特徴とするブレーキ踏力検出装置。
JP2010048781A 2010-03-05 2010-03-05 荷重検出装置及びこの荷重検出装置を備えたブレーキ踏力検出装置 Expired - Fee Related JP5331035B2 (ja)

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