JP2011183467A - 手持ち式切断工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ベースに対して工具本体を上下に傾動させて回転刃具の切り込み深さを調整可能とした切断工具において、工具本体の傾動位置を固定するための摘みねじを操作する際に、特に最大切り込み深さでは指先がベースに触れる等して操作性が悪かった。本発明では、最大切り込み深さであっても指先がベースに触れることなく摘みねじを回転操作できるようにすることを目的とする。
【解決手段】ベース2の後端縁を、前側の第1後端縁E1と後ろ側の第2後端縁E2とに前後長さ方向に段付き形成して、摘みねじ4の下方に第1後端縁E1を配置して指先がベースに接触しにくいようにするともに、後ろ側の第2後端縁E2によって後傾方向に傾きにくくして姿勢の安定性を確保する。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば携帯マルノコと称される手持ち式の切断工具に関する。
この種の切断工具は、切断材に載置するベースの上面に、電動モータで回転する円形の回転刃具を備えた工具本体を支持した構成を備えており、ベースの下面側に突き出された回転刃具の下部を切断材に切り込ませつつ当該工具本体を切断進行方向に移動させて切断加工を行う構成となっている。
また、多くの場合この種の切断工具では、回転刃具の切断材に対する切り込み深さを調整するための機構を備えている。下記の特許文献にはこの切り込み深さ調整機構に関する技術が開示されている。この切り込み深さ調整機構は、工具本体のブレードケースの前部をベースの前部に対して上下に傾動可能に支持するとともに、ベースの後部に設けたデプスガイドを摘みねじ等を用いてブレードケースの後部に対して固定することにより工具本体を任意の切り込み深さ位置に固定する構成を備えている。
この切り込み深さ調整機構によれば、摘みねじを緩めれば工具本体を上下に傾動させて回転刃具の切断材に対する切り込み深さを調整可能であり、摘みねじを締め込めばブレードケースの後部にデプスガイドが固定されて、ベースに対する工具本体の傾動位置が固定され、従って回転刃具の切り込み深さを固定することができる。
特開2002−283301号公報
しかしながら、上記従来の切り込み深さ調整機構によれば、特に切り込み深さを深くした場合には摘みねじがベースに接近するために、その回転操作をする際に指先がベースに干渉する等して操作しづらくなる問題があった。
本発明は、係る従来の問題を解消するためになされたもので、切り込み深さを深くした状態であっても指先がベースに触れる等の心配をすることなく摘みねじを回転操作することができ、この点で操作性のよい切り込み深さ調整機構を備えた切断工具を提供することを目的とする。
このため、本発明は、特許請求の範囲の各請求項に記載した構成の切断工具とした。
請求項1記載の切断工具によれば、ベースの後端縁は、前端からのベース長さが短い第1後端縁と、前端からのベース長さが長い第2後端縁とが、その幅方向に並列配置されており、第1後端縁側の上方に摘みねじが配置されている。このため、使用者はベースの第1後端縁が指先に触れる等の心配をすることなく摘みねじを回転操作することができ、これにより当該切り込み深さ調整機構の操作性を高めることができる。
一方、仮にベースの後端縁についてその全幅にわたってベース長さを短くすると、摘みねじを操作性については上記と同様よくすることができるが、ベースの後端縁に対するハンドル部の位置によっては当該切断工具が後傾方向に傾きやすくなり、この点で当該切断工具の姿勢の安定性が損なわれるおそれがある。
この点、請求項1記載の構成によれば、第2後端縁については第1後端縁よりも後ろ側に張り出して十分に長いベース長さが確保されるため、切断工具の姿勢の安定性が損なわれるおそれをなくすことができる。
このように、請求項1記載の構成は、摘みねじの操作性と当該切断工具の姿勢の安定性を両立させた点に大きな特徴を有している。また、第1後端縁を第2後端縁に対して前側へ変位させた分だけベースの軽量化及びコンパクト化を図ることができる。
請求項2記載の切断工具によれば、切り込み深さを最大にした状態では、摘みねじの下方にベースが存在しない状態となるので、摘みねじの操作性を最も高めることができる。
請求項3記載の切断工具によれば、スイッチレバーの指当て部には、起動操作時に指先により引き操作力が加えられ、これに伴って工具本体に後傾方向の力が加わりやすい。このスイッチレバーの下方に第2後端縁が位置し、この第2後端縁が指当て部よりも後ろ側に位置することにより、ベースに対して後傾方向の力が作用することを抑制若しくは防止することができ、これにより切断工具の姿勢の安定性を確保することができる。
請求項4記載の切断工具によれば、ブレードケースの後部にデプスガイドがその板厚方向にはみ出すことを防止することができ、これによりブレードケースの見栄えをよくできるとともに、指先や他の部材等がデプスガイドに接触する等のおそれをなくすことができる。また、ガイド溝部によってデプスガイドの幅方向の変位が規制されるため、当該ガイド溝部に対してデプスガイドをスムーズに相対移動させることができ、これにより工具本体をベースに対してスムーズに傾動させることができ、この点で当該切り込み深さ調整機構の操作性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る切断工具の右側面図である。 本実施形態の切断工具を右側斜め後方から見た斜視図である。 本実施形態の切断工具を左側斜め前方から見た斜視図である。 本実施形態の切断工具を左側から見た側面図である。 図1の(V)-(V)線矢視図であって、ハンドル部の横断面図である。 図1の(VI)-(VI)線矢視図であって、ハンドル部の横断面図である。 図1の(VII)-(VII)線矢視図であって、バッテリパックの横断面図である。 切断工具を左側から見た側面図である。本図では、工具本体を上動させて回転刃具の切り込み深さを最小にした状態で示されている。 切断工具を後ろ斜め上方から見た斜視図である。本図は、図8と同じく回転刃具の切り込み深さを最小にした状態を示している。 切断工具の平面図である。 切断工具の下面図である。 切断工具を左側斜め前方から見た斜視図である。本図は、集塵ダクトが取り付けられた状態である点で図3に示す状態とは異なっている。 切断工具を左側斜め前方から見た斜視図である。本図では、モータハウジングの前側の半割りハウジングとブロワダクトを取り外した状態で示されている。 ブロワダクトと吹き出し口の横断面図である。 図1の(XV)-(XV)線矢視図である。本図は、ブレードケースの上部であって、電機部品収容室及びその周辺の縦断面図を示している。 モータロックレバー、圧縮ばね及びばね収容室の分解斜視図である。 切断工具の右側面図である。本図では、ハンドル部が縦断面で示されている。 ブレードケース内部の斜視図である。本図では、回転刃具を取り外した状態で示されている。 図18の(XIX)-(XIX)線矢視図であって、引っ張りばねの後ろ側引き掛け部の平面図である。 切断工具を左側から見た側面図である。本図は、右手はハンドル部を把持し、左手でモータハウジングをサブグリップとして把持した状態を示している。
次に、本発明の実施形態を図1〜図20に基づいて説明する。図1〜図4に、本実施形態に係る手持ち式の切断工具1の全体が示されている。この切断工具1は、携帯マルノコと称される、比較的小型かつ軽量タイプの切断機で、これを使用者が手に持って切断材W上を移動させることにより切断加工を行うことができる。先ず、全体の構成について大まかに説明する。
この切断工具1は、切断材Wの上面に乗せ掛ける平板形のベース2の上面に工具本体10を支持した構成を備えている。図1において、当該切断工具1の左側に使用者が位置している。図1において切断工具1を右側(図1において白抜きの矢印(A)で示す方向)へ移動させることにより切断加工が進行する。以下の説明では、特に断らない限り各図に示すように切断加工が進行する方向を前側とし、使用者から見て手前側を後ろ側とする。また、特に断らない限り、部材及び構成の左右方向については使用者を基準とする。
工具本体10は、その前部に設けた支持アーム部11を支軸3を介してベース2の上面に取り付けたブラケット2aに上下に傾動可能な状態で結合して当該ベース2の上面に支持されている。支軸3を介して工具本体10のベース2に対する上下傾動位置を変更することによって回転刃具12の切断材Wに対する切り込み深さを調整することができる。工具本体10のベース2に対する上下傾動位置は、その後端部に設けた摘みねじ4を締め込むことにより固定される。また、工具本体10は、ベース2に対して左右にも傾動可能に支持されている。工具本体10を左側又は右側に傾斜させることによっていわゆる傾斜切りを行うことができる。
図9及び図11に示すようにこのベース2には、前後に長い概ね矩形の窓部2bが設けられている。この窓部2bは、ベース2の板厚方向に貫通して設けられている。この窓部2bを経て回転刃具12の下部側がベース2の下面側に突き出されている。回転刃具12のベース2下面側に突き出された部分が切断材Wに切り込まれて切断加工がなされる。従って、ベース2の下面と回転刃具12の刃先との交差部のうち、切断進行方向前側の交差部が切断材Wに実際に切り込まれる部位であり、この部位で切断粉が発生する。以下この部位を切断部位といい、図示するように符号Cを用いる。
工具本体10は、電動モータ40を駆動源として回転する円形の回転刃具12を備えている。回転刃具12の上部はブレードケース13内に収容されている。ブレードケース13は、回転刃具12の上部右側方を覆うケースカバー13aと、回転刃具12の上部左側方を覆うケース本体13bを相互に結合した半割り構造を備えている。図3に示すようにブレードケース13のケース本体13bの左側部(背面側)にギヤヘッド部14を介して電動モータ40が取り付けられている。このギヤヘッド部14のギヤヘッドハウジング14d内には、減速用のギヤ列が内装されている。
図15に示すように電動モータ40の回転出力がギヤヘッド部14を経てスピンドル17に伝達される。スピンドル17は、ブレードケース13のケース本体13bに設けたボス部28の内周側に軸受け29を介して回転可能に支持されている。このスピンドル17の先端に回転刃具12が同軸に取り付けられている。回転刃具12は、受けフランジ18と固定フランジ19間に挟まれた状態でスピンドル17の先端に固定されている。受けフランジ18と固定フランジ19の挟み込み状態は、固定ねじ27をスピンドル17の先端に締め込むことにより固定されるようになっている。このため、固定ねじ27を緩めてスピンドル17の先端から取り外せば、回転刃具12をスピンドル17から取り外すことができる。
ブレードケース13のケース本体13bの上部に、ハンドル部20が後方へ大きく伸びる状態で設けられている。このハンドル部20は、左右の半割り構造を備えている。このハンドル部20の前側下面に、起動操作用のスイッチレバー21が設けられている。図17に示すようにこのスイッチレバー21は支軸21bを介して上下に傾動操作可能に支持されている。スイッチレバー21の上側には、スイッチ本体26が内装されている。このスイッチ本体26がオンすると電動モータ40が起動する。
使用者がハンドル部20を把持した手の指先(人差し指F2)をこのスイッチレバー21の指当て部21aにあてがって上側へ引き操作するとスイッチ本体26がオンして電動モータ40が起動する。電動モータ40が起動すると回転刃具12が図中白抜き矢印(B)方向に回転する。指先を離してこのスイッチレバー21の引き操作を止めると、スイッチ本体26がオフして電動モータ40が停止し、従って回転刃具12が停止する。
スイッチレバー21の上側には、ロックオフレバー23が設けられている。このロックオフレバー23を下方へ押し下げ操作した状態でのみスイッチレバー21を引き操作することができる。
本実施形態に係る切断工具1は、このハンドル部20の主として外形に大きな特徴(第1の特徴)を有している。また、上記電動モータ40の主として外形に第2の特徴を有している。この第1、第2の特徴の詳細については後述する。
ハンドル部20の後端にはバッテリパック22が装着されている。図17に示すようにハンドル部20の後端にこのバッテリパック22を挿入すると、電動モータ40の電源回路側に電源が供給された状態となる。このバッテリパック22は、取り外して別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。
電動モータ40で回転する回転刃具12を切断材Wに切り込ませることにより切断加工が進行する。回転刃具12は図1中白抜きの矢印(B)で示す方向(図1では反時計回り方向)に回転する。このため、切断加工がなされると回転刃具12の切断材Wに対する切り込み部(切断部位C)から切断粉が上方へ吹き上げられる。吹き上げられた切断粉の一部は、ブレードケース13内を後方へ流されるとともに、残余の粉塵は切断材Wの切断部位C付近に堆積する。本実施形態の切断工具1は、切断部位C付近の切断粉を吹き飛ばすためのブロワ30を備えている。このブロワ30には、電動モータ40の冷却風が利用されている。本実施形態の切断工具1は、このモータ冷却風を利用して切断粉を吹き飛ばすブロワ30を備えている点に第3の特徴を有している。また、電動モータ40の冷却風は、内蔵した電気部品の冷却にも利用されており、この点に第4の特徴を有している。第3、第4の特徴についても後述する。
さらに、図2,9,11に示すように本実施形態の切断工具1は、前記したベース2の後端部の形状について大きな特徴(第5の特徴)を有している。
また、前記したように回転刃具12の上部側は前記したブレードケース13で覆われている。回転刃具12の下部側周囲は、可動カバー16で覆われている。この可動カバー16は、工具本体10側に支持されている。この可動カバー16は、回転刃具12を取り付けたスピンドル17の軸線回りに回転可能に支持されている。この可動カバー16は、その前端を切断材Wに当接させ、この当接状態で当該切断工具1が切断進行方向へ移動することにより相対的に後方へ押されて開かれる。図18に示すようにこの可動カバー16は、回転刃具12の周囲を覆う閉じ方向にばね付勢されている。本実施形態の切断工具1は、この可動カバー16を閉じ方向に付勢するための引っ張りばね45の装着形態について第6の特徴を有している。
以上概略説明したように、本実施形態の切断工具1は、従来にない第1〜第6の特徴を備えている。以下、この第1〜第6の特徴について順に説明する。
[第1の特徴:ハンドル部20の外形]
図示するように切断工具1は、工具本体10側(ギヤヘッド部14側)を基端部として、回転刃具12の面方向に対して平行に延びる棒形(後ろ側が有端であってループ形ではない形状)のハンドル部20を備えている。このハンドル部20は、図1に示すように側面視で、全体的に上側へ凸となる山形(「へ」の字形)に緩やかに湾曲するアーチ形(円弧形状)を有している。このため、工具本体10を最も下側に位置させて回転刃具12の切り込み深さを最大にした状態において、当該ハンドル部20には側面視で最も高い部位が存在する。以下、この部位を最頂部Hと言う。この最頂部Hは、基端部寄りの位置に設定されている。最頂部Hの曲率が最も大きく設定されて当該最頂部Hはきつく湾曲している。本実施形態では半径100mmで寸法設定されている最頂部Hよりも基端部側の前側領域R1の曲率は当該最頂部Hよりも小さな曲率でその上面が緩やかに湾曲している。最頂部Hよりも後ろ側の領域R2の曲率は前側の領域R1よりもさらに小さな曲率でその上面が湾曲しており、使用者の手の平に最もなじむようその上面は緩やかに湾曲している。本実施形態では半径400mmで寸法設定されている。このように、最頂部Hから後ろ側の領域R2は最も緩やかに湾曲しつつ下る方向に傾斜している。最頂部H付近の下面側にスイッチレバー21が配置されている。
このようにハンドル部20は後端が有端である棒形(ループ形でない)を有しているので、ループ形のハンドルよりも指先を差し入れて握りやすくなっている。しかも、ハンドル部20の最頂部Hよりも後ろ側の領域R2であって手の平が当てられる領域が下側に下る方向に傾斜しているため、水平に延びる場合よりも当該切断工具1を前側へ押す際の力を楽な姿勢で効率よく入れることができ、この点で当該ハンドル部20に高い作業性が確保されている。
また、前後方向の位置関係について、ハンドル部20の最頂部Hは、回転刃具12の回転中心(スピンドル17)より後ろ側で、かつ電動モータ40のモータ軸(出力軸41の軸線、図14参照)よりも後ろ側に位置している。このため、ハンドル部20の最頂部Hよりも前側に工具本体10の重心が位置することとなり、その結果ハンドル部20を把持した手で当該切断工具1を前側へ押しやすくなっている。
さらに、上下方向の位置関係について、ハンドル部20の後端側は、回転刃具12の上端(図1において符号12hで示す高さ)よりも下側に至っている。
次に、図10及び図11に示すようにハンドル部20は、主としてその幅寸法について、前側が細く(幅が小さい)、後ろ側が太く(幅が大きく)なっている。本実施形態では、スイッチレバー21の後部付近を境として、図10及び図11において領域R3で示す前側の領域R3については、例えば把持した右手RHの主として親指F1と人差し指F2があてがわれる領域であり、幅寸法D3は小さく設定されている。これに対して図10,11において領域R4で示す後ろ側の領域R4は、把持した手の主として中指F3と薬指F4と小指F5及び手の平FPがあてがわれる領域であり、幅寸法D4は前側よりも大きくなっている(D3<D4)。これにより、人差し指F2によるスイッチレバー21の引き操作性を楽に行うことができ、後部側の太い領域を中指F3、薬指F4、小指F5と手の平FPとの間に挟んで確実に握ることができるようになっている。
このようにハンドル部20は、側面視で上側に湾曲した形状を有し、かつ幅寸法についても後ろ側が太く形成されることにより、当該切断工具1の高い操作性が得られ、かつ把持した使用者にとって極めて良好なグリップ感が得られるようになっている。
このハンドル部20の後端に装着したバッテリパック22についても工夫がなされている。図6に示すようにこのバッテリパック22は3本のセル22a〜22aを内装している。本実施形態では、電圧10.8V〜12Vの比較的小型のバッテリパック22が用いられている。図6に示すように3本のセル22a〜22aは、上側に2本並列配置され、その下側に1本を配置した逆三角形に配置されている。このため、バッテリパック22は、下向きに三角形の頂部を位置させた尖った向きに装着されている。このバッテリパック22の下向きに頂部を位置させた逆三角形に合わせて、ハンドル部20の後端形状が設定されている。
ハンドル部20の後端付近の断面形状は、頂部を下向きにし、底辺側を上面側に位置させた下向き三角形に形成されている。このため、ハンドル部20の後部側の断面が、多角形のうち最も角数の少ない三角形を有することから3つの角部の角度が小さくなり、結果として力が入りにくい小指F5付近でも回転方向に滑りにくくなって、当該切断工具1の操作性を一層高めることができる。すなわち、主として薬指F4や小指F5があてがわれるハンドル部20の後端下面は、逆三角形の頂部に相当してやや曲率の大きくきつく湾曲した外形を有している。このため、比較的力の入りにくい薬指F4や小指F5をこのきつく湾曲した下面に巻き付けるようにしてあてがうことができ、これにより良好なグリップ感が得られるとともに操作力をより効率よく加えやすくなる。
しかも、ハンドル20が断面下向きの三角形をなすことにより、当該ハンドル回りの振れに対して把持力を加えやすくなり、これにより切断工具をより安定した姿勢で移動操作しやすくなる。
また、図示するようにバッテリパック22の装着状態では、ハンドル部20の後端からバッテリパック22に至って両者の外面(特に上面)が面一に連なった状態となるよう、当該ハンドル部20の後端の外形及びバッテリパック22の外形が設定されている。ハンドル部20の後端に対してバッテリパック22が側方へ大きくはみ出さず面一に連なった状態に装着されることから、外観上バッテリパック22がハンドル部20に一体化されて見栄えがよくなるとともに作業の邪魔にならないようになっている。
バッテリパック22は、ハンドル部20の後端に設けた収容部に差し込まれて装着される。バッテリパック22の装着状態は、その左右両側部に設けた係合爪を当該収容部側に係合させることによって保持される。バッテリパック22の取り外しボタン22b,22bが設けられている。この取り外しボタン22b,22bを押し操作すると上記爪部の係合状態が解除されて、当該バッテリパック22を収容部から抜き出すことができる。抜き出したバッテリパック22は充電器で充電することによって繰り返し使用することができる。
ハンドル部20の表面には、主としてその滑り止めをするためのエラストマ樹脂層24が被覆されている。このエラストマ樹脂層24は、ハンドル部20の製作工程において二色成形法により当該ハンドル部20の表面に一体成形されている。このエラストマ樹脂層24は、ハンドル部22の最頂部H付近から前側の領域(ロックオフレバー23よりも前側の領域)についてはその上面に被覆されている。エラストマ樹脂層24の上面被覆部24aには、主として親指F1があてがわれる。ハンドル部20の最頂部H付近から後ろ側の領域(ロックオフレバー23よりも後ろ側の領域)については、エラストマ樹脂層24が概ねその全周にわたる範囲に被覆されている。図20に示すようにエラストマ樹脂層24の全周被覆部24bには、主として中指F3と薬指F4と小指F5及び手の平FPがあてがわれる。
このように、使用者の指F1〜F5及び手の平FPがあてがわれる範囲にエラストマ樹脂層24が被覆されていることによりハンドル部20に高い滑り止め機能及び良好な把持感を持たせることができ、前記した上側に膨らむ湾曲形状とも相まって操作性がよくグリップ感の良好なハンドル部20とすることができる。
図1及び図4では、ハンドル部20のエラストマ樹脂層24(24a,24b)を被覆した範囲に格子模様のハッチングを施して当該範囲が明確に示されている。
ハンドル部20の後端下面には、下側に突き出す脚部25が一体に設けられている。この脚部25は、当該切断工具1を例えば作業台上に置いた場合に当該作業台に接地して、当該切断工具1の横倒れを防いで自立姿勢に保持する機能を有している。この脚部25の表面についても、エラストマ樹脂層が被覆されて作業台や切断材Wへの傷つきが防止されている。バッテリパック22を取り外した時は、この脚部25が突き出るため特に有効でる。なお、この脚部25は、半割り構造のハンドル部20のねじ結合部としての機能をも有している。
[第2の特徴:モータ40の外形]
図3及び図4に示すように電動モータ40は、ギヤヘッド部14に対して3つの固定ねじ42〜42で固定されている。この電動モータ40はギヤヘッド部14から左側方へ突き出す状態に取り付けられている。この電動モータ40の出力軸41は、その軸線を左右方向に沿わせてスピンドル17に平行に配置されている。図15に示すようにギヤヘッド部14には複数段(本例では2段)の減速ギヤ列が内装されている。この2段の減速ギヤ列は、出力軸41とスピンドル17との間に介装されている。電動モータ40の出力軸41にはピニオンギヤ41aが取り付けられている。このピニオンギヤ41aは中間駆動ギヤ14aに噛み合わされている。この中間駆動ギヤ14aは中間軸14b上に固定されている。中間軸14b上には、この中間駆動ギヤ14aと中間従動ギヤ14cが固定されている。このため、中間駆動ギヤ14aと中間従動ギヤ14cは一体で回転する。中間従動ギヤ14cは、スピンドル17に固定した出力ギヤ17aに噛み合わされている。このため、電動モータ40の出力は、ピニオンギヤ41aと中間駆動ギヤ14aとの噛み合い、中間従動ギヤ14cと出力ギヤ17aとの噛み合いを経て2段階で減速されてスピンドル17に伝達される。また、スピンドル17の上方に中間軸14bが配置され、中間軸14bの上方かつ後方に出力軸41が配置されている。このため、電動モータ40の出力軸41とスピンドル17との間に大きな軸間距離が設定されて、電動モータ40がスピンドル17に対して適切な距離だけ上方に配置されている。
このように2段階の減速ギヤ列を介して電動モータ41の回転出力がスピンドル17に伝達される構成であり、かつ電動モータ40がスピンドル17の上方へずれた位置に配置されているため、回転刃具12の最大切り込み深さ設定時においてもベース2と電動モータ40との間に適切な隙間が発生するようになっている。このため、以下説明するように使用者が左手LHでこの電動モータ40をサブグリップとして把持する際に、左手LHの指先がベース2等に触れることがなく、この点で当該電動モータ40のサブグリップとしての使い勝手が確保されている。
この電動モータ40は、その出力軸41に沿って前後に2分した半割り形状のハウジング43a,43bを備えている。前後の半割りハウジング43a,43bを相互に突き合わせて筒体形状のモータハウジング43が形成されている。
図3に示すようにこのモータハウジング43は、上下方向の幅(上下幅L1)が大きく前後方向の幅(前後幅L2)がやや小さい扁平した円柱体形状(L1>L2)を備えている。モータハウジング43の偏平円筒体形状により使用者が把持しやすくなっている。電動モータ40は、使用者から見て左側に突き出されている。このため、図20に示すように使用者は右手RHでハンドル部20を把持し、左手LHでこの電動モータ40をサブグリップとして把持することができ、この場合両手RH,LHで当該切断工具1を把持することができるので、その安定した移動操作を行うことができる。
また、モータハウジング43に対する電動モータ40の出力軸41の上下方向の位置について、当該出力軸41はモータハウジング43の前後幅L2が最大となる高さ位置に配置され、かつモータハウジング43の上下方向中央よりも下側にずれた位置に配置されている。しかも、モータハウジング43の上部は下部よりも曲率の大きな断面山形に丸く尖った形状に形成されている。モータハウジング43の上部がやや山形に丸く尖った形状に形成されているため、使用者が左手LHでこのモータハウジング43をサブグリップとして把持した際に、当該モータハウジング43の上部が左手LHの親指F1と人差し指F2との間に入り込んでより高いグリップ感を得ることができる。
さらに、モータハウジング43は、出力軸41の軸方向(左右方向)に太さが変化しない円筒形状を有している。モータハウジング43の左右半割りハウジング43a,43bは、樹脂製でそれぞれ個別に製作されている。このため、本例のモータハウジング43には、従来一般的な当初より円筒形に成形する場合に必要ないわゆる抜き勾配(成形型からの取り出しを可能とするために先端側ほど徐々に細く成形すること)を設定する必要がなく、その結果モータハウジング43はモータ軸線方向に太さが一様な形状を有しており、この点でも当該モータハウジング43のサブグリップとしての良好な把持感が得られるようになっている。
また、図4に示すように電動モータ40は、ハンドル部20のスイッチレバー21よりも前側に配置されている。このため、ハンドル部20を把持した右手RHと、サブグリップとしての電動モータ40を把持した左手LHが相互に干渉しないようになっており、この点でもハンドル部20及び電動モータ40のサブグリップとしての良好な使い勝手が確保されている。
[第3の特徴:粉塵ブロワ]
前記したように本実施形態の切断工具1は、切断部位C付近の切断粉を吹き飛ばすためのブロワ30を備えている。このブロワ30には、電動モータ40の冷却風が利用されている。図3及び図4に示すように本例のブロワ30は、ギヤヘッド14の下部から支持アーム部11の左側面に沿って取り付けられたブロワダクト31を備えている。図13〜図15に示すように電動モータ40の出力軸41には、モータ冷却用の冷却ファン41bが取り付けられている。この冷却ファン41bには遠心ファンが用いられている。電動モータ40の起動により冷却ファン41bが回転し、これによりモータハウジング43の後面(左側面)に設けた吸気口43d〜43dから外気が吸気される。吸気された外気は、前側へ流れて電動モータ40の冷却がなされる。電動モータ40の前側へ流れた冷却風は、当該冷却ファン41bの側方であってギヤヘッド部14の下部付近からブロワダクト31に流入する。
ここで、回転刃具12の回転方向は、図1及び図2において白抜きの矢印(B)で示す方向に回転する。一方、電動モータ40の回転出力は、前記したように2段階の減速ギヤ列を経てスピンドル17に伝達される。このため、電動モータ40の出力回転方向及び冷却ファン41bの回転方向は回転刃具12の回転方向に一致する構成となっている。図3、図12及び図13において、電動モータ40の出力回転方向が白抜きの矢印(C)で示されている。粉塵吹き飛ばしの対象部位となる切断部位Cは、冷却ファン41bの前側に位置している。このことから、粉塵吹き出し用のブロワダクト31をギヤヘッド部14の下部に接続することができる。なお、減速ギヤ列を1段階とした結果、電動モータ40の出力回転方向が逆になる場合には、冷却ファン41bも逆になる結果モータ冷却風は、ギヤヘッド部14の上部から前方へ吹き出されることとなり、その結果同種のブロワダクトをギヤヘッド部14の上部に接続する必要がある。
本例のブロワ30によれば、電動モータ40の回転出力が2段階の減速ギヤ列を経てスピンドル17に伝達される結果、回転刃具12と電動モータ40の出力回転方向が同じになり、従って冷却風がギヤヘッド部14の下部(冷却ファン41bの下部接線方向)から前方へ吹き出される構成となっている。
ギヤヘッド部14の下部からは、当該工具本体10をベース2に対して支持するための支持アーム部11が前方へ突き出す状態に設けられている。ブロワダクト31は、この支持アーム部11の左側部に沿って取り付けられている。図14に示すようにこの支持アーム部11の左側部とブロワダクト31との間に粉塵吹き飛ばし用の風が流れる導風路32が形成されている。支持アーム部11には、粉塵吹き飛ばし用の風を吹き出すための吹き出し口11aが設けられている。この吹き出し口11aは、当該支持アーム部11の左右幅方向に貫通して設けられている。
また、この吹き出し口11aは、矩形の角形テーパ孔形状に形成されている。この吹き出し口11aには、吹き出し先端側(図14において下側)の流路面積が小さくなる方向に傾斜したテーパ面11bが形成されている。このため、吹き出し口11a内に流入した風はその流路面積を絞られて、切断部位Cに効率よく吹き付けられるようになっている。
このようにモータ冷却風を利用したブロワ30によって切断部位Cの切断粉を吹き飛ばすことにより、切断材Wに描いたスミ線に対する回転刃具12の位置をはっきりと目で確認することができるようになり、この点で精確な切断加工を迅速に行うことができる。また、モータ冷却風を利用したブロワ30であるので、別途専用のブロワ(送風機)を用意する必要がないため、大きなコストアップを招くことがない。
しかも、本例のブロワ30によれば、粉塵吹き飛ばし用の風(モータ冷却風)が冷却ファン41bの下部接線方向前側に向けて吹き出されるのであり、そのためにブロワダクト31がギヤヘッド部14の下部からベース2の上面に沿ってほぼ水平(横方向)に配置された構成となっている。このため、使用者が切断部位Cを目視する際にブロワダクト31が邪魔になりにくいので切断部位Cを楽な姿勢で見易くなり、この点で当該切断工具1の使い勝手を高めることができる。これに対して、例えば冷却ファン41bの上部から下に向けてブロワダクトを配置した場合には、このブロワダクトが切断部位Cを目視する際の邪魔になり、使用者は窮屈な姿勢を強いられることになる。このように、減速ギヤ列を複数段(偶数段)にして電動モータ40及び冷却ファン41bの回転方向を回転刃具12の回転方向と同じにすることにより、ブロワダクト31をギヤヘッド部14の下部からベース2の上面に沿って配置することができ、これにより切断部位Cの視認性を高めることができる。
図12及び図13に示すように切断部位Cの左側方であってブレードケース13の前下端には、使用者が切断部位Cを目視するための窓部13cがその下端部から切り欠き形成されている。この窓部13cを経て使用者は切断部位Cをより楽な姿勢ではっきりと目視することができる。
この窓部13cには、集塵ノズル33を取り付けることができる。図12は集塵ノズル33を取り付けた状態を示し、図13は集塵ノズル33を取り外した状態を示している。この集塵ノズル33には、集塵袋や集塵機の集塵ホースを接続することができる。この集塵ノズル33によれば、ブロワ30によって吹き飛ばされた切断粉を効率よく集塵することができ、これにより切断部位Cの視認性を一層高めることができる。
集塵ノズル33は、1本の固定ねじでブレードケース13の側部に取り付けられている。図12及び図13では、集塵ノズル33を固定するための固定ねじを締め込むねじ孔34のみが示されている。この固定ねじを外せば、集塵ノズル33を簡単に取り外すことができる。
[第4の特徴:電気部品の冷却構造]
電動モータ40の冷却風は、内蔵した電気部品の冷却にも利用されている図15に示すようにブレードケース13のケース本体13bの上部には、電気部品収容室52が設けられている。この電気部品収容室52内に電気部品としてのコントローラ50が収容されている。このコントローラ50は、主として電動モータ40の制御回路基板をモールドしたもので、電気部品収容室52を区画形成する区画壁51によって回転刃具12及びギヤ列から区画されている。コントローラ50をこの電気部品収容室52内に収容することにより、ギヤ列で発生する熱の影響をコントローラ50が直接受けないようになっている。なお、ケース本体13bは樹脂製で、区画壁51はその内面に一体に成形されている。樹脂製の区画壁51により区画された電気部品収容室52内にコントローラ50を収容することにより、このコントローラ50は周囲から電気的に絶縁されている。
この電気部品収容室52と、前記電動モータ40の冷却ファン41bとの間には、モータロックレバー55が配置されている。図16には、このモータロックレバー55が単体で示されている。このモータロックレバー55は、電動モータ40の出力軸41を回転不能にロックするためのもので、ロック位置に移動操作すると出力軸41の回転がロックされ、これによりスピンドル17の回転をロックして回転刃具12の交換時等の便宜を図ることができる。このモータロックレバー55をアンロック位置に移動操作すると、出力軸41のロック状態が解除される。
このモータロックレバー55は、操作部55aとロック溝部55bと付勢レバー部55cを備えている。図3,4,12,13に示すようにこのモータロックレバー55は、モータハウジング43とギヤヘッドハウジング14dとの間に挟まれた状態で、当該電動モータ40の出力軸41に対して交差する方向であって前後方向に移動操作可能に支持されている。操作部55aが前方に突き出されている。この操作部55aに操作荷重を加えない状態では、後述する圧縮ばね56の付勢力により、モータロックレバー55をアンロック位置に移動させることができる。逆に操作部55aを後ろ側へ押し込み操作すると、モータロックレバー55をロック位置に移動させることができる。モータロックレバー55をロック位置に移動操作すると、そのロック溝部55bの内側に電動モータ40の出力軸41が相対的に進入する。図示は省略したが出力軸41には、二面幅部が設けられている。この二面幅部が相対的にロック溝部55b内に進入することにより、出力軸41の回転がロックされる。操作部55aを前側へ移動させて当該モータロックレバー55をアンロック位置に移動操作すると、出力軸41の二面幅部がこのロック溝部55b内から相対的に退出し、従って出力軸41が回転可能な状態に切り換わる。
電気部品収容室52と冷却ファン41bとの間であってギヤヘッドハウジング14dには、ばね収容室14eが設けられている。このばね収容室14e内に一つの圧縮ばね56が収容されている。この圧縮ばね56の前側(図15において手前側)にモータロックレバー55の付勢レバー部55cが当接されている。この圧縮ばね56によってモータロックレバー55がアンロック位置側に付勢されている。このため、モータロックレバー55のロック位置側への移動操作であって使用者の指先による操作部55aの押し操作は、この圧縮ばね56に抗してなされる。使用者が押し操作を止めると、このモータロックレバー55は圧縮ばね56の付勢力によってアンロック位置に戻される。
ばね収容室14eの右側壁には通風窓部14fが設けられている。この通風窓部14fを経てばね収容室14e内は、電気部品収容室52に連通されている。
また、モータハウジング43の右端面(軸方向前端面)には、円環形の壁部をなすバッフルプレート43cが一体に設けられている。このバッフルプレート43cの右側かつ内周側に冷却ファン41bが配置されている。冷却ファン41bによってその放射方向に吹き出された風は、このバッフルプレート43cによってばね収容室14e側(モータ軸方向前側)に吹き付けられる。ばね収容室14e内に吹き付けられた風は、通風窓部14fを経て電気部品収容室52内に流入し、これによりコントローラ50(電気部品)の冷却がなされる。
このようにブレードケース13の上部であって回転刃具12の周囲に電気部品としてのコントローラ50を配置することにより、回転刃具12の回転によって発生する風をこのコントローラ50の冷却を利用することができる。
しかも、モータ冷却用の冷却ファン41bにより発生した風が、ばね収容室14eを経て電気部品収容室52内に流入し、これによってもコントローラ50の冷却がなされるようになっている。本例の切断工具1は、比較的小型の携帯マルノコであり、限られたスペースに各構成部材を効率よく配置した構成を備えるもので、係る構成において新たな部材を追加することなく、既存の部材を有効活用して電気部品50の冷却をも行う構成としたもので、係る冷却構造により電気部品50を通常は配置しないブレードケース13の上部に収容することを可能とし、これにより一層構成のコンパクト化を実現した点に大きな特徴を有している。
[第5の特徴:ベース形状]
本実施形態の切断工具1には、ベース2にも新規な工夫が施されている。前記したように工具本体10は、ブレードケース13の前端に設けた支持アーム部11を介してベース2の上面に支軸3を介して上下に傾動可能に支持されている。ベース2に対する工具本体10の上下方向の位置を変更することによって、ベース2の下面側に突き出す回転刃具12の突き出し寸法を変更することができ、これにより切断材Wに対する切り込み深さを変更することができる。図1及び図2は、工具本体10をベース2に対して最も低い位置に位置させて切り込み深さを最大にした状態を示している。この場合、ベース2の下面からの回転刃具12の突き出し寸法は最大になっている。これに対して、図8及び図9は、工具本体10をベース2に対して最も高い位置に位置させて切り込み深さを最小にした状態を示している。この場合には、ベース2の下面からの回転刃具12の突き出し寸法は最小になっている。こうして切り込み深さを大きくすることにより板厚の厚い切断材Wの切断加工あるいは深い溝切り加工を行うことができる。切り込み深さを小さくすることにより、板厚の薄い切断材Wの切断加工を行うことができ、また浅い溝切り加工を行うことができる。
前記したようにベース2に対する工具本体10の上下の傾動位置は、ブレードケース13の後端部に設けた摘みねじ4を締め込むことにより固定される。図2,8,9に示すようにベース2の後端には、デプスガイド5が取り付けられている。このデプスガイド5は薄い帯板形状を有するもので、ベース2の後端に設けた支持部6にその下端部が結合されて上方へ延びる状態に支持されている。また、このデプスガイド5は、傾斜支軸6aを介して左右に傾動可能な状態で支持部6に結合されている。
デプスガイド5には、その長手方向に沿って長い案内溝5aが設けられている。この案内溝5a内に摘みねじ4が挿通されている。摘みねじ4は、ブレードケース13の後面下端部付近に締め込まれている。ブレードケース13の後面には、デプスガイド5を収容するためのガイド溝部13dが設けられている。ガイド溝部13dの幅寸法はデプスガイド5の幅寸法に適合した寸法に設定されている。このため、ガイド溝部13d内にデプスガイド5がその幅方向にがたつきのない状態で収容され、かつ相対的にスムーズに変位する。ベース2に対して工具本体10を上側に傾動させると、デプスガイド5がガイド溝部13d内を相対的に下側に退避する方向に変位する。ベース2に対して工具本体10を下側に傾動させると、デプスガイド5がガイド溝部13d内を相対的に上側へ進入する方向に変位する。摘みねじ4を締め込むとデプスガイド5のガイド溝部13d内の位置が固定されて、工具本体10のベース2に対する上下の傾動位置が固定され、従って回転刃具12の切り込み深さが固定される。
このように切り込み深さの調整機構を構成する摘みねじ4は、例えば図1に示すように切り込み深さを最大にした状態では、ベース2に最も接近した状態となる。この場合には、使用者が摘みねじ4を摘む際にベース2に指が干渉して摘みにくくなることが考えられる。この問題を解消するための工夫が、本例の切断工具1におけるベース2に施されている。
図2及び図9〜図11に示すように、本例のベース2の後端縁は、その左右幅方向について右側ほぼ半分の範囲(一部の範囲)と左側ほぼ半分の範囲(残余の範囲)とで前後方向に相互に変位している。以下、右側の前後長さが短い側の後端縁を第1後端縁E1といい、長い側の後端縁を第2後端縁E2と称して区別する。第2後端縁E2は、第1後端縁E1よりも後ろ側に位置している。
本実施形態の場合、第1後端縁E1は、デプスガイド5の支持部6にほぼ一致し、従って図2に示すように回転刃具12の最大切り込み深さでブレードケース13の後端にほぼ一致する位置に設定されている。このため、最大切り込み深さで、摘みねじ4がベース2の第1後端縁E1よりも後ろ側にはみ出す状態となる。このことから、使用者は指先がベース2に干渉する等の心配をすることなく摘みねじ4を楽に摘んで回転操作することができ、これにより当該調整機構の操作性を高めることができる。
また、ベース2の第1後端縁E1を第2後端縁E2よりも短くすることによって当該切断工具1の軽量化及び構成のコンパクト化を図ることができる。
これに対して、ベース2の第2後端縁E2側の範囲(左側ほぼ半分の範囲)の上方には、ハンドル部20が位置している。このため、仮に当該範囲についても第1後端縁E1と同じく短くすると、ハンドル部20が当該ベース2の後端縁から後ろ側へ大きく張り出す結果、当該切断工具1の安定性が損なわれ、また切断加工中における使用者の当該切断工具1を支える操作力が大きくなって操作性が損なわれることとなる。
この点、例示したベース2によれば、その幅方向右側ほぼ半分の範囲についてのみ前後長さを短くする第1後端縁E1を設定し、この第1後端縁E1を支持部6に位置合わせして摘みねじ4の操作性を高める一方、左側ほぼ半分の残余の範囲については第1後端縁E1よりも後ろ側に張り出す第2後端縁E2を設けている。このように主としてハンドル部20の下方に相当する範囲についてベース2の第2後端縁E2を設定することによって、当該切断工具1の後傾方向への不安定さを解消してその安定性を高め、また使用時における使用者の操作力(当該切断工具1を支える力)を低減してその操作性を高めることができる。
本実施形態の場合、第2後端縁E2は、スイッチレバー21の指当て部21aよりも後ろ側に設定されている。このため、使用者がスイッチレバー21に人差し指F2をあてがって引き操作する際に、その反動でハンドル部20を押し下げる方向の力が加わっても当該切断工具1を後傾させることなくその安定した姿勢(ベース2を切断材Wの上面に当接させた姿勢)を保持することができる。
次に、ベース2の前部には、工具本体10の傾斜角度を目盛り表示した傾斜支持壁部7が設けられている。この傾斜支持壁部7には、傾斜支軸8aを介してアンギュラガイド8が上下に傾動可能に支持されている。このアンギュラガイド8に前記ブラケット2aが固定されている。図10に示すようにこのブラケット2aは二股形状を有しており、ブレードケース13の支持アーム部11を左右両側から挟む状態で当該支持アーム11の先端に結合されている。
アンギュラガイド8の傾斜支軸8aは、後ろ側の傾斜支軸6aと同軸に位置している。摘みねじ9は、傾斜支持壁部7の円弧形の挿通溝孔7aを経てアンギュラガイド8に締め込まれている。このため、摘みねじ9を緩めると、アンギュラガイド8が傾斜支軸8aを中心にして傾斜可能となり、これにより工具本体10を前後の傾斜支軸8a,6aを中心にして主として右側(回転刃具12の下端を左側に変位させる方向)に傾斜させることができる。摘みねじ9を締め込むと、アンギュラガイド8が固定されて、工具本体10が直角切り位置若しくは一定角度で傾斜した位置に固定される。この工具本体10の傾斜切り機構は、前記した切り込み深さの調整機構とは独立して調整することができる。
[第6の特徴:可動カバーの支持構造]
次に、回転刃具12のベース2の下面側に突き出された部分は、可動カバー16で覆われる。可動カバー16は、切断加工の進行に伴って徐々に開かれていく。図18に示すようにこの可動カバー16は、回転刃具12の下部側周囲を左右両側から覆うために概ねU字形断面の側面視円弧形状を有している。回転刃具12に対して右側の右側壁部16aの後部には、使用者が手動操作により開閉するための摘み部16bが設けられている。
可動カバー16の、回転刃具12に対して左側の左側壁部16cの上部には円環形状の回動支持部16dが設けられている。この回動支持部16dを、スピンドル17を回転支持するブレードケース13のボス部28の外周側に回転可能に支持させて、当該可動カバー16がスピンドル17と同軸でブレードケース13のケース本体13bに回動可能に支持されている。
この可動カバー16は、引っ張りばね45によって閉じ側に付勢されている。回動支持部16dの側部には、ばね引き掛け孔16eが設けられている。このばね引き掛け孔16eに、引っ張りばね45の一端側45aが引き掛けられている。この引っ張りばね45の他端側45bは、ブレードケース13側に引き掛けられている。図19に示すようにブレードケース13のケース本体13bの後端部付近にはばね引き掛け軸部46が設けられている。このばね引き掛け軸部46は、ケースカバー13aの後端部付近に設けたボス部47のボス孔47aに挿入されている。ケース本体13bのばね引き掛け軸部46と、ケースカバー13aのボス部47は、それぞれ樹脂製であるケース本体13bとケースカバー13aに一体に成形されている。ケース本体13bに対してケースカバー13aを組み付ける際に、ばね引き掛け軸部46がボス孔47aに挿入されて、ケース本体13bに対するケースカバー13aの位置決めがなされる。
ばね引き掛け軸部46の基部にはより大径の段付き部46aが設けられている。図19に示すようにケース本体13bにケースカバー13aを組み付けた状態では、この段付き部46aとボス部47との間に隙間Kが発生するよう、段付き部46aとボス部47の高さ寸法が設定されている。段付き部46aとボス部47との間の隙間Kにばね引き掛け軸部46が露出された状態となり、この露出部位に引っ張りばね45の他端側45bが引き掛けられている。
このように引っ張りばね45の他端側45bについては、ばね引き掛け軸部46に引き掛ける構成であるので、これを孔に引き掛ける場合に比して当該引っ張りばね45の組み付けの手間を簡略化することができる。
また、本例では、線径0.4mmの引っ張りばね45が用いられている。一方、上記隙間Kは約1mmに設定されて、引っ張りばね45の線径よりもわずかに大きな隙間寸法に設定されている。このため、ばね引き掛け軸部46に対する引っ張りばね45の他端側45bの引き掛け作業の便宜を図りつつ、その軸方向(図19において上下方向)への変位を極力小さくすることができる。
このように、比較的小形の切断工具1では、可動カバー16を閉じ方向に付勢する引っ張りばね45の取り付け位置がブレードケース13の奥部になるため、作業者は手を差し入れにくく、かつ目視しづらいことからその取り付け作業が困難になる。この点例示したように、引っ張りばね45の他端側45bについて、孔への引き掛けやビス止めではなく、ばね引き掛け軸部46への引き掛けにより取り付ける構成としたことから、当該引っ張りばね45の取り付け作業を比較的楽に行うことができるようになる。
しかも、例示したようにブレードケース13が左右半割り構造であることを利用して、相互の位置決め機能を持たせたばね引き掛け軸部46に引っ張りばね45の他端側を引き掛ける構成としたことにより構成のコンパクト化を図りつつ、組み付け作業の簡略化を図ることができる。
また、引き掛け軸部46がその段付き部46aとボス部47とにより両端支持されていることから、引っ張りばね45の他端側45bが一旦引き掛けた後に不用意に外れてしまうことがない。
以上説明した実施形態には種々変更を加えて実施することができる。例えば、ハンドル部20の後端にバッテリパック22を装着する充電式の切断工具1を例示したが、交流電源式の切断工具にも同様に適用することができる。また、例示したハンドル部20は小型軽量の切断工具1に限らず、中型又は大型の切断工具のハンドル部として適用することができる。
さらに、電動モータ20のモータハウジング43について、前後半割り構造とすることによりいわゆる抜き勾配を設けない構成を例示したが、半割り構造とはしないで通常の抜き勾配を設ける構成としてもよい。この場合であっても縦長の扁平円筒形状に形成することにより電動モータにサブグリップとしての機能を併せ持たせることができる。
また、ハンドル部20を右手RHで把持し、電動モータ20をサブグリップとして左手LHで把持する構成を例示したが、左右勝手違いに構成することもできる。
1…切断工具
W…切断材
C…切断部位
2…ベース、2a…ブラケット、2b…窓部
E1…ベースの第1後端縁(短)、E2…ベースの第2後端縁(長)
3…支軸
4…摘みねじ
5…デプスガイド、5a…案内溝
6…支持部、6a…傾斜支軸
7…傾斜支持壁部、7a…挿通溝孔
8…アンギュラガイド、8a…傾斜支軸
10…工具本体
11…支持アーム部、11a…吹き出し口、11b…テーパ面
12…回転刃具、12h…回転刃具の上端
13…ブレードケース
13a…ケースカバー、13b…ケース本体、13c…窓部、13d…ガイド溝部
14…ギヤヘッド部
14a…中間駆動ギヤ、14b…中間軸、14c…中間従動ギヤ
14d…ギヤヘッドハウジング、14e…ばね収容室、14f…通風窓部
16…可動カバー
16a…右側壁部、16b…摘み部、16c…左側壁部、16d…回動支持部
16e…ばね引き掛け孔
17…スピンドル、17a…出力ギヤ
18…受けフランジ
19…固定フランジ
20…ハンドル部
LH…左手、RH…右手
F1…親指、F2…人差し指、F3…中指、F4…薬指、F5…小指、FP…手の平
H…ハンドル部の最頂部、R1…最頂部から前側の領域、R2…最頂部から後ろ側の領域
R3…スイッチレバーの前側領域、R4…スイッチレバーの後ろ側領域
D3…ハンドル部の幅寸法(小)、D4…ハンドル部の幅寸法(大)
21…スイッチレバー、21a…指当て部、21b…支軸
22…バッテリパック、22a…セル、22b…取り外しボタン
23…ロックオフボタン
24…エラストマ樹脂層、24a…上面被覆部、24b…全周被覆部
25…脚部
26…スイッチ本体
27…固定ねじ
28…ボス部
29…軸受け
30…ブロワ
31…ブロワダクト
32…導風路
33…集塵ノズル
34…ねじ孔
40…電動モータ
41…出力軸、41a…ピニオンギヤ、41b…冷却ファン
42…固定ねじ
43…モータハウジング
43a…半割りハウジング(前)、43b…半割りハウジング(後ろ)
43c…バッフルプレート、43d…吸気口
L1…モータハウジングの上下幅、L2…モータハウジングの前後幅
45…引っ張りばね、45a…一端側、45b…他端側
46…ばね引き掛け軸部、46a…段付き部
47…ボス部、47a…ボス孔
K…隙間
50…コントローラ(電気部品)
51…区画壁
52…電気部品収容室
55…モータロックレバー
55a…操作部、55b…ロック溝部、55c…付勢レバー部
56…圧縮ばね

Claims (4)

  1. 切断材に載置するベースと、該ベースの上面に支持された工具本体を備え、該工具本体は、電動モータで回転する回転刃具と、該回転刃具の上部を覆うブレードケースと、該ブレードケースから切断進行方向後ろ側へ延びるハンドル部を備えた切断工具であって、
    前記工具本体は、前記ブレードケースを介して前記ベースに対して上下に傾動可能に支持されて前記回転刃具の前記切断材に対する切り込み深さを調整可能であり、前記ブレードケースの後部に、前記工具本体の前記ベースに対する傾動位置を固定するための摘みねじとガイドレバーを備え、該ガイドレバーは、前記ベースに結合されて前記ブレードケースの後端面に沿って延びており、前記摘みねじを締め込んで前記ガイドレバーを前記ブレードケースの後面に対して固定して前記回転刃具の切り込み深さを固定する構成とされ、
    前記ベースの後端縁は、前側の第1後端縁と後ろ側の第2後端縁を幅方向に並列配置した段違い形状を備え、前記幅方向の位置について前記第1後端縁を前記摘みねじ側に配置した切断工具。
  2. 請求項1記載の切断工具であって、前記回転刃具の最大切り込み深さで、前記第1後端縁を、前記ブレードケースの後端縁に位置合わせした切断工具。
  3. 請求項1記載の切断工具であって、前記第2後端縁は、前記ハンドル部に設けた起動用のスイッチレバーの指当て部よりも後ろ側に設定した切断工具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載した切断工具であって、前記ブレードケースの後端面に沿って、前記ガイドレバーを収容してその幅方向の位置を規制するガイド溝部を設けた切断工具。
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