JP2011182037A - ファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信プログラム - Google Patents
ファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を変更するときに従来よりセキュリティを向上することができるファクシミリ送信装置を提供する。
【解決手段】 複合機は、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を利用者の指示に応じて変更するジョブ内容変更手段と、利用者の認証を行う認証手段とを備えており、ジョブ内容変更手段は、認証手段による利用者の認証が成功したときに(S154でYES)送信ジョブの内容を変更する(S161、S164)ことを特徴とする。
【選択図】 図6
【解決手段】 複合機は、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を利用者の指示に応じて変更するジョブ内容変更手段と、利用者の認証を行う認証手段とを備えており、ジョブ内容変更手段は、認証手段による利用者の認証が成功したときに(S154でYES)送信ジョブの内容を変更する(S161、S164)ことを特徴とする。
【選択図】 図6
Description
本発明は、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を変更することができるファクシミリ送信装置に関する。
従来、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を変更することができるファクシミリ送信装置として、予約中の送信ジョブに対して原稿の追加など内容を変更することができる通信端末装置(例えば、特許文献1参照。)や、予約中の送信ジョブに対して画質などの内容を電子メールを介して変更することができるファクシミリ装置(例えば、特許文献2参照。)が知られている。
しかしながら、従来のファクシミリ送信装置においては、許可されていない者によってファクシミリ送信の送信ジョブの内容が変更される可能性があるという問題がある。
そこで、本発明は、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を変更するときに従来よりセキュリティを向上することができるファクシミリ送信装置を提供することを目的とする。
本発明のファクシミリ送信装置は、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を利用者の指示に応じて変更するジョブ内容変更手段と、前記利用者の認証を行う認証手段とを備えており、前記ジョブ内容変更手段は、前記認証手段による前記利用者の認証が成功したときに前記送信ジョブの内容を変更することを特徴とする。
この構成により、本発明のファクシミリ送信装置は、利用者の認証が成功したときにファクシミリ送信の送信ジョブの内容を変更するので、送信ジョブの内容を変更するときに従来よりセキュリティを向上することができる。
また、本発明のファクシミリ送信装置は、前記送信ジョブの内容が前記ジョブ内容変更手段によって変更されたときに前記指示を行った前記利用者の宛先を記憶する変更者宛先記憶手段と、前記送信ジョブの内容が前記ジョブ内容変更手段によって変更されたときに前記送信ジョブの内容が変更されたことを前記変更者宛先記憶手段に記憶されている前記宛先に通知する変更通知手段とを備えていることが好ましい。
この構成により、本発明のファクシミリ送信装置は、送信ジョブの内容を過去に変更した利用者の宛先に送信ジョブの内容が変更されたことを通知するので、送信ジョブの内容を過去に変更した利用者に送信ジョブの内容が新たに変更されたことを認識させることができる。
本発明のファクシミリ送信プログラムは、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を利用者の指示に応じて変更するジョブ内容変更手段と、前記利用者の認証を行う認証手段としてコンピュータを機能させ、前記ジョブ内容変更手段は、前記認証手段による前記利用者の認証が成功したときに前記送信ジョブの内容を変更することを特徴とする。
この構成により、本発明のファクシミリ送信プログラムを実行するコンピュータは、利用者の認証が成功したときにファクシミリ送信の送信ジョブの内容を変更するので、送信ジョブの内容を変更するときに従来よりセキュリティを向上することができる。
本発明のファクシミリ送信装置は、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を変更するときに従来よりセキュリティを向上することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係るファクシミリ送信システムの構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係るファクシミリ送信システム10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、ファクシミリ送信システム10は、ファクシミリ送信を行うことができる本発明のファクシミリ送信装置としての複合機20と、複合機20にLAN(Local Area Network)11を介して接続された例えばPC(Personal Computer)などの複数の情報処理装置40とを備えている。
図2は、複合機20の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、複合機20は、装置全体を制御する制御部21と、各種データを記憶する記憶部22と、利用者によって種々の操作が入力される操作パネル上の操作部23と、種々の情報を表示する操作パネル上のモニタ24と、時間を計る時計部25と、用紙に印刷を実行するプリンタ部26と、原稿を読み込んで画像データを生成するスキャナ部27と、情報処理装置40とLAN11を介して通信を行うためのネットワークI/F(interface)部28と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線等の通信回線を介してファクシミリ通信を行うためのファクシミリ通信部29とを備えている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)と、本発明のファクシミリ送信プログラムを含むプログラムや、各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)となどによって構成されている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを実行することによって制御部21を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。制御部21は、ファクシミリ送信プログラムを実行することによって、後述するように、ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を利用者の指示に応じて変更するようになっており、ジョブ内容変更手段21aとして機能するようになっている。また、制御部21は、ファクシミリ送信プログラムを実行することによって、後述するように、利用者の認証を行うようになっており、認証手段21bとして機能するようになっている。また、制御部21は、ファクシミリ送信プログラムを実行することによって、後述するように、送信ジョブの内容がジョブ内容変更手段21aによって変更されたときに、送信ジョブの内容が変更されたことを記憶部22に記憶されている宛先に通知するようになっており、変更通知手段21cとして機能するようになっている。
記憶部22は、制御部21を構成しているRAMと同一のRAMや、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶デバイスによって構成されている。記憶部22は、制御部21がファクシミリ送信プログラムを実行することによって、後述するように、制御部21の機能の1つであるジョブ内容変更手段21aによって送信ジョブの内容が変更されたときに、送信ジョブの内容を変更するように指示を行った利用者の宛先を記憶するようになっており、本発明の変更者宛先記憶手段を構成している。
操作部23は、モニタ24とともにタッチパネルを形成するボタンや、操作パネル上のボタンなどの入力デバイスから構成されている。
モニタ24は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスから構成されている。
プリンタ部26は、情報処理装置40からネットワークI/F部28を介して受信された印刷データのジョブや、図示していない外部のファクシミリ装置からファクシミリ通信部29を介して受信されたファクシミリのジョブや、スキャナ部27によって生成された画像データのジョブなどの各種のジョブを印刷する印刷デバイスである。
スキャナ部27は、原稿を読み込んで画像データを生成する読取デバイスである。
ネットワークI/F部28は、例えば、スキャナ部27によって生成された画像データをLAN11を介して情報処理装置40に送信したり、プリンタ部26で印刷されるための印刷データをLAN11を介して情報処理装置40から受信したりする。
ファクシミリ通信部29は、例えば、スキャナ部27によって生成された画像データを通信回線を介して外部のファクシミリ装置にファクシミリ送信したり、プリンタ部26で印刷されるための画像データを通信回線を介して外部のファクシミリ装置からファクシミリ受信したりする。
図3は、情報処理装置40の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、情報処理装置40は、装置全体を制御する制御部41と、各種データを記憶する記憶部42と、利用者によって種々の操作が入力される操作部43と、種々の情報を表示するモニタ44と、複合機20とLAN11を介して通信を行うためのネットワークI/F部45とを備えている。
制御部41は、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMおよびHDD(Hard Disk Drive)と、CPUの作業領域として用いられるRAMとなどによって構成されている。CPUは、ROMおよびHDDに記憶されているプログラムを実行することによって制御部41を動作させる演算処理装置である。RAMは、CPUによってプログラムが実行されるときにプログラムや各種のデータを一時的に記憶するようになっている。
記憶部42は、制御部41を構成しているHDDと同一のHDDなどの記憶デバイスによって構成されている。
操作部43は、マウスやキーボードなどの入力デバイスから構成されている。
モニタ44は、例えばLCDなどの表示デバイスから構成されている。
ネットワークI/F部45は、例えば、スキャナ部27によって生成された画像データをLAN11を介して複合機20から受信したり、プリンタ部26で印刷されるための印刷データをLAN11を介して複合機20に送信したりする。
次に、ファクシミリ送信システム10の動作について説明する。
なお、以下においては、理解を容易にするために、1つの送信ジョブ(以下「対象送信ジョブ」という。)のみに着目して説明するが、複合機20に複数の送信ジョブが記憶されている場合には、それぞれの送信ジョブに対して複合機20によって同様な制御が行われる。
また、以下において、ファクシミリ送信の送信ジョブによってファクシミリ送信される予定の画像(以下「予約画像」という。)の画像データなど、複合機20と情報処理装置40との間で送受信される各種情報は、電子メールやFTP(File Transfer Protocol)など、各種の通信方法によって複合機20と情報処理装置40との間の送受信が実現されることが可能である。
図4は、ファクシミリ送信の送信ジョブを登録するときに複合機20のモニタ24に表示される画像を示す図である。
利用者は、スキャナ部27に原稿を読み取らせることによって、対象送信ジョブの登録を複合機20の操作部23を介して複合機20に指示することができる。このとき、利用者は、実際に複合機20によってファクシミリ送信が行われる時刻(以下「送信予定時刻」という。)を指定することや、後で予約画像の変更や対象送信ジョブの取り消しを行うためのパスワードを図4に示す画像から指定することなどができる。
図4に示す画像には、利用者がパスワードを設定するときに選択するためのラジオボタン31aと、利用者がパスワードを設定するときにパスワードを入力するためのテキストボックス31bと、利用者がパスワードを設定しないときに選択するためのラジオボタン31cと、利用者がパスワードに関する設定を決定するときに押すための決定ボタン31dとが含まれている。ラジオボタン31aおよびラジオボタン31cは、同時に選択されることができないようになっている。決定ボタン31dは、ラジオボタン31aが選択されていてテキストボックス31bにパスワードが入力されているときか、ラジオボタン31cが選択されているときのみ、押されることができるようになっている。制御部21は、決定ボタン31dが押されたときの設定を対象送信ジョブと関連付けて記憶部22に記憶するようになっている。
利用者は、上述したように複合機20の操作部23を介して対象送信ジョブの登録を複合機20に指示することができるのと同様に、スキャナ部27に原稿を読み取らせたり、情報処理装置40で原稿を作成したりすることによって、対象送信ジョブの登録を情報処理装置40の操作部43を介して情報処理装置40から複合機20に指示することもできる。その場合には、図4に示す画像と同様な画像が情報処理装置40のモニタ44に表示される。
対象送信ジョブの登録が指示された複合機20は、図5に示す処理の実行を開始する。
図5は、複合機20の動作のフローチャートである。
図5に示すように、複合機20の制御部21は、利用者による指示に応じて対象送信ジョブを記憶部22に登録し(S101)、時計部25によって計られている現在時刻と、対象送信ジョブに含まれる送信予定時刻とに基づいて、現在時刻が送信予定時刻に達したか否かを判断する(S102)。
制御部21は、現在時刻が送信予定時刻に達したとS102において判断すると、対象送信ジョブに基づいてファクシミリ送信をファクシミリ通信部29に実行させ(S103)、ファクシミリ送信が成功したか否かを判断する(S104)。なお、ファクシミリ送信は、例えば、ファクシミリ通信部29を通信回線と接続するコードが外れたり、複合機20自体の電源が切断されたりなど、様々な原因で失敗することがある。
制御部21は、ファクシミリ送信が成功したとS104において判断すると、対象送信ジョブを記憶部22から削除して(S105)、図5に示す処理の実行を終了する。
一方、制御部21は、ファクシミリ送信が失敗したとS104において判断すると、ファクシミリ送信のリトライ回数が予め設定されている上限に達したか否かを判断する(S106)。ここで、リトライとは、ファクシミリ送信を再び試みることである。また、リトライ回数とは、既にリトライを行った回数のことであり、リトライが行われる度に記憶部22上で更新される。複合機20は、リトライ回数の上限を予め利用者に設定させることができる。
制御部21は、リトライ回数が上限に達したとS106において判断すると、S105の処理を実行する。
一方、制御部21は、リトライ回数が上限に達していないとS106において判断すると、時計部25によって計られている現在時刻と、記憶部22に記憶されているリトライ時刻とに基づいて、現在時刻がリトライ時刻に達したか否かを判断する(S107)。ここで、リトライ時刻とは、ファクシミリ送信がリトライされるべき時刻であり、ファクシミリ送信が失敗する度に記憶部22上で更新される。リトライ時刻は、例えば直前にファクシミリ送信が失敗した時刻に対して5分後などの所定の時間後の時刻である。複合機20は、この所定の時間を予め利用者に設定させることができる。
制御部21は、現在時刻がリトライ時刻に達したとS107において判断すると、S103の処理に戻る。
制御部21は、現在時刻が送信予定時刻に達していないとS102において判断するか、現在時刻がリトライ時刻に達していないとS107において判断すると、図6に示すS151の処理を実行する。
図6は、図5に示すフローチャートの続きのフローチャートである。
図6に示すように、制御部21は、対象送信ジョブの予約画像の確認の指示があったか否かを判断する(S151)。
利用者は、複合機20の操作部23を介して予約画像の確認を複合機20に指示することができる。
図7は、予約中の送信ジョブの一覧を表示するときに複合機20のモニタ24に表示される画像を示す図である。
図7に示す画像には、記憶部22に記憶されている予約中の送信ジョブの一覧が表示される予約一覧表32aが含まれている。予約一覧表32aの各行は、それぞれ別々の送信ジョブを表示しており、それぞれ利用者によって選択されることができるようになっている。予約一覧表32aの列32bは、送信ジョブの宛先の名称を表示している。予約一覧表32aの列32cは、送信ジョブの宛先のFAX番号を表示している。予約一覧表32aの列32dは、送信ジョブによってファクシミリ送信される予定の枚数を表示している。予約一覧表32aの列32eは、送信ジョブの送信予定時刻を表示している。予約一覧表32aの列32fは、送信ジョブを登録した利用者の名称を表示している。また、図7に示す画像には、利用者が予約画像の確認を複合機20に指示するときに押すための予約画像確認ボタン32gが含まれている。予約画像確認ボタン32gは、予約一覧表32aにおいて送信ジョブが1つ選択されているときのみ、押されることができるようになっている。制御部21は、予約画像確認ボタン32gが押されたとき、モニタ24に図8に示す画像を表示させる。
図8は、予約画像を確認するときに複合機20のモニタ24に表示される画像を示す図である。
図8に示す画像には、利用者が予約画像の確認の範囲を設定するための確認範囲領域33aと、利用者が認証のための情報を設定するための認証領域33bと、利用者が行った各種の設定を決定するときに押すための決定ボタン33cとが含まれている。確認範囲領域33aには、利用者が予約画像の確認の範囲として全てのページを設定するときに選択するためのラジオボタン33dと、利用者が予約画像の確認の範囲として特定のページを設定するときに選択するためのラジオボタン33eと、利用者が予約画像の確認の範囲として特定のページを設定するときに特定のページを入力するためのテキストボックス33fとが含まれている。認証領域33bには、利用者が認証のために利用者の名称を入力するためのテキストボックス33gと、利用者が認証のためにパスワードを入力するためのテキストボックス33hとが含まれている。ラジオボタン33dおよびラジオボタン33eは、同時に選択されることができないようになっている。決定ボタン33cは、ラジオボタン33dが選択されていてテキストボックス33g、33hにそれぞれ利用者の名称、パスワードが入力されているときか、ラジオボタン33eが選択されていてテキストボックス33f、33g、33hにそれぞれページ、利用者の名称、パスワードが入力されているときのみ、押されることができるようになっている。
なお、対象送信ジョブに関連付けられたパスワードが記憶部22に記憶されていないとき、認証領域33bは表示されない。その場合、決定ボタン33cは、ラジオボタン33dが選択されているときか、ラジオボタン33eが選択されていてテキストボックス33fにページが入力されているときのみ、押されることができるようになっている。
利用者は、上述したように複合機20の操作部23を介して予約画像の確認を複合機20に指示することができるのと同様に、情報処理装置40の操作部43を介して予約画像の確認を情報処理装置40から複合機20に指示することもできる。その場合には、図7および図8に示す画像と同様な画像が情報処理装置40のモニタ44に表示される。
制御部21は、予約画像の確認の指示がなかったとS151において判断すると、リトライ中であるか否かを判断する(S152)。ここで、制御部21は、現在時刻がリトライ時刻に達していないとS107において判断して図6に示す処理を実行している場合、リトライ中であると判断する。
制御部21は、リトライ中ではないとS152において判断すると、図5に示すS102の処理に戻る。
一方、制御部21は、リトライ中であるとS152において判断すると、図5に示すS107の処理に戻る。
予約画像の確認の指示があったとS151において制御部21が判断すると、制御部21の機能の1つである認証手段21bは、S101における対象送信ジョブの登録時に認証が設定されているか否かを判断する(S153)。ここで、認証手段21bは、対象送信ジョブに関連付けられたパスワードが記憶部22に記憶されているとき、認証が設定されていると判断し、対象送信ジョブに関連付けられたパスワードが記憶部22に記憶されていないとき、認証が設定されていないと判断する。
認証手段21bは、対象送信ジョブの登録時に認証が設定されているとS153において判断すると、対象送信ジョブに関連付けられて記憶部22に記憶されているパスワードと、予約画像の確認の指示の受け付けのときに図8に示す画像を介して利用者によって入力されたパスワードとに基づいて、認証が成功したか否かを判断する(S154)。認証手段21bは、これらのパスワードが一致したときのみ、認証が成功したと判断する。
認証が成功したとS154において認証手段21bが判断すると、制御部21は、認証が成功した利用者のアドレスを対象送信ジョブに関連付けて記憶部22に登録する(S155)。このアドレスは、予約画像の確認の指示の受け付けのときに図8に示す画像を介して利用者によって入力された利用者の名称と、利用者の名称および利用者のアドレスが対応付けられたアドレス帳などの記憶部22に予め記憶されている情報とに基づいて、制御部21によって取得されるようになっている。
一方、認証が失敗したとS154において認証手段21bが判断すると、制御部21は、モニタ24または情報処理装置40のモニタ44に認証の失敗を表示させ(S156)、S152の処理を実行する。ここで、制御部21は、予約画像の確認の指示が複合機20の操作部23から行われていた場合には、複合機20のモニタ24に認証の失敗を表示させる。また、制御部21は、予約画像の確認の指示が情報処理装置40から行われていた場合には、情報処理装置40のモニタ44に認証の失敗を表示させるように、情報処理装置40に指示を行う。
対象送信ジョブの登録時に認証が設定されていないとS153において認証手段21bが判断するか、制御部21がS155の処理を実行すると、制御部21は、表示用データを作成する(S157)。ここで、表示用データとは、複合機20のモニタ24に予約画像が表示させられる場合には、モニタ24に表示させるための画像データであり、情報処理装置40のモニタ44に予約画像が表示させられる場合には、情報処理装置40に送信するためにファイル化された画像データである。制御部21は、予約画像の確認の指示が複合機20の操作部23から行われていた場合には、モニタ24に表示させるための画像データを表示用データとして作成する。また、制御部21は、予約画像の確認の指示が情報処理装置40から行われていた場合には、情報処理装置40に送信するためにファイル化した画像データを表示用データとして作成する。ただし、制御部21は、予約画像の確認の指示が複合機20の操作部23から行われていた場合であっても、利用者から情報処理装置40の宛先が設定された場合には、情報処理装置40に送信するためにファイル化した画像データを表示用データとして作成する。
次いで、制御部21は、モニタ24または情報処理装置40のモニタ44に予約画像を表示させる(S158)。
制御部21は、モニタ24に表示させるための画像データがS157において作成された場合、S157において作成された画像データに基づいて、モニタ24に図9に示す画像を表示させる(S158)。
図9は、予約画像を表示するときに複合機20のモニタ24に表示される画像を示す図である。
図9に示す画像には、予約画像が表示される予約画像表示領域34aと、利用者が対象送信ジョブを取り消すときに押すための送信ジョブ取消ボタン34bと、利用者が予約画像の変更を複合機20に指示するときに押すための予約画像変更ボタン34cと、利用者が予約画像の確認を終了するときに押すための確認終了ボタン34dとが含まれている。例えば、利用者は、予約画像変更ボタン34cを押すことによって、新たにスキャナ部27によって原稿を読み取らせることができ、この原稿の画像を予約画像と差し替えることができる。
制御部21は、情報処理装置40に送信するためにファイル化した画像データがS157において作成された場合、S157において作成された画像データを情報処理装置40に送信する(S158)。情報処理装置40は、複合機20から送信された画像データを受信すると、受信した画像データに基づいて、モニタ44に図9に示す画像と同様な画像を表示させる。この場合、利用者は、予約画像変更ボタン34cを押すことによって、新たにスキャナ部27によって原稿を読み取らせることや、新たに情報処理装置40で原稿を作成することができ、この原稿の画像を予約画像と差し替えることができる。
次いで、制御部21は、予約画像の確認が終了したと判断するまで、予約画像の確認が終了したか否かを判断し続ける(S159)。制御部21は、図9に示す画像において送信ジョブ取消ボタン34bまたは確認終了ボタン34dが押されたときに、予約画像の確認が終了したと判断する。
制御部21は、予約画像の確認が終了したとS159において判断すると、対象送信ジョブの取り消しが指示されたか否かを判断する(S160)。制御部21は、図9に示す画像において送信ジョブ取消ボタン34bが押されたときに、対象送信ジョブの取り消しが指示されたと判断する。
対象送信ジョブの取り消しが指示されたとS160において制御部21が判断すると、制御部21の機能の1つであるジョブ内容変更手段21aは、対象送信ジョブを記憶部22から削除する(S161)。次いで、制御部21の機能の1つである変更通知手段21cは、対象送信ジョブに関連付けて記憶部22に登録されている全てのアドレスに対して送信ジョブの取り消しを通知する(S162)。そして、制御部21は、図5および図6に示す処理の実行を終了する。
一方、制御部21は、対象送信ジョブの取り消しが指示されなかったとS160において判断すると、予約画像の変更の指示が行われたか否かを判断する(S163)。制御部21は、図9に示す画像において予約画像変更ボタン34cが押されたときに、予約画像の変更の指示が行われたと判断する。
制御部21は、予約画像の変更の指示が行われなかったとS163において判断すると、S152の処理を実行する。
一方、予約画像の変更の指示が行われたとS163において制御部21が判断すると、ジョブ内容変更手段21aは、記憶部22に記憶されている予約画像を変更後の予約画像に変更する(S164)。次いで、変更通知手段21cは、対象送信ジョブに関連付けて記憶部22に登録されている全てのアドレスに対して予約画像の変更を通知する(S165)。そして、制御部21はS152の処理を実行する。
以上に説明したように、複合機20は、利用者の認証が成功したときに(S154でYES)ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を変更する(S161、S164)ので、送信ジョブの内容を変更するときに従来よりセキュリティを向上することができる。
なお、複合機20は、利用者の認証が成功したときに予約画像の表示を許可するようになっているが、予約画像の表示に認証を必要とせず予約画像の変更や送信ジョブの取り消しのみに認証を必要とするようになっていても良い。
複合機20は、送信ジョブの内容を過去に変更した利用者の宛先に送信ジョブの内容が変更されたことを通知する(S162、S165)ので、送信ジョブの内容を過去に変更した利用者に送信ジョブの内容が新たに変更されたことを認識させることができる。
なお、複合機20は、予約画像の表示のための認証が成功した利用者に送信ジョブの内容の変更を通知するようになっているが、予約画像の変更を行った利用者のみに送信ジョブの内容の変更を通知するようになっていても良い。例えば、複合機20は、予約画像の表示に認証を必要とせず予約画像の変更や送信ジョブの取り消しのみに認証を必要とするようになっている場合、認証が成功した利用者に送信ジョブの内容の変更を通知するようになっていれば、予約画像の変更を行った利用者のみに送信ジョブの内容の変更を通知することができる。
送信ジョブの内容の変更を通知する宛先のアドレスは、本実施の形態に示した方法以外の方法によって記憶部22に登録されるようになっていても良い。例えば、制御部21は、予約画像の確認の指示を利用者から受けるときに、利用者の名称に代えて、または、利用者の名称に追加して、送信ジョブの内容の変更を通知する宛先のアドレスを利用者に設定させるようになっていても良い。
複合機20は、予約画像の確認の指示が操作部23から行われていた場合であっても、利用者から情報処理装置40の宛先が設定された場合には、情報処理装置40に送信するためにファイル化した画像データを表示用データとして作成することができる。したがって、複合機20は、モニタ24が小さくて予約画像の表示に不向きな場合であっても、情報処理装置40のモニタ44に予約画像を表示させることができる。
複合機20は、予約画像の確認中に、現在時刻が送信予定時刻に達したか否かの判断(S102)や、現在時刻がリトライ時刻に達したか否かの判断(S107)を行わないので、予約画像の確認中にファクシミリ送信が行われてしまうことを防止することができる。
なお、本実施の形態における認証方法は、パスワードのみによる方法であるが、これ以外の方法であっても良い。例えば、認証方法は、IDおよびパスワードの組み合わせによる方法であっても良い。
また、複合機20は、リトライのとき、ファクシミリ送信が成功したページを含めて全てのページについてファクシミリ送信を再び試みるようになっていても良いが、ファクシミリ送信が成功したページ以外のページについてのみファクシミリ送信を再び試みるようになっていても良い。また、複合機20は、ファクシミリ送信が成功したページ以外のページについてのみファクシミリ送信を再び試みるようになっている場合、ファクシミリ送信が成功したページ以外のページについてのみ予約画像の確認を行うことができるようになっていても良い。
また、本実施の形態においては、送信ジョブの内容の変更として、送信ジョブ自体の取り消しと、送信ジョブの予約画像の変更とについて説明したが、送信ジョブの宛先の変更など、送信ジョブの他の内容の変更についても同様である。
また、本発明のファクシミリ送信装置は、本実施の形態において複合機について説明しているが、複合機以外のファクシミリ送信装置であっても良い。
20 複合機(ファクシミリ送信装置)
21a ジョブ内容変更手段
21b 認証手段
21c 変更通知手段
22 記憶部(変更者宛先記憶手段)
21a ジョブ内容変更手段
21b 認証手段
21c 変更通知手段
22 記憶部(変更者宛先記憶手段)
Claims (3)
- ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を利用者の指示に応じて変更するジョブ内容変更手段と、前記利用者の認証を行う認証手段とを備えており、
前記ジョブ内容変更手段は、前記認証手段による前記利用者の認証が成功したときに前記送信ジョブの内容を変更することを特徴とするファクシミリ送信装置。 - 前記送信ジョブの内容が前記ジョブ内容変更手段によって変更されたときに前記指示を行った前記利用者の宛先を記憶する変更者宛先記憶手段と、前記送信ジョブの内容が前記ジョブ内容変更手段によって変更されたときに前記送信ジョブの内容が変更されたことを前記変更者宛先記憶手段に記憶されている前記宛先に通知する変更通知手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ送信装置。
- ファクシミリ送信の送信ジョブの内容を利用者の指示に応じて変更するジョブ内容変更手段と、前記利用者の認証を行う認証手段としてコンピュータを機能させ、
前記ジョブ内容変更手段は、前記認証手段による前記利用者の認証が成功したときに前記送信ジョブの内容を変更することを特徴とするファクシミリ送信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010041849A JP2011182037A (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | ファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信プログラム |
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JP2011182037A true JP2011182037A (ja) | 2011-09-15 |
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ID=44693124
Family Applications (1)
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JP2010041849A Pending JP2011182037A (ja) | 2010-02-26 | 2010-02-26 | ファクシミリ送信装置およびファクシミリ送信プログラム |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014165555A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Brother Ind Ltd | 通信装置 |
JP7428016B2 (ja) | 2020-03-05 | 2024-02-06 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | ファイル送信装置 |
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2010
- 2010-02-26 JP JP2010041849A patent/JP2011182037A/ja active Pending
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