JP2011181612A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】選択素子のビット線方向の長さを短縮する。
【解決手段】半導体装置は、第1導電型の半導体基板10と、半導体基板10に形成された溝に埋設された第1の絶縁膜領域11と、第1の絶縁膜領域11の下面11cを覆うゲート電極WL、ゲート電極WLと半導体基板10の間に設けられるゲート絶縁膜14、を備え、更に、第1の絶縁膜領域11の第1の側面11aを覆う第1の拡散領域15、第1の絶縁膜領域11の第2の側面11bを覆う第2の拡散領域16、及び第2の拡散領域16の上面を覆う第3の拡散領域17とを備え、選択素子は、ゲート電極WL、第1の拡散領域15及び第2の拡散領域16で構成される電界効果トランジスタ、及び基板及び第2及び第3の拡散領域で構成されるバイポーラトランジスタを含む。選択素子の長さが3F(Fは最小加工寸法)で足りるので、埋め込みゲート電極WLを含めて選択素子のビット線方向の長さの短縮が可能。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体装置に関し、特に、選択素子としてIGBTを用いる半導体装置に関する。
DRAM(Dynamic Random Access Memory)やPC−RAM(Phase Change Random Access Memory)などの半導体記憶装置を含む近年の半導体装置では、微細化の進展に伴い、1つの選択素子(DRAMのセルトランジスタなど)に割り当てることのできる面積がますます小さくなっている。面積が小さくなると選択素子に流れる電流(電界効果トランジスタのドレイン電流など。DRAMでは書き込み電流Icell。)の値が小さくなってしまうので、この電流値を確保するために、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタとバイポーラトランジスタの組み合わせで選択素子を構成することが検討されている。
特許文献1には、相変化メモリのセルトランジスタとして、そのような選択素子を用いる例が開示されている。この例では、P型基板の表面上にゲート絶縁膜を介してワード線が形成され、ワード線の両サイドにそれぞれ近接する基板表面内の領域に、第1及び第2のN型拡散領域が形成されている。そして、第2のN型拡散領域内にはさらに、ゲート電極から遠い基板表面内の領域にP型拡散領域が設けられる。こうすることで、P型基板と第1及び第2のN型拡散領域とゲート絶縁膜及びゲート電極とでMOSトランジスタが形成されるとともに、P型基板と第2のN型拡散領域とP型拡散領域とでバイポーラトランジスタが形成される。第2のN型拡散領域は、MOSトランジスタのドレインとバイポーラトランジスタのベースを兼ねることになる。
P型基板及び第1のN型拡散領域は接地される。一方、P型拡散領域は相変化記憶素子を介してビット線に接続される。この状態でワード線にMOSトランジスタのしきい値を超える電圧を印加すると、MOSトランジスタがオンし、ドレイン電流が流れる。このドレイン電流は、第2のN型拡散領域に流れ込んでバイポーラトランジスタをオンする。すると、相変化記憶素子がグランドに接続されるので、ビット線に印加する電圧の制御によって、相変化記憶素子に対し、書き込みや読み出しを行うことが可能になる。
米国特許第6576921号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載の選択素子には、横方向の長さが長くなってしまうという問題がある。つまり、上述した選択素子の構造では、ビット線方向に第1のN型拡散領域、ワード線、第2のN型拡散領域、及びP型拡散領域が並ぶことになるため、それぞれを最小加工寸法Fで形成したとしても、ビット線方向に4Fの長さが必要になってしまう。そこで、選択素子のビット線方向の長さを短縮できる構造が求められている。
本発明による半導体装置は、第1導電型の半導体基板、半導体基板に形成された溝の底面及びその溝の内壁の一部に形成されるゲート絶縁膜、ゲート絶縁膜を覆うように溝の中に埋設されたゲート電極、ゲート電極を覆うように溝を埋めるキャップ絶縁膜領域、キャップ絶縁膜領域の第1の側面及び第1の側面に対向する第2の側面にそれぞれ形成され、ゲート電極と共に電界効果トランジスタを構成する第1及び第2の拡散領域、及びキャップ絶縁膜領域の第2の側面及び半導体基板の上面と第2の拡散領域の上面との間に形成され、基板及び第2の拡散領域と共にバイポーラトランジスタを構成する第3の拡散領域、を備え、電界効果トランジスタ及びバイポーラトランジスタによって第1の選択素子を構成し、第1及び第2の拡散領域は第2導電型の拡散領域であり、第3の拡散領域は第1導電型の拡散領域である、ことを特徴とする。
また、本発明の他の一側面による半導体装置は、第1導電型の半導体基板と、半導体基板に埋設され、半導体基板の上面に垂直な第1の側面、第1の側面に対向する第2の側面、及び半導体基板の上面に対向する下面を有するキャップ絶縁膜領域と、半導体基板の中にボディのすべてが埋設され、キャップ絶縁膜領域の下面を覆うゲート電極、半導体基板の中にボディのすべてが埋設され、ゲート電極と半導体基板の間に形成されるゲート絶縁膜、キャップ絶縁膜領域の第1の側面を覆う第1の拡散領域、キャップ絶縁膜領域の第2の側面を覆う第2の拡散領域、及びキャップ絶縁膜領域の第2の側面及び第2の拡散領域の上面を覆い、半導体基板の上面に接する第3の拡散領域を有する第1の選択素子、とを備え、ゲート電極、第1及び第2の拡散領域で電界効果トランジスタを構成し、基板及び第2及び第3の拡散領域でバイポーラトランジスタを構成し、電界効果トランジスタ及びバイポーラトランジスタによって第1の選択素子を構成し、第1及び第2の拡散領域は第2導電型の拡散領域であり、第3の拡散領域は第1導電型の拡散領域である、ことを特徴とする。
また、本発明の更に他の一側面による半導体装置は、第1導電型の半導体基板、半導体基板に形成され、第1の方向に延伸する溝の底面及びそれらの溝の内壁の一部に形成されるゲート絶縁膜、ゲート絶縁膜を覆うように溝の中に埋設され、第1の方向に延伸するワード線であるゲート電極、ゲート電極を覆うように溝を埋め、第1の方向に延伸するキャップ絶縁膜領域、第1の方向と直交する第2の方向であるキャップ絶縁膜領域の第1の側面の一部及び第1の側面の一部に対向する第2の側面の一部にそれぞれ形成され、対応するゲート電極と共に電界効果トランジスタを構成する第2導電型の第1の拡散領域と第2導電型の第2の拡散領域、第2の方向であるキャップ絶縁膜領域の第2の側面の一部及び半導体基板の上面と第2の拡散領域の上面との間に形成され、基板及び対応する第2の拡散領域と共にバイポーラトランジスタを構成する第1導電型の第3の拡散領域、第2の方向にそれぞれ延伸する複数のビット線、ビット線間に形成された素子分離領域によって、少なくともビット線の下方の領域の一部に区画化された一つの活性領域、一つのビット線及びそれぞれ異なるワード線に関連する複数の第3の拡散領域とのそれぞれの交点にそれぞれ対応し、一つの活性領域の内にそれぞれ含まれる複数の第3の拡散領域とそれぞれ接続する複数の記憶素子と、を備え、一つの活性領域の内にそれぞれ含まれ、複数の電界効果トランジスタ及び複数の電界効果トランジスタにそれぞれ対応する複数のバイポーラトランジスタによって複数の選択素子を構成し、複数の記憶素子及び複数の記憶素子にそれぞれ対応する複数の選択素子によって複数のメモリセルを構成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、半導体基板と第1及び第2の拡散領域とゲート絶縁膜及びゲート電極とで電界効果トランジスタが形成され、半導体基板と第2及び第3の拡散領域とでバイポーラトランジスタが形成される。第2の拡散領域は、電界効果トランジスタの一方の被制御電極と、バイポーラトランジスタのベースとを兼ねる。第2及び第3の拡散領域が半導体基板の法線方向に並ぶことから、第1の拡散領域、ゲート電極、第2の拡散領域(第3の拡散領域)の配列方向(ビット線方向)についての選択素子の長さは、3Fで足りることになる。したがって、選択素子のビット線方向の長さを短縮することが可能になっている。
本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の平面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、図1及び図2に示したA−A’線断面、B−B’線断面、C−C’線断面に対応する半導体装置の断面図である。 図3に示す半導体装置の構造と図5に示す半導体装置の回路要素との対応を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態による半導体装置の等価回路を示す図である。 (a)は、選択対象のメモリセルの記憶素子をアモルファス相に相変化させる場合(Reset)の、各線及び各節点の電位の時間変化を示す図である。(b)は、選択対象のメモリセルの記憶素子を結晶相に相変化させる場合(Set)の、各線及び各節点の電位の時間変化を示す図である。 (a)は、アモルファス相を取る記憶素子から記憶情報を読み出す場合の、各線及び各節点の電位の時間変化を示す図である。(b)は、結晶相を取る記憶素子から記憶情報を読み出す場合の、各線及び各節点の電位の時間変化を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による半導体装置の平面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、図8に示したA−A’線断面、B−B’線断面、C−C’線断面に対応する半導体装置の断面図である。 本発明の第3の実施の形態による半導体装置の平面図である。 本発明の第3の実施の形態による半導体装置の平面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、図10及び図11に示したA−A’線断面、B−B’線断面、C−C’線断面に対応する半導体装置の断面図である。 本発明の第4の実施の形態による半導体装置の平面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、図13に示したA−A’線断面、B−B’線断面、C−C’線断面に対応する半導体装置の断面図である。
本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の代表的な一例は、以下に示される。但し、本願の請求内容はこの技術思想に限られず、本願の請求項に記載の内容であることは言うまでもない。すなわち、本発明は、図4に示される様に、半導体基板(第1導電型)に形成された所謂キャップ絶縁膜11を有する埋め込みワード線WL(ゲート電極23)、キャップ絶縁膜領域の両側にそれぞれ形成され、ゲート電極と共に電界効果トランジスタを構成する第1及び第2の拡散領域15,16(共に第2導電型)、及びキャップ絶縁膜領域の一方の側面及び半導体基板の上面と第2の拡散領域の上面との間に形成され、基板及び第2の拡散領域と共にバイポーラトランジスタを構成する第3の拡散領域17(第1導電型)、を備え、電界効果トランジスタ及びバイポーラトランジスタによって第1の選択素子を構成する。第3の拡散領域には、記憶素子20が接続される。第2の拡散領域は、電界効果トランジスタの一方の被制御電極と、バイポーラトランジスタのベース電極とを兼ねる。
上記構成により、半導体基板と第1及び第2の拡散領域とゲート絶縁膜及びゲート電極とで電界効果トランジスタが形成され、半導体基板と第2及び第3の拡散領域とでバイポーラトランジスタが形成される。第2の拡散領域は、電界効果トランジスタの一方の被制御電極と、バイポーラトランジスタのベース電極とを兼ねる。第2及び第3の拡散領域が半導体基板の法線方向に並ぶことから、第1の拡散領域、ゲート電極、第2の拡散領域(第3の拡散領域)の配列方向(ビット線方向)についての選択素子の長さは、3Fで足りることになる。したがって、選択素子のビット線方向の長さを短縮することが可能になっている。
また、本発明の課題を解決する技術思想(コンセプト)の他の一例は、図1、図4に示される様に、半導体基板(P型)に形成され、X方向に延伸する溝の底面及びそれらの溝の内壁の一部に形成されるゲート絶縁膜14(太い実線)、ゲート絶縁膜を覆うように溝の中に埋設され、X方向に延伸するワード線WLであるゲート電極23、ゲート電極を覆うように溝を埋め、X方向に延伸するキャップ絶縁膜領域11、X方向と直交するY方向であるキャップ絶縁膜領域の第1の側面の一部及び第1の側面の一部に対向する第2の側面の一部にそれぞれ形成され、対応するゲート電極と共に電界効果トランジスタを構成する第1の拡散領域15(N型)と第2導電型の第2の拡散領域16(N型)、Y方向であるキャップ絶縁膜領域の第2の側面の一部及び半導体基板の上面と第2の拡散領域の上面との間に形成され、基板及び対応する第2の拡散領域と共にバイポーラトランジスタを構成する第3の拡散領域17(P型)、Y方向にそれぞれ延伸する複数のビット線BL、ビット線間に形成された素子分離領域12によって、少なくともビット線の下方の領域の一部に区画化された一つの活性領域K、一つのビット線及びそれぞれ異なるワード線に関連する複数の第3の拡散領域とのそれぞれの交点にそれぞれ対応し、一つの活性領域の内にそれぞれ含まれる複数の第3の拡散領域とそれぞれ接続する複数の記憶素子20と、を備え、一つの活性領域Kの内にそれぞれ含まれ、複数の電界効果トランジスタ及び複数の電界効果トランジスタにそれぞれ対応する複数のバイポーラトランジスタによって複数の選択素子を構成し、複数の記憶素子及び複数の記憶素子にそれぞれ対応する複数の選択素子によって複数のメモリセルを構成する。
上記構成によっても、選択素子のビット線方向の長さを短縮することが可能になっている。また、ワード線間の領域が、誘電体ではなく第1導電型の半導体で埋められることから、ワード線間の容量結合が軽減され、この容量結合により生ずるカップリングノイズが低減される。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい第1の実施形態による半導体装置1の平面図である。同図では、半導体装置1の構造を分かりやすく示すため、いくつかの構成要素を透過的に示すとともに、他のいくつかの構成要素を省略している。図2も、本発明の好ましい第1の実施形態による半導体装置1の平面図である。同図は、後述する素子分離領域の構造を分かりやすく示すための図であり、素子分離領域以外の構成要素については大幅に省略して記載している。図3(a)〜(c)はそれぞれ、図1及び図2に示したA−A’線断面、B−B’線断面、C−C’線断面に対応する半導体装置1の断面図である。
半導体装置1は相変化記憶素子を含む記憶素子20を有するPC−RAMであり、図1等に示すように、P型(第1導電型)の半導体(シリコン)基板10の表面に設けられる。なお、本発明においてP型の半導体基板10という場合、シリコン基板表面に設けたP型の拡散領域(Pwell)を含む。図1及び図2には、PCRAMのメモリマットの角部付近を示している。
初めに、半導体装置1の回路構成について説明する。
図5は、半導体装置1の等価回路を示す図である。ただし、同図にはメモリセル4つ分のみを示している。同図に示すように、半導体装置1は、X方向に配線された複数のワード線WLと、Y方向に配線された複数のビット線BLと、ワード線WL及びビット線BLの交点ごとに配置された複数のメモリセルMCとを備えている。
メモリセルMCは、図5に示すように、記憶素子20と選択素子21(第1の選択素子)とを有している。記憶素子20は相変化材料を含んで構成される。具体的な相変化材料としては、2以上の相上状態を取り、かつ、相状態によって電気抵抗が異なる材料であれば特に限定されないが、いわゆるカルコゲナイド材料を選択することが好ましい。カルコゲナイド材料とは、相対的に高抵抗なアモルファス相と相対的に低抵抗な結晶相のいずれかの相状態を選択的に取り得る材料であり、ゲルマニウム(Ge)、アンチモン(Sb)、テルル(Te)、インジウム(In)、セレン(Se)のうちのいずれかを少なくとも1つ以上含む合金を指す。一例として、GaSb、InSb、InSe、SbTe、GeTe等の2元系合金、GeSbTe、InSbTe、GaSeTe、SnSbTe、InSbGe等の3元系合金、AgInSbTe、(GeSn)SbTe、GeSb(SeTe)、Te81Ge15Sb等の4元系合金が挙げられる。
記憶素子20の一端はビット線BLに接続され、他端は選択素子21に接続される。
選択素子21は、PNP型のバイポーラトランジスタ22とNチャンネル型のMOSトランジスタ23とを有し、いわゆるIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ、Insulated Gate Bipolar Transistor)を構成している。選択素子21の具体的な構造及び構成材料については後述する。
バイポーラトランジスタ22のエミッタEは記憶素子20に接続され、コレクタCはグランド配線に接続される。バイポーラトランジスタ22のベースBは、MOSトランジスタ23のドレインD(一方の被制御電極)に接続される。MOSトランジスタ23のゲートG(制御電極)はワード線WLに接続され、ソースS(他方の被制御電極)はグランド配線(半導体基板10)に接続される。以下では、バイポーラトランジスタ22と記憶素子20の接続点をエミッタ節点ENといい、バイポーラトランジスタ22とMOSトランジスタ23の接続点をベース節点BNという。
メモリセルMCを選択する際には、選択対象のメモリセルMCのゲート電極Gに接続するワード線WLを活性化(高電位化)する。すると、MOSトランジスタ23にドレイン電流が流れてバイポーラトランジスタ22がオンし、エミッタ節点ENがグランド配線に接続される。これにより、記憶素子20がビット線BLとグランド配線との間に接続されることになるので、ビット線BLに流す電流量を制御して記憶素子20の相状態を制御すること(書き込み)、及びビット線BLに流れる電流量を図示しないセンスアンプで検知することにより記憶素子20の相状態を検出すること(読み出し)が可能になる。
このように選択素子21としてIGBTを用いたことで、選択素子21としてMOSトランジスタのみを用いる場合に比べ、記憶素子20に流れる電流Icellの電流値を大きくすることが可能になる。つまり、電流Icellは、MOSトランジスタ23のドレイン電流をバイポーラトランジスタ22により電流増幅したものとなるので、電流Icellの電流値はMOSトランジスタ23のドレイン電流の電流値より大きくなる。
次に、メモリセルMCに対して書き込み又は読み出しを行う際の各線及び各節点等の電圧の変化について、説明する。
図6(a)(b)及び図7(a)(b)は、各線及び各節点の電位の時間変化を示す図である。図6(a)は、選択対象のメモリセルMCの記憶素子20をアモルファス相に相変化させる場合(Reset)を示し、図6(b)は、結晶相に相変化させる場合(Set)を示している。また、図7(a)は、アモルファス相を取る記憶素子20から記憶情報を読み出す場合を示し、図7(b)は、結晶相を取る記憶素子20から記憶情報を読み出す場合を示している。これらの図及び以下の説明において、「選択WL」及び「選択BL」はそれぞれ、選択対象のメモリセルMCに接続されたワード線WL及びビット線BLを示し、「非選択WL」及び「非選択BL」はそれぞれ、「選択WL」及び「選択BL」でないワード線WL及びビット線BLを示す。また、これらの図中に示した「EN」及び「BN」はそれぞれ、選択対象のメモリセルMCのエミッタ節点EN及びベース節点BNを示している。
また、次の表1は、各線及び各節点等の電位を一覧表にしたものである。表1及び以下の説明において、「選択セル」は選択対象のメモリセルMCを、「非選択セルB」は「選択セル」とビット線BLを共有するメモリセルMCを、「非選択セルW」は「選択セル」とワード線WLを共有するメモリセルMCを、それぞれ示す。
Figure 2011181612
図6(a)(b)、図7(a)(b)、及び表1に示すように、スタンバイ状態では、ワード線WL及びビット線BLの電位はそれぞれ、VKK(=−0.3V)及びVSS(=0.0V)となる。各メモリセルMCのバイポーラトランジスタ22及びMOSトランジスタ23はともにオフとなっており、ベース節点BNはフローティング(浮き)となり、エミッタ節点ENの電位はビット線BLと同じVSSとなる。コレクタ及びソースの電位は、グランド配線の電位VSSである。
書き込み時には、選択WLにVWL(=2.4V)の電位を与える。これにより選択セルでは、バイポーラトランジスタ22及びMOSトランジスタ23がオンとなり、エミッタ節点ENがグランド配線に接続される。
選択セルの記憶素子20をアモルファス相に相変化させる場合には、図6(a)に示すように、選択BLの電位をVPP(約5.0V)まで上げた後、高速にVSSに戻す。これにより記憶素子20は、電流Icellを流した状態から、瞬時に流さない状態になる。記憶素子20は、この電流Icellの瞬時の変化によって急速に冷却されるので、その相状態はアモルファス相に変化する。
一方、選択セルの記憶素子20を結晶相に相変化させる場合には、図6(b)に示すように、選択BLの電位をVPPまで上げた後、長い時間をかけて少しずつVSSに戻す。これにより記憶素子20は、加熱された後じっくり時間をかけて冷やされるので、その相状態は結晶相に変化する。
なお、書き込み時における選択セルのエミッタ節点ENの電位は、表1に示すように1.1V+α(α=約0.2V)となる。αは、電流Icellが流れることによりベース節点BNに生ずる電位である。選択セルのコレクタの電位は、表1に示すように+βとなる。βも電流Icellが流れることにより生ずる電位であり、その具体的な値としては約1.0Vまで許容される。
また、書き込み時の非選択セルBについては、表1に示すように、エミッタ節点ENの電位がビット線電位と同じVPPとなり、ベース節点BNの電位が約4Vとなる他は、スタンバイ時と同様である。一方、書き込み時の非選択セルWについては、選択素子21がオンとなる一方で電流Icellが流れないため、エミッタ節点EN、ベース節点BN、コレクタともにVSSとなる。
読み出し時にも、選択WLにVWLの電位を与える。これにより選択セルでは、バイポーラトランジスタ22及びMOSトランジスタ23がオンとなり、エミッタ節点ENがグランド配線に接続される。
その後、選択BLに、図7(a)(b)に示すように、VRead(約1.5V)の電位を与える。これにより選択セルには電流Icellが流れる。VReadの具体的な電位は、電流Icellの電流値が、記憶素子20の相状態が変化しない程度に小さくなるように決定される。
電流Icellが流れると選択BLの電位が低下するが、記憶素子20がアモルファス相(高抵抗状態)である場合には電流Icellの電流値が相対的に小さくなり、選択BLの電位低下は微少なものとなる。したがって、図7(a)に示すように、選択BLの電位低下はほとんど観測されない。一方、記憶素子20が結晶相(低抵抗状態)である場合には電流Icellの電流値が相対的に大きくなるため、図7(b)に示すように、選択BLの電位低下が観測される。
なお、読み出し時における選択セルのエミッタ節点ENの電位は、表1に示すように約1.1Vとなる。また、選択セルのベース節点BN及びコレクタの電位は、電流Icellが流れることによりフローティングとなるが、読み出し時の電流Icellが上述したように小さいことから、ほぼ0V程度となる。
また、読み出し時の非選択セルBについては、表1に示すように、エミッタ節点ENの電位がビット線電位と同じ約1.5Vとなり、ベース節点BNの電位が約0.5Vとなる他は、スタンバイ時と同様である。一方、読み出し時の非選択セルWについては、選択素子21がオンとなる一方で電流Icellが流れないため、エミッタ節点EN、ベース節点BN、コレクタともにVSSとなる。
次に、半導体装置1の構造について説明する。
半導体装置1は、図1に示すように、X方向に配線された複数のワード線WLと、Y方向に配線された複数のビット線BLとを有する。ワード線WLはX方向に延伸する線状の導電体であり、例えばドープドポリシリコンなどの材料によって構成される。一方、ビット線BLはY方向に延伸する線状の導電体であり、例えば銅(Cu)などの金属材料によって構成される。
図示していないが、メモリマットのX方向の両端にはロウデコーダが設けられており、各ワード線WLは両端のロウデコーダに交互に接続される。同様に、メモリマットのY方向の両端にはカラムデコーダが設けられており、各ビット線BLは両端のカラムデコーダに交互に接続される。
ワード線WLは2本おきにダミーワード線DWLとされ、ダミーワード線DWLも含めて、等間隔に配置される。つまり、2本のワード線WLと1本のダミーワード線DWLを単位構成として、この単位構成がY方向に繰り返し配置されている。このようなダミーワード線DWLが設けられているのは、1メモリセルMCあたりの占有面積が6F(Fは最小加工寸法)となるレイアウト(後述)を採用するとともに、良好なプロセス条件を確保するためにはワード線WLの配線密度を一定とすることが好ましいためである。
ワード線WL(ダミーワード線DWLを含む。)は、図3(a)(b)に示すように半導体基板10に埋設されており、その上面(その定義は、基板の表面側)に沿って、X方向に延伸する絶縁膜領域11(キャップ絶縁膜領域)が設けられる。絶縁膜領域11の構成材料としては、シリコン窒化物又はシリコン酸化物を用いることが好適である。絶縁膜領域11も、図3(a)(b)に示すように半導体基板10に埋設される。ワード線WLは、基板の表面を基準にそのボディがすべて埋設され、ワード線WLの全ての側面(上面、両側面(両側面)、下面(底面))は基板の中に含まれる。絶縁膜領域11は、基板の表面を基準にボディの一部が埋設される。前記ボディの一部である絶縁膜領域11の両側面及び下面は基板の中に含まれ、上面は基板の表面と同じ位置である。本願では、このような上面を除く両側面及び下面が基板の中に含まれる絶縁膜領域11は、「基板に埋設される絶縁膜領域11」として説明する。後述する素子分離領域12においても同様である。尚、上面は基板の表面側に近い側を示し、下面は基板の表面から遠い側を示し、側面は基板の表面に対して垂直な面を示す。以後の説明において同様である。
ビット線BLの間には、図2に示すように、Y方向に長い素子分離領域12(第1の素子分離領域)が設けられる。素子分離領域12は、メモリセルMCを形成する領域である活性領域Kを区画するために設けられるもので、その構成材料としては、シリコン窒化物又はシリコン酸化物を用いることが好適である。第1の視点から、活性領域Kは、素子分離領域12の間に定義(区画)される。素子分離領域12も、図3(b)(c)に示すように半導体基板10に埋設される。素子分離領域12の両側面及び下面は基板の中に含まれ、上面は基板の表面と同じである。
第2の視点から、活性領域Kは、それぞれがダミーワード線DWLの上面に沿って形成された絶縁膜領域11の間によって区画される。1つの活性領域K内には2本のワード線WLが配置され、それぞれをゲート電極とする2つの選択素子21(第1及び第2の選択素子)及びこれらを用いる2つのメモリセルMC(第1及び第2のメモリセル)が形成される。以下、活性領域K内の構造について、図3(a)(b)(c)を中心に詳しく説明する。
まず、選択素子21は、絶縁膜領域11の下面11cを覆うワード線WL(ゲート電極)と、ワード線WLと半導体基板10の間に設けられるゲート絶縁膜14(図3(a)参照)とを有する。ゲート絶縁膜14は太い実線で示される。ゲート絶縁膜14は、ワード線WLを形成するために半導体基板10に溝を設けた後、その内壁を酸化することにより形成することが好適である。尚、ゲート絶縁膜14は、図3(a)以外には符号をつけていない。
選択素子21はさらに、第1〜第3の拡散領域15〜17を有する。第1の拡散領域15は、絶縁膜領域11のビット線方向の側面11a(活性領域K内のもう一方の選択素子21に対向する側面)を覆うN−型不純物拡散領域であり、側面11aに接して設けられる。第2の拡散領域16は、絶縁膜領域11のビット線方向の側面11b(側面11aの反対側に位置する側面)を覆うN−型不純物拡散領域であり、側面11bに接して設けられる。第3の拡散領域17は、第2の拡散領域16の上面を覆うP+型不純物拡散領域であり、第2の拡散領域16の上面に接して設けられる。
第1及び第2の拡散領域15,16は、半導体基板10の表面に、N型(第2導電型)の不純物を注入することにより形成される。また、第3の拡散領域17は、第2の拡散領域16の表面にさらに半導体基板10と同じ導電型(P型)の不純物を注入することにより形成される。
なお、N型不純物の注入は、第1及び第2の拡散領域15,16について同時に行うことが好適である。こうすることで、第2の拡散領域16のZ方向長さと第3の拡散領域17のZ方向長さとの合計は、第1の拡散領域15のZ方向長さと略同一となる。逆に言えば、第2の拡散領域16のZ方向長さと第3の拡散領域17のZ方向長さとの合計を、第1の拡散領域15のZ方向長さと略同一とすることで、N型不純物の注入を、第1及び第2の拡散領域15,16について同時に行うことが可能になる。
以上の構造により、半導体基板10と第1及び第2の拡散領域15,16とゲート絶縁膜14及びワード線WLとでMOSトランジスタ23が形成され、半導体基板10と第2及び第3の拡散領域16,17とでバイポーラトランジスタ22が形成される。
図4は、図3に示した半導体装置1の構造と図5に示した半導体装置1の回路要素との対応を説明するための図である。同図には、図3(a)に示した断面図に、バイポーラトランジスタ22などの回路要素を重ねて描いている。同図に示すように、第1の拡散領域15がMOSトランジスタ23のソースを構成し、第2の拡散領域16がMOSトランジスタ23のドレイン及びバイポーラトランジスタ22のベースを構成し、第3の拡散領域17がバイポーラトランジスタ22のエミッタを構成し、半導体基板10がバイポーラトランジスタ22のコレクタを構成する。
なお、バイポーラトランジスタ22のコレクタとMOSトランジスタ23のソースとは、図4にも示すように接地される。これは、半導体基板10と第1の拡散領域15とを、グランド配線VSSに接続することにより実現される。具体的には、図1に示すように、ビット線BLの一部がグランド配線VSSとして用いられ、半導体基板10及び第1の拡散領域15はそれぞれ、コンタクト導体30,31によってグランド配線VSSに接続する。
また、1つの活性領域K内には、上述したように2つの選択素子21が設けられるが、その具体的な構造としては、図4に示すように、2つの選択素子21に第1の拡散領域15を共有させている。また、一方の選択素子21が、第1の拡散領域15を挟んで他方の選択素子21と対称な構造を有するようにしている。このような構造を採用したことにより、半導体装置1では、一方の選択素子21の第3の拡散領域17から他方の選択素子21の第3の拡散領域17までの距離が5Fとなる。したがって、半導体装置1では、活性領域Kあたりの専有面積が6Fとなる。
また、第1及び第2の拡散領域15,16の下面は、図4に示すように、ワード線WLの上面より高い位置に設けられる。換言すれば、第1及び第2の拡散領域15,16とワード線WLとがゲート絶縁膜14を挟んで隣接しないようにしている。このようにしているのは、寄生トランジスタが生ずることを防止するためである。すなわち、例えば仮にワード線WL(ゲート電極)と第2の拡散領域16とがゲート絶縁膜14を挟んで隣接しているとすると、ワード線WLを制御電極とし、第3の拡散領域17と半導体基板10とを非制御電極とするMOSトランジスタ(寄生トランジスタ)が形成される。この寄生トランジスタが形成されることは好ましくないので、上述したように、第1及び第2の拡散領域15,16の下面を、ワード線WLの上面より高い位置に設けることで、寄生トランジスタが形成されないようにしている。
次に、記憶素子20は、対応する選択素子21の第3の拡散領域17の上面に形成される。具体的には、図3(a)(c)に示すように、第3の拡散領域17の上面にコンタクト導体32が形成され、さらにその上面に下部電極UEが形成される。そして、下部電極UEの上面に、上述した相変化材料からなる相変化記憶素子GSTが形成され、相変化記憶素子GSTの上面には、ビット線方向(Y方向)に並ぶ記憶素子20に共通の上部電極TEが形成される。記憶素子20は、これら下部電極UE、相変化記憶素子GST、上部電極TEにより構成される。上部電極TEは、コンタクト導体33によってビット線BLと電気的に接続される。
なお、下部電極UEの材料としては、電気抵抗の比較的高い材料、例えばメタルシリサイド、メタル窒化物、メタルシリサイドの窒化物など用いることが好ましい。特に限定されるものではないが、W、TiN、TaN、WN、TiAlNなどの高融点金属及びその窒化物、或いは、TiSiN、WSiNなどの高融点金属シリサイドの窒化物、さらに、TiCNなどの材料を好ましく用いることができる。また、上部電極TEの材料としては、電気抵抗の比較的低い金属材料を用いることが好ましい。例えば、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、タングステン(W)又はこれらの合金、あるいは、これらの窒化物、シリサイドなどを好ましく用いることができる。
以上説明したように、本実施形態による半導体装置1では、第2及び第3の拡散領域16,17が半導体基板10の法線方向(Z方向)に並ぶことから、ビット線方向(X方向)についての選択素子21の長さは、3F(Fは最小加工寸法)で足りることになる。したがって、選択素子21のビット線方向(X方向)の長さを背景技術に比べて短縮することが可能になっている。
また、上述したように、本実施形態による半導体装置1では、ワード線WLと第1及び第2の拡散領域15,16とがゲート絶縁膜14を挟んで隣接することにより生じ得る寄生トランジスタの形成が防止されている。
また、ワード線WL間の領域が、誘電体ではなくP型の半導体基板10で埋められることから、ワード線WL間の容量結合が軽減され、この容量結合により生ずるカップリングノイズが低減される。
図8は、本発明の好ましい第2の実施形態による半導体装置1の平面図である。同図は、第1の実施形態において示した図2に対応している。また、図9(a)〜(c)はそれぞれ、図8に示したA−A’線断面、B−B’線断面、C−C’線断面に対応する半導体装置1の断面図である。
図8及び図9に示すように、本実施形態による半導体装置1は、素子分離領域13(第2,第3の素子分離領域)が追加され、ダミーワード線DWL及びダミーワード線DWL上の絶縁膜領域11が削除されている点で、第1の実施形態による半導体装置1と相違している。
素子分離領域13は、図8及び図9(a)(b)に示すように、第1の実施形態におけるダミーワード線DWL及びダミーワード線DWL上を置き換えるものである。つまり、素子分離領域13は、2本のワード線WLを挟むように配置されている。
素子分離領域13を設けたことで、ダミーワード線DWLを用いなくても、第1の実施形態と同様の活性領域Kを区画することが可能になる。また、ダミーワード線DWLを用いないことから、ダミーワード線DWLとワード線WLの間の容量結合をなくすことが可能になる。
図10及び図11は、本発明の好ましい第3の実施形態による半導体装置1の平面図である。図10及び図11はそれぞれ、第1の実施形態において示した図1及び図2に対応している。また、図12(a)〜(c)はそれぞれ、図10及び図11に示したA−A’線断面、B−B’線断面、C−C’線断面に対応する半導体装置1の断面図である。
図10〜図12に示すように、本実施形態による半導体装置1は、素子分離領域12、第1の拡散領域15、及びコンタクト導体31がそれぞれ素子分離領域12a、第1の拡散領域15a、及びコンタクト導体31aに置き換わり、スリット状のコンタクト導体(スリットコン)34が追加されている点で、第1の実施形態による半導体装置1と相違している。その他の点は、第1の実施形態による半導体装置1と同様である。
素子分離領域12aは、図11及び図12(b)に示すように、メモリマットの端から端まで途切れることなく、スリットコン34の下側をくぐってY方向に延伸している。素子分離領域12aをこのように構成したことにより、第1の拡散領域15aは、素子分離領域12aによって分断されている。
このように分断された第1の拡散領域15aをグランド配線VSSに接続するために、本実施形態では、図10及び図12(a)(b)に示すように、X方向に並ぶ第1の拡散領域15aを相互に接続するスリットコン34を、半導体基板10の表面に形成している。そして、コンタクト導体31aは、このスリットコン34とグランド配線VSSとを接続している。
本実施形態による半導体装置1によれば、素子分離領域12aがメモリマットの端から端まで途切れず延伸するので、素子分離領域12aの形成時に使用するマスクパターンの作成が容易になる。
図13は、本発明の好ましい第4の実施形態による半導体装置1の平面図である。同図は、第1の実施形態において示した図1に対応している。また、図14(a)〜(c)はそれぞれ、図13に示したA−A’線断面、B−B’線断面、C−C’線断面に対応する半導体装置1の断面図である。
図13及び図14に示すように、本実施形態による半導体装置1は、第1の拡散領域15が第1の拡散領域15bに置き換わっている点で、第1の実施形態による半導体装置1と相違している。その他の点は、第1の実施形態による半導体装置1と同様である。
第1の拡散領域15bは、第1の拡散領域15にサリサイド処理を施したものである。サリサイド処理は、半導体基板10の表面にN型不純物を注入して第1の拡散領域15を形成した後、Ti又はCo等の金属をスパッタリング法により数10nm堆積し、アニールにより金属とシリコンとを反応させて、表面にシリサイド18を形成することによって行う。
このようにサリサイド処理を施した第1の拡散領域15bを用いることにより、第1の拡散領域15bとコンタクト導体31の間の接触抵抗を低減することが可能になる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
本発明の基本的技術思想は、例えば、上記実施形態で説明したPC−RAM以外にもRE−RAM(Resistance Random Access Memory)等に適用できる。さらに、メモリセルに比較的大きな電流を流す記憶素子に関するIGBT,FETに適用可能であり、記憶素子の種類は不揮発性メモリ素子に限られない。
また、本発明の基本的技術思想は、様々な半導体装置に適用することができる。例えば、それぞれ記憶機能を有するCPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Control Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、ASSP(Application Specific Standard Circuit)、メモリ(Memory)等の半導体装置全般に、本発明を適用することができる。このような本発明が適用された半導体装置の製品形態としては、例えば、SOC(システムオンチップ)、MCP(マルチチップパッケージ)やPOP(パッケージオンパッケージ)などが挙げられる。これらの任意の製品形態、パッケージ形態を有する半導体装置に対して本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては選択素子がMOSトランジスタを有する例を取り上げたが、本発明はMOSトランジスタに限られるものではなく、電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor; FET)であればよい。つまり、MOS(Metal Oxide Semiconductor)以外にもMIS(Metal-Insulator Semiconductor)、TFT(Thin Film Transistor)等の様々なFETに本発明は適用できる。
さらに、上記実施形態では、P型及びN型をそれぞれ第1導電型及び第2導電型としたが、この関係は逆でもよい。すなわち、N型及びP型をそれぞれ第1導電型及び第2導電型としてもよい。この場合、半導体基板10としてはN型のものを用い、第1及び第3の拡散領域15〜17はそれぞれ、P型、P型、N型となる。したがって、バイポーラトランジスタ22はNPN型、MOSトランジスタ23はPチャンネル型となる。
また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 半導体装置
10 半導体基板
11 キャップ絶縁膜領域
11a,11b キャップ絶縁膜領域のビット線方向の側面
11c キャップ絶縁膜領域の下面
12,12a 第1の素子分離領域
13 第2,第3の素子分離領域
14 ゲート絶縁膜
15,15a,15b 第1の拡散領域
16 第2の拡散領域
17 第3の拡散領域
18 シリサイド
20 記憶素子
21 選択素子
22 バイポーラトランジスタ
23 MOSトランジスタ
30,31,31a,32,33 コンタクト導体
34 スリットコン
BL ビット線
BN ベース節点
DWL ダミーワード線
EN エミッタ節点
GST 相変化記憶素子
K 活性領域
MC メモリセル
TE 上部電極
UE 下部電極
VSS グランド配線
WL ワード線

Claims (27)

  1. 第1導電型の半導体基板、
    前記半導体基板に形成された溝の底面及びその溝の内壁の一部に形成されるゲート絶縁膜、
    前記ゲート絶縁膜を覆うように前記溝の中に埋設されたゲート電極、
    前記ゲート電極を覆うように前記溝を埋めるキャップ絶縁膜領域、
    前記キャップ絶縁膜領域の第1の側面及び前記第1の側面に対向する第2の側面にそれぞれ形成され、前記ゲート電極と共に電界効果トランジスタを構成する第1及び第2の拡散領域、及び
    前記キャップ絶縁膜領域の前記第2の側面及び前記半導体基板の上面と前記第2の拡散領域の上面との間に形成され、前記基板及び前記第2の拡散領域と共にバイポーラトランジスタを構成する第3の拡散領域、を備え、
    前記電界効果トランジスタ及び前記バイポーラトランジスタによって第1の選択素子を構成し、
    前記第1及び第2の拡散領域は第2導電型の拡散領域であり、
    前記第3の拡散領域は前記第1導電型の拡散領域である、ことを特徴とする半導体装置。
  2. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板に埋設され、前記半導体基板の上面に垂直な第1の側面、前記第1の側面に対向する第2の側面、及び前記半導体基板の上面に対向する下面を有するキャップ絶縁膜領域と、
    前記半導体基板の中にボディのすべてが埋設され、前記キャップ絶縁膜領域の下面を覆うゲート電極、
    前記半導体基板の中にボディのすべてが埋設され、前記ゲート電極と前記半導体基板の間に形成されるゲート絶縁膜、
    前記キャップ絶縁膜領域の前記第1の側面を覆う第1の拡散領域、
    前記キャップ絶縁膜領域の前記第2の側面を覆う第2の拡散領域、及び
    前記キャップ絶縁膜領域の前記第2の側面及び前記第2の拡散領域の上面を覆い、前記半導体基板の上面に接する第3の拡散領域を有する第1の選択素子、とを備え、
    前記ゲート電極、前記第1及び第2の拡散領域で電界効果トランジスタを構成し、
    前記基板及び前記第2及び第3の拡散領域でバイポーラトランジスタを構成し、
    前記電界効果トランジスタ及び前記バイポーラトランジスタによって第1の選択素子を構成し、
    前記第1及び第2の拡散領域は第2導電型の拡散領域であり、
    前記第3の拡散領域は前記第1導電型の拡散領域である、ことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記基板の上面側である前記ゲート電極の上面は、それぞれが前記半導体基板の上面に対向する前記第1の拡散領域の下面及び前記第2の拡散領域の下面より低い位置にある、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体基板の上面に垂直な方向を基準として、前記第2の拡散領域の垂直方向長さと前記第3の拡散領域の垂直方向長さとの合計は、前記第1の拡散領域の垂直方向長さと略同一である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  5. 更に、前記第1の拡散領域、前記ゲート電極、及び前記第2の拡散領域の配列方向に、前記キャップ絶縁膜領域との間に前記第2と第3の拡散領域を挟むように形成される第2の前記キャップ絶縁膜領域を備える、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 更に、前記第2の前記キャップ絶縁膜の下面を覆う第2のゲート電極を備える、ことを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. 更に、前記第2のゲート電極には、前記第2と第3の拡散領域との間に前記第2のキャップ絶縁膜を挟むように形成される領域及び前記第2の拡散領域との間が電気的に導通しない電位が供給される、ことを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 更に、前記第3の拡散領域と電気的に接続する記憶素子を備える、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記記憶素子は相変化記憶素子を含む、ことを特徴とする請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第1の拡散領域には、前記電界効果トランジスタが導通することによって前記バイポーラトランジスタが導通する電位が供給される、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の半導体装置。
  11. 更に、前記第3の拡散領域と電気的に接続する記憶素子を備え、
    前記半導体基板には、前記バイポーラトランジスタが導通することによって、前記記憶素子に電子を流す電位が供給される、ことを特徴とする請求項10に記載の半導体装置。
  12. 更に、前記第1の拡散領域を共有し、かつ該第1の拡散領域を軸として前記第1の選択素子と対称な構造を有する前記電界効果トランジスタ及び前記バイポーラトランジスタで構成する第2の選択素子を備える、ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 第1導電型の半導体基板、
    前記半導体基板に形成され、第1の方向に延伸する溝の底面及びそれらの溝の内壁の一部に形成されるゲート絶縁膜、
    前記ゲート絶縁膜を覆うように前記溝の中に埋設され、前記第1の方向に延伸するワード線であるゲート電極、
    前記ゲート電極を覆うように前記溝を埋め、前記第1の方向に延伸するキャップ絶縁膜領域、
    前記第1の方向と直交する第2の方向である前記キャップ絶縁膜領域の第1の側面の一部及び前記第1の側面の一部に対向する第2の側面の一部にそれぞれ形成され、対応する前記ゲート電極と共に電界効果トランジスタを構成する第2導電型の第1の拡散領域と第2導電型の第2の拡散領域、
    前記第2の方向である前記キャップ絶縁膜領域の前記第2の側面の一部及び前記半導体基板の上面と前記第2の拡散領域の上面との間に形成され、前記基板及び対応する前記第2の拡散領域と共にバイポーラトランジスタを構成する前記第1導電型の第3の拡散領域、
    前記第2の方向にそれぞれ延伸する複数のビット線、
    前記ビット線間に形成された第1の素子分離領域によって、少なくとも前記ビット線の下方の領域の一部に区画化された一つの活性領域、
    一つの前記ビット線及びそれぞれ異なる前記ワード線に関連する複数の前記第3の拡散領域とのそれぞれの交点にそれぞれ対応し、前記一つの活性領域の内にそれぞれ含まれる前記複数の第3の拡散領域とそれぞれ接続する複数の記憶素子と、を備え、
    前記一つの活性領域の内にそれぞれ含まれ、複数の前記電界効果トランジスタ及び前記複数の電界効果トランジスタにそれぞれ対応する複数の前記バイポーラトランジスタによって複数の選択素子を構成し、
    前記複数の記憶素子及び前記複数の記憶素子にそれぞれ対応する前記複数の選択素子によって複数のメモリセルを構成する、ことを特徴とする半導体装置。
  14. 前記複数のメモリセルは、それぞれ前記第1の拡散領域を共有すると共に該第1の拡散領域を軸として互いに対称な構造を有する前記第2の方向に隣り合う第1のメモリセルと第2のメモリセルを含む、ことを特徴とする請求項13に記載の半導体装置。
  15. それぞれ第1の方向にそれぞれ延伸する前記複数のワード線は前記第2の方向に等間隔に展開して配置されると共に、それぞれ前記第1及び第2のメモリセルに関連する2本の前記ワード線を一つのグループとし、2つの前記グループ間に配置される前記ワード線をそれ自身が有する電界効果トランジスタを導通させないダミーワード線を、更に含む、ことを特徴とする請求項14に記載の半導体装置。
  16. 前記一つの活性領域は、更に、2本の前記ダミーワード線の間により区画される、ことを特徴とする請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記第2の方向に隣り合う前記2つのグループは、前記ダミーワード線を軸として互いに対称な構造を有する、ことを特徴とする請求項15又は16に記載の半導体装置。
  18. 更に、前記第1の素子分離領域を軸として、前記第2の方向に複数の前記一つの活性領域及び前記複数の活性領域がそれぞれ含む前記第1と第2のメモリセルを含む、ことを特徴とする請求項15乃至17のいずれか一項に記載の半導体装置。
  19. 更に、前記第1の方向に延伸し、前記第1のメモリセルに関連する前記ワード線との間に前記第1のメモリセルを挟むように形成される第2の素子分離領域と、
    前記第1の方向に延伸し、前記第2のメモリセルに関連する前記ワード線との間に前記第2のメモリセルを挟むように形成される第3の素子分離領域と、を備え、
    前記一つの活性領域は、前記第2の方向の視点における前記第2及び第3の素子分離領域によって、更に定義され、
    前記第1及び第2のメモリセルは、前記更に定義された一つの活性領域に含まれる、ことを特徴とする請求項14に記載の半導体装置。
  20. 前記基板の上面側である前記ワード線の上面は、それぞれが前記半導体基板の上面に対向する前記第1の拡散領域の下面及び前記第2の拡散領域の下面より低い位置にある、ことを特徴とする請求項13乃至19のいずれか一項に記載の半導体装置。
  21. 前記半導体基板の上面に垂直な方向を基準として、前記第2の拡散領域の垂直方向の第1の長さと前記第3の拡散領域の垂直方向の第2の長さとの合計は、前記第1の拡散領域の垂直方向の第3の長さと略同一である、ことを特徴とする請求項13乃至20のいずれか一項に記載の半導体装置。
  22. 前記記憶素子は相変化記憶素子を含む、ことを特徴とする請求項13乃至21のいずれか一項に記載の半導体装置。
  23. 前記第1の拡散領域には、前記電界効果トランジスタが導通することによって前記バイポーラトランジスタが導通する電位が供給される、ことを特徴とする請求項13乃至22のいずれか一項に記載の半導体装置。
  24. 更に、前記第1の方向に延伸し、前記第1の方向にそれぞれ展開して形成される複数の前記第1の拡散領域の上方に形成され、前記複数の第1の拡散領域とそれぞれ接続する一つのスリット状のコンタクト導体を備える、ことを特徴とする請求項13乃至23のいずれか一項に記載の半導体装置。
  25. 前記第1の素子分離領域は、前記スリット状のコンタクト導体の下側を前記第2の方向に延伸し、前記スリット状のコンタクト導体と交差する、ことを特徴とする請求項24に記載の半導体装置。
  26. 前記第1の素子分離領域は、前記第2の方向にそれぞれ形成される複数の前記活性領域に対応して、一つの前記第1の素子分離領域である、ことを特徴とする請求項24又は25に記載の半導体装置。
  27. 前記第1の拡散領域は、サリサイドの構造を含む、ことを特徴とする請求項13乃至26のいずれか一項に記載の半導体装置。
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