JP2011180973A - 指紋検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】指の移動方向の間違いによる指紋検出の失敗が抑制された指紋検出装置を提供する。
【解決手段】指紋検出装置が、指紋センサ251と、LED255からの光を導光部252が表面に導くことで点灯する複数の点灯箇所と、各点灯箇所の点灯と消灯を制御するCPUとを備えている。指紋センサ251は、表面上を所定の移動方向に移動する指の指紋を検出するものである。複数の点灯箇所は、指紋センサ251を挟んで上記移動方向の上流側と下流側とに配置されている。そして、制御部が、上記点灯箇所の点灯および消灯のうち少なくとも一方について、上記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更させる。
【選択図】 図9

Description

本件は、指紋を検出する指紋検出装置に関する。
近年、本人であるか否かの認証を、指紋を電子的に検出して照合することにより行う技術が、セキュリティ関連の装置等に導入されている。
指紋を電子的に検出する指紋検出装置には、所定方向への指の移動をユーザに要求し、その所定方向の途中に設けた指紋センサで、移動中の指の指紋を検出するタイプのものがある(例えば、特許文献1、2参照)。また、このような指紋検出装置の中には、指紋センサの近傍の箇所を点灯させることで、ユーザにその指紋センサを認識させる機能を備えたものもある。ここで、任意の箇所を点灯させる技術としては、一般に、LED等の光源からの光で照らされることで間接的に光る発光部材を、その点灯させたい箇所に配備する方法が知られている(例えば、特許文献3参照)。指紋検出装置における指紋センサの近傍の箇所を点灯させる技術でも、このような発光部材と光源とを用いた方法が使われることが多い。
特開2002−288643号公報 特開2006−516344号公報 特開2001−357713号公報
ここで、指紋検出に際し所定方向への指の移動が必要なタイプの指紋検出装置は、指紋検出装置に余り馴染みの無いユーザにとって指の移動方向が分かり難くなっていることがある。このため、このようなタイプの指紋検出装置では、指の移動方向の間違いによる指紋検出の失敗が起きる恐れがある。
本件は上記事情に鑑み、指の移動方向の間違いによる指紋検出の失敗が抑制された指紋検出装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する指紋検出装置は、指紋センサと、複数の点灯箇所と、制御部とを備えている。
指紋センサは、表面上を所定の移動方向に移動する指の指紋を検出するものである。
複数の点灯箇所は、上記移動方向に並んでいる、並びの途中で上記指紋センサを跨いでいる、各々に灯りが点くものである。
制御部は、上記点灯箇所の点灯および消灯のうち少なくとも一方について、上記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更させるものである。
本件によれば、指の移動方向の間違いによる指紋検出の失敗が抑制された指紋検出装置を得ることができる。
本件の指紋検出装置の第1実施形態を搭載したノート型のパーソナルコンピュータ(ノートPC)を、そのノートPCが開かれた開状態について示す斜視図である。 図1のノートPCを、そのノートPCが閉じられた閉状態ついて示す斜視図である。 図1および図2に外観を示すノートPCの概念構成図である。 図1に示す指紋検出部を含む部分を拡大して示す図である。 図4に示す指紋検出部250の、図4中の切断線C−Cに沿った断面図である。 2つの導光板を一部として有する導光体を示す斜視図である。 指紋検出部が備える4つのLEDを示す図である。 CPUによる指紋検出部のLEDに対する点灯制御の流れを模式的に示す図である。 第2の点灯制御の流れを模式的に示す図である。 第3の点灯制御の流れを模式的に示す図である。 第2実施形態における指紋検出部が備える複数のLEDを示す図である。 図11の指紋検出部のLEDに対するCPUによる点灯制御の流れを模式的に示す図である。 第4の点灯制御の流れを模式的に示す図である。 第5の点灯制御の流れを模式的に示す図である。 第6の点灯制御の流れを模式的に示す図である。
以下、本件の指紋検出装置の具体的な実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、第1実施形態について説明する。
図1は、本件の指紋検出装置の第1実施形態を搭載したノート型のパーソナルコンピュータ(ノートPC)を、そのノートPCが開かれた開状態について示す斜視図である。また、図2は、図1のノートPCを、そのノートPCが閉じられた閉状態ついて示す斜視図である。
これらの図に示すノートPC10は、表示装置100と本体装置200とを備えている。これら表示装置100は本体装置200に、表示装置100が本体装置200に対し矢印A方向に開閉自在となるように連結されている。図1には、表示装置100が本体装置200に対し開かれた開状態にあるノートPC10の外観図が示されている。また、図2には、表示装置100が本体装置200に対し閉じられた閉状態にあるノートPC10の外観図が示されている。
表示装置100は、表示筐体101内に液晶パネル102が、表示画面102aが露出するように収納されたものである。
表示筐体101は、ノートPC10が開状態にあるときに表示画面102aがユーザに向くように液晶パネル102を立たせて保持するものとなっている。また、この表示装置100では、表示画面102aに表示される像の明るさが、このノートPC10の周囲の照度に応じた明るさに自動調節されるようになっている。そして、表示装置100には、ノートPC10の周囲の光を表示筐体101内に受け入れる受光窓103が、表示画面102aの下側の位置に設けられている。そして、表示筐体101内には、この受光窓103の奥側の位置に、受光窓103から入射してくる光の照度を検出する不図示の照度センサが収容されている。
本体装置200は、本体筐体201内に、可搬媒体である光ディスクをドライブするODD(Optical Disk Drive)202や、上記の表示画面102a等に表示される情報を生成する情報処理回路を含む各種回路等が収納されたものである。
本体筐体201は、上記の閉状態の際に表示装置100で覆われる上面に、キーボード203、トラックパッド204、左右2つのクリックボタン205、後述の指紋認証のための指紋検出部250を備えている。
また、この上面には、表示画面102aに対するサブ画面206が組み込まれている。このサブ画面206は、接触操作によって情報が入力される入力操作面を兼ねたものとなっている。そして、このサブ画面206の近傍には、その接触操作に用いられる操作ペン207の収納部208が設けられている。また、サブ画面206の近傍には、このサブ画面206を挟んで2つのスピーカ209が設置され、更に、サブ画面206の図中右側には各種操作ボタン210とカメラ211とが設けられている。
本実施形態のノートPC10は、概略、図1および図2を参照して説明した外観を有している。
図3は、図1および図2に外観を示すノートPCの概念構成図である。
このノートPC100には、上述したように液晶パネル102、ODD202、キーボード203等、指紋検出部250が備えられている。その他にも、ノートPC100には、上述した本体筐体101の内部にCPU212とHDD(Hard Disk Drive)213を備えている。更に、ノートPC100の、図1および図2では隠れている背面側には、周辺機器用のインターフェース214も備えられている。そして、CPU212以外の各構成要素はバス215を介してCPU212に接続されている。CPU212は、バス215を介して各構成要素の動作制御を行なう。一例を挙げるならば、CPU212は、指紋検出部250で得られた指紋についての認証処理等を行う。
以下、上記の指紋検出部250について詳細に説明する。
図4は、図1に示す指紋検出部を含む部分を拡大して示す図である。
図4に示すように、指紋検出部250は、トラックパッド204の手前側に、左右2つのクリックボタン205に挟まれて配置されている。
この指紋検出部250は、指紋センサ251と、2つの導光板252と、枠253とを備えている。そして、指紋センサ251の表面と、2つの導光板252それぞれの表面とが、トラックパッド204側から手前側に一繋がりに並んで、検出面250aが形成されている。指紋検出時には、ユーザには、この検出面250aにおける、トラックパッド204側から手前側に向かう移動方向Bへの指の移動が要求される。
指紋センサ251における、その検出面250aの一部をなす表面は、移動方向Bに沿う辺を短辺とし、その移動方向Bに交わる辺を長辺とした長方形状を有している。また、この指紋センサ251の表面の短辺は、移動方向Bに移動する指の指紋の、その移動方向Bに沿った一般的に予想される長さよりも短い。さらに、この指紋センサ251の表面の長辺は、そのような指紋の、移動方向Bに交わる方向の一般的に予想される幅よりも長い。そして、指紋センサ251は、この長方形状の表面の長辺が移動方向Bを横切るように配置され、表面上を移動方向Bに移動する指の指紋を検出するものとなっている。
ここで、上記のように表面上を移動する指の指紋を検出するいわゆるスライド式の指紋センサには、次のような様々な読取方式を採用したものがある。読取方式としては、例えば、電荷読取方式や温度読取方式や光学読取方式等が挙げられる。電荷読取方式は、指紋センサの表面の直下に複数の電極を配列しておき、指の表面の凹凸に応じた各電極での電荷の変化を検出することで指紋を読み取る方式である。また、温度読取方式は、指紋センサの表面に指の表面の凸部が触れたときの温度変化を検出することで指紋を読み取る方式である。また、光学読取方式は、指の表面に光を照射し、その光で照らされた指の腹を撮像素子で撮影することで指紋を読み取る方式である。本実施形態では、図4に示す指紋センサ251における指紋の読取方式については特定しないが、スライド式の指紋センサで採用可能な読取方式であればどのような読取方式であっても良い。
2つの導光板252は、後述するように光の入射を受けて表面が光るようになっている。各導光板252は、短辺が指紋センサ251の短辺の長さよりも若干長く、長辺がこの指紋センサ251の長辺の長さと同等な長方形状を有している。そして、2つの導光板252は、指紋センサ251を挟んで移動方向Bの上流側と下流側とに、その指紋センサ251と同様に長方形状の表面が移動方向Bを横切るように配置されている。
そして、上記のように配置された指紋センサ251および2つの導光板252それぞれの表面で形成される検出面250aを、枠253が囲んでいる。
図5は、図4に示す指紋検出部250の、図4中の切断線C−Cに沿った断面図である。
上述したように、指紋検出部250では、指紋センサ251および2つの導光板252それぞれの表面で検出面250aが形成されている。
ここで、図5に示すように、指紋センサ251の表面は、検出面250aを囲む枠253の表面よりも、本体筐体201の内部側に奥まった位置にある。そして、2つの導光板252それぞれの表面は、この指紋センサ251の奥まった位置の表面と、枠253の表面とを結ぶ斜面となっている。その結果、検出面250aは、指紋センサ251および2つの導光板252それぞれの表面が一繋がりとなった凹面となっている。
ユーザは、指紋検出時には、この凹面となった検出面250aに指Fの腹を押し付けて、図中の移動方向Bにその指を移動させる。本実施形態では、検出面250aが凹面となっていることで、この検出面250aに腹を押し付けた状態の指をユーザが移動させ易くなっている。
ここで、本実施形態では、上記の2つの導光板252は、以下に説明する1つの導光体の一部となっている。
図6は、2つの導光板を一部として有する導光体を示す斜視図である。
この図6に示すように、導光体254は、間に上記の指紋センサ251が挟まれるように離された2つの導光板252と、両者を繋ぐ2本の梁254aとが導光材料で一体的に形成されたものである。上記の指紋センサ251は、2つの導光板252と2本の梁254aとで囲まれた窓254bから表面を覗かせることとなる。
本実施形態では、各導光板252の短辺に、上記の梁254a越しに、各導光板252の長手方向に沿って内部に光Lが入射される。そして、入射された光Lが導光板252の内部を進むことで各導光板252の表面が発光する。
本実施形態では、以下に説明するように、指紋検出部250が、各々が各導光板252の短辺に光を入射する4つのLEDを備えている。
図7は、指紋検出部が備える4つのLEDを示す図である。
この図7に示すように、4つのLED255それぞれは、各導光板252の短辺のほぼ中央に相当する位置に配置されている。本実施形態では、4つのLED255のこのような配置により、各導光板252の2つの短辺それぞれに光Lが入射され、各導光板252の表面が全体的にムラなく点灯することとなっている。
本実施形態では、2つの導光板252の表面が、指の移動方向に沿った並びの途中で指紋センサを跨いでいる、各々に灯りが点く複数の点灯箇所の一例に相当する。
ここで、本実施形態では、指紋検出時に、これら4つのLED255が、図3に示すCPU212の制御を受けて、以下に説明するような順番で順次に点灯する。
このCPU212が、点灯箇所の点灯および消灯のうち少なくとも一方について、指の移動方向の上流側から下流側へと順次に変更させる制御部の一例に相当する。そして、このCPU212と上記の指紋検出部250とを合わせたものが、本件の指紋検出装置の第1実施形態に相当する。
図8は、CPUによる指紋検出部のLEDに対する点灯制御の流れを模式的に示す図である。
ここで、本実施形態では、CPU212による点灯制御が、1つの導光板252を挟む2つのLED255を1つの組として扱って行われる。
図8では、指の移動方向の上流側のLED組(第1のLED組)255_1と、下流側のLED組(第2のLED組)255_2との2つのLED組が、図示の簡単化のために、各LED組に属する、図中における左側のLEDで図示されている。
本実施形態では、ノートPC10に電源が投入されると、CPU212が指紋センサ251を検出可能状態に制御し、続いて、2つのLED組に対する、CPU212による次のような点灯制御が開始される。
まず、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との双方(即ち、4つ全てのLED)が消灯した初期状態(ステップS111)から、CPU212は第1のLED組255_1を点灯させる(ステップS112)。この点灯に続いて、CPU212は、第1のLED組255_1を消灯し(ステップS113)、その消灯後、第1のLED組255_1を再度点灯させる(ステップS114)。そして、次に、CPU212は、第1のLED組255_1を消灯すると同時に第2のLED組255_2を点灯させる(ステップS115)。ここまでの処理をまとめると、CPU212は、第1のLED組255_1を2回点滅させた後に第2のLED組255_2を点灯させるという点灯制御を行なうこととなる。
本実施形態では、このような点灯制御の結果、2つの導光板252のうち、指の移動方向の上流側の導光板252が2回点滅した後、下流側の導光板252が点灯することとなる。これにより、ユーザは、図4に示す、トラックパッド204側から手前側へと向かう指の移動方向Bを容易に認識することができる。
また、本実施形態では、第1のLED組255_1の2回点滅と第2のLED組255_2の点灯との切替えスピードは、指紋センサ251での確実な指紋検出と無理の無い指の移動とが可能なスピードとなっている。
以上に説明した点灯制御による2つの導光板252の点灯に促されてユーザが指を図4の移動方向Bに移動すると指紋センサ251が、その移動中の指の指紋を検出する。検出結果は直ちにCPU212に送られ、CPU212が、その送られてきた指紋(検出指紋)と、不図示のメモリに予め登録されていた登録指紋との照合を行なう。尚、本実施形態では、この登録指紋の登録も、登録対象の指紋をこの指紋センサ251で読み取ることで行なわれる。
ここで、本実施形態では、上記のステップS115で第2のLED組255_2が点灯してから所定時間が経過した段階で、検出指紋と登録指紋との一致が確認されている否かが判定される。上記の段階で未だ検出指紋と登録指紋との一致が確認されていない場合とは、指紋の検出そのものが上記の段階で未だ行なわれていない場合、あるいは、検出は終了しているが検出された指紋が登録指紋と一致しない場合に相当する。そこで、この段階で未だ一致が確認されていないと判定された場合、CPU212は、第2のLED組255_2を消灯した後、ステップS112から処理を繰り返す。
そして、上記の段階で2つの指紋の一致が確認された場合には、CPU212は、点灯中の第2のLED組255_2を消灯させた後、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との双方を同時に点灯させてから同時に消灯する(ステップS116)。そして、このステップS116での点灯と消灯とをもって、指紋の認証とそれに伴うLED255の点灯制御が終了する。
本実施形態によれば、ユーザは、指紋センサ251を挟んだ2つの導光板252における、指の移動方向上流側から下流側にかけて順次に変化する点灯によって、指紋検出時の指の移動方向を正確に認識することができる。その結果、指の移動方向の間違いによる指紋検出の失敗が抑制されることとなる。
また、本実施形態では、点灯制御として、上流側の導光板252を2回点滅させた後に、下流側の導光板252を点灯させるという点灯制御が採用されている。このような点灯制御によれば、ユーザは、2つの導光板252のうち2回点滅する導光板252側が指の移動方向の上流側であることを認識することができる。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、次のような応用形態が考えられることを意味している。この応用形態では、上記制御部が、上記複数の点灯箇所のうち、上記指紋センサに対して上記移動方向の上流側に位置している点灯箇所を複数回点滅させた後、次のような処理を行う。上記制御部は、この後、その上流側に位置している点灯箇所を消灯させた状態で上記指紋センサに対して上記移動方向の下流側に位置している点灯箇所を点灯させる。
本実施形態におけるCPU212は、この応用形態における制御部の一例にも相当している。
次に、図7に示す指紋検出部250を利用した、図8に示す本実施形態の点灯制御とは異なる点灯制御(第2の点灯制御)について説明する。
図9は、第2の点灯制御の流れを模式的に示す図である。
この図9でも、図8と同様に、2つのLED組が、図示の簡単化のために、それぞれのLED組に属する左側のLEDで図示されている。このことは、後述する他の点灯制御を説明する図でも同様である。
この第2の点灯制御も、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との双方が消灯した初期状態(ステップS121)から始まる。そして、この初期状態に続いて、CPU212は、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との双方を点灯させる(ステップS122)。この点灯に続いて、CPU212は、第1のLED組255_1を消灯し(ステップS123)、その消灯後、第1のLED組255_1を消灯させたまま、今度は第2のLED組255_2を消灯させる(ステップS124)。
ここまでの処理をまとめると、この第2の点灯制御では、CPU212は、2組のLED組の双方を同時に点灯させた後に第1のLED組255_1から順次に消灯させるという点灯制御を行なうこととなる。この結果、2つの導光板252は、双方が同時点灯した後、指の移動方向の上流側の導光板252から順次に消灯することとなる。これにより、ユーザは、図4に示す指の移動方向Bを、導光板252の消灯順により容易に認識することができる。
また、第2の点灯制御では、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2の各組が順次に消灯していくスピードは、指紋センサ251での確実な指紋検出と無理の無い指の移動とが可能なスピードとなっている。
以上に説明した第2の点灯制御による2つの導光板252の点灯と消灯とに促されてユーザが指を移動すると、指紋センサ251が指紋を検出し、CPU212が検出指紋と登録指紋との一致を確認する。
また、第2の点灯制御では、上記のステップS124で第2のLED組255_2が消灯してから所定時間が経過した段階で、検出指紋と登録指紋との一致が確認されているか否かが判定される。そして、この段階で一致が確認されていると判定された場合、CPU212は、次のステップS125の処理を実行する。
ステップS125の処理では、CPU212は、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との双方を同時に点灯させてから同時に消灯する。
一方、上記の段階で検出指紋と登録指紋との一致が確認されていないと判定された場合には、CPU212はステップS122から処理を繰り返す。
そして、上記のステップS125での点灯と消灯とをもって、指紋の認証とそれに伴うLED255の点灯制御が終了する。
以上に説明した第2の点灯制御では、全ての導光板252を点灯させた後、点灯している導光板252を上流側から順次に減らしていくという処理が採用されている。このような点灯制御によれば、ユーザは、点灯している導光板252が減っていく方向により、指の移動方向を容易に認識することができる。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、上記制御部が、上記複数の点灯箇所のうち点灯している点灯箇所を、上記移動方向の上流側から下流側へと順次に減らしていくものであるという応用形態が考えられることを意味している。
図9に示す第2の点灯制御を行うCPU212が、この応用形態における制御部の一例に相当する。
次に、図7に示す指紋検出部250を利用した、図8に示す点灯制御および図9に示す第2の点灯制御のいずれとも異なる点灯制御(第3の点灯制御)について説明する。
図10は、第3の点灯制御の流れを模式的に示す図である。
この第3の点灯制御では、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との双方が消灯した初期状態(ステップS131)から、CPU212は、第1のLED組255_1を点灯させる(ステップS132)。この点灯後、CPU212は、第1のLED組255_1を点灯させたまま、今度は第2のLED組255_2を点灯させる(ステップS133)。ここまでの処理をまとめると、この第3の点灯制御では、CPU212は、上記の初期状態からスタートして、第1のLED組255_1から順次に点灯させるという点灯制御を行なうこととなる。この結果、2つの導光板252は、双方が消灯した初期状態からスタートして、指の移動方向の上流側の導光板252から順次に点灯することとなる。これにより、ユーザは、図4に示す指の移動方向Bを、導光板252の点灯順により容易に認識することができる。
また、この第3の点灯制御では、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との各組が順次に点灯していくスピードは、指紋センサ251での確実な指紋検出と無理の無い指の移動とが可能なスピードとなっている。
この第3の点灯制御による2つの導光板252の点灯に促されてユーザが指を移動すると、指紋センサ251が指紋を検出し、CPU212が検出指紋と登録指紋との一致を確認する。
また、第3の点灯制御では、上記のステップS133で第2のLED組255_2が消灯してから所定時間が経過した段階で、検出指紋と登録指紋との一致が確認されているか否かが判定される。そして、この段階で一致が確認されていると判定された場合、CPU212は、ステップS134およびステップS135の処理を実行する。
ステップS134の処理では、CPU212は、点灯状態にある第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との双方を消灯する。そして、続くステップS135の処理で、CPU212は、第1のLED組255_1と第2のLED組255_2との双方を同時に点灯させてから同時に消灯する。
一方、上記の段階で検出指紋と登録指紋との一致が確認されていないと判定された場合には、CPU212はステップS132から処理を繰り返す。
そして、上記のステップS135での点灯と消灯とをもって、指紋の認証とそれに伴うLED255の点灯制御が終了する。
以上に説明した第3の点灯制御では、全ての導光板252が消灯した初期状態からスタートして、点灯している導光板252を上流側から順次に増やしていくという処理が採用されている。このような点灯制御によれば、ユーザは、点灯している導光板252が増えていく方向により、指の移動方向を容易に認識することができる。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、上記制御部が、上記複数の点灯箇所のうち点灯している点灯箇所を、上記移動方向の上流側から下流側へと順次に増やしていくものであるという応用形態が考えられることを意味している。
図10に示す第3の点灯制御を行うCPU212が、この応用形態における制御部の一例に相当する。
次に、第2実施形態について説明する。
この第2実施形態は、上述の第1実施形態とは、指紋検出部におけるLEDの個数、配置、およびそれらのLEDに対するCPUによる点灯制御が相違点となっている。尚、第2実施形態では、この第2実施形態が適用されたノートPCや、指紋検出部における導光体や指紋センサは上記の第1実施形態と同様である。そこで、以下では、第2実施形態について上記の相違点に注目した説明を行い、ノートPCや、指紋検出部における導光体と指紋センサについては説明を省略する。
図11は、第2実施形態における指紋検出部が備える複数のLEDを示す図である。
尚、この図11では、図7に示す構成要素と同等な構成要素についてはこの図7と同じ符号が付されており、以下ではそれらの構成要素についての重複説明を省略する。
この図11に示すように、本実施形態の指紋検出部310では、導光板252を左右から挟む2つのLED311の組が、各導光板252について2組、合計で4組備えられている。また、各導光板252について見ると、LED311の組は、図4に示す指の移動方向Bの上流側から下流側に並べられている。そして、上流側のLED311の組のみが点灯すると、そのLED311の組で挟まれた導光板252の表面における上流側が点灯する。また、下流側のLED311の組のみが点灯すると、導光板252の表面における下流側が点灯する。そして、上流側および下流側双方のLED311の組が点灯すると導光板252の表面が全体的に点灯することとなっている。
本実施形態では、各導光板252の上流側および下流側それぞれが、本件の指紋検出装置における点灯箇所の一例に相当する。
また、本実施形態では、1つの導光板252について2組、指紋検出部310全体で4組備えられているLED311の組をなす合計で8個のLED311が、図3に示すCPU212の制御を受けて、以下に説明するような順番で順次に点灯する。
そして、本実施形態では、図11の指紋検出部310のLED311について点灯制御を行うCPU212が、本件の指紋検出装置における制御部の一例に相当する。また、このCPU212と図11の指紋検出部310とを合わせたものが、本件の指紋検出装置の第2実施形態に相当する。
図12は、図11の指紋検出部のLEDに対するCPUによる点灯制御の流れを模式的に示す図である。
尚、図12では、図11の指紋検出部310が備える4つのLED組それぞれに次のような符号が付されている。まず、指の移動方向の上流側の導光板252についての2組のうち、上流側のLED組(第1のLED組)に「311_1」という符号が付されている。次に、上流側の導光板252についての2組のうち、下流側のLED組(第2のLED組)に「311_2」という符号が付されている。また、指の移動方向の下流側の導光板252についての2組のうち、上流側のLED組(第3のLED組)に「311_3」という符号が付されている。さらに、下流側の導光板252についての2組のうち、下流側のLED組(第4のLED組)に「311_4」という符号が付されている。また、各LED組は、図示の簡単化のために、それぞれのLED組に属する左側のLEDで図示されている。
この図12の点灯制御では、第1〜第4のLED組311_1〜311_4の全てが消灯した初期状態(ステップS211)から、CPU212は、第1のLED組311_1を点灯させる(ステップS212)。この点灯後、CPU212は、第1のLED組311_1を点灯させたまま、今度は第2のLED組311_2を点灯させる(ステップS213)。続いて、CPU212は、第1および第2のLED組311_1,311_2を点灯させたまま、今度は第3のLED組311_3を点灯させる(ステップS214)。さらに、CPU212は、第1〜第3のLED組311_1〜311_3を点灯させたまま、今度は第4のLED組311_4を点灯させる(ステップS215)。
図12の点灯制御では、2つの導光板252は上記の初期状態からスタートして、次のように順次に点灯していくこととなる。即ち、指の移動方向の上流側の導光板252における上流側、下流側、指の移動方向の下流側の導光板252における上流側、下流側の順で順次に点灯している箇所が増えていくこととなる。これにより、ユーザは、点灯している箇所が増えていく方向により、図4に示す指の移動方向Bを容易に認識することができる。
また、この点灯制御では、第1〜第4のLED組311_1〜311_4の各組が順次に点灯していくスピードは、指紋センサ251での確実な指紋検出と無理の無い指の移動とが可能なスピードとなっている。
以上に説明した点灯制御による2つの導光板252の各領域の点灯に促されてユーザが指を移動すると、指紋センサ251が指紋を検出し、CPU212が検出指紋と登録指紋との一致を確認する。
また、この点灯制御では、上記のステップS215で第4のLED組255_2が点灯してから所定時間が経過した段階で、検出指紋と登録指紋との一致が確認されているか否かが判定される。そして、この段階で一致が確認されていると判定された場合、CPU212は、ステップS216およびステップS217の処理を実行する。
ステップS216の処理では、CPU212は、点灯状態にある第1〜第4のLED組311_1〜311_4を全て消灯する。そして、続くステップS217の処理で、CPU212は、第1〜第4のLED組311_1〜311_4の全てを同時に点灯させてから同時に消灯する。
一方、上記の段階で検出指紋と登録指紋との一致が確認されていないと判定された場合には、CPU212はステップS211から処理を繰り返す。
そして、上記のステップS217での点灯と消灯とをもって、指紋の認証とそれに伴うLED311の点灯制御が終了する。
この図12の点灯制御は、各導光板252の表面における指の移動方向の上流側と下流側という複数の点灯箇所のうち、点灯している点灯箇所が、上流側から下流側へと順次に増えていく制御となっている。即ち、この図12の点灯制御を行うCPU212は、点灯している点灯箇所を、上流側から下流側へと順次に増やしていくという上述の応用形態における制御部の一例にも相当している。
また、本実施形態では、指紋センサ251に対し指の移動方向の上流側に2つ下流側に2つの点灯箇所が設けられている。このため、本実施形態では、これら合計で4つの点灯箇所における点灯状態を指の移動方向の上流側から下流側にかけて、ユーザに滑らかに見えるように変化させることができる。ユーザは、点灯状態のこの滑らかな変化によって、一層正確に指の移動方向を認識することができる。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、次のような応用形態が好適であることを意味している。この応用形態では、上記点灯箇所が、上記指紋センサに対して上記移動方向の上流側にその移動方向に沿って複数並び、その指紋センサに対して上記移動方向の下流側にもその移動方向に沿って複数並んでいるものとなっている。
本実施形態では、各導光板252の上流側および下流側それぞれは、この応用形態における点灯箇所の一例にも相当している。
次に、図11に示す指紋検出部310を利用した、図12に示す本実施形態の点灯制御とは異なる点灯制御(第4の点灯制御)について説明する。
図13は、第4の点灯制御の流れを模式的に示す図である。
この図13でも、図12と同様に、4つのLED組が、図示の簡単化のために、それぞれのLED組に属する左側のLEDで図示されている。このことは、後述する点灯制御を説明する図でも同様である。
この第4の点灯制御では、第1〜第4のLED組311_1〜311_4の全てが消灯した初期状態(ステップS221)から、CPU212は、それら4つのLED組311_1〜311_4の全てを点灯させる(ステップS222)。この点灯後、CPU212は、第1のLED組311_1を消灯させる(ステップS223)。続いて、CPU212は、第1のLED組311_1を消灯させたまま、今度は第2のLED組311_2を消灯させる(ステップS224)。次に、CPU212は、第1および第2のLED組311_1,311_2を消灯させたまま、今度は第3のLED組311_3を消灯させる(ステップS225)。さらに、CPU212は、第1〜第3のLED組311_1〜311_3を消灯させたまま、今度は第4のLED組311_4を消灯させる(ステップS226)。
第4の点灯制御では、2つの導光板252双方の表面が全体的に点灯した状態から、各導光板252の表面における上流側および下流側が次のように順次に消灯していくこととなる。即ち、指の移動方向の上流側の導光板252における上流側、下流側、指の移動方向の下流側の導光板252における上流側、下流側の順で順次に点灯している箇所が減っていくこととなる。これにより、ユーザは、点灯している箇所が減っていく方向により、指の移動方向を容易に認識することができる。
また、この点灯制御では、第1〜第4のLED組311_1〜311_4の各組が順次に消灯していくスピードは、指紋センサ251での確実な指紋検出と無理の無い指の移動とが可能なスピードとなっている。
以上に説明した点灯制御による2つの導光板252の各領域の消灯に促されてユーザが指を移動すると、指紋センサ251が指紋を検出し、CPU212が検出指紋と登録指紋との一致を確認する。
また、この点灯制御では、上記のステップS226で第4のLED組255_2が消灯してから所定時間が経過した段階で、検出指紋と登録指紋との一致が確認されているか否かが判定される。そして、この段階で一致が確認されていると判定された場合、CPU212は第1〜第4のLED組311_1〜311_4の全てを同時に点灯させてから同時に消灯する(ステップS227)。
一方、上記の段階で検出指紋と登録指紋との一致が確認されていないと判定された場合には、CPU212はステップS222から処理を繰り返す。
そして、上記のステップS227での点灯と消灯とをもって、指紋の認証とそれに伴うLED311の点灯制御が終了する。
この第4の点灯制御は、各導光板252の表面における指の移動方向の上流側と下流側という複数の点灯箇所のうち、点灯している点灯箇所が、上流側から下流側へと順次に減っていく制御となっている。即ち、この第4の点灯制御を行うCPU212も、点灯している点灯箇所を、上流側から下流側へと順次に減らしていくという上述の応用形態における制御部の一例にも相当している。
次に、図11に示す指紋検出部250を利用した点灯制御の、図12に示す点灯制御および図13に示す第4の点灯制御のいずれとも異なる点灯制御(第5の点灯制御)について説明する。
図14は、第5の点灯制御の流れを模式的に示す図である。
この第5の点灯制御では、第1〜第4のLED組311_1〜311_4の全てが消灯した初期状態(ステップS231)から、CPU212は、第1のLED組311_1を一定時間だけ点灯させる(ステップS232)。この点灯後、CPU212は、今度は第2のLED組311_2を一定時間だけ点灯させる(ステップS233)。次に、CPU212は、第3のLED組311_3を一定時間だけ点灯させる(ステップS234)。さらに、CPU212は、第4のLED組311_4を一定時間だけ点灯させる(ステップS235)。
この第5の点灯制御は、2つの導光板252における合計で4つの点灯箇所が全て消灯した状態から、一時には1つの点灯箇所を、上流側から下流側へと点灯対象を順次に変えながら点灯する処理となっている。即ち、指の移動方向の上流側の導光板252における上流側、下流側、指の移動方向の下流側の導光板252における上流側、下流側の順で点灯している箇所が順次に移動していくこととなる。これにより、ユーザは、導光板252における点灯している箇所の移動方向により、指の移動方向を容易に認識することができる。また、この点灯制御では、点灯対象の切替えスピードは、指紋センサ251での確実な指紋検出と無理の無い指の移動とが可能なスピードとなっている。
以上に説明した第5の点灯制御による2つの導光板252の各領域の点灯に促されてユーザが指を移動すると、指紋センサ251が指紋を検出し、CPU212が検出指紋と登録指紋との一致を確認する。
また、この第5の点灯制御では、上記のステップS235で第4のLED組255_2が点灯してから所定時間が経過した段階で、検出指紋と登録指紋との一致が確認されているか否かが判定される。
そして、この段階で一致が確認されていると判定された場合、CPU212は、点灯中の第4のLED組311_4を消灯させた後、第1〜第4のLED組311_1〜311_4の全てを同時に点灯させてから同時に消灯する(ステップS236)。
一方、上記の段階で検出指紋と登録指紋との一致が確認されていないと判定された場合には、CPU212はステップS232から処理を繰り返す。
そして、上記のステップS236での点灯と消灯とをもって、指紋の認証とそれに伴うLED311の点灯制御が終了する。
この第5の点灯制御でも、2つの導光板252の表面の点灯状態が、指の移動方向の上流側から下流側にかけて滑らかに変化する。ユーザは、この滑らかな変化によって正確に指の移動方向を認識することができる。
また、この第5の点灯制御では、上流側の点灯箇所を点灯させた後、その上流側の点灯箇所を消灯させた状態で下流側の点灯箇所を点灯させるという処理が採用されている。このような点灯制御によれば、ユーザは、先に点灯した点灯箇所側が、指の移動方向の上流側であることを認識できる。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、次のような応用形態が考えられることを意味している。この応用形態では、上記制御部が、上記複数の点灯箇所のうち、上記指紋センサに対して上記移動方向の上流側に位置している点灯箇所を点灯させた後、次のような処理を行う。即ち、上記制御部は、この後、その上流側に位置している点灯箇所を消灯させた状態で上記指紋センサに対して上記移動方向の下流側に位置している点灯箇所を点灯させる。
図14に示す第5の点灯制御を行うCPU212が、この応用形態における制御部の一例に相当する。
また、この第5の点灯制御をさらに細かく見ると、この点灯制御は、一時には1つの点灯箇所を、上流側から下流側へと点灯対象を順次に変えながら点灯する処理となっている。この第5の点灯制御によれば、ユーザは、点灯している箇所の移動方向により、指の移動方向を容易に認識することができる。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、前記制御部が、一時には前記複数の点灯箇所のうち1つの点灯箇所を点灯させる、点灯対象の点灯箇所を前記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更するものであるという応用形態が考えられることを意味している。
図14に示す第5の点灯制御を行うCPU212は、この応用形態における制御部の一例にも相当している。
次に、図11に示す指紋検出部250を利用した点灯制御の、図12〜図14に示すどの点灯制御ともと異なる点灯制御(第6の点灯制御)について説明する。
図15は、第6の点灯制御の流れを模式的に示す図である。
この第6の点灯制御では、第1〜第4のLED組311_1〜311_4の全てが消灯した初期状態(ステップS241)から、CPU212は、それら4つのLED組311_1〜311_4の全てを点灯させる(ステップS242)。この点灯後、CPU212は、第1のLED組311_1を一定時間だけ消灯させる(ステップS243)。続いて、CPU212は、今度は第2のLED組311_2を一定時間だけ消灯させる(ステップS244)。次に、CPU212は、第3のLED組311_3を一定時間だけ消灯させる(ステップS245)。さらに、CPU212は、第4のLED組311_4を一定時間だけ消灯させる(ステップS246)。
第6の点灯制御は、2つの導光板252における合計で4つの点灯箇所が全て点灯した状態から、一時には1つの点灯箇所を、上流側から下流側へと消灯対象を順次に変えながら消灯する処理となっている。即ち、指の移動方向の上流側の導光板252における上流側、下流側、指の移動方向の下流側の導光板252における上流側、下流側の順で消灯している箇所が順次に移動していくこととなる。これにより、ユーザは、導光板252における消灯している箇所の移動方向により、指の移動方向を容易に認識することができる。また、この点灯制御では、消灯対象の切替えスピードは、指紋センサ251での確実な指紋検出と無理の無い指の移動とが可能なスピードとなっている。
以上に説明した第6の点灯制御による2つの導光板252の各領域の消灯に促されてユーザが指を移動すると、指紋センサ251が指紋を検出し、CPU212が検出指紋と登録指紋との一致を確認する。
また、この第6の点灯制御では、上記のステップS246で第4のLED組255_2が消灯してから所定時間が経過した段階で、検出指紋と登録指紋との一致が確認されているか否かが判定される。そして、この段階で一致が確認されていると判定された場合、CPU212は第1〜第4のLED組311_1〜311_4の全てを一定時間点灯させてから消灯する(ステップS247)。
一方、上記の段階で検出指紋と登録指紋との一致が確認されていないと判定された場合には、CPU212はステップS243から処理を繰り返す。
そして、上記のステップS247での点灯と消灯とをもって、指紋の認証とそれに伴うLED311の点灯制御が終了する。
この第6の点灯制御でも、2つの導光板252の表面の点灯状態が、指の移動方向の上流側から下流側にかけて滑らかに変化する。ユーザは、この滑らかな変化によって正確に指の移動方向を認識することができる。
また、この第6の点灯制御では、一時には1つの点灯箇所を、上流側から下流側へと消灯対象を順次に変えながら消灯するという処理が採用されている。この第6の点灯制御によれば、ユーザは、指の移動方向を、消灯している箇所の移動方向より容易に認識することができる。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、上記制御部が、一時には上記複数の点灯箇所のうち1つの点灯箇所を消灯させる、消灯対象の点灯箇所を上記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更するものであるという応用形態が考えられることを意味している。
図15に示す第6の点灯制御を行うCPU212が、この応用形態における制御部の一例に相当する。
以上に説明した第1実施形態における各点灯制御、および第2実施形態における各点灯制御では、いずれも検出指紋と登録指紋との一致が確認されると、CPU212が、複数のLEDの全てを所定時間に亙って同時に点灯させることとなっている。このような点灯制御により、ユーザは、指紋の認証が終了してノートPC10を使用できる状態になったことを容易に認識することができる。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、以下に説明する応用形態が好適であることを意味している。この応用形態は、上記指紋センサで検出された指紋が、予め登録されている登録指紋に一致するか否かを判定する指紋照合部を更に備えている。そして、この応用形態では、上記制御部が、上記指紋照合部で、上記指紋センサで検出された指紋が上記登録指紋に一致したと判定されると、次のような処理を実行するものとなっている。
即ち、このような場合、上記制御部は、前記移動方向の上流側に位置している点灯箇所のうちの少なくとも1つと、前記移動方向の下流側に位置している点灯箇所のうちの少なくとも1つとを同時に点灯させる。
上述した各点灯制御を行うCPU212は、この応用形態における指紋照合部と制御部とを兼ねた一例にも相当している。
また、上記の第1実施形態では、CPU212によって発光が制御されるLED255と、そのLED255からの光に照らされて表面が光る導光板252が備えられている。また、上記の第2実施形態では、そのようなLED255からの光によって、各導光板252の上流側あるいは下流側が照らされて各側の表面が光るようになっている。このように、各実施形態では、導光板252あるいはその一部とLED255との組合せにより、ユーザにとって認識しやすい面発光を行なう点灯箇所が実現されている。
このことは、本件の指紋検出装置に対し、次のような応用形態が好適であることを意味している。この応用形態は、光源と発光部材とを備えている。光源は、上記制御部によって発光が制御されるものである。また、発光部材は、上記点灯箇所に配備された、上記光源からの光で照らされることで間接的に光る発光部材とを有するものである。
各実施形態におけるLED255が、この応用形態における光源の一例に相当する。なお、光源はLEDに限定されるものではなく、他種類の光源デバイスであっても良い。また、各実施形態における導光板252が、この応用形態における発光部材の一例に相当する。
尚、上記では、本件の指紋検出装置が搭載される装置の一例としてノートPCを例示したが、指紋検出装置の搭載対象の装置はこれに限るものではない。このような装置は、例えば、ノート型ではない一般的なデスクトップ型のパーソナルコンピュータであっても良く、さらに大容量のワークステーションであっても良い。あるいは、例えば現金自動預け払い機等といった、セキュリティー上の本人確認を要するコンピュータ以外の装置であっても良い。
また、上記では、上述の本件の指紋検出装置の具体的な実施形態として、1つの導光板について左右両方向から光が入射される形態を例示した。しかしながら、指紋検出装置の具体的な実施形態はこの形態に限るものではなく、1つの導光板について左右両いずれか一方から光が入射される形態であっても良い。
また、上記では、上述の本件の指紋検出装置の具体的な実施形態として、1つの導光板についてLED(光源)が2つ設けられた形態と、1つの導光板についてLED(光源)が4つ設けられた形態とを例示した。しかしながら、指紋検出装置の具体的な実施形態はこれらの形態に限るものではなく、1つの導光板についてこれらの数以外の数のLED(光源)が設けられた形態であっても良い。また、各導光板毎に設けられるLED(光源)が互いに異なっていても良い。
また、上述の実施形態のように、LED(光源)を導光板の短辺に設けるのではなく、指の移動方向Bにおける上流側の導光板についてその上流側(導光板の長辺部分)にLED(光源)を配置し、指の移動方向における下流側の導光板についてその下流側(導光板の長辺部分)にLED(光源)を配置するようにしても良い。このようなLED(光源)の配置とし、上述の実施形態のような点灯制御によれば、上述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本件の指紋検出装置を含む種々の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
表面上を所定の移動方向に移動する指の指紋を検出する指紋センサと、
前記移動方向に並んでいる、並びの途中で前記指紋センサを跨いでいる、各々に灯りが点く複数の点灯箇所と、
前記点灯箇所の点灯および消灯のうち少なくとも一方について、前記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更させる制御部と、
を備えたことを特徴とする指紋検出装置。
(付記2)
前記制御部が、前記複数の点灯箇所のうち、前記指紋センサに対して前記移動方向の上流側に位置している点灯箇所を複数回点滅させた後、該上流側に位置している点灯箇所を消灯させた状態で前記指紋センサに対して前記移動方向の下流側に位置している点灯箇所を点灯させるものであることを特徴とする付記1記載の指紋検出装置。
(付記3)
前記制御部が、前記複数の点灯箇所のうち、前記指紋センサに対して前記移動方向の上流側に位置している点灯箇所を点灯させた後、該上流側に位置している点灯箇所を消灯させた状態で前記指紋センサに対して前記移動方向の下流側に位置している点灯箇所を点灯させるものであることを特徴とする付記1記載の指紋検出装置。
(付記4)
前記制御部が、一時には前記複数の点灯箇所のうち1つの点灯箇所を点灯させる、点灯対象の点灯箇所を前記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更するものであることを特徴とする付記1記載の指紋検出装置。
(付記5)
前記制御部が、一時には前記複数の点灯箇所のうち1つの点灯箇所を消灯させる、消灯対象の点灯箇所を前記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更するものであることを特徴とする付記1記載の指紋検出装置。
(付記6)
前記制御部が、前記複数の点灯箇所のうち点灯している点灯箇所を、前記移動方向の上流側から下流側へと順次に増やしていくものであることを特徴とする付記1記載の指紋検出装置。
(付記7)
前記制御部が、前記複数の点灯箇所のうち点灯している点灯箇所を、前記移動方向の上流側から下流側へと順次に減らしていくものであることを特徴とする付記1記載の指紋検出装置。
(付記8)
前記指紋センサで検出された指紋が、予め登録されている登録指紋に一致するか否かを判定する指紋照合部を更に備え、
前記制御部が、前記指紋照合部で、前記指紋センサで検出された指紋が前記登録指紋に一致したと判定されると、前記移動方向の上流側に位置している点灯箇所のうちの少なくとも1つと、前記移動方向の下流側に位置している点灯箇所のうちの少なくとも1つとを同時に点灯させるものであることを特徴とする付記1〜7記載の指紋検出装置。
(付記9)
前記制御部によって発光が制御される光源と、
前記点灯箇所に配備された、前記光源からの光で照らされることで間接的に光る発光部材とを有するものであることを特徴とする付記1〜8記載の指紋検出装置。
(付記10)
前記点灯箇所が、前記指紋センサに対して前記移動方向の上流側に該移動方向に沿って複数並び、該指紋センサに対して前記移動方向の下流側にも該移動方向に沿って複数並んでいるものであることを特徴とする付記1〜9記載の指紋検出装置。
10 ノートPC
100 表示装置
101 表示筐体
102 液晶パネル
102a 表示画面
103 受光窓
200 本体装置
201 本体筐体
202 ODD
203 キーボード
204 トラックパッド
205 クリックボタン
206 サブ画面
207 操作ペン
208 収納部
209 スピーカ
210 操作ボタン
211 カメラ
212 CPU
213 HDD
214 周辺機器用のインターフェース
215 バス
250,310 指紋検出部
250a 検出面
251 指紋センサ
252 導光板
253 枠
254 導光体
254a 梁
254b 窓
255,311 LED
255_1,311_1 第1のLED組
255_2,311_2 第2のLED組
311_3 第3のLED組
311_4 第4のLED組

Claims (5)

  1. 表面上を所定の移動方向に移動する指の指紋を検出する指紋センサと、
    前記移動方向に並んでいる、並びの途中で前記指紋センサを跨いでいる、各々に灯りが点く複数の点灯箇所と、
    前記点灯箇所の点灯および消灯のうち少なくとも一方について、前記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更させる制御部と、
    を備えたことを特徴とする指紋検出装置。
  2. 前記制御部が、一時には前記複数の点灯箇所のうち1つの点灯箇所を点灯させる、点灯対象の点灯箇所を前記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更するものであることを特徴とする請求項1記載の指紋検出装置。
  3. 前記制御部が、一時には前記複数の点灯箇所のうち1つの点灯箇所を消灯させる、消灯対象の点灯箇所を前記移動方向の上流側から下流側へと順次に変更するものであることを特徴とする請求項1記載の指紋検出装置。
  4. 前記制御部が、前記複数の点灯箇所のうち点灯している点灯箇所を、前記移動方向の上流側から下流側へと順次に増やしていくものであることを特徴とする請求項1記載の指紋検出装置。
  5. 前記制御部が、前記複数の点灯箇所のうち点灯している点灯箇所を、前記移動方向の上流側から下流側へと順次に減らしていくものであることを特徴とする請求項1記載の指紋検出装置。
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CN110765831A (zh) * 2019-06-13 2020-02-07 深圳市思拓通信系统有限公司 一种基于特种车的驾驶员信息识别系统

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