JP2011180699A - 携帯端末及びプログラム - Google Patents

携帯端末及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011180699A
JP2011180699A JP2010042475A JP2010042475A JP2011180699A JP 2011180699 A JP2011180699 A JP 2011180699A JP 2010042475 A JP2010042475 A JP 2010042475A JP 2010042475 A JP2010042475 A JP 2010042475A JP 2011180699 A JP2011180699 A JP 2011180699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tag
antenna
guidance
control unit
mobile terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010042475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5585124B2 (ja
Inventor
bungo Murakami
文吾 村上
Masaki Fujimoto
正樹 藤本
Keiichi Tanioka
恵一 谷岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2010042475A priority Critical patent/JP5585124B2/ja
Publication of JP2011180699A publication Critical patent/JP2011180699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5585124B2 publication Critical patent/JP5585124B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • Y02B60/50

Abstract

【課題】近距離無線通信を行う際に表示部の表示内容を観察可能とし、かつ、省電力化を図り得る携帯端末及びプログラムを提供する。
【解決手段】RFタグがかざされることによりRFタグと電磁波による無線通信を可能とした携帯端末1であって、携帯端末1の表示画面の外周に沿って配されたアンテナ4と、RFタグがかざされる際、RFタグのアンテナ41の少なくとも一辺が携帯端末1のアンテナ4に沿うように、RFタグの姿勢を誘導するガイダンスを表示画面上に表示させる制御部5と、を備えた携帯端末1。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末及びプログラムに関する。
近年、RFID(Radio Frequency IDentification)により、RFタグと近距離無線通信を行い情報のやり取りを行い得る携帯端末が注目されている。「RFID」とは、電波を利用した認証技術をいう。
「RFタグ」とは、RFID技術により近距離無線通信を行い情報のやり取りを行い得るものとして、ICチップをはじめとする電子素子とアンテナの構成が埋め込まれたカード形状などの非接触ICカードやRFIDタグなどのことをいう。
RFIDを利用した携帯端末によれば、例えばRFタグが付与された商品の在庫管理が容易になる。また、RFタグに記憶された様々なキー情報により電子マネーの取引が可能となり、自身の識別コード情報などの記憶により入退室の管理が容易になる等のメリットがある。
以下、特に13.56MHz帯の周波数を利用したRFIDについて述べる。13.56MHz帯の周波数を利用したRFIDでは、携帯端末にループアンテナが使用され、電磁誘導方式が採用される。
電磁誘導方式では、以下の特徴がある。
(1)通信距離は0mm〜20mm程度と短い。
(2)携帯端末のアンテナ付近又はRFタグとの間に金属が介在すると携帯端末から出力された電波が阻害されて通信できない。
ここで、上記(1)〜(2)の特徴を考慮した技術であって、表示部とアンテナを装備した携帯端末について、下記の従来技術が存在する。なお、現在普及している携帯端末には例えばPDA(Personal Digital Assistant)やハンディターミナルがある。
特許文献1には、電子装置内での通信装置場所を示す位置指標を表示部に表示する携帯電子装置が開示されている。すなわち、特許文献1によれば、携帯端末のどの位置にアンテナが配置されているのかを表示部に表示することができる。
特許文献2には、表示部の外周にアンテナを配置した情報表示システムが開示されている。特許文献2によれば、表示部とアンテナとを一体化することで携帯端末を小型化することができる。
特許文献3には、液晶パネルの背面にアンテナを配置し、アンテナの背面に液晶パネルを制御する液晶制御回路を配置した液晶表示機能付リーダライタ装置が開示されている。特許文献3によれば、液晶制御回路が液晶パネルとアンテナとの間に位置しないため良好な送受信を維持することができる。
特表2007−536665号公報 特開2009−064307号公報 特開2007−257483号公報
しかし、特許文献1〜3の技術では、携帯端末の表示部にRFタグをかざして利用する際、RFタグにより表示部の表示領域が覆われて表示内容が観察できなくなる課題が解決されない。表示内容には、例えば「この画面にカードをかざして下さい」との読み取り指示、「読み取りOK!」との読み取り結果、又は「読み取り位置を移動して下さい」との読み取り指示等がある。なお、一般的にRFタグとしてのICカードのサイズは、85.6×54(mm)であり、画面寸法で換算すると4インチ程度であるため、携帯端末の様に表示部サイズが限られるものの場合、観察できなくなる部分の比率が大きくなってしまう傾向にある。
図13に、携帯端末にRFタグをかざす前の状況を示す。
また、図14に、携帯端末にRFタグをかざした後の状況を示す。
図13及び図14に示すように、RFタグをかざすと、表示内容はRFタグに覆われて観察することができなくなる。
表示部の表示内容が観察できなくなることで、ユーザの利便性が損なわれる。
また、上記の例において、RFタグをかざした後、「読み取り位置を移動して下さい」との指示が表示部に表示されている場合に表示内容が観察できないと、携帯端末は不要な電波を出力する等して電源を消費する。よって、すぐに電池切れとなる問題が生じる。
また、表示内容が観察できる/できないに拘らず、従来の携帯端末は、ループアンテナ周辺の何処であっても読み取り可能とするため、ループアンテナの中心磁界が一定値以上となるように電波を出力する必要がある。すなわち、不必要に電波の出力を上げる必要がある。よって、すぐに電池切れとなる問題が生じる。
本発明の課題は、近距離無線通信を行う際に表示される表示内容を観察可能とし、かつ、省電力化を図り得る携帯端末及びプログラムを提供することである。
本発明によれば、RFタグがかざされることにより当該RFタグと電磁波による無線通信を可能とした携帯端末であって、
前記携帯端末の表示画面の外周に沿って配されたアンテナと、
前記RFタグがかざされる際、前記RFタグのアンテナの一辺が前記携帯端末のアンテナに近接するように指示する第1のガイダンスを前記表示画面上に表示させる制御部と、
を備えた携帯端末が提供される。
また、本発明によれば、RFタグがかざされることにより当該RFタグと電磁波による無線通信を可能とし、表示画面の外周に沿って配されたアンテナを備えて構成される携帯端末のコンピュータに、
制御部により、前記RFタグがかざされる際、前記RFタグのアンテナの一辺が前記携帯端末のアンテナに近接するように指示する第1のガイダンスを前記表示画面上に表示させる機能を実現させるためのプログラムが提供される。
本発明によれば、近距離無線通信を行う際に表示される表示内容を観察することができるため、ユーザの利便性を向上することができる。更に、近距離無線通信を行う際にRFタグ側のアンテナと携帯端末側のアンテナとを効果的に接近させて出力電波を上げなくとも読み取り可能とすることができるため、省電力化を図ることができる。
携帯端末の外観図である。 携帯端末の機能ブロック図である。 近距離無線通信時における表示処理のフロー図である。 第1のガイダンスを示す図である。 第1のガイダンスに従ってRFタグが置かれた状態を示す図である。 第2のガイダンスを示す図である。 第2のガイダンスに従ってRFタグが置かれた状態を示す図である。 画面観察が容易で省電力化に適したRFタグの配置例を示す図である。 画面観察が容易で省電力化に適したRFタグの配置例を示す図である。 画面観察又は省電力化に不向きなRFタグの配置例を示す図である。 画面観察又は省電力化に不向きなRFタグの配置例を示す図である。 画面観察又は省電力化に不向きなRFタグの配置例を示す図である。 RFタグをかざす前の状態を示す図である。 RFタグをかざした後の状態を示す図である。
本実施形態における携帯端末の構成及び動作について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本実施形態は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に、携帯端末1の外観図を示す。
携帯端末1は、表示部2、操作部3及びアンテナ4等を備えて構成される。
表示部2は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescence Display)等を備えて構成される。表示部2は、各種情報の静止画又は動画の画面を表示する。
操作部3は、タッチセンサーを備えて構成され、表示部2の背面に設けられるいわゆるタッチパネルである。操作部3は、抵抗膜方式、表面弾性方式、静電容量方式等の方式により、表示部2の画面上がタッチ(押下)された場合に押下信号を生成し、生成された押下信号を制御部5(図2参照)に出力する。なお、操作部3は、必ずしもタッチパネルである必要はなく、数字キー、文字キー、機能キー等を表示部2とは別領域に備えて構成されるとしてもよい。
アンテナ4は、銅線等のループアンテナであり、表示部2の外周に沿って巻回されている。アンテナ4は、RFタグに電波を送信し、送信された電波がRFタグから反射された場合にこの反射波を受信する。アンテナ4を表示部2の外周に巻回した構成とすることで、表示部2の表示領域を広く確保しつつ携帯端末1の小型化を図ることができる。また、表示部2の外周に巻線することで金属部を回避でき、通信障害の発生を防止することができる。なお、アンテナ4は透明色の導電性素材のループアンテナであってもよく、この場合、表示部2の表面又は背面に設置されるとしてもよい。
「RFタグ」は、本発明の説明においては、RFID技術により近距離無線通信を行い情報のやり取りを行い得るものとして、ICチップをはじめとする電子素子とアンテナの構成が埋め込まれたカード形状などの非接触ICカードやRFIDタグなどの総称として記載する。なお、各説明において、RFタグの形状をカード型を例として説明しているが、これに限定されず、例えばコイン型、スティック型、ラベル型、及び腕時計や携帯電話等に埋め込むなど様々な形状のものとしてもよい。
図2に、携帯端末1の機能ブロック図を示す。
携帯端末1は、表示部2、操作部3、アンテナ4、制御部5、記憶部6、電源部7等を備えて構成される。
上記構成のうち、図1で既述した構成については同一の符号を付して簡潔に説明する。
表示部2は、制御部5からの制御信号に基づいて、各種情報の静止画又は動画を表示する。
操作部3は、表示部2の画面上が押下された場合、押下信号を生成してこれを制御部5に出力する。
アンテナ4は、RFタグに電波を送信し、送信された電波がRFタグから反射された場合、この反射波を受信する。なお、アンテナ4は、ここではRFID用のアンテナとして用いるがこれに限らず、例えばLAN(Local Area Network)用やWAN(Wide Area Network)用のアンテナとして用いてもよい。
制御部5は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成され、CPUはROMや記憶部6に記憶される各種プログラムをRAMに展開し、展開された各種プログラムとの協働により携帯端末1の動作を統括的に制御する。
例えば制御部5は、記憶部6に記憶されているアプリケーションを実行してRFタグと近距離無線通信を行い、その際に後述する表示処理(図3参照)を行う。
記憶部6は、ROM、RAM、HDD、フラッシュメモリ等の揮発メモリ又は不揮発メモリである。記憶部6は、制御部5により実行される各種プログラムや各種プログラムが実行されたことで得られる各種情報を記憶する。
例えば記憶部6は、RFIDによる近距離無線通信を行うためのアプリケーションソフト、RFタグ認証テーブル、識別コード又は管理ツール等を記憶しており、近距離無線通信により取得された各種情報を記憶する。
電源部7は、いわゆるバッテリーとよばれる二次電池であり、携帯端末1の各部(2〜6)に電源を供給する。なお、図2において、電源供給ラインの図示は省略している。
電源部7は、制御部5の制御に基づき省電力化を図るように各部に電源を供給する。本実施形態における省電力化を図る処理については、後述する表示処理(図3参照)で説明する。
図3を参照して、近距離無線通信時における表示処理について説明する。
前提として、携帯端末1においてRFタグと近距離無線通信を行うためのアプリケーションが起動された時点から本処理が開始されるものとする。
なお、以下の説明では、RFタグに書き込まれている情報を読み取る際に本処理が行われるものとしているが、書き込む際の場合も同様に本処理が行われる。
制御部5は、第1のガイダンスを表示部2に表示する(ステップS1)。
図4に、第1のガイダンスを示す。
第1のガイダンスは、表示部2の表示領域を最大限広くとり、かつ、RFタグ内部に設けられたアンテナと携帯端末1のアンテナ4とが効果的に接近するようにRFタグの位置及び向き(姿勢)を誘導する案内表示である。具体的には、RFタグ内部のアンテナの1辺が携帯端末1のアンテナ4の一辺に沿って接近するようにRFタグを誘導する案内表示である。
なお、アンテナ4のアンテナ線付近は磁界が強く、アンテナ4の線上に沿ってRFタグのアンテナが接近することで低出力の電波でも読み取りが可能である。
また、第1のガイダンスは、表示部2の表示領域を上下に2分割したうちの下画面に表示される。例えば表示部2の下画面には、「この位置及び向きに、カードを置いて下さい」とのガイダンスが表示される。第1のガイダンス中「この位置及び向きに」とは、「下画面内の下端に表示された線にRFタグの端部を合わせて」を意味する。
図5に、第1のガイダンスに従ってRFタグが置かれた状態を示す。
第1のガイダンスに従ってRFタグが置かれると、アンテナ41の一辺がアンテナ4の一辺に沿って接近する。すなわち、アンテナ41をアンテナ4の磁界の強い部分に配置することができる。このとき、携帯端末1は、アンテナ4からの出力電波が小さくとも通信環境が良好であればRFタグに書き込まれている各種情報を読み取ることができる。
第1のガイダンスに従ってRFタグが置かれる(かざされる)ことにより、表示部2の表示領域を最大限確保してユーザの利便性向上を図ることができる。更に、アンテナ41及びアンテナ4同士を効果的に接近させて出力電波を上げずに読み取り可能な状態にして省電力化を図ることができる。
図3に戻り、制御部5は、第1のガイダンスに従ってRFタグが置かれた後(図5参照)、RFIDにより読み取り可能か否か判断する(ステップS2)。
読み取り可能の場合(ステップS2;Y)、制御部5は、RFIDにより読み取りを開始して、RFタグに書き込まれている各種情報を取得し(ステップS3)、近距離無線通信を終了する。
読み取り可能でない場合(ステップS2;N)、制御部5は、電源部7の電池残量は少ないか否か判断する(ステップS4)。
電池残量が少ないか否かの判断に際して、例えば制御部5は、電池残量が予め定められた値よりも小さい場合は電池残量が少ないと判断し、大きい場合は電池残量が多いと判断する。
電池残量が少ない場合(ステップS4;Y)、制御部5は、第1のガイダンスに換えて、第2のガイダンスを表示部2に表示する(ステップS5)。
なお、制御部5は、第1のガイダンスを表示する前の通信処理の最初の段階で電池残量を判断し、電池残量が少ない場合は第1のガイダンスを表示することなく第2のガイダンスを表示するとしてもよい。
図6に、第2のガイダンスを示す。
第2のガイダンスは、RFタグに覆われない表示領域を一定範囲確保しつつ、かつ、RFタグ内部に設けられたアンテナ41と携帯端末1のアンテナ4とが第1のガイダンスの場合よりもより効果的に接近するようにRFタグの姿勢を誘導する案内表示である。具体的には、RFタグ内部のアンテナ41の3辺が携帯端末1のアンテナ4の3辺に沿って接近するようにRFタグを誘導する案内表示である。
第2のガイダンスは、第1のガイダンスと同様、表示部2の表示領域を上下に2分割したうちの下画面に表示される。例えば表示部2の下画面には、「カードをこの位置及び向きに移動して下さい」とのガイダンスが表示される。第2のガイダンス中「この位置及び向きに」とは、「下画面内に表示された破線にRFタグの端部を合わせて」を意味する。
図7に、第2のガイダンスに従ってRFタグが置かれた状態を示す。
第2のガイダンスに従ってRFタグが置かれると、アンテナ41の3辺がアンテナ4の3辺に沿って接近する。第2のガイダンスによれば、第1のガイダンスの場合よりも、アンテナ41をアンテナ4の磁界の強い部分により多く接近するよう誘導することができる。このとき、携帯端末1は、アンテナ4からの出力電波が小さくとも通信環境が良好であればRFタグに書き込まれている各種情報を読み取ることができる。
表示部2の表示領域のうち、RFタグに覆われない表示領域には、RFタグの読み取り指示、読み取り状況、又は読み取り結果等が表示される。例えばRFタグに書き込まれた各種情報の読み取りが完了した場合、図7に示すように、「読み取りOK!」との読み取り結果の通知が表示部2に表示されるとしてもよい。
第2のガイダンスに従ってRFタグが置かれることにより、RFタグに覆われない表示領域を一定範囲確保してユーザの利便性向上を図ることができる。更に、アンテナ41及びアンテナ4同士を第1のガイダンスの場合よりもより効果的に接近させて出力電波を上げずに読み取り可能な状態にして省電力化を図ることができる。
図8及び図9に、画面観察が容易で省電力化に適したRFタグの他の配置例を示す。
図8及び図9に示す配置は何れも、RFタグに覆われない表示領域が一定範囲確保されている。よって、読み取り状況等を容易に観察することができユーザの利便性向上を図ることができる。
また、図8及び図9に示す配置は何れも、アンテナ41の3辺がアンテナ4の3辺に沿って接近しており、必要最小限の出力電波で読み取りが可能である。よって、省電力化を図ることができる。
なお、第2のガイダンスの文言について、図6〜図9に示す位置にRFタグを誘導するものであれば特に限定されない。
図10〜図12に、画面観察又は省電力化に不向きなRFタグの配置例を示す。
図10〜図12に示す配置は何れも、表示部2の表示領域のほとんどがRFタグに覆われているため読み取り状況等が観察し難く、利便性が図れない。また、アンテナ41の何れの辺もアンテナ4の線上に沿って接近しておらず、出力電波を上げないとRFタグに書き込まれた各種情報を読み取ることができないため、省電力化を図れない。
第1及び第2のガイダンスが表示部2に表示されることにより、図10〜図12に示す位置にRFタグが置かれることを防止することができる。
図3に戻り、制御部5は、第2のガイダンスを表示した後、再びステップS2に移行する。
第2のガイダンスに従ってRFタグが置かれたことで、RFIDにより読み取りが可能になった場合(ステップS2;Y)、制御部5は、RFIDにより読み取りを行いRFタグに書き込まれている各種情報を取得して(ステップS3)、近距離無線通信を終了する。
第2のガイダンスに従ってRFタグが置かれたが、RFIDにより読み取りが可能にならない場合(ステップS2;N)、かつ、電池残量が少ない場合(ステップS4;Y)、制御部5は、再びステップS5に移行する(ステップS5)。
第2のガイダンスに従って既にRFタグが置かれている場合にステップS5に移行した場合、このままでは、いつまでもRFIDによりRFタグの情報を読み取ることができない。この場合、例えば制御部5は、予め定められた回数だけループした場合(ステップS2→S4→S5→S2…)、「電池残量が少ないためRFIDによる読み取りができません」との通知を表示部2に表示するとしてもよい。或いは、制御部5は、電池残量は少ないがステップS6に移行する旨の通知を表示部2に表示するとしてもよい。
電源部7の電池残量が少なくない場合(ステップS4;N)、すなわち電池残量が多い場合、制御部5は、アンテナ4から出力される出力電波を上げるか否か判断する(ステップS6)。
出力電波を上げるか否かの判断に際して、例えば制御部5は、「読み取ることができないため出力電波を上げますか?」との通知を表示部2に表示し、これに対して操作部3から出力電波を上げることを指示する押下信号を入力した場合は出力電波を上げる。また、出力電波を上げないことを指示する押下信号を入力した場合は出力電波を上げない。
なお、例えば制御部5は、「出力電波を上げながらリトライ中」等のガイダンスを表示部2に表示しながら出力電波を少しずつ上げるとしてもよい。
また、何ら表示部2に表示せず、操作部3からの指示入力も待たずに、読み取りが成功するまで出力電波を少しずつ上げるとしてもよい。
また、少しずつ上げるのではなく、一気に上げて読み取りを実行し、その値を記憶部6に記憶し、次回のRFタグで同様の状況で出力電波を一気に上げる場合に、前回の値よりも少し下の値に設定して読み取りを実行し、成功したらその値を上書きして記憶し、徐々に設定値を下げることにより読み取り成功率を確保しつつ省電力化を図るとしてもよい。
出力電波を上げない場合(ステップS6;N)、制御部5は、ステップS5に移行する。
制御部5は、第2のガイダンスを表示部2に表示していない場合は第2のガイダンスを表示する(ステップS5)。第2のガイダンスを既に表示部2に表示している場合は予め定められた回数だけループした後に(ステップS2→S4→S6→S5→S2…)、例えば「出力電波を上げないと読み取れません。出力電波を上げてよろしいですか?」との通知を表示部2に表示するとしてもよい。また、ループする回数ごとに出力電波を少しずつ上げて読み取りを実行するとしてもよい。
出力電波を上げる場合(ステップS6;Y)、制御部5は、アンテナ4から出力される出力電波を上げる(ステップS7)。
制御部5は、出力電波を上げた後は再びRFIDにより読み取り可能か否か判断する(ステップS2)。読み取り可能でない場合は上記説明してきたステップS4〜S7に移行する。また、読み取り可能な場合はRFタグに書き込まれている各種情報を取得して(ステップS3)近距離無線通信を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、RFタグのアンテナ41の少なくとも一辺がアンテナ4の線材に沿うように、RFタグの姿勢を誘導するガイダンスを表示部2に表示することができる。ガイダンスに従ってRFタグが置かれることで、表示部2の表示領域を確保することができ、ユーザの利便性向上を図ることができる。更に、RFタグのアンテナ41を携帯端末1のアンテナ4に沿って接近させることができ、省電力化を図ることができる。
なお、本実施形態では、四角形の表示部2の外周に沿って矩形のアンテナ4が設けられた携帯端末1に、矩形のアンテナ41をかざす場合について説明してきたがこれに限らず、円形の表示部の外周に沿って矩形のアンテナ4が設けられた携帯端末に、矩形のアンテナ41をかざす場合であっても、また、円形の表示部の外周に沿って円形のアンテナが設けられた携帯端末に、矩形のアンテナ41をかざす場合であっても、表示部の表示領域を確保してユーザの利便性向上を図り、省電力化を図ることができる。すなわち、表示部の表示領域を確保しつつ、RFタグのアンテナを携帯端末のアンテナに沿って接近させるようなガイダンスを表示部に表示することで、表示部の形状、携帯端末のアンテナの形状又はRFタグのアンテナの形状にかかわらず上記効果を有する。
また、第1のガイダンス又は第2のガイダンスを表示部2に表示し、これに従ってRFタグが置かれることで、表示部2の表示領域を確保することができ、ユーザの利便性向上を図ることができる。更に、RFタグのアンテナ41を携帯端末1のアンテナ4に沿って接近させることができ、省電力化を図ることができる。
また、まず第1のガイダンスを表示してRFタグに覆われない表示領域を最大限確保しつつアンテナ41及びアンテナ4同士を効果的に接近させることで利便性向上及び省電力化を図り、第1のガイダンスに従ってRFタグが置かれた場合でもRFタグに書き込まれた情報を読み取ることができない場合、次に第2のガイダンスを表示してRFタグに覆われない表示領域を一定範囲確保しつつアンテナ41及びアンテナ4同士をより効果的に接近させることで利便性向上及び省電力化を図ることができる。
また、第1のガイダンスに従ってRFタグが置かれた場合でもRFタグに書き込まれた情報を読み取ることができない場合、かつ、電池残量が少ない場合、第2のガイダンスを表示してRFタグに覆われない表示領域を一定範囲確保しつつアンテナ41及びアンテナ4同士をより効果的に接近させることで利便性向上及び省電力化を図ることができる。
また、第1のガイダンスに従ってRFタグが置かれた場合でもRFタグに書き込まれた情報を読み取ることができない場合、かつ、出力電波を上げずに低出力の出力電波を維持する設定がされている場合、第2のガイダンスを表示してRFタグに覆われない表示領域を一定範囲確保しつつアンテナ41及びアンテナ4同士をより効果的に接近させることで利便性の向上及び省電力化を図ることができる。
また、RFタグの読み取り指示、読み取り状況、又は読み取り結果をRFタグに覆われない表示領域に表示して観察可能とすることができるため利便性向上を図ることができる。
1 携帯端末
2 表示部
3 操作部
4 アンテナ
5 制御部
6 記憶部
7 電源部
41 アンテナ

Claims (7)

  1. RFタグがかざされることにより当該RFタグと電磁波による無線通信を可能とした携帯端末であって、
    前記携帯端末の表示画面の外周に沿って配されたアンテナと、
    前記RFタグがかざされる際、前記RFタグのアンテナの一辺が前記携帯端末のアンテナに近接するように指示する第1のガイダンスを前記表示画面上に表示させる制御部と、
    を備えた携帯端末。
  2. 前記制御部は、前記RFタグのアンテナの3辺が前記携帯端末のアンテナの3辺に近接するように指示する第2のガイダンスを前記表示画面上に表示させる請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記制御部は、前記第1のガイダンスに従って前記RFタグが置かれた際に前記RFタグと情報のやり取りができない場合、前記第2のガイダンスを前記表示画面上に表示させる請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記制御部は、前記第1のガイダンスに従って前記RFタグが置かれた際に前記RFタグと情報のやり取りができない場合、かつ、電池残量が予め定められた値よりも小さい場合、前記第2のガイダンスを前記表示画面上に表示させる請求項2に記載の携帯端末。
  5. 前記制御部は、前記第1のガイダンスに従って前記RFタグが置かれた際に前記RFタグと情報のやり取りができない場合、かつ、出力電波を上げずに維持する場合、前記第2のガイダンスを前記表示画面上に表示させる請求項2に記載の携帯端末。
  6. 前記制御部は、前記RFタグのかざす位置指示、通信状況、又は情報のやり取り結果を前記RFタグによって覆われていない表示領域に観察可能に表示する請求項1〜5の何れか一項に記載の携帯端末。
  7. RFタグがかざされることにより当該RFタグと電磁波による無線通信を可能とし、表示画面の外周に沿って配されたアンテナを備えて構成される携帯端末のコンピュータに、
    制御部により、前記RFタグがかざされる際、前記RFタグのアンテナの一辺が前記携帯端末のアンテナに近接するように指示する第1のガイダンスを前記表示画面上に表示させる機能を実現させるためのプログラム。
JP2010042475A 2010-02-26 2010-02-26 携帯端末、タグ読取装置及びプログラム Active JP5585124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010042475A JP5585124B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 携帯端末、タグ読取装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010042475A JP5585124B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 携帯端末、タグ読取装置及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014147273A Division JP5787012B2 (ja) 2014-07-18 2014-07-18 データ読取装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011180699A true JP2011180699A (ja) 2011-09-15
JP5585124B2 JP5585124B2 (ja) 2014-09-10

Family

ID=44692164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010042475A Active JP5585124B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 携帯端末、タグ読取装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5585124B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104424454A (zh) * 2013-09-03 2015-03-18 夏普株式会社 数据读出装置以及信息处理装置
JP2015114791A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 可搬型決済端末装置
JP2015114789A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理方法、情報処理装置、及びコンピュータ・プログラム
JP2015122106A (ja) * 2015-02-23 2015-07-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理システム、情報処理方法、前記情報処理システムのコンピュータ・プログラムおよびそのコンピュータ・プログラムを記録した記録媒体

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000215278A (ja) * 1999-01-21 2000-08-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像表示装置
JP2003122283A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 通信機能付き画像表示装置
JP2007004502A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器
JP2011180698A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Casio Computer Co Ltd 携帯端末及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000215278A (ja) * 1999-01-21 2000-08-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像表示装置
JP2003122283A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 通信機能付き画像表示装置
JP2007004502A (ja) * 2005-06-24 2007-01-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器
JP2011180698A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Casio Computer Co Ltd 携帯端末及びプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104424454A (zh) * 2013-09-03 2015-03-18 夏普株式会社 数据读出装置以及信息处理装置
JP2015072676A (ja) * 2013-09-03 2015-04-16 シャープ株式会社 データ読み出し装置及び情報処理装置
US9977927B2 (en) 2013-09-03 2018-05-22 Sharp Kabushiki Kaisha Data read-out device and information processing apparatus
CN104424454B (zh) * 2013-09-03 2018-09-21 夏普株式会社 数据读出装置以及信息处理装置
CN109241797A (zh) * 2013-09-03 2019-01-18 夏普株式会社 数据处理装置以及数据处理方法
JP2015114791A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 可搬型決済端末装置
JP2015114789A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理方法、情報処理装置、及びコンピュータ・プログラム
JP2015122106A (ja) * 2015-02-23 2015-07-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理システム、情報処理方法、前記情報処理システムのコンピュータ・プログラムおよびそのコンピュータ・プログラムを記録した記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5585124B2 (ja) 2014-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5012933B2 (ja) 携帯端末及びプログラム
CN105809428B (zh) 电子设备以及使用电子设备的交易方法
CN107833045B (zh) 电子设备以及使用电子设备的交易方法
US20130248601A1 (en) Mobile computer with integrated near field communication antenna
US20080252416A1 (en) Electronic Device
CN107148647B (zh) 显示装置、存储介质、图像显示系统、信息提供服务器以及信息提供方法
US20150170015A1 (en) Data communications system, information processing terminal, ic card, reader/writer, and program
US20090221240A1 (en) Low power device activated by an external near-field reader
EP3223437A2 (en) Antenna for near field communication, accessory and electonic device including the same
JP5217956B2 (ja) 携帯端末装置及び携帯端末システム
JP5585124B2 (ja) 携帯端末、タグ読取装置及びプログラム
US20130082933A1 (en) Mobile computer with keypad-embedded rfid antenna
JP2007004501A (ja) 電子機器
JP4980710B2 (ja) 通信装置
JP2011034465A (ja) リーダライタ装置
JP2007004502A (ja) 電子機器
JP6332486B2 (ja) データ読取装置及びプログラム
JP6285898B2 (ja) データ読取装置及びプログラム
JP5338940B2 (ja) 表示制御装置及びプログラム
JP5787012B2 (ja) データ読取装置及びプログラム
JP6439932B2 (ja) 電子機器及びその制御方法、プログラム
JP5955901B2 (ja) 無線通信のためのタッチ操作を容易にする方法、電子機器およびコンピュータ・プログラム
JP5790821B2 (ja) 情報読取装置及びプログラム
JP5527466B2 (ja) 情報読取装置及びプログラム
CN204145553U (zh) 移动终端及其中拓展nfc功能的sim卡托架

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130226

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20130226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140401

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140624

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140707

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5585124

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150