JP2011180077A - 演算装置、及び演算装置を備えた流量計 - Google Patents

演算装置、及び演算装置を備えた流量計 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波流量計などに用いられる演算装置であって、高い精度で伝搬時間差を計算しつつ、演算量の少ない演算装置を提供すること。
【解決手段】本発明の演算装置は、2つの入力信号をそれぞれフーリエ変換する第1及び第2のフーリエ変換部121及び122と、第1のフーリエ変換部121の出力値の複素共役を導出する複素共役導出部123と、複素共役と第2のフーリエ変換部122の出力値との乗算後の値を出力する乗算器124と、乗算後の値に対してヒルベルト変換を行うヒルベルト変換部130と、乗算後の値及びヒルベルト変換部の出力値をそれぞれ逆フーリエ変換する第1及び第2の逆フーリエ変換部125及び140と、第1及び第2の逆フーリエ変換部125及び140の出力値に基づいて2つの入力信号の間の位相関係を導出する位相関係導出部150と、位相関係に基づいて2つの入力信号の間の時間差を導出する時間差導出部160とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、流量計の構成の一部などとして用いられる演算装置に係り、例えば、第1の入力信号と第1の入力信号に対して遅延している第2の入力信号との間の時間差を導出可能な演算装置に関する。
流量計のひとつとして、超音波が媒体中を伝搬中に発生する伝搬時間差を利用した超音波流量計がある。超音波流量計は、例えば図10に示すように、流路に超音波送受信機10及び11を配置し、超音波を上流から送信して下流で受信した受信信号12の伝搬時間と、超音波を下流から送信して上流で受信した受信信号13の伝搬時間との伝搬時間差に基づいて、流路を流れる気体や液体などの媒体の流速を計測するものである。
この伝搬時間差の計測には、数nsまたはサブnsの分解能が要求されることがある。一方で、超音波流量計で用いられる超音波は数十kHz〜1MHz程度の周波数を有するため、信号の一周期は1μs以上となり、計測される伝搬時間はノイズなどの影響を受けやすい。しかし、超音波の振幅は流路を流れる媒体の流速や流体の状態によって影響を受ける。よって、超音波の到達を、受信信号に対してしきい値を設定することで判断する場合、受信信号の振幅が変化したときに計測される到達時間が変化してしまう。すなわち、図11に示すように、通常の振幅を有する受信信号S1がしきい値th1に達した時間がT1であるのに対して、振幅が小さくなった受信信号S2がしきい値th1に達した時間はT2となってしまう。
そこで、受信信号の振幅の変化に影響されない測定方法として、相関法がある。相関法では、上流側の超音波送受信機10から送信して下流側の超音波送受信機11で受信した受信信号12と、下流側の超音波送受信機11から送信して上流側の超音波送受信機10で受信した受信信号13との間の相関を求め、この相関のピーク位置(最大位置)から伝搬時間差を求める。この相関はデジタル信号処理によって求められるため、受信信号のサンプリング周期と同じ間隔で離散化されている。前述の通り、伝搬時間差の計測には数nsまたはサブnsの分解能が要求されることがある一方で、サンプリング周波数は高くても数十MHz程度(サンプリング周期は数十ns程度)であるため、十分な精度で伝搬時間差を計測するためには離散化された信号を補間する必要が生じる。
超音波の送信信号が、周波数及び振幅が固定された数周期の信号からなるバースト波である場合、受信信号は図12に示すように、周期性を有しかつ振幅が変化する波形となる。したがって、上記2つの受信信号の相関関数はバースト波の周波数成分を強く持ったものになる。このため、この相関関数は三角関数に近い形状となり、そのピーク位置は近似的には二次関数を用いて補間することができる。しかし、二次関数を用いて補間したとしても、補間を用いて求めた値と本来求めるべき値との間に誤差が生じることがある。例えば、サンプリング周期を20nsとして図13に示すような相関が得られたとする。このとき、相関のピーク位置である図13中のA近傍における波形を拡大したものが図14である。図14には、プロットで示された離散化された相関関数と、点線で示される離散化された相関関数を二次関数によって補間した曲線とが示されている。なお、図13及び図14は、15nsの時間差をつけて2つの受信信号を作成し、この受信信号を使って相関を計算したものであり、図14からは15ns付近に相関のピークがあることが分かる。図15は、2つの受信信号の間の時間差を横軸に、補間された相関特性から導出されたピーク位置と実際の時間差との誤差を示したものであり、最大で400ps(0.4ns)以上の誤差が生じてしまうことが分かる。前述のように伝搬時間差は数nsまたはサブnsの分解能を要求されることがあり、400psの誤差が生じると測定結果に影響を与えてしまう。一方で、高次の関数を用いて補間する場合、補間の計算式が複雑になり実用的ではない。
そこで、ヒルベルト変換を用いて相関のピーク位置を求める方法があった(特許文献1)。この方法によれば、直線近似によりピーク位置を求めることが可能となり、二次関数を用いた補間と比較して誤差を小さくすることができた。
特開2002−243514号公報
上記特許文献1に記載の従来技術においては、相関を求めた後にヒルベルト変換を行い、その後に位相関係に基づいて相関のピーク位置を検出することで時間差を導出する構成になっていた。具体的には、図16に示すように、A/D変換器200及び210、相関演算手段220、ヒルベルト変換部230、位相関係導出部240、並びに最大値検出手段250から構成されていた。しかし、この構成には演算量が多いという課題があった。
そこで、本発明の一形態では、ヒルベルト変換を採用することにより高い精度で伝搬時間差を計測しつつも、演算量を少なくすることが可能な演算装置を提供することを目的の1つとする。
かかる課題を解決するために、本発明の一態様としての演算装置は、第1の入力信号をフーリエ変換する第1のフーリエ変換部と、第2の入力信号をフーリエ変換する第2のフーリエ変換部と、前記第1のフーリエ変換部の出力値の複素共役を導出する複素共役導出部と、前記複素共役と前記第2のフーリエ変換部の出力値とを乗算して乗算後の値を出力する乗算器と、前記乗算後の値に対してヒルベルト変換を行うヒルベルト変換部と、前記乗算後の値を逆フーリエ変換する第1の逆フーリエ変換部と、前記ヒルベルト変換部の出力値を逆フーリエ変換する第2の逆フーリエ変換部と、前記第1の逆フーリエ変換部の出力値及び前記第2の逆フーリエ変換部の出力値に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の位相関係を導出する位相関係導出部と、前記位相関係に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差を導出する時間差導出部と、を備える。
かかる構成の演算装置によれば、フーリエ変換した値をヒルベルト変換した後に逆フーリエ変換を行っているため、第1の入力信号と第2の入力信号との間の時間差を、比較的少ない演算量で求めることが可能となる。さらに、演算量が少ないため演算装置の処理時間を短縮することができ、また、演算装置を低コストで構成することが可能となる。なお、第1の入力信号と第2の入力信号との間の時間差は、流量計における信号の伝搬時間差に対応する。
また、本発明の一態様としての演算方法は、第1の入力信号をフーリエ変換する第1のフーリエ変換ステップと、第2の入力信号をフーリエ変換する第2のフーリエ変換ステップと、前記第1のフーリエ変換ステップで得られた値の複素共役を導出する複素共役導出ステップと、前記複素共役と前記第2のフーリエ変換ステップで得られた値とを乗算して乗算後の値を出力する乗算ステップと、前記乗算後の値に対してヒルベルト変換を行うヒルベルト変換ステップと、前記乗算後の値を逆フーリエ変換する第1の逆フーリエ変換ステップと、前記ヒルベルト変換ステップで得られた値を逆フーリエ変換する第2の逆フーリエ変換ステップと、前記第1の逆フーリエ変換ステップで得られた値及び前記第2の逆フーリエ変換ステップで得られた値に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の位相関係を導出する位相関係導出ステップと、前記位相関係に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差を導出する時間差導出ステップと、を備える。
また、本発明は上記演算装置を備えた流量計を含む。より具体的には、該流量計は、互いに信号を送受信可能に構成された第1の信号送受信機及び第2の信号送受信機をさらに備え、前記第1の信号送受信機及び前記第2の信号送受信機は所定の媒体が流通する流路に離間して設けられており、前記第1の入力信号は前記第2の信号送受信機から送信され前記第1の信号送受信機が受信した信号であり、前記第2の入力信号は前記第1の信号送受信機から送信され前記第2の信号送受信機が受信した信号であり、導出された前記時間差に基づいて前記媒体の流量を計測する構成とすることができる。
本発明の一形態の演算装置によれば、例えば、上流側と下流側にそれぞれ超音波送受信機を備える超音波流量計において、上流側の受信信号と下流側の受信信号との間の伝搬時間差を、比較的少ない演算量で求めることなどが可能となる。
実施形態における演算装置の構成例を示す図。 ヒルベルト変換を行わない演算装置の構成例を示す図。 演算装置における逆フーリエ変換部のそれぞれの出力値を示すグラフ。 相関の位相関係を示すグラフ。 相関の位相関係を示すグラフの拡大図。 補間誤差を示すグラフ。 フーリエ変換(FFT)の方法を示す概念図。 バタフライ演算の方法を示す概念図。 従来の方法と実施形態の方法とにおける演算量を比較するグラフ。 超音波流量計の構成例を示す図。 超音波流量計の従来の動作を示す波形図。 受信信号の波形図。 第1の受信信号と第2の受信信号との相関を示すグラフ。 第1の受信信号と第2の受信信号との相関の一部を拡大したグラフ。 実際の相関と補間により求められた相関との誤差を示すグラフ。 従来の演算装置の構成例を示す図。
本発明に係る一実施形態について、以下の構成に従って、図面を参照しながら具体的に説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、各図面において、同一の部品には同一の符号を付しており、その説明を省略する場合がある。
1.定義
2.演算装置の構成例
3.演算装置を用いた相関ピークの演算
4.本実施形態の演算装置の従来の演算装置との演算量の比較
5.まとめ
<1.定義>
まず、本明細書における用語を以下のとおり定義する。
「○○部」:電気的な回路などで構成された部分を含むがこれに限定されず、当該部分の機能を果たす物理的手段、又はソフトウェアで実現される機能的手段などを含む。また、1つの部分が有する機能が2つ以上の物理的又は機能的手段により実現されても、2つ以上の部分の機能が1つの物理的又は機能的手段により実現されても良い。
<2.演算装置の構成例>
本発明の一実施形態は、超音波流量計などの流量計の構成の一部として用いられる演算装置であって、フーリエ変換された値に対してヒルベルト変換を行い、その後に逆フーリエ変換する構成としている点をひとつの特徴とする。まず、図面を参照しながら本発明の演算装置の構成例について説明する。
図1は、演算装置の一構成例を示す図である。図1に示すように、演算装置は、A/D変換器100及び110、相関演算部120、ヒルベルト変換部130、逆フーリエ変換部140、位相関係導出部150、並びに時間差導出部160を含んで構成される。
(A/D変換器100及び110)
A/D変換器100は、第1のアナログ信号を入力され、該アナログ信号を所定の周波数でサンプリングすることで第1のデジタル信号を生成し、出力するよう構成される。ここで、第1のアナログ信号は、図10で示した、上流側に配置された超音波送受信機10から送信し、下流側に配置された超音波送受信機11で受信した、受信信号12である。受信信号12は、例えば図12で示した、周期性を有しかつ振幅が変化する波形である。
A/D変換器110は、第2のアナログ信号を入力され、該アナログ信号を所定の周波数でサンプリングすることで第2のデジタル信号を生成し、出力するよう構成される。この第2のアナログ信号は、図10で示した、下流側に配置された超音波送受信機11から送信し、上流側に配置された超音波送受信機10で受信した、受信信号13である。受信信号13は下流から上流に向かって送信された信号であるため、流路を流れる媒体の影響により、受信信号12と比較して遅延した信号になる。
(相関演算部120)
相関演算部120は、A/D変換器100及び110の出力である第1のデジタル信号及び第2のデジタル信号に基づいて、これら2つの信号の相関を導出可能に構成される。また、相関を導出する過程の値を出力可能に構成される。具体的には、相関演算部120は、フーリエ変換部121及び122、複素共役導出部123、乗算器124、並びに逆フーリエ変換部125を含んで構成される。
フーリエ変換部121は、A/D変換器100の出力である第1のデジタル信号をフーリエ変換して、フーリエ変換後の値を出力するよう構成される。フーリエ変換部122は、A/D変換器110の出力である第2のデジタル信号をフーリエ変換して、フーリエ変換後の値を出力するよう構成される。なお、本実施形態のフーリエ変換部121及び122ではいずれも高速フーリエ変換(FFT)を行うが、必ずしもこれに限るものではない。
複素共役導出部123は、フーリエ変換部121の出力値に基づいて、該出力値の複素共役を導出可能に構成される。
乗算器124は、複素共役導出部の出力である複素共役と、フーリエ変換部122の出力値とを乗算し、乗算後の値を出力可能に構成される。
逆フーリエ変換部125は、乗算器124の出力である乗算後の値を逆フーリエ変換し、逆フーリエ変換後の値を出力するよう構成される。この逆フーリエ変換後の値は、第1のデジタル信号と第2のデジタル信号との相関を表す。
(ヒルベルト変換部130)
ヒルベルト変換部130は、相関演算部120の構成の1つである乗算器124から出力される乗算後の値に対して周波数領域でのヒルベルト変換を行うよう構成される。
(逆フーリエ変換部140)
逆フーリエ変換部140は、ヒルベルト変換部130の出力値を逆フーリエ変換し、逆フーリエ変換後の値を出力するよう構成される。
(位相関係導出部150)
位相関係導出部150は、相関演算部120の出力値(逆フーリエ変換部125の出力値)及び逆フーリエ変換部140の出力値に基づいて、A/D変換器100の出力である第1のデジタル信号とA/D変換器110の出力である第2のデジタル信号との位相関係を導出可能に構成される。この位相関係は、A/D変換器100の入力である第1のアナログ信号及びA/D変換器110の入力である第2のアナログ信号の位相関係に対応する。
(時間差導出部160)
時間差導出部160は、位相関係導出部150で導出され出力された位相関係に基づいて、第1のデジタル信号と第2のデジタル信号との間の時間差(伝搬時間差)を導出可能に構成される。該時間差は、第1のアナログ信号と第2のアナログ信号との時間差(伝搬時間差)に対応する。
本発明の演算装置は、時間差導出部160から出力される時間差に基づいて、流路に流れる媒体の流速や流量を導出可能に構成された流速・流量導出部(図示せず)をさらに備えてもよい。
(ヒルベルト変換を行わない場合の演算装置との比較)
図2は、ヒルベルト変換を行わない場合の演算装置の構成を示す図である。図1と比較すると、図2の演算装置はヒルベルト変換部130、位相関係導出部150、及び時間差導出部160を備えておらず、相関演算部120に含まれる逆フーリエ変換部125の出力値を入力とする放物線近似演算部170を備える。図2の構成では、逆フーリエ変換部125の出力値は図13及び図14で示した波形になり、放物線近似演算部170において二次関数を用いた近似により、第1のデジタル信号と第2のデジタル信号との時間差を求める。
一方で本実施形態の演算装置では、ヒルベルト変換部130を備えているため、以下で具体的に説明するように、二次関数を用いた近似ではなく、直線近似により時間差を導出することが可能である。
<3.演算装置を用いた相関ピークの演算>
ここで、図1に示す演算装置を用いた相関ピークの演算について、具体的に説明する。
演算装置のA/D変換器100に入力される第1のアナログ信号は、図12で示した信号であり、A/D変換器110に入力される第2のアナログ信号は図12で示した信号に対して遅延した信号である。これら第1のアナログ信号と第2のアナログ信号とをA/D変換した信号が、それぞれ第1のデジタル信号及び第2のデジタル信号である。演算装置は、この第1のデジタル信号及び第2のデジタル信号を入力信号とする構成にすることができる。
これら第1のデジタル信号及び第2のデジタル信号に基づいて相関演算部120で求められた相関を、図3に波形Cとして示す。すなわち、該相関は相関演算部120の逆フーリエ変換部125の出力値である。また、これらの入力信号に基づいて相関演算部120において相関を求める際の、逆フーリエ変換を行う前の値である乗算器124の出力値に対してヒルベルト変換部130において周波数領域でのヒルベルト変換を行い、さらに逆フーリエ変換部140において逆フーリエ変換を行った結果を、図3に波形Dとして示す。すなわち、ヒルベルト変換を経て逆フーリエ変換を行った結果(波形D)では、ヒルベルト変換を経ずに逆フーリエ変換を行った結果(波形C)に対して位相が90°早められた信号を出力するものであることが分かる。なお、図3ではそれぞれの値が連続値であるように示されているが、実際には離散値になっている。
この逆フーリエ変換部125の出力値(図3の波形Cに対応)及び逆フーリエ変換部140の出力値(図3の波形Dに対応)に基づいて、位相関係導出部150において求められた位相関係は、図4のグラフに示される値となる。図5は、図4に示された位相関係について、−300ns(−0.3μs)から300ns(0.3μs)までの部分について拡大して示したグラフである。このグラフにおいて、位相関係が0になる点が相関のピーク位置にあたる。つまり、位相関係が0になる点における時間差が、第1のデジタル信号と第2のデジタル信号との時間差を示す。図4及び図5から分かるように、位相関係はグラフ上において直線的に示される。したがって、時間差導出部160は、位相関係導出部150から出力された位相関係を直線近似によって補間し、位相関係が0になる点における時間差を、第1のデジタル信号と第2のデジタル信号との時間差として導出する。図6は、実際の時間差に対する、本実施形態の演算装置において補間を用いて導出された時間差の誤差を示したものである。図6に示すように、誤差は最大でも140fs程度であり、伝搬時間差が数nsまたはサブnsの分解能であった場合でも無視できるレベルであることが分かる。このように誤差が小さくなるのは、三角関数に近い波形に対して図2に示された演算装置のように二次関数による近似を行うのではなく、本実施形態の演算装置では波形を三角関数とみなしてヒルベルト変換を用いることにより位相を算出し、この位相に対して直線近似を行うために、離散化された値を用いた場合であっても誤差が生じにくいためである。
<4.本実施形態の演算装置の従来の演算装置との演算量の比較>
次に、図1に示す本実施形態の演算装置の演算量と、図16に示す従来の演算装置の演算量とを比較する。ここでは、本実施形態の演算装置と図16に示す従来の演算装置とで異なる部分である、位相関係導出部150の前までの部分についての演算量の比較を行う。一般的に、演算量は乗算の数に比例すると考えられるので、乗算の数の比較をもって演算量を比較する。まず、本実施形態の演算装置の演算量を求める。
入力信号である第1のデジタル信号及び第2のデジタル信号のそれぞれのデータの数をN(=2)とする。データ数を2の累乗としたのは、フーリエ変換部121及び122においてFFTによる演算を行うためである。FFTは、データの数Nに応じたステージ数nの演算によって計算することができる。図7は、一例として入力信号であるデジタル信号のデータの数Nが8(=2)であり、第1乃至第3ステージの計算によりFFTを行う際の概念図である。図8は図7の概念図の要素である、いわゆるバタフライ演算について示す図であり、このバタフライ演算の結果は以下の数1乃至数4によって求められる。



数1及び数2から分かるように、数1における(a−b)及びWはそれぞれ複素数であり、1回のバタフライ演算には1回の複素数の乗算が必要になる。1回の複素数の乗算には、以下の数5で示すように4回の実数の乗算が必要になる。
図7に示すように、バタフライ演算は各ステージでN/2回行うため、1ステージあたり(N/2×4=)2N回の乗算を行うことになる。したがって、ステージ数がnであった場合、1回のFFTで必要な乗算は、2Nn回である。
一方で、逆フーリエ変換部125及び140において逆FFTによる演算を行う場合、上述のFFTにおける回転因子WがW−kになるだけで演算量は同じである。すなわち、1回の逆FFTで必要な乗算は、2Nn回である。
複素共役導出部123において複素共役を導出するときは、以下の数6に示すように、単に虚部の符号を逆にするだけであるため乗算は含まれない。したがって、演算量はないものとみなすことができる。
乗算器124において乗算を行う場合、以下の数7に示すような乗算となるため、乗算は4N回である。
ヒルベルト変換部130におけるヒルベルト変換は、以下の数8及び数9に示すように、虚部と実部とを入れ替え符号を逆にするだけであり、乗算は含まれないため、演算量はないものとみなす。なお、正の周波数に対しては数8が、負の周波数に対しては数9が適用される。

以上より、本実施形態の演算装置における乗算の数は、(フーリエ変換部121及び122の乗算数)+(逆フーリエ変換部125及び140の乗算数)+(乗算器124の乗算数)=2Nn×2+2Nn×2+4N=8Nn+4Nとなる。
次に、図16に示した従来の演算装置を用いた場合の演算量を求める。まず、相関演算手段220において相関を求める場合、以下の数10によって求められる。
したがって、相関を求める際に必要な乗算の数はNとなる。
次にヒルベルト変換部230においてヒルベルト変換を行う場合、例えば31タップのFIRフィルタを用いることができる。この場合の計算は、以下の数11によって求められる。ただし、kはヒルベルト変換のためのFIRフィルタの係数を示す。
したがって、ヒルベルト変換を行う際に必要な乗算の数は31Nとなる。
以上より、図16に示した従来の演算装置を用いた場合の乗算の数は、N+31Nとなる。
図9は、本実施形態の演算装置における乗算の数(=8Nn+4N)(図9中のF)と、図16に示した従来の演算装置を用いた場合の乗算の数(N+31N)(図9中のE)とを比較したグラフである。図16に示した従来の構成を用いた場合の乗算の数と比較して、本実施形態の演算装置を用いた場合の乗算の数が少ないことが分かる。これは、本実施形態の演算装置の演算量が従来の構成の演算装置の演算量と比較して少ないことを意味する。
<5.まとめ>
以上のように、本発明の一実施形態である演算装置では、フーリエ変換を行った後にヒルベルト変換を行い、その後逆フーリエ変換を行っている。これは、図16に示した従来の演算装置では時間領域においてヒルベルト変換を行っていたものを、本実施形態の演算装置では周波数領域においてヒルベルト変換を行ったものであり、従来考えられなかった新たな発想である。これによって、上述のように演算量を大幅に減少させることができる。また、演算量を減少させることで、演算装置の小型化、低コスト化、低消費電力化などに寄与することができる。さらには、該演算装置を構成の一部とする流量計などにおける電池の連続動作時間の長期化や、発熱量を減少させることも可能となる。また、演算装置の規模を従来と同程度にした場合には、より多くの演算を行うことが可能となる。これによれば、例えば流量計における計測の時間間隔を短くすることが可能となり、急激な流量の変化をも検知することが可能となる。
なお、上述の実施形態においては主に物理的構成(ハード的構成)により演算装置を構成する例を示したが、該演算装置における各部における処理はソフトウェアによって実現されても良い。また、該演算装置の各構成要素は1つの装置によって構成されても良いし、複数の装置によって構成されても良い。例えば、該演算装置は1チップの半導体によって構成されても、複数チップの半導体によって構成されても良い。具体的には、本実施形態の演算装置においてアナログ信号を扱っているA/D変換器100及び110について、フーリエ変換部121及び122を含む構成とは別の要素で構成することなどができる。
本発明の演算装置は、超音波流量計に代表される流量計などに適用可能である。また、流量計と同様の複数の入力信号に基づいて、該入力信号の時間差を計測する電子機器にも適用可能である。
10・11……超音波送受信機
12・13……受信信号
100・110……A/D変換器
120……相関演算部
121・122……フーリエ変換部
123……複素共役導出部
124……乗算器
125……逆フーリエ変換部
130……ヒルベルト変換部
140……逆フーリエ変換部
150……位相関係導出部
160……時間差導出部
170……放物線近似演算部
200……変換器
220……相関演算手段
230……ヒルベルト変換部
240……位相関係導出部
250……最大値検出手段

Claims (4)

  1. 第1の入力信号をフーリエ変換する第1のフーリエ変換部と、
    第2の入力信号をフーリエ変換する第2のフーリエ変換部と、
    前記第1のフーリエ変換部の出力値の複素共役を導出する複素共役導出部と、
    前記複素共役と前記第2のフーリエ変換部の出力値とを乗算して乗算後の値を出力する乗算器と、
    前記乗算後の値に対してヒルベルト変換を行うヒルベルト変換部と、
    前記乗算後の値を逆フーリエ変換する第1の逆フーリエ変換部と、
    前記ヒルベルト変換部の出力値を逆フーリエ変換する第2の逆フーリエ変換部と、
    前記第1の逆フーリエ変換部の出力値及び前記第2の逆フーリエ変換部の出力値に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の位相関係を導出する位相関係導出部と、
    前記位相関係に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差を導出する時間差導出部と、を備える
    演算装置。
  2. 請求項1に記載の演算装置を備えた流量計。
  3. 互いに信号を送受信可能に構成された第1の信号送受信機及び第2の信号送受信機をさらに備え、
    前記第1の信号送受信機及び前記第2の信号送受信機は所定の媒体が流通する流路に離間して設けられており、
    前記第1の入力信号は前記第2の信号送受信機から送信され前記第1の信号送受信機が受信した信号であり、
    前記第2の入力信号は前記第1の信号送受信機から送信され前記第2の信号送受信機が受信した信号であり、
    導出された前記時間差に基づいて前記媒体の流量を計測する、
    請求項2に記載の流量計。
  4. 第1の入力信号をフーリエ変換する第1のフーリエ変換ステップと、
    第2の入力信号をフーリエ変換する第2のフーリエ変換ステップと、
    前記第1のフーリエ変換ステップで得られた値の複素共役を導出する複素共役導出ステップと、
    前記複素共役と前記第2のフーリエ変換ステップで得られた値とを乗算して乗算後の値を出力する乗算ステップと、
    前記乗算後の値に対してヒルベルト変換を行うヒルベルト変換ステップと、
    前記乗算後の値を逆フーリエ変換する第1の逆フーリエ変換ステップと、
    前記ヒルベルト変換ステップで得られた値を逆フーリエ変換する第2の逆フーリエ変換ステップと、
    前記第1の逆フーリエ変換ステップで得られた値及び前記第2の逆フーリエ変換ステップで得られた値に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の位相関係を導出する位相関係導出ステップと、
    前記位相関係に基づいて前記第1の入力信号と前記第2の入力信号との間の時間差を導出する時間差導出ステップと、を備える
    演算方法。
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