JP2011177659A - 電気分解方法、アルカリ水又は酸性水生成方法、並びにアルカリ水又は酸性水 - Google Patents

電気分解方法、アルカリ水又は酸性水生成方法、並びにアルカリ水又は酸性水 Download PDF

Info

Publication number
JP2011177659A
JP2011177659A JP2010044831A JP2010044831A JP2011177659A JP 2011177659 A JP2011177659 A JP 2011177659A JP 2010044831 A JP2010044831 A JP 2010044831A JP 2010044831 A JP2010044831 A JP 2010044831A JP 2011177659 A JP2011177659 A JP 2011177659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
electrolytic cell
electrolysis
flow rate
pure water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010044831A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Ichimaru
修 一丸
Masataka Kato
正孝 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BENIYA KK
Original Assignee
BENIYA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BENIYA KK filed Critical BENIYA KK
Priority to JP2010044831A priority Critical patent/JP2011177659A/ja
Publication of JP2011177659A publication Critical patent/JP2011177659A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)

Abstract

【課題】電解質を含有しない純粋を電気分解することによって、pH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水を生成すること。
【解決手段】本発明では、陽極と陰極でイオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行う電気分解方法、及びこの電気分解方法を用いてアルカリ水又は酸性水を生成する方法、並びに生成したアルカリ水又は酸性水に係る発明であり、電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、陽極と陰極でイオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行う電気分解方法、及び同電気分解方法を用いたアルカリ水又は酸性水生成方法、並びに同生成方法を用いて生成したアルカリ水又は酸性水に関するものである。
特許文献1では、段落番号0038において、「陰極洗浄用電解水は、・・・中性で還元性である。」と記述されている。また、段落番号0040において、「本発明の生成装置では、・・・中性の酸化性洗浄水と中性の還元性洗浄水を同時に得ることが出来る。」と記述されている。また、段落番号0049において、「陽極室より中性の酸化性洗浄水を、陰極室より中性の還元性洗浄水を各々生成させた。」と記述されている。さらに、段落番号0067において、「陽極室より、・・・中性の酸化性洗浄水と、陰極室より、・・・中性の還元性洗浄水とが同時に得られる。」と記述されている。
特許文献2では、段落番号0053に「本発明の生成装置で得られる洗浄用電解水は、・・・中性の酸化性洗浄水と中性の還元性洗浄水とが同時に得られる。」と記載されている。
特許文献3では、段落番号0019に、「・・・アノード極とカソード極に白金を用い、イオン交換膜としてデュポン社のナフィオン117を用いると、・・・pHの変化は観測されないことになる。・・・」と記述されている。また、段落番号0020に、「・・・アノード極とカソード極に白金を用い、イオン交換膜としてナフィオン117を用いたとしてもpH変化が得られない。・・・」と記述されている。
特開2000−199092号公報 特開2000−1077608号公報 特開2002−591646号公報
上記従来の技術をまとめると「アノード極とカソード極に白金を用い、陽イオン交換膜(デュポン社製のナフィオン117など)を用いて純水を電気分解すると得られる水は中性である」。
すなわち、イオン交換膜の使用により、純水の電気分解は容易となったが、電解水のpH変化をさせることは従来技術では困難なものであった。
そこで、請求項1に係る本発明では、陽極と陰極でイオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行う電気分解方法において、電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することにした。
また、請求項2に係る本発明では、陽極と陰極で陽イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行ってアルカリ水を生成するアルカリ水生成方法であって、電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することにした。
また、請求項3に係る本発明では、陽極と陰極で陰イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行って酸性水を生成する酸性水生成方法であって、電解槽での電気分解後にpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することにした。
また、請求項4に係る本発明では、陽極と陰極で陽イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行うことで生成するアルカリ水であって、電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給して生成することにした。
また、請求項5に係る本発明では、陽極と陰極で陰イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行うことで生成する酸性水であって、電解槽での電気分解後にpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給して生成することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、陽極と陰極でイオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行うことで、従来困難と考えられてきたpH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水を連続して良好に生成することができる。
2槽式電解槽による純水の電気分解システムを示す模式図。 3槽式電解槽による純水の電気分解システムを示す模式図。 2槽式電解槽で純水を電気分解したときのpHの時間変化を示すグラフ。
本発明では、
1.陽イオン交換膜を白金陽極と白金陰極で挟んだ2槽式電解槽で純水を電気分解しpH8以上のアルカリ水を取り出すこと、
2.陰イオン交換膜を白金陽極と白金陰極で挟んだ2槽式電解槽で純水を電気分解しpH6未満の酸性水を取り出すこと、
3.イオン交換樹脂をイオン交換膜及び白金陽極と白金陰極で挟んだ3槽式電解槽で純水を電気分解し、陰極側取水口からpH8以上のアルカリ水を取り出すこと、
4.イオン交換樹脂をイオン交換膜及び白金陽極と白金陰極で挟んだ3槽式電解槽で純水を電気分解し、陽極側取水口からpH5以下の酸性水を取り出すこと、
を目的とする。
そこで、本発明では、
1.陽極と陰極でイオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行う電気分解方法において、電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することにした。
2.陽極と陰極で陽イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行ってアルカリ水を生成するアルカリ水生成方法であって、電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することにした。
3.陽極と陰極で陰イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行って酸性水を生成する酸性水生成方法であって、電解槽での電気分解後にpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することにした。
4.陽極と陰極で陽イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行うことで生成するアルカリ水であって、電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給して生成することにした。
5.陽極と陰極で陰イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行うことで生成する酸性水であって、電解槽での電気分解後にpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給して生成することにした。
そして、具体的には、本発明では、
1.陽イオン交換膜を2枚の白金電極で挟んだ電解槽で、電極の有効断面積88cm当たり、電流0.1Aから0.4Aで、かつ純水の供給流量が5cc/minから15cc/minで、純水を電気分解することにより、pH8以上のアルカリ水を取り出した。
2.陰イオン交換膜を2枚の白金電極で挟んだ電解槽で、電極の有効断面積88cm当たり、電流0.1Aから0.4Aで、かつ純水の供給流量が5cc/minから15cc/minで、純水を電気分解することにより、pH5以下の酸性水を取り出した。
3.イオン交換樹脂をイオン交換膜及び白金陽極と白金陰極で挟んだ3槽式電解槽で電極の有効断面積88cm当たり、電流0.1Aから0.4Aで、かつ純水の供給流量が5cc/minから15cc/minで、純水を電気分解することにより、陰極側取水口からpH8以上のアルカリ水を取り出した。
4.イオン交換樹脂をイオン交換膜及び白金陽極と白金陰極で挟んだ3槽式電解槽で電極の有効断面積88cm当たり、電流0.1Aから0.4Aで、かつ純水の供給流量が5cc/minから15cc/minで、純水を電気分解することにより、陽極側取水口からpH5以下の酸性水を取り出した。
本発明では、純粋を電気分解するものであり、そのためのシステムとしては、図1に示す公知の2槽式電解槽による電気分解システムAと図2に示す公知の3槽式電解槽による電気分解システムとがある。
ここで、図1中、1は陽極、2はイオン交換膜、3は陰極、4,5は給水タンク、6,7は給水ポンプ、8,9は取水タンク、10,11はpHセンサー、12,13は燃焼板である。
また、図2中、14は陽極、15はイオン交換膜、16はイオン交換樹脂、17はイオン交換膜、18は陰極、19,20,21は給水タンク、22,23,24は給水ポンプ、25,26,27は取水タンク、28,29,30はpHセンサー、31,32は燃焼板である。
図1に示す2槽式電解槽では、陽イオン交換膜を2枚の電極で両側から挟んで純水を電気分解する。電極は白金コートしたエキスパンドメッシュチタン電極が望ましい。ガスの放散を速やかにするため電極の穴径は、1mm程度が望ましい。電極の有効断面積88cm当たり、電流は0.1Aから0.4Aで、かつ純水の供給流量が5cc/minから15cc/minで、純水を電気分解することが望ましい。また、図2に示す3槽式電解槽においても、陽極側で酸性水が得られ、陰極側でアルカリ水が得られる。2つのイオン交換膜で挟まれる中間室内のイオン交換樹脂の働きは、単に電解槽の電気抵抗を低下させるのみであり、他の性質にはほとんど影響がない。すなわちイオン交換膜の性質によって電解槽の働きが決まる。
実験例1
1枚の陽イオン交換膜を、有効直径106mmで、有効面積88cmの2枚の白金コートされたエキスパンドメッシュチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率0.5から1μSの純水を給水口から6.5 cc/min(1ch)と6.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきたアルカリ水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは0.5mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を始めて、8分後に陽極側(2ch)の水はpHが5.03で、陰極側(1ch)の水はpHが10.0を超え、20分後にはpH10.05になった。次に電流を0Aにして20分後、極性を反転して、電流を0.1A流したら9分後に陽極側(1ch)の水はpHが5.07で、陰極側(2ch)の水はpHが10.0を超え、20分後にはpH10.05になった。
実験例2
2枚の陽イオン交換膜を、有効直径106mmで、有効面積88cmの2枚の白金コートされたエキスパンドメッシュチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率0.5から1μSの純水を給水口から6.1 cc/min(1ch)と5.7 cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきたアルカリ水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を始めて、26分後に陽極側(1ch)の水はpHが5.54で、陰極側(2ch)の水はpHが9.48になった。電流を0.15Aに増加して、18分後に陽極側の水はpHが5.57で、陰極側の水はpHが9.79になった。電流を0.20Aに増加して、20分後に陽極側の水はpHが5.63で、陰極側の水はpHが9.93になった。次に電流を0Aにして45分後、極性を反転(1chと2chが交代)して、電流を0.1A流したら61分後に陽極側(2ch)の水はpHが5.51で、陰極側(1ch)の水はpHが7.25になった。電流を0.15Aに増加して、22分後に陽極側の水はpHが5.51で、陰極側の水はpHが9.58になった。電流を0.20Aに増加して、20分後に陽極側の水はpHが5.50で、陰極側の水はpHが9.89になった。
実験例3
3枚の陽イオン交換膜を、有効直径106mmで、有効面積88cmの2枚の白金コートされたエキスパンドメッシュチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率0.5から1μSの純水を給水口から6.1cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきたアルカリ水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を始めて、26分後に陽極側(2ch)の水はpHが5.43で、陰極側(1ch)の水はpHが9.58になった。電流を0.15Aに増加して、17分後に陽極側の水はpHが5.48で、陰極側の水はpHが9.95になった。電流を0.20Aに増加して、20分後に陽極側の水はpHが5.49で、陰極側の水はpHが10.16になった。次に電流を0Aにして26分後、極性を反転(1chと2chが交代)して、電流を0.1A流したら50分後に陽極側(1ch)の水はpHが5.60で、陰極側(2ch)の水はpHが8.82になった。電流を0.15Aに増加して、19分後に陽極側の水はpHが5.60で、陰極側の水はpHが9.61になった。電流を0.20Aに増加して、21分後に陽極側の水はpHが5.59で、陰極側の水はpHが9.79になった。
実験例4
1枚の陽イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率0.5から1μSの純水を給水口から6.5cc/min(1ch)と6.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.0mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、8分後に陽極側(1ch)の水はpHが5.12で、陰極側(2ch)の水はpHが10.0を超え、20分後にはpH10.59になった。次に電流を0Aにして20分後、極性を反転(1chと2chを交代)して、電流を0.1A流したら20分後に陽極側(2ch)の水はpHが5.62で、陰極側(1ch)の水はpHが9.77になった。
実験例5
1枚の陽イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率0.5から1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.0mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、9分後に陽極側(1ch)の水はpHが5.20で、陰極側(2ch)の水はpHが10.0を超え、そのままpH10.0以上を保持した。150分後に陽極側の水はpHが5.35で、陰極側の水はpHが10.0以下になろうとしたので、電流を0.15Aに増加した。43分後陽極側の水はpHが5.30で、陰極側の水はpHが10.0以下になろうとしたので、電流を0.2Aに増加した。37分後陽極側の水はpHが5.30で、陰極側の水はpHが10.0以下になろうとしたので、電流を0.25Aに増加した。36分後陽極側の水はpHが5.28で、陰極側の水はpHが10.0以下になろうとしたので、電流を0.30Aに増加した。17分後陽極側の水はpHが5.26で、陰極側の水はpHが10.0以下になろうとしたので、電流を0.35Aに増加した。21分後陽極側の水はpHが5.24で、陰極側の水はpHが10.05となった。
実験例6
1枚の陽イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率0.5から1μSの純水を給水口から供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.0mmであった。
純水の流量を6.5cc/minにして0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、20分後に陽極側の水(流量6.7cc/min)はpHが5.52で、陰極側(流量6.5cc/min)の水はpHが10.03になった。引き続き20分後に陽極側の水(流量6.7cc/min)はpHが5.52で、陰極側の水(流量12.3cc/min)はpHが9.83になった。さらに20分後に陽極側の水(流量6.7cc/min)はpHが5.52で、陰極側の水(流量18.4cc/min)はpHが9.55になった。電流を0Aにして15分後、極性を反転して、電流を0.1A流したら10分後に陽極側の水(流量6.5cc/min)はpHが5.33で、陰極側の水(流量5.7cc/min)はpHが9.62になった。次に18分後に陽極側の水(流量6.5cc/min)はpHが5.30で、陰極側の水(流量12.4cc/min)はpHが9.59になった。さらに18分後に陽極側の水(流量6.5cc/min)はpHが5.32で、陰極側の水(流量19.1cc/min)はpHが9.46になった。
このpHにおける純水の流量V(cc/min)とpH依存性を表式にするとpH=10-log(V/5)となる。これから単純に外挿して、純水の流量が5L/minであるとすると、pHは7になることが推定される。このことは、これまでの常識と一致する。すなわち純水の流量が5L/minであるとpH変化がなくなることである。同時に、本発明では、純水の流量が3桁小さくなったためにpH10のアルカリ水を得ることが出来たものと考えられる。
実験例7
1枚の陰イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から6.1cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた酸性水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、19分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/nin)はpHが3.81で、陰極側(1ch)の水(流量6.1cc/min)はpHが5.79になった。電流を0.15Aにすると21分後に陽極側の水はpHが3.66で、陰極側の水はpHが5.93になった。電流を0.2Aにすると20分後に陽極側の水はpHが3.61で、陰極側の水はpHが5.93になった。次に電流を0Aにして18分後、極性を反転して、0.1A流したら19分後に陽極側(1ch)の水(流量6.1cc/min)はpHが4.22で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが5.67になった。電流を0.15Aにしたら22分後に陽極側の水はpHが4.01で、陰極側の水はpHが5.93になった。電流を0.2Aにしたら21分後に陽極側の水はpHが4.04で、陰極側の水はpHが5.98になった。
実験例8
2枚の陰イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を6.1cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から取水タンクに入ると中で酸性水のpHを測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、23分後に陽極側(1ch)の水(流量6.1cc/min)はpHが3.52で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが6.33になった。電流を0.15Aにすると24分後に陽極側の水はpHが3.42で、陰極側の水はpHが6.03になった。電流を0.2Aにすると21分後に陽極側の水はpHが3.40で、陰極側の水はpHが6.00になった。次に電流を0Aにして24分後、極性を反転(1chと2chが交代)して、0.1A流したら18分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが4.25で、陰極側(1ch)の水(流量6.1cc/min)はpHが5.74になった。0.15Aにしたら11分後に陽極側の水はpHが3.73で、陰極側の水はpHが5.96になった。0.2Aにしたら23分後に陽極側の水はpHが3.56で、陰極側の水はpHが6.07になった。
実験例9
3枚の陰イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から6.1cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、15分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが3.09で、陰極側(1ch)の水(流量6.1cc/min)はpHが5.98になった。電流を0.15Aにすると14分後に陽極側の水はpHが2.98で、陰極側の水はpHが6.18になった。電流を0.2Aにすると18分後に陽極側の水はpHが2.87で、陰極側の水はpHが6.43になった。次に電流を0Aにして28分後、極性を反転(1chと2chが交代)して、電流を0.1Aにしたら16分後に陽極側(1ch)の水(流量6.1cc/min)はpHが3.06で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが5.55になった。電流を0.15Aにすると13分後に陽極側の水はpHが3.05で、陰極側の水はpHが5.91になった。電流を0.2Aにすると20分後に陽極側の水はpHが3.07で、陰極側の水はpHが6.12になった。
実験例10
3枚の陰イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から6.1cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、22分後に陽極側(1ch)の水(流量6.1cc/min)はpHが3.99で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが6.07になった。電流を0.15Aにすると24分後に陽極側の水はpHが3.68で、陰極側の水はpHが6.13になった。電流を0.2Aにすると23分後に陽極側の水はpHが3.62で、陰極側の水はpHが6.17になった。次に電流を0Aにして22分後、極性を反転(1chと2chが交代)して、電流を0.1Aにしたら22分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが4.69で、陰極側(1ch)の水(流量6.1cc/min)はpHが5.83になった。電流を0.15Aにすると20分後に陽極側の水はpHが3.91で、陰極側の水はpHが5.98になった。電流を0.2Aにすると22分後に陽極側の水はpHが3.60で、陰極側の水はpHが6.02になった。
実験例11
1枚の陽イオン交換膜(1ch)と1枚の陰イオン交換膜(2ch)を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、9分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが4.57で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが5.25になった。電流を0Aにして4分待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、20分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが3.23で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが9.69になった。
実験例12
陰イオン交換樹脂を2枚の陰イオン交換膜で挟み、さらに有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ3槽式電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは0.5mmであった。陰イオン交換樹脂として、住化ケムテックス株式会社のデュオライト UP5000を500cc用いた。陰イオン交換樹脂をいれた中間室への純水の供給速度は4.5cc/minとした。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、15分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが3.55で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが6.58になった。電流を0Aにして9分間待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、15分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが4.03で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが6.20になった。
実験例13
陰イオン交換樹脂を1枚の陽イオン交換膜(1ch)と1枚の陰イオン交換膜(2ch)で挟み、さらに有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは0.5mmであった。陰イオン交換樹脂として、住化ケムテックス株式会社のデュオライト UP5000を500cc用いた。陰イオン交換樹脂をいれた中間室への純水の供給速度は4.8cc/minとした。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、20分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが5.32で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが5.84になった。電流を0Aにして7分間待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、40分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが4.01で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが9.44になった。
実験例14
陰イオン交換樹脂を2枚の陽イオン交換膜で挟み、さらに有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは0.5mmであった。陰イオン交換樹脂として、住化ケムテックス株式会社のデュオライト UP5000を500cc用いた。陰イオン交換樹脂をいれた中間室への純水の供給速度は5.1cc/minとした。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、20分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが5.5で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが9.48になった。電流を0Aにして10分間待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、20分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが5.41で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが9.31になった。
実験例15
陽イオン交換樹脂を2枚の陽イオン交換膜で挟み、さらに有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは0.5mmであった。陽イオン交換樹脂として、住化ケムテックス株式会社のデュオライト C255LFHを500cc用いた。陽イオン交換樹脂をいれた中間室への純水の供給速度は4.3cc/minとした。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、30分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが5.41で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが8.86になった。電流を0Aにして13分待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、20分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが5.36で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが6.74になった。
実験例16
陽イオン交換樹脂を1枚の陰イオン交換膜(1ch)と1枚の陽イオン交換膜(2ch)で挟み、さらに有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは0.5mmであった。陽イオン交換樹脂として、住化ケムテックス株式会社のデュオライト C255LFHを500cc用いた。陽イオン交換樹脂をいれた中間室への純水の供給速度は5.4cc/minとした。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、80分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが3.72で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが8.40になった。電流を0Aにして12分待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、24分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが5.54で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが5.84になった。
実験例17
陽イオン交換樹脂を2枚の陰イオン交換膜で挟み、さらに有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは0.5mmであった。陽イオン交換樹脂として、住化ケムテックス株式会社のデュオライト C255LFHを500cc用いた。陽イオン交換樹脂をいれた中間室への純水の供給速度は5.4cc/minとした。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、20分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが3.79で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが5.62になった。電流を0Aにして5分待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、20分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが3.66で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが5.75になった。
実験例18
陽イオン交換樹脂を2枚の陰イオン交換膜で挟み、さらに有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.0mmであった。陽イオン交換樹脂として、住化ケムテックス株式会社のデュオライト C255LFHを500cc用いた。陽イオン交換樹脂をいれた中間室への純水の供給速度は4.6cc/minとした。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、20分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが3.79で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが6.58になった。電流を0Aにして8分待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、20分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが3.61で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが6.38になった。
実験例19
陽イオン交換樹脂を2枚の陰イオン交換膜で挟み、さらに有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。陽イオン交換樹脂として、住化ケムテックス株式会社のデュオライト C255LFHを500cc用いた。陽イオン交換樹脂をいれた中間室への純水の供給速度は4.9cc/minとした。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、20分後に陽極側 (1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが3.67で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが7.92になった。電流を0Aにして10分待ち、極性を反転して、電流を0.1Aにすると、20分後に陽極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが3.65で、陰極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが5.84になった。
実験例20
陽イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
0.1Aの定電流制御で電気分解を開始すると、19分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが5.28で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが9.64になった。電流を0.15Aにして20分後、陽極側の水はpHが5.41で、陰極側の水はpHが10.06になった。電流を0.20Aにして20分後、陽極側の水はpHが5.42で、陰極側の水はpHが10.46になった。電流を0Aにして10分待ち、極性を反転(1chと2chが交代)して、電流を0.1Aにすると、20分後に陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)はpHが7.03で、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)はpHが6.61になった。電流を0.15Aにすると、20分後に陽極側の水はpHが5.50で、陰極側の水はpHが10.03になった。電流を0.20Aにすると、20分後に陽極側の水はpHが5.40で、陰極側の水はpHが10.31になった。
実験例21
5枚の陽イオン交換膜を、有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
図3に示すように、ゆっくりと35分かけて電流値を0.2Aまで上げて電気分解をすると、陰極側(2ch)の水(流量5.7cc/min)のpHは10となり、その後900分にわたってpH10を保持した。陰極側(2ch)のpHが、およそ100分ごとに1度の割合でpH10.0からpH10.4の間を振動した。陽極側(1ch)の水(流量5.8cc/min)のpHは900分にわたって常に5.57であった。
比較実験例
ビニルの膜を有効直径106mmの2つの白金コートチタン電極で挟んだ電解槽に、導電率1μSの純水を給水口から5.8cc/min(1ch)と5.7cc/min(2ch)で供給し、取水口から出てきた水が取水タンクに入る前にpH値を測定した。白金コートチタン電極のエキスパンドメッシュのサイズは1.5mmであった。
電流を0Aにして20分後に陽極側の水はpHが5.5で、陰極側の水はpHが5.5になった。50分後、100分後、150分後もpH5.5であった。これは、大気中の二酸化炭素の溶解によるものと考えられる。
以上の各実験例及び比較実験例からわかるように、陽極と陰極でイオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行う電気分解方法においては、所定の流量で純粋を電解槽に供給することで、電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水が生成されることがわかる。
したがって、陽極と陰極でイオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行うことで、従来困難と考えられてきたpH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水を連続して良好に生成することができる。
また、生成されたアルカリ水又は酸性水のpHを測定しながら、pH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水となるように電解槽への純粋の供給量を制御することで、純粋の電気分解によりpH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水を連続して良好に生成することができる。
A 2槽式電解槽による電気分解システム
B 3槽式電解槽による電気分解システム
1 陽極
2 イオン交換膜
3 陰極
4,5 給水タンク
6,7 給水ポンプ
8,9 取水タンク
10,11 pHセンサー
12,13 燃焼板
14 陽極
15 イオン交換膜
16 イオン交換樹脂
17 イオン交換膜
18 陰極
19,20,21 給水タンク
22,23,24 給水ポンプ
25,26,27 取水タンク
28,29,30 pHセンサー
31,32 燃焼板

Claims (5)

  1. 陽極と陰極でイオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行う電気分解方法において、
    電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水又はpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することを特徴とする電気分解方法。
  2. 陽極と陰極で陽イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行ってアルカリ水を生成するアルカリ水生成方法であって、
    電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することを特徴とするアルカリ水生成方法。
  3. 陽極と陰極で陰イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行って酸性水を生成する酸性水生成方法であって、
    電解槽での電気分解後にpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給することを特徴とする酸性水生成方法。
  4. 陽極と陰極で陽イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行うことで生成するアルカリ水であって、
    電解槽での電気分解後にpH8以上のアルカリ水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給して生成したことを特徴とするアルカリ水。
  5. 陽極と陰極で陰イオン交換膜を挟んで構成した電解槽に電解質を含有しない純水だけを供給し、電解槽で純水の電気分解を行うことで生成する酸性水であって、
    電解槽での電気分解後にpH5以下の酸性水が生成される範囲の流量で純水を電解槽に供給して生成したことを特徴とする酸性水。
JP2010044831A 2010-03-02 2010-03-02 電気分解方法、アルカリ水又は酸性水生成方法、並びにアルカリ水又は酸性水 Withdrawn JP2011177659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010044831A JP2011177659A (ja) 2010-03-02 2010-03-02 電気分解方法、アルカリ水又は酸性水生成方法、並びにアルカリ水又は酸性水

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010044831A JP2011177659A (ja) 2010-03-02 2010-03-02 電気分解方法、アルカリ水又は酸性水生成方法、並びにアルカリ水又は酸性水

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011177659A true JP2011177659A (ja) 2011-09-15

Family

ID=44689794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010044831A Withdrawn JP2011177659A (ja) 2010-03-02 2010-03-02 電気分解方法、アルカリ水又は酸性水生成方法、並びにアルカリ水又は酸性水

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011177659A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150034277A (ko) 2012-07-20 2015-04-02 헬스 서포트 센터 주식회사 탁상형 수소가스 발생장치
KR101749909B1 (ko) 2017-04-07 2017-06-26 주식회사 차호 용존수소량의 증가구조를 갖는 전해조

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150034277A (ko) 2012-07-20 2015-04-02 헬스 서포트 센터 주식회사 탁상형 수소가스 발생장치
KR20160093099A (ko) 2012-07-20 2016-08-05 헬스 서포트 센터 주식회사 탁상형 수소가스 발생장치
KR101749909B1 (ko) 2017-04-07 2017-06-26 주식회사 차호 용존수소량의 증가구조를 갖는 전해조

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Shi et al. Using reverse osmosis membranes to control ion transport during water electrolysis
JP5192001B2 (ja) 水電解システムの運転方法
KR101760635B1 (ko) 초미세기포 수소기체 제조장치
EP2961863B1 (en) Electrochemical module configuration for the continuous acidification of alkaline water sources and recovery of co2 with continuous hydrogen gas production
EP2245693A1 (en) Device and method for performing a reverse electrodialysis process
JP2013194321A (ja) 酸素消費電極を用いるアルカリ金属塩化物の電気分解法
JP6366360B2 (ja) 水素分子を含有する電解還元水の製造方法およびその製造装置
JP4249693B2 (ja) 電解水生成装置の電解槽
JP5341547B2 (ja) 水電解システム
KR101863186B1 (ko) 고체염 역전기투석 장치
KR101506951B1 (ko) 레독스 흐름 전지 전해액 제조장치 및 그 제조방법
JP4249657B2 (ja) 電解水生成装置
JP2011177659A (ja) 電気分解方法、アルカリ水又は酸性水生成方法、並びにアルカリ水又は酸性水
JP2012153965A (ja) 高圧水電解装置の運転方法
TW201321310A (zh) 產生殺生物劑之方法
JP5378439B2 (ja) 水電解システム及びその運転方法
JP2012091121A (ja) 電解水製造装置
JP6587061B2 (ja) 水素水製造装置
JP2012052208A (ja) 水電解システムの運転方法
EP3628757A1 (en) Method for removing non-proton cationic impurities from an electrochemical cell and an electrochemical cell
JP6847477B1 (ja) 電解水製造装置及びこれを用いる電解水の製造方法
JP2013036068A (ja) 高圧水電解システム及びその運転方法
JP4249658B2 (ja) 電解水生成装置
US11975992B2 (en) Method of producing rinsing liquid
JPH09202986A (ja) 3室型電解槽

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20130507