JP2011176792A - 複数のプロジェクタ及び統合サーバを用いるdlpリンク・システム - Google Patents

複数のプロジェクタ及び統合サーバを用いるdlpリンク・システム Download PDF

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Abstract

【課題】三次元画像に見えるビデオ・ディスプレイを見るための表示システムを提供すること。
【解決手段】3D表示システムであって、視聴者の左目用の画像、前記視聴者の右目用の画像、及び同期信号を伝送するためのプロジェクタと、3D眼鏡の利用者が前記左目画像又は前記右画像のいずれかを見られるようにするために左及び右の表示シャッターを含む3D眼鏡であって、前記伝送された同期信号を認識するための信号センサーと、前記認識した同期信号の振幅、形、ダイナミック・レンジ、及びコントラストの少なくとも1つを変更するために前記信号センサーに操作可能なように接続された信号プロセッサと、前記左及び右の表示シャッターの動作を制御するために前記変更済みの同期信号を処理するために前記信号プロセッサに操作可能なように接続された制御装置とを含む3D眼鏡とを含む。
【選択図】図1

Description

本出願は、参照により本明細書に組み込まれている、2009年11月16日に出願された米国仮出願第61/261,663号の優先権を主張するものである。
本出願は、2008年10月20日に出願された米国意匠特許出願第29/326,498号、カーロー他、「3D眼鏡(3D Glasses)」に関し、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2008年11月17日に出願された米国仮特許出願第61/115,477号に関し、その開示は参照によって本明細書に組み込まれる。
本出願は、2009年3月13日に出願された米国意匠特許出願第29/314,202号、カーロー他、「改善された3D眼鏡(Improved 3D Glasses)」に関し、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2009年5月13日に出願された米国意匠特許出願第29/314,966号、カーロー他、「さらに改善された3D眼鏡(Further Improved 3D Glasses)」に関し、その全内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
本出願は、2009年5月18日に出願された米国仮特許出願第61/179,248号に関し、その開示全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本出願は、2009年10月20日に出願された米国仮出願第61/253,150号、代理人整理番号092847.000067号に関し、その開示は参照によって本明細書に組み込まれる。
本出願は、2009年10月20日に出願された米国仮出願第61/253,140号、代理人整理番号092847.000089号に関し、その開示は参照によって本明細書に組み込まれる。
本出願は、2009年11月16日に出願された米国仮出願第12/619,518号、代理人整理番号092847.000027号に関し、その開示は参照によって本明細書に組み込まれる。
本開示は、視聴者に三次元に見えるビデオ画像を提示するための画像処理システムに関する。
米国仮特許出願第61/261,663号 米国意匠特許出願第29/326,498号、カーロー他、「3D眼鏡(3D Glasses)」 米国仮特許出願第61/115,477号 米国意匠特許出願第29/314,202号、カーロー他、「改善された3D眼鏡(Improved 3D Glasses)」 米国意匠特許出願第29/314,966号、カーロー他、「さらに改善された3D眼鏡(Further Improved 3D Glasses)」 米国仮特許出願第61/179,248号 米国仮出願第61/253,150号 米国仮出願第61/253,140号 米国仮出願第12/619,518号
三次元画像を提供するシステムの代表的な実施例を示す図である。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図2に示す方法による動作を示す図である。 図2に示す方法による動作の代表的な実験的実施例を示す図である。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図7に示す方法による動作を示す図である。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図9に示す方法による動作を示す図である。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図11に示す方法による動作を示す図である。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図13に示す方法による動作を示す図である。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図1に示すシステムを動作させる方法の代表的な実施例を示す図である。 図1に示すシステムの3D眼鏡の代表的な実施例を示す図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡のシャッター制御装置のデジタル制御式アナログ・スイッチの概略図である。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡のシャッター制御装置のデジタル制御式アナログ・スイッチ、シャッター、及びCPUの制御信号の概略図である。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 図18、図18a、及び図18bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡のシャッター制御装置のデジタル制御式アナログ・スイッチの概略図である。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡のシャッター制御装置のデジタル制御式アナログ・スイッチの動作の概略図である。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図30、図30a、及び図30bに示す3D眼鏡の動作の代表的な実施例を示す図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の上面図である。 図44に示す3D眼鏡の背面図である。 図44に示す3D眼鏡の底面図である。 図44に示す3D眼鏡の正面図である。 図44に示す3D眼鏡の斜視図である。 図44に示す3D眼鏡のバッテリーのケーシング・カバーを操作する鍵の使用を示す斜視図である。 図44に示す3D眼鏡のバッテリーのケーシング・カバーを操作するために使用する鍵の斜視図である。 図44に示す3D眼鏡のバッテリーのケーシング・カバーの斜視図である。 図44に示す3D眼鏡の側面図である。 図44に示す3D眼鏡のケーシング・カバー、バッテリー、及びOリング・シールの斜視側面図である。 図44に示す3D眼鏡のケーシング・カバー、バッテリー、及びOリング・シールの斜視底面図である。 図44に示す眼鏡の代替的実施例及び図50に示すケーシング・カバーを操作するために使用する鍵の代替的実施例の斜視図である。 1つ又は複数の代表的な実施例で使用される信号センサーの代表的な実施例の概略図である。 図56の信号センサーとともに使用するのに適した代表的なデータ信号を示す図である。 3D眼鏡で使用する同期信号を調整するためのシステムの代表的な実施例のブロック図である。 3D眼鏡で使用する同期信号を調整するためのシステムの代表的な実施例のブロック図である。 図58及び図59に示すシステムの動作の代表的な実験結果を示す図である。 図58及び図59に示すシステムの動作の代表的な実験結果を示す図である。 図58及び図59に示すシステムの動作の代表的な実験結果を示す図である。 図58及び図59に示すシステムの動作の代表的な実験結果を示す図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 3D眼鏡の代表的な実施例の概略図である。 3D眼鏡で使用する同期信号を調整するためのシステムの代表的な実施例のブロック図である。 3D眼鏡をかけている利用者が3D画像を見るためのシステムの代表的な実施例のブロック図である。 3D眼鏡とともに使用する表示システムの代表的な実施例のブロック図である。 3D眼鏡とともに使用する表示システムの代表的な実施例のブロック図である。 図63及び図64に示す表示システムの動作の代表的な実施例を示す図である。 図63及び図64に示す表示システムの動作の代表的な実施例を示す図である。 図63及び図64に示す表示システムの動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図63及び図64に示す表示システムの動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図63及び図64に示す表示システムの動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。 図63及び図64に示す表示システムの動作の代表的な実施例のフロー・チャートである。
図面及び以下の記述では、明細書と図面を通して同じ部分は、それぞれ同じ参照番号を使って示している。図面は必ずしも縮尺されたものではない。本発明の特定の特徴は、縮尺又はやや図式的な形に誇張して示されている場合があり、また、明瞭さと簡潔さのために、従来の要素の詳細には一部示されていない部分がある。本発明は、他の形式の実施例も可能である。特定の実施例は詳細に記述して図面に示すが、本開示は、本発明の原理の例示として考えられるべきものであり、本明細書に図示及び記述した内容に本発明を限定することを意図するものではないことを理解されたい。望ましい結果を得るために、以下に記述する実施例の異なる教示を別々に又は適切に組み合わせて用いることができることを十分に認識されたい。上記の様々な特性とともに、以下に詳細に記述する他の特徴及び特性は、以下に示す実施例の詳細を読み、添付の図面を参照することによって、当業者であれば容易に理解されるであろう。
最初に図1を参照すると、映画の画面102上に三次元(「3D」)映画を表示するためのシステム100は、左シャッター106及び右シャッター108を持つ1対の3D眼鏡104を含む。代表的な実施例では、3D眼鏡104はフレームを含み、シャッター106及び108は、フレーム内に取り付けられて支持される左及び右の表示レンズとして提供される。
代表的な実施例では、シャッター106及び108は、セルが不透明から透明になるときに開く液晶セルであり、セルが透明から不透明になるときに閉じる。この場合、透明とは、映画の画面102上に投影された画像を3D眼鏡104の利用者が見るのに十分な光を通すことと定義される。代表的な実施例では、3D眼鏡104の利用者は、3D眼鏡104のシャッター106及び/又は108の液晶セルが25から30パーセント伝送可能になったときに、映画の画面102上に投影された画像を見ることができる。このように、シャッター106及び/又は108の液晶セルは、液晶セルが25から30パーセント伝送可能になったときに開いていると見なされる。また、シャッター106及び/又は108の液晶セルは、液晶セルが開いているときに、25から30パーセントを超える光を伝送させることができる。
代表的な実施例では、3D眼鏡104のシャッター106及び108は、たとえばMerck MLC6080など、低粘度で高屈折率の液晶材料を利用するパイセル(PI−cell)構成を用いる液晶セルを含む。代表的な実施例では、緩和状態において1/2波リターダー(retarder)を形成するように、パイセルの厚さが調整される。代表的な実施例では、完全な緩和でなくても1/2波状態が達成されるように、パイセルはより厚く作られる。適切な液晶材料の1つはMerckが製造するMLC6080であるが、十分に高い光学的異方性、低い回転粘度及び/又は複屈折を持つ任意の液晶を使用することができる。また、3D眼鏡104のシャッター106及び108は、たとえば、4ミクロンのギャップなど、小さなセル・ギャップを使用することができる。さらに、十分に高い屈折率及び低粘度を持つ液晶は、3D眼鏡104のシャッター106及び108に使用するのに適している場合がある。
代表的な実施例では、3D眼鏡104のシャッター106及び108のパイセルは、電気制御複屈折(「ECB」)原理に基づいて機能する。複屈折とは、無電圧又は小さなキャッチング電圧(catching voltage)が印加されたときに、パイセル分子の長寸法に平行な偏光を有する光に対して及び長寸法に垂直な偏光を有する光に対して、パイセルが異なる屈折率を持つことを意味する(no及びne)。差no−ne=Δnは光学的異方性である。dがセルの厚さである場合、Δn×dは光学的厚さである。Δn×d=1/2λの場合、セルが偏光子の軸に45°に配置されると、パイセルは1/2波リターダーとして機能する。このため、厚さだけでなく光学的厚さが重要である。代表的な実施例では、3D眼鏡104のシャッター106及び108のパイセルは、光学的に非常に厚く作られ、Δn×d>1/2λとなる。光学的異方性が高ければ、セルが薄くなることを意味する。つまりセルの緩和が速くなる。代表的な実施例では、電圧が印加されると3D眼鏡104の長軸のシャッター106及び108のパイセルの分子は基板に垂直であるため(ホメオトロピック配向:homeotropic alignment)、この状態では複屈折はなく、偏光子は伝送軸が交差しているため光は伝送されない。代表的な実施例では、交差した偏光子を有するパイセルはノーマリー・ホワイト・モードで機能すると言われており、電圧が印加されていないときに光を伝送させる。偏光子の伝送軸が互いに平行に配置されたパイセルは、ノーマリー(normally)・ブラック・モードで機能する。つまり、電圧が印加されたときに光を伝送させる。
代表的な実施例では、高電圧がパイセルから除かれると、シャッター106及び/又は108が開き始める。これは緩和過程であり、パイセルの液晶(「LC」)分子が平衡状態に戻ること、つまり分子が配向層、つまり基板のラビング(rubbing)方向と整列することを意味する。パイセルの緩和時間は、セルの厚さ及び液体の回転粘度によって変わる。
一般的に、パイセルが薄いほど、緩和は高速になる。代表的な実施例では、重要なパラメータはパイセル・ギャップd自体ではなく、積Δndである。ここで、ΔnはLC液体の複屈折である。代表的な実施例では、開状態において最大の光伝送を提供するために、パイセルΔndの正面の光学的遅れはλ/2であるべきである。複屈折が高いほどセルは薄くなり、セル緩和が高速になる。低い回転粘度及びより高い複屈折を有する可能な限り高速の切換流体を提供するために、−Δn(EM industriesによるMLC 6080など)が使用される。
代表的な実施例では、低い回転粘度及びより高い複屈折を有する切換流体をパイセルに使用することに加えて、不透明から透明な状態への高速な切り替えを達成するために、1/2波状態が完全な緩和でなくても達成されるように、パイセルは光学的に非常に厚く作られる。通常は、緩和状態において、1/2波リターダーを形成するようにパイセルの厚さが調整される。しかし、1/2波状態が完全な緩和でなくても達成されるように、パイセルを光学的に非常に厚く作ると、不透明から透明な状態に高速に切り替えられるようになる。このようにして、代表的な実験的実施例において、予期しない結果となった従来技術のLCシャッター装置と比べて、代表的な実施例のシャッター106及び108では、開くときの速度が改善されている。
代表的な実施例では、次に、キャッチ電圧(catch voltage)を使用して、パイセルのLC分子が回転しすぎる前に、パイセルのLC分子の回転を止めることができる。このようにパイセルのLC分子の回転を止めることによって、光伝送がピーク値又はピーク値の近くに保持される。
代表的な実施例では、システム100は、中央制御装置(「CPU」)110aを持ち、信号を映画の画面102に伝送する信号発信機110をさらに含む。代表的な実施例では、伝送された信号は、映画の画面102に反射されて信号センサー112に向かう。伝送される信号は、たとえば、赤外線(「IR」)信号、可視光線信号、複数の有色信号、又は白色光の1つ又は複数でもよい。いくつかの実施例では、伝送される信号は信号センサー112に直接伝送されるため、映画の画面102に反射されない場合がある。いくつかの実施例では、伝送される信号は、たとえば、映画の画面102に反射されない無線周波数(「RF」)信号でもよい。
信号センサー112は、操作可能なようにCPU114に接続される。代表的な実施例では、信号センサー112は伝送された信号を検出し、信号の存在をCPU114に伝える。CPU110a及びCPU114はそれぞれ、たとえば、汎用プログラマブル制御装置、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、アナログ制御装置、ローカル制御装置、分散制御装置、プログラム可能な状態制御装置、及び/又は前述の装置の1つ又は複数の組み合わせを含むことができる。
CPU114は、シャッター制御装置の動作を監視及び制御するために、左シャッター制御装置116及び右シャッター制御装置118に操作可能なように接続される。代表的な実施例では、左及び右のシャッター制御装置116及び118は、次に、左及び右のシャッターの動作を監視及び制御するために、3D眼鏡104の左及び右のシャッター106及び108に操作可能なように接続される。シャッター制御装置116及び118は、たとえば、汎用プログラマブル制御装置、ASIC、アナログ制御装置、アナログ又はデジタル・スイッチ、ローカル制御装置、分散制御装置、プログラム可能な状態制御装置、及び/又は前述の装置の1つ又は複数の組み合わせを含むことができる。
バッテリー120は、少なくともCPU114に操作可能なように接続され、1つ又は複数のCPU、信号センサー112、及び3D眼鏡104のシャッター制御装置116及び118を作動させるための電力を提供する。バッテリー・センサー122は、バッテリーに残っている電力量を監視するために、CPU114及びバッテリー120に操作可能なように接続される。
代表的な実施例では、CPU114は、信号センサー112、シャッター制御装置116及び118、並びにバッテリー・センサー122の1つ又は複数の動作を監視及び/又は制御することができる。或いは、又は加えて、信号センサー112、シャッター制御装置116及び118、並びにバッテリー・センサー122の1つ又は複数は、個別の専用制御装置及び/又は複数の制御装置を含み、また、これらは信号センサー112、シャッター制御装置116及び118、並びにバッテリー・センサー122の1つ又は複数を監視及び/又は制御してもしなくてもよい。或いは、又は加えて、CPU114の動作は、3D眼鏡104の他の要素の1つ又は複数の少なくとも部分的に分散することができる。
代表的な実施例では、信号センサー112、CPU114、シャッター制御装置116及び118、バッテリー120、並びにバッテリー・センサー122は、3D眼鏡104のフレーム内に取り付けられて支持される。映画の画面102が映画館内に配置される場合、映画の画面に1つ又は複数のビデオ画像を投影するために、プロジェクタ130を提供することができる。代表的な実施例では、信号発信機110は、プロジェクタ130の近くに配置することも、又は内側に含めることもできる。代表的な実施例では、プロジェクタ130は、たとえば、電子プロジェクタ装置、電気機械式プロジェクタ装置、フィルム映写機、デジタル・ビデオ・プロジェクタ、又は映画の画面102上に1つ又は複数のビデオ画像を表示するためのコンピュータ・ディスプレイの1つ又は複数を含むことができる。或いは、又は映画の画面102に加えて、テレビ(「TV」)又は他の映像表示機器を使用することもできる。他の映像表示機器とは、たとえば、薄型テレビ、プラズマ・テレビ、LCDテレビ、又は、たとえば、3D眼鏡104に信号を送るための信号発信機110又は追加の信号発信機を含み、ディスプレイ装置の表示面の近く及び/又は内部に配置できる、3D眼鏡の利用者が見る画像を表示するための他のディスプレイ装置などのことである。
代表的な実施例では、システム100が動作する間に、CPU114は、信号発信機110から信号センサー112によって受信された信号の機能として、及び/又はバッテリー・センサー122からCPUによって受信された信号の機能として、3D眼鏡104のシャッター106及び108の動作を制御する。代表的な実施例では、CPU114は、左シャッター106を開くように左シャッター制御装置116に指示することができ、かつ/又は右シャッター108を開くように右シャッター制御装置118に指示することができる。
代表的な実施例では、シャッター制御装置116及び118は、シャッターの液晶セル全体に電圧を印加することによって、シャッター106及び108の動作をそれぞれ制御する。代表的な実施例では、シャッター106及び108の液晶セル全体に印加された電圧は、負と正とが交互に入れ替わる。代表的な実施例では、印加電圧が正か負かにかかわらず、シャッター106及び108の液晶セルは同じように開閉する。印加電圧を交互に入れ替えることで、シャッター106及び108の液晶セルの材料が、セルの表面上でプレート・アウト(plating out)するのを防ぐ。
代表的な実施例では、システム100が動作する間に、図2及び図3に示すように、システムは左及び右シャッター方法200を実装し、202aにおいて、左シャッター106が閉じて右シャッター108が開く場合、202bにおいて、シャッター制御装置116及び118によって、それぞれ高電圧202baが左シャッター106に印加され、無電圧202bbの後に小さなキャッチ電圧202bcが右シャッター108に印加される。代表的な実施例では、高電圧202baを左シャッター106に印加すると左シャッターが閉じ、無電圧を右シャッター108に印加すると右シャッターが開き始める。代表的な実施例では、小さなキャッチ電圧202bcを右シャッター108に続けて印加することで、右シャッター108が開いている間に右シャッターの液晶が回転しすぎるのを防ぐことができる。その結果、202bでは、左シャッター106は閉じられて、右シャッター108は開かれる。
202cにおいて、左シャッター106が開き、右シャッター108が閉じると、202dにおいて、シャッター制御装置118及び116によって、それぞれ高電圧202daが右シャッター108に印加され、無電圧202dbの後に小さなキャッチ電圧202dcが左シャッター106に印加される。代表的な実施例では、高電圧202daを右シャッター108に印加すると右シャッターが閉じ、無電圧を左シャッター106に印加すると左シャッターが開き始める。代表的な実施例では、小さなキャッチ電圧202dcを左シャッター106に続けて印加することで、左シャッター106が開いている間に左シャッターの液晶が回転しすぎるのを防ぐことができる。その結果、202dでは、左シャッター106は開かれて、右シャッター108は閉じられる。
代表的な実施例では、202b及び202dに使用されるキャッチ電圧の大きさは、202b及び202dに使用される高電圧の大きさの約10から20%までに及ぶ。
代表的な実施例では、システム100が動作する間、方法200の間に、202bで左シャッター106が閉じられ、右シャッター108が開かれている間に、ビデオ画像が右目に対して表示され、202dで左シャッター106が開かれ、右シャッター108が閉じられている間に、ビデオ画像が左目に対して表示される。代表的な実施例では、ビデオ画像は、映画館の画面102、LCDテレビの画面、デジタル・ライト・プロセッシング(「DLP」)テレビ、DLPプロジェクタ、プラズマ・スクリーンなどの1つ又は複数に表示することができる。
代表的な実施例では、DLPプロジェクタには、Texas Instrumentsから市販されている、従来の1チップDLP投影システム及び/又は従来の3チップDLP投影システムが組み込まれている。
代表的な実施例では、システム100が動作する間に、CPU114は、各シャッター106及び108が、該当するシャッター及び視聴者の目を対象とする画像が表示されると同時に開くように指示する。代表的な実施例では、同期信号を使用して、適切なときにシャッター106及び108を開かせる。
代表的な実施例では、同期信号は信号発信機110によって伝送され、同期信号は、たとえば、赤外線を含むことができる。代表的な実施例では、信号発信機110は同期信号を反射面に伝送し、この面は3D眼鏡104のフレーム内に配置され取り付けられた信号センサー112に対して信号を反射する。反射面は、たとえば、映画館の画面102又は映画の画面上又は映画の画面の近くに配置された他の反射装置でもよく、一般的に、3D眼鏡104の利用者は映画を見ている間に反射板に面している。代表的な実施例では、信号発信機110は、同期信号をセンサー112に直接送信することができる。代表的な実施例では、信号センサー112は、3D眼鏡104のフレームに取り付けられて支持されたフォト・ダイオードを含むことができる。
同期信号は、左及び右のレンズの各シャッター・シーケンス200の初めにパルスを提供することができる。同期信号は、より頻度を高くして、たとえば、各シャッター106又は108を開くことを指示するパルスを提供することができる。同期信号は、より頻度を低くして、たとえば、シャッター・シーケンス200を1回ごと、シャッター・シーケンスを5回ごと、又はシャッター・シーケンスを100回ごとにパルスを提供することができる。CPU114は、同期信号がない状態でも適切なシャッター・シーケンスを維持するために内部タイマーを持つことができる。
代表的な実施例では、シャッター106及び108において粘性の液晶材料及び狭いセル・ギャップを組み合わせることで、光学的に非常に厚いセルを得ることができる。電圧が印加されると、シャッター106及び108の液晶は光伝送を妨げる。印加電圧を取り除くと、シャッター106及び108の液晶内の分子は回転して配向層の向きへと戻る。配向層は、光が伝送できるように液晶セル内の分子の向きを合わせる。光学的に非常に厚い液晶セルでは、電力を取り除くと液晶分子は急速に回転するため、光伝送が急速に増加するが、分子が回転しすぎるため光伝送は減少する。液晶セル分子の回転が始まってから光伝送が安定するまで、つまり液晶分子の回動が止まるまでの時間が、本当のスイッチング時間である。
代表的な実施例では、シャッター制御装置116及び118が小さなキャッチ電圧をシャッター106及び108に印加すると、回転しすぎる前に、このキャッチ電圧によってシャッターの液晶セルの回転が止められる。回転しすぎる前に、シャッター106及び108の液晶セル内の分子の回転を止めることによって、シャッターの液晶セル内の分子を通過する光伝送は、ピーク値又はピーク値の近くに維持される。このため、有効なスイッチング時間は、シャッター106及び108の液晶セルが回転を始めてから、液晶セルの分子の回転が、光透過のピーク又はその近くで止まるまでである。
図4を参照すると、伝送率はシャッター106又は108を通して伝送された光量を指し、ここで伝送値1は、シャッター106又は108の液晶セルを通した光伝送の最大又は最大に近いポイントを指す。このため、シャッター106又は108が光の最大37%を伝送させる際に、伝送レベル1は、シャッター106又は108が利用可能な光の最大、つまり37%を伝送させていることを示す。もちろん、使用される特定の液晶セルによって、シャッター106又は108によって伝送される光の最高量は、たとえば、33%、30%、又はその前後など任意の量が可能である。
図4に示すように、代表的な実験的実施例において、方法200の動作の間に、シャッター106又は108が動作されて光伝送400が測定された。シャッター106又は108の代表的な実験的実施例において、シャッターは約0.5ミリ秒で閉じ、シャッター・サイクルの前半を通じて約7ミリ秒間閉じた状態にあり、シャッターは最大光伝送の約90%まで約1ミリ秒間開き、その後、シャッターは約7ミリ秒間開いた状態にあり、その後、閉じた。比較として、方法200の動作の間に市販のシャッターも動作させると光伝送402を示した。本明細書に記載の代表的な実施例のシャッター106及び108の光伝送は、図4に示すように、方法200の動作の間に、約1ミリ秒で約25から30パーセントの伝送率、つまり最大光伝送の約90%に達した。これに対して、従来技術のシャッターは、図4に示すように、約2.5ミリ秒後に約25から30パーセントの伝送率、つまり最大光伝送の約90%に達するのみであった。このように、本代表的な実施例のシャッター106及び108は、市販のシャッターより大幅に反応の良い動作を提供した。これは予期しない結果であった。
図5を参照すると、代表的な実施例において、システム100は方法500の動作を実装し、502において、信号センサー114は、赤外線同期(「同期」)パルスを信号発信機110から受信する。504において、3D眼鏡104が実行モードにない場合、506において、CPU114は3D眼鏡104がオフ・モードにあるかどうかを判断する。506において、3D眼鏡104がオフ・モードにないとCPU114が判断すると、508において、CPU114は通常の処理を継続し、その後、502に戻る。506において、3D眼鏡104がオフ・モードにあるとCPU114が判断すると、510において、CPU114は同期インバーター(「SI」)及び確認フラグをクリアして、暗号化された次の信号に対してCPU114を準備して、512において、シャッター106及び108のウォーム・アップ・シーケンスを開始し、通常の動作508を続けてから502に戻る。
504において、3D眼鏡104が実行モードにある場合、514において、CPU114は3D眼鏡104が暗号化用に既に構成されているかどうかを判断する。514において、3D眼鏡104が暗号化用に既に構成されている場合は、508において、CPU114は通常の動作を継続し、502に進む。514において、3D眼鏡104が暗号化用にまだ構成されていない場合は、516において、CPU114は入力信号が3パルス同期信号かどうかを判断するためにチェックする。516において、入力信号が3パルス同期信号でない場合は、508において、CPU114は通常の動作を継続し、502に進む。516において、入力信号が3パルス同期信号である場合は、518において、信号センサー112を使用して、CPU114は信号発信機110から構成データを受信する。次に、520において、CPU114は、受信した構成データを解読して有効かどうかを判断する。520において、受信した構成データが有効な場合は、522において、CPU114は新しい構成ID(「CONID」)が以前のCONIDに一致するかどうかをチェックする。代表的な実施例では、以前のCONIDは、たとえば、3D眼鏡104の製造又は再構築の間に、CPU114に操作可能なように接続された不揮発性メモリ装置など、メモリ装置に格納することができる。522において、新しいCONIDが以前のCONIDに一致しない場合は、524において、CPU114は、3D眼鏡104のシャッター106及び108がクリア・モードに入るように指図する。522において、新しいCONIDが以前のCONIDに一致する場合は、526において、三次元画像を見るために、CPU114は、ノーマル・モードのシャッター・シーケンスをトリガするSIフラグ及びCONIDフラグを設定する。
代表的な実施例では、実行モード又はノーマル・モードにおいて、3D眼鏡104は完全に使用可能である。代表的な実施例では、オフ・モードにおいて、3D眼鏡は使用可能ではない。代表的な実施例では、ノーマル・モードにおいて、3D眼鏡は使用可能であり、方法200を実装することができる。
代表的な実施例では、信号発信機110は、映画館のプロジェクタ130の近くに配置することができる。代表的な実施例では、他の機能の中でも信号発信機110は、同期信号(「sync signal」)を3D眼鏡104の信号センサー112に送信する。信号発信機110は、代わりに、又は加えて、映画館のプロジェクタ130、及び/又は任意のディスプレイ、及び/又は任意のエミッタ装置から同期信号を受信することができる。代表的な実施例では、暗号化信号は、正しい暗号化信号を含まない信号発信機110を用いて3D眼鏡104が動作するのを防ぐために使用することができる。さらに、代表的な実施例では、暗号化された送信機信号は、暗号化された信号を受信して処理するための装備を持たない3D眼鏡104を適切に作動させない。代表的な実施例では、信号発信機110は、暗号化データを3D眼鏡104に送信することもできる。
図6を参照すると、代表的な実施例では、動作している間に、システム100は方法600の動作を実施し、602において、システムは、602において電力が投入されたために信号発信機110がリセットされたかどうかを判断する。602において電力が投入されたために信号発信機110がリセットされた場合は、604において、信号発信機は新しいランダムな同期反転フラグを生成する。602において、信号発信機110が電源投入時リセット条件を満たしていなかった場合は、信号発信機110のCPU110aは、606において、同じ同期符号化があらかじめ定めた時間を超えて使用されたかどうかを判断する。代表的な実施例では、606のあらかじめ定めた時間は、4時間若しくは典型的な映画の長さ、又はその他の適切な時間の長さでもよい。606において、同じ同期符号化が4時間を超えて使用された場合は、604において、信号発信機110のCPU110aは新しい同期反転フラグを生成する。
次に、信号発信機110のCPU110aは、608において、信号発信機がプロジェクタ130からまだ信号を受信しているかどうかを判断する。608において、信号発信機110がプロジェクタ130からもう信号を受信していない場合は、610において、信号発信機110は独自の内部同期発生器を使用して、適切なときに同期信号を信号センサー112に送信し続けることができる。
動作している間に、信号発信機110は、たとえば、2パルス同期信号と3パルス同期信号とを交互に入れ替えることができる。代表的な実施例では、2パルス同期信号は、左シャッター108を開くように3D眼鏡104に指図し、3パルス同期信号は、右シャッター106を開くように3D眼鏡104に指図する。代表的な実施例では、信号発信機110は、n番目の各信号の後に暗号化信号を送信することができる。
612において、3パルス同期信号を送信するべきであると信号発信機110が判断した場合、614において、信号発信機は最後の暗号化サイクル以降の信号数を判断する。代表的な実施例では、信号発信機110は、10個の信号ごとに1度だけ暗号化信号を送信する。しかし、代表的な実施例では、暗号化信号の間に、より多い、又はより少ない信号サイクルがあってもよい。614において、これがn番目の3パルス同期ではないと信号発信機110のCPU110aが判断した場合は、616において、CPUは標準の3パルス同期信号を送信するように信号発信機に指図する。同期信号がn番目の3パルス信号である場合は、618において、信号発信機110のCPU110aはデータを暗号化し、620において、構成データが組み込まれた3パルス同期信号を送信する。612において、3パルス同期信号を送信するべきでないと信号発信機110が判断した場合は、622において、信号発信機は2パルス同期信号を送信する。
図7及び図8を参照すると、代表的な実施例では、システム100が動作する間に、信号発信機110は方法700の動作を実装し、同期パルスは符号化された構成データに組み合わされて、信号発信機110によって伝送される。特に、信号発信機110は、クロック信号800を生成するファームウェア内部クロックを含む。702において、信号発信機110のCPU110aは、クロック信号800がクロック・サイクル802の先頭にあるかどうかを判断する。702において、信号発信機110のCPU110aが、クロック信号800がクロック・サイクルの先頭にあると判断した場合、704において、信号発信機のCPUは構成データ信号804がハイかローかをチェックする。構成データ信号804がハイの場合は、706において、データ・パルス信号806はハイ値に設定される。構成データ信号804がローの場合は、708において、データ・パルス信号806はロー値に設定される。代表的な実施例では、データ・パルス信号806は既に同期信号を含んでいてもよい。このようにして、710において、データ・パルス信号806は同期化信号と組み合わされて、710において信号発信機110によって伝送される。
代表的な実施例では、構成データ信号804の暗号化された形式は、各同期信号シーケンスの間、あらかじめ定めた同期信号シーケンス数の後、同期信号シーケンスに組み込んで、同期信号シーケンスに重ね書きして、又は同期信号シーケンスと組み合わせて、暗号化動作の前又は後に送信することができる。さらに、構成データ信号804の暗号化された形式は、2若しくは3パルス同期信号のいずれかで送信することも、又は両方で送信することも、又は他の任意数のパルスの信号で送信することもできる。これに加えて、暗号化された構成データは、伝送の開始又は終了において同期信号を暗号化するかどうかに関係なく、同期信号シーケンスの伝送の間に伝送することができる。
代表的な実施例では、構成データ信号804の符号化は、同期信号シーケンスの有無にかかわらず、たとえばマンチェスタ符号化を使用して提供することができる。
図2、図5、図8、図9、及び10を参照すると、代表的な実施例では、システム100が動作する間に、3D眼鏡104は方法900の動作を実装し、902において、3D眼鏡104のCPU114はウェイク・アップ・モードのタイム・アウトをチェックする。代表的な実施例では、902のウェイク・アップ・モードのタイム・アウトの存在は、2秒又は他のあらかじめ定めた時間ごとに発生する100ミリ秒の期間のハイ・パルス902aaを持つクロック信号902aによって提供される。代表的な実施例では、ハイ・パルス902aaの存在は、ウェイク・アップ・モードのタイム・アウトを示す。
902において、CPU114がウェイク・アップのタイム・アウトを検出した場合、904において、CPUは信号センサー112を使用して、同期信号の有無をチェックする。904において、CPU114が同期信号を検出した場合、906において、CPUは3D眼鏡104をクリア・モードの動作に設定する。代表的な実施例では、クリア・モードの動作では、3D眼鏡は、同期パルスの受信、並びに/又は構成データ804の処理方法200及び500の1つ若しくは複数の少なくとも一部を実施する。代表的な実施例では、クリア・モードの動作では、3D眼鏡は、少なくとも以下に記述した方法1300の動作を提供することができる。
904において、CPU114が同期信号を検出しなかった場合は、908において、CPUは3D眼鏡104をオフ・モードの動作に設定し、902において、CPUはウェイク・アップ・モードタイム・アウトをチェックする。代表的な実施例では、オフ・モードの動作では、3D眼鏡は、ノーマル・モード又はクリア・モードの動作の特徴を提供しない。
代表的な実施例では、3D眼鏡がオフ・モード又はクリア・モードのいずれかにあるときに、方法900は3D眼鏡104によって実装される。
図11及び図12を参照すると、代表的な実施例では、システム100が動作する間に、3D眼鏡104はウォーム・アップ方法1100の動作を実装し、1102において、3D眼鏡のCPU114は、3D眼鏡の電源投入をチェックする。代表的な実施例では、利用者が電源スイッチを作動させることによって、又は自動ウェイクアップ・シーケンスによって、3D眼鏡104の電源を投入することができる。3D眼鏡104に電源投入する場合には、3D眼鏡のシャッター106及び108は、たとえば、ウォーム・アップ・シーケンスを必要とすることがある。一定期間電力を持たないシャッター106及び108の液晶セルの分子は、不定状態(indefinite state)にある可能性がある。
1102において、3D眼鏡104のCPU114が3D眼鏡の電源投入を検出した場合は、1104において、CPUは交流電圧信号1104a及び1104bをシャッター106及び108にそれぞれ印加する。代表的な実施例では、シャッター106及び108に印加される電圧は、シャッターの液晶セルのイオン化問題を回避するために、正のピーク値と負のピーク値とが交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、電圧信号1104a及び1104bは、少なくとも部分的に互いに位相外れである。或いは、電圧信号1104a及び1104bは、同相又は完全に位相外れでもよい。代表的な実施例では、電圧信号1104a及び1104bの一方又は両方は、ゼロ電圧とピーク電圧とを交互に入れ替えることができる。代表的な実施例では、シャッターの液晶セルが一定の動作状態に設定されるように、他の形式の電圧信号をシャッター106及び108に印加することができる。代表的な実施例では、電圧信号1104a及び1104bをシャッター106及び108に印加すると、同時又は別のときにシャッターが開閉される。或いは、電圧信号1104a及び1104bを印加することで、シャッター106及び108は常に閉じられる。
電圧信号1104a及び1104bをシャッター106及び108に印加している間に、1106において、CPU114はウォーム・アップのタイム・アウトをチェックする。1106において、CPU114がウォーム・アップのタイム・アウトを検出した場合、1108において、CPUは電圧信号1104a及び1104bをシャッター106及び108に印加するのを止める。
代表的な実施例では、1104及び1106において、CPU114は、シャッターの液晶セルを始動させるのに十分な期間にわたって、電圧信号1104a及び1104bをシャッター106及び108に印加する。代表的な実施例では、CPU114は、電圧信号1104a及び1104bをシャッター106及び108に2秒のタイム・アウト期間で印加する。代表的な実施例では、電圧信号1104a及び1104bの最大値は14ボルトでもよい。代表的な実施例では、1106におけるタイム・アウト期間は2秒でもよい。代表的な実施例では、電圧信号1104a及び1104bの最大値は、14ボルトより大きくても、又は小さくてもよく、タイム・アウト期間は、より長くても短くてもよい。代表的な実施例では、方法1100の間に、CPU114は、映画を見るために使用されるのとは異なる速さでシャッター106及び108を開閉することができる。代表的な実施例では、1104において、シャッター106及び108に印加される電圧信号1104a及び1104bは、映画を見るために使用されるのとは異なる速さで交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、1104において、シャッター106及び108に印加される電圧信号は交互に入れ替えられず、ウォーム・アップ期間の間に一定に印加されるため、シャッターの液晶セルは、ウォーム・アップ期間全体にわたって不透明の状態に維持することができる。代表的な実施例では、ウォーム・アップ方法1100は、同期信号の存在にかかわらず実行することができる。このようにして、方法1100は、3D眼鏡104に対してウォーム・アップ・モードの動作を提供する。代表的な実施例では、ウォーム・アップ方法1100を実装した後に、3D眼鏡はノーマル実行モードの動作に設定され、方法200を実装することができる。或いは、代表的な実施例では、ウォーム・アップ方法1100を実装した後に、3D眼鏡はクリア・モードの動作に設定され、以下に記述した方法1300を実施することができる。
図13及び図14を参照すると、代表的な実施例では、システム100が動作する間に、3D眼鏡104は方法1300の動作を実装し、1302において、CPU114は、信号センサー112によって検出された同期信号が有効か無効かをチェックする。1302において、同期信号が無効であるとCPU114が判断した場合は、1304において、CPUは電圧信号1304a及び1304bを3D眼鏡104のシャッター106及び108に印加する。代表的な実施例では、シャッター106及び108に印加される電圧は、シャッターの液晶セルのイオン化問題を回避するために、正のピーク値と負のピーク値とが交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、電圧信号1104a及び1104bの一方又は両方は、ゼロ電圧とピーク電圧とを交互に入れ替えることができる。代表的な実施例では、3D眼鏡104の利用者がシャッターを通して正常に見られるように、シャッターの液晶セルが開いた状態を維持するように、他の形式の電圧信号をシャッター106及び108に印加することができる。代表的な実施例では、電圧信号1104a及び1104bをシャッター106及び108に印加すると、シャッターが開く。
電圧信号1304a及び1304bをシャッター106及び108に印加している間に、1306において、CPU114はクリアのタイム・アウトをチェックする。1306において、CPU114がクリアのタイム・アウトを検出した場合、1308において、CPUは電圧信号1304a及び1304bをシャッター106及び108に印加するのを止める。
このようにして、代表的な実施例では、3D眼鏡104が有効な同期信号を検出しなかった場合、クリア・モードの動作に移って方法1300を実装することができる。クリア・モードの動作において、代表的な実施例では、視聴者が3D眼鏡のシャッターを通して正常に見られるように、3D眼鏡104のシャッター106及び108は開いた状態を維持する。代表的な実施例では、定電圧が印加され、正と負とが交互に入れ替えられて、3D眼鏡のシャッター106及び108の液晶セルを透明な状態に維持する。定電圧は、たとえば2〜3ボルトの範囲でもよいが、定電圧は、適切に透明なシャッターを維持するのに適した他の電圧でもよい。代表的な実施例では、3D眼鏡104のシャッター106及び108は、3D眼鏡が暗号化信号を確認できるまで、透明な状態を維持することができる。代表的な実施例では、3D眼鏡のシャッター106及び108は、3D眼鏡の利用者が正常に見ることができる速さで、交互に開閉することができる。
このようにして、方法1300は、3D眼鏡104の動作をクリアする方法を提供し、それによってクリア・モードの動作を提供する。
図15を参照すると、代表的な実施例では、システム100が動作する間に、3D眼鏡104は、バッテリー120を監視する方法1500を実装し、1502において、3D眼鏡のCPU114は、バッテリー・センサー122を使用してバッテリーの残存耐用寿命を判断する。1502において、バッテリー120の残存耐用寿命が十分ではないと3D眼鏡のCPU114が判断した場合、1504において、CPUは低バッテリー寿命状態を告げる指示を提供する。
代表的な実施例では、不適切な残存バッテリー寿命は、たとえば、3時間未満の任意の期間の場合がある。代表的な実施例では、十分な残存バッテリー寿命は、3D眼鏡のメーカーが事前設定したり、かつ/又は、3D眼鏡の利用者がプログラムしたりすることができる。
代表的な実施例では、1504において、3D眼鏡104のCPU114は、3D眼鏡のシャッター106及び108をゆっくり明滅させる、3D眼鏡の利用者に見える適度な速さでシャッターを同時に明滅させる、インジケータ・ライトを点滅させる、可聴音を生成する、などの方法によって、低バッテリー寿命状態を示す。
代表的な実施例では、残存バッテリー寿命が所定期間にわたり持続するのに不十分であると3D眼鏡104のCPU114が検出した場合は、1504において、3D眼鏡のCPUは低バッテリー状態を示し、利用者が3D眼鏡を作動させるのを防ぐ。
代表的な実施例では、3D眼鏡104のCPU114は、3D眼鏡がクリア・モードの動作に移行するたびに、残存バッテリー寿命が十分かどうかを判断する。
代表的な実施例では、少なくともあらかじめ定めた適切な時間にわたってバッテリーが持続すると3D眼鏡のCPU114が判断した場合は、3D眼鏡は正常に動作し続ける。正常に作動するとは、5分間クリア・モードの動作にとどまりながら、信号発信機110からの有効な信号をチェックして、3D眼鏡104が、信号発信機からの有効信号をチェックするために定期的にウェイク・アップするオフ・モードに移ることを含む。
代表的な実施例では、3D眼鏡104のCPU114は、3D眼鏡を止める直前に低バッテリー状態をチェックする。代表的な実施例では、バッテリー120があらかじめ定めた適切な残存寿命の間持続しない場合は、シャッター106及び108がゆっくり明滅し始める。
代表的な実施例では、バッテリー120があらかじめ定めた適切な残存寿命の間持続しない場合は、シャッター106及び/又は108は不透明な状態に設定され、つまり、液晶セルは2秒間閉じた状態になり、その後、透明な状態に設定され、つまり、液晶セルは1/10秒にわたって開かれる。シャッター106及び/又は108が閉じ開く時間は、任意の時間でもよい。
代表的な実施例では、3D眼鏡104は、ウォーム・アップの間、通常操作の間、クリア・モードの間、電力オフ・モードの間、又は状態を移行するときなど、任意のときに低バッテリー状態をチェックすることができる。代表的な実施例では、視聴者が映画を見ている可能性がある最中に低バッテリー寿命状態が検出された場合は、3D眼鏡104は、直ちに低バッテリー状態を示さない場合がある。
いくつかの実施例では、3D眼鏡104のCPU114が低バッテリー・レベルを検出した場合、利用者は3D眼鏡の電源を入れることができない。
図16を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡が適切に動作していることを確認するために、テスター1600を3D眼鏡104の近くに配置することができる。代表的な実施例では、テスター1600は、テスト信号1600bを3D眼鏡の信号センサー112に伝送するための信号発信機1600aを含む。代表的な実施例では、テスト信号1600bは、3D眼鏡104のシャッター106及び108が3D眼鏡の利用者に見える低い速度で明滅するようにする、低発生率の同期信号を含むことができる。代表的な実施例では、シャッター106及び108がテスト信号1600bに応じて明滅しなければ、3D眼鏡104の適切に動作するべき部分に障害があることを示している場合がある。
図17を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡104は、CPU114、シャッター制御装置116及び118、バッテリー120に操作可能なように接続されたチャージ・ポンプ1700をさらに含み、これによって、シャッター制御装置を動作させるために使用するバッテリーの出力電圧をより高い出力電圧に変換する。
図18、図18a、及び図18bを参照すると、以下を除いて上に図を示し記述した3D眼鏡104と、設計及び動作において本質的に同一である3D眼鏡1800の代表的な実施例を提供する。3D眼鏡1800は、左シャッター1802、右シャッター1804、左シャッター制御装置1806、右シャッター制御装置1808、CPU1810、バッテリー・センサー1812、信号センサー1814、及びチャージ・ポンプ1816を含む。代表的な実施例では、3D眼鏡1800の左シャッター1802、右シャッター1804、左シャッター制御装置1806、右シャッター制御装置1808、CPU1810、バッテリー・センサー1812、信号センサー1814、及びチャージ・ポンプ1816の設計及び動作は、上に記述して図を示した3D眼鏡104の左シャッター106、右シャッター108、左シャッター制御装置116、右シャッター制御装置118、CPU114、バッテリー・センサー122、信号センサー112、及びチャージ・ポンプ1700と本質的に同一である。
代表的な実施例では、3D眼鏡1800は以下の構成要素を含む。
代表的な実施例では、左シャッター制御装置1806は、CPU1810の制御下で、動作モードに基づいて、左シャッターの動作を制御するために左シャッター1802に電圧を印加するデジタル制御式アナログ・スイッチU1を含む。同様に、右シャッター制御装置1808は、CPU1810の制御下で、動作モードに基づいて、右シャッターの動作を制御するために右シャッター1804に電圧を印加するデジタル制御式のアナログ・スイッチU2を含む。代表的な実施例では、U1及びU2は部品番号UTC 4052及びTI 4052としてUnisonic Technologies又はTexas Instrumentsからそれぞれ入手可能な従来の市販されているデジタル制御式アナログ・スイッチである。
当業者には自明なように、4052デジタル制御式アナログ・スイッチは、制御入力信号A、B、及びインヒビット(INHIBIT:「INH」)、スイッチI/O信号X0、X1、X2、X3、Y0、Y1、Y2、及びY3、並びに出力信号X及びYを含み、以下の真理値表をさらに提供する。

また、図19に示すように、4052のデジタル制御式アナログ・スイッチは、機能図1900も提供する。このようにして、4052のデジタル制御式アナログ・スイッチは、それぞれが独立した2つのスイッチを持つデジタル制御式アナログ・スイッチを提供し、これは左及び右のシャッター制御装置1806及び1808が、シャッターの動作を制御するために左及び右のシャッター1802及び1804に制御された電圧を選択的に印加することを可能にする。
代表的な実施例では、CPU1810は、左及び右のシャッター制御装置1806及び1808のデジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2の動作を制御するための出力信号A、B、C、D、及びEを生成するマイクロコントローラU3を含む。マイクロコントローラU3の出力制御信号A、B、及びCは、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2のそれぞれに、以下の入力制御信号A及びBを提供する。
代表的な実施例では、マイクロコントローラU3の出力制御信号D及びEは、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2のスイッチI/O信号X0、X1、X2、X3、Y0、Y1、Y2、及びY3を提供するか、又はこれらに影響を与える。
代表的な実施例では、CPU1810のマイクロコントローラU3は、型番PIC16F636のプログラム可能なマイクロコントローラであり、Microchipから市販されている。
代表的な実施例では、バッテリー・センサー1812は、バッテリー120の電圧を感知するためのパワー検波器U6を含む。代表的な実施例では、パワー検波器U6はモデルMCP111のマイクロパワー電圧検出部であり、Microchipから市販されている。
代表的な実施例では、信号センサー1814は、信号発信機110による、同期信号及び/又は構成データを含む、信号の伝送を感知するフォトダイオードD2を含む。代表的な実施例では、フォトダイオードD2はモデルBP104FSのフォトダイオードであり、Osramから市販されている。代表的な実施例では、信号センサー1814は、演算増幅器U5−1及びU5−2並びに関連する信号処理構成要素、抵抗器R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R9、R11、及びR12、コンデンサC5、C6、C7、及びC10、並びにショットキー・ダイオードD1及びD3をさらに含む。
代表的な実施例では、チャージ・ポンプ1816は、チャージ・ポンプを使用して、3Vから−12Vにバッテリー120の出力電圧の大きさを増幅する。代表的な実施例では、チャージ・ポンプ1816は、MOSFET Q1、ショットキー・ダイオードD5、誘導器L1、及びシェナー・ダイオードD6を含む。代表的な実施例では、チャージ・ポンプ1816の出力信号は、左シャッター制御装置1806のデジタル制御式アナログ・スイッチU1のスイッチI/O信号X2及びY0への入力信号として、及び右シャッター制御装置1808のデジタル制御式アナログ・スイッチU2のスイッチI/O信号X3及びY1への入力信号として提供される。
図20に示すように、代表的な実施例では、3D眼鏡1800が動作している間に、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2は、CPU1810の制御信号A、B、C、D、及びEの制御下で、左及び右のシャッター1802及び1804の一方又は両方に様々な電圧を提供することができる。特に、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2は、CPU1810の制御信号A、B、C、D、及びEの制御下で、以下を提供することができる。1)左及び右のシャッター1802及び1804の一方又は両方に正又は負の15ボルト、2)左及び右のシャッターの一方又は両方に正又は負の2〜3ボルトの範囲の電圧、又は3)左及び右のシャッターの一方又は両方に0ボルト(つまり中立状態)。代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2は、CPU1810の制御信号A、B、C、D、及びEの制御下で、たとえば、+3ボルトを−12ボルトと組み合わせることによって15ボルトを提供し、左及び右のシャッター1802及び1804の一方又は両方で15ボルトの差を達成することができる。代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2は、CPU1810の制御信号A、B、C、D、及びEの制御下で、たとえば、構成要素R8及びR10を含む分圧器を用いてバッテリー120の3ボルトの出力電圧を2ボルトに減らすことにより、2ボルトのキャッチ電圧を提供することができる。
或いは、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2は、CPU1810の制御信号A、B、C、D、及びEの制御下で、以下を提供することができる。1)左及び右のシャッター1802及び1804の一方又は両方に正又は負の15ボルト、2)左及び右のシャッターの一方又は両方に正又は負の約2ボルトの電圧、3)左及び右のシャッターの一方又は両方に正又は負の約3ボルトの電圧、又は4)左及び右のシャッターの一方又は両方に0ボルト(つまり中立状態)。代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2は、CPU1810の制御信号A、B、C、D、及びEの制御下で、たとえば、+3ボルトを−12ボルトと組み合わせることによって15ボルトを提供し、左及び右のシャッター1802及び1804の一方又は両方で15ボルトの差を達成することができる。代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU2は、CPU1810の制御信号A、B、C、D、及びEの制御下で、たとえば、構成要素R8及びR10を含む分圧器を用いてバッテリー120の3ボルトの出力電圧を2ボルトに減らすことにより、2ボルトのキャッチ電圧を提供することができる。
図21及び図22を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡1800が動作している間に、3D眼鏡は動作2100のノーマル実行モードを実行し、CPU1810によって生成された制御信号A、B、C、D、及びEを使用して、左及び右のシャッター制御装置1806及び1808の動作を制御し、次に、信号センサー1814によって検出された同期信号の種類の機能として左及び右のシャッター1802及び1804の動作を制御する。
特に、2102において、信号センサー1814が同期信号を受信したとCPU1810が判断した場合は、2104において、CPUは受信した同期信号の種類を判断する。代表的な実施例では、3パルスを含む同期信号は、左シャッター1802は閉じられるべきであり、右シャッター1804は開かれるべきであることを示し、2パルスを含む同期信号は、左シャッターは開かれるべきであり、右シャッターは閉じられるべきであることを示す。より一般には、左及び右のシャッター1802及び1804の開閉を制御するために、任意の数の異なるパルスを使用することができる。
2104において、CPU1810が、左シャッター1802は閉じられるべきであり、右シャッター1804は開かれるべきであることを受信した同期信号が示していると判断した場合は、CPUは、制御信号A、B、C、D、及びEを左及び右のシャッター制御装置1806及び1808に伝送し、2106において、高電圧を左シャッター1802に印加して、無電圧の後に小さなキャッチ電圧を右シャッター1804に印加する。代表的な実施例では、2106において、左シャッター1802に印加される高電圧の大きさは15ボルトである。代表的な実施例では、2106において、右シャッター1804に印加されるキャッチ電圧の大きさは2ボルトである。代表的な実施例では、2106において、制御信号Dの動作状態(ロー、ハイ、又は開のいずれでもよい)を開に制御することによって、キャッチ電圧は右シャッター1804に印加され、これにより分圧器構成要素R8及びR10の動作が可能になり、制御信号Eがハイ状態に維持される。代表的な実施例では、あらかじめ定めた期間の間、右シャッターの液晶内の分子をより高速に回転させるために、2106において、キャッチ電圧を右シャッター1804に印加することは、あらかじめ定めた時間だけ遅らせられる。あらかじめ定めた期間が終了した後に、キャッチ電圧を続けて印加することで、右シャッターが開いている間に右シャッター1804の液晶内の分子が回転しすぎるのを防ぐ。
或いは、2104において、CPU1820は、左シャッター1802は開かれるべきであり、右シャッター1804は閉じられるべきであると受信した同期信号が示していると判断した場合は、CPUは制御信号A、B、C、D、及びEを左及び右のシャッター制御装置1806及び1808に伝送し、2108において、高電圧を右シャッター1804に印加し、無電圧の後に小さなキャッチ電圧を左シャッター1802に印加する。代表的な実施例では、2108において、右シャッター1804に印加される高電圧の大きさは15ボルトである。代表的な実施例では、2108において、左シャッター1802に印加されるキャッチ電圧の大きさは2ボルトである。代表的な実施例では、2108において、制御信号Dを開に制御することによってキャッチ電圧は左シャッター1802に印加され、これにより分圧器構成要素R8及びR10の動作が可能になり、制御信号Eがハイ状態に維持される。代表的な実施例では、あらかじめ定めた期間の間、左シャッターの液晶内の分子をより高速に回転させるために、2108におけるキャッチ電圧の左シャッター1802への印加を、あらかじめ定めた時間だけ遅らせられる。あらかじめ定めた期間が終了した後に、キャッチ電圧を続けて印加することで、左シャッターが開いている間に左シャッター1802の液晶内の分子が回転しすぎるのを防ぐ。
代表的な実施例では、方法2100の間に、左及び右のシャッター1802及び1804に印加された電圧は、左及び右のシャッターの液晶セルの破損を防ぐために、ステップ2106及び2108のその後の繰り返しにおいて、正と負とが交互に入れ替えられる。
このようにして、方法2100は、3D眼鏡1800に対するノーマル・モード又は実行モードの動作を提供する。
図23及び図24を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡1800が動作している間に、3D眼鏡は、ウォーム・アップ方法2300の動作を実装し、CPU1810によって生成された制御信号A、B、C、D、及びEを使用して、左及び右のシャッター制御装置1806及び1808の動作を制御し、次に、左及び右のシャッター1802及び1804の動作を制御する。
2302において、3D眼鏡のCPU1810は、3D眼鏡の電源投入をチェックする。代表的な実施例では、3D眼鏡1810の電源は、利用者が電源スイッチを作動させることによって、又は自動ウェイクアップ・シーケンスによって投入することができる。3D眼鏡1810に電源投入する場合には、たとえば、3D眼鏡のシャッター1802及び1804は、ウォーム・アップ・シーケンスを必要とする場合がある。一定期間電力を持たないシャッター1802及び1804の液晶セルは、不定状態にある可能性がある。
2302において、3D眼鏡1800のCPU1810が3D眼鏡の電源投入を検出した場合は、2304において、CPUは交流電圧信号2304a及び2304bを左及び右のシャッター1802及び1804にそれぞれ印加する。代表的な実施例では、左及び右のシャッター1802及び1804に印加される電圧は、シャッターの液晶セルのイオン化問題を回避するために、正のピーク値と負のピーク値とが交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、電圧信号2304a及び2304bは、少なくとも部分的に互いに位相外れでもよい。代表的な実施例では、電圧信号2304a及び2304bの一方又は両方は、ゼロ電圧とピーク電圧とを交互に入れ替えることができる。代表的な実施例では、シャッターの液晶セルが一定の動作状態に設定されるように、他の形式の電圧信号を左及び右のシャッター1802及び1804に印加することができる。代表的な実施例では、電圧信号2304a及び2304bを左及び右のシャッター1802及び1804に印加することで、同時又は別のときにシャッターが開閉される。或いは、電圧信号2304a及び2304bを左及び右のシャッター1802及び1804に印加することでシャッターを閉じた状態に維持することができる。
電圧信号2304a及び2304bを左及び右のシャッター1802及び1804に印加する間に、2306において、CPU1810はウォーム・アップのタイム・アウトをチェックする。2306において、CPU1810がウォーム・アップのタイム・アウトを検出した場合、2308において、CPUは、電圧信号2304a及び2304bを左及び右のシャッター1802及び1804に印加するのを止める。
代表的な実施例では、2304及び2306において、CPU1810は、シャッターの液晶セルを始動させるのに十分な期間にわたって、電圧信号2304a及び2304bを左及び右のシャッター1802及び1804に印加する。代表的な実施例では、CPU1810は、電圧信号2304a及び2304bを左及び右のシャッター1802及び1804に2秒間印加する。代表的な実施例では、電圧信号2304a及び2304bの最大値は15ボルトでもよい。代表的な実施例では、2306におけるタイム・アウト期間は2秒でもよい。代表的な実施例では、電圧信号2304a及び2304bの最大値は、15ボルトより大きくても、又は小さくてもよく、タイム・アウト期間は、より長くても短くてもよい。代表的な実施例では、方法2300の間に、CPU1810は、映画を見るために使用されるのとは異なる速さで左及び右のシャッター1802及び1804を開閉することができる。代表的な実施例では、2304において、左及び右のシャッター1802及び1804に印加される電圧信号は交互に入れ替えられず、ウォーム・アップ期間の間に一定に印加されるため、シャッターの液晶セルは、ウォーム・アップ期間全体にわたって不透明の状態を維持することができる。代表的な実施例では、ウォーム・アップ方法2300は、同期信号の存在にかかわらず実行することができる。このようにして、方法2300は、3D眼鏡1800に対してウォーム・アップ・モードの動作を提供する。代表的な実施例では、ウォーム・アップ方法2300を実装した後に、3D眼鏡1800は、ノーマル・モード又は実行モードの動作に設定され、方法2100を実装することができる。或いは、代表的な実施例では、ウォーム・アップ方法2300を実施した後に、3D眼鏡1800はクリア・モードの動作に設定され、以下に記述した方法2500を実施しても良い。
図25及び図26を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡1800が動作している間に、3D眼鏡は方法2500の動作を実装し、CPU1810によって生成された制御信号A、B、C、D、及びEを使用して、左及び右のシャッター制御装置1806及び1808の動作を制御し、次に、信号センサー1814によって受信された同期信号の機能として左及び右のシャッター1802及び1804の動作を制御する。
2502において、CPU1810は、信号センサー1814によって検出された同期信号が有効か無効かをチェックする。2502において、同期信号が無効であるとCPU1810が判断した場合は、2504において、CPUは電圧信号2504a及び2504bを3D眼鏡1800の左及び右のシャッター1802及び1804に印加する。代表的な実施例では、左及び右のシャッター1802及び1804に印加される電圧2504a及び2504bは、シャッターの液晶セルのイオン化問題を回避するために、正のピーク値と負のピーク値とが交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、電圧信号2504a及び2504bの一方又は両方は、ゼロ電圧とピーク電圧とを交互に入れ替えることができる。代表的な実施例では、3D眼鏡1800の利用者がシャッターを通して正常に見られるように、シャッターの液晶セルが開いた状態を維持するように、他の形式の電圧信号を左及び右のシャッター1802及び1804に印加することができる。代表的な実施例では、電圧信号2504a及び2504bを左及び右のシャッター1802及び1804に印加することで、シャッターが開く。
電圧信号2504a及び2504bを左及び右のシャッター1802及び1804に印加する間に、2506において、CPU1810はクリアのタイム・アウトをチェックする。2506において、CPU1810がクリアのタイム・アウトを検出した場合、2508において、CPU1810は、電圧信号2504a及び2504bをシャッター1802及び1804に印加するのを止める。
このようにして、代表的な実施例では、3D眼鏡1800が有効な同期信号を検出しなかった場合、クリア・モードの動作に移って方法2500を実装することができる。クリア・モードの動作において、代表的な実施例では、視聴者が3D眼鏡のシャッターを通して正常に見られるように、3D眼鏡1800のシャッター1802及び1804は開いた状態を維持する。代表的な実施例では、定電圧が印加され、正と負とが交互に入れ替えられて、3D眼鏡1800のシャッター1802及び1804の液晶セルを透明な状態に維持する。定電圧は、たとえば2〜3ボルトの範囲でもよいが、定電圧は、適切に透明なシャッターを維持するのに適した他の電圧でもよい。代表的な実施例では、3D眼鏡1800のシャッター1802及び1804は、3D眼鏡が暗号化信号を確認できるまで及び/又はクリアリング・モードがタイム・アウトするまで、透明な状態を維持することができる。代表的な実施例では、3D眼鏡1800のシャッター1802及び1804は、3D眼鏡が暗号化信号を確認し方法2100を実施するまで、透明な状態を維持することができ、かつ/又は、2506においてタイム・アウトが発生した場合には、方法900を実施することができる。代表的な実施例では、3D眼鏡1800のシャッター1802及び1804は、3D眼鏡の利用者が正常に見られる速さで交互に開閉することができる。
このようにして、方法2500は、3D眼鏡1800の動作をクリアする方法を提供し、それによってクリア・モードの動作を提供する。
図27及び図28を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡1800が動作している間に、3D眼鏡は、バッテリー120を監視する方法2700を実装し、CPU1810によって生成された制御信号A、B、C、D、及びEを使用して、左及び右のシャッター制御装置1806及び1808の動作を制御し、次に、バッテリー・センサー1812によって検出されるようなバッテリー120の状態の機能として左及び右のシャッター1802及び1804の動作を制御する。
2702において、3D眼鏡のCPU1810は、バッテリー・センサー1812を使用してバッテリー120の残存耐用寿命を判断する。2702において、バッテリー120の残存耐用寿命が適切ではないと3D眼鏡1800のCPU1810が判断した場合は、2704において、CPUは低バッテリー寿命状態を告げる指示を提供する。
代表的な実施例では、不適切な残存バッテリー寿命は、たとえば、3時間未満の任意の期間の場合がある。代表的な実施例では、十分な残存バッテリー寿命は、3D眼鏡1800のメーカーが事前設定したり、かつ/又は3D眼鏡の利用者がプログラムしたりすることができる。
代表的な実施例では、2704において、3D眼鏡1800のCPU1810は、3D眼鏡の左及び右のシャッター1802及び1804をゆっくり明滅させる、3D眼鏡の利用者に見える適度な速さでシャッターを同時に明滅させる、インジケータ・ライトを点滅させる、可聴音を生成する、などの方法によって、低バッテリー寿命状態を示す。
代表的な実施例では、残存バッテリー寿命が所定期間にわたり持続するのに不十分であると3D眼鏡1800のCPU1810が検出した場合は、2704において、3D眼鏡のCPUは低バッテリー状態を示し、利用者が3D眼鏡を作動させるのを防ぐ。
代表的な実施例では、3D眼鏡1800のCPU1810は、3D眼鏡がオフ・モード及び/又はクリア・モードの動作に移行するたびに、残存バッテリー寿命が十分かどうかを判断する。
代表的な実施例では、少なくともあらかじめ定めた適切な時間にわたってバッテリーが持続すると3D眼鏡1800のCPU1810が判断した場合は、3D眼鏡は正常に動作し続ける。正常に作動するとは、たとえば、5分間クリア・モードの動作にとどまりながら、信号発信機110からの信号をチェックして、3D眼鏡1800が信号発信機からの信号をチェックするために定期的にウェイク・アップするオフ・モード又はターンオン・モードに移ることを含む。
代表的な実施例では、3D眼鏡1800のCPU1810は、3D眼鏡を止める直前に低バッテリー状態をチェックする。代表的な実施例では、バッテリー120があらかじめ定めた適切な残存寿命の間持続しない場合は、シャッター1802及び1804がゆっくり明滅し始める。
代表的な実施例では、バッテリー120があらかじめ定めた適切な残存寿命の間持続しない場合は、シャッター1802及び/又は1804は不透明な状態に設定され、つまり、液晶セルは2秒間閉じた状態になり、その後、透明な状態に設定され、つまり、液晶セルは1/10秒にわたって開かれる。シャッター1802及び/又は1804が閉じ開く時間は、任意の時間でもよい。代表的な実施例では、シャッター1802及び1804の明滅は、信号センサーが信号発信機110からの信号をチェックできるように、信号センサー1814への電力提供と同期される。
代表的な実施例では、3D眼鏡1800は、ウォーム・アップの間、通常操作の間、クリア・モードの間、電力オフ・モードの間、又は状態を移行するときなど、任意のときに低バッテリー状態をチェックすることができる。代表的な実施例では、視聴者が映画を見ている可能性がある最中に低バッテリー寿命状態が検出された場合は、3D眼鏡1800は、直ちに低バッテリー状態を示さない場合がある。
いくつかの実施例では、3D眼鏡1800のCPU1810が低バッテリー・レベルを検出した場合、利用者は3D眼鏡の電源を入れることができない。
図29を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡1800が動作している間に、3D眼鏡は、3D眼鏡を停止する方法を実装し、CPU1810によって生成された制御信号A、B、C、D、及びEを使用して、左及び右のシャッター制御装置1806及び1808の動作を制御し、次に、バッテリー・センサー1812によって検出されるようなバッテリー120の状態の機能として左及び右のシャッター1802及び1804の動作を制御する。特に、3D眼鏡1800の利用者が3D眼鏡を停止することを選択した場合、又はCPU1810が3D眼鏡を停止することを選択した場合は、3D眼鏡の左及び右のシャッター1802及び1804に印加される電圧は、両方とも0に設定される。
図30、図30a、及び図30bを参照すると、以下を除いて上に図を示し記述した3D眼鏡104と、設計及び動作において本質的に同一である3D眼鏡3000の代表的な実施例を提供する。3D眼鏡3000は、左シャッター3002、右シャッター3004、左シャッター制御装置3006、右シャッター制御装置3008、共通のシャッター制御装置3010、CPU3012、信号センサー3014、チャージ・ポンプ3016、及び電圧源3018を含む。代表的な実施例では、本明細書において以下に記述し図に示した部分を除いて、3D眼鏡3000の左シャッター3002、右シャッター3004、左シャッター制御装置3006、右シャッター制御装置3008、CPU3012、信号センサー3014、及びチャージ・ポンプ3016の設計及び動作は、上に記述して図に示した3D眼鏡104の左シャッター106、右シャッター108、左シャッター制御装置116、右シャッター制御装置118、CPU114、信号センサー112、及びチャージ・ポンプ1700と本質的に同一である。
代表的な実施例では、3D眼鏡3000は以下の構成要素を含む。
代表的な実施例では、左シャッター制御装置3006は、デジタル制御式アナログ・スイッチU1を含み、共通の制御装置3010の制御下において、これはデジタル制御式アナログ・スイッチU4及びCPU3012を含み、動作モードに基づいて、左シャッターの動作を制御するために左シャッター3002に電圧を印加する。同様に、右シャッター制御装置3008は、デジタル制御式のアナログ・スイッチU6を含み、共通の制御装置3010及びCPU3012の制御下において、動作モードに基づいて、右シャッター3004の動作を制御するために右シャッター3004に電圧を印加する。代表的な実施例では、U1、U4、及びU6は、部品番号UTC4053としてUnisonic Technologiesから入手可能な従来の市販されているデジタル制御式アナログ・スイッチである。
当業者には自明なように、UTC4053デジタル制御式アナログ・スイッチは、制御入力信号A、B、C、及びインヒビット(INHIBIT:「INH」)、スイッチI/O信号X0、X1、Y0、Y1、Z0、及びZ1、並びに出力信号X、Y、及びZを含み、以下の真理値表をさらに提供する。

また、図31に示すように、UTC4053デジタル制御式アナログ・スイッチは、機能図3100も提供する。このように、UTC4053は、それぞれが独立した3つのスイッチを持つデジタル制御式アナログ・スイッチを提供し、これはシャッターの動作を制御するために、左及び右のシャッター制御装置3006及び3008、並びに共通のシャッター制御装置3010が、CPU3012の制御下で、左及び右のシャッター3002及び3004に制御された電圧を選択的に印加することを可能にする。
代表的な実施例では、CPU3012は、左及び右のシャッター制御装置3006及び3008並びに共通のシャッター制御装置3010のデジタル制御式アナログ・スイッチU1、U6、及びU4の動作を制御するための出力信号A、B、C、D、E、F、及びGを生成するためのマイクロコントローラU2を含む。
マイクロコントローラU2の出力制御信号A、B、C、D、E、F、及びGは、以下の入力制御信号A、B、C、及びINHをデジタル制御式アナログ・スイッチU1、U6、及びU4のそれぞれに提供する。
代表的な実施例では、U1の入力制御信号INHは接地アースに接続され、入力制御信号C及びU6のINHはアースに接続される。
代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1、U6、及びU4のスイッチI/O信号X0、X1、Y0、Y1、Z0、及びZ1には、以下の入力が提供される。
代表的な実施例では、CPU3012のマイクロコントローラU2は、型番PIC16F636のプログラム可能なマイクロコントローラであり、Microchipから市販されている。
代表的な実施例では、信号センサー3014は、信号発信機110による信号(同期信号及び/又は構成データを含む)の伝送を感知するためのフォトダイオードD3を含む。代表的な実施例では、フォトダイオードD3は、モデルBP104FSのフォトダイオードであり、Osramから市販されている。代表的な実施例では、信号センサー3014は、演算増幅器U5−1、U5−2、及びU3、並びに関連する信号処理構成要素、抵抗器R2、R3、R5、R7、R8、R9、R10、R11、R12、及びR13、コンデンサC1、C7、及びC9、並びにたとえば、利得を制御することによって、認識された信号のクリッピングを防ぐことにより信号を調整できるショットキー・ダイオードD1及びD5をさらに含む。
代表的な実施例では、チャージ・ポンプ3016は、チャージ・ポンプを使用して、3Vから−12Vに、バッテリー120の出力電圧の大きさを増幅する。代表的な実施例では、チャージ・ポンプ3016は、MOSFET Q1、ショットキー・ダイオードD6、誘導器L1、及びシェナー・ダイオードD7を含む。代表的な実施例では、チャージ・ポンプ3016の出力信号は、共通のシャッター制御装置3010のデジタル制御式アナログ・スイッチU4のスイッチI/O信号X1及びY1への入力信号として、及び左シャッター制御装置3006、右シャッター制御装置3008、及び共通のシャッター制御装置3010のデジタル制御式アナログ・スイッチU1、U6、及びU4への入力電圧VEEとして提供される。
代表的な実施例では、電圧源3018は、トランジスタQ2、コンデンサC5、並びに抵抗器R1及びR16を含む。代表的な実施例では、電圧源3018は、共通のシャッター制御装置3010のデジタル制御式アナログ・スイッチU4のスイッチI/O信号Z1への入力信号として、1V信号を提供する。代表的な実施例では、電圧源3018はグラウンド・リフトを提供する。
図32に示すように、代表的な実施例では、3D眼鏡3000が動作している間に、デジタル制御式アナログ・スイッチU1、U6、及びU4は、CPU3012の制御信号A、B、C、D、E、F、及びGの制御下で、左及び右のシャッター3002及び3004の一方又は両方に様々な電圧を提供することができる。特に、デジタル制御式アナログ・スイッチU1、U6、及びU4は、CPU3012の制御信号A、B、C、D、E、F、及びGの制御下で、以下を提供することができる。1)左及び右のシャッター3002及び3004の一方又は両方に正又は負の15ボルト、2)左及び右のシャッターの一方又は両方に正又は負の2ボルト、3)左及び右のシャッターの一方又は両方に正又は負の3ボルト、及び4)左及び右のシャッターの一方又は両方に0ボルト(つまり中立状態)。
代表的な実施例では、図32に示すように、左及び右のシャッターに印加される出力信号X及びYを生成するデジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU6内のスイッチの動作をそれぞれ制御することによって、制御信号Aは、左シャッター3002の動作を制御し、制御信号Bは、右シャッター3004の動作を制御する。代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1及びU6のそれぞれの制御入力A及びBは、二対の入力信号間での切り替えが同時に発生し、選択された入力が左及び右のシャッター3002及び3004の端子に転送されるように接続される。代表的な実施例では、CPU3012からの制御信号Aは、デジタル制御式アナログ・スイッチU1の最初の2つのスイッチを制御し、CPUからの制御信号Bは、デジタル制御式アナログ・スイッチU6の最初の2つのスイッチを制御する。
代表的な実施例では、図32に示すように、左及び右のシャッター3002及び3004のそれぞれの端子の1つは、常に3Vに接続される。このため、代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1、U6、及びU4は、CPU3012の制御信号A、B、C、D、E、F、及びGの制御下で、−12V、3V、1V、又は0Vを左及び右のシャッター3002及び3004の他の端子にもたらすように動作する。その結果、代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1、U6、及びU4は、CPU3012の制御信号A、B、C、D、E、F、及びGの制御下で、左及び右のシャッター3002及び3004の端子に15V、0V、2V、又は3Vの電位差を生成するように動作する。
代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU6の第3のスイッチは使用されず、第3のスイッチのすべての端子がアースに接続される。代表的な実施例では、デジタル制御式アナログ・スイッチU1の第3のスイッチは省電力化に使用される。
特に、代表的な実施例では、図32に示すように、制御信号Cは、出力信号Zを生成するデジタル制御式アナログ・スイッチU1内のスイッチの動作を制御する。その結果、制御信号Cがデジタルのハイ値である場合、デジタル制御式アナログ・スイッチU4の入力信号INHもデジタルのハイ値であり、このため、デジタル制御式アナログ・スイッチU4の出力チャネルはすべてオフになる。その結果、制御信号Cがデジタルのハイ値である場合、左及び右のシャッター3002及び3004は短絡し、このために、電荷の半分をシャッター間で移動させることが可能になり、このために、電力が節約されてバッテリー120の寿命が長くなる。
代表的な実施例では、左及び右のシャッター3002及び3004を短絡させるために制御信号Cを使用することによって、閉状態にある1つのシャッターに集められた豊富な電荷を使用して、他方のシャッターが閉状態になる直前に部分的に充電できるため、そうでなければバッテリー120によって完全に提供しなければならない電荷の量を節約することができる。
代表的な実施例では、CPU3012によって生成された制御信号Cがデジタルのハイ値である場合、たとえば、左シャッター3002の負に帯電したプレート−12V(そのとき閉状態にあり、15Vの電位差を持つ)は、右シャッター3004のさらに負に帯電したプレート(そのとき開状態にあり、+1Vに充電されていて2Vの電位差を持つ)に接続される。代表的な実施例では、両方のシャッター3002及び3004の正に帯電したプレートは、+3Vに充電される。代表的な実施例では、CPU3012によって生成された制御信号Cは、左シャッター3002の閉状態の終わり近く、及び右シャッター3004の閉状態の直前に、短期間にわたってデジタルのハイ値になる。CPU3012によって生成された制御信号Cがデジタルのハイ値の場合、デジタル制御式アナログ・スイッチU4のインヒビット端子INHも、デジタルのハイ値である。その結果、代表的な実施例では、U4からの出力チャネルX、Y、及びZはすべてオフ状態にある。これによって、シャッター間の電位差が約17/2V又は8.5Vになるように、左及び右のシャッター3002及び3004のプレート全体に格納された電荷がシャッター間で分散される。シャッター3002及び3004の1つの端子は常に3Vに接続されるため、シャッター3002及び3004の負端子は−5.5Vである。代表的な実施例では、CPU3012によって生成された制御信号Cは、次にデジタルのロー値に変わり、それによって、シャッター3002及び3004の負端子が互いに分離される。次に、代表的な実施例では、右シャッター3004の閉状態が始まり、デジタル制御式アナログ・スイッチU4を動作させることによって、バッテリー120は、右シャッターの負端子を−12Vまでさらに充電する。その結果、代表的な実験的実施例において、3D眼鏡3000の方法3300に関して以下に記述するように、ノーマル実行モードの動作の間に約40%の省電力化が達成された。
代表的な実施例では、CPUによって生成された制御信号A又はBがハイからロー又はローからハイに移行して、次の左シャッターを開く/右シャッターを閉じる、又は右シャッターを開く/左シャッターを閉じるときに、CPU3012によって生成された制御信号Cは、ハイからローに移行する短期間パルスとして提供される。
図33及び図34を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡3000が動作している間に、3D眼鏡は動作3300のノーマル実行モードを実行し、CPU3012によって生成された制御信号A、B、C、D、E、F、及びGを使用して、左及び右のシャッター制御装置3006及び3008並びに中央のシャッター制御装置3010の動作を制御し、次に、信号センサー3014によって検出される同期信号の種類の機能として左及び右のシャッター3002及び3004の動作を制御する。
特に、3302において、信号センサー3014が同期信号を受信したとCPU3012が判断した場合は、3304において、CPU3012によって生成された制御信号A、B、C、D、E、F、及びGを使用して、左及び右のシャッター制御装置3006及び3008並びに中央のシャッター制御装置3010の動作を制御し、図32に関して上に記述したように左及び右のシャッター3002及び3004間で電荷を移動させる。
代表的な実施例では、3304において、CPU3012によって生成された制御信号Cは、約0.2ミリ秒間にわたってハイのデジタル値に設定され、左及び右のシャッター3002及び3004の端子を短絡させて、これにより、左及び右のシャッターの間で電荷を移動させる。代表的な実施例では、3304において、CPU3012によって生成された制御信号Cは、約0.2ミリ秒間にわたってハイのデジタル値に設定され、左及び右のシャッター3002及び3004のより負に帯電した端子を短絡させて、これにより、左及び右のシャッターの間で電荷を移動させる。このようにして、制御信号Cは、制御信号A又はBがハイからロー又はローからハイに移行するとき若しくは移行する前にハイからローに移行する短期間パルスとして提供される。その結果、開いた左/閉じた右及び閉じた左/開いた右のシャッターを交互に入れ替えるサイクルの間に、3D眼鏡3000が動作する間に、省電力化が提供される。
次に、3306において、CPU3012は受信した同期信号の種類を判断する。代表的な実施例では、2パルスを含む同期信号は、左シャッター3002は開かれるべきであり、右シャッター3004は閉じられるべきであること、3パルスを含む同期信号は、右シャッターは開かれるべきであり、左シャッターは閉じられるべきであることを示している。代表的な実施例では、左及び右のシャッター3002及び3004の交互開閉を制御するために、他の異なる数及び形式の同期信号を使用することができる。
3306において、受信した同期信号は、左シャッター3002は開かれるべきであり、右シャッター3004は閉じられるべきであることを示しているとCPU3012が判断した場合、CPUは、制御信号A、B、C、D、E、F、及びGを左及び右のシャッター制御装置3006及び3008並びに共通のシャッター制御装置3010に伝送し、3308において、高電圧を右シャッター3004に印加し、無電圧の後に小さなキャッチ電圧を左シャッター3002に印加する。代表的な実施例では、3308において、右シャッター3004に印加される高電圧の大きさは15ボルトである。代表的な実施例では、3308において、左シャッター3002に印加されるキャッチ電圧の大きさは2ボルトである。代表的な実施例では、3308において、制御信号Dの動作状態をローに制御し、制御信号Fの動作状態(ロー又はハイのいずれでもよい)をハイに制御することによって、キャッチ電圧は左シャッター3002に印加される。代表的な実施例では、左シャッターの液晶内の分子をより高速に回転させるために、3308におけるキャッチ電圧の左シャッター3002への印加は、あらかじめ定めた期間だけ遅らせられる。あらかじめ定めた期間が終了した後に、キャッチ電圧を続けて印加することで、左シャッターが開いている間に左シャッター3002の液晶内の分子が回転しすぎるのを防ぐ。代表的な実施例では、3308において、キャッチ電圧を左シャッター3002に印加することは、約1ミリ秒遅らせられる。
或いは、3306において、受信した同期信号は、左シャッター3002は閉じられるべきであり、右シャッター3004は開かれるべきであることを示しているとCPU3012が判断した場合、CPUは、制御信号A、B、C、D、E、F、及びGを左及び右のシャッター制御装置3006及び3008並びに共通のシャッター制御装置3010に伝送し、3310において、高電圧を左シャッター3002に印加して、無電圧の後に小さなキャッチ電圧を右シャッター3004に印加する。代表的な実施例では、3310において左シャッター3002に印加される高電圧の大きさは15ボルトである。代表的な実施例では、3310において右シャッター3004に印加されるキャッチ電圧の大きさは2ボルトである。代表的な実施例では、3310において、制御信号Fをハイに、制御信号Gをローに制御することによって、キャッチ電圧は右シャッター3004に印加される。代表的な実施例では、右シャッターの液晶内の分子をより高速に回転させるために、3310におけるキャッチ電圧の右シャッター3004への印加が、あらかじめ定めた時間だけ遅らせられる。あらかじめ定めた期間が終了した後に、キャッチ電圧を続けて印加することで、右シャッターが開いている間に、右シャッター3004の液晶内の分子が回転しすぎるのを防ぐ。代表的な実施例では、3310において、キャッチ電圧を右シャッター3004に印加することは、約1ミリ秒遅らせられる。
代表的な実施例では、方法3300の間に、左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧は、左及び右のシャッターの液晶セルの破損を防ぐために、ステップ3308及び3310のそれに続く繰り返しにおいて、正と負とが交互に入れ替えられる。
このようにして、方法3300は、3D眼鏡3000にノーマル・モード又は実行モードの動作を提供する。
図35及び図36を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡3000が動作している間に、3D眼鏡はウォーム・アップ方法3500の動作を実装し、CPU3012によって生成された制御信号A、B、C、D、E、F、及びGを使用して、左及び右のシャッター制御装置3006及び3008並びに中央のシャッター制御装置3010の動作を制御し、次に、左及び右のシャッター3002及び3004の動作を制御する。
3502において、3D眼鏡のCPU3012は、3D眼鏡の電源投入をチェックする。代表的な実施例では、3D眼鏡3000の電源は、利用者が電源スイッチを作動させることによって、自動ウェイクアップ・シーケンスによって、及び/又は有効な同期信号を感知する信号センサー3014によって投入することができる。3D眼鏡3000に電源投入する場合には、たとえば、3D眼鏡のシャッター3002及び3004は、ウォーム・アップ・シーケンスを必要とする場合がある。一定期間電力を持たないシャッター3002及び3004の液晶セルは、不定状態にある可能性がある。
3502において、3D眼鏡3000のCPU3012が3D眼鏡の電源投入を検出した場合、3504において、CPUは交流電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004にそれぞれ印加する。代表的な実施例では、左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧は、シャッターの液晶セルのイオン化問題を回避するために、正のピーク値と負のピーク値とが交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧信号は、少なくとも部分的に互いに位相外れでもよい。代表的な実施例では、左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧信号の一方又は両方は、ゼロ電圧とピーク電圧とを交互に入れ替えることができる。代表的な実施例では、シャッターの液晶セルが一定の動作状態に設定されるように、他の形式の電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004に印加することができる。代表的な実施例では、左及び右のシャッター3002及び3004に電圧信号を印加することで、同時又は別のときにシャッターが開閉される。
電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004に印加する間に、3506において、CPU3012はウォーム・アップのタイム・アウトをチェックする。3506において、CPU3012がウォーム・アップのタイム・アウトを検出した場合は、3508において、CPUは、電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004に印加するのを止める。
代表的な実施例では、3504及び3506において、CPU3012は、シャッターの液晶セルを始動させるのに十分な期間にわたって、電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004に印加する。代表的な実施例では、CPU3012は、電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004に2秒間印加する。代表的な実施例では、左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧信号の最大値は15ボルトでもよい。代表的な実施例では、3506におけるタイム・アウト期間は2秒でもよい。代表的な実施例では、左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧信号の最大値は、15ボルトより大きくても、又は小さくてもよく、タイム・アウト期間は、より長くても短くてもよい。代表的な実施例では、方法3500の間に、CPU3012は、映画を見るために使用されるのとは異なる速さで左及び右のシャッター3002及び3004を開閉することができる。代表的な実施例では、3504において、左及び右のシャッター3002及び3004に印加された電圧信号は交互に入れ替えられず、ウォーム・アップ期間の間に一定に印加されるため、シャッターの液晶セルは、ウォーム・アップ期間全体にわたって不透明の状態を維持することができる。代表的な実施例では、ウォーム・アップ方法3500は、同期信号の存在にかかわらず実行することができる。このようにして、方法3500は、3D眼鏡3000に対してウォーム・アップ・モードの動作を提供する。代表的な実施例では、ウォーム・アップ方法3500を実装した後に、3D眼鏡3000は、ノーマル・モード、実行モード又はクリア・モードの動作に設定され、方法3300を実装することができる。
図37及び図38を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡3000が動作している間に、3D眼鏡は方法3700の動作を実装し、CPU3012によって生成された制御信号A、B、C、D、E、F、及びGを使用して、左及び右のシャッター制御装置3006及び3008並びに共通のシャッター制御装置3010の動作を制御して、次に、信号センサー3014によって受信された同期信号の機能として左及び右のシャッター3002及び3004の動作を制御する。
3702において、CPU3012は、信号センサー3014によって検出された同期信号が有効か無効かをチェックする。3702において、同期信号が無効であるとCPU3012が判断した場合は、3704において、CPUは電圧信号を3D眼鏡3000の左及び右のシャッター3002及び3004に印加する。代表的な実施例では、シャッターの液晶セルのイオン化問題を回避するために、3704において左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧は、正のピーク値と負のピーク値とが交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、周波数が60Hzの方形波信号を提供するために、3704において、左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧は、正のピーク値と負のピーク値とが交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、方形波信号は+3Vと−3Vとが交互に入れ替えられる。代表的な実施例では、3704において、左及び右のシャッター3002及び3004に印加される電圧信号の一方又は両方は、ゼロ電圧とピーク電圧とを交互に入れ替えることができる。代表的な実施例では、3D眼鏡3000の利用者がシャッターを通して正常に見られるように、シャッターの液晶セルが開いた状態を維持するように、3704において、他の周波数を含む、他の形式の電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004に印加することができる。代表的な実施例では、3704において、電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004に印加することでシャッターが開く。
3704において、電圧信号を左及び右のシャッター3002及び3004に印加している間に、3706において、CPU3012はクリアのタイム・アウトをチェックする。3706において、CPU3012がクリアのタイム・アウトを検出した場合、3708において、CPU3012は電圧信号をシャッター3002及び3004に印加するのを止め、これにより、3D眼鏡3000をオフ・モードの動作に設定することができる。代表的な実施例では、クリアのタイム・アウトの持続時間は、たとえば、最大約4時間でもよい。
このようにして、代表的な実施例では、3D眼鏡3000が有効な同期信号を検出しなかった場合、クリア・モードの動作に移って方法3700を実装することができる。クリア・モードの動作において、代表的な実施例では、視聴者が3D眼鏡のシャッターを通して正常に見られるように、3D眼鏡3000のシャッター3002及び3004は開いた状態を維持する。代表的な実施例では、定電圧が印加され、正と負とが交互に入れ替えられて、3D眼鏡3000のシャッター3002及び3004の液晶セルを透明な状態に維持する。定電圧は、たとえば2ボルトでもよいが、定電圧は、適切に透明なシャッターを維持するのに適した他の電圧でもよい。代表的な実施例では、3D眼鏡3000のシャッター3002及び3004は、3D眼鏡が暗号化信号を確認できるまで、透明な状態を維持することができる。代表的な実施例では、3D眼鏡3000のシャッター3002及び3004は、3D眼鏡の利用者が正常に見られる速さで交互に開閉することができる。
このようにして、方法3700は、3D眼鏡3000の動作をクリアする方法を提供し、それによってクリア・モードの動作を提供する。
図39及び図41を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡3000が動作している間に、3D眼鏡は、方法3900の動作を実装し、CPU3012によって生成される制御信号A、B、C、D、E、F、及びGを使用して、シャッター3002及び3004間の電荷を移動させる。3902において、CPU3012は、有効な同期信号が信号センサー3014によって検出されたかどうかを判断する。有効な同期信号が信号センサー3014によって検出されたとCPU3012が判断した場合は、3904において、CPUは制御信号Cを、代表的な実施例では、約200μ秒継続する短期間パルスの形で生成する。代表的な実施例では、本質的に図33及び図34に関して上に記述したように、方法3900の実施中に、制御信号Cの短期間パルスの間にシャッター3002及び3004の間で電荷の移動が発生する。
3906において、CPU3012は、制御信号Cがハイからローに移行したかどうかを判断する。制御信号Cがハイからローに移行したとCPU3012が判断した場合は、3908においてCPUは制御信号A又はBの状態を変更し、その後、たとえば、図33及び図34に関して上に記述して図に示したように、3D眼鏡3000は3D眼鏡の通常動作を継続することができる。
図30a、図40、及び図41を参照すると、代表的な実施例では、図32、図33、図34、図35、及び図36に関して上に記述して図に示したように、3D眼鏡3000が動作している間に、3D眼鏡は、方法4000の動作を実装し、CPU3012によって生成された制御信号RC4及びRC5を使用して、3D眼鏡3000の動作のノーマル・モード又はウォーム・アップ・モードの間にチャージ・ポンプ3016を動作させる。4002において、CPU3012は、有効な同期信号が信号センサー3014によって検出されたかどうかを判断する。有効な同期信号が信号センサー3014によって検出されたとCPU3012が判断した場合は、4004において、CPUは制御信号RC4を一連の短期間パルスの形で生成する。
代表的な実施例では、制御信号RC4のパルスは、トランジスタQ1の動作を制御して、コンデンサの電位があらかじめ定めたレベルに達するまで、電荷をコンデンサC13に移動させる。特に、制御信号RC4がロー値に変わると、トランジスタQ1は誘導器L1をバッテリー120に接続する。その結果、誘導器L1は、バッテリー120からのエネルギーを格納する。次に、制御信号RC4がハイ値に変わると、誘導器L1に格納されたエネルギーはコンデンサC13に移動される。このようにして、コンデンサC13の電位があらかじめ定めたレベルに達するまで、制御信号RC4のパルスは、電荷をコンデンサC13に継続的に移動させる。代表的な実施例では、コンデンサC13の電位が−12Vに達するまで、制御信号RC4は継続する。
代表的な実施例では、4006において、CPU3012は制御信号RC5を生成する。その結果、コンデンサC13の電位が増加すると大きさが小さくなる入力信号RA3が提供される。特に、コンデンサC13の電位があらかじめ定めた値に近づくと、シェナー・ダイオードD7は電流を伝導し始め、それによって、入力制御信号RA3の大きさが小さくなる。4008において、CPU3012は、入力制御信号RA3の大きさがあらかじめ定めた値未満かどうかを判断する。入力制御信号RA3の大きさがあらかじめ定めた値未満であるとCPU3012が判断した場合は、4010において、CPUは制御信号RC4及びRC5を生成することを止める。その結果、コンデンサC13への電荷の移動が止まる。
代表的な実施例では、方法4000は、3D眼鏡3000が動作している間に方法3900の後に実装することができる。
図30a、図42、及び図43を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡3000が動作している間に、3D眼鏡は、方法4200の動作を実装し、3D眼鏡3000がオフ状態に切り替えられたときにバッテリー120の動作状態を判断するために、CPU3012によって生成された制御信号A、B、C、D、E、F、G、RA4、RC4、及びRC5が使用される。4202において、CPU3012は、3D眼鏡3000がオフかオンかを判断する。3D眼鏡3000がオフであるとCPU3012が判断した場合は、4204において、あらかじめ定めたタイム・アウト期間が経過したかどうかをCPUは4204において判断する。代表的な実施例では、タイム・アウト期間の長さは2秒間である。
あらかじめ定めたタイム・アウト期間が経過したとCPU3012が判断した場合は、4206において、あらかじめ定めた以前の期間内に、信号センサー3014によって検出された同期パルスの数が、あらかじめ定めた値を超えるかどうかをCPUは判断する。代表的な実施例では、4206において、あらかじめ定めた以前の期間とは、バッテリー120を最後に交換してから経過した期間である。
あらかじめ定めた以前の期間内に、信号センサー3014によって検出された同期パルスの数が、あらかじめ定めた値を超えないとCPU3012が判断した場合、4208において、CPUは制御信号Eを短期間パルスとして生成し、4210において、制御信号RA4を短期間パルスとして信号センサー3014に提供し、4212において、制御信号A及びBの動作状態をそれぞれ切り替える。代表的な実施例では、あらかじめ定めた以前の期間内に、信号センサー3014によって検出された同期パルスの数が、あらかじめ定めた値を超える場合は、これはバッテリー120の残存電力が低いことを示している場合がある。
或いは、あらかじめ定めた以前の期間内に、信号センサー3014によって検出された同期パルスの数が、あらかじめ定めた値を超えないとCPU3012が判断した場合、4210において、CPUは制御信号RA4を短期間パルスとして信号センサー3014に提供し、4212において、制御信号A及びBの動作状態をそれぞれ切り替える。代表的な実施例では、あらかじめ定めた以前の期間内に、信号センサー3014によって検出された同期パルスの数が、あらかじめ定めた値を超えない場合、これはバッテリー120の残存電力が低くないことを示している場合がある。
代表的な実施例では、4208及び4212において、制御信号A及びBの切り替えの組み合わせ並びに制御信号Eの短期間パルスによって、3D眼鏡3000のシャッター3002及び3004が閉じられる。ただし、制御信号Eの短期間パルス中は除く。その結果、代表的な実施例では、シャッター3002及び3004は、短期間、3D眼鏡のシャッターを開いて点滅させることによって、バッテリー120に残っている電力が少ないという視覚的な指示を3D眼鏡3000の利用者に提供する。代表的な実施例では、4210において、制御信号RA4を短期間パルスとして信号センサー3014に提供することで、提供されたパルスの期間、信号センサーが同期信号を検索して検出することが可能になる。
代表的な実施例では、制御信号A及びBの切り替えによって、また制御信号Eの短期間パルスを提供することなく、3D眼鏡3000のシャッター3002及び3004を閉じた状態に維持する。その結果、代表的な実施例では、シャッター3002及び3004は、短期間、3D眼鏡のシャッターを開いて点滅させないことによって、バッテリー120に残っている電力が少なくないという視覚的な指示を3D眼鏡3000の利用者に提供する。
時間的なクロックがない実施例では、時間は同期パルスによって測定することができる。CPU3012は、バッテリー120に残っている時間を、バッテリーが動作し続けることができる同期パルスの数の要素として判断し、シャッター3002及び3004を開閉して点滅させることによって、3D眼鏡3000の利用者に視覚的な指示を提供する。
図44から図55を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡104、1800及び3000の1つ又は複数は、フレーム前部4402、ブリッジ4404、右テンプル(temple、こめかみ)4406、及び左テンプル4408を含む。代表的な実施例では、上記のように、フレーム前部4402は、3D眼鏡104、1800及び3000の1つ又は複数用の制御回路及び電源を収容し、さらに、上記の右及び左のISSシャッターを保持するための右及び左のレンズ開口部4410及び4412を規定する。いくつかの実施例では、フレーム前部4402は、右ウィング4402a及び左ウィング4402bを形成するために折り返す。いくつかの実施例では、3D眼鏡104、1800及び3000の少なくとも制御回路の一部は、ウィング4402a及び4402bの一方又は両方に収容される。
代表的な実施例では、右及び左のテンプル4406及び4408は、フレーム前部4402から延在し、隆起部4406a及び4408aを含み、それぞれが曲がりくねった形状を持ち、テンプルの最遠端部は、フレーム前部に対するそれぞれの接続部より間隔が接近している。このように、利用者が3D眼鏡104、1800及び3000をかけると、テンプル4406及び4408の端部がかかえこむ形になり、利用者の頭の適所に固定される。いくつかの実施例では、テンプル4406及び4408のばね定数は2重の屈曲部によって拡張され、隆起部(ridge)4406a及び4408aの間隔及び深さがばね定数を制御する。図55に示すように、いくつかの実施例では、2重に屈曲された形状を使用するのではなく、単純な曲線を描くテンプル4406及び4408を使用する。
図48から図55を参照すると、代表的な実施例では、3D眼鏡104、1800及び3000の1つ又は複数の制御回路はフレーム前部に収容され、フレーム前部は右ウィング4402aを含み、バッテリーは右ウィング4402aに収容される。さらに、代表的な実施例では、3D眼鏡3000のバッテリー120に対するアクセスは、右ウィング4402aの内側の開口部を介して提供され、開口部は、右ウィング4402aに結合され密閉するようにかみ合うOリング・シール4416を含むカバー4414によって密封される。
図49から図55を参照すると、いくつかの実施例では、バッテリーは、カバー4414及びカバー内部4415によって形成されたバッテリー・カバー・アセンブリ内に位置する。バッテリー・カバー4414は、たとえば超音波溶接などでバッテリー・カバー内部4415に付けることができる。バッテリー120から、たとえば右ウィング4402aの内部に位置する接触部に電気を通すために、接触部4417は、カバー内部4415から外に突き出ていてもよい。
カバー内部4415は、周辺に間隔を空けて配置された放射状の開閉要素(keying element)4418をカバーの内部に持っていてもよい。カバー4414は、カバーの外表面に周辺に間隔を空けて配置されたくぼみ4420を配置してもよい。
代表的な実施例では、図49から図51に図示したように、カバー4414は、カバーのくぼみ4420内に結合してかみ合わせるための複数の突出部4424を含む鍵4422を使用して操作することができる。このように、カバー4414は、3D眼鏡104、1800及び3000の右ウィング4402aに対して閉(又はロック)位置から開(又はロック解除)位置に回転することができる。このようにして、鍵4422を使用して3D眼鏡3000の右ウィング4402aにカバー4414をかみ合わせることによって、3D眼鏡104、1800及び3000の制御回路及びバッテリーは、環境から密封することができる。図55を参照すると、他の実施例では、鍵4426を使用することができる。
図56を参照すると、信号センサー5600の代表的な実施例は、復号器5604に操作可能なように接続される狭帯域フィルター5602を含む。信号センサー5600は、次に、CPU5604に操作可能なように接続される。狭帯域フィルター5602は、帯域雑音をフィルターして削除しながら、同期的なシリアル・データ信号が通過するのを可能にするのに適した通過帯域を持つことができるアナログ及び/又はデジタルの帯域フィルターでもよい。
代表的な実施例では、CPU5604は、たとえば、3D眼鏡104、1800、又は3000のCPU114、CPU1810、又はCPU3012でもよい。
代表的な実施例では、動作している間に、信号センサー5600は、信号を信号発信機5606から受信する。代表的な実施例では、信号発信機5606は、たとえば信号発信機110でもよい。
代表的な実施例では、信号発信機5606によって信号センサー5600に伝送される信号5700は、それぞれクロック・パルス5704によって先行される1つ又は複数のデータ・ビット5702を含む。代表的な実施例では、信号センサー5600が動作する間に、データの各ビット5702にはクロック・パルス5704によって先行されるため、信号センサーの復号器5604は、長いデータ・ビット・ワードを容易に復号することができる。このようにして、信号センサー5600は、信号発信機5606からの同期式シリアル・データ伝送を容易に受信して復号することができる。これに対して、非同期式データ伝送である長いデータ・ビット・ワードは、典型的には、効率的かつ/又はエラーのない形で伝送して復号するのが難しい。したがって、信号センサー5600は、データ伝送を受信するための改善されたシステムを提供する。さらに、信号センサー5600の動作において同期式シリアル・データ伝送を使用することで、長いデータ・ビット・ワードを容易に復号することができる。
図58を参照すると、3D眼鏡3000とともに使用する同期信号を調整するためのシステム5800の代表的な実施例は、信号発信機110からの同期信号の伝送を感知するための信号センサー5802を含む。代表的な実施例では、信号センサー5802は、主に電磁スペクトルの可視部に成分を持つ信号発信機110からの同期信号の伝送を感知するように構成される。複数の代替的実施例において、信号センサー5802は、たとえば赤外線信号など、主に電磁スペクトルの可視部にない可能性がある成分を持つ信号発信機110からの同期信号の伝送を感知するように構成することができる。
ノーマライザ5804は、信号センサーによって検出された同期信号を正規化し、正規化された同期信号をCPUに伝送するために、3D眼鏡3000の信号センサー5802及びCPU3012に操作可能なように接続される。
代表的な実施例では、ノーマライザ5804は、アナログ及び/又はデジタル回路を使用して実装することができ、また、検出された同期信号の振幅及び/又は形を正規化するために構成することができる。このようにして、代表的な実施例では、信号センサー5802によって検出された同期信号の振幅及び/又は形の大きなバラツキは、3D眼鏡3000を動作させている間に調整することができる。たとえば、信号発信機110及び信号センサー5802の間隔が、通常の使用において大きく変動する可能性がある場合、3D眼鏡3000の信号センサーによって検出される同期信号の振幅は、大きく変動する可能性がある。このようにして、信号センサー5802によって検出される同期信号の振幅及び/又は形を正規化するための手段は、3D眼鏡3000の動作を向上させる。
たとえば、入力信号の振幅及び/又は形を正規化するために入力信号を調整するシステムの例は、次の米国特許:3,124,797、3,488,604、3,652,944、3,927,663、4,270,223、6,081,565、及び6,272,103に開示されており、その開示が参照によって本明細書に組み込まれる。これらの米国特許の開示及び/教示は、ノーマライザ5804のすべて又は一部を実装するために、全体的又は部分的に組み合わせることができる。代表的な実施例では、ノーマライザ5804の機能のすべて又は一部を、CPU3012によって実装することができる。
代表的な実施例では、加えて又は代替案として、ノーマライザ5804は、入力同期信号を信号センサー5802から受信して、増幅を調整し、かつ/又は入力同期信号のピーク・トゥ・ピーク振幅を安定させて、ノーマライザからCPU3012に伝送される出力信号を生成することができる。代替的実施例では、CPU114及び/又はCPU1810をCPU3012の代わりにすることも、CPU3012に加えて使用することもできる。
図59を参照すると、代表的な実施例では、ノーマライザ5804は、利得制御要素5806、アンプ及びパルス調整要素5810、及び同期振幅及び形処理装置5812を含む。
代表的な実施例では、アンプ及びパルス調整要素5810によって処理するために減衰された出力信号を生成するために、利得制御要素5806は、信号センサー5802によって提供される同期入力信号及び同期振幅及び形処理装置5812によって提供される利得調節信号を受信して処理する。
代表的な実施例では、アンプ及びパルス調整要素5810は、CPU3012に伝送するための正規化された同期信号を生成するために、利得制御要素5806によって出力された信号を処理する。
代表的な実施例では、3D眼鏡104、1800、又は3000において、同期信号を調整するためにシステム5800を使用することができる。
図59aから図59dを参照すると、システム5800の代表的な実験的実施例では、主に光の可視スペクトル内にエネルギーを持つ電磁同期信号は、信号センサー5802によって認識されて、かつ/又は利得制御5806に伝送するための信号5902を生成するために処理された。代表的な実験的実施例では、同期信号5902の振幅は、ピーク・トゥ・ピークで約1mVから1Vに及んだ。代表的な実験的実施例では、アンプ及びパルス調整5810に伝送するための信号5904を生成するために、信号5902は、次に利得制御5806によって処理された。代表的な実験的実施例では、信号5904の振幅は最大で約1mVだった。代表的な実験的実施例では、CPU3012に伝送するための信号5906を生成するために、信号5904は、次にアンプ及びパルス調整5810によって処理された。代表的な実施例では、信号5906の振幅は、ピーク・トゥ・ピークで最大で約3Vだった。代表的な実験的実施例では、利得制御5806に伝送するためのフィードバック制御信号5908を生成するために、信号5906は同期振幅及び形処理装置5812に戻された。代表的な実験的実施例では、フィードバック制御信号5908は、ゆっくり変動する又はDCの信号であった。
このようにして、システム5800の代表的な実験的実施例は、システムが増幅を調整し、認識された同期信号のピーク・トゥ・ピーク振幅を安定させることができることを実証した。図58、59、59a、59b、59c、及び59dに関連して図に示し記述したシステム5800の動作の代表的な実験結果は予期しないものであった。
図60、図60a、及び図60bを参照すると、3D眼鏡6000の代表的な実施例は、以下を除いて、上に記述した3D眼鏡1800と本質的に同一である。
代表的な実施例では、3D眼鏡6000は、3D眼鏡の左シャッター1802、右シャッター1804、左シャッター制御装置1806、右シャッター制御装置1808、CPU1810、及びチャージ・ポンプ1816を含み、これらは対応する機能を含む。
3D眼鏡6000は、3D眼鏡1800の信号センサー1814に本質的に類似した信号センサー6002を含み、これは利得制御5806、アンプ及びパルス調整5810、及び同期振幅及び形処理5812を含むように変更され、これはマイクロコントローラU4に操作可能なように接続される。代表的な実施例では、マイクロコントローラU4はTexas InstrumentsのMSP430F2011PWR集積回路であり、Texas Instrumentsから市販されている。代表的な実施例では、マイクロコントローラU4も、CPU1810に操作可能なように接続される。代表的な実施例では、信号センサー6002のフォト・ダイオードD2は、可視スペクトルに成分を持つ電磁気信号を検出することができる。
代表的な実施例では、利得制御5806は電界効果トランジスタQ100を含む。
代表的な実施例では、アンプ及びパルス調整5810は、演算増幅器U5及びU6、抵抗器R2、R3、R5、R6、R7、R10、R12、R14、及びR16、コンデンサC5、C6、C7、C8、C10、C12、C14、及びC15、並びにショットキー・バリア・ダイオードD1を含む。
代表的な実施例では、同期振幅及び形処理5812は、NPNトランジスタQ101、抵抗器R100、R101、及びR102、並びにコンデンサC13及びC100を含む。
代表的な実施例では、3D眼鏡6000が動作している間に、信号センサー6002は、信号発信機110から信号を受信し、これは、たとえば、3D眼鏡6000を動作させるための構成データ及び/又は同期信号を含むことができる。
代表的な実施例では、3D眼鏡6000が動作している間に、Q100は、フォト・ダイオードD2からの信号を制御する。特に、代表的な実施例では、Q100のゲートの電圧(C13の電圧)が0Vの場合、Q100はオフになり、フォト・ダイオードD2からの信号は減衰されない。Q100のゲート上の電圧が増加すると、Q100はオンになり、フォト・ダイオードD2からアースに電流の一部を伝導して、これにより、フォト・ダイオードD2からの信号を減衰させる。出力検波器Q101は、フォト・ダイオードD2から結果として得られる出力信号の大きさを検出し、Q100のゲートの電圧を調整して、フォト・ダイオードD2からの出力信号を安定させる。
代表的な実施例では、3D眼鏡6000が動作している間に、フォト・ダイオードD2からの信号が過度の振幅を持っている場合、電界効果トランジスタQ100を含むアンプ及びパルス調整5810からの出力は、大きな振動電圧を開始する。電界効果トランジスタQ100を含むアンプ及びパルス調整5810の振動電圧が高くなりすぎると、Q101は適切に変更済みの電圧信号をQ100のゲートに渡し、ここで電流の適切な部分がQ100を通って制御可能にアースに送られる。代表的な実施例では、3D眼鏡6000が動作している間に、アンプ及びパルス調整5810の出力における電圧のオーバフローが大きいほど、Q100を通してアースに伝導されるフォト・ダイオードD2からの電流の割合は大きくなる。その結果、アンプ及びパルス調整5810に提供される、結果として得られる信号が、演算増幅器U5及びU6を過励振して飽和させることがない。
代表的な実施例では、3D眼鏡6000が動作している間に、入力同期パルスがあるかどうかを判断するために、マイクロコントローラU4は入力信号IN_A及びIN_Bを比較する。入力同期パルスが左シャッター1802を開くための同期パルスであるとマイクロコントローラU4が判断した場合は、マイクロコントローラは2パルスの同期パルスに入力同期パルスを変換する。或いは、入力同期パルスが右シャッター1804を開くための同期パルスであるとマイクロコントローラU4が判断した場合は、マイクロコントローラは3パルスの同期パルスに入力同期パルスを変換する。このようにして、マイクロコントローラU4は、3D眼鏡6000の左及び右のシャッター1802及び1804を動作させるために入力同期パルスを復号する。
代表的な実施例では、3D眼鏡6000が動作している間に、マイクロコントローラU4は、たとえば、3Dの着用者が入力同期信号の方向から視線をそらす場合など、同期信号がしばらくの間存在しなくても3D眼鏡6000が動作するようにする追加の固定ループをさらに提供する。
図61を参照すると、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000とともに使用する同期信号を調整するためのシステム6100の代表的な実施例は、信号発信機110からの同期信号の伝送を感知するための信号センサー5802を含む。代表的な実施例では、信号センサー5802は、主に電磁スペクトルの可視部に成分を持つ信号発信機110からの同期信号の伝送を感知するように構成される。
従来のダイナミック・レンジ減少及びコントラスト強調要素6102は、信号センサーによって検出された同期信号内のダイナミック・レンジを減少させ、かつその同期信号のコントラストを強調するため、及び正規化された同期信号をCPUに伝送するために、3D眼鏡3000の信号センサー5802及びCPU3012に操作可能なように接続される。或いは、CPU114及び/又は1810をCPU3012の変わりにすることも、CPU3012に加えて使用することもできる。
代表的な実施例では、3D眼鏡3000のダイナミック・レンジ減少及びコントラスト強調要素6102を使用することで、主に電磁スペクトルの可視部に成分を持つ信号発信機110によって伝送される同期信号を感知して処理するための3D眼鏡の能力を向上させる。
図62を参照すると、ディスプレイ上で3D画像を見るためのシステム6200の代表的な実施例は、利用者の左及び右の目用の画像及び同期信号を表示面6204上に伝送するためのプロジェクタ6202を含む。システム6200の利用者は、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000(図58から図61の実施例の教示に従って、さらに変更しても変更しなくてもよい)を着用し、左目用及び右目用の画像が利用者の左目及び右目に制御可能に提示できる。
代表的な実施例では、プロジェクタ6202は、市販されているTexas Instrumentsの3D DLPプロジェクタでもよい。当業者には自明なように、Texas Instrumentsの3D DLPプロジェクタは、プロジェクタの120Hz出力を左目及び右目に、それぞれ60Hzずつに分割し、同期データがアクティブなデータ伝送間の極短い暗時間中に通過することで動作する。このようにして、左又は右の表示シャッターを開くように3D眼鏡3000に指図するための同期信号を用いて、視聴者の左目及び右目用の画像は表示されて交互に提供される。
代表的な実施例では、Texas Instruments(「TI」)の3D DLPプロジェクタは、1チップDLP投影システム及び/又は3チップDLP投影システムでもよい。
代表的な実施例では、プロジェクタ6202によって生成される同期信号は、主に可視スペクトル内にある電磁エネルギーを含む。
代表的な実施例では、プロジェクタ6202は、TIの3チップDLP投影システム、及び3D画像をプロジェクタ6202に配布するためにクラウド又は他の種類のネットワーク6206に操作可能なように接続できる組み込み型ファイル・サーバ6202aを含む。
代表的な実施例では、システム6200は、1)サイドバイサイド、2)オーバーアンダー、3)チェッカーボード、4)ページ・フリップ、及び5)マルチビュー・ビデオ・コーディングという3D形式の1つ又は複数をサポートするようにさらに構成されている。代表的な実施例では、システム6200は、96フレーム/秒(「FPS」)、120FPS、又は144FPSの速さでシステムの利用者に画像を提供するようにさらに構成されている。
図63及び図64を参照すると、投影表示システム6300の代表的な実施例は、空間光モジュレータ、より具体的には光変調器6305の配列を含み、ここで光変調器6305の配列内の個々の光変調器は、表示システム6300によって表示される画像用の画像データに対応する状態を想定する。光変調器6305の配列は、たとえば、各光変調器が位置マイクロ・ミラー(positional micro mirror)であるデジタル・マイクロ・ミラー・デバイス(「DMD」)を含むことができる。たとえば、光変調器6305の配列内の光変調器がマイクロ・ミラー光変調器である表示システムでは、光源6310からの光は、表示面6315から離れるように、又は表示面に向かって反射することができる。光変調器6305の配列内の光変調器からの反射光を組み合わせることで、画像データに対応する画像を作成する。
制御装置6320は、光変調器6305の配列への画像データの読み込みを調整し、光源6310などを制御する。制御装置6320は、フロント・エンド装置6325に接続することができる。これは入力ビデオ信号に対して、アナログ入力信号をデジタルに変換、Y/C分離、自動彩度コントロール、自動カラー・キラーなどの動作を担当することができる。次に、フロント・エンド装置6325は、処理されたビデオ信号を提供することができる。これは、制御装置6320に表示される画像の複数のストリームからの画像データを含むことができる。たとえば、立体表示システムとして使用する場合、フロント・エンド装置6325は、制御装置6320に画像データを画像の2つのストリームから提供することができ、各ストリームは、同じシーンの異なる視点を有する画像を含むことができる。或いは、マルチビュー表示システムとして使用する場合は、フロント・エンド装置6325は、制御装置6320に画像データを画像の複数のストリームから提供することができ、各ストリームは無関係なコンテンツの画像を含むことができる。制御装置6320は、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、汎用プロセッサなどでもよく、投影表示システム6300の一般的な動作を制御するために使用することができる。メモリ6330は、画像データ、シーケンス・カラー・データ(sequence color data)、及び画像の表示に使用する様々な他の情報を格納するために使用することができる。
図64に示すように、制御装置6320は、シーケンス発生器6350、同期化信号発生器6355、及びパルス幅変調(PWM)ユニット6360を含むことができる。シーケンス発生器6350は、光源6310によって作成される色及び期間を指定するカラー・シーケンスを生成し、光変調器6305の配列に読み込まれる画像データを制御するために使用される。カラー・シーケンスを生成することに加えて、シーケンス発生器6350は、画質に悪影響を与える可能性があるノイズ(PWMノイズ)を減らすのに役立つ、カラー・シーケンス(及びその一部)を再整理及び再編成する機能を持つことができる。
同期化信号発生器6355は、3D眼鏡(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000など)が、表示される画像と同期することを可能にする信号を生成することができる。同期化信号は、シーケンス発生器6350によって作成されたカラー・シーケンスに挿入し、投影表示システム6300によって表示することができる。一実施例によると、同期化信号発生器6355によって作成された同期化信号は、投影表示システム6300によって表示されるため、同期化信号は、一般的に3D眼鏡(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000を含む)が視界遮断状態にある間、たとえば、3D眼鏡(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000を含む)の両方のシャッターが閉状態にあるときなどに、カラー・シーケンスに挿入される。これによって、同期化信号を3D眼鏡(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000を含む)によって検出できるが、利用者が同期化信号を実際に見ることが妨げられる。同期化信号を含むカラー・シーケンスは、PWMユニット6360に提供することができ、これはカラー・シーケンスを光変調器6305の配列及び光源6310に提供されるPWMシーケンスに変換することができる。
投影表示システム6300によって投影された画像は、たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000を着用している利用者が見ることができる。
視聴者用機構の他の例として、本明細書に記載の代表的な実施例の教示に従って変更されたゴーグル、眼鏡、接眼レンズを有するヘルメットなどでもよい。そのような視聴者用機構は、投影表示システム6300によって表示される同期化信号を視聴者用機構が検出することを可能にできるセンサー(複数可)を含むことができる。視聴者用機構は、投影表示システムによって表示される画像を利用者が見ることを可能及び不可能にするために様々なシャッターを利用することができる。シャッターは、電子的、機械的、液晶などでもよい。電子シャッターは、光を遮断若しくは光を通過させることも、又は印加した電位の極性に基づいて電子偏光子の極性を変更することもできる。液晶シャッターは、電位によって液晶の向きを変えることで、同様の方法で動作させることができる。たとえば、機械シャッターでは、モーターが機械的な光ブロックを配置したり配置から外したりするときに、光を遮断したり通過させたりできる。
たとえば、投影表示システム6300が水晶基準に基づいて固定速度で動作する場合に利点がある場合がある。投影表示システムに入力される信号のフレーム・レートは、投影表示システム6300のフレーム・レートに一致するように変換することができる。変換処理において、典型的にはタイミング差を埋めるためにラインを削減かつ/又は追加する。最終的には、全フレームを繰り返しかつ/又は削除する必要がある。視聴者用機構の視点から見た利点は、PWMシーケンスの暗時間を追跡し、同期化信号を同期させるのが簡単であるということの場合がある。さらに、視聴者用機構により妨害を除去し、長い時間にわたってPWMシーケンスに固定した状態を維持できる可能性がある。これは、視聴者用機構が同期化信号を検出できない場合に発生する可能性がある。たとえば、これは、視聴者用機構の検波器が遮断されるか、又は表示面から向きをそらされたときに、通常の運転条件下で発生する場合がある。
図65及び図66は、たとえば、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000などでもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)の左目6510及び右目6520の代表的なシャッター状態、及びPWMユニットによって作成されたPWMシーケンス6530の高水準のビューを示している。代表的な実施例では、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)の2つのシャッターの1つだけが常にオン状態であるべきである。しかし、代表的な実施例では、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)の両方のシャッターを同時にオフ又はオン状態にすることができる。
代表的な実施例では、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)のシャッター状態の単一サイクル6540は、左目6510及び右目6520のシャッター状態の単一サイクルを含む。サイクル6540の始めにおいて、左目シャッターはオフ状態からオン状態への移行中であり、間隔6542は状態移行が発生するタイム・スパンを示している。一定期間後に、状態移行間隔6544の間に左目シャッターはオフ状態に移行する。左目シャッターがオン状態からオフ状態に移行するときに、右目のシャッター状態は、状態移行間隔6544の間に、オフ状態からオン状態に移行を開始する。
間隔6546の間に左目シャッターがオンの間に、左目によって見られる画像に関連する画像データを表示することができる。したがって、PWMシーケンスは、左目を対象とする画像を表示するための制御命令を含む。
状態図6530は、左目の画像を表示するためのPWM制御命令を表すボックス6548を含み、間隔6546を含んでいる。間隔6546は、一般的に、左目シャッターがオン状態への移行を完了した後に開始する。これは、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)のオン状態とオフ状態との間の有限の移行時間によるものである可能性がある。左目シャッターがオフ状態に移行を開始した後に同様の遅れが発生する。次に、たとえば、パルス6550及び6552の間に、左目シャッターがオフになり、右目シャッターがオンになると、右目によって見られる画像に関連する画像データを表示することができる。状態図6530は、右目の画像を表示するためのPWM制御命令を表すボックス6554を含み、間隔6556を含んでいる。
状態図6530において、左目6548のPWMシーケンスと右目6554のPWMシーケンスとの間の時間は、通常は、PWM制御命令なしでブランクのままにすることができる。たとえば、間隔6544及び6560など、シャッターの移行時間の間に発生するボックス6558などである。たとえば、これは、間隔6544の間に左目シャッターがオン状態からオフ状態に移行するときに、右目が弱い左目データを見るのを防ぐために行うことができ、また、間隔6560の間に右目シャッターがオン状態からオフ状態に移行するときに、左目が弱い右目データを見ることを防ぐために行うことができる。これらの時間間隔は、同期化信号を表示するために使用することができる。PWM制御命令なしでブランクのままにする代わりに、ボックス6558によって表される時間は、同期化信号を表示するのに必要なPWM制御命令とともに、同期化信号が提供する必要がある可能性がある任意のデータ及び運転モード情報を含むことができる。
図66に示すように、ボックス6558の時間間隔の間に、シャッター状態の次のサイクルをいつ開始するべきかを示すために使用する単純なタイミング同期化信号を含む、代表的な同期化信号6600を伝送して表示することができる。たとえば、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)が同期化信号を検出した場合、左目シャッターのオフ状態からオン状態への移行を開始して、指定された、場合によっては事前にプログラムされた時間にわたって待機して、左目シャッターのオン状態からオフ状態への移行を開始して、右目シャッターのオフ状態からオン状態への移行を開始して、指定された、場合によっては事前にプログラムされた時間にわたって待機して、右目シャッターのオン状態からオフ状態への移行を開始する。代表的な実施例では、必要に応じて、左目シャッター及び右目シャッターの移行は、同時に発生しても交互に発生してもよい。
図66に図示する同期化信号6600は、ボックス6558の間に発生することができるが、たとえば、時間6605あたりにおいてPWM制御シーケンスが終了した約270マイクロ秒後に開始することができる。次に、同期化信号6600は、たとえば、約6マイクロ秒間ハイ状態に移行して、その後、約24マイクロ秒間ロー状態に移行することができる。次に、同期化信号6600は、たとえば、約6マイクロ秒間ハイ状態に移行して、その後、ボックス6558の終わりまでロー状態に移行することができる。
可能性として、より複雑な同期化信号を表示することができる。たとえば、同期化信号は、シャッター・オン時間、移行を開始する時間、どちらの目のシャッターを最初に移行させるべきか、三次元画像又はマルチビューなど、表示システムの運転モード、たとえば制御データ、情報、などを指定することができる。さらに、同期化信号は、認可された視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)だけが、同期化信号に含まれる情報を処理できるように符号化することができる。同期化信号の全体的な複雑さは、同期化信号の必要機能、表示システムとともに使用する周辺装置に対して制御を維持することの必要性、利用可能な同期化信号シグナリング期間、などの要素によって異なる。
同期化信号は、表示システムによって生成可能な任意の色で表示することができる。色環を使用する表示システムなど、固定カラー・シーケンスを利用する表示システムでは、同期化信号を表示するために単一色を使用することができる。たとえば、赤、緑、青、シアン、マゼンタ、黄、及び白という色を使用する7原色表示システムにおいて、同期化信号を表すために任意の色を使用することができる。しかし、代表的な実施例では、この色は黄色の場合がある。その理由は、黄色がより明るい色の1つであるため、及び、この色を使用しても他の色の表示に悪影響が少ないためである。或いは、同期化信号を表示するために、青など、より薄暗い色を使用することができる。より薄暗い色を使用するほうが、視聴者が同期化信号を検知しにくくなるため、青色を使用することが好ましい場合もある。同期化信号を表示するために単一色を使用することが好ましいが、複数の色を使用することができる。たとえば、同期化信号を表示するために使用する色で情報を符号化することが可能である。固定カラー・シーケンスを利用しない表示システムでは、任意の色を使用することができる。さらに、7原色表示システムについて記述しているが、異なる表示色数を利用する他の表示システムを使用してもよく、本明細書に記載の代表的な実施例の範囲又は精神に限定するものとして解釈するべきではない。
代表的な実施例では、同期化信号の表示を可能にしながら、同期化信号の表示を視聴者が検出するのを防ぐために、左目シャッター及び右目シャッターの両方がオフ状態にあるときに、同期化信号を表示することができる。図65に示すように、状態図6530は、間隔6544及び6560に含まれている同期化信号を表すためのPWM制御命令を表すボックス6558を示している。間隔6544及び6560の期間は、同期化信号の複雑さ、同期化信号の符号化の有無、同期化信号で運ばれるデータなどの要素によって変わる可能性がある。さらに、間隔6544及び6560の期間は、シャッター移行時間などの要素によって変わる可能性がある。たとえば、シャッター移行時間が長い場合、同期化信号の表示前に両方のシャッターが閉じていることを保証するために、間隔6544及び6560も長いべきである。或いは、ボックス6558によって表される全間隔において同期化信号を生成する必要はない。視聴者が同期化信号を検出できないことが望ましいが、同期化信号の表示は、表示システムにおける黒レベルの明るさの穏やかな増加として検知できる可能性がある。
図67を参照すると、代表的な実施例では、システム6300が動作する間に、システムは方法6700を実装し、6705において、第1の画像ストリームからの第1の画像が表示される。代表的な実施例では、6705において、画像全体(プログレッシブ又はインターレース)が表示される。しかし、表示時間制限、画質制限などの制限により、第1の画像の一部を表示する必要がある可能性がある。たとえば、第1の画像の1つのフィールドを表示することができる。第1の画像ストリームからの第1の画像が表示された後で、6710において、第2の画像ストリームからの第2の画像を表示することができる。ここでも、第2の画像全体を表示することも、又は画像の一部だけを表示することもできる。しかし、表示される第1の画像の量及び表示される第2の画像の量は、本質的に同じであることが好ましい。或いは、時間が異なってもよい。
第1の画像及び第2の画像が表示された状態で、6715において、投影表示システム6300は同期化信号を表示することができる。同期化信号の表示はいつ発生してもよいが、同期化信号を表示する代表的な時間は、投影表示システムの視聴者が同期化信号を視覚的に検出できないときでもよい。たとえば、視聴者が電子的に閉じられるゴーグルを使用している場合、各目のシャッターが閉じているときに同期化信号を表示することができる。投影表示システム6300は、たとえば、投影表示システムは、一般的に最初の構成動作の間に、以前に表示された同期化信号において、又は投影表示システム及び視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)の両方に識別されている、メーカー指定の期間において、シャッターがいつ閉じるかを指定するため、シャッターがいつ閉じるかを判断することができる。しかし、投影表示システム6300は、適切な運転のためにいつシャッターが閉じるかを判断する必要はない。一般的に、同期化信号が、ボックス6558など、どちらかの目を対象とするPWM制御シーケンスのない期間の始め又は終わりに表示される限り、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)のメーカー、は、同期化信号を隠すためにシャッター移行の時間を計ることができる。6715において、投影表示システム6300が同期化信号を表示したら、投影表示システムは、第1及び第2の画像ストリームから画像(又は画像の部分)の表示に戻ることができる。
図68を参照すると、代表的な実施例では、システム6300が動作する間に、システムは方法6800を実装し、6805及び6810において、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)は、6805において同期化信号を探し、6810において、検知した信号が同期化信号かどうかをチェックする。信号が同期化信号でない場合は、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)は、6805の同期化信号の検索に戻ることができる。
信号が同期化信号である場合は、6815において、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)は指定した時間にわたって待機して、その後、6820において、状態変更遷移など指定した第1のアクションを実行する。視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)は、次に、6825において、指定した別の時間にわたって待機して、次に、6830において指定した他の第2のアクションを実行する。指定した第2のアクションが完了したら、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)は、6805の同期化信号の検索に戻ることができる。
図69を参照すると、代表的な実施例では、システム6300が動作する間に、システムは方法6900を実施し、6905において、左目画像に関連する同期化信号が6905において表示され、その後、6910において左目画像を表示する。6910において左目画像を表示した後に、表示システム6300は、6915において右目画像に関連する同期化信号を表示することができ、その後、6920において右目画像を表示する。代表的な実施例では、方法6900は、同期化信号の検出が保証されていない可能性がある表示システムで使用することができる。そのような表示システムでは、以前の同期化信号は、いつ移行するかを判断するために使用されない可能性があり、関連する同期化信号が検出されたときだけ移行が発生する。
図70を参照すると、代表的な実施例では、システム6300が動作する間に、システムは方法7000を実装し、7005において同期化信号が検出される。同期化信号が、めったに発生しない開始シーケンス及び/又は停止シーケンスを含んでいる場合は、7005において同期化信号の検出を支援することができる。さらに、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更してもよく、変更しなくてもよい)が、視聴者用機構のシャッターが閉じた状態にあるなど、指定された状態にあるときだけ、同期化信号が表示される場合、視聴者用機構の制御ハードウェアは、指定された状態にあるときに同期化信号の検出を試みるように構成することができる。視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)が同期化信号を検出したら、7010において、同期化信号全体を受信することができる。必要に応じて、7015において同期化信号は復号することができる。同期化信号を受信して復号したら、必要に応じて、視聴者用機構(たとえば、3D眼鏡104、1800、3000、又は6000でもよく、図58から図61の教示に従って変更しても、変更しなくてもよい)は、7020において同期化信号によって、又は同期化信号において指定されたアクションを実行することができる。
代表的な実施例では、図63〜70に関して上に記述したシステムの教示は、全体的若しくは部分的にシステム6200に組み込むことも、及び/又はシステム6200全体若しくは一部の代用とすることもできる。
液晶シャッターは、電圧を液晶に印加することで回転する液晶を持ち、液晶は1ミリ秒未満で少なくとも25パーセントの光伝達率を達成する。液晶が光伝送が最大のポイントまで回転すると、装置は、最大光伝送ポイントで液晶の回転を止めて、一定期間、最大光伝送ポイントで液晶を保持する。機械読み取り可能媒体にインストールされたコンピュータ・プログラムを使用して、これらの実施例のいずれかを促進してもよい。
システムは、第1及び第2の液晶シャッター、並びに第1の液晶シャッターを開くように構成された制御回路を持つ1対の液晶シャッター眼鏡を使用することで、三次元ビデオ画像を表示する。第1の液晶シャッターは1ミリ秒未満で最大光伝送ポイントまで開くことができ、このとき、制御回路は、第1の液晶シャッターを最大光伝送ポイントに第1の期間にわたって保持するためにキャッチ電圧を印加し、その後、第1の液晶シャッターを閉じることができる。次に、制御回路は第2の液晶シャッターを開き、第2の液晶シャッターは、1ミリ秒未満で最大光伝送ポイントまで開き、第2の液晶シャッターを最大光伝送ポイントに第2の期間にわたって保持するためにキャッチ電圧を印加し、その後、第2の液晶シャッターを閉じることができる。第1の期間は、視聴者の第1の目に対する画像の提示に対応し、第2の期間は、視聴者の第2の目に対する画像の提示に対応する。機械読み取り可能媒体にインストールされたコンピュータ・プログラムを使用して、本明細書に記述した実施例のいずれかを促進することができる。
代表的な実施例では、制御回路は、第1及び第2の期間を判断するために同期信号を使用するように構成される。代表的な実施例では、キャッチ電圧は2ボルトである。
代表的な実施例では、最大光伝送ポイントは、32パーセントを超える光を伝送する。
代表的な実施例では、エミッタは同期信号を提供し、同期信号は制御回路に液晶シャッターの1つを開かせる。代表的な実施例では、同期信号は暗号化された信号を含む。代表的な実施例では、三次元眼鏡の制御回路は、暗号化された信号を確認した後にのみ動作する。
代表的な実施例では、制御回路はバッテリー・センサーを持ち、低バッテリー状態を告げる指示を提供するように構成することができる。低バッテリー状態を告げる指示は、一定期間にわたって閉じ、一定期間にわたって開く液晶シャッターでもよい。
代表的な実施例では、制御回路は、同期信号を検出し、同期信号を検出した後に液晶シャッターの動作を開始するように構成することができる。
代表的な実施例では、暗号化された信号は、暗号化された信号を受信するように構成された制御回路を持つ1対の液晶眼鏡だけを動作させる。
代表的な実施例では、テスト信号は、1対の液晶シャッター眼鏡をかけている人に見える速さで液晶シャッターを動作させる。
代表的な実施例では、1対の眼鏡は、第1の液晶シャッターを持つ第1のレンズ及び第2の液晶シャッターを持つ第2のレンズを持つ。両方の液晶シャッターが、1ミリ秒未満で開くことができる液晶並びに第1及び第2の液晶シャッターを交互に開く制御回路を持つ。液晶シャッターが開くと、制御回路がシャッターを閉じるまで、液晶配向は最大光伝送ポイントで保持される。
代表的な実施例では、キャッチ電圧は最大光伝送ポイントで液晶を保持する。最大光伝送ポイントは、32パーセントを超える光を伝送することができる。
代表的な実施例では、エミッタは同期信号を提供し、同期信号は制御回路に液晶シャッターの1つを開かせる。いくつかの実施例では、同期信号は暗号化された信号を含む。代表的な実施例では、制御回路は、暗号化された信号を確認した後にのみ動作する。代表的な実施例では、制御回路はバッテリー・センサーを含み、低バッテリー状態を告げる指示を提供するように構成することができる。低バッテリー状態を告げる指示は、一定期間にわたって閉じ、一定期間にわたって開く液晶シャッターでもよい。代表的な実施例では、制御回路は、同期信号を検出し、同期信号を検出した後に液晶シャッターの動作を開始するように構成することができる。
暗号化された信号は、暗号化された信号を受信するように構成された制御回路を持つ1対の液晶眼鏡だけを動作させることができる。
代表的な実施例では、テスト信号は、1対の液晶シャッター眼鏡をかけている人に見える速さで液晶シャッターを動作させる。
代表的な実施例では、三次元ビデオ画像は、液晶シャッター眼鏡を使用して、1ミリ秒未満で第1の液晶シャッターを開き、第1の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第1の期間にわたって保持し、第1の液晶シャッターを閉じ、1ミリ秒未満で第2の液晶シャッターを開き、第2の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第2の期間にわたって保持することで、視聴者に提示される。第1の期間は、視聴者の第1の目に対する画像の提示に対応し、第2の期間は、視聴者の第2の目に対する画像の提示に対応する。
代表的な実施例では、液晶シャッターは、キャッチ電圧によって最大光伝送ポイントで保持される。キャッチ電圧は2ボルトでもよい。代表的な実施例では、最大光伝送ポイントは、32パーセントを超える光を伝送する。
代表的な実施例では、エミッタは、制御回路に液晶シャッターの1つを開かせる同期信号を提供する。いくつかの実施例では、同期信号は暗号化された信号を含む。
代表的な実施例では、制御回路は、暗号化された信号を確認した後にのみ動作する。
代表的な実施例では、バッテリー・センサーは、バッテリーの電力量を監視する。代表的な実施例では、制御回路は、低バッテリー状態を告げる指示を提供するように構成される。低バッテリー状態を告げる指示は、一定期間にわたって閉じ、一定期間にわたって開く液晶シャッターでもよい。
代表的な実施例では、制御回路は、同期信号を検出し、同期信号を検出した後に液晶シャッターの動作を開始するように構成することができる。代表的な実施例では、暗号化された信号は、暗号化された信号を受信するように構成された制御回路を持つ1対の液晶眼鏡だけを動作させる。
代表的な実施例では、テスト信号は、1対の液晶シャッター眼鏡をかけている人に見える速さで液晶シャッターを動作させる。
代表的な実施例では、三次元ビデオ画像を提供するためのシステムは、第1の液晶シャッターを持つ第1のレンズ及び第2の液晶シャッターを持つ第2のレンズを持つ1対の眼鏡を含むことができる。液晶シャッターは液晶を含むことができ、1ミリ秒未満で開くことができる。制御回路は、第1及び第2の液晶シャッターを交互に開くことができ、制御回路がシャッターを閉じるまで、液晶配向を最大光伝送ポイントで保持することができる。さらに、システムは、バッテリー、バッテリーに残っている電力量を判断できるセンサー、バッテリーに残っている電力量が、1対の眼鏡をあらかじめ定めた時間より長く動作させるのに十分かどうかを判断するように構成された制御装置、及び眼鏡があらかじめ定めた時間より長く動作しない場合に、視聴者に信号を送るインジケータを含む低バッテリー・インジケータを持つことができる。代表的な実施例では、低バッテリー・インジケータは、左及び右の液晶シャッターをあらかじめ定めた速さで開いて閉じる。代表的な実施例では、あらかじめ定めた時間は3時間より長い。代表的な実施例では、低バッテリー・インジケータは、バッテリーに残っている電力量が、1対の眼鏡があらかじめ定めた時間より長く動作するのに十分でないと判断した後に、少なくとも3日間にわたって動作することができる。代表的な実施例では、制御装置は、バッテリーに残っている同期パルスの数によって時間を測定することによって、バッテリーに残っている電力量を判断することができる。
三次元ビデオ画像を提供するための代表的な実施例では、第1の液晶シャッター及び第2の液晶シャッターを含む1対の三次元眼鏡を持ち、1ミリ秒未満で第1の液晶シャッターを開き、第1の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第1の期間にわたって保持し、第1の液晶シャッターを閉じ、1ミリ秒未満で第2の液晶シャッターを開き、第2の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第2の期間にわたって保持することで、画像が提供される。第1の期間は、視聴者の第1の目に対する画像の提示に対応し、第2の期間は、視聴者の第2の目に対する画像の提示に対応する。この代表的な実施例では、三次元眼鏡はバッテリーに残っている電力量を感知し、バッテリーに残っている電力量が、1対の眼鏡をあらかじめ定めた時間より長く動作させるのに十分かどうかを判断し、眼鏡があらかじめ定めた時間より長く動作しない場合は、視聴者に低バッテリー信号を示す。インジケータは、あらかじめ定めた速さでレンズを開いて閉じることでもよい。バッテリーが持続するあらかじめ定めた時間は3時間を超えてもよい。代表的な実施例では、低バッテリー・インジケータは、バッテリーに残っている電力量が、1対の眼鏡があらかじめ定めた時間より長く動作するのに十分ではないと判断した後に、少なくとも3日間は動作する。代表的な実施例では、制御装置は、バッテリーが持続できる同期パルスの数によって時間を測定することによって、バッテリーに残っている電力量を判断する。
代表的な実施例では、三次元ビデオ画像を提供するために、システムは、第1の液晶シャッターを持つ第1のレンズ及び第2の液晶シャッターを持つ第2のレンズを備える1対の眼鏡を含み、液晶シャッターは、液晶及び1ミリ秒未満の開時間を持つ。制御回路は、第1及び第2の液晶シャッターを交互に開くことができ、制御回路がシャッターを閉じるまで、液晶配向は最大光伝送ポイントで保持される。さらに、同期装置は、第1の目に対して提示される画像に対応する信号を送信する信号発信機、信号を感知する信号受信機、及び画像が第1の目に対して提示される期間に第1のシャッターを開くように構成された制御回路を含む。代表的な実施例では、信号は赤外線である。
代表的な実施例では、信号発信機は、信号を反射板に向けて投影し、信号は反射板に反射されて、信号受信機は反射された信号を検出する。いくつかの実施例では、反射板は映画館の画面である。代表的な実施例では、信号発信機は、映写機などの画像プロジェクタからタイミング信号を受信する。代表的な実施例では、信号は無線周波数信号である。代表的な実施例では、信号はあらかじめ定めた間隔の一連のパルスである。代表的な実施例では、信号があらかじめ定めた間隔の一連のパルスである場合、第1の所定数のパルスは第1の液晶シャッターを開き、第2の所定数のパルスは第2の液晶シャッターを開く。
三次元ビデオ画像を提供するための代表的な実施例では、画像を提供する方法は、第1の液晶シャッター及び第2の液晶シャッターを備える1対の三次元眼鏡を持つことと、1ミリ秒未満で第1の液晶シャッターを開くことと、第1の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第1の期間にわたって保持することと、第1の液晶シャッターを閉じ、1ミリ秒未満で第2の液晶シャッターを開くことと、第2の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第2の期間にわたって保持することとを含む。第1の期間は、視聴者の左目に対する画像の提示に対応し、第2の期間は、視聴者の右目に対する画像の提示に対応する。信号発信機は左目に対して提示される画像に対応する信号を伝送することができ、いつ第1の液晶シャッターを開くかを判断するために、三次元の眼鏡が使用できる信号を感知する。代表的な実施例では、信号は赤外線である。代表的な実施例では、信号発信機は、信号を三次元眼鏡に向けて反射する反射板に向けて信号を投影し、眼鏡の信号受信機は反射された信号を検出する。代表的な実施例では、反射板は映画館の画面である。
代表的な実施例では、信号発信機は、画像プロジェクタからタイミング信号を受信する。代表的な実施例では、信号は無線周波数信号である。代表的な実施例では、信号はあらかじめ定めた間隔の一連のパルスでもよい。第1の所定数のパルスは第1の液晶シャッターを開き、第2の所定数のパルスは第2の液晶シャッターを開くことができる。
三次元ビデオ画像を提供するためのシステムの代表的な実施例では、1対の眼鏡は、第1の液晶シャッターを持つ第1のレンズ及び第2の液晶シャッターを持つ第2のレンズを持ち、液晶シャッターは、液晶及び1ミリ秒未満の開時間を持つ。制御回路は、第1及び第2の液晶シャッターを交互に開き、制御回路がシャッターを閉じるまで、液晶配向は最大光伝送ポイントで保持される。代表的な実施例では、同期システムは、1対の眼鏡の前に位置する反射装置を備え、信号発信機は、信号を反射装置に向けて送信する。信号は、視聴者の第1の目に対して提示される画像に対応する。信号受信機は、反射装置から反射される信号を感知し、制御回路は、第1の目に対して画像が提示される期間に第1のシャッターを開く。
代表的な実施例では、信号は赤外線である。代表的な実施例では、反射板は映画館の画面である。代表的な実施例では、信号発信機は、画像プロジェクタからタイミング信号を受信する。信号は、あらかじめ定めた間隔の一連のパルスでもよい。代表的な実施例では、信号はあらかじめ定めた間隔の一連のパルスであり、第1の所定数のパルスは第1の液晶シャッターを開き、第2の所定数のパルスは第2の液晶シャッターを開く。
三次元ビデオ画像を提供するための代表的な実施例では、画像は、第1の液晶シャッター及び第2の液晶シャッターを備える1対の三次元眼鏡を持ち、1ミリ秒未満で第1の液晶シャッターを開き、第1の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第1の期間にわたって保持し、第1の液晶シャッターを閉じ、1ミリ秒未満で第2の液晶シャッターを開き、第2の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第2の期間にわたって保持することによって提供することができる。第1の期間は、視聴者の第1の目に対する画像の提示に対応し、第2の期間は、視聴者の第2の目に対する画像の提示に対応する。代表的な実施例では、送信機は、第1の目に対して提示される画像に対応する赤外線信号を伝送する。三次元眼鏡は、赤外線信号を感知し、赤外線信号を使用して第1の液晶シャッターを開かせる。代表的な実施例では、信号は赤外線である。代表的な実施例では、反射板は映画館の画面である。代表的な実施例では、信号発信機は、画像プロジェクタからタイミング信号を受信する。タイミング信号は、あらかじめ定めた間隔の一連のパルスでもよい。いくつかの実施例では、第1の所定数のパルスは第1の液晶シャッターを開き、第2の所定数のパルスは第2の液晶シャッターを開く。
代表的な実施例では、三次元ビデオ画像を提供するためのシステムは、第1の液晶シャッターを持つ第1のレンズ及び第2の液晶シャッターを持つ第2のレンズを持つ1対の眼鏡を含み、液晶シャッターは、液晶及び1ミリ秒未満の開時間を持つ。また、システムは、第1及び第2の液晶シャッターを交互に開く制御回路を持ち、制御回路がシャッターを閉じるまで、液晶配向を最大光伝送ポイントで保持することができる。また、システムは、信号発信機、信号受信機、及び視聴者に見える速さで第1及び第2のシャッターを開閉するように構成されたテスト・システム制御回路を備えるテスト・システムを持つことができる。代表的な実施例では、信号発信機は、プロジェクタからタイミング信号を受信しない。代表的な実施例では、信号発信機は赤外線信号を放射する。赤外線信号は一連のパルスでもよい。他の代表的な実施例では、信号発信機は無線周波数信号を放射する。無線周波数信号は一連のパルスでもよい。
三次元ビデオ画像を提供する方法の代表的な実施例では、方法は、第1の液晶シャッター及び第2の液晶シャッターを備える1対の三次元眼鏡を持つことと、1ミリ秒未満で第1の液晶シャッターを開くことと、第1の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第1の期間にわたって保持することと、第1の液晶シャッターを閉じ、1ミリ秒未満で第2の液晶シャッターを開くことと、第2の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第2の期間にわたって保持することとを含むことができる。代表的な実施例では、第1の期間は、視聴者の第1の目に対する画像の提示に対応し、第2の期間は、視聴者の第2の目に対する画像の提示に対応する。代表的な実施例では、送信機は、テスト信号を三次元眼鏡に向けて伝送することができ、三次元眼鏡は三次元眼鏡のセンサーでテスト信号を受信し、制御回路を使用してテスト信号の結果として第1及び第2の液晶シャッターを開閉し、液晶シャッターは、眼鏡をかけている視聴者に観察可能な速さで開閉する。
代表的な実施例では、信号発信機は、タイミング信号をプロジェクタから受信しない。代表的な実施例では、信号発信機は赤外線信号を放射する。これは一連のパルスでもよい。代表的な実施例では、信号発信機は無線周波数信号を放射する。代表的な実施例では、無線周波数信号は一連のパルスである。
三次元ビデオ画像を提供するためのシステムの代表的な実施例は、第1の液晶シャッターを持つ第1のレンズ及び第2の液晶シャッターを持つ第2のレンズを備える1対の眼鏡を含むことができ、液晶シャッターは、液晶及び1ミリ秒未満の開時間を持つ。また、システムは、第1及び第2の液晶シャッターを交互に開き、液晶配向を最大光伝送ポイントで保持し、その後シャッターを閉じる制御回路を持つことができる。代表的な実施例では、自動オン・システムは、信号発信機、信号受信機を備え、制御回路は、第1のあらかじめ定めた時間間隔で信号受信機を有効化し、信号受信機が信号を受信号発信機から受信しているかどうかを判断し、信号受信機が信号を信号発信機から第2の期間内に受信しない場合は、信号受信機を無効化し、信号受信機が信号を信号発信機から受信する場合には、信号に対応する間隔で第1及び第2のシャッターを交互に開くように構成されている。
代表的な実施例では、第1の期間は少なくとも2秒であり、第2の期間は100ミリ秒以下でもよい。代表的な実施例では、信号受信機が信号を信号発信機から受信するまで、液晶シャッターは開いた状態を維持する。
代表的な実施例では、三次元ビデオ画像を提供する方法は、第1の液晶シャッター及び第2の液晶シャッターを備える1対の三次元眼鏡を持つことと、1ミリ秒未満で第1の液晶シャッターを開くことと、第1の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第1の期間にわたって保持することと、第1の液晶シャッターを閉じ、1ミリ秒未満で第2の液晶シャッターを開くことと、第2の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第2の期間にわたって保持することとを含むことができる。代表的な実施例では、第1の期間は、視聴者の第1の目に対する画像の提示に対応し、第2の期間は、視聴者の第2の目に対する画像の提示に対応する。代表的な実施例では、方法は、第1のあらかじめ定めた時間間隔で信号受信機を有効化することと、信号受信機が信号を信号発信機から受信しているかどうかを判断することと、信号受信機が信号を信号発信機から第2の期間内に受信しない場合は、信号受信機を無効化することと、信号受信機が信号を信号発信機から受信する場合には、信号に対応する間隔で第1及び第2のシャッターを開閉することとを含むことができる。代表的な実施例では、第1の期間は少なくとも2秒である。代表的な実施例では、第2の期間は100ミリ秒以下である。代表的な実施例では、信号受信機が信号を信号発信機から受信するまで、液晶シャッターは開いた状態を維持する。
代表的な実施例では、三次元ビデオ画像を提供するためのシステムは、第1の液晶シャッターを持つ第1のレンズ及び第2の液晶シャッターを持つ第2のレンズを備える1対の眼鏡を含むことができ、液晶シャッターは、液晶及び1ミリ秒未満の開時間を持つ。また、第1及び第2の液晶シャッターを交互に開き、制御回路がシャッターを閉じるまで、液晶配向を最大光伝送ポイントで保持できる制御回路を持つことができる。代表的な実施例では、制御回路は、第1の液晶シャッター及び第2の液晶シャッターを開いた状態に維持するように構成される。代表的な実施例では、制御回路は、制御回路が同期信号を検出するまでレンズを開いた状態に維持する。代表的な実施例では、液晶シャッターに印加される電圧は、正と負とが交互に入れ替えられる。
三次元ビデオ画像を提供するための装置の一実施例では、1対の三次元眼鏡は、第1の液晶シャッター及び第2の液晶シャッターを備え、第1の液晶シャッターは1ミリ秒未満で開くことができ、第2の液晶シャッターは1ミリ秒未満で開くことができ、液晶シャッターが透明なレンズであるように見える速さで第1及び第2の液晶シャッターを開閉する。一実施例では、制御回路は、制御回路が同期信号を検出するまでレンズを開いた状態に維持する。一実施例では、液晶シャッターは、正と負とが交互に入れ替えられる。
代表的な実施例では、三次元ビデオ画像を提供するためのシステムは、第1の液晶シャッターを持つ第1のレンズ及び第2の液晶シャッターを持つ第2のレンズを備える1対の眼鏡を含むことができ、液晶シャッターは、液晶及び1ミリ秒未満の開時間を持つ。また、第1及び第2の液晶シャッターを交互に開き、制御回路がシャッターを閉じるまで、液晶を最大光伝送ポイントで保持する制御回路を含むことができる。代表的な実施例では、エミッタは同期信号を提供することができ、同期信号の一部は暗号化される。制御回路に操作可能なように接続されたセンサーは、同期信号を受信するように構成することができ、第1及び第2の液晶シャッターは、暗号化された信号を受信した後にのみ、同期信号に対応するパターンで開閉することができる。
代表的な実施例では、同期信号は、あらかじめ定めた間隔の一連のパルスである。代表的な実施例では、同期信号は、あらかじめ定めた間隔の一連パルスであり、第1の所定数のパルスは第1の液晶シャッターを開き、第2の所定数のパルスは第2の液晶シャッターを開く。代表的な実施例では、一連のパルスの一部は暗号化される。代表的な実施例では、一連のパルスは、あらかじめ定めた数の暗号化されていないパルスを含み、その後に、あらかじめ定めた数の暗号化されたパルスが続く。代表的な実施例では、第1及び第2の液晶シャッターは、連続する2つの暗号化された信号を受信した後にのみ、同期信号に対応するパターンで開閉する。
三次元ビデオ画像を提供する方法の代表的な実施例では、方法は、第1の液晶シャッター及び第2の液晶シャッターを備える1対の三次元眼鏡を持つことと、1ミリ秒未満で第1の液晶シャッターを開くことと、第1の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第1の期間にわたって保持することと、第1の液晶シャッターを閉じ、1ミリ秒未満で第2の液晶シャッターを開くことと、第2の液晶シャッターを最大光伝送ポイントで第2の期間にわたって保持することとを含むことができる。代表的な実施例では、第1の期間は、視聴者の第1の目に対する画像の提示に対応し、第2の期間は、視聴者の第2の目に対する画像の提示に対応する。代表的な実施例では、エミッタは同期信号を提供し、同期信号の一部は暗号化される。代表的な実施例では、センサーは、操作可能なように制御回路に接続され、同期信号を受信するように構成され、第1及び第2の液晶シャッターは、暗号化された信号を受信した後にのみ、同期信号に対応するパターンで開閉する。
代表的な実施例では、同期信号は、あらかじめ定めた間隔の一連のパルスである。代表的な実施例では、同期信号は、あらかじめ定めた間隔の一連のパルスであり、第1の所定数のパルスは第1の液晶シャッターを開き、第2の所定数のパルスは第2の液晶シャッターを開く。代表的な実施例では、一連のパルスの一部は暗号化される。代表的な実施例では、一連のパルスは、あらかじめ定めた数の暗号化されていないパルスを含み、その後に、あらかじめ定めた数の暗号化されたパルスが続く。代表的な実施例では、第1及び第2の液晶シャッターは、連続する2つの暗号化された信号を受信した後にのみ、同期信号に対応するパターンで開閉する。
本発明の範囲から逸脱することなく、上記に変更を加えられることを理解されたい。特定の実施例を示して記述したが、当業者であれば、本発明の精神又は教示から逸脱することなく変更を行うことが可能である。記述した実施例は例示のみを目的としたものであり、限定することを目的としたものではない。多くの変形及び変更が可能であり、それらは本発明の範囲に含まれる。さらに、代表的な実施例の1つ又は複数の要素は、1つ又は複数の他の代表的な実施例の1つ又は複数の要素の全体又は一部と組み合わせたり、又はそれらを代用したりできる。したがって、保護の範囲は記述した実施例に限定されることはなく、添付の請求項によってのみ限定されるものであり、その範囲は請求項の内容と同等の内容をすべて含むものとする。
100、5800、6200 システム
102 映画の画面
104、1800、3000、6000 3D眼鏡
106、1802、3002 左シャッター
108、1804、3004 右シャッター
110、1600a 信号発信機
110a、114、1810、3012 CPU
112、1814、3014、5802、6002 信号センサー
116、1806、3006 左シャッター制御装置
118、1808、3008 右シャッター制御装置
120 バッテリー
122、1812 バッテリー・センサー
130、6202 プロジェクタ
1600 テスター
1700、1816、3016 チャージ・ポンプ
3010 共通のシャッター制御装置
3018 電圧源
4402 フレーム前部
4402a 右ウィング
4402b 左ウィング
4404 ブリッジ
4406 右テンプル
4406a、4408b 隆起部
4408 左テンプル
4410 右レンズ開口部
4412 左レンズ開口部
4414 カバー
4415 カバー内部
4416 Oリング・シール
4417 接触部
4418 開閉要素
4420 くぼみ
4422 鍵
4424 突出部
4426 鍵
5804 ノーマライザ
5806 利得制御要素
5810 アンプ及びパルス調整要素
5812 同期振幅及び形処理装置
6102 ダイナミック・レンジ減少及びコントラスト増強要素
6204、6315 表示面
6300 投影表示システム
6305 光変調器
6310 光源
6320 制御装置
6325 フロント・エンド装置
6330 メモリ
6350 シーケンス発生器
6355 同期化信号発生器
6360 パルス幅変調(PWM)ユニット

Claims (49)

  1. 視聴者の左目用の画像、前記視聴者の右目用の画像、及び同期信号を伝送するためのプロジェクタと、
    3D眼鏡の利用者が前記左目画像又は前記右画像のいずれかを見られるようにするために左及び右の表示シャッターを含む3D眼鏡であって、
    前記伝送された同期信号を認識するための信号センサーと、
    前記認識した同期信号の振幅、形、ダイナミック・レンジ、及びコントラストの少なくとも1つを変更するために前記信号センサーに操作可能なように接続された信号プロセッサと、
    前記左及び右の表示シャッターの動作を制御するために前記変更済みの同期信号を処理するために前記信号プロセッサに操作可能なように接続された制御装置とを含む3D眼鏡と
    を含む3D表示システム。
  2. 前記信号センサーは、前記可視スペクトル内で主に電磁エネルギーを含む、伝送された同期信号を認識するように構成された請求項1に記載の3D表示システム。
  3. 前記信号プロセッサは、前記認識した同期信号の振幅及び形を正規化する請求項1に記載の3D表示システム。
  4. 前記信号プロセッサは、また、前記認識した同期信号の前記ダイナミック・レンジを減少させ、前記同期信号のコントラストを強調する請求項3に記載の3D表示システム。
  5. 前記信号プロセッサは、前記認識した同期信号の前記ダイナミック・レンジを減少させ、前記同期信号のコントラストを強調する請求項1に記載の3D表示システム。
  6. 前記信号プロセッサは、また、前記認識した同期信号の振幅及び形を正規化する請求項5に記載の3D表示システム。
  7. 前記信号プロセッサは、約1mVから1Vに及ぶピーク・トゥ・ピーク振幅を持つ、認識した伝送された同期信号を受信し、最大約3Vのピーク・トゥ・ピーク振幅を持つ変更済みの同期信号を生成するように構成された請求項1に記載の3D表示システム。
  8. 前記プロジェクタは、1チップDLP投影システムを備える請求項1に記載の3D表示システム。
  9. 前記プロジェクタは、3チップDLP投影システムを備える請求項1に記載の3D表示システム。
  10. 前記プロジェクタは、ネットワークに操作可能なように接続できるファイル・サーバをさらに備える請求項9に記載の3D表示システム。
  11. 前記プロジェクタは、サイドバイサイド、オーバーアンダー、チェッカーボード、ページ・フリップ、及びマルチビュー・ビデオ・コーディングという3D形式の1つ又は複数を実装するように構成される請求項9に記載の3D表示システム。
  12. 左及び右の表示シャッターを持つ3D眼鏡をかけている利用者が3D画像を見るためのシステムの動作を制御する方法であって、
    視聴者の左目に対する画像を伝送することと、
    前記視聴者の右目に対する画像を伝送することと、
    同期信号を伝送することと、
    前記同期信号を認識することと、
    前記認識した同期信号の振幅、形、ダイナミック・レンジ、及びコントラストの少なくとも1つを変更することによって前記同期信号を処理することと、
    前記変更済みの同期信号を使用して前記左及び右のシャッターの動作を制御することと
    を含む方法。
  13. 前記同期信号を認識することは、前記可視スペクトル内で主に電磁エネルギーを含む同期信号を認識することを含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記同期信号の処理は、前記認識した同期信号の振幅及び形を正規化することを含む請求項12に記載の方法。
  15. 前記同期信号の処理は、前記認識した同期信号の前記ダイナミック・レンジを減少させ、前記同期信号のコントラストを強調することを含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記同期信号の処理は、前記認識した同期信号の前記ダイナミック・レンジを減少させることと、前記同期信号のコントラストを強調することとを含む請求項12に記載の方法。
  17. 前記同期信号の処理は、前記認識した同期信号の振幅及び形を正規化することを含む請求項16に記載の方法。
  18. 前記同期信号の処理は、約1mVから1Vに及ぶピーク・トゥ・ピーク振幅を持つ同期信号を受信することと、最大約3Vのピーク・トゥ・ピーク振幅を持つ前記変更済みの同期信号を生成することとを含む請求項12に記載の方法。
  19. 前記視聴者の左目及び右目用の前記画像を伝送することは、1チップDLP投影システムを使用して、前記視聴者の左目及び右目用の前記画像を伝送することを含む請求項12に記載の方法。
  20. 前記視聴者の左目及び右目用の前記画像を伝送することは、3チップDLP投影システムを使用して、前記視聴者の左目及び右目用の前記画像を伝送することを含む請求項12に記載の方法。
  21. 前記視聴者の左目及び右目用の前記画像を伝送することは、ファイル・サーバに操作可能なように接続されたネットワークを使用して、前記視聴者の左目及び右目用の前記画像を伝送することを含む請求項12に記載の方法。
  22. 前記視聴者の左目及び右目用の前記画像を伝送することは、サイドバイサイド、オーバーアンダー、チェッカーボード、ページ・フリップ、及びマルチビュー・ビデオ・コーディングという3D形式の1つ又は複数を実装することを含む請求項12に記載の方法。
  23. 左及び右の表示シャッターを持つ3D眼鏡をかけている利用者が3D画像を見るためのシステムの動作を制御するシステムであって、
    視聴者の左目に対する画像を伝送するための手段と、
    前記視聴者の右目に対する画像を伝送するための手段と、
    同期信号を伝送するための手段と、
    同期信号を認識するための手段と、
    前記認識した同期信号の振幅、形、ダイナミック・レンジ、及びコントラストの少なくとも1つを変更することによって前記同期信号を処理するための手段と、
    前記変更済みの同期信号を使用して、前記左及び右のシャッターの動作を制御するための手段と
    を含むシステム。
  24. 前記同期信号を認識するための手段は、前記可視スペクトル内で主に電磁エネルギーを含む同期信号を認識するための手段を含む請求項23に記載のシステム。
  25. 前記同期信号を処理するための手段は、前記認識した同期信号の振幅及び形を正規化するための手段を含む請求項23に記載のシステム。
  26. 前記同期信号を処理するための手段は、前記認識した同期信号の前記ダイナミック・レンジを減少させ、前記同期信号のコントラストを強調するための手段を含む請求項25に記載のシステム。
  27. 前記同期信号を処理するための手段は、前記認識した同期信号の前記ダイナミック・レンジを減少させ、前記同期信号のコントラストを強調するための手段を含む請求項23に記載のシステム。
  28. 前記同期信号を処理するための手段は、前記認識した同期信号の振幅及び形を正規化するための手段を含む請求項27に記載のシステム。
  29. 前記同期信号を処理するための手段は、約1mVから1Vに及ぶピーク・トゥ・ピーク振幅を持つ同期信号を受信するための手段と、最大約3Vのピーク・トゥ・ピーク振幅を持つ変更済みの同期信号を生成するための手段とを含む請求項23に記載のシステム。
  30. 投影表示システムに複数の画像を表示するための方法であって、
    第1の表示期間中に、第1の画像ストリームから第1の画像を表示面上に表示することと、
    第2の表示期間中に、第2の画像ストリームから第2の画像を前記表示面上に表示することであって、前記第1の画像及び前記第2の画像は、前記表示面の同じ領域に少なくとも部分的に表示され、前記第1の表示期間及び前記第2の表示期間は重複しないことと、
    第3の表示期間中に、同期信号を前記表示面上に表示することと、
    前記認識した同期信号の振幅、形、ダイナミック・レンジ、及びコントラストの少なくとも1つを変更することによって前記同期信号を処理することと
    を含む方法。
  31. 前記第1の画像及び前記第2の画像は、単一のシーンの異なる視点を含む請求項30に記載の方法。
  32. 前記第1の画像ストリーム及び前記第2の画像ストリームは、無関係な画像ストリームを含む請求項30に記載の方法。
  33. 前記第1の画像及び前記第2の画像を表示することは、一連の着色光を用いて前記投影表示システムにおいて光変調器の配列を照らすことと、前記光変調器の配列において個々の光変調器を前記光変調器の配列を照らす着色光に対応する状態及び表示される画像からの画像データに設定することとをそれぞれ含む請求項30に記載の方法。
  34. 前記同期信号の表示は、単一色の光を用いて前記光変調器の配列を照らすことと、前記光変調器の配列において個々の光変調器をオン状態に設定することとを含み、前記オン状態は、配列を照らし前記光変調器によって変調された光が前記表示面に達するようにする請求項33に記載の方法。
  35. 前記単一色の光は、異なる波長の光の組み合わせを含む請求項34に記載の方法。
  36. 前記光変調器の配列のすべての光変調器は前記オン状態に設定される請求項34に記載の方法。
  37. 個々の光変調器の状態は、現在、前記光変調器の配列を照らしている光の色、及び前記光の色に関連する画像データに基づく請求項33に記載の方法。
  38. 前記同期信号を表示した後に、表示装置で前記同期信号を検出することと、前記同期信号に応じて前記表示装置によるアクションを実行することとをさらに含む請求項30に記載の方法。
  39. 前記同期信号を表示した後に、第1の画像ストリームから第1の画像を表示することと、第2の画像ストリームから第2の画像を表示することと、同期信号を表示することとを繰り返すことをさらに含む請求項30に記載の方法。
  40. 前記第1の表示期間、前記第2の表示期間、及び前記第3の表示期間は重複しない請求項30に記載の方法。
  41. 前記第1及び第2の画像を表示することは、1チップDLP投影システムを使用して、前記第1及び第2の画像を表示することを含む請求項30に記載の方法。
  42. 前記第1及び第2の画像を表示することは、3チップDLP投影システムを使用して、前記第1及び第2の画像を表示することを含む請求項30に記載の方法。
  43. 前記第1及び第2の画像を表示することは、ファイル・サーバに操作可能なように接続されたネットワークを使用して、前記第1及び第2の画像を表示することを含む請求項30に記載の方法。
  44. 前記第1及び第2の画像を表示することは、サイドバイサイド、オーバーアンダー、チェッカーボード、ページ・フリップ、及びマルチビュー・ビデオ・コーディングという3D形式の1つ又は複数を実装することを含む請求項30に記載の方法。
  45. 表示装置を表示システムに同期させる方法であって、
    前記表示システムの表示面に表示される同期信号を検出することと、
    前記同期信号を受信することと、
    前記同期信号に応じてアクションを実行することとを含み、
    前記同期信号の受信は、前記認識した同期信号の振幅、形、ダイナミック・レンジ、及びコントラストの少なくとも1つを変更することによって前記同期信号を処理することを含む方法。
  46. 前記受信後に、前記同期信号を復号することをさらに含む請求項45に記載の方法。
  47. 前記実行は、前記同期信号によって指定されたアクションを実行することを含む請求項46に記載の方法。
  48. 前記同期信号は暗号化され、前記復号は前記実行前に前記同期信号を解読することを含む請求項46に記載の方法。
  49. 前記実行は、前記表示システムの表示を制御するシャッターを始動させることを含む請求項45に記載の方法。
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