JP2011176666A - 同期検出装置、方法及びプログラム - Google Patents

同期検出装置、方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011176666A
JP2011176666A JP2010039801A JP2010039801A JP2011176666A JP 2011176666 A JP2011176666 A JP 2011176666A JP 2010039801 A JP2010039801 A JP 2010039801A JP 2010039801 A JP2010039801 A JP 2010039801A JP 2011176666 A JP2011176666 A JP 2011176666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metric
phase
received signal
timing
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010039801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4977922B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Ishii
寛之 石井
Satoru Negishi
悟 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Corp
Priority to JP2010039801A priority Critical patent/JP4977922B2/ja
Publication of JP2011176666A publication Critical patent/JP2011176666A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4977922B2 publication Critical patent/JP4977922B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】復号器が同期又は非同期の状態にあることを、C/Nの高低に関わらず一定のしきい値で判定可能な、同期検出装置等を提供する。
【解決手段】同期検出装置10は、受信信号aをタイミングt1で区切って受信信号b1として出力する入力タイミング制御器11と、受信信号aをタイミングt1と異なるタイミングt2で区切って受信信号b2として出力する入力タイミング制御器12と、受信信号b1を復号するとともにその結果から得られたメトリックd1を出力するヴィタビ復号器13と、受信信号b2を復号するとともにその結果から得られたメトリックd2を出力するヴィタビ復号器14と、メトリックd1とメトリックd2との差分eを算出し、差分eとしきい値thとを比較することにより同期しているか否かを判定する判定器15と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヴィタビ復号などに用いられる同期検出装置等に関する。「ヴィタビ復号」とは、誤り訂正符号の一種である畳込み符号の、一般的な復号方法である。
k/n畳込み符号では、kビットの情報ブロックが符号化され、符号系列中のnビットの符号ブロックとなる。各符号ブロックは、過去に渡る複数の情報ブロックから定まる。ヴィタビ復号を行う場合、データは符号ブロックごとにヴィタビ復号器に入力される必要がある。この入力データの区切りと符号ブロックとが、一致している状態を「同期」と呼び、一致していない状態を「非同期」と呼ぶ。受信データに同期用データが含まれる場合等を除き、受信データから正しい区切りを知ることは困難である。そのため、復号結果から同期/非同期を判定し、その判定結果に基づいて入力タイミングを制御することが一般的である。具体的には、ブロック長がnビットの符号の場合、あるタイミングで入力したデータをヴィタビ復号し、同期しなければ入力タイミングを1ビットずらす、という処理の繰り返しが最大n回必要となる。
また、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)など、復調器単体では搬送波位相を確定できない変調方式では、ヴィタビ復号の同期判定が位相確定の有効な手段の一つとなっている。具体的には、m個の位相状態を有するmPSK変調方式の場合、ある搬送波位相で復調したデータをヴィタビ復号し、同期しなければ位相を2π/mずらす、という処理の繰り返しが最大m回必要となる。例えば、特許文献1などに、本発明に関連する技術が開示されている。
いずれの場合でも、ヴィタビ復号において同期/非同期を判定する手段が必要であるが、多くの場合メトリックと呼ばれる数値を指標とし、これをしきい値と比較することにより同期判定を実現している。メトリックにはヴィタビ復号の過程で計算されるパスメトリックや、復号データを畳み込み符号化したデータ(再符号化データ)と受信データとのハミング距離などが使用される。同期判定に関する情報については、非特許文献1に詳しく開示されている。
図10は、特許文献1に開示されたQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)復調装置を示すブロック図である。以下、図10に基づき説明する。
QPSK復調装置100は、QPSK信号入力端子101、QPSK信号入力端子101に入力されたQPSK信号を局部発振器103からの局部発振信号で周波数変換するミキサ102、ミキサ102の出力を入力しQPSK復調を行うQPSK復調部104、QPSK復調部104の出力を入力し誤り訂正を行うヴィタビ復号部105、ヴィタビ復号部105の出力を復調出力として出力する復調出力端子106等を備えている。また、QPSK復調装置100は、ヴィタビ復号部105からパスメトリックの最小値を入力し予め与えたしきい値と比較する比較器112、比較器112の出力に応じて局部発振器103の発振周波数を制御する局部発振器周波数設定部113等を備えている。
上記のように構成されたQPSK復調装置100の動作について、以下説明する。QPSK信号入力端子101に入力された衛星からの周波数多重QPSK信号は、ミキサ102で周波数変換され、QPSK復調部104で復調される。受信QPSK信号の選択は、ミキサ102で周波数変換された後、QPSK復調部104に設けた図示しない帯域通過フィルタにてなされる。QPSK復調部104の出力は、ヴィタビ復号部105へ入力される。
ヴィタビ復号部105では、公知の手法により、入力信号のブランチメトリック値を算出し、これを累積加算することによりパスメトリック値を求め、パスメトリック値が最小となる情報系列を誤り訂正された復調信号として復調出力端子106へ出力する。このとき、累積加算することによりパスメトリック値が増大し、パスメトリック値を格納するパスメトリック値メモリがオーバフローするのを防ぐため、一定の周期でパスメトリック値を減算する正規化を行う。これにより、正常に畳込み符号化された信号が入力された場合は、パスメトリック値の最小値は0近傍の一定値以下に収束する。しかし、不規則な信号が入力された場合にはパスメトリック値が急速に増大して正規化が不能となり、パスメトリック値メモリがオーバフローする。すなわち、QPSK復調部104が同期状態にある場合はヴィタビ復号部105のパスメトリック値の最小値が0近傍の一定値以下に収束し、QPSK復調部104が非同期状態にある場合はパスメトリック値が急速に増大する。
したがって、比較器112に予め与えるしきい値を、QPSK復調部104が同期状態にある場合のパスメトリック値の最小値より大きい値に設定しておき、比較器112ではヴィタビ復号部105から出力されるパスメトリック値の最小値がしきい値を越えた場合にQPSK復調部104が非同期状態にあると判断する。比較器112が非同期状態を判断した場合には局部発振器周波数設定部113を起動し、これより局部発振器周波数設定部113はPLLで構成される局部発振器103を±(ボーレート)/4だけオフセットさせるよう動作させ、QPSK復調部104の非同期状態を同期状態へ至らせる。
特開平10−93648号公報
安田 他、"ヴィタビ復号における符号同期方式"、信学論(B)、J66-B、No.5、pp.623-630、1983
図11は、C/N(carrier to noise ratio:搬送波対雑音電力比)と同期時及び非同期時の各メトリックとの関係の一例を示すグラフである。以下、図11に基づき説明する。
図11において、横軸が受信信号のC/Nであり、縦軸がその受信信号の復号結果から得られたメトリックである。メトリックは、ここでは再符号化データと受信データとのハミング距離であるが、これ以外の指標を使用することも可能である。▲は同期時におけるメトリックを示し、■は非同期時におけるメトリックを示している。同期時におけるメトリックは、C/Nがx0近傍では高い値を示し、C/Nが増加するにつれて低下し、C/Nがx11近傍でほぼ0となる。これに対し、非同期時におけるメトリックは、C/Nがx0近傍では同期時におけるメトリックとほぼ同じ値を示し、C/Nが増加するにつれて徐々に低下するものの、その傾きは同期時におけるメトリックに比べてなだらかである。
図12は、図11に、低C/N領域に設定したメトリックのしきい値と、高C/N領域に設定したメトリックのしきい値とを、書き加えたグラフである。以下、図12に基づき説明する。
図12から明らかなように、同期時と比較して非同期時のメトリックは高い値となる。そのため、予めメトリックのしきい値を設定して、復号結果から得られたメトリックがしきい値よりも高ければ非同期と判定し、復号結果から得られたメトリックがしきい値よりも低ければ同期と判定することが可能である(例えば図10の比較器112参照)。しかしながら、同期時及び非同期時の各メトリックの分布特性から、低C/N領域にしきい値を設定すると、高C/N領域では正しく同期を判定できず、逆に高C/N領域にしきい値を設定すると、低C/N領域では正しく同期を判定できない、という問題があった。
具体例を述べれば、図12に示すように、低C/N領域においてメトリックのしきい値をth11に設定すると、C/Nがx12以上では非同期を同期と誤って判定してしまう。一方、高C/N領域においてメトリックのしきい値をth12に設定すると、C/Nがx13以下では同期を非同期と誤って判定してしまう。
そこで、本発明の目的は、復号器が同期又は非同期の状態にあることを、C/Nの高低に関わらず一定のしきい値で判定可能な、同期検出装置等を提供することにある。
本発明に係る同期検出装置は、
畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号として出力する第一の入力タイミング制御器と、
前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号として出力する第二の入力タイミング制御器と、
前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号器と、
前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号器と、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定器と、
を備えたものである。
本発明に係る同期検出方法は、
畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号とするとともに、前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号とし、
前記第一の受信信号を復号することによって第一のメトリックを得るとともに、前記第二の受信信号を復号することによって第二のメトリックを得、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、
この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定するものである。
本発明に係る同期検出プログラムは、
畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号として出力する第一の入力タイミング制御手段、
前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号として出力する第二の入力タイミング制御手段、
前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号手段、
前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号手段、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定手段、
としてコンピュータを機能させるためのものである。
本発明によれば、同じ受信信号を異なるタイミングを用いて復号し、それらの結果から得られたメトリックの差分としきい値とを比較するようにしたので、C/Nの高低に関わらず一定のしきい値で、復号の同期又は非同期を判定できる。
本発明に係る同期検出装置の実施形態1を示すブロック図である。 C/Nと同期時及び非同期時のメトリックの差分との関係の一例を示すグラフである。 図2に、メトリックの差分のしきい値を書き加えたグラフである。 図1の同期検出装置における判定器等の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る同期検出装置の実施形態2を示すブロック図である。 図5の同期検出装置における判定器等の動作(タイミング制御)の一例を示すフローチャートである。 図5の同期検出装置における判定器等の動作(位相制御)の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る同期検出装置の実施形態3を示すブロック図である。 図8の同期検出装置における判定器等の動作の一例を示すフローチャートである。 特許文献1に開示されたQPSK復調装置を示すブロック図である。 C/Nと同期時及び非同期時の各メトリックとの関係の一例を示すグラフである。 図11に、低C/N領域に設定したメトリックのしきい値と、高C/N領域に設定したメトリックのしきい値とを、書き加えたグラフである。
図1は、本発明に係る同期検出装置の実施形態1を示すブロック図である。図2は、C/Nと同期時及び非同期時のメトリックの差分との関係の一例を示すグラフである。図3は、図2に、メトリックの差分のしきい値を書き加えたグラフである。図4は、図1の同期検出装置における判定器等の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図1乃至図4に基づき説明する。
図1に示すように、本実施形態1では、受信信号b1を復号する際にヴィタビ復号を用いる第一のヴィタビ復号器13を「第一の復号器」として使用し、受信信号b2を復号する際にヴィタビ復号を用いる第二のヴィタビ復号器14を「第二の復号器」として使用している。本実施形態の同期検出装置10は、畳込み符号からなる受信信号aを第一のタイミングt1で区切って第一の受信信号b1として出力する第一の入力タイミング制御器11と、受信信号aを第一のタイミングt1と異なる第二のタイミングt2で区切って第二の受信信号b2として出力する第二の入力タイミング制御器12と、第一の受信信号b1を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックd1を出力する第一のヴィタビ復号器13と、第二の受信信号b2を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックd2を出力する第二のヴィタビ復号器14と、第一のメトリックd1と第二のメトリックd2との差分eを算出し、差分eとしきい値thとを比較することにより同期しているか否かを判定する判定器15と、を備えている。
また、同期検出装置10は、切替器16を更に備えている。切替器16は、判定器15によって同期していると判定された場合に、ヴィタビ復号器13,14のうち同期している方の復号結果h、すなわち復号結果c1,c2のいずれかを出力する。ヴィタビ復号器13,14は、それぞれ復号前の受信信号b1,b2を入力し、復号結果c1,c2を出力する、一般的なものである。
図2において、横軸が受信信号aのC/Nであり、縦軸が受信信号aの復号結果から得られたメトリックd1,d2の差分eである。差分eは、例えばe=|d1−d2|で与えられる。つまり、本実施形態1では、差分eは(d1−d2)の絶対値である、と定義する(他の実施形態でも同様。)本実施形態1では、同じ受信信号aを異なるタイミングt1,t2を用いて復号するため、二つのヴィタビ復号器13,14はいずれか一方のみが同期となるか、両方とも非同期になる。ここで、前者の状態を(同期、非同期)、後者の状態を(非同期、非同期)とする。▲は(同期、非同期)状態のメトリックの差分を示し、■は(非同期、非同期)のメトリックの差分を示している。(同期、非同期)の差分の値がC/Nによって変動するのに対し、(非同期、非同期)の差分の値はC/Nにかかわらず0近傍のほぼ一定となる。
本実施形態1によれば、同じ受信信号aを異なるタイミングt1,t2を用いて復号し、それらの結果から得られたメトリックd1,d2の差分eとしきい値thとを比較するようにしたので、C/Nの高低に関わらず一定のしきい値thで、復号の同期又は非同期を判定できる。
その理由について説明する。同期時におけるメトリック及び非同期時におけるメトリックは、程度の差はあるもののC/Nの増加につれて両者とも同様に減少する、という特性を有する(図11参照)。このとき、メトリックに一定のしきい値を設定すると、そのしきい値は必ずどこかのC/N値でそれぞれのメトリックに交わってしまう(図12参照)。そのため、これらの二つの交点で挟まれたC/Nの範囲内でしか、そのしきい値を利用できないことになる。
これに対して、メトリックの差分を用いた場合、(非同期、非同期)における差分の値がC/Nにかかわらずほぼ一定であるので、一定のしきい値を設定してもしきい値と差分の曲線との交点は一点となる。そのため、メトリックそのものを使用する場合に比べて、より広いC/Nの範囲で一定のしきい値を利用できることになる。
具体例を述べれば、図3に示すように、メトリックの差分のしきい値をth1に設定すると、C/Nが(x3−x2)以上という広い範囲で、非同期又は同期を正しく判定できる。
同期検出装置10は、以上のように同期を検出する機能だけを有するものとしてもよいが、次のように同期を得る機能を付加してもよい。判定器15及び入力タイミング制御器11,12が、更に次の機能を有している。判定器15は、差分eがしきい値thよりも小さいときに、ヴィタビ復号器13,14による復号が同期していないと判定し、タイミングt1,t2を変更するタイミング切替信号fを、入力タイミング制御器11,12へ出力する、という機能を有する。入力タイミング制御器11,12は、タイミング切替信号fに従ってそれぞれタイミングt1,t2を変更し、変更されたタイミングt1,t2でそれぞれ受信信号aを区切って受信信号b1,b2として出力する、という機能を有する。
この場合は、判定器15がヴィタビ復号器13,14による復号をどちらも非同期と判定すると、入力タイミング制御器11,12が新たなタイミングt1,t2でそれぞれ受信信号aを区切って受信信号b1,b2として出力するので、この動作を繰り返すことによってヴィタビ復号器13,14のどちらか一方から正常に復号された復号結果h(すなわち復号結果c1,c2のどちらか一方)が得られる。
前述したように、本実施形態1では、非同期時にメトリックが高く(大きく)なり、同期時にメトリックが低く(小さく)なる。したがって、判定器15は、ヴィタビ復号器13,14のどちらか一方が同期していると判定したとき、メトリックの低い(小さい)方が同期していると判定できる。このとき、判定器15は、ヴィタビ復号器13,14のうちメトリックの低い(小さい)方の復号結果を出力するように、切替器15へ出力切替信号gを出力する。出力切替信号gは、ヴィタビ復号器13の復号結果c1を選択する、ヴィタビ復号器14の復号結果c2を選択する、及び、どちらも選択しない、のいずれか一つを示す情報である。切替器15は、例えば三点切替可能なスイッチとしての機能を有し、復号結果c1を復号結果hとして出力する、復号結果c2を復号結果hとして出力する、及び、何も出力しない、という三通りの動作が可能である。
なお、メトリックの種類によっては、非同期時にメトリックが低く(小さく)なり、同期時にメトリックが高く(大きく)なるものもある。この場合の判定器の動作は、本実施形態1とは逆になる。
次に、判定器15及び入力タイミング制御器11,12の動作について、図4に基づき説明する。畳込み符号からなる受信信号aはNビットからなるものとする。まず、判定器15は、n=0とし(ステップ121)、nを示すタイミング切替信号fを入力タイミング制御器11,12へ出力する(ステップ122)。すると、入力タイミング制御器11が2n=0(ビット目)で表せるタイミングt1で受信信号aを区切り、入力タイミング制御器12が2n+1=1(ビット目)で表せるタイミングt2で受信信号aを区切る(ステップ123)。続いて、判定器15は、ヴィタビ復号器11,14からメトリックd1,d2を入力し(ステップ124)、これらの差分eとしきい値thとを比較し(ステップ125)、e>thであれば出力切替信号gを切替器16へ出力し終了する(ステップ128)。一方、ステップ125でe≦thであれば、判定器15は、nに1を加え(ステップ126)、かつn<Nであればステップ122へ戻る(ステップ127)。ステップ127でn=Nであれば、判定器15はステップ121へ戻る。このようなタイミング制御は、符号ブロックの区切りを1ビットずらす処理である。
また、本実施形態1では、二つの入出力タイミング制御器11,12を用いて、それぞれ別々のタイミングt1,t2で受信信号aを同時に区切っているので、一つの入力タイミング制御器のみを用いた場合に比べて、同期を得るまでの処理時間を半分程度に短縮できる。
同期検出装置10は、各構成要素をICなどのハードウェアで実現することもできるし、後述するようにソフトウェア(コンピュータプログラム)で実現することもできる。
次に、実施形態1の同期検出プログラムについて説明する。同期検出装置10の各ブロックの機能は、コンピュータ内にプログラムによって実現することができる。すなわち、本実施形態の同期検出プログラムは、畳込み符号からなる受信信号aを第一のタイミングt1で区切って第一の受信信号b1として出力する第一の入力タイミング制御手段(11)、受信信号aを第一のタイミングt1と異なる第二のタイミングt2で区切って第二の受信信号b2として出力する第二の入力タイミング制御手段(12)、第一の受信信号b1を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックd1を出力する第一の復号手段(13)、第二の受信信号b2を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックd2を出力する第二の復号手段(14)、第一のメトリックd1と第二のメトリックd2との差分eを算出し、差分eとしきい値thとを比較することにより同期しているか否かを判定する判定手段(15)として、コンピュータを機能させるためのものである。例えばメモリ及びCPUを有するコンピュータにおいて、メモリに記憶された当該同期検出プログラムをCPUが読み込むことによって、CPUが各手段として機能する。
次に、実施形態1の同期検出方法について説明する。本実施形態の同期検出方法は、同期検出装置10の動作に相当する。すなわち、本実施形態の同期検出方法は、畳込み符号からなる受信信号aを第一のタイミングt1で区切って第一の受信信号b1とするとともに、受信信号aを第一のタイミングt1と異なる第二のタイミングt2で区切って第二の受信信号b2とし、第一の受信信号b1を復号することによって第一のメトリックd1を得るとともに、第二の受信信号b2を復号することによって第二のメトリックd2を得、第一のメトリックd1と第二のメトリックd2との差分eを算出し、差分eとしきい値thとを比較することにより同期しているか否かを判定するものである。
本実施形態の同期検出プログラム及び同期検出方法の他の構成については、同期検出装置10の構成に準ずる。本実施形態の同期検出プログラム及び同期検出方法によれば、同期検出装置10と同様な作用及び効果を奏する。
図5は、本発明に係る同期検出装置の実施形態2を示すブロック図である。図6及び図7は、図5の同期検出装置における判定器等の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図5乃至図7に基づき説明する。なお、図5において図1と同じ部分には同じ符号を付す。
本実施形態2の同期検出装置20は、図1の同期検出装置10の構成に加えて、第一の位相制御器21及び第二の位相制御器22を備えている。第一の位相制御器21は、第一の入力タイミング制御器11の前段に設けられ、畳込み符号からなる受信信号aを第一の位相p1でシフトして第一の入力タイミング制御器11へ出力する。第二の位相制御器22は、第二の入力タイミング制御器12の前段に設けられ、畳込み符号からなる受信信号aを第一の位相p1と異なる第二の位相p2でシフトして第二の入力タイミング制御器12へ出力する。また、同期検出装置20は、判定器23によって同期していると判定された場合に、ヴィタビ復号器13,14のうち同期している方の復号結果hを出力する切替器16を、備えている。更に、位相制御器21,22の前段には、復調器24が設けられている。
復調器24は、復調前の受信信号a’を入力し、復調後の受信信号aを出力する、一般的なものである。位相制御器21,22は、それぞれ位相制御前の受信信号aを入力し、位相制御後の受信信号a1,a2を出力するとともに、ずらす位相に相当する位相p1,p2を切り替え可能な、位相シフタとも呼ばれる一般的なものである。
同期検出装置20は、以上のように同期を検出する機能だけを有するものとしてもよいが、次のように同期を得る機能を付加してもよい。判定器23は、差分eがしきい値thよりも小さいときに同期していないと判定し、位相p1,p2を変更する位相切替信号iを位相制御器21,22へ出力する。位相制御器21,22は、位相切替信号iに従ってそれぞれ位相p1,p2を変更し、変更された位相p1,p2でそれぞれ畳込み符号からなる受信信号aをシフトして入力タイミング制御器11,12へ出力する。
復調器24は、例えばmPKS復調器である。このとき、mを2以上の2の累乗としたとき、畳込み符号からなる受信信号aは、復調器24によって復調された信号である。そして、位相p1は(2π/m)×(2n’)で表され、位相p2は(2π/m)×(2n’+1)で表される。位相切替信号iは、位相p1,p2を表す式に含まれるn’を、0からm/2−1までのいずれかの整数に、設定する信号である。
本実施形態2では、mPKS復調器として8PKS復調器(復調器24)を用いている。すなわち、mは8である。もちろん、mは2、4、16、32などであってもよい。
次に、8PKS復調器を用いたときの判定器23、入力タイミング制御器11,12及び位相制御器21,22の動作について、図6及び図7を中心に説明する。
畳込み符号からなる受信信号aはNビットからなるものとする。まず、判定器23は、n=0とし(ステップ131)、nを示すタイミング切替信号fを入力タイミング制御器11,12へ出力する(ステップ122)。すると、入力タイミング制御器11がn=0(ビット目)で表せるタイミングt1で受信信号aを区切り、入力タイミング制御器12もn=0(ビット目)で表せるタイミングt2で受信信号aを区切る(ステップ133)。
続いて、判定器23は、位相制御へ移り(ステップ134)、n’=0とし(ステップ141)、n’を示す位相切替信号iを位相制御器21,22へ出力する(ステップ142)。すると、位相制御器21が(π/4)×(2n’)=0で表される位相p1で受信信号aをシフトし、位相制御器22が(π/4)×(2n’+1)=π/4で表される位相p2で受信信号aをシフトする(ステップ143)。続いて、判定器23は、ヴィタビ復号器13,14からメトリックd1,d2を入力し(ステップ144)、これらの差分eとしきい値thとを比較し(ステップ145)、e>thであれば出力切替信号gを切替器16へ出力し終了する(ステップ148)。一方、ステップ145でe≦thであれば、判定器23は、n’に1を加え(ステップ146)、n’<4であればステップ142へ戻る(ステップ146)。
ステップ147でn’=4であれば、判定器15は、タイミング制御へ戻り、nに1を加え(ステップ135)、かつn<Nであればステップ132へ戻る(ステップ136)。ステップ136でn=Nであれば、判定器15はステップ131へ戻る。
また、本実施形態1では、二つの位相制御器21,22を用いて、それぞれ別々の位相p1,p2で受信信号aを同時にシフトしているので、一つの位相制御器のみを用いた場合に比べて、同期を得るまでの処理時間を半分程度に短縮できる。
同期検出装置20は、各構成要素をICなどのハードウェアで実現することもできるし、実施形態1と同じようにソフトウェア(コンピュータプログラム)で実現することもできる。
本実施形態2では、タイミングt1,t2の値を互いに等しくかつ固定した上で、位相p1,p2を全ての採り得る値に変化させ、同期が得られなければタイミングt1,t2の値を少し変えて、同様に、タイミングt1,t2の値を互いに等しくかつ固定した上で、位相p1,p2を全ての採り得る値に変化させる、という繰り返しでタイミングt1,t2及び位相p1,p2を制御している。しかし、位相とタイミングとの採り得る全ての組み合わせが得られればよいので、これらを制御する順序はどのようにしてもよい。例えば、位相p1,p2の値を互いに等しくかつ固定した上で、タイミングt1,t2を全ての採り得る値に変化させ、同期が得られなければ位相p1,p2の値を少し変えて、同様に、位相p1,p2の値を互いに等しくかつ固定した上で、タイミングt1,t2を全ての採り得る値に変化させる、という繰り返しでタイミングt1,t2及び位相p1,p2を制御してもよい。また、タイミングt1,t2の値を固定する際又は位相p1,p2の値を固定する際に、互いに等しくする代わりに、互いに異なるようにしてもよい。
本実施形態2の同期検出装置20のその他の構成、作用及び効果については、実施形態1の同期検出装置10の構成、作用及び効果と同様である。
図8は、本発明に係る同期検出装置の実施形態3を示すブロック図である。図9は、図8の同期検出装置における判定器等の動作の一例を示すフローチャートである。以下、図8及び図9に基づき説明する。なお、図8において図1又は図5と同じ部分には同じ符号を付す。
本実施形態3の同期検出装置は、畳込み符号からなる受信信号aを第一の位相p1でシフトして第一の受信信号b1として出力する第一の位相制御器31と、受信信号aを位相p1と異なる第二の位相p2でシフトして第二の受信信号b2として出力する第二の位相制御器32と、受信信号b1を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックd1を出力する第一のヴィタビ復号器13と、受信信号b2を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックd2を出力する第二のヴィタビ復号器14と、メトリックd1とメトリックd2との差分eを算出し、差分eとしきい値thとを比較することにより同期しているか否かを判定する判定器33と、を備えたものである。更に、位相制御器31,32の前段には、復調器24が設けられている。
同期検出装置30は、以上のように同期を検出する機能だけを有するものとしてもよいが、次のように同期を得る機能を付加してもよい。判定器33は、差分eがしきい値thよりも小さいときに同期していないと判定し、位相p1,p2を変更する位相切替信号iを位相制御器31,32へ出力する。位相制御器31,32は、位相切替信号iに従ってそれぞれ位相p1,p2を変更し、変更された位相p1,p2でそれぞれ畳込み符号からなる受信信号aをシフトしてヴィタビ復号器13,14へ出力する。
mを2以上の2の累乗としたとき、畳込み符号からなる受信信号aは、mPKS復調器(復調器24)によって復調された信号である。そして、位相p1は(π/m)×(2n)で表され、位相p2は(π/m)×(2n+1)で表される。位相切替信号iは、位相p1,h2を表す式に含まれるnを、0からm/2−1までのいずれかの整数に、設定する信号である。したがって、ヴィタビ復号器13は0からm/2−1までのいずれかのときに同期状態となり、ヴィタビ復号器14は常に非同期状態となる。つまり、本実施形態3では、ヴィタビ復号器13の復号結果c1のみを利用すればよいので、実施形態1、2における切替器が不要となる。
本実施形態3では、mPKS復調器として8PKS復調器(復調器24)を用いている。すなわち、mは8である。もちろん、mは2、4、16、32などであってもよい。なお、本実施形態3では、切替器を不要とする構成にしているが、他の実施形態と同様に切替器を必要とする構成にしてもよい。他の実施形態では、切替器を必要とする構成にしているが、本実施形態3と同様に切替器を不要とする構成にしてもよい。
次に、8PKS復調器を用いたときの判定器33及び位相制御器31,32の動作について、図9を中心に説明する。まず、判定器33は、n=0とし(ステップ151)、nを示す位相切替信号iを位相制御器31,32へ出力する(ステップ152)。すると、位相制御器31が(π/8)×(2n)=0で表される位相p1で受信信号aをシフトし、位相制御器32が(π/8)×(2n+1)=π/8で表される位相p2で受信信号aをシフトする(ステップ153)。続いて、判定器33は、ヴィタビ復号器13,14からメトリックd1,d2を入力し(ステップ154)、これらの差分eを算出して差分eとしきい値thとを比較し(ステップ155)、e>thであれば終了し、e≦thであればnに1を加え(ステップ156)、かつn≦7であればステップ152へ戻る(ステップ157)。ステップ157で、n=8であれば、ステップ151へ戻る。
同期検出装置30は、各構成要素をICなどのハードウェアで実現することもできるし、実施形態1と同じようにソフトウェア(コンピュータプログラム)で実現することもできる。本実施形態3の同期検出装置20のその他の構成、作用及び効果については、実施形態1、2の同期検出装置10,20の構成、作用及び効果と同様である。
以上、上記実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。例えば、第一及び第二の復号器は、ヴィタビ復号器13,14に限らず、畳込み符号を復号するものであれば何でもよく、例えば逐次復号器などとしてもよい。メトリックは、再符号化データと受信データとの一致しないビット数を示すハミング距離に限らず、再符号化データと受信データとの一致するビット数を示す指標としてもよい。本発明は、PSKに限らず、QAMなどにも適用可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は以下の付記のようにも記載され得るが、本発明は以下の構成に限定されるものではない。
(付記11)
畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号として出力する第一の入力タイミング制御器と、
前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号として出力する第二の入力タイミング制御器と、
前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号器と、
前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号器と、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定器と、
を備えた同期検出装置。
(付記12)
前記判定器は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更するタイミング切替信号を前記第一及び第二の入力タイミング制御器へ出力し、
前記第一及び第二の入力タイミング制御器は、前記タイミング切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記受信信号を区切って前記第一及び第二の受信信号として出力する、
付記11記載の同期検出装置。
(付記13)
前記第一の入力タイミング制御器の前段に設けられ、前記畳込み符号からなる受信信号を第一の位相でシフトして当該第一の入力タイミング制御器へ出力する第一の位相制御器と、
前記第二の入力タイミング制御器の前段に設けられ、前記畳込み符号からなる受信信号を前記第一の位相と異なる第二の位相でシフトして当該第二の入力タイミング制御器へ出力する第二の位相制御器と、
を更に備えた付記11又は12記載の同期検出装置。
(付記14)
前記判定器は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二の位相を変更する位相切替信号を前記第一及び第二の位相制御器へ出力し、
前記第一及び第二の位相制御器は、前記位相切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二の位相を変更し、変更された前記第一及び第二の位相でそれぞれ前記畳込み符号からなる受信信号をシフトして前記第一及び第二の入力タイミング制御器へ出力する、
付記13記載の同期検出装置。
(付記15)
前記判定器によって同期していると判定された場合に、前記第一及び第二の復号器のうち同期している方の復号結果を出力する切替器を、
更に備えた付記12又は14記載の同期検出装置。
(付記21)
畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号とするとともに、前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号とし、
前記第一の受信信号を復号することによって第一のメトリックを得るとともに、前記第二の受信信号を復号することによって第二のメトリックを得、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、
この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する、
同期検出方法。
(付記22)
前記同期しているか否かを判定する際に、
前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記受信信号を区切って前記第一及び第二の受信信号とする、
付記21記載の同期検出方法。
(付記23)
前記受信信号を前記第一のタイミングで区切る際に、当該受信信号を第一の位相でシフトし、当該第一の位相でシフトされた当該受信信号を前記第一のタイミングで区切り、
前記受信信号を前記第二のタイミングで区切る際に、当該受信信号を第二の位相でシフトし、当該第二の位相でシフトされた前記受信信号を前記第二のタイミングで区切る、
付記21又は22記載の同期検出方法。
(付記24)
前記同期しているか否かを判定する際に、
前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二の位相を変更し、変更された前記第一及び第二の位相でそれぞれ前記畳込み符号からなる受信信号をシフトする、
付記23記載の同期検出方法。
(付記31)
畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号として出力する第一の入力タイミング制御手段、
前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号として出力する第二の入力タイミング制御手段、
前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号手段、
前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号手段、及び、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定手段、
としてコンピュータを機能させるための同期検出プログラム。
(付記32)
前記判定手段は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更するタイミング切替信号を前記第一及び第二の入力タイミング制御手段へ出力し、
前記第一及び第二の入力タイミング制御手段は、前記タイミング切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記受信信号を区切って前記第一及び第二の受信信号として出力する、
付記31記載の同期検出プログラム。
(付記33)
前記畳込み符号からなる受信信号を第一の位相でシフトして当該第一の入力タイミング制御手段へ出力する第一の位相制御手段と、
前記畳込み符号からなる受信信号を前記第一の位相と異なる第二の位相でシフトして当該第二の入力タイミング手段へ出力する第二の位相制御手段と、
を更に備えた付記31又は32記載の同期検出プログラム。
(付記34)
前記判定手段は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二の位相を変更する位相切替信号を前記第一及び第二の位相制御手段へ出力し、
前記第一及び第二の位相制御手段は、前記位相切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二の位相を変更し、変更された前記第一及び第二の位相でそれぞれ前記畳込み符号からなる受信信号をシフトして前記第一及び第二の入力タイミング制御手段へ出力する、
付記33記載の同期検出プログラム。
(付記41)
畳込み符号からなる受信信号を第一の位相でシフトして第一の受信信号として出力する第一の位相制御器と、
前記受信信号を前記第一の位相と異なる第二の位相でシフトして第二の受信信号として出力する第二の位相制御器と、
前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号器と、
前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号器と、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定器と、
を備えた同期検出装置。
(付記42)
前記判定器は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二の位相を変更する位相切替信号を前記第一及び第二の位相制御器へ出力し、
前記第一及び第二の位相制御器は、前記位相切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二の位相を変更し、変更された前記第一及び第二の位相でそれぞれ前記畳込み符号からなる受信信号をシフトして前記第一及び第二の受信信号として出力する、
付記41記載の同期検出装置。
(付記43)
前記第一の位相制御器の後段に設けられ、前記第一の受信信号を第一のタイミングで区切って前記第一の復号器へ出力する第一のタイミング制御器と、
前記第二の位相制御器の後段に設けられ、前記第一の受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って前記第二の復号器へ出力する第二のタイミング制御器と、
を更に備えた付記42又は43記載の同期検出装置。
(付記44)
前記判定器は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更するタイミング切替信号を前記第一及び第二のタイミング制御器へ出力し、
前記第一及び第二のタイミング制御器は、前記タイミング切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記第一及び第二の受信信号を区切って前記第一及び第二の復号器へ出力する、
付記43記載の同期検出装置。
(付記51)
畳込み符号からなる受信信号を第一の位相でシフトして第一の受信信号とするとともに、前記受信信号を前記第一の位相と異なる第二の位相でシフトして第二の受信信号とし、
前記第一の受信信号を復号することによって第一のメトリックを得るとともに、前記第二の受信信号を復号することによって第二のメトリックを得、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、
この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する、
同期検出方法。
(付記52)
前記同期しているか否かを判定する際に、
前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二の位相を変更し、変更された前記第一及び第二の位相でそれぞれ前記受信信号をシフトして前記第一及び第二の受信信号とする、
付記51記載の同期検出方法。
(付記53)
前記第一の受信信号を復号する際に、当該第一の受信信号を第一のタイミングで区切り、当該第一のタイミングで区切られた当該第一の受信信号を復号し、
前記第二の受信信号を復号する際に、当該第二の受信信号を第二のタイミングで区切り、当該第二のタイミングで区切られた当該第二の受信信号を復号する、
付記51又は52記載の同期検出方法。
(付記54)
前記同期しているか否かを判定する際に、
前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記畳込み符号からなる受信信号を区切る、
付記53記載の同期検出方法。
(付記61)
畳込み符号からなる受信信号を第一の位相でシフトして第一の受信信号として出力する第一の位相制御手段、
前記受信信号を前記第一の位相と異なる第二の位相でシフトして第二の受信信号として出力する第二の位相制御手段、
前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号手段、
前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号手段、及び、
前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定手段、
としてコンピュータを機能させるための同期検出プログラム。
(付記62)
前記判定手段は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二の位相を変更する位相切替信号を前記第一及び第二の位相制御手段へ出力し、
前記第一及び第二の位相制御手段は、前記位相切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二の位相を変更し、変更された前記第一及び第二の位相でそれぞれ前記畳込み符号からなる受信信号をシフトして前記第一及び第二の複合手段へ出力する、
付記61記載の同期検出プログラム。
(付記63)
前記第一の受信信号を第一のタイミングで区切って前記第一の復号手段へ出力する第一のタイミング制御手段と、
前記第一の受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って前記第二の復号手段へ出力する第二のタイミング制御手段と、
を更に備えた付記62又は63記載の同期検出装置。
(付記64)
前記判定手段は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更するタイミング切替信号を前記第一及び第二のタイミング制御手段へ出力し、
前記第一及び第二のタイミング制御手段は、前記タイミング切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記第一及び第二の受信信号を区切って前記第一及び第二の復号手段へ出力する、
付記63記載の同期検出プログラム。
本発明は、誤り訂正符号を適用した通信システムなどに利用可能である。
10,20,30 同期検出装置
11 第一の入力タイミング制御器(第一の入力タイミング制御手段)
12 第二の入力タイミング制御器(第二の入力タイミング制御手段)
21 第一の位相制御器(第一の位相制御手段)
22 第二の位相制御器(第二の位相制御手段)
13 第一のヴィタビ復号器(第一の復号器、第一の復号手段)
14 第二のヴィタビ復号器(第二の復号器、第二の復号手段)
15,23,33 判定器(判定手段)
24 復調器
a’,a,a1,a2,b1,b2 受信信号
c1,c2,h 復号結果
d1 第一のメトリック
d2 第二のメトリック
e 差分
f タイミング切替信号
i 位相切替信号
g 出力切替信号
t1 第一のタイミング
t2 第二のタイミング
p1 第一の位相
p2 第二の位相
th しきい値

Claims (10)

  1. 畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号として出力する第一の入力タイミング制御器と、
    前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号として出力する第二の入力タイミング制御器と、
    前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号器と、
    前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号器と、
    前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定器と、
    を備えた同期検出装置。
  2. 前記判定器は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更するタイミング切替信号を前記第一及び第二の入力タイミング制御器へ出力し、
    前記第一及び第二の入力タイミング制御器は、前記タイミング切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記受信信号を区切って前記第一及び第二の受信信号として出力する、
    請求項1記載の同期検出装置。
  3. 前記第一の入力タイミング制御器の前段に設けられ、前記畳込み符号からなる受信信号を第一の位相でシフトして当該第一の入力タイミング制御器へ出力する第一の位相制御器と、
    前記第二の入力タイミング制御器の前段に設けられ、前記畳込み符号からなる受信信号を前記第一の位相と異なる第二の位相でシフトして当該第二の入力タイミング制御器へ出力する第二の位相制御器と、
    を更に備えた請求項1又は2記載の同期検出装置。
  4. 前記判定器は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二の位相を変更する位相切替信号を前記第一及び第二の位相制御器へ出力し、
    前記第一及び第二の位相制御器は、前記位相切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二の位相を変更し、変更された前記第一及び第二の位相でそれぞれ前記畳込み符号からなる受信信号をシフトして前記第一及び第二の入力タイミング制御器へ出力する、
    請求項3記載の同期検出装置。
  5. 前記判定器によって同期していると判定された場合に、前記第一及び第二の復号器のうち同期している方の復号結果を出力する切替器を、
    更に備えた請求項2又は4記載の同期検出装置。
  6. 畳込み符号からなる受信信号を第一の位相でシフトして第一の受信信号として出力する第一の位相制御器と、
    前記受信信号を前記第一の位相と異なる第二の位相でシフトして第二の受信信号として出力する第二の位相制御器と、
    前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号器と、
    前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号器と、
    前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定器と、
    を備えた同期検出装置。
  7. 畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号とするとともに、前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号とし、
    前記第一の受信信号を復号することによって第一のメトリックを得るとともに、前記第二の受信信号を復号することによって第二のメトリックを得、
    前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、
    この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する、
    同期検出方法。
  8. 前記同期しているか否かを判定する際に、
    前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記受信信号を区切って前記第一及び第二の受信信号とする、
    請求項7記載の同期検出方法。
  9. 畳込み符号からなる受信信号を第一のタイミングで区切って第一の受信信号として出力する第一の入力タイミング制御手段、
    前記受信信号を前記第一のタイミングと異なる第二のタイミングで区切って第二の受信信号として出力する第二の入力タイミング制御手段、
    前記第一の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第一のメトリックを出力する第一の復号手段、
    前記第二の受信信号を復号するとともにその結果から得られた第二のメトリックを出力する第二の復号手段、及び、
    前記第一のメトリックと前記第二のメトリックとの差分を算出し、この差分としきい値とを比較することにより同期しているか否かを判定する判定手段、
    としてコンピュータを機能させるための同期検出プログラム。
  10. 前記判定手段は、前記差分の絶対値が前記しきい値よりも小さいときに同期していないと判定し、前記第一及び第二のタイミングを変更するタイミング切替信号を前記第一及び第二の入力タイミング制御手段へ出力し、
    前記第一及び第二の入力タイミング制御手段は、前記タイミング切替信号に従ってそれぞれ前記第一及び第二のタイミングを変更し、変更された前記第一及び第二のタイミングでそれぞれ前記受信信号を区切って前記第一及び第二の受信信号として出力する、
    請求項9記載の同期検出プログラム。
JP2010039801A 2010-02-25 2010-02-25 同期検出装置、方法及びプログラム Active JP4977922B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010039801A JP4977922B2 (ja) 2010-02-25 2010-02-25 同期検出装置、方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010039801A JP4977922B2 (ja) 2010-02-25 2010-02-25 同期検出装置、方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011176666A true JP2011176666A (ja) 2011-09-08
JP4977922B2 JP4977922B2 (ja) 2012-07-18

Family

ID=44689100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010039801A Active JP4977922B2 (ja) 2010-02-25 2010-02-25 同期検出装置、方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4977922B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62193323A (ja) * 1986-02-19 1987-08-25 Sony Corp ヴイタビ復号装置
JPH03187621A (ja) * 1989-10-24 1991-08-15 Hughes Aircraft Co ビタビ復号器のパスメトリック値及びブランチメトリック値を用いた同期検出方法
JPH05102862A (ja) * 1991-10-08 1993-04-23 Mitsubishi Electric Corp ビタビ復号器の同期回路
JPH1093648A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Qpsk復調器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62193323A (ja) * 1986-02-19 1987-08-25 Sony Corp ヴイタビ復号装置
JPH03187621A (ja) * 1989-10-24 1991-08-15 Hughes Aircraft Co ビタビ復号器のパスメトリック値及びブランチメトリック値を用いた同期検出方法
JPH05102862A (ja) * 1991-10-08 1993-04-23 Mitsubishi Electric Corp ビタビ復号器の同期回路
JPH1093648A (ja) * 1996-09-18 1998-04-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd Qpsk復調器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4977922B2 (ja) 2012-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8675771B2 (en) Log likelihood ratio arithmetic circuit, transmission apparatus, log likelihood ratio arithmetic method, and program
KR20140026274A (ko) 수신 장치 및 수신 방법
JP2006325259A (ja) 循環冗長符号シグネチャ比較を行うターボ復号器
JP3776283B2 (ja) 復調器、受信機、および通信システム
KR100212833B1 (ko) 가변레이트 비터비 복호기
JP3259297B2 (ja) ビタビ復号装置
EP2339757B1 (en) Power-reduced preliminary decoded bits in viterbi decoder
US8009773B1 (en) Low complexity implementation of a Viterbi decoder with near optimal performance
JP4977922B2 (ja) 同期検出装置、方法及びプログラム
KR101212856B1 (ko) 통신 시스템에서 데이터를 복호하는 방법 및 장치
CN103190079B (zh) 解码装置及解码方法
JP4386135B2 (ja) 復号装置および方法、受信装置および方法、並びにプログラム
US9531577B2 (en) Bit-likelihood calculating apparatus and bit-likelihood calculating method
US8942326B2 (en) Channel decoding method and tail biting convolutional decoder
CN110233703A (zh) 一种基于最大似然译码的快速信道编码盲识别方法
CN113098811B (zh) 一种gfsk信号的解调解码方法及解调解码装置
US8644432B2 (en) Viterbi decoder for decoding convolutionally encoded data stream
GB2523586A (en) Method and a device for decoding a bitstream encoded with an outer convolutional code and an inner block code
CN101411071A (zh) 具有双向滑动窗口体系结构的map译码器
WO2017076301A1 (en) Methods, systems and computer-readable media for error correction
EP1220455A1 (en) Viterbi decoder, method and unit therefor
CN112398580A (zh) 一种调制方法和装置
KR101134806B1 (ko) 부호 복호 방법
Schuh et al. Punctured trellis-coded modulation
JP2701702B2 (ja) ビタビ復号回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120321

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120402

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150427

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4977922

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350