JP2011175094A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マスクの密着保持状態にてマスクと基板との対向間隔を均一化できる露光装置を提供すること。
【解決手段】この露光装置は、被露光材である基板を保持するワークステージと、マスクパターンを有するマスクMを基板に対向させて保持するマスクステージ1と、マスクパターン露光用の光をマスクMを介して基板に照射する照射手段(露光用照明光学系)とを備えている。また、マスクステージ1がマスクMを密着保持するマスクホルダ16を有すると共に、このマスクホルダ16がマスクMに対する密着面であってマスクMのエッジ部に対応する位置に凹部16cを有している。
【選択図】図1

Description

この発明は、露光装置に関し、さらに詳しくは、マスクの密着保持状態にてマスクと基板との対向間隔を均一化できる露光装置に関する。
露光装置では、マスクのマスクパターンを基板上に露光転写する工程にて、マスクホルダがマスクを上方から密着保持している。このとき、マスクと基板との対向間隔が所定の寸法範囲で一様に設定されている。また、マスクの被密着面には、表面研磨加工が施されて、マスクホルダによる密着性の向上が図られている。
しかしながら、マスクの被密着面のエッジ部は、表面研磨加工が不安定であり、また、その加工後の状態の測定も困難である。このため、エッジ部には、表面研磨加工によって生じた凸部が残存する場合がある。このため、マスクの密着保持状態にて、エッジ部の凸部がマスクホルダの密着面に干渉して、マスクと基板との対向間隔が不均一となる(あるいは、マスクの平坦度が悪化する)という課題がある。
なお、マスクを上方から密着保持する構成では、マスクが自重により撓んでマスクと基板との対向間隔が不均一となるという課題がある。かかる課題に関する従来の露光装置として、特許文献1、2に記載される技術が知られている。
特開2001−109160号公報 特開2010−002571号公報
この発明は、マスクの密着保持状態にてマスクと基板との対向間隔を均一化できる露光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明にかかる露光装置は、被露光材である基板を保持するワークステージと、マスクパターンを有するマスクを前記基板に対向させて保持するマスクステージと、マスクパターン露光用の光を前記マスクを介して前記基板に照射する照射手段とを備え、且つ、前記マスクステージが前記マスクを密着保持するマスクホルダを有すると共に、前記マスクホルダが前記マスクに対する密着面であって前記マスクのエッジ部に対応する位置に凹部を有することを特徴とする。
この露光装置は、マスクの密着保持状態にて、凹部がマスクホルダの密着面とマスクのエッジ部(エッジ部に残存し得る凸部)との干渉を抑制する。したがって、マスクがマスクホルダの密着面に適正に密着するので、マスクと基板との対向間隔がマスクの影響を受けることなく均一化される。これにより、露光転写の精度が向上する利点がある。
また、この発明に係る露光装置は、前記凹部が前記マスクホルダの密着面上に形成された溝である。
この発明にかかる露光装置は、マスクの密着保持状態にて、凹部がマスクホルダの密着面とマスクのエッジ部(エッジ部に残存し得る凸部)との干渉を抑制する。したがって、マスクがマスクホルダの密着面に適正に密着するので、マスクと基板との対向間隔がマスクの影響を受けることなく均一化される。これにより、露光転写の精度が向上する利点がある。
図1は、この発明の実施の形態にかかる露光装置のマスクステージを示す断面図である。 図2は、図1に記載したマスクステージのマスクホルダを示す断面図である。 図3は、図1に記載したマスクステージのマスクホルダを示す平面図である。 図4は、図1に記載したマスクステージのマスクホルダを示す配置構成図である。 図5は、一般的な露光装置を示す構成図である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施の形態の構成要素には、発明の同一性を維持しつつ置換可能かつ置換自明なものが含まれる。また、この実施の形態に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
[露光装置]
図5は、一般的な露光装置を示す構成図である。この露光装置PEは、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイの基板W上に、マスクMのマスクパターンを分割逐次露光方式で近接(プロキシミティ)露光転写する露光装置に適用される。
この露光装置PEは、マスクステージ1と、ワークステージ2と、露光用照明光学系3と、装置ベース4と、制御装置(図示省略)とを備える。なお、この実施の形態では、装置ベース4の基準面(上面)をXY平面とするXYZ直交座標系を用いて説明する。
マスクステージ1は、マスクMを保持するステージであり、マスクステージベース10と、マスク保持枠12と、マスク位置調整手段13と、ギャップセンサ14と、アライメントカメラ15とを有する。
マスクステージベース10は、略矩形形状を有するベース部材であり、中央部に開口部10aを有する。このマスクステージベース10は、装置ベース4上に設けられた複数のマスクステージ支柱11に支持されて、ワークステージ2の上方に配置される。マスク保持枠12は、マスクMを保持する枠状部材である。このマスク保持枠12は、マスクステージベース10の開口部10aに挿入されて配置される。このとき、マスク保持枠12は、その外周のフランジ部12aをマスクステージベース10の開口部10aの縁に係合させて配置される。また、開口部10aの内周とマスク保持枠12の外周との間に隙間が設けられ、この隙間の範囲で、マスク保持枠12がXY平面方向に移動できる(図2参照)。マスク位置調整手段13は、XY平面内にてマスク保持枠12を移動させてマスク保持枠12の位置を調整する手段である。このマスク位置調整手段13は、マスク保持枠12のX軸方向の調整を行うX軸方向駆動装置13xと、マスク保持枠12のY軸方向およびθ軸方向(Z軸まわりの揺動)の調整を行う2台のY軸方向駆動装置13yとを有する。これらの駆動装置13x、13yは、電動アクチュエータから成る。ギャップセンサ14は、マスクMと基板Wとの対向面間のギャップを測定する手段である。アライメントカメラ15は、マスクMと所定の位置合わせ基準とのXY平面方向のズレ量を検出する手段である。これらのギャップセンサ14およびアライメントカメラ15は、マスク保持枠12の内周に配置され、また、移動機構19に駆動されてX軸方向に移動できる。
このマスクステージ1では、ギャップセンサ14およびアライメントカメラ15の出力値に基づいて、外部の制御装置(図示省略)がマスク位置調整手段13を駆動制御する。そして、マスク位置調整手段13がマスク保持枠12の位置および姿勢の調整を行うことにより、マスクMの位置および姿勢が制御される。
ワークステージ2は、ガラス基板(被露光材)Wを保持するステージであり、Z軸送り台(ギャップ調整手段)2Aと、ワークステージ送り機構2Bと、レーザー装置60とを有する。
Z軸送り台2Aは、ワークステージ送り機構2BをZ軸方向に移動させる台であり、装置ベース4上に設置される。このZ軸送り台2Aは、装置ベース4上に立設された上下粗動装置21と、この上下粗動装置21によりZ軸方向に粗動可能に支持されたZ軸粗動ステージ22と、このZ軸粗動ステージ22上に配置された複数の上下微動装置23と、Z軸粗動ステージ22上に上下微動装置23を介して支持されたZ軸微動ステージ24とから構成される。このZ軸送り台2Aでは、上下粗動装置21が所定の設定範囲内でZ軸粗動ステージ22を昇降させ、また、上下微動装置23がZ軸微動ステージ24を高精度にて上下方向に微動運動させ得る。これにより、ワークステージ送り機構2BのZ軸方向の位置が調整される。
ワークステージ送り機構2Bは、ワークステージ2をXY軸方向に移動させる機構であり、Z軸送り台2A上に配置される。このワークステージ送り機構2Bは、Z軸微動ステージ24上に敷設された一対のリニアガイド41、41と、これらのリニアガイド41、41のスライダに取り付けられたX軸送り台42と、このX軸送り台42をX軸方向に移動させるX軸送り駆動装置43と、X軸送り台42上に敷設された一対のリニアガイド51、51と、これらのリニアガイド51、51のスライダに取り付けられたY軸送り台52と、このY軸送り台52をY軸方向に移動させるY軸送り駆動装置53とから構成される。また、Y軸送り台52上に、ワークステージ2が配置される。このワークステージ送り機構2Bでは、X軸送り駆動装置43およびY軸送り駆動装置53がX軸送り台42およびY軸送り台52をそれぞれ移動させることにより、ワークステージ2のXY軸方向の位置が調整される。
レーザー装置60は、ワークステージ2のX軸およびY軸の位置を検出する移動距離測定手段である。このレーザー装置60は、ボールネジやリニアガイドの形状や取付状態による誤差、ワークステージ2の移動にかかる位置決め誤差、ワークステージ2のヨーイングや真直度による誤差を測定できる。
このワークステージ2では、レーザー装置60の出力信号に基づいて、外部の制御装置(図示省略)がZ軸送り台2Aおよびワークステージ送り機構2Bを駆動制御する。そして、Z軸送り台2Aがワークステージ送り機構2BをZ軸方向に移動させ、ワークステージ送り機構2Bがワークステージ2をXY平面方向に移動させることにより、ワークステージ2のZ軸方向およびXY平面方向の位置が調整される。これにより、ワークステージ2に保持された基板Wが位置決めされて、基板WとマスクMとの対向面間(Z軸方向)の隙間およびXY平面方向の位置関係が調整される。
露光用照明光学系3は、マスクパターン露光用の光を照射する照射手段である。この露光用照明光学系3は、紫外線照射用の光源(例えば、高圧水銀ランプ)31と、この光源31から照射された光を集光する凹面鏡32と、この凹面鏡32の焦点近傍に切替え自在に配置された二種類のオプチカルインテグレータ33と、一対の平面ミラー35、36および球面ミラー37と、平面ミラー35およびオプチカルインテグレータ33間に配置されて照射光路を開閉制御する露光制御用シャッター34とを有する。
この露光用照明光学系3では、露光時に露光制御用シャッター34が開くと、光源31の光が光路Lを経てマスクステージ1のマスクMに照射される。そして、この光がワークステージ2の基板Wに対して垂直かつ平行光として照射される。これにより、マスクMに描かれた複数のマスクパターンが基板W上に露光転写される。
この露光装置PEでは、被露光材である基板Wよりも小さいマスクMが用いられる。また、ワークステージ2が基板Wを保持し、マスクステージ1がマスクMを基板Wに対向させて保持する。また、マスクステージ1およびワークステージ2が駆動制御されて、マスクMと基板WとのZ軸方向の間隔およびXY平面方向の位置関係が調整される。これにより、マスクMと基板Wとが所定の位置関係にて近接対向して配置される。そして、この位置決め状態から、ワークステージ2がマスクMに対してステップ移動し、このワークステージ2のステップ毎に、露光用照明光学系3がマスクM側から基板Wに向けてマスクパターン露光用の光を照射する。これにより、マスクMのマスクパターンが基板W上に露光転写されて、一枚の基板Wに複数のディスプレイ等が形成される。
[マスクステージのマスクホルダ]
上記のように、露光装置では、マスクのマスクパターンを基板上に露光転写する工程にて、マスクホルダがマスクを上方から密着保持する。このとき、マスクと基板との対向間隔が、例えば、100[μm]〜300[μm]の寸法範囲で一様に設定される。また、一般に、マスクの被密着面(マスクホルダに密着する面)には、表面研磨加工が施されて、マスクホルダによる密着性の向上が図られる。
しかしながら、マスクの被密着面のエッジ部は、表面研磨加工が不安定であり、また、その加工後の状態の測定も困難である。このため、エッジ部には、表面研磨加工によって生じた凸部が残存する場合がある。このため、マスクの密着保持状態にて、エッジ部の凸部がマスクホルダの密着面に干渉して、マスクと基板との対向間隔が不均一となる(あるいは、マスクの平坦度が悪化する)という課題がある。
そこで、この露光装置PEでは、マスクと基板との対向間隔を均一化するために、以下の構成が採用されている(図1〜図4参照)。
図1は、露光装置のマスクステージを示す断面図である。図2〜図4は、図1に記載したマスクステージのマスクホルダを示す断面図(図2)、平面図(図3)および配置構成図(図4)である。
マスクステージ1は、マスクMを保持するためのマスクホルダ(マスクホルダ)16を有する(図1参照)。このマスクホルダ16は、間座20を介してマスク保持枠12の下面(基板W側の面)に固定される。また、マスクホルダ16は、マスクMを下面側の密着面にて密着保持(吸着保持)でき、また、マスクMを密着保持したままマスク保持枠12と共にマスクステージベース10に対してXY平面方向に移動できる。
なお、この実施の形態では、マスクステージ1が4つのマスクホルダ16を有している(図4参照)。そして、これらのマスクホルダ16が矩形状を有するマスクMの四辺のエッジ部(周縁部)をそれぞれ密着保持することにより、マスクMがマスクホルダ16に密着保持されている。なお、これに限らず、例えば、マスクステージ1がXY平面上にて対向する一対のマスクホルダ16、16のみを有し、これらのマスクホルダ16、16がマスクMのX軸方向(Y軸方向)のエッジ部を保持しても良い。
また、マスクホルダ16は、矩形状の板状部材から成り、吸引ノズル16aおよびボックス溝16bと、凹部(エッジ溝)16cとを有する(図2および図3参照)。
吸引ノズル16aおよびボックス溝16bは、マスクMを密着保持するための密着部を構成する。吸引ノズル16aは、マスクホルダ16を貫通して下面側の密着面に開口する孔である。この吸引ノズル16aは、マスクホルダ16の上面側にて外部の排気機構(図示省略)に接続される。ボックス溝16bは、吸引ノズル16aの密着面側の開口部を拡幅する溝である。例えば、この実施の形態では、真空吸引用の排気機構が切換弁を有する分配器と真空ポンプとから成り、吸引ノズル16aが分配器を介して真空ポンプに接続されている。そして、真空ポンプが吸気し、また、切換弁が真空ポンプと吸引ノズル16aとの流路の接続および遮断を切り替えることにより、吸引ノズル16aがマスクMの吸引動作をON/OFFする構成となっている。なお、真空ポンプおよび切換弁は、外部の制御装置により駆動制御される。また、マスクホルダ16が矩形状の密着面を有し、この密着面上に、複数組の密着部(吸引ノズル16aおよびボックス溝16b)が縦横に配列されている。具体的には、マスクMの密着状態にて、マスクMの中央部からエッジ部に向かって3列の密着部16a、16bが並んで配置されている。また、これらの密着部16a、16bが切換弁を介してそれぞれ真空ポンプに接続され、各切換弁が相互に独立して駆動されることにより、各密着部16a、16bが吸引動作を相互に独立してON/OFFできる構成となっている。
凹部16cは、マスクホルダ16の密着面であってマスクMのエッジ部に対応する位置に形成される。この凹部16cは、マスクMのエッジ部を逃がして、マスクホルダ16の密着面とマスクMのエッジ部(エッジ部に残存し得る凸部)との干渉を防止するために設けられる。
例えば、この実施の形態では、直線状かつ矩形断面形状を有する溝状の凹部16cが形成されている(図2参照)。しかし、これに限らず、凹部16cが円弧状の断面形状を有しても良いし、三角形状の断面形状を有しても良い(図示省略)。また、凹部16cは、溝に限らず、単なる段差により構成されても良い(図示省略)。すなわち、凹部16cは、マスクホルダ16の密着面に対して所定の位置(マスクMのエッジ部に対応する位置)で凹んでいれば足りる。したがって、凹部16cは、マスクホルダ16の密着面の所定の位置に形成された段差部により構成されても良い。また、凹部16cの寸法は、マスクMのエッジ部(周縁部)に生じ得る凸部を収容できる所定の寸法に設定される。
また、この実施の形態では、4つのマスクホルダ16が矩形状のマスクMの四辺にそれぞれ配置されてマスクMの全周を囲んでいる(図3および図4参照)。また、3列の密着部16a、16bが四方の周縁部にてマスクMを密着保持している。また、4つのマスクホルダ16には、溝状の凹部16cがそれぞれ形成されている。そして、これらの凹部16cが、密着部16a、16bの外周であってマスクMのエッジ部に対応する位置に配置されている。具体的には、図4の上下方向に配置された一対のマスクホルダ16、16では、凹部16cがマスクホルダ16を左右方向に横断して開口し、図4の左右方向に配置された一対のマスクホルダ16、16では、凹部16cがマスクホルダ16内にてU字状に屈曲して内側の辺に開口している。そして、隣り合うマスクホルダ16、16の凹部16c、16cがマスクホルダ16の端部にて連なることにより、マスクMのエッジ部の全周に渡って凹部16が連続的に形成されている(図3および図4参照)。言い換えると、マスクMを密着保持するためのマスクホルダ16の密着面(4つのマスクホルダ16による密着面)が、各マスクホルダ16の凹部16cにより、マスクMのエッジ部にて遮断されている。
この露光装置PEでは、マスクパターンを基板W上に露光転写する工程にて、マスクMが搬送装置(図示省略)によりマスクステージ1の下方に搬送される(図5参照)。そして、マスクステージ1の各マスクホルダ16がマスクMの周縁部(有効露光領域外にある部分)を真空吸引して保持する。このとき、マスクホルダ16の凹部16cがマスクMのエッジ部に位置することにより、マスクホルダ16とマスクMのエッジ部との干渉が防止される。これにより、マスクMがマスクステージ1に対してフラットな状態で固定される。
なお、この実施の形態では、上記のように、マスクステージ1が吸引ノズル16aおよびボックス溝16bと排気機構(図示省略)とから成る真空吸引手段を有し、この真空吸引手段によりマスクMを密着保持している。しかし、これに限らず、マスクステージ1が、例えば、静電チャックなどを用いてマスクMを密着保持しても良い(図示省略)。
[効果]
以上説明したように、この露光装置PEは、被露光材である基板Wを保持するワークステージ2と、マスクパターンを有するマスクMを基板Wに対向させて保持するマスクステージ1と、マスクパターン露光用の光をマスクMを介して基板Wに照射する照射手段(露光用照明光学系3)とを備える(図5参照)。また、マスクステージ1がマスクMを密着保持するマスクホルダ16を有すると共に、このマスクホルダ16がマスクMに対する密着面であってマスクMのエッジ部に対応する位置に凹部16cを有する(図1参照)。かかる構成では、マスクMの密着保持状態にて、凹部16cがマスクホルダ16の密着面とマスクMのエッジ部(エッジ部に残存し得る凸部)との干渉を抑制する(図2参照)。したがって、マスクMがマスクホルダ16の密着面に適正に密着保持されるので、マスクMと基板Wとの対向間隔がマスクの影響を受けることなく均一化される。これにより、露光転写の精度が向上する利点がある。
以上のように、この発明にかかる露光装置は、マスクの密着保持状態にてマスクと基板との対向間隔を均一化できる点で有用である。
PE 露光装置、1 マスクステージ、2 ワークステージ、2A Z軸送り台、2B ワークステージ送り機構、3 露光用照明光学系、4 装置ベース、10 マスクステージベース、10a 開口部、11 マスクステージ支柱、12 マスク保持枠、13 マスク位置調整手段、14 ギャップセンサ、15 アライメントカメラ、16 マスクホルダ、16a 吸引ノズル、16b ボックス溝、16c 凹部、19 移動機構、20 間座、21 上下粗動装置、22 Z軸粗動ステージ、23 上下微動装置、24 Z軸微動ステージ、31 光源、32 凹面鏡、33 オプチカルインテグレータ、34 露光制御用シャッター、35 平面ミラー、36 平面ミラー、37 球面ミラー、41 リニアガイド、42 X軸送り台、43 X軸送り駆動装置43、51 リニアガイド、52 Y軸送り台、53 Y軸送り駆動装置、60 レーザー装置、M マスク、W 基板

Claims (2)

  1. 被露光材である基板を保持するワークステージと、マスクパターンを有するマスクを前記基板に対向させて保持するマスクステージと、マスクパターン露光用の光を前記マスクを介して前記基板に照射する照射手段とを備え、且つ、
    前記マスクステージが前記マスクを密着保持するマスクホルダを有すると共に、前記マスクホルダが前記マスクに対する密着面であって前記マスクのエッジ部に対応する位置に凹部を有することを特徴とする露光装置。
  2. 前記凹部が前記マスクホルダの密着面上に形成された溝である請求項1に記載の露光装置。
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