JP2011174844A - 臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理システム、及びコンピュータプログラム - Google Patents

臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理システム、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 従来に比して簡便に臨床検査の各工程において対象となる検体の有無を確認することができる臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理システム、及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】
臨床検査情報管理サーバは、メニュー画面W1を表示する。このメニュー画面W1には、複数のアイコンQ11〜Q19が表示される。アイコンQ13は、測定待ちの検体を一覧表示する画面へ表示を切り替えるためのアイコンであり、その横には、測定工程の対象となる検体の数を示す検体数情報M13が表示される。また、アイコンQ14は、再測定待ちの検体を一覧表示する画面へ表示を切り替えるためのアイコンであり、その横には、再測定工程の対象となる検体の数を示す検体数情報M14が表示される。
【選択図】 図15

Description

本発明は、臨床検体分析装置による検体検査に関する情報を管理する臨床検査情報管理装置及び臨床検査情報管理システム並びにコンピュータを臨床検査情報管理装置として機能させるためのコンピュータプログラムに関する。
複数の臨床検体分析装置に接続され、当該臨床検体分析装置から送信される検査情報を受信し、記憶及び表示する、WAM(Work Area Manager)又はLIS(Laboratory Information System)と呼ばれる臨床検査情報管理装置が知られている。
かかる臨床検査情報管理装置として、例えば、特許文献1には、複数の分析装置における測定結果を受信するとともに、各分析装置における測定の進捗状況を、各分析装置及び各検体に対応付けて、測定分野(例えば生化学、血液、血清等)毎に、複数台の分析装置にわたって1つの工程管理画面に表示するデータ管理装置が記載されている。
特開平8−233825
しかしながら、上記の特許文献1に記載されたデータ管理装置では、初回測定待ち、再検査待ち等、特定の工程にある検体の有無を確認するためには、工程管理画面全体を確認する必要があり、煩雑であった。特に、検体数又は分析装置数が多い場合には、画面の切り替え、スクロール等の操作が何度も必要であり、煩雑であった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、従来に比して簡便に臨床検査の特定の工程にある検体の有無を確認することができる臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理システム、及びコンピュータプログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一の態様の臨床検査情報管理装置は、臨床検体分析装置と通信可能に接続された臨床検査情報管理装置であって、外部の装置との間で臨床検査に関する情報を通信する通信部と、表示部と、前記通信部による臨床検査に関する情報の通信に基づいて、臨床検査における第1工程にある検体を特定するための第1工程検体画面へ表示を移行させるための第1移行子と、臨床検査における第2工程にある検体を特定するための第2工程検体画面へ表示を移行させるための第2移行子とを含むとともに、前記第1工程にある検体の有無及び前記第2工程にある検体の有無を特定可能な表示画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える
この態様においては、前記第1工程検体画面が、第1工程にある各検体に関する情報を一覧表示する画面であり、前記第2工程検体画面が、第2工程にある各検体に関する情報を一覧表示する画面であることが好ましい。
また、上記態様においては、前記表示制御部が、前記第1工程検体画面において一覧表示されている情報よりも詳細な情報を、検体毎に表示する詳細情報画面を前記表示部に表示させることが好ましい。
また、上記態様においては、前記表示画面が、前記第1工程の対象となる検体の有無を示す第1工程検体情報と、前記第2工程の対象となる検体の有無を示す第2工程検体情報と、をさらに含むことが好ましい。
また、上記態様においては、前記第1工程検体情報が、前記第1工程にある検体の数を示す情報であり、前記第2工程検体情報は、前記第2工程にある検体の数を示す情報であることが好ましい。
また、上記態様においては、前記第1移行子及び前記第2移行子のそれぞれが、アイコンであることが好ましい。
また、上記態様においては、前記第1移行子及び前記第2移行子のそれぞれが、前記表示画面への表示及び非表示の切り替えが不可であることが好ましい。
また、上記態様においては、前記表示画面が、前記表示画面への表示及び非表示の切り替えが可能であるとともに、所定の画面へ表示を移行させるための第3移行子をさらに含むことが好ましい。
また、上記態様においては、前記表示制御部が、前記通信部による臨床検査に関する情報の通信に基づいて、前記表示画面を更新することが好ましい。
また、上記態様においては、前記表示制御部が、所定時間毎に前記表示画面を更新することが好ましい。
また、上記態様においては、前記表示制御部が、前記入力部によってユーザのログイン要求が受け付けられたときに、当該ユーザのログインの可否を判断し、当該ユーザのログインを許可する場合に、前記表示画面を前記表示部に表示させることが好ましい。
また、上記態様においては、前記第1工程検体画面が、前記臨床検体分析装置による測定待ち状態にある検体を特定するための画面であり、前記第2工程管理画面が、前記臨床検体分析装置による再測定待ち状態にある検体を特定するための画面であることが好ましい。
また、上記態様においては、前記第1工程管理画面が、前記臨床検体分析装置による測定待ち状態にある検体を特定するための画面であり、前記第2工程管理画面が、顕微鏡検査待ち状態にある検体を特定するための画面であることが好ましい。
また、上記態様においては、前記通信部が、検体の測定項目を登録するためのホストコンピュータから臨床検査に関する情報を受信し、前記表示制御部が、前記通信部による前記検体分析装置との間における臨床検査に関する情報の通信と、前記通信部による前記ホストコンピュータとの間における臨床検査に関する情報の通信と、に基づいて、前記表示画面を前記表示部に表示させることが好ましい。
また、本発明の一の態様の臨床検査情報管理システムは、臨床検体を分析する臨床検体分析装置と、臨床検査に関する情報を通信する通信部と、表示部と、前記通信部による臨床検査に関する情報の通信に基づいて、臨床検査における第1工程にある検体を特定するための第1工程検体画面へ表示を移行させるための第1移行子と、臨床検査における第2工程にある検体を特定するための第2工程検体画面へ表示を移行させるための第2移行子とを含むとともに、前記第1工程にある検体の有無及び前記第2工程にある検体の有無を特定可能な表示画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
また、本発明の一の態様のコンピュータプログラムは、通信部と、表示部とを備え、臨床検体分析装置に通信可能に接続されたコンピュータに、臨床検体の検査に関する情報を処理させるためのコンピュータプログラムであって、前記通信部による前記臨床検査に関する情報の通信に基づいて、臨床検査における第1工程にある検体を特定するための第1工程検体画面へ表示を移行させるための第1移行子と、臨床検査における第2工程にある検体を特定するための第2工程検体画面へ表示を移行させるための第2移行子とを含むとともに、前記第1工程にある検体の有無及び前記第2工程にある検体の有無を特定可能な表示画面を前記表示部に表示させるステップを前記コンピュータに実行させる。
本発明に係る臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理システム、及びコンピュータプログラムによれば、従来に比して簡便に臨床検査の特定の工程にある検体の有無を確認することができる。
実施の形態に係る臨床検査情報管理装置を含む院内臨床検査装置群を示す図。 実施の形態に係る臨床検査情報管理システムの一部構成を示す模式図。 実施の形態に係る血球分析装置が備える測定ユニットの概略構成を示すブロック図。 実施の形態に係る血球分析装置が備える情報処理ユニットの構成を示すブロック図。 実施の形態に係る臨床検査情報管理サーバの構成を示すブロック図。 工程管理テーブルの構造を示す模式図。 実施の形態に係るクライアント装置の構成を示すブロック図。 臨床検査全体の流れを示すフローチャート。 実施の形態に係る臨床検査工程の推移、すなわち、工程管理テーブルのF5に登録される工程情報の推移を示す図。 実施の形態に係る臨床検査情報管理サーバの測定オーダ登録処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態に係る臨床検査情報管理サーバの測定オーダ問い合わせ受け付け処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態に係る臨床検査情報管理サーバの検査結果受け付け処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態に係る臨床検査情報管理サーバのエラー通知情報受け付け処理の流れを示すフローチャート。 実施の形態に係る臨床検査情報管理サーバの臨床検査情報管理画面の表示処理の流れを示すフローチャート。 メニュー画面の一例を示す図。 測定待ち検体リスト画面の一例を示す図。 再測定待ち検体リスト画面の一例を示す図。 承認待ち検体リスト画面の一例を示す図。 詳細情報画面の一部を示す図。 メニュー画面の変形例を示す図。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
[臨床検査情報管理システムの構成]
図1は、本実施の形態に係る臨床検査情報管理装置を含む院内臨床検査装置群を示す図である。病院内には、LAN(Local Area Network)で構成される通信ネットワークNWを介して、ホストコンピュータ100と、臨床検査情報管理装置である臨床検査情報管理サーバ9と、クライアント装置10と、血液分析システム200と、血球分析装置300と、血液凝固測定装置400と、尿分析装置500と、が互いに接続されている。ホストコンピュータ100は、臨床検査情報管理サーバ9の上位のサーバであり、病院内の検査部門全体の業務を管理する。また、ホストコンピュータ100は、臨床検査情報管理サーバ9に対し、測定オーダを送信する。臨床検査情報管理サーバ9は、特定の検査分野に属する臨床検体分析装置による検体の測定進捗及び測定結果等を管理する。本実施の形態では、臨床検査情報管理サーバ9は、血液分析システム200と、血球計数装置300と、血液凝固測定装置400と、尿分析装置500と、による検体の測定進捗及び測定結果等を管理する。クライアント装置10は、臨床検査情報管理サーバ9へのデータ入力及び表示画面の閲覧に使用されるコンピュータである。本実施例では、臨床検査情報管理サーバ9と、2台のクライアント装置10と、血液分析システム200と、血球計数装置300と、血液凝固測定装置400と、尿分析装置500とにより、臨床検査情報管理システムが構成される。
図2は、本実施の形態に係る臨床検査情報管理システムの一部構成を示す模式図である。すなわち、図2は、臨床検査情報管理サーバ9と、2台のクライアント装置10と、血液分析システム200のみの構成を示している。説明を簡単にするため、以下では、臨床検査情報管理サーバ9と、2台のクライアント装置10と、血液分析システム200についてのみ説明する。
<血液分析システム200の構成>
血液分析システム200は、検体投入装置2と、検体搬送装置3と、検体収容装置4と、臨床検体分析装置である血球分析装置5と、塗抹標本作製装置6と、血球画像表示装置7と、システム制御装置8と、から主として構成されている。検体投入装置2は、バーコード読取ユニット22を備えており、検体ラックに保持された複数の検体容器から検体IDを読み取るとともに、検体IDの読取が終了した検体ラックを検体搬送装置3に搬出する。検体搬送装置3は、検体ラックを、血球分析装置5、塗抹標本作製装置6、及び血球画像表示装置7に選択的に搬送する。検体収容装置4は、検体搬送装置3による搬送が終了した検体ラックを受け取り、収容する。血液塗抹標本作製装置は、スライドガラス上に自動的に血液塗抹標本を作製する。血液画像表示装置7は、血液塗抹標本を撮像し、得られた標本画像を自動的に解析し、白血球のサブクラスを分類する。
<血球分析装置5の構成>
血球分析装置5は、光学式フローサイトメトリー方式の多項目血球分析装置であり、血液検体に含まれる血球に関して側方散乱光強度、蛍光強度等を取得し、これらに基づいて検体中に含まれる血球を分類し、且つ、種類毎に血球数を計数し、このように分類された血球が種類毎に色分けされたスキャッタグラムを作成し、これを表示する。かかる血球分析装置5は、血液検体を測定する測定ユニット51と、測定ユニット51から出力された測定データを処理し、血液検体の分析結果を表示する情報処理ユニット52とを備えている。
図2は、測定ユニット51の概略構成を示すブロック図である。測定ユニット51は、検体分注部511と、測定検体調製部512と、光学検出部513と、信号処理回路514と、制御部515とを備えている。
検体分注部511は、吸引管(図示せず)を備えており、この吸引管を検体搬送装置3の測定ライン31a上を搬送された検体ラックの検体容器の蓋部に突き刺して、この検体容器から血液検体を吸引する。測定検体調製部512は、混合容器(図示せず)を備えており、検体分注部511により分注された血液検体、試薬及び希釈液を混合撹拌し、測定検体を調製する。
光学検出部513は、フローセル(図示せず)を備え、このフローセルに測定検体を供給することにより測定検体の細い流れを形成し、その測定検体に対して光を照射して、光学センサにより側方散乱光信号、前方散乱光信号、及び蛍光信号を取得する。これらの信号は、信号処理回路514へ出力される。信号処理回路514は、光学検出部513から出力される電気信号を処理する回路である。かかる信号処理回路514は、側方散乱光信号、前方散乱光信号、蛍光信号のピーク及びパルス幅等のパラメータを取得する。
制御部515は、CPU及びメモリを備えており、検体搬送装置3とデータ通信可能に接続されている。かかる制御部515は、検体搬送装置3から与えられた分析項目にしたがって、検体分注部511、測定検体調製部512、光学検出部513、及び信号処理回路514を制御し、上記分析項目に対応する測定動作を実行させる。また、信号処理回路514によって得られた上記パラメータを含む測定データを情報処理ユニット52へ送信するように構成されている。
次に、情報処理ユニット52の構成について説明する。情報処理ユニット52は、コンピュータにより構成されている。図3は、情報処理ユニット52の構成を示すブロック図である。情報処理ユニット52は、コンピュータ52aによって実現される。図3に示すように、コンピュータ52aは、本体521と、画像表示部522と、入力部523とを備えている。本体521は、CPU521a、ROM521b、RAM521c、ハードディスク521d、読出装置521e、入出力インタフェース521f、通信インタフェース521g、及び画像出力インタフェース521hを備えており、CPU521a、ROM521b、RAM521c、ハードディスク521d、読出装置521e、入出力インタフェース521f、通信インタフェース521g、及び画像出力インタフェース521hは、バス521jによって接続されている。
読出装置521eは、コンピュータを情報処理ユニット52として機能させるためのコンピュータプログラム524aを可搬型記録媒体524から読み出し、当該コンピュータプログラム524aをハードディスク521dにインストールすることが可能である。
<システム制御装置8の構成>
システム制御装置8は、CPU、ROM、RAM、ハードディスク等を備えるコンピュータによって実現される。ハードディスクにインストールされたシステム制御用プログラムをCPUが実行することで、当該コンピュータがシステム制御装置8として機能する。このシステム制御装置8は、検体投入装置2から検体IDを受け付け、検体IDをキーにして臨床検査情報管理サーバ9から測定オーダを取得する。また、システム制御装置8は、測定オーダを検体搬送装置3へ送信する。
<臨床検査情報管理サーバ9の構成>
次に、臨床検査情報管理サーバ9の構成について説明する。図5は、本実施の形態に係る臨床検査情報管理サーバ9の構成を示すブロック図である。臨床検査情報管理サーバ9は、コンピュータ90によって実現される。図5に示すように、コンピュータ90は、本体91と、画像表示部92と、入力部93とを備えている。本体91は、CPU91a、ROM91b、RAM91c、ハードディスク91d、読出装置91e、入出力インタフェース91f、通信インタフェース91g、91h、91i、及び画像出力インタフェース91jを備えており、CPU91a、ROM91b、RAM91c、ハードディスク91d、読出装置91e、入出力インタフェース91f、通信インタフェース91g、通信インタフェース91h、通信インタフェース91i、及び画像出力インタフェース91jは、バス91kによって接続されている。
読出装置91eは、コンピュータを臨床検査情報管理サーバ9として機能させるためのコンピュータプログラム94aを可搬型記録媒体94から読み出し、当該コンピュータプログラム94aをハードディスク91dにインストールすることが可能である。
ハードディスク91dには、検体毎に臨床検査の進捗状況を管理するための工程管理テーブルPTの領域が設けられている。図7は、工程管理テーブルPTの構造を示す模式図である。臨床検査情報サーバ9は、ホストコンピュータ100と通信し、ホストコンピュータ100から測定オーダを受信する。受信された測定オーダには、検体を識別するための検体ID及び当該検体の対象となる測定項目が含まれる。受信された測定オーダは、工程管理テーブルPTに格納(登録)される。また、臨床検査情報サーバ9は、システム制御装置8から測定オーダの送信要求を受け付け、要求された測定オーダをシステム制御装置8へと送信する。測定オーダの送信要求データには、検体IDが含まれている。受信された送信要求データに含まれる検体IDは、工程管理テーブルPTに格納される。
図6に示すように、工程管理テーブルPTには、検体毎に検体に関するレコードが格納される。かかる工程管理テーブルPTは、ホストコンピュータ100から受信した測定オーダに含まれる検体IDを格納するためのフィールドF1と、測定オーダに含まれる測定項目を格納するためのフィールドF2と、システム制御装置8から受信した測定オーダの送信要求データに含まれる検体IDを格納するためのフィールドF3と、再検が必要な場合にその再検に係る測定項目(以下、「再検項目」という。)を格納するためのフィールドF4と、その時点で当該検体が該当する臨床検査工程を示す工程情報を格納するためのフィールドF5と、当該検体について異常が生じた場合に当該異常を示すエラー情報を格納するためのフィールドF6とが設けられている。
また、臨床検査情報管理サーバ9は、クライアント装置10と通信を行い、クライアント装置10からの要求に応じて、種々の機能をクライアント装置10へ提供する。例えば、ユーザがクライアント装置10を操作して、臨床検査情報管理システムにログインを指示した場合に、このログイン要求を受け付け、ログイン処理を行う。ログインが成功した後には、クライアント装置10に後述するメニュー画面を表示させ、その後はユーザからの指示に応じて処理を実行し、その結果をクライアント装置10へ送信する。例えば、クライアント装置10から血球分析装置5による測定工程にある検体のリスト画面の表示要求を受け付けた場合には、該当する検体に関する情報を工程管理テーブルPTから抽出し、その検体に関する情報をクライアント装置10へと送信する。クライアント装置10は、この情報を受信して、測定工程にある検体のリスト画面を表示する。
<クライアント装置10の構成>
次に、クライアント装置10の構成について説明する。図7は、クライアント装置10の構成を示すブロック図である。クライアント装置10は、コンピュータ110によって実現される。図8に示すように、コンピュータ110は、本体111と、画像表示部112と、入力部113とを備えている。本体111は、CPU111a、ROM111b、RAM111c、ハードディスク111d、読出装置111e、入出力インタフェース111f、通信インタフェース111g、111h、111i、及び画像出力インタフェース111jを備えており、CPU111a、ROM111b、RAM111c、ハードディスク111d、読出装置111e、入出力インタフェース111f、通信インタフェース111g、通信インタフェース111h、通信インタフェース111i、及び画像出力インタフェース111jは、バス111kによって接続されている。
読出装置111eは、コンピュータをクライアント装置10として機能させるためのコンピュータプログラム114aを可搬型記録媒体114から読み出し、当該コンピュータプログラム114aをハードディスク111dにインストールすることが可能である。
[臨床検査情報管理システムの動作]
まず、臨床検査全体の流れについて説明する。図8は、臨床検査全体の流れを示すフローチャートである。医師によって患者に必要な臨床検査の測定項目が決定され、その測定項目を含む臨床検査オーダ(測定オーダ)がホストコンピュータ100に登録される。ホストコンピュータ100は、登録された測定オーダを臨床検査情報管理サーバ9へ送信する。臨床検査情報管理サーバ9は、測定オーダを受信し(ステップS101)、測定オーダに含まれる検体ID及び測定項目のデータを新たなレコードとして工程管理テーブルPTに登録する(ステップS102)。このとき、当該レコードの工程情報として、測定工程の対象である測定待機を示す情報「AP」が工程管理テーブルPTのフィールドF5に登録される。
上記の患者から採取された血液検体が検体容器に収容され、その検体容器に前記測定オーダに含まれる検体IDを示すバーコードが印刷されたバーコードラベルが貼布される。この検体容器は、他の検体容器とともに検体ラックに保持され、当該検体ラックが検体投入装置2に載置される。検体投入装置2に載置された検体ラックは、バーコード読取ユニット22に移送され、バーコード読取ユニット22により検体容器のバーコードから検体IDが読み出される(ステップS103)。読み出された検体IDはシステム制御装置8へ送信され、システム制御装置8が当該検体IDを含む測定オーダ送信要求データを生成し、臨床検査情報管理サーバ9に送信する(ステップS104)。バーコード読取結果による検体IDを受信した臨床検査情報管理サーバ9は、受信した送信要求データに含まれる検体IDと工程管理テーブルPTに登録されている検体IDとを照合し、送信要求データに含まれる検体IDに一致する検体IDが工程管理テーブルPTから見つかると、その検体IDに対応する測定項目を含む測定オーダをシステム制御装置8へ送信する(ステップS105)。このとき、臨床検査情報管理サーバ9は、工程管理テーブルPTの前記検体IDを含むレコードにおいて、工程情報を「AP」から測定中であることを示す「P」へ変更する。
システム制御装置8は、測定オーダを受信すると、当該測定オーダに基づいて搬送先を決定し、検体ラックを前記搬送先へ搬送するように検体搬送装置3へ指示データを送信する。この指示データには測定オーダが含まれており、当該測定オーダは搬送先の血球分析装置5へと送信される。検体ラックは、検体搬送装置3によって搬送先の血球分析装置5へと搬送され、血球分析装置5によって前記測定オーダにしたがって検体の測定が行われる(ステップS106)。
測定が終了すると、測定結果が血球分析装置5から臨床検査情報管理サーバ9へと送信される。臨床検査情報管理サーバ9は、ハードディスク91dに測定結果を格納し、また測定結果に基づいて再検の要否を判定する。再検には、血球分析装置5による再測定と、血球画像表示装置7による白血球自動分類(以下、「自動分類」という)と、顕微鏡による検査(以下、「顕微鏡検査」という。)とがある。つまり、臨床検査情報管理サーバ9は、検体の測定結果を解析することで、その検体について血球分析装置5による再測定が必要か、血球画像表示装置7による白血球自動分類が必要か、顕微鏡検査が必要か、又は再検が必要でないかを判断する(ステップS107)。また、血球分析装置5による再測定が必要と判断された場合には、その再測定の測定項目を決定する。
再検が不要と判断された場合には(ステップS107においてNO)、処理をステップS112に進める。このとき、臨床検査情報管理サーバ9は、工程管理テーブルPTの前記検体IDを含むレコードにおいて、工程情報の「P」を、測定結果の承認待ちであることを示す「PR」へ変更する。再検が必要と判断された場合には(ステップS107においてYES)、工程管理テーブルPTの該当する検体のレコードにおけるフィールドF4に再検項目を登録し、フィールドF5に工程情報を登録する。このとき、血球分析装置5による再測定が必要と判断された場合には、工程情報として「AR」が登録され、自動分類が必要と判断された場合には、工程情報として「HG」が登録され、顕微鏡検査が必要と判断された場合には、工程情報として「AF」が登録される。
測定が完了した検体を収容する検体ラックは、検体搬送装置3によって搬送され、検体収容装置4に収容される。ユーザは、クライアント装置10を操作して臨床検査情報管理サーバ9にアクセスする等して、測定が終了した検体の中に再検が必要と判断されたものがないかを確認することができる。ユーザは、再検の要否を確認した後、再検が必要と判断された検体を保持する検体ラックを再度検体投入装置2に載置する。この後、上記のステップS103及びS104と同様に検体バーコードの読み取り(ステップS108)及び臨床検査情報管理サーバ9への測定オーダ送信要求が行われる(ステップS109)。バーコード読取結果による検体IDを受信した臨床検査情報管理サーバ9は、受信した送信要求データに含まれる検体IDと工程管理テーブルPTに登録されている検体IDとを照合し、送信要求データに含まれる検体IDに一致する検体IDが工程管理テーブルPTから見つかると、その検体IDに対応する再検項目を含む再検オーダをシステム制御装置8へ送信する(ステップS110)。このとき、臨床検査情報管理サーバ9は、工程管理テーブルPTの前記検体IDを含むレコードにおいて、工程情報が「AR」、「HG」又は「AF」を、再検中であることを示す「R」、「G」又は「F」へ変更する。「R」は、血球分析装置5による再検中であることを示し、「G」は、血球画像表示装置7による再検中であることを示し、「F」は、塗抹標本作製装置6により作製された血液塗抹標本を観察中であることを示す。
システム制御装置8は、再検オーダを受信すると、当該再検オーダに基づいて搬送先を決定し、検体ラックを前記搬送先へ搬送するように検体搬送装置3へ指示データを送信する。検体ラックは指示された搬送先へと搬送され、再検が行われる(ステップS111)。
再検が終了すると、再検結果が血球分析装置5又は血球画像表示装置7から臨床検査情報管理サーバ9へと送信される。臨床検査情報管理サーバ9は、ハードディスク91d内の検査情報データベースに再検結果を格納し、工程管理テーブルPTの当該検体の検体IDを含むレコードにおいて、工程情報の「R」、「G」又は「F」を、測定結果の承認待ちであることを示す「RR」へ変更する。ユーザは、クライアント装置10を操作して、臨床検査情報管理サーバ9にアクセスし、測定結果を表示し、その承認の入力をすることができる(ステップS112)。臨床検査情報管理サーバ9において、再検の承認の入力を受け付けた場合には(ステップS112においてYES)、ハードディスク91d内の検査情報データベースに再検結果の承認情報を格納し、工程管理テーブルPTの当該検体のレコードから工程情報「RR」を削除する。以上で一検体の臨床検査が終了する。
図9は、本実施形態における臨床検査工程の推移、すなわち、工程管理テーブルのF5に登録される工程情報の推移を示す図である。図9に示すように、臨床検査工程は、測定待機中である「AP」、測定中である「P」、再検査待ちである「AR」、「HG」又は「AF」、再検査中である「R」、「G」又は「F」、及び、承認待ちである「PR」の各工程によって構成されている。再検査が不要な場合は、「AR」、「HG」、「AF」、「R」、「G」及び「F」の工程はスキップされる。
<臨床検査の工程管理>
次に、臨床検査情報管理サーバ9の臨床検査の工程管理に関する動作について説明する。まず、測定オーダ登録処理について説明する。図10は、臨床検査情報管理サーバ9の測定オーダ登録処理の流れを示すフローチャートである。臨床検査情報管理サーバ9のCPU91aは、ホストコンピュータ100からの測定オーダの受信を待機する(ステップS201においてNO)。臨床検査情報管理サーバ9が測定オーダを受信すると(ステップS201においてYES)、CPU91aは、当該測定オーダを工程管理テーブルPTに登録する(ステップS202)。このとき、CPU91aは工程管理テーブルPTの新たに追加したレコードのフィールドF5に工程情報「AP」を登録する。ステップS202の処理を実行した後、CPU91aはステップS201へ処理を戻す。これにより、上記の測定オーダ登録処理が繰り返し実行される。
次に、臨床検査情報管理サーバ9の測定オーダ問い合わせ受け付け処理について説明する。図11は、臨床検査情報管理サーバ9の測定オーダ問い合わせ受け付け処理の流れを示すフローチャートである。この測定オーダ問い合わせ受け付け処理は、臨床検査情報管理サーバ9がシステム制御装置8から測定オーダ送信要求データを受信したときにおける工程管理テーブルPTの更新に関する処理である。臨床検査情報管理サーバ9のCPU91aは、システム制御装置8からの測定オーダ送信要求データの受信を待機する(ステップS301においてNO)。臨床検査情報管理サーバ9が測定オーダ送信要求データを受信すると(ステップS301においてYES)、CPU91aは、工程管理テーブルPTを参照し、受信した測定オーダ送信要求データに含まれる検体IDと一致する検体IDが、工程管理テーブルPTに測定オーダに含まれる検体IDとして登録されているか否かを判定する(ステップS302)。
検体投入装置2に投入され、バーコード読取ユニット22において検体バーコードが読み取られた検体について、測定オーダの問い合わせが行われるが、検体投入装置2に投入される検体には、1回目の測定(以下、「初検」という。)を実行対象だけでなく、2回目以降の測定又は顕微鏡検査、即ち再検の対象も含まれる。そして、工程管理テーブルPTにおいては、初検の対象の検体の工程情報は「AP」となっており、再検の対象の検体の工程情報は「AR」、「HG」又は「AF」となっている。そこで、受信した測定オーダ送信要求データに含まれる検体IDと一致する検体IDが工程管理テーブルPTに見つかった場合には(ステップS302においてYES)、CPU91aは、当該検体IDを含むレコードにおける工程情報を特定する(ステップS303)。
ステップS303において、特定した工程情報が「AP」である場合(ステップS303において「AP」)、当該検体は測定待ちの状態にある。したがってこの場合、CPU91aは、該当する測定オーダをハードディスク91dから読み出し、当該測定オーダをシステム制御装置8へと送信する(ステップS304)。またCPU91aは、工程管理テーブルPTにおける当該検体のレコードに含まれる工程情報を「AP」から「P」へと更新し(ステップS305)、処理をステップS301へ戻す。
ステップS303において、特定した工程情報が「AR」、「HG」、又は「AF」である場合(ステップS303において「AR、HG又はAF」)、当該検体は再検待ちの状態にある。したがってこの場合、CPU91aは、該当する再検オーダをハードディスク91dから読み出し、当該再検オーダをシステム制御装置8へと送信する(ステップS306)。またCPU91aは、工程管理テーブルPTにおける当該検体のレコードに含まれる工程情報が「AR」のときには「R」へと更新し、「HG」のときには「G」へと更新し、「AF」のときには「F」へと更新する(ステップS307)。これらの処理が終了すると、CPU91aは処理をステップS301へ戻す。
一方、ステップS302において、受信した測定オーダ送信要求データに含まれる検体IDと一致する検体IDが工程管理テーブルPTに見つらなかった場合には(ステップS302においてNO)、この検体IDに対応する測定オーダは未登録である。そこでこの場合、CPU91aは、工程管理テーブルPTに新たなレコードを追加する(ステップS308)。この処理において、CPU91aは、当該レコードにおけるフィールドF3に、受信した測定オーダ送信要求データに含まれる当該検体IDを登録し、フィールドF6に、オーダ不明を示す情報を登録する。この処理が終了した後、CPU91aは処理をステップS301へ戻す。
次に、臨床検査情報管理サーバ9の検査結果受け付け処理について説明する。図12は、臨床検査情報管理サーバ9の検査結果受け付け処理の流れを示すフローチャートである。この検査結果受け付け処理は、臨床検査情報管理サーバ9が血球分析装置5から初回の測定結果を受信し、又は血球分析装置5若しくは血球画像表示装置7から再検結果を受信したときにおける工程管理テーブルPTの更新に関する処理である。
臨床検査情報管理サーバ9のCPU91aは、検査結果データ(測定結果又は再検結果を示すデータ)の受信を待機する(ステップS401においてNO)。臨床検査情報管理サーバ9が検査結果データを受信すると(ステップS401においてYES)、CPU91aは、受信した検査結果データに含まれる検体IDと工程管理テーブルPTの各レコードの検体IDとを照合し、検体IDが一致するレコードを検索し、当該レコードに含まれる工程情報を参照することにより、その検査結果データが初回の測定結果であるのか、再検結果であるのかを特定する(ステップS402)。
ステップS402において検査結果データが初回の測定結果である場合(ステップS402において「測定結果」)、CPU91aは、ハードディスク91dの検査情報データベースに当該測定結果を登録し(ステップS403)、当該測定結果の解析処理を実行する(ステップS404)。この解析処理においては、測定結果が正常であるか否か、測定結果が異常である場合には、再検が必要か否か、再検が必要な場合には、血球分析装置5による再測定、自動分類、及び顕微鏡検査の何れが必要であるかが判定され、血球分析装置5による再測定が必要な場合には、その再検項目が決定される。
上記のような解析処理を実行した後、再検が必要ない場合と判定されたには(ステップS405においてNO)、CPU91aは工程管理テーブルPTにおける当該検体のレコードに含まれる工程情報「P」を「PR」に変更し(ステップS406)、処理をステップS401へ戻す。一方、再検が必要と判定された場合には(ステップS405においてYES)、CPU91aは、工程管理テーブルPTにおける当該検体のレコードにおいて再検項目を登録し、血球分析装置5による再測定が必要な場合には当該レコードの工程情報を「P」から「AR」へと変更し、自動分類が必要な場合には当該レコードの工程情報を「P」から「HG」へと変更し、顕微鏡検査が必要な場合には当該レコードの工程情報を「P」から「AF」へと変更する(ステップS407)。この処理を終了した後、CPU91aはステップS401へ処理を戻す。
ステップS402において検査結果データが再検結果である場合(ステップS402において「再検結果」)、CPU91aは、ハードディスク91dの検査情報データベースに当該再検結果を登録し(ステップS408)、工程管理テーブルPTにおける当該検体のレコードに含まれる工程情報「R」、「G」又は「F」を「RR」へ変更する(ステップS409)。これらの処理が終了すると、CPU91aは処理をステップS401へ戻す。
次に、臨床検査情報管理サーバ9のエラー通知情報受け付け処理について説明する。図13は、臨床検査情報管理サーバ9のエラー通知情報受け付け処理の流れを示すフローチャートである。このエラー通知情報受け付け処理は、臨床検査情報管理サーバ9がエラー通知情報を受け付けたときにおける工程管理テーブルPTの更新に関する処理である。
検体投入装置2、システム制御装置8、血球分析装置5、塗抹標本作製装置6、血球画像表示装置7は、検体に関するエラー又は装置に関するエラーが発生したときに、エラー通知情報を臨床検査情報管理サーバ9へ送信する。エラー通知情報には、エラーの種類に応じたエラーコードが含まれており、そのエラーの種類を特定することが可能である。また、エラー通知情報には、そのエラーが検体に関するものである場合、当該検体の検体IDが含まれる。例えば、バーコード読取ユニット22においてバーコードの読取エラーが発生したときには、バーコード読取エラーのエラーコードが含まれたエラー通知情報が送信される。また、検体量が規定量よりも少なく、測定又は塗抹標本の作製を行うことができない場合には、検体量不足を示すエラーコード及び当該検体の検体IDを含むエラー通知情報が送信される。さらに、測定結果の数値、スキャッタグラムにおける分画等が異常である場合には、当該測定結果、測定結果異常を示すエラーコード及び当該検体の検体IDを含むエラー通知情報が送信される。
臨床検査情報管理サーバ9のCPU91aは、上記のようなエラー通知情報の受信を待機する(ステップS501においてNO)。臨床検査情報管理サーバ9がエラー通知情報を受信すると(ステップS501においてYES)、CPU91aは、受信したエラー通知情報を解析し、当該エラー通知情報に係るエラーの種類を判別する(ステップS502)。
エラーの種類がバーコード読取エラーの場合には(ステップS502において「バーコード読取エラー」)、CPU91aは、工程管理テーブルPTに当該エラー通知情報に係る新規レコードを登録する(ステップS503)。この処理においては、CPU91aは、当該バーコード読取エラーに係る検体IDに代えて、当該エラー通知情報に対して固有のエラー検体IDを生成し、新規レコードのフィールドF3にエラー検体IDを、フィールドF6にバーコード読取エラーを示すエラー情報を登録する。また、このときCPU91aは当該レコードのフィールドF5から工程情報を削除する。この処理を終了した後、CPU91aは処理をステップS501へ戻す。
エラーの種類が検体量不足である場合には(ステップS502において「検体量不足」)、CPU91aは、工程管理テーブルPTにおいて当該エラー通知情報に含まれる検体IDが登録されているレコードを更新する(ステップS504)。この処理では、CPU91aは、工程管理テーブルPTにおいて、フィールドF1に当該エラー通知情報に含まれる検体IDと同一の検体IDが登録されているレコードを検索し、このレコードのフィールドF6に検体量不足のエラー情報を登録する。また、このときCPU91aは当該レコードのフィールドF5から工程情報を削除する。この処理を終了した後、CPU91aは処理をステップS501へ戻す。
エラーの種類が測定結果異常である場合には(ステップS502において「測定結果異常」)、CPU91aは、検査情報データベースに当該エラー通知情報に含まれる測定結果を登録し(ステップS505)、工程管理テーブルPTにおいて当該エラー通知情報に含まれる検体IDが登録されているレコードを更新する(ステップS506)。ステップS506の処理では、CPU91aは、工程管理テーブルPTにおいて、フィールドF1に当該エラー通知情報に含まれる検体IDと同一の検体IDが登録されているレコードを検索し、このレコードのフィールドF6に測定結果異常のエラー情報を登録する。また、このときCPU91aは当該レコードのフィールドF5から工程情報を削除する。この処理を終了した後、CPU91aは処理をステップS501へ戻す。
上記のエラー以外にも、種々の種類のエラーが存在する。ここでは省略するが、エラー通知情報受け付け処理では、CPU91aがこれらのエラー通知情報を受け付けたときに、そのエラーの種類を検出し、エラーの種類に応じた処理を実行する。
また、上記以外にも、測定が実行されているはずであるが測定オーダの送信要求がなかった検体情報が工程管理テーブルPTから特定され、このレコードのフィールドF6に「IDなし」を示すエラー情報が登録され、フィールドF5から工程情報が削除される処理が行われる。
<臨床検査情報管理画面の表示>
次に、臨床検査情報管理サーバ9の表示に関する動作について説明する。図14は、臨床検査情報管理サーバ9の臨床検査情報管理画面の表示処理の流れを示すフローチャートである。ユーザは臨床検査情報管理サーバ9を使用して臨床検査に係る検体の情報を閲覧又は操作する場合、当該臨床検査情報管理サーバ9にログインする必要がある。まずCPU91aは、ユーザが臨床検査情報管理システムにログインするためのログイン画面を画像表示部92に表示させる(ステップS601)。このログイン画面(図示せず)には、ユーザ名及びパスワードを入力する入力ボックスと、入力したユーザ名及びパスワードを確定するためのOKボタンと、入力したユーザ名及びパスワードをキャンセルするためのキャンセルボタンとが設けられている。ユーザは、ユーザ名及びそれに対応するパスワードを入力し、OKボタンを選択する操作を行う。CPU91aは、このようにして入力を受け付けたユーザ名及びパスワードを用いてユーザ認証処理を実行する(ステップS602)。
ユーザ認証処理において、ユーザ名及びパスワードが登録されているものと一致せず、ユーザの認証が失敗した場合には(ステップS602においてNO)、CPU91aは処理をステップS601に戻して再度ログイン画面を表示させる。一方、ユーザ認証処理において、ユーザ名及びパスワードが登録されているものと一致し、ユーザの認証が成功した場合には(ステップS602においてYES)、CPU91aは、当該ユーザの設定情報をハードディスク91dから読み出す(ステップS603)。その後CPU91aは、工程管理テーブルPTを参照して、工程情報毎及びエラー情報毎に検体数(レコード数)を集計し(ステップS604)、ステップS603で読み出した設定情報及びステップS604の集計結果に基づいてメニュー画面を生成し(ステップS605)、当該メニュー画面S605を画像表示部92に表示させる(ステップS606)。
図15は、メニュー画面の一例を示す図である。図に示すように、メニュー画面W1は画面上部のメニューバー領域A1と、その下側のツールバー領域A2と、当該ツールバー領域A2の下側に設けられ、メニュー画面W1の大部分を占めるワーク領域A3とを有する。これらの領域A1〜A3は、臨床検査情報管理サーバ9の表示画面の全てにおいて共通して設けられている。メニューバー領域A1には、「File(ファイル)」、「Enquiry(情報照会)」、「Administration(管理)」等のメニューが並んでおり、それぞれのメニューはマウスの操作によって選択されることで、プルダウンメニューを表示するようになっている。各プルダウンメニューには、複数のメニューが並んでおり、これらのうちの1つをマウス操作によって選択することで、当該メニューを実行することができる。ツールバー領域A2には、複数のアイコンが並んでいる。各アイコンの下側には、「Home(ホーム)」、「Enquiry(情報照会)」等のアイコンの名称が表示されている。
ワーク領域A3は、図15に示すように左側の固定アイコン領域A31と、右側の可変アイコン領域A32とを含む。固定アイコン領域A31には、複数のアイコンQ11〜Q19が設けられている。この固定アイコン領域A31には、ユーザの設定によって表示するアイコンを決めることができず、予め定められたアイコンQ11〜Q19が固定的に表示される。
アイコンQ11の横には、「No ID or Invalid ID(IDなし又は無効なID)」の名称(文字列)N11が表示されており、当該アイコンQ11には、IDが不明の検体に関する情報を一覧表示するID不明検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。ID不明検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報が名称N11の横に表示される。
アイコンQ12の横には、「Missing LIS order(LISオーダ不明)」の名称(文字列)N12が表示されており、当該アイコンQ12には、測定オーダが不明の検体に関する情報を一覧表示する測定オーダ不明検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。測定オーダ不明検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報が名称N12の横に表示される。
アイコンQ13の横には、「Awaiting processing(測定待ち)」の名称(文字列)N13が表示されており、当該アイコンQ13には、測定オーダは取得されたが未測定の検体に関する情報を一覧表示する測定待ち検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。測定待ち検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報M13が名称N13の横に表示される。
アイコンQ14の横には、「Awaiting reprocessing(再測定待ち)」の名称(文字列)N14が表示されており、当該アイコンQ14には、再検オーダは取得されたが再測定が行われていない検体に関する情報を一覧表示する再測定待ち検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。再測定待ち検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報M14が名称N14の横に表示される。
アイコンQ15の横には、「Awaiting film review(顕微鏡検査待ち)」の名称(文字列)N15が表示されており、当該アイコンQ15には、再検オーダは取得されたが顕微鏡検査が行われていない検体に関する情報を一覧表示する顕微鏡検査待ち検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。顕微鏡検査待ち検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報M15が名称N15の横に表示される。
アイコンQ16の横には、「Repeats review(再検レビュー)」の名称(文字列)N16が表示されており、当該アイコンQ16には、測定結果の承認が行われていない検体に関する情報を一覧表示する承認待ち検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。承認待ち検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報M16が名称N16の横に表示される。
アイコンQ17の横には、「Locked samples(ロック検体)」の名称(文字列)N17が表示されており、当該アイコンQ17には、管理者権限を有するユーザ(スーパーユーザ)が測定結果を再度検討するためにロック(変更、編集、削除が不可な状態にする操作)をした検体に関する情報を一覧表示するロック検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。ロック検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報が名称N17の横に表示される。
アイコンQ18の横には、「Awaiting sign-out(サインアウト待ち)」の名称(文字列)N18が表示されており、当該アイコンQ18には、所定のサインアウト待ち検体に関する情報を一覧表示するサインアウト待ち検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。サインアウト待ち検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報が名称N18の横に表示される。
アイコンQ19の横には、「Alerts(警告)」の名称(文字列)N18が表示されており、当該アイコンQ19には、異常が検出されたことにより警告が発せられた検体に関する情報を一覧表示する警告検体リスト画面に表示を切り替える機能が割り当てられている。警告検体リスト画面に表示される検体に関する情報が存在する場合には、その検体の数を示す検体数情報M19が名称N19の横に表示される。
可変アイコン領域A32には、複数のアイコンQ21〜Q23が設けられている。この可変アイコン領域A31には、ユーザの設定によって表示するアイコンを決めることができ、ユーザにより表示設定されたアイコンQ21〜Q23が表示される。ユーザの設定により、可変アイコン領域A32に表示するアイコンを変更することも可能である。
なお、ここでいう「アイコン」とは、表示されている画面を予め定められた所定の画面に変更するための移行子の一例であり、特定の機能が割り当てられ、当該機能を象徴的に表すようにデザインされた画像をいい、ウィンドウ内において表示されるものを含む。
ここで、固定アンコン領域A31に表示されるアイコンの名称N11〜N19の横に表示される検体数情報について詳細に説明する。上記のステップS604において、CPU91aは、工程管理テーブルPTにおいて工程情報が同一のレコード数を工程情報毎に集計する。例えば、工程情報が「AP」であるレコード数、工程情報が「AR」であるレコード数、工程情報が「AF」であるレコード数のそれぞれが計数される。また、ステップS604の処理において、CPU91aは、工程管理テーブルPTにおいてエラー情報が登録されているレコード数を計数し、またエラー情報が同一のレコード数をエラー情報毎に集計する。例えば、エラー情報が「オーダ不明」であるレコード数、エラー情報が「バーコード読取エラー」であるレコード数、エラー情報が「IDなし」であるレコード数のそれぞれが計数される。
上記のように集計した後、CPU91aはステップS605において、各アイコンの名称の横に、対応する工程情報又はエラー情報についての集計結果である検体数情報が表されたメニュー画面を生成する。さらに詳細に説明すると、名称N11の横には、エラー情報が「IDなし」であるレコード数が表示され、名称N12の横には、エラー情報が「オーダ不明」であるレコード数が検体数情報として表示される。また、名称N13の横には工程情報が「AP」であるレコード数が、名称N14の横には工程情報が「AR」であるレコード数が、名称N15の横には工程情報が「AF」であるレコード数が、名称N16の横には工程情報が「RR」であるレコード数が、名称N19の横にはエラー情報が登録されているレコードの総数が、それぞれ検体数情報として表示される。
このようなメニュー画面が表示されている状態において、ユーザは、ワーク領域A3に表示されているアイコンをマウスの左ボタンをクリックする操作を行うことにより選択することができ、アイコンが選択されると、そのアイコンに対応する画面が表示される。つまり、例えばアイコンQ11が選択されるとID不明検体リスト画面に表示が切り替わり、アイコンQ12が選択されると測定オーダ不明検体リスト画面に表示が切り替わる。CPU91aは、このようなアイコンの選択、つまりユーザからの画面表示切り替え指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS607)。
ステップS607において画面表示切り替え指示を受け付けていない場合には(ステップS607においてNO)、CPU91aは前回のメニュー画面の更新から所定時間(例えば、20秒)が経過したか否か(それ以前にメニュー画面が更新されていない場合には、メニュー画面が表示されてから所定時間が経過したか否か)を判定する(ステップS608)。ステップS608において所定時間が経過していない場合には(ステップS608においてNO)、CPU91aはログアウトの指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS609)。ログアウトの指示を受け付けた場合には(ステップS609においてYES)、ログアウト処理を実行し(ステップS610)、処理をステップS601へ処理を戻す。
一方、ステップS609においてログアウトの指示を受け付けていない場合には(ステップS609においてNO)、CPU91aは処理をステップS608に戻し、所定時間が経過するまでステップS608、S609の処理を繰り返す。ステップS609において所定時間が経過した場合には(ステップS609においてYES)、CPU91aは、ステップS604に処理を戻し、再度工程情報毎及びエラー情報毎に検体数を集計し、メニュー画面を再生成し、メニュー画面の表示を更新する。
一方、ステップS607において画面表示切り替え指示を受け付けた場合には(ステップS607においてYES)、選択されたアイコンに対応する画面に表示を切り替える(ステップS611)。CPU91aは、ユーザから当該表示画面に応じた情報処理の指示を受け付けたか否かを判定し(ステップS612)、指示を受け付けていない場合には、処理をステップS614へ移す。一方、表示画面に応じた情報処理の指示を受け付けた場合には(ステップS612においてYES)、CPU91aは当該表示画面に応じた情報処理を実行し(ステップS613)、ステップS614に処理を移す。
ステップS613及びS614の処理について詳しく説明する。例えば、メニュー画面W1においてアイコンQ13が選択された場合には、測定待ち検体リスト画面が表示される。図16は、測定待ち検体リスト画面の一例を示す図である。図に示すように、測定待ち検体リスト画面W2にも、メニュー画面W1と同様に、メニューバー領域A1、ツールバー領域A2、及びワーク領域A23が設けられている。測定待ち検体リスト画面W2のメニューバー領域A1に含まれるメニューは、メニュー画面W1のメニューバー領域A1のメニューと同一である。また、測定待ち検体リスト画面W2のツールバー領域A2に含まれるアイコンは、メニュー画面W1のツールバー領域A2のアイコンと同一である。これらのメニュー画面W1と同一のメニュー及びアイコンは、メニュー画面W1において実行可能な処理を指示するためのものであり、これらの処理については測定待ち検体リスト画面においても実行指示を与えることが可能である。
また、測定待ち検体リスト画面W2のワーク領域A23には、一又は複数の検体に関する情報を表形式で一覧表示可能となっている。このワーク領域A23には、各行に1検体ずつ検体情報が表示される。ワーク領域A23には、複数のカラム(列)が設けられており、これらのカラムには、検体ID、患者の氏名、臨床検査情報管理サーバが測定オーダを受け付けた時刻、及び測定の優先度の情報が各別に表示される。このように表示された検体情報は、行毎にマウスの左ボタンをクリックする操作によって選択することができる。また、複数の検体情報を一度に選択することも可能である。ワーク領域A23の下端付近には、「Enquiry(情報照会)」のボタンB21、「Refresh(画面更新)」のボタンB22、「Exit(表示終了)」のボタンB23の3つのボタンが表示されている。ボタンB21は、検体の詳細な情報を表示するためのボタンであり、検体情報が選択された状態で、当該ボタンB21がマウスの左ボタンをクリックする操作によって選択されると、選択された検体情報のより詳細な情報が表示される。また、ボタンB22は画面更新のためのボタンであり、ボタンB22が選択されると、最新の検体情報により画面が更新される。ボタンB23は測定待ち検体リスト画面W2の表示を終了するためのボタンであり、ボタンB23が選択されると、メニュー画面W1への表示切り替え指示がCPU91aに与えられ、メニュー画面W1へ表示が切り替えられる。
かかる測定待ち検体リスト画面W2に表示される検体情報は、工程管理テーブルPTにおいて工程情報「AP」を有するレコードに係る検体情報である。つまり、工程管理テーブルPTにおいて工程情報が「AP」である検体についての検体情報が、測定待ち検体リスト画面W2に一覧表示される。この測定待ち検体リスト画面W2に表示される検体情報の数は、メニュー画面W1において名称N13の横に、アイコンQ13と対応付けられて表示された検体数情報M13の数と同一である。即ち、アイコンQ13に対応付けられて表示された検体数情報M13は、そのアイコンQ13が選択されたときに表示される測定待ち検体リスト画面W2において表示される検体情報の数を示しており、これにより、測定待ち検体リスト画面W2を表示しなくても、ユーザはメニュー画面W1を見るだけで、測定待ち検体リスト画面W2に表示される測定工程の待ちの検体(測定工程の対象の検体)が存在するか否か、またいくつ存在するかを知ることができる。
また、メニュー画面W1においてアイコンQ14が選択された場合には、再測定待ち検体リスト画面が表示される。図17は、再測定待ち検体リスト画面の一例を示す図である。上述した測定待ち検体リスト画面W2と同様に、再測定待ち検体リスト画面W3にも、メニューバー領域A1、ツールバー領域A2、及びワーク領域A33が設けられている。
再測定待ち検体リスト画面W3のワーク領域A33には、一又は複数の検体に関する情報を表形式で一覧表示可能となっている。このワーク領域A33には、各行に1検体ずつ検体情報が表示される。ワーク領域A33には、複数のカラム(列)が設けられており、これらのカラムには、どのような種類の再検が要求されているかを示す「Action(アクション)」、その検体が保持されている検体ラック及び保持位置を示す「Position(位置)」、「Sample ID(検体ID)」、「Name(患者の氏名)」、臨床検査情報管理サーバが測定オーダを受け付けた時刻を示す「Time(時刻)」、及び測定の優先度を示す「Priority(優先度)」の情報が各別に表示される。このように表示された検体情報は、行毎にマウスの左ボタンをクリックする操作によって選択することができる。また、複数の検体情報を一度に選択することも可能である。ワーク領域A33の下端付近には、「Enquiry(情報照会)」のボタンB31、「Refresh(画面更新)」のボタンB32、「Exit(表示終了)」のボタンB33の3つのボタンが表示されている。ボタンB31は、検体の詳細な情報を表示するためのボタンであり、検体情報が選択された状態で、当該ボタンB31が選択されると、選択された検体情報のより詳細な情報が表示される。また、ボタンB32は画面更新のためのボタンであり、ボタンB32が選択されると、最新の検体情報により画面が更新される。ボタンB33は再測定待ち検体リスト画面W3の表示を終了するためのボタンであり、ボタンB33が選択されると、メニュー画面W1への表示切り替え指示がCPU91aに与えられ、メニュー画面W1へ表示が切り替えられる。
かかる再測定待ち検体リスト画面W3に表示される検体情報は、工程管理テーブルPTにおいて工程情報「AR」を有するレコードに係る検体情報である。つまり、工程管理テーブルPTにおいて工程情報が「AR」である検体についての検体情報が、再測定待ち検体リスト画面W3に一覧表示される。この再測定待ち検体リスト画面W3に表示される検体情報の数は、メニュー画面W1において名称N14の横に、アイコンQ14と対応付けられて表示された検体数情報M14の数と同一である。即ち、アイコンQ14に対応付けられて表示された検体数情報M14は、そのアイコンQ14が選択されたときに表示される再測定待ち検体リスト画面W3において表示される検体情報の数を示しており、これにより、再測定待ち検体リスト画面W3を表示しなくても、ユーザはメニュー画面W1を見るだけで、再測定待ち検体リスト画面W3に表示される再測定工程の待ちの検体(再測定工程の対象の検体)が存在するか否か、またいくつ存在するかを知ることができる。
また、メニュー画面W1においてアイコンQ16が選択された場合には、承認待ち検体リスト画面が表示される。図18は、承認待ち検体リスト画面の一例を示す図である。上述した測定待ち検体リスト画面W2と同様に、承認待ち検体リスト画面W4にも、メニューバー領域A1、ツールバー領域A2、及びワーク領域A43が設けられている。
承認待ち検体リスト画面W4のワーク領域A43には、一又は複数の検体に関する情報を表形式で一覧表示可能となっている。このワーク領域A43には、各行に1検体ずつ検体情報が表示される。ワーク領域A43には、複数のカラムが設けられており、これらのカラムには、「Sample ID(検体ID)」、「Name(患者の氏名)」、「Time(時刻)」、及び「Priority(優先度)」の情報が各別に表示される。このように表示された検体情報は、行毎にマウスの左ボタンをクリックする操作によって選択することができる。また、複数の検体情報を一度に選択することも可能である。ワーク領域A43の下端付近には、「Enquiry(情報照会)」のボタンB41、「Refresh(画面更新)」のボタンB42、「Exit(表示終了)」のボタンB43の3つのボタンが表示されている。これらのボタンB41〜B43の機能は、ボタンB21〜B23の機能と同様であるので、その説明を省略する。
検体情報が選択された状態で、ボタンB41が選択されると、選択された検体情報のより詳細な情報を含む詳細情報画面が表示される。図19は、詳細情報画面の一部を示す図である。詳細情報画面W5には、検体ID、患者番号、患者氏名、緊急度、性別、詳細な検査結果、再検結果が表示される。また、詳細情報画面W5には、承認ボタン(図示せず)が設けられており、ユーザは再検結果を含む詳細な検体の情報を確認した後、承認ボタンを選択することにより、その再検結果を承認することができる。再検結果が承認されると、CPU91aによって工程管理テーブルPTの当該検体情報に係るレコードが更新され、当該レコードに含まれる工程情報「RR」が削除される。
かかる承認待ち検体リスト画面W4に表示される検体情報は、工程管理テーブルPTにおいて工程情報「RR」を有するレコードに係る検体情報である。つまり、工程管理テーブルPTにおいて工程情報が「RR」である検体についての検体情報が、承認待ち検体リスト画面W4に一覧表示される。この承認待ち検体リスト画面W4に表示される検体情報の数は、メニュー画面W1において名称N16の横に、アイコンQ16と対応付けられて表示された検体数情報M16の数と同一である。即ち、アイコンQ16に対応付けられて表示された検体数情報M16は、そのアイコンQ16が選択されたときに表示される承認待ち検体リスト画面W4において表示される検体情報の数を示しており、これにより、承認待ち検体リスト画面W4を表示しなくても、ユーザはメニュー画面W1を見るだけで、承認待ち検体リスト画面W4に表示される承認工程の待ちの検体(承認工程の対象の検体)が存在するか否か、またいくつ存在するかを知ることができる。
ステップS614において、CPU91aは、メニュー画面への表示切り替え指示(上述したボタンB23、B33、B43の選択)があったか否かを判定し(ステップS614)、メニュー画面の表示切り替え指示がない場合には(ステップS614においてNO)、処理をステップS612に戻す。一方、ステップS614において、メニュー画面の表示切り替え指示を受け付けた場合には(ステップS614においてYES)、CPUは処理をステップS604に戻し、再度工程管理テーブルPTの集計処理を実行し、メニュー画面を画像表示部92に表示させる。
以上詳述した如く、本実施の形態に係る臨床検査システム1においては、アイコンQ11〜Q19の横に、そのアイコンによって呼び出される画面において表示されるべき検体数が表示されるため、各画面において確認すべき検体情報の有無、また確認すべき検体が存在する場合にはその数を、各画面を表示しなくともメニュー画面W1において容易に確認することができる。特に、アイコンQ13〜Q16には、臨床検査の特定の工程(測定工程、再測定工程、顕微鏡検査工程、承認工程)にある検体に関する情報が表示される画面を呼び出す機能が割り当てられており、これらのアイコンQ13〜Q16に対応付けられて、各工程の対象である検体の数が表示されている。したがって、ユーザは、メニュー画面を確認するだけで、各工程にある検体の有無、及び対象となる検体が存在する場合にはその数を容易に把握することができる。
本実施の形態においては、臨床検査情報管理サーバ9においてメニュー画面を表示する場合についてのみ説明したが、クライアント装置10においてもメニュー画面及びその他の臨床検査画面を表示することが可能である。この場合は、クライアント装置10を用いてユーザが臨床検査情報管理サーバ9にアクセスすると、クライアント装置10においてログイン画面が表示される。ユーザがユーザ名及びパスワードをクライアント装置10に入力し、ログインの指示を行うと、ログイン要求が臨床検査情報管理サーバ9へと送信され、ログイン認証が行われて、ログインが成功すると当該ユーザの設定情報が読み出され、固定管理テーブルPTの集計処理が行われる。このようにして得られた設定情報及び集計処理結果が臨床検査情報管理サーバ9からクライアント装置10へ送信され、クライアント装置10はこれらの情報に基づいてメニュー画面を生成し、表示することとなる。また、アイコンQ11〜Q19が選択された場合には、その選択されたアイコンに応じた要求データが臨床検査情報管理サーバ9へ送信され、選択されたアイコンによって呼び出される画面の表示に必要なデータが臨床検査情報管理サーバ9からクライアント装置10へ送信される。クライアント装置10は、このデータに基づいて画面を表示することとなる。なお、コンピュータを臨床検査情報管理システムのクライアント装置10として機能させるための専用プログラムであるコンピュータプログラム114aによって上記の臨床検査画面を表示させるのではなく、クライアント装置10において実行されたWWWブラウザにより上記の臨床検査画面を表示する構成としてもよい。この場合、臨床検査情報管理サーバ9がWWWサーバの機能を有し、クライアント装置10からの要求に応じて、メニュー画面、測定待ち検体リスト画面、再測定待ち検体リスト画面、顕微鏡検査待ち検体リスト画面、承認待ち検体リスト画面等のHTMLデータを生成し、これをクライアント装置10へ送信することで、臨床検査情報管理装置9のCPU91aが、クライアント装置10の画像表示部112に上記の臨床検査画面を表示させるようにクライアント装置10を制御することとなる。
(その他の実施の形態)
なお、上述した実施の形態においては、メニュー画面W1にアイコンQ11〜Q19を設け、アイコンQ11〜Q19が選択されたときに、選択されたアイコンに対応する画面に表示が移行する構成について述べたが、これに限定されるものではない。メニュー画面にアイコン以外の移行子、例えば、ボタン又はリンク(文字列)を表示し、これらのボタン又はリンクを選択することで、表示画面を移行させる構成としてもよい。
また、アイコンQ11〜Q19に対応する画面に検体に関する情報が表示されるべき検体が存在する場合、その検体数をアイコンQ11〜Q19に対応付けて表示する構成について述べたが、これに限定されるものではない。アイコンQ11〜Q19に対応する画面に検体に関する情報が表示されるべき検体が存在する場合に、アイコンに対応付けて数字の代わりに記号(例えば、「※」「$」、「#」等)を表示してもよいし、そのアイコンQ11〜Q19の表示を、そのような検体が存在しない場合とは異なる形態(色、模様、大きさ等)で表示する構成としてもよいし、アイコンQ11〜Q19の横に表示されている名称N11〜N19を、そのような検体が存在しない場合とは異なる字体(太字、斜体、フォント等)で表示する構成としてもよい。
また、上述した実施の形態においては、工程情報が「AP」であるレコード数、「AR」であるレコード数、「AF」であるレコード数等が、メニュー画面W1に表示する構成について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、工程情報が「P」であるレコード数、工程情報が「PR」であるレコード数等、他の工程にある検体の数をメニュー画面W1に表示してもよい。
また、上述した実施の形態においては、レコード数が「0」である工程については、何も表示しないことによって、該当する検体が無いことを示しているが、レコード数が「0」である工程については、各名称(文字列)とともに「(0)」を表示してもよい。この場合のメニュー画面W1が図20に示されている。
また、上述した実施の形態においては、臨床検査情報管理サーバ9が、血液分析システム200と、血球計数装置300と、血液凝固測定装置400と、尿分析装置500と、に接続された例を示したが、これら以外の臨床検体分析装置と接続されていてもよいし、血液分析システム200等、1つの臨床検体分析装置とのみ接続されていてもよい。
本発明の臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理システム、及びコンピュータプログラムは、臨床検体分析装置による検体検査に関する情報を管理する臨床検査情報管理装置及び臨床検査情報管理システム並びにコンピュータを臨床検査情報管理装置として機能させるためのコンピュータプログラムとして有用である。
1 臨床検査情報管理システム
2 検体投入装置
3 検体搬送装置
4 検体収容装置
5 血球分析装置
51 測定ユニット
52 情報処理ユニット
6 塗抹標本作製装置
7 血球画像表示装置
8 システム制御装置
9 臨床検査情報管理サーバ
91a CPU
91b ROM
91c RAM
91d ハードディスク
91g 通信インタフェース
94a コンピュータプログラム
10 クライアント装置
111a CPU
111b ROM
111c RAM
111d ハードディスク
111g 通信インタフェース
114a コンピュータプログラム
100 ホストコンピュータ
W1 メニュー画面
Q11〜Q19 アイコン
M13〜M16 検体数情報
W2 測定待ち検体リスト画面
W3 再測定待ち検体リスト画面
W4 承認待ち検体リスト画面
W5 詳細情報画面

Claims (16)

  1. 臨床検体分析装置と通信可能に接続された臨床検査情報管理装置であって、
    外部の装置との間で臨床検査に関する情報を通信する通信部と、
    表示部と、
    前記通信部による臨床検査に関する情報の通信に基づいて、臨床検査における第1工程にある検体を特定するための第1工程検体画面へ表示を移行させるための第1移行子と、臨床検査における第2工程にある検体を特定するための第2工程検体画面へ表示を移行させるための第2移行子とを含むとともに、前記第1工程にある検体の有無及び前記第2工程にある検体の有無を特定可能な表示画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える、臨床検査情報管理装置。
  2. 前記第1工程検体画面は、第1工程にある各検体に関する情報を一覧表示する画面であり、
    前記第2工程検体画面は、第2工程にある各検体に関する情報を一覧表示する画面である、
    請求項1に記載の臨床検査情報管理装置。
  3. 前記表示制御部は、前記第1工程検体画面において一覧表示されている情報よりも詳細な情報を、検体毎に表示する詳細情報画面を前記表示部に表示させる、
    請求項2に記載の臨床検査情報管理装置。
  4. 前記表示画面は、前記第1工程の対象となる検体の有無を示す第1工程検体情報と、前記第2工程の対象となる検体の有無を示す第2工程検体情報と、をさらに含む、
    請求項1乃至3の何れかに記載の臨床検査情報管理装置。
  5. 前記第1工程検体情報は、前記第1工程にある検体の数を示す情報であり、前記第2工程検体情報は、前記第2工程にある検体の数を示す情報である、
    請求項4に記載の臨床検査情報管理装置。
  6. 前記第1移行子及び前記第2移行子のそれぞれは、アイコンである、
    請求項1乃至5の何れかに記載の臨床検査情報管理装置。
  7. 前記第1移行子及び前記第2移行子のそれぞれは、前記表示画面への表示及び非表示の切り替えが不可である、
    請求項1乃至6の何れかに記載の臨床検査情報管理装置。
  8. 前記表示画面は、前記表示画面への表示及び非表示の切り替えが可能であるとともに、所定の画面へ表示を移行させるための第3移行子をさらに含む、
    請求項7に記載の臨床検査情報管理装置。
  9. 前記表示制御部は、前記通信部による臨床検査に関する情報の通信に基づいて、前記表示画面を更新する、
    請求項1乃至8の何れかに記載の臨床検査情報管理装置。
  10. 前記表示制御部は、所定時間毎に前記表示画面を更新する、
    請求項9に記載の臨床検査情報管理装置。
  11. 前記表示制御部は、前記入力部によってユーザのログイン要求が受け付けられたときに、当該ユーザのログインの可否を判断し、当該ユーザのログインを許可する場合に、前記表示画面を前記表示部に表示させる、
    請求項1乃至10の何れかに記載の臨床検査情報管理装置。
  12. 前記第1工程検体画面は、前記臨床検体分析装置による測定待ち状態にある検体を特定するための画面であり、
    前記第2工程管理画面は、前記臨床検体分析装置による再測定待ち状態にある検体を特定するための画面である、
    請求項1乃至11の何れかに記載の臨床検査情報管理装置。
  13. 前記第1工程管理画面は、前記臨床検体分析装置による測定待ち状態にある検体を特定するための画面であり、
    前記第2工程管理画面は、顕微鏡検査待ち状態にある検体を特定するための画面である、
    請求項1乃至11の何れかに記載の臨床検査情報管理装置。
  14. 前記通信部は、検体の測定項目を登録するためのホストコンピュータから臨床検査に関する情報を受信し、
    前記表示制御部は、前記通信部による前記検体分析装置との間における臨床検査に関する情報の通信と、前記通信部による前記ホストコンピュータとの間における臨床検査に関する情報の通信と、に基づいて、前記表示画面を前記表示部に表示させる、
    請求項1乃至13の何れかに記載の臨床検査情報管理装置。
  15. 臨床検体を分析する臨床検体分析装置と、
    臨床検査に関する情報を通信する通信部と、
    表示部と、
    前記通信部による臨床検査に関する情報の通信に基づいて、臨床検査における第1工程にある検体を特定するための第1工程検体画面へ表示を移行させるための第1移行子と、臨床検査における第2工程にある検体を特定するための第2工程検体画面へ表示を移行させるための第2移行子とを含むとともに、前記第1工程にある検体の有無及び前記第2工程にある検体の有無を特定可能な表示画面を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備える、臨床検査情報管理システム。
  16. 通信部と、表示部とを備え、臨床検体分析装置に通信可能に接続されたコンピュータに、臨床検体の検査に関する情報を処理させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記通信部による前記臨床検査に関する情報の通信に基づいて、臨床検査における第1工程にある検体を特定するための第1工程検体画面へ表示を移行させるための第1移行子と、臨床検査における第2工程にある検体を特定するための第2工程検体画面へ表示を移行させるための第2移行子とを含むとともに、前記第1工程にある検体の有無及び前記第2工程にある検体の有無を特定可能な表示画面を前記表示部に表示させるステップ
    を前記コンピュータに実行させる、コンピュータプログラム。
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