JP2011174643A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】
仕切板の下位部に設けた挿通部を挿通して圧縮機室側から熱交換器室側に冷媒管を導出し、熱交換器室の底板から離間させ送風ファンの外側に固定したサブクールパイプに短径路で接続した空気調和機の室外機を提供する。
【解決手段】
本体内が、仕切板4により圧縮機室と熱交換器室とに区画され、前記仕切板4は、冷媒管17を挿通する挿通部9を備え、前後の中央部から後端部にかけて前記圧縮機室側に傾斜する傾斜部5を備え、前記熱交換器室に、前記冷媒管17に接続されたサブクールパイプ16が配設されてなり、前記サブクールパイプ16が、前記底板3から離間して配設され、前記仕切板4が、後端下部を矩形状に切り欠いた第一仕切板6と、同切欠部8に対応して形成された第二仕切板7とで構成され、前記挿通部9が、前記第二仕切板7の上縁部に形成された切欠溝10と、同切欠溝10の上部に対向する前記第一仕切板6の下端縁11とからなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、空気調和機の室外機に係わり、より詳細には、仕切板に設けた挿通部を挿通して圧縮機室側から熱交換器室側に導出させた冷媒管をサブクールパイプに短径路で接続した構造に関する。
従来の空気調和機における仕切板の構造として、図7に示すように、とくに仕切板40の上端部にU形の切欠部90を形成し、この上端部に、圧縮機130と室内側熱交換器140とを接続する冷媒管170を挿通するものであって、切欠部90に配管保持具210を容易に取り付けられるようにするとともに、取付位置を正確に保つようにしたものが知られている。
すなわち、配管保持具210は仕切板40の切欠部90に対して、圧縮機130を備えた室外側の側方から押し込むだけで簡単に装着することができ、係止縁211を切欠部90の縁に当接し係止することにより、簡単かつ確実に位置決めすることができて、冷媒管170の装設を簡略化でき、室内側の配管断熱材180の端部を切欠部90に当接しておけば、配管保持具210の固定位置においてその先端の突出部を配管断熱材180の端部に押し込むことができ、密着性を高めることができるようにしたものである。
しかしながら、冷媒管170が仕切板40の上端部に形成された切欠部90を挿通する構成であることから、例えば、高さ寸法が大きい仕切板40が使用されている空気調和機の室外機の場合、底板30上に設置されている圧縮機130に対し冷媒管170の挿通箇所が高位置になって冷媒管170の長さが長くなってしまうという問題点があり、また、冷媒管170は高低差が大きくなるように引き回されることになって、気液相の冷媒の状態を考慮して設計をする必要が生じることから、構成が複雑化してしまうという問題点を有していた。
また、例えば、圧縮機130の上部に電装品箱が設置されているような場合には、仕切板40の上端部に切欠部90を形成して冷媒管170を挿通する構成にすることが困難になってしまうという問題点を有していた。
また、送風ファンを有する熱交換器室に配設されたサブクールパイプに冷媒管170が接続される構成は想定されていないことから、図示はしないが、サブクールパイプが底板上の結露水の影響を受けないように固定されるとともに、熱交換器室に配管を大きく突出させることなくサブクールパイプに接続できるように工夫をした構成や、サブクールパイプが送風ファンの邪魔にならないように固定され、かつ、熱交換器室を拡張しなくても済むように配慮をした構成の開示はなかった。
実開昭58−67234号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は、仕切板の下位部に設けた挿通部を挿通して圧縮機室側から熱交換器室側に冷媒管を導出し、熱交換器室の底板から離間させ送風ファンの外側に固定したサブクールパイプに短径路で接続した空気調和機の室外機を提供することにある。
上述した目的を達成できるように構成するため、本発明は以下に示す特徴を備えている。
本体内が、底板上に立設した仕切板により圧縮機を設けた圧縮機室と、熱交換器を設けた熱交換器室とに区画され、前記仕切板は、冷媒管を挿通する挿通部を備えるとともに、前後の中央部から後端部にかけて前記圧縮機室側に傾斜する傾斜部を備え、前記熱交換器室に、前記冷媒管に接続されたサブクールパイプが配設されてなり、
前記サブクールパイプが、前記底板から離間して配設され、前記仕切板が、後端下部を矩形状に切り欠いた第一仕切板と、同第一仕切板の切欠部に対応して形成された第二仕切板とで構成され、前記挿通部が、前記第二仕切板の上縁部に形成された切欠溝と、同切欠溝の上部に対向する前記第一仕切板の下端縁とからなることを特徴としている。
また、前記切欠部の下端縁に下縁フランジが形成されるとともに、同切欠部の側縁に側縁フランジが形成され、前記切欠溝の周縁に周縁フランジが形成されてなることを特徴としている。
また、前記第一仕切板に、同第一仕切板を前記熱交換器の側板に沿って上下にスライド自在に保持する第一保持部が設けられてなることを特徴としている。
また、前記第二仕切板に、前記側縁フランジを上下にスライド自在に保持する第二保持部が設けられてなることを特徴としている。
本発明によれば、仕切板の下位部に設けた挿通部を挿通して圧縮機室側から熱交換器室側に冷媒管を導出し、熱交換器室の底板から離間させ送風ファンの外側に固定したサブクールパイプに短径路で接続した空気調和機の室外機を提供できる。
本発明による空気調和機の室外機を前面側から見た外観斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機を前面側から見た要部斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機を前面側から見た要部拡大斜視図である。 本発明による空気調和機の室外機を背面側から見た要部斜視図である。 圧縮機室側から見た仕切板の要部斜視図である。 熱交換器室側から見た仕切板の要部斜視図である。 従来例による空気調和機の構造を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
本発明による空気調和機の室外機(以下、室外機1という)は、図1に示すように、室外機1の外郭が板金製の前面カバー20を含むケーシング2で構成されるとともに、ケーシング2の背面および一側面に外気を吸い込む吸込口2aを備える一方、ケーシング2の前面に吹出口2bを備えた構成になっている。
また、室外機1の内部は、図2乃至図4に示すように、底板3上に立設され、前後方向の中央部から後端部にかけて圧縮機室側に傾斜する傾斜部5を備えた仕切板4によって、熱交換器室と圧縮機室とに区画されている。
熱交換器室には、外気を吸い込むための吸込口2aを臨ませるように設置された熱交換器14と、この熱交換器14に対向するように設置された送風機15と、底板3から離間した位置に配管固定具21によって仕切板4に沿うように固定されたサブクールパイプ(補助熱交換器)16とを備え、圧縮機室には、複数の冷媒管17によって熱交換器14およびサブクールパイプ16に接続された圧縮機13と、電装品が収容された電装品箱19とを備えている。
サブクールパイプ16は、例えば、マルチ型の長経路となる冷媒管(長配管)が用いられている空気調和機において、空気調和機の室外機1から図示しない室内機に冷媒が到る際、長経路の冷媒管を流通することで熱交換(熱損失)された冷媒を室内機に循環させないようにするため、この長経路の冷媒管における熱交換を補うためのものとして室外機1の熱交換器室に配設されている。
サブクールパイプ16は、仮に、室外機1の圧縮機室に配設された場合には、サブクールパイプ16内の冷媒は、圧縮機13が運転された時の発熱の影響を受けて温度上昇することになり、室外機1としての熱交換能力が発揮されなくなってしまうことから、図2に示すように、仕切板4によって区画された熱交換器室に配設されるように構成する必要がある。
室外機1の熱交換器室に配設されたサブクールパイプ16は、二重構造にしたパイプからなる構成にするとともに、図2に示すようにロ字状に巻回されることで所定の長さを確保できるようにして、二重構造部を隣り合って流れる温度の異なる冷媒同士の間で、隔壁を介して熱交換されるようにした構成にしている。
そして、サブクールパイプ16は、熱交換器14と同様に、熱交換器室に臨ませた吸込口2aと吹出口2bとを結ぶ空気流路に配設されることで、吸込口2aから吸い込まれた外気の流れに触れて冷媒同士の間で効率よく熱交換されるようになっている。
熱交換器14の側端部には、仕切板4の後端部寄りの圧縮機室側から、圧縮機13に連なる複数の冷媒管17が短径路で接続されており、また、熱交換器室内のサブクールパイプ16は、圧縮機13から近い位置に挿通部9を備えた仕切板4を介して配設されることで、圧縮機13に連なる複数の冷媒管17が短径路で接続されるとともに、送風ファン15aの邪魔にならない位置に配設されるように構成している。
サブクールパイプ16は、図2に示すように、仕切板4の前部側となる第一仕切板6に対し平行に近接させた状態で、巻回されているロ字形状の下端部が、配管固定具21により束ねて固定されるように構成されている。
複数の冷媒管17は、図示しない膨張弁や流路操作弁(四方弁)等を介して熱交換器14や圧縮機13等に接続され、また、仕切板4に設けられた挿通部9によって圧縮機室側から熱交換器室側に挿通して短径路で引き回され、この熱交換器室側に、配管固定具21により底板3から上方に離間して固定されているサブクールパイプ16に接続されることになる。
仕切板4は、主たる仕切板と、補助的な仕切板とを接合してなる構成となっており、図3に示すように、主たる仕切板として圧縮機室側に傾斜している傾斜部5の後端下部を矩形状に切り欠くように形成した第一仕切板6と、補助的な仕切板として矩形状に切り欠いた切欠部8を閉塞するように形成した第二仕切板7とからなり、第二仕切板7の上端部にはU字状に切り欠いた切欠溝10が形成された構成になっており、この切欠溝10と、切欠溝10の上部に対向する第一仕切板6の下端縁11とによって、圧縮機室側から熱交換器室側に複数の冷媒管17を挿通するための挿通部9が構成されている。
挿通部9を構成するU字状の切欠溝10の周縁には、図5および図6に示すように周縁フランジ10aが形成され、また、切欠溝10の上部に対向する第一仕切板6の下端縁11には、図5および図6に示すように切欠溝10の上部に対向する下縁フランジ11aが形成されており、これらによって、図4に示すように複数の冷媒管17が挿通部9を挿通した際、この冷媒管17の外形部を保護している緩衝部材18に対し、周縁フランジ10aおよび下縁フランジ11aを密接させるようにしている。
なお、U字状の切欠溝10は、この切欠溝10の周縁に周縁フランジ10aが形成される代りに、例えば、180°折り返し形成された折返し部(図示せず)が設けられてなる構成にしてもよく、これにより、剪断によって生じるバリやカエリを切欠溝10の周縁からなくすることで、複数の冷媒管17の外形部を保護している緩衝部材18を損傷させないようにしてもよい。
第二仕切板7は、U字状の切欠溝10の周縁に周縁フランジ10aが形成され、または、180°折り返すように折り返し形成された折返し部が設けられることで、強度が増強されるようにした構成になる。
熱交換器14の側部には側板14aが設けられており、この側板14aに第二仕切板7の後端部が固定されるとともに、第二仕切板7の上端部に形成されているU字状の切欠溝10には、図4に示す緩衝部材18によって保護されている複数の冷媒管17が、底板3から上方に離間して固定されているサブクールパイプ16との接続位置と同等の高さになるように、圧縮機室側から熱交換器室側に挿通した構成になっている。
第一仕切板6には、熱交換器14の側部に設けられている側板14aに沿いながら、この側板14aによって、上下方向にスライド自在に保持される図2乃至図6に示すような第一保持部6aが設けられており、第二仕切板7には、第一仕切板6の切欠部8の側縁12に形成されている側縁フランジ12aに沿いながら、この側縁フランジ12aによって、上下方向にスライド自在に保持される図3および図5に示すような第二保持部7aが設けられている。
これにより、第一仕切板6が、熱交換器14の側板14aに固定されている第二仕切板7に対し上方から接合される際、第一保持部6aおよび第二保持部7aによってガイドされることになり、上方からガタつきなく下方に向けてスライドしながら接合し、かつ保持されることになる。
第一仕切板6が上方からスライドして第二仕切板7に接合され保持されることで、U字状の切欠溝10を挿通している複数の冷媒管17の緩衝部材18に、第二仕切板7の切欠溝10に形成された周縁フランジ10aと、切欠溝10の上部に対向する第一仕切板6の下縁フランジ11aとが密接することになる。
これにより、図4に示す複数の冷媒管17の緩衝部材18に、図5および図6に示す周縁フランジ10aおよび下縁フランジ11aを密接させた構造になるため、この密接構造によって、圧縮機13から伝わる複数の冷媒管17の振動を抑えて防振性を向上させることができるとともに、虫類のような小動物が、圧縮機13および電装品箱19を設置している圧縮機室内に侵入してしまう虞がなくなる。
複数の冷媒管17の緩衝部材18に、周縁フランジ10aおよび下縁フランジ11aを密接させ、第一仕切板6が第二仕切板7に固定されるとともに、第一仕切板6の後端部が熱交換器14の側板14aに固定されることによって、第一仕切板6および第二仕切板7からなる仕切板4が底板3上に強固に立設することになり、底板3の上部が仕切板4によって熱交換器室と圧縮機室とに区画されることになる。
U字状の切欠溝10を挿通して、圧縮機室から熱交換器14に沿うように熱交換器室に導出している複数の冷媒管17は、熱交換器14の近傍からケーシング2の前面に向けてL字状に折曲形成されることにより、図2乃至図4に示すように、熱交換器室において、配管固定具21によって仕切板4を構成する第一仕切板6に対し平行に近接して固定されているサブクールパイプ16に接続されることになる。
その際、熱交換器室に導出して、前部に向けてL字状に形成された複数の冷媒管17の折曲部は、仕切板4の後部側となる傾斜部5の近傍で折曲された構成になっており、これによって、熱交換器室に導出した複数の冷媒管17は、底板3から離間させるとともに、仕切板4の前部側となる第一仕切板6に近接させてこれと平行に固定されているサブクールパイプ16に対し同等の高さ位置であり、かつ、熱交換器室側に引き出し過ぎないように傾斜部5の近傍で折曲して引き回していることから、短径路で容易に接続できるようになっている。
すなわち、複数の冷媒管17は、第二仕切板7に設けられた挿通部9であって、仕切板4の傾斜部5を挿通させるとともに、この傾斜部5近傍のスペースにおいてL字状に折曲形成されたことで、図4に示すように、緩衝部材18で覆われた真直部が、熱交換器室側に大きく引き出されることがないように傾斜部5近傍のスペース内に納まることになり、かつ、底板3から離間させ、第一仕切板6に近接させてこれと平行に固定されたサブクールパイプ16に、短径路で容易に接続できることになる。
これにより、サブクールパイプ16は、熱交換器室において、図2乃至図4に示すように、配管固定具21により底板3から離間させるとともに、第一仕切板6に近接させてこれと平行に固定されることから、仮に、底板3が落下衝撃によって変形したような場合であっても、底板3から離間しているサブクールパイプ16およびサブクールパイプ16と複数の冷媒管17との接続部は、底板3が変形することによる影響を直に受けることがなくなり、また、サブクールパイプ16内の冷媒は、底板3上の結露水が多量であってサブクールパイプ16を浸しているか否か、または、結露水が氷結しているか否かによって異なった環境による影響を受けてしまう虞がないため、温度制御が容易になる。
また、送風ファン15aの外形部から離間させて固定されるサブクールパイプ16は、熱交換器室を大型化させる必要がないように、図2および図4に示すように、送風ファン15aの外径部の外側であって、ファン軸15bの下位部に配置させるように構成できることになる。
なお、第一仕切板6の切欠部8は、側縁フランジ12aおよび下縁フランジ11aを形成することで該箇所の強度が増強されるようにした構成になっており、また、側縁フランジ12aを第二仕切板7の一部に接合してねじ締め固定することで、第一仕切板6が第二仕切板7に接合されてなる仕切板4としての強度を増強できるようにした構成になっている。
第一仕切板6の下端部には、底板3上に、この底板3の側端部と平行に立設される前部側に、圧縮機室側から熱交換器室側に向け、図3に示すように、その一部を膨出させた膨出部6bが形成されている。
これにより、図3に示す膨出部6bによって、熱交換器室側に向けて底板3上の圧縮機室の一部が拡張されることから、圧縮機室のスペースを大きく確保しなくても済むように、圧縮機13は、その外形部を第一仕切板6に近接させることができて、図2に示す複数の脚部13aのうち一つの脚部13aを、拡張された圧縮機室の底板3上の図3に示す拡張固定位置13bに固定できるようになる。
また、第一仕切板6の下端部に膨出部6bが形成されたことで、上方から第二仕切板7に接合した第一仕切板6を底板3上に立設させる際、第一仕切板6の下端縁は直線形状でなくなるため底板3上での安定性がよくなって、第一仕切板6を第二仕切板7にねじ締め固定することで仕切板4として構成する時の作業性が良好になる。
なお、第一仕切板6の下端部には、膨出部6bよりも後部寄りであって、底板3の側端部と平行状態に立設する前部側および圧縮機室側に傾斜させた仕切板4の後部側となる傾斜部5に、図4および図6に示すように、水平状の折曲片5aが形成された構成になっている。
第一仕切板6の下端部に水平状の折曲片5aが折曲形成されたことで、上方から第二仕切板7に接合した第一仕切板6を底板3上に立設させる際、第一仕切板6の下端縁は、図4に示すように、膨出部6bが形成されたことに加えて、水平状の折曲片5aが当接することになるため底板3上での安定性がよくなって、第一仕切板6を第二仕切板7に固定する時の作業性が更に良好になる。
以上説明したように、本発明の構成によれば、仕切板4が、後端下部に切欠部8を形成した第一仕切板6と、この切欠部8に対応して形成された第二仕切板7とからなり、複数の冷媒管17を挿通する挿通部9が、第二仕切板7の上縁部に形成された切欠溝10と、この切欠溝10に対向する第一仕切板6の下端縁とからなるものであるから、仕切板4の上端部よりも低い位置であって、サブクールパイプ16の接続部と同等の高さ位置に設けた挿通部9を挿通して、圧縮機室側から熱交換器室側に複数の冷媒管17を導出させた空気調和機の室外機となる。
これにより、底板3上に設置されている圧縮機13に対し複数の冷媒管17の挿通箇所が高位置にならないため、複数の冷媒管17の引き回しが長くなってしまうということがなく、また、圧縮機13の上部に電装品箱19が設置されていても、複数の冷媒管17は電装品箱19よりも下位部に設けられている仕切板4の挿通部9を挿通させることで、熱交換器室において、底板3から離間させ、第一仕切板6に近接させてこれと平行に固定されているサブクールパイプ16に接続できる。
また、圧縮機室側から熱交換器室側に導出された複数の冷媒管17は、サブクールパイプ16の接続部と同等の高さ位置となり、かつ、熱交換器室側に大きく引き出し過ぎないように、仕切板4の後部側となる傾斜部5近傍のスペースに、サブクールパイプ16の折曲部を納めた状態にして引き回していることから、短径路で容易に接続できることになる。
1 空気調和機の室外機
2 ケーシング
20 前面カバー
2a 吸込口
2b 吹出口
3 底板
4 仕切板
5 傾斜部
5a 折曲片
6 第一仕切板
6a 第一保持部
6b 膨出部
7 第二仕切板
7a 第二保持部
8 切欠部
9 挿通部
10 切欠溝
10a 周縁フランジ
11 下端縁
11a 下縁フランジ
12 側縁
12a 側縁フランジ
13 圧縮機
13a 脚部
13b 拡張固定位置
14 熱交換器
14a 側板
15 送風機
15a 送風ファン
15b ファン軸
16 サブクールパイプ(補助熱交換器)
17 冷媒管
18 緩衝部材
19 電装品箱
20 ねじ
21 配管固定具

Claims (4)

  1. 本体内が、底板上に立設した仕切板により圧縮機を設けた圧縮機室と、熱交換器を設けた熱交換器室とに区画され、前記仕切板は、冷媒管を挿通する挿通部を備えるとともに、前後の中央部から後端部にかけて前記圧縮機室側に傾斜する傾斜部を備え、前記熱交換器室に、前記冷媒管に接続されたサブクールパイプが配設されてなり、
    前記サブクールパイプが、前記底板から離間して配設され、前記仕切板が、後端下部を矩形状に切り欠いた第一仕切板と、同第一仕切板の切欠部に対応して形成された第二仕切板とで構成され、前記挿通部が、前記第二仕切板の上縁部に形成された切欠溝と、同切欠溝の上部に対向する前記第一仕切板の下端縁とからなることを特徴とする空気調和機の室外機。
  2. 前記切欠部の下端縁に下縁フランジが形成されるとともに、同切欠部の側縁に側縁フランジが形成され、前記切欠溝の周縁に周縁フランジが形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  3. 前記第一仕切板に、同第一仕切板を前記熱交換器の側板に沿って上下にスライド自在に保持する第一保持部が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
  4. 前記第二仕切板に、前記側縁フランジを上下にスライド自在に保持する第二保持部が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室外機。
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