JP2011174389A - 内燃機関の燃焼室構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】インジェクタからキャビティに向けて噴射された燃料の噴霧がキャビティの壁面に沿って周方向に広がって隣り合う噴霧同士が干渉することによる燃料の過濃領域の形成を抑制し、且つ、噴霧からキャビティ壁面への熱損失を低減した内燃機関の燃焼室構造を提供する。
【解決手段】ピストン1の頂部に、上方に配置されたインジェクタ2から周方向に間隔を隔てて複数噴射された燃料の噴霧Fが衝突するキャビティ3を凹設した内燃機関の燃焼室構造であって、キャビティ3の壁面3xに、噴霧Fが衝突する部分に位置して、キャビティ3の内外方向に沿ったガイド溝4を複数設けて、噴霧Fが壁面3xに沿ってキャビティ3の周方向に広がることによる隣り合う噴霧F同士の干渉を抑え、ガイド溝4の表面にその窪みを保って断熱層7を設けて、噴霧Fから壁面3xへの熱損失を抑えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ピストンの頂部に凹設されたキャビティにピストンの上方に配置されたインジェクタから燃料が噴射される内燃機関の燃焼室構造に関する。
トラック、バス等の車両に搭載されたディーゼルエンジンの排気ガス中には、パティキュレートマター(PM)、窒素酸化物(NOx)等の有害物質が存在する。PMとNOxとは、一般的なディーゼル燃焼(拡散燃焼)ではトレードオフの関係にあり、PMを低減するとNOxが増加してしまい、NOxを低減するとPMが増加してしまう。
近年、PMとNOxとの双方を同時に低減させる燃焼技術として、予混合圧縮着火燃焼(Premixed Compression Ignition combustion:PCI燃焼)が注目されている。PCI燃焼は、ピストンの上方に配置されたインジェクタからピストンの頂部に凹設されたキャビティに向けて燃料を、従来の一般的なディーゼル燃焼よりも早くピストンが上死点に至る前に噴射することで、均一な予混合気を形成し、その予混合気を燃料の噴射完了後に着火させる燃焼方法であり、PM及びNOxの同時低減が可能である。
但し、PCI燃焼は、適用運転領域が軽負荷に限られる。これに対して、インジェクタの噴孔面積を小さくすることで、噴射される燃料を微粒化して蒸発を促進させ、希薄・均一な予混合気を迅速に生成し、PCI燃焼による運転領域を中高負荷側に拡大しようとする試みがなされている(特許文献1参照)。
特開2007−211768号公報
ところで、多量の燃料を噴射する全負荷或いはそれに近い運転領域では、燃費を悪化させないためには、負荷に応じた必要な燃料量を一定期間内(例えばクランク軸角度で30度以内)に噴射する必要がある。従って、噴孔面積の小さなインジェクタを用いる場合、全負荷時に必要な燃料量を一定期間内に噴射することができる総噴孔面積を確保する必要があり、多噴孔化が必須となる。
しかし、多噴孔化すると、隣り合う噴孔同士の間隔が狭くなるため、図4(a)〜図4(c)に示すように、インジェクタの各噴孔から噴射された燃料の噴霧Fが、キャビティ3の壁面3xに衝突した後、壁面3xに沿ってキャビティ3の周方向(図4における左右方向)に広がった際に、隣り合う噴孔の噴霧F同士が干渉してしまう。この結果、噴霧F同士が重なり合う部分FLで燃料の過濃領域が形成され、スモーク(煤)の生成量が増大してしまう。
この問題に対して、本発明者は、キャビティ3の壁面3xに、各噴霧Fが衝突する部分に位置して、キャビティ3の内外方向(図4における紙面裏表方向)に沿ったガイド溝(図示せず)を複数形成した燃焼室構造を創案した。この燃焼室構造によれば、インジェクタの各噴孔から噴射された燃料の噴霧Fは、キャビティ3の壁面3xに衝突した後、ガイド溝に沿ってキャビティ3の内外方向に案内されるので、噴霧Fが壁面3xに沿ってキャビティ3の周方向に広がることによる隣り合う噴霧F同士の干渉が抑制される。この結果、燃料の過濃領域の形成が抑制され、スモークの発生量が低減される。
しかし、噴霧Fが衝突するキャビティ3の壁面3xに、キャビティ3の内外方向に沿ったガイド溝を複数形成すると、噴霧Fとキャビティ3の壁面3xとの衝突表面積が、各ガイド溝の凹凸によって、ガイド溝が無い通常のものよりも大きくなってしまう。このため、噴霧Fからキャビティ3の壁面3x、即ち燃焼室表面への熱損失量が増加し、燃費の悪化を引き起こす。
以上の事情を考慮して創案された本発明の目的は、インジェクタからキャビティに向けて噴射された燃料の噴霧がキャビティの壁面に沿って周方向に広がって隣り合う噴霧同士が干渉することによる燃料の過濃領域の形成を抑制し、且つ、噴霧からキャビティ壁面への熱損失を低減した内燃機関の燃焼室構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明に係る内燃機関の燃焼室構造は、ピストンの頂部に凹設され、該ピストンの上方に配置されたインジェクタから周方向に間隔を隔てて複数噴射された燃料の噴霧が衝突するキャビティと、該キャビティの壁面に、前記噴霧が衝突する部分に位置して設けられ、前記キャビティの内外方向に沿って形成された複数のガイド溝と、該ガイド溝の表面にその窪みを保って設けられた断熱層とを備えたものである。
前記ガイド溝が、前記インジェクタから前記キャビティに向けて噴射される燃料の噴射方向に対し、平行に形成されていてもよい。
前記断熱層が、セラミックから成っていてもよい。
本発明に係る内燃機関の燃焼室構造によれば、次のような効果を発揮できる。
(1)キャビティの壁面に噴霧が衝突する部分に位置してキャビティの内外方向に沿ったガイド溝を複数形成したので、インジェクタからキャビティに向けて噴射された燃料の噴霧が、ガイド溝に沿って広がることが促されると共に、ガイド溝に対して交差する方向に広がることが抑えられる。この結果、噴霧がキャビティの壁面に沿って周方向に広がることが抑えられ、隣り合う噴霧同士が干渉することによる燃料の過濃領域の形成を抑制でき、スモークの生成を低減できる。
(2)加えて、ガイド溝の表面に断熱層を設けたので、噴霧が衝突するキャビティ壁面が断熱層でカバーされた状態となり、噴霧からキャビティ壁面への熱損失を低減でき、燃費悪化を抑制できる。
(3)この結果、燃費の悪化を抑制しつつスモークの生成を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造を示す説明図であり、(a)はピストンの平面図、(b)はそのピストンの側断面図である。 図1(b)のII−II線断面図であり、ガイド溝及び断熱層の断面を示す。 噴霧がガイド溝の部分に衝突した様子を示す説明図であり、(a)はガイド溝、断熱層及び噴霧の断面図、(b)はガイド溝、断熱層及び噴霧を噴射方向から見た平面図である。 インジェクタの噴孔から噴射された燃料の噴霧がキャビティ壁面に衝突し、隣り合う噴霧同士が干渉する様子を模式的に表す従来例の説明図であり、(a)は衝突直前、(b)は衝突直後、(c)は衝突後所定時間経過後の説明図である。
本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(a)、図1(b)に示すように、本実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造Aは、ディーゼルエンジンのピストン1の頂部に凹設されたキャビティ3と、キャビティ3の壁面3xにキャビティ3の内外方向に沿って設けられた複数のガイド溝4とを備えている。
キャビティ3の形状は、トロイダル型、リエントラント型、浅皿型等、様々な形状であってよい。キャビティ3には、インジェクタ2から噴射された燃料の噴霧F(図3(a)参照)が衝突する。なお、図1(a)、図1(b)にて仮想線で示す矢印Fxは、燃料すなわち噴霧Fの噴射方向を表す。
インジェクタ2は、ピストン1の上方のシリンダヘッド5に装着されており、インジェクタ2の下端部には、キャビティ3の周方向に間隔を隔てて複数の噴孔が形成されている。インジェクタ2の各噴孔からキャビティ3に向けて噴射される燃料の噴射時期は、PCI燃焼を行うために、一般的なディーゼル燃焼(拡散燃焼)よりも早く、ピストン1が上死点に至る前に設定されている。
インジェクタ2の各噴孔の口径は、噴射される燃料を微粒化して蒸発を促進させ、希薄・均一な予混合気を迅速に生成することで、PCI燃焼の運転領域を軽負荷域から中高負荷域側に拡大するため、小径化が図られている。具体的には、各噴孔の口径は、燃料の微粒化及び加工性を考慮して、例えば0.1〜0.05mm程度に設定されている。但し、この数値に限定されるものではない。また、各噴孔の小口径化を図ってもPCI燃焼を適用できない運転領域(例えば高負荷域等)においては、各噴孔から噴射される燃料の噴射時期を、一般的な拡散燃焼(燃料の噴射中に混合気が着火する燃焼)を行う噴射時期、即ちピストン1が上死点に至るとき或いはその近傍に設定している。
こうして噴孔の小口径化が図られたインジェクタ2においては、既述のように、全負荷での燃費を悪化させないためには、必要な燃料量を一定期間(例えばクランク軸角度で30度以内、これに限定されるものではない)内に噴射することができる総噴孔面積を確保する必要があり、多噴孔化が必須となる。このため、インジェクタ2は、周方向に間隔を隔てて複数(例えば20個、これに限定されるものではない)の噴孔を備えている。これにより、隣り合う噴孔同士の間隔が狭くなり、隣り合う噴孔から噴射された燃料の噴霧Fがキャビティ3の壁面3xに衝突した後、周方向に広がって干渉し易く、スモークの発生量が多くなる傾向にある。
そこで、図1(a)、図1(b)に示すように、キャビティ3の壁面3xに、各噴霧Fが衝突する部分に位置して、キャビティ3の内外方向に沿ったガイド溝4を複数形成し、噴霧F(図3(a)、図3(b)参照)のキャビティ3の周方向への広がりを抑制している。なお、図1(a)においては、インジェクタ2の4つの噴孔から矢印Fxで表す噴射方向に噴射された燃料の噴霧Fに対応するガイド溝4のみを表しているが、実際には、インジェクタ2からは周方向に間隔を隔てて複数(例えば20)の燃料が噴射されるので、それら複数の噴霧Fがキャビティ3の壁面3xに衝突する部分の夫々にガイド溝4が形成されている。
ガイド溝4は、インジェクタ2の各噴孔からキャビティ3に向けて噴射される燃料の噴射方向Fxに対し、ピストン1の頂部上方からの平面視で平行に形成されており、各噴孔毎に、複数のガイド溝4から成るガイド溝群4xが形成されている。各ガイド溝群4xは、インジェクタ2の各噴孔から噴射された燃料をキャビティ3の内外方向に案内すると共に、キャビティ3の周方向に広がろうとする燃料の抵抗として機能する。
ガイド溝群4xを構成するガイド溝4は、図1(b)に示すように、キャビティ3の中心部3aから底面3b及び側面3cに架けて形成してもよいが、図1(a)に示すように、キャビティ3の中心部3a近傍を除いて同様に形成してもよい。要は、ガイド溝4は、キャビティ3内の少なくとも噴霧Fが衝突する部分に形成されていればよい。
隣り合うガイド溝群4x同士の間には、図1(a)に示すように、溝が存在しない領域6が形成されている。但し、この領域6にもガイド溝4を設けてもよい。この領域6に設けられるガイド溝4は、噴霧Fのキャビティ周方向への広がりを抑えることができればよく、ガイド溝群4xと平行でなくても構わない。
ガイド溝群4xにおける各ガイド溝4の深さDは、図1(b)に示すように、キャビティ3の中心部3aで零とし、中心部3aから底面3bに架けて徐々に高くし、底面3bから側面3cに架けて略一定の深さとしてもよいが、全領域に亘って略一定の深さとしてもよく、噴霧Fが衝突する部分を深くそこからキャビティ内外方向に沿ったそれ以外の部分に架けては徐々に浅くする等してもよい。また、一つのガイド溝群4xにおけるキャビティ周方向の位置によって、深さDを異ならせてもよい。要は、噴霧Fのキャビティ周方向への広がりを抑制できればよい。
ガイド溝4の具体的な深さDの寸法、幅Wの寸法は、特に限定されるものではないが、例えば、深さDを1〜5mm程度、幅Wを2〜10mm程度とすることが考えられる。
ところで、噴霧Fが衝突するキャビティ3の壁面3xに上述したガイド溝4(ガイド溝群4x)を形成すると、噴霧Fとキャビティ3の壁面3xとの衝突表面積が、各ガイド溝4の凹凸によって、ガイド溝4が無い通常のものよりも大きくなってしまう。このため、噴霧Fからキャビティ3の壁面3x、即ち燃焼室の表面への熱損失量が増加し、燃費の悪化を引き起こす。
そこで、図2に示すように、ガイド溝4の表面に断熱層7を設け、噴霧Fからキャビティ3の壁面3xへの熱損失を抑えている。断熱層7は、キャビティ3が凹設されるピストン1よりも熱伝達率が低いものが用いられる。断熱層7は、ガイド溝4の表面にその窪みを保って設けられて(コーティングされて)おり、ガイド溝4の窪みを埋めるように設けられているわけではない。
図2、図3(a)、図3(b)に示すように、複数のガイド溝4からなるガイド溝群4xは、キャビティ3の壁面3xに、噴霧Fが衝突する部分に位置して形成されている。よって、ガイド溝群4xを構成するガイド溝4上に断熱層7を設けることで、キャビティ3の壁面3xの噴霧Fが衝突する部分が断熱層7でカバーされた状態となり、噴霧Fがガイド溝群4xの部分に衝突した際、噴霧Fからキャビティ3の壁面3xへの熱損失が低減される。なお、図2と図3(a)とで、ガイド溝群4xを構成するガイド溝4の数が異なっているが、見易くするための作図上の都合に過ぎず、実際は同数である。
断熱層7は、セラミックから成る。セラミックには、例えば、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO2)、炭化珪素(SiC)、窒化珪素(Si34)等のセラミック単体や、それらセラミック中に中空のセラミックビーズを閉じ込めた複合材料等が用いられる。セラミックから成る断熱層7は、ガイド溝4の表面に、溶着、PVD、CVD等によりコーティングされている。断熱層7は、一つのガイド溝群4xを構成する複数のガイド溝4を全て覆うようにコーティングされており、キャビティ3の壁面3xの噴霧Fが衝突する部分を覆っている。
本実施形態の作用を述べる。
図3(a)、図3(b)に示すように、インジェクタ2の各噴孔から噴射された燃料の噴霧Fは、キャビティ3の壁面3xに設けられたガイド溝群4xの部分に衝突する。
ガイド溝群4xに衝突した燃料は、ガイド溝群4xを構成するガイド溝4(図2参照)に案内されてキャビティ3の内外方向に広がり、隣り合うガイド溝4同士の間の山の部分がキャビティ3の周方向に広がろうとする燃料が乗り越える際の堤防(抵抗)として機能することで、キャビティ3の周方向への広がりが抑制される。なお、図3(a)、図3(b)において、符号Faは噴霧Fのネック領域を示し、符号Fbは噴霧Fの広がり領域を示している。
インジェクタ2の各噴孔から噴射された燃料の噴霧Fは、キャビティ3の壁面3xに設けられたガイド溝群4xに衝突すると、図3(b)に矢印Xで示すように複数のガイド溝4の延在方向に対しては抵抗が小さいのでその方向に沿って広がり、他方、矢印Yで示すようにガイド溝4に交差する方向(複数のガイド溝4の隣接方向)に対しては隣り合うガイド溝4同士の間の山の部分を乗り越えなければならないため相対的に抵抗が大きく広がりが抑えられる。
本実施形態においては、ガイド溝4は、図1(a)に示すように、燃料の噴射方向Fxに対し、ピストン1の頂部上方からの平面視で平行に形成されている。よって、ガイド溝4は、矢印Yで示すようにキャビティ3の周方向に広がろうとする燃料に対して直交する配置となり、キャビティ3の周方向に広がろうとする燃料に、的確に抵抗を与えることができる。
従って、インジェクタ2の各噴孔から噴射された燃料の噴霧Fが、キャビティ3の壁面3xに衝突した後、キャビティ3の壁面3xに沿って周方向に広がることが抑えられ、隣り合う噴霧F同士が干渉することによる燃料の過濃領域の形成を抑制でき、スモークの発生を低減できる。
加えて、ガイド溝群4xのガイド溝4の表面に断熱層7を設けたので、噴霧Fが衝突するキャビティ3の壁面3xが断熱層7でカバーされた状態となり、噴霧Fがガイド溝群4xの部分に衝突した際、噴霧Fからキャビティ3の壁面3x(燃焼室壁面)への熱損失が低減される。よって、かかる熱損失に起因する燃費の悪化を低減することができる。
以上述べたように、本実施形態に係る内燃機関の燃焼室構造Aによれば、キャビティ3の壁面3xにキャビティ3の内外方向に沿って形成したガイド溝4により、噴霧Fがキャビティ3の壁面3xに衝突した後にキャビティ3の周方向に広がることが抑制され、隣り合う噴霧F同士の干渉による燃料過濃領域の生成が抑制されるので、スモークの発生を抑制でき、加えて、ガイド溝4の上に設けた断熱層7により、噴霧Fからキャビティ3の壁面3xへの熱損失が低減されるので、燃費悪化を抑制できる。
1 ピストン
2 インジェクタ
3 キャビティ
3x 壁面
4 ガイド溝
4x ガイド溝群
7 断熱層
F 噴霧
Fx 噴射方向
A 燃焼室構造

Claims (3)

  1. ピストンの頂部に凹設され、該ピストンの上方に配置されたインジェクタから周方向に間隔を隔てて複数噴射された燃料の噴霧が衝突するキャビティと、
    該キャビティの壁面に、前記噴霧が衝突する部分に位置して設けられ、前記キャビティの内外方向に沿って形成された複数のガイド溝と、
    該ガイド溝の表面にその窪みを保って設けられた断熱層と
    を備えたことを特徴とする内燃機関の燃焼室構造。
  2. 前記ガイド溝が、前記インジェクタから前記キャビティに向けて噴射される燃料の噴射方向に対し、平行に形成された
    請求項1に記載の内燃機関の燃焼室構造。
  3. 前記断熱層が、セラミックから成る
    請求項1又は2に記載の内燃機関の燃焼室構造。
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