JP2011171868A - コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、及び、プログラム - Google Patents

コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツデータの品質が低下することを防止し、より多くのクライアント装置へ同時にコンテンツデータを送信することが可能なコンテンツ配信装置を提供すること。
【解決手段】コンテンツ配信システム100は、コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置101を備える。システム100は、コンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する(104)。システム100は、コンテンツデータが送信される際に記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを特殊再生確率に基づいて推定する(105)。システム100は、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる転送レートの総和と、推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が閾値転送レートよりも大きい場合、コンテンツデータのクライアント装置への送信を禁止する(106)。
【選択図】図8

Description

本発明は、コンテンツを表すコンテンツデータをクライアント装置へ送信するコンテンツ配信装置に関する。
コンテンツを表すコンテンツデータをクライアント装置へ送信するコンテンツ配信装置が知られている。この種のコンテンツ配信装置の一つとして特許文献1に記載のコンテンツ配信装置は、ストリーミング方式に従ってコンテンツデータを送信する。このコンテンツ配信装置は、記憶装置にコンテンツデータを記憶している。コンテンツ配信装置は、記憶装置からコンテンツデータを読み出し、当該読み出したコンテンツデータをクライアント装置へ送信する。
特開2002−354031号公報
ところで、記憶装置から単位時間あたりに読み出すことができるデータ量には上限がある。従って、コンテンツデータを同時に配信中のクライアント装置の数が過大になると、クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下する虞がある。
そこで、新たにコンテンツデータの送信を要求するコンテンツ送信要求をクライアント装置から受信した場合に、コンテンツデータを同時に配信中のクライアント装置の数が所定の閾値数よりも多い場合、コンテンツ送信要求を送信してきたクライアント装置へのコンテンツデータの送信を禁止するように、コンテンツ配信装置を構成することが好適であると考えられる。
ところで、クライアント装置がコンテンツを特殊再生する場合がある。ここで、特殊再生は、通常再生(等速再生、即ち、1倍速にて再生)と異なる再生であり、例えば、早送り再生(1倍速よりも大きい再生速度にて再生)、又は、早戻し再生(1倍速よりも大きい再生速度にて逆方向へ再生)等である。
この場合、コンテンツ配信装置が単位時間あたりに記憶装置から読み出すコンテンツデータのデータ量は、コンテンツが通常再生されているときよりも多くなる。このため、特殊再生を行うクライアント装置の数が過大になると、コンテンツデータを同時に配信中のクライアント装置の数が閾値数以下の場合であっても、記憶装置から単位時間あたりに読み出されるデータ量の総和が過大となってしまう場合があった。この場合、クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下してしまう。
これに対処するため、上記閾値数を比較的小さい値に設定することも考えられる。しかしながら、特殊再生を行うクライアント装置が存在しない場合には、記憶装置から単位時間あたりに読み出されるデータ量の総和が無駄に小さくなってしまう。この場合、コンテンツデータが同時に送信されるクライアント装置の数が無駄に少なくなってしまう。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下する場合が生じること、又は、コンテンツデータが同時に送信されるクライアント装置の数が無駄に少なくなる場合が生じること」を解決することが可能なコンテンツ配信装置を提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるコンテンツ配信装置は、
コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置と、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
上記コンテンツ送信要求が受信された場合に、上記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータを上記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に上記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、上記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる上記転送レートの総和と、上記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの上記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるコンテンツ配信方法は、
コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置を備えるコンテンツ配信装置に適用され、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信し、
上記コンテンツ送信要求が受信された場合に、上記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す上記コンテンツデータを上記クライアント装置へ送信し、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得し、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に上記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、上記取得された特殊再生確率に基づいて推定し、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる上記転送レートの総和と、上記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの上記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止する方法である。
また、本発明の他の形態であるコンテンツ配信システムは、互いに通信可能に構成された、クライアント装置及びコンテンツ配信装置を含むシステムである。
更に、上記クライアント装置は、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求を上記コンテンツ配信装置へ送信するコンテンツ送信要求送信手段と、
上記コンテンツ配信装置からコンテンツデータを受信し、当該受信したコンテンツデータが表すコンテンツを通常再生又は特殊再生することにより出力するコンテンツ出力手段と、
を備える。
加えて、上記コンテンツ配信装置は、
上記コンテンツデータを記憶する記憶装置と、
上記コンテンツ送信要求を上記クライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
上記コンテンツ送信要求が受信された場合に、上記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す上記コンテンツデータを上記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に上記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、上記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる上記転送レートの総和と、上記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの上記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置を備えるコンテンツ配信装置に、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
上記コンテンツ送信要求が受信された場合に、上記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す上記コンテンツデータを上記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に上記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、上記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる上記転送レートの総和と、上記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの上記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することを防止しながら、より多くのクライアント装置へ同時にコンテンツデータを送信することができる。
本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信装置が実行するコンテンツ配信プログラムを示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態の第1変形例に係るコンテンツ配信システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムの概略構成を表す図である。 本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第2実施形態の第1変形例に係るコンテンツ配信システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るコンテンツ配信システムの機能の概略を表すブロック図である。
以下、本発明に係る、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、コンテンツ配信システム、及び、プログラム、の各実施形態について図1〜図8を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1に示したように、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1は、コンテンツ配信装置10と、複数のクライアント装置20a,20b,…と、を含む。コンテンツ配信装置10、及び、クライアント装置20a,20b,…は、通信回線(本例では、IP(Internet Protocol)網を構成する通信回線)NWを介して、互いに通信可能に接続されている。
コンテンツ配信装置10は、サーバ装置である。コンテンツ配信装置10は、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)と、記憶装置(本例では、ハードディスク駆動装置(HDD;Hard Disk Drive))11aと、を備える。コンテンツ配信装置10は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
各クライアント装置20a,20b,…は、パーソナル・コンピュータである。なお、各クライアント装置20a,20b,…は、テレビ受像機に接続されたセットトップボックス、携帯電話端末、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Data Assistance、Personal Digital Assistant)、カーナビゲーション端末、又は、ゲーム端末等であってもよい。
各クライアント装置20a,20b,…は、図示しないCPU、記憶装置(メモリ及びHDD)、入力装置及び出力装置を備える。出力装置は、ディスプレイを有する。出力装置は、CPUから出力された画像情報に基づいて、文字及び図形等からなる画像をディスプレイに表示させる。入力装置は、キーボード及びマウスを有する。各クライアント装置20a,20b,…は、キーボード及びマウスを介して、ユーザの操作に基づく情報が入力されるように構成されている。
各クライアント装置20a,20b,…は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
図2は、上記のように構成されたコンテンツ配信システム1の機能を表すブロック図である。
クライアント装置20aの機能は、コンテンツ送信要求送信部(コンテンツ送信要求送信手段)21と、コンテンツ出力部(コンテンツ出力手段)22と、を含む。
コンテンツ送信要求送信部21は、クライアント装置20aのユーザにより入力された情報に従って、コンテンツ送信要求をコンテンツ配信装置10へ送信する。コンテンツ送信要求は、コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である。
コンテンツ出力部22は、コンテンツ配信装置10により送信されたコンテンツデータを受信する。更に、コンテンツ出力部22は、コンテンツデータの受信中に(即ち、コンテンツデータを受信しながら)、当該コンテンツデータのうちの受信されたデータに基づいて当該コンテンツデータが表すコンテンツを再生することにより当該コンテンツを出力する。即ち、コンテンツ出力部22は、ストリーミング方式に従ってコンテンツを再生することにより出力する。
更に、コンテンツ出力部22は、クライアント装置20aのユーザにより入力された情報に従って、通常再生要求、又は、特殊再生要求、をコンテンツ配信装置10へ送信する。通常再生要求は、コンテンツを通常再生するためのコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である。特殊再生要求は、コンテンツを特殊再生するためのコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である。
ここで、通常再生は、等速再生とも呼ばれ、1倍速にてコンテンツを再生することを表す。特殊再生は、通常再生と異なる再生であり、本例では、1倍速よりも大きい再生速度にて再生することを表す。本例では、特殊再生は、早送り再生(1倍速よりも大きい再生速度にて再生)、及び、早戻し再生(1倍速よりも大きい再生速度にて逆方向へ再生)を含む。
このように、コンテンツ出力部22は、コンテンツ配信装置10により送信されたコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータが表すコンテンツを通常再生又は特殊再生することにより当該コンテンツを出力する。
なお、各クライアント装置20b,…も、クライアント装置20aと同様の機能を有する。
コンテンツ配信装置10の機能は、コンテンツ送信要求受信部(コンテンツ送信要求受信手段)12と、コンテンツ配信部(コンテンツ配信手段)13と、特殊再生確率取得部(特殊再生確率取得手段)14と、予測転送レート推定部(予測転送レート推定手段)15と、コンテンツ配信制御部(コンテンツ配信制御手段)16と、コンテンツ記憶部19aと、を含む。
コンテンツ記憶部19aは、記憶装置11aの一部により実現される機能である。コンテンツ記憶部19aは、コンテンツを表すコンテンツデータを複数記憶している。コンテンツデータは、コンテンツを所定の符号化レートにて符号化したデータである。符号化レートは、当該コンテンツを単位時間だけ通常再生するために必要とされるデータ量を表す。
コンテンツ記憶部19aは、各コンテンツデータと、当該コンテンツデータが表すコンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報と、当該コンテンツが有する属性を表す属性情報と、符号化レートと、を対応付けて記憶している。
ここで、属性情報は、属性としての、コンテンツのジャンルを表す情報である。属性情報は、例えば、「映画」、「広告」、又は、「スポーツ」等を表す情報である。
コンテンツ送信要求受信部12は、各クライアント装置20a,20b,…により送信されたコンテンツ送信要求を受信する。
コンテンツ配信部13は、コンテンツ送信要求受信部12によりコンテンツ送信要求が受信された場合に、コンテンツ記憶部19aに記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータを、当該コンテンツ送信要求を送信してきたクライアント装置20a,20b,…へ送信する。
このとき、コンテンツ配信部13は、後述するように、コンテンツ配信制御部16により、コンテンツデータのクライアント装置20a,20b,…への送信が許可された場合、クライアント装置20a,20b,…へ当該コンテンツデータを送信する。一方、コンテンツ配信部13は、コンテンツ配信制御部16により、コンテンツデータのクライアント装置20a,20b,…への送信が禁止された場合、クライアント装置20a,20b,…へ当該コンテンツデータを送信しない。
また、コンテンツ配信部13は、クライアント装置20a,20b,…から、通常再生要求、又は、特殊再生要求を受信する。コンテンツ配信部13は、通常再生要求を受信した場合、コンテンツを通常再生するためのコンテンツデータをクライアント装置20a,20b,…へ送信する。また、コンテンツ配信部13は、特殊再生要求を受信した場合、コンテンツを特殊再生するためのコンテンツデータをクライアント装置20a,20b,…へ送信する。
特殊再生確率取得部14は、コンテンツ送信要求受信部12によりコンテンツ送信要求が受信された場合に、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する。本例では、特殊再生確率は、当該コンテンツが再生された時間である再生時間に対する、当該コンテンツが特殊再生された時間である特殊再生時間の割合である。なお、特殊再生確率は、当該コンテンツが再生された回数である再生回数に対する、当該コンテンツが特殊再生された回数である特殊再生回数の割合であってもよい。
また、本例では、特殊再生確率取得部14は、属性情報に基づいて特殊再生確率を推定する。具体的には、特殊再生確率取得部14は、コンテンツ送信要求受信部12によりコンテンツ送信要求が受信された場合に、上記コンテンツ識別情報と対応付けてコンテンツ記憶部19aに記憶されている属性情報を取得する。
また、コンテンツ配信装置10は、属性情報と、特殊再生確率と、を対応付けて記憶装置に予め記憶させている。
特殊再生確率取得部14は、取得した属性情報と対応付けて記憶されている特殊再生確率を上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータに対する特殊再生確率として推定(取得)する。
ところで、属性が映画であるコンテンツは、属性がスポーツであるコンテンツよりも、特殊再生される確率が低い。また、属性が広告であるコンテンツは、特殊再生が禁止されていることがある。このように、属性と、特殊再生確率と、は強い相関を有する。従って、上記のようにコンテンツ配信装置10を構成することにより、高い精度にて特殊再生確率を推定することができる。
予測転送レート推定部15は、コンテンツ送信要求受信部12によりコンテンツ送信要求が受信された場合に、特殊再生確率取得部14により取得された特殊再生確率に基づいて予測転送レートを推定する。
ここで、予測転送レートは、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に、記憶装置11aから単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である。
本例では、予測転送レート推定部15は、数式1に従って、予測転送レートRを算出する。
Figure 2011171868
ここで、Bは、コンテンツデータの符号化レート(当該コンテンツを符号化する際に用いられた符号化レート)である。また、Tは、特殊再生確率である。また、Pは、特殊再生増加率である。
特殊再生増加率は、通常再生時転送レートに対する特殊再生時転送レートの割合である。通常再生時転送レートは、通常再生時に記憶装置11aから単位時間あたりに読み出される当該コンテンツデータのデータ量である。特殊再生時転送レートは、特殊再生時に記憶装置11aから単位時間あたりに読み出される当該コンテンツデータのデータ量である。
即ち、予測転送レート推定部15は、特殊再生時転送レートから通常再生時転送レートを減じた値を、特殊再生確率取得部14により取得された特殊再生確率に乗じた値を、当該通常再生時転送レートに加えた値を、予測転送レートとして算出している、と言うことができる。
例えば、符号化レートBが8Mbpsであり、特殊再生確率Tが0.10であり、且つ、特殊再生増加率Pが2である場合、予測転送レート推定部15は、予測転送レートRとして、8.8Mbps(=8+8・0.10・(2−1))を算出する。
コンテンツ配信制御部16は、コンテンツ送信要求受信部12によりコンテンツ送信要求が受信された場合に、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる転送レートの総和を取得する。本例では、コンテンツ配信制御部16は、現時点にて配信中のコンテンツのそれぞれに対して予測転送レート推定部15により推定された予測転送レートRの和を、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる転送レートの総和として取得する。
なお、コンテンツ配信制御部16は、単位時間あたりに記憶装置11aから読み出されるコンテンツデータのデータ量を測定し、当該測定された値を、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる転送レートの総和として取得してもよい。
そして、コンテンツ配信制御部16は、取得された転送レートの総和と、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツに対して予測転送レート推定部15によって推定された予測転送レートと、の和である転送レート和を算出する。
次いで、コンテンツ配信制御部16は、算出された転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータのクライアント装置20a,20b,…への送信を許可する。一方、コンテンツ配信制御部16は、算出された転送レート和が、上記閾値転送レートよりも大きい場合、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータのクライアント装置20a,20b,…への送信を禁止する。
ここで、閾値転送レートは、単位時間あたりに記憶装置11aから読み出すことが可能なデータの最大量に基づいて決定される。これによれば、閾値転送レートを適切に設定することができる。この結果、クライアント装置20a,20b,…へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することをより一層確実に防止しながら、より一層多くのクライアント装置20a,20b,…へ同時にコンテンツデータを送信することができる。
本例では、閾値転送レートは、単位時間あたりに記憶装置11aから読み出すことが可能なデータの最大量から所定の余裕量を減じた値に設定される。
次に、上述したコンテンツ配信システム1の作動について説明する。
コンテンツ配信装置10は、図3にフローチャートにより示したコンテンツ配信プログラムを、コンテンツ配信装置10の起動時に実行するようになっている。
具体的に述べると、コンテンツ配信装置10は、コンテンツ配信プログラムの処理を開始すると、ステップS301にて、コンテンツ送信要求を受信するまで待機する。
そして、クライアント装置20aは、ユーザにより入力された情報に従って、コンテンツ送信要求をコンテンツ配信装置10へ送信する。
これにより、コンテンツ配信装置10は、クライアント装置20aからコンテンツ送信要求を受信する。従って、コンテンツ配信装置10は、「Yes」と判定してステップS302へ進み、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する。
次いで、コンテンツ配信装置10は、上記ステップS302にて取得された特殊再生確率に基づいて、予測転送レートを推定する(ステップS303)。そして、コンテンツ配信装置10は、推定された予測転送レートに基づいて転送レート和を算出する(ステップS304)。
次いで、コンテンツ配信装置10は、ステップS305に進んで、転送レート和が閾値転送レート以下であるか否かを判定する。
いま、転送レート和が閾値転送レート以下である場合を想定する。この場合、コンテンツ配信装置10は、「Yes」と判定してステップS306へ進み、コンテンツ送信要求を送信してきたクライアント装置20aへコンテンツデータを送信する。
その後、コンテンツ配信装置10は、ステップS301へ戻り、ステップS301〜ステップS306の処理を繰り返し実行する。
なお、転送レート和が閾値転送レートよりも大きい場合、コンテンツ配信装置10は、ステップS305にて「No」と判定して、ステップS306の処理を実行することなくステップS301へ戻る。即ち、この場合、コンテンツ配信装置10は、コンテンツ送信要求を送信してきたクライアント装置20aへコンテンツデータを送信しない。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1によれば、記憶装置11aから単位時間あたりに読み出されるデータ量の総和が過大となることを防止することができる。これにより、クライアント装置20a,20b,…へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することを防止することができる。更に、コンテンツ配信システム1によれば、記憶装置11aから単位時間あたりに読み出されるデータ量の総和が無駄に小さくなることを防止することができる。従って、より多くのクライアント装置20a,20b,…へ同時にコンテンツデータを送信することもできる。
即ち、コンテンツ配信システム1によれば、クライアント装置20a,20b,…へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することを防止しながら、より多くのクライアント装置20a,20b,…へ同時にコンテンツデータを送信することができる。
なお、第1実施形態の第1変形例に係るコンテンツ配信装置10の機能は、図4に示したように、第1実施形態に係るコンテンツ配信装置10の機能に加えて、特殊再生確率代表値取得部(特殊再生確率代表値取得手段)17を含む。
特殊再生確率代表値取得部17は、記憶装置11aに記憶されている各コンテンツデータに対する特殊再生確率を代表する値である特殊再生確率代表値を取得する。本例では、特殊再生確率代表値は、記憶装置11aに記憶されている各コンテンツデータに対する特殊再生確率の平均値である。
特殊再生確率取得部14は、コンテンツ送信要求受信部12によりコンテンツ送信要求が受信された場合に、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている記憶装置11aに対して、特殊再生確率代表値取得部17により取得された特殊再生確率代表値を、当該コンテンツデータに対する特殊再生確率として取得する。
この第1変形例によっても第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
これによれば、統計的ばらつきの影響を低減できるので、高い精度を有する特殊再生確率を取得することができる。
また、第1実施形態の第2変形例に係る特殊再生確率取得部14は、コンテンツが再生された時間である再生時間と、当該コンテンツが特殊再生された時間である特殊再生時間と、を測定する。そして、特殊再生確率取得部14は、測定された再生時間及び特殊再生時間に基づいて当該コンテンツを表すコンテンツデータに対する特殊再生確率を算出する。本例では、特殊再生確率取得部14は、測定された特殊再生時間を、測定された再生時間により除した値を特殊再生確率として算出する。
この第2変形例によっても第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るコンテンツ配信システムについて説明する。第2実施形態に係るコンテンツ配信システムは、上記第1実施形態に係るコンテンツ配信システムに対して、コンテンツ配信装置が複数の記憶装置を備える点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第2実施形態に係るコンテンツ配信装置10は、図5に示したように、複数の記憶装置11a,11b,…を備える。
コンテンツ配信装置10の機能は、複数のコンテンツ記憶部19a,19b,…を含む。各コンテンツ記憶部19a,19b,…は、互いに異なる記憶装置11a,11b,…により実現される機能である。即ち、コンテンツ記憶部19aは、記憶装置11aにより実現される機能であり、コンテンツ記憶部19bは、記憶装置11bにより実現される機能である。
また、コンテンツ配信装置10の機能は、第1実施形態に係るコンテンツ配信装置10の機能に加えて、特殊再生確率代表値取得部(特殊再生確率代表値取得手段)17を含む。
特殊再生確率代表値取得部17は、記憶装置11a,11b,…毎に、当該記憶装置11a,11b,…に記憶されている各コンテンツデータに対する特殊再生確率を代表する値である特殊再生確率代表値を取得する。特殊再生確率代表値取得部17は、記憶装置11a,11b,…毎に、当該記憶装置11a,11b,…に記憶されている各コンテンツデータに対する特殊再生確率の平均値を特殊再生確率代表値として算出(取得)する。
特殊再生確率取得部14は、コンテンツ送信要求受信部12によりコンテンツ送信要求が受信された場合に、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている記憶装置11a,11b,…に対して、特殊再生確率代表値取得部17により取得された特殊再生確率代表値を、当該コンテンツデータに対する特殊再生確率として取得する。
コンテンツ配信制御部16は、コンテンツ送信要求受信部12によりコンテンツ送信要求が受信された場合に、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている記憶装置11a,11b,…を特定する。
コンテンツ配信制御部16は、特定された記憶装置11a,11b,…に対して、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる転送レートの総和と、予測転送レート推定部15により推定された予測転送レートと、の和である転送レート和を算出する。
コンテンツ配信制御部16は、算出された転送レート和が、閾値転送レート以下である場合、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータのクライアント装置20a,20b,…への送信を許可する。一方、コンテンツ配信制御部16は、算出された転送レート和が、閾値転送レートよりも大きい場合、コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータのクライアント装置20a,20b,…への送信を禁止する。
この第2実施形態に係るコンテンツ配信システム1によっても、第1実施形態に係るコンテンツ配信システム1と同様に、クライアント装置20a,20b,…へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することを防止しながら、より多くのクライアント装置20a,20b,…へ同時にコンテンツデータを送信することができる。
なお、第2実施形態の第1変形例に係るコンテンツ配信装置10の機能は、図7に示したように、第2実施形態に係るコンテンツ配信装置10の機能に加えて、コンテンツデータ記憶処理部(コンテンツデータ記憶処理手段)18を含む。
コンテンツデータ記憶処理部18は、コンテンツを表すコンテンツデータを受け付ける。本例では、コンテンツデータ記憶処理部18は、通信可能に接続されたコンテンツ供給装置からコンテンツデータを受信し、受信したコンテンツデータを受け付ける。なお、コンテンツデータ記憶処理部18は、コンテンツ配信装置10に読み出し可能に装着された記録媒体からコンテンツデータを読み出し、読み出したコンテンツデータを受け付けてもよい。
特殊再生確率取得部14は、コンテンツデータ記憶処理部18によりコンテンツデータが受け付けられた場合、当該コンテンツデータに対する特殊再生確率を取得する。
コンテンツデータ記憶処理部18は、受け付けたコンテンツデータに対して特殊再生確率取得部14により取得された特殊再生確率と最も近い特殊再生確率代表値が特殊再生確率代表値取得部17により取得された記憶装置11a,11b,…を特定する。そして、コンテンツデータ記憶処理部18は、特定された記憶装置11a,11b,…に、当該受け付けたコンテンツデータを記憶させる。
この第1変形例によっても第2実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
更に、第1変形例によれば、記憶装置11a,11b,…に対する特殊再生確率代表値と、当該記憶装置11a,11b,…に記憶されているコンテンツデータに対する特殊再生確率と、を十分に近づけることができる。従って、高い精度を有する特殊再生確率を取得することができる。
なお、コンテンツデータ記憶処理部18は、記憶装置11a,11b,…に記憶されているコンテンツデータを他の記憶装置11a,11b,…に移動させるように構成されていてもよい。この場合も、コンテンツデータ記憶処理部18は、コンテンツデータに対して取得された特殊再生確率と最も近い特殊再生確率代表値が取得された記憶装置11a,11b,…を特定し、特定された記憶装置11a,11b,…に、当該コンテンツデータを移動させる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るコンテンツ配信システムについて図8を参照しながら説明する。
第3実施形態に係るコンテンツ配信システム100は、
コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置101と、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信部(コンテンツ送信要求受信手段)102と、
上記コンテンツ送信要求が受信された場合に、上記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータを上記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信部(コンテンツ配信手段)103と、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得部(特殊再生確率取得手段)104と、
上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に上記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、上記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定部(予測転送レート推定手段)105と、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる上記転送レートの総和と、上記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、上記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの上記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御部(コンテンツ配信制御手段)106と、
を備える。
これによれば、記憶装置から単位時間あたりに読み出されるデータ量の総和が過大となることを防止することができる。これにより、クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することを防止することができる。更に、上記構成によれば、記憶装置から単位時間あたりに読み出されるデータ量の総和が無駄に小さくなることを防止することができる。従って、より多くのクライアント装置へ同時にコンテンツデータを送信することもできる。
即ち、上記構成によれば、クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することを防止しながら、より多くのクライアント装置へ同時にコンテンツデータを送信することができる。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、記憶装置は、HDDであったが、SSD(Solid State Drive)、及び、メモリ等の他の記憶装置であってもよい。
また、上記実施形態においては、コンテンツ配信装置10が、コンテンツデータを記憶する記憶装置を備えるように構成されていたが、コンテンツ配信装置10と、コンテンツデータを記憶する記憶装置と、が互いに独立した装置であってもよい。この場合、コンテンツ配信装置10と、コンテンツデータを記憶する記憶装置と、が通信可能に接続されることが好適である。
また、上記実施形態においては、コンテンツ配信システム1は、1つのコンテンツ配信装置10を備えていたが、複数のコンテンツ配信装置を備えていてもよい。この場合、複数のコンテンツ配信装置が、コンテンツデータを記憶する記憶装置を共有するように構成されていてもよい。
なお、上記各実施形態においてコンテンツ配信システム1の各機能は、CPUがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現されていたが、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
また、上記各実施形態においてプログラムは、記憶装置に記憶されていたが、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置と、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
前記コンテンツ送信要求が受信された場合に、前記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータを前記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、前記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
を備えるコンテンツ配信装置。
これによれば、記憶装置から単位時間あたりに読み出されるデータ量の総和が過大となることを防止することができる。これにより、クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することを防止することができる。更に、上記構成によれば、記憶装置から単位時間あたりに読み出されるデータ量の総和が無駄に小さくなることを防止することができる。従って、より多くのクライアント装置へ同時にコンテンツデータを送信することもできる。
即ち、上記構成によれば、クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することを防止しながら、より多くのクライアント装置へ同時にコンテンツデータを送信することができる。
(付記2)
付記1に記載のコンテンツ配信装置であって、
前記記憶装置に記憶されている各コンテンツデータに対する前記特殊再生確率を代表する値である特殊再生確率代表値を取得する特殊再生確率代表値取得手段を備え、
前記特殊再生確率取得手段は、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して前記取得された特殊再生確率代表値を、当該コンテンツデータに対する前記特殊再生確率として取得するように構成されたコンテンツ配信装置。
これによれば、統計的ばらつきの影響を低減できるので、高い精度を有する特殊再生確率を取得することができる。
(付記3)
付記2に記載のコンテンツ配信装置であって、
前記記憶装置を複数備えるとともに、
前記コンテンツ配信制御手段は、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、前記閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するように構成され、
コンテンツを表すコンテンツデータを受け付けるとともに、当該受け付けられたコンテンツデータに対する前記特殊再生確率と最も近い前記特殊再生確率代表値が取得された前記記憶装置に、当該コンテンツデータを記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段を備えるコンテンツ配信装置。
これによれば、記憶装置に対する特殊再生確率代表値と、当該記憶装置に記憶されているコンテンツデータに対する特殊再生確率と、を十分に近づけることができる。従って、高い精度を有する特殊再生確率を取得することができる。
(付記4)
付記1乃至付記3のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置であって、
前記閾値転送レートは、単位時間あたりに前記記憶装置から読み出すことが可能なデータの最大量に基づいて決定されるコンテンツ配信装置。
これによれば、閾値転送レートを適切に設定することができる。この結果、クライアント装置へ送信されるコンテンツデータの品質が低下することをより一層確実に防止しながら、より一層多くのクライアント装置へ同時にコンテンツデータを送信することができる。
(付記5)
付記1乃至付記4のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置であって、
前記特殊再生確率取得手段は、前記コンテンツが有する属性を表す属性情報に基づいて前記特殊再生確率を推定するように構成されたコンテンツ配信装置。
例えば、属性は、コンテンツのジャンル(例えば、映画、広告、及び、スポーツ等)である。属性が映画であるコンテンツは、属性がスポーツであるコンテンツよりも、特殊再生される確率が低い。また、属性が広告であるコンテンツは、特殊再生が禁止されていることがある。
このように、属性と、特殊再生確率と、は強い相関を有する。従って、上記のようにコンテンツ配信装置を構成することにより、高い精度にて特殊再生確率を推定することができる。
(付記6)
付記1乃至付記5のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置であって、
前記特殊再生確率取得手段は、コンテンツが再生された時間である再生時間と、当該コンテンツが特殊再生された時間である特殊再生時間と、を測定し、当該測定された再生時間及び特殊再生時間に基づいて当該コンテンツを表すコンテンツデータに対する前記特殊再生確率を算出するように構成されたコンテンツ配信装置。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置であって、
前記予測転送レート推定手段は、特殊再生時に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出される前記コンテンツデータのデータ量である特殊再生時転送レートから、通常再生時に当該記憶装置から単位時間あたりに読み出される当該コンテンツデータのデータ量である通常再生時転送レートを減じた値を、前記取得された特殊再生確率に乗じた値を、当該通常再生時転送レートに加えた値を、前記予測転送レートとして算出するように構成されたコンテンツ配信装置。
(付記8)
コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置を備えるコンテンツ配信装置に適用され、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信し、
前記コンテンツ送信要求が受信された場合に、前記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す前記コンテンツデータを前記クライアント装置へ送信し、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得し、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、前記取得された特殊再生確率に基づいて推定し、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止する、コンテンツ配信方法。
(付記9)
付記8に記載のコンテンツ配信方法であって、
前記記憶装置に記憶されている各コンテンツデータに対する前記特殊再生確率を代表する値である特殊再生確率代表値を取得し、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して前記取得された特殊再生確率代表値を、当該コンテンツデータに対する前記特殊再生確率として取得する、コンテンツ配信方法。
(付記10)
付記9に記載のコンテンツ配信方法であって、
前記コンテンツ配信装置は、前記記憶装置を複数備えるとともに、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、前記閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止し、
コンテンツを表すコンテンツデータを受け付けるとともに、当該受け付けられたコンテンツデータに対する前記特殊再生確率と最も近い前記特殊再生確率代表値が取得された前記記憶装置に、当該コンテンツデータを記憶させる、コンテンツ配信方法。
(付記11)
互いに通信可能に構成された、クライアント装置及びコンテンツ配信装置を含むコンテンツ配信システムであって、
前記クライアント装置は、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求を前記コンテンツ配信装置へ送信するコンテンツ送信要求送信手段と、
前記コンテンツ配信装置からコンテンツデータを受信し、当該受信したコンテンツデータが表すコンテンツを通常再生又は特殊再生することにより出力するコンテンツ出力手段と、
を備え、
前記コンテンツ配信装置は、
前記コンテンツデータを記憶する記憶装置と、
前記コンテンツ送信要求を前記クライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
前記コンテンツ送信要求が受信された場合に、前記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す前記コンテンツデータを前記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、前記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
を備えるコンテンツ配信システム。
(付記12)
付記11に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記コンテンツ配信装置は、
前記記憶装置に記憶されている各コンテンツデータに対する前記特殊再生確率を代表する値である特殊再生確率代表値を取得する特殊再生確率代表値取得手段を備え、
前記特殊再生確率取得手段は、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して前記取得された特殊再生確率代表値を、当該コンテンツデータに対する前記特殊再生確率として取得するように構成されたコンテンツ配信システム。
(付記13)
付記12に記載のコンテンツ配信システムであって、
前記コンテンツ配信装置は、
前記記憶装置を複数備えるとともに、
前記コンテンツ配信制御手段は、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、前記閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するように構成され、
更に、前記コンテンツ配信装置は、
コンテンツを表すコンテンツデータを受け付けるとともに、当該受け付けられたコンテンツデータに対する前記特殊再生確率と最も近い前記特殊再生確率代表値が取得された前記記憶装置に、当該コンテンツデータを記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段を備えるコンテンツ配信システム。
(付記14)
コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置を備えるコンテンツ配信装置に、
コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
前記コンテンツ送信要求が受信された場合に、前記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す前記コンテンツデータを前記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、前記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
を実現させるためのプログラム。
(付記15)
付記14に記載のプログラムであって、
前記コンテンツ配信装置に、更に、
前記記憶装置に記憶されている各コンテンツデータに対する前記特殊再生確率を代表する値である特殊再生確率代表値を取得する特殊再生確率代表値取得手段を実現させるとともに、
前記特殊再生確率取得手段は、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して前記取得された特殊再生確率代表値を、当該コンテンツデータに対する前記特殊再生確率として取得するように構成されたプログラム。
(付記16)
付記15に記載のプログラムであって、
前記コンテンツ配信装置は、前記記憶装置を複数備えるとともに、
前記コンテンツ配信制御手段は、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、前記閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するように構成され、
前記コンテンツ配信装置に、更に、
コンテンツを表すコンテンツデータを受け付けるとともに、当該受け付けられたコンテンツデータに対する前記特殊再生確率と最も近い前記特殊再生確率代表値が取得された前記記憶装置に、当該コンテンツデータを記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段を実現させるためのプログラム。
本発明は、コンテンツを表すコンテンツデータをクライアント装置へ送信するコンテンツ配信装置等に適用可能である。
1 コンテンツ配信システム
10 コンテンツ配信装置
11a,11b,… 記憶装置
12 コンテンツ送信要求受信部
13 コンテンツ配信部
14 特殊再生確率取得部
15 予測転送レート推定部
16 コンテンツ配信制御部
17 特殊再生確率代表値取得部
18 コンテンツデータ記憶処理部
19a,19b,… コンテンツ記憶部
20a,20b,… クライアント装置
21 コンテンツ送信要求送信部
22 コンテンツ出力部
100 コンテンツ配信システム
101 記憶装置
102 コンテンツ送信要求受信部
103 コンテンツ配信部
104 特殊再生確率取得部
105 予測転送レート推定部
106 コンテンツ配信制御部

Claims (10)

  1. コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置と、
    コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
    前記コンテンツ送信要求が受信された場合に、前記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータを前記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
    前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
    前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、前記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
    現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
    を備えるコンテンツ配信装置。
  2. 請求項1に記載のコンテンツ配信装置であって、
    前記記憶装置に記憶されている各コンテンツデータに対する前記特殊再生確率を代表する値である特殊再生確率代表値を取得する特殊再生確率代表値取得手段を備え、
    前記特殊再生確率取得手段は、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して前記取得された特殊再生確率代表値を、当該コンテンツデータに対する前記特殊再生確率として取得するように構成されたコンテンツ配信装置。
  3. 請求項2に記載のコンテンツ配信装置であって、
    前記記憶装置を複数備えるとともに、
    前記コンテンツ配信制御手段は、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが記憶されている前記記憶装置に対して、現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、前記閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するように構成され、
    コンテンツを表すコンテンツデータを受け付けるとともに、当該受け付けられたコンテンツデータに対する前記特殊再生確率と最も近い前記特殊再生確率代表値が取得された前記記憶装置に、当該コンテンツデータを記憶させるコンテンツデータ記憶処理手段を備えるコンテンツ配信装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置であって、
    前記閾値転送レートは、単位時間あたりに前記記憶装置から読み出すことが可能なデータの最大量に基づいて決定されるコンテンツ配信装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置であって、
    前記特殊再生確率取得手段は、前記コンテンツが有する属性を表す属性情報に基づいて前記特殊再生確率を推定するように構成されたコンテンツ配信装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置であって、
    前記特殊再生確率取得手段は、コンテンツが再生された時間である再生時間と、当該コンテンツが特殊再生された時間である特殊再生時間と、を測定し、当該測定された再生時間及び特殊再生時間に基づいて当該コンテンツを表すコンテンツデータに対する前記特殊再生確率を算出するように構成されたコンテンツ配信装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のコンテンツ配信装置であって、
    前記予測転送レート推定手段は、特殊再生時に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出される前記コンテンツデータのデータ量である特殊再生時転送レートから、通常再生時に当該記憶装置から単位時間あたりに読み出される当該コンテンツデータのデータ量である通常再生時転送レートを減じた値を、前記取得された特殊再生確率に乗じた値を、当該通常再生時転送レートに加えた値を、前記予測転送レートとして算出するように構成されたコンテンツ配信装置。
  8. コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置を備えるコンテンツ配信装置に適用され、
    コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信し、
    前記コンテンツ送信要求が受信された場合に、前記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す前記コンテンツデータを前記クライアント装置へ送信し、
    前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得し、
    前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、前記取得された特殊再生確率に基づいて推定し、
    現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止する、コンテンツ配信方法。
  9. 互いに通信可能に構成された、クライアント装置及びコンテンツ配信装置を含むコンテンツ配信システムであって、
    前記クライアント装置は、
    コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求を前記コンテンツ配信装置へ送信するコンテンツ送信要求送信手段と、
    前記コンテンツ配信装置からコンテンツデータを受信し、当該受信したコンテンツデータが表すコンテンツを通常再生又は特殊再生することにより出力するコンテンツ出力手段と、
    を備え、
    前記コンテンツ配信装置は、
    前記コンテンツデータを記憶する記憶装置と、
    前記コンテンツ送信要求を前記クライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
    前記コンテンツ送信要求が受信された場合に、前記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す前記コンテンツデータを前記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
    前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
    前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、前記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
    現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
    を備えるコンテンツ配信システム。
  10. コンテンツを表すコンテンツデータを記憶する記憶装置を備えるコンテンツ配信装置に、
    コンテンツを識別するためのコンテンツ識別情報を含む情報であり、且つ、当該コンテンツを表すコンテンツデータの送信を要求する旨を表す情報である、コンテンツ送信要求をクライアント装置から受信するコンテンツ送信要求受信手段と、
    前記コンテンツ送信要求が受信された場合に、前記記憶されているコンテンツデータのうちの、当該コンテンツ送信要求に含まれるコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表す前記コンテンツデータを前記クライアント装置へ送信するコンテンツ配信手段と、
    前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが特殊再生される確率を表す特殊再生確率を取得する特殊再生確率取得手段と、
    前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータが送信される際に前記記憶装置から単位時間あたりに読み出す当該コンテンツデータのデータ量である転送レートの予測値である予測転送レートを、前記取得された特殊再生確率に基づいて推定する予測転送レート推定手段と、
    現時点にて配信中のコンテンツのために必要とされる前記転送レートの総和と、前記推定された予測転送レートと、の和である転送レート和が、予め設定された閾値転送レート以下である場合、前記コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツを表すコンテンツデータの前記クライアント装置への送信を許可し、一方、当該転送レート和が当該閾値転送レートよりも大きい場合、当該コンテンツデータの当該クライアント装置への送信を禁止するコンテンツ配信制御手段と、
    を実現させるためのプログラム。
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