JP5262787B2 - 文書配信システム - Google Patents

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本発明は、サーバ装置からクライアント装置へ文書を送信する文書配信システムに関する。
サーバ装置からクライアント装置へ文書を送信する文書配信システムが知られている。この種の文書配信システムの一つとして、特許文献1に記載の文書配信システムにおいて、サーバ装置は、文書要求回数と、送信する文書ブロックを特定する文書ブロック特定情報と、を対応付けて予め記憶している。ここで、文書ブロックは、文書を分割することにより生成される文書の一部である。
サーバ装置は、クライアント装置から、文書の送信を要求する文書要求を受信した場合、そのクライアント装置から文書要求を受信した文書要求回数を取得し、その文書要求回数と対応付けて記憶されている文書ブロック特定情報を取得する。そして、サーバ装置は、取得した文書ブロック特定情報により特定される文書ブロックをクライアント装置へ送信する。
これによれば、サーバ装置からクライアント装置へ文書の全体を送信する場合よりも、通信されるデータ量(通信量)を低減することができる。また、クライアント装置が文書の全体を出力する場合よりも、クライアント装置が情報を出力するための負荷(処理負荷)を低減することができる。
特開2005−173691号公報
しかしながら、上記文書配信システムにおいて、サーバ装置は、予め設定された文書ブロック特定情報により特定される文書ブロックを送信するように構成されている。従って、ユーザにとって重要な(任意のユーザが閲覧することを希望する可能性が比較的高い)文書ブロックが送信されない虞があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「通信量及び処理負荷を低減するとともに、ユーザにとって重要な文書ブロックをユーザに閲覧させることができない場合が生じること」を解決することが可能な文書配信システムを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態である文書配信システムは、サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含むシステムである。
更に、上記クライアント装置は、
文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を上記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段を備え、
上記サーバ装置は、
上記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、上記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
上記クライアント装置から上記文書要求を受信した場合、上記複数の文書ブロックの中から、上記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
を備え、
更に、上記クライアント装置は、
上記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力手段を備える。
また、本発明の他の形態である文書配信方法は、サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含む文書配信システムに適用される方法である。
更に、この文書配信方法は、
上記クライアント装置が、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を上記サーバ装置へ送信する文書要求送信工程と、
上記サーバ装置が、上記クライアント装置から上記文書要求を受信した場合、上記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、上記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する記憶装置に記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを上記複数の文書ブロックの中から選択する文書ブロック選択工程と、
上記サーバ装置が、上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信する文書送信工程と、
上記クライアント装置が、上記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力工程と、
を含む。
また、本発明の他の形態であるサーバ装置は、クライアント装置と通信可能に構成された装置である。
更に、このサーバ装置は、
文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、上記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
上記クライアント装置から、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を受信した場合、上記複数の文書ブロックの中から、上記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
クライアント装置と通信可能に構成されたサーバ装置に、
上記クライアント装置から、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を受信した場合、当該文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、上記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する記憶装置に記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを上記複数の文書ブロックの中から選択する文書ブロック選択手段と、
上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
を実現させるためのプログラムである。
また、本発明の他の形態であるクライアント装置は、サーバ装置と通信可能に構成された装置である。
更に、このクライアント装置は、
文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を上記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段と、
上記文書を分割することにより生成された複数の文書ブロックの一部を上記サーバ装置から受信し、当該受信した文書ブロックを出力する文書出力手段と、
を備える。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置に、
文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を上記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段と、
上記文書を分割することにより生成された複数の文書ブロックの一部を上記サーバ装置から受信し、当該受信した文書ブロックを出力する文書出力手段と、
を実現させるためのプログラムである。
本発明は、以上のように構成されることにより、通信量及び処理負荷を低減しながら、ユーザにとって重要な文書ブロックを確実にユーザに閲覧させることができる。
本発明の実施形態に係る文書配信システムの概略構成を表す図である。 本発明の実施形態に係る文書配信システムの機能の概略を表すブロック図である。 本発明の実施形態に係るサーバ装置のCPUが実行する文書登録プログラムを示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係る文書配信システムの、クライアント装置が全文書要求を送信した場合における作動を示したシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る文書配信システムの、クライアント装置が一部文書要求を送信した場合における作動を示したシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るサーバ装置のCPUが実行する文書ブロック選択プログラムを示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係るサーバ装置のCPUが実行するユーザ属性取得プログラムを示したフローチャートである。 本発明の実施形態の変形例に係る文書配信システムの機能の概略を表すブロック図である。
本発明の一形態である文書配信システムは、サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含むシステムである。
更に、上記クライアント装置は、
文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を上記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段を備え、
上記サーバ装置は、
上記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、上記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
上記クライアント装置から上記文書要求を受信した場合、上記複数の文書ブロックの中から、上記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
を備え、
更に、上記クライアント装置は、
上記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力手段を備える。
これによれば、サーバ装置からクライアント装置へ文書の全体を送信する場合よりも、通信されるデータ量(通信量)を低減することができる。また、クライアント装置が文書の全体を出力する場合よりも、クライアント装置が情報を出力するための負荷(処理負荷)を低減することができる。
ところで、クライアント装置が文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間は、ユーザが出力(例えば、表示)されている文書ブロックを閲覧していた時間である。また、ユーザが閲覧していた時間が長い文書ブロックほど、ユーザにとって重要な(任意のユーザが閲覧することを希望する可能性が高い)文書ブロックである可能性が高い。
従って、上記構成によれば、サーバ装置からクライアント装置へユーザにとって重要な文書ブロックを確実に送信することができる。この結果、ユーザは、重要な文書ブロックを確実に閲覧することができる。
このように、上記構成によれば、通信量及び処理負荷を低減しながら、ユーザにとって重要な文書ブロックを確実にユーザに閲覧させることができる。
この場合、上記文書ブロック選択手段は、
上記文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
上記抽出された特徴量に基づいて、上記文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定する予測閲覧時間推定手段と、
を含むとともに、上記基準時間として上記推定された予測閲覧時間を用いるように構成されることが好適である。
ところで、例えば、文字列からなる文書ブロックをユーザが閲覧する時間と、画像からなる文書ブロックをユーザが閲覧する時間と、は相違する。また、文書ブロックが含む文字列の長さが相違する場合にも、文書ブロックをユーザが閲覧する時間は相違する。従って、上記構成のように、文書ブロックの特徴に応じた予測閲覧時間を基準時間として用いることにより、ユーザにとって重要な文書ブロックを適切に選択することができる。
この場合、上記クライアント装置は、
上記文書出力手段によって各文書ブロックが出力されている時間である実閲覧時間を取得する実閲覧時間取得手段と、
上記文書ブロック毎に取得された実閲覧時間を上記サーバ装置へ送信する実閲覧時間送信手段と、
を備え、
上記実閲覧時間記憶手段は、上記クライアント装置から受信した実閲覧時間と、上記文書ブロックと、を対応付けて記憶するように構成されることが好適である。
この場合、
上記実閲覧時間記憶手段は、ユーザと、上記実閲覧時間と、上記文書ブロックと、を対応付けて記憶するように構成され、
上記文書ブロック選択手段は、すべてのユーザのそれぞれと対応付けて上記記憶されている実閲覧時間を平均した値が上記基準時間よりも長い文書ブロックを選択するように構成されることが好適である。
これによれば、より高い精度にて、ユーザにとって重要な文書ブロックを適切に選択することができる。
この場合、上記クライアント装置は、
当該クライアント装置の処理能力を表す性能情報を上記サーバ装置へ送信する性能情報送信手段を備え、
上記文書ブロック選択手段は、上記クライアント装置から受信した性能情報が表す処理能力が高くなるほど、上記選択する文書ブロックの数を多くするように構成されることが好適である。
これによれば、サーバ装置は、クライアント装置の処理能力に応じた適切な数の文書ブロックをクライアント装置へ送信することができる。この結果、クライアント装置の処理負荷が過大となることを防止しながら、ユーザにとって重要な文書ブロックを確実にクライアント装置へ送信することができる。
この場合、上記文書ブロック選択手段は、上記処理能力が高くなるほど大きくなる処理能力基準値よりも、上記実閲覧時間と上記基準時間との差の大きさが小さい文書ブロックを選択するように構成されることが好適である。
この場合、上記サーバ装置は、
上記文書要求を送信してきたユーザの属性であるユーザ属性を取得するユーザ属性取得手段を備え、
上記文書ブロック選択手段は、上記取得されたユーザ属性に基づいて上記文書ブロックを選択するように構成されることが好適である。
これによれば、ユーザ属性(例えば、性別、及び、年齢等)に応じて、ユーザにとって重要な文書ブロックをより適切に選択することができる。
この場合、上記サーバ装置は、
ユーザと上記ユーザ属性とを対応付けて記憶するユーザ属性記憶手段を備え、
上記ユーザ属性取得手段は、上記文書要求を送信してきたユーザと対応付けて上記ユーザ属性記憶手段に記憶されているユーザ属性を取得するように構成され、
上記実閲覧時間記憶手段は、ユーザと、上記実閲覧時間と、上記文書ブロックと、を対応付けて記憶するように構成され、
上記文書ブロック選択手段は、上記取得されたユーザ属性と同一のユーザ属性と対応付けて上記ユーザ属性記憶手段に記憶されているユーザを特定し、当該特定したユーザのそれぞれと対応付けて上記実閲覧時間記憶手段に記憶されている実閲覧時間を平均した値が上記基準時間よりも長い文書ブロックを選択するように構成されることが好適である。
この場合、上記サーバ装置は、
ユーザと、当該ユーザに対して上記クライアント装置が出力した文書ブロックを特定するための閲覧履歴情報と、を対応付けて記憶する閲覧履歴記憶手段を備え、
上記ユーザ属性取得手段は、上記文書要求を送信してきたユーザと対応付けられたユーザ属性が上記ユーザ属性記憶手段に記憶されていない場合、当該ユーザと対応付けられた閲覧履歴情報により特定される文書ブロックのうちの、上記実閲覧時間が上記基準時間よりも長い文書ブロックを特定し、当該特定した文書ブロックと対応付けられた上記実閲覧時間が上記基準時間よりも長いユーザを特定し、当該特定したユーザと対応付けられたユーザ属性を、上記文書要求を送信してきたユーザの属性として取得するように構成されることが好適である。
これによれば、文書要求を送信したユーザに対応付けられたユーザ属性がサーバ装置に記憶されていない場合であっても、そのユーザに応じたユーザ属性を適切に取得することができる。その結果、ユーザ属性に応じて、ユーザにとって重要な文書ブロックをより適切に選択することができる。
この場合、上記文書要求送信手段は、ユーザの指示に応じて、上記文書の全体の送信を要求する全文書要求、又は、上記文書の一部の送信を要求する一部文書要求、を上記文書要求として送信するように構成され、
上記文書送信手段は、上記全文書要求を受信した場合、上記文書を上記クライアント装置へ送信し、一方、上記一部文書要求を受信した場合、上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の形態である文書配信方法は、サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含む文書配信システムに適用される方法である。
更に、この文書配信方法は、
上記クライアント装置が、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を上記サーバ装置へ送信する文書要求送信工程と、
上記サーバ装置が、上記クライアント装置から上記文書要求を受信した場合、上記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、上記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する記憶装置に記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを上記複数の文書ブロックの中から選択する文書ブロック選択工程と、
上記サーバ装置が、上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信する文書送信工程と、
上記クライアント装置が、上記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力工程と、
を含む。
この場合、上記文書ブロック選択工程は、
上記文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、
上記抽出された特徴量に基づいて、上記文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定する予測閲覧時間推定工程と、
を含むとともに、上記基準時間として上記推定された予測閲覧時間を用いるように構成されることが好適である。
この場合、上記文書配信方法は、
上記クライアント装置が、上記文書出力工程にて各文書ブロックが出力されている時間である実閲覧時間を取得する実閲覧時間取得工程と、
上記クライアント装置が、上記文書ブロック毎に取得された実閲覧時間を上記サーバ装置へ送信する実閲覧時間送信工程と、
上記サーバ装置が上記クライアント装置から受信した実閲覧時間と、上記文書ブロックと、を対応付けて上記記憶装置に記憶させる実閲覧時間記憶処理工程と、
を含むことが好適である。
また、本発明の他の形態であるサーバ装置は、クライアント装置と通信可能に構成された装置である。
更に、このサーバ装置は、
文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、上記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
上記クライアント装置から、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を受信した場合、上記複数の文書ブロックの中から、上記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
を備える。
この場合、上記文書ブロック選択手段は、
上記文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
上記抽出された特徴量に基づいて、上記文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定する予測閲覧時間推定手段と、
を含むとともに、上記基準時間として上記推定された予測閲覧時間を用いるように構成されることが好適である。
この場合、上記実閲覧時間記憶手段は、上記クライアント装置から受信した実閲覧時間と、上記文書ブロックと、を対応付けて記憶するように構成されることが好適である。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
クライアント装置と通信可能に構成されたサーバ装置に、
上記クライアント装置から、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を受信した場合、当該文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、上記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する記憶装置に記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを上記複数の文書ブロックの中から選択する文書ブロック選択手段と、
上記選択された文書ブロックを上記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
を実現させるためのプログラムである。
この場合、上記文書ブロック選択手段は、
上記文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
上記抽出された特徴量に基づいて、上記文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定する予測閲覧時間推定手段と、
を含むとともに、上記基準時間として上記推定された予測閲覧時間を用いるように構成されることが好適である。
この場合、上記プログラムは、
上記サーバ装置に、更に、
上記クライアント装置から受信した実閲覧時間と、上記文書ブロックと、を対応付けて上記記憶装置に記憶させる実閲覧時間記憶処理手段を実現させるためのプログラムであることが好適である。
また、本発明の他の形態であるクライアント装置は、サーバ装置と通信可能に構成された装置である。
更に、このクライアント装置は、
文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を上記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段と、
上記文書を分割することにより生成された複数の文書ブロックの一部を上記サーバ装置から受信し、当該受信した文書ブロックを出力する文書出力手段と、
を備える。
この場合、上記クライアント装置は、
上記文書出力手段によって各文書ブロックが出力されている時間である実閲覧時間を取得する実閲覧時間取得手段と、
上記文書ブロック毎に取得された実閲覧時間を上記サーバ装置へ送信する実閲覧時間送信手段と、
を備えることが好適である。
また、本発明の他の形態であるプログラムは、
サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置に、
文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を上記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段と、
上記文書を分割することにより生成された複数の文書ブロックの一部を上記サーバ装置から受信し、当該受信した文書ブロックを出力する文書出力手段と、
を実現させるためのプログラムである。
この場合、上記プログラムは、
上記クライアント装置に、更に、
上記文書出力手段によって各文書ブロックが出力されている時間である実閲覧時間を取得する実閲覧時間取得手段と、
上記文書ブロック毎に取得された実閲覧時間を上記サーバ装置へ送信する実閲覧時間送信手段と、
を実現させるためのプログラムであることが好適である。
上述した構成を有する、文書配信方法、サーバ装置、プログラム、又は、クライアント装置、の発明であっても、上記文書配信システムと同様の作用を有するために、上述した本発明の目的を達成することができる。
以下、本発明に係る、文書配信システム、文書配信方法、サーバ装置、プログラム、及び、クライアント装置、の実施形態について図1〜図8を参照しながら説明する。
<実施形態>
図1に示したように、実施形態に係る文書配信システム1は、サーバ装置10と、クライアント装置20と、を含む。サーバ装置10及びクライアント装置20は、通信回線(本例では、インターネット)NWを介して、互いに通信可能に接続されている。
サーバ装置10は、図示しない中央処理装置(CPU;Central Processing Unit)、及び、記憶装置(メモリ及びハードディスク駆動装置(HDD;Hard Disk Drive))を備える。サーバ装置10は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
クライアント装置20は、PDA(Personal Data Assistance、Personal Digital Assistant)である。なお、クライアント装置20は、携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、カーナビゲーション端末、パーソナル・コンピュータ、又は、ゲーム端末等であってもよい。
クライアント装置20は、CPU、記憶装置(メモリ)、入力装置(例えば、キーボード等)及び出力装置(例えば、ディスプレイ等)を備える。クライアント装置20は、記憶装置に記憶されているプログラムをCPUが実行することにより、後述する機能を実現するように構成されている。
図2は、上記のように構成された文書配信システム1の機能を表すブロック図である。この機能は、サーバ装置10のCPUが後述する図3、図6及び図7に示したフローチャートにより表されるプログラム等を実行するとともに、クライアント装置20のCPUが所定のプログラムを実行することにより、実現される。
このサーバ装置10の機能は、文書受付部31と、文書記憶部32と、ユーザ情報記憶部(実閲覧時間記憶手段、ユーザ属性記憶手段、閲覧履歴記憶手段)33と、レイアウト解析部34と、特徴解析部(特徴量抽出手段)35と、予測閲覧時間推定部(予測閲覧時間推定手段)36と、文書情報記憶部37と、ユーザ属性取得部(ユーザ属性取得手段)38と、文書構成部(文書ブロック選択手段)39と、文書配信部(文書送信手段)40と、閲覧情報受付部41と、を含む。
文書受付部31は、文字列、及び/又は、画像を含む文書を受け付ける。本例では、文書受付部31は、通信回線NWを介して接続された他の情報処理装置から送信された文書を受信し、受信した文書を受け付ける。
文書記憶部32は、文書受付部31により受け付けられた文書を記憶装置に記憶させる。
ユーザ情報記憶部33は、ユーザを識別するためのユーザ識別情報と、当該ユーザの属性であるユーザ属性と、当該ユーザに対してクライアント装置20が出力した文書ブロックを特定するための閲覧履歴情報と、を対応付けて記憶装置に記憶させる。ここで、文書ブロックは、上記文書を分割することにより生成される文書の一部である。
また、閲覧履歴情報は、文書ブロックを識別するための文書ブロック識別情報と、クライアント装置20が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、が対応付けられた情報を含む。閲覧履歴情報は、後述するように、閲覧情報受付部41がクライアント装置20から文書ブロック識別情報及び実閲覧時間を受信することにより更新される。
ユーザ属性は、クライアント装置20のユーザによって予め入力された情報である。なお、ユーザ属性は、クライアント装置20が文書要求をサーバ装置10へ送信する際に、文書要求とともに送信されてもよい。例えば、ユーザ属性は、ユーザの性別、年齢、身長、体重、及び、職業等を含む。
ここで、文書要求は、文書を特定するための情報を含み、その文書の少なくとも一部の送信を要求する情報である。また、文書要求は、全文書要求、又は、一部文書要求である。全文書要求は、文書の全体の送信を要求する情報であり、一部文書要求は、文書の一部の送信を要求する情報である。
レイアウト解析部34は、文書受付部31により受け付けられた文書のレイアウトを解析し、解析結果として文書のレイアウトを表すレイアウト情報を生成する。例えば、レイアウト解析部34は、周知の方法(特開平7−73271号公報、及び、特開2001−297303号公報等)を用いて解析を行う。
特徴解析部35は、レイアウト解析部34により生成されたレイアウト情報に基づいて文書を分割することにより複数の文書ブロックを生成する。特徴解析部35は、生成した複数の文書ブロックのそれぞれに対して、その文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する(その文書ブロックの特徴を解析する)。例えば、特徴解析部35は、文書ブロックに画像が含まれる場合には、その画像の種類(例えば、グラフ、写真等)を特定する。また、特徴解析部35は、文書ブロックに文字列が含まれる場合には、文字数を数える。
即ち、特徴量は、画像の種類、画像の数、及び、文字数に応じた量である。本例では、特徴量は、文字数が多くなるほど大きくなり、且つ、画像の数が多くなるほど大きくなり、且つ、画像の種類が写真である場合よりもグラフである場合の方が大きくなる値である。
予測閲覧時間推定部36は、特徴解析部35により抽出された特徴量に基づいて、各文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間(基準時間)を推定(算出)する。予測閲覧時間推定部36は、特徴量が大きくなるほど、大きくなる予測閲覧時間を算出する。
文書情報記憶部37は、文書を識別するための文書識別情報と、その文書に対してレイアウト解析部34により生成されたレイアウト情報と、を対応付けて記憶装置に記憶させる。更に、文書情報記憶部37は、文書識別情報と、文書ブロックを識別するための文書ブロック識別情報と、その文書ブロックに対して予測閲覧時間推定部36により算出された予測閲覧時間と、を対応付けて記憶装置に記憶させる。文書情報記憶部37が記憶する情報は、文書情報とも呼ばれる。
文書配信部40は、クライアント装置20から文書要求とユーザ識別情報と性能情報とを受信する。性能情報は、クライアント装置20の処理能力を表す情報である。性能情報は、例えば、通信速度を表す情報、CPUの処理能力を表す情報、ディスプレイの大きさを表す情報、及び、記憶装置の記憶容量を表す情報等を含む。
ユーザ属性取得部38は、文書配信部40により受信されたユーザ識別情報と対応付けてユーザ情報記憶部33によりユーザ属性が記憶されているか否かを判定する。
ユーザ属性取得部38は、上記ユーザ属性が記憶されている場合、その記憶されているユーザ属性を上記文書要求を送信してきたユーザ(ユーザ識別情報により識別されるユーザ)の属性として取得する。
一方、ユーザ属性取得部38は、上記ユーザ属性が記憶されていない場合、上記ユーザ識別情報と対応付けてユーザ情報記憶部33により記憶されている閲覧履歴情報に基づいてユーザ属性を推定する。
具体的には、ユーザ属性取得部38は、そのユーザ識別情報と対応付けられた閲覧履歴情報に含まれる文書ブロック識別情報と対応付けてユーザ情報記憶部33により記憶されている実閲覧時間が、その文書ブロック識別情報と対応付けて文書情報記憶部37により記憶されている予測閲覧時間よりも長い文書ブロック識別情報を特定する。
そして、ユーザ属性取得部38は、特定した文書ブロック識別情報と対応付けてユーザ情報記憶部33により記憶されている実閲覧時間が、その文書ブロック識別情報と対応付けて文書情報記憶部37により記憶されている予測閲覧時間よりも長いユーザ識別情報を特定する。
次いで、ユーザ属性取得部38は、特定したユーザ識別情報と対応付けてユーザ情報記憶部33により記憶されているユーザ属性を取得する。そして、ユーザ属性取得部38は、取得したユーザ属性のうちの最も多かったユーザ属性を上記文書要求を送信してきたユーザの属性として取得する。
文書構成部39は、文書配信部40により受信された文書要求が一部文書要求である場合、その文書要求により特定される文書を構成する複数の文書ブロックの中から、一部の文書ブロックを選択する。
具体的には、文書構成部39は、上記文書を構成する複数の文書ブロックのそれぞれに対して、ユーザ情報記憶部33により記憶されているすべてのユーザの閲覧履歴情報のうちの当該文書ブロックを識別するための文書ブロック識別情報と対応付けられた実閲覧時間を平均した値(全ユーザ実閲覧時間平均値)Tave0を算出する。
そして、文書構成部39は、算出した全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0が、上記文書ブロック識別情報と対応付けて文書情報記憶部37により記憶されている予測閲覧時間Testよりも長い文書ブロックを選択する。
更に、文書構成部39は、算出した全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0と、上記予測閲覧時間Testと、の差の大きさ(絶対値)が、第1の処理能力基準値C0よりも小さい文書ブロックも選択する。ここで、第1の処理能力基準値C0は、文書配信部40により受信された性能情報が表すクライアント装置20の処理能力が高くなるほど大きくなる値に設定される。
即ち、文書構成部39は、クライアント装置20から受信した性能情報が表す処理能力が高くなるほど、選択する文書ブロックの数を多くするように構成されている。これによれば、サーバ装置10は、クライアント装置20の処理能力に応じた適切な数の文書ブロックをクライアント装置20へ送信することができる。この結果、クライアント装置20の処理負荷が過大となることを防止しながら、ユーザにとって重要な文書ブロックを確実にクライアント装置20へ送信することができる。
加えて、文書構成部39は、ユーザ属性取得部38により取得されたユーザ属性に基づいて文書ブロックを選択する。
具体的には、文書構成部39は、取得されたユーザ属性と同一のユーザ属性と対応付けてユーザ情報記憶部33により記憶されているユーザ識別情報を取得する。そして、文書構成部39は、上記文書を構成する複数の文書ブロックのそれぞれに対して、ユーザ情報記憶部33により記憶されているユーザのうちの、上記取得されたユーザ識別情報により識別されるユーザの閲覧履歴情報を抽出する。
次いで、文書構成部39は、上記複数の文書ブロックのそれぞれに対して、抽出した閲覧履歴情報うちの上記文書ブロックを識別するための文書ブロック識別情報と対応付けられた実閲覧時間を平均した値(特定ユーザ実閲覧時間平均値)Tave1を算出する。
そして、文書構成部39は、算出した特定ユーザ実閲覧時間平均値Tave1が、上記文書ブロック識別情報と対応付けて文書情報記憶部37により記憶されている予測閲覧時間Testよりも長い文書ブロックを選択する。
更に、文書構成部39は、算出した特定ユーザ実閲覧時間平均値Tave1と、上記予測閲覧時間Testと、の差の大きさ(絶対値)が、第2の処理能力基準値C1よりも小さい文書ブロックも選択する。ここで、第2の処理能力基準値C1は、文書配信部40により受信された性能情報が表すクライアント装置20の処理能力が高くなるほど大きくなる値に設定される。
そして、文書構成部39は、上記選択した文書ブロックからなる出力用文書を生成する。
文書配信部40は、受信された文書要求が一部文書要求である場合、文書構成部39により生成された出力用文書と、その文書要求により特定される文書を識別するための文書識別情報と対応付けて文書情報記憶部37により記憶されているレイアウト情報と、をクライアント装置20へ送信(配信)する。
一方、文書配信部40は、受信された文書要求が全文書要求である場合、その文書要求により特定される文書を文書記憶部32から出力用文書として取得し、取得した出力用文書と、その文書を識別するための文書識別情報と対応付けて文書情報記憶部37により記憶されているレイアウト情報と、をクライアント装置20へ送信する。
閲覧情報受付部41は、クライアント装置20から、文書ブロック識別情報及び実閲覧時間を受信する(受け付ける)。
また、クライアント装置20の機能は、文書要求送信部(文書要求送信手段、性能情報送信手段)51と、文書出力部(文書出力手段)52と、閲覧情報送信部(実閲覧時間取得手段、実閲覧時間送信手段)53と、を含む。
文書要求送信部51は、ユーザの指示(ユーザによって入力された情報)に応じて、全文書要求又は一部文書要求と、ユーザ識別情報と、性能情報と、をサーバ装置10へ送信する。
文書出力部52は、サーバ装置10から出力用文書及びレイアウト情報を受信し、受信した出力用文書を出力装置を介して出力する(本例では、ディスプレイに表示させる)。
閲覧情報送信部53は、文書出力部52により受信されたレイアウト情報に基づいて、文書出力部52によって各文書ブロックが出力されている時間である実閲覧時間を取得(計測)する。そして、閲覧情報送信部53は、文書ブロックのそれぞれに対して、その文書ブロックを識別するための文書ブロック識別情報と、取得された実閲覧時間と、をサーバ装置10へ送信する。
次に、上述した文書配信システム1の作動について具体的に述べる。
サーバ装置10のCPUは、図3にフローチャートにより示した文書登録プログラムを、サーバ装置10の起動時に実行するようになっている。なお、この文書登録プログラムの処理は、文書ブロック選択工程の一部に対応している。
具体的に述べると、CPUは、文書登録プログラムの処理を開始すると、ステップ305にて、文書を受け付けるまで待機する。そして、文書を受け付けると、CPUは、「Yes」と判定してステップ310に進み、受け付けた文書を記憶装置に記憶させる。
更に、CPUは、受け付けた文書のレイアウトを解析し、解析結果として文書のレイアウトを表すレイアウト情報を生成する(ステップ315)。更に、CPUは、生成したレイアウト情報に基づいて、受け付けた文書を分割することにより複数の文書ブロックを生成する(ステップ320)。
そして、CPUは、生成した複数の文書ブロックのそれぞれに対して、その文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する(ステップ325、特徴量抽出工程)。次いで、CPUは、抽出された特徴量に基づいて、各文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定(算出)する(ステップ330、予測閲覧時間推定工程)。
そして、CPUは、受け付けた文書を識別するための文書識別情報と、上記生成されたレイアウト情報と、を対応付けて記憶装置に記憶させる。加えて、CPUは、生成された複数の文書ブロックのそれぞれに対して、その文書ブロックを識別するための文書ブロック識別情報と、算出された予測閲覧時間と、を対応付けて記憶装置に記憶させる(ステップ335)。
次いで、CPUは、ステップ305へ戻り、ステップ305〜ステップ335の処理を繰り返し実行する。
次に、ユーザが全文書要求の送信をクライアント装置20に指示した場合の文書配信システム1の作動について図4を参照しながら説明する。
この場合、クライアント装置20は、全文書要求とユーザ識別情報と性能情報とをサーバ装置10へ送信する(ステップ405、文書要求送信工程)。
これにより、サーバ装置10は、全文書要求を受信する。そして、サーバ装置10は、受信した全文書要求により特定される文書を記憶装置から出力用文書として取得し、取得した出力用文書と、その文書を識別するための文書識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されているレイアウト情報と、をクライアント装置20へ送信する(ステップ410、文書送信工程)。
これにより、クライアント装置20は、出力用文書と、レイアウト情報と、を受信する。そして、クライアント装置20は、受信した出力用文書を出力装置を介して出力する(ステップ415、文書出力工程)。このとき、クライアント装置20は、受信したレイアウト情報に基づいて、各文書ブロックが出力されている時間(実閲覧時間)を取得(計測)する(ステップ420、実閲覧時間取得工程)。
その後、クライアント装置20は、ユーザの指示によって、出力用文書の出力を終了する。次いで、クライアント装置20は、文書ブロックのそれぞれに対して、その文書ブロックを識別するための文書ブロック識別情報と、取得された実閲覧時間と、をサーバ装置10へ送信する(ステップ425、実閲覧時間送信工程)。
これにより、サーバ装置10は、文書ブロック識別情報と実閲覧時間とを受信する。そして、サーバ装置10は、上記受信したユーザ識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている閲覧履歴情報に、受信した文書ブロック識別情報及び実閲覧時間を追加する(即ち、受信した文書ブロック識別情報及び実閲覧時間を記憶する、ステップ430、実閲覧時間記憶処理工程、実閲覧時間記憶処理手段)。
次に、ユーザが一部文書要求の送信をクライアント装置20に指示した場合の文書配信システム1の作動について図5を参照しながら説明する。
この場合、クライアント装置20は、一部文書要求とユーザ識別情報と性能情報とをサーバ装置10へ送信する(ステップ505、文書要求送信工程)。
これにより、サーバ装置10は、一部文書要求を受信する。そして、サーバ装置10は、受信した一部文書要求により特定される文書を構成する複数の文書ブロックのうちの一部を選択する(ステップ510)。なお、サーバ装置10が文書ブロックを選択する処理については後述する。
そして、サーバ装置10は、選択した文書ブロックに基づいて出力用文書を生成する。次いで、サーバ装置10は、生成した出力用文書と、上記一部文書要求により特定される文書を識別するための文書識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されているレイアウト情報と、をクライアント装置20へ送信する(ステップ515、文書送信工程)。
以降における文書配信システム1の作動は、上述した図4のステップ415〜ステップ430と同様である。
ここで、サーバ装置10が文書ブロックを選択する処理について説明する。
サーバ装置10のCPUは、文書ブロックを選択するために、図6にフローチャートにより示した文書ブロック選択プログラムを実行するようになっている。なお、この文書ブロック選択プログラムの処理は、文書ブロック選択工程の一部に対応している。
具体的に述べると、CPUは、文書ブロック選択プログラムの処理を開始すると、ステップ605にて、受信した一部文書要求により特定される文書を識別するための文書識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている文書ブロック識別情報を取得する。そして、CPUは、取得した文書ブロック識別情報からなるリストを作成する。
次いで、CPUは、ステップ610にて、リスト内に文書ブロック識別情報が存在しているか否かを判定する。
この状態においては、リスト内に文書ブロック識別情報が存在しているので、CPUは、「Yes」と判定してステップ615に進み、リストから文書ブロック識別情報を1つ取得し、且つ、その文書ブロック識別情報をリストから削除する(ステップ615)。
次いで、CPUは、任意のユーザ識別情報、及び、上記取得した文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている実閲覧時間を平均した値(全ユーザ実閲覧時間平均値)Tave0を算出する(ステップ620)。
そして、CPUは、上記取得した文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている予測閲覧時間Testを取得する。更に、CPUは、算出した全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0から取得した予測閲覧時間Testを減じた値が0よりも大きいという第1の条件、又は、算出した全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0と、取得した予測閲覧時間Testと、の差の大きさが第1の処理能力基準値C0よりも小さいという第2の条件が成立しているか否かを判定する(ステップ625)。
上記第1の条件又は第2の条件が成立している場合、CPUは、「Yes」と判定してステップ630へ進み、上記文書ブロック識別情報により識別される文書ブロックを選択する。そして、CPUは、ステップ610へ戻る。
一方、上記第1の条件及び第2の条件のいずれもが成立していない場合、CPUは、「No」と判定してステップ635へ進み、上記一部文書要求とともに受信されたユーザ識別情報により識別されるユーザのユーザ属性を取得する。なお、サーバ装置10がユーザ属性を取得する処理については後述する。
次いで、CPUは、取得したユーザ属性と対応付けて記憶装置に記憶されているユーザ識別情報を取得する(即ち、取得したユーザ属性と同一のユーザ属性のユーザを特定する)。そして、CPUは、上記取得されたユーザ識別情報、及び、上記取得した文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている実閲覧時間を平均した値(特定ユーザ実閲覧時間平均値)Tave1を算出する(ステップ645)。
そして、CPUは、上記取得した文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている予測閲覧時間Testを取得する。更に、CPUは、算出した特定ユーザ実閲覧時間平均値Tave1から取得した予測閲覧時間Testを減じた値が0よりも大きいという第3の条件、又は、算出した特定ユーザ実閲覧時間平均値Tave1と、取得した予測閲覧時間Testと、の差の大きさが第2の処理能力基準値C1よりも小さいという第4の条件が成立しているか否かを判定する(ステップ650)。
上記第3の条件又は第4の条件が成立している場合、CPUは、「Yes」と判定してステップ630へ進み、上記文書ブロック識別情報により識別される文書ブロックを選択する。そして、CPUは、ステップ610へ戻る。
一方、上記第3の条件及び第4の条件のいずれもが成立していない場合、CPUは、「No」と判定して、上記文書ブロック識別情報により識別される文書ブロックを選択することなくステップ610へ戻る。
そして、CPUがステップ610〜ステップ650の処理を繰り返し実行することにより、リスト内に文書ブロック識別情報が存在しなくなった場合、CPUは、ステップ610にて「No」と判定してこの文書ブロック選択プログラムの実行を終了する。
次に、サーバ装置10がユーザ属性を取得する処理について説明する。
サーバ装置10のCPUは、ユーザ属性を取得するために、図7にフローチャートにより示したユーザ属性取得プログラムを実行するようになっている。
具体的に述べると、CPUは、ユーザ属性取得プログラムの処理を開始すると、ステップ705にて、上記一部文書要求とともに受信されたユーザ識別情報と対応付けられたユーザ属性が記憶装置に記憶されているか否かを判定する。
ユーザ属性が記憶されている場合、CPUは、「Yes」と判定してステップ710に進み、その記憶されているユーザ属性を、上記ユーザ識別情報により識別されるユーザのユーザ属性として取得する。そして、CPUは、このユーザ属性取得プログラムの実行を終了する。
一方、ユーザ属性が記憶されていない場合、CPUは、「No」と判定してステップ715に進み、上記ユーザ識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている閲覧履歴情報を取得する。
そして、CPUは、取得した閲覧履歴情報に含まれる文書ブロック識別情報と対応付けられた実閲覧時間が、その文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている予測閲覧時間よりも長い文書ブロック識別情報を特定する(ステップ720)。
次いで、CPUは、特定した文書ブロック識別情報のそれぞれに対して、所定の類似基準条件を満足するユーザ識別情報を特定する(ステップ725)。本例では、類似基準条件は、文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている実閲覧時間が、その文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている予測閲覧時間よりも長いという条件である。
即ち、CPUは、特定した文書ブロック識別情報のそれぞれに対して、文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている実閲覧時間が、その文書ブロック識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されている予測閲覧時間よりも長いユーザ識別情報を特定する。
次いで、CPUは、特定したユーザ識別情報と対応付けて記憶装置に記憶されているユーザ属性を取得する。そして、CPUは、取得したユーザ属性のうちの最も多いユーザ属性を、上記受信されたユーザ識別情報により識別されるユーザのユーザ属性として取得する。そして、CPUは、このユーザ属性取得プログラムの実行を終了する。
以上、説明したように、本発明による文書配信システムの実施形態によれば、サーバ装置10が一部文書要求を受信した場合、サーバ装置10は、文書を構成する複数の文書ブロックの一部を選択して送信する。これにより、サーバ装置10からクライアント装置20へ文書の全体を送信する場合よりも、通信されるデータ量(通信量)を低減することができる。また、クライアント装置20が文書の全体を出力する場合よりも、クライアント装置20が情報を出力するための負荷(処理負荷)を低減することができる。
ところで、クライアント装置20が文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間は、ユーザが出力(例えば、表示)されている文書ブロックを閲覧していた時間である。また、ユーザが閲覧していた時間が長い文書ブロックほど、ユーザにとって重要な(任意のユーザが閲覧することを希望する可能性が高い)文書ブロックである可能性が高い。
従って、上記構成のように、実閲覧時間が基準時間よりも長い文書ブロックをサーバ装置10が送信することにより、ユーザにとって重要な文書ブロックを確実に送信することができる。この結果、ユーザは、重要な文書ブロックを確実に閲覧することができる。
このように、上記構成によれば、通信量及び処理負荷を低減しながら、ユーザにとって重要な文書ブロックを確実にユーザに閲覧させることができる。
ところで、文字列からなる文書ブロックをユーザが閲覧する時間と、画像からなる文書ブロックをユーザが閲覧する時間と、は相違する。また、文書ブロックが含む文字列の長さが相違する場合にも、文書ブロックをユーザが閲覧する時間は相違する。従って、上記構成のように、文書ブロックの特徴に応じた予測閲覧時間を基準時間として用いることにより、ユーザにとって重要な文書ブロックを適切に選択することができる。
更に、上記実施形態において、サーバ装置10は、すべてのユーザのそれぞれと対応付けて記憶されている実閲覧時間を平均した値が基準時間よりも長い文書ブロックを選択するように構成されている。これによれば、より高い精度にて、ユーザにとって重要な文書ブロックを適切に選択することができる。
加えて、上記実施形態において、サーバ装置10は、ユーザ属性に基づいて文書ブロックを選択するように構成されている。これによれば、ユーザ属性に応じて、ユーザにとって重要な文書ブロックをより適切に選択することができる。
また、上記実施形態によれば、文書要求を送信したユーザに対応付けられたユーザ属性がサーバ装置10に記憶されていない場合であっても、そのユーザに応じたユーザ属性を適切に取得することができる。その結果、ユーザ属性に応じて、ユーザにとって重要な文書ブロックをより適切に選択することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、上記実施形態においては、サーバ装置10は、全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0から予測閲覧時間Testを減じた値が0以下である場合であっても、全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0と予測閲覧時間Testとの差の大きさが第1の処理能力基準値C0よりも小さい場合、文書ブロックを選択するように構成されていた。
ところで、上記実施形態の変形例において、サーバ装置10は、全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0から予測閲覧時間Testを減じた値が0以下である場合には、全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0と予測閲覧時間Testとの差の大きさに関係なく、文書ブロックを選択しないように構成されていてもよい。
また、上記実施形態においては、サーバ装置10は、全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0及び特定ユーザ実閲覧時間平均値Tave1の両方に基づいて文書ブロックを選択するか否かを判定するように構成されていたが、全ユーザ実閲覧時間平均値Tave0及び特定ユーザ実閲覧時間平均値Tave1のいずれか一方のみに基づいて判定するように構成されていてもよい。
なお、上記実施形態において文書配信システム1の各機能は、CPUがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現されていたが、回路等のハードウェアにより実現されていてもよい。
また、図8に示したように、上記実施形態の変形例に係る文書配信システム100は、サーバ装置110と、サーバ装置110と通信可能に構成されたクライアント装置120と、を含む。
サーバ装置110は、実閲覧時間記憶部(実閲覧時間記憶手段)111と、文書ブロック選択部(文書ブロック選択手段)112と、文書送信部(文書送信手段)113と、を備える。
また、クライアント装置120は、文書要求送信部(文書要求送信手段)121と、文書出力部(文書出力手段)122と、を備える。
文書要求送信部121は、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求をサーバ装置110へ送信する。
実閲覧時間記憶部111は、文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、クライアント装置120が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する。
文書ブロック選択部112は、クライアント装置120から文書要求を受信した場合、複数の文書ブロックの中から、実閲覧時間記憶部111に記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する。
文書送信部113は、文書ブロック選択部112により選択された文書ブロックをクライアント装置120へ送信する。
文書出力部122は、サーバ装置110から受信した文書ブロックを出力する。
この変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
本発明は、サーバ装置からクライアント装置へ文書を送信する文書配信システム等に適用可能である。
1 文書配信システム
10 サーバ装置
20 クライアント装置
31 文書受付部
32 文書記憶部
33 ユーザ情報記憶部
34 レイアウト解析部
35 特徴解析部
36 予測閲覧時間推定部
37 文書情報記憶部
38 ユーザ属性取得部
39 文書構成部
40 文書配信部
41 閲覧情報受付部
51 文書要求送信部
52 文書出力部
53 閲覧情報送信部
100 文書配信システム
110 サーバ装置
111 実閲覧時間記憶部
112 文書ブロック選択部
113 文書送信部
120 クライアント装置
121 文書要求送信部
122 文書出力部
NW 通信回線

Claims (13)

  1. サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含む文書配信システムであって、
    前記クライアント装置は、
    文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を前記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、前記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
    前記クライアント装置から前記文書要求を受信した場合、前記複数の文書ブロックの中から、前記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
    前記選択された文書ブロックを前記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
    を備え、
    更に、前記クライアント装置は、
    前記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力手段を備え、
    前記文書ブロック選択手段は、
    前記文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    前記抽出された特徴量に基づいて、前記文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定する予測閲覧時間推定手段と、
    を含むとともに、前記基準時間として前記推定された予測閲覧時間を用いるように構成された文書配信システム。
  2. 請求項に記載の文書配信システムであって、
    前記クライアント装置は、
    前記文書出力手段によって各文書ブロックが出力されている時間である実閲覧時間を取得する実閲覧時間取得手段と、
    前記文書ブロック毎に取得された実閲覧時間を前記サーバ装置へ送信する実閲覧時間送信手段と、
    を備え、
    前記実閲覧時間記憶手段は、前記クライアント装置から受信した実閲覧時間と、前記文書ブロックと、を対応付けて記憶するように構成された文書配信システム。
  3. サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含む文書配信システムであって、
    前記クライアント装置は、
    文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を前記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、前記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
    前記クライアント装置から前記文書要求を受信した場合、前記複数の文書ブロックの中から、前記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
    前記選択された文書ブロックを前記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
    を備え、
    更に、前記クライアント装置は、
    前記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力手段を備え、
    前記実閲覧時間記憶手段は、ユーザと、前記実閲覧時間と、前記文書ブロックと、を対応付けて記憶するように構成され、
    前記文書ブロック選択手段は、すべてのユーザのそれぞれと対応付けて前記記憶されている実閲覧時間を平均した値が前記基準時間よりも長い文書ブロックを選択するように構成された文書配信システム。
  4. サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含む文書配信システムであって、
    前記クライアント装置は、
    文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を前記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、前記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
    前記クライアント装置から前記文書要求を受信した場合、前記複数の文書ブロックの中から、前記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
    前記選択された文書ブロックを前記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
    を備え、
    更に、前記クライアント装置は、
    前記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力手段と、
    前記クライアント装置の処理能力を表す性能情報を前記サーバ装置へ送信する性能情報送信手段と、を備え、
    前記文書ブロック選択手段は、前記クライアント装置から受信した性能情報が表す処理能力が高くなるほど、前記選択する文書ブロックの数を多くすると共に、前記処理能力が高くなるほど大きくなる処理能力基準値よりも、前記実閲覧時間と前記基準時間との差の大きさが小さい文書ブロックを選択するように構成された文書配信システム。
  5. サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含む文書配信システムであって、
    前記クライアント装置は、
    文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を前記サーバ装置へ送信する文書要求送信手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、前記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
    前記クライアント装置から前記文書要求を受信した場合、前記複数の文書ブロックの中から、前記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
    前記選択された文書ブロックを前記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
    を備え、
    更に、前記クライアント装置は、
    前記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力手段を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記文書要求を送信してきたユーザの属性であるユーザ属性を取得するユーザ属性取得手段と、ユーザと前記ユーザ属性とを対応付けて記憶するユーザ属性記憶手段と、を備え、
    前記ユーザ属性取得手段は、前記文書要求を送信してきたユーザと対応付けて前記ユーザ属性記憶手段に記憶されているユーザ属性を取得するように構成され、
    前記実閲覧時間記憶手段は、ユーザと、前記実閲覧時間と、前記文書ブロックと、を対応付けて記憶するように構成され、
    前記文書ブロック選択手段は、前記取得されたユーザ属性と同一のユーザ属性と対応付けて前記ユーザ属性記憶手段に記憶されているユーザを特定し、当該特定したユーザのそれぞれと対応付けて前記実閲覧時間記憶手段に記憶されている実閲覧時間を平均した値が前記基準時間よりも長い文書ブロックを選択するように構成された文書配信システム。
  6. 請求項に記載の文書配信システムであって、
    前記サーバ装置は、
    ユーザと、当該ユーザに対して前記クライアント装置が出力した文書ブロックを特定するための閲覧履歴情報と、を対応付けて記憶する閲覧履歴記憶手段を備え、
    前記ユーザ属性取得手段は、前記文書要求を送信してきたユーザと対応付けられたユーザ属性が前記ユーザ属性記憶手段に記憶されていない場合、当該ユーザと対応付けられた閲覧履歴情報により特定される文書ブロックのうちの、前記実閲覧時間が前記基準時間よりも長い文書ブロックを特定し、当該特定した文書ブロックと対応付けられた前記実閲覧時間が前記基準時間よりも長いユーザを特定し、当該特定したユーザと対応付けられたユーザ属性を、前記文書要求を送信してきたユーザの属性として取得するように構成された文書配信システム。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の文書配信システムであって、
    前記文書要求送信手段は、ユーザの指示に応じて、前記文書の全体の送信を要求する全文書要求、又は、前記文書の一部の送信を要求する一部文書要求、を前記文書要求として送信するように構成され、
    前記文書送信手段は、前記全文書要求を受信した場合、前記文書を前記クライアント装置へ送信し、一方、前記一部文書要求を受信した場合、前記選択された文書ブロックを前記クライアント装置へ送信するように構成された文書配信システム。
  8. サーバ装置と、当該サーバ装置と通信可能に構成されたクライアント装置と、を含む文書配信システムに適用される文書配信方法であって、
    前記クライアント装置が、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を前記サーバ装置へ送信する文書要求送信工程と、
    前記サーバ装置が、前記クライアント装置から前記文書要求を受信した場合、前記文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、前記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する記憶装置に記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを前記複数の文書ブロックの中から選択する文書ブロック選択工程と、
    前記サーバ装置が、前記選択された文書ブロックを前記クライアント装置へ送信する文書送信工程と、
    前記クライアント装置が、前記サーバ装置から受信した文書ブロックを出力する文書出力工程と、
    を含み、
    前記文書ブロック選択工程は、
    前記文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する特徴量抽出工程と、
    前記抽出された特徴量に基づいて、前記文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定する予測閲覧時間推定工程と、
    を含むとともに、前記基準時間として前記推定された予測閲覧時間を用いるように構成された文書配信方法。
  9. 請求項に記載の文書配信方法であって、
    前記クライアント装置が、前記文書出力工程にて各文書ブロックが出力されている時間である実閲覧時間を取得する実閲覧時間取得工程と、
    前記クライアント装置が、前記文書ブロック毎に取得された実閲覧時間を前記サーバ装置へ送信する実閲覧時間送信工程と、
    前記サーバ装置が前記クライアント装置から受信した実閲覧時間と、前記文書ブロックと、を対応付けて前記記憶装置に記憶させる実閲覧時間記憶処理工程と、
    を含む文書配信方法。
  10. クライアント装置と通信可能に構成されたサーバ装置であって、
    文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、前記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する実閲覧時間記憶手段と、
    前記クライアント装置から、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を受信した場合、前記複数の文書ブロックの中から、前記記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを選択する文書ブロック選択手段と、
    前記選択された文書ブロックを前記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
    を備え、
    前記文書ブロック選択手段は、
    前記文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    前記抽出された特徴量に基づいて、前記文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定する予測閲覧時間推定手段と、
    を含むとともに、前記基準時間として前記推定された予測閲覧時間を用いるように構成されたサーバ装置。
  11. 請求項10に記載のサーバ装置であって、
    前記実閲覧時間記憶手段は、前記クライアント装置から受信した実閲覧時間と、前記文書ブロックと、を対応付けて記憶するように構成されたサーバ装置。
  12. クライアント装置と通信可能に構成されたサーバ装置に、
    前記クライアント装置から、文書の少なくとも一部の送信を要求する文書要求を受信した場合、当該文書を分割することにより生成される複数の文書ブロックのそれぞれと、前記クライアント装置が当該文書ブロックを出力していた時間である実閲覧時間と、を対応付けて記憶する記憶装置に記憶されている実閲覧時間が所定の基準時間よりも長い文書ブロックを前記複数の文書ブロックの中から選択する文書ブロック選択手段と、
    前記選択された文書ブロックを前記クライアント装置へ送信する文書送信手段と、
    を実現させるためのプログラムであり、
    前記文書ブロック選択手段は、
    前記文書ブロックの特徴を表す特徴量を抽出する特徴量抽出手段と、
    前記抽出された特徴量に基づいて、前記文書ブロックをユーザが閲覧するために要する時間である予測閲覧時間を推定する予測閲覧時間推定手段と、
    を含むとともに、前記基準時間として前記推定された予測閲覧時間を用いるように構成されたプログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムであって、
    前記サーバ装置に、更に、
    前記クライアント装置から受信した実閲覧時間と、前記文書ブロックと、を対応付けて前記記憶装置に記憶させる実閲覧時間記憶処理手段を実現させるためのプログラム。
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