JP2011171100A - 導電層の形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 エラストマー製の第一層10とエラストマー製の第二層11との間に、エラストマーと導電剤とを含む導電層12を形成する。まず、第一層用エラストマーの未架橋体20の表裏方向少なくとも一方に配置される接合面20aに、導電層用エラストマーの未架橋体と導電剤とを含む導電材料22を配置して、導電材料22のみを架橋することにより導電層12を形成する。次に、接合面20aおよび導電層12を被覆するように、第二層用エラストマーの未架橋体21を配置して、第一層用および第二層用の両方のエラストマーの未架橋体20、21を、導電材料22の架橋方法とは異なる方法で一体的に架橋することにより、第一層10と第二層11とを形成する。
【選択図】 図1
Description
本工程においては、第一層用エラストマーの未架橋体の表裏方向少なくとも一方に配置される接合面に、導電層用エラストマーの未架橋体と導電剤とを含む導電材料を配置して、導電材料のみを架橋することにより導電層を形成する。
本工程においては、第一層用エラストマーの未架橋体の接合面および導電層を被覆するように、第二層用エラストマーの未架橋体を配置して、第一層用および第二層用の両方のエラストマーの未架橋体を、導電材料の架橋方法とは異なる方法で一体的に架橋することにより、第一層と第二層とを形成する。
[静電容量型センサの構成]
まず、本実施形態の導電層の形成方法を用いて製造された静電容量型センサの構成について説明する。図5に、本実施形態の静電容量型センサの上面透過図を示す。なお、図5においては、表側被覆層、裏側被覆層を省略して示す。また、裏側電極、裏側配線を細線で示す。また、検出部にハッチングを施して示す。図6に、図5のVI−VI方向断面図を示す。図5、図6に示すように、本実施形態の静電容量型センサ3は、誘電層30と、表側電極01X〜16Xと、裏側電極01Y〜16Yと、検出部A0101〜A1616と、表側配線01x〜16xと、裏側配線01y〜16yと、表側被覆層31と、裏側被覆層32と、表側配線用コネクタ33と、裏側配線用コネクタ34と、を備えている。なお、検出部の符号「A○○△△」中、上二桁の「○○」は、表側電極01X〜16Xに対応している。下二桁の「△△」は、裏側電極01Y〜16Yに対応している。
次に、本実施形態の静電容量型センサ3の製造方法について説明する。本実施形態の静電容量型センサ3の製造方法は、導電層架橋工程と、二層架橋工程と、を有している。
次に、本実施形態の静電容量型センサ3の動きについて説明する。まず、測定対象物を静電容量型センサ3に載置する前に、検出部A0101〜A1616ごとに、静電容量Cを算出する。すなわち、検出部A0101から検出部A1616までを、あたかも走査するように、静電容量Cを算出する。次に、測定対象物を静電容量型センサ3に載置して、載置前同様に、検出部A0101〜A1616ごとに、静電容量Cを算出する。そして、測定対象物載置前後の静電容量Cの変化量ΔCから、静電容量型センサ3に加わる荷重分布を算出する。
次に、本実施形態の静電容量型センサ3の作用効果について説明する。本実施形態の静電容量型センサ3によると、表側電極01X〜16Xおよび表側配線01x〜16xは、表側被覆層31と誘電層30との間に挟持されている。同様に、裏側電極01Y〜16Yおよび裏側配線01y〜16yは、裏側被覆層32と誘電層30との間に挟持されている。したがって、エラストマーを含む柔軟な電極01X〜16X、01Y〜16Y、および配線01x〜16x、01y〜16y(以下「電極等」と略称する)の、剥離や位置ずれが生じにくい。つまり、電極等の接着信頼性が向上する。また、仮に電極等が、誘電層30と接着しにくいエラストマーを含んでいても、電極等の剥離や位置ずれは生じにくい。このため、電極等に使用できるエラストマー選択の自由度が大きい。また、電極等は、外部に表出していない。したがって、電極等の耐久性、ひいては静電容量型センサ3の耐久性が向上する。
本実施形態の静電容量型センサと、第一実施形態の静電容量型センサと、の相違点は、製造過程において、電極および配線を、誘電層側ではなく表側被覆層および裏側被覆層側に形成する点である。つまり、本実施形態では、表側被覆層および裏側被覆層が本発明における第一層に含まれ、誘電層が本発明における第二層に含まれる。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。
以上、本発明の導電層の形成方法を、静電容量型センサの電極および配線の形成方法として具現化した実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
20a:接合面 21:第二層用エラストマーの未架橋体 22:導電材料
3:静電容量型センサ
30:誘電層 31:表側被覆層 32:裏側被覆層 33:表側配線用コネクタ
34:裏側配線用コネクタ 35:表側保護層 36:裏側保護層
300:誘電層用エラストマーの未架橋体 300a、300b:接合面
310:表側被覆層用エラストマーの未架橋体
320:裏側被覆層用エラストマーの未架橋体
40U:上側積層部材 40D:下側積層部材
01X〜16X:表側電極 01Y〜16Y:裏側電極 01x〜16x:表側配線
01y〜16y:裏側配線 A0101〜A1616:検出部
Claims (5)
- エラストマー製の第一層とエラストマー製の第二層との間に挟持され、エラストマーと導電剤とを含む導電層の形成方法であって、
第一層用エラストマーの未架橋体の表裏方向少なくとも一方に配置される接合面に、導電層用エラストマーの未架橋体と該導電剤とを含む導電材料を配置して、該導電材料のみを架橋することにより該導電層を形成する導電層架橋工程と、
該第一層用エラストマーの未架橋体の該接合面および該導電層を被覆するように、第二層用エラストマーの未架橋体を配置して、該第一層用および該第二層用の両方のエラストマーの未架橋体を、該導電材料の架橋方法とは異なる方法で一体的に架橋することにより、該第一層と該第二層とを形成する二層架橋工程と、
を有することを特徴とする導電層の形成方法。 - 前記導電層架橋工程において、前記導電材料を加熱により架橋し、
前記二層架橋工程において、前記第一層用エラストマーの未架橋体および前記第二層用エラストマーの未架橋体を、電子線の照射により架橋する請求項1に記載の導電層の形成方法。 - 前記第一層のエラストマーおよび前記第二層のエラストマーは、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、水素添加アクリロニトリル−ブタジエンゴム(H−NBR)、シリコーンゴムから選ばれる一種以上である請求項2に記載の導電層の形成方法。
- 前記第一層は、静電容量型センサを構成する誘電層であり、
前記導電層は、該誘電層の表裏方向両面に配置される電極であり、
前記導電層架橋工程において、該導電層を、前記第一層用エラストマーの未架橋体における表裏方向両方の前記接合面に形成し、
前記二層架橋工程において、前記第二層用エラストマーの未架橋体を、該第一層用エラストマーの未架橋体の表裏方向両側に配置する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の導電層の形成方法。 - 前記第二層は、静電容量型センサを構成する誘電層であり、
前記導電層は、該誘電層の表裏方向両面に配置される電極であり、
前記導電層架橋工程において、一対の前記第一層用エラストマーの未架橋体における表裏方向一方の前記接合面に、各々、該導電層を形成し、
前記二層架橋工程において、一対の該第一層用エラストマーの未架橋体を、前記第二層用エラストマーの未架橋体を挟んで配置する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の導電層の形成方法。
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KR20200072693A (ko) * | 2018-12-13 | 2020-06-23 | 충북대학교 산학협력단 | 늘림 가능한 신축성 전극을 구비한 유연성 기판 결합체 및 그 제조 방법 |
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JP2009020006A (ja) * | 2007-07-12 | 2009-01-29 | Tokai Rubber Ind Ltd | 静電容量型センサ |
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JP2009227985A (ja) * | 2008-02-26 | 2009-10-08 | Nsk Ltd | エラストマートランスデューサーおよび導電性ゴム組成物ならびに誘電性ゴム組成物 |
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