JP2011169737A - タイヤ用ct装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タイヤTを保持するタイヤ保持装置10と、タイヤ保持装置10により保持されたタイヤTの外周踏面に負荷部材21を押圧するタイヤ負荷装置20と、タイヤTにX線を照射し透過X線を検出してタイヤTの断面画像を得るX線CT装置30とを備えるタイヤ用CT装置において、負荷部材21は、タイヤTの外周踏面に対向して接する木板からなる踏面板22がアルミニウム製またはカーボン複合材からなる薄い板材26を加工して形成された薄板構造体25に固着されて構成されるタイヤ用CT装置。
【選択図】図1
Description
この種のタイヤ用CT装置としては、先に特許出願された例(特許文献1参照)がある。
そして、タイヤの側方にタイヤに負荷を与える矩形の加圧板がタイヤに接離自在に両側部を支持されてタイヤ負荷装置が設けられている。
この回転するタイヤ保持装置とタイヤ負荷装置を間にしてその外側に、X線管とX線検出器が互いに対向して設置されている。
鋼板製でないとすればある程度以上に厚さがある金属製ということになる。
なお、タイヤに取り付けられたホイールの中央部がホルダの円錐状に突出した支持部に固着されてタイヤは保持されているので、タイヤの中央部に金属製のホルダの支持部があることも、X線透過率を低減しており、断面画像の鮮明度を低下させている。
踏面板を固着支持する薄板構造体は、薄い板材を用いることでX線透過率を高く維持しながら、加工して構造的に踏面板をタイヤに押圧しても変形や破損を生じない強度および剛性を確保することができる。
タイヤはリムを装着した状態でハブに固着されて保持されるので、ハブにより市販のリムを使用することができる。
本実施の形態に係るタイヤ用CT装置1の概略全体図を図1に示す。
中央にタイヤ保持装置10とタイヤ負荷装置20が配置され、タイヤ保持装置10とタイヤ負荷装置20を間に挟んで前後両側にX線CT装置30のX線管31とX線検出器35が配設されている。
支持台14の上には互いに対向して側壁15,16が立設されている。
側壁15,16の中央部15c,16c間に中空シャフト17が架設され、中空シャフト17に嵌着されたハブ18にタイヤTに装着されたリム5が固着されてタイヤTが鉛直姿勢で保持される。
ハブ18に取り付けるようにしているので、リム5は市販のものを用いることができる。
一方、ハブ18は中空円板部18aの内周縁と外周縁から内筒部18iと外筒部18oがそれぞれ延出した形状をしており、内筒部18iには小孔18hが穿孔されている。
中空円板部18aの中心に関し対称な位置に雄ねじ18p,18pが突設されている。
タイヤTに装着されたリム5をハブ18の中空円板部18aに対向させ、リム5の取付孔を雄ねじ18p,18pに合わせて当接してナット19,19を雄ねじ18p,18pに螺合して緊締しタイヤTを保持する。
負荷部材21は、タイヤTに接する木板からなる踏面板22がアルミニウム製の肉厚の薄い薄板材26を加工して形成された薄板構造体25に固着されて構成されている(図4参照)。
なお、薄板構造体25はカーボン複合材からなる薄い板材を屈曲加工して構成してもよい。
断面が矩形C形に屈曲加工し上下に長尺な薄板構造体25は、内部空洞が開いた上下に長尺の開口28に対向する中央板部26pをタイヤTに向けて配置される。
したがって、薄板構造体25の中央板部26pに固着された踏面板22が、タイヤ保持装置10に鉛直姿勢で保持されたタイヤTの外周踏面に対向する。
薄板構造体25は、アルミニウム製の薄板材26からなるが、断面が矩形C形に屈曲加工した構造体なので、構造的に強度および剛性が高く、上下に介装された補強板27によって強度および剛性が十分確保されている。
いま、図5を参照して、タイヤTの中心軸方向をX軸方向、タイヤTに踏面板22が近づいたり離れたりする方向をY軸方向、上下鉛直方向をZ軸方向とすると、薄板構造体25はX軸方向,Y軸方向,Z軸方向のいずれにも移動することができる。
踏面板22がタイヤTを押圧した状態でX軸方向に踏面板22が移動することで、コーナリング時のタイヤTの状態をシミュレートし、踏面板22がタイヤTを押圧した状態でZ軸方向に踏面板22が移動することで、ブレーキング時またはスタート時のタイヤTの状態をシミュレートすることができる。
すなわち、踏面板22がZ軸を中心に回動することで、タイヤTが踏面板22に接するキャンバ角を変えることができ、各キャンバ角での上記各種走行時のタイヤTの状態をシミュレートすることができる。
このように踏面板22とともに薄板構造体25を、X軸,Y軸,Z軸の3軸方向へ移動したり、回動する駆動機構は、図1において省略するが、支持台14上に設けられている。
したがって、ねじ棒33,33が回転することでナット部材34n,34nを介して昇降部材34がX線管31とともに上下に昇降する。
したがって、ねじ棒37,37が回転することでナット部材38n,38nを介して昇降部材38がX線検出器35とともに上下に昇降する。
図6は、X線管31とX線検出器35がタイヤTの中心軸(中空シャフト17)と同じ高さ位置にあって、ターンテーブル13によるタイヤTの略中心を通る回転中心軸LがX線管31からX線検出器35への垂直線と交わる左右移動位置にタイヤTが位置している場合におけるタイヤTと負荷部材21に対するX線管31とX線検出器35の相対位置関係を上面視で示している。
したがって、タイヤTとともにタイヤTを押圧する踏面板22も断面画像として映し出される。
このようにしてタイヤTの1回転で多数の透過画像データを取得してデータ処理して再構成して得た断面画像を、図7および図8に示す。
図8は、図7の全体の断面画像のうち要部を拡大したものである。
図7に示された全体の断面画像には、略対称位置に示されたタイヤTの2つの断面画像のうち一方が踏面板22により押圧されて他方より偏平に変形しているのが明りょうに視認され、図8に示された要部拡大断面画像では、タイヤTの踏面と踏面板22の押圧面との界面が鮮明に示されている。
なお、薄板構造体25を補強する補強板27はX線が照射されるタイヤTの高さ位置より上下に外れているので、X線透過率を低減させることはない。
なお、側壁15,16が中空の殻体で中空シャフト17を支持する中央部15c,16cが幅狭に形成されていることもX線透過率を高めるのに寄与している。
したがって、各種走行時をシミュレートしたときのタイヤTの形状を詳細に考察することができる。
1…タイヤ用CT装置、5…リム、
10…タイヤ保持装置、11…レール、12…移動台、13…ターンテーブル、14…支持台、15,16…側壁、17…中空シャフト、18…ハブ、19…ナット、
20…タイヤ負荷装置、21…負荷部材、22…踏面板、25…薄板構造体、26…薄板材、26p…中央板部、27…補強板、28…開口、
30…X線CT装置、31…X線管、32…支柱、33…ねじ棒、34…昇降部材、35…X線検出器、36…支柱、37…ねじ棒、38…昇降部材。
Claims (4)
- タイヤを保持するタイヤ保持装置と、前記タイヤ保持装置により保持されたタイヤの外周踏面に負荷部材を押圧するタイヤ負荷装置と、タイヤにX線を照射し透過X線を検出してタイヤの断面画像を得るX線CT装置とを備えるタイヤ用CT装置において、
前記負荷部材は、タイヤの外周踏面に対向して接する木板からなる踏面板がアルミニウム製またはカーボン複合材からなる薄い板材を加工して形成された薄板構造体に固着されて構成されることを特徴とするタイヤ用CT装置。 - 前記薄板構造体は前記薄い板材を断面が矩形C形に屈曲加工して形成され、
前記薄板構造体の内部空洞の開口が対向する中央板部の外面に前記踏面板が固着されて前記負荷部材が構成されることを特徴とする請求項1記載のタイヤ用CT装置。 - 前記タイヤ保持装置は、筒状の中空シャフトに環状のハブ板が嵌着されて構成され、
前記タイヤは装着されたリムが前記ハブ板に固着されて保持されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のタイヤ用CT装置。 - 前記X線CT装置は450KeV近傍のX線エネルギでX線を照射することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかの項記載のタイヤ用CT装置。
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