JP2011169177A - 回転体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的に回転力を伝達して回転エネルギーを有効に利用できる回転体装置を提供する。
【解決手段】機枠12と、機枠12に回転自在に支持された回転軸14と、回転軸14と一体回転する回転重量体16と、回転重量体16の外側周囲に離隔して対向配置され、さらに周方向に等間隔に配列されて機枠12に固定された複数の第1磁石18A〜18Lと、第1磁石18A〜18Lに対して反発する磁極を外側の第1磁石側に向けた複数の第2磁石20a〜20iと、それぞれの第1磁石18A〜18Lの磁極を第2磁石20a〜20iの磁極側に向けて配置させ、かつ第1磁石18A〜18Lが周方向に向けて次第に磁力が小さくなるように形成された磁石構成とした周方向反発機構22と、を含む回転体装置10から構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば発電機の回転等に利用できる回転体装置に関する。
従来、火力、原子力、水力、風力、太陽光、地熱、潮力等種々のエネルギーを利用した発電装置が利用されている。しかしながら、近時では、家庭、オフィス、工場等様々な分野で電気機器や電気を利用した各種装置が利用されており、電気エネルギーの大量消費が社会的にも問題になっている。また、火力発電等では発電時に発生する温室効果ガスによる環境汚染等の問題があった。さらに、大型の発電所は、広大なスペース及び大規模な設備等を必要とする問題があった。一方、本出願人は、先に出願した特許文献1にて炭酸ガス等の発生を抑えて発電機による発電を補助できるような比較的小型の回転体の技術を提案している。
特開2009−77613号公報
特許文献1の回転体は、回転軸を中心として左右に円形側板の円周に亘って複数個の棒状重錘を回転軸に対して3組の不等辺三角形の頂点位置に配設して構成されている。そして、電動モータにより回転体を回転させて回転エネルギーを蓄積できるとともに、回転体の回転力を利用して発電機を稼動し電気エネルギーを供給できるものであった。本出願人は、更なる変換効率の向上を目指して改良を行った結果、新たな回転体装置の技術を開発した。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、効率的に回転力を伝達して回転エネルギーを有効に利用できる回転体装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、機枠12と、機枠12に回転自在に支持された回転軸14と、回転軸14に連結され回転軸14の周囲に配置された重量部36を有し回転軸14と一体回転する回転重量体16と、回転重量体16の外側周囲に離隔して対向配置され、さらに周方向に等間隔に配列されて機枠12に固定された複数の磁石であり、それぞれ対向する回転重量体16側に一方の磁極を向けそれらの全てが同極に設定された複数の第1磁石18A〜18Lと、第1磁石18A〜18Lに対して反発する磁極を外側の第1磁石側に向けた重量部としての複数の第2磁石20a〜20iと、第1磁石18A〜18Lと第2磁石20a〜20iとの磁気反発力により第2磁石20a〜20iを周方向に移動させるようにそれぞれの第1磁石18A〜18Lの磁極を第2磁石20a〜20iの磁極側に向けて配置させ、かつ第1磁石18A〜18Lが周方向に向けて次第に磁力が小さくなるように形成された磁石構成とした周方向反発機構22と、を含むことを特徴とする回転体装置10から構成される。第1磁石は、例えば、板状、棒状、ブロック状等任意の形態でもよい。また、それぞれの第1磁石は、1個の磁石部材で形成してもよいし、複数の磁石部材を組み合わせて1つの磁石体を形成してもよい。
また、それぞれの第1磁石18A〜18Lは、1つの板面Fbを回転重量体16側に向けた板状磁石からなり、板状磁石は平面視で台形状又は三角形状に形成されたこととしてもよい。各第1磁石は板面に略正対して見た際の外形輪郭形状が末広状に広がる台形状又は三角形状に形成されている。
また、第1磁石18A〜18Lは、中心角が30度、60度、120度のいずれかの角度となる円弧板状の磁石からなることとしてもよい。第1磁石は磁極が形成される板面が曲成されている。第1磁石が周方向に帯状に連続するように、第1磁石の個数は、中心角が30度の場合には12個、又は中心角が60度の場合には6個、或いは中心角が120度の場合には3個設置するとよい。
また、中心角が30度となる円弧板状の第1磁石18A〜18Lを12個配列した第1の機枠121と、中心角が60度となる円弧板状の第1磁石18A〜18Fを6個配列した第2の機枠122と、中心角が120度となる円弧板状の第1磁石18A〜18Cを3個配列した第3の機枠123と、第1、第2、第3の機枠121〜123の内部にそれぞれ配置される3つの回転重量体161〜163と、3つの回転重量体161〜163に同時に連結される回転軸14と、を有したこととしてもよい。
また、回転重量体16は、回転軸14から径方向に広がって形成された基体38と、基体38の回転外周側に互いに離隔して固定され重量部36を形成し、回転軸14と平行に円筒中心軸を向けた9個の円筒状錘体401〜409と、を含み、第2磁石20a〜20iは、それぞれの円筒状錘体401〜409の円筒周壁に設けられたこととしてもよい。9個の円筒状錘体401〜409は周方向に等間隔に配置しても、不等間隔に配置してもよい。
本発明の回転体装置によれば、機枠と、機枠に回転自在に支持された回転軸と、回転軸に連結され回転軸の周囲に配置された重量部を有し回転軸と一体回転する回転重量体と、回転重量体の外側周囲に離隔して対向配置され、さらに周方向に等間隔に配列されて機枠に固定された複数の磁石であり、それぞれ対向する回転重量体側に一方の磁極を向けそれらの全てが同極に設定された複数の第1磁石と、第1磁石に対して反発する磁極を外側の第1磁石側に向けた重量部としての複数の第2磁石と、第1磁石と第2磁石との磁気反発力により第2磁石を周方向に移動させるようにそれぞれの第1磁石の磁極を第2磁石の磁極側に向けて配置させ、かつ第1磁石が周方向に向けて次第に磁力が小さくなるように形成された磁石構成とした周方向反発機構と、を含むことから、回転重量体の慣性モーメントと周方向反発機構による反発作用により、効率よく回転重量体を回転させることができる。よって、回転体装置に回転エネルギーの蓄積をしたり、回転軸を外部の発電機等に連結して回転力を利用して効率良く発電することができる。また、例えば、モータの回転を補助して発電機を回転させることもでき、発電電力を増幅させるような電力変換への利用にも期待できる。
また、それぞれの第1磁石は、1つの板面を回転重量体側に向けた板状磁石からなり、板状磁石は平面視で台形状又は三角形状に形成されたことにより、次第に磁力が小さくなる第1磁石の構成を簡単な構造で具体的に実現できる。
また、第1磁石は、中心角が30度、60度、120度のいずれかの角度となる円弧板状の磁石からなる構成とすることにより、回転重量体を効率良く回転させることができ、回転力を効率良く発電機等に伝達できる。
また、中心角が30度となる円弧板状の第1磁石を12個配列した第1の機枠と、中心角が60度となる円弧板状の第1磁石を6個配列した第2の機枠と、中心角が120度となる円弧板状の第1磁石を3個配列した第3の機枠と、第1、第2、第3の機枠の内部にそれぞれ配置される3つの回転重量体と、3つの回転重量体に同時に連結される回転軸と、を有した構成とすることにより、回転重量体を効率良く回転させることができ、回転力を効率良く発電機等に伝達できる。
また、回転重量体は、回転軸から径方向に広がって形成された基体と、基体の回転外周側に互いに離隔して固定され重量部を形成し、回転軸と平行に円筒中心軸を向けた9個の円筒状錘体と、を含み、第2磁石は、それぞれの円筒状錘体の円筒周壁に設けられた構成とすることにより、回転重量体の構成及び複数の第2磁石の配置構成を具体的に実現できる。
本発明の第1の実施形態に係る回転体装置の一部省略した斜視説明図である。 図1の回転体装置の内部を見せた正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1の回転体装置の第1磁石の拡大平面図である。 図5の第1磁石の拡大正面図である。 図1の回転体装置の作用説明図である。 図1の回転体装置の作用説明図である。 図1の回転体装置の作用説明図である。 図1の回転体装置の第1磁石の他の形態の説明図である。 図1の回転体装置の第1磁石の他の形態の説明図である。 図1の回転体装置の回転重量体の他の形態の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る回転体装置の一部省略した斜視説明図である。
以下添付図面を参照しつつ本発明の回転体装置の実施形態について説明する。本発明に係る回転体装置は、例えば、所定の速度で回転させて、回転エネルギーの蓄積や発電等に利用できる回転伝達装置又は回転補助装置である。図1ないし図8は、本発明の回転体装置の第1の実施形態を示している。図1、図2、図3に示すように、本実施形態において、回転体装置10は、機枠12と、回転軸14と、回転重量体16と、複数の第1磁石18A〜18Lと、複数の第2磁石20a〜20iと、第1、第2磁石を所定の磁石構成とした周方向反発機構22と、を備えている。
図1、図2、図7に示すように、本実施形態では、機枠12は、例えば、内部空間23を有した中空のケース体24を有している。機枠12のケース体24は、例えば、円筒ドラム状に形成され、円筒中心軸を横方向にして支持脚26で支持されている。図3にも示すように、ケース体24は、両端を開口した円筒状の外枠28と、外枠の内周側に固定された円筒状の内枠30と、外枠28の両端開口を閉鎖する1対の閉鎖蓋32と、それぞれの閉鎖蓋32の固定された回転軸14の軸受部材34と、を有している。外枠28、閉鎖蓋32等は、例えば、磁石に磁気吸着しにくい非鉄金属で形成されている。内枠30は、複数の第1磁石18A〜18Lを固定するための固定用受枠であり、木材で形成されている。内枠30の中空内側に円柱状の内部空間23が形成され、回転重量体16が収容される。閉鎖蓋32は、外枠28の両端部に図示しないボルト、ナット等で固定されている。軸受部材34は、外枠28の中心位置に対応して閉鎖蓋32の中心位置に配置されており、回転軸14を回転自在に支持している。
図1、図2、図3に示すように、本実施形態では、回転軸14は、その軸方向を横方向に向けるとともに、円筒形状の機枠のケース体24の中心軸上に設定されている。回転軸14は、端部を軸受部材34から外部に突出させており、回転軸14の外部突出部には、例えば、図7に示すように、プーリやクラッチ等を含む連結部46が設けられる。回転軸14は、例えば、必要に応じて電動モータ42等に連結されて回転力が入力される回転入力軸となる。また、回転軸14は、例えば、必要に応じて発電機44等と連結されて回転力を該発電機に出力する回転出力軸ともなる。回転軸14の機枠12内の中間位置には、該回転軸14と一体回転する回転重量体16が固定されている。
図1、図2に示すように、回転重量体16は、回転軸14に連結され回転軸14の周囲に配置された重量部36を有しており、慣性モーメントが比較的大きく形成されている。回転重量体16は、例えば、全体的に機枠12の内部空間23内に収容され、かつ機枠12内で回転軸周りに回転自在となる大きさで設けられている。そして、回転重量体16は、機枠12の内枠30の内周面との間に僅かな間隙を形成して離隔している。本実施形態では、回転重量体16は、例えば、回転軸14に固定された基体38と、基体38の回転外周側に一体的に固定された9個の円筒状錘体401〜409と、を含む。基体38は、例えば、中心のボス部に回転軸14を貫通させた状態で固定された金属製のホイール形状ロータからなる。円筒状錘体401〜409は、金属円筒部材からなる重量部36であり、基体38の外周のリム部にボルト、ナット等の固定手段で固定されている。それぞれの円筒状錘401〜409は、円筒中心軸の方向が回転軸14の軸方向と平行に設定されている。9個の円筒状錘体401〜409は、互いに等間隔で、すなわち中心軸14周りに40度間隔で配置されている。それぞれの円筒状錘体401〜409の円筒周壁であって機枠12の内枠30内周面と対向する側には、第2磁石20a〜20iが一体的に設けられている。
図1、図2に示すように、複数の第1磁石18A〜18Lは、機枠12の内枠30の円筒内周面側に固定され、回転重量体16の外側周囲に離隔して対向配置されており、さらに周方向に等間隔に配列されている。図4に示すように、本実施形態では、それぞれの第1磁石18A〜18Lは、例えば、ネオジム磁石等の永久磁石からなり、板面を円弧面状に曲成した円弧板状に設けられ、円弧外面側の板面FaにN極が円弧内面側の板面FbにS極がそれぞれ形成されている。図2に示すように、円弧板状の第1磁石18A〜18Lは、例えば、機枠12の内枠30の内周面に沿うような曲率で形成され、その円弧中心角が30度に形成されている。そして、第1磁石18A〜18Lは、円弧内面側の板面を回転重量体16側に向けながら機枠12の内周面に沿って周方向に12個配列され、回転重量体の外側を360度囲むように連続状に帯状に配置されている。12個の第1磁石18A〜18Lは、全て円弧内面側すなわち回転重量体16側がS極に設定される。さらに、図1、図5に示すように、各第1磁石18A〜18Lは、平面視で台形状(又は略三角形状)に形成されている。よって、第1磁石18A〜18Lは、機枠12に固定した状態で径方向から見ると板面の外形輪郭形状が台形形状に形成されている。第1磁石18A〜18Lは、周方向に向けて次第に板幅が狭くなるように形成されており、板幅の広い側Bwから狭い側Bnへすなわち周方向に向けて次第に磁力が小さくなるようになっている。
なお、複数の第1磁石の構成は上記のものに限らない。例えば、図9に示すように、中心角が60度となる円弧板状の第1磁石18A〜18Fを6個、周方向に配列してもよい。また、例えば、図10に示すように、中心角が120度となる円弧板状の第1磁石18A〜18Cを3個、周方向に配列してもよい。これらの場合にも、それぞれの第1磁石は、平面視で台形状又は三角形状に形成される。また、第1磁石は本実施形態のような板状の磁石に限らず、周方向に磁力が次第に小さくなるものであれば任意の構造でもよい。例えば、第1磁石はブロック状の磁石、棒磁石等で形成してもよい。また、それぞれの第1磁石は、複数の磁石を組み合わせて構成してもよい。例えば、大きさが異なる複数個の磁石又は磁束密度が異なる複数個の磁石を、周方向に磁力が小さくなるように並列して構成した磁石群を1つの第1磁石とし、複数の磁石群を周方向に等間隔に配列してもよい。
本実施形態では、図1、図2に示すように、第2磁石20a〜20iは、それぞれ回転重量体16の9個の円筒状錘体401〜409に一体的に設けられており、重量部36として兼用されている。すなわち、第2磁石20a〜20iは、回転軸周りに周方向に等間隔で9個配置されており、回転軸14とともに一体回転する。第2磁石20a〜20iは、例えば、ネオジム磁石等の永久磁石からなる。それぞれの第2磁石20a〜20iは、円筒周壁の外面側にS極が、内面側にN極が形成されており、対向する機枠側に固定された第1磁石18A〜18Lに対して互いに反発するようになっている。
なお、9個の第2磁石20a〜20iすなわち回転重量体16の9個の円筒状錘体401〜409は等間隔に配置する態様に限らない。例えば、図11に示すように、9個の円筒状錘体401〜409のうち、円筒状錘体401,404,407の3個が等間隔の位置から回転方向とは逆方向に(図上、時計回りに)5度ずれている。すなわち、図11上、左回りに回転軸14が回転する場合、9個の円筒状錘体401〜409は、回転軸右回り方向に順次35度、40度、45度、35度、40度、45度、35度、40度、45度の間隔で配置されている。また、3つの円筒状錘体401,404,407は、他の円筒状錘体402,403,405,406,408,409の約2倍の重量で形成されている。なお、例えば、円筒状錘体401〜409と基体38とを固定するボルトを通す基体側のボルト孔を長孔で形成し、必要に応じて円筒状錘体401〜409の固定位置を自由に変更できるように構成してもよい。また、例えば、9個の円筒状錘体は全て同じ重量にしてもよい。
本実施形態では、周方向反発機構20は、上記のような第1、第2磁石の構成、すなわち機枠12に固定された12個の第1磁石18A〜18Lと、回転軸14とともに回転する9個の第2磁石20a〜20iと、を同じS極どうしを対向させて配置させるとともに、それぞれの第1磁石18A〜18Lを周方向に向けて次第に磁力が小さくなるように形成した磁石構成で構成されている。図6に示すように、回転重量体16の回転軸周りの回転中において、任意の第1磁石(18A)に第2磁石(20a)が近接した位置関係では、第1磁石の磁力が周方向に向けて強弱の差があることから、第2磁石(20a)は回転方向に向けて促進するような磁気反発力が作用する。その結果、回転重量体16は、図6のような第2磁石の位置では回転力を促進するような磁気反発力が作用する。なお、本実施形態では第1磁石と第2磁石とは互いにS極どうしを対向するように配置しているが、互いにN極どうしを対向するように配置してもよい。
例えば、図7、図8に示すように、回転体装置10の一つの使用例は、回転軸14に設けられた連結部46にプーリ、ベルト等を介して電動モータ42と連結する。また、同じく回転軸14にプーリ、ベルト等を介して発電機44と連結する。電動モータ44に図示しない電源から電気を供給して駆動すると、プーリ、ベルトにより回転力が伝達されて回転重量体16が回転し、その回転に同期して発電機44が回転して発電される。回転重量体16が回転している状態では回転モーメントと磁気反発作用により効率よく回転でき、回転エネルギーとして蓄積されている。そして、回転重量体16の回転エネルギーは発電機44の回転を補助でき、例えば、小さな出力のモータ42でも大きな出力の発電機44を回転して入力電力よりも増幅した出力電力を得ることができ、効率よい電力の変換を期待できる。なお、回転軸14と電動モータ42又は回転軸14と発電機44とは、クラッチ等を介設して連結して、必要に応じて連結したり切断したりできるようにしても良い。例えば、最初に回転軸14は電動モータ42のみに連結して回転エネルギーを蓄積しておき、必要に応じて回転軸14と電動モータ42との連結を切断して、回転軸14と発電機44とを連結して発電させるようにしてもよい。
次に、図12を参照しつつ本発明に係る回転体装置の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と同一構成については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。本実施形態では、第1実施形態とは異なり、一つの回転軸14に3つの回転重量体161、162、163が固定されている。それぞれの回転重量体161〜163は、それぞれ第1実施形態の回転重量体16の構成と同じ構成で設けられており、円筒ドラム状の機枠121〜123の内部空間23内に収容されている。3つの機枠121〜123ではそれぞれ、複数の第1磁石の構成が異なっている。第1の機枠121では、図2の配置構成と同じで、中心角が30度となる円弧板状の第1磁石18A〜18Lを12個配列して木製の内枠に固定されている。第2の機枠122では、図9の配置構成と同じで、中心角が60度となる円弧板状の第1磁石18A〜18Fを6個配列して木製の内枠に固定されている。第3の機枠123では、図10の配置構成と同じで、中心角が120度となる円弧板状の第1磁石18A〜18Cを3個配列して木製の内枠に固定されている。本実施形態でも、上記実施形態と同様に回転軸14に電動モータ42、発電機44とベルト、プーリ等を介して連結して電力変換に使用することができる。第1磁石の配置構成が異なる3つの回転体構造を連結することで、回転効率が良い回転体装置の実現を期待できる。
以上説明した本発明の回転体装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の回転体装置は、例えば、発電機の回転等に適用される。
10 回転体装置
12、121〜123 機枠
14 回転軸
16、161〜163 回転重量体
18A〜18L 第1磁石
20a〜20i 第2磁石
22 周方向反発機構
36 重量部
38 基体
401〜409 円筒状錘体

Claims (5)

  1. 機枠と、
    機枠に回転自在に支持された回転軸と、
    回転軸に連結され回転軸の周囲に配置された重量部を有し回転軸と一体回転する回転重量体と、
    回転重量体の外側周囲に離隔して対向配置され、さらに周方向に等間隔に配列されて機枠に固定された複数の磁石であり、それぞれ対向する回転重量体側に一方の磁極を向けそれらの全てが同極に設定された複数の第1磁石と、
    第1磁石に対して反発する磁極を外側の第1磁石側に向けた重量部としての複数の第2磁石と、
    第1磁石と第2磁石との磁気反発力により第2磁石を周方向に移動させるようにそれぞれの第1磁石の磁極を第2磁石の磁極側に向けて配置させ、かつ第1磁石が周方向に向けて次第に磁力が小さくなるように形成された磁石構成とした周方向反発機構と、を含むことを特徴とする回転体装置。
  2. それぞれの第1磁石は、1つの板面を回転重量体側に向けた板状磁石からなり、板状磁石は平面視で台形状又は三角形状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の回転体装置。
  3. 第1磁石は、中心角が30度、60度、120度のいずれかの角度となる円弧板状の磁石からなる請求項1又は2に記載の回転体装置。
  4. 中心角が30度となる円弧板状の第1磁石を12個配列した第1の機枠と、
    中心角が60度となる円弧板状の第1磁石を6個配列した第2の機枠と、
    中心角が120度となる円弧板状の第1磁石を3個配列した第3の機枠と、
    第1、第2、第3の機枠の内部にそれぞれ配置される3つの回転重量体と、
    3つの回転重量体に同時に連結される回転軸と、を有した請求項3記載の回転体装置。
  5. 回転重量体は、回転軸から径方向に広がって形成された基体と、
    基体の回転外周側に互いに離隔して固定され重量部を形成し、回転軸と平行に円筒中心軸を向けた9個の円筒状錘体と、を含み、
    第2磁石は、それぞれの円筒状錘体の円筒周壁に設けられた請求項1ないし4のいずれかに記載の回転体装置。
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