JP2008289339A - 発電機 - Google Patents
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Abstract
【課題】外部から供給される回転力が比較的小さくても回転軸を容易に回転させることができる、特に風力又は水力で発電させるのに便利な発電機を提供する。
【解決手段】鉄心コアにコイル巻線が巻き付けられた複数個の固定極が固定極支持部材にリング状に配置されている固定子と、複数個の永久磁石が永久磁石支持部材にリング状に配置されている回転子とが、これらの固定極と永久磁石とが互いに向かい合った状態で設けられ、そして、前記永久磁石支持部材に一体に結合してこの永久磁石支持部材と共に回転可能となっている回転軸が、前記の固定極支持部材に対し回転自在に、この固定極支持部材に取り付けられている平面型発電機において、前記の固定極及び永久磁石のうちのいずれか一方の数を偶数個又は奇数個とし、かつ、その他方の数を、前記の偶数個に対して奇数個とし、そして前記の奇数個に対して偶数個とすることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】鉄心コアにコイル巻線が巻き付けられた複数個の固定極が固定極支持部材にリング状に配置されている固定子と、複数個の永久磁石が永久磁石支持部材にリング状に配置されている回転子とが、これらの固定極と永久磁石とが互いに向かい合った状態で設けられ、そして、前記永久磁石支持部材に一体に結合してこの永久磁石支持部材と共に回転可能となっている回転軸が、前記の固定極支持部材に対し回転自在に、この固定極支持部材に取り付けられている平面型発電機において、前記の固定極及び永久磁石のうちのいずれか一方の数を偶数個又は奇数個とし、かつ、その他方の数を、前記の偶数個に対して奇数個とし、そして前記の奇数個に対して偶数個とすることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は発電機、詳しくは平面型発電機に関するものである。
発電機は、周知の通り、回転力を電気エネルギーに変換する装置であって、例えば、火力発電、水力発電、原子力発電及び風力発電等で広く使用されている。
上記のような発電で用いられる発電機としては、構造から見て幾つかの種類があるが、例えば、図4の平面図に示されるような、珪素鋼板のような鋼板からなる鉄心コア1aにコイル巻線1bが巻き付けられた複数個(この図に示されるものでは7個)の固定極Aが固定極支持部材2にリング状に配置された固定子3と、図5の平面図に示されるような、前記の固定極Aと同じ数、すなわち7個の永久磁石Bが永久磁石支持部材4にリング状に配置された回転子5とが設けられている平面型の発電機が従来知られている。図5の中の6は回転軸を示し、そして図4の中の6’は回転軸6が通る孔を示ている。
そして、この発電機10では、図6の縦断側面図に示されるように、前記の複数個の固定極Aと複数個の永久磁石Bとが互いに向かい合い、かつ、前記の永久磁石支持部材4と前記の固定極支持部材2とが互いに平行な状態で、それぞれ同一の回転軸(ロータ軸)6に結合し、そして、前記の永久磁石支持部材4は、回転軸6と一体になってそれと共に回転するように、この回転軸6に結合している一方、前記の固定極支持部材2は、この回転軸6の回転に伴って回転することがないように、軸受7を介して回転軸6に取り付けられている。この図6において、7’は回転軸保持部材9に取り付けられた回転軸6のための軸受であり、そして8及び8’は固定極支持部材2及び永久磁石支持部材4においてそれぞれ回転軸6の周りに設けられたボスを示している。
この発電機10において、水力、火力、電力、風力等の力によって回転軸6を回転させると、前記のコイル巻線1bの両端部の間に起電力を生じ、それによって、この発電機は電力(電気エネルギー)を発生させる。
このように複数個の固定極と永久磁石とが設けられている発電機では、従来、互いに同一の数の固定極と永久磁石とが設けられていたが、この固定極と永久磁石との数を同一にすると、前記の回転軸を回転させるのに比較的大きな回転力(トルク)を必要とするという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような比較的大きな回転力を必要としないで、比較的小さな回転力で回転軸を回転させることができる発電機を提供することを課題としている。
本発明者は、上記の課題を解決することを目的として種々研究を進めた結果、
鉄心コアにコイル巻線が巻き付けられた複数個の固定極が固定極支持部材にリング状に 配置されている固定子と、複数個の永久磁石が永久磁石支持部材にリング状に配置され ている回転子とが、これらの固定極と永久磁石とが互いに向かい合った状態で設けられ 、そして、前記永久磁石支持部材に一体に結合してこの永久磁石支持部材と共に回転可 能となっている回転軸が、前記の固定極支持部材に対し回転自在に、この固定極支持部 材に取り付けられている前記のような平面型発電機において、前記の固定極及び永久磁 石のうちのいずれか一方の数を偶数個又は奇数個とし、かつ、その他方の数を、前記の 偶数個に対して奇数個とし、そして前記の奇数個に対して偶数個とすると、これらの固 定極及び永久磁石の数を同一とした従来の平面型発電機と比べて、同じ回転速度で、回 転軸を回転させるのに、特に、静止状態にある回転軸を回転させるのに、比較的小さな 回転力で足りること、
を見出した。
鉄心コアにコイル巻線が巻き付けられた複数個の固定極が固定極支持部材にリング状に 配置されている固定子と、複数個の永久磁石が永久磁石支持部材にリング状に配置され ている回転子とが、これらの固定極と永久磁石とが互いに向かい合った状態で設けられ 、そして、前記永久磁石支持部材に一体に結合してこの永久磁石支持部材と共に回転可 能となっている回転軸が、前記の固定極支持部材に対し回転自在に、この固定極支持部 材に取り付けられている前記のような平面型発電機において、前記の固定極及び永久磁 石のうちのいずれか一方の数を偶数個又は奇数個とし、かつ、その他方の数を、前記の 偶数個に対して奇数個とし、そして前記の奇数個に対して偶数個とすると、これらの固 定極及び永久磁石の数を同一とした従来の平面型発電機と比べて、同じ回転速度で、回 転軸を回転させるのに、特に、静止状態にある回転軸を回転させるのに、比較的小さな 回転力で足りること、
を見出した。
本発明は、このような知見に基づいて発明されたもので、
鉄心コアにコイル巻線が巻き付けられた複数個の固定極が固定極支持部材にリング状に 配置されている固定子と、複数個の永久磁石が永久磁石支持部材にリング状に配置され ている回転子とが、これらの固定極と永久磁石とが互いに向かい合った状態で設けられ 、そして、前記永久磁石支持部材に一体に結合してこの永久磁石支持部材と共に回転可 能となっている回転軸が、前記の固定極支持部材に対し回転自在に、この固定極支持部 材に取り付けられている前記のような平面型発電機において、前記の固定極及び永久磁 石のうちのいずれか一方の数が偶数個又は奇数個であり、かつ、その他方の数が、前記 の偶数個に対して奇数個であり、そして前記の奇数個に対して偶数個であることを特徴 とする、前記平面型発電機、
に係わるものである。
鉄心コアにコイル巻線が巻き付けられた複数個の固定極が固定極支持部材にリング状に 配置されている固定子と、複数個の永久磁石が永久磁石支持部材にリング状に配置され ている回転子とが、これらの固定極と永久磁石とが互いに向かい合った状態で設けられ 、そして、前記永久磁石支持部材に一体に結合してこの永久磁石支持部材と共に回転可 能となっている回転軸が、前記の固定極支持部材に対し回転自在に、この固定極支持部 材に取り付けられている前記のような平面型発電機において、前記の固定極及び永久磁 石のうちのいずれか一方の数が偶数個又は奇数個であり、かつ、その他方の数が、前記 の偶数個に対して奇数個であり、そして前記の奇数個に対して偶数個であることを特徴 とする、前記平面型発電機、
に係わるものである。
本発明の発電機においては、同じ速さ、すなわち、同じ回転数で、回転軸を回転させるのに、特に静止状態にある回転軸を回転させるのに、従来のものに比べて比較的小さな回転力で足りるので、本発明によれば、従来のものに比べて外部から与えられる回転力が比較的小さくても、回転子、すなわち回転軸を比較的容易に回転させることができる平板型発電機が提供される。
図1は本発明による平面型発電機の一例で用いられる固定子13を示す平面図であって、この固定子13は、鉄心コア11aにコイル巻線11bが巻き付けられた7個の固定極A’と、これらの固定極A’がリング状に配置されて固定されている円盤状の固定極支持部材12とを含んでいて、この固定極支持部材12の中心に示される小さな円16’は回転軸16が通る孔を示し、そして、この孔16’を囲んでリング状に示されている18の部分は固定極支持部材12に設けられたボスを示しており、また、鉄心コア11aと共に図示されている11cはボビンを示している。図1では、この固定極支持部材12は丸い形で示されているが、固定極支持部材12は必ずしも円盤状である必要はなく、例えば、その他の形の平板状であってもよい。
図2は、図1に示される固定子13と組み合わせて用いられる回転子の一例を示す平面図であって、この回転子15は、6個の直方体状の永久磁石B’とこれらの永久磁石B’がリング状に配置されて固定されている円盤状の永久磁石支持部材14とを含んでいて、この永久磁石支持部材14の中心に示される小さな円16は回転軸を示している。
上記の図1に示される固定子13と図2に示される回転子15とを、それぞれ固定極支持部材12及び永久磁石支持部材14に固定させて支持させた上記の固定極A’と永久磁石B’とが互いに向き合うように、互いに平行な状態で回転軸16に取り付けて、これらの部材が回転軸保持部材19の中に収まるように回転軸16を回転軸保持部材19に保持させた本発明の平板型発電機10’を縦断側面図で示すと、図3のようになる。
図3に示される平板型発電機10’においては、回転子15が回転軸16と一体になって共に回転するように、回転子15は回転軸16に結合している一方、固定子13は、この回転軸16の回転に伴って回転することがないように、軸受17を介して回転軸16に取り付けられるとともに、この回転軸16は、その回転が妨げられないように、軸受17’を介して回転軸保持部材19に保持されている。図3の中の18は固定極支持部材12に設けられた前記のボスを示しており、また、18’は永久磁石支持部材14に設けられたボスを示している。
上記のように構成される本発明の発電機10’においては、それの回転子15を手で回すと、固定極及び永久磁石の数が共に7個である前述のような従来の発電機の回転子5を手で回す場合に比べて、比較的小さな力でこの回転子15、したがって回転軸16を回転させることができる。
したがって、上記のように構成される本発明による発電機10’の回転軸16に、手動の力に代えて、例えば水力又は風力によって供給される回転力を与えると、上記の固定子13と回転子15の数を共に7個とした点だけを相違させた従来の同様な発電機よりも、小さな回転力で回転軸を同じ回転速度で回転させることができる。
上記の固定子13と回転子15とを組み合わせて含む本発明の発電機10’は、この回転によって、従来のものの場合と同様に、コイル巻線11bの両端11b1と11b2との間に電力、すなわち電気エネルギーを発生させる。
本発明による平面型発電機の一例として挙げられた発電機10’では、固定子13及び回転子15に取り付けられる固定極及び永久磁石はそれぞれ7個及び6個としたが、例えば、この数を逆にして、それぞれ6個及び7個としてもよいし、あるいは、その他の奇数個と偶数個の組み合わせ、又はその他の偶数個と奇数個の組み合わせにしてもよい。
本発明で特定される条件を満たすならば、上記の固定極及び永久磁石の数は、一般にどのような数でもよいが、従来の発電機で採用されていたような範囲に入る数であるのが通常好ましく、例えば、前記の奇数個が3〜25個のうちの奇数個であるのに対して、前記の偶数個が4〜26個のうちの偶数個であるのが好ましく、また、前記の奇数個と偶数個の数の差に余り隔たりのないのが好ましく、例えば、その差が1〜5のうちの奇数個であるのが概して好ましい。
以上述べたことから明らかなように、本発明による平面型発電機では、比較的小さな回転力でも回転軸を容易に、特に静止状態にある回転軸を容易に回転させることができるので、この本発明による平面型発電機は、例えば、この回転軸に供給される水力又は風力のような機械的エネルギーが比較的弱い場合でも運転できるので、比較的小規模の設備又は利用形態においても広範囲に利用することができる。
1a,11a ・・・・・鉄心コア
1b,11b ・・・・・コイル巻線
1c,11c ・・・・・ボビン
2,12 ・・・・・固定極支持部材
3,13 ・・・・・固定子
4,14 ・・・・・永久磁石支持部材
5,15 ・・・・・回転子
6,16 ・・・・・回転軸
6’,16’ ・・・・・孔
7,7’,17,17’ ・・・・・軸受
8,8’,18,18’ ・・・・・ボス
9,19 ・・・・・回転軸保持部材
10,10’ ・・・・・発電機
A,A’ ・・・・・固定極
B,B’ ・・・・・永久磁石
1b,11b ・・・・・コイル巻線
1c,11c ・・・・・ボビン
2,12 ・・・・・固定極支持部材
3,13 ・・・・・固定子
4,14 ・・・・・永久磁石支持部材
5,15 ・・・・・回転子
6,16 ・・・・・回転軸
6’,16’ ・・・・・孔
7,7’,17,17’ ・・・・・軸受
8,8’,18,18’ ・・・・・ボス
9,19 ・・・・・回転軸保持部材
10,10’ ・・・・・発電機
A,A’ ・・・・・固定極
B,B’ ・・・・・永久磁石
Claims (3)
- 鉄心コアにコイル巻線が巻き付けられた複数個の固定極が固定極支持部材にリング状に配置されている固定子と、複数個の永久磁石が永久磁石支持部材にリング状に配置されている回転子とが、これらの固定極と永久磁石とが互いに向かい合った状態で設けられ、そして、前記永久磁石支持部材に一体に結合してこの永久磁石支持部材と共に回転可能となっている回転軸が、前記の固定極支持部材に対し回転自在に、この固定極支持部材に取り付けられている平面型発電機において、前記の固定極及び永久磁石のうちのいずれか一方の数が偶数個又は奇数個であり、かつ、その他方の数が、前記の偶数個に対して奇数個であり、そして前記の奇数個に対して偶数個であることを特徴とする、前記平面型発電機。
- 前記の奇数個が3〜25個のうちの奇数個であり、そして前記の偶数個が4〜26個のうちの偶数個である、請求項1記載の発電機。
- 前記の奇数個と前記の偶数個の数の差が1〜5のうちの奇数個である、請求項1又は2に記載された発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153327A JP2008289339A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007153327A JP2008289339A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 発電機 |
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JP2008289339A true JP2008289339A (ja) | 2008-11-27 |
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Family Applications (1)
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JP2007153327A Pending JP2008289339A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 発電機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160002758U (ko) | 2015-01-30 | 2016-08-09 | (주)화이트트리 | 장식기능이 우수한 액상 방향제 용기 |
-
2007
- 2007-05-15 JP JP2007153327A patent/JP2008289339A/ja active Pending
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