JP2011167491A

JP2011167491A - 乳幼児移動用具

Info

Publication number: JP2011167491A
Application number: JP2010055085A
Authority: JP
Inventors: Hidesuke Takase; 英輔高瀬
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2010-02-22
Filing date: 2010-02-22
Publication date: 2011-09-01

Abstract

【課題】乳幼児を座らせた姿勢で前向きのまま移動できるため、乳幼児の視界が良好で、視線も高い位置にあるため、買い物や動物園・水族館などでの周囲の風景を十分に楽しむことができる。また、脳の発達も促進され、乳幼児の姿勢は椅子に座っているような楽な姿勢であるため、股間を圧迫することもなく長時間使用できる。
【解決手段】乳幼児が座るための座面１を設け、座面１の前側の中央部の上方に乳幼児が前に倒れないように支えるための支持具７を設け、支持具７の中央部と座面１の前側の中央部をベルトでつなぐ。支持具７の右端は、座面１の後ろ側の右端とベルトでつなぎ、支持具７の左端は、座面１の後ろ側の左端とベルトでつなぐ。使用時はこの二本のベルトを大人の両肩にかけ、乳幼児が座った座面１を大人の腹部前側に位置させる。
【選択図】図１

Description

本発明は、乳幼児が座った姿勢で移動できる乳幼児移動用具に関する

従来、乳幼児を移動する方法は、抱っこやおんぶ、ベビーカーなどの乗り物を使用する方法があった。なお、先行技術として乳幼児を股で吊るして移動する用具が知られている（特許文献１参照）

特開２００１−７０１０７号公報（図７）

従来の乳幼児移動方法は、抱っこ紐やおんぶ紐を使って抱っこやおんぶをする方法とベビーカーなどの乗り物を使用する方法があった。しかし、抱っこの場合は乳幼児の視線が後ろ向きであり、おんぶの場合は乳幼児の視界がおんぶをしている人の背中で妨げられ、ベビーカーに乗っている場合は視線が低いなど、乳幼児にとって周囲の風景を十分に楽しめる移動方法ではなかった。また、先行技術文献は、乳幼児を股で吊るす構造であるため、乳幼児の股間を圧迫し、長時間使用するには乳幼児の体への負担が大きい。本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。

乳幼児が座るための座面を設け、座面の前側の中央部の上方に乳幼児が前に倒れないように支えるための支持具を設け、支持具の中央部と座面の前側の中央部をベルトでつなぐ。支持具の右端は、座面の後ろ側の右端とベルトでつなぎ、支持具の左端は、座面の後ろ側の左端とベルトでつなぐ。使用時はこの二本のベルトを大人の両肩にかけ、乳幼児が座った座面を大人の腹部前側に位置させる。

本発明は、乳幼児を座らせた姿勢で前向きのまま移動できるため、乳幼児の視界が良好で、視線も高い位置にあるため、買い物や動物園・水族館などでの周囲の風景を十分に楽しむことができるようになる。視線が高く、視界が広がることで乳幼児の脳の発達も促進されることが脳科学で証明されていて、本発明を使用することにより脳の発達も促進されることが考えられる。また、乳幼児の姿勢は椅子に座っているような楽な姿勢であるため、股間を圧迫することもなく長時間使用することができる。

本発明の斜視図本発明を使用したときの状態図

以下、本発明の実施の形態を説明する。
（イ）外形が凸形状で平面の座面（１）の前側に位置する凸部に、横長形状の座面股ベルト用通し穴（２）を設ける。
（ロ）座面股ベルト用通し穴（２）は、乳幼児の体型に合わせて股ベルト取り付け位置を調整できるように座面の前後方向に複数並べて設ける。
（ハ）座面（１）の後側の右端に、横長形状の座面右肩ベルト用通し穴（３）を設け、右肩ベルト（４）を通し、固定する。
（ニ）座面（１）の後側の左端に、横長形状の座面左肩ベルト用通し穴（５）を設け、左肩ベルト（６）を通し、固定する。
（ホ）座面（１）の前側の上方に横長形状の支持具（７）を設け、支持具（７）の中央に横長形状の支持具股ベルト通し穴（８）を設ける。
（ヘ）股ベルト（９）を支持具股ベルト用通し穴（８）に固定し、股ベルト（９）の反対側を座面股ベルト用通し穴（２）に通し、股ベルト用アジャスター（１０）で使いやすい位置に固定する。
（ト）支持具（７）の右端に位置する支持具右肩ベルト用通し穴（１１）に、肩パッド（１５）を有した右肩ベルト（４）を通し、右肩ベルト用アジャスター（１２）で使いやすい位置に固定する。
（チ）支持具（７）の左端に位置する支持具左肩ベルト用通し穴（１３）に、肩パッド（１５）を有した左肩ベルト（６）を通し、左肩ベルト用（１４）で固定する。

本発明を使用するときは、大人は椅子などに腰掛け、大人の腿の上に乳幼児が座りやすいよう座面（１）を水平に置く。乳幼児を座面（１）の上に、股ベルト（９）をまたぐように座らせ、支持具（５）を乳幼児の前に位置させる。大人は右肩ベルト（４）を右肩に、左肩ベルト（６）を左肩にかけ立ち上がり、乳幼児を大人の腹部の前側に座らせた状態で移動することができる。乳幼児と右肩ベルト（４）及び左肩ベルト（６）の間隔がきつい場合やゆるい場合は、複数の座面股ベルト用通し穴（２）から適切な座面股ベルト用通し穴（２）を選択し、股ベルト（１０）を通し、調整して使用する。

（１）座面、（２）座面股ベルト用通し穴、（３）座面右肩ベルト用通し穴、（４）右肩ベルト、（５）座面左肩ベルト用通し穴、（６）左肩ベルト、（７）支持具、（８）支持具股ベルト用通し穴、（９）股ベルト、（１０）股ベルト用アジャスター、（１１）支持具右肩ベルト用通し穴、（１２）右肩ベルト用アジャスター、（１３）支持具左肩ベルト用通し穴、（１４）左肩ベルト用アジャスター、（１５）肩パッド

Claims

平面の座面を設け、座面の前側の上方に支持具を設け、支持具の中央と座面の前側を股ベルトで接続して設け、支持具の右端と座面の後ろ側の右端を右肩ベルトで接続して設け、支持具の左端と座面の後ろ側の左端を左肩ベルトで接続された乳幼児移動用具。