JP2011166484A - 多チャネルエコー消去方法、多チャネルエコー消去装置、多チャネルエコー消去プログラム及びその記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の多チャネルエコー消去技術ではいつも十分にエコーを消去できるとは限らず、残留エコーが大きくなると通話品質が劣化するという問題がある。
【解決手段】本発明に係る多チャネルエコー消去技術は、Mチャネル受話信号の各チャネルのパワースペクトルと、Mチャネル受話信号の各チャネル間のクロススペクトルと、Mチャネル受話信号と収音信号等の間のクロススペクトルを求め、パワースペクトルとクロススペクトルを用いて、周波数ごとに入出力伝達特性を推定し、周波数領域のMチャネル受話信号と推定した入出力伝達特性から収音信号等に含まれるエコー成分を予測し、周波数領域の収音信号等から、予測したエコー成分を差し引き、送話信号を求め、減算ステップで求めた送話信号を時間領域の信号に変換する。
【選択図】図2

Description

本発明はスピーカM個(Mは2以上の整数)とマイクロホンN個(Nは1以上の整数)が共通の音場に配置され、スピーカからMチャネル受話信号を再生し、マイクロホンで収音した収音信号(以下「第1収音信号」という)から音響エコー(以下、単に「エコー」という)を消去する技術、特にテレビ会議システム等の拡声通話系におけるエコーを消去する技術に関する。
スピーカで受話信号が再生され、その音声がマイクロホンで収音されてエコーが生じる。そのまま送信されると通話の障害や不快感などの問題が生じる。さらに、スピーカやマイクロホンの音量が大きい場合にはハウリングが生じ、通話が不可能になる。特に拡声通話系では、このような問題が顕著となる。
この問題を解決するために、従来技術として、適応フィルタを用いてエコーを消去するエコー消去装置がある。非特許文献1が従来技術の多チャネルエコー消去装置として知られている。図1を用いて従来の多チャネルエコー消去装置90を説明する。
M個のスピーカ21,…,2MとN個のマイクロホン31,…,3Nが共通の音場に配置され、スピーカ21,…,2MからMチャネル受話信号x1(k),…,xM(k)を再生した場合に、多チャネルエコー消去装置90は、m×n本のエコー経路hmn(k)を介してマイクロホンに回り込む再生音(エコー)を消去する。但し、m=1,…,Mであり、n=1,…,Nであり、Mは2以上であり、Nは1以上である。多チャネルエコー消去装置90は、受話側の全Mチャネルの受話端子11〜1M、送話側の全Nチャネルの送話端子41,…,4N及びマイクロホン31,…,3Nが接続されており、受話信号x1(k),…,xM(k)及び収音信号y1(k),…,yN(k)が入力され、送話信号u1(k),…,uN(k)を送話端子41,…,4Nに出力する。多チャネルエコー消去装置90は、N個のエコー消去部801,…,80Nを備え、各エコー消去部は、エコー予測部81と、減算部82と、エコー経路推定部83とを有する。図1はエコー消去部801について説明し、y1(k)をy(k)とし、u1(k)をu(k)とし、h11(k),…,hM1(k)をh1(k),…,hM(k)として表す。他のマイクロホンからの収音信号についても同様の処理を行うことができ、図1の構成を並列に並べるだけでよいため、以下では図1を用いて説明する。
多チャネルエコー消去装置90は、減算部82にて収音信号y(k)と疑似エコー信号y’(k)との差すなわち誤差信号u(k)を求め、この信号u(k)と受話信号x1(k),…,xM(k)からエコー経路推定部83にてエコー経路(フィルタ係数h’(k))を逐次推定し、この推定結果を用いてエコー予測部81で疑似エコー信号y’(k)を生成する。エコー経路推定が精度よく行われた状態では、収音信号y(k)に含まれるエコー成分と疑似エコー信号y’(k)がほぼ等しくなり、誤差信号u(k)中にエコーは殆ど含まれなくなる。
M.M.Sondhi, D.R.Morgan, and J.L.Hall, "Stereophonic Acoustic Echo Cancellation-An Overview of the Fundamental Problem", IEEE Signal Processing Letters, AUGUST 1995, vol.2, no.8, pp.148-151
しかしながら、従来技術ではいつも十分にエコーを消去できるとは限らない。
エコー経路推定部83によるエコー経路推定が瞬時には完了しないため、人の動き等によりエコー経路が変動するたびに、残留エコーが増大する。
また、ダブルトーク状態では、誤差信号に送話者の音声が含まれるため、エコー経路の推定が乱れ、残留エコーが大きくなる。
さらに、非特許文献1に記載されているように、受話信号が多チャネルの場合には、チャネル間相関が高いために、エコーが消去されている状態であっても推定されたエコー経路と真のエコー経路は必ずしも一致しないことがある。その場合、受話端子側の話者が交代して受話信号のチャネル間の相互相関が変化すると突然残留エコーが大きくなる。
そして、残留エコーが大きくなると通話品質が劣化するという問題がある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る多チャネルエコー消去技術は、スピーカM個(Mは2以上の整数)とマイクロホンN個(Nは1以上の整数)が共通の音場に配置され、スピーカからMチャネル受話信号を再生した際に、エコー経路を介してマイクロホンに回り込むエコーを消去し、Mチャネル受話信号とマイクロホンで収音する第1収音信号を用いて得られる信号(以下「収音信号等」という)を周波数領域の信号に変換し、Mチャネル受話信号の各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)と、Mチャネル受話信号の各チャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)と、Mチャネル受話信号と収音信号等の間のクロススペクトルQ(f,j)を求め、パワースペクトルPmm(f,j)、クロススペクトルPm’m(f,j)及びQ(f,j)を用いて、周波数ごとに入出力伝達特性を推定し、周波数領域のMチャネル受話信号と推定した入出力伝達特性から収音信号等に含まれるエコー成分を予測し、周波数領域の収音信号等から、予測したエコー成分を差し引き、送話信号を求め、減算ステップで求めた送話信号を時間領域の信号に変換し、収音信号等は、マイクロホンで収音した第1収音信号、または、第1収音信号から疑似エコー信号を差し引いて得られる第2収音信号の何れかであることを特徴とする。
本発明は、Mチャネル受話信号の各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)と、Mチャネル受話信号の各チャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)と、Mチャネル受話信号と収音信号等間のクロススペクトルQ(f,j)から入出力伝達特性を推定し、Mチャネル受話信号と入出力伝達特性から収音信号等に含まれるエコー成分を迅速に予測するため、エコー経路の変動、ダブルトーク及び受話信号のチャネル間の相互相関に影響されずに、迅速にエコーを消去することができるという効果を奏する。
従来の多チャネルエコー消去装置の構成例を示す図。 実施例1の多チャネルエコー消去装置の構成例を示す図。 実施例1の多チャネルエコー消去装置の処理フローを示す図。 入出力相関係数算出部の構成例を示す図。 実施例2の多チャネルエコー消去装置の構成例を示す図。 実施例2及び3の多チャネルエコー消去装置の処理フローを示す図。 実施例3の多チャネルエコー消去装置の構成例を示す図。 伝達特性調整部の構成例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<多チャネルエコー消去装置100>
図2及び3を用いて実施例1に係る多チャネルエコー消去装置100を説明する。多チャネルエコー消去装置100は、N個の残留エコー消去部6001,…,600Nを備え、各残留エコー消去部は、M個の周波数領域変換部6011,…,601Mと、周波数領域変換部602と、入出力相関係数算出部603と、入出力伝達特性推定部604と、残留エコー予測部605と、減算部606と、時間領域変換部607とを有する。
M個のスピーカ21,…,2MとN個のマイクロホン31,…,3Nが共通の音場に配置され、スピーカ21,…,2MからMチャネル受話信号x1(k),…,xM(k)を再生した場合に、多チャネルエコー消去装置100は、m×n本のエコー経路hmn(k)を介してマイクロホンに回り込む再生音(エコー)を消去する。但し、m=1,…,Mであり、n=1,…,Nであり、Mは2以上であり、Nは1以上である。多チャネルエコー消去装置100は、受話側の全Mチャネルの受話端子11〜1M、送話側の全Nチャネルの送話端子41,…,4N及びマイクロホン31,…,3Nが接続されており、受話信号x1(k),…,xM(k)及び収音信号y1(k),…,yN(k)を入力とし、送話信号v1(k),…,vN(k)を送話端子41,…,4Nに出力する。
図2は残留エコー消去部6001について説明し、y1(k)をy(k)とし、v1(k)をv(k)とし、h11(k),…,hM1(k)をh1(k),…,hM(k)として表す。他のマイクロホンからの収音信号についても同様の処理を行うことができ、図2の構成を並列に並べるだけでよいため、以下では図2を用いて説明する。
<周波数領域変換部6011,…,601M及び602>
周波数領域変換部6011,…,601Mは、それぞれMチャネル受話信号x1(k),…,xM(k)を入力とし、周波数領域の信号X1(f,j),…,XM(f,j)に変換し、出力する(s6011,…,s601M)。但し、fは周波数番号を表し、jはフレーム番号を表す。
周波数領域変換部602は、マイクロホンで収音する第1収音信号y(k)を入力とし、周波数領域の信号Y(f,j)に変換し、出力する(s602)。
各信号を1フレーム=2Lサンプルとし、L/Dサンプル毎にブロック化し、L/Dサンプルずつずらして、フレームを作成する場合について説明する。但し、Lは自然数であり、DはLを割り切る自然数であり、時刻k=jL/Dである。周波数領域への変換は例えば、FFT(Fast Fourier transform)やDFT(discrete Fourier transform)により行い、計算を簡略化・高速化するために、Lを2のべき乗にとってもよい。例えば、L=64〜512、D=2〜8等とする。
<入出力相関係数算出部603>
入出力相関係数算出部603は、Mチャネル受話信号X1(f,j),…,XM(f,j)と、第1収音信号Y(f,j)を入力とし、Mチャネル受話信号X1(f,j),…,XM(f,j)の各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)と、Mチャネル受話信号の各チャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)と、Mチャネル受話信号と収音信号等の間のクロススペクトルQ(f,j)を求め、出力する(s603)。言い換えると、入出力相関係数算出部603は、パワースペクトルPmm(f,j)とクロススペクトルPm’m(f,j)からなる入力信号間の相関係数P(f,j)と、入出力信号間の相関係数Q(f,j)を求める。
Figure 2011166484
図4を用いて入出力相関係数算出部603を説明する。例えば、入出力相関係数算出部603はパワースペクトル算出部603aと、受話信号間クロススペクトル算出部603bと、受話−収音信号間クロススペクトル算出部603cを備える。
パワースペクトル算出部603aは、Xm(f,j)を用いて、受話信号の各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)を算出する。
受話信号間クロススペクトル算出部603bは、X1(f,j),…,XM(f,j)を用いて、受話信号の各チャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)を算出する。但し、m’≠mとする。
受話−収音信号間クロススペクトル算出部603cは、X1(f,j),…,XM(f,j)と第1収音信号Y(f,j)間のクロススペクトルQ(f,j)を算出する。
例えば、Pmm(f,j),Pm’m(f,j),Q(f,j)は、時刻k=jL/DにおけるMチャネル受話信号Xm(f,j)と第1収音信号Y(f,j)から
Figure 2011166484
により算出する。XはXの複素共役を、E[ ]は平均をとることを意味し、平均処理の一例としては、
Figure 2011166484
のように、1フレーム前の処理結果と0〜1の値をとる平滑化定数βを用いる方法や過去の数フレームに時定数を乗じて求める方法等が考えられる。Q(f,j)についても同様である。
m=m’のとき、各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)が得られ、m≠m’のとき、受話信号のチャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)が得られる。1≦m≦M、1≦m’≦Mである。
<入出力伝達特性推定部604>
入出力伝達特性推定部604は、パワースペクトルPmm(f,j)、クロススペクトルPm’m(f,j)及びQ(f,j)を入力とし、これらを用いて、周波数ごとに入出力伝達特性G(f,j)を推定し、出力する(s604)。
例えば、入出力伝達特性推定部604は、入出力伝達特性G(f,j)を
Figure 2011166484
により推定する。
なお上記パワースペクトルとクロススペクトルからなる行列について、逆行列計算を安定化するために、対角成分に微小定数を加えてもよい。
<残留エコー予測部605>
残留エコー予測部605は、周波数領域のMチャネル受話信号X1(f,j),…,XM(f,j)と推定した入出力伝達特性G(f,j)を入力とし、これらを用いて第1収音信号Y(f,j)に含まれるエコー成分を予測し、出力する(s605)。
例えば、エコー成分を、
Figure 2011166484
として予測する。
<減算部606及び時間領域変換部607>
減算部606は、第1収音信号Y(f,j)と予測したエコー成分Y^(f,j)を入力とし、周波数領域の第1収音信号Y(f,j)から、予測したエコー成分Y^(f,j)を差し引き、送話信号V(f,j)を求め、出力する(s606)。
V(f,j)=Y(f,j)-Y^(f,j) (8)
時間領域変換部607は、減算部606で求めた送話信号V(f,j)を入力とし、これを時間領域の信号v(k)に変換し、送話信号として送話端子41へ出力する(s607)。
<効果>
Mチャネル受話信号の各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)と、Mチャネル受話信号の各チャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)と、Mチャネル受話信号と収音信号等間のクロススペクトルQ(f,j)から入出力伝達特性を推定し、Mチャネル受話信号と入出力伝達特性から収音信号等に含まれるエコー成分を予測するため、適応フィルタのフィルタ係数を更新する必要がない。そのため、エコー経路の変動に即座に対応し、従来の多チャネルエコー消去装置に比べ高速にエコーを予測することができ、エコー以外の信号による推定揺らぎを抑えることができる。また、周波数領域で伝達特性とエコーに関して振幅と位相を推定し、引き算によりエコーの消去を図るため、ダブルトーク時でも送話損失の歪みを小さくでき、チャネル数によらずエコーを消去することができる。
<変形例>
各残留エコー消去部内で使用される周波数領域のMチャネル受話信号X1(f,j)〜XM(f,j)の値は6001〜600Nで同じため、N個の残留エコー消去部6001〜600Nが、受話信号の周波数領域変換部の出力を共有してもよい。
全ての送話信号に対しエコー消去処理を行わなくとも、一部の送話信号に対してのみ、エコーを消去してもよい。
多チャネルエコー消去装置100への入力は、受話端子11,…,1Mから得られる信号に対し、相関変動処理等を行った受話信号であってもよい。
上述した多チャネルエコー消去装置は、コンピュータにより機能させることもできる。この場合はコンピュータに、目的とする装置(実施例で図に示した機能構成をもつ装置)として機能させるためのプログラム、又はその処理手順(実施例で示したもの)の各過程をコンピュータに実行させるためのプログラムを、CD−ROM、磁気ディスク、半導体記憶装置などの記録媒体から、あるいは通信回線を介してそのコンピュータ内にダウンロードし、そのプログラムを実行させればよい。
<多チャネルエコー消去装置200>
図5及び6を用いて実施例2に係る多チャネルエコー消去装置200を説明する。なお、図5では、マイクロホン31からの収音信号の処理について説明するが、他のマイクロホンからの収音信号についても同様の処理を行うことができ、図5の構成を並列に並べるだけでよい。多チャネルエコー消去装置200は、N個のエコー消去部801,…,80NとN個の残留エコー消去部6001,…,600Nを有する。残留エコー消去部6001は、実施例1の多チャネルエコー消去装置100の残留エコー消去部6001と同様の構成であり、第1収音信号y(k)に代えて、第2収音信号u(k)を入力される点が異なる。なお、第2収音信号u(k)はエコー消去部801の出力である誤差信号である。よって、残留エコー消去部6001は、マイクロホンで収音した第1収音信号y(k)に含まれるエコー成分に代えて、第1収音信号から疑似エコー信号を差し引き求めた第2収音信号(誤差信号)u(k)に含まれる残留エコー成分を消去する。
例えば、周波数領域変換部602は、エコー消去部801の出力である誤差信号を第2収音信号u(k)とし、入力され、周波数領域の信号U(f,j)に変換し、出力する。
入出力相関係数算出部603は、Mチャネル受話信号X1(f,j),…,XM(f,j)と、第2収音信号U(f,j)を入力とし、Mチャネル受話信号X1(f,j),…,XM(f,j)の各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)と、Mチャネル受話信号の各チャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)と、Mチャネル受話信号と第2収音信号の間のクロススペクトルQ(f,j)を求め、出力する。
Figure 2011166484
残留エコー予測部605は、周波数領域のMチャネル受話信号X1(f,j),…,XM(f,j)と推定した入出力伝達特性G(f,j)を入力とし、これらを用いて第2収音信号U(f,j)に含まれるエコー成分を予測し、出力する。
Figure 2011166484
として予測する。
減算部606は、第2収音信号U(f,j)と予測したエコー成分U^(f,j)を入力とし、周波数領域の第2収音信号Y(f,j)から、予測したエコー成分U^(f,j)を差し引き、送話信号V(f,j)を求め、出力する。
V(f,j)=U(f,j)-U^(f,j) (8')
なお、第1収音信号Y(f,j)または第2収音信号U(f,j)が請求項の収音信号等S(f,j)に相当し、残留エコー予測部605で予測する第1収音信号に含まれるエコー成分Y^(f,j)または第2収音信号に含まれるエコー成分U^(f,j)が、請求項の収音信号等に含まれるエコー成分S^(f,j)に相当する。
<エコー消去部801>
一方、エコー消去部801,…,80Nは、従来のエコー消去装置90と同様の構成である。例えば、以下のようにして、エコー消去部801は誤差信号を求める。エコー消去部801は、エコー予測部81、減算部82及びエコー経路推定部83を備える。
まず、スピーカ2mからマイクロホン31までのエコー経路のインパルス応答をhm(k)、その長さをLとすると、Mチャネル受話信号と収音信号y(k)の間には次の関係がある。
Figure 2011166484
各チャネルのインパルス応答と受話信号を
hm=[hm(0)…hm(L-1)]T (12)
xm=[xm(0)…xm(L-1)]T (13)
として、ベクトル化すると、Mチャネル受話信号と第1収音信号の関係は次のように記述される。
y(k)=h1Tx1(k)+…+hMTxM(k) (14)
但し、Tは転置を表す。
<エコー予測部81>
エコー予測部81は、適応フィルタによる疑似エコー経路に受話信号x1(k),…,xM(k)を入力して疑似エコー信号y’(k)を生成、出力する(s81)。エコー予測部81は適応フィルタによって構成され、受話状態における減算部82の誤差信号が最小となるように後述するエコー経路推定部83で適応フィルタの特性が制御される。
例えば、各チャネルの適応フィルタのフィルタ係数を
h'm=[h'm(0)…h'm(L-1)]T (15)
とし、
y'(k)=h'1Tx1(k)+…+h'MTxM(k) (16)
を生成する。
<減算部82>
減算部82は、第1収音信号y(k)と疑似エコー信号y’(k)を入力とし、第1収音信号y(k)から疑似エコー信号y’(k)を差し引き、第2収音信号u(k)を求め、出力する(s82)。
u(k)=y(k)-y'(k) (17)
求めた第2収音信号(誤差信号)u(k)をエコー経路推定部83と残留エコー消去部6001内の周波数領域変換部602に出力する。
<エコー経路推定部83>
エコー経路推定部は、第2収音信号u(k)と受話信号x1(k),…,xM(k)を入力とし、これらを用いて、適応フィルタのフィルタ係数h’(k)を更新し、出力する(s83)。適応フィルタの係数修正法としてNormalized Least Mean Squareアルゴリズム(NLMSアルゴリズム)を用いた場合を説明する。
h'm(k+1)=h'm(k)+μu(k)xm(k) (18)
但し、μはステップサイズであり、
Figure 2011166484
により決定される。μ0と入力信号のパワーに基づいて制御される。但し、μ0は推定を安定するために、あらかじめ0〜1の値に設定されるパラメータである。エコー経路推定部83は、更新したフィルタ係数h’(k+1)をコピーして、エコー予測部81に出力する。
<効果>
このような構成とすることによって、従来技術と同等のエコー消去量及び音声品質を保ったまま、実施例1と同様の効果を得ることができる。
エコー消去部80nにおけるエコー経路推定に時間がかかる初期段階や状況が変化する等の場合に、高速な残留エコー消去部によるエコー消去処理を行うことで残留エコーを抑えることができる。また、エコー消去部におけるエコー経路推定が安定した場合には、エコー消去部による性能によりさらに残留エコーを抑えることできる。そのため、エコー消去部及び残留エコー消去部を単独で使う場合に比べて、処理時間全体にわたり残留エコーを低減した通話が可能になる。
<変形例>
フィルタ係数は、学習同定法以外の従来技術(例えば、射影アルゴリズム、指数重み付けアルゴリズム、指数重み付け射影アルゴリズム等)で更新してもよい。
実施例1と同様に残留エコー消去部6001〜600Nは受話信号の周波数領域変換部の出力を共有してもよい。
<多チャネルエコー消去装置300>
図6、7及び8を用いて実施例3に係る多チャネルエコー消去装置300を説明する。
多チャネルエコー消去装置300は伝達特性調整部3604を有する点が、多チャネルエコー消去装置200と異なる。
<伝達特性調整部3604>
伝達特性調整部3604は、大きさ算出部3604aと、判定部3604bと、調整部3604cを備え、推定した入出力伝達特性G(f,j)の大きさが基準値よりも大きいとき、入出力伝達特性G(f,j)の大きさが基準値と一致するように調整する処理、いわゆるクリップ処理を行う。
伝達特性調整部3604は、入出力伝達特性推定部604の出力である入出力伝達特性G(f,j)を入力とし、これを格納し、調整された入出力伝達特性G’(f,j)または入力値である入出力伝達特性G(f,j)をそのまま出力する。以下、各部の処理を説明する。
大きさ算出部3604aは、例えば、推定した入出力伝達特性G(f,j)の大きさとしてノルム|G(f,j)|を算出する。例えば、
Figure 2011166484
として求める。
判定部3604bは、予め指定した基準値Cよりもノルム|G(f,j)|が大きいか否か判定する。ノルム|G(f,j)|が基準値Cよりも小さい場合には、入力値である入出力伝達特性G(f,j)をそのまま出力する。ノルムが基準値よりも大きい場合には、調整部3604cに対し、調整指示を送信する。基準値(クリップする値)Cは例えば、[1音響パスの想定される音響結合量]×[音響パス数(sqrt)]として設定する。
調整部3604cは、調整指示を受け取ると、入出力伝達特性G(f,j)に基準値Cを乗じ、さらに、ノルム|G(f,j)|で割ることによって、入出力伝達特性G(f,j)を調整する(s3604)。例えば、以下の式で表される。
Figure 2011166484
残留エコー予測部605は、周波数領域のMチャネル受話信号X1(f,j),…,XM(f,j)と推定した入出力伝達特性G(f,j)または調整した入出力伝達特性G’(f,j)から第2収音信号U(f,j)に含まれる残留エコー成分を予測する。
<効果>
実施例2と同様の効果を得ることができ、さらに、このように閾値比較を行って入出力伝達特性を修正することで、送話と受話の相関によりときに入出力伝達特性が過大評価されてしまうことを防止できる。
通常、送話者の話す音声と受話信号の間には、相関がないが、処理単位のフレームを短くすると、送話者の話す音声と受話信号の間に偽りの相関が生じることがある。その場合、式(4)、(6)により入出力伝達特性が過大に評価され、式(7)のY^(f,j)の値が必要以上に大きくなり、音声品質を劣化させてしまう可能性がある。本実施例では、その劣化を防止できる。
<変形例>
実施例1の多チャネルエコー消去装置100と伝達特性調整部3604を組合せてもよい。その場合も入出力伝達特性が過大評価されてしまうことを防止できる。
また、入出力伝達特性の大きさを式(21)以外の従来技術により求めてもよい。
90、100、200、300 多チャネルエコー消去装置
6001,…,600N、36001,…3600N 残留エコー消去部
801,…,801N エコー消去部
6011,…,601M,602 周波数領域変換部
603 入出力相関係数算出部
604 入出力伝達特性推定部
605 残留エコー予測部
606 減算部
607 時間領域変換部

Claims (7)

  1. スピーカM個(Mは2以上の整数)とマイクロホンN個(Nは1以上の整数)が共通の音場に配置され、スピーカからMチャネル受話信号を再生した際に、エコー経路を介してマイクロホンに回り込むエコーを消去する多チャネルエコー消去方法であって、
    Mチャネル受話信号と前記マイクロホンで収音する第1収音信号を用いて得られる信号(以下「収音信号等」という)を周波数領域の信号に変換する周波数領域変換ステップと、
    Mチャネル受話信号の各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)と、Mチャネル受話信号の各チャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)と、Mチャネル受話信号と収音信号等の間のクロススペクトルQ(f,j)を求める入出力相関係数算出ステップと、
    前記パワースペクトルPmm(f,j)、クロススペクトルPm’m(f,j)及びQ(f,j)を用いて、周波数ごとに入出力伝達特性を推定する入出力伝達特性推定ステップと、
    前記周波数領域のMチャネル受話信号と推定した入出力伝達特性から収音信号等に含まれるエコー成分を予測する残留エコー予測ステップと、
    周波数領域の収音信号等から、予測したエコー成分を差し引き、送話信号を求める減算ステップと、
    前記減算ステップで求めた送話信号を時間領域の信号に変換する時間領域変換ステップと、を有し、
    前記収音信号等は、マイクロホンで収音した第1収音信号、または、第1収音信号から疑似エコー信号を差し引いて得られる第2収音信号である、
    ことを特徴とする多チャネルエコー消去方法。
  2. 請求項1記載の多チャネルエコー消去方法であって、
    前記収音信号等は、前記第2収音信号であり、
    適応フィルタによる疑似エコー経路に前記受話信号を入力して疑似エコー信号を生成するエコー予測ステップと、
    第1収音信号から前記疑似エコー信号を差し引き、第2収音信号を求める減算ステップと、
    前記第2収音信号と前記受話信号を用いて、前記適応フィルタのフィルタ係数を更新するエコー経路推定ステップと、を備える、
    ことを特徴とする多チャネルエコー消去方法。
  3. 請求項1または2記載の多チャネルエコー消去方法であって、
    前記推定した入出力伝達特性の大きさを算出する大きさ算出ステップと、
    予め指定した基準値よりも前記入出力伝達特性の大きさが大きいか否かを判定する判定ステップと、
    前記入出力伝達特性の大きさが前記基準値よりも大きい場合には、前記推定した入出力伝達特性に前記基準値を乗じ、さらに、前記入出力伝達特性の大きさで割ることによって、前記入出力伝達特性を調整する調整ステップを備える、
    ことを特徴とする多チャネルエコー消去方法。
  4. 請求項1から3の何れかに記載の多チャネルエコー消去方法であって、
    前記入出力相関係数算出ステップにおいて、前記Pmm(f,j),Pm’m(f,j),Q(f,j)は、受話信号をXm(f,j)、収音信号等をS(f,j)とすると、
    Figure 2011166484

    により算出し、前記入出力伝達特性推定ステップにおいて、前記入出力伝達特性G(f,j)は、
    Figure 2011166484

    により推定し、前記残留エコー予測ステップにおいて、前記エコー成分を、
    Figure 2011166484

    として予測する、
    ことを特徴とする多チャネルエコー消去方法。
  5. スピーカM個(Mは2以上の整数)とマイクロホンN個(Nは1以上の整数)が共通の音場に配置され、スピーカからMチャネル受話信号を再生した際に、エコー経路を介してマイクロホンに回り込むエコーを消去する多チャネルエコー消去装置であって、
    Mチャネル受話信号と前記マイクロホンで収音する第1収音信号を用いて得られる信号(以下「収音信号等」という)を周波数領域の信号に変換する周波数領域変換部と、
    Mチャネル受話信号の各チャネルのパワースペクトルPmm(f,j)と、Mチャネル受話信号の各チャネル間のクロススペクトルPm’m(f,j)と、Mチャネル受話信号と収音信号等の間のクロススペクトルQ(f,j)を求める入出力相関係数算出部と、
    前記パワースペクトルPmm(f,j)、クロススペクトルPm’m(f,j)及びQ(f,j)を用いて、周波数ごとに入出力伝達特性を推定する入出力伝達特性推定部と、
    前記周波数領域のMチャネル受話信号と推定した入出力伝達特性から収音信号等に含まれるエコー成分を予測する残留エコー予測部と、
    周波数領域の収音信号等から、予測したエコー成分を差し引き、送話信号を求める減算部と、
    前記減算部で求めた送話信号を時間領域の信号に変換する時間領域変換部と、を有し、
    前記収音信号等は、マイクロホンで収音した第1収音信号、または、第1収音信号から疑似エコー信号を差し引いて得られる第2収音信号の何れかである、
    ことを特徴とする多チャネルエコー消去装置。
  6. 請求項1から4の何れかに記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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