JP2011165011A - 情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】テンプレートを利用した改良されたコンテンツ配信、再生処理を実現する構成を提供する。
【解決手段】サーバが映像データを含むテンプレートを利用したコンテンツの再生に適用するテンプレート対応入力データをローカルの入力装置から受信しローカルコンテンツを生成する。ローカルの情報処理装置にはテンプレートとテンプレート対応入力データを送信する。テンプレートは頻繁に更新せず、テンプレート対応入力データは更新に応じて送信する。情報提供装置はテンプレートと、テンプレート対応入力データ適用したコンテンツ再生を実行する。このデータ送信構成により、容量の小さいテンプレート対応入力データについては、更新に応じて随時、サーバからローカルに提供できタイムリーなローカル情報を出力可能となる。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。さらに詳細には、店舗や公共の場所等にディスプレイを設置し情報提供を行う、例えばサイネージシステム等に適用可能な情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムに関する。
店舗や公共の場所等にディスプレイを設置し、ネットワーク接続されたサーバ等の提供する情報を表示することで、多くの人々に情報提供を行うシステムは例えばサイネージシステム(あるいはデジタルサイネージ)と呼ばれ、近年、様々な場所で利用されている。なお、サイネージシステムについては、例えば特許文献1(特開2009−134694号公報)、特許文献2(特開2009−276934号公報)、特許文献3(特開2009−205361号公報)等に記載がある。
スーパーマーケットなどの店舗におけるサイネージシステムの利用例としては以下のようなものがある。スーパーマーケットのチェーンを構成する各店舗に店舗端末(ディスプレイ等)を設置し、特売情報や、店の案内、あるいは商品の広告などの様々な情報を表示するシステムである。このようなシステムを用いることで、買い物客に様々な情報を提供することが可能となる。店舗端末の出力情報は、店舗端末とネットワーク接続されたサーバからネットワークを介して配信可能であり、例えばチェーン展開された多数の店舗に新しい情報をタイムリーに配信することが可能となる。
しかし、このようなシステムでは、例えば、全国にチェーン展開しているスーパーマーケットの全てにサーバからの一律の情報を送信することは可能であるが、各店舗に応じた店舗固有の情報の提示ができないという問題がある。各店舗単位で提供情報を異ならせようとすると、これらの情報の作成や管理のため、それぞれの店舗単位で専門の人員やシステムを備えることが必要となるという問題が発生する。
特開2009−134694号公報 特開2009−276934号公報 特開2009−205361号公報
本発明は、例えば、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、ネットワークを介した情報提供システムにおいて、各ロケーションやエリアなどローカル領域、具体的には各店舗や特定の県、市区町村などの特定のローカル領域単位で固有の情報を提供可能とする情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムを提供することを目的とするものである。
本発明の第1の側面は、
映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信し、ローカル領域固有の再生コンテンツであるローカルコンテンツを生成するコンテンツ生成部と、
前記ローカル領域に設置された情報提供装置に前記ローカルコンテンツを出力するために、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレートおよび前記テンプレート対応入力データを送信するコンテンツ配信部を有し、
前記コンテンツ配信部は、
前記テンプレートを、前記テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、
前記ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信する情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ生成部は、
(a)前記テンプレートに含まれる複数の映像データであるムービークリップに対するムービークリップ選択情報、
(b)前記テンプレートに含まれる複数の音声データに対する音声データ選択情報、
(c)前記ムービークリップに重畳して表示するテキストまたは画像情報の少なくともいずれかの重畳用データ、
少なくとも上記(a)〜(c)いずれかの情報を含むデータを、前記テンプレート対応入力データとして前記ローカル領域の入力装置から受信し、前記ローカルコンテンツを生成する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ配信部は、前記コンテンツ生成部が受信した少なくとも上記(a)〜(c)いずれかの情報を含むテンプレート対応入力データを、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、随時送信する処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記コンテンツ生成部は、
(d)前記ローカル領域に設置された情報提供装置における前記ローカルコンテンツの出力スケジュールを規定したスケジュール情報、
を前記テンプレート対応入力データとして前記ローカル領域の入力装置から受信し、
前記コンテンツ配信部は、前記スケジュール情報を前記テンプレート対応入力データとして、前記ローカル領域の情報処理装置に送信する処理を実行する。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記情報処理装置は、前記ローカル領域を、エリア領域の下位に1以上のロケーションを設定した階層構成としたローカル領域定義情報を記憶部に格納し、前記コンテンツ配信部は、前記ローカル領域定義情報を参照して、前記コンテンツ生成部が受信した前記テンプレート対応入力データの送信元のローカル領域に対応するローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレート対応入力データを送信する。
さらに、本発明の第2の側面は、
サーバから受信するコンテンツの出力処理を行う情報処理装置であり、
映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部と、
前記記憶部に格納されたテンプレートに含まれる映像データを含むコンテンツの再生処理を、前記記憶部に格納されたテンプレート対応入力データに含まれるパラメータを適用して実行する制御部と、
を有する情報処理装置にある。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記テンプレート対応入力データは、
(a)前記テンプレートに含まれる複数の映像データであるムービークリップに対するムービークリップ選択情報、
(b)前記テンプレートに含まれる複数の音声データに対する音声データ選択情報、
(c)前記ムービークリップに重畳して表示するテキストまたは画像情報の少なくともいずれかの重畳用データ、
少なくとも上記(a)〜(c)いずれかの情報を含むデータであり、
前記制御部は、(a)〜(c)いずれかの情報を適用してコンテンツ再生処理を行う。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記制御部は、前記テンプレートに含まれる複数のムービークリップに対する選択情報を、前記テンプレート対応入力データから取得して、再生するムービークリップを選択し、前記テンプレート対応入力データに含まれるテキストデータまたは画像データの少なくともいずれかの情報を前記ムービークリップに重畳して再生する処理を行う。
さらに、本発明の情報処理装置の一実施態様において、前記テンプレート対応入力データは、
(d)前記ローカル領域に設置された情報提供装置における前記ローカルコンテンツの出力スケジュールを規定したスケジュール情報を含むデータであり、
前記制御部は、前記スケジュール情報に従って、コンテンツの出力時間の設定を行う。
さらに、本発明の第3の側面は、
コンテンツ提供処理を実行するサーバと、前記サーバから受領するコンテンツの出力処理を実行する情報提供装置を有する情報処理システムであり、
前記サーバは、
映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信し、ローカル領域固有の再生コンテンツであるローカルコンテンツを生成するコンテンツ生成部と、
前記ローカル領域に設置された情報提供装置に前記ローカルコンテンツを出力するために、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレートおよび前記テンプレート対応入力データを送信するコンテンツ配信部を有し、
前記コンテンツ配信部は、
前記テンプレートを、前記テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、
前記ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信する構成であり、
前記情報提供装置は、
前記サーバから受信するコンテンツの出力処理を行う出力部と、
映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部と、
前記記憶部に格納されたテンプレートに含まれるコンテンツ再生プログラムを適用して、テンプレート対応入力データに含まれる前記テンプレートの再生制御情報を適用したコンテンツ再生処理を実行する制御部を有する構成である情報処理システムにある。
さらに、本発明の第4の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
コンテンツ生成部が、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信し、ローカル領域固有の再生コンテンツであるローカルコンテンツを生成するコンテンツ生成ステップと、
コンテンツ配信部が、前記ローカル領域に設置された情報提供装置に前記ローカルコンテンツを出力するために、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレートおよび前記テンプレート対応入力データを送信するコンテンツ配信ステップを有し、
前記コンテンツ配信ステップは、
前記テンプレートを、前記テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、
前記ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信するステップを含む情報処理方法にある。
さらに、本発明の第5の側面は、
情報処理装置において、サーバから受信するコンテンツの出力処理を行う情報処理方法であり、
前記情報処理装置は、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部を有し、
制御部が、前記記憶部に格納されたテンプレートに含まれるコンテンツ再生プログラムを適用して、テンプレート対応入力データに含まれる前記テンプレートの再生制御情報を適用したコンテンツ再生処理を実行するコンテンツ再生ステップを実行する情報処理方法にある。
さらに、本発明の第6の側面は、
情報処理装置において実行する情報処理を実行させるプログラムであり、
コンテンツ生成部に、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信し、ローカル領域固有の再生コンテンツであるローカルコンテンツを生成させるコンテンツ生成ステップと、
コンテンツ配信部に、前記ローカル領域に設置された情報提供装置に前記ローカルコンテンツを出力するために、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレートおよび前記テンプレート対応入力データを送信させるコンテンツ配信ステップを有し、
前記コンテンツ配信ステップは、
前記テンプレートを、前記テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、
前記ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信させるステップを含むプログラムにある。
さらに、本発明の第7の側面は、
情報処理装置において、サーバから受信するコンテンツの出力処理を行わせるプログラムであり、
前記情報処理装置は、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部を有し、
制御部に、前記記憶部に格納されたテンプレートに含まれるコンテンツ再生プログラムを適用して、テンプレート対応入力データに含まれる前記テンプレートの再生制御情報を適用したコンテンツ再生処理を実行するコンテンツ再生ステップを実行させるプログラムにある。
なお、本発明のプログラムは、例えば、様々なプログラム・コードを実行可能な情報処理装置やコンピュータ・システムに対して、コンピュータ可読な形式で提供する記憶媒体、通信媒体によって提供可能なプログラムである。このようなプログラムをコンピュータ可読な形式で提供することにより、情報処理装置やコンピュータ・システム上でプログラムに応じた処理が実現される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施例や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。なお、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
本発明の一実施例の構成によれば、ローカル固有情報をローカル領域にタイムリーに出力することを可能とした構成が実現される。本発明の一実施例構成では、コンテンツ提供サーバと、サーバからの受領コンテンツを出力する情報提供装置を有するシステムにおいて、サーバが、映像データを含むテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用するテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信してローカルコンテンツを生成する。サーバは、ローカル領域の情報処理装置にテンプレートとテンプレート対応入力データを送信する。テンプレートは頻繁に更新せず、テンプレート対応入力データは更新に応じて随時送信する。情報提供装置は、サーバから受信するテンプレートと、テンプレート対応入力データ適用したコンテンツ再生処理を実行する。このデータ送信構成により、容量の小さいテンプレート対応入力データについては、ローカル側の都合により随時、更新し、更新後に、即座にサーバからローカル領域に提供することが可能となり、タイムリーな情報をローカル領域で出力することが可能となる。
本発明の適用可能な情報処理システムの一例について説明する図である。 本発明の適用可能な情報処理システムの一例について説明する図である。 本発明において利用されるテンプレートとテンプレート対応入力データの構成例について説明する図である。 テンプレートを利用したローカルコンテンツの作成シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 テンプレートを利用して作成したローカルコンテンツの出力例について説明する図である。 テンプレートを構成するムービークリップの詳細構成例について説明する図である。 コンテンツの出力シーケンスを定義する番組編成データの構成例について説明する図である。 サーバの詳細構成と、サーバとローカル領域とのデータ通信処理例について説明する図である。 サーバのデータベースの格納データ例について説明する図である。 サーバの実行する処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 サーバの実行するテンプレート送信、およびテンプレート対応入力データの送信処理例について説明する図である。 ローカル領域の情報処理装置の実行する処理シーケンスについて説明するフローチャートを示す図である。 本発明のシステムを構成する装置のハードウェア構成例について説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の情報処理装置、情報処理システム、および情報処理方法、並びにプログラムについて説明する。説明は以下の項目順に行う。
1.情報提供システムの概要について
2.テンプレートおよびテンプレート対応入力データを利用したローカルコンテンツの生成処理について
3.サーバの構成と処理、およびテンプレートやテンプレート対応入力データの提供処理について
4.サーバおよびローカル領域の情報処理装置の実行する処理シーケンスについて
5.情報処理システムを構成する各構成要素のハードウェア構成例について
[1.情報提供システムの概要について]
まず、図1以下を参照して、本発明の適用可能な情報提供システムの概要について説明する。本発明は、例えば図1に示すようなシステムにおいて利用可能である。図1には、ロケーションA110、ロケーションB120、サーバ130を示している。なお、ロケーションA,Bは、具体的には例えばスーパーマッケットの店舗A、店舗B、あるいは、例えばA地域にある図書館A、B地域にある図書館Bなど、特定のローカル領域である。
ロケーションA110、ロケーションB120、サーバ130の各々はネットワーク接続された情報処理装置を有しており、ネットワークを介した通信が可能である。ロケーションA110、ロケーションB120は、サーバ130から提供する情報を出力する端末を有している。すなわち、ロケーションA110は情報提供装置A1〜An,112−1〜nを有しており、ロケーションB120は情報提供装置B1〜Bn,122−1〜nを有している。
サーバ130は、ネットワークを介してロケーションA110と、ロケーションB120の情報提供装置A1〜An,112−1〜nと、情報提供装置B1〜Bn,122−1〜nに対して、様々な情報を提供する。このように、ロケーションA110、ロケーションB120、サーバ130は、いわゆるサイネージシステムを構成している。なお、図には、2つのロケーションA,Bのみを示しているが、これらは、3以上であってもよい。
以下では、説明を理解しやすくするため、ロケーションA,Bが、スーパーマッケットの店舗A、店舗Bであると仮定して説明する。
ロケーションA110は、店舗A内に分散して設置された複数の情報提供装置A1〜An,112−1〜nを有する。
この情報提供装置A1〜An,112−1〜nは、表示部としてのディスプレイ、音声出力部としてのスピーカを有し、サーバ130から提供される情報を出力(画像表示や音声出力)する。この提供情報がロケーションA110の来訪者(来店者)に視聴される。
同様に、ロケーションB120は、店舗B内に分散して設置された複数の情報提供装置B1〜Bn,122−1〜nを有する。
この情報提供装置B1〜Bn,122−1〜nも、サーバ130から提供される情報を出力(画像表示や音声出力を含む)する。この提供情報がロケーションB120の来訪者(来店者)に視聴される。
図1に示すように、サーバ130から各ロケーションに対して提供される情報は、
*各ロケーションに共通する共通コンテンツ、
*各ロケーションの固有のロケーション固有コンテンツ、
これらの異なるカテゴリのコンテンツによって構成される。
すなわち、サーバ130は、ロケーションA110の情報提供装置A1〜An,112−1〜nに対して、各ロケーションに共通する共通コンテンツと、ロケーションA固有のコンテンツを提供する。
また、サーバ130は、ロケーションB120の情報提供装置B1〜Bn,122−1〜nに対して、各ロケーションに共通する共通コンテンツと、ロケーションB固有のコンテンツを提供する。
各ロケーションでは、コンテンツ提供スケジュールを保持、管理し、ロケーション対応のコンテンツ提供スケジュールに従って各コンテンツを提供する。
例えば、ロケーションA110のコンテンツ提供スケジュールは、以下のように設定されているとする。
AM10:00〜11:00=共通コンテンツの提供
AM11:00〜11:10=ロケーションA固有コンテンツの提供
AM11:10〜12:00=共通コンテンツの提供

ロケーションA110のコンテンツ提供スケジュールが上記のような設定である場合、ロケーションA110における情報提供装置A1〜An,112−1〜nを利用したコンテンツ提示処理は、上記のスケジュールに従って実行される。
ロケーションB120においても、ロケーションB120における情報提供装置B1〜Bn,122−1〜nを利用したコンテンツ提示処理は、ロケーションB対応のスケジュールに従って実行される。
このようなシステムの実現のためには、
サーバ130は、各ロケーションに共通に提供する共通コンテンツの他、さらに、
(1)各ロケーション固有のコンテンツ、
(2)各ロケーション固有のコンテンツ提供スケジュール、
これらを管理し、各ロケーションに提供することが必要となる。
本発明のシステムでは、これらの各ロケーション固有のコンテンツとスケジュールの設定は、各ロケーションに設置されたPC等の入力装置(クライアント装置)がサーバ130にアクセスし、サーバ130の提供するテンプレートを利用して各ロケーションの入力装置(クライアント装置)を操作するオペレータによって行われる。
例えばロケーションA110のオペレータは、入力装置(クライアント装置)A111を操作してサーバ130にアクセスを行い、サーバ130の提供するテンプレートを利用して、
(1)ロケーションA固有のコンテンツ、
(2)ロケーションA固有のコンテンツ提供スケジュール、
これらの情報を登録する。
同様に、ロケーションB120のオペレータは、入力装置(クライアント装置)B121を操作してサーバ130にアクセスを行い、サーバ130の提供するテンプレートを利用して、
(1)ロケーションB固有のコンテンツ、
(2)ロケーションB固有のコンテンツ提供スケジュール、
これらの情報を登録する。
このような情報登録処理により、サーバ130は、各ロケーションに対して、ロケーション共通のコンテンツに加え、ロケーション固有のコンテンツ、さらにロケーション固有のスケジュール情報を提供することができる。
各ロケーションでは、サーバからの受信するこれらの情報を利用してロケーション固有のコンテンツを含む様々なコンテンツをロケーション独自の放映スケジュールに従って、情報提供装置を介して提示することが可能となる。
これらの情報登録処理、コンテンツ提供処理の詳細については後段で説明する。
なお、図1には、ロケーションとしてロケーションA110、ロケーションB120の2つのロケーションのみを示しているが、ロケーションの数は任意であり、3以上のロケーションとしてもよい。
また、ロケーションの設定は、図1に示すような並列的な設定のみならず、階層構成の設定としてもよい。すなわち、1つの上位ロケーションであるエリア内部に複数の下位ロケーションを設定するといった階層構成の設定とすることもできる。
この階層構成例について、図2を参照して説明する。
図2には、図1を参照して説明したと同様のサーバ130と、複数のロケーションであるロケーションA151a〜ロケーションN151nを包含する上位ロケーションとしてのエリアP140を示している。
ロケーションA151a〜ロケーションN151nは、各々が、例えばスーパーマーケットの店舗に相当する。
エリアP140は、例えば都道府県や市区町村に対応するエリアに相当する。
具体的には、例えば以下のような設定である。
ロケーションA141aは、東京都品川区五反田店の店舗、
ロケーションN151nは、東京都新宿区新宿駅前店の店舗、
エリアP140は東京都の全店舗を統括するエリア統括本部、
このような設定である。
エリアP140にも、エリア統括本部対応の入力装置(クライアント装置)P141が置かれる。入力装置(クライアント装置)P141は、東京都内の全店舗を統括するエリア統括本部内に設置されたPC等の装置である。入力装置(クライアント装置)P141のオペレータは、入力装置(クライアント装置)P141を操作してサーバ130にアクセスを行い、サーバ130の提供するテンプレートを利用して、
(1)エリアP固有のコンテンツ、
(2)エリアP固有のコンテンツ提供スケジュール、
これらの情報を登録する。
ロケーションA〜Nにおいても、先に図1を参照して説明したように、各ロケーションの入力装置(クライアント装置)A〜Nのオペレータは、入力装置(クライアント装置)A〜Nを操作してサーバ130にアクセスを行い、サーバ130の提供するテンプレートを利用して、それぞれ、
(1)ロケーションA〜N固有のコンテンツ、
(2)ロケーションA〜N固有のコンテンツ提供スケジュール、
これらの情報を登録する。
このような情報登録処理により、サーバ130は、
コンテンツ提示スケジュール情報の管理、提供処理として、
エリア固有のスケジュール、
ロケーション固有のスケジュール、
これらの情報を登録管理し、これらのスケジュール情報を、それぞれの対応エリア、ロケーションに提供する処理を行う。。
さらに、サーバ130は、コンテンツ情報の管理、提供処理として、
各ロケーション共通の共通コンテンツ、
各ロケーションに固有のロケーション固有コンテンツ、
各エリアに固有のエリア固有コンテンツ、
これらのコンテンツ情報を登録管理し、これらのコンテンツ情報を、それぞれの対応エリア、ロケーションに提供する処理を行う。
なお、エリア固有のスケジュールと、ロケーション固有のスケジュールとが競合する場合には、あらかじめ設定した優先度に従って、いずれかのスケジュールを優先した処理が実行される。
例えば優先順位は、
エリア優先として、エリア固有のスケジュールと、ロケーション固有のスケジュールとが競合した場合は、エリアスケジュールに従って、エリア内のロケーションでのコンテンツ提供を行うといった設定とする。
あるいは、その逆の設定として、ロケーション優先として、エリア固有のスケジュールと、ロケーション固有のスケジュールとが競合した場合は、ロケーションスケジュールに従って、そのロケーションでのコンテンツ提供を行うといった設定とする。
この優先度の設定は、任意に設定可能である。
[2.テンプレートおよびテンプレート対応入力データを利用したローカルコンテンツの生成所処理について]
次に、図3以下を参照して、テンプレートおよびテンプレート対応入力データを利用したローカルコンテンツの生成処理について説明する。
ロケーションやエリア単位で設定された入力装置(クライアント装置)は、テンプレートを利用してサーバに対する情報登録処理、すなわち、
(1)ロケーション(またはエリア)固有のコンテンツ、
(2)ロケーション(またはエリア)固有のコンテンツ提供スケジュール、
これらの情報登録処理を実行する。
前述したように、これらの情報登録処理に際しては、サーバ130の提供するテンプレートが利用される。
なお、以下の説明においては、
(1)ロケーションやエリアを「ローカル領域」
(2)ロケーション固有のコンテンツ、エリア固有のコンテンツ、これらをまとめて「ローカルコンテンツ」と呼ぶ。
(3)また、ロケーション固有のスケジュール、エリア固有のスケジュール、これらをまとめて「ローカルスケジュール」と呼ぶ。
また、ローカルコンテンツではない、全ロケーション共通のコンテンツを「共通コンテンツ」、ローカルスケジュールではない、全ロケーション共通のスケジュールを「共通スケジュール」と定義して説明する。
図3には、ローカルコンテンツおよびローカルスケジュールを設定するために利用するテンプレート210とテンプレート対応入力データ220のデータ構成例を示している。
テンプレート210は、サーバ130によって、各ローカル領域(ロケーションやエリア)に提供され、各ローカル領域(ロケーションやエリア)の入力装置(クライアント装置)(例えば図1に示す入力装置A111)がこの図3に示すテンプレート210を利用して、ローカルコンテンツおよびローカルスケジュールを設定することができる。
テンプレート210を利用して各ローカル領域(ロケーションやエリア)の入力装置(クライアント装置)によって入力された情報はテンプレート対応入力データ220として記録される。
テンプレート210には、
ムービークリップ211、
アクションスクリプト212、
定義情報(Definition.xml)213、
音声データ(sound.mp3)214
これらのデータが含まれる。
ムービークリップ211は、例えば様々な動画データや静止画データの組み合わせなどの映像データから構成される。図には、デフォルト、パターン1〜3の4種類の異なる映像データを設定したテンプレートを示している。
これらは、各々が、例えば数十秒の映像コンテンツによって構成される。
例えば、
デフォルトは、企業情報紹介ビデオ、
パターン1は、寒い日のイメージビデオ、
パターン2は、小春日和のイメージビデオ、
パターン3は、雨の日のイメージビデオ、
このような様々な内容のムービークリップによって構成されている。
なお、これらのパターンは、例えばシーズンごとに入れ替えるなど、適宜、更新することができる。
各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータは、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用してテンプレートに設定された各ムービークリップを閲覧可能であり、自己の店舗に最適なムービークリップを選択することができる。
この選択情報は、テンプレート対応入力データ220中に記録される。
選択されたムービークリップの映像が各ロケーション(またはエリア)の情報提供装置に出力表示されることになる。
各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータは、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用してムービークリップ(デフォルト、パターン1〜3)を選択するとともに、選択したムービークリップに重畳して表示するテキスト(コメント、説明など)や画像(例えば商品の画像など)を入力することができる。
すなわち、各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータは、選択したムービークリップに予め規定された入力可能なデータ(テキストや画像)を自由に入力することができる。
これらの入力データは、テンプレート対応入力データ220中に記録される。
例えば、テンプレート対応入力データ220内のパラメータ情報(params.xml)222には、各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータによって入力された情報が記録される。テンプレート対応入力データ220の内容については後段で説明する。
各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータの処理により、選択された特定のムービークリップに、テキストや画像が重畳されたデータが、最終的な表示データとして各ロケーション(またはエリア)の情報提供装置に出力表示されることになる。
さらに、各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータは、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用して情報提供装置に出力する音声データ214を選択することができる。音声データは、選択したムービークリップの出力に併せて出力される音楽データ等である。
テンプレート210には、予め複数の音声データ214が設定されており、各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータは、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用して好みの音声データを選択することができる。
この選択情報は、テンプレート対応入力データ220中に記録される。
この、音声データの選択処理によって、各ロケーション(またはエリア)の情報提供装置にムービークリップが表示されるとともに選択された音声データが出力される。
アクションスクリプト212は、このテンプレートを利用して作成されるローカルコンテンツの再生処理用のプログラムであり、後述するテンプレート対応入力データ220に含まれる各情報を利用してローカルコンテンツ再生処理を実行する。
すなわち、テンプレート対応入力データ220に含まれるスケジュール情報に従って、さらに、テンプレート対応入力データ220に含まれるローカル領域のオペレータによって入力された情報を適用したローカルコンテンツを含むコンテンツの再生処理が実行される。
定義情報(Definition)213は、例えば、ローカル領域のオペレータに提供するデータ入力画面としてのGUIを提供するための情報等を記録している。さらに、入力可能なテキスト情報や画像情報の仕様を規定したデータなどを含む情報である。各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータは、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用して、テキストや画像を入力する場合、この定義情報(Definition)213の定義にしたがってデータを入力する。
なお、定義情報(Definition)213に従って生成されるGUIには、
ムービークリップの選択処理画面、
ムービークリップに重畳表示するテキストや画像データの入力画面、
音声データの選択画面、
さらに、ローカルコンテンツの各ローカル領域の情報提供装置による出力期間を設定するためのスケジュール入力画面、
これらの各画面が含まれる。
次に、テンプレート対応入力データ220について説明する。テンプレート対応入力データ220は、各ローカル領域のオペレータによって、テンプレート210を利用して入力された情報の記録データである。図3に示すように、テンプレート対応入力データ220には、
スケジュール情報(Schedule.xml)221、
パラメータ情報(params.xml)222、
入力画像情報(pict.jpeg)223、
これらの情報が含まれる。
スケジュール情報(Schedule.xml)221はローカルスケジュール、すなわち、ロケーション(またはエリア)固有のコンテンツ提供スケジュールを記録するためのデータである。
各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータは、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用して、前述したテンプレート210の定義情報(Definition)213によって生成されるGUIとしての期間入力画面に対して、生成したローカルコンテンツの出力期間(ローカル領域の情報提供装置における出力期間)を設定することができる。
パラメータ情報(params.xml)222には、各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータが各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用して入力した各種の情報が記録される。例えば、
ムービークリップの選択情報、
ムービークリップに重畳表示するテキストや画像データの情報、
音声データの選択情報、
これらの情報、あるいは情報識別用のパラメータが設定される。
画像情報(pict.jpeg)223には、各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータが各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用して入力した画像情報、たとえばムービークリップに重畳して表示するための静止画情報等が記録される。画像情報(pict.jpeg)223として記録された画像は、パラメータ情報(params.xml)222に記録されたムービークリップの選択情報を利用して決定される特定のムービークリップに重畳して表示される。このムービークリップとの対応情報などはパラメータ情報(params.xml)222に記録される。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、図3に示すテンプレートを利用して各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータが実行する処理、すなわち、各ローカルの情報提供装置に出力する情報およびスケジュール設定処理シーケンスについて説明する。
図4に示すフローチャートは、各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータが、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用して実行する処理である。各ローカルのオペレータは、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用してサーバ130にアクセスしてテンプレートを呼び出す。その後、図4に示すフローのステップS101以下の処理が開始される。
まず、ステップS101において、出力データの出力スケジュールを決定する。
各ローカル領域(ロケーションやエリアなど)のオペレータは、各ローカルの入力装置(クライアント装置)を利用して、期間入力画面に対して、選択したムービークリップの出力期間を設定する。
ここでは、例えば図4に示すように、
「2010/01/20−10:00〜2010/02/05−21:00」
このような期間の入力を行ったとする。
この期間は、ローカルのオペレータがステップS102〜S103の処理において生成するローカルコンテンツ(ムービークリップ+入力データ+音声データ)の再生を希望する期間である。
この再生希望期間データが、スケジュール情報(Schedule.xml)221に記録されることになる。
次にステップS102において、図3に示すテンプレート中のムービークリップ211から利用するクリップを選択する。
図4のフローの右欄には、1つの具体的な処理例を示している。
図4に示す例では、パターン1の寒い日のイメージビデオを選択したものとする。
次に、ステップS103において、ステップS102で選択したムービークリップに対して予め許容された入力データを入力する。例えばテキストデータや画像データを入力することができる。
図4に示す例では、オペレータは、
テキストとして「北風が冷たいこんな日は、お鍋で温まりましょう」
画像として「鍋の画像」
を入力したものとする。
さらに、ステップS103において、ステップS102で選択したムービークリップの出力に併せて再生する音楽を図3に示す音声データ214から選択する。
図4に示す例では、オペレータは、
音声データとして、音声2(sound2.mp3)を選択したものとする。
ここまでのステップS102〜S103の処理によって、ローカル領域(ロケーションやエリアなど)の情報提供装置において出力するデータ(ローカルコンテンツ)が決定されることになる。
これらステップS102〜S103の各ステップにおいてローカル領域のオペレータが入力した情報は、図4に示すようにパラメータ情報(params.xml)222にすべて記録される。
なお、前述したように、ローカル領域(ロケーションやエリア)の情報提供装置において提示される情報には、上記のローカルオペレータの設定したローカルコンテンツのみならず、各ロケーションに共通の共通コンテンツも含まれる。
ローカル領域(ロケーションやエリア)の情報提供装置において提示される全体の番組編成はサーバ130のコンテンツ編成部において行われる。このコンテンツ編成部において設定した全体の番組中の一部にローカルコンテンツの提供時間が設定される。
ステップS101においてオペレータが設定したローカルコンテンツ放映希望期間内で、かつ、サーバ130のコンテンツ編成部の設定したローカルコンテンツの提供時間に、ステップS102〜S103で設定したローカルコンテンツがローカル領域(ロケーションやエリア)の情報提供装置に出力されることになる。なお、番組編成等の処理については、さらに後段で説明する。
図4に示すフローのステップS102〜S103の処理によって生成したローカルコンンテンツ(ムービークリップ+入力データ+音声データ)の再生表示例を図5に示す。
図5に示す例は、
ステップS102において選択した「ムービークリップ(パターン1)」、
ステップS103において入力したテキスト「北風が・・」と画像「鍋の画像」、
ステップS103で選択した「音声データ(音声2)」、
これらのデータの出力例を示している。
このようにローカル領域(ロケーションやエリア)にいるオペレータはサーバ130の提供するテンプレートを利用して様々なローカルコンテンツを容易に作成することが可能とななる。これらは特定のローカル領域、すなわち特定のロケーションやエリアにのみ提供されるローカル領域固有のコンテンツであり、状況に応じた様々なローカルコンテンツを容易に作成して提供することができる。
なお、図3を参照して説明したテンプレート中のムービークリップの各パターンは、例えば図6に示すように、複数のシーンによって構成することができる。図6に示すように、パターン1は、シーン1〜nのn個のシーンの切り替え映像として構成することも可能である。
それぞれのシーン1〜nに対応してローカルのオペレータは、シーンに重畳表示するためのテキストや画像を対応付けることが可能となる。図6に示すように、
シーン1には、シーン1対応のテキストと画像、
シーン2には、シーン2対応のテキストと画像、

シーンnには、シーンn対応のテキストと画像、
このような設定も可能である。
このような設定とした場合、n個の異なるテキスト情報と、画像情報を連続的に表示することが可能となる。
なお、シーン関連情報は、テンプレート対応入力データ220内に記録される。すなわち、このようにシーン対応の入力データを入力した場合は、各シーン対応のテキスト情報や画像の索引用パラメータがパラメータ情報222に記録され、画像は画像情報(pict.jpeg)223として記録される。
なお、各ローカル領域において、ローカルコンテンツの再生処理を実行する場合は、前述したように、テンプレート210内のアクションスクリプト212が利用される。アクションスクリプト212は、図3、図4を参照して説明したテンプレートを利用して作成されるローカルコンテンツの再生処理用のプログラムであり、テンプレート対応入力データ220に含まれるスケジュール情報221、パラメータ情報222、画像情報223を利用してローカルコンテンツ再生処理を実行する。
なお、先に説明しように、ローカル領域(ロケーションやエリア)の情報提供装置における情報提供処理は、サーバ130のコンテンツ編成部において設定された番組編成(コンテンツ放映スケジュール)に従って行なわれる。コンテンツ編成部において設定する番組編成データ(コンテンツ放映スケジュール)は、共通コンテンツとローカルコンテンツなどを含む全コンテンツの放映スケジュールを含む情報である。
図7に、サーバ130のコンテンツ編成部において生成する番組編成データの一例を示す。
番組編成データは図7に示すように例えばテレビ番組表と同様、各日付けの各時間単位で出力する番組(コンテンツ)を規定したデータによって構成される。
図7に示す例は、2/1(月)〜2/3(水)の番組スケジュールである。この番組編成データにおいて、ローカルコンテンツの出力予定は、図に示すように、
11:00〜12:00
13:00〜14:00
これら2つの時間帯である。
11:00〜12:00の時間帯は、エリアコンテンツ提供時間251として設定され、13:00〜14:00の時間帯は、ロケーションコンテンツ提供時間252として設定されている。
例えば、図4を参照して説明した処理がロケーションA(図1参照)においてロケーションA対応のロケーションコンテンツの作成登録処理として実行された場合、このロケーションAのローカルコンテンツは、図7に示す13:00〜14:00のロケーションコンテンツ提供時間252にロケーションAの情報提供装置において繰り返し放映されることになる。
また、図4を参照して説明した処理が複数のロケーションを含むエリアP(図2参照)においてエリアP対応のエリアコンテンツの作成登録処理として実行された場合、このエリアPのローカルコンテンツは、図7に示す11:00〜12:00のエリアコンテンツ提供時間251に、エリアPに含まれる複数のロケーションの情報提供装置において放映されることになる。
[3.サーバの構成と処理、およびテンプレートやテンプレート対応入力データの提供処理について]
次に、図8を参照して、サーバ130の構成と処理、およびテンプレートやテンプレート対応入力データの提供処理等について説明する。図8にはサーバ130と1つのローカル領域としてロケーションA110を示している。
サーバ130は、図8に示すように、コンテンツ生成部(CCB:Content Creator for BEADS)301、認証処理部(SSO:Single Sign On)302、コンテンツ編成部(BOF:BackOffice)303、コンテンツ格納部(NAS:Network Attched Storage)304、コンテンツ配信部(DST)305、監視部(MON)306、データベース(DB)307、ログ記録部(LOG)308を有する。
なお、図8に示すサーバ130の各構成要素であるコンテンツ生成部301〜ログ記録部308は、1つの情報処理装置内に構成してもよいし、ネットワーク上に分散した複数の情報処理装置によって構成されていてもよい。ネットワーク上に分散配置した構成の場合は、各構成用素はネットワークを介した通信を実行して各種の処理を実行する。
ロケーションA110は、先に図1を参照して説明したロケーションA110と同じであり、情報提供処理を行う情報提供装置112−1〜n、テンプレートを利用したローカルコンテンツの作成処理を実行する入力装置(クライアント装置)A111を有する。さらに、サーバ130の提供するテンプレートやテンプレート入力データを受信し、各情報提供装置112−1〜nに転送する処理を行うローカル情報管理装置113を有する。
なお、情報提供装置112−1〜nの1つが、ローカル情報管理装置113を兼ね備えた構成としてもよい。
同様に、情報提供装置112−1〜nの1つが、入力装置(クライアント装置)A111を兼ね備えた構成としてもよい。
サーバ130の処理について説明する。
コンテンツ生成部301は、ロケーションA110等、ローカル領域(ロケーションあるいはエリア)に設定された入力装置(クライアント装置)111の要求に応じて、テンプレートを提示してテンプレートに対する情報登録処理を実行する。テンプレートに対する入力データは、先に図3を参照して説明したようにテンプレート対応入力データ220中に記録される。
なお、テンプレートはサーバ130内で生成してもよいし、例えば外部の制作会社の作成したテンプレートをサーバ130に入力する設定としてもよい。例えば外部の制作会社の作成したテンプレートをサーバ130に入力する場合、そのテンプレートの仕様を確認する処理をサーバ内で行った後、予め規定した規格に適合することが確認された場合のみ利用される。なお、図8において、これらの規格適合判定はコンテンツ編成部(BOF)303において実行する構成としている。
コンテンツ編成部303から、規格に適合するテンプレートがコンテンツ生成部301に提供され、ローカル領域(ロケーションA110)の入力装置A(クライアント装置A)111が利用することが可能となる。
なお、規格に適合するテンプレートはコンテンツ格納部(NAS)304に格納される。
図8には、テンプレートとテンプレート対応入力データの流れを示している。テンプレート(図3に示すテンプレート210)は、各ローカル領域に対して、予め提供されるデータである。
一方、テンプレート対応入力データは、各ローカル領域のオペレータによって新たなデータ入力がなされた時点で逐次更新され、その更新データが、随時、各ローカル領域に提供される。
テンプレートの例えば1月単位、あるいは、季節ごとの更新などが可能であり、更新が行われた場合は、更新テンプレートが各ローカル領域に提供される。テンプレート更新は、サーバ側の主導で行われる。
しかし、テンプレート対応入力データについては、各ローカル領域において、随時、更新可能であり、更新されたテンプレート対応入力データは、即座にサーバ130からローカル領域(図8ではロケーションA110)に提供される。
前述したように、入力装置(クライアント装置)111は、テンプレートを利用して以下のテンプレート対応入力データをサーバ130に登録できる。
(a)ムービークリップの選択情報
(b)ムービークリップに重畳表示するデータ(テキスト、画像データなど)
(c)音声データの選択情報
(d)ローカルコンテンツの再生スケジュール情報
コンテンツ生成部301は、ローカル領域(ロケーションやエリア)に設定された入力装置(クライアント装置)からこれらの情報(テンプレート対応入力データ)を入力し、コンテンツ格納部(NAS)304に格納する。
なお、コンテンツ生成部301は、入力装置(クライアント装置)111からのアクセス時に入力装置(クライアント装置)111が予めサーバ130に正規ユーザとして登録された入力装置(クライアント装置)であるか否かを判定する認証処理を行う。この認証処理は、認証処理部(SSO)302の処理として実行される。
この認証処理の成立によって、入力装置(クライアント装置)が正規の登録入力装置(クライアント装置)であることが確認された場合にのみ、テンプレートを利用した情報(テンプレート対応入力データ)登録処理が行われることになる。
なお、テンプレートを利用した情報登録処理に際して、コンテンツ生成部301と入力装置(クライアント装置)111との間で通信されるデータは、暗号化データに変換され、暗号化データ通信として行われる、また各通信データには、例えば一方向性ハッシュ関数に基づく改ざん検証値が付加され、通信過程での不正な処理を防止する構成がとられる。
入力装置(クライアント装置)111は、先に図4を参照して説明したフローチャートに従って、順次、必要なデータを入力し、テンプレートを適用してローカルコンテンツを作成することができる。入力装置(クライアント装置)111からの入力情報(テンプレート対応入力データ)は、コンテンツ格納部304に格納された後、コンテンツ配信部(DST)305を介して各ロケーション(またはエリア)のローカル情報管理装置(Edge:エッジサーバ)113に送信される。
各ロケーション(またはエリア)のローカル情報管理装置(Edge:エッジサーバ)113は、ロケーション単位に設定され、サーバ130のコンテンツ配信部305から提供される情報を受信し、受信情報を、ロケーション内の情報提供装置112−1〜nの各々に提供する。
なお、ローカル情報管理装置(Edge:エッジサーバ)113がサーバ130のコンテンツ配信部305から受信し、ロケーション内の情報提供装置112−1〜nの各々に提供する情報は、
(A)テンプレート(図3に示すテンプレート210)、
(B)テンプレート対応入力データ(図3に示すテンプレート対応入力データ220)
である。
なお、前述したようにサーバ130のコンテンツ配信部305は、上記の(A)テンプレートと、(B)テンプレート対応入力データを、それぞれ個別に送信することが可能である。
例えば(A)テンプレートは、変更の少ない固定情報であり、予め各ローカル領域に提供しておく。季節や月単位で更新される場合は、その更新テンプレートを提供すればよい。
一方、(B)テンプレート対応入力データはローカル領域において、逐次、新たなデータ入力が可能であり逐次、更新可能となる。従って、(B)テンプレート対応入力データについてはローカル領域の主導で、更新され、その更新データが、随時、サーバ130のコンテンツ生成部301からコンテンツ格納部304に格納されるとともに、コンテンツ配信部305を介してローカル領域(図8ではロケーションA110)に提供される。
テンプレートが固定的なデータであっても、先に図3、図4等を参照して説明したように、テンプレート対応入力データを変更することで、テンプレートに含まれるムービークリップの変更が可能であり、またムービークリップ上に重畳するデータ(入力データ)も変更することができる。音声データも変更可能である。各ローカル領域では、テンプレート対応入力データを更新することで、これらの変更処理が可能となり、様々な異なるローカルコンテンツを提示することが可能となる。
従って、テンプレートのみを先にローカル情報管理装置(Edge:エッジサーバ)113に送信し、逐次、例えば週単位で、ローカル領域(ロケーションA110)の入力装置(クライアント装置)111から新たにテンプレート対応入力データをサーバに入力し登録することで、コンテンツ配信部305からローカル領域に新たなテンプレート対応入力データが配信され、同じテンプレートを利用しても異なるローカルコンテンツを提示することが可能となる。
このように、コンテンツ配信部305は、テンプレートを、テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信する処理を行う。なお、コンテンツ配信部305は、データベース307に格納されたローカル領域定義情報を参照して、コンテンツ生成部301がローカル領域の入力装置から受信したテンプレート対応入力データの送信元のローカル領域に対応するローカル領域に対して、テンプレート対応入力データを送信する。
なお、サーバ130からローカル領域に提供されるテンプレートおよび逐次更新されるテンプレート対応入力データは、各ローカル領域のローカル情報管理装置(エッジサーバ(Edge))113を介して情報提供装置112−1〜nに提供され、各情報提供装置112−1〜n内のメモリに格納される。テンプレートには、前述したようにテンプレートを利用したローカルコンテンツの再生処理に適用するプログラムとしてのアクションスクリプト212(図3参照)を含んでいる。
各情報提供装置112−1〜nはアクションスクリプト212を実行して、例えばテンプレート対応入力データ220(図3参照)内のスケジュール情報(Schedule.xml)221、パラメータ情報(params.xml)222、画像情報(pict.jpeg)223を利用して、所定の時間に所定のローカルコンテンツを表示する。
なお、この出力情報の生成処理は、各情報提供装置112−1〜nが個別に実行してもよいし、あるいは、各情報提供装置112−1〜nに接続された1つの装置(例えばローカル情報管理装置(エッジサーバ(Edge))113、あるいは情報提供装置112−1〜nの中の1台)が実行し、生成画像と音声を各情報提供装置112−1〜nに送信して出力する構成としてもよい。
サーバ130のコンテンツ編成部(BOF)303は、前述のテンプレート検証処理の他、番組編成処理を実行する。すなわち各ローカル領域における情報提供装置において提示されるコンテンツの全体スケジュールを設定する。具体的には、先に図7を参照して説明した番組編成データを生成する。
生成した番組編成データは、コンテンツ格納部304、データベース307に格納され、さらに、コンテンツ配信部305を介して各ローカル領域に提供される。
各ローカル領域の情報提供装置112、あるいは情報提供装置112を統括する装置(例えばローカル情報管理装置(エッジサーバ(Edge))113、あるいは情報提供装置112−1〜nの中の1台)は、この番組編成データをメモリに保持し、番組編成データに応じてコンテンツを出力する。
図4、図7を参照して説明したように、各ローカル領域の情報提供装置112は、番組編成データ内に設定されたローカルコンテンツの放映時間にローカルコンテンツが放映される。すなわち、図4のフローのステップS101においてオペレータが設定したローカルコンテンツ放映希望期間内で、かつ、サーバ130のコンテンツ編成部303の設定したローカルコンテンツの提供時間に、図4に示すフローのステップS102〜S103で設定したローカルコンテンツがローカル領域(ロケーションやエリア)の情報提供装置に出力されることになる。
コンテンツ編成部(BOF)303は、さらにエリア編成処理など、ローカル領域の設定処理を実行する。例えば東京都を1つのエリアとする、あるいは23区内を1つのエリアとするといったエリア設定や、エリアとロケーションの対応付け等の処理を実行する。これらのローカル領域編成情報はデータベース307に格納される。
ログ記録部(LOG)308は、各ローかる領域におけるコンテンツの出力状況やサーバ130から各ローカル領域に対するデータ出力状況を示すログ情報を記録する。
このログ情報は、データベース(DB)307に格納されるとともに、監視部(MON)306に提供され、スケジュール通りのコンテンツ提示処理等が実行されているか否かを確認する処理が行われる。
データベース(DB)307の格納データ例を図9に示す。データベース(DB)307には、図9に示すように、
(a)ユーザ定義情報、
(b)ユーザ権限管理情報、
(c)コンテンツ定義情報、
(d)ローカル領域定義情報
等、様々な情報が記録される。先に説明したように、番組編成情報、ログ情報等も記録される。
ユーザ定義情報、ユーザ権限管理情報は、例えば各ローカル領域におけるローカルコンテンツの作成者、すなわちユーザ装置(クライアント装置)を利用してテンプレート対応入力データを入力するオペレータのユーザ登録情報や権限管理情報等である。各オペレータ対応のユーザIDや認証処理時に適用するパスワード情報などが登録される。
コンテンツ定義情報は、コンテンツ編成部(BOF)303の生成した番組編成データに登録されるコンテンツに関する管理、定義情報でありコンテンツの種類や再生時間等が記録される。
ローカル領域定義情報は、先に説明したエリア設定やエリアとロケーションとの対応関係情報などである。なお、各エリア情報、ロケーション情報は図に示すように例えば個別のXMLファイルとして登録される。
[4.サーバおよびローカル領域の情報処理装置の実行する処理シーケンスについて]
次に、図10〜図12を参照してサーバおよびローカル領域の情報処理装置の実行する処理シーケンスについて説明する。
まず、図10に示すフローチャートを参照してサーバ130の実行する主要な処理のシーケンスについて説明する。
図10に示すフローチャートはサーバ130の実行する処理中、ローカル領域(ロケーションやエリア)に対するテンプレート配信とテンプレート対応入力データの配信処理を中心として説明する処理シーケンスを説明するフローチャートである。
まず、ステップS201において、サーバは、各ローカル領域に対してテンプレートを配信する。なおテンプレート配信処理は、実際に情報提供装置を備えたローカル領域であればよく、例えばエリアの統括本部等に対しての送信は省略できる。
このテンプレート送信処理は、コンテンツ提示サービスが開始される以前に実行される。その後、例えば季節ごとにテンプレートが更新されるまで、1つのテンプレートを利用したローカルコンテンツ表示処理が行われることになる。ただし、前述したように、ムービークリップや音声データの変更やテキスト、画像の変更などにより異なるコンテンツとして表示することが可能である。
ステップS202において、ロケーションのエリア編成処理を行う。この処理は、前述したように、エリア設定やエリアとロケーションとの対応関係の設定処理などである。なお、各エリア情報、ロケーション情報は図9に示すようにデータベースに記録される。
なお、ステップS201のテンプレート配信処理、ステップS202のロケーションのエリア編成処理は、順番は問わない。例えば1年毎、季節毎など、管理者側の意志によって適宜、実行可能な処理である。
次のステップS203では、ローカル領域(エリア/ロケーション)単位のテンプレート対応入力データを受信する。この処理は、先に図4のフローを参照して説明したローカル領域の入力装置(クライアント装置)によるテンプレートを利用したテンプレート対応入力データの入力処理である。
ローカル領域の入力装置(クライアント装置)がサーバのコンテンツ生成部301(図8参照)にアクセスしてテンプレートを利用した処理を実行する。具体的には、例えば以下の情報をテンプレート対応入力データとして入力する。
(a)ムービークリップの選択情報
(b)ムービークリップに重畳表示するデータ(テキスト、画像データなど)
(c)音声データの選択情報
(d)ローカルコンテンツの再生スケジュール情報
このステップS203の処理は、ローカル領域主導の処理であり、ローカル領域からのテンプレート対応入力データの入力に応じて随時実行される。
次のステップS204において、サーバは、ローカル領域(エリア/ロケーション)単位でテンプレート対応入力データを分類して登録格納する処理を行う。
サーバのコンテンツ生成部301(図8参照)は、ローカル領域の入力装置(クライアント装置)を介して入力されたテンプレート対応入力データを入力処理を実行したローカル領域(エリア/ロケーション)の対応データとして、コンテンツ格納部304に登録、格納する。
このステップS204の処理は、ローカル領域からのテンプレート対応入力データの入力に応じて随時実行される。
次に、ステップS205において、サーバは、ローカル領域(エリア/ロケーション)単位で分類したテンプレート対応入力データを、テンプレート対応入力データに対応付けられたローカル領域(エリア/ロケーション)に対して配信する。
なお、このデータ送信処理は、実際に情報提供装置を設置したローカル領域のみに実行すればよい。例えばエリアの統括本部などの実際に情報提供装置を設置していないローカル領域に対しては送信する必要はない。
このステップS205の処理は、ローカル領域からのテンプレート対応入力データの入力に応じて随時実行される。
情報提供装置を設置しているローカル領域では、ステップS201において事前配信されたテンプレートと、ステップS205において送信されたテンプレート対応入力データを用いて、ローカルコンテンツを生成して情報提供装置に表示し出力する処理を行う。
このようにサーバは、
(A)テンプレートのローカル領域に対する送信、
(B)テンプレート対応入力データのローカル領域に対する送信、
これらの処理を区別して実行する。
テンプレートは先に図3を参照して説明したように複数の映像データを含み、その他にも複数の音声データ、再生プログラムなどを含むデータであり、比較的容量の大きなデータである。
従って送信処理に要する時間も決して短くなく、通信トラフィックの状況にもよるが、送信開始から受信完了までにはある程度の時間を要することになる。
一方、随時送信されるテンプレート対応入力データは、図3を参照して説明したように、スケジュール情報、パラメータ情報、さらにテンプレートに貼り付ける静止画の画像データのみであり、比較的容量の小さいデータである。
従って、テンプレートに比較すれば、その送信時間は極めて短くすみ、随時送信処理を実行しても、送信開始から受信完了までの時間は極めて短い時間で済む。従って、ロケーション側で、新たなテンプレート対応入力データをサーバにアップロードした後、即座にサーバからそのテンプレート対応入力データを受信して、テンプレートと更新されたテンプレート対応入力データを利用してデータ表示が可能となる。
図10に示すステップS201とS205の処理、すなわち、
(A)ステップS201:テンプレートのローカル領域に対する送信、
(B)ステップS205:テンプレート対応入力データのローカル領域に対する送信、
これらの処理の処理タイミングを説明する図11に示す。
図11には、サーバ130と、ローカル領域として、ロケーションA〜D、エリアP,Qを示している。
ロケーションA,BはエリアPに含まれ、ロケーションC,DはエリアQに含まれる。
ステップS201のテンプレート送信(事前配信)処理は、図11に太線で示す処理である。この処理は、テンプレートが更新されない限り、1回限りの事前配信処理として実行される。
これに対して、ステップS205のテンプレート対応入力データの送信処理は、随時送信処理として行われる。すなわち、各ロケーションまたは各エリアのローカル領域のオペレータによって新たなテンプレート対応入力データがサーバにアップロードされた場合に、その対応ローカル領域に対して、サーバから更新されたテンプレート対応入力データが配信される。
なお、エリアP,Q対応のテンプレート対応入力データの矢印は各エリアを終点として示しているが、各エリアのロケーションに対して、エリアP,Q対応のテンプレート対応入力データは送信される。
次に、図12に示すフローチャートを参照して、各ローカル領域の情報処理装置が実行するテンプレート利用処理シーケンスについて説明する。
ステップS301において、各ローカル領域では、サーバからテンプレートを受信する。このテンプレートは、ローカル領域内のローカル情報管理装置において受信され、情報提供装置内のメモリに格納される。
このテンプレート受信処理は、テンプレートを利用したコンテンツ表示処理を行う前に行われる、すなわち事前受信処理として行われる。
次に、ステップS302において、ローカル領域(エリア/ロケーション)単位のテンプレート対応入力データを入力して、サーバに送信する。この処理は、各ローカル領域の入力装置(クライアント装置)を利用した処理である。テンプレートに対応する入力データとして、例えば、以下のデータを入力する。
(a)ムービークリップの選択情報
(b)ムービークリップに重畳表示するデータ(テキスト、画像データなど)
(c)音声データの選択情報
(d)ローカルコンテンツの再生スケジュール情報
このステップS302の処理は、ローカル領域主導で随時実行可能な処理であり、ローカル領域において、任意のタイミングでテンプレート対応入力データの入力が可能である。
次に、ステップS303において、ローカル領域の情報提供装置は、サーバから、ローカル領域(エリア/ロケーション)単位で分類したテンプレート対応入力データを受信してメモリに格納する。なお、例えば図8に示すローカル情報管理装置を介して受信処理が行われる。
このステップS303の処理は、ローカル領域からのテンプレート対応入力データの入力に応じて随時実行される。
次に、ステップS304において、情報提供装置を設置しているローカル領域では、ステップS301において事前配信されたテンプレートと、ステップS303において送信されたテンプレート対応入力データを用いて、ローカルコンテンツを生成して情報提供装置に表示し出力する処理を行う。
なお、ローカル領域の情報提供装置では、先に図7を参照して説明したサーバ130のコンテンツ編成部303の生成した番組編成データに従ってコンテンツを順次、再生する。ローカルコンテンツ以外の共通コンテンツは、例えば、サーバ130から事前に提供されたコンテンツやリアルタイムで配信されるコンテンツ等を出力する。ローカルコンテンツの再生時間になると、ローカルコンテンツへの切り替えコマンドに応じて、図3に示すテンプレート210のアクションスクリプト212が呼び出されて、アクションスクリプト212の処理によってローカルコンテンツの再生が行われる。なお、ローカルコンテンツへの切り替えコマンドは、随時サーバからローカル領域側へ送信する構成としてもよいし、サーバが予め図7に示す番組編成データをローカル領域側の情報提供装置、あるいは情報提供装置を統括する装置に提供しておき、これらの装置が番組編成データに基づいてコンテンツの切り替えを実行する構成としてもよい。
ローカルコンテンツの出力時間において、テンプレート210のアクションスクリプト212は、前述したようにテンプレート対応入力データの設定情報、例えばムービークリップの選択情報等をコンテンツ再生制御情報として利用してコンテンツ再生を行うことになる。なお、このテンプレート対応入力データに何も設定情報が記載されていない場合は、ムービークリップ中のデフォルトムービークリップを選択して出力する処理などが実行される。
[5.情報処理システムを構成する各構成要素のハードウェア構成例について]
次に、情報処理システムを構成する各構成要素のハードウェア構成例について図13を参照して説明する。
図13には、サーバ130と、ローカル領域に設置される入力装置(クライアント装置)111、情報提供装置112、ローカル情報管理装置113を示している。
なお、先に説明したようにサーバ130は様々な機能をネットワーク上に分散した構成として設定することも可能である。
図13に示すサーバ130のハードウェア構成は、図8を参照して説明した処理を全て実行する情報処理装置、または図8を参照して説明した処理の一部を実行する情報処理装置の構成例として示している。
また、図13に示すローカル領域に設置される入力装置(クライアント装置)111、情報提供装置112、ローカル情報管理装置113、これらの装置も1つの装置として設定することも可能であり、それぞれ個別の装置として設定することも可能である。
サーバ130は図13に示すように、制御部401、記憶部402、通信部403、データベース404を有する。制御部401は各種のデータ処理を実行し、また通信処理の制御等を行う。制御部401は例えばCPUを有しプログラム実行機能を有する。各処理のプログラムは記憶部402に格納され、制御部401はプログラムに従って各種の処理を実行する。
記憶部402はRAM,ROM等によって構成され、制御部401の実行するプログラム、プログラム実行に適用するパラメータなどを格納する。また制御部401の実行するプログラムのワークエリアとしても利用される。
通信部403は、ネットワーク551を介した他装置との通信処理を実行する。
データベース404は、先に説明したテンプレート、テンプレート対応入力データ、ユーザ管理情報、ローカル領域管理情報など、サーバの実行する処理に必要となる様々なデータを格納する。
次に、ローカル領域に設置される入力装置(クライアント装置)111、情報提供装置112、ローカル情報管理装置113、これらの装置のハードウェア構成例について説明する。
入力装置(クライアント装置)111は、サーバとの通信を実行してテンプレートを利用したテンプレート対応入力データの入力処理を行う装置である。
入力装置(クライアント装置)111は図13に示すように、制御部511、出力部(表示部/音声出力部)512、通信部513、記憶部514、入力部515を有する。
制御部511は各種のデータ処理を実行し、また通信処理の制御等を行う。制御部511は例えばCPUを有しプログラム実行機能を有する。各処理のプログラムは記憶部514に格納され、制御部511はプログラムに従って各種の処理を実行する。
出力部(表示部/音声出力部)512は、ディスプレイ、スピーカ等によって構成される。ディスプレイはテンプレート対応入力データの入力時のテンプレートや様々なGUIの表示などを行う。スピーカは例えばテンプレートに含まれる音声データの出力等に利用可能である。
通信部513は、ネットワーク551を介した他装置との通信処理を実行する。
記憶部514はRAM,ROM等によって構成され、制御部511の実行するプログラム、プログラム実行に適用するパラメータなどを格納する。また制御部511の実行するプログラムのワークエリアとしても利用される。
入力部515は、例えばキーボードやマウス等によって構成され、オペレータによるテンプレート対応入力テータの入力処理等に利用される。
情報提供装置112は、サーバ130から受信する映像データを含むコンテンツの出力処理を行う情報処理装置であり、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部と、記憶部に格納されたテンプレートに含まれる映像データを含むコンテンツの再生処理を、記憶部に格納されたテンプレート対応入力データに含まれるパラメータを適用して実行する制御部を有する。
情報提供装置112は、例えば店舗に設置されたコンテンツ出力端末である。情報提供装置112は、図13に示すように、制御部521、出力部(表示部/音声出力部)522、通信部523、記憶部524を有する。
制御部521は各種のデータ処理を実行し、また通信処理の制御等を行う。制御部521は例えばCPUを有しプログラム実行機能を有する。各処理のプログラムは記憶部524に格納され、制御部521はプログラムに従って各種の処理を実行する。
出力部(表示部/音声出力部)522は、ディスプレイ、スピーカ等によって構成される。ディスプレイはコンテンツの表示などを行う。スピーカは例えば音声データの出力等に利用される。
通信部523は、ネットワーク551を介した他装置との通信処理を実行する。
記憶部524はRAM,ROM等によって構成され、制御部521の実行するプログラム、プログラム実行に適用するパラメータなどを格納する。また制御部521の実行するプログラムのワークエリアとしても利用される。
なお、情報提供装置112がローカルコンテンツの再生時に利用するテンプレート対応入力データは、前述したように、
(a)前記テンプレートに含まれる複数の映像データであるムービークリップに対するムービークリップ選択情報、
(b)前記テンプレートに含まれる複数の音声データに対する音声データ選択情報、
(c)前記ムービークリップに重畳して表示するテキストまたは画像情報の少なくともいずれかの重畳用データ、
(d)前記ローカル領域に設置された情報提供装置における前記ローカルコンテンツの出力スケジュールを規定したスケジュール情報、
少なくとも上記(a)〜(d)いずれかの情報を含むデータであり、
制御部は、(a)〜(d)いずれかの情報を適用してコンテンツ再生処理を行う。
例えば、テンプレートに含まれる複数のムービークリップに対する選択情報を、テンプレート対応入力データから取得して、再生するムービークリップを選択し、テンプレート対応入力データに含まれるテキストデータや画像データをムービークリップに重畳して再生する処理を行う。また、ローカルコンテンツの再生処理は、情報提供装置112の制御部521の制御により、前述したようにスケジュール情報に従って実行される。
ローカル情報管理装置113は、サーバと情報提供装置間に設置され、双方の仲介的な処理を実行する装置である。
ローカル情報管理装置113は、図13に示すように、制御部531、通信部532、記憶部533を有する。
制御部531は各種のデータ処理を実行し、また通信処理の制御等を行う。制御部531は例えばCPUを有しプログラム実行機能を有する。各処理のプログラムは記憶部533に格納され、制御部531はプログラムに従って各種の処理を実行する。
通信部532は、ネットワーク551を介した他装置との通信処理を実行する。
記憶部533はRAM,ROM等によって構成され、制御部531の実行するプログラム、プログラム実行に適用するパラメータなどを格納する。また制御部531の実行するプログラムのワークエリアとしても利用される。
以上、特定の実施例を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、限定的に解釈されるべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
また、明細書中において説明した一連の処理はハードウェア、またはソフトウェア、あるいは両者の複合構成によって実行することが可能である。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータ内のメモリにインストールして実行させるか、あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させることが可能である。例えば、プログラムは記録媒体に予め記録しておくことができる。記録媒体からコンピュータにインストールする他、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介してプログラムを受信し、内蔵するハードディスク等の記録媒体にインストールすることができる。
なお、明細書に記載された各種の処理は、記載に従って時系列に実行されるのみならず、処理を実行する装置の処理能力あるいは必要に応じて並列的にあるいは個別に実行されてもよい。また、本明細書においてシステムとは、複数の装置の論理的集合構成であり、各構成の装置が同一筐体内にあるものには限らない。
以上、説明したように、本発明の一実施例の構成によれば、ローカル固有情報をローカル領域にタイムリーに出力することを可能とした構成が実現される。本発明の一実施例構成では、コンテンツ提供サーバと、サーバからの受領コンテンツを出力する情報提供装置を有するシステムにおいて、サーバが、映像データを含むテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用するテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信してローカルコンテンツを生成する。サーバは、ローカル領域の情報処理装置にテンプレートとテンプレート対応入力データを送信する。テンプレートは頻繁に更新せず、テンプレート対応入力データは更新に応じて随時送信する。情報提供装置は、サーバから受信するテンプレートと、テンプレート対応入力データ適用したコンテンツ再生処理を実行する。このデータ送信構成により、容量の小さいテンプレート対応入力データについては、ローカル側の都合により随時、更新し、更新後に、即座にサーバからローカル領域に提供することが可能となり、タイムリーな情報をローカル領域で出力することが可能となる。
110 ロケーションA
111 入力装置A(クライアント装置A)
112 情報提供装置A
113 ローカル情報管理部
120 ロケーションB
121 入力装置B(クライアント装置B)
122 情報提供装置B
130 サーバ
140 エリアP
141 入力装置P(クライアント装置P
210 テンプレート
211 ムービークリップ
212 アクションスクリプト
213 定義情報
214 音声データ
220 テンプレート対応入力データ
221 スケジュール情報
222 パラメータ情報
223 画像情報
301 コンテンツ生成部(CCB:Content Creator for BEADS)
302 認証処理部(SSO:Single Sign On)
303 コンテンツ編成部(BOF:BackOffice)
304 コンテンツ格納部(NAS:Network Attched Storage)
305 コンテンツ配信部(DST)
306 監視部(MON)
307 データベース(DB)
308 ログ記録部(LOG)
401 制御部
402 記憶部
403 通信部
404 データベース
511 制御部
512 出力部
513 通信部
514 記憶部
515 入力部
521 制御部
522 出力部
523 通信部
524 記憶部
531 制御部
532 通信部
533 記憶部

Claims (14)

  1. 映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信し、ローカル領域固有の再生コンテンツであるローカルコンテンツを生成するコンテンツ生成部と、
    前記ローカル領域に設置された情報提供装置に前記ローカルコンテンツを出力するために、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレートおよび前記テンプレート対応入力データを送信するコンテンツ配信部を有し、
    前記コンテンツ配信部は、
    前記テンプレートを、前記テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、
    前記ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信する情報処理装置。
  2. 前記コンテンツ生成部は、
    (a)前記テンプレートに含まれる複数の映像データであるムービークリップに対するムービークリップ選択情報、
    (b)前記テンプレートに含まれる複数の音声データに対する音声データ選択情報、
    (c)前記ムービークリップに重畳して表示するテキストまたは画像情報の少なくともいずれかの重畳用データ、
    少なくとも上記(a)〜(c)いずれかの情報を含むデータを、前記テンプレート対応入力データとして前記ローカル領域の入力装置から受信し、前記ローカルコンテンツを生成する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記コンテンツ配信部は、
    前記コンテンツ生成部が受信した少なくとも上記(a)〜(c)いずれかの情報を含むテンプレート対応入力データを、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、随時送信する処理を実行する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記コンテンツ生成部は、
    (d)前記ローカル領域に設置された情報提供装置における前記ローカルコンテンツの出力スケジュールを規定したスケジュール情報、
    を前記テンプレート対応入力データとして前記ローカル領域の入力装置から受信し、
    前記コンテンツ配信部は、前記スケジュール情報を前記テンプレート対応入力データとして、前記ローカル領域の情報処理装置に送信する処理を実行する請求項1〜3いずれかに記載の情報処理装置。
  5. 前記情報処理装置は、
    前記ローカル領域を、エリア領域の下位に1以上のロケーションを設定した階層構成としたローカル領域定義情報を記憶部に格納し、
    前記コンテンツ配信部は、
    前記ローカル領域定義情報を参照して、前記コンテンツ生成部が受信した前記テンプレート対応入力データの送信元のローカル領域に対応するローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレート対応入力データを送信する請求項1〜4いずれかに記載の情報処理装置。
  6. サーバから受信するコンテンツの出力処理を行う情報処理装置であり、
    映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部と、
    前記記憶部に格納されたテンプレートに含まれる映像データを含むコンテンツの再生処理を、前記記憶部に格納されたテンプレート対応入力データに含まれるパラメータを適用して実行する制御部と、
    を有する情報処理装置。
  7. 前記テンプレート対応入力データは、
    (a)前記テンプレートに含まれる複数の映像データであるムービークリップに対するムービークリップ選択情報、
    (b)前記テンプレートに含まれる複数の音声データに対する音声データ選択情報、
    (c)前記ムービークリップに重畳して表示するテキストまたは画像情報の少なくともいずれかの重畳用データ、
    少なくとも上記(a)〜(c)いずれかの情報を含むデータであり、
    前記制御部は、(a)〜(c)いずれかの情報を適用してコンテンツ再生処理を行う請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、
    前記テンプレートに含まれる複数のムービークリップに対する選択情報を、前記テンプレート対応入力データから取得して、再生するムービークリップを選択し、
    前記テンプレート対応入力データに含まれるテキストデータまたは画像データの少なくともいずれかの情報を前記ムービークリップに重畳して再生する処理を行う請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記テンプレート対応入力データは、
    (d)前記ローカル領域に設置された情報提供装置における前記ローカルコンテンツの出力スケジュールを規定したスケジュール情報を含むデータであり、
    前記制御部は、
    前記スケジュール情報に従って、コンテンツの出力時間の設定を行う請求項6〜8いずれかに記載の情報処理装置。
  10. コンテンツ提供処理を実行するサーバと、前記サーバから受領するコンテンツの出力処理を実行する情報提供装置を有する情報処理システムであり、
    前記サーバは、
    映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信し、ローカル領域固有の再生コンテンツであるローカルコンテンツを生成するコンテンツ生成部と、
    前記ローカル領域に設置された情報提供装置に前記ローカルコンテンツを出力するために、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレートおよび前記テンプレート対応入力データを送信するコンテンツ配信部を有し、
    前記コンテンツ配信部は、
    前記テンプレートを、前記テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、
    前記ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信する構成であり、
    前記情報提供装置は、
    前記サーバから受信するコンテンツの出力処理を行う出力部と、
    映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部と、
    前記記憶部に格納されたテンプレートに含まれるコンテンツ再生プログラムを適用して、テンプレート対応入力データに含まれる前記テンプレートの再生制御情報を適用したコンテンツ再生処理を実行する制御部を有する構成である情報処理システム。
  11. 情報処理装置において実行する情報処理方法であり、
    コンテンツ生成部が、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信し、ローカル領域固有の再生コンテンツであるローカルコンテンツを生成するコンテンツ生成ステップと、
    コンテンツ配信部が、前記ローカル領域に設置された情報提供装置に前記ローカルコンテンツを出力するために、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレートおよび前記テンプレート対応入力データを送信するコンテンツ配信ステップを有し、
    前記コンテンツ配信ステップは、
    前記テンプレートを、前記テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、
    前記ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信するステップを含む情報処理方法。
  12. 情報処理装置において、サーバから受信するコンテンツの出力処理を行う情報処理方法であり、
    前記情報処理装置は、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部を有し、
    制御部が、前記記憶部に格納されたテンプレートに含まれるコンテンツ再生プログラムを適用して、テンプレート対応入力データに含まれる前記テンプレートの再生制御情報を適用したコンテンツ再生処理を実行するコンテンツ再生ステップを実行する情報処理方法。
  13. 情報処理装置において実行する情報処理を実行させるプログラムであり、
    コンテンツ生成部に、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを、ローカル領域の入力装置から受信し、ローカル領域固有の再生コンテンツであるローカルコンテンツを生成させるコンテンツ生成ステップと、
    コンテンツ配信部に、前記ローカル領域に設置された情報提供装置に前記ローカルコンテンツを出力するために、前記ローカル領域の情報処理装置に対して、前記テンプレートおよび前記テンプレート対応入力データを送信させるコンテンツ配信ステップを有し、
    前記コンテンツ配信ステップは、
    前記テンプレートを、前記テンプレート対応入力データの送信前に事前送信し、
    前記ローカル領域の入力装置から新規または更新テンプレート対応入力データを受信した場合に、随時、受信したテンプレート対応入力データを送信させるステップを含むプログラム。
  14. 情報処理装置において、サーバから受信するコンテンツの出力処理を行わせるプログラムであり、
    前記情報処理装置は、映像データを含む再生コンテンツ用のテンプレートと、該テンプレートを利用したコンテンツ再生に適用する情報であるテンプレート対応入力データを格納した記憶部を有し、
    制御部に、前記記憶部に格納されたテンプレートに含まれるコンテンツ再生プログラムを適用して、テンプレート対応入力データに含まれる前記テンプレートの再生制御情報を適用したコンテンツ再生処理を実行するコンテンツ再生ステップを実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102176936B1 (ko) * 2019-11-02 2020-11-10 주식회사 스마트플랫 사용자 템플릿 데이터 기반의 디지털 사이니지 콘텐츠 제작 및 관리 시스템

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