JP2011164184A - 画像表示装置、表示制御プログラム、及び画像表示システム - Google Patents

画像表示装置、表示制御プログラム、及び画像表示システム Download PDF

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Abstract

【課題】画像表示装置の周囲が写り込んだ物体を表す画像を表示できる画像表示装置、画像表示システム、及び表示制御プログラムを提供する。
【解決手段】画像表示装置100は、物体を表す画像の画像データを取得する物体画像データ取得部140と、画像データで表される画像を表示する表示部と、表示部の周囲を撮影した撮影画像を表す画像データを取得する撮影画像データ取得部120と、画像データで表される物体に対する、撮影画像の写り込みを表す写込画像を、物体を表す画像に合成する写込画像合成部150と、写込画像合成部150が写込画像を合成した画像を表示するよう表示部を制御する表示制御部160と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像を表示する画像表示装置及び画像表示システム、並びに画像の表示を制御する表示制御プログラムに関する。
特許文献1には、センサによって近接物の近接が感知されると共に、カメラにより撮影された画像から顔認識処理によって人物の顔が認識された場合に、カメラによって撮影された画像を左右反転して表示する鏡像表示モードを実行する画像表示装置について開示されている。
特開2009−204817号公報
ここで、例えば、金属やガラス等の光を鏡面反射する物体には、物体の周囲に有る他の物体が写り込む。しかし、特許文献1に係る技術は、撮影された画像の鏡像を表示するだけで、画像表示装置の周囲が写り込んだ物体を表示することができなかった。
そこで、本発明は、このような点に鑑み、その目的とするところは、画像表示装置の周囲が写り込んだ物体を表す画像を表示できる画像表示装置、表示制御プログラム、及び画像表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第一の観点に係る画像表示装置は、
物体を表す画像の画像データを取得する物体画像データ取得手段と、
前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記画像を表示する表示部と、
前記表示部の周囲を撮影した撮影画像の画像データを取得する撮影画像データ取得手段と、
前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記物体に対する、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記撮影画像の写り込みを表す写込画像を、前記物体を表す前記画像に合成する写込画像合成手段と、
前記写込画像合成手段が前記写込画像を合成した前記画像を表示するよう前記表示部を制御する表示制御手段と、を備えることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の第二の観点に係る表示制御プログラムは、
コンピュータを、
物体を表す画像の画像データを取得する物体画像データ取得手段と、
前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記画像を表示する表示部の周囲を撮影した撮影画像の画像データを取得する撮影画像データ取得手段と、
前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記物体に対する、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記撮影画像の写り込みを表す写込画像を、前記物体を表す前記画像に合成する写込画像合成手段と、
前記写込画像合成手段が前記写込画像を合成した前記画像を表示するよう前記表示部を制御する表示制御手段と、して機能させることを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の第三の観点に係る画像表示システムは、
物体を表す画像の画像データを取得する物体画像データ取得手段と、
前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記画像を表示する表示部と、
前記表示部の周囲を撮影する撮影手段と、
前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記物体に対する、前記撮影手段が撮影した前記表示部の前記周囲を表す撮影画像の写り込みを表す写込画像を、前記物体を表す前記画像に合成する写込画像合成手段と、
前記写込画像合成手段が前記写込画像を合成した前記画像を表示するよう前記表示部を制御する表示制御手段と、を備えることを特徴としている。
本発明に係る画像表示装置、表示制御プログラム、及び画像表示システムによれば、画像表示装置の周囲が写り込んだ物体を表す画像を表示できる。
第1の実施形態に係る画像表示装置の一構成例を表すハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る画像表示装置が実行する表示制御処理の一例を表すフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。 図4(a)は、設置環境の一例を表す図であり、図4(b)は、設置環境を表す撮影画像の一例を表す図であり、図4(c)は、3D空間の一例を表す図であり、図4(d)は、物体画像データで表される時計の一例を表す図であり、図4(e)は、時計に写り込んだ撮影画像の一例を表す図である。 第2の実施形態に係る画像表示装置が実行する表示制御処理の一例を表すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像表示装置が有する機能の一例を表す機能ブロック図である。 図7(a)は、設置環境の他例を表す図であり、図7(b)は、撮影画像の他例を表す図であり、図7(c)は、物体画像データで表される二次元画像の一例を表す図であり、図7(d)は、時計に写り込んだ撮影画像の他例を表す図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る画像表示装置100は、例えば、デジタルフォトフレームで構成される。画像表示装置100は、画像表示装置100の周囲が写り込んだ物体を表す立体画像を表示する。尚、画像表示装置100は、例えば、デジタルテレビ又はモニタであっても構わない。
画像表示装置100は、図1に示す様に、CPU(Central Processing Unit)100a、ROM(Read Only Memory)100b、RAM(Random Access Memory)100c、ハードディスク100d、メディアコントローラ100e、LAN(Local Area Network)カード100f、タッチパネル100g、ビデオカード100h、LCD(Liquid Crystal Display)100i、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)カード100j、及びCCD(Charge Coupled Device)カメラ100kで構成される。
CPU100aは、ROM100b又はハードディスク100dに保存されたプログラムに従ってソフトウェア処理を実行することで、画像表示装置100の全体制御を行う。RAM100cは、CPU100aによるプログラムの実行時において、処理対象とする情報(つまり、データ)を一時的に記憶する。
ハードディスク100dは、画像を表す画像データ、及び各種のアプリケーションプログラム(以下単に、アプリケーションという)を記憶している。ハードディスク100dが記憶するアプリケーションは、システム時刻を示す時計を立体的に表すコンピューターグラフィックス(以下単に、3DCG:Dimensional Computer Graphicsという)をLCD100iに表示させる(以下単に、3D表示させるという)ガジェットプログラムである。
メディアコントローラ100eは、例えば、フラッシュメモリカード等の記録媒体から画像データを読み出す。LANカード100fは、画像表示装置100と接続する装置(又はインターネット)から画像データを受信(又はダウンロード)する。タッチパネル100gは、ユーザーの操作に応じた操作信号を入力する。
ビデオカード100hは、例えば、デジタルテレビ又はモニタ等の外部表示装置へHDMIカード100jが接続しない場合に、LCD100iの表示を制御する。具体的には、ビデオカード100hは、ハードディスク100d、メディアコントローラ100e、及びLANカード100fがそれぞれ記憶、読み出し、及び受信した画像データで表される画像を、タッチパネル100gが入力した操作信号に応じて表示するようLCD100iを制御する。より具体的には、ビデオカード100hは、CPU100aの制御に従って、画像データを所定の順番に、所定の時間間隔で繰り返し表示するようLCD100iを制御する。また、ビデオカード100hは、ハードディスク100dが記憶するアプリケーションの実行結果(つまり、時計)を表示するようLCD100iを制御する。尚、HDMIカード100jは、外部表示装置に接続すると、外部表示装置へ上記表示内容を表すデジタル信号を出力する。
CCDカメラ100kは、画像表示装置100の周囲を撮影することで、画像表示装置100の設置された環境(以下、設置環境という)を撮影すると共に、設置環境を撮影した撮影画像を表す画像データ(以下、撮影画像データという)を出力する。尚、画像表示装置100の周囲とは、CCDカメラ100kが撮影可能な範囲をいう。
次に、画像表示装置100が、図1に示すハードウェアを用いて実行するソフトウェア処理について説明する。CPU100aは、図2に示す様な表示制御処理を実行することで、図3に示す様な、撮影制御部110、撮影画像データ取得部120、アプリ実行部130、物体画像データ取得部140、写込画像合成部150、及び表示制御部160として機能する。
図2の表示制御処理が開始されると、図3の撮影制御部110は、図4(a)に示すような、画像表示装置100の背面方向における周囲の様子を撮影するよう図1のCCDカメラ100kを制御する(ステップS01)。尚、背面方向とは、画像表示装置100の表示方向と本質的に逆の方向をいう。また、画像表示装置100の表示方向とは、LCD100iの表面の法線方向をいう。尚、図4(a)に示すように、画像表示装置100の背面方向には、太陽RSN、雲RC1及びRC2、雪だるまRSM、並びに地平線RHが存在する。
次に、撮影画像データ取得部120は、CCDカメラ100kが出力した、図4(b)に示すような撮影画像を表す撮影画像データを取得する(ステップS02)。尚、図4(b)に示す撮影画像には、画像表示装置100の背面方向にある太陽RSNを表す画像SN、雲RC1及びRC2を表す画像C1及びC2、雪だるまRSMを表す画像SM、並びに地平線RHを表す画像Hが表されている。その後、図3のアプリ実行部130は、ハードディスク100dが記憶するアプリケーションを実行すると共に、実行に伴って図1のLCD100iに表示させる3DCGの物体を表す画像データ(以下単に、物体画像データという)を出力する(ステップS03)。次に、物体画像データ取得部140は、アプリ実行部130が出力した物体画像データを取得する(ステップS04)。
その後、写込画像合成部150は、図4(c)に示す様に仮想的な立体空間(以下単に、3D空間という)の背景を表す画像(以下単に、背景画像という)を、撮影画像データで表される撮影画像にする(ステップS05)。尚、背景は、3D空間において、物体画像データで表される物体(つまり、時計171)の背後に表示されるため、背景画像は、3D空間内に表される物体の背後に位置する。また、撮影画像は二次元画像であるため、背景画像も二次元画像である。
次に、写込画像合成部150は、背景画像を撮影画像にした3DCGに対してレイトレーシング処理を行う(ステップS06)。尚、レイトレーシング処理とは、3D空間における仮想的な光線(つまり、レイ)の伝播経路(以下、軌跡という)を追跡することで現実世界における光の反射を仮想的に模擬する計算手法である。具体的には、写込画像合成部150は、図4(c)に示すような3D空間の背景から発せられた又は背景で反射したレイの軌跡を、レイトレーシング処理を用いて算出する。つまり、背景から発せられたレイが、物体画像データで表される3DCGの物体で反射した場合に、どのような軌跡で受信点へ到達するのかを特定する。尚、受信点とは、3D空間において、3DCGの物体よりも前の所定の位置にある点をいう。
ここで、写込画像合成部150は、図4(b)に示す様な撮影画像を背景画像とするため、上記のようにレイの軌跡を特定した結果に基づいて、図4(d)に示す様な時計171(つまり、物体)の上面171pa及び側面171pbに対する、図4(e)に示す様な背景画像の写り込みを表す写込画像171ga及び171gbを生成する。
ここで、時計171の上面171paには、図4(b)に示す背景画像とされた撮影画像に表された太陽RSNを表す画像SN、雲RC1及びRC1をそれぞれ表す画像C1及びC2、雪だるまRSMを表す画像SM、並びに地平線RHを表す画像Hの内で、太陽RSNを表す画像SN、雲RC1を表す画像C1、及び雲RC2を表す画像C2が写り込む。しかし、時計171の上面171paには、雪だるまRSMを表す画像SM及び地平線RHを表す画像Hが写りこまない。
これは、背景画像において、太陽RSNを表す画像SN、並びに雲RC1及び雲RC2を表す画像C1及びC2は、時計171の上面171paよりも上に表されているため、写込画像合成部150は、太陽RSNを表す画像SN、並びに雲RC1及び雲RC2を表す画像C1及びC2から発せられたレイの軌跡は、時計171の上面171paで反射した後に受信点に到達すると特定するからである。また、背景画像において、雪だるまRSMを表す画像SM及び地平線RHを表す画像Hは、時計171の上面171paよりも下に表されているため、写込画像合成部150は、雪だるまRSMを表す画像SM及び地平線RHを表す画像Hから発せられたレイの軌跡は、時計171の上面171paで反射せずに受信点に到達すると特定するからである。
つまり、写込画像合成部150は、背景画像の一部(つまり、太陽RSNを表す画像SNと、雲RC1及びRC1を表す画像C1及びC2とを表す部分)から発せられたレイの軌跡が、時計171の上面171paで反射した後に受信点に到達する軌跡であると特定する。このため、写込画像合成部150は、画像SN、C1、及びC2を表す背景画像の一部の上下が逆さまになった鏡像を、時計171と背景画像との3D空間上の距離に基づいて縮小した画像を、時計171の上面171paに対する写り込みを表す写込画像171gaとして生成する。太陽RSNを表す画像SN、並びに雲RC1及び雲RC2を表す画像C1及びC2から発せられたレイは、時計171の上面171paにおける反射によって進行方向を上下逆に変更されるためである。
同様に、写込画像合成部150は、背景画像において、時計171の側面171pbよりも背景に向かって左に表された雪だるまRSMを表す画像SM及び画像Hの一部分から発せられたレイが時計171の表示方向に向かって右側面171pbで反射した後に受信点に到達すると特定する。このため、写込画像合成部150は、時計171の側面171pbに写り込む写込画像171gbを、雪だるまRSMと画像Hの当該部分との左右が逆さまになった鏡像として生成する。
その後、写込画像合成部150は、生成した写込画像171ga及び171gbを、それぞれ3DCGである時計171の上面171pa及び側面171pbにテクスチャー(つまり、3次元オブジェクト表面に貼り付けられる模様)として合成する。
ステップS06が実行された後に、表示制御部160は、写込画像合成部150によって写込画像171gaを合成された3DCGを表すデジタル信号を図1のLCD100iへ出力して、写込画像171ga及び171gbを合成された3DCGを表示するようLCD100iを制御する(ステップS07)。尚、表示制御部160は、外部表示装置が画像表示装置100に接続する場合には、写込画像171ga及び171gbが合成された3DCGを表すデジタル信号を外部表示装置へ出力する。その後、画像表示装置100は、上記ステップS01から上記処理を繰り返す。
これらの構成によれば、例えば、時計171などの物体に対して背景画像を単純に合成して表示するのではなく、背景画像が表面に写り込んだ物体を3DCGで表示できる。このため、物体の表面に現実の世界が写り込んだような、より現実味のある(つまり、リアルな)3DCGを表示できる。またこれらの構成によれば、画像表示装置100の背面方向における周囲の様子(つまり、設置環境)を撮影した撮影画像を背景にした3DCGを表示するため、画像表示装置100で視界を遮られる背面方向の様子を物体に写り込ませて表示できる。このため、画像表示装置100が存在せずに物体のみが存在するような表示をすることができ、画像表示装置100を大きくしても画像表示装置100がユーザーに与える圧迫感を軽減できる。
尚、画像表示装置100は、画像表示装置100の表示方向における周囲の様子を背景にした3DCGを表示しても良い。また画像表示装置100は、画像表示装置100の側面方向、上面方向、又は下面方向における周囲の様子を背景にした3DCGを表示しても良い。尚、側面方向とは、表示方向と実質的に垂直な方向であって、上面方向及び下面方向でない方向をいう。この構成によれば、画像表示装置100のユーザーが画像表示装置100の側面方向、上面方向、又は下面方向の様子を画像表示装置100の表示方向から視認できない場合であっても、画像表示装置100は、画像表示装置100の側面方向、上面方向、又は下面方向の様子を背景として表示する。このため、ユーザーは、画像表示装置100を用いて、画像表示装置100の側面方向、上面方向、又は下面方向の様子を容易に視認できる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る画像表示装置200は、金属で構成された金属部分を有する物体を二次元画像を用いて表示する場合に、物体の金属部分を表す画像領域に画像表示装置200の周囲を撮影した撮影画像を写り込ませて表示する。尚、第1実施形態と共通する部分については詳細な説明を省略する。
先ず、画像表示装置200が、ハードウェアを用いて実行するソフトウェア処理について説明する。画像表示装置200が備えるCPUは、図5に示す様な表示制御処理を実行することで、図6に示す様な、撮影制御部210、撮影画像データ取得部220、アプリ実行部230、物体画像データ取得部240、金属領域特定部245、写込画像合成部250、及び表示制御部260として機能する。
図5の表示制御処理が開始されると、図6の撮影制御部210は、画像表示装置200の表示方向における周囲の様子(つまり、設置環境)を撮影するよう画像表示装置200が備えるCCDカメラを制御する(ステップS11)。次に、撮影画像データ取得部220は、CCDカメラが出力した撮影画像データを取得する(ステップS12)。ここで、画像表示装置200の表示方向には、図7(a)に示す様な、左手を挙げたユーザーが居る。このため、画像表示装置200が設置環境を撮影して得た撮影画像データが表す撮影画像は、図7(b)の様な、表示方向に向かって左側の手が挙がったユーザーを表す。
その後、アプリ実行部230は、アプリケーションを実行すると共に、図7(c)に示す様な、金属の時針272h及び分針272mを有する時計272を表す二次元画像の物体画像データを出力する(ステップS13)。次に、物体画像データ取得部240は、アプリ実行部230が出力した物体画像データを取得する(ステップS14)。
その後、金属領域特定部245は、物体画像データ取得部240が取得した画像を所定の大きさの画像領域へ分割する。次に、金属領域特定部245は、分割して得た画像領域の色を代表する代表値と、予め定められた金属の色の基準値とのRGB(Red、Green、Blue)色空間上での距離を、例えば、特許文献2008−21224号公報に開示された以下の式(1)を用いて算出する。その後、金属領域特定部245は、算出した距離が所定の範囲内にある、時針272hを表す画像領域及び分針272mを表す画像領域を、所定の金属で構成された物体の部分を表す画像領域(以下単に、金属画像領域)として特定する(ステップS15)。尚、所定の金属は、金であるとして説明するが、これに限定される訳ではなく、銀、銅、プラチナ、ピンクゴールド、イエローゴールド、鉄、ステンレス、又はアルミニウムであっても良い。
L=((R1−R2)^2+(G1−G2)^2+(B1−B2)^2)^(1/2)・・・(1)
但し、記号Lは代表値と基準値とのRGB色空間上の距離を表し、記号R1、G1、及びB1は分割領域の色を代表する代表値のR値、G値、及びB値をそれぞれ表し、記号R2、G2、及びB2は所定の金属の色の基準値のR値、G値、及びB値をそれぞれ表し、記号^は累乗を表す。尚、画像領域の代表値は、画像領域の色を表す値の平均値を含むが、これに限定される訳ではなく、画像領域を構成する画素で最も多く使用される色を表す値であっても良い。
ステップS15の処理が終了した後に、写込画像合成部250は、図7(d)に示す様に、物体画像データで表される時計272の時針272hを表す金属画像領域に、撮影画像データが表す撮影画像の鏡像(つまり、図7(b)の様に表示方向に向かって左側の手が挙ったユーザーではなく、表示方向に向かって右側の手が挙ったユーザーを表す画像)を写込画像272aとして合成する(ステップS16)。同様に、写込画像合成部250は、時計272の分針272mを表す金属画像領域に、撮影画像の鏡像を写込画像として合成する。尚、写込画像合成部250は、時計272の分針272mを表す金属画像領域に、撮影画像そのもの(つまり、鏡像ではない画像)を写込画像として合成しても良い。
次に、表示制御部260は、写込画像合成部250によって写込画像272aを合成された二次元画像(合成画像と図示する)を表示するよう画像表示装置200が備えるLCDを制御する(ステップS17)。
これらの構成によれば、画像表示装置200の周囲(つまり、設置環境)を二次元画像で表された、例えば、時計272等の物体の金属部分を表す画像領域に写り込ませて表示できる。このため、より現実味のある物体を表示できる。
第1の実施形態及び第2の実施形態では、CCDカメラを備えた画像表示装置について説明した。しかし、CCDカメラと、CCDカメラを備えない画像表示装置とで構成される画像表示システムの形態で、本発明に係る機能を実現しても良い。
尚、本発明に係る機能を実現するための構成を予め備えた画処表示装置として提供できることはもとより、プログラムの適用により、既存の画像表示装置を本発明に係る画像表示装置として機能させることもできる。すなわち、上記実施形態で例示した画像表示装置100及び200による各機能構成を実現させるための表示制御プログラムを、既存の画像表示装置を制御するコンピュータ(つまり、CPUなど)が実行できる様に適用することで、本発明に係る画像表示装置100及び200として機能させることができる。
この様プログラムの配布方法は任意であり、例えば、メモリカード、CD−ROM、又はDVD−ROMなどの記録媒体に格納して配布できる他、インターネットなどの通信媒体を介して配布することもできる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
100,200・・・画像表示装置、100a・・・CPU、100b・・・ROM、100c・・・RAM、100d・・・ハードディスク、100e・・・メディアコントローラ、100f・・・LANカード、100g・・・タッチパネル、100h・・・ビデオカード、100i・・・LCD、100j・・・HDMIカード、100k・・・CCDカメラ、110,210・・・撮影制御部、120,220・・・撮影画像データ取得部、130,230・・・アプリ実行部、140,240・・・物体画像データ取得部、150,250・・・写込画像合成部、160,260・・・表示制御部、171,272・・・時計、171ga,171gb,272a・・・写込画像、171pa・・・時計の上面、171pb・・・時計の側面

Claims (6)

  1. 物体を表す画像の画像データを取得する物体画像データ取得手段と、
    前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記画像を表示する表示部と、
    前記表示部の周囲を撮影した撮影画像の画像データを取得する撮影画像データ取得手段と、
    前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記物体に対する、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記撮影画像の写り込みを表す写込画像を、前記物体を表す前記画像に合成する写込画像合成手段と、
    前記写込画像合成手段が前記写込画像を合成した前記画像を表示するよう前記表示部を制御する表示制御手段と、を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記物体画像データ取得手段が取得する前記画像データで表される前記画像は、前記物体を立体的に表す立体画像であり、
    前記写込画像合成手段は、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記撮影画像を前記立体画像の背景画像とすると共に、前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記物体に前記背景画像が写り込んだ前記写込画像を前記立体画像に合成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記撮影画像は、前記表示部の背面方向を撮影した画像であることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記画像から、金属で構成された前記物体の部分を表す前記画像領域を特定する金属領域特定手段をさらに備え、
    前記写込画像合成手段は、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記撮影画像を、前記金属領域特定手段が特定した前記画像領域に合成することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. コンピュータを、
    物体を表す画像の画像データを取得する物体画像データ取得手段と、
    前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記画像を表示する表示部の周囲を撮影した撮影画像の画像データを取得する撮影画像データ取得手段と、
    前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記物体に対する、前記撮影画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記撮影画像の写り込みを表す写込画像を、前記物体を表す前記画像に合成する写込画像合成手段と、
    前記写込画像合成手段が前記写込画像を合成した前記画像を表示するよう前記表示部を制御する表示制御手段と、して機能させることを特徴とする表示制御プログラム。
  6. 物体を表す画像の画像データを取得する物体画像データ取得手段と、
    前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記画像を表示する表示部と、
    前記表示部の周囲を撮影する撮影手段と、
    前記物体画像データ取得手段が取得した前記画像データで表される前記物体に対する、前記撮影手段が撮影した前記表示部の前記周囲を表す撮影画像の写り込みを表す写込画像を、前記物体を表す前記画像に合成する写込画像合成手段と、
    前記写込画像合成手段が前記写込画像を合成した前記画像を表示するよう前記表示部を制御する表示制御手段と、を備えることを特徴とする画像表示システム。
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