JP2011162530A - 家庭でつくる防腐剤無添加の手作り化粧水 - Google Patents
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Abstract
【課題】抗加齢効果が高いとされるミネラルであるケイ素を、冷蔵庫の中で海洋ミネラルとともにケイ素化合物から効率的にケイ酸として精製水に溶出させ、その液体を利用して肌を美しく健康に保ちまたは改善する弱アルカリ性の化粧水(ローション)を、家庭でつくることができるキットを供給することを目的とする。
【解決手段】冷やした精製水にA群(海塩・海水乾燥物・海水・ニガリ・石化海藻・珊瑚のうちのいずれか1つ以上)投入・混合することでアルカリ雰囲気化させ、A群と同時にまたは時間をずらしてB群(カオリン・マイカ・シリカ・イライト・その他のケイ酸塩化合物のうちのいずれか1つ以上)を投入・混合し、冷蔵庫内で熟成・沈殿させた後に得られる、上澄み液を利用する。
【選択図】図1
【解決手段】冷やした精製水にA群(海塩・海水乾燥物・海水・ニガリ・石化海藻・珊瑚のうちのいずれか1つ以上)投入・混合することでアルカリ雰囲気化させ、A群と同時にまたは時間をずらしてB群(カオリン・マイカ・シリカ・イライト・その他のケイ酸塩化合物のうちのいずれか1つ以上)を投入・混合し、冷蔵庫内で熟成・沈殿させた後に得られる、上澄み液を利用する。
【選択図】図1
Description
抗加齢効果が高いとされるミネラルであるケイ素を、冷蔵庫の中で海洋ミネラルとともにケイ素化合物から効率的にケイ酸として精製水に溶出させ、その液体を利用して肌を美しく健康に保ちまたは改善する弱アルカリ性の化粧水(ローション)を、家庭でつくることができるキットである。
手作り化粧水の利点の1つとして、購買者が家庭で手作りした時点から主たる劣化が始まるので、皮膚にダメージを与える防腐剤を加える必要が低くなる。一方出来合いの化粧水であれば、製造時から劣化が開始するので、防腐剤を入れる必要性が高くなる。
従来の手作り化粧水は、液体と液体を混合する程度のもので、鉱物(粉末)からミネラルを溶出させる要素を含む、本発明のようなものはない。
出来合いの化粧水を製造時にphを下げる場合には通常クエン酸が使用されるが、防腐剤を入れなければ、クエン酸が化粧水自体の腐敗を促進しやすくなる。
ヒ素は人体にとり必須ミネラルであると同時に、必要以上に摂取すれば人体の老化を早め、また過剰摂取した場合は死にいたることは周知のことである。現代社会においては自動車の排気ガス等に含まれるヒ素により、肌の加齢が進む機会が増大していると言われている。アトピー性皮膚炎も、このこととは無縁と言えない。
ケイ素が不足すると爪が破砕しやすくなり、また皮膚のタルミやシワ・ホウレイ線などの老化現象を加速させることがわかっている。言い換えれば、ケイ素はアンチエイジング(抗加齢)ミネラルともいえる。
イネにとってケイ素は、最重要ミネラルである。イネの生体内にてケイ素(ケイ酸)の輸送体として働いているタンパク質は、ヒ素(亜ヒ酸)も輸送することが明らかになっている。すなわちケイ素とヒ素は拮抗する関係であり、生体にケイ素を多く与えることにより、ヒ素の吸収する危険性は低くなると考えられる。不幸にも和歌山ヒ素入りカレーでヒ素中毒患者さんの中には、爪が破砕状態になってしまった方がいらっしゃることも考えあわせれば、イネに限らずヒトの生体内でも、ヒ素とケイ素が拮抗している可能性を否定できないばかりか、本発明者は可能性が高いと考える。
このことにより、ケイ素は直接的にも間接的にも肌を健康で美しく保ち、または改善することが大いに期待できる。
コメ処で有名な新潟地方は土壌が豊かといわれるが、はっきりとした根拠は見当たらない。一方、海流などの影響もあり、真冬は零下になりにくく、ちょうど冷蔵庫内と同程度の温度が保たれる機会が多いという特徴がある。また雪解け水が豊富な農地では、イネは豊かに実る事実がある。0℃から5℃程度の冷水が、ケイ素化合物である岩場とも摩擦を起こしながら流れるわけで、ケイ素含有量が比較的高い。
ケイ酸はアルカリ雰囲気で、溶出しやすいことがわかっている。
抗加齢効果が高いとされるミネラルであるケイ素を、冷蔵庫の中で海洋ミネラルとともにケイ素化合物から効率的にケイ酸として精製水に溶出させ、その液体を利用して肌を美しく健康に保ちまたは改善する弱アルカリ性の化粧水(ローション)を、家庭でつくることができるキットを供給することを目的とする。
本発明者は上記目標を達成すべく実験を繰り返した結果、アルカリ雰囲気下で且つ0度〜5℃であれば、顕著にケイ酸が精製水に溶出することを見出した。
A群(海塩・海水乾燥物・海水・ニガリ・石化海藻・珊瑚のうちのいずれか1つ以上)投入・混合直後液体が中アルカリ性にまで上昇しても、B群(カオリン・マイカ・シリカ・イライト・その他のケイ酸鉱物のうちのいずれか1つ以上)に含まれるケイ酸が溶出し、容易に弱アルカリ性までphを下降させることができる。そのためにもB群は、酸性を示すケイ素化合物が望ましい。中アルカリ性であれば、肌への刺激が懸念されるためである。
本発明は以上に説明したような構成・方法により得た化粧水にて、次のような効果を奏した。
出来上がった化粧水に真菌や細菌を多量に植え付けて、劣悪な温度環境にて培養するも、2週間はきわだった品質劣化は認められなかった。菌の混入が通常レベルでの実験も行ったが、冷蔵で半年以上は腐敗しなかった。
医療機関にて入浴ができないアトピー性皮膚炎患者さん複数名が試用したところ、いずれも有意義な肌の改善効果が認められ、現在も医師の指導のもと使用中である。
頚部や顔面へのステロイド剤の誤った長期使用により、頚部には黒ずんだウロコ状の多数の小さなデキモノ、口元から頬にかけて黒ずみ(本人の表現ではタヌキ状態)が発生して5年以上改善せず諦めていた21才の女性が試用したところ、10カ月で頚部のウロコ状のデキモノは消失し、口元の黒ずみもほぼ消失した。(何らかの好影響を及ぼしたのは確かではあろうが、因果関係がはっきりしないため、目下メカニズムを調査中。)
顔面の乾燥による肌荒れがひどく、さまざまな保湿剤を使用しても改善しない幼児が試用したところ、即座に効果を発し、肌荒れが終息に向かった。
図1(キット商品の説明書)にて、具体的な手作り方法を示す。
A群として海塩・石化海藻、B群としてカオリン・イライト・シリカ、その他の成分として塩化マグネシウム・硫酸マグネシウム・炭酸水素ナトリウムとして加え、混合して『ミネラルパウダー』と称し、精製水に全てを加えることとした。また最終段階ではグリセリンと調整用の海塩の混合物(説明書上では『アクア・ダルモール』という商品名で表記)を投入・混合することで、保湿性を高めることとした。
本キットはいわゆる2剤式で、『アクア・ダルモール』(15g入り)が薬事法が定める化粧料であり、『ミネラルパウダー』(18g入り)は化粧品原料(雑品)という位置づけである。
Claims (3)
- 海塩・海水乾燥物・海水・ニガリ・石化海藻(Lithothamnium sp 植物性珊瑚)・珊瑚[以上をA群]のうちのいずれか1つ以上と、カオリン・マイカ(雲母)・シリカ(二酸化ケイ素)・イライト・その他のケイ酸塩鉱物[以上をB群]のうちのいずれか1つ以上を同時にまたは時間をずらして精製水に投入・混合し、溶解または沈殿・上澄み採取にて得た液体を利用して、化粧水(ローション)をつくるための手作りキット。A群とB群の重量比は、100:1〜1:100とし、他の成分も加えてもよいものとする。
- 冷蔵庫内でケイ素化合物(ケイ酸塩鉱物)からケイ酸を効率的に精製水に溶出させ、その液体を利用して化粧水(ローション)をつくるための手作りキット。
- 図1に示す手作り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010043252A JP2011162530A (ja) | 2010-02-09 | 2010-02-09 | 家庭でつくる防腐剤無添加の手作り化粧水 |
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JP2010043252A JP2011162530A (ja) | 2010-02-09 | 2010-02-09 | 家庭でつくる防腐剤無添加の手作り化粧水 |
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JP2011162530A true JP2011162530A (ja) | 2011-08-25 |
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JP2010043252A Pending JP2011162530A (ja) | 2010-02-09 | 2010-02-09 | 家庭でつくる防腐剤無添加の手作り化粧水 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101405160B1 (ko) | 2011-10-07 | 2014-06-12 | 김주태 | 수용성 규산염과 녹나무 오일을 포함하는 미용수 제조방법 |
KR102034821B1 (ko) * | 2019-01-21 | 2019-10-21 | 정재훈 | 항균 탈취용 조성물 |
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2010
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