JP2011161569A - サイドトリミング装置 - Google Patents

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Manabu Nakatsugawa
学 中津川
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Abstract

【課題】上刃の側面に装着された上押えリング(上ゴムリング)を交換することなく、鋼板を的確にサイドトリミングすることができるサイドトリミング装置を提供する。
【解決手段】鋼板1の上面と上板押えロール13の下端との距離Rと、上ゴムリング12の側面と上板押えロール13の側面との距離Lと、上板押えロール13の幅Wとが、
1mm≦R≦2mm、L≦50mm、W≧100mm
の関係を満たしていることを特徴とするサイドトリミング装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸洗ライン等の鋼板の製造ラインにおいて、鋼板の板幅を揃えるために、鋼板の両端部を切断するサイドトリミング装置(サイドトリマー)に関するものである。
酸洗ライン等の鋼板の製造ラインにおいては、鋼板の板幅を揃えるために、鋼板の両幅端部をサイドトリミング装置によって剪断加工(トリミング)する。
従来、一般的に用いられているサイドトリミング装置は、例えば特許文献1に記載されているように、幅方向中央とトリミング位置近傍において、上下の板押えロールで鋼板をパスラインの高さ位置(鋼板1の下面が通過する予定の高さ位置)に押え込んでいる。これにより、鋼板の幅方向の反りやバタツキによる幅不良や切断面不良といったトリミング不良(トリミング失敗)を防止するようにしている。
また、特許文献2では、図6に示すように、鋼板1の幅端部に配置されて上下一対で回転する円盤状の上刃11および下刃21と、上刃11の鋼板幅中央部側の側面に密着して上刃11の回転軸(図示せず)に装着された上押えリング(上ゴムリング)12と、下刃21の鋼板幅中央部側の側面に密着して下刃21の回転軸(図示せず)に装着された下押えリング(下ゴムリング)22を備えたサイドトリミング装置において、下板押えロールは設置せず、上板押えロール13のみで鋼板1を押えることにより、鋼板1の拘束を緩和して、鋼板1を幅方向にセンタリングする蛇行制御機能を向上させている。
なお、特許文献2では、鋼板1の上面から上板押えロール13の下端までの距離は1〜3mmが好ましく、上ゴムリング12の側面から上板押えロール13の側面までの距離は50〜150mmが好ましいとしている。
特開平3−0178716号公報 特開2008−055555号公報
特許文献1や特許文献2に記載のサイドトリミング装置では、図6に示したように、下ゴムリング22は下刃21とほぼ同じ径を有しているのに対して、上ゴムリング12は上刃11の径よりも小さな径を有しており、トリミングする鋼板1の板厚の範囲に合わせて適切な径のものに交換するようになっている。例えば、トリミングする鋼板1の板厚範囲が1.2mm〜6.5mmであれば、その板厚範囲を2分割した板厚(例えば3.5mm)にて、径の異なる上ゴムリング12に交換している。
これは、例えば、最小板厚(例えば、1.2mm)の時に対応した最大径の上ゴムリングを用いていて、徐々に板厚が大きくなった場合、上ゴムリングによるカッターマーク等の表面疵が生じるという問題点があることや、最大板厚(例えば、6.5mm)の時に対応した最小径の上ゴムリングを用いていて、徐々に板厚が小さくなった場合、鋼板1と上ゴムリング12の間隔が徐々に大きくなり、最終的には鋼板1を拘束することが出来ずに、幅不良や切断面不良といったトリミング不良を発生させてしまうという問題点があるからである。
しかし、上記のように、トリミングする鋼板の板厚範囲に応じて上押えリング(上ゴムリング)を交換するのは、その毎に製造ラインを停止させることになり、生産能率が低下してしまうという問題点がある。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたものであり、上刃の側面に装着された上押えリング(上ゴムリング)を交換することなく、鋼板を的確にサイドトリミングすることができるサイドトリミング装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の特徴を有する。
[1]鋼板の幅端部に配置されて上下一対で回転する円盤状の上刃および下刃と、上刃の鋼板幅中央部側の側面に密着して上刃の回転軸に装着された上押えリングと、下刃の鋼板幅中央部側の側面に密着して下刃の回転軸に装着された下押えリングと、前記上押えリングよりも鋼板幅中央部側に配置された上板押えロールとを備えたサイドトリミング装置において、鋼板の上面と上板押えロールの下端との距離をR、上押えリングの側面と上板押えロールの側面との距離をL、上板押えロールの幅をWとした時に、
1mm≦R≦2mm
L≦50mm
W≧100mm
の関係を満たしていることを特徴とするサイドトリミング装置。
本発明においては、上刃の側面に装着された上押えリング(上ゴムリング)を交換することなく、鋼板の反りやバタツキを抑止して、幅不良や切断面不良といったトリミング不良を防止し、鋼板を的確にサイドトリミングすることができる。
その結果、鋼板の板厚範囲に応じて製造ラインを停止して上押えリング(上ゴムリング)を交換していた作業をなくすことが可能となり、生産能率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るサイドトリミング装置を示す図である。 本発明の一実施形態におけるトリム成功率を示す図である(W=50mm)。 本発明の一実施形態におけるトリム成功率を示す図である(W=100mm)。 本発明の一実施形態におけるトリム成功率を示す図である(W=150mm)。 本発明の一実施形態におけるトリム成功率を示す図である(W=200mm)。 従来技術(特許文献2)を示す図である。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るサイドトリミング装置を示すものである。図1に示すように、この実施形態に係るサイドトリミング装置10は、鋼板1の幅端部に配置されて上下一対で回転する円盤状の上刃11および下刃21と、上刃11の鋼板幅中央部側の側面に密着して上刃11の回転軸(図示せず)に装着された上押えリング(上ゴムリング)12と、下刃21の鋼板幅中央部側の側面に密着して下刃21の回転軸(図示せず)に装着された下押えリング(下ゴムリング)22と、上押えリング12よりも鋼板幅中央部側に配置された上板押えロール13とを備えている。なお、特許文献1のような、上板押えロール13に対向する下板押えロールは配置されていない。
そして、図1に示すように、それらの間の幾何学的な関係について、以下のように定義する。
t:鋼板1の板厚
S:鋼板1の上面と上ゴムリング12の下端との間隔
W:上板押えロール13の幅
L:上ゴムリング12の側面から上板押えロール13の側面までの距離
H:パスラインから上板押えロール13の下端までの距離
R:鋼板1の上面から上板押えロール13の下端までの距離(H−t)
その上で、このサイドトリミング装置10を用いて、トリミングする鋼板1の板厚範囲を1.2mm〜6.5mmとして、鋼板1と上ゴムリング12との間隔Sが最も大きくなり、トリミング不良が発生しやすい条件、すなわち上ゴムリング12を交換しないで最小径の上ゴムリングにて板厚tの薄い鋼板(1.2mm≦t≦3.5mm)をトリミングした場合のトリミング成功率(トリム成功率)を調査した。
その際に、鋼板1の上面から上板押えロール13までの距離Rと、上ゴムリング12の端面から上板押えロール13の端面までの距離Lと、上板押えロール13の幅Wとを各種変更した。その結果を図2〜図5に示す。
なお、上記のトリム成功率とは、鋼板全長(コイル全長)で正常なトリミングが実施された場合をトリム成功として、トリミングしたコイル数に対するトリム成功コイル数の割合(%)である。例えば、トリミングしたコイル数が10コイル、トリム成功コイル数が8コイルであれば、トリム成功率は80%になる。
また、図2〜図5において、R<0の範囲は、通常の鋼板1上面の高さ位置よりも下方に上板押えロール13で押し込んだ場合である。すなわち、パスラインからの距離Hと板厚tにより上板押えロール13の高さ位置を決め、通常の鋼板1上面の高さ位置よりも最大2mmまで下方に押し込んだ。
そして、図2〜図5に示した結果から、以下のような条件でサイドトリミングを行うことにより、良好なトリム成功率(例えば、90%以上)を安定して得ることができることを把握した。
(1)R:1mm≦R≦2mm
鋼板1と上ゴムリング12との距離Sが広く、バタツキやすい場合には、鋼板1と上板押えロール13との距離Rは小さいほど良い。しかし、R<1mmになると、鋼板1と上板押えロール13との接触が増えるため、鋼板1を不必要に拘束してしまい、鋼板1を幅方向にセンタリングする蛇行制御機能が下がり、トリム成功率は低下する。また、R<0mmでは、鋼板1の拘束がさらに強まるとともに、鋼板1を下方に押し込んでしまい、鋼板1がたわみ、トリム成功率はさらに低下する。一方、R>2mmの場合は、鋼板1の上反りを押さえ込むことができず、トリム成功率は低下する。したがって、1mm≦R≦2mmの範囲が好適である。
(2)L:L≦50mm
上板押えロール13の幅方向の位置は、上ゴムリング12に近いほど良い。すなわち、上ゴムリング12と上板押えロール13との距離Lが短いほど良い。特に、鋼板1と上ゴムリング12との間隔Sが大きい条件では、L>50mmになると、鋼板1の幅端部のバタツキが押えられず、トリム成功率が低下する。したがって、L≦50mmの範囲が好適である。
(3)W:W≧100mm
上板押えロール13の幅Wは100mm以上でトリム成功率が高くなる。上板押えロール13の幅Wが100mm未満だと、鋼板1の幅全体の上反りが押えられないため、トリム成功率は下がる。したがって、W≧100mmの範囲が好適である。
以上のことから、上記の(1)〜(3)の条件にてトリミングすることにより、上ゴムリング12を交換することなく、1種類の上ゴムリング12にて全板厚範囲(1.2mm〜6.5mm)の正常なトリミングが可能となる。
すなわち、この実施形態においては、鋼板1と上板押えロール13との距離Rと、上ゴムリング12と上板押えロール13との距離Lと、上板押えロール13の幅Wとを好適な範囲内の値とすることによって、鋼板1の板厚変化に伴って鋼板1と上ゴムリング12との間隔Sが徐々に大きくなり、鋼板1の幅端部のバタツキが最も大きくなった場合、すなわち、最小径の上ゴムリングで最小板厚の鋼板をトリミングする場合でも、上ゴムリング12を交換することなく、鋼板1を適切に拘束して、幅不良や切断面不良といったトリミング不良を的確に防止することができる。
その結果、鋼板1の板厚範囲に応じてライン停止して上ゴムリング12を交換していた作業をなくすことが可能となり、生産能率を向上させることができる。
本発明の実施例として、上述した本発明の一実施形態に係るサイドトリミング装置を酸洗ラインのサイドトリミング装置に用い、板厚が1.2〜6.5mm、板幅が600〜1630mmの鋼板のトリミングに適用した。なお、通板速度は0〜380mpmとした。
その結果、従来のように鋼板の板厚範囲に応じて上ゴムリングを交換していた場合に比べて、約1%の稼働率の向上(約5時間の稼動に相当)を図ることが可能になった。
1 鋼板
10 サイドトリミング装置
11 上刃
12 上押えリング(上ゴムリング)
13 上板押えロール
21 下刃
22 下押えリング(下ゴムリング)

Claims (1)

  1. 鋼板の幅端部に配置されて上下一対で回転する円盤状の上刃および下刃と、上刃の鋼板幅中央部側の側面に密着して上刃の回転軸に装着された上押えリングと、下刃の鋼板幅中央部側の側面に密着して下刃の回転軸に装着された下押えリングと、前記上押えリングよりも鋼板幅中央部側に配置された上板押えロールとを備えたサイドトリミング装置において、鋼板の上面と上板押えロールの下端との距離をR、上押えリングの側面と上板押えロールの側面との距離をL、上板押えロールの幅をWとした時に、
    1mm≦R≦2mm
    L≦50mm
    W≧100mm
    の関係を満たしていることを特徴とするサイドトリミング装置。
JP2010027434A 2010-02-10 2010-02-10 サイドトリミング装置 Withdrawn JP2011161569A (ja)

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