JP2011157732A - 空間仕切り装置および空間仕切り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】天井や床に見栄えの悪い加工を施す必要がなく、仕切りの設置や仕切りパターンの変更を短時間にかつ容易に施すことができ、構造も簡単であり、コストも低廉な空間仕切り装置および空間仕切り方法を提供すること。
【解決手段】空間の天井部および床部の少なくとも一方に設置される強磁性体部材と、吸磁力の大きさを変化させて前記強磁性体部材の表面に着脱自在に取付けられる磁力固定部材と、前記磁力固定部材に支持されて当該磁力固定部材より下方および上方の少なくとも一方の空間を仕切る空間仕切り部材とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】空間の天井部および床部の少なくとも一方に設置される強磁性体部材と、吸磁力の大きさを変化させて前記強磁性体部材の表面に着脱自在に取付けられる磁力固定部材と、前記磁力固定部材に支持されて当該磁力固定部材より下方および上方の少なくとも一方の空間を仕切る空間仕切り部材とを有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は空間仕切り装置および空間仕切り方法に係り、特に空間の仕切りパターンの変更を簡易に実行する仕切りに好適な空間仕切り装置および空間仕切り方法に関する。
従来から店舗内、会議室、住宅の部屋等の空間を利用目的に応じて仕切るために、カーテン、アコーデオンカーテン、ブラインド、パネル、ドア、引き戸等からなる仕切り部材の1種若しくは複数種を組合わせて利用していた。
この種の仕切り部材の位置交換を円滑に行うために各種の提案がなされている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
前記従来の仕切り手法においては、天井や床に仕切り部材を支持するレール等の支持部材を埋め込んだり、ボルト・ナット、釘等の緊締具を用いて固定していた。
このような従来の仕切り手法によっては次のような不都合があった。
例えば、仕切りを新設する場合には、天井や床に仕切り部材を支持するレール等の支持部材を埋め込んだり、ボルト・ナット、釘等の緊締具を用いて固定する作業が必要であり、設置に長時間を要するという不都合があった。
また、模様替え即ち仕切りパターンを変更する場合には、既設の支持部材および仕切り部材を取り外し、新しい模様替えに対応した支持部材および仕切り部材を再設置するが、この取り外しおよび再設置の作業に長時間を要するという不都合があった。更に、見栄えの悪い天井部および床部における既設の支持部材の設置跡を修復する必要があるため、構造上の欠陥があり、更にコストも高いという不都合があった。
本発明は、これらの問題点に鑑みてなされたものであり、天井や床に見栄えの悪い加工を施す必要がなく、仕切りの設置や仕切りパターンの変更を短時間にかつ容易に施すことができ、構造も簡単であり、コストも低廉な空間仕切り装置および空間仕切り方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の第1の態様の空間仕切り装置は、空間の天井部および床部の少なくとも一方に設置される強磁性体部材と、吸磁力の大きさを変化させて前記強磁性体部材の表面に着脱自在に取付けられる磁力固定部材と、前記磁力固定部材に支持されて当該磁力固定部材より下方および上方の少なくとも一方の空間を仕切る空間仕切り部材とを有することを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、強磁性体部材を天井若しくは床を形成する部材として設置することができるので、天井および床の見栄えはよく、天井若しくは床を形成する強磁性体部材に磁力固定部材を吸磁力を変化させて着脱させることにより仕切り部材を強磁性体部材に設置したり、その設置位置を変更させることができるので、仕切りの設置や仕切りパターンの変更を短時間にかつ容易に施すことができる。更に、既設の設置跡の修復作業も不要となる。
また、本発明の第2の態様の空間仕切り装置は、前記強磁性体部材が、薄鋼板により形成されていることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、強磁性体部材が薄鋼板であるために、天井若しくは床に設置容易であり、しかも既設の天井および床にも簡単に設置することができる。
また、本発明の第3の態様の空間仕切り装置は、前記磁力固定部材が、吸磁力を有する永久磁石と、前記永久磁石による吸磁力を変更させる吸磁力変更部材とを有することを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、吸磁力変更部材を操作することにより永久磁石による吸磁力を変更させることができ、天井若しくは床を形成する強磁性体部材に対して磁力固定部材を容易に着脱させることができ、作業時間を短縮させることができる。
また、本発明の第4の態様の空間仕切り装置は、前記空間仕切り部材が、単数若しくは複数の前記磁力固定部材によって支持されていることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、磁力固定部材による空間仕切り部材の支持方式を複数設けることができ、多様な設置手法を利用することができる。
また、本発明の第5の態様の空間仕切り装置は、前記空間仕切り部材が、空間の仕切り状態を可変自在に形成されていることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、空間仕切り部材を操作することにより、例えば、仕切り状態を開閉させるように変化させることができる。
また、本発明の第6の態様の空間仕切り装置は、前記空間仕切り部材が、天井から床までの全体または中途部を仕切るように形成されていることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、天井から床までの仕切り領域を目的に応じて変更させることができる。
また、本発明の第7の態様の空間仕切り装置は、当該空間仕切り部材単独または壁部材と合わせることによって水平断面を閉じた閉領域を形成していることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、水平断面を閉じた閉領域を種々のプライベート空間として提供することができる。
また、本発明の第8の態様の空間仕切り装置は、前記空間仕切り部材が、カーテン、アコーデオンカーテン、ブラインド、パネル、ドア、引き戸の1種または複数種を組合わせて形成されている特徴とする。
このような構成の本発明によれば、各種の目的に対応して空間仕切り部材を選択して利用することができる。
また、本発明の空間仕切り方法は、前記第1から第8の態様に記載されている空間仕切り装置によって天井から床までの少なくとも一部の空間を仕切ることを特徴とする。
このような構成の本発明によれば、天井や床に見栄えの悪い加工を施す必要がなく、仕切りの設置や仕切りパターンの変更を短時間にかつ容易に施すことができる。
本発明装置を用いて本発明方法を実施することにより、天井や床に見栄えの悪い加工を施す必要がなく、仕切りの設置や仕切りパターンの変更を短時間にかつ容易に施すことができ、構造も簡単であり、コストも低廉な空間仕切りを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1から図4について、詳細に説明する。
図1および図2は本発明の空間仕切り装置および空間仕切り方法の第1実施形態を示す。
本実施形態の空間仕切り装置は、天井1から吊下するようにして形成されている。
更に説明すると、天井1の表面側の全面に強磁性体部材としての薄鋼板2が接着若しくは鋲止め等の固着方法によって天井1と一体となるように形成されている。薄鋼板2の表面には後述する磁力固定部材3の吸磁力を阻害しない程度の天井を装飾する樹脂層(有機樹脂、有機樹脂フィルム、無機物、あるいはこれらを組み合わせたもの)印刷層等の被覆等が施されていてもよい。薄鋼板2の板厚については、50μm〜1000μmの範囲から空間を仕切る目的、吸磁力の大きさ等に応じて選択するとよい。また、薄鋼板2の設置領域は天井1の全体とする他に、予め設計された磁力固定部材3の位置変更位置に合わせた天井1の一部分としても良い。更に、薄鋼板2に変えて天井部を形成する梁材等の鋼材としても良い。
薄鋼板2の表面としての下面には、吸磁力の大きさを変化させて強磁性体部材である薄鋼板2に着脱自在に取付けられる磁力固定部材3が固着されている。この磁力固定部材3としては、例えば特開2000−114032号公報等に開始されている公知の構成の装置を用いるとよい。具体的には、磁力固定部材3の外ケース4の内部に永久磁石5が内蔵されており、レバー6aをもって回転させられて永久磁石5による吸磁力をオン・オフに変更させる吸磁力変更部材6を主たる構成要素として形成されているとよい。その吸磁力の大きさは、吊下する空間仕切り部材7の総重量を余裕をもって吊下支持できる大きさに設定するとよい。
本実施形態においては、空間仕切り部材7としてカーテン8を用いるとともに、水平断面をコ字形とされたカーテン8と壁部材9とによって水平断面が閉領域とされた空間を開閉可能に形成して、例えば衣服の試着室を形成している。そのため、本実施形態においては、3辺からなるコ字形にカーテン8を設置するために、3辺の各端部に相当する4箇所にそれぞれ磁力固定部材3を設け、各磁力固定部材3の間にカーテンレール10を展張するように装着し、3辺のカーテンレール10にフック11をもってカーテン8を吊下げて設置している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の空間仕切り装置を設置するには、予め天井1に強磁性体部材である薄鋼板2を天井を形成する部材として固着させておく。これにより天井1には従来のような支持部材を設置する必要がなくなり、天井の見栄えが非常に優れたものとなる。
更に、強磁性体部材が薄鋼板2であるために、天井1に設置容易であり、しかも既設の天井にも簡単に設置することができる。
そして、本実施形態の空間仕切り装置を天井1に装着するには、4個の磁力固定部材3、3辺のカーテンレール10およびカーテン8を予め組み立てた状態とし、各磁力固定部材3を図1に示す所定位置に位置合わせするとともに吸磁力変更部材6のレバー6aをオフからオンに切り換えて永久磁石5の吸磁力を最大に変更して磁力固定部材3を薄鋼板2に吸磁力によって固着させる。
これにより空間仕切り部材7のカーテン8が図1に示すように天井1から吊下された状態に設置される。設置後は、例えば衣服の試着室として利用することができる。カーテン8を開閉させることにより当該試着室を開閉させることとなる。
また、店舗内の模様替えに伴って試着室の位置を変える場合には、吸磁力変更部材6のレバー6aをオンからオフに切り換えて永久磁石5の吸磁力を最小に変更して磁力固定部材3を薄鋼板2より取り外し、新しい設置場所に前記と同様の設置作業によって再設置する。
図1の空間仕切り部材7はカーテン8をコ字形の3辺に配置するようにしたが、例えば一直線状、波状や円弧状等にカーテン8を配置して、空間の間仕切りとして利用するように形成してもよい。また、1個の磁力固定部材3によって1個の空間仕切り部材7を支持するように形成してもよい。
また、カーテン8の上下の配置位置は、天井1から床までの全体または途中の一部としてもよい。
次に、本発明の第2実施形態を図3により説明する。
本実施形態の空間仕切り装置は、床12から立ち上げるようにして形成されている。
更に説明すると、床12の表面側の全面に第1実施形態と同様の強磁性体部材としての薄鋼板2が接着若しくは鋲止め等の固着方法によって床12と一体となるように形成されている。薄鋼板2の表面には磁力固定部材3の吸磁力を阻害しない程度の床12を装飾する樹脂層(有機樹脂、有機樹脂フィルム、無機物、あるいはこれらを組み合わせたもの)印刷層等の被覆等が施されていてもよい。薄鋼板2の板厚については、50μm〜1000μmの範囲から空間を仕切る目的、吸磁力の大きさ等に応じて選択するとよい。また、薄鋼板2の設置領域は床12の全体とする他に、予め設計された磁力固定部材3の位置変更位置に合わせた床12の一部分としても良い。更に、薄鋼板2に変えて床部を形成する梁材等の鋼材としても良い。
薄鋼板2の表面としての上面には、吸磁力の大きさを変化させて強磁性体部材である薄鋼板2に着脱自在に取付けられる第1実施形態と同様の磁力固定部材3が固着されている。その吸磁力の大きさは、立ち上げる空間仕切り部材7に人等が衝突しても移動することがないように余裕をもって支持できる大きさに設定するとよい。
本実施形態においては、空間仕切り部材7として1辺のカーテン8と3辺のパネル14とを用いるとともに、水平断面をロ字形とされた水平断面が閉領域とされた空間を開閉可能に形成して、例えば衣服の試着室を形成している。そのため、本実施形態においては、1辺のカーテン8と3辺のパネル14をロ字形に設置するために、4辺の各端部に相当する4箇所にそれぞれ磁力固定部材3を設け、各磁力固定部材3の間にフレーム15を立ち上げている。このフレーム15は、各磁力固定部材3から上向きに立上げ形成された4本の支柱15aと、4本の支柱15aの上端を連結する上部枠部材15bとによって形成されている。上部枠部材15bのカーテン8が装着される部分にはカーテンレール10が装着されており、カーテンレール10にフック11をもってカーテン8を吊下げている。3枚のパネル14はそれぞれフレーム15の支柱15aと上部枠部材15bとにはめ込んで支持するとよい。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の空間仕切り装置を設置するには、予め床12に強磁性体部材である薄鋼板2を床を形成する部材として固着させておく。これにより床12には従来のような支持部材を設置する必要がなくなり、床の見栄えが非常に優れたものとなる。
更に、強磁性体部材が薄鋼板2であるために、床12に設置容易であり、しかも既設の床にも簡単に設置することができる。
そして、本実施形態の空間仕切り装置を床12に装着するには、4個の磁力固定部材3、フレーム15、1辺のカーテン8および3辺のパネル14を予め組み立てた状態とし、各磁力固定部材3を図3に示す所定位置に位置合わせするとともに吸磁力変更部材6のレバー6aをオフからオンに切り換えて永久磁石5の吸磁力を最大に変更して磁力固定部材3を薄鋼板2に吸磁力によって固着させる。
これにより空間仕切り部材7の1辺のカーテン8および3辺のパネル14が図3に示すように床12から立ち上げられた状態に設置される。設置後は、例えば衣服の試着室として利用することができる。カーテン8を開閉させることにより当該試着室を開閉させることとなる。
また、店舗内の模様替えに伴って試着室の位置を変える場合には、吸磁力変更部材6のレバー6aをオンからオフに切り換えて永久磁石5の吸磁力を最小に変更して磁力固定部材3を薄鋼板2より取り外し、新しい設置場所に前記と同様の設置作業によって再設置する。
図3の空間仕切り部材7は1辺のカーテン8および3辺のパネル14を矩形に配置するようにしたが、例えば一直線状や円弧状等にカーテン8やパネル14を配置して、空間の間仕切りとして利用するように形成してもよい。
また、カーテン8やパネル14の上下の配置位置は、天井1から床12までの全体または途中の一部としてもよい。
また、空間仕切り部材7としては、左右開閉型若しくは上下開閉型のカーテン、アコーデオンカーテン、ブラインド、パネル、ドア、扉の1種または複数種を組合わせて用いるとよい。
次に、本発明の第3実施形態を図4により説明する。
本実施形態の空間仕切り装置は、天井1と床12との間の全体を仕切るようにして形成されている。前記各実施形態を同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省力する。
更に説明すると、天井1および床12の表面側の全面に前記各実施形態と同様の強磁性体部材としての薄鋼板2が接着若しくは鋲止め等の固着方法によって天井1および床12と一体となるように形成されている。
本実施形態においては、図4に示すように、天井1と床12との間の全長の長さと同等の長さを有する支柱16の上下端部にそれぞれ第1実施形態と同様の磁力固定部材3を取付て、各磁力固定部材3の吸磁力の大きさを変化させて強磁性体部材である薄鋼板2に支柱16を着脱自在に取付けられるように形成されている。その吸磁力の大きさは、空間仕切り部材7に人等が衝突しても移動することがないように余裕をもって支持できる大きさに設定するとよい。
本実施形態においては、空間仕切り部材7として2本の支柱16によって支持されれるパネル14と当該パネル14にヒンジ17aを持って開閉自在に取付けられたドア17を用いて形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態の空間仕切り装置を設置するには、予め天井1および床12に強磁性体部材である薄鋼板2を床を形成する部材として固着させておく。これにより天井1および床12には従来のような支持部材を設置する必要がなくなり、天井および床の見栄えが非常に優れたものとなる。
更に、強磁性体部材が薄鋼板2であるために、天井1および床12に設置容易であり、しかも既設の天井および床にも簡単に設置することができる。
そして、本実施形態の空間仕切り装置を天井1および床12の間に装着するには、2本の支柱16、ドア17が組込まれたパネル14を予め組み立てた状態とし、各磁力固定部材3を図4に示す所定位置に位置合わせするとともに吸磁力変更部材6のレバー6aをオフからオンに切り換えて永久磁石5の吸磁力を最大に変更して磁力固定部材3を薄鋼板2に吸磁力によって固着させる。
これにより空間仕切り部材7の1辺のドア17付きパネル14が図4に示すように天井1および床12の間の全体を覆う状態に設置される。設置後は、例えばドア17をドアノブ17bをもって開閉させて利用することができる。
また、店舗内の模様替えに伴ってドア17付きパネル14の位置を変える場合には、吸磁力変更部材6のレバー6aをオンからオフに切り換えて永久磁石5の吸磁力を最小に変更して磁力固定部材3を薄鋼板2より取り外し、新しい設置場所に前記と同様の設置作業によって再設置する。
図4の空間仕切り部材7は1辺のドア17付きパネル14を配置するようにしたが、例えば他のパネルやカーテン等を連続的に設置して、空間の間仕切りとして利用するように形成してもよい。
以上の各実施形態のよう本発明は構成されているので、強磁性体部材を天井1若しくは床12を形成する部材として設置することができるので、天井1および床12の見栄えはよく、天井1若しくは床12を形成する強磁性体部材に磁力固定部材3を吸磁力を変化させて着脱させることにより仕切り部材7を強磁性体部材に設置したり、その設置位置を変更させることができるので、仕切りの設置や仕切りパターンの変更を短時間にかつ容易に施すことができる。更に、既設の設置跡の修復作業も不要となる。
また、強磁性体部材を薄鋼板2とすると、天井1若しくは床12に設置容易であり、しかも既設の天井1および床12にも簡単に設置することができる。
また、磁力固定部材3が、吸磁力を有する永久磁石5と、前記永久磁石5による吸磁力を変更させる吸磁力変更部材6とを有するので、吸磁力変更部材6を操作することにより永久磁石5による吸磁力を変更させることができ、天井1若しくは床12を形成する強磁性体部材(薄鋼板2)に対して磁力固定部材3を容易に着脱させることができ、作業時間を短縮させることができる。
また、空間仕切り部材7を単数若しくは複数の磁力固定部材3によって支持することができるので、磁力固定部材3による空間仕切り部材7の支持方式を複数設けることができ、多様な設置手法を利用することができる。
また、空間仕切り部材7としては、例えばカーテン8のように自身の形状を開閉変化させて空間の仕切り状態を可変自在に形成されているものを用いると、当該空間仕切り部材7を操作することにより、例えば、仕切り状態を開閉させるように変化させることができる。
また、空間仕切り部材7が前記各実施形態に示すように天井1から床12までの全体または中途部を仕切るように形成されていると、天井1から床12までの仕切り領域を目的に応じて変更させることができる。
また、空間仕切り部材7を単独または壁部材9と合わせることによって水平断面を閉じた閉領域を形成すると、水平断面を閉じた閉領域を種々のプライベート空間として提供することができる。
また、空間仕切り部材7を、カーテン8、アコーデオンカーテン、ブラインド、パネル14、ドア17、引き戸の1種または複数種を組合わせて形成することにより、各種の目的に対応して空間仕切り部材7を選択して利用することができる。
更に、天井1および床12の少なくとも一方に強磁性体部材である薄鋼板2を設置することにより電磁シールド作用を発揮させることができ、電子機器の防御を図ることができる。空間全体の電磁シールド作用を高くするためには、天井1および床12に加えて壁面にも強磁性体部材である薄鋼板2を設置するとよい。
なお、本発明は前記実施形態のみに限定されるものではなく、必要に応じて変更することができるものである。
1 天井
2 薄鋼板
3 磁力固定部材
5 永久磁石
6 吸磁力変更部材
7 空間仕切り部材
8 カーテン
12 床
14 パネル
16 支柱
17 ドア
2 薄鋼板
3 磁力固定部材
5 永久磁石
6 吸磁力変更部材
7 空間仕切り部材
8 カーテン
12 床
14 パネル
16 支柱
17 ドア
Claims (9)
- 空間の天井部および床部の少なくとも一方に設置される強磁性体部材と、吸磁力の大きさを変化させて前記強磁性体部材の表面に着脱自在に取付けられる磁力固定部材と、前記磁力固定部材に支持されて当該磁力固定部材より下方および上方の少なくとも一方の空間を仕切る空間仕切り部材とを有することを特徴とする空間仕切り装置。
- 前記強磁性体部材は、薄鋼板により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の空間仕切り装置。
- 前記磁力固定部材は、吸磁力を有する永久磁石と、前記永久磁石による吸磁力を変更させる吸磁力変更部材とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空間仕切り装置。
- 前記空間仕切り部材は、単数若しくは複数の前記磁力固定部材によって支持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空間仕切り装置。
- 前記空間仕切り部材は、空間の仕切り状態を可変自在に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空間仕切り装置。
- 前記空間仕切り部材は、天井から床までの全体または中途部を仕切るように形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の空間仕切り装置。
- 前記空間仕切り部材は、当該空間仕切り部材単独または壁部材と合わせることによって水平断面を閉じた閉領域を形成していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の空間仕切り装置。
- 前記空間仕切り部材は、カーテン、アコーデオンカーテン、ブラインド、パネル、ドア、引き戸の1種または複数種を組合わせて形成されている特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の空間仕切り装置。
- 請求項1から請求項8までに記載されている空間仕切り装置によって天井から床までの空間の少なくとも一部を仕切ることを特徴とする空間仕切り方法。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014002940A1 (ja) * | 2012-06-25 | 2014-01-03 | 株式会社 豊田自動織機 | 非接触電力伝送装置 |
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2010
- 2010-02-01 JP JP2010020593A patent/JP2011157732A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014002940A1 (ja) * | 2012-06-25 | 2014-01-03 | 株式会社 豊田自動織機 | 非接触電力伝送装置 |
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