JP2011155730A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換手段で変換される電流量を低減してエネルギ損失を低減し得る装置を提供する。
【解決手段】スイッチ手段(7、8)の切換と電力変換手段(10)が電源(1)へ供給する電流とを制御する制御手段(15)を有し、制御手段(15)は、検出電圧と同一位相となる基準電流と、スイッチ手段(7、8)が接続されているとき授受される蓄電電流とを演算し、基準電流から検出電流を差し引いた値である第1電流の絶対値と、基準電流から検出電流及び蓄電電流を差し引いた値である第2電流の絶対値との大小を判定し、第2電流の絶対値が第1電流の絶対値より小さいときにはスイッチ手段(7、8)を接続すると共に電力変換手段(10)が電源(1)へ供給する電流を第2電流に制御し、第2電流の絶対値が第1電流の絶対値より大きいときにはスイッチ手段(7、8)を切断すると共に電力変換手段(10)が電源(1)へ供給する電流を第1電流に制御する。
【選択図】図1A

Description

この発明は電源装置に関する。
電気機器と、電気機器に電力を供給する電源との間に、充電池と、この充電池からの直流電力を交流電力に変換して電源と電流を授受するインバータとを有する電源装置がある(特許文献1参照)。
特開平7−59274号公報
上記特許文献1の技術では、インバータと電源との間で授受される電流の絶対値が大きくなると、充電池からの電流が交流に変換されるためにインバータ内部のインピーダンスを通流する電流が大きくなり、インピーダンスで生じる発熱が大きくなる。そのため、インバータで熱に変換されて損失するエネルギが大きくなる。
そこで本発明は、電力変換手段で変換される電流量を低減して電力変換手段で生じるエネルギ損失を低減し得る装置を提供することを目的とする。
本発明は、電源と電気機器との間に配される電源装置において、前記電気機器と並列に接続される蓄電手段と、前記電源と前記蓄電手段との間で授受される蓄電電流の通流可否を切換えるスイッチ手段と、前記電気機器と並列に接続され直流を交流に変換して前記電源へ供給する電力変換手段と、当該電力変換手段に接続され当該電力変換手段に直流電流を供給する充電池と、前記電気機器に印加される電圧を検出する電圧検出手段と、前記電気機器に供給される電流を検出する電流検出手段と、前記スイッチ手段の切換と前記電力変換手段が前記電源へ供給する電流とを制御する制御手段と、を有する。前記制御手段は、前記電圧検出手段により検出される電圧と同一位相となる基準電流と、前記スイッチ手段が接続されているとき授受される蓄電電流とを演算し、前記基準電流から前記電流検出手段により検出される電流を差し引いた値である第1電流の絶対値と、前記基準電流から前記電流検出手段により検出される電流及び蓄電電流を差し引いた値である第2電流の絶対値との大小を判定し、前記第2電流の絶対値が前記第1電流の絶対値より小さいときには前記スイッチ手段を接続すると共に前記電力変換手段が前記電源へ供給する電流を前記第2電流に制御し、前記第2電流の絶対値が前記第1電流の絶対値より大きいときには前記スイッチ手段を切断すると共に前記電力変換手段が前記電源へ供給する電流を前記第1電流に制御する。
本発明によれば、制御手段は、電源からの電流の位相を電圧の位相と同一とするために、蓄電手段を併用する場合に電力変換手段で変換する電流の大きさの絶対値と、蓄電手段を併用しない場合に電力変換手段で変換する電流の大きさの絶対値の大小を判定し、この判定結果より電流の大きさの絶対値が小さいほうの電流を選択するように制御するので、電力変換手段で変換される電流量を低減することが可能となり、電力変換手段で生じるエネルギ損失を低減できる。
本発明の第1実施形態の電源装置の概略構成図である。 制御手段の概略構成図である。 電機機器へ印加される電圧、電気機器へ供給される電流、インバータ電流のタイミングチャートである。 基準電流、電気機器へ供給される電流、インバータ電流、第1電流、第2電流、第1実施形態のインバータ電流のタイミングチャートである。 本発明の第2実施形態の電源装置の概略構成図である。 有効無効電力平面での運転範囲を示す特性図である。 バッテリ22の充放電が制限される場合の有効無効電力平面での運転範囲を示す特性図である。 トータル損失の小さい側を選択する実施例を説明するための特性図である。 本発明の第3実施形態の電源装置の概略構成図である。 第3実施形態のバッテリ充電時の起動シーケンスである。 第3実施形態のコンデンサのみを運転するときの起動シーケンスである。 本発明の第4実施形態の電源装置の概略構成図である。 第4実施形態のバッテリ充電時の起動シーケンスである。
図1Aは本発明の第1実施形態の電源装置の概略構成図、図1Bは制御手段15の概略構成図である。図1Aにおいて、交流電源1と電気機器2とを配線3で接続し、この配線3の途中に電源装置4が配されている。
電源装置4は、コンデンサ6(蓄電手段)、スイッチ手段7、8、インバータ10(電力変換手段)、バッテリ12(充電池)、制御手段15からなる。
詳細には、電気機器2と並列にコンデンサ6が接続される。つまり、配線3から分岐する配線5にコンデンサ6が設けられている。
配線5にはコンデンサ6と直列に2つのスイッチ手段7、8を備える。2つのスイッチ手段7、8は、交流電源1とコンデンサ6との間で授受されるコンデンサ電流(蓄電電流)の通流可否を切換える。
電気機器2には、直流を交流に変換して電源1へ供給するインバータ10が並列に接続される。つまり、配線3から分岐する配線9にインバータ10が設けられている。インバータ10は配線11でバッテリ12(充電池)と接続されている。バッテリ12はインバータ10に直流電流を供給する。
配線3には電気機器2に印加される電圧を検出する電圧センサ13(電圧検出手段)及び電気機器2に供給される電流を検出する電流センサ14(電流検出手段)を備える。
これらセンサ13、14により検出される電圧、電流の各信号が入力される制御手段15では、スイッチ手段7、8の切換とインバータ10が電源1へ供給する電流とを制御する。制御手段15には、図1Bに示したように、基準電流演算部15a、コンデンサ電流演算部15b、第1電流絶対値演算部15c、第2電流絶対値演算部15d、大小判定部15e、制御部15fが含まれている。まず、基準電流演算部15aでは検出電圧(電圧センサ13により検出される電圧)Vと同一位相となる基準電流Itを演算する。
コンデンサ電流演算部15bではスイッチ手段7、8が接続されているとき授受されるコンデンサ電流Icを演算する。この演算されるコンデンサ電流Icは、検出電圧Vより位相が90度進んだ波形となる。
基準電流演算部15aからの基準電流Itと、検出電流(電流センサ14により検出される電流)Iとが入力される第1電流絶対値演算部15cでは基準電流Itから検出電流Iを差し引いた値である第1電流Iinv1(=It−I)の絶対値を演算する。一方、基準電流演算部15aからの基準電流Itと、検出電流Iと、コンデンサ電流演算部15bからのコンデンサ電流Icとが入力される第2電流絶対値演算部15dでは基準電流Itから検出電流I及びコンデンサ電流Icを差し引いた値である第2電流Iinv2(=It−I−Ic)の絶対値を演算する。
これら第1電流Iinv1、第2電流Iinv2の各絶対値が入力される大小判定部15eでは、これら第1電流の絶対値と第2電流の絶対値との大小を判定(判断)する。この判定結果を受ける制御部15fでは、第2電流Iinv2の絶対値が第1電流Iinv1の絶対値より小さいときにスイッチ手段7、8を接続すると共にインバータ10が電源1へ供給する電流を第2電流Iinv2に制御する。一方、第2電流Iinv2の絶対値が第1電流Iinv1の絶対値より大きいときにはスイッチ手段7、8を切断すると共にインバータ10が電源1へ供給する電流を第1電流Iinv1に制御する。
ここで、交流電源1には、家庭や施設に電力を供給する一般的な配電手段以外にも、自宅に設置される太陽光発電や風力発電等の電源が含まれる。また、コンデンサ電流の「演算」にはコンデンサ電流の「推定」と「検出」とが含まれる。スイッチ手段7、8が接続されていない場合にはコンデンサ電流Icは「推定」することしかできないが、2つのスイッチ手段7、8が接続される場合にはコンデンサ電流を「推定」することも「検出」することも可能である。
図1A、図1Bに示すようにスイッチ手段7、8を複数設け、複数のスイッチ手段7、8を共に切断するか共に接続する場合で説明したが、2つのスイッチ手段7、8を切断するときにいずれか一方のみを切断するようにしてもかまわない。
ここで、制御手段15により行われる作用効果を図2、図3を参照して説明する。
電気機器2へ印加される電圧Vの一周期について、図2に電気機器2へ印加される電圧Vを中太実線で、電気機器2へ供給される電流Iを一点鎖線で、コンデンサON時のコンデンサ電流Icを細実線で示している。同じく、電気機器2へ印加される電圧Vの一周期について、図3に基準電流Itを中太実線で、電気機器2へ供給される電流Iを一点鎖線で、コンデンサON時のコンデンサ電流Icを細実線で、第1電流Iinv1を長破線で、第2電流Iinv2を短破線で示している。ここで、コンデンサ電流Icは電源1よりコンデンサ6に向けて電荷が流れるときを正とする。時間スケールは図2と図3で同じである。
図2に示したように、電気機器2へ供給される電流Iの位相は電気機器2へ印加される電圧Vの位相より少し遅れると共に、コンデンサON時のコンデンサ電流Icは電気機器2へ印加される電圧Vに対して90度位相が進んでいる。
図3に中太実線で示したように、基準電流Itの位相が電気機器2へ印加される電圧Vの位相と同じとなるように基準電流Itが生成(演算)されている。この基準電流Itから電気機器2へ供給される電流Iを差し引いた値である第1電流Iinv1は、図3に長破線で示したように、基準電流Itよりも位相が進むと共に、基準電流Itよりも小さな振幅で振れる電流となる。一方、基準電流Itから電気機器2へ供給される電流I及びコンデンサON時のコンデンサ電流Icを差し引いた値である第2電流Iinv2は、図3に短破線で示したように電気機器2へ供給される電流Iと振幅は同じで電気機器2へ供給される電流Iよりも位相が少し遅れた電流となる。
こうして演算される第1電流Iinv1と第2電流Iinv2の各絶対値の大小を判定したとき、第2電流Iinv2の絶対値が第1電流Iinv1より小さいのは、図3において時刻t1から時刻t2までの区間、時刻t3から時刻t4までの区間の2つの区間である。これら2つの区間で2つのスイッチ手段7、8が接続されると、インバータ10が電源1へ供給する電流は第2電流Iinv2となる。一方、第2電流Iinv2の絶対値が第1電流Iinv1の絶対値より大きいのは、図3において時刻t0から時刻t1までの区間、時刻t2から時刻t3までの区間及び時刻t4から時刻t5までの区間の3つの区間である。これら3つの区間で2つのスイッチ手段7、8が切断されると、インバータ10が電源1へ供給する電流は第1電流Iinv1となる。
この結果、図3に太実線で示したように、時刻t0から時刻t1までの区間で第1電流Iinv1が、時刻t1から時刻t2までの区間で第2電流Iinv2が、時刻t2から時刻t3までの区間で第1電流Iinv1が、時刻t3から時刻t4までの区間で第2電流Iinv2が、時刻t4から時刻t5までの区間で第1電流Iinv1がインバータ10が電源1へ供給する電流(つまりインバータ電流)となる。ただし、線を重ねると見にくくなるので、第1電流Iinv1を表す長破線、第2電流Iinv2を表す短破線から太実線を少しずらして示している。これによって、インバータ10に対してコンデンサ6を単に並列接続する場合(つまり図3において時刻t0から時刻t5までの全区間にわたってインバータ10が電源1へ供給する電流を第2電流Iinv2とする場合)よりインバータ10が電源1へ供給する電流の絶対値が小さくなる。インバータ10が電源1へ供給する電流の絶対値が小さくなると、インバータ10内部のインピーダンスで生じる発熱量が小さくなり、インバータ10でのエネルギ損失を低減することができる。
上記第1実施形態の技術に対して、スイッチ手段7、8を上述のように制御することの意義を説明するために、上記第1実施形態からスイッチ手段7、8を省いた構成とした場合に生じる課題について説明する。
インバータ10と電源1との間で授受する電流の大きさは、基準電流Itと電気機器に供給される電流Iとの差分電流の大きさからコンデンサ電流Icの大きさを差し引いたもの(=It−I−Ic)に相当する。したがって、インバータ10から供給する電流の位相は、コンデンサ電流Icの位相と、前記差分電流の位相を定める電気機器2への電圧V及び電流Iの位相とにより定まる。また、コンデンサ電流Icの位相は、電源1からの電圧により定まる。つまり、インバータ10が電源1と授受する電流の位相およびコンデンサ電流Icの位相が定まる条件がそれぞれ異なるため、これら2つの電流の位相が同じになるとは限らない。
これら2つの電流の位相が異なると、正のコンデンサ電流Icがコンデンサ6から電源1へ流れて、電源1からの電流が小さくなる一方で、電源1からの電流を大きくするように負のコンデンサ電流Icがコンデンサ6から電源1へ流れる場合が生じる。このとき、インバータ10では、前記差分電流に相当する大きさの電流に対して、負のコンデンサ電流Icにより小さくなる電源1からの電流を補填する電流を加えて、電源1と授受する。そのため、インバータ10と電源1との間で授受する電流の大きさは、前記差分電流に対して大きくなることがある。
このように、インバータ10と電源1との間で授受する電流の大きさが前記差分電流に対して大きくなるのでは、インバータ10内部のインピーダンスを流れる電流が大きくなり、インピーダンスで生じる発熱が大きくなる。つまり、第1実施形態からスイッチ手段7、8を省いた構成では、インバータ10で熱に変換されて損失するエネルギが大きくなるという課題が生じる。
このようにして、第1実施形態によれば、制御手段15は、交流電源1からの電流の位相を電圧の位相と同一とするために、コンデンサ6(蓄電手段)を併用する場合にインバータ10(電力変換手段)が電源1へ供給する電流の大きさの絶対値と、コンデンサ6を併用しない場合にインバータ10が電源1へ供給する電流の大きさの絶対値の大小を判定し、この判定結果より電流の大きさの絶対値が小さいほうの電流を選択するように制御するので、インバータ10が電源1へ供給する電流量を低減することが可能となり、インバータ10で生じるエネルギ損失を低減できる。
図4は本発明の電源装置を急速充電器35に応用した場合の第2実施形態の概略構成図である。図4において、車両21には、充電可能なバッテリ(充電池)22、バッテリ22からの直流電流を配線23を介して受け三相の交流電流に変換するモータ用インバータ24、モータ用インバータ24からの三相交流で駆動されるモータ25、バッテリ22を充電するための急速充電ポート26、急速充電ポート26とバッテリ22とを接続する配線27を備えている。
一方、系統31(交流電源)からの三相交流の電力は、メイン配線32を介して施設33に供給されている。ここで、系統31は、具体的には一般家庭や商業施設などに電力を供給する発電所および送電系統などの電源を指している。施設33は、具体的には一般家庭や商業施設などに配される電気機器を指している。
施設33と並列に車載バッテリ22を充電するため定置式の急速充電器35を備える。つまり、系統31と施設33との間に急速充電器35が接続されている。急速充電器35は、主にインバータ37(電力変換手段)、三相コンデンサ39(蓄電手段)、第1コンタクタ40、第2コンタクタ41(スイッチ手段)、制御部42(制御手段)、出力ポート44からなる。
詳細には、メイン配線32から分岐する配線36にインバータ37が接続され、分岐配線36の途中にこの分岐配線36を断接する第1コンタクタ40が設けられている。インバータ37はバッテリ22からの直流を系統31への三相交流に変換して供給するものである。なお、インバータ37は、系統31からの三相交流をバッテリ22を充電するために直流に変換するコンバータとしての機能をも有している。
分岐配線36よりさらに分岐する配線38に三相コンデンサ39が接続され、分岐配線38の途中にこの分岐配線38を断接する第2コンタクタ41(スイッチ手段)が設けられている。三相コンデンサ39は力率改善コンデンサとして機能する。
インバータ37はまた、配線43を介して出力ポート44と接続されている。
バッテリ22の充電時には、車両21の急速充電ポート26が急速充電器35の出力ポート44に接続される。
制御部42には、系統制御器からの制御信号が入力される。ここで、系統制御器とは電力系統の全体の周波数や、部分部分の電圧を正常範囲内に制御するシステム機器・通信手段などを包括したもので、発電所・変電所・電力会社などに分散して設置されている。
系統制御器からの制御信号には、充電/LFC/STATCOM切換信号、有効・無効電力指令、高調波電流指令などが含まれる。充電/LFC/STATCOM切換信号とは、充電とLFCとSTATCOMとを切換える信号である。ここで、充電とは充電モードのことである。LFCとは負荷追従制御モード(本発明の電源装置から系統31に戻す電力を指令するモード)の略称で、充電モードの指令と反対の内容を指令するものである。STATCOMとは電圧調整モード(主に系統31の無効電力を調整するように本発明の電源装置に指令するモード)の略称である。
また、無効電力指令とは力率を改善するため系統31に電力を供給するための指令、有効電力指令とはさらに機器に有効に効く電力を系統31に供給するための指令である。また、高調波電流とは系統31における高周波の電力のゆがみを低減して正弦波状の電流にするために補填する電流のことである。
制御部42では、充電/LFC/STATCOMの各指令、有効・無効電力指令、高調波電流指令を受けて、2つのコンタクタ40、41に切換信号を、インバータ37にゲートON/OFF信号を出力し、インバータ37内部のインピーダンスで生じる発熱量が小さくなるように2つのコンタクタ40、41の断接及びインバータ電流を制御する。
三相コンデンサ39をΔ結線で示しているが、Y結線の三相コンデンサでもかまわない。
図4では、コンタクタ40、41は三相交流のうちU相、R相、S相の全てを開閉する構成であるが、U相、R相、S相のうちいずれか二相のみを開閉するように構成してもかまわない。図4では系統31からの交流が三相である場合で記載しているが、系統31からの交流が二相である場合、単相である場合であってもかまわない。
ここで、図4を第1実施形態の図1Aと比較すればわかるように、第2実施形態では、急速充電器35及び車載バッテリ22から本発明の電源装置が構成されている。
図5は有効無効電力平面(PQ平面)での運転範囲を示す特性図である。図5においてPは有効電力、Qは無効電力である。有効電力Pがゼロの状態とは、有効電力を系統31に供給していないし、系統31から有効電力を受けていない状態のことである。無効電力Qがゼロの状態とは、無効電力を系統31に供給していないし、系統31から無効電力を受けていない状態のことである。
図5(い)は従来技術2の力率改善コンデンサ(図では単に「コンデンサ」で略記。)と、バッテリ及び充電装置とが別々に存在する場合のPQ平面での運転範囲を示している。図5(い)に示したように力率改善コンデンサで可能な運転点CはQ軸上において負の位置にある。ここで、力率改善コンデンサとは電機機器にコンデンサを並列接続することで電源からの電力の力率を改善するようにしたものである。
一方、バッテリ及び充電装置で可能な運転範囲は、図5(い)に示したようにPQ平面の原点を中心とする円となる。ここでいうバッテリとは図4のバッテリ22と同じものである。ここでいう充電装置とは、従来のバッテリ充電装置(コンバータによりバッテリを充電するもの。図1Aに示した電源装置4からコンデンサ6及び2つのスイッチ手段7、8の構成を省いたもの)を指している。
次に、図5(は)はバッテリ及び充電装置に加えてON/OFFできない力率改善コンデンサを備える場合のPQ平面での運転範囲を示している。ここで、「力率改善コンデンサON」とは力率改善コンデンサが働く場合のことを、具体的には図4において2つのコンタクタ40、41が接続され、三相コンデンサ39がインバータ37と接続されていることをいう。一方、「力率改善コンデンサOFF」とは、力率改善コンデンサが働かない場合のことを、具体的には図4において2つのコンタクタ40、41が切断され、三相コンデンサ39がインバータ37と接続されていることをいう。従って、力率改善コンデンサがON/OFFできないとは、具体的には図4において2つのコンタクタ40、41が設けられておらず三相コンデンサ39が常時インバータ37と接続されていることをいう。図5(は)に示したように、この場合の運転範囲は運転点Cを中心とする円となる。運転点Cはこの円に含まれる。
次に、図5(ろ)はバッテリ及び充電装置に加えてON/OFF可能な力率改善コンデンサを備える場合のPQ平面での運転範囲を示している。力率改善コンデンサがON/OFF可能であるとは、具体的には図4に示したように、2つのコンタクタ40、41の断接によって三相コンデンサ39をインバータ37と接続したり切断したりし得ることをいう。図5(ろ)に示したように、力率改善コンデンサONの場合に運転点Cを中心とする円となり、力率改善コンデンサOFFの場合に原点を中心とする円となる。すなわち2つの円を合わせた範囲が運転範囲となる。
図5の特性をまとめると、バッテリ及び充電装置に加えてON/OFF可能な力率改善コンデンサを備える場合(図5(ろ)の場合)には、従来の力率改善コンデンサと、バッテリ及び充電装置とが別々に存在する場合(図5(い)の場合)、バッテリ及び充電装置に加えてON/OFFできない力率改善コンデンサを備える場合(図5(は)の場合)のいずれの場合に比べても、より制御範囲を広くできるというメリットが生じている。
また、図5(ろ)において、2つの円が重なる部分では、同じ動作点(運転点)を実現する二つの動作状態があるので、トータル損失の小さい側を選択することで、バッテリ22の充電効率を高めることができる。これについては図7により後述する。
なお、図5(ろ)において、PQ平面の原点を中心とする円の端が力率改善コンデンサで可能な運転点Cを覆わないように設定している。円の端が力率改善コンデンサで可能な運転点Cを含むように設定することも可能である。円の大きさは、インバータ37の電流容量で決まる。電流容量を大きくするとインバータ37が高価・大型化するため、インバータ37による円の大きさはできるだけ小さくしたいという要求がある。運転可能範囲を広げるために、インバータ37による円の大きさをなるべく小さくしながら2つの円でカバーできる領域をなるべく大きくするために、ここでは力率改善コンデンサで可能な運転点Cを覆わないように設定しているわけである。
バッテリ22の充電状態や温度などの要因でバッテリ22の充放電が制限される場合に、PQ平面での運転範囲は図5(い)、図5(ろ)、図5(は)より図6(い)b、図6(ろ)b、図6(は)bへと変化する。このようにバッテリ22の充放電が制限される場合においても、図6(い)b、図6(は)bに対する図6(ろ)bの優位性は保たれる。
次に、バッテリ及び充電装置に加えてON/OFF可能な力率改善コンデンサを備える場合に、トータル損失の小さい側を選択する実施例を図7を参照して説明する。ここで、トータル損失とは、インバータでの損失と力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失とを合わせた損失のことである。力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失とは、力率改善コンデンサを通流する電流がコンデンサ部のインピーダンスを通過する際に生じる発熱が原因で生じるもののことである。
まず、インバータでの損失が力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失より充分大きい場合を考える。この場合には、インバータでの損失の大きさはインバータ電流の大きさ、すなわち力率改善コンデンサOFF時は原点からの矢印の長さに、また力率改善コンデンサON時は運転点Cからの矢印の長さにそれぞれ依存するため、図7(ろ)b-1に示したように、原点と力率改善コンデンサ単独運転点Cとの中線(一点鎖線参照)の右側では力率改善コンデンサOFF(第1コンタクタ40を接続かつ第2コンタクタ41を切断)としてインバータ37を単独運転することにより、また中線の左側では力率改善コンデンサON(第1コンタクタ40を接続かつ第2コンタクタ41を接続)として三相コンデンサ39を働かせると共にインバータ37を運転することにより、常に損失最小動作点を選択できる。
厳密には、力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失Lc(一定)と、インバータでの損失Linv=f(Pinv、Qinv)とを加えて評価する。ここで、Linv=f(Pinv、Qinv)は、インバータでの損失Linvがインバータ有効電力Pinvとインバータ無効電力Qinvとの関数であることを表している。このとき、インバータ有効電力Pinv=有効電力指令値Prefであるが、力率改善コンデンサOFF時であればインバータ無効電力Qinv=無効電力指令値Qref、力率改善コンデンサON時であればインバータ無効電力Qinv=無効電力指令値Qref−力率改善コンデンサ無効電力Qc(Qc一定)となる。有効電力指令値Pref、無効電力指令値Qrefは電力系統側より指令されるとする。
次に、力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失を無視できない場合を考える。力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失Lcを無視できない場合には、力率改善コンデンサOFFを選択する運転領域が広くなり、図7(ろ)b-2に示した実線Aが力率改善コンデンサONとするか力率改善コンデンサOFFとするかを切換える境界となる。実線Aは有効電力Pの絶対値の大きい領域では図7(ろ)b-2に示した一点鎖線B(=図7(ろ)b-1の一点鎖線)に漸近する。
有効電力Pの絶対値の大きい領域で一点鎖線Bに漸近することになる理由は次の通りである。力率改善コンデンサでの損失がなければ、実線Aと一点鎖線Bとは一致する。力率改善コンデンサでの損失があるため、交点は、実線Aに対して左側にずれる。この左側へのずれ代は、破線Dから上下に離れるほど小さくなる。この交点の軌跡を結ぶと、実線Aのように、一点鎖線Bに漸近した線になる。
図7(ろ)b-2において中太実線Cに沿った動作点で電源装置を運転したときにトータル損失がどうなるかを図7(ろ)b-3に、また図7(ろ)b-2において破線Dに沿った動作点で電源装置を運転したときにトータル損失がどうなるかを図7(ろ)b-4にそれぞれ示す。ここで、図7(ろ)b-2において中太実線Cは有効電力指令(=充放電指令)がゼロで、無効電力指令のみ値がある場合である。中太実線Cに沿った動作点で電源装置を運転したとき、トータル損失は図7(ろ)b-3に示す細実線となり、図7(ろ)b-3に示す太実線がトータル損失の最小値を選択した場合の特性となる。
同様に、図7(ろ)b-2において破線Dは有効電圧指令(=充放電指令)が正の場合である。破線Dに沿った動作点で電源装置を運転したとき、トータル損失は図7(ろ)b-4に示す細破線となり、図7(ろ)b-4に示す太点線がトータル損失の最小値を選択した場合の特性となる。
参考のため、図7(ろ)b-2において破線Dに沿った動作点で電源装置を運転したときのトータル損失を図7(ろ)b-3において破線で、また図7(ろ)b-2において中太実線Cに沿った動作点で電源装置を運転したときのトータル損失を図7(ろ)b-4において実線で重ねて示している。すなわち、図7(ろ)b-2において破線Dに沿った動作点で電源装置を運転したときのトータル損失は、図7(ろ)b-2において中太実線Cに沿った動作点で電源装置を運転したときのトータル損失よりも大きいものとなっている。
図7(ろ)b-3、図7(ろ)b-4のいずれにおいても左右方向の中央付近の丸がバッテリ及び充電装置に加えてON/OFF可能な力率改善コンデンサを備える場合に、力率改善コンデンサONとするか力率改善コンデンサOFFするかを切換える境界であり、切換境界の左側が力率改善コンデンサONの運転領域、右側が力率改善コンデンサOFFの運転領域である。
つまり、力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失を無視できない場合、本装置における制御部42では、コンデンサの損失により生じるコンデンサ電流の損失をパラメータの一つとして用いてコンデンサ電流を演算し、このコンデンサ電流の演算結果に基づき力率改善コンデンサを併用できるかどうかを判断する。その結果、インバータ電流の大小判定の精度を向上することができる。
ここで、第2実施形態の作用効果を説明する。
第2実施形態によれば、インバータ37での損失と2つのコンタクタ40、41が接続されているときの三相コンデンサ39での損失とを合わせた損失(トータル損失)が小さくなるように2つのコンタクタ40、41の断接を制御するので、バッテリ22の充電時に電源からの電力の力率を高めることができる。
第2実施形態によれば、図7(ろ)b-1で説明したように、PQ平面上で力率改善コンデンサ(三相コンデンサ39)の運転点Cと原点との二等分線より原点側で2つのコンタクタ40、41を切断し、力率改善コンデンサ(三相コンデンサ39)の運転点C側で2つのコンタクタ40、41を接続するので、インバータ37での損失が2つのコンタクタ40、41が接続されているときの力率改善コンデンサ(三相コンデンサ39)での損失(力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失)より充分大きい場合に、バッテリ22の充電時に電源からの電力の力率を高めることができる。
第2実施形態によれば、図7(ろ)b-2で説明したように、2つのコンタクタ40、41が接続されているときの力率改善コンデンサ(三相コンデンサ39)での損失及びインバータ37での損失を加えた損失(トータル損失)と、2つのコンタクタ40、41が切断されているときのインバータ37での損失とを計算し、両者が一致するPQ平面上の運転点をつないだ境界線(実線A参照)より、原点側で2つのコンタクタ40、41を切断し、力率改善コンデンサ(三相コンデンサ39)の運転点C側で2つのコンタクタ40、41を接続するので、2つのコンタクタ40、41が接続されているときの力率改善コンデンサ(三相コンデンサ39)での損失(力率改善コンデンサON時の力率改善コンデンサでの損失)を無視できない場合においても、バッテリ22の充電時に電源からの電力の力率を高めることができる。
従来技術では、インバータによりバッテリを充電する充電装置と、コンデンサを用いた力率改善装置とが別個に存在し、別個の制御部により各装置を制御していた。これに対して、第2実施形態では、制御部42により2つのコンタクタ40、41の断接とインバータ電流とをまとめて制御するので、従来別個であった制御部を共用化できる。また、インバータブリッジを流用しない分効果は小さいものの、通信・保護などを含めて制御部42をコンパクトに構成できる。
また、インバータ37の一次側には、分岐していない通常のNFB(ノンフューズブレーカ)やフューズは置かれているはずなので、それらフューズに代えてコンタクタ40を設けるだけで対応可能である。
図8は第3実施形態の電源装置の概略構成図である。第2実施形態ではスイッチ手段としての2つのコンタクタ40、41をインバータ37の上流側に設けたが、第3実施形態はスイッチ手段としてのリレーをインバータ37の下流側に設けるものである。すなわち、インバータ37と出力ポート44とを接続する配線43から分岐する配線51にコンデンサ52を接続すると共に、分岐配線51に常開のリレー53(スイッチ手段)を介装している。このリレー53は第2実施形態のコンタクタ41に相当するものである。このリレー53を他のリレーと区別するため、以下「コンデンサ接続リレー」という。また、定置式の急速充電器35に設けられるコンデンサ52を、後述する平滑コンデンサ63と区別するため、以下「地上コンデンサ」という。
車両21の急速充電ポート26を急速充電器35の出力ポート44に接続する際の急速充電ポート26での感電防止等の安全性向上を目的として、車両21側には平滑コンデンサ62、メインリレー63、抵抗65、充電リレー66、急速充電ポートリレー67を備えさせている。すなわち、モータ用インバータ24内部においてバッテリ22とモータ用インバータ24とを接続する配線23を結ぶ線61に平滑コンデンサ62が介装されている。バッテリ22とモータ用インバータ24とを接続する配線23の途中に常開のメインリレー63が介装されている。メインリレー63をバイパスする配線64に抵抗65及び常開の充電リレー66が介装されている。また、急速充電ポート26とバッテリ22とを接続する配線27の途中に常開の急速充電ポートリレー67が介装されている。
急速充電器35側にも、インバータ37と出力ポート44とを接続する配線43の途中に常開の充電出力リレー68が介装されている。
そして、これら4つのリレー63、66、67、68及び上記コンデンサ接続リレー53を次のように操作することで、急速充電ポート26での感電を防止しつつバッテリ22の充電を行わせる。
〈1〉まず、充電リレー66を閉じる。これによってモータ用インバータ24及びバッテリ22の間で電位差があったとしても電流は抵抗65を介して流れ、やがてモータ用インバータ24及びバッテリ22の間で電位差がなくなり、モータ用インバータ24及びバッテリ22の間で電流が流れなくなる。抵抗65を介して電流を流すと、電流がゆっくりやりとりされるため、突入電流が生じない。ここで、モータ用インバータ24及びバッテリ22の間で電位差がなくなったときのバッテリ電圧を所定電圧Vaとする。
〈2〉電位差がなくなったことを把握した後にメインリレー63を閉じ、充電リレー66を開く。メインリレー63を閉じるのは、電位差がなくなった状態では突入電流が生じないため、抵抗65を介さずとも電流を流すことが可能となるからである。
〈3〉コンデンサ接続リレー53を閉じ、インバータ37により地上コンデンサ52を所定電圧Vaとなるまで充電する。
〈4〉地上コンデンサ52が所定電圧Vaとなった後に充電ポートリレー67及び充電出力リレー68を閉じる。急速充電ポート26の上下流で同じ所定電圧Vaとなっているため、急速充電ポート26を大電流が流れることはない。
このように、4つのリレー63、66、67、68及び上記コンデンサ接続リレー53を上記〈1〉〜〈4〉の手順に従って操作することで、バッテリ22と地上コンデンサ52の間にあるすべてのリレー(コンデンサ接続リレー53、急速充電ポートリレー67、充電出力リレー68)が突入電流により溶着して破損することを回避できる。
制御部42によりこの操作を行わせるため、車両21側にも制御部71を設けておく。以下では2つの制御部42、71を区別するため、急速充電器の制御部42を「充電器制御部」、制御部71を「車両側制御部」という。
メインリレー63、充電リレー66、急速充電ポートリレー67の3つのリレーと車両側制御部71とを接続し、車両側制御部71からの信号で3つの各リレー63、66、67を開閉する。また、バッテリ電圧を検出するセンサ81を設け、この電圧センサ81からの信号を車両側制御部71に入力させておく。車両側制御部71と充電器制御部42とで双方向通信が可能となるように、2つのポート73、74を備えさせ、一方のポート73と充電器制御部42とを通信線75で、他方のポート74と車両側制御部71とを通信線76でそれぞれ接続する。バッテリ22の充電のために出力ポート44と急速充電ポート26とを接続するときには、同時に一方のポート73と他方のポート74とが接続されるように構成しておく。
急速充電器35では、コンデンサ接続リレー53、充電出力リレー68の2つのリレーと充電器制御部42とを接続し、充電器制御部42からの信号でコンデンサ接続リレー53、充電出力リレー68の2つのリレーを開閉する。
充電器制御部42により実行される操作(制御)を図9を参照して説明すると、図9はバッテリ22を充電するときの起動シーケンスである。
ステップ1は起動シーケンスの開始に際して実行する部分で、コンデンサ接続リレー53及び充電出力リレー68を開くと共に、車両側制御部71に指令してメインリレー63、充電リレー66、急速充電ポートリレー67の全てのリレーを開かせる。
ステップ2では、モータ用インバータ24内の平滑コンデンサ62を放電させるため車両側制御部71に指令して充電リレー66を閉じる(図では「投入」)。これによって平滑コンデンサ62からの電流が抵抗65を介して流れ、やがてモータ用インバータ24及びバッテリ22の間で電位差がなくなる。
ステップ3では、車両側制御部71によりモータ用インバータ(図では「モータ用INV」で略記)24電圧及びブスバー電圧を確立させる。ブスバーとはバスバー(強電系の配線で用いられる胴のプレート状のもの)と同義である。ここでいうブスバー電圧とは、バッテリ22の電圧のことを指している。ここでは、インバータ電圧とブスバー電圧(バッテリ電圧)との電圧差がなくなり、急速充電ポート26の下流側(図8で右側)の回路で電流が流れない状態となったとき、モータ用インバータ24電圧及びブスバー電圧が確立したと判断する。
ステップ4では、車両側制御部71に指令してメインリレー63を閉じ、役目を終えた充電リレー66を開く(図では「オープン」)。ステップ5では、車両側制御部71に指令してインバータ電圧とブスバー電圧(=バッテリ電圧)が一致したときの電圧を電圧指令値として充電器制御部42に送信させる。インバータ電圧とブスバー電圧(=バッテリ電圧)が一致したときの電圧は電圧センサ81により検出している。
ステップ6では、メインリレー63の閉成(投入)が完了したことを確認する。メインリレー63は、閉成したことが完了したときにその旨の信号を車両側制御部71に返す構成となっているので、この信号を検出したことによりメインリレー63の閉成が完了したと車両側制御部71が判断する。この判断結果は充電器制御部42に伝えられる。
ステップ7〜10の処理は、ステップ2〜6の処理と同時並行的に行うことを意図している。ステップ7〜10の処理が終了してからステップ2〜6の処理を行うようにしてもかまわない。
ステップ7では、コンデンサ接続リレー53を閉じる。これによってインバータ37と地上コンデンサ52を接続する。
ステップ8では、コンデンサ接続リレー53の閉成が完了したことを確認する。コンデンサ接続リレー53も、閉成したことが完了したときにその旨の信号を充電器制御部42に返す構成となっているので、この信号を検出したことによりコンデンサ接続リレー53の閉成が完了したと判断する。
ステップ9では、地上コンデンサ53の電圧が上記の電圧指令値(目標電圧)と一致するまでインバータ(図では「INV」で略記)37により地上コンデンサ52を充電(コンデンサ電圧制御)する。
ステップ10では、地上コンデンサ52の電圧を確立させる。ここでは、地上コンデンサ電圧と電圧指令値が一致したとき地上コンデンサ52の電圧が確定したと判断する。地上コンデンサ52の電圧が電圧指令値と等価であればもっとも望ましい。しかしながら、電圧指令値に対して小さな偏差であれば、バッテリ22と地上コンデンサ52との間に流れる電流も大きくなく、短絡電流によるリレーの破損を防止することができるため、地上コンデンサ電圧の電圧指令値からの偏差がある程度小さくなった場合には、地上コンデンサ52の電圧が確定したと判断すればよい。
地上コンデンサ52の電圧が確定したことは、地上コンデンサ52の電圧とブスバー電圧(バッテリ電圧)とが同じになることを意味する。この状態では、バッテリ22より地上コンデンサ52に向けて短絡電流が流れることはない。
ステップ11では、メインリレー63の閉成完了と地上コンデンサ52の電圧確定とが満たされたか否かをみて、共に満たされたときステップ12に進む。ステップ12では充電出力リレー68を閉じると共に、車両側制御部71に指令して急速充電ポートリレー67を閉じる。
ステップ13では、充電出力リレー68及び急速充電ポートリレー67の閉成が完了したことを確認する。充電出力リレー68も、閉成したことが完了したときにその旨の信号を充電器制御部42に返す構成となっているので、この信号を検出したことにより充電出力リレー68の閉成が完了したと判断する。同様に、急速充電ポートリレー67も、閉成したことが完了したときにその旨の信号を車両側制御部71に返す構成となっているので、この信号を検出したことにより急速充電ポートリレー67の閉成完了がしたと車両側制御部71が判断する。車両制御部71によるこの判断結果は充電器制御部42に伝えられる。
ステップ14は起動シーケンスの完了に際して実行する部分で、この起動シーケンスの完了後には充電・電圧調整同時制御へと進ませる。充電・電圧調整同時制御はバッテリ22を所望の電圧となるまで充電制御するとともに、地上コンデンサ52も充電制御するものである。
一方、メインリレー63の閉成を完了しているときにはステップ6からスタートする。
また、メインリレー63及び急速充電ポートリレー67が閉じられている場合には一旦充電を中断し、メインリレー63及び急速充電ポートリレー67を開いた後に、ステップ1からの起動シーケンスを開始する。ここでのメインリレー63及び急速充電ポートリレー67が閉じられている場合とは、急速充電器35によるのではなくバッテリ22に電力が充電されている場合のことである。この場合には地上コンデンサ52に電荷が蓄積されていないと、バッテリ22から地上コンデンサ52に突入電流が流れてしまう。そこで、急速充電器35によるのではなくバッテリ22に電力が充電されている場合には一旦充電を中断することとしたものである。
次に、図10は地上コンデンサ52のみを運転するときの起動シーケンスである。図9と同一部分には同一のステップ番号を付している。地上コンデンサ52のみの運転は、系統31側の電力の力率を改善するために行うものである。これは、図8のようにバッテリ22が車載される場合で車両21の急速充電ポート26が急速充電器35の充電出力ポート44に接続されていない場合などに行われる。地上コンデンサ52のみを運転する機会は実際多いと思われる。
地上コンデンサ52のみを運転する場合には、有効電力制御は地上コンデンサ52の電圧制御のために用いられ、無効電力制御のみが、外部(電力系統)からの指令に追従する。地上コンデンサ52の直流電圧は一定であるので、有効電力はほぼゼロとなる。すなわち、インバータ37の電圧を検出するセンサ82(図8参照)を設けておき、減算器21に電圧指令値と電圧センサ82により検出されるインバータ37の電圧とを入力し、有効電力制御部22で、電圧センサ82により検出されるインバータ37の電圧が電圧指令値と一致するように有効電力を制御する(図10参照)。
図10と図9とを比較すると、図9のステップ2〜6、11、12、13が図10にない。図10において図9と相違する部分を主に説明すると、ステップ23は起動シーケンスの開始に際して実行する部分で、コンデンサ接続リレー53及び充電出力リレー68を開く。ステップ9では、地上コンデンサ53の電圧が電圧指令値(目標電圧)と一致するまでインバータ37により地上コンデンサ52を充電(コンデンサ電圧制御)する。ステップ24は起動シーケンスの完了に際して実行する部分で、この起動シーケンスの完了後には無効電力制御に進ませる。
第3実施形態によれば、無効電力補償時(つまり系統31側から供給される電力の力率を向上させるための電力を系統31側に供給する場合)に、地上コンデンサ52に車両21側の平滑コンデンサ62が加わるため、無効電力補償可能範囲が広がる。系統31側の電力の力率改善は、本来、地上コンデンサ52が系統31側に無効電力を供給することによりなされる。第3実施形態においては、地上コンデンサ52の容量に平滑コンデンサ62の容量が加わって無効電力を供給するコンデンサ容量が大きくなり、系統31側に供給できる無効電力が大きくなる。
従来技術では、バッテリ充電時に充電時のリプル電圧に対するバッテリ保護のため、充電可能上限が制約され、バッテリを満充電にすることができない。これに対して第3実施形態によれば、コンデンサ接続リレー53を閉じれば、リプル電圧を低減することができるため、充電可能上限を引き上げることができる。
さらに述べると、バッテリ22の充電時、充電電圧にリプルが生じる。このリプルによる瞬時高電圧による過充電を防ぐために、従来は満充電直前にバッテリ22への電流量を抑えて、満充電となる前にバッテリ22の充電をやめるような対策を講じている。これに対して第3施形態においては、バッテリ22に電力が供給されるまでにインバータ37内の平滑コンデンサ62に加えて地上コンデンサ52がリプルを低減するように作用する。これによってリプルが小さくなり、より満充電に近い状態までバッテリ22の充電が可能となる。
図11は本発明の第4実施形態の電源装置の概略構成図である。第3実施形態の図8との相違は、充電出力リレー68に代えて、高周波絶縁トランス・コンバータ91を追加している点にある。インバータ92、変圧器93、コンバータ94の直列接続から構成される高周波絶縁トランス・コンバータ91は、入力側と出力側とを直接接続せずに直流を交流に、その交流をさらに直流に変換し得るものである。第3実施形態の充電出力リレー68は、急速充電ポート26における感電を防止する等の安全上の観点で設けられていた。第4実施形態では、系統31と急速充電ポート26との間に高周波絶縁トランス・コンバータ91が介装されることで系統31と急速充電ポート26とが直接接続されていない状態となっているので、急速充電ポート26における感電を防止できる。つまり第4実施形態にあっては、充電出力リレー68を設定する意味がないので、充電出力リレー68を設けていない。
第4実施形態では、第3実施形態と相違して、高周波絶縁トランス・コンバータ91のうちのインバータ92とインバータ37とを接続する配線43に平滑コンデンサ95と放電抵抗96とを介装している。これら平滑コンデンサ95及び放電抵抗96が必要となるのは、高周波絶縁トランス・コンバータ91を構成するインバータ92の作動を補償するためである。
図12は第4実施形態のバッテリ22を充電するときの起動シーケンスで、第2実施形態の図9に対応する。図9と同一部分には図9と同一のステップ番号を付している。
ステップ31は起動シーケンスの開始に際して実行する部分で、充電中つまりメインリレー63及び急速充電ポートリレー67が閉じていることを確認する。このときコンデンサ接続リレー53は、インバータ92とも地上コンデンサ52とも接続していない状態にある。
ステップ32では、充電を一旦中止し、放電抵抗96でDCリンクの電圧(図では「DC電圧」で略記。)を低下させるかまたはインバータ37でゼロ電圧制御を行う。これは、充電中においてはインバータ92の一次側平滑コンデンサ95に電圧がありこの状態でコンデンサ接続リレー53を閉じると平滑コンデンサ95からリレー53に突入電流が流れてしまうので、これを防止するためである。
ここで、DCリンクとは、インバータ37とインバータ92の間(コンデンサ接続リレー53が配置される箇所)のことであるので、DCリンクの電圧は、インバータ電圧に等しい。充電を中止すれば独りでにDCリンクの電圧が低下する。インバータ37でゼロ電圧制御を行うには、インバータ37による回生制御(配電系への放電)によればよい。
ステップ33では、DCリンクのゼロ電圧が完了したことを確認する。これは電圧センサ82により検出されるインバータ電圧がゼロになったことによりDCリンクのゼロ電圧が完了したと判断する。
DCリンクをゼロ電圧とするのは、上記のように突入電流によるコンデンサ接続リレー53の破損を防止するためである。コンデンサ接続リレー53の瞬時許容電流量が大きければ許容される電圧差が大きくなるので、DCリンクの電圧を必ずしもゼロにする必要はない。このときには、DCリンクの電圧がコンデンサ接続リレー53の許容電圧以下になったとき、DCリンクのゼロ電圧が完了したと判断すればよい。コンデンサ接続リレー53の許容電圧はリレーの仕様に応じて定めれよい。
ステップ7では、コンデンサ接続リレー53を閉じる。これによってインバータ37と地上コンデンサ52を接続する。
ステップ8では、コンデンサ接続リレー53の閉成が完了したことを確認する。コンデンサ接続リレー53も、閉成したことが完了したときにその旨の信号を充電器制御部42に返す構成となっているので、この信号を検出したことによりコンデンサ接続リレー53の閉成が完了したと判断する。
ステップ33、34は図9のステップ9、10と同様である。すなわち、ステップ33では地上コンデンサ52及び平滑コンデンサ95の電圧が電圧指令値(目標電圧)と一致するまでインバータ37により地上コンデンサ52及び平滑コンデンサ95を充電(コンデンサ電圧制御)する。電圧指令値は第2実施形態と同じにバッテリ電圧(電圧センサ81により検出)である。
ステップ34では、DCリンクの電圧を確立する。ここでは、地上コンデンサ52及び平滑コンデンサ95の電圧と電圧指令値が一致したときDCリンクの電圧が確定したと判断する。地上コンデンサ52及び平滑コンデンサ95の電圧が電圧指令値と等価であればもっとも望ましい。しかしながら、電圧指令値に対して小さな偏差であれば、バッテリ22と地上コンデンサ52との間に流れる電流も大きくなく、短絡電流によるリレーの破損を防止することができるため、地上コンデンサ52及び平滑コンデンサ95の電圧の電圧指令値からの偏差がある程度小さくなった場合には、DCリンクの電圧が確定したと判断すればよい。
一方、第4実施形態においても地上コンデンサ52のみを運転する電圧調整(無効電力)制御を行わせ得る。この電圧調整(無効電力)制御中の場合であれば平滑コンデンサ95にも荷電されているため、そのまま充電制御をスタートすることができる。すなわち、第4実施形態では、系統31の力率改善を目的に、地上コンデンサ52および平滑コンデンサ95により無効電力を系統に供給する構成となっている。平滑コンデンサ95に荷電されていないと、出力ポート44と急速充電ポート26を接続したときバッテリ22からの電力がこの平滑コンデンサ95に急激に流れて突入電流になる。第4実施形態では、平滑コンデンサ95に荷電されているため、バッテリ22からの電力が流れないかもしくは小さくなりる。そのため、シーケンスに基づいてバッテリ22の充電を開始しても突入電流が流れないので、そのまま充電制御を開始できる。
1 交流電源
2 電気機器
4 電源装置
6 コンデンサ(蓄電手段)
7、8 スイッチ手段
10 インバータ(電力変換手段)
12 バッテリ(充電池)
13 電圧センサ(電圧検出手段)
14 電流センサ(電流検出手段)
15 制御手段
22 バッテリ(充電池)
31 系統(電源)
33 施設(電気機器)
37 インバータ(電力変換手段)
39 三相コンデンサ(蓄電手段)
41 第2コンタクタ(スイッチ手段)
42 制御部(制御手段)

Claims (2)

  1. 電源と電気機器との間に配される電源装置において、
    前記電気機器と並列に接続される蓄電手段と、
    前記電源と前記蓄電手段との間で授受される蓄電電流の通流可否を切換えるスイッチ手段と、
    前記電気機器と並列に接続され直流を交流に変換して前記電源へ供給する電力変換手段と、
    当該電力変換手段に接続され当該電力変換手段に直流電流を供給する充電池と、
    前記電気機器に印加される電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電気機器に供給される電流を検出する電流検出手段と、
    前記スイッチ手段の切換と前記電力変換手段が前記電源へ供給する電流とを制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記電圧検出手段により検出される電圧と同一位相となる基準電流と、前記スイッチ手段が接続されているとき授受される蓄電電流とを演算し、
    前記基準電流から前記電流検出手段により検出される電流を差し引いた値である第1電流の絶対値と、前記基準電流から前記電流検出手段により検出される電流及び蓄電電流を差し引いた値である第2電流の絶対値との大小を判定し、
    前記第2電流の絶対値が前記第1電流の絶対値より小さいときには前記スイッチ手段を接続すると共に前記電力変換手段が前記電源へ供給する電流を前記第2電流に制御し、
    前記第2電流の絶対値が前記第1電流の絶対値より大きいときには前記スイッチ手段を切断すると共に前記電力変換手段が前記電源へ供給する電流を前記第1電流に制御することを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記蓄電手段での電流損失を少なくともパラメータの一つとして用いて蓄電電流を演算することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
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