JP2011152175A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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朋之 金川
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Abstract

【課題】 吸湿材用フィルタ47により、糸くずやほこりなどの堆積による乾燥性能の低下を防止できる洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】 筐体1と、筐体1内に配置された水槽3と、水槽3内に回転自在に配置され、洗濯物を収容するドラム4と、ドラム4内に乾燥用空気を供給するための供給路と、ドラム内の空気を排出するための排出路と、制御装置とを備えた洗濯乾燥機であって、供給路内に筐体1から着脱可能に取り出し可能にした収納ケース45が備えられ、収納ケース45には吸湿材用フィルタ47と吸湿材46とを備え、それぞれが収納ケース45から取り出し可能にしたことを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は洗濯乾燥機に関する。
特開2006−20754号公報(特許文献1)には、吸湿材が配置された除湿デバイスを備え、洗濯時に吸湿材を再生し、乾燥時に吸湿材による除湿を行う洗濯乾燥機が記載されている。特開平10−244099号公報(特許文献2)には、衣類乾燥に先だって、吸湿剤をいれた引き出しから吸湿材を取り出し、衣類が入っていないドラム内に入れ、乾燥状態にし、その後、吸湿材を用いて衣類乾燥することで高い吸湿性能を発揮できる衣類乾燥機が記載されている。
特開2006−20754号公報 特開平10−244099号公報
特許文献1では、洗濯乾燥機内部に吸湿材を取り付けた状態で再生を行っており、特許文献2では、吸湿材を引き出しから取り外し、ドラム内で再生を行っているが、吸湿材の上流側にフィルタを備えていないため、吸湿材に糸くずやほこりなどが堆積し、吸湿材の性能が低下するという問題があった。一般的にフィルタの手入れはこまめに実施される傾向があるが、吸湿材の掃除が必要であることはあまり意識されていないため、吸湿材の掃除が習慣的になされておらず、吸湿材に糸くずやほこりなどが堆積しがちであった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、吸湿材に糸くずやほこりなどが堆積することによる空気の流量の低下を防止することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の洗濯乾燥機は、筐体と、前記筐体内に配置された水槽と、前記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容するドラムと、前記ドラム内に乾燥用空気を供給するための供給路と、前記ドラム内の空気を排出するための排出路と、制御装置とを備えた洗濯乾燥機であって、前記供給路内に筐体から着脱可能にした収納ケースが備えられ、前記収納ケースには吸湿材用フィルタと吸湿材とを備え、それぞれ取り出し可能にしたことを特徴としている。
また、前記課題を解決するため、本発明の洗濯乾燥機は、前記筐体と、前記筐体内に配置された水槽と、前記水槽内に回転自在に配置され、前記洗濯物を収容するドラムと、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記ドラム内に乾燥用空気を供給するための前記供給路と、前記ドラム内の空気を排出するための前記排出路と、制御装置とを備えた洗濯乾燥機であって、前記供給路内に第1空気経路と第2空気経路を備え、前記第1空気経路には吸湿材用フィルタと吸湿材、前記第2空気経路には乾燥用フィルタが配置され、前記吸湿材用フィルタと前記吸湿材は前記収納ケースからそれぞれ取り出し可能にしたことを特徴としている。
また、前記構成の洗濯乾燥機は、制御装置とモータのうち少なくとも一方に前記制御装置および/または前記モータの廃熱を回収する囲いを設け、これらを廃熱ダクトで接続し、前記第1空気経路および/または前記第2空気経路に接続したことを特徴としている。
また、前記構成の洗濯乾燥機は、前記第1空気経路内に吸湿材用ヒータを設け、前記吸湿材用ヒータは、モータの回生電力を利用することを特徴としている。
また、前記構成の洗濯乾燥機は、前記収納ケース内に前記吸湿材の重量を計量する重量計量装置と、前記吸湿材の重量等を表示する表示部を設けたことを特徴としている。
本発明の洗濯乾燥機によれば、吸湿材用フィルタと吸湿材とを収納した収納ケースを空気経路内に設け、それぞれ着脱可能としたことで、フィルタの掃除の都度、吸湿材の掃除や再生をすることが可能となり、吸湿材に糸くずやほこりなどの堆積することによる空気流量の低下を防止することができる。
本発明に係わる洗濯乾燥機の概略斜視図である。 本発明に係わる洗濯乾燥機の概略断面図である。 本発明に係わる洗濯乾燥機の収納ケースの概略図である。 本発明に係わる洗濯乾燥機の他の形態の収納ケースの概略図である。 本発明に係わる洗濯乾燥機の吸湿材の概略図である。 本発明に係わる洗濯乾燥機で一部破断した状態である概略平面図である。 本発明に係わる洗濯乾燥機における乾燥工程の概略判定フロー図である。
以下、本発明の洗濯乾燥機を図示の実施形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1に、本発明の第1実施形態の洗濯乾燥機を斜め上方から見た概略図を示す。
洗濯乾燥機は、筐体1の前面部の大部分は前パネル12から成り、筐体1の底部は底台13から成っている。また、筐体1にはドア2がヒンジ(図示せず)で回動自在に取り付けられている。このドア2によりドラム開口部26が開閉される。また、筐体1の上部には、洗剤、漂白剤および柔軟剤を収容する洗剤ケース14と、操作キーや表示部を有する操作部15とが設けられている。この操作部15の裏側(筐体1の内部側)には、洗濯乾燥機の動作を制御する操作回路17(図2参照)を配置している。また、筐体1の天面の後部には、その天面の前部よりも低い段部16が設けられている。なお、操作回路17は操作装置の一例である。
また、筐体1の天面においては、収納ケース45の一部が露出している。この露出している一部には、図示しない取っ手部が設けられている。収納ケース45はその取っ手部をつかんで、筐体1から容易に着脱可能なカートリッジ方式としている。収納ケース45の上面には、表示部33が設けられている。
図2に、洗濯乾燥機の概略断面図を示す。
洗濯乾燥機は、筐体1内に配置された有底筒形状の水槽3と、この水槽3内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する有底円筒形状のドラム4と、水槽3の後部に取り付けられ、ドラム4を回転駆動するモータ5と、水槽3の後部を弾性支持する2本のダンパ7とを備えている。
筐体1の段部16は天面の後ろ側にあり、水平面16aと鉛直面16bとで構成されている。この水平面16aには、水槽3に水道水を給水するための水道水給水口41が設けられている。この水道水給水口41は、給水ダクト20を介して水槽3に接続されている。
給水ダクト20には、水道水の供給を制御する給水弁43が設けられている。また、給水ダクト20は洗剤ケース14(図示せず)を経由している。これにより、給水ダクト20内の水道水は洗剤ケース14内の洗剤や柔軟剤を含んで水槽3内に流入できるようになっている。また、給水ダクト20内の水道水は、洗剤や柔軟剤を含まずにそのまま水槽3に流入することもできるようになっている。
水槽3の前面部には水槽開口部18が設けられている。この水槽開口部18の開口縁には、ゴムや軟質樹脂等の弾性体から成るパッキン19が固着されている。これにより、ドア2を閉じると、ドア2がパッキン19に密着するから、水槽3内の液体が水槽3外へ漏れ出るのを防げるようになっている。また、筐体1の背面には上下方向に長い小判形に設けられた開口のスリット11が多数あり、スリット11から機外に通気できるようになっている。そして、水槽3の上部には給水ダクト20の下端部が接続されている。
一方、水槽3の下部には排水ダクト21の上端部が接続されている。また、排水ダクト21の下端部は、排水用フィルタ22を介して排水ホース23に接続されている。水槽3内の洗濯水は、排水ダクト21、排水用フィルタ22および排水ホース23を介して筐体1外へ排水される。このとき、筐体1外へ向かう洗濯水中の糸くずやほこりなどの異物が排水用フィルタ22で捕獲される。すなわち、排水用フィルタ22によって洗濯水から異物が除去される。また、排水ホース23には、排水モータ24によって開閉される排水弁25が設けられている。ここで、洗濯水とは、洗濯物を洗ったり、濯いだりするための水であり、水道水あるいは風呂水等の水またはこの水に洗剤等が混ざった状態の水のことである。
ドラム4は回転軸Lに一致する中心軸を有し、この回転軸は水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。また、ドラム4の前面部には、ドラム開口部26および水槽開口部18が設けられている。ドラム開口部26は水槽開口部18よりも小さい径を有している。また、ドラム4の周壁には複数の小孔27(図2では12個のみ示す)が全周にわたって設けられている。この小孔27は、水槽3とドラム4との間の空間と、ドラム4内の空間との間で洗濯水や乾燥空気を流通させるためのものである。
また、ドラム4の内壁面には、半径方向内側に向かって突出するバッフル28が設けられている。バッフル28は、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に配置されている。このバッフル28はドラム4の回転に伴って、洗濯物の持上げと落下とを繰り返す働きをする。また、ドラム4のドラム開口部26を外側から取り囲む液体バランサ29を設けて、ドラム4の回転時に、洗濯物および洗濯水の偏りにより生じようとするアンバランスを、液体バランサ29の内部における封入液体の移動によって打消すようにしている。ダンパ7の下端部は、ダンパ支持金具8のダンパ取付面30に取り付けられている。
制御回路組立部品32は、モータ5を制御するスイッチング素子とその放熱板、モータ電流の流れる整流用ダイオード等から構成され、これら部品全体から熱が発生する。制御装置の一例としては、操作回路17と制御回路組立部品32がある。洗濯乾燥機の制御は、おもに操作回路17と制御回路組立部品32で行われる。
空気経路の切替えのためにフラップがある。フラップには、冷却用フラップ9、切替え用フラップ10と排気用フラップ37の3つがあり、ステッピングモータ等でフラップの軸を回転させ、フラップの位置が切り替わり、開閉の動作が行われる。
図3は収納ケース45の斜視図である。収納ケース45は、乾燥用フィルタ44と吸湿材用フィルタ47と吸湿材46と吸湿材ケース53と重量計量装置52と表示部33から構成されている。重量計量装置52は、吸湿材46の重量を計量するものである。表示部33は、吸湿材46の吸湿量を表示するものであり、吸湿材ケース53の上面に設けられている。なお、表示部33は、吸湿材ケース53の側面または前面に設けてもよい。
表示部33及び重量計量装置52は、家庭用電源や乾電池等で動作可能とし、収納ケース45を取り出した状態で、もしくは、収納ケース45を筐体1に取り付けた状態でも、吸湿材46の吸湿量と再生の必要性有無等を表示部33に表示するようにしている。更に、重量計量装置52の底面にコネクターがあり、筐体側のコネクターと回路的に接続されて、操作部15に表示するようにしてもよい。
なお、乾燥用フィルタ44を独立した単独部品としてもよい。この場合、収納ケース45は、吸湿材用フィルタ47と吸湿材46と吸湿材ケース53と重量計量装置52と表示部33から構成される。
吸湿材46が収納ケース45にセットされているかどうかは、重量計量装置52で、吸湿材46の有無を検知する。またはリードスイッチなどで有無を検知してもよい。リードスイッチの例として、リードスイッチと磁石とからなり、吸湿材46に磁石を取付け、吸湿材ケース53の磁石に対向する位置にリードスイッチを取付け、吸湿材46を取り外した時に、リードスイッチ接点が開または閉じ、この状態を検出する回路(図示せず)で、吸湿材46の有無を検知する。
収納ケース45は空気経路内に筐体1から着脱可能に備えられている。さらに収納ケース45には、吸湿材用フィルタ47と乾燥用フィルタ44がそれぞれ収納ケース45から取り出し可能に備えられている。吸湿材用フィルタ47の掃除の都度、吸湿材46の掃除や再生をすることが可能となり、糸くずやほこりなどの堆積による吸湿材46を通過する空気流量の低下を防止でき、より良い乾燥性能が得られる。
また、乾燥用フィルタ44を掃除することで、糸くずやほこりなどの堆積による乾燥用フィルタ44を通過する空気の流量の低下を防止でき、下流にある乾燥用ヒータ51(図6参照)を通過する空気の流量の低下を防止できる。乾燥用ヒータ51はPTC(Positive Temperature Coefficient)ヒータであり、通過する空気の流量に影響されるので、乾燥用フィルタ44を掃除することで、より良い乾燥性能が得られる。
図4は、収納ケース45の他の実施態様を示す概略図である。図4は図3の応用例であり、図3で示した吸湿材用フィルタ47と乾燥用フィルタ44とを一体とし、一体型フィルタ55として、一つの部品で構成したものである。吸湿材46等の部品については、図3で説明したのと同様である。一体型フィルタ55は、収納ケース45から上方向に取り出し可能に備えられている。これにより、フィルタを取り出して清掃すれば、2つの用途のフィルタの掃除が同時に1回でできることになる。
また、一体型フィルタ55を用いることで、別体の場合のような他方のフィルタの掃除忘れが無くなり、簡単に掃除ができる。また、一体型フィルタ55を掃除することで、糸くずやほこりなどの堆積による一体型フィルタ55を通過する空気の流量の低下を防止でき、図3の場合と同様に下流にある吸湿材46と乾燥用ヒータ51を通過する空気の流量の低下を防止できる。
図5は吸湿材46と吸湿材ケース53と表示部33の斜視図であり、図4で説明した収納ケース45から上方向に取り出した図である。なお、図5では、上方向に取り出しているが、前方向に取り出せるようにしてもよい。
吸湿材46として、例えば、40℃〜80℃で再生可能な高分子吸着剤を使用しているが、シリカゲル、ゼオライト等を使用してもよい。吸湿材46は、例えば図5のように高分子吸着剤をダンボールの中芯のような硬さと波状の断面形状にし、手前方向に引っ張ることで吸湿材ケース53から取り外せ、手前から奥に押し込むことで取り付けできる着脱式となっている。吸湿材46を折りたたんだ状態から広げることができるようにしたことで吸湿材ケース53からとり外し、吸湿材46を天日干し、電子レンジまたはドライヤー等で乾燥させることで、短時間で再生することができる。そして再生させた吸湿材46を取り付け、重量計量装置52の上に載せることで、重量計量装置52が重量を計量して再生度合いの状態を表示する。なお、断面を蜂の巣構造等にして、吸湿材46をいくつかの部分に分け、部分毎または全体で取り出せるようにしてもよい。
乾燥用フィルタ44は樹脂性の1mm程度の空間の格子状のメッシュから構成され、空気中の糸くずやほこりなどの異物を捕獲する。また、ユーザは、収納ケース45から乾燥用フィルタ44を上下にスライドさせることで、着脱させ、乾燥用フィルタ44の清掃または交換を行えるようになっている。
吸湿材用フィルタ47は樹脂性の1mm程度の空間の格子状のメッシュから構成され、空気中の糸くずやほこりなどの異物を捕獲する。また、ユーザは、収納ケース45から吸湿材用フィルタ47を上下にスライドさせることで、着脱させ、吸湿材用フィルタ47の清掃または交換を行えるようになっている。
さらに、吸湿材46を前後にスライドさせて吸湿材ケース53から着脱し、吸湿材46の再生または交換を行えるようになっている。吸湿材46と吸湿材用フィルタ47を一体にし、それぞれを着脱式にすることで、吸湿材46に糸くずやほこりなどが直接堆積することがなく、吸湿材46の再生の際に吸湿材用フィルタ47に堆積した糸くずやほこりなどを容易に除去できるようにし、吸湿材46を通過する空気の流量が低下しないようにすることができる。
一般的に糸くずやほこりなどをとるフィルタの手入れはこまめに実施される傾向があるが、吸湿材46の再生が必要であることはあまり意識されておらず、吸湿材46を再生することには不慣れである。しかし、吸湿材用フィルタ47と吸湿材46を一体にした収納ケース45を着脱可能にすることにより、フィルタを手入れする際に天日干し、電子レンジまたはドライヤー等で吸湿材46の再生が容易になり、吸湿材46の再生に要する電力等を少なくすることができる。
次に主に空気経路の空気の流れについて説明する。
図2において、空気経路は、制御回路組立部品32の廃熱を経路Aと経路Bを通り、切替え用フラップ10を通り、後述する図3の第1空気経路Mまたは第2空気経路Nを通り、経路C、開口部48、送風ダクト39を通り、ドラム4へ乾燥用空気を導き、衣類の乾燥に供される。その後、ドラム4の底から経路Dを通り、排気ダクト50を通り、排気口42から筐体外に排出される。さらに外気を取り込むための冷却用フラップ9が、切替え用フラップ10の上流側の経路に備えられている。また、経路Cを通過した空気を排気するための排気用フラップ37が送風ダクト39の上流側の経路に備えられている。
送風機31は、水槽3の上部に配置され、筐体1に取り付けられている。送風機31は、ファンケース34と、ファンケース34内に収容された羽根35と、羽根35を回転駆動するファンモータ36とで構成されている。このファンモータ36は羽根35と直結し、ダイレクトドライブ構造によって羽根35を回転駆動するようになっている。乾燥用ヒータ51によって加熱された空気は、送風機31で送風ダクト39を経由し、水槽3からドラム4に入るようになっている。
図6は本実施形態の洗濯乾燥機で一部破断した状態を示した概略平面図である。
空気経路は、第1空気経路Mと第2空気経路Nに分かれている。第1空気経路Mは、図2で述べたように、切替え用フラップ10の下流側で、吸湿材用ヒータ38を通り、吸湿材用フィルタ47と吸湿材46を通り、図2に記載の開口部48を通り、送風ダクト39を経由している。
吸湿材用ヒータ38がシーズヒータの場合は、吸湿材用ヒータ38の上流側(切替え用フラップ10側)に糸くずやほこりなどの異物を捕獲するフィルタがなくてもよいが、PTCヒータを使用する場合は、目詰まりの影響があるので、上流側に空気中の糸くずやほこりなどの異物を捕獲するフィルタを設けることが好ましい。吸湿材用ヒータ38は、制御回路組立部品32に配線され、更に制御回路組立部品32はモータ5に配線されている。吸湿材用ヒータ38は、制御回路組立部品32から電力供給されることで発熱する。
他方、第2空気経路Nは、切替え用フラップ10の下流側で、乾燥用フィルタ44と乾燥用ヒータ51を通り、図2に記載の開口部48を通り、送風ダクト39を経由し、ドラム4につながる。また、空気経路内を流れる空気は、送風部の一例としての送風機31により、送風される。
上記乾燥システムは、第1空気経路Mと第2空気経路Nを有し、切替え用フラップ10により第1空気経路Mと第2空気経路Nのどちらかに切替えされ、送風機31によって送風され、乾燥用ヒータ51で温められた空気または吸湿材46による吸湿された空気がドラム内に送り込まれる。これにより、ドラム4内の洗濯物に当たって、洗濯物の水分が蒸発し、洗濯物の乾燥が進み、ドラム4からの排気は廃熱ダクト54を通って排気される。
次に乾燥洗濯機における吸湿材の再生工程及び衣類乾燥工程について、説明する。乾燥工程については、図7に示す洗濯乾燥機の乾燥工程の概略判定フローを参照して説明する。
初めに廃熱を利用した吸湿材46の再生について説明する。
(1) 廃熱利用の場合の洗濯、すすぎ、脱水工程における吸湿材の再生ついて説明する。
洗濯工程とは、洗濯物を投入して、規定量の給水が完了したら、モータ5を回転して撹拌し、洗う工程である。すすぎ工程とは、洗濯工程で落ちた汚れと洗剤を新しい水と取り替えて、再び洗濯物に付着しないように流すために行う工程である。脱水工程はモータ5を高速回転させることで、洗濯物から水分を取り除く工程である。上記3つの洗濯、すすぎ、脱水工程で洗濯機内部の主にモータ5と制御回路組立部品32から発生する熱、すなわち廃熱を使い吸湿材46の再生を行う。吸湿材46の再生温度は、一例として高分子吸着材を用いた場合は、40℃から80℃の間が好ましい。
モータ5は、ドラム4を洗濯、すすぎ、脱水工程で回転させる。廃熱ダクト54は制御回路組立部品32を略箱形状の囲い54aで覆い、これに円筒状のダクト54bで接続し、モータ5の後ろ側をキャップ状に覆われた囲いに接続し、これに円筒状のダクトで接続し、切替え用フラップ10の底部の開口部に接続したものである。廃熱ダクト54は制御回路組立部品32とモータ5の廃熱を第1空気経路Mまたは第2空気経路Nに導いている。廃熱ダクト54の材質は柔軟性のある樹脂あるいはゴム等である。制御回路組立部品32とモータ5からの廃熱を廃熱ダクト54で回収し、切替え用フラップ10から第1空気経路Mを経由して、吸湿材46に供給することで、吸湿材46の再生を行う。再生に用いた空気は、洗濯、すすぎ、脱水工程中のドラム4に入らないようにするために、経路Cを通過後、排気用フラップ37を開放することで、排気される。再生に用いられた空気は筐体1内の空間を通り、筐体1背面のスリット11等の開口部から筐体1の外部へ排気される。
重量計量装置52は、吸湿材46の吸湿量を吸湿材46の重量の変化で計量し、洗濯機の操作部15または表示部33のいずれかに表示しているので、吸湿材46の再生の継続要否を容易に判断できる。表示方法は、吸湿材46の再生の継続要否を重量変化による文字表示以外に図形表示や音声で知らせてもよい。
(2) 廃熱利用の場合の衣類乾燥工程について図7を参照して説明する。
(ア) 吸湿材46がセットされている場合
最初のステップS01で、吸湿材46の有無を検知し、吸湿材46がある場合(ステップS01のYes)について説明する。
(i)所定の乾燥度に至るまで
モータ5、制御回路組立部品32等の部品から発生する廃熱を、第2空気経路Nを経由させドラム4内に入れ、湿った空気は排気口42から排気することで、衣類を乾燥する。切替え用フラップ10の上流側にサーミスタを使用した温度センサーを設け、排気ダクトの出口手前にサーミスタを使用した温度センサーを設け、2つの温度センサーの温度差と洗濯物の重量を量る重量センサーからの情報に基づき、データ換算から湿度を割り出し、乾燥の進行度合いが所定の乾燥度未満(一例として90%未満の乾燥度)であれば、切替え用フラップ10によって、第2空気経路Nを経由させ、乾燥用ヒータ51で加熱した空気をドラム4内に送風する。空気が第2空気経路Nを経由させている時は、切替え用フラップ10のフラップによって第1空気経路Mは閉じられ、第1空気経路Mには空気が送風されないようになっている。乾燥度の計算式は下記である。
乾燥度=(洗濯物の乾燥前の重量)÷(洗濯物の乾燥後の重量)×100%
(洗濯物の乾燥前の重量)とは、洗濯工程でドラム4に衣類を入れた直後の重量である。
次に「所定の乾燥度」であるか否かを検知し、「所定の乾燥度」に到達していなければ(ステップS03のNo)、到達するまで乾燥用ヒータ51を使用した乾燥(第2空気経路N)が繰り返される。
(ii) 所定の乾燥度以降
「所定の乾燥度」に到達すれば(ステップS03のYes)、ステップS04の「吸湿材を使用した乾燥(第1空気経路M)に切替え」の工程(ステップS04)に移る。具体的には、切替え用フラップ10の上流側に設けた温度センサーと排気ダクトの出口手前の温度センサーとで検知し、乾燥度が所定の値になると、切替え用フラップ10で第1空気経路Mに切り替えて、廃熱を吸湿材46側の第1空気経路Mに送風して衣類の乾燥を行う。「目標の乾燥度」に到達していなければ(ステップS05のNo)、到達するまで繰り返す。切替え用フラップ10の上流側にサーミスタを使用した温度センサーと排気ダクトの出口手前にサーミスタを使用した温度センサーとの温度差と、洗濯物の重量を量る重量センサーからの情報に基づき、データ換算から乾燥度を割り出し、「目標の乾燥度」(一例として乾燥度100%以上)に到達すれば(ステップS05のYes)、乾燥を終了する(ステップS06)。
但し、廃熱を利用した吸湿材用ヒータ38からの発生熱による温度が一定値以上(一例として、高分子吸着材を用いた場合は40℃以上)の場合は、吸湿材46の再生が行われ、吸湿が出来なくなるため、冷却用フラップ9を全開し、外気を取り込むことで吸湿材46を通過する空気温度を低下させ、吸湿が行われるようにする。
(イ) 吸湿材46がセットされていない場合
次にステップS01で、吸湿材46がセットされていないことを検知した場合(ステップS01のNo)の乾燥工程について説明する。吸湿材46がセットされていない場合は、乾燥完了まで第2空気経路Nのみを経由させる(ステップS07)。
モータ5、制御回路組立部品32の部品から発生する廃熱を、第2空気経路Nを経由させ、更に乾燥用ヒータ51によって加熱した空気をドラム4内に入れ、湿った空気は排気口42から排気し衣類を乾燥する。切替え用フラップ10の上流側にサーミスタを使用した温度センサーを設け、排気ダクトの出口手前にサーミスタを使用した温度センサーを設け、温度差で乾燥の進行度合いを検知し、「目標の乾燥度」に到達していなければ(ステップS08のNo)、到達するまで、第2空気経路Nを経由させ、乾燥用ヒータ51で加熱した空気をドラム4に送風する。「目標の乾燥度」(一例として100%以上の乾燥度)に到達すれば(ステップS08のYes)、乾燥を終了する(ステップS06)。
上記のような収納ケース45は吸湿材46をとりはずした場合でも、吸湿材用フィルタ47のみを装着でき、吸湿材46側の経路の上流側にある切替え用フラップ10で、吸湿材46側の第1空気経路Mを閉じ、乾燥用ヒータ51側の第2空気経路Nを開き、乾燥用ヒータ51での乾燥運転が可能である(すなわち吸湿材46が再生できていない場合で、吸湿材46が筐体1から取りはずしたままでも乾燥運転可能である)。
なお、第2空気経路Nを経由し、乾燥用ヒータ51を使用した乾燥のみの場合、第1空気経路Mを経由し、吸湿材46を使用した乾燥を組み合わせた場合に比べ使用電力が増え、かつ乾燥の時間もかかるが、吸湿材46なしで吸湿材用フィルタ47を装着できるようにすることで、乾燥のみの運転を行う場合に、吸湿材46が再生していなくても運転することが可能である。
上記のように、吸湿材46の再生のために、モータ5や制御回路組立部品32の廃熱を利用するので、再生用専用の電力が不要であり、省エネである。
また、乾燥工程では、吸湿材46をはずし、吸湿材用フィルタ47のみ収納ケース45に取付けただけでも、運転できる。すなわち、吸湿材46を再生のため、洗濯乾燥機からはずした状態でも運転可能であり、再生されるのを待つ必要とか、吸湿材46が無いと運転できないなどの不便がない。
〔第2実施形態〕
第2実施形態は、吸湿材46の再生方法及び乾燥工程が第1実施形態とは異なるものであるが、洗濯乾燥機の基本構成は、空気経路が違う以外は第1実施形態と同様であるので、重複する説明は省略する。
(1) 回生エネルギー利用の場合の洗濯、すすぎ、脱水工程における吸湿材の再生ついて説明する。
洗濯、すすぎ、脱水工程におけるモータ5の慣性回転中にモータ5から発生する回生電力を発熱体、すなわち吸湿材用ヒータ38に電力供給することで発熱させ、その熱を吸湿材46側の第1空気経路Mに供給する。空気経路は、図2では廃熱ダクト54が設けられているが、第2実施形態では廃熱ダクト54は必要ではなく、冷却用フラップ9から外気を入れ、切替え用フラップ10の切替えによって、第1空気経路Mを通り、吸湿材用ヒータ38を通り、暖められた空気は吸湿材用フィルタ47、吸湿材46を通り、経路Cを通過後、排気用フラップ37を開放することで排気される。再生に用いられた空気は筐体1内の空間を通り、筐体1背面のスリット11等の開口部から外部へ排気され、洗濯、すすぎ、脱水工程においては、再生用の空気はドラム4に送風されない。
(2) 回生エネルギー利用の場合の衣類乾燥工程について図7を参照して説明する。
(ア) 吸湿材46がセットされている場合
(i) 所定の乾燥度に至るまで
最初に乾燥工程はステップS01で、吸湿材46の有無を検知し、吸湿材46がある場合(ステップS01のYes)は、乾燥用ヒータ51を使用して衣類乾燥を行う(ステップS02)。
空気経路は、冷却用フラップ9から外気をいれ、切替え用フラップ10の切替えによって、第2空気経路Nを通り、乾燥用ヒータ51を通り、乾燥用ヒータ51で加熱した空気をドラム4へ供給し、衣類の乾燥が行われる。外気の温度が低い冬場等は、切替え用フラップ10の上流側にサーミスタを使用した温度センサーを設け、外気の吸い込み温度が低い場合には、冷却用フラップ9は全閉か一部開いてもよい。
空気は排気口42から排気し衣類を乾燥する。切替え用フラップ10の上流側にサーミスタを使用した温度センサーを設け、排気ダクトの出口手前にサーミスタを使用した温度センサーを設け、2つの温度センサーの温度差と洗濯物の重量を量る重量センサーからの情報に基づき、データ換算から湿度を割り出し、乾燥の進行度合いが所定の乾燥度未満(一例として90%未満の乾燥度)であれば、切替え用フラップ10によって、第2空気経路Nを経由させ、乾燥用ヒータ51で加熱した空気をドラム4内に送風する。空気が第2空気経路Nを経由させている時は、切替え用フラップ10のフラップによって第1空気経路Mは閉じられ、第1空気経路Mには空気が送風されないようになっている。
次に「所定の乾燥度」であるか否かを検知する。「所定の乾燥度」に到達していなければ(ステップS03のNo)、到達するまで繰り返す。
(ii) 所定の乾燥度以降
「所定の乾燥度」に到達すれば(ステップS03のYes)、ステップS04の「吸湿材を使用した乾燥(第1空気経路M)に切替え」の工程(ステップS04)に移る。具体的には、切替え用フラップ10の上流側に設けた温度センサーと排気ダクトの出口手前の温度センサーとで検知し、乾燥度が所定の値になると、切替え用フラップ10で第1空気経路Mに切り替えて、モータ5の回生電力を吸湿材用ヒータ38につないで発生した熱を吸湿材46側の第1空気経路Mに送風する。次に「目標の乾燥度」であるか否かを検知する。「目標の乾燥度」が到達していなければ(ステップS05のNo)、到達するまで繰り返す。「目標の乾燥度」(一例として100%以上)に到達すれば(ステップS05のYes)、乾燥を終了する(ステップS06)。
但し、回生電力を利用した吸湿材用ヒータ38からの発生熱による温度が一定値以上(一例として40℃以上)の場合は、吸湿材46の再生が行われ、衣類の乾燥が出来なくなるため、冷却用フラップ9を全開し、外気を取り込むことで吸湿材46の温度を低下させ、吸湿が行われるようにする。
(イ) 吸湿材46がセットされていない場合
第1実施形態の廃熱利用の場合の乾燥工程のフローと同じなので、説明は省略する。
上述した吸湿材を洗濯機内部にセットした状態での再生以外に、洗濯機を使用せずに吸湿材46を再生することも可能である。具体的には、収納ケース45を筐体1から取り出し、更に吸湿材ケース53から吸湿材46を取り出し、天日、電子レンジまたはドライヤー等で再生することも可能である。吸湿材46を折りたたみ式にしているので、再生の際に広げることができ、天日干し、電子レンジまたはドライヤー等で短時間に再生できる。また、吸湿材46の吸湿量を表示することで使用者が、容易に再生の必要性を認識できる。
重量計量装置52は、吸湿材46の吸湿量を吸湿材46の重量の変化で計量し、収納ケース45の表示部33に表示しているので、吸湿材46の再生の継続要否を容易に判断できる。
なお、上記で説明した第1実施形態(廃熱利用の場合)または第2実施形態(回生エネルギー利用の場合)に関して、洗濯、すすぎ、脱水工程での吸湿材46の再生が不十分であれば、吸湿材46がセットされていない場合と同様、乾燥完了まで第2空気経路Nのみを経由させてもよい。なお、吸湿材46の再生度合いについては、重量計量装置52で吸湿材の重量を計量することによって、もしくは吸湿材の再生処理を行った時間等によって判定される。
吸湿材46と吸湿材用フィルタ47が一体になっているので、吸湿材46の再生時に吸湿材46と吸湿材用フィルタ47を容易に掃除できるので、糸くずやほこりなどの堆積による吸湿材を通過する空気の流量の低下を防止でき、より良い乾燥性能が得られる。
また、吸湿材46の再生のために、モータ5の回生エネルギーを利用するので、再生用の専用の電力が不要であり、省エネとなる。
また、乾燥工程では、吸湿材46をはずし、吸湿材用フィルタ47のみ収納ケース45に取付けただけでも、運転できる。すなわち、吸湿材46を再生のため、洗濯乾燥機からはずした状態でも運転可能である。
なお、上記実施形態では、吸湿材46の再生に廃熱利用および回生エネルギー利用を個別に利用したものについて説明したが、吸湿材46の再生に廃熱利用および回生エネルギー利用を同時に使用してもよい。吸湿材46の再生のために、制御回路組立部品32の廃熱およびモータ5の回生エネルギーを利用するので、再生用専用の電力が不要または少なくすることが可能であり、再生が早くすることが可能である。
なお、吸湿材用ヒータ38は、モータ5の回生電力を電源とした吸湿材用ヒータ38であったが、家庭用電源を利用した吸湿材用ヒータ38であってもよい。または温度センサー等によりモータ5の回生電力を利用するか否かに切替え可能として、電源を切替えるようにしてもよい。回生エネルギーが十分でないときに電源電力を利用することで安定し、かつ早い乾燥が可能となる。
なお、上記実施形態については、廃熱ダクト54を経路として廃熱(すなわち制御回路組立部品32とモータ5の廃熱利用)を切替え用フラップ10から、第1空気経路Mまたは第2空気経路Nに吸い込んでの廃熱利用の場合であったが、必ずしも廃熱ダクト54の廃熱を利用しなくてもよい。その場合には、廃熱ダクト54が無いので、廃熱ダクト54の出口である切替え用フラップ10の下の底面が塞がった構造になる。
なお、上記実施例の空気経路については、排気ダクト50の排気口42から排気する非循環経路であったが、図示にないが、排気ダクト50の出口に切替えフラップを設け、切替えフラップで、排気口42を閉じ、排気口42からの排気を第1空気経路Mまたは第2空気経路Nに入るように切替え、空気経路を循環するようにしてもよい。
空気経路を循環させることで、「所定の乾燥度」(ステップS03のYes)に到達した湿気を含んだ温められた空気を吸湿材46で更に湿気をとることで、「目標の乾燥度」(ステップS05のYes)になるまで、冬場や寒冷地等の外気温の低い場所や廃熱利用および回生エネルギー利用できる量が少ない場合でもより短い乾燥時間が可能となり、時間短縮と省エネが可能となる。
なお、上記実施形態の空気経路については、第1空気経路Mまたは第2空気経路Nに切替えていたが、これにとらわれることなく両方に空気を流してもよい。例えば、「所定の乾燥度」(ステップS03のYes)以降に第1空気経路Mの他に、第2空気経路Nも利用することで、暖められた空気がドラム4に入り、より早く「目標の乾燥度」(ステップS05のYes)が得られる。
なお、前記第1,第2実施形態では、乾燥用フィルタ44を筐体1の天面から空気経路32内に配置できるようにしていたが、乾燥用フィルタ44を筐体1の前面または側面から空気経路32内に配置できるようにしてもよい。
乾燥用の経路と吸湿材46用の経路を左右に隣接させていたが、2つの経路を分離させて設けてもよい。さらに、乾燥用の経路と吸湿材46用の経路を上下に隣接させるか、2つの経路を上下に分離させて設けてもよい。
第1,第2実施形態では、空気経路Nの空気を乾燥用ヒータ51で加熱していたが、空気経路Nの空気を乾燥用ヒータ51の代わりに圧縮機やペルチェ素子等を使用したヒートポンプ等で加熱するようにしてもよい。
第1,第2実施形態において、乾燥用フィルタ44、吸湿材46または吸湿材用フィルタ47が第1空気経路Mまたは第2空気経路Nに入ってないと、乾燥工程の効率や性能が落ちるので、表示部33は、これら部品が取り付けられてないことの表示手段として、文字か図形かデザイン等で表示するか、または警告音が鳴るか、操作運転ができないようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは、部品が取り付けられて無いことを知り、取り付けるように注意する。
センサーについては、サーミスタを使用したが、これに代替できるものであればよく、温度センサー以外に湿度センサー等で代替できるものであればよい。
図2において、再生に用いた空気は、洗濯、すすぎ、脱水工程中のドラム4に入らないようにするために、経路Cを通過後、排気用フラップ37を開放することで排気されていたが、同時に排気をより確実にするために、排気用フラップ37の軸を回転させ、排気用フラップ37により、送風ダクト39を一部または全部塞ぎ、送風ダクト39が閉じられるようにしてもよい。
以上で説明した実施形態はあくまで本発明を実施するに当たっての一例であり、本発明はそれらに限定されるものではない。上述した実施形態に開示された技術的手段に周知慣用技術を適宜組み合わせて得られる態様についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 筐体 2 ドア
3 水槽 4 ドラム
5 モータ 9 冷却用フラップ
10 切替え用フラップ 11 スリット
12 前パネル 15 操作部
17 操作回路 31 送風機
32 制御回路組立部品 33 表示部
35 羽根 36 ファンモータ
37 排気用フラップ 38 吸湿材用ヒータ
39 送風ダクト 44 乾燥用フィルタ
45 収納ケース 46 吸湿材
47 吸湿材用フィルタ 50 排気ダクト
51 乾燥用ヒータ 52 重量計量装置
53 吸湿材ケース 54 廃熱ダクト
54a 囲い 54b ダクト
55 一体型フィルタ
A、B、C、D 経路
M 第1空気経路(経路) N 第2空気経路(経路)

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に配置された水槽と、
    前記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容するドラムと、
    前記ドラム内に乾燥用空気を供給するための供給路と、
    前記ドラム内の空気を排出するための排出路と、
    制御装置とを備えた洗濯乾燥機であって、
    前記供給路内に前記筐体から着脱可能にした収納ケースが備えられ、
    前記収納ケースには吸湿材用フィルタと吸湿材とを備え、
    前記吸湿材用フィルタと前記吸湿材は前記収納ケースからそれぞれ取り出し可能にしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 筐体と、
    前記筐体内に配置された水槽と、
    前記水槽内に回転自在に配置され、洗濯物を収容するドラムと、
    前記ドラムを回転駆動するモータと、
    前記ドラム内に乾燥用空気を供給するための供給路と、
    前記ドラム内の空気を排出するための排出路と、
    制御装置とを備えた洗濯乾燥機であって、
    前記供給路内に第1空気経路と第2空気経路を備え、
    前記第1空気経路には吸湿材用フィルタと吸湿材、前記第2空気経路には乾燥用フィルタが配置され、前記吸湿材用フィルタと前記吸湿材は収納ケースからそれぞれ取り出し可能にしたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  3. 前記制御装置および/または前記モータに
    廃熱ダクトを接続し、
    前記廃熱ダクトを、前記第1空気経路および/または前記第2空気経路に
    接続したことを特徴とする請求項2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記第1空気経路内に吸湿材用ヒータを設け、
    前記吸湿材用ヒータは、少なくとも前記モータの回生電力を利用することを特徴とする請求項2〜3の少なくともいずれかに記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記収納ケース内に
    前記吸湿材の重量を計量する重量計量装置と、
    前記吸湿材の重量等を表示する表示部を設けたことを特徴とする請求項1〜4の少なくともいずれかに記載の洗濯乾燥機。
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