JP2011151658A - 携帯無線機 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のアンテナ素子を備えた携帯無線機であって、人体の機器本体の保持を検出するための専用のセンサを必要とせず、また使用者の機器本体の保持に対して最良のアンテナ素子を選択できる携帯無線機を提供する。
【解決手段】携帯無線機1の表示部3に設けられている接触検出部31を利用し、この接触検出部31の検出領域を第1の検出領域32と第2の検出領域33の2つの領域に分割して両方の領域で人体の接触検出を行い、第1の検出領域32で人体の接触を検出した場合は第2の検出領域33側に配置された第2のアンテナ素子11を選択し、第2の検出領域33で人体の接触を検出した場合は第1の検出領域32側に配置された第1のアンテナ素子10を選択する。これにより、人体の接触を検出するための専用のセンサを必要とすることなくアンテナの切替えができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】携帯無線機1の表示部3に設けられている接触検出部31を利用し、この接触検出部31の検出領域を第1の検出領域32と第2の検出領域33の2つの領域に分割して両方の領域で人体の接触検出を行い、第1の検出領域32で人体の接触を検出した場合は第2の検出領域33側に配置された第2のアンテナ素子11を選択し、第2の検出領域33で人体の接触を検出した場合は第1の検出領域32側に配置された第1のアンテナ素子10を選択する。これにより、人体の接触を検出するための専用のセンサを必要とすることなくアンテナの切替えができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話機等の携帯無線機に関し、特に複数のアンテナ素子を備えるとともに、表示部にタッチパネルと呼ばれる接触検出部を備えた携帯無線機に関する。
携帯電話機等の携帯無線機には、機器本体を持つ手等の人体の一部がアンテナ素子に極力近づけない、または触れさせないように工夫したものがある。例えば特許文献1には、表示部付近にアンテナ素子を複数配置し、使用者の手から遠い位置のアンテナ素子を選択する技術が記載されている。また、特許文献2には、機器本体内に2つのアンテナ素子を配置し、一方のアンテナ素子の近傍に配置したセンサにより使用者の手を検出すると、他方のアンテナ素子に切替える技術が記載されている。
一方、特許文献3には、1つのアンテナ素子のインピーダンスを装置本体外部の環境状態に応じて整合させるための複数の整合回路を有し、環境の状態に対応する整合回路をアンテナ素子に接続する技術が記載されている。
しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2に記載された従来技術では、使用者の機器本体に対する様々な持ち方に対してアンテナ性能が最適なアンテナ素子を選択でない場合があり、常に良好な通信を行うことが困難である。また、使用者の機器本体の保持を検出するための専用のセンサを必要とすることからコストアップになる。
特許文献3に記載された従来技術では、整合回路の設計が複雑になることと、状況に応じて最適な整合回路が選択されない場合があり、常に良好な通信を行うことが困難である。また、特許文献1及び特許文献2に記載された従来技術と同様に使用者の機器本体の保持を検出するためのセンサを必要とすることからコストアップになる。
本発明は、係る事情に鑑みてなされたものであり、使用者の機器本体の保持を検出するための専用のセンサを必要とせず、また使用者の機器本体の保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択できる携帯無線機を提供することを目的とする。
本発明の携帯無線機は、筐体と、前記筐体に設けられ接触検出部を有する表示部と、前記筐体に設けられた第1のアンテナ素子及び第2のアンテナ素子と、を備え、前記表示部の接触検出部は第1の検出領域及び第2の検出領域に2分割され、前記第1の検出領域側に前記第1のアンテナ素子が設けられるとともに前記第2の検出領域側に前記第2のアンテナ素子が設けられ、かつ前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域は前記第1のアンテナ素子及び前記第2のアンテナ素子に対応付けられ、前記表示部の接触検出部からの検出信号に基づいて前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子とを切替える。
上記構成によれば、表示部に設けられているタッチパネルと呼ばれる接触検出部を利用し、これを第1の検出領域と第2の検出領域に2分割し、得られた第1の検出領域と第2の検出領域とで人体の接触(主に“指”)を検出し、検出結果に基づいて第1のアンテナ素子と第2のアンテナ素子とを切替えるので、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。また、人体の接触を検出するための専用のセンサを必要としないので、その分、コストの削減が可能となる。
上記構成において、前記検出信号が前記第1の検出領域を示すとき前記第2のアンテナ素子に切替え、前記検出信号が前記第2の検出領域を示すとき前記第1のアンテナ素子に切替える。
上記構成によれば、第1の検出領域での保持を検出すると、第2の検出領域側の第2のアンテナ素子に切替え、第2の検出領域での保持を検出すると、第1の検出領域側の第1のアンテナ素子に切替えるので、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。
上記構成において、前記検出信号が前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域を示し、前記第1の検出領域の検出面積が前記第2の検出領域の検出面積より大きいとき前記第2のアンテナ素子に切替え、前記第2の検出領域の検出面積が前記第1の検出領域の検出面積より大きいとき前記第1のアンテナ素子に切替える。
上記構成によれば、第1の検出領域の検出面積が第2の検出領域の検出面積より大きいとき第2のアンテナ素子に切替え、第2の検出領域の検出面積が第1の検出領域の検出面積より大きいとき第1のアンテナ素子に切替えるので、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。
上記構成において、前記第1のアンテナ素子及び前記第2のアンテナ素子は、前記筐体の長手方向において対向する端部に配置される。
上記構成において、前記表示部の接触検出部は、前記筐体の長手方向において前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域に二等分される。
上記構成において、前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域は、それぞれ2以上の検出領域に細分割され、前記第1の検出領域では前記第1のアンテナ素子に最も近い検出領域での検出信号を最優先とするように重み付けし、前記第2の検出領域では前記第2のアンテナ素子に最も近い検出領域での検出信号を最優先とするように重み付けする。
上記構成によれば、第1の検出領域と第2の検出領域のそれぞれにおいて、アンテナ素子に最も近い検出領域での検出信号があれば、当該検出領域側のアンテナ素子と反対側のアンテナ素子に切替えるので、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができる。例えば、第1の検出領域を4つの検出領域に細分割して、それらをA−1、A−2、A−3、A−4とし、A−1の検出領域が第1のアンテナ素子に最も近いものとし、第2の検出領域を4つの検出領域に細分割して、それらをB−1、B−2、B−3、B−4とし、B−1の検出領域が第2のアンテナ素子に最も近いものとし、人体(主に“指”)の接触により第1の検出領域においては、A−1とA−2の各検出領域での検出信号が得られ、第2の検出領域においては、B−2とB−3とB−4の各検出領域での検出信号が得られた場合、第1の検出領域のA−1の検出領域での検出信号が最優先となるので、第2の検出領域側の第2のアンテナ素子が選択される。したがって、常に良好な通信を行うことが可能となる。
本発明の携帯無線機は、筐体と、前記筐体に設けられ接触検出部を有する表示部と、前記筐体の内部かつ4隅に配置された第1のアンテナ素子乃至第4のアンテナ素子と、を備え、前記表示部の接触検出部は第1の検出領域乃至第4の検出領域に4分割され、前記第1の検出領域側に前記第1のアンテナ素子が設けられ、前記第2の検出領域側に前記第2のアンテナ素子が設けられ、前記第3の検出領域側に前記第3のアンテナ素子が設けられるとともに前記第4の検出領域側に前記第4のアンテナ素子が設けられ、かつ前記第1の検出領域乃至前記第4の検出領域は前記第1のアンテナ素子乃至前記第4のアンテナ素子に対応付けられ、前記表示部の接触検出部からの検出信号に基づいて前記第1のアンテナ素子乃至前記第4のアンテナ素子のうち2つのアンテナ素子を選択する。
上記構成によれば、第1の検出領域乃至第4の検出領域のそれぞれにおいて人体の接触(主に“指”)を検出し、検出結果に基づいて第1のアンテナ素子乃至第4のアンテナ素子のうち2つのアンテナ素子を選択するので、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。また、人体の接触を検出するための専用のセンサを必要としないので、その分、コストの削減が可能となる。特に本発明は2つのアンテナ素子を使用して無線通信を行う携帯無線機に用いて好適である。
本発明は、複数のアンテナ素子を備えた携帯無線機であって、人体による保持を検出するための専用のセンサを必要とせず、使用者の保持に対して最良のアンテナ素子を選択でき、常に良好な通信を行うことが可能となる。
以下、本発明を実施するための好適な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線機を正面から見た外観図である。同図に示すように、本実施の形態の携帯無線機1は、長方形状に形成された筐体2を有し、この筐体2の正面側にはその略全域に亘る大きさの表示部3が設けられている。表示部3の表面上には人体の接触を検出する接触検出部31が設けられている。接触検出部31には、例えば指などの導電体の接近によって生じる静電容量の変化を検出する静電式タッチセンサが用いられる。筐体2の両端部の一方には第1のアンテナ素子10が内蔵されており、他方には第2のアンテナ素子11が内蔵されている。
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線機を正面から見た外観図である。同図に示すように、本実施の形態の携帯無線機1は、長方形状に形成された筐体2を有し、この筐体2の正面側にはその略全域に亘る大きさの表示部3が設けられている。表示部3の表面上には人体の接触を検出する接触検出部31が設けられている。接触検出部31には、例えば指などの導電体の接近によって生じる静電容量の変化を検出する静電式タッチセンサが用いられる。筐体2の両端部の一方には第1のアンテナ素子10が内蔵されており、他方には第2のアンテナ素子11が内蔵されている。
詳細は後述するが、表示部3に設けられた接触検出部31は、第1の検出領域32と第2の検出領域33の2つの検出領域に2分割されている。第1の検出領域32側には第1のアンテナ素子10が配置されており、第2の検出領域33側には第2のアンテナ素子11が配置されている。第1の検出領域32は第1のアンテナ素子10に対応付けられており、第2の検出領域33は第2のアンテナ素子11に対応付けられている。
図2は、本実施の形態の携帯無線機1の概略構成を示すブロック図である。同図において、本実施の形態の携帯無線機1は、上述した第1のアンテナ素子10、第2のアンテナ素子11及び接触検出部31の他に、アンテナ切替え用のスイッチ12と、無線回路13と、制御部14とを備えている。無線回路13は、携帯無線機1における信号の送受信を行う。制御部14は、接触検出部31からの検出信号(位置情報)に基づいてスイッチ12へ制御信号を出力して第1のアンテナ素子10と第2のアンテナ素子11の切替えを行う。この場合、接触検出部31からの検出信号が第1の検出領域32を示すとき第2のアンテナ素子11に切替える制御信号を出力し、接触検出部31からの検出信号が第2の検出領域33を示すとき第1のアンテナ素子10に切替える制御信号を出力する。すなわち、第1の検出領域32に触れると第2のアンテナ素子11に切り替わり、第2の検出領域33に触れると第1のアンテナ素子10に切り替わる。
例えば、図3の(a)に示すように、使用者が左手で筐体2の一端部(第1の検出領域32側)を保持した場合、図3の(b)に示すように、第1の検出領域32の中で左手親指が触れた領域が手検出領域32aとして検出される。手検出領域32aが第1のアンテナ素子10の一部分と重なることから第1のアンテナ素子10のアンテナ性能が劣化する。このため、第2のアンテナ素子11が選択される。
また、図4の(a)に示すように、使用者が両手で筐体2の両端部(第1の検出領域32側と第2の検出領域33側)を保持した場合、図4の(b)に示すように、第1の検出領域32の中で左手親指が触れた領域が手検出領域32aとして検出され、第2の検出領域33の中で右手親指が触れた領域が手検出領域33aとして検出される。このとき、領域の面積が手検出領域32a>手検出領域33aとなり、手検出領域32aが第1のアンテナ素子10と大きく重なる。これにより、第1のアンテナ素子10のアンテナ性能が大きく劣化するので、第2のアンテナ素子11が選択される。
このように本実施の形態の携帯無線機1によれば、表示部3に設けられている接触検出部31を利用し、接触検出部31の検出領域を第1の検出領域32と第2の検出領域33の2つの領域に分割して両方の領域で人体の接触検出を行い、第1の検出領域32で人体の接触を検出した場合は第2の検出領域33側に配置された第2のアンテナ素子11を選択し、第2の検出領域33で人体の接触を検出した場合は第1の検出領域32側に配置された第1のアンテナ素子10を選択するので、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。また、人体の接触を検出するための専用のセンサを必要としないので、その分、コストの削減が可能となる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線機の接触検出部を示す図である。なお、同図において、前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
図5は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線機の接触検出部を示す図である。なお、同図において、前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
本実施の形態の携帯無線機20の接触検出部31は、2分割した2つの検出領域をそれぞれ4つの検出領域に細分割し、それぞれの検出領域に重み付けしたものである。すなわち、第1の検出領域32では第1のアンテナ素子10に最も近い検出領域での検出信号を最優先とするように重み付けし(32−1>32−2>32−3>32−4)、第2の検出領域33では第2のアンテナ素子11に最も近い検出領域での検出信号を最優先とするように重み付けする(33−1>33−2>33−3>33−4)。
例えば、使用者が両手で筐体2の両端部(第1の検出領域32側と第2の検出領域33側)を保持した場合、図6に示すように、第1の検出領域32の左手親指が触れた領域が手検出領域32aとして検出され、第2の検出領域33の右手親指が触れた領域が手検出領域33aとして検出される。第1の検出領域32では、手検出領域32aが検出領域32−1と検出領域32−2に亘り、第2の検出領域33では、手検出領域33aが検出領域33−2から検出領域33−4に亘るので、重み付けの関係は、32−1>32−2=33−2>33−3>33−4となり、検出領域32−1が検出される。このことは第1のアンテナ素子10の方に手が接近しているということであり、第1のアンテナ素子10の性能劣化が大きくなる。このため、第2のアンテナ素子11が選択される。なお、同じ検出領域のときは(例えば検出領域32−1と検出領域33−1)、面積の大小で該当する領域を検出し、アンテナ素子の選択を行う。
このように本実施の形態の携帯無線機20によれば、第1の検出領域32及び第2の検出領域33のそれぞれを4つの検出領域に細分割し、第1の検出領域32では第1のアンテナ素子10に最も近い検出領域での検出信号を最優先とするように重み付けし、第2の検出領域33では第2のアンテナ素子11に最も近い検出領域での検出信号を最優先とするように重み付けしたので、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。また、人体の接触を検出するための専用のセンサを必要としないので、その分、コストの削減が可能となる。
なお、第1の検出領域32及び第2の検出領域33のそれぞれを細分割する数は、上述した“4”に限定されるものではなく任意である。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線機の接触検出部とアンテナ素子の配置を示す図である。なお、同図において、前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
図7は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線機の接触検出部とアンテナ素子の配置を示す図である。なお、同図において、前述した図1と共通する部分には同一の符号を付けている。
本実施の形態の携帯無線機30は、筐体2の内部かつ4隅に配置された第1〜第4のアンテナ素子15〜18を備え、表示部2の接触検出部31は第1〜第4の検出領域34〜37に4分割され、第1の検出領域34側に第1のアンテナ素子15が設けられ、第2の検出領域35側に第2のアンテナ素子16が設けられ、第3の検出領域36側に第3のアンテナ素子17が設けられるとともに、第4の検出領域37側に第4のアンテナ素子18が設けられ、かつ第1〜第4の検出領域34〜37は第1〜第4のアンテナ素子15〜18に対応付けられ、表示部2の接触検出部31からの検出信号に基づいて第1〜第4のアンテナ素子15〜18のうち2つのアンテナ素子を選択するものである。
例えば、使用者が筐体2を第3の検出領域36と第4の検出領域37で保持した場合、第3のアンテナ素子17及び第4のアンテナ素子18の性能劣化が大きくなるので、第1のアンテナ素子15及び第2のアンテナ素子16が選択される。また、使用者が筐体2を第1の検出領域34と第3の検出領域36で保持した場合、第1のアンテナ素子15及び第3のアンテナ素子17の性能劣化が大きくなるので、第2のアンテナ素子16及び第4のアンテナ素子18が選択される。
上記例は1つの検出領域が保持された場合であるが、2つの検出領域に亘って保持される場合もあり、この場合は、接触している領域の面積の大きさを比較することで選択するアンテナ素子を決定できる。例えば、図8に示すように、使用者の左手親指が第1の検出領域34と第3の検出領域36で手検出領域40として検出され、使用者の右手親指が第2の検出領域35と第4の検出領域37で手検出領域41として検出された場合、指が触れている面積の大小関係は、第4の検出領域37>第3の検出領域36>第2の検出領域35>第1の検出領域34となり、4つの検出領域のうち、面積が大きい検出領域は第4の検出領域37と第3の検出領域36であるので、これらの検出領域に対応するアンテナ素子すなわち第3のアンテナ素子17と第4のアンテナ素子18は非選択となり、第1のアンテナ素子15と第2のアンテナ素子16が選択される。
このように本実施の形態の携帯無線機30によれば、第1〜第4の検出領域34〜37のそれぞれにおいて人体の接触(主に“指”)を検出し、その結果に基づいて第1〜第4のアンテナ素子15〜18のうち2つのアンテナ素子を選択するので、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。また、人体の接触を検出するための専用のセンサを必要としないので、その分、コストの削減が可能となる。特に本発明は2つのアンテナ素子を使用して無線通信を行う携帯無線機に用いて好適である。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線機を正面から見た外観図である。同図において、本実施の形態の携帯無線機50は、2つの筐体2A、2Bを備え、第1の筐体2Aには表示部51を有し、第2の筐体2Bにはキー部52を有し、キー部52の両側に第1のアンテナ素子10と第2のアンテナ素子11を内蔵したものである。キー部52は、キー操作を可能にする接触検出部521を備えている。接触検出部521から出力されるタッチ信号は、キー操作用として使用されるとともに、アンテナ素子切替え信号としても使用される。
図9は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線機を正面から見た外観図である。同図において、本実施の形態の携帯無線機50は、2つの筐体2A、2Bを備え、第1の筐体2Aには表示部51を有し、第2の筐体2Bにはキー部52を有し、キー部52の両側に第1のアンテナ素子10と第2のアンテナ素子11を内蔵したものである。キー部52は、キー操作を可能にする接触検出部521を備えている。接触検出部521から出力されるタッチ信号は、キー操作用として使用されるとともに、アンテナ素子切替え信号としても使用される。
アンテナ素子の切替えは、前述した実施の形態1〜3のいずれか1に記載した手段が用いられている。例えば、実施の形態1に記載した手段を用いた場合、使用者が左手で第2の筐体2Bの左端部側を保持した場合、第1のアンテナ素子10のアンテナ性能が劣化するので、第2のアンテナ素子11が選択される。また、使用者が右手で第2の筐体2Bの右端部側を保持した場合、第2のアンテナ素子11のアンテナ性能が劣化するので、第1のアンテナ素子10が選択される。
このように本実施の形態の携帯無線機50においても、使用者の機器本体に対する保持に対してアンテナ性能の最適なアンテナ素子を選択することができ、常に良好な通信を行うことが可能となる。また、人体の接触を検出するための専用のセンサを必要としないので、その分、コストの削減が可能となる。
本発明は、人体による保持を検出するための専用のセンサを必要とせず、使用者の保持に対して最良のアンテナ素子を選択でき、常に良好な通信を行うことが可能となるといった効果を有し、複数のアンテナ素子を備えるとともに、表示部にタッチパネルと呼ばれる接触検出部を備えた携帯無線機への適用が可能である。
1、20、30、50 携帯無線機
2 筐体
3 表示部
10、15 第1のアンテナ素子
11、16 第2のアンテナ素子
12 スイッチ
13 無線回路
14 制御部
17 第3のアンテナ素子
18 第4のアンテナ素子
31、521 接触検出部
32 第1の検出領域
32a、33a、40、41 手検出領域
32−1〜32−4、33−1〜32−4 検出領域
33 第2の検出領域
34 第1の検出領域
35 第2の検出領域
36 第3の検出領域
37 第4の検出領域
51 表示部
52 キー部
2 筐体
3 表示部
10、15 第1のアンテナ素子
11、16 第2のアンテナ素子
12 スイッチ
13 無線回路
14 制御部
17 第3のアンテナ素子
18 第4のアンテナ素子
31、521 接触検出部
32 第1の検出領域
32a、33a、40、41 手検出領域
32−1〜32−4、33−1〜32−4 検出領域
33 第2の検出領域
34 第1の検出領域
35 第2の検出領域
36 第3の検出領域
37 第4の検出領域
51 表示部
52 キー部
Claims (7)
- 筐体と、
前記筐体に設けられ接触検出部を有する表示部と、
前記筐体に設けられた第1のアンテナ素子及び第2のアンテナ素子と、を備え、
前記表示部の接触検出部は第1の検出領域及び第2の検出領域に2分割され、
前記第1の検出領域側に前記第1のアンテナ素子が設けられるとともに前記第2の検出領域側に前記第2のアンテナ素子が設けられ、
かつ前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域は前記第1のアンテナ素子及び前記第2のアンテナ素子に対応付けられ、
前記表示部の接触検出部からの検出信号に基づいて前記第1のアンテナ素子と前記第2のアンテナ素子とを切替える携帯無線機。 - 前記検出信号が前記第1の検出領域を示すとき前記第2のアンテナ素子に切替え、前記検出信号が前記第2の検出領域を示すとき前記第1のアンテナ素子に切替える請求項1に記載の携帯無線機。
- 前記検出信号が前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域を示し、前記第1の検出領域の検出面積が前記第2の検出領域の検出面積より大きいとき前記第2のアンテナ素子に切替え、前記第2の検出領域の検出面積が前記第1の検出領域の検出面積より大きいとき前記第1のアンテナ素子に切替える請求項2に記載の携帯無線機。
- 前記第1のアンテナ素子及び前記第2のアンテナ素子は、前記筐体の長手方向において対向する端部に配置される請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の携帯無線機。
- 前記表示部の接触検出部は、前記筐体の長手方向において前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域に二等分される請求項4に記載の携帯無線機。
- 前記第1の検出領域及び前記第2の検出領域は、それぞれ2以上の検出領域に細分割され、前記第1の検出領域では前記第1のアンテナ素子に最も近い検出領域での検出信号を最優先とするように重み付けし、前記第2の検出領域では前記第2のアンテナ素子に最も近い検出領域での検出信号を最優先とするように重み付けする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の携帯無線機。
- 筐体と、
前記筐体に設けられ接触検出部を有する表示部と、
前記筐体の内部かつ4隅に配置された第1のアンテナ素子乃至第4のアンテナ素子と、を備え、
前記表示部の接触検出部は第1の検出領域乃至第4の検出領域に4分割され、
前記第1の検出領域側に前記第1のアンテナ素子が設けられ、前記第2の検出領域側に前記第2のアンテナ素子が設けられ、前記第3の検出領域側に前記第3のアンテナ素子が設けられるとともに前記第4の検出領域側に前記第4のアンテナ素子が設けられ、
かつ前記第1の検出領域乃至前記第4の検出領域は前記第1のアンテナ素子乃至前記第4のアンテナ素子に対応付けられ、
前記表示部の接触検出部からの検出信号に基づいて前記第1のアンテナ素子乃至前記第4のアンテナ素子のうち2つのアンテナ素子を選択する携帯無線機。
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2010
- 2010-01-22 JP JP2010012102A patent/JP2011151658A/ja not_active Withdrawn
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