JP2011150596A - 情報処理装置及びその制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】OSが提供する保守機能が一般利用者に使用される虞を大幅に低減させつつも、保守担当者が容易に保守作業を実施できる情報処理装置を提供すること。
【解決手段】ソフトウェアを用いた保守機能を提供するオペレーティングシステムの制御下にてアプリケーションシステムを動作させて、前記保守機能の利用を制限する。そして、入力部を介して前記保守機能の利用を要求する特定操作を受け付ける。特定操作を受け付けたことに応じてパスワードの入力を要求し、入力されたパスワードの正当性を判定する。パスワードの判定結果が正当である場合、前記アプリケーションシステムによる前記保守機能の利用制限を解除する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、OS(Operating System)の制御下にて各種のアプリケーションを実行する情報処理装置及びその制御プログラムに関する。
PC(Personal Computer)を始めとする種々の情報処理装置のオペレーティングシステム(以下、OS)として、Windows(登録商標)やLinux(登録商標)等のマルチタスクOSが広く利用されている。これらOS上で動作するアプリケーションソフトウェアは、表示部にウィンドウと呼ばれる画面領域を表示するとともに、キーボードやマウス等の入力デバイスを介した操作者による入力を受け付けながら動作する。一般のマルチタスクOSにおいては、複数のアプリケーションやOS自体が備えるユーティリティソフトウェアを同時に実行可能である。同時に複数のアプリケーション等を実行する際には、操作者が入力デバイスを操作して各アプリケーション等のウィンドウを切り替えながら、所望の処理に関する入力操作を行う。
組み込み機器のように情報処理装置の利用を特定の用途に限定し、OSのユーティリティソフトウェアで実現される保守機能を一般利用者に使用させたくない場合には、情報処理装置にて実現可能な機能のうち、一般利用者が使用可能なものを制限する必要が生じる。かかる場合、前記特定の用途を実現するアプリケーションソフトウェアのウィンドウサイズを最大化したり、デスクトップ上に所定の画面を表示するなどして、前記保守機能を提供するOS画面を覆い隠す方法が採用されている。このようにすることで、一般利用者による保守機能の自由利用を制限することができる。但し、情報処理装置の保守担当者には、表示画面をユーティリティソフトウェアの利用が可能な状態に戻す特定操作が開示されており、保守作業時には該特定操作を用いてアプリケーションソフトウェアを終了させ、OS画面を表示させてから保守作業を行っている。
なお、保守担当者以外の者による保守機能の利用を制限する先行技術としては、例えば特許文献1に開示された使用制御方法が知られている。この方法は、コンピュータシステムの管理者にICカードを持たせ、該カードの認証を受けた場合にのみコンピュータシステムに関する種々の設定を許可するものである。
前記したような保守作業時に、アプリケーションソフトウェアを終了させてOS画面を表示させるための特定操作が単純な場合、一般利用者にその特定操作が容易に漏洩し得るとの問題があった。保守作業の知識のない者や悪意のある者が保守機能を利用すると、コンピュータシステムに異常を生じる虞があり、当該情報処理装置が設置された事業所の業務に支障を来しかねない。これに対し、前記特定操作を複雑にすると、保守担当者が保守作業を開始するまでに時間がかかり、保守作業全体が遅延し得る。
また、特許文献1に開示された使用制御方法のようにICカードを用いる場合、情報処理装置にICカードリーダを設ける必要がありシステムが複雑になるし、管理者はICカードを持ち運ばなければならないため面倒である。
本発明は、上記のような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、OSが提供する保守機能が一般利用者に使用される虞を大幅に低減させつつも、保守担当者が容易に保守作業を実施できる情報処理装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、次のような手段を講じている。
本発明の第1の視点は、オペレーティングシステム上で動作し、表示部に業務内容を表示して所定の業務処理を実行する業務処理手段と、前記業務処理手段が動作している間は前記オペレーティングシステムが有する機能の利用を制限する制限手段と、前記オペレーティングシステムが有する機能の利用が要求されたとき、入力部のキー操作によって入力されるパスワードに基づいて前記制限手段による利用制限の解除を認証する認証手段と、前記認証手段による認証が正常に行われたとき、前記制限手段による利用制限を解除する解除手段とを備えた情報処理装置である。
本発明の第2の視点は、オペレーティングシステム上で表示部に業務内容を表示しながら所定の業務処理を実行する情報処理装置の制御プログラムであって、前記情報処理装置に、前記業務処理を実行している間は前記オペレーティングシステムが有する機能の利用を制限する機能と、前記オペレーティングシステムが有する機能の利用が要求されたとき、入力部のキー操作によって入力されるパスワードに基づいて前記オペレーティングシステムが有する機能の利用制限の解除を認証する機能と、前記認証が正常に行われたとき、前記オペレーティングシステムが有する機能の利用制限を解除する機能とを実現させるための制御プログラムである。
かかる手段を講じた本発明によれば、OSが提供する保守機能が一般利用者に使用される虞を大幅に低減させつつも、保守担当者が容易に保守作業を実施できる情報処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態である事務用コンピュータのハードウェア構成を示すブロック図。 同事務用コンピュータのソフトウェア構成を示す模式図。 同事務用コンピュータのメニュー画面の一例を示す模式図。 同事務用コンピュータのパスワード入力画面の一例を示す模式図。 同事務用コンピュータの動作を説明するためのフローチャート。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本実施形態は、納品書や送り状等の伝票発行に特化した事務用コンピュータに本発明を適用した一例である。
[ハードウェア構成]
図1は、本実施形態における事務用コンピュータ1のハードウェア構成を示すブロック図である。事務用コンピュータ1は、制御の中枢としてCPU(Central Processing Unit)2を備え、このCPU2に対し、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、時計回路5、通信I/F(Interface)6、HDD(Hard Disk Drive)7、入力コントローラ8、表示コントローラ9、プリンタコントローラ10が、アドレスバスやデータバス等のバスライン11を介して接続されている。
さらに、通信I/F6に事務用コンピュータ1と外部機器とを通信接続するLAN(Local Area Network)回線12が接続され、入力コントローラ8に入力部13が接続され、表示コントローラ9に表示部14が接続され、プリンタコントローラ10にプリンタ15が接続されている。
ROM3は、BIOS(Basic Input/Output System)等の固定的データを記憶している。
RAM4は、事務用コンピュータ1の動作状況に応じて各種の作業用記憶領域を形成する。
時計回路5は、事務用コンピュータ1が動作時に使用するシステム日時(例えば、年,月,日,時,分,秒)を計時する。
通信I/F6は、LAN回線12を介してサーバ装置等の外部機器とのデータ通信を制御する。
HDD7は、オペレーティングシステムファイル、アプリケーションシステムファイル、及び複数のアプリケーションファイル等を記憶している。本実施形態では、納品書作成用,売上入力用,送り状作成用を含むn(整数:n>0)個のアプリケーションに対応するアプリケーションファイル(アプリケーション1ファイル〜アプリケーションnファイル)がHDD7に記憶されている。
入力部13は、アルファベットキー,テンキー,各種ファンクションキー等で構成されるキーボードやマウスにて構成されている。入力コントローラ8は、入力部13からの入力信号を取り込んでCPU2に通知する。
表示部14は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイである。表示コントローラ9は、表示部14の画面表示を制御して、OS画面,アプリケーション画面,後述のメニュー画面400及びパスワード入力画面500等を選択的に表示させる。
プリンタ15は、多数のピンをマトリクス状に配列してなる印字ヘッドをインクリボンに叩きつけ、圧力でカーボン紙等の複写用紙に印字する、いわゆるドットプリンタである。プリンタコントローラ10は、RAM4の作業用記憶領域に作成された印字データに基づいてプリンタ15の印字動作を制御する。
[ソフトウェア構成]
続いて、事務用コンピュータ1のソフトウェア構成について説明する。
図2は、事務用コンピュータ1のソフトウェア構成を示す模式図である。HDD7に記憶された各ソフトウェアによって、事務用コンピュータ1のコンピュータシステム100が実現される。具体的に、このコンピュータシステム100は、前記オペレーティングシステムファイルによって実現されるオペレーティングシステム200と、前記アプリケーションシステムファイルによって実現されるアプリケーションシステム300とで構成されている。
オペレーティングシステム200は、自身が備えるユーティリティソフトウェアやアプリケーション1〜nを同時に実行可能なマルチタスクOSである。オペレーティングシステム200が備えるユーティリティソフトウェアは、ネットワーク設定、ファイル管理、データバックアップ、ログ管理、アプリケーションファイルのインストール/アンインストール等を行うための各種保守機能を提供する。これらの保守機能は、オペレーティングシステム200が表示部14に表示するOS画面を介して利用可能である。
アプリケーションシステム300は、本実施形態における業務処理手段として機能して各種アプリケーションに関する処理(業務処理)を実行するものであり、アプリケーション制御部301と、OS移行判定部302と、アプリケーション選択部303と、アプリケーション実行部304とを備えている。アプリケーションシステム300が動作している間は、前記OS画面上にアプリケーション実行用の画面が表示され、OS画面を介した保守機能の利用が制限される。すなわち、アプリケーションシステム300は、本実施形態における制限手段としての役割も担っている。
アプリケーション制御部301は、アプリケーションシステム300を構成する各部、すなわちOS移行判定部302,アプリケーション選択部303,及びアプリケーション実行部304を制御する。また、アプリケーション制御部301は、所定のタイミングでアプリケーションシステム300の起動処理及び終了処理を実行する。アプリケーションシステム300が終了すると表示部14にOS画面が表示され、保守機能の利用が可能となる。すなわち、アプリケーション制御部301は、アプリケーションシステム300による保守機能の利用制限を解除する解除手段として機能する。
OS移行判定部302は、本実施形態における認証手段として機能するものであり、オペレーティングシステム200がユーティリティソフトウェアによって提供する保守機能の利用要求を受け付けるとともに、該利用要求を受け付けたことに応じてパスワード入力画面を前記表示部に表示し、該入力画面に入力部13のキー操作によって入力されたパスワードの正当性を判定する。保守機能の利用要求は、前記特定操作によって行う。本実施形態では、入力部13が備える操作キー「A」と、操作キー「B」とを同時に押下げることで、保守機能の利用が要求されるものとする。この特定操作がなされると、OS移行判定部302は、パスワード入力画面を表示部14に表示し、利用者が入力したパスワードが正当である場合に限ってOS画面を表示部14に表示させる。
アプリケーション選択部303は、表示部14にアプリケーションの選択機能を有するメニュー画面を表示し、該メニュー画面を介して選択されたアプリケーションの種別をアプリケーション実行部304に通知する。
アプリケーション実行部304は、アプリケーション選択部303から通知されたアプリケーションの種別に対応するアプリケーションファイルをHDD7に記憶されたアプリケーション1ファイル〜アプリケーションnファイルの中から特定し、特定したアプリケーションファイルの実行プログラムをRAM4に読み出して実行する。
[メニュー画面及びパスワード入力画面]
次に、表示部14に表示される前記メニュー画面及び前記パスワード入力画面について説明する。
アプリケーション選択部303が表示部14に表示するメニュー画面の一例を、図3に示している。このメニュー画面400は、当該事務用コンピュータ1が設置された店舗の売上請求を管理するアプリケーションを選択するための画面であり、選択ボックス401と、終了ボタン402と、日時表示403とを有している。
選択ボックス401には、納品書作成用のアプリケーション、売上入力用のアプリケーション、及び送り状作成用のアプリケーション等、アプリケーションシステム300によって実行可能なアプリケーションがリスト形式で表示される。操作者は、選択ボックス401に表示されたアプリケーションから入力部13を介して所望の1つを選択することができる。選択ボックス401にて選択されたアプリケーションがアプリケーション実行部304に通知され、該アプリケーションが実行される。
終了ボタン402は、アプリケーションシステム300及びオペレーティングシステム200を終了させるためのボタンであり、入力部13を介して操作できる。
日時表示403は、時計回路5によって計時されるシステム日時を用いて表示されるものであり、「2009−09−01(火)12:00」のように年、月、日、曜日、時、分に相当する情報にて構成されている。
メニュー画面400は、アプリケーションシステム300の起動当初に表示部14の表示画面全体に亘って、OS画面を覆い隠すようにして表示され、アプリケーションシステム300の終了時に消去される。また、メニュー画面400を介して選択され、実行されたアプリケーションの実行画面は、メニュー画面400と同じく表示部14の表示画面全体に亘って表示される。すなわち、本実施形態においては、アプリケーションシステム300が起動している間、OS画面が表示部14に表示されないようになっている。したがって、オペレーティングシステム200がOS画面を介して提供する保守機能を利用するためには、少なくともアプリケーションシステム300を終了させ、表示部14からアプリケーションの実行画面やメニュー画面400(アプリケーション画面)を消去して、OS画面を表示させなければならない。
OS移行判定部302が表示部14に表示するパスワード入力画面の一例を、図4に示している。このパスワード入力画面500は、パスワード入力欄501と、OKボタン502と、キャンセルボタン503とを有している。
パスワード入力欄501には、入力部13の操作によって文字及び数字で構成されるパスワードを入力することができる。
OKボタン502及びキャンセルボタン503は、入力部13を介して操作可能である。OKボタン502が押下げられると、OS移行判定部302によってパスワード入力欄501に入力されたパスワードの正当性が判定され、正当であると判定された場合にはパスワード入力画面500が消去され、表示部14にOS画面が表示される。キャンセルボタン503が押下げられると、パスワード入力画面500が消去され、再びメニュー画面400が表示部14に表示される。
本実施形態におけるパスワードには、秘匿性を向上させるべく、特定のルールに従って経時的に変化する文字列を採用する。具体的には、パスワード入力時における事務用コンピュータ1のシステム年月日の逆読みをパスワードとして設定する。例えば、パスワード入力時のシステム年月日が2009年9月1日(20090901)であれば、「10909002」がパスワードとなる。
前記特定操作及びパスワードのルールは、不特定の者がOSの保守機能を使用できないように、事務用コンピュータ1の保守担当者にのみ通知しておく。
[動作]
次に、コンピュータシステム100の起動から終了までの一連の流れについて説明する。
図5は、コンピュータシステム100の起動から終了までの処理のフローチャートである。この処理は、CPU2がROM3又はHDD7に記憶された動作プログラムを実行することで実現される。
事務用コンピュータ1に電源が投入されると、CPU2がBIOS制御の下でHDD7からオペレーティングシステムファイルを読み出し、オペレーティングシステム200を起動する(ステップS1)。続いて、オペレーティングシステム200がHDD7からアプリケーションシステムファイルを読み出し、アプリケーションシステム300を起動する(ステップS2)。アプリケーションシステム300が起動されると、アプリケーション制御部301がOS移行判定部302、アプリケーション選択部303、及びアプリケーション実行部304を初期化する。この初期化の後、アプリケーション選択部303が表示部14に図3に示したメニュー画面400を表示させる。
メニュー画面400が表示された状態において、アプリケーション制御部301,OS移行判定部302,及びアプリケーション選択部303は、実行すべき機能の選択を受け付けている(ステップS3)。このとき操作者は、入力部13を介してアプリケーションの選択、コンピュータシステムの終了、及びOS画面への移行を指示することができる。入力部13を介した操作によっていずれかの機能が選択されると、アプリケーション制御部301,OS移行判定部302,及びアプリケーション選択部303は、いずれの機能が選択されたかを判定する(ステップS4)。
ステップS3の処理において選択ボックス401からいずれかのアプリケーションの選択が受け付けられた場合には、アプリケーション選択部303が、アプリケーションの実行が選択されたと判定し(ステップS4の「アプリケーション実行」)、当該アプリケーションの種別をアプリケーション実行部304に通知する。この通知を受けたことに応じて、アプリケーション実行部304が当該通知にて判別されるアプリケーションに対応するアプリケーションファイルをHDD7から読み出し、当該アプリケーションを実行する(ステップS5)。かくしてアプリケーションが実行された後は、当該アプリケーションの実行画面が表示部14に表示される。操作者は、入力部13を操作して当該アプリケーション画面を介した作業を行う。
ステップS5の処理にて実行されたアプリケーションが終了した後、あるいは当該アプリケーションが実行されている間においても、アプリケーション制御部301,OS移行判定部302,及びアプリケーション選択部303は、メニュー画面400を介した機能選択を受け付けている(ステップS3)。
ステップS3の処理において、操作キー「A」,「B」が同時に押下げられた場合、OS移行判定部302が保守機能の利用を要求する特定操作がなされたと判定する(ステップS4の「保守機能利用要求」)。このとき、OS移行判定部302は、図4に示したパスワード入力画面500を表示部14に表示し、パスワードの入力を受け付ける(ステップS6)。操作者が入力部13を介してパスワード入力欄501にパスワードを入力し、OKボタン502を操作すると、OS移行判定部302は、前記ルールに従って入力されたパスワードの正当性を判定する(ステップS7)。すなわち、現在のシステム年月日が2009年9月1日(20090901)であるならば、入力されたパスワードが「10909002」であるか否かを判定する。
パスワードが正当でないと判定した場合、あるいはステップS6の処理にてキャンセルボタン503が押下げられた場合(ステップS7の「NG,キャンセル」)、OS移行判定部302は、パスワード入力画面500を消去する。その後、再びアプリケーション制御部301,OS移行判定部302,及びアプリケーション選択部303が、メニュー画面400を介した機能選択を受け付ける(ステップS3)。
一方、ステップS7の処理においてパスワードが正当であると判定した場合(ステップS7の「OK」)、OS移行判定部302は、パスワード入力画面500を消去し、アプリケーション制御部301にアプリケーションシステム300の終了を指示する。この指示を受けたとき、アプリケーション制御部301は、OS移行判定部302,アプリケーション選択部303,及びアプリケーション実行部304の終了処理を実行して、アプリケーションシステム300を終了させる(ステップS8)。アプリケーションシステム300が終了した後は、オペレーティングシステム200に制御権が移行し、表示部14にOS画面が表示される。
OS画面が表示されているとき、オペレーティングシステム200は、操作者の指示に従って、ネットワーク設定、ファイル管理、データバックアップ、ログ管理、アプリケーションファイルのインストール/アンインストール等の保守作業を行う(ステップS9)。なお、保守機能の利用を要求するための特定操作や、パスワード入力画面500を介して入力すべきパスワードのルールを、当該OS画面を介して変更できるようにしてもよい。
保守作業が完了すると、操作者は、入力部13を介してOS画面に表示されたアプリケーションシステム300の実行モジュールを指定し、アプリケーションシステム300の再起動を指示する。これに応じて再びアプリケーションシステム300が起動し(ステップS2)、メニュー画面400が表示部14に表示されてOS画面が覆い隠される。そして、再びアプリケーション制御部301,OS移行判定部302,及びアプリケーション選択部303が実行すべき機能の選択を受け付ける(ステップS3)。
ステップS3の処理において終了ボタン402が操作された場合、アプリケーション制御部301がOS移行判定部302,アプリケーション選択部303,及びアプリケーション実行部304の終了処理を実行して、アプリケーションシステム300を終了させる(ステップS10)。アプリケーションシステム300が終了した後、オペレーティングシステム200のシャットダウンが実行され(ステップS11)、コンピュータシステム100が終了する。
以上説明したように、本実施形態における事務用コンピュータ1は、アプリケーションシステム300の実行時にオペレーティングシステム200が提供する保守機能の利用を制限し、入力部13を介した特定操作によって保守機能の利用が要求された場合にパスワード入力画面500を表示する。そして、OS移行判定部302によって入力されたパスワードが正当であると判定される場合に限り、アプリケーションシステム300を終了して保守機能の利用制限を解除する。このように、特定操作と、パスワードとを用いた二重のセキュリティを実現することで、一般利用者に保守機能が使用される蓋然性を大幅に低減することができる。
具体的には、オペレーティングシステム200が保守機能を提供するOS画面上にメニュー画面400等のアプリケーション画面を表示し、保守機能の利用を制限する。このようにすれば、アプリケーションシステム300の起動/終了によって保守機能の利用を制限/解除でき、別段複雑な制御方法を採用する必要がない。
また、パスワード入力画面500を介して入力すべきパスワードを設定するルールとして、システム日付の逆読みを採用した。このようにすれば、パスワードが経時的に変化するので、パスワードの秘匿性を格段に向上させることができる。
さらに、OS画面を表示させるための特定操作が受け付けられている状態で表示部14に表示される画面には、システム日時が表示される。この表示を確認することで、保守担当者は、容易に現在のパスワードを推考することができる。
なお、本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。具体的な変形例としては、例えば次のようなものがある。
(1)すなわち、前記実施形態では、事務用コンピュータに本発明を適用した場合について説明した。しかしながら、本発明を他種の情報処理装置に適用してもよいことはいうまでもない。
(2)また、前記実施形態では、アプリケーションシステム300のOS移行判定部302に認証手段としての機能を実現させ、OS画面への移行に関する処理を実行させるとして説明した。しかしながら、アプリケーションシステム300とは別途に認証手段として機能する回路あるいはソフトウェアで実現される機能を設けてもよい。
(3)また、前記実施形態では、アプリケーションシステム300のアプリケーション制御部301に解除手段としての機能を実現させ、アプリケーションシステム300を終了させることで保守機能の利用制限を解除するとして説明した。しかしながら、アプリケーションシステム300とは別途に解除手段として機能する回路あるいはソフトウェアで実現される機能を設けてもよい。さらに、アプリケーションシステム300を終了させるのではなく、オペレーティングシステム200に一時的に制御権を移行すること等で、アプリケーションシステム300による保守機能の利用制限を解除するようにしてもよい。
(4)また、前記実施形態では、アプリケーションシステム300に業務処理手段および制限手段としての機能を実現させるとして説明した。しかしながら、業務処理手段および制限手段は必ずしも同一主体にて実現されるべきものではなく、それぞれを別途の回路あるいはソフトウェアにて実現してもよい。例えば、アプリケーションシステム300に業務処理手段としての機能を実現させ、オペレーティングシステム200上で動作する別途のソフトウェアに制限手段としての機能を実現させる実施態様も考えられる。
(5)また、前記実施形態では、パスワード入力画面500を介して入力すべきパスワードを経時的に変化させるルールとして、システム日付の逆読みを用いる場合について説明した。しかしながら、前記パスワードのルールは、日付のみに依存するのではなく、年,月,日,時,分等からなる日時に少なくとも部分的に依存するものであってもよいし、文字列等を組み合わせたものであってもよい。さらに、日時に依存しない他のルールを採用してもよい。
(6)また、前記実施形態では、キーボードやマウスで構成される入力部13を操作してパスワード入力画面500のパスワード入力欄501にパスワードを入力するとして説明した。しかしながら、パスワードの入力方法はこれに限定されず、他の方法を採用してもよい。例えば、表示部14の表示画面上にタッチパネルを設けるとともに表示部14にパスワード入力用の操作キーを表示し、この操作キーの表示位置をタッチ操作することでパスワードが入力されるようにしてもよい。また、表示部14にパスワード入力用の操作キーを表示し、この操作キーをマウス等のポインティングデバイスにて操作することでパスワードが入力されるようにしてもよい。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、前記実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…事務用コンピュータ、2…CPU、13…入力部、14…表示部、200…オペレーティングシステム、300…アプリケーションシステム、301…アプリケーション制御部、302…OS移行判定部、303…アプリケーション選択部、304…アプリケーション実行部、400…メニュー画面、500…パスワード入力画面
特開2002−304318号公報

Claims (6)

  1. オペレーティングシステム上で動作し、表示部に業務内容を表示して所定の業務処理を実行する業務処理手段と、
    前記業務処理手段が動作している間は前記オペレーティングシステムが有する機能の利用を制限する制限手段と、
    前記オペレーティングシステムが有する機能の利用が要求されたとき、入力部のキー操作によって入力されるパスワードに基づいて前記制限手段による利用制限の解除を認証する認証手段と、
    前記認証手段による認証が正常に行われたとき、前記制限手段による利用制限を解除する解除手段と、
    を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記オペレーティングシステムは、前記表示部に前記機能を提供する画面を表示し、前記制限手段は、前記オペレーティングシステムが表示する画面上に前記業務処理の実行画面を表示して前記オペレーティングシステムが有する機能の利用を制限し、前記解除手段は、前記業務処理手段の動作を終了させ前記業務処理の実行画面を消去して、前記表示部に前記オペレーティングシステムが有する機能を提供する画面を表示させることで当該機能の利用制限を解除することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記パスワードは、予め定められた規則に従って経時的に変化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記パスワードは、当該情報処理装置のシステム日時に少なくとも部分的に依存して経時的に変化することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記オペレーティングシステムが有する機能の利用要求が受け付けられている状態で前記表示部に表示される画面には、前記システム日時が表示されていることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. オペレーティングシステム上で表示部に業務内容を表示しながら所定の業務処理を実行する情報処理装置の制御プログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    前記業務処理を実行している間は前記オペレーティングシステムが有する機能の利用を制限する機能と、
    前記オペレーティングシステムが有する機能の利用が要求されたとき、入力部のキー操作によって入力されるパスワードに基づいて前記オペレーティングシステムが有する機能の利用制限の解除を認証する機能と、
    前記認証が正常に行われたとき、前記オペレーティングシステムが有する機能の利用制限を解除する機能と、
    を実現させるための制御プログラム。
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