JP2011150201A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】クマゼミの産卵管が刺さり難く光ファイバ心線を十分に保護することができる外被を有しながら、垂直トレイ燃焼試験に合格することができる十分な難燃特性を有する光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】光ファイバ心線1を内層コア部3aにより被覆し、この内層コア部3aを外層部3bにより被覆する。内層コア部3aの材料は、ベース材に高密度ポリエチレンを含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を15重量%以上、40重量%未満含有し、外層部3bの材料は、ベース材にEVA、EEA及び低密度ポリエチレンの少なくとも1種類以上を含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を50重量%以上含有する。外被3全体に対する外層部3bが占める割合が、50体積%以上である。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ心線をシースで被覆した光ファイバケーブルに関する。
光通信に使用される光ファイバケーブルとしては、加入者用光ファイバケーブルとして架設される架空集合型ドロップ光ファイバケーブルや、該架空集合型ドロップ光ファイバケーブルから分岐して加入者宅に引込み配線するための架空個別ドロップ光ファイバケーブルが知られている。
アパートやマンション等の集合住宅へ引込み配線するための前記架空個別ドロップ光ファイバケーブルとしては、特許文献1及び特許文献2に記載されているように、自己支持構造の光ファイバケーブルが使用されている。この自己支持構造の光ファイバケーブルは、図2に示すように、支持線101を内包した支持線部101aと、光ファイバ心線102を内包したケーブル本体部102aとが、首部103を介して連結されてなる。ケーブル本体部102aには、抗張力体(テンションメンバ)105,105も内包されている。
なお、加入者宅内や、ビル、マンション等の構内において使用される光ファイバケーブルは、支持線部を有しないケーブル本体部のみからなる。
また、アパートなどの小規模集合住宅の外壁配線に使用される光ファイバケーブルは 支持線を有しないケーブル本体部を、光ファイバエレメントとし、複数本の光ファイバエレメントを支持線に外被を被覆した支持線部の周囲に撚りあわせた構造の光ファイバケーブルである。このような自己支持構造の光ファイバケーブルの外被(シース)104は、ノンハロゲン難燃材料からなる外被104を使用している。この外被104は、支持線101を覆う部分と、光ファイバ心線102を覆う部分とが、首部103によって繋がった状態で一体的に形成されている。
前記自己支持構造の光ファイバケーブルにおいては、クマゼミが外被104に産卵管を刺し、光ファイバ心線102を断線させてしまうという不具合が生じている。この対策として、図3に示すように、光ファイバ心線102の周囲に防護壁106,106を配置し、光ファイバ心線102を保護する構造が提案されている。
また、防護壁106,106を配置する代わりに、外被104をなす材料を、HDPE(High Density Polyethylene:高密度ポリエチレン)など、産卵管が刺さり難い硬い材料とし、この外被104により光ファイバ心線102を保護する構造が提案されている。
特開2009−251358号公報 特開2007−127848号公報
ところで、前記自己支持構造の光ファイバケーブルは、光ファイバ心線102の心数が1心であるものの他に、集合住宅等へ引込み配線するために使用されるものでは、(1)2心、4心、または、8心など、複数の光ファイバが束ねられた多心光ファイバ心線、(2)複数の光ファイバがリボン状に結合された多心光ファイバ心線を用いるものがある。これら多心光ファイバ心線を用いる光ファイバケーブルは、集合住宅内の縦系配線に用いられることもあるが、その場合には、例えば、JIS C3521に規定されるように、垂直トレイ燃焼試験に合格するような難燃特性が要求される。
このような難燃特性を満足する外被をなす材料としては、ノンハロゲン系難燃剤として、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、赤燐などの無機系難燃剤を含む合成樹脂材料がある。
一方、クマゼミの産卵管が刺さり難い外被を構成するための硬い材料としては、ベースポリマーがHDPEである合成樹脂材料が好適である。
HDPEをベースポリマーとした合成樹脂材料に、無機系難燃剤を大量に配合すると、破断伸びや破断強度などの物性が低下し、クマゼミの産卵管から光ファイバ心線を保護するのに十分な物性が得られなくなる。クマゼミの産卵管から光ファイバ心線を保護するのに十分な物性が得ようとすると、無機系難燃剤の配合量が制限されるため、垂直トレイ燃焼試験に合格することができなくなる。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、クマゼミの産卵管が刺さり難く光ファイバ心線を十分に保護することができる外被を有しながら、垂直トレイ燃焼試験に合格することができる十分な難燃特性を有する光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係る光ファイバケーブルは、以下の構成を有するものである。
〔構成1〕
光ファイバ心線を熱可塑性合成樹脂材料からなる外被によって被覆した光ファイバケーブルであって、外被は、光ファイバ心線を被覆する内層コア部とこの内層コア部を被覆する外層部とからなり、内層コア部は、ベース材に高密度ポリエチレンを含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を15重量%以上、40重量%未満含有した材料からなり、外層部は、ベース材にEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、EEA(エチレン−エチルアクリレート共重合体)及び低密度ポリエチレンの少なくとも1種類以上を含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を50重量%以上含有した材料からなり、外被全体に対する外層部が占める割合が、50体積%以上であることを特徴とするものである。
〔構成2〕
構成1を有する光ファイバケーブルにおいて、外層部は、内層コア部に接着されており、内層コア部をなす材料における難燃剤の含有量が、30重量%以上、40重量%未満であり、外被全体に対する外層部が占める割合が、60体積%以上であることを特徴とするものである。
〔構成3〕
構成1、または、構成2を有する光ファイバケーブルにおいて、内層コア部には、光ファイバ心線とともに、繊維強化プラスチックからなる抗張力体が内包されていることを特徴とするものである。
〔構成4〕
構成1乃至構成3のいずれか一を有する光ファイバケーブルにおいて、内層コア部の両側部には、光ファイバ心線を挟んで対峙する位置に該光ファイバ心線に平行な溝状の内部引き裂き用ノッチが設けられており、外層部には、内部引き裂き用ノッチに対応する位置に内部引き裂き用ノッチに平行な溝状の外部引き裂き用ノッチが設けられていることを特徴とするものである。
〔構成5〕
構成1乃至構成3のいずれか一を有する光ファイバケーブルにおいて、内層コアと外層部は接着されており、外部引き裂き用ノッチから、外被を引裂くことで、外層部と内層コアを一括して引裂くことができることを特徴とするものである。
〔構成6〕
構成1乃至構成5のいずれか一を有する光ファイバケーブルにおいて、外層部には、内層コア部とともに光ファイバ心線に平行な支持線が内包されていることを特徴とするものである。
本発明に係る光ファイバケーブルは、内層コア部をなす材料が、ベース材に高密度ポリエチレンを含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を15重量%以上、40重量%未満含有した材料であり、外層部をなす材料が、ベース材にEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、EEA(エチレン−エチルアクリレート共重合体)及び低密度ポリエチレンの少なくとも1種類以上を含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を50重量%以上含有した材料であり、外被全体に対する外層部が占める割合が50体積%以上であることにより、内層コア部にはクマゼミの産卵管が刺さり難く、光ファイバ心線を十分に保護することができ、外層部は、垂直トレイ燃焼試験に合格することができる十分な難燃特性を有する。
また、内層コア部をなす材料における難燃剤の含有量を30重量%以上、40重量%未満とし、外被全体に対する外層部が占める割合を60体積%以上とすることにより、難燃特性をより向上させることができる。
すなわち、本発明は、クマゼミの産卵管が刺さり難く光ファイバ心線を十分に保護することができる外被を有しながら、垂直トレイ燃焼試験に合格することができる十分な難燃特性を有する光ファイバケーブルを提供することができるものである。
本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。 従来の光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。 従来の光ファイバケーブルの構成の他の例を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。
本発明の実施の形態に係る光ファイバケーブル1は、図1に示すように、光ファイバ心線1を合成樹脂材料からなる外被(シース)3によって被覆した本体部1aと、支持線2を外被3によって被覆した支持部2aとからなる。これら本体部1aと支持部2aとは、肉薄の首部4によって連結されている。
この実施の形態では、光ファイバ心線1として光ファイバテープ心線を用いている。光ファイバ心線1としては、光ファイバテープ心線の他、光ファイバ素線を用いてもよい。光ファイバ素線は、光ファイバの上に紫外線硬化樹脂を被覆したものである。光ファイバテープ心線は、光ファイバ素線を平行に数本並べて紫外線硬化樹脂で被覆したものである。
外被3は、熱可塑性合成樹脂材料からなる。この外被3は、光ファイバ心線1を被覆する内層コア部3aと、この内層コア部3aに接着、例えば、熱融着されて内層コア3aを被覆する外層部3bとからなる。
支持線2は、金属線等からなり、光ファイバ心線1に平行となされ、内層コア部3aとともに、外層部3bに内包されている。
内層コア部3aは、ベース材にHDPE(High Density Polyethylene:高密度ポリエチレン)を含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を15重量%以上、40重量%未満含有した材料からなる。なお、内層コア部3aをなす材料における難燃剤の含有量は、30重量%以上、40重量%未満とすることがより好ましい。
内層コア部3aには、光ファイバ心線1とともに、繊維強化プラスチックからなる2本の抗張力体(テンションメンバ)5,5が内包されている。これら抗張力体5,5は、光ファイバ心線1に平行に配置されている。
外層部3bは、ベース材にEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、EEA(エチレン−エチルアクリレート共重合体)及び低密度ポリエチレンの少なくとも1種類以上を含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を50重量%以上含有した材料からなる。
外層部3bは、外被3全体に対して占める割合が、50体積%以上となっている。なお、外層部3bの外被3全体に対して占める割合は、60体積%以上とすることがより好ましい。
また、内層コア部3aの両側部には、光ファイバ心線1を挟んで対峙する位置に、光ファイバ心線1に平行な溝状の内部引き裂き用ノッチ6,6が設けられている。そして、外層部3bには、内部引き裂き用ノッチ6,6に対応する位置に、内部引き裂き用ノッチ6,6に平行な溝状の外部引き裂き用ノッチ7,7が設けられている。
外被3は、これら外部引き裂き用ノッチ7及び内部引き裂き用ノッチ6において、容易に引き裂くことが可能となっている。外層部3bを内層コア部3aの外表面に接着させることにより、外被3を引き裂くことにより、光ファイバ心線1を外部に引き出して、他の光ファイバケーブルの光ファイバ心線との接続を行うことができる。
この光ファイバケーブルにおいては、外被3をなす材料に水酸化マグネシウム、または、水酸化アルミニウムが多く含有されていることにより、加熱されて外被3の燃焼が開始されると、脱水吸熱反応により、外被3の温度上昇が抑えられ、燃焼の継続が阻害される。また、脱水反応により発生する水蒸気により、燃焼の継続が阻害される。さらに、脱水生成物が、外被3が燃焼して生成される炭化生成物と結合し、外被3の表面に燃焼バリア層を形成し、酸素遮断効果及び断熱効果により燃焼の継続を阻害する。
また、赤燐は、燃焼すると酸素と結合して酸化物(P)となり、さらに水と結合して燐酸(HPO)及び縮合燐酸((HP)となる。縮合燐酸は、燃焼時に発生した炭と結合して外被3の表面に層(チャー)を形成する。この層は、外被3の表面を覆って酸素及び熱を遮断するため、燃焼の継続が抑制される。
このように、この光ファイバケーブルにおいては、外被3の表面にバリア層を形成して酸素及び熱を遮断する難燃剤が外被3をなす材料に多く含有されていることにより、高い難燃性が実現される。
HDPEのように結晶性の高い樹脂材料は、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、赤燐などの無機フィラーの受容性が低く、これらを大量に含有すると、破断伸びや破断強度、脆化特性などの物性の低下を招く。このような物性の低下を防止するには、ベースポリマーをEEA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)やEVA(エチレン−エチルアクリレート共重合体)などポリオレフィン系プラスチックを含んだ材料とすることが有効である。
そこで、本発明に係る光ファイバケーブルにおいては、内層コア部3aは、ベースポリマーにHDPEを含んだ高強度外被材からなるものとし、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム及び赤燐などの難燃剤の含有量を少なく(40重量%未満)している。そして、外層部3bは、ベースポリマーにEEAやEVAなどを含み、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム及び赤燐などの難燃剤を多く(50重量%以上)含有した高難燃外被材からなるものとしている。
さらに、外被3全体に対して外層部3bが占める割合を50体積%以上とすることにより、JIS C3521に規定される垂直トレイ燃焼試験において、トレイ上端まで全焼せずに自己消火する難燃性を実現することができる。
以下の〔表1〕に示すように、光ファイバケーブルの複数のサンプルを作製し、JIS C3521に規定される垂直トレイ燃焼試験を行った。各サンプルにおいては、光ファイバ心線として、4心の光ファイバテープを2枚積層したものを用い、抗張力体として、0.5mm径のアラミドFRPを用いた。また、支持線としては、1.2mm径の亜鉛メッキ銅線を用いた。外層部3bは、押出加工時の熱により、内層コア部3aの外表面と熱融着させている。光ファイバケーブルの外径は、支持線部分の外被径が2mm、本体部の外径が2mm×3.7mm、全体の長径が5.9mmである。
Figure 2011150201
サンプル1では、内層コア部3aをなす材料における難燃剤の含有量は、15重量%、外層部3bをなす材料における難燃剤の含有量は、50重量%、外被3全体に対して外層部3bが占める割合は、50体積%であり、JIS C3521に規定される垂直トレイ燃焼試験における燃焼長は、1.6mであった。
サンプル2では、内層コア部3aをなす材料における難燃剤の含有量は、15重量%、外層部3bをなす材料における難燃剤の含有量は、50重量%、外被3全体に対して外層部3bが占める割合は、60体積%であり、垂直トレイ燃焼試験における燃焼長は、1.5mであった。
サンプル3では、内層コア部3aをなす材料における難燃剤の含有量は、30重量%、外層部3bをなす材料における難燃剤の含有量は、50重量%、外被3全体に対して外層部3bが占める割合は、50体積%であり、垂直トレイ燃焼試験における燃焼長は、1.4mであった。
サンプル4では、内層コア部3aをなす材料における難燃剤の含有量は、30重量%、外層部3bをなす材料における難燃剤の含有量は、50重量%、外被3全体に対して外層部3bが占める割合は、60体積%であり、垂直トレイ燃焼試験における燃焼長は、1.0mであった。
サンプル5では、内層コア部3aをなす材料における難燃剤の含有量は、15重量%、外層部3bをなす材料における難燃剤の含有量は、50重量%、外被3全体に対して外層部3bが占める割合は、40体積%であり、垂直トレイ燃焼試験においては、全焼した。
サンプル6では、内層コア部3aをなす材料における難燃剤の含有量は、30重量%、外層部3bをなす材料における難燃剤の含有量は、50重量%、外被3全体に対して外層部3bが占める割合は、40体積%であり、垂直トレイ燃焼試験においては、全焼した。
このように、サンプル1乃至4では、垂直燃焼試験において、燃焼長が1.8m未満であり、合格した。サンプル5及び6は、不合格である。
したがって、外層部3bは、ベース材にEVA、EEA及び低密度ポリエチレンの少なくとも1種類以上を含み難燃剤を50重量%以上含有した材料からなり、外被3全体に対して占める割合が、50体積%以上であることが好ましい。内層コア部3aは、ベース材にHDPEを含み、難燃剤を15重量%以上含有した材料からなることが好ましい。
本発明は、光ファイバをシースで被覆した光ファイバケーブルに適用される。
1 光ファイバ心線
2 支持線
3 外被(シース)
4 首部
5 抗張力体(テンションメンバ)

Claims (6)

  1. 光ファイバ心線を熱可塑性合成樹脂材料からなる外被によって被覆した光ファイバケーブルであって、
    前記外被は、前記光ファイバ心線を被覆する内層コア部と、この内層コア部を被覆する外層部とからなり、
    前記内層コア部は、ベース材に高密度ポリエチレンを含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を15重量%以上、40重量%未満含有した材料からなり、
    前記外層部は、ベース材にEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、EEA(エチレン−エチルアクリレート共重合体)及び低密度ポリエチレンの少なくとも1種類以上を含み、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム及び赤燐のうちの少なくとも1種類以上の難燃剤を50重量%以上含有した材料からなり、
    前記外被全体に対する前記外層部が占める割合が、50体積%以上である
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記外層部は、内層コア部に接着されており、
    前記内層コア部をなす材料における前記難燃剤の含有量が、30重量%以上、40重量%未満であり、
    前記外被全体に対する前記外層部が占める割合が、60体積%以上である
    ことを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記内層コア部には、前記光ファイバ心線とともに、繊維強化プラスチックからなる抗張力体が内包されている
    ことを特徴とする請求項1、または、請求項2記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記内層コア部の両側部には、前記光ファイバ心線を挟んで対峙する位置に、該光ファイバ心線に平行な溝状の内部引き裂き用ノッチが設けられており、
    前記外層部には、前記内部引き裂き用ノッチに対応する位置に、この内部引き裂き用ノッチに平行な溝状の外部引き裂き用ノッチが設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記内層コアと外層部は接着されており、外部引き裂き用ノッチから、外被を引裂くことで、外層部と内層コアを一括して引裂くことができる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載の光ファイバケーブル。
  6. 前記外層部には、前記内層コア部とともに、前記光ファイバ心線に平行な支持線が内包されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一に記載の光ファイバケーブル。
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