JP2011149431A - 燃料配管アッセンブリ及びクランプ手段 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘッド内に配置した噴射弁に燃料を供給する燃料配管組立体の提供。
【解決手段】燃料配管組立体は、燃料配管5を噴射弁に連結するナット115、燃料配管をナット内に固定する係止ナット70、変形可能なクランプ部材で構成。ナットは、燃料配管が入るボア17を有するチューブ部115a、燃料配管のへッド5aと協働する先端115b、係止ナットの適合する取り付け機構と係合する基端115cを含む。係止ナットは、燃料配管が入るボア71とナットの適合する取付け機構と係合する取付け機構を有する。クランプ部材は燃料配管が入るボア83を有し圧縮変形する。第1係合状態で、係止ナットとナットは歪のない形体のクランプ部材を受け入れる容積を形成し燃料配管は横方向に移動できる。第2係合状態で、クランプ部材は係止ナットとナット間で圧縮変形し燃料配管の横方向移動を拘束する。
【選択図】図3

Description

本発明は、高圧燃料を燃料インジェクタに供給する燃料ラインアッセンブリで使用するための燃料配管シールに関する。詳細には、本発明は、エンジンのシリンダへッドに設けられたボア内にインジェクタが配置され、シリンダへッドに取り付けられた高圧燃料配管によって燃料をインジェクタに供給する種類の構成で使用するためのシール−クランプ装置に関する。
内燃エンジンでは、エンジンの各シリンダに専用の燃料インジェクタによって燃料を送出するため、燃料ポンプで燃料を高圧で供給することが周知である。周知の構成では、燃料インジェクタは、シリンダのシリンダへッドに設けられたボア(「インジェクタポケット」)に受け入れられ、高圧(HP)燃料配管(又は燃料供給ライン)を使用して燃料インジェクタと燃料ポンプ又はアキュムレータ容積/コモンレールとの間を流体連結する。当該技術分野において、二種類のこのような構成が周知である。第1の構成(例えば図1参照)では、燃料インジェクタに連結するHP燃料配管の端部は、シリンダへッドを通って延びるボア内に受け入れられ、インジェクタポケットに連結する。これに対し、第2の構成(例えば図4参照)では、HP燃料配管はシリンダへッド上に取り付けられ、インジェクタポケットの上方の所定の場所でインジェクタに連結する。
両構成において、インジェクタは、代表的には、エンジンシリンダの中央上方に取り付けられており、関連した燃料ポンプ及び/又はアキュムレータ容積側におけるインジェクタとシリンダへッドの外側との間には比較的大きな距離がある。従って、第1の構成(燃料流路がシリンダへッドを通る)では、HP燃料配管は、長く剛性の管(「チューブナット」)によってインジェクタと密封係合した状態に保持される。チューブナットは、代表的には、シリンダへッドの外側面近くのねじ付きナットによってシリンダへッドに装着される。同様に、第2の構成(シリンダへッドの上方で燃料連結が行われる)では、HP燃料配管は、同様の長いチューブナットによってインジェクタに当たった状態に保持される。このチューブナットは、インジェクタ端に設けられたねじによって装着され、シリンダへッドの外面近くのナットによって締め付けることができる。
HP燃料配管とインジェクタとの間の連結部が(エンジンの燃料ゾーン内にある)インジェクタポケットのところにあるエンジンは、燃料が漏れないようにするため、HP燃料配管の外側をシールする必要がある。このことは、(HP燃料配管をシリンダへッド内に固定する)チューブナットとHP燃料配管自体との間にシールを設けるのが有利であるということを意味する。他方、この連結部がインジェクタポケットの上方に設けられた(エンジンのオイルゾーン内にある)エンジンは、チューブナットの外端側の所定の位置で配管にシールを設け、水や塵埃が溜まる「ポケット」をなくす必要がある。水や塵埃は、配管を腐蝕させ、最終的には配管の破損につながる。
これらの従来技術の構成の各々において、エンジンの振動によりHP燃料配管(及び燃料供給ラインの他の構成要素)に悪影響が及ぼされる場合がある。エンジンの振動は、望ましからぬ振動を生じる場合があり、場合によっては、比較的長く可撓性の配管に沿って共振(エンジン振動周波数)を発生する。エンジンに対するHP燃料配管の移動により、配管に、特に端部領域のところに繰り返し応力が加わり、そのため早期疲労破損を生じることがある。この理由により、このようなHP燃料配管について、配管にクランプを取り付け、これらの配管をエンジンの「剛性」部品に対して固定し、これによって過度の移動や疲労破損の危険を低減する。このようなクランプは、エンジン装置の複雑さ及び費用を追加し(例えば、必要な部品点数が増加する)、エンジンが更に混み合ったものとなる。
連結構成の品質を損なうことなく、又は装置の予想作動寿命を短くすることなく、HP燃料配管をシリンダへッドの燃料インジェクタに連結する上で必要な部品点数を減らすのが有利である。
更に、燃料配管と燃料インジェクタとの間の密封界面(seal interface)は、(i)HP燃料配管を燃料インジェクタ及びレール又はポンプに連結させるシール/着座面(又はコーン)の正確な位置及び表面輪郭における、製造/機械加工許容差による構成要素のばらつきを吸収できなければならず、及び(ii)配管のニップルセンタ(nipple centres)間の距離をエンジンによって変化させることを必要とするかもしれない、互いに対をなす構成要素の雌型コーンの相対的位置等の組み立てのばらつきを吸収できなければならない。しかしながら、中型(MD)及び大型(HD)のエンジンでは、エンジンの排気エミッションを制御するために高い燃料圧力が必要とされてきたため、現在使用されている比較的高い燃料圧力に合わせて管の壁厚を大きくできるように、HP燃料配管の厚さが6mmから8mmに(及びそれ以上に)厚くなってきた。これらの比較的大径の配管(例えば8mm及びそれ以上)は、これと対応して比較的高い剛性を持ち、そのため、燃料供給ラインの液圧連結部を形成するとき、燃料供給ラインの構成要素を最適に整合することが非常に困難になっている(例えば端コーン位置で顕著な振動が生じる場合)。この理由により、HP燃料配管が設置中に不良品として廃棄されたり作動中に損傷したりする場合がある。上文中に説明した従来技術の構成の問題点、及び特にHP燃料配管がインジェクタポケット内のインジェクタに連結する第1の構成の問題点は、チューブナット及びHP燃料配管シールがぴったりと装着される(燃料漏れをなくすのに必要である)ことにより、HP燃料配管が大きく拘束され、構成要素のばらつきを吸収するのに十分にHP燃料配管が撓むことが阻止されることである。
従って、組み立て中の燃料供給ライン内での可撓性を高め、これによって製造上の変化の許容差を高め、組み立て中及び組み立て後の燃料供給ラインの問題及び損傷を減少する、燃料供給ライン構成及び燃料配管シールを提供するのが有利である。詳細には、燃料配管を過度に拘束しないが、ひとたび設置すると燃料配管の必要な密封係合及びクランプ状態を維持する、HP燃料配管シール(特にMDエンジン及びHDエンジン用)を提供するのが有用である。
従って、本発明は、従来技術の上述の問題及び欠点の少なくとも一つを解決するか或いは少なくとも緩和する、HP燃料配管シール及び/又はクランプ、及び燃料配管アッセンブリに関する。更に、本発明は、このような燃料配管シール及び/又はクランプを含む燃料配管構成及びエンジンに関する。本発明は、更に、従来技術の上述の問題点のうちの少なくとも一つを緩和する、燃料供給ラインを組み立てるための方法に関する。
広い意味で、本発明は、全ての必要な機能を提供し、構造が簡単で部品点数が少なく、従って製造費が低く、組み立てが比較的簡単であるといった従来技術を越える望ましい利点を提供する、高圧(HP)燃料配管クランプ及び/又はシール、燃料配管アッセンブリ、及び燃料供給ライン構成を提供する。更に、クランプ等の様々な部品の大きさや位置についての従来技術の設計上の制限をなくし、益々複雑になり且つ混み合うエンジン空間(engine space)内で占有する空間を小さくする。本発明は、更に、エンジンの構成要素の磨耗及び歪を低減し、かくして構成要素及びアッセンブリの予想有用寿命を延ばすということに関して機能的利点を提供する。
本発明の第1の態様では、エンジンのシリンダヘッドのボア内に配置される燃料インジェクタに燃料を供給するための燃料配管アッセンブリにおいて、燃料配管を燃料インジェクタに連結するためのチューブナットと、燃料配管をチューブナット内に固定するための、係止ナット及び変形可能なクランプ部材(又はクランプ手段)を含む固定装置とを含む、燃料配管アッセンブリを提供する。チューブナットは、燃料配管の所定の長さを受け入れるための軸線方向貫通ボアを形成する管状部材と、燃料配管のへッドと協働する形状の先端と、係止ナットの適合する取り付け機構(又は手段)と係合するための取り付け機構(又は手段)を持つ基端とを含む。係止ナットには、更に、燃料配管の所定の長さを受け入れるための軸線方向ボアと、チューブナットの基端の適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構とが設けられている。クランプ部材は、燃料配管の所定の長さを受け入れるボアを形成し、圧縮の作用で、歪が加わっていない(元の)形体から歪が加わった形体まで変形できる。第1係合状態(例えば、組み立てプロセスを実施するため、構成要素を最初に燃料配管の周囲に組み立てたとき)では、係止ナット及びチューブナットは、最初は軸線方向に間隔が隔てられて、歪が加わっていない形体のクランプ部材を受け入れる容積をその間に形成し、燃料配管は、クランプ部材によって取り囲まれた領域/長さ内を含むチューブナット内で横方向に移動できる。第2係合状態(燃料配管が所定位置に固定されている)では、係止ナット及びチューブナットは(係止ナット及びチューブナットの協働する取り付け手段によって)互いに近付けられており、クランプ部材は係止ナットとチューブナットとの間で圧縮されて歪が加わった(変形した)形体になり、このとき燃料配管はクランプ部材によって取り囲まれた領域で横方向に移動できない。従って、本発明の燃料配管アッセンブリは、(燃料ポンプ又はアキュムレータ容積等の)高圧燃料供給部と燃料インジェクタとの間に流体連通路を提供するように構成されている。
換言すると、第1係合状態又は組み立て状態では、係止ナット及びチューブナットは、横方向移動及び随意の軸線方向移動を過度に制限しないように、向き合った対をなす表面間に少なくともクランプ部材の幅と同じ幅の軸線方向距離があるように配置されている。有利には、クランプ部材のボアの表面と燃料配管の外面との間の半径方向隙間は十分に小さく(狭く)、そのため、燃料配管及びクランプ部材は、接触点のところで本質的に一体に移動する。しかしながらこの第2係合状態に達する上で、クランプ部材は変形/降伏し、チューブナット及び係止ナットの向き合った対をなす表面の表面輪郭と同じ形態になり、ひとたび第2係合状態になると、クランプ部材はチューブナット及び係止ナットと独立して移動することはできない。幾つかの実施例では、クランプ部材は、燃料配管の外面の周囲に更にぴったりとクランプするが、配管を損傷したり配管を通る燃料通路を圧縮しないように、半径方向内方に比較的小さく変形してもよい。従って、この第2係合状態において、クランプ部材の燃料配管に対する密嵌状態は、燃料配管の横方向/半径方向(及び軸線方向)移動が、クランプ部材によって取り囲まれた点又は領域のところで大きく制限され、かくして燃料配管がチューブナット及び係止ナット内に、及びこれらの間に固定され又はクランプされることを意味する。有利には、燃料配管の横方向移動は、クランプ部材によって取り囲まれた軸線方向領域で本質的になくされ又は阻止される。これは、燃料配管と圧縮状態の(歪が加わった)クランプ部材との間に存在し得る隙間が最小であるためである。
有利には、燃料配管がクランプ部材によって(横方向及び軸線方向に)拘束されるため、チューブナット及び係止ナットのボアはクランプ部材のボアよりも大径であり、そのため燃料配管は、クランプ部材の両側では、チューブナット及び係止ナットの長さに沿って比較的拘束されていない状態にある。これは、燃料ラインの組み立て中に燃料配管が撓んだり移動したりできるようにするためである。例えば、チューブナット又は係止ナットのボアと燃料配管との間の直径方向隙間は、約0.25mm乃至約7mmの範囲内にあるのがよく、例えば約0.5mm乃至約6mmの範囲内にあり、又は約1mm乃至約5mmの範囲内にある。最も適当には、隙間は約2mm乃至約5mmであるか或いは、約3mm乃至約4mmである。
かくして、本発明は、エンジンでの燃料供給ラインの組み立て中、燃料配管が比較的拘束されないという大きな利点を提供する。これは、チューブナット、クランプ部材、及び係止ナットを燃料配管の周囲の所定位置に緩く置いた後、エンジンでの液圧連結部を正しく形成した後まで、これらの構成要素を締め付けたり係止したりする必要がないためである。これにより、エンジン内の液圧連結部、具体的には、高圧燃料源(例えば燃料ポンプ又はアキュムレータ容積/コモンレール)から燃料インジェクタまでの液圧連結部を、高圧(HP)燃料配管の位置及び向きを固定する前に整合し連結でき、かくして、機械加工許容差及び製造許容差を吸収する上で燃料配管の可撓性を使用できる。これとは対照的に、従来技術の装置では、チューブナットは燃料配管に(特に液圧シール領域で)ぴったりと装着され、これにより燃料配管が大きく拘束される。HP燃料配管が比較的厚く且つ剛性であるため、シリンダヘッド及びインジェクタとの組み立て前に燃料配管をチューブナットで拘束すると、装着中に大きな力を加えたりインジェクタへの燃料配管の連結時等の装着後に配管又は連結部に大きな応力を発生させたりすることなく液圧連結部を形成できるように、最適の整合を得るために燃料配管を撓ませることができなくなる。更に、インジェクタと燃料配管との間に適切な燃料密シールを形成することが困難又は不可能になり、場合によっては構成要素の磨耗か大きくなり、燃料供給ラインの早期破損が生じる。
便利には、クランプ部材(又は手段)は、固定装置とは別個の構成要素である。しかしながら、他の実施例において、係止ナットの一体の部品であってもよいということは、当業者には理解されよう。有利には、クランプ部材は、更に、シール部材(又は手段)/機能を備えていてもよい。例えば、シール部材は、ダストシール、リップシール、部分シール又は一方向シール、又は二方向流体シールであってもよい。
適当には、クランプ部材は、塑性変形可能な部材を含む。塑性変形可能な部材は、軟質の金属又は合金(例えば、アルミニウム、金、銅、亜鉛)、又はプラスチック材料で形成されていてもよい。適当には、変形可能な材料は十分に延性であり、そのため、必要な変形を生じる上で必要な圧縮力の作用で破断しない。変形可能な部材は、適当には、エンジン条件で容易に腐蝕したり劣化したりしない比較的不活性の材料である。変形可能な部材用の好ましい材料はアルミニウムである。クランプ部材は、燃料配管アッセンブリの分解時に廃棄したり交換したりされる使い捨て構成要素であってもよい。燃料配管の端部の形成前にクランプ部材を装着する実施例では、クランプ部材は燃料配管の交換時に取り替えられる。
随意であるが、クランプ部材は、弾性変形可能な部材と組み合わせた塑性変形可能な部材を含む。この方法では、クランプ部材は、燃料(又はオイル)が燃料配管を通って漏れないように燃料配管とチューブナットとの間の隙間をシールする機能、及び特にエンジンの使用時の燃料配管の望ましからぬ振動又は共振をなくすため、燃料配管をクランプする機能の二つの機能を提供する。弾性変形可能な部材は、適当には、ゴム等のポリマー材料又は合成ポリマーである。
一つの適当な実施例では、塑性変形可能な部材は環状帯部材(又はディスク又はリング)を含み、弾性変形可能な部材は弾性環状シール(O−リング又は他の適当なシール)を含む。弾性変形可能な部材は、便利には、環状帯部材によって支持されていてもよい。有利には、塑性変形可能な部材の半径方向内面(又はボアに面する表面)には環状チャネル(又は溝)が設けられ、ここに弾性変形可能な部材(例えば弾性環状シール)が受け入れられる。便利には、環状帯部材はU字形状断面を有し、ここに弾性変形可能な部材が配置される。幾つかの実施例では、燃料ゾーン内のインジェクタに連結する燃料配管アッセンブリに加わるであろう最大約10×10hPa(約10バール)(例えば、代表的には、約6×10hPa(約6バール))の圧力で燃料漏れが起らないように、燃料配管を液圧的にシールするのが有利である。代表的なO−リングシールは、こうした用途で弾性変形可能な部材として使用する上で適当である。この他の場合では、例えば燃料配管−インジェクタ連結部がエンジンのオイル/潤滑ゾーンに形成される場合等では、液圧シールは重要でなく又は低圧の、例えば最大約2×10hPa(約2バール)(例えば、約1×10hPa(約1バール))の圧力のオイルに対してシールする必要があるに過ぎない。従って、弾性変形可能な部材は、リップシール、シールド、又はO−リングであってもよい。
幾つかの実施例では、チューブナットの基端には、チューブナットの貫通ボアと同軸に整合する拡大ボアが設けられている。拡大ボアは、係止ナットの少なくとも一部を受け入れるように構成されている。便利には、係止ナットをチューブナットと係合するための取り付け機構(又は手段)は、チューブナットの拡大ボアの内面の少なくとも一部に亘って設けられた内ねじ(雌ねじ)、及び係止ナットの外面の少なくとも一部に亘って設けられた適合する外ねじ(雄ねじ)を含む。上述のように、チューブナット及び係止ナットは、互いに最初に接触したとき、例えばこれらのナットの夫々の取り付け手段(例えばねじ)の係合前に、歪が加わっていない(元来の)形体のクランプ部材又は手段を受け入れる上で十分な大きさの容積をそれらの間に形成するように構成されている。しかしながら係止ナット及びチューブナットを(例えば係止ナットをねじに亘って回転することによって)互いに係合すると、これらの二つの構成要素間の軸線方向距離(従って容積)が減少し、クランプ部材又は手段が圧縮され、歪が加わった(変形した)形体になる。クランプ部材は、チューブナット及び係止ナットが一杯に係合するまで、又はこれらの構成要素が適当に係合するまで、圧縮され続ける。圧縮されたクランプ部材は、これらの構成要素がこれ以上近付かないようにする。更に、クランプ部材の圧縮により、クランプ部材と燃料配管との間の半径方向隙間が(歪が加わっていない形体での隙間と比較して)ある程度減少し、これにより、燃料配管の側部へのクランプ作用が更に高められる。クランプ部材を係止ナットとチューブナットとの間で圧縮することにより、クランプ部材かくして燃料配管の軸線方向移動及び横方向移動を本質的に阻止する。
有利な実施例では、燃料配管アッセンブリは、シリンダヘッドのボア(例えば横方向ボア)に受け入れられるようになっている。横方向ボアは、燃料インジェクタ(又は少なくとも噴射ノズル)を受け入れるためにシリンダヘッドに設けられたインジェクタポケット(又はボア)と交差する。このようにして、燃料配管のへッドを、シリンダ内の燃料インジェクタと係合するように適当に配置できる。適当には、チューブナットには、シリンダヘッドの適合する取り付け機構と係合する取り付け機構が設けられている。有利には、チューブナットをシリンダヘッドと係合するための取り付け機構は、チューブナットの基端の外面の少なくとも一部に亘って設けられた外ねじと、チューブナットが受け入れられるボアの少なくとも一部に亘って設けられた適合する内ねじとを含む。使用時に、チューブナットがシリンダヘッドと正確に係合することにより、燃料配管のへッド(又は先端)とインジェクタの関連するシール面との間に圧縮力が発生し、燃料配管とインジェクタとの間に実質的な流体密シールを形成し、高圧燃料が界面間で漏れないようにする。適当には、チューブナットには(その先端又は先端側に)、燃料配管の端部を協働するインジェクタの表面に対して圧縮するため、燃料配管のへッドに軸線方向負荷を及ぼすスラスト面が設けられている。
代表的には、燃料配管の先端(又はへッド)には、截頭円錐形(又は部分球形)の表面が設けられている。この表面は、燃料インジェクタの截頭円錐形又は部分球形の雌型着座面と協働する。協働する表面の界面のところで燃料配管とインジェクタとの間で或る程度の関節連結を許容するため、少なくとも一つの部分球形表面が着座界面に設けられているのが有利である。このようにして、燃料配管及び/又はインジェクタの機械加工上での不正確さを、夫々の着座面間の協働における許容差によって補償できる。
チューブナットは、シリンダヘッドから混み合ったエンジン空間内に延びる構成要素の大きさを小さくするように、そのほぼ全長がシリンダヘッドのボア内に受け入れられるようになっていてもよい。幾つかの実施例では、係止ナットの少なくとも一部がシリンダヘッドの囲いの中に受け入れられ、また、幾つかの実施例では、係止ナットはシリンダヘッドのボア内に実質的に受け入れられる。有利には、燃料配管アッセンブリは、アッセンブリ(燃料配管自体以外)がシリンダヘッドからエンジン空間内に突出しないように、チューブナット及び係止ナットが、組み立て時に、シリンダヘッドの燃料配管通路(又はボア)内に完全に受け入れられるような長さを持つようになっていてもよい。
有利には、チューブナットは、例えば弾性ゴムリングの形態の環状シール部材を支持する。環状シール部材は、チューブナットと、チューブナットと向き合ったシリンダヘッドの表面(例えばボア)との間に実質的に流体密シールを形成し、燃料及び/又はオイルがこれを通って漏れないように構成されている。シールは、例えば最大約10×10hPa(約10バール)の圧力まで有効である。チューブナットには、シール部材を配置できる外環状(周囲)溝が設けられていてもよい。便利には、環状シール部材は、チューブナットの基端(又は基端領域)に設けられる。
別の例では、燃料配管アッセンブリは、シリンダヘッドの外側、従ってインジェクタポケットの外側の所定の場所で燃料インジェクタと係合するように、シリンダヘッドの外側に取り付けられるようになっている。例えば、燃料配管アッセンブリは、例えばシリンダヘッドの側部に取り付けられたフランジ又はスカートを介してシリンダヘッドの側部又は頂部に取り付けられていてもよい。このような実施例では、チューブナットには、適当には、燃料インジェクタの適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構が設けられている。例えば、チューブナットの先端には、燃料インジェクタに設けられた肢部(又は突出部)を受け入れるための拡大ボア(チューブナットの貫通ボアと同軸である)が設けられていてもよい。チューブナットの拡大された先端ボアには、便利には、拡大ボアの表面(内面)の少なくとも軸線方向部分に亘って内ねじが設けられており、これは、使用時に、燃料インジェクタの肢部の少なくとも一部に亘って設けられた適合する外ねじと協働する。上述の実施例におけるのと同様に、チューブナットには、有利には、(その先端又は先端側に、)燃料配管のへッドをインジェクタの協働する表面に押し付けるため、燃料配管のへッドに軸線方向負荷を及ぼすスラスト面が設けられている。かくして、インジェクタの着座面は、肢部の端面に設けられていてもよい。この実施例では、チューブナットがインジェクタと係合する際、軸線方向負荷が、燃料配管のへッドを通して、インジェクタの対応する着座面に伝達され、燃料配管とインジェクタとの間に実質的に流体密シールを形成する。
本発明は、更に、燃料を燃料インジェクタに供給するための燃料供給ラインで使用するためのクランプ部材(又はクランプ装置)を提供する。クランプ部材は、チューブナットと燃料供給ラインの適合する/対応する係止ナットとの間で圧縮されたとき、歪が加わっていない第1形体から、歪が加わった(又は変形した)第2形体まで変形できる。
クランプ部材は、適当には、燃料配管が横方向(及び軸線方向)に移動しないようにするため、燃料配管をチューブナットと係止ナットとの界面のところで(又はチューブナットの基端側で)クランプする目的で役立つ。かくして、チューブナット内の燃料配管の区分に沿った望ましからぬ振動及び/又は共振をなくす。クランプ部材は、更に、燃料配管とチューブナットとの間の隙間をシールし、特に、燃料がエンジンの外部環境に漏出しないようにすることが重要な、シリンダヘッド内のインジェクタに連結する燃料供給ラインで使用した場合、燃料又はオイルがエンジン内に漏出しないようにする目的で役立つ。他方、燃料供給ラインがシリンダヘッドの上方でインジェクタに連結される実施例では、塵埃や液体(水等)が逆方向(又は配管とチューブナットとの間の空間に入る方向)に入り込まないようにするのが有利である。しかしながら、これらの実施例では、故障や漏洩の視覚的表示として役立つように、高圧液圧連結部から漏出した燃料をエンジンの外部環境に通すことができるのが有利である。この予防措置により、チューブナット内で(漏洩による)燃料圧力が発生することを阻止でき、構造的損傷又はエンジンオイル内への漏洩を生じる。これによりエンジンは停止する。従って、燃料ラインがシリンダヘッドの上方で連結される実施例では、クランプ部材、具体的には弾性変形可能な部材は、(アッセンブリからの流体の漏出を許容するがアッセンブリ内への流体の漏出を許容しないように)一方向流体シールを含んでいてもよく、部分シール(例えばシールド)を提供してもよい。代替例では、漏洩路(チャネルやボア等)をクランプ部材に又はその周囲に設け、液体が漏出できるようにしてもよい。
クランプ部材は、代表的には、燃料配管の横方向移動を制限し、クランプとして作用するように構成された環状帯部材等の塑性変形可能な部材、及びシールとして作用する弾性環状シール等の弾性変形可能な部材を含む。有利には、クランプ部材、特に環状帯部材は、この帯部材が関連する燃料配管と密嵌/隙間嵌めする。例えば、ボアの直径は、燃料配管よりも最大約1mm、適当には最大約0.5mm、更に適当には最大約0.2mm大きい。組み立てを可能にするため、ボアと配管との間の最小隙間は、例えば約0.05mmであってもよい。
本発明のこの態様のクランプ部材は、本明細書中に説明した本発明の第1の及び他の態様に関して説明した任意の特徴を備えていてもよい。同様に、本発明のこの態様に関して説明したクランプ部材の任意の特徴は、本発明の任意の他の態様に組み込まれているものと考えられるべきであるということは理解されよう
本発明の他の態様では、本発明の第1の態様に関して(及び本明細書の他の箇所で)説明した燃料配管及び燃料配管アッセンブリを含む、エンジン用燃料供給ライン構成を提供する。
本発明は、更に、本発明による燃料配管アッセンブリ及び/又はクランプ部材を持つ内燃エンジンを提供する。
本発明は、更に、燃料配管アッセンブリ及び/又は燃料供給ラインを、本発明のクランプ部材を使用して燃料インジェクタに対して組み立て、燃料配管の外面をクランプ及び/又はシールするための方法を提供する。
一実施例では、エンジンのシリンダヘッドのボア内に配置されたエンジンの燃料インジェクタに燃料配管を固定するための方法が提供される。この方法は、燃料配管を燃料インジェクタに連結するためのチューブナットを提供する工程であって、チューブナットは、燃料配管の所定の長さを受け入れる軸線方向貫通ボアを形成するチューブ状部材と、燃料配管のへッドと協働するように形成された先端と、係止ナットの適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構を持つ基端とを含む、工程と、燃料配管の所定の長さを受け入れる軸線方向ボア、及びチューブナットの基端の適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構を持つ係止ナットを提供する工程と、燃料配管の所定の長さを受け入れるボアを形成し、圧縮の作用で、歪が加わっていない形体から歪が加わった形体まで変形できるクランプ部材を提供する工程とを含む。この方法は、更に、チューブナットの先端が燃料配管のへッドに当接し、クランプ部材が、燃料配管の周囲で、チューブナットと係止ナットとの間に配置されるように、チューブナット、クランプ部材、及び係止ナットを燃料配管に嵌着する工程と、係止ナット及びチューブナットを第1係合状態に維持する工程であって、第1係合状態では、供給ラインを組み立てて、燃料配管のへッドと燃料インジェクタとの間に実質的に流体密のシールを形成すると共に燃料配管が横方向に移動できるように、係止ナットとチューブナットとの間に、歪が加わっていない形体のクランプ部材を収容する軸線方向距離/容積が形成される、工程と、その後、クランプ部材を係止ナットとチューブナットとの間で圧縮/変形して歪が加わった形体にし、これによって燃料配管が横方向(及び軸線方向)に移動しないようにする第2係合状態を形成するように、係止ナットとチューブナットとを係合する工程とを含む。本発明の方法は、本発明の装置の態様に関して説明した任意の構成要素及び特徴の使用と対応する任意の方法工程を含んでいてもよい。
本発明のこれらの及び他の特徴、目的、及び利点は、本発明の詳細及び添付の特許請求の範囲を検討することにより明らかになるであろう。
本発明を添付図面を参照して以下に例として更に詳細に説明する。
図1は、燃料配管及び燃料インジェクタがシリンダヘッド内で係合する、従来技術の燃料配管アッセンブリの第1の構成を示す断面図である。 図2は、燃料配管及び燃料インジェクタがシリンダヘッド内で係合する、本発明の燃料配管アッセンブリの第1実施例を示す断面図である。 図3は、本発明のクランプ部材及び燃料配管アッセンブリの構成要素との間の相互作用を示す、図2の実施例の拡大断面図である。 図4は、燃料配管及び燃料インジェクタがシリンダヘッドの外側で係合する、従来技術の燃料配管アッセンブリの第2の構成を示す断面図である。 図5は、燃料配管及び燃料インジェクタがシリンダヘッドの外側で係合する、本発明の燃料配管アッセンブリの第2実施例を示す断面図である。
図1を参照すると、従来技術の構成では、高圧(HP)燃料配管5が内部に配置された横方向ボア1の形態の燃料配管通路がシリンダへッド3を通って延びており、噴射ノズル9が収容されたボア(又は「インジェクタポケット」)7と交差する。燃料配管5の先端(又はへッド)5aには雄型円錐表面11が設けられている。雄型円錐表面11は、チューブナット15によって所定の場所にクランプされたとき、噴射ノズル9の本体の横方向着座面13に対してシールする。チューブナット15はボア1内に受け入れられるようになっており、インジェクタ端(又は遠位端)に細長い管状領域15aを有し、基端15cに半径方向拡大領域を有する。半径方向拡大領域は、シリンダへッド3の外面のところで横方向ボア1の拡大領域と協働する。
チューブナット15には、燃料配管5を受け入れる軸線方向貫通ボア17が設けられている。チューブナット15の軸線方向長さは、実質的に横方向ボア1の長さである。燃料配管5のへッド5aは、燃料配管5の管状区分に対して半径方向に拡大されており、基端方向に面する半径方向に延びるフランジ(又は表面)19が形成され、ここにチューブナット15の先端表面21が当接する。
チューブナット15の基端15cには、シリンダへッド3の横方向ボア1の拡大された外領域に設けられた内ねじと協働する外ねじが設けられている。使用では、燃料配管5を噴射ノズル9に対してしっかりとシールするため、チューブナット15の外ねじをシリンダへッド3の内ねじと係合し、チューブナット15を回転して横方向ボア1内の所定の場所に締め付ける。このプロセス中、燃料配管5の円錐形シール面11と噴射ノズル9の横方向着座面13との間に密封係合が形成されるように、チューブナット15の端面21が燃料配管5のへッド5aに(フランジ19を介して)軸線方向負荷を及ぼす。噴射ノズル9の横方向着座面13は、燃料配管5の円錐表面11と係合するため、截頭円錐形又は部分球形の雌形態であってもよい。部分球形形態は、様々な構成要素間の製造許容差を吸収するのを補助する。
この構成では、燃料ゾーン23から燃料漏れが起らないようにするため、燃料配管5の外側をシールする必要がある。この目的のため、装置は、シール25、27を含む。O−リングシール25は、チューブナット15の基端15cに設けられた周囲チャネル(又は溝)29に収容され、チューブナット15の外面と横方向ボア1の表面(内面)との間をシールし、ここから燃料が漏れないようにする。シール27は、チューブナット15の貫通ボア17の表面に設けられた半径方向溝(又はチャネル)28に収容され、ボア17の表面(内面)と燃料配管5の外面との間をシールし、ここから燃料が漏れないようにする。
この構成の燃料供給ラインを液圧的に連結するため、チューブナット15のスラスト面21が、これと向き合った燃料配管5のへッド5aの表面(又は半径方向に延びるフランジ)19に当接する(か或いは少なくとも近接する)ように、燃料配管5をチューブナット15のボア17に挿入する。この段階で、チューブナット15及びシール27が燃料配管5をしっかりと拘束する。これは、燃料配管5とチューブナット15との間に必要な流体密シールが形成され、ボア17と燃料配管5との間の直径方向隙間が約0.2mmに過ぎないためである。次に、燃料配管5の着座面11が、これと向き合った噴射ノズル9の着座面13と接触するまで、及び/又はチューブナット15の基端15cの外面に設けられた外ねじが横方向ボア1の拡大開口部の内ねじと係合し始めるまで、チューブナット15を燃料配管5とともにシリンダへッド3の横方向ボア1に挿入する。燃料配管5を噴射ノズル9に液圧的に連結し、高圧シールを形成するため、チューブナット15をねじに対して回転し、チューブナット15をボア1内に締め付け、これによって、燃料配管5のへッド5aを介して噴射ノズル9の着座面13に軸線方向負荷を加える。
次に、本発明の第1実施例を図2及び図3を参照して説明する。これらの図では、等価の部品を示すのに同じ参照番号を使用する。本発明の燃料配管アッセンブリは、燃料配管5をエンジンのシリンダへッド3内の噴射ノズル9に連結するように構成されている。従来と同様に、燃料配管5の先端(又はへッド)5aには雄型円錐表面11が設けられている。この雄型円錐表面11は、チューブナット115によって所定の場所にクランプされたとき、噴射ノズル9の本体の横方向着座面13に対してシールする。チューブナット115は、軸線方向貫通ボア17を形成し、この貫通ボア17を通して燃料配管5を受け入れる。チューブナット115は、管状部材115aと、燃料配管5のへッド5aと協働する形状の先端(又は先端領域)115bと、係止ナット70と協働する形状の基端(又は基端領域)115cとを含む。
チューブナット115の基端115cは、使用時に燃料配管5と噴射ノズル9との間に流体密シールを形成するため、燃料配管5のへッド5aを介して軸線方向負荷を発生するように、上文中に説明したように、シリンダヘッド3の横方向ボア1と係合するようになっている。更に、基端115cには、係止ナット70の一区分及びクランプ部材80を受け入れるため、ボア17と同軸の拡大ボア領域17cが設けられている。拡大ボア17cとボア17との間の接合部で、チューブナット115の内壁が段部117を形成する。この段部は、図示のように、ボアの軸線に対してほぼ垂直(即ち約90°)である。しかしながら、斜めの段部もまた可能である。
係止ナット70をチューブナット115の基端115c内に係合するため、拡大ボア17cには、その表面の少なくとも一部に亘って内ねじが設けられている。この内ねじは、係止ナット70の外面の少なくとも一部に亘って設けられた外ねじと螺合できる。
図3に示すように、クランプ(及びシール)手段80は環状帯部材81を含み、この環状帯部材81は弾性環状シール82(例えば弾性ゴムリング又はO−リングの形態)を保持する。環状帯部材(又はリング)81は、燃料配管5の外面の周囲に嵌着し、ここに密嵌する大きさのボア(又は開口部)83を形成する。例えば、ボア83の表面と燃料配管5との間の直径方向距離は、シール82のはみ出しが起らないように、約0.2mmである。環状帯部材81の内面はチャネル(又は溝)84を形成し、ここに環状シール82が配置される。代表的には、環状帯部材81は、アルミニウム又は同様の軟質の金属又は合金等の塑性変形可能な材料で形成されている。
係止ナット70には、更に、軸線方向ボア71が設けられており、このボアを通して燃料配管5を受け入れることができる。ボア17と同様に、ボア71の壁と燃料配管5の外面との間には隙間があり、これにより燃料配管5は横方向に或る程度移動でき、撓むことができる。少なくとも係止ナット70のチューブナット係合領域は、チューブナット115の拡大ボア17cにぴったりと装着できるように、全体に円筒形形状を有し、チューブナット115の適合する内ねじと係合するための外ねじの形態の取り付け機構(又は装置)を含む。
従来と同様に、燃料ゾーン23から燃料漏れが生じないように燃料配管5の外側をシールするため、チューブナット115の基端115cに設けられた周囲チャネル(又は溝)29にシール25が収容されており、チューブナット115の外面と横方向ボア1の(内)表面との間をシールし、燃料漏れが生じないようにする。図1の従来技術の装置の流体シール27は、この実施例ではシール82になっているということは自明である。
この実施例の燃料供給ラインを組み立て、液圧的に連結するため、チューブナット115、クランプ部材80(環状シール82を支持する環状帯部材81を含む)、及び係止ナット70を燃料配管5上に配置する。チューブナット115は、チューブナット115のスラスト面21がへッド5aの後側の表面(又はフランジ)19と向き合うように、その先端115bが燃料配管5のへッド5aに当接した又は近接した状態で配置される。環状シール82を支持する環状帯部材81及び係止ナット70は、環状帯部材81の先端側(又は噴射ノズル9及び燃料配管5のへッド5aに近い方の側壁)が段部117と向き合い、係止ナット70の先端が環状帯部材81の基端側と向き合うように、拡大ボア領域17c内でチューブナット115の基端115cに位置決めされる。係止ナット70は、例えば燃料配管5と噴射ノズル9との間に液圧連結部を形成するとき、チューブナット115の基端115cに近接し、又は当接する。この状態で、係止ナット70の先端壁72とチューブナット115の段部117との間の軸線方向距離は十分に大きく、環状帯部材81は圧縮も拘束もなされておらず、燃料配管5及び環状帯部材81を横方向に移動できるように表面72と117との間に(緩く)配置されている。燃料配管5、チューブナット115、クランプ部材80、及び係止ナット70の緩いアッセンブリを、燃料配管5のへッド5aの着座面11が、これと向き合った噴射ノズル9の着座面13と接触するまで、及び/又はチューブナット115の基端115cの外面に設けられた外ねじが横方向ボア1の拡大開口部の内ねじと係合し始めるまで、シリンダへッド3の横方向ボア1に挿入する。燃料配管5を噴射ノズル9に液圧的に連結し、高圧シールを形成するため、チューブナット115をねじに対して回転し、チューブナット115をボア1にねじ込み、これによってチューブナット115の先端115bから燃料配管5のへッド5aを通して噴射ノズル9の着座面11に軸線方向負荷を及ぼす。この緩めた形体において、燃料配管5は、撓んでボア17及び71内で横方向に移動でき、その結果、へッド5a(及び特にへッド5aの着座面11)は、噴射ノズル9の着座面13に快適に着座すると同時に所定の場所に押し付けられるようにその位置を調節できる。このようにして、互いに対をなす表面11及び13間に最適の流体密シールが形成され、燃料配管5又は燃料供給ラインの任意の他の構成要素に(最適でない形体と合致するように)望ましからぬ歪が加わらない。環状帯部材81は、燃料配管5の周囲にぴったりと装着されているが、係止ナット70とチューブナット115との間に形成された容積内に緩く配置されているため、その位置を調節するときに燃料配管5とともに移動できる。
チューブナット115を横方向ボア1に対して締め付け(例えばこれと完全に係合し)、着座面11と13との間(又は燃料配管5と噴射ノズル9との間)に流体密シールを形成した後、係止ナット70をチューブナット115の基端115cにねじ込み、燃料配管5及び他の構成要素を所定位置に固定する。上述のように、係止ナット70をチューブナット115の拡大ボア17cにねじ込むことによって、係止ナット70とチューブナット115との間の軸線方向距離及び容積を減少し、環状シール82を支持する環状帯部材81を圧縮する。環状帯部材81を圧縮することにより、この構成要素を、係止ナット70の先端面72とチューブナット115の段部117との間で成形し、クランプする。これは、係止ナット70がチューブナット115と一杯に係合するまで、又はクランプ部材80をこれ以上圧縮できなくなるまで行われる。この第2の係合状態では、クランプ部材80は変形されており、係止ナット70及びチューブナット115の向き合った表面間に保持され、燃料配管5の周囲にクランプ作用を提供し、これにより燃料配管5をこの軸線方向位置に拘束(固定又は係止)する。燃料配管5を拘束することにより、配管5の振動及び共振をなくすという利点が得られ、環状シール82は燃料配管5の周囲の燃料漏れを阻止する。この状態で、環状帯部材81の内面(の一部)と燃料配管5の外面との間に小さな隙間があってもよい(これは、とりわけ、燃料配管5に損傷が加わらないようにするためである)が、いかなる小さな隙間も、アッセンブリ又は連結部を損傷するように燃料配管5を振動/共振させるには不十分である。
次に、従来技術で知られる第2の構成を図4を参照して説明する。この図では、上文中に使用したのと同じ参照番号を同様の部品に使用する。この構成では、燃料配管5がシリンダへッド3の外側に取り付けられ、シリンダへッド3の外側のインジェクタ9の対応する領域と係合するため、シリンダへッド3は、燃料配管5を噴射ノズル9と係合できるようにする横方向ボアを必要としない。
図示のように、インジェクタ9は、その上領域がシリンダへッド3の上方に延びるように、インジェクタポケット(又はボア)7内に部分的に収容される。インジェクタ9の上領域は横方向着座面13を含み、HP燃料配管5がチューブナット50によって所定の場所にクランプされたとき、HP燃料配管5の先端5aの雄型円錐形(又は部分球形)雄表面11が横方向着座面13に当たってシールされる。
チューブナット50は、インジェクタ9と係合するようになった半径方向拡大領域50bがインジェクタ端(又は先端)に設けられた、細長い管状中央領域50aを有する。チューブナット50の基端には、インジェクタ9の軸線と平行に延びるシリンダへッド3の延長部(例えばプレート又はスカート)30と協働するようになった半径方向拡大領域50cが設けられている。スカート30は、代表的には、シリンダへッドとは別の構成要素として(異なる材料で)(例えばアルミニウム又は鋼で)形成され、シリンダへッド3の側部に取り付けられる。スカート30には、チューブナット50の領域50cの外面を受け入れ、密嵌(例えば隙間嵌め)するようになった貫通ボア31が設けられている。従来と同様に、チューブナット50には燃料配管5を受け入れる軸方向貫通ボア17が設けられている。
図示の構成では、インジェクタ9には、肢部90(便利には円筒形形態)が設けられている。この肢部90の端面には、燃料配管5の着座面11と協働するための着座面13が形成されている。インジェクタ9の肢部90と係合するため、チューブナット50の領域50bを通るボア17は、少なくとも最先端部分(又は使用時にインジェクタ9と隣接する部分)に半径方向拡大領域17bを有する。拡大ボア17bは、燃料配管5のへッド5aを受け入れ、インジェクタ9の円筒形肢部90の外周と密嵌する大きさを備えている。拡大ボア17bの表面の少なくとも一部分には内ねじが設けられ、インジェクタ9と係合するため、肢部90にはその円筒形表面の少なくとも一部に亘って適合する外ねじが設けられている。この構成では、ボア17と17bとの接合部での半径の変化により、スラスト面21を形成する先端方向に向いた段部を形成する。図1乃至図3の装置と同様に、燃料配管アッセンブリの組み立て時にチューブナット50のスラスト面21が燃料配管5の先端5aの半径方向に延びるフランジ19に当接する。外クランプ60がシリンダへッド3の側部に取り付けられており、チューブナット50の基端側の位置で燃料配管5に取り付けられる。
この構成では、オイルが潤滑油ゾーン33からチューブナット50を通ってエンジンに漏れないようにする必要がある。この目的のため、シール35及び37が設けられている。肢部90の外面に設けられた周囲チャネル(又は溝)39にO−リングシール35が収容されており、オイルがチューブナット50と燃料配管5との間の領域に漏れないようにチューブナット50の拡大ボア17bの表面に対してシールする。同様に、チューブナット50の拡大端部50cの外面に形成された半径方向溝(又はチャネル)41にO−リングシール37が収容されている。プレート30のボア31の表面(内面)とシールを形成するようにシール37が配置され、エンジン室へのオイル漏れを防止するよう機能する。
この従来技術の構成の燃料供給ラインを組み立て、高圧燃料源からインジェクタまでの燃料通路を形成するため、先ず最初に燃料配管5をチューブナット50に挿入し、燃料配管5のへッド5aをチューブナット50の先端50bの拡大ボア17b内に配置する。チューブナット50及び燃料配管5を、先端50bがインジェクタ9の肢部90と接触し、チューブナット50の基端50cがスカート30のボア31に着座するまで、スカート30のボア31に一緒に通す。スカート30とチューブナット50との間には、これらの二つの構成要素の隙間嵌め(摩擦嵌め)による以外の取り付けがなされていないが、チューブナット50をシリンダへッド3と関連させる上で、この他の形態の取り付けを、更に、又は代替として使用してもよいということは理解されよう。燃料配管5をインジェクタに液圧的に連結し、燃料配管5及びインジェクタ9の夫々の着座面11及び13の夫々の間に高圧シールを形成するため、チューブナット50の拡大端部50bを肢部90に被せ、夫々のねじ領域を係合し、チューブナット50を適当に回してチューブナット50を所定の場所に締め付ける。チューブナット50がねじの作用でインジェクタ9に向かって引かれるとき、チューブナット50のスラスト面21が燃料配管5のフランジ19に軸線方向負荷を及ぼし、燃料配管5の円錐形シール面11とインジェクタ9の横方向着座面13との間に密封係合を形成する。
最後に、図示の構成では、燃料配管5の共振又は振動(特にエンジンの作動中の共振又は振動)を低減するか或いはなくすため、クランプ60が燃料配管5に、チューブナット50から間隔が隔てられた所定の位置のところに取り付けられている。燃料配管5の自由区分をエンジンの固定構成要素に連結することによって、燃料配管5の望ましからぬ共振又は振動をなくす。
図5は、図2及び図3の燃料配管アッセンブリとは異なる本発明の実施例を示し、同様の部品を示すのに同様の参照番号を使用する。
図2及び図3の実施例とは異なり、チューブナット150の先端150bが拡大してあり、インジェクタ9の円筒形肢部90を受け入れるための軸線方向拡大ボア17b(ボア17と同軸である)を形成する。チューブナット150の先端150b、及びインジェクタ9及び燃料配管5のへッド5aとの連結/相互作用は、上文中で図4に関して説明したのと本質的に同じである。同様に、燃料配管5及びインジェクタ9の着座面11及び13の夫々の間の協働、及び使用時に燃料配管5とインジェクタ9との間に高圧シールを形成することもまた、上文中に説明してある通りである。
チューブナット150の基端領域150c、クランプ部材80、及び係止ナット70は、本質的に、本発明の第1実施例に関して説明したように構成されている(上文中の図2及び図3の説明を参照されたい)。更に、基端領域150cの外面は、図4に関して説明したように、スカート30のボア31に密嵌(摩擦嵌め)するように形成されており、燃料通路アッセンブリをシリンダへッドのボアに通すのでなく、シリンダへッドの上に取り付けることができる。更に、潤滑油ゾーン33からチューブナット150を通ってエンジン内にオイル漏れが起らないようにするため外シール37(例えば弾性エラストマーリング)が設けられていてもよい。
本発明のこの実施例の燃料配管アッセンブリを組み立てるため、チューブナット150、クランプ部材80、係止ナット70、及び燃料配管5を上文中に説明したのと同様の方法で組み立てる。従って、ボア17及び71の間の隙間により、燃料配管5は或る程度横方向(及び軸線方向)に移動できるが、環状帯部材81及び環状シール82が密嵌するため、クランプ部材80は燃料配管5とともに(横方向及び/又は軸線方向に)移動する傾向にある。係止ナット70、クランプ部材80、及びチューブナット150が、第1係合状態にあるとき、図4に関して説明したように、燃料配管5とインジェクタ9との間に高圧シールが形成される。液圧シールが所定の場所にあるとき、係止ナット70はチューブナット150の基端150cと(一杯に)係合しており、環状帯部材81を圧縮して変形し、従って図3に関して説明したように、クランプ部材80の軸線方向位置のところで燃料配管5を固定(又はクランプ)する。有利には、燃料配管5を係止ナット70及びチューブナット150の界面(接合部)のところで固定することによって、燃料配管5がアッセンブリ内で振動したり共振したりしないようにし、外クランプ60(従来技術では必要とされていた)を不要にする。これにより装置の組み立てが簡単になり、製造に要する労力及び費用が低減され、エンジン内で装置が占有する体積が小さくなる。
本発明のこの実施例のクランプ部材80を、弾性シール82を支持する環状帯部材81として説明したが、チューブナット150が燃料ゾーンにない(その代わり、例えば約1×10hPa(1バール)の低いオイル圧力に露呈されていてよい)ため、図5の実施例に対する僅かな変形例においては、流体漏れを阻止するための弾性(又は弾性変形可能な)リングシール82を設ける必要がない。従って、その代わり、クランプ部材80は、環状帯部材81等の変形可能な部材(例えば塑性変形可能な部材)だけで形成されていてもよい。この部材は、燃料配管5の周囲をクランプしシールするというよりはむしろ、燃料配管5をクランプするために圧縮できる。更に別の変形例では、クランプ部材80は、ダストシール(汚染物の侵入を阻止する)や一方向シール又は部分シール(流体を逃がすことができるがアッセンブリに入らないようにする)と組み合わせた塑性変形可能な部材(環状帯部材81等)で形成されていてもよい。別の構成(図示せず)では、漏れた燃料を逃がすことができるように、環状帯部材81を通して、又は環状帯部材81の周囲に漏洩路(例えば小さなボア又はチャネル)が形成されていてもよい。これは、効果的な二方向シールであるエラストマーシール82と組み合わせた場合に特に有用である。
図2、図3、及び図5に示す構成を変更してもよく、こうした変更が本発明の範疇に入るということは明らかであろう。
例えば、チューブナットとシリンダへッドとの間の例示の取り付け機構は、適合するねじを含むけれども、別の構成では、燃料配管のへッドに軸線方向負荷を伝達してインジェクタとシールを形成できるのであれば、任意の適当な固定部材によってチューブナットをシリンダへッドに連結できる。固定部材は、チューブナットとシリンダへッドとの間に少なくとも一つのボルト又はねじを含んでいてもよい。このような構成では、半径方向に延びる周囲フランジがチューブナットに設けられていてもよい。このフランジは、ボルトやねじ等の固定部材を受け入れるための少なくとも一つの軸線方向貫通ボアを備えている。かくして、シリンダへッドには、少なくとも一つの固定部材穴(例えばねじ穴の形態の穴)が設けられている。穴は、使用時にフランジの少なくとも一つの軸線方向貫通ボアと軸線方向で整合するように配置されている。このようにして、チューブナットをシリンダヘッドに固定するため、固定部材をフランジの軸線方向貫通ボアを通してシリンダヘッドの固定部材穴に入れることができる。この実施例の利点は、チューブナットをシリンダヘッドにねじ込む(回転して入れる)必要がなく、そのため構成要素間の摩擦が低減し、チューブナット及びシリンダヘッドの協働する表面の磨耗が小さくなる。このような構成では、正しく組み立てて係合したとき、フランジはシリンダヘッドの向き合った表面から軸線方向に間隔が隔てられている。このようにして、チューブナットをシリンダの通路に固定したとき、固定部材とフランジとの間の軸線方向負荷は、チューブナットを通して燃料配管のへッドに(シリンダヘッドにでなく)直接伝達され、燃料配管と燃料インジェクタの着座面との間に大きなシール圧力を加える。
チューブナットが回転以外の態様でシリンダヘッドと係合する実施例では、チューブナットには回転防止システムが設けられていてもよい。回転防止システムは、例えば、使用時に、燃料配管の通路又はボアに形成された軸線方向凹所と整合するように構成された軸線方向リブの形態であるか、又は、燃料配管の通路又はボアの類似の軸線方向凹所と整合するように構成された、チューブナットの軸線方向凹所の形態であって、ボア内でのチューブナットの角度的移動を制限し又は阻止するようにこれらの凹所内に鋼製ベアリング(又は同様の部材)が配置された形態である。
幾つかの実施例では、燃料配管の通路は、インジェクタポケット内の噴射ノズルの軸線に対してほぼ垂直に延びているが、必ずしもこのようになっていなくてもよく、本発明は、燃料配管の通路及びインジェクタポケットの軸線が90°以外の角度をなした構成にも適用できるということは理解されよう。
図示の実施例は、チューブナットの内ねじと係合する外ねじを持つ係止ナットを示すけれども、係止ナットは、チューブナットの基端の一部を受け入れるようになっていてもよい。この場合、取り付け機構は、係止ナットの一部に亘って設けられた内ねじ及びチューブナットの一部に亘って設けられた外ねじを含む。
チューブナット及びシリンダヘッドが意図された機能を果たすのであれば、チューブナットとシリンダヘッドとの間の任意の外シール(例えばシール25)の正確な位置は重大ではないということもまた理解されよう。
当該技術分野で周知のように、任意の実施例において、ボア17の壁と燃料配管5の外壁との間に形成された環状チャンバは、低圧ドレンチャンバ(図示せず)と連通するように構成されていてもよい。
本明細書中、本発明の特定の実施例を詳細に開示したが、これは例として開示したものであって、単に例示を目的としたものである。上述の実施例は、限定を意図したものではなく、本発明は添付の特許請求の範囲の範囲によって定義される。
1 横方向ボア
3 シリンダヘッド
5 燃料配管
5a へッド
9 噴射ノズル
11 雄型円錐表面
13 横方向着座面
17 軸線方向貫通ボア
17c 拡大ボア領域
19 フランジ
21 スラスト面
23 燃料ゾーン
25 シール
27 流体シール
29 周囲チャネル
70 係止ナット
71 軸線方向ボア
72 先端へッド
80 クランプ部材
81 環状帯部材
82 環状シール
83 ボア
84 チャネル
115 チューブナット
115a 管状部品
115b 先端
115c 基端
117 段部

Claims (19)

  1. エンジンのシリンダヘッド(3)のボア(7)内に配置される燃料インジェクタ(9)に燃料を供給するための燃料配管アッセンブリであって、
    前記燃料配管(5)を前記燃料インジェクタ(9)に連結するためのチューブナット(115;150)と、前記燃料配管(5)を前記チューブナット(115;150)内に固定するための、係止ナット(70)及び変形可能なクランプ部材(80)を含む固定装置とを含み、
    前記チューブナット(115;150)は、前記燃料配管(5)の所定の長さを受け入れるための軸線方向貫通ボア(17)を形成する管状部材(115a;150a)と、前記燃料配管(5)のへッド(5a)と協働する形状の先端(115b;150b)と、前記係止ナット(70)の適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構を有する基端(115c;150c)とを含み、
    前記係止ナット(70)には、前記燃料配管(5)の所定の長さを受け入れるための軸線方向ボア(71)と、前記チューブナット(115;150)の前記基端(115c;150c)の適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構とが設けられており、
    前記クランプ部材(80)は、前記燃料配管(5)の所定の長さを受け入れるボア(83)を形成し、圧縮の作用で、歪が加わっていない形体から歪が加わった形体まで変形でき、
    第1係合状態において、前記係止ナット(70)及び前記チューブナット(115;150)は、歪が加わっていない形体の前記クランプ部材(80)を収容する容積を前記係止ナット(70)と前記チューブナット(115;150)の間に形成し、前記燃料配管(5)は前記クランプ部材(80)の領域で横方向に移動でき、第2係合状態において、前記クランプ部材(80)は前記係止ナット(70)と前記チューブナット(115;150)との間で圧縮されて歪が加わった形体になり、前記燃料配管(5)の横方向移動を拘束し、これによって前記燃料配管(5)を前記チューブナット(115;150)内に固定する、燃料配管アッセンブリ。
  2. 請求項1に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記クランプ部材(80)は、塑性変形可能な部材(81)を含む、燃料配管アッセンブリ。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記クランプ部材(80)は、塑性変形可能な部材及び弾性変形可能な部材を含む、燃料配管アッセンブリ。
  4. 請求項3に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記塑性変形可能な部材は、環状帯部材(81)を含み、前記弾性変形可能な部材は、前記環状帯部材によって支持された弾性環状シール(82)を含む、燃料配管アッセンブリ。
  5. 請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記チューブナット(115;150)の前記基端(115c;150c)には、前記係止ナット(70)の少なくとも一部を受け入れるための、前記ボア(17)と同軸の拡大ボア(17c)が設けられており、前記チューブナット(115;150)を前記係止ナット(70)と係合するための前記取り付け機構は、前記ボア(17c)の表面の少なくとも一部に亘って設けられた内ねじ、及び前記係止ナット(70)の外面の少なくとも一部に亘って設けられた外ねじを含む、燃料配管アッセンブリ。
  6. 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記シリンダヘッド(3)内の前記燃料インジェクタ(9)と係合するように、前記シリンダヘッド(3)を通るボア(1)内に受け入れられるようになっている 燃料配管アッセンブリ。
  7. 請求項1乃至6のうちのいずれか一項に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記チューブナット(115)には、前記シリンダヘッド(3)の適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構が設けられており、使用時に、前記チューブナット(115)と前記シリンダヘッド(3)との係合により、前記燃料配管(5)の前記へッド(5a)と前記燃料インジェクタ(9)との間に実質的な流体密シールが形成される、燃料配管アッセンブリ。
  8. 請求項7に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記チューブナット(115)を前記シリンダヘッド(3)と係合するための前記取り付け機構は、前記チューブナット(115)の前記基端(115c)の前記外面の少なくとも一部に亘って設けられた外ねじを含み、この外ねじは、使用時に前記ボア(1)の少なくとも一部に亘って設けられた内ねじと協働する、燃料配管アッセンブリ。
  9. 請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記シリンダヘッド(3)の外側の前記燃料インジェクタ(9)と係合するように、前記シリンダヘッド(3)の外側に取り付けられるようになっている、燃料配管アッセンブリ。
  10. 請求項9に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記チューブナット(150)には、前記燃料インジェクタ(9)の適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構が設けられており、使用時に、前記チューブナット(150)と前記燃料インジェクタ(9)との係合により、前記燃料配管(5)の前記へッド(5a)と前記燃料インジェクタ(9)との間に実質的な流体密シールが形成される、燃料配管アッセンブリ。
  11. 請求項10に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記チューブナット(150)の前記先端(150b)には、前記ボア(17)と同軸の拡大ボア(17b)が設けられ、前記チューブナット(150)を前記燃料インジェクタ(9)と係合するための前記取り付け機構は、前記ボア(17b)の表面の少なくとも一部に亘って設けられた内ねじを含み、この内ねじは、使用時に、前記燃料インジェクタ(9)の少なくとも一部に亘って設けられた外ねじと協働する、燃料配管アッセンブリ。
  12. 請求項2乃至11のうちのいずれか一項に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記塑性変形可能な部材は、軟質金属で形成されている、燃料配管アッセンブリ。
  13. 請求項1乃至12のうちのいずれか一項に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記チューブナット(115;150)の前記先端(115b;150b)は、使用時に、前記燃料インジェクタ(9)に向かう軸線方向負荷を前記へッド(5a)に及ぼすように、前記燃料配管(5)の前記へッド(5a)の表面(19)と協働するスラスト面(21)を形成する、燃料配管アッセンブリ。
  14. 請求項2乃至13のうちのいずれか一項に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記固定装置は、前記塑性変形可能な部材(81)と一体的に形成された係止ナット(70)を含む、燃料配管アッセンブリ。
  15. 請求項7又は10に記載の燃料配管アッセンブリであって、
    前記チューブナット(115;150)を前記燃料インジェクタ(9)と係合するための前記取り付け機構は、前記チューブナット(115;150)と関連した、半径方向に延びる周囲フランジを含み、前記フランジは、前記シリンダヘッド(3)と係合するための固定部材を受け入れるための少なくとも一つの軸線方向貫通ボアを有する、燃料配管アッセンブリ。
  16. 燃料配管(5)をエンジンの燃料供給ラインのチューブナット(115;150)内に固定するのに使用されるクランプ部材(80)であって、
    前記燃料供給ラインは、少なくとも一つの燃料配管(5)と、チューブナット(115;150)と、係止ナット(70)と、クランプ部材(80)とを含み、
    前記クランプ部材(80)は、前記燃料配管(5)の所定の長さを受け入れるようになったボア(83)を有し、前記燃料供給ラインの前記チューブナット(115;150)と、対応する係止ナット(70)との間で、圧縮の作用で、歪が加わっていない形体から歪が加わった形体まで変形でき、
    使用時に、前記クランプ部材(80)の前記歪が加わった形体により、前記燃料配管(5)を前記チューブナット(115;150)と前記係止ナット(70)との間に固定する、クランプ部材。
  17. 請求項16に記載のクランプ部材であって、更に、
    請求項1乃至15のうちのいずれか一項に記載の前記クランプ部材(80)の特徴に従って定義される、クランプ部材。
  18. 請求項1乃至15のうちのいずれか一項に記載の燃料配管アッセンブリ又は請求項16又は17に記載のクランプ部材(80)を含むエンジン。
  19. エンジンのシリンダヘッド(3)のボア(7)内に配置される、エンジンの燃料インジェクタ(9)に燃料配管(5)を固定する方法であって、
    前記燃料配管(5)を前記燃料インジェクタ(9)に連結するためのチューブナット(115;150)を提供する工程であって、前記チューブナット(115;150)は、前記燃料配管(5)の所定の長さを受け入れる軸線方向貫通ボア(17)を形成する管状部材(115a;150a)と、前記燃料配管(5)のへッド(5a)と協働するように形成された先端(115b;150b)と、係止ナット(70)の適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構を有する基端(115c;150c)とを含む、工程と、
    前記燃料配管(5)の所定の長さを受け入れる軸線方向ボア(71)と、前記チューブナット(115;150)の前記基端(115c;150c)の適合する取り付け機構と係合するための取り付け機構とを有する係止ナット(70)を提供する工程と、
    前記燃料配管(5)の所定の長さを受け入れるボア(83)を形成し、圧縮の作用で、歪が加わっていない形体から歪が加わった形体まで変形できるクランプ部材(80)を提供する工程と、
    前記チューブナット(115;150)の前記先端(115b;150b)が前記燃料配管(5)の前記へッド(5a)に当接し、前記クランプ部材(80)が前記チューブナット(115;150)と前記係止ナット(70)との間に配置されるように、前記チューブナット(115;150)、前記クランプ部材(80)、及び前記係止ナット(70)を前記燃料配管(5)に装着する工程と、
    前記係止ナット(70)及び前記チューブナット(115;150)を第1係合状態に維持する工程であって、前記第1係合状態では、前記燃料配管(5)の前記へッド(5a)と前記燃料インジェクタ(9)との間に実質的な流体密のシールが形成されると共に前記燃料配管(5)が横方向に移動できるように、前記係止ナット(70)と前記チューブナット(115;150)との間に、歪が加わっていない形体の前記クランプ部材(80)を収容する容積が形成される、工程と、
    前記クランプ部材(80)を前記係止ナット(70)と前記チューブナット(115;150)との間で圧縮して歪が加わった形体にし、これによって前記燃料配管(5)が横方向に移動しないようにする第2係合状態を形成するように、前記係止ナット(70)と前記チューブナット(115;150)とを係合する工程とを含む、方法。
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