JP2011149362A - 異常判定装置 - Google Patents
異常判定装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011149362A JP2011149362A JP2010012206A JP2010012206A JP2011149362A JP 2011149362 A JP2011149362 A JP 2011149362A JP 2010012206 A JP2010012206 A JP 2010012206A JP 2010012206 A JP2010012206 A JP 2010012206A JP 2011149362 A JP2011149362 A JP 2011149362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- internal combustion
- combustion engine
- fuel ratio
- value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
【解決手段】この装置は、多気筒内燃機関の排気通路の集合部分に設けられて同内燃機関の排気の酸素濃度OXを検出する酸素センサを備える。酸素濃度OXの変化速度を算出し(S102)、その変化速度と判定値との比較を通じてバラツキ異常の発生を判定する(S105,S106)。酸素センサの検出素子のアドミタンスを検出して判定時アドミタンスADとして記憶するとともに(S101)、同判定時アドミタンスADに応じて判定値を設定する。
【選択図】図3
Description
請求項1に記載の発明は、多気筒内燃機関の排気通路の集合部分に設けられて同内燃機
関の排気の酸素濃度を検出する酸素センサを備え、同酸素センサの検出値の変動度合いの指標値を算出し、該算出した変動度合いの指標値と判定値との比較を通じて前記内燃機関の気筒間における混合気の空燃比のバラツキが大きくなる異常の発生を判定する異常判定装置において、前記酸素センサの検出素子の温度の指標値を検出するとともに、該検出した温度の指標値に応じて前記判定値を設定することをその要旨とする。
図1は、本発明を具体化した一実施の形態にかかる異常判定装置が適用される機関システムの概略構成を示している。
る。
・空燃比センサ24が活性化していること(具体的には、検出素子24aの温度が所定温度[例えば、300℃]以上になっていること)。
・内燃機関10の暖機が完了していること(具体的には、機関冷却水の温度が所定温度[例えば、70℃]以上になっていること)。
空燃比センサ24は、その検出素子24aの温度が適切な温度範囲内に調節されているのであれば、同検出素子24aの温度が高いときほど排気の酸素濃度の検出にかかる応答性が高くなるとの特性を有している。そのため、検出素子24aの温度変化によって空燃比センサ24の検出応答性が不要に変化してしまうと、同空燃比センサ24の検出値(酸素濃度OX)の変動速度や変動幅も不要に変化してしまう。したがって、空燃比フィードバック制御の実行中において検出素子24aの温度が変化すると、これに伴って同空燃比フィードバック制御において算出される前記偏差や補正項Kも変化するようになり、これが空燃比フィードバック制御の不安定化を招く一因となってしまう。こうしたことから、空燃比フィードバック制御を精度よく実行するためには空燃比センサ24の検出素子24aの温度を適正な温度で維持することが重要になると云える。この点をふまえて本実施の形態では、ヒータ制御の実行を通じて空燃比センサ24の検出素子24aの温度を適正な温度に調節するようにしている。
いった特性を有している。本実施の形態のヒータ制御では、この点をふまえて、検出素子24aの印加電圧や出力電流などに基づいて同検出素子24aのインピーダンスの相関値(具体的には、アドミタンス)が検出されるとともに、その検出したアドミタンスが目標とする温度(例えば750℃)に対応する値になるようにヒータ24bへの供給電力が調節されるようになっている。この調節は具体的には、ヒータ24bへの電力の供給と供給停止とを交互に繰り返す制御(いわゆるデューティ制御)が実行されるとともに電力が供給される時間と供給されない時間との比率(デューティ比)が調節されるといったように行われる。これにより、空燃比センサ24の検出素子24aの温度が目標とする温度に調節されるようになる。
気の空燃比のバラツキの度合いが同一であっても、空燃比センサ24の検出素子24aの温度が高いときほど、前述したように空燃比センサ24の検出応答性が高くなるために、同空燃比センサ24の検出値(酸素濃度OX)が大きく変動するようになる。そうした酸素濃度OXの変動態様の変化は、同酸素濃度OXの変化速度に基づきバラツキ異常の発生を判定する際に、その判定精度を低下させる一因となってしまう。すなわち、単に酸素濃度OXの変化速度と所定の判定値とを比較しても、バラツキ異常の発生を精度良く判定することは難しいと云える。
なお、このフローチャートに示す一連の処理は、異常判定処理の具体的な実行手順を概念的に示したものであり、実際の処理は、実行条件が成立していることを条件に実行される所定周期毎の割り込み処理として、電子制御ユニット20により実行される。なお、異常判定処理の実行条件が成立していることは、以下の各条件が共に満たされることをもって判断される。
・空燃比フィードバック制御が実行されていること。
・機関回転速度NEが所定範囲(2000〜3000回転/分)内で安定していること。
分値の平均値が算出され、その算出値が酸素濃度OXの増加速度Vaとして記憶される。またタイミングT2からタイミングT3までの期間における一階微分値の平均値が算出されて、その算出値が酸素濃度OXの減少速度Vbとして記憶される。なお本実施の形態では、これら増加速度Vaおよび減少速度Vbの算出に際して、タイミングT1,T2,T3において算出された一階微分値と、それらタイミングT1,T2,T3の直前のタイミングおよび直後のタイミングにおいて算出された一階微分値とは用いられない。
(判定条件イ)増加速度Vaが判定値J1より大きいこと。
(判定条件ロ)増加速度Vaと減少速度Vbの絶対値との和[Va+Vb]が判定値J2より大きいこと。
・空燃比センサ24の検出素子24aのアドミタンスを検出して判定時アドミタンスADとして記憶するとともに、同判定時アドミタンスADに応じて判定値J1,J2を設定するようにしたために、バラツキ異常の発生を精度良く判定することができる。
・検出素子24aのアドミタンスを検出するタイミングは、異常判定処理の実行条件が成立したタイミングに限らず、任意に変更することができる。そうした検出タイミングとしては、例えば酸素濃度OXの変化速度の算出が完了したタイミングや、同変化速度の算出中における任意のタイミングを採用することができる。また、上記変化速度の算出中の所定期間にわたって検出素子24aのアドミタンスを検出するとともにその平均値を算出して、その平均値を判定値J1,J2の算出に用いることもできる。
子24aの温度を温度センサにより検出したり内燃機関10の運転状態から推定したりして、判定値J1,J2の算出に用いることもできる。要は、検出素子24aの温度と相関の高い値であれば、これを同検出素子24aの温度の指標値として検出して判定値J1,J2の算出に用いることができる。
Claims (1)
- 多気筒内燃機関の排気通路の集合部分に設けられて同内燃機関の排気の酸素濃度を検出する酸素センサを備え、同酸素センサの検出値の変動度合いの指標値を算出し、該算出した変動度合いの指標値と判定値との比較を通じて前記内燃機関の気筒間における混合気の空燃比のバラツキが大きくなる異常の発生を判定する異常判定装置において、
前記酸素センサの検出素子の温度の指標値を検出するとともに、該検出した温度の指標値に応じて前記判定値を設定する
ことを特徴とする異常判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010012206A JP5386388B2 (ja) | 2010-01-22 | 2010-01-22 | 異常判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010012206A JP5386388B2 (ja) | 2010-01-22 | 2010-01-22 | 異常判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011149362A true JP2011149362A (ja) | 2011-08-04 |
JP5386388B2 JP5386388B2 (ja) | 2014-01-15 |
Family
ID=44536553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010012206A Expired - Fee Related JP5386388B2 (ja) | 2010-01-22 | 2010-01-22 | 異常判定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5386388B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241666A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Toyota Motor Corp | 空燃比ばらつき異常検出装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000073850A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-07 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の失火検出装置 |
JP2006250065A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Nissan Motor Co Ltd | 空燃比制御装置 |
JP2006322389A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Toyota Motor Corp | 触媒劣化防止装置 |
JP2009128273A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Toyota Motor Corp | 空燃比センサ及び内燃機関の制御装置 |
-
2010
- 2010-01-22 JP JP2010012206A patent/JP5386388B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000073850A (ja) * | 1998-09-01 | 2000-03-07 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の失火検出装置 |
JP2006250065A (ja) * | 2005-03-11 | 2006-09-21 | Nissan Motor Co Ltd | 空燃比制御装置 |
JP2006322389A (ja) * | 2005-05-19 | 2006-11-30 | Toyota Motor Corp | 触媒劣化防止装置 |
JP2009128273A (ja) * | 2007-11-27 | 2009-06-11 | Toyota Motor Corp | 空燃比センサ及び内燃機関の制御装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241666A (ja) * | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Toyota Motor Corp | 空燃比ばらつき異常検出装置 |
US8805609B2 (en) | 2011-05-23 | 2014-08-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Apparatus and method for detecting abnormal air-fuel ratio variation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5386388B2 (ja) | 2014-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4240132B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4320744B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP4736058B2 (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
JP5278466B2 (ja) | 気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 | |
US7934418B2 (en) | Abnormality diagnosis device of intake air quantity sensor | |
JP2007154840A (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
JP2009203884A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2010169038A (ja) | 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき判定装置 | |
JP2013060927A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2013011222A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2006057587A (ja) | 空燃比センサの異常診断装置 | |
JP2012092803A (ja) | 多気筒内燃機関の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 | |
JP2012047089A (ja) | 空燃比気筒間インバランス判定装置 | |
US9664096B2 (en) | Control apparatus for internal combustion engine | |
JP6344080B2 (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP2013104375A (ja) | 気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 | |
JP5051627B2 (ja) | 内燃機関の空燃比学習制御装置 | |
JP5386388B2 (ja) | 異常判定装置 | |
JP2006177371A (ja) | 内燃機関の制御装置 | |
JP5461373B2 (ja) | 気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 | |
JP2011094996A (ja) | 排気酸素濃度検出装置 | |
JP5361803B2 (ja) | 燃料噴射制御装置 | |
JP2012007566A (ja) | 内燃機関の燃料噴射制御装置 | |
JP2011226350A (ja) | 内燃機関の空燃比制御装置 | |
JP3973387B2 (ja) | 内燃機関の吸気圧検出方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120523 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130312 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130508 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130917 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131007 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |