JP2011149266A - 道路舗装用塗料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 雨降り時のスリップ事故を防ぐための骨材が多量に撒かれているバスレーン、自転車専用道、駐車場、ETCレーン、公園などに使用される道路舗装用塗料であって、上塗り塗料に滑止め用骨材を予め内添することにより、下塗り塗布硬化後、直ちに上塗り層を形成でき、工数のみならず、大幅な工期の短縮も達成することができ、例えば迅速な道路開放が要求される現場工事に多大なメリットをもたらすことができる、道路舗装用塗料を提供する。
【解決手段】 道路舗装用塗料は、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂等の樹脂A:100重量部に対して、無機または有機顔料よりなる顔料B:5〜70重量部と、増粘剤、又は増粘剤及び増粘助剤C:0.3〜4重量部と、滑止め用骨材D:20〜50重量部とを含み、JIS K 6901に規定する粘度が20〜60ポイズ、及び揺変度が2.0〜5.0であることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、道路舗装用塗料に関するものである。
一般に、道路舗装用塗料は、バスレーン、自転車専用道、駐車場、ETCレーン、公園などに使用されているが、特に雨降り時のスリップ事故を防ぐため粒度の粗い骨材粉や骨材片が多量に撒かれている。
この骨材は、道路面を平滑にするために用いられる下塗り層を塗った後、スコップで多量にその下塗り層に振り掛け、硬化後に余分な骨材を掃き取って、滑り止め層として形成される。その後、上塗り層で被覆塗布し、滑り止めの道路舗装が完成する。つまり、下塗り、骨材振り掛け、骨材掃き取り、上塗りと4工程必要であった。
道路舗装塗料上での滑り事故を防止するために多量の骨材が撒かれるが、下塗り、骨材振り掛け、掃き取り、上塗りと面倒な工程が加わると共に工期の延長につながるため、以前から上塗り塗料の中に骨材を混ぜ込みたいという施工業者からの強い要望があった。
しかしながら、骨材を上塗り塗料中に混ぜ込んで、滑り事故防止のための滑り抵抗値(BPN値)の業界指標値であるBPN値:50以上という高い値を満たすには、多量の骨材を混ぜ込むことになり、塗料粘度の上昇や保管期間中の骨材の沈降、固化が起こるため実現できなかった。
本発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、上塗り塗料に滑止め用骨材を予め内部添加することにより、下塗り塗布硬化後直ちに上塗り層を形成でき、工数のみならず、大幅な工期の短縮も達成することができる、すなわち、迅速な道路開放が要求される現場工事に多大なメリットをもたらすことができる道路舗装用塗料を提供しようとすることにある。
本発明者らは、上記の点に鑑み鋭意研究を重ねた結果、滑止め用骨材の種類、粒径、混合量を決め、且つ塗料系の粘度、揺変度を適正化することで、作業性良好な塗料粘度、揺変度と塗料中の骨材分散の安定性を保つことができるだけでなく、塗装後の滑り抵抗値(BPN値):50以上という課題を克服することができた。
上塗り塗料に滑止め用骨材を予め内部添加することにより、下塗り塗布硬化後直ちに上塗り層を形成でき、工数のみならず大幅な工期の短縮も達成することができる。すなわち、迅速な道路開放が要求される現場工事に多大なメリットをもたらすことができることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
上記の目的を達成するために、請求項1の道路舗装用塗料の発明は、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂、およびポリエステル(メタ)アクリレート樹脂よりなる群の中から選ばれた少なくとも1種の樹脂(A)100重量部に対して、無機または有機顔料よりなる顔料(B)5〜70重量部と、増粘剤、または増粘剤および増粘助剤(C)0.3〜4重量部と、滑止め用骨材(D)20〜50重量部とを含み、JIS K 6901に規定するB型粘度計による粘度が、20〜60ポイズ、および揺変度が2.0〜5.0であることを特徴としている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の道路舗装用塗料であって、増粘剤が、ヒュームドシリカ、有機粘土、および脂肪酸アマイドのうちの少なくとも一種の物質であることを特徴としている。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の道路舗装用塗料であって、増粘助剤が、グリコール類、カルボン酸アミド類のうちの少なくとも一種の物質であることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の道路舗装用塗料であって、滑止め用骨材が、珪石、炭酸カルシウム、アルミナ、およびセラミック粉のうちの少なくとも一種の物質からなり、その粒径が1〜5mmであることを特徴としている。
本発明の道路舗装用塗料は、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂、およびポリエステル(メタ)アクリレート樹脂よりなる群の中から選ばれた少なくとも1種の樹脂(A)100重量部に対して、無機または有機顔料よりなる顔料(B)5〜70重量部と、増粘剤、または増粘剤および増粘助剤(C)0.3〜4重量部と、滑止め用骨材(D)20〜50重量部とを含み、JIS K 6901に規定するB型粘度計による粘度が、20〜60ポイズ、および揺変度が2.0〜5.0であることを特徴とするもので、本発明によれば、上塗り塗料に滑止め用骨材を予め内部添加することにより、下塗り塗布硬化後直ちに上塗り層を形成でき、工数のみならず大幅な工期の短縮も達成することができる。すなわち、迅速な道路開放が要求される現場工事に多大なメリットをもたらすことができる。
本発明によれば、上記のように、滑止め用骨材の種類、粒径、混合量を決め、且つ塗料系の粘度、揺変度を適正化することで、作業性良好な塗料粘度、揺変度と塗料中の滑止め用骨材分散の安定性を、それぞれ保つことができるだけでなく、塗装後の滑り抵抗値(BPN値):50以上という課題を克服することができるという効果を奏する。
つぎに、本発明の実施の形態を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明による道路舗装用塗料は、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂、およびポリエステル(メタ)アクリレート樹脂よりなる群の中から選ばれた少なくとも1種の樹脂(A)100重量部に対して、無機または有機顔料よりなる顔料(B)5〜70重量部と、増粘剤、または増粘剤および増粘助剤(C)0.3〜4重量部と、滑止め用骨材(D)20〜50重量部とを含み、JIS K 6901に規定するB型粘度計による粘度が、20〜60ポイズ、および揺変度が2.0〜5.0であることを特徴としている。
本発明において、対象とする樹脂(A)は、道路舗装用に使用される不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート樹脂の単独または併用系である。
顔料(B)組成は、遮熱配合または非遮熱配合に適応できる。
遮熱性能を付加する顔料は、可視光と近赤外線領域光を反射する酸化チタン白あるいはチタン黄と、その領域光を透過する有機顔料を組み合わせることによって、すべての色調に於いて高い日射反射率を得ることができる遮熱塗料を設計することができる。
これには、道路面の下地調整に塗られる下塗り塗料を白色にし、上塗りにチタンと有機顔料で調色した遮熱層とで高日射反射率を得る方法と、上塗り一層で上記の遮熱層を形成する方法とがある。
顔料(B)の配合量は、上記の樹脂100重量部に対し、合計で、5〜70重量部である。これより少ないと、遮熱配合の場合は、充分な日射反射率を得ることができず、また非遮熱配合の場合は、充分な隠蔽力を得ることができず、美観を損なう。一方、これより多いと、滑止め用骨材との配合で樹脂量が少なくなるため、塗料粘度が高くなり過ぎるだけでなく、塗膜が脆くなり塗膜剥離やクラックの原因となり不適当である。
本発明による道路舗装用塗料において、塗料特性を付与するには、増粘剤単独、または増粘剤と増粘助剤(C)を併用するが、この場合、樹脂(A)の種類によって、その組み合わせや添加量は当然変わってくる。
ここで、増粘剤としては、ヒュームドシリカ、有機粘土、および脂肪酸アマイドのうちの少なくとも一種の物質である。また、増粘助剤が、グリコール類、カルボン酸アミド類のうちの少なくとも一種の物質である。
本発明による道路舗装用塗料において、増粘剤、または増粘剤および増粘助剤(C)の配合量は、上記の樹脂100重量部に対し、0.3〜4重量部である。ここで、増粘剤、または増粘剤および増粘助剤(C)の配合量が、これより少ないと、道路舗装用塗料の粘度を適正な範囲とすることができず、また、これより多くても、やはり道路舗装用塗料の粘度を適正な範囲とすることができないので好ましくない。
本発明による道路舗装用塗料において、滑止め用骨材(D)としては、珪石、炭酸カルシウム、アルミナ、およびセラミック粉のうちの少なくとも一種の物質を使用する。
ここで、滑止め用骨材(D)の配合量は、上記の樹脂100重量部に対し、20〜50重量部である。滑止め用骨材(D)の配合量が20重量部より少ないと、塗装後の滑り抵抗値(BPN値):50以上を得ることができず、また、50滑止め用骨材(D)の配合量が50重量部を超えると、塗料の塗装作業性が極端に悪くなるだけでなく、塗料保管期間中で滑止め用骨材の沈降、固化が発生するので好ましくない。
また、スリップ事故防止のために使用される滑止め用骨材(D)の粒径は、規定の滑り抵抗値(BPN値):50以上を得るために、1〜5mmである。
本発明による道路舗装用塗料において、滑止め用骨材を沈降、固化させることなく良好な分散安定性を得るためには、塗料粘度は、JIS K 6901に規定するB型粘度計で、25℃において、20〜60ポイズ、および揺変度は、2.0〜5.0である。
ここで、道路舗装用塗料の粘度および揺変度が、上記の下限値を下回ると、滑止め用骨材の沈降が保管中の早期に発生して固化し、再分散が難しくなる。一方、道路舗装用塗料の粘度および揺変度が、上記の上限値を超えると、塗料の流動性が極端に悪化し、塗布作業に支障をきたすこととなるので好ましくない。
本発明の道路舗装用塗料によれば、上記したように、滑止め用骨材の種類、粒径、混合量を決め、および塗料系の粘度、揺変度を適正化することで、作業性良好な塗料粘度、揺変度と塗料中の滑止め用骨材分散の安定性を保つことができるだけでなく、塗装後の滑り抵抗値(BPN値):50以上という課題を克服することができた。
つぎに、本発明の実施例を比較例と共に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
実施例1
本発明による日本塗料工業会N−60色、低臭気性の道路舗装用遮熱塗料を 下記の配合により作製した。
低臭気ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーXO−DV−21−8、DIC社製)
顔料(B)
酸化チタン 15重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
アンスラキノンブルー 2.3重量部
(商品名、ST−1309、大日精化社製)
ビスマスイエロー 9.0重量部
(商品名、NL―B5G、大日精化社製)
ナフトールレッド 5.8重量部
(商品名、NL―FV3、大日精化社製)
増粘剤(C1)
ヒュームドシリカ 3.0重量部
(商品名、アエロジル200、日本アエロジル社製)
増粘助剤(C2)
カルボン酸アミド 0.2重量部
(商品名、R−605、ビックケミー社製)
滑止め用骨材(D)
セラミック粉(直径1.5mm) 50重量部
(商品名、HW−B、美州興産社製)
該低臭樹脂遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、45ポイズ、揺変度は、4.0であった。なお、塗料の粘度、揺変度は、JIS K 6901(B型、ローターNo.4)25℃で測定した。
実施例2
上記実施例1の場合と同様に、本発明による日本塗料工業会69−80H色ブルーの低臭気性道路舗装用遮熱塗料を下記の配合により作製した。
低臭気ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーXO−DV−21−8、DIC社製)
顔料(B)
酸化チタン 18重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
フタロシアニンブルー 0.6重量部
(商品名、PC−4047、DIC社製)
ビスマスイエロー 0.6重量部
(商品名、NL―B5G、大日精化社製)
増粘剤(C1)
ヒュームドシリカ 1.6重量部
(商品名、アエロジル200、日本アエロジル社製)
増粘助剤(C2)
エチレングリコール(日本触媒社製) 0.16重量部
滑止め用骨材(D)
セラミック粉 40重量部
(商品名、HW−B、美州興産社製)
該低臭樹脂遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、30ポイズ、揺変度は、2.5であった。
実施例3
上記実施例1の場合と同様に、本発明による日本塗料工業会37−70H色の道路舗装用遮熱塗料を下記の配合により作製した。
MMA系ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーHTP−502、DIC社製)
顔料(B)
酸化チタン 18重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
フタロシアニンブルー 0.8重量部
(商品名、PC−4047、DIC社製)
フタロシアニングリーン 0.8重量部
(商品名、PC−4046、DIC社製)
イルガジンイエロー 11重量部
(商品名、3RLTN、チバスペシャリティー社製)
増粘剤(C1)
ヒュームドシリカ 0.8重量部
(商品名、アエロジル200、日本アエロジル社製)
増粘助剤(C2)
カルボン酸アミド 0.4重量部
(商品名、R−605、ビックケミー社製)
滑止め用骨材(D)
珪石粉(直径2mm) 25重量部
(東海工業社製)
該MMA系樹脂遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、22ポイズ、揺変度は、2.1であった。
実施例4
上記実施例3の場合と同様に、本発明による道路舗装用遮熱塗料を下記の配合により作製した。
MMA系ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーHTP−502、DIC社製)
顔料(B)
酸化チタン 18重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
フタロシアニンブルー 0.8重量部
(商品名、PC−4047、DIC社製)
フタロシアニングリーン 0.8重量部
(商品名、PC−4046、DIC社製)
イルガジンイエロー 11重量部
(商品名、3RLTN、チバスペシャリティー社製)
増粘剤(C1)
脂肪酸アマイド 4.0重量部
(楠本化成社製)
滑止め用骨材(D)
珪石粉(直径1.5mm) 25重量部
(東海工業社製)
該MMA系樹脂遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、23ポイズ、揺変度は、2.2であった。

実施例5
本発明による茶色の低臭気性道路舗装用非遮熱塗料を下記の配合により作成した。
低臭気ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーXO−DV−21−8、DIC社製)
顔料(B)
酸化チタン 3重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
焼成無機顔料 1重量部
(商品名、42−302A、東罐マテリアル・テクノロジー社製)
焼成無機顔料 9.5重量部
(商品名、42−119A、東罐マテリアル・テクノロジー社製)
酸化鉄 27重量部
(商品名、140ED、戸田工業社製)
増粘剤(C1)
ヒュームドシリカ 3.0重量部
(商品名、アエロジル200、日本アエロジル社製)
増粘助剤(C2)
カルボン酸アミド 0.1重量部
(商品名、R−605、ビックケミー社製)
滑止め用骨材(D)
セラミック粉(直径1.5mm) 22重量部
(商品名、HW−B、美州興産社製)
該非遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、41ポイズ、揺変度は、3.5であった。
実施例6
本発明による青色の道路舗装用非遮熱塗料を下記の配合により作製した。
MMA系ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーHTP−502、DIC社製)
顔料(B)
酸化チタン 24重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
焼成無機顔料 0.2重量部
(商品名、42−302A、東罐マテリアル・テクノロジー社製)
焼成無機顔料 40重量部
(商品名、42−250A、東罐マテリアル・テクノロジー社製)
増粘剤(C1)
有機粘土 4.0重量部
(商品名、ガラマイト、Southern Clay Products社製) 滑止め用骨材(D)
セラミック粉(直径1.5mm) 30重量部
(商品名、HW−B、美州興産社製)
該非遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、20ポイズ、揺変度は、2.1であった。
比較例1
比較のために、道路舗装用遮熱塗料を作製するが、滑止め用骨材(D)の配合量を本発明の範囲外とした。
低臭気ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーXO−DV−21−8、DIC社製)
顔料(B)
酸化チタン 12重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
アンスラキノンブルー 2.0重量部
(商品名、ST−1309、大日精化社製)
ビスマスイエロー 7.4重量部
(商品名、NL―B5G、大日精化社製)
ナフトールレッド 4.8重量部
(商品名、NL―FV3、大日精化社製)
増粘剤(C1)
ヒュームドシリカ 3.0重量部
(商品名、アエロジル200、日本アエロジル社製)
増粘助剤(C2)
カルボン酸アミド 0.1重量部
(商品名、R−605、ビックケミー社製)
滑止め用骨材(D)
セラミック粉(直径1.5mm) 18重量部
(商品名、HW−B、美州興産社製)
該遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、42ポイズ、揺変度は、3.6であった。
比較例2
比較のために、道路舗装用遮熱塗料を作製するが、増粘剤(C)の配合量を本発明の範囲外とした。
低臭気ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーXO−DV−21−8、DIC社製)
顔料(B)
酸化チタン 12重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
アンスラキノンブルー 2.0重量部
(商品名、ST−1309、大日精化社製)
ビスマスイエロー 7.4重量部
(商品名、NL―B5G、大日精化社製)
ナフトールレッド 4.8重量部
(商品名、NL―FV3、大日精化社製)
増粘剤(C1)
ヒュームドシリカ 0.2重量部
(商品名、アエロジル200、日本アエロジル社製)
滑止め用骨材(D)
セラミック粉(直径1.5mm) 50重量部
(商品名、HW−B、美州興産社製)
該遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、13ポイズ、揺変度は、1.2であった。 この比較例2の遮熱塗料は、作製数時間後には骨材は沈降し、1日後には再分散が難しいハードケーキ状態となった。
比較例3
比較のために、道路舗装用遮熱塗料を作製するが、増粘剤(C)の配合量を本発明の範囲外とした。
低臭気ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーXO−DV−21−8、DIC株式会社製)
顔料(B)
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
酸化チタン 12重量部
アンスラキノンブルー 2.0重量部
(商品名、ST−1309、大日精化社製)
ビスマスイエロー 7.4重量部
(商品名、NL―B5G、大日精化社製)
ナフトールレッド 4.8重量部
(商品名、NL―FV3、大日精化社製)
増粘剤(C1)
ヒュームドシリカ 5.0重量部
(商品名、アエロジル200、日本アエロジル社製)
増粘助剤(C2)
カルボン酸アミド 0.2重量部
(商品名、R−605、ビックケミー社製)
滑止め用骨材(D)
セラミック粉(直径1.5mm) 50重量部
(商品名、HW−B、美州興産社製)
該遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、65ポイズ、揺変度は、5.2であった。
この比較例3の遮熱塗料をローラー塗布しようしたが、粘度が高すぎ連続塗膜を形成できなかった。
比較例4
比較のために、実施例3の場合と同様に道路舗装用遮熱塗料を作製するが、滑止め用骨材(D)の配合量を本発明の範囲外とした。
MMA系ウレタン(メタ)アクリレート樹脂(A) 100重量部
(商品名、ディオバーHTP−502、DIC株式会社製)
顔料(B)
酸化チタン 18重量部
(商品名、チオナ595、ミレニアム社製)
フタロシアニンブルー 0.8重量部
(商品名、PC−4047、DIC社製)
フタロシアニングリーン 0.8重量部
(商品名、PC−4046、DIC社製)
イルガジンイエロー 11重量部
(商品名、3RLTN、チバスペシャリティー社製)
増粘剤(C1)
ヒュームドシリカ 0.8重量部
(商品名、アエロジル200、日本アエロジル社製)
増粘助剤(C2)
カルボン酸アミド 0.4重量部
(商品名、R−605、ビックケミー社製)
滑止め用骨材(D)
珪石粉(直径1.5mm) 60重量部
(東海工業株式会社製)
該MMA系樹脂遮熱塗料の粘度は、温度25℃で、62ポイズ、揺変度は、1.7であった。
この比較例4の遮熱塗料は、粘度が高いため塗布が難しく連続塗膜を形成できなかった。また、塗料の揺変度が低いため骨材が翌日沈降した。
(道路舗装用塗料の評価)
つぎに、上記実施例1〜6および比較例1〜4で得られた道路舗装用塗料について、骨材の沈降の有無、塗装後の滑り抵抗値(BPN値)、および塗装後の日射反射率を、下記のようにして測定し、得られた結果を下記の表1にまとめて示した。
骨材の沈降:温度30℃で保管し、3日後の状態を測定した。
滑り抵抗値(BPN値):路面温度20℃、路面WET状態での測定値で、BPN値:50以上が合格。
日射反射率(%):塗装後の骨材入り塗料の塗膜について、JIS K 5602による測定値。日射反射率:50%以上が合格。
Figure 2011149266
上記表1の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜6で得られた道路舗装用塗料によれば、いずれも骨材の沈降が無く、塗装後の滑り抵抗値(BPN値)は50以上で、業界指標値に合格するものであった。また、塗装後の骨材入り塗料の塗膜の日射反射率については、本発明の実施例1〜4で得られた道路舗装用塗料については、いずれも52%を超えており、本発明の実施例1〜4で得られた道路舗装用塗料の塗膜は、遮熱性に優れているものであった。
これに対し、比較例1〜4で得られた道路舗装用塗料のうち、比較例1の道路舗装用塗料では、滑止め骨材の配合量が少ないために、塗装後の滑り抵抗値(BPN値)が35で、業界指標値に満たないものであった。また、比較例2と4の道路舗装用塗料については、骨材の沈降がみられた。さらに、比較例3の道路舗装用塗料については、粘度が高過ぎて連続塗膜を形成することはできなかった。このため、比較例2〜4では、いずれも塗料塗膜の日射反射率を測定することができなかった。

Claims (4)

  1. 不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂、およびポリエステル(メタ)アクリレート樹脂よりなる群の中から選ばれた少なくとも1種の樹脂(A)100重量部に対して、無機または有機顔料よりなる顔料(B)5〜70重量部と、増粘剤、または増粘剤および増粘助剤(C)0.3〜4重量部と、滑止め用骨材(D)20〜50重量部とを含み、JIS K 6901に規定するB型粘度計による粘度が、20〜60ポイズ、および揺変度が2.0〜5.0であることを特徴とする、道路舗装用塗料。
  2. 増粘剤が、ヒュームドシリカ、有機粘土、および脂肪酸アマイドのうちの少なくとも一種の物質であることを特徴とする、請求項1に記載の道路舗装用塗料。
  3. 増粘助剤が、グリコール類、カルボン酸アミド類のうちの少なくとも一種の物質であることを特徴とする、請求項1または2に記載の道路舗装用塗料。
  4. 滑止め用骨材が、珪石、炭酸カルシウム、アルミナ、およびセラミック粉のうちの少なくとも一種の物質からなり、その粒径が1〜5mmであることを特徴とする、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の道路舗装用塗料。
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