JP2011149174A - 移動式テント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スパイラル鋼管の置き場に応じて容易に移動可能であり、製品品質の低下を招くことなく、作業環境も良好にできる移動式テント装置を提供する。
【解決手段】四隅にそれぞれ支柱13〜16を備えた鉄製の骨組み17及びその周囲を覆うシート18を備える平面視して矩形の屋根12を有し、スパイラル鋼管11を覆うために使用する移動式テント装置10であって、屋根12は、前後に幅広の開口部20、21を、左右に幅狭の側壁部22、23をそれぞれ備え、しかも開口部20、21の幅W2を側壁部22、23の幅W1の2倍以上5倍以下とし、並設配置された2本の支柱13、14の下部に自走可能な駆動車輪28、29を設けると共に、並設配置された他の2本の支柱15、16の下部に同期して移動方向を変更可能とする制御手段を備えた従動車輪30、31を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋外に配置されたスパイラル鋼管を覆うために使用する移動式テント装置に関する。
スパイラル鋼管(以下、単に鋼管ともいう)は、主として鋼管杭や鋼管矢板に使用されている。この鋼管杭や鋼管矢板は、施工する港湾の水深、地盤の状況、鋼管にかかる荷重の大きさ等に応じて、外径、板厚、及び長さが決められる。このため、用途によっては、オンラインの自動溶接設備の製造可能範囲を外れる仕様の製品、即ち製造可能範囲の上限を超える製品や、その下限を下回る製品も珍しくない。このような場合には、自動溶接設備を用いることなく、作業者が屋外で手動により溶接加工するのが一般的である。
しかし、屋外で加工作業を行う場合には、以下の問題があった。
1)雨天時には屋外で加工作業ができないため、製品の納期遅延が発生していた。
2)雨天時や風が強い場合には、溶接によるブローホール等の欠陥が発生し易くなるため、製品品質が低下する恐れがある。
3)夏の炎天下では、太陽熱によって鋼管に曲がりが発生する恐れがあり、例えば、鋼管への付属品の取付け精度に影響を及ぼす恐れがある。
4)夏の炎天下や冬の厳寒下においては、作業者の作業環境が悪く、作業効率が低下する。
このため、従来は、風雨や直射日光を遮るためのテントを屋外に設置し、このテント内で上記した作業を行うことが、一般的な対策として講じられていた。しかし、製品サイズの特異性(短尺、長尺、ロット本数の大小)や二次加工(例えば、付属品加工、円周溶接加工、管体手入れ等)のため、作業場所を所定の場所に限定することが非常に困難であり、作業を行うごとに、予め設置していたテントを折り畳んで移動し、再度テントを設置する必要があり、作業効率や作業性が悪かった。
屋外での作業を行う装置として、例えば、特許文献1に、屋根及び全周囲がシートに覆われ、その下部には、走行手段であるクローラや複数列のタイヤが設けられた全天候型の建屋が開示されている。また、特許文献2には、テントの骨組みに、レールに沿って移動する車輪を設け、車輪の走行により、テントを広げたり、また畳んだりするテント装置が開示されている。
特開2004−278009号公報 特開2004−308333号公報
しかしながら、前記従来の装置には、未だ解決すべき以下のような問題があった。
特許文献1に記載の建屋は、土地改良工事や、その他の作業を行う際の粉塵の飛散を防止するために使用する建屋であるため、周囲がシートに覆われており、内部の密閉性が高くなっている。従って、夏の炎天下では、建屋が太陽熱で熱せられ、内部の温度上昇を招く。
このため、このような建屋内にスパイラル鋼管を配置すると、鋼管に不均一な熱膨張が発生する恐れがあり、鋼管へ付属品の取付けを行う場合には、その取付け精度に悪影響を及ぼす。また、作業者が建屋内に入った場合には、内部の温度上昇により、作業環境が悪くなって作業効率が低下する等の問題を招く。
また、建屋の下部に設けられた走行手段は、クローラや複数列のタイヤであるため、進行方向の変更が容易でなく、油圧ジャッキで建屋を持ち上げ、その間に、走行手段の向きをターンテーブルにより変えている。
このため、スパイラル鋼管のように、その置き場に応じて、建屋を頻繁に移動させる必要がある場合は、鋼管の加工作業の効率低下を招くと共に、作業性も悪かった。
そして、特許文献2に記載のテントは、レールに沿って移動するため、テントの移動可能な範囲が制限される。従って、上記したように、スパイラル鋼管の置き場に応じて、建屋を頻繁に移動させる必要がある場合には、鋼管の加工作業の効率低下を招くと共に、作業性も悪かった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、スパイラル鋼管の置き場に応じて容易に移動可能であり、製品品質の低下を招くことなく、作業環境も良好にできる移動式テント装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る移動式テント装置は、四隅にそれぞれ支柱を備えた鉄製の骨組み及びその周囲を覆うシートを備える平面視して矩形の屋根を有し、スパイラル鋼管を覆うために使用する移動式テント装置であって、
前記屋根は、前後に幅広の開口部を、左右に幅狭の側壁部をそれぞれ備え、しかも前記開口部の幅を前記側壁部の幅の2倍以上5倍以下とし、
並設配置された2本の前記支柱の下部に自走可能な駆動車輪を設けると共に、並設配置された他の2本の前記支柱の下部に同期して移動方向を変更可能とする制御手段を備えた従動車輪を設けた。
本発明に係る移動式テント装置において、前記駆動車輪には、該駆動車輪の進行方向を固定する位置決め手段が設けられていることが好ましい。
本発明に係る移動式テント装置において、前記屋根の開口部側には、該屋根の前後方向に伸縮可能となった補助屋根部が設けられ、しかも該補助屋根部の先側下端には補助車輪が設けられてもよい。
本発明に係る移動式テント装置において、前記駆動車輪の操作と、前記従動車輪の前記制御手段の操作を、無線により行うことが好ましい。
本発明に係る移動式テント装置は、幅広の開口部を備えた屋根を有しているので、屋根内に風の流れを形成できる。これにより、屋根でスパイラル鋼管を覆った場合でも、鋼管に不均一な熱膨張が発生する恐れがなく、例えば、鋼管へ付属品の取付けを行う際にも、その取付け精度に悪影響を及ぼすことがないので、屋内と同じ精度が得られる。また、内部の温度上昇が抑えられるため、作業者の作業環境を良好にでき、作業効率も向上できる。
そして、移動式テント装置が開口部を備え、しかも開口部が側壁部よりも幅広であるため、全周が壁で覆われた場合と比較して、移動式テント装置の移動時の空気抵抗を低減できると共に、軽量化も図れる。これにより、移動式テント装置の移動には、簡単な構成の駆動車輪と従動車輪を使用できる。特に、従動車輪には、同期して移動方向を変更可能とする制御手段が備えられているため、スパイラル鋼管の置き場に応じて、移動式テント装置を頻繁に移動させる場合でも、鋼管の加工作業の効率低下を招くことなく作業ができる。
従って、スパイラル鋼管の置き場に応じて容易に移動可能であり、製品品質の低下を招くことなく、作業環境も良好にできる。
また、駆動車輪に、その進行方向を固定する位置決め手段を設ける場合、従動車輪のみならず、駆動車輪の移動方向も調整できるため、より狭い領域内で、移動式テント装置を移動できる。従って、スパイラル鋼管の置き場での使用に、更に適した構成となる。
そして、屋根の開口部側に、屋根の前後方向に伸縮可能となった補助屋根部を設け、しかも補助屋根部に補助車輪を設ける場合、簡単な構成で、スパイラル鋼管を覆うことが可能な領域を広げることができる。
更に、駆動車輪の操作と、従動車輪の制御手段の操作を、無線により行う場合、移動式テント装置の移動に要する作業時間の短縮が図れる。前記したように、移動式テント装置は、スパイラル鋼管の置き場に応じて、一定方向のみでなく、あらゆる方向に移動させることが要求される。このため、移動式テント装置の走行中に移動方向を変える必要があり、走行中の方向転換のために、作業者が移動式テント装置と一緒に移動すると、例えば、移動式テント装置と他の障害物との間で挟まれる恐れもある。これを防止するために、移動式テント装置から遠くに離れて作業していたため、従来は作業に長時間を要していた。
本発明の一実施の形態に係る移動式テント装置の正面図である。 同移動式テント装置の側面図である。 同移動式テント装置の駆動車輪の側面図である。 同移動式テント装置の駆動車輪の斜視図である。 (A)、(B)はそれぞれ同移動式テント装置の従動車輪の側面図、平面図である。 変形例に係る移動式テント装置の側面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係る移動式テント装置10は、予め設置された建屋内で加工等ができずに屋外に配置されたスパイラル鋼管(以下、単に鋼管ともいう)11を覆って、スパイラル鋼管11の加工等を行うために使用する装置である。以下、詳しく説明する。
図1、図2に示すように、移動式テント装置10は、平面視して矩形(長方形)の屋根12を有している。この屋根12は、四隅にそれぞれ支柱13〜16を備えた鉄製の骨組み17と、その周囲を覆うシート18を備えている。
骨組み17は、支柱13〜16の上部に取付けて支持された山形状の鉄骨19を有している。なお、鉄骨の形状は、山形状に限定されるものではなく、例えば、平坦にしてもよい。
シート18は、布製のものであり、その表面に防水加工が施されたものであるが、これに限定されるものではない。
シート18は、山形状となった鉄骨19部分と、屋根12の左側に配置された支柱13と支柱15との間、及び右側に配置された支柱14と支柱16との間を、それぞれ覆っている。これにより、屋根12の前後に幅広の開口部20、21が形成され、左右に幅狭の側壁部22、23が形成される。なお、各側壁部22、23の上端部には、雨が側壁部22、23をつたって下方へ落下することを防止するための雨よけ24が、屋根12の前後方向にわたって取付けられている。
この側壁部22、23の幅W1は、例えば、5〜15m程度(ここでは、7m程度)であり、開口部20、21の幅W2は、側壁部22、23の幅W1の2倍以上5倍以下(ここでは、20m程度)である。
このように、開口部20、21の幅W2を、側壁部22、23の幅W1よりも広くし、かつ幅W1の2倍以上5倍以下(好ましくは、下限を2.5倍、上限を4倍、更には3.5倍)とすることで、スパイラル鋼管11を覆うのに十分(例えば、雨の降込みを抑制、更には防止可能)な領域を確保できる。
また、屋根12の開口部20、21の高さHは、作業者やスパイラル鋼管11の加工作業を行う装置の高さを考慮して、例えば、2〜3.5m程度(ここでは、2.7m程度)にしている。
屋根12の開口部20、21側のシート18の下部には、シート18と同一の材質で構成された垂れ幕25が取付けられ、屋根12内部と外部とを、部分的に仕切ることが可能な構成となっている。この垂れ幕25の高さ方向の長さは、例えば、0.5〜1.5m程度(ここでは、1m程度)である。なお、垂れ幕25は、2つの開口部20、21側のシート18にそれぞれ設けているが、一方側の開口部のみに設けてもよく、また、設けなくてもよい。また、垂れ幕25は、開口部20、21側のシート18の下部に、取付け取外し可能となっているが、常時取付けられたものでもよく、この場合、垂れ幕の不使用時には、シート18の下部に向かって垂れ幕を丸め、紐で結んで固定するのがよい。
屋根12の左側の支柱13と支柱15は、その下部が、屋根12の前後方向に配置された下部フレーム26で接続され、右側の支柱14と支柱16は、その下部が、屋根12の前後方向に配置された下部フレーム27で接続されている。
図1〜図5に示すように、並設配置された左側の支柱13と右側の支柱14の下部には、自走可能な駆動車輪28、29が下部フレーム26、27を介して並設配置され、並設配置された左側の支柱15と右側の支柱16の下部には、従動車輪30、31が下部フレーム26、27を介して並設配置されている。これにより、駆動車輪28、29は、屋根12の前側下方に配置され、従動車輪30、31は、屋根12の後ろ側下方に配置される。
図2〜図4に示すように、駆動車輪29(駆動車輪28も同様)は、1個(2個でもよい)のタイヤ32と、このタイヤ32の車軸33が回転可能に取付けられた軸受けホルダー34とを有している。この軸受けホルダー34には、ギヤードモータ35が設けられ、このギヤードモータ35の出力が、チェーン36を介してタイヤ32のスプロケット37に伝達され、タイヤ32の駆動と停止を可能にしている。
なお、ギヤードモータ35の側方には、泥よけのためのカバー38が取付けられている。
図3、図4に示すように、軸受けホルダー34の上部(タイヤ32の直上)には、車軸33と直交する垂直方向に回動軸39が立設され、この回動軸39が、下部フレーム27に旋回可能に取付け固定されている。これにより、タイヤ32の車軸33は、回動軸39の軸心を中心として回動する。
また、軸受けホルダー34の上面には、位置決め板40が取付けられ、この位置決め板40には、回動軸39を中心として90度位置、即ち、回動軸37を中心としてその側方と後方に、位置決め孔41、42が形成されている。一方、下部フレーム27には、先部が下方へ縮径したねじ式のストッパーピン43が取付けられ、先部が各位置決め孔41、42に挿入可能になっている。上記した位置決め孔41、42を有する位置決め板40とストッパーピン43で、駆動車輪29の進行方向を固定する位置決め手段を構成する。
下部フレーム27に取付けられたタイヤ32の更に前方には、タイヤ32を地面44から持ち上げるための油圧ジャッキ45が設けられている。
このように構成することで、移動式テント装置10の進行方向を変更する場合は、まず油圧ジャッキ45により、タイヤ32を地面44から浮上させた後、ストッパーピン43を回して、その先部を位置決め孔41から引抜く。そして、タイヤ32を、回動軸39を中心として90度旋回させた後、他の位置決め孔42にストッパーピン43の先部を差込んで位置決めを行い、油圧ジャッキ45によりタイヤ32を地面44に接地させる。
図2、図5(A)、(B)に示すように、従動車輪31(従動車輪30も同様)は、1個(2個でもよい)のタイヤ46と、このタイヤ46の車軸47が回転可能に取付けられた軸受けホルダー48とを有している。この軸受けホルダー48の上部(タイヤ46の直上)には、車軸47と直交する垂直方向に旋回軸49が立設され、この旋回軸49が、下部フレーム27に旋回可能に取付け固定されている。また、軸受けホルダー48の上面には、スプロケット50が取付けられている。
一方、下部フレーム27には、旋回用モータ51が取付けられ、この旋回用モータ51の出力が、チェーン52を介してスプロケット50に伝達され、旋回軸49の回動を可能にしている。
下部フレーム27には、旋回軸49の旋回角度を検出するロータリーエンコーダ(角度検出器)53が取付けられ、タイヤ46の更に後方には、タイヤ46を地面44から持ち上げるための油圧ジャッキ54が設けられている。
なお、旋回用モータ51とロータリーエンコーダ53は、各従動車輪30、31に設けられており、制御手段(図示しない)によって各従動車輪30、31の旋回用モータ51を同期させ、従動車輪30、31の移動方向を変更可能にしている。
このように構成することで、移動式テント装置10の進行方向の微調整(例えば、±5度の範囲内)を行う場合は、ロータリーエンコーダ53で旋回軸49の回動角度を検出しながら、旋回用モータ51により旋回軸49の回動角度を調整する。また、移動式テント装置10の進行方向を大きく変更(例えば、±90度の範囲内)する場合は、まず油圧ジャッキ54により、タイヤ46を地面44から浮上させた後、ロータリーエンコーダ53で旋回軸49の回動角度を検出しながら、旋回用モータ51により、旋回軸49を目的とする角度まで回動させる。そして、油圧ジャッキ54により、タイヤ46を地面44に接地させる。
なお、以上に示した駆動車輪28、29のギヤードモータ35の操作と、従動車輪30、31の旋回用モータ51の駆動及び停止を行う制御手段の操作は、移動式テント装置10の取付けられた操作盤により実施できるが、無線により行うこともできる。
また、図6に示すように、屋根12の開口部20、21側に、屋根12の前後方向に伸縮可能となった蛇腹状の補助屋根部60、61を設けることもできる。
この補助屋根部60、61は、屋根12の正面視して逆U字状の鉄製の骨組みと、天井部及び側部(先端部は開口している)を覆うシート62とで構成されている。なお、図6においては、補助屋根部60が畳んだ状態を示し、補助屋根部61が広げた状態を示している。
この補助屋根部60、61の幅は、開口部20、21の幅より狭くなっている(例えば、開口部20、21の幅の30%以上100%未満)が、同じ幅でもよい。なお、補助屋根部60、61の幅が、開口部20、21の幅より狭い場合でも、開口部20、21に壁を取付けて塞ぐ必要はない。
また、補助屋根部61(補助屋根部60も同様)の最長突出長さは、例えば、側壁部22、23の幅W1の0.1〜0.5倍程度である。
上記した補助屋根部60、61は、屋根12の開口部20、21側のシート18に一体的に取付けられているが、取付け取外し可能にすることもできる。また、補助屋根部60、61を、開口部20、21のいずれか一方に設けてもよい。
補助屋根部61の先側下端には、補助車輪63を設け、補助屋根部61の先側が垂れ下がって、その下端が地面44に直接接触しないようにしている。しかし、補助屋根部の突出長さが短ければ、補助車輪63を設けなくてもよい。
なお、補助車輪63は、補助屋根部61に取付け固定されているが、補助屋根部60のように、取付け取外し可能な構成としてもよい。
続いて、本発明の一実施の形態に係る移動式テント装置10の使用方法について説明する。
作業者は、屋外に配置されたスパイラル鋼管11を覆うため、図1に示すように、移動式テント装置10を移動させる。このとき、操作盤により、駆動車輪28、29のギヤードモータ35を作動させ、タイヤ32を回転させる。この移動の際に、移動式テント装置10の進行方向を微調整(例えば、±5度の範囲内)する場合は、操作盤を用いて、図5(B)に示すように、旋回用モータ51により旋回軸49の回動角度を微調整して、従動車輪30、31の進行方向を調整する。
また、移動式テント装置10の進行方向を大きく変更(例えば、±90度の範囲内)する場合は、操作盤により、駆動車輪28、29のギヤードモータ35を停止させ、タイヤ32の回転を停止する。そして、油圧ジャッキ54により、タイヤ46を地面44から浮上させた後、操作盤を用いて、図5(A)に示すように、旋回用モータ51により旋回軸49を目的とする角度まで回動させ、従動車輪30、31の進行方向を調整する。
なお、狭い領域内で、移動式テント装置10の進行方向を変更する必要がある場合は、更に、駆動車輪28、29の進行方向も調整する。
具体的には、油圧ジャッキ45により、タイヤ32を地面44から浮上させた後、図4に示すように、ストッパーピン43を回して、その先部を位置決め孔41から引抜く。そして、タイヤ32を、回動軸39の軸心を中心として90度旋回させた後、他の位置決め孔42にストッパーピン43の先部を差込み、位置決めを行うことで、駆動車輪28、29の進行方向を調整できる。
なお、駆動車輪28、29の進行方向の調整は、従動車輪30、31のタイヤ46を、油圧ジャッキ54により地面44に接地させた後に行うことが好ましい。
上記した方法で、駆動車輪28、29の進行方向の設定ができたら、油圧ジャッキ45により、駆動車輪28、29のタイヤ32を地面44に接地させる。
そして、操作盤を操作し、移動式テント装置10を目的の場所まで移動させた後、停止させる。なお、上記した操作盤による操作は、無線で行うことが好ましい。
ここで、スパイラル鋼管11が、屋根12からはみ出す場合には、図6に示すように、補助屋根部60、61を延ばして、スパイラル鋼管11を覆うのがよい。
そして、スパイラル鋼管11の各種加工作業を行う。
なお、加工作業が終了した後は、上記した方法と同様の方法で、移動式テント装置10を収納場所まで移動させる。
このように、本発明の移動式テント装置10は、スパイラル鋼管11の置き場に応じて容易に移動可能であり、製品品質の低下を招くことなく、作業環境も良好にできる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組合せて本発明の移動式テント装置を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
前記実施の形態においては、駆動車輪を屋根の前側に、従動車輪を屋根の後ろ側にそれぞれ取付けた場合について説明したが、駆動車輪を屋根の後ろ側に、従動車輪を屋根の前側にそれぞれ取付けてもよい。また、駆動車輪を屋根の左側(又は右側)に、従動車輪を屋根の右側(又は左側)にそれぞれ取付けることもできる。
10:移動式テント装置、11:スパイラル鋼管、12:屋根、13〜16:支柱、17:骨組み、18:シート、19:鉄骨、20、21:開口部、22、23:側壁部、24:雨よけ、25:垂れ幕、26、27:下部フレーム、28、29:駆動車輪、30、31:従動車輪、32:タイヤ、33:車軸、34:軸受けホルダー、35:ギヤードモータ、36:チェーン、37:スプロケット、38:カバー、39:回動軸、40:位置決め板、41、42:位置決め孔、43:ストッパーピン、44:地面、45:油圧ジャッキ、46:タイヤ、47:車軸、48:軸受けホルダー、49:旋回軸、50:スプロケット、51:旋回用モータ、52:チェーン、53:ロータリーエンコーダ、54:油圧ジャッキ、60、61:補助屋根部、62:シート、63:補助車輪

Claims (4)

  1. 四隅にそれぞれ支柱を備えた鉄製の骨組み及びその周囲を覆うシートを備える平面視して矩形の屋根を有し、スパイラル鋼管を覆うために使用する移動式テント装置であって、
    前記屋根は、前後に幅広の開口部を、左右に幅狭の側壁部をそれぞれ備え、しかも前記開口部の幅を前記側壁部の幅の2倍以上5倍以下とし、
    並設配置された2本の前記支柱の下部に自走可能な駆動車輪を設けると共に、並設配置された他の2本の前記支柱の下部に同期して移動方向を変更可能とする制御手段を備えた従動車輪を設けたことを特徴とする移動式テント装置。
  2. 請求項1記載の移動式テント装置において、前記駆動車輪には、該駆動車輪の進行方向を固定する位置決め手段が設けられていることを特徴とする移動式テント装置。
  3. 請求項1又は2記載の移動式テント装置において、前記屋根の開口部側には、該屋根の前後方向に伸縮可能となった補助屋根部が設けられ、しかも該補助屋根部の先側下端には補助車輪が設けられていることを特徴とする移動式テント装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動式テント装置において、前記駆動車輪の操作と、前記従動車輪の前記制御手段の操作を、無線により行うことを特徴とする移動式テント装置。
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