JP2011146936A - 色特性補正装置およびカメラ - Google Patents

色特性補正装置およびカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP2011146936A
JP2011146936A JP2010006235A JP2010006235A JP2011146936A JP 2011146936 A JP2011146936 A JP 2011146936A JP 2010006235 A JP2010006235 A JP 2010006235A JP 2010006235 A JP2010006235 A JP 2010006235A JP 2011146936 A JP2011146936 A JP 2011146936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
lookup table
color
pixel value
master
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010006235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5457845B2 (ja
Inventor
Hidehiko Okubo
英彦 大久保
Hideki Mitsumine
秀樹 三ツ峰
Masato Fujii
真人 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
Priority to JP2010006235A priority Critical patent/JP5457845B2/ja
Publication of JP2011146936A publication Critical patent/JP2011146936A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5457845B2 publication Critical patent/JP5457845B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】マルチカメラシステムにおいて、複数のカメラを切り替えたときの色再現性を向上させることが可能な色特性補正装置を提供することを課題とする。
【解決手段】色特性補正装置1は、光学系を介して撮影した映像をデジタルの映像信号に変換した後、色調整手段19により当該映像信号の色調整を行うカメラ10を複数用い、当該複数のカメラ10で撮影した映像を切り替えて送出するマルチカメラシステム1Aにおいて、複数のカメラ10間で色特性を一致させるためにカメラ10に備えられており、LUT作成手段11と、LUT記憶手段12と、マスタLUT出力手段13と、マスタLUT入力手段14と、マスタLUT記憶手段15と、カメラ特性変換手段16と、マスタカメラ特性変換手段17と、パラメータ入力手段18と、色調整手段19と、パラメータ出力手段20と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、テレビカメラ、ムービーカメラの色特性補正装置であって、特に、複数のカメラ間で色特性を一致させるための色特性補正装置およびカメラに関する。
従来、単一の撮影装置で撮影した画像の色調整を行う技術が種々提案されている。例えば、特許文献1には、色補正パラメータを取得し、この色補正パラメータを用いて、撮影画像の色補正を行う色補正部を備えた撮影装置が開示されている。
また例えば、特許文献2には、撮影画像の色を補正する画像補正部を備えた撮影装置が開示されている。
ここで、スタジオ番組やスポーツ中継など複数のカメラを用いる放送システム(マルチカメラシステム)では、対象物を撮影するカメラを演出に合わせて切り替えることで所望のアングルでの映像を送出する仕組みが一般的である。
このようなマルチカメラシステムに用いられるカメラやフィルムは、通常、それぞれ異なる特性を有している。例えば図10に、従来のカメラやフィルムの露光量に対する正規化ピクセル値の関係を示す応答曲線d〜iを一例として示したが、この応答曲線d〜iからも従来のカメラやフィルムはそれぞれ異なる特性を有していることがわかる。
このため、複数のカメラを利用するマルチカメラシステムでは、カメラを切り替えて送出した映像を視聴者が見たときに、同じ対象物を撮影していることに対する違和感が生じないようにするために、放送前に複数のカメラのそれぞれについて基礎的な色調整を行っている(放送前色調整)。一般的に、放送前色調整としては、各カメラについて、レンズやフィルタなどの光学的な設定をした後に、グレースケールチャートを撮影し、撮影対象としての白と黒の間の無彩色部分を利用して色を調整している。
また、放送中は、特に、屋外などでは撮影状況に合わせて複数のカメラのアイリス(絞り)を調整して適正な露光量を保つようにすると共に、複数のカメラの色を調整する必要があることから、従来は、ビデオエンジニアなどのオペレータが映像モニタや波形モニタを確認しながら、複数のカメラの全てについて手動で調整を行い、色調を揃えている(放送中色調整)。
特開2007−194794号公報 特開2005−260657号公報
しかしながら、従来の放送前色調整は、固定された露光量の下で離散的な少数の輝度サンプルについて無彩色となるような簡易な調整手法を用いて行われるため、撮像素子全域をカバーした正確な校正結果を得ることができなかった。
また、従来のカメラの色調整は、特定の色空間に対するマトリクス演算を中心としており、色変換係数など少数のパラメータによる調整になっている。このため、光学系の特性の差やカメラ単体の入力光に対する赤(R)、緑(G)、青(B)の信号作成までの応答性に対する個体差を含め、複数のカメラ間で正確に色を一致させることは困難であった。
さらに、従来の放送中色調整は、対象物や演出により露光量(アイリスやシャッタースピード)やフィルタを変更するなどの調整に加えて、複数のカメラ間での根本的な色の違いを吸収するために、オペレータが、各カメラの出力映像を表示モニタ上で切り替えながら、各カメラの色の調整(R信号、G信号およびB信号の三原色のうちの二色以上のゲイン・ガンマ・セットアップ・フレアなど)を手動で行っている。しかし、このような手動による調整手法では、手間がかかることに加え、主対象物や全体の主要な色など画面の一部の色の一致を図ることは可能であるが、画面全域にわたり対象物の色を一致させることが困難であった。
本発明は、前記従来技術の問題を解決するためになされたもので、マルチカメラシステムにおいて、複数のカメラからそれぞれ送出される映像の色を高い精度で揃えることが可能な技術を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の色特性補正装置は、光学系を介して撮影した映像をデジタルの映像信号に変換した後、色調整手段により当該映像信号の色調整を行うカメラを複数用い、当該複数のカメラで撮影した映像を切り替えて送出するマルチカメラシステムにおいて、前記複数のカメラ間で色特性を一致させるために、前記カメラに備えられる色特性補正装置であって、第1のルックアップテーブル記憶手段と、ルックアップテーブル出力手段と、ルックアップテーブル入力手段と、第2のルックアップテーブル記憶手段と、第1のカメラ特性変換手段と、第2のカメラ特性変換手段と、パラメータ入力手段と、色調整手段と、パラメータ出力手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、色特性補正装置は、第1のルックアップテーブル記憶手段によって、光学系を介して撮像素子に入力される露光量ごとに予め定めた基準値と、撮像素子が出力するピクセル値を正規化した正規化ピクセル値との対応関係を当該カメラの特性を示すルックアップテーブルとして記憶する。このルックアップテーブルは、予め有していても良いし、当該カメラの使用時に生成しても良い。
また、色特性補正装置は、ルックアップテーブル出力手段によって、第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されたルックアップテーブルを、他のカメラに出力する。
色特性補正装置は、ルックアップテーブル入力手段によって、他のカメラのルックアップテーブル出力手段から出力されたルックアップテーブルを入力する。
また、色特性補正装置は、第2のルックアップテーブル記憶手段によって、マスタルックアップテーブル入力手段で入力したルックアップテーブルを記憶する。
色特性補正装置は、第1のカメラ特性変換手段によって、第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されているルックアップテーブルを参照し、現在の露出状態に対応した正規化ピクセル値を、基準値に変換する。これにより、ルックアップテーブルの正規化ピクセル値を、他のカメラのルックアップテーブルと対応可能な値である基準値に変換することができる。
さらに、色特性補正装置は、第2のカメラ特性変換手段によって、第2のルックアップテーブル記憶手段に記憶されているルックアップテーブルから、第1のカメラ特性変換手段で変換された基準値に対応する正規化ピクセル値を読み出し、当該正規化ピクセル値に対応するピクセル値に変換する。
またさらに、色特性補正装置は、パラメータ入力手段によって、色調整用のパラメータを入力する。ここでパラメータとは、ペデスタル、ゲイン、ガンマなどであり、これらのうちの1つであってもよいし、複数の種類であってもよい。
そして、色特性補正装置は、色調整手段によって、パラメータ入力手段に入力されたパラメータに基づいて、第2のカメラ特性変換手段で変換されたピクセル値の色調整を行う。
そして、色特性補正装置は、パラメータ出力手段によって、他のカメラにパラメータを出力する。
ここで、当該色特性補正装置を備えたカメラをマスタカメラとして機能させる場合は、ルックアップテーブル出力手段によって、第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されているルックアップテーブルをスレーブカメラに出力し、パラメータ入力手段によって、外部からパラメータを入力すると共に、パラメータ出力手段によって、当該パラメータをスレーブカメラに出力する。
一方、当該色特性補正装置を備えたカメラをスレーブカメラとして機能させる場合は、ルックアップテーブル入力手段によって、マスタカメラから出力されたルックアップテーブルを入力し、パラメータ入力手段によって、マスタカメラから出力されたパラメータを入力する。
これにより、放送前においては、スレーブカメラの特性を、基準となるマスタカメラの特性に合わせることができる。
また、放送中においては、マスタカメラにおいてピクセル値の色が調整された場合、この色調整用のパラメータをスレーブカメラが取得することができるので、スレーブカメラにおいてマスタカメラと同じようにピクセル値の色を調整することが可能となる。このため、スレーブカメラが、基準となるマスタカメラの色と同じ色を高い精度で再現することができる。また、基準となるマスタカメラに対して、演出のために施される色調整も、残りのスレーブカメラで高い精度で再現することができる。
請求項2に記載の色特性補正装置は、請求項1に記載の色特性補正装置において、ルックアップテーブル作成手段をさらに備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、色特性補正装置は、ルックアップテーブル作成手段によって、反射率が既知の複数部分を有するチャートを露光量ごとに撮影して得たピクセル値を正規化して正規化ピクセル値とし、この正規化ピクセル値と、露光量ごとに予め定めた基準値と、により、ルックアップテーブルを作成する。
そして、当該色特性補正装置を備えたカメラをマスタカメラとして機能させる場合は、ルックアップテーブル作成手段によって作成したルックアップテーブルを第1のルックアップテーブル記憶手段と第2のルックアップテーブル記憶手段に記憶させ、当該色特性補正装置を備えたカメラをスレーブカメラとして機能させる場合は、ルックアップテーブル作成手段によって作成したルックアップテーブルを第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶させる。
これによれば、カメラの撮像素子の応答範囲全般にわたり詳細なルックアップテーブルを作成することができるので、カメラの特性をより正確に表すことができる。
また、請求項3に記載のカメラは、光学系を介して撮影した映像をデジタルの映像信号に変換した後、色調整手段により当該映像信号の色調整を行うカメラを複数用い、当該複数のカメラで撮影した映像を切り替えて送出するマルチカメラシステムに用いられるカメラであって、第1のルックアップテーブル記憶手段と、ルックアップテーブル出力手段と、ルックアップテーブル入力手段と、第2のルックアップテーブル記憶手段と、第1のカメラ特性変換手段と、第2のカメラ特性変換手段と、パラメータ入力手段と、色調整手段と、パラメータ出力手段とを備える構成とした。
かかる構成によれば、カメラは、第1のルックアップテーブル記憶手段によって、光学系を介して撮像素子に入力される露光量ごとに予め定めた基準値と、撮像素子が出力するピクセル値を正規化した正規化ピクセル値との対応関係を当該カメラの特性を示すルックアップテーブルとして記憶する。このルックアップテーブルは、予め有していても良いし、当該カメラの使用時に生成しても良い。
また、カメラは、ルックアップテーブル出力手段によって、第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されたルックアップテーブルを、他のカメラに出力する。
カメラは、ルックアップテーブル入力手段によって、他のカメラのルックアップテーブル出力手段から出力されたルックアップテーブルを入力する。
また、カメラは、第2のルックアップテーブル記憶手段によって、ルックアップテーブル入力手段で入力したルックアップテーブルを記憶する。
カメラは、第1のカメラ特性変換手段によって、第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されているルックアップテーブルを参照し、現在の露出状態に対応した正規化ピクセル値を基準値に変換する。これにより、ルックアップテーブルの正規化ピクセル値を、他のカメラのルックアップテーブルと対応可能な値である基準値に変換することができる。
さらに、カメラは、第2のカメラ特性変換手段によって、第2のルックアップテーブル記憶手段に記憶されているルックアップテーブルから、第1のカメラ特性変換手段で変換された基準値に対応する正規化ピクセル値を読み出し、当該正規化ピクセル値に対応するピクセル値に変換する。
またさらに、カメラは、パラメータ入力手段によって、色調整用のパラメータを入力する。ここでパラメータとは、ペデスタル、ゲイン、ガンマなどであり、これらのうちの1つであってもよいし、複数の種類であってもよい。
そして、カメラは、色調整手段によって、パラメータ入力手段に入力されたパラメータに基づいて、第2のカメラ特性変換手段で変換されたピクセル値の色調整を行う。
そして、カメラは、パラメータ出力手段によって、他のカメラにパラメータを出力する。
このカメラをマスタカメラとして機能させる場合は、ルックアップテーブル出力手段によって、第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されているルックアップテーブルをスレーブカメラに出力し、パラメータ入力手段によって、外部からパラメータを入力すると共に、パラメータ出力手段によって、当該パラメータをスレーブカメラに出力する。
一方、このカメラをスレーブカメラとして機能させる場合は、ルックアップテーブル入力手段によって、マスタカメラから出力されたルックアップテーブルを入力し、パラメータ入力手段によって、マスタカメラから出力されたパラメータを入力する。
これによって、放送前においては、マスタカメラの特性をスレーブカメラに伝えることができるので、マスタカメラの特性をスレーブカメラが共有することができる。
また、放送中においては、スレーブカメラが、基準となるマスタカメラの色と同じ色を高い精度で再現することができる。また、基準となるマスタカメラに対して、演出のために施される色調整も、残りのスレーブカメラで高い精度で再現することができる。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、基準となるカメラの色を他のカメラが高い精度で再現することができる。これにより、マルチカメラシステムにおいて、それぞれのカメラから送出される映像の色を高い精度で揃えることができるので、カメラを切り替えたときの映像の色調の違いによる違和感を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、カメラの撮像素子の応答範囲全般にわたり詳細なルックアップテーブルを生成することができるので、各カメラの特性をより正確に表すことができる。
請求項3に記載の発明によれば、基準となるカメラの色調整用のパラメータを他のカメラに伝達することができるので、他のカメラにおいて、このパラメータに基づいて基準となるカメラと同じように色を調整することが可能となる。つまり、スレーブカメラが、基準となるマスタカメラの色と同じ色を高い精度で再現することができる。
本実施形態に係る色特性補正装置が用いられるマルチカメラシステムを説明するための概念図である。 本実施形態に係る色特性補正装置を備えたカメラの構成を説明するためのブロック構成図である。 本実施形態に係る色特性補正装置の詳細な構成を説明するためのブロック構成図である。 放送前に、各カメラがグレースケールチャートを撮影する様子を説明するための概念図である。 (a)は、撮影シーンの輝度と撮像素子入力(露光量)との関係を示す図であり、(b)は、撮像素子入力(露光量)に対するピクセル値の変化を示す図である。 基準曲線と2つのカメラの撮像素子入力(露光量)に対する正規化ピクセル値の対応関係を示す特性曲線を示した図である。 (a)は、マスタカメラの色特性補正装置のルックアップテーブル作成手段で作成されたルックアップテーブルを示した図であり、(b)は、スレーブカメラの色特性補正装置のルックアップテーブル作成手段で作成されたルックアップテーブルを示した図である。 マスタカメラで行われる処理の流れを示したフローチャートである。 スレーブカメラで行われる処理の流れを示したフローチャートである。 従来のカメラまたはフィルムの応答曲線の一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[マルチカメラシステムの概要]
まず、図1を参照して、本発明のマスタカメラおよびスレーブカメラを含むマルチカメラシステムの概要について説明する。
マルチカメラシステム1Aは、複数のカメラ10を用いてそれぞれ異なる視点から同じ対象物を撮影し、この複数のカメラ10からそれぞれ送出される映像を適宜切り替えることによって、様々な視点からの映像を視聴者に提供するものである。
マルチカメラシステム1Aは、図1に示すように、ここでは1台のマスタカメラ10Aと、2台のスレーブカメラ10B、10Cとを備えて構成される。
マスタカメラ10Aは、マルチカメラシステム1Aにおいて、各カメラの色調整の基準となるカメラであり、オペレータによって適宜決定される。
スレーブカメラ10B、10Cは、マスタカメラ10Aの色調整に合わせて色調整をするカメラであり、それぞれがマスタカメラ10Aと接続されている。
マスタカメラ10Aは、外部からプロセス制御用のパラメータを入力し、このパラメータに基づいて映像信号の色を調整し、調整した映像信号を出力する。
このマスタカメラ10Aは、放送前に、マスタカメラ10Aの特性を示す特性データを予めスレーブカメラ10B、10Cに出力する。一方、スレーブカメラ10B、10Cは、放送前に、マスタカメラ10Aから特性データを取得することで、スレーブカメラ10B、10Cの特性がマスタカメラ10Aの特性に合わせられる。
そして、マスタカメラ10Aは、放送中に、ピクセル値の色を調整する場合には、スレーブカメラ10B、10Cに、色調整用のパラメータを出力する。一方、スレーブカメラ10B、10Cは、マスタカメラ10Aから色調整用のパラメータを取得し、このパラメータに基づいて、マスタカメラ10Aで行われたピクセル値の色の調整に合わせてピクセル値の色を調整し、調整した映像信号を出力する。
このようにして、マルチカメラシステム1Aに用いられる全てのカメラ10から送出される映像の色を一致させることができる。
次に、図2を参照してカメラ10の構成を説明する。
図2に示すように、カメラ10は、レンズ31と、撮像素子32と、ローパスフィルタ33と、前置補正回路34と、A/D変換器35と、色特性補正装置1と、を主に備えて構成される。
レンズ31は、対象物を結像させるものであり、図示しないアイリス調整手段と接続されており、このアイリス調整手段を自動または手動で調整することによってアイリスがオープンの状態からクローズに近い状態まで変化させられるようになっている。レンズ31のアイリスが変えられた場合には、その都度、現在の露出状態が色特性補正装置1に出力される。また、レンズ31は、色特性補正装置1から図示しないアイリス調整手段に入力されたアイリス制御信号によって、アイリスが調整されるようになっている。
このレンズ31によって結像した映像は、撮像素子32に入力される。
撮像素子32は、レンズ31を透過した映像を、三原色の映像信号(G信号、B信号およびR信号)に分解するものである。撮像素子32によって分解された映像信号(G信号、B信号およびR信号)は、ローパスフィルタ33に入力される。
ローパスフィルタ33は、撮像素子32から入力された映像信号から高周波成分を除去するものである。ローパスフィルタ33によって高周波成分が除去された映像信号は、前置補正回路34に入力される。
前置補正回路34は、ローパスフィルタ33から入力された映像信号を色特性補正装置1に入力する前に補正するものであり、例えば、プリアンプと、プリガンマと、プリニーの3つの処理を行う機能を有している。プリアンプは、映像信号の出力を増幅するものであり、プリガンマは、映像信号の画像の明瞭さを補正するものであり、プリニーは、映像信号の高輝度部分の階調を圧縮することで階調を再現するものである。前置補正回路34によって補正された映像信号は、A/D変換器35に入力される。
A/D変換器35は、前置補正回路34で補正されたアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換するものである。A/D変換器35によって変換されたデジタルの映像信号は、色特性補正装置1に入力される。また、A/D変換器35は、放送前の色調整においてチャートC(図4参照)を撮影した場合は、チャートC(図4参照)の測定点のピクセル値を色特性補正装置1に出力する。
以上説明したレンズ31、撮像素子32、ローパスフィルタ33、前置補正回路34、A/D変換器35は、公知のものを適宜用いることができる。
色特性補正装置1は、映像信号の色特性を補正するものである。次に、図3を参照して色特性補正装置1の詳細な構成を説明する。
色特性補正装置1は、図3に示すように、LUT作成手段(ルックアップテーブル作成手段)11と、LUT記憶手段(第1のルックアップテーブル記憶手段)12と、マスタLUT出力手段(ルックアップテーブル出力手段)13と、マスタLUT入力手段(ルックアップテーブル入力手段)14と、マスタLUT記憶手段(第2のルックアップテーブル記憶手段)15と、カメラ特性変換手段(第1のカメラ特性変換手段)16と、マスタカメラ特性変換手段(第2のカメラ特性変換手段)17と、パラメータ入力手段18と、色調整手段19と、パラメータ出力手段20とを主に備えて構成される。
図3に示すように、LUT作成手段(ルックアップテーブル作成手段)11は、レンズ31(図2参照)などの光学系を介して撮像素子32(図2参照)に入力される露光量ごとに予め定めた基準値と、A/D変換器35(図2参照)から出力されるピクセル値を正規化した正規化ピクセル値との対応関係をカメラ10の特性を示すルックアップテーブル(特性データ)として作成するものである。ここで、予め定めた基準値は、露光量と線形な関係を有する値としてもよいし、露光量の対数としてもよい。また、正規化ピクセル値とは、例えば8ビット(256階調)で記述されたピクセル値を0〜1の値で置き換えて表したものである。
ここで、LUT作成手段11によって、ルックアップテーブルを作成する手順について図4を参照して説明する。
まず、放送用スタジオ内にマスタカメラ10Aおよびスレーブカメラ10B、10Cを、近接させて横一列に並べる。この状態で、オペレータによって各カメラ10についてレンズやフィルタなどの光学的要素の設定を行う。そして、各カメラ10の正面側に、反射率が既知のチャートCが表示された表示画面40を配置し、このチャートCを各カメラ10の画面中心部で捉えられる位置で各カメラ10の位置を固定する。なおここでは、チャートCとして、グレースケールチャートを用いている。そして、各カメラ10のレンズ31(図2参照)のアイリスを例えばオープンからクローズに近い状態まで自動または手動で変化させながら、現在の露出状態の露光量と、現在の露出状態におけるチャートCの測定点のピクセル値を測定して蓄積する。
ここで、カメラ10を含むテレビカメラで映像を撮影すると、撮影シーンの測定点の輝度が撮像素子を経て対応するひとつの点におけるピクセル値として得られる前に、アイリス、シャッタースピードやズームレンズのズーム量に関連したF値の変化などによって、撮像素子に到達する光の量が変化する。ここではその光の量をコントロールする設定を露光量としているが、この露光量は、テレビカメラの場合は、レンズからF値、シャッタースピードなどをデータとして取得し、算出することができる。この場合、露出の相対的な変化から露光量の相対的な変化を算出することができる。例えば、露出が倍になれば、到達する光の量、すなわち露光量は倍になる。
図5(a)に示すのは、レンズのアイリスを変化させた場合の撮影対象となる実世界のシーン輝度と撮像素子入力(露光量)との対応関係である。アイリスがオープン側のときとアイリスがクローズ側のときとで、撮影シーンの輝度に対する露光量が変化していることがわかる。また、図5(b)に示すのは、映像信号、例えばG信号のチャンネルの露光量に対するピクセル値の関係を示したものである。図5(b)では、縦軸が8ビット(256階調)のピクセル値で記述される場合を例示している。なお、横軸は、撮像素子32の特性などにより対数軸となる場合もある。通常では、ピクセル値は露光量に対して非線形な関係になっており、飽和領域を除いては単調な関係であることが仮定できる。
また、図5(b)では、露光量とは切り離されたカメラの応答特性を示しており、カメラの応答特性が既知になったとすると、ある露光量が決まれば撮影シーンの輝度が画像上でどれだけのピクセル値になるかという対応が得られる。一方、露光量がわかっていれば、現在のピクセル値から撮影シーンの相対的な輝度が得られる。なお、図5(b)では、G信号のチャンネルのみ例示したが、撮像素子がR信号、G信号およびB信号の三板の場合は、残りの2チャンネルについても同様のことがいえる。
本発明の色特性補正装置1では、このような露光量と撮影シーンの測定点のピクセル値との対応関係を前提として、LUT作成手段11によって現在の露出状態の露光量と、現在の露出状態におけるチャートCの測定点のピクセル値を解析することで各カメラ10の特性を示すルックアップテーブルを作成している。
LUT作成手段11は、レンズ31に接続された図示しないアイリス調整手段から現在の露出状態の露光量の入力を受け付けると共に、A/D変換器35から、現在の露出状態の露光量に対応するチャートの測定点のピクセル値の入力を受け付ける。
また、LUT作成手段11は、現在の露出状態の露光量と、当該露光量に対応するチャートの測定点のピクセル値とを対応付けて蓄積する。
LUT作成手段11は、この蓄積データを解析して、カメラ10の特性データを示すルックアップテーブルを作成する。LUT作成手段11は、例えば非特許文献1(DEBEVEC,P.E., AND MALIK,J. 1997. Recovering high dynamic range radiance maps from photographs. In SIGGRAPH 97 Conference Proceedings, Addison Wesley T.Whitted,Ed., Annual Conference Series, ACM SIGGRAPH, 369・78)に記載の手法によりルックアップテーブルを作成する。これにより、ある露出状態で撮影された画像のピクセル値から、理想的な応答特性のカメラにおいて観測されると想定されるピクセル値を算出することが可能となる。
ここで図6に、ある露出状態のときのマスタカメラ10Aおよびスレーブカメラ10Bの特性を示す特性曲線a、bと、露光量に対してピクセル値が線形な関係となる基準直線sとの関係を示した。色特性補正装置1を備えるカメラ10をマスタカメラ10Aとして機能させる場合、LUT作成手段11は、図6に示す基準直線sとマスタカメラ10Aの特性曲線aとの対応関係を示すルックアップテーブルとして、図7(a)に示すルックアップテーブルを作成する。一方、色特性補正装置1を備えるカメラ10をスレーブカメラ10Bとして機能させる場合、LUT作成手段11は、図6に示す基準直線sとスレーブカメラ10Bの特性曲線bとの対応関係を示すルックアップテーブルとして、図7(b)に示すルックアップテーブルを作成する。
このようにしてLUT作成手段11によって作成したルックアップテーブルは、LUT記憶手段12に記憶される。
また、色特性補正装置1を備えるカメラ10をマスタカメラ10Aとして機能させる場合、LUT作成手段11によって作成したルックアップテーブルは、さらにマスタLUT記憶手段15に記憶される。
LUT記憶手段(第1のルックアップテーブル記憶手段)12は、LUT作成手段11で作成されたルックアップテーブルを記憶するものである。色特性補正装置1を備えるカメラ10をマスタカメラ10Aとして機能させる場合、LUT記憶手段12は、図7(a)に示すルックアップテーブルを記憶する。また、色特性補正装置1を備えるカメラ10をスレーブカメラ10Bとして機能させる場合、LUT記憶手段12は、図7(b)に示すルックアップテーブルを記憶する。
LUT記憶手段12に記憶されたルックアップテーブルは、後記するカメラ特性変換手段16によって適宜参照される。
マスタLUT出力手段(ルックアップテーブル出力手段)13は、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1のLUT作成手段11で作成されたルックアップテーブルを、マスタルックアップテーブルとしてスレーブカメラ10B、10C(他のカメラ)に出力するものである。マスタLUT出力手段13は、図7(a)に示すルックアップテーブルを、マスタルックアップテーブルとしてスレーブカメラ10B、10Cにそれぞれ出力する。
マスタLUT入力手段(ルックアップテーブル入力手段)14は、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1のマスタLUT出力手段13から出力されたマスタルックアップテーブルを入力するものである。ここでは、スレーブカメラ10B、10Cの色特性補正装置1のマスタLUT入力手段14によって、マスタカメラ10Aから、図7(a)に示すマスタルックアップテーブルをそれぞれ入力し、マスタLUT記憶手段15にそれぞれ記憶する。
このように、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1と、スレーブカメラ10B、10Cの色特性補正装置1は、それぞれ、マスタLUT記憶手段15によって、図7(a)に示すルックアップテーブルを記憶する。
マスタLUT記憶手段(第2のルックアップテーブル記憶手段)15は、マスタカメラ10Aの特性を示すマスタルックアップテーブルを記憶するものである。
マスタLUT記憶手段15に記憶されたマスタルックアップテーブルは、マスタカメラ特性変換手段17によって適宜参照される。
カメラ特性変換手段(第1のカメラ特性変換手段)16は、マスタカメラ10Aまたはスレーブカメラ10B、10Cのカメラ特性を機器に依存しないデータに変換するものである。
カメラ特性変換手段16は、レンズ31に接続された図示しないアイリス調整手段から現在の露出状態の入力を受け付けると共に、A/D変換器35から対象物のピクセル値(映像信号)の入力を受け付けると、LUT記憶手段12に記憶されているルックアップテーブルを参照し、現在の露光状態に対応した正規化ピクセル値を、当該露光量ごとの基準値に変換する。基準値に変換された映像信号は、マスタカメラ特性変換手段17に出力される。
マスタカメラ特性変換手段(第2のカメラ特性変換手段)17は、マスタカメラ10Aまたはスレーブカメラ10B、10Cのカメラ特性をマスタカメラ10Aのカメラ特性に変換するものである。
マスタカメラ特性変換手段17は、カメラ特性変換手段16から基準値に変換された映像信号の入力を受け付けると、マスタLUT記憶手段15に記憶されているマスタルックアップテーブルを参照し、対応する正規化ピクセル値を読み出す。また、マスタカメラ特性変換手段17は、この正規化ピクセル値を、色調整手段19で処理に必要とされる映像信号としてのビット量に変換し、色調整手段19の入力ピクセル値とする。
これにより、マスタカメラ10Aまたはスレーブカメラ10B、10Cのカメラ特性を、マスタカメラ10Aのカメラ特性に変換することができる。
つまり、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1の色調整手段19の入力段におけるピクセル値と、スレーブカメラ10B、10Cの色特性補正装置1の色調整手段19の入力段におけるピクセル値とを一致させることができる。
マスタカメラ特性変換手段17によって算出されたピクセル値は、色調整手段19に出力される。
パラメータ入力手段18は、色調整手段19でピクセル値の調整を行うためのパラメータを入力するものである。例えば、色調整手段19によってゲイン調整を行う場合、パラメータとして、ボリューム値あるいは数値が直接入力される。色特性補正装置1がマスタカメラ10Aに備えられている場合、例えば、オペレータによって外部の図示しないリモコンやボリュームつまみなどの入力手段を介して入力されたパラメータがパラメータ入力手段18に入力される。一方、色特性補正装置1がスレーブカメラ10B、10Cに備えられている場合、後記するパラメータ出力手段20から出力されたパラメータがパラメータ入力手段18に入力される。
パラメータ入力手段18に入力されたパラメータは、色調整手段19に出力される。
色調整手段19は、マスタカメラ特性変換手段17から入力されたピクセル値の色を調整するものである。
マスタカメラ10Aの色特性補正装置1においては、色調整手段19は、オペレータからパラメータ入力手段18に入力されたパラメータに基づいてピクセル値の色を調整する。色調整手段19は、ピクセル値の色を調整するための複数の処理(ペデスタル、ゲインなど)を行う機能を有しており、パラメータ入力手段18から入力されたパラメータに基づいて、この複数の処理を行うことによりピクセル値の色を調整する。
一方、スレーブカメラ10B、10Cの色特性補正装置1においては、色調整手段19は、パラメータ入力手段18によってマスタカメラ10Aから取得した色調整用のパラメータに基づいて、前記したような複数の処理を行うことによりピクセル値の色を調整する。
パラメータ出力手段20は、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1のパラメータ入力手段18に入力された色調整用のパラメータをスレーブカメラ10B、10Cに出力するものである。
[色特性補正装置の動作]
次に、図4〜図9を参照して、色特性補正装置の動作およびマルチカメラシステム1Aにおけるカメラ10A、10B、10C間での色の調整方法について説明する。なお、前記と同様に、カメラ10Aをマスタカメラとし、カメラ10B、10Cをスレーブカメラとする。なお、スレーブカメラの動作は同じであるので、以下では、適宜カメラ10Bを代表として用いて説明する。
(放送前の色調整)
まず、放送前の色特性補正装置1の動作について説明する。
色特性補正装置1は、LUT作成手段11によって、レンズ31から現在の露出状態を入力し、A/D変換器35からピクセル値を入力する。そして、撮像素子32に入力される露光量ごとに予め定めた基準値と、正規化ピクセル値との対応関係をマスタカメラ10Aまたはスレーブカメラ10Bの特性を示すルックアップテーブルとして作成する。具体的には、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1は、図7(a)に示すマスタルックアップテーブルを作成し、スレーブカメラ10Bの色特性補正装置1は、図7(b)に示すルックアップテーブルを作成する。
そして、それぞれのLUT作成手段11は、作成したルックアップテーブルを、それぞれのLUT記憶手段12に記憶する。
次に、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1は、マスタLUT出力手段13によって、LUT作成手段11で作成したルックアップテーブルを、マスタルックアップテーブルとして、スレーブカメラ10Bに出力する。
そして、スレーブカメラ10Bの色特性補正装置1は、マスタLUT入力手段14によって、マスタカメラ10Aから出力されたマスタルックアップテーブルを入力し、マスタLUT記憶手段15に記憶する。
これにより、スレーブカメラ10Bの特性が、マスタカメラ10Aの特性に合わせられる。
(放送中の色調整)
次に、放送中の色特性補正装置1の動作について図7、図8および図9を特に参照して説明する。
まず、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1の動作について説明する。
放送中に、マスタカメラ10Aによって対象物が撮影されると、レンズ31(図2参照)から現在の露出状態が出力されると共に、撮像素子32(図2参照)から露光量に対応する映像信号が出力され、この現在の露出状態および映像信号が、色特性補正装置1のカメラ特性変換手段16に入力される(ステップS1)。
ここで例えば、カメラ10Aがある露出状態で対象物を撮影しているとき、対象物のある点の輝度に相当する露光量が0.6であったとする。この場合、カメラAの特性として、露光量0.6に対して正規化ピクセル値0.325の出力が得られるものとする。
次に、色特性補正装置1は、カメラ特性変換手段16によって、正規化ピクセル値0.325に対応する基準値を見つけるためにカメラ10AのLUT記憶手段12に記憶された図7(a)に示すマスタルックアップテーブルを参照する(ステップS2)。
色特性補正装置1は、カメラ特性変換手段16によって、正規化ピクセル値0.325を基準値0.6に変換する(ステップS3)。色特性補正装置1は、カメラ特性変換手段16によって、基準値に変換した映像信号を正規化ピクセル値として、マスタカメラ特性変換手段17に出力する。
色特性補正装置1は、マスタカメラ特性変換手段17によって、カメラ特性変換手段16から正規化ピクセル値0.6の入力を受け付けると、マスタLUT記憶手段15に記憶された図7(a)に示すマスタルックアップテーブルを参照する(ステップS4)。そして、色特性補正装置1は、マスタカメラ特性変換手段17によって、正規化ピクセル値0.6を、マスタカメラ10Aの特性を示す正規化ピクセル値0.325に変換する(ステップS5)。さらに、色特性補正装置1は、マスタカメラ特性変換手段17によって、この正規化ピクセル値0.325を色調整手段19で処理に必要とされる映像信号としてのビット量に変換し、ピクセル値とする(ステップS6)。
そして、色特性補正装置1は、マスタカメラ特性変換手段17によって、ピクセル値を色調整手段19に出力する。
マスタカメラ10Aの色特性補正装置1は、パラメータ入力手段18によって外部から色調整用のパラメータの入力を受け付けると、当該パラメータを色調整手段19に出力する(ステップS7)。
次に、色特性補正装置1は、色調整手段19によってマスタカメラ特性変換手段17から入力された映像信号(ピクセル値)の色をパラメータに基づいて調整する(ステップS8)。
さらに、色特性補正装置1は、色調整手段19によって色調整用のパラメータをパラメータ出力手段20に出力し、パラメータ出力手段20によって色調整用のパラメータをスレーブカメラ10Bに出力する(ステップS9)。
マスタカメラ10Aの色特性補正装置1は以上のように動作する。
なお、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1は、カメラ特性変換手段16とマスタカメラ特性変換手段17とが、内容的に同じ図7(a)のルックアップテーブルを参照するので、撮像素子32(図2参照)から入力されたピクセル値をカメラ特性変換手段16とマスタカメラ特性変換手段17とにより変換した結果のピクセル値が、撮像素子32(図2参照)から入力されるピクセル値と同じとなる。このため、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1では、カメラ特性変換手段16とマスタカメラ特性変換手段17とをバイパスしてもよい。
次に、スレーブカメラ10B(10C)の色特性補正装置1の動作について説明する。
放送中に、スレーブカメラ10Bによって対象物が撮影されると、レンズ31(図2参照)から露光量が出力されると共に、撮像素子32(図2参照)から現在の露光状態に対応する映像信号が出力され、この現在の露光状態および映像信号が、色特性補正装置1のカメラ特性変換手段16に入力される(ステップS21)。
ここで例えば、マスタカメラ10Aおよびスレーブカメラ10Bが略同じ位置から略同じ方向に向けてある露出状態で撮影しているとき、対象物のある点の輝度に相当する露光量が0.6であったとする。この場合、スレーブカメラBの特性として、露光量0.6に対して正規化ピクセル値0.5161の出力が得られるものとする。色特性補正装置1は、カメラ特性変換手段16によって、正規化ピクセル値0.5161に対応する基準値を見つけるためにスレーブカメラ10BのLUT記憶手段12に記憶された図7(b)に示すルックアップテーブルを参照する(ステップS22)。
そして、色特性補正装置1は、カメラ特性変換手段16によって、正規化ピクセル値0.5161を基準値0.6に変換する(ステップS23)。色特性補正装置1は、カメラ特性変換手段16によって、この基準値を正規化ピクセル値として、マスタカメラ特性変換手段17に出力する。
色特性補正装置1は、マスタカメラ特性変換手段17によって、カメラ特性変換手段16から映像信号および正規化ピクセル値0.6の入力を受け付けると、マスタLUT記憶手段15に記憶された図7(a)に示すマスタルックアップテーブルを参照する(ステップS24)。そして、色特性補正装置1は、マスタカメラ特性変換手段17によって、正規化ピクセル値0.6を、マスタカメラ10Aの特性を示す正規化ピクセル値0.325に変換する(ステップS25)。さらに、色特性補正装置1は、マスタカメラ特性変換手段17によって、この正規化ピクセル値0.325を色調整手段19で処理に必要とされる映像信号としてのビット量に変換し、ピクセル値とする(ステップS26)。
そして、色特性補正装置1は、マスタカメラ特性変換手段17によって、ピクセル値を色調整手段19に出力する。
色特性補正装置1は、パラメータ入力手段18によって、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1のパラメータ出力手段20から出力された色調整用のパラメータを取得し、色調整手段19に入力する(ステップS27)。
そして、色特性補正装置1は、色調整手段19によって、マスタカメラ特性変換手段17から入力された映像信号(ピクセル値)の色を、パラメータ入力手段18から入力されたパラメータに基づいて調整する(ステップS28)。
スレーブカメラ10B(10C)の色特性補正装置1は以上のように動作する。
本実施形態に係る色特性補正装置1によれば、放送前にスレーブカメラ10B、10Cの特性を、マスタカメラ10Aの特性に合わせることができるので、つまり、放送前に全てのカメラ10の撮像素子の応答特性を揃えることができるので、スレーブカメラ10B、10Cが、基準となるマスタカメラ10Aの色と同じ色を高い精度で再現することができる。これにより、各カメラ10によって個別に色の調整を行う場合よりも、複数のカメラ10間の色再現性を高度に保つことができる。
なお、本発明は、前記した実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変更が可能である。例えば、前記した実施形態では、色特性補正装置1をカメラ10の構成要素としたが、これに限られるものではなく、既存のカメラに外付けしてもよい。これによれば、既存のカメラをそのまま用いながら、色特性補正装置1の作用を得ることが可能となるので、既存のカメラを有効活用することができると共に、導入費用が安価となる。
また、前記した実施形態では、マスタカメラ10Aの色特性補正装置1とスレーブカメラ10B、10Cの色特性補正装置1の構成が同じであるが、これに限られるものではない。例えば、マスタカメラ10A専用の色特性補正装置1を構成する場合には、マスタLUT記憶手段15と、カメラ特性変換手段16と、マスタカメラ特性変換手段17と、を有していなくてもよい。
また、前記した実施形態では、撮像素子32を、R信号、G信号およびB信号の三板で構成したが、これに限られるものではなく単板としてもよい。この場合も色特性補正装置1において同様の作用が得られることはもちろんである。
さらに、前記した実施形態では、LUT作成手段11によって、放送前にルックアップテーブルを作成したが、これに限られるものではない。例えば、予め作成しておいたルックアップテーブルを、マスタカメラ10Aまたはスレーブカメラ10B、10CのLUT記憶手段12またはマスタLUT記憶手段15に記憶しておいてもよい。例えばマスタカメラ10Aまたはスレーブカメラ10B、10Cの光学的要素などが、既存のルックアップテーブルの作成時の条件と同じであれば、当該既存のルックアップテーブルを用いてもよい。これにより、放送前の色調整がより簡素化される。
またさらに、前記した実施形態では、色特性補正装置1によって、テレビ放送のためのマルチカメラシステム1Aで用いられる複数のカメラ10の色特性を補正する場合を例にとって説明したが、これに限られるものではなく、定点カメラや監視カメラなど遠隔地点に存在する複数のカメラ10の色特性の補正に用いてもよい。また、色特性補正装置1によって、複数のカメラ10の色特性を補正することで、複数のカメラ10を用いた3次元モデル情報やテクスチャ取得の際の性能向上を図ることが可能となる。
1A マルチカメラシステム
1 色特性補正装置
10 カメラ
10A マスタカメラ
10B、10C スレーブカメラ
11 LUT作成手段(ルックアップテーブル作成手段)
12 LUT記憶手段(ルックアップテーブル記憶手段)
13 マスタLUT出力手段(マスタルックアップテーブル出力手段)
14 マスタLUT入力手段(マスタルックアップテーブル入力手段)
15 マスタLUT記憶手段(マスタルックアップテーブル記憶手段)
16 カメラ特性変換手段
17 マスタカメラ特性変換手段
18 パラメータ入力手段
19 色調整手段
20 パラメータ出力手段

Claims (3)

  1. 光学系を介して撮影した映像をデジタルの映像信号に変換した後、色調整手段により当該映像信号の色調整を行うカメラを複数用い、当該複数のカメラで撮影した映像を切り替えて送出するマルチカメラシステムにおいて、前記複数のカメラ間で色特性を一致させるために、前記カメラに備えられる色特性補正装置であって、
    前記光学系を介して撮像素子に入力される露光量ごとに予め定めた基準値と、前記撮像素子が出力するピクセル値を正規化した正規化ピクセル値との対応関係を当該カメラの特性を示すルックアップテーブルとして記憶する第1のルックアップテーブル記憶手段と、
    前記第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶された前記ルックアップテーブルを、他のカメラに出力するルックアップテーブル出力手段と、
    前記他のカメラの前記ルックアップテーブル出力手段から出力された前記ルックアップテーブルを入力するルックアップテーブル入力手段と、
    前記ルックアップテーブル入力手段で入力した前記ルックアップテーブルを記憶する第2のルックアップテーブル記憶手段と、
    前記第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されている前記ルックアップテーブルを参照し、現在の露出状態に対応した正規化ピクセル値を、前記基準値に変換する第1のカメラ特性変換手段と、
    前記第2のルックアップテーブル記憶手段に記憶されている前記ルックアップテーブルから、前記第1のカメラ特性変換手段で変換された前記基準値に対応する正規化ピクセル値を読み出し、当該正規化ピクセル値に対応するピクセル値に変換する第2のカメラ特性変換手段と、
    色調整用のパラメータを入力するパラメータ入力手段と、
    前記パラメータ入力手段に入力された前記パラメータに基づいて、前記第2のカメラ特性変換手段で変換されたピクセル値の色調整を行う前記色調整手段と、
    前記パラメータを前記他のカメラに出力するパラメータ出力手段と、
    を備え、
    当該色特性補正装置を備えたカメラをマスタカメラとして機能させる場合は、前記ルックアップテーブル出力手段によって、前記第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されている前記ルックアップテーブルをスレーブカメラに出力し、前記パラメータ入力手段によって、外部から前記パラメータを入力すると共に、前記パラメータ出力手段によって、当該パラメータを前記スレーブカメラに出力し、
    当該色特性補正装置を備えたカメラをスレーブカメラとして機能させる場合は、前記ルックアップテーブル入力手段によって、前記マスタカメラから出力された前記ルックアップテーブルを入力し、前記パラメータ入力手段によって、前記マスタカメラから出力された前記パラメータを入力する
    ことを特徴とする色特性補正装置。
  2. 反射率が既知の複数部分を有するチャートを前記露光量ごとに撮影して得た前記ピクセル値を正規化して前記正規化ピクセル値とし、この正規化ピクセル値と、前記露光量ごとに予め定めた前記基準値と、により、前記ルックアップテーブルを作成するルックアップテーブル作成手段をさらに備え、
    当該色特性補正装置を備えたカメラをマスタカメラとして機能させる場合は、前記ルックアップテーブル作成手段によって作成した前記ルックアップテーブルを前記第1のルックアップテーブル記憶手段と前記第2のルックアップテーブル記憶手段に記憶させ、
    当該色特性補正装置を備えたカメラをスレーブカメラとして機能させる場合は、前記ルックアップテーブル作成手段によって作成した前記ルックアップテーブルを前記第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1に記載の色特性補正装置。
  3. 光学系を介して撮影した映像をデジタルの映像信号に変換した後、色調整手段により当該映像信号の色調整を行うカメラを複数用い、当該複数のカメラで撮影した映像を切り替えて送出するマルチカメラシステムに用いられるカメラであって、
    前記光学系を介して撮像素子に入力される露光量ごとに予め定めた基準値と、前記撮像素子が出力するピクセル値を正規化した正規化ピクセル値との対応関係を当該カメラの特性を示すルックアップテーブルとして記憶するルックアップテーブル記憶手段と、
    前記光学系を介して撮像素子に入力される露光量ごとに予め定めた基準値と、前記撮像素子が出力するピクセル値を正規化した正規化ピクセル値との対応関係を当該カメラの特性を示すルックアップテーブルとして記憶する第1のルックアップテーブル記憶手段と、
    前記第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶された前記ルックアップテーブルを、他のカメラに出力するルックアップテーブル出力手段と、
    前記他のカメラの前記ルックアップテーブル出力手段から出力された、前記ルックアップテーブルを入力するルックアップテーブル入力手段と、
    前記マスタルックアップテーブル入力手段で入力したルックアップテーブルを記憶する第2のルックアップテーブル記憶手段と、
    前記第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されている前記ルックアップテーブルを参照し、現在の露出状態に対応した正規化ピクセル値を、前記基準値に変換する第1のカメラ特性変換手段と、
    前記第2のルックアップテーブル記憶手段に記憶されている前記ルックアップテーブルから、前記カメラ特性変換手段で変換された前記基準値に対応する正規化ピクセル値を読み出し、当該正規化ピクセル値に対応するピクセル値に変換する第2のカメラ特性変換手段と、
    色調整用のパラメータを入力するパラメータ入力手段と、
    前記パラメータ入力手段に入力された前記パラメータに基づいて、前記第2のカメラ特性変換手段で変換されたピクセル値の色調整を行う前記色調整手段と、
    前記パラメータを前記他のカメラに出力するパラメータ出力手段と、
    を備え、
    当該色特性補正装置を備えたカメラをマスタカメラとして機能させる場合は、前記ルックアップテーブル出力手段によって、前記第1のルックアップテーブル記憶手段に記憶されている前記ルックアップテーブルをスレーブカメラに出力し、前記パラメータ入力手段によって、外部から前記パラメータを入力すると共に、前記パラメータ出力手段によって、当該パラメータを前記スレーブカメラに出力し、
    当該色特性補正装置を備えたカメラをスレーブカメラとして機能させる場合は、前記ルックアップテーブル入力手段によって、前記マスタカメラから出力された前記ルックアップテーブルを入力し、前記パラメータ入力手段によって、前記マスタカメラから出力された前記パラメータを入力する
    ことを特徴とするカメラ。
JP2010006235A 2010-01-14 2010-01-14 色特性補正装置およびカメラ Expired - Fee Related JP5457845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006235A JP5457845B2 (ja) 2010-01-14 2010-01-14 色特性補正装置およびカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010006235A JP5457845B2 (ja) 2010-01-14 2010-01-14 色特性補正装置およびカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011146936A true JP2011146936A (ja) 2011-07-28
JP5457845B2 JP5457845B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=44461395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010006235A Expired - Fee Related JP5457845B2 (ja) 2010-01-14 2010-01-14 色特性補正装置およびカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5457845B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101295782B1 (ko) 2012-01-06 2013-08-13 경북대학교 산학협력단 스테레오 이미지 색 보정 장치 및 방법
KR101316196B1 (ko) * 2011-12-23 2013-10-08 연세대학교 산학협력단 입체 영상 화질 향상 장치 및 방법과 이에 관한 기록매체
JP2014126906A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法及びプログラム
JP2014175922A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Mitsubishi Electric Corp ストリーム受信装置、パラメータ設定方法およびパラメータ設定システム
WO2017052102A1 (ko) * 2015-09-23 2017-03-30 삼성전자 주식회사 전자 장치, 그의 디스플레이 패널 장치 보정 방법 및 보정 시스템
CN107438162A (zh) * 2017-07-31 2017-12-05 努比亚技术有限公司 一种拍摄参数的调整方法及装置
WO2021100426A1 (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 ソニーグループ株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
WO2021199367A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理端末、方法、プログラム、およびモデル
WO2022102165A1 (ja) 2020-11-13 2022-05-19 ソニーグループ株式会社 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、撮像装置、撮像装置の制御方法、制御プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1079954A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Sony Corp 色補正装置、色補正制御装置および色補正システム
JP2007274226A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sony Corp 画像処理装置および方法、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2008206090A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Fujifilm Corp 撮影装置及び撮影システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1079954A (ja) * 1996-09-03 1998-03-24 Sony Corp 色補正装置、色補正制御装置および色補正システム
JP2007274226A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Sony Corp 画像処理装置および方法、情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録媒体
JP2008206090A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Fujifilm Corp 撮影装置及び撮影システム

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101316196B1 (ko) * 2011-12-23 2013-10-08 연세대학교 산학협력단 입체 영상 화질 향상 장치 및 방법과 이에 관한 기록매체
US9098936B2 (en) 2011-12-23 2015-08-04 Industry-Academic Cooperation Foundation, Yonsei University Apparatus and method for enhancing stereoscopic image, recorded medium thereof
KR101295782B1 (ko) 2012-01-06 2013-08-13 경북대학교 산학협력단 스테레오 이미지 색 보정 장치 및 방법
JP2014126906A (ja) * 2012-12-25 2014-07-07 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置、表示制御システム、表示制御方法及びプログラム
JP2014175922A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Mitsubishi Electric Corp ストリーム受信装置、パラメータ設定方法およびパラメータ設定システム
WO2017052102A1 (ko) * 2015-09-23 2017-03-30 삼성전자 주식회사 전자 장치, 그의 디스플레이 패널 장치 보정 방법 및 보정 시스템
CN107438162A (zh) * 2017-07-31 2017-12-05 努比亚技术有限公司 一种拍摄参数的调整方法及装置
WO2021100426A1 (ja) * 2019-11-19 2021-05-27 ソニーグループ株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
US11930308B2 (en) 2019-11-19 2024-03-12 Sony Group Corporation Image processing device and image processing method that reduce variation in output value among imaging devices
WO2021199367A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理端末、方法、プログラム、およびモデル
WO2022102165A1 (ja) 2020-11-13 2022-05-19 ソニーグループ株式会社 情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、撮像装置、撮像装置の制御方法、制御プログラム
EP4246954A4 (en) * 2020-11-13 2024-04-10 Sony Group Corp INFORMATION PROCESSING SYSTEM, INFORMATION PROCESSING DEVICE, INFORMATION PROCESSING METHOD, INFORMATION PROCESSING PROGRAM, IMAGING DEVICE, IMAGING DEVICE CONTROL METHOD, AND CONTROL PROGRAM

Also Published As

Publication number Publication date
JP5457845B2 (ja) 2014-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5457845B2 (ja) 色特性補正装置およびカメラ
JP3927995B2 (ja) 画像表示制御装置と画像表示制御方法及び撮像装置
US8081242B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
US9270888B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
US7884866B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
JP6624889B2 (ja) 映像処理装置、映像処理方法、及び映像処理プログラム
JP2002027491A (ja) 画像入力装置、ホワイトバランス調整方法、およびその方法を実行するためのプログラムを格納したコンピュータが読取可能な記録媒体
JP2007057599A (ja) 画像信号処理装置、画像信号処理方法及び画像信号処理システム
US8786728B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and storage medium storing image processing program
US8144216B2 (en) Imaging apparatus and imaging method
JP2010147786A (ja) 撮像装置及び画像処理方法
KR20080101277A (ko) 히스토그램을 디스플레이 하는 디지털 영상 처리 장치 및그의 동작 방법
JP2017212532A (ja) 画像処理装置
US9699388B2 (en) Method, apparatus and system for providing reproducible digital imagery products
JP2004363726A (ja) 画像処理方法及びデジタルカメラ
JP2005117524A (ja) 画像処理システム
JP2010154478A (ja) 複眼撮像装置及びその合成画像生成方法
JP2003149050A (ja) 測色装置、測色方法、測色制御プログラムおよび測色制御プログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP6210772B2 (ja) 情報処理装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム
JP2012124652A (ja) 撮像装置及び画像処理方法
JP2012134745A (ja) 画像信号処理装置
JP2009038818A (ja) 画像処理方法及びデジタルカメラ
JP2010041682A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2010068331A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP2006013731A (ja) 撮像装置とホワイトバランス制御方法、光量調整装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120321

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140110

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5457845

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees