JP2011143968A - 包装充填方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ブランクスから紙容器に成形し、搬送手段によって縦列的に搬送される紙容器に、充填ステーションで容器の上部開口から液体食品を容器内に充填手段によって迅速に充填し、上部開口を閉じてヒートシールし、液体食品充填容器の製品を製造する包装充填方法であって、製造を終了するに際して、所定の関係式に従って、タンク34dのカウントダウン開始レベルで、製造終了へのカウントダウンを開始し、カウントダウン数に到達した時点で、充填を終了して、タンク内、定量ポンプ内及び流路内の変更前の液体食品の残量にし、液体食品の充填容器の製品の製造を停止する。
【選択図】図1
Description
図3(a)に示すシール前の容器33では、上方開口36dを折目線36eに沿って内側に折り込んだ状態で上端部を止じ合せ、その止じ合面をヒートシール等の手段によってトップシール36cを形成することで、容器が作られる。
また、牛乳、乳酸菌飲料等のような液体食品を収容する包装容器を製造する場合でも、製品タンクに収容され、蓋付きケーシングに充填される。(特許文献2参照)
製造時にはある製品液面レベルを保つように複数のバルブを開閉し、製品を充填タンクに補給している。製造を終了する際又は他製品に切替る際には、ある限られたパック数を決め、その数に到達するまで充填するか、あるレベルを設定してそのレベルに到達するまで充填し続け、製品を補給しない。
レベルで制御する後者タイプの充填機のタンクのレベルセンサーは、例えば、フロート式を採用している。通常は製品を補給しながら、図2に示すように、例えば、タンク容量の80%の位置を設定値にして制御している為、比較的多くの製品量が有る状態で1、2リットルずつ充填、減少するので、図2の通常レベルに示しているように、レベル変化率は小さく、また安定した変化を示すので補給も安定して行われ、結果として液面レベルは安定して保たれる。
しかし、製品の液体食品の充填を終了する際、他の製品に切り替える際、タンク内に存在する製品をできるだけ少なくしようとしている場合は、途中の製品補給がなく、かつ充填中に液面レベルが低下するにしたがって、図2の右下のグラフに示すレベル上下変動の変化率が上昇し、その影響で液面も大きく変動し、正確なレベルを検出できない。
この状況下でカートンの紙容器を使用して製品をタンクから回収しようとすると、できるだけ製品を紙容器に充填して製造し、タンク内の製品残量を少なくする事が条件となる。しかし、上述した問題が発生するため、比較的大量の残量が発生する。
(a)該充填手段において、液体食品を製品製造時にタンクに供給して一時的に貯留し、該容器開口から該液体食品を該容器内に充填ノズルによって高速に充填し、該タンクから該充填ノズルへの途中にある定量ポンプによって一定量の該液体食品を送り出し、他方、該タンクに、液体食品の貯留量を示すレベル計によって、液体食品を補充し、
(b)製造を終了するに際して、下記関係式に従って、該タンクのカウントダウン開始レベルで、製造終了への充填回数のカウントダウンを開始し、カウントダウン数に到達した時点で、充填を終了して、該タンク内、該定量ポンプ内及び流路内の変更前の液体食品の残量にし、液体食品の充填容器の製品の製造を停止する;
製造終了時の製品残量≧最大カートンロード量×最大充填容量−設定値‥(1)
通常の下位レベル警報発令点<カウントダウン開始レベル<上位レベル警報発令点‥(2)
カウントダウン数=(カウントダウン開始レベル時のタンク内の液体食品貯留量−製造終了時の残量)/最大充填容量‥(3)
カウントダウン開始レベル時のタンク内の液体食品貯留量=(最大カートンロード量×最大充填容量×リカバリー工程数)+製造終了時の製品残量‥(4)
最大充填容量=定量ポンプによって送り出す液体食品の容量‥(5)
ことを特徴とする。
この充填方法によって、連続的に多数個の紙容器が縦列的に配列して高速に搬送され、その容器の上部開口から液体食品が高速に迅速に充填される。次いで、上部をヒートシールして、製品を製造する。
高速に充填されるために、充填手段のタンクなどは安全確実な製造運転のために十分なバッファ(緩衝)機能が要求される。
この工程の機能及び作用を、図5を参照して説明する。充填手段34では、液体食品を製品製造時にタンク34dに供給して一時的に貯留し、タンク34dから充填ノズル34cへの途中にある定量ポンプ34eによって一定量の液体食品を送り出し、容器33の開口から液体食品を容器内に充填ノズル34cを挿入して高速に充填する。
製造運転時には、タンク34d、充填ノズル34c、定量ポンプ34e及びそれらを連結するパイプの流路34fに液体食品が流れる。
製造終了時の製品残量≧最大カートンロード量×最大充填容量−設定値‥(1)
通常の下位レベル警報発令点<カウントダウン開始レベル<上位レベル警報発令点‥(2)
カウントダウン数=(カウントダウン開始レベル時のタンク内の液体食品貯留量−製造終了時の残量)/最大充填容量‥(3)
カウントダウン開始レベル時のタンク内の液体食品貯留量=(最大カートンロード量×最大充填容量×リカバリー工程数)+製造終了時の製品残量‥(4)
最大充填容量=定量ポンプによって送り出す液体食品の容量‥(5)
この発明の包装充填方法による関係式よって、過不足無く、正確にタンク内の製品残量を設定できる。
この発明の実施形態の包装充填装置では、図4に示すように、折目線が付けられた印刷積層包装材料が裁断され、容器縦方向に縦シールした容器ブランクス31を得る。ブランクスの底が底部シール手段32でシールされ、搬送手段によって、レール上を空容器33を搬送する。
充填ステーション34aで充填手段34によって容器33の上部開口から液体食品を充填し、トップシールステーション35bで上部シール手段35によって上部開口を順次閉鎖してシールし、液体食品を容器36に充填包装する。
次いで、上部開口36dが折目線に沿って内側に折り込んで、順次閉鎖され、予熱ステーション35a及びトップシールステーション35bで容器33の上端がトップシール手段35でヒートシールされて、製品の液体食品充填された、図3(b)に示す充填容器36を得る。
製造運転時にタンク34d、定量ポンプ34e、充填ノズル34c及びそれらを連結するパイプの流路34fを液体食品が流れる。
全般的には、タンクのカウントダウン開始レベルで、製造終了へのカウントダウンを開始し、カウントダウン数に到達した時点で、充填を終了して、該タンク内、該定量ポンプ内及び流路内の変更前の液体食品の残量にし、液体食品の充填容器の製品の製造を停止する。
最大カートンロード量(単位はパック)×1リットル − 製造終了時に残っている製品残量≧4リットル となるように、製造終了時に残す製品残量を決定する。この範囲を超えた場合は、後工程のリカバリー(製品回収時)に複数回のリカバリー工程を繰り返す必要がある。
製造終了ボタンを押すと、製品の補給は止まり、次第にタンク内の製品レベルが低下する。通常は製品レベル低下の警報を出すレベルで警報を出して充填機は停止するが、製造を終了するこの場合は無視するようにする。
製品レベルの変化率が小さい、あるいは安定している時からカウントダウンが始まるので、最終的な残量も安定する。この課程におけるレベル計の表示値は激しく変動するが、無視できる。
単に、レベル計により製造終了の時期を決定しようとしても、製品残量が少なくなっている段階では液面レベルが非常に大きく変動するため、狙った最終残量にしようとしても制御できるものではない、あるいは大きな変動幅を持った残量となる。また同様にタイマーを利用しても、必ずしも同じ残量にはならない。
本発明によって、回数で規定すれば間違いなく設定した残量近くになるので、後工程のリカバリー工程でも必要最小工程数(1回)で全てのタンク内製品残量をカートンで回収することができる。
以上の様に、カウントダウン開始レベル、カウントダウン数、製造終了時の製品残量は最大カートンロード量、最大充填容量の関数となる。
カウントダウン開始レベル=(通常の下位レベル警報発令点から上位レベル警報発令点の間)
カウントダウン数 = (設定したカウントダウンを開始するレベルの時のタンクに入っている製品の量 − 製造終了時の残量)/最大充填容量(1リットル)
カウントダウン開始レベル = 最大カートンロード量×最大充填容量×リカバリー工程数 + 製造終了時の製品残量
33 ・・・容器
34a ・・・充填ステーション
34b ・・・リフター
34c ・・・ノズル
34d ・・・充填タンク
34e ・・・定量ポンプ
34f ・・・パイプ
Claims (1)
- ブランクスから紙容器に成形し、搬送手段によって縦列的に搬送される紙容器に、充填ステーションで該容器の上部開口から液体食品を該容器内に充填手段によって迅速に充填し、該上部開口を閉じてヒートシールし、液体食品充填容器の製品を製造する包装充填方法であって、
(a)該充填手段において、液体食品を製品製造時にタンクに供給して一時的に貯留し、該容器開口から該液体食品を該容器内に充填ノズルによって高速に充填し、該タンクから該充填ノズルへの途中にある定量ポンプによって一定量の該液体食品を送り出し、他方、該タンクに、液体食品の貯留量を示すレベル計によって、液体食品を補充し、
(b)製造を終了するに際して、下記関係式に従って、該タンクのカウントダウン開始レベルで、製造終了への充填回数のカウントダウンを開始し、カウントダウン数に到達した時点で、充填を終了して、該タンク内、該定量ポンプ内及び流路内の変更前の液体食品の残量にし、液体食品の充填容器の製品の製造を停止する;
製造終了時の製品残量≧最大カートンロード量×最大充填容量−設定値‥(1)
通常の下位レベル警報発令点<カウントダウン開始レベル<上位レベル警報発令点‥(2)
カウントダウン数=(カウントダウン開始レベル時のタンク内の液体食品貯留量−製造終了時の残量)/最大充填容量‥(3)
カウントダウン開始レベル時のタンク内の液体食品貯留量=(最大カートンロード量×最大充填容量×リカバリー工程数)+製造終了時の製品残量‥(4)
最大充填容量=定量ポンプによって送り出す液体食品の容量‥(5)
ことを特徴とする包装充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010152559A JP2011143968A (ja) | 2009-12-20 | 2010-07-04 | 包装充填方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009288549 | 2009-12-20 | ||
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JP2010152559A JP2011143968A (ja) | 2009-12-20 | 2010-07-04 | 包装充填方法 |
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JP2011143968A true JP2011143968A (ja) | 2011-07-28 |
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JP2010152559A Pending JP2011143968A (ja) | 2009-12-20 | 2010-07-04 | 包装充填方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014218254A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | ゼネラルパッカー株式会社 | 包装機における残留被包装物の処理方法および包装機 |
CN116620613A (zh) * | 2023-07-24 | 2023-08-22 | 湖南省计量检测研究院 | 一种二次定量灌装机 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS491783Y1 (ja) * | 1970-04-30 | 1974-01-17 |
-
2010
- 2010-07-04 JP JP2010152559A patent/JP2011143968A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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JPS491783Y1 (ja) * | 1970-04-30 | 1974-01-17 |
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JP2014218254A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | ゼネラルパッカー株式会社 | 包装機における残留被包装物の処理方法および包装機 |
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CN116620613B (zh) * | 2023-07-24 | 2023-11-07 | 湖南省计量检测研究院 | 一种二次定量灌装机 |
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