JP2011142523A - プレゼンテーション支援装置、プレゼンテーション支援システム、プレゼンテーション支援プログラム、および記録媒体 - Google Patents

プレゼンテーション支援装置、プレゼンテーション支援システム、プレゼンテーション支援プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 2以上のプレゼンテーションが連続して行われる場合に、発表者の交代における資料画像の切替えに要する時間を短縮し、かつ、進行中以外のプレゼンテーションの資料画像を閲覧可能にするプレゼンテーション支援装置、プレゼンテーション支援システム、プレゼンテーション支援プログラム、および記録媒体を提供する。
【解決手段】 プレゼンテーション支援装置に、資料データ記憶手段41と、進行リスト記憶手段43と、選択手段44と、第1変更手段47と、第2変更手段48と、資料画像表示手段42と、画像変更指示受信手段45と、画像変更手段46とを設け、選択手段44がプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときには、該2つの順番情報に係る2つの資料画像を、予め定める端末装置20の表示部33に表示させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プレゼンテーション支援装置、プレゼンテーション支援システム、プレゼンテーション支援プログラム、および記録媒体に関する。
会議、講演、または宣伝などのプレゼンテーションは、通常、モニタなどの表示装置に資料画像を表示させながら、資料の内容について説明することで進行する。表示される資料画像は、発表者によって手動で切り替えられる場合の他、特許文献1,2に記載のように、装置によって切り替えられる場合がある。
特許文献1に記載の情報処理装置は、入力された音声から原稿に記述されているキーワードを認識し、その認識率に対応して資料画像の切替えを行うとされている。特許文献2に記載のネットワーク会議支援装置は、会議の進行に応じて、資料画像の切替えを自動的に行うとされている。
特開平11−259269号公報 特開2006−279535号公報
会議などでは、2以上のプレゼンテーションが連続して行われることがある。2以上のプレゼンテーションが連続する場合、先のプレゼンテーションが終了したとき、該プレゼンテーションにおける発表者が後のプレゼンテーションにおける発表者に交代するとともに、表示装置に表示されている、先のプレゼンテーションの資料画像を、後のプレゼンテーションの資料画像に切り替える必要がある。このとき、先後のプレゼンテーションにおいて、表示する資料画像の種類やデータ容量が増えるにつれて、資料画像の切替えに要する時間が増加し、会議などの進行に遅延が生じるという問題がある。また、表示装置には、進行中のプレゼンテーションの資料画像しか表示されないけれども、会議などの会議参加者には、進行中以外のプレゼンテーションの資料画像を閲覧したいという要求がある。
特許文献1に記載の情報処理装置は、音声の認識によって、1つのプレゼンテーション中における資料画像の切替えを行うけれども、2以上のプレゼンテーション間における資料画像の切替えについては記載されていない。また、特許文献1において、表示装置には、進行中のプレゼンテーションの資料画像しか表示されない。よって、特許文献1に記載の情報処理装置では、上記の2つの課題を解決することはできない。
特許文献2には、ネットワーク会議支援装置が会議の進行に応じて資料画像の切替えを自動的に行うことが記載されているけれども、該装置が如何にして、1つのプレゼンテーションが終了したこと、または、発表者が交代したことを認識するのかについて、全く記載されていない。また、特許文献2において、表示装置には、進行中のプレゼンテーションの資料画像しか表示されない。よって、特許文献2に記載のネットワーク会議支援装置では、上記の2つの課題を解決することはできない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであって、2以上のプレゼンテーションが連続して行われる場合に、発表者の交代における資料画像の切替えに要する時間を短縮し、かつ、進行中以外のプレゼンテーションの資料画像を閲覧可能にするプレゼンテーション支援装置、プレゼンテーション支援システム、プレゼンテーション支援プログラム、および記録媒体を提供することを目的とする。
本発明は、表示部と操作部とを備える端末装置である、発表用端末装置および聴講用端末装置のそれぞれとデータ通信可能なプレゼンテーション支援装置であって、
複数のプレゼンテーションに対応した複数の資料データを記憶する資料データ記憶手段と、
前記資料データと、各プレゼンテーションが行われる順番にそれぞれ対応する順番情報とを関連付けたリストである、進行リストを記憶する進行リスト記憶手段と、
前記進行リストに基づき、前記順番のとおりに、前記順番情報のうちの、いずれか1つの順番情報、または前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を、選択する選択手段と、
前記選択手段が1つの順番情報を選択している状態にあるときに、前記進行リストに基づいて、前記選択手段を、さらに該1つの順番情報が示す順番の次の順番に対応する順番情報も選択している状態へ切り替えるように制御する第1変更手段と、
前記選択手段が前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときに、前記進行リストに基づいて、前記選択手段を、該2つの順番のうちの後の順番に対応する順番情報を選択している状態へ切り替えるように制御する第2変更手段と、
前記資料データに基づく画像を、前記表示部に表示させる資料画像表示手段と、
前記発表用端末装置の操作部を介して該発表用端末装置に入力された画像変更指示に基づく信号を、該発表用端末装置から受信する画像変更指示受信手段と、
前記信号に基づいて、前記資料画像表示手段が前記表示部に表示させている画像を、該画像の基となった資料データとは異なる資料データに基づく画像に変更するように、前記資料画像表示手段を制御する画像変更手段とを備え、
前記資料画像表示手段は、
前記選択手段が1つの順番情報を選択している状態にあるときには、該1つの順番情報と関連付けられた資料データに基づく画像を、前記表示部に表示させ、
前記選択手段が前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときには、該2つの順番に対応する順番情報とそれぞれ関連付けられた資料データにそれぞれ基づく2つの画像を、前記発表用端末装置を含む予め定める端末装置の表示部に表示させるように構成されることを特徴とするプレゼンテーション支援装置である。
また本発明は、前記資料画像表示手段は、発表用端末装置のみを、前記予め定める端末装置とするように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記資料画像表示手段は、前記選択手段が前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときに、該2つの順番に対応する順番情報とそれぞれ関連付けられた資料データ以外の資料データに基づく画像を、予め定める端末装置の表示部に表示させるように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記資料画像表示手段は、前記表示部に、前記資料データに基づく画像を2つ以上表示させる場合に、選択閲覧可能に表示させるように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記第1変更手段は、前記資料画像表示手段が前記発表用端末装置の表示部に画像を表示させた資料データの数を判定する第1表示数判定手段を含み、該第1表示数判定手段によって判定された値に基づいて、前記選択手段を制御するように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記第1変更手段は、前記資料画像表示手段が前記資料データに基づく画像を前記発表用端末装置の表示部に表示させていた時間を判定する第1表示時間判定手段をさらに含み、該第1表示時間判定手段によって判定された値に基づいて、前記選択手段を制御するように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記第2変更手段は、前記資料画像表示手段が前記発表用端末装置の表示部に画像を表示させた資料データの数を判定する第2表示数判定手段を含み、該第2表示数判定手段によって判定された値に基づいて、前記選択手段を制御するように構成されることを特徴とする。
また本発明は、前記選択手段が前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときに、該2つの順番のうちの後の順番に対応する順番情報と関連付けられた資料データ以外の資料データに基づく画像を表示している表示部を備える聴講用端末装置に対して、予め定める通知を行う通知手段をさらに備えることを特徴とする。
また本発明は、前記進行リスト記憶手段は、前記進行リストとして、前記資料データと、各プレゼンテーションが行われる順番にそれぞれ対応する順番情報と、前記端末装置を識別するための端末情報とを関連付けたリストを記憶するように構成され、
前記選択手段によって選択された順番情報に関連付けられた端末情報によって識別される端末装置を発表者端末装置とし、該端末情報以外の端末情報によって識別される端末装置を聴講者端末装置とするように設定する端末選定手段をさらに備えることを特徴とする。
また本発明は、前記プレゼンテーション支援装置と、該プレゼンテーション支援装置とデータ通信可能に接続される、表示部および操作部を備える複数の端末装置とを含むことを特徴とするプレゼンテーション支援システムである。
また本発明は、前記プレゼンテーション支援装置を実現するためのプレゼンテーション支援プログラムであって、コンピュータを前記の各種手段として機能させるためのプレゼンテーション支援プログラムである。
また本発明は、前記プレゼンテーション支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、資料画像表示手段は、プレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報とそれぞれ関連付けられた2つの資料データにそれぞれ基づく2つの画像を、発表用端末装置を含む予め定める端末装置の表示部に表示させることができる。よって、発表者の交代における資料画像の切替えに要する時間を短縮することができる。また、予め定める端末装置の表示部において、先の発表者および後の発表者のプレゼンテーションに係る画像のいずれも閲覧することができる。
また本発明によれば、資料画像表示手段は、発表用端末装置のみを、予め定める端末装置とするように構成される。したがって、発表用端末装置の表示部においてのみ、前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報とそれぞれ関連付けられた2つの資料データにそれぞれ基づく2つの画像を、表示することができる。これによって、発表者の交代における資料画像の切替えに要する時間を短縮することができ、かつ、聴講用端末装置を用いる者は進行中のプレゼンテーションに集中することができる。
また本発明によれば、資料画像表示手段は、前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報と関連付けられた資料データ以外の、任意の資料データに基づく画像を、予め定める端末装置の表示部に表示させることができるので、より利便性の高いプレゼンテーション支援装置を提供できる。
また本発明によれば、資料画像表示手段は、端末装置の表示部に資料データに基づく画像を2つ以上表示させる場合に、選択閲覧可能に表示させることができるので、より利便性の高いプレゼンテーション支援装置を提供できる。
また本発明によれば、第1変更手段は、資料画像表示手段が発表用端末装置の表示部に画像を表示させた資料データの数に基づいて、選択手段の状態を切り替えることができる。
また本発明によれば、第1変更手段は、資料画像表示手段が資料データに基づく画像を発表用端末装置の表示部に表示させていた時間に基づいて、選択手段の状態を切り替えることができる。
また本発明によれば、第2変更手段は、資料画像表示手段が発表用端末装置の表示部に画像を表示させた資料データの数に基づいて、選択手段の状態を切り替えることができる。
また本発明によれば、通知手段によって、後の順番に対応する順番情報と関連付けられた資料データ以外の資料データに基づく画像を表示している聴講用端末装置に対して、予め定める通知を行うことができる。
また本発明によれば、各会議参加者は自身の端末装置を用いてプレゼンテーションを行えるので、発表者の交代に要する時間を短縮できる。
また本発明によれば、プレゼンテーション支援システムは、本発明に係るプレゼンテーション支援装置を含むので、発表者の交代における資料画像の切替えに要する時間を短縮することができる。また、予め定める端末装置の表示部において、先の発表者および後の発表者のプレゼンテーションに係る画像のいずれも閲覧することができる。
また本発明によれば、プレゼンテーション支援プログラムは、前記プレゼンテーション支援装置を実現するためのプログラムであって、コンピュータを前記各種手段として機能させるためのプログラムである。したがって、本発明に係るプレゼンテーション支援プログラムを用いることで、本発明に係るプレゼンテーション支援装置を容易に実現することができる。
また本発明によれば、記録媒体は、前記プレゼンテーション支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なものなので、コンピュータ読み取り可能な記録媒体から読み出されたプログラムによって、前記プレゼンテーション支援装置をコンピュータ上に実現することができる。
会議支援システム50の構成を示すブロック図である。 端末装置20の構成を示すブロック図である。 会議支援装置10の構成を示すブロック図である。 会議支援装置10によって実現される機能を示すブロック図である。 第1実施形態における会議進行処理を示すフローチャートである。 発表用端末装置20Aの表示部33Aを示す図である。 聴講用端末装置20Cの表示部33Cを示す図である。 後発表用画像150Aを前面に表示させたときの表示部33Aを示す図である。 後聴講用画像120Cを前面に表示させたときの表示部33Cを示す図である。 通知手段によるメッセージ80が表示された表示部33Cを示す図である。 第1実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における発表用端末装置20Aの表示部33Aを示す図である。 第1実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における聴講用端末装置20Cの表示部33Cを示す図である。 第1実施形態の第2変形例において、1番目2番目同時選択状態における聴講用端末装置20Cの表示部33Cを示す図である。 会議支援システム220の構成を示すブロック図である。 会議支援装置210によって実現される機能を示すブロック図である。 第2実施形態における会議進行処理を示すフローチャートである。 端末装置20Pの表示部33Pを示す図である。 端末装置20Qの表示部33Qを示す図である。 端末装置20Rの表示部33Rを示す図である。 後聴講用画像320Pを前面に表示させたときの表示部33Pを示す図である。 後発表用画像350Qを前面に表示させたときの表示部33Qを示す図である。 後聴講用画像320Rを前面に表示させたときの表示部33Rを示す図である。 通知手段によるメッセージ280が表示された表示部33Rを示す図である。 第2実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Pの表示部33Pを示す図である。 第2実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Qの表示部33Qを示す図である。 第2実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Rの表示部33Rを示す図である。 第2実施形態の第2変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Qの表示部33Qを示す図である。 第2実施形態の第2変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Rの表示部33Rを示す図である。
本発明に係るプレゼンテーション支援システムの第1実施形態である会議支援システム50は、本発明に係るプレゼンテーション支援装置の第1実施形態である会議支援装置10と端末装置20とを含む。図1は、会議支援システム50の構成を示すブロック図である。会議支援システム50は、会議支援装置10、および会議支援装置10とデータ通信を行う複数の端末装置20を備える。本実施形態では、端末装置20には、発表者の用いる端末装置として予め設定された発表用端末装置20Aと、聴講者の用いる端末装置として予め設定された聴講用端末装置20Bとが含まれ、会議支援システム50は、少なくとも1つの発表用端末装置20Aを含む。発表用端末装置20Aと、聴講用端末装置20Bとを区別しない場合には、単に、端末装置20と表す。
会議支援装置10および端末装置20は、LAN(Local Area Network)やWAN(
Wide Area Network)などのIP(Internet Protocol)ネットワーク40を介して相互にデータ通信可能に接続される。会議支援装置10および端末装置20は、IPネットワーク40を介して、たとえば、H.323、T.120、SIP(Session Initiation
Protocol)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って、音声信号や映像信号などの各種の信号の送受信を行なう。なお、会議支援装置10および端末装置20は、これらの通信プロトコルを適宜組み合わせて利用してもよい。
本実施形態では、会議支援システム50は、会議支援装置10および端末装置20が、IPネットワーク40を介して相互にデータ通信可能に接続されるけれども、他の実施形態としては、複数の端末装置20それぞれはデータ通信可能に接続されておらず、各端末装置20それぞれが会議支援装置10と1対1通信を行なうように接続されてもよい。また、他の実施形態として、1つの端末装置20が会議支援装置10の機能を備え、この端末装置20を親機とし、他の端末装置20(子機)それぞれが親機と1対1通信できるように接続されてもよい。
本実施形態において、会議支援システム50は、たとえば、同一の会議に参加する会議参加者の用いる端末装置20がすべて同一の部屋に設置されているものとする。たとえば、同一の会議に参加する会議参加者の人数分の聴講用端末装置20Bと、プレゼンテーションに用いる1つの発表用端末装置20Aが同一の部屋に用意されており、各会議参加者はそれぞれ1つの聴講用端末装置20Bを用いて会議に参加する。そして、発表者は、発表用端末装置20Aに、プレゼンテーションに用いる資料データ(以下、単に「資料データ」と称する場合がある)に基づく画像(以下、「資料画像」と称する場合がある)を表示させて、プレゼンテーションを行う。発表者以外の各会議参加者(聴講者)は、自身が使用する聴講用端末装置20Bに、発表用端末装置20Aに表示される資料画像と同一の画像を表示させつつ、発表者の説明を聞き、会議を進める。なお、本実施形態において、資料データとは、Microsoft(登録商標) Office Word、Microsoft Office Excel、
Microsoft Office PowerPointなどの文書作成ソフトによって作成されたファイルデータのうちの各ページのデータを指す。本実施形態では、ファイルデータ全体を、資料データ群と称する。
他の実施形態の会議支援システムとしては、端末装置20は必ずしも同一の部屋に設置される必要は無く、離れた拠点に設置されてもよい。このような、他の実施形態における会議支援システムは、離れた拠点間での遠隔会議に用いることができる。
本発明に係る会議支援装置10より先に、まず、端末装置20について説明する。図2は、端末装置20の構成を示すブロック図である。端末装置20としては、パーソナルコンピュータ(PC)などの一般的な情報処理装置を用いることができる。端末装置20は、制御部21、通信処理部22、ネットワークI/F部23、認証部24、信号処理部25、入力音声処理部26、マイクロホン27、出力音声処理部28、スピーカ29、映像処理部30、カメラ31、表示処理部32、表示部33、入力処理部34、操作部35、記憶部36、および一時記憶部37を備える。なお、発表用端末装置20Aの各部材を示す参照符号の末尾にはアルファベット「A」を付し、聴講用端末装置20Bの各部材を示す参照符号の末尾にはアルファベット「B」を付すことにする。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)などからなる。制御部21は、端末装置20の上記各部を制御する。記憶部36はハードディスクなどからなる。記憶部36は、端末IDなどの各端末装置20を識別するための情報を記憶する。一時記憶部37は、SRAM(Static Random Access Memory)や、DRAM(Dynamic Random Access
Memory)などのRAMからなる。一時記憶部37は、制御部21の処理によって発生する各種の情報を記憶する。
通信処理部22は、ネットワークカードなどを含み、IPネットワーク40を介したデータ通信を実現させる。より詳細には、通信処理部22は、IPネットワーク40に接続されるネットワークI/F部23と接続されており、IPネットワーク40を介して送受信される情報のパケット化、パケットからの情報の読み取りなどを行なう。
認証部24は、ユーザが操作部35を介して入力したユーザIDおよびパスワードを、通信処理部22を介して会議支援装置10へ送信する。また、認証部24は、会議支援装置10が会議支援装置10の有する認証データに基づいて決定した会議参加の許否を、通信処理部22を介して受信する。ユーザは、会議支援装置10によって会議への参加が許可された端末装置20を用いて、会議に参加することができる。
信号処理部25は、音声データや映像データの圧縮や伸張を行えるコーデックである。信号処理部25は、圧縮された音声データや映像データが与えられると、該圧縮された音声データや映像データを伸張して、出力音声処理部28および表示処理部32へそれぞれ出力する。また、信号処理部25は、入力音声処理部26から入力された音声データや、映像処理部30から入力された映像データをそれぞれ、H.264、MPEGなどの規格のデータへ変換する。
入力音声処理部26は、マイクロホン27に接続される。入力音声処理部26は、マイクロホン27によって集音された音声をサンプリングしてデジタルの音声データへ変換して信号処理部25へ出力する機能である、A/D(アナログ/デジタル)変換機能を有する。なお、マイクロホン27はエコーキャンセラを内蔵してもよい。
出力音声処理部28は、スピーカ29に接続される。出力音声処理部28は、信号処理部25から与えられた音声データを、音声としてスピーカ29から出力させる機能である、D/A(デジタル/アナログ)変換機能を有する。
映像処理部30は、カメラ31に接続される。映像処理部30は、カメラ31の動作の制御を行なうとともに、カメラ31によって撮像された映像データを取得して、信号処理部25に出力する。
表示処理部32は、液晶ディスプレイなどである表示部33に接続される。表示処理部32は、信号処理部25から入力された表示信号を、表示部33が識別可能な描画信号に変更し、表示部33に出力して表示させる。
入力処理部34は、操作部35に接続される。操作部35は、キーボード、マウス、およびタッチパネルなどの入力用ユーザインタフェースを含む。入力処理部34は、キーボードやマウスの各ボタンの押下情報、表示部33が表示する画像中のマウスによってポイントされる位置を示す座標情報などの情報を、制御部21へ出力する。
なお、本実施形態では、会議支援システム50を構成する各端末装置20は、同一の部屋に設置されるので、マイクロホン27やカメラ31などは必ずしも必要ではない。上述した他の実施形態のように、端末装置20を離れた拠点に設置する場合には、端末装置20は、マイクロホン27やカメラ31などを備えることが好ましい。
次に、本発明に係る会議支援装置10について説明する。図3は、会議支援装置10の構成を示すブロック図である。会議支援装置10としては、PCやサーバコンピュータなどの一般的な情報処理装置を用いることができる。会議支援装置10は、制御部1、一時記憶部2、記憶部3、通信処理部4、ネットワークI/F部5、および出力部6を備える。
記憶部3は、ハードディスクなどからなる。記憶部3は、会議支援装置10が後述する各種手段を実現するためのプログラムである、プレゼンテーション支援プログラムを記憶する。また、記憶部3は、各会議参加者を認証するための認証データを記憶する。認証データは、たとえば、各ユーザのユーザIDとパスワードとが関連付けられたリストである。
また、記憶部3は、各発表者の資料データ(資料データ群)を記憶する。また、記憶部3は、各資料データ(各資料データ群)と、各プレゼンテーションが行われる順番にそれぞれ対応する順番情報(たとえば、順番番号や、ユーザID、端末IDなど)とを関連付けたリストである、進行リストを記憶する。
制御部1は、CPUなどからなる。制御部1は、記憶部3が記憶するプレゼンテーション支援プログラムを一時記憶部2に読み出して実行することにより、会議支援装置10を、後述する各種手段として機能させる。また、制御部1は、端末装置20から送信されたユーザIDおよびパスワードと、記憶部3が記憶する認証データとから、会議への参加の許否を決定し、該決定の結果を該端末装置20に送信する。
一時記憶部2は、SRAM、DRAMなどのRAMからなる。一時記憶部2は、上記のように読み出されるプレゼンテーション支援プログラムを記憶する。また、一時記憶部2には、記憶部3から資料データ群が読み出され、表示部33および図示しない会議用の表示装置に資料データごとの資料画像を表示できるように、各資料データに基づく各画像データが記憶される。
通信処理部4は、ネットワークカードなどを含み、会議支援装置10のIPネットワーク40を介した通信を実現させる。より詳細には、通信処理部4は、IPネットワーク40に接続されたネットワークI/F部5と接続されており、IPネットワーク40を介して送受信される情報のパケット化、パケットからの情報の読み取りなどを行なう。
出力部6は、大画面液晶ディスプレイなどの、一般的な会議に使用される大型の表示装置に接続され、一時記憶部2に記憶されたデータに基づいて、該表示装置に各資料画像を表示させる。なお、本実施形態における各会議参加者は、各端末装置20の表示部33によって各資料画像を閲覧することができるので、出力部6は必ずしも必要ではない。
上記のように構成される会議支援装置10によって実現される機能について説明する。図4は、会議支援装置10によって実現される機能を示すブロック図である。会議支援装置10は、制御部1がプレゼンテーション支援プログラムを一時記憶部2に読み出して実行することにより、資料データ記憶手段41、資料画像表示手段42、進行リスト記憶手段43、選択手段44、画像変更指示受信手段45、画像変更手段46、第1変更手段47、および第2変更手段48を実現する。なお、会議支援装置10は、上記各種手段と等価な働きをするハードウェアによって構成されてもよい。
資料データ記憶手段41は、複数のプレゼンテーションに対応した複数の資料データを記憶する機能を有する。進行リスト記憶手段43は、進行リストを記憶する機能を有する。上述したように、進行リストは、各資料データ(各資料データ群)と、各プレゼンテーションの行われる順番にそれぞれ対応する順番情報とを関連付けたリストである。
選択手段44は、進行リストに基づき、プレゼンテーションの行われる順番のとおりに、前記順番情報のうちの、いずれか1つの順番情報、またはプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を、選択する機能を有する。以下では、選択手段44によって選択された順番情報のことを、「選択順番情報」と称する場合がある。
第1変更手段47は、選択手段44が1つの順番情報を選択している状態(以下、「第1状態」と称する場合がある)にあるときに、進行リストに基づいて、選択手段44を、該1つの順番情報と、該1つの順番情報が示す順番の次の順番に対応する順番情報とを選択している状態(以下、「第2状態」と称する場合がある)へ切り替えるように制御する機能を有する。
第2変更手段48は、選択手段44がプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態(第2状態)にあるときに、進行リストに基づいて、選択手段44を、該2つの順番のうちの、後の順番に対応する順番情報を選択している状態へ切り替えるように制御する機能を有する。
資料画像表示手段42は、各資料データに基づく画像を、各端末装置20の各表示部33に表示させる機能を有する。また、資料画像表示手段42は、選択手段44が1つの順番情報を選択している状態(第1状態)にあるときには、該1つの順番情報と関連付けられた資料データに基づく画像を、各端末装置20の各表示部33に表示させる機能を有する。また、資料画像表示手段42は、選択手段44がプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態(第2状態)にあるときには、該2つの順番に対応する順番情報とそれぞれ関連付けられた2つの資料データにそれぞれ基づく2つの画像を、予め定める端末装置20(以下では、「共存表示端末装置」と称する場合がある)の表示部33に表示させる機能を有する。ここで、共存表示端末装置とは、会議支援装置10に接続される複数の端末装置20の中から予め設定された端末装置であり、本実施形態では、少なくとも発表用端末装置20Aが、共存表示端末装置として設定される。
画像変更指示受信手段45は、発表用端末装置20Aの操作部35Aを介して該発表用端末装置20Aに入力された画像変更指示に基づく信号を、該発表用端末装置20Aから受信する機能を有する。
画像変更手段46は、画像変更指示に基づく信号に基づいて、資料画像表示手段42が各表示部33に表示させている画像を、該画像の基となった資料データとは異なる資料データに基づく画像に変更するように、資料画像表示手段42を制御する機能を有する。
以下に、会議支援装置10の上記各種手段による会議進行処理を説明する。図5は、第1実施形態における会議進行処理を示すフローチャートである。会議支援装置10は、会議進行処理のステップS1として、発表用端末装置20Aの表示部33A、および聴講用端末装置20Bの表示部33Bに、最初の発表(プレゼンテーション)に係る資料画像を表示させる。会議支援装置10は、ステップS1の後、会議進行処理をステップS2へ進める。
より詳細には、会議支援装置10は、発表用端末装置20Aから会議開始の指示を受けることで、会議進行処理を開始する。会議進行処理を開始すると、会議支援装置10は、まず、選択手段44によって、進行リスト記憶手段43に記憶される進行リストに基づいて、プレゼンテーションの行われる順番の中で最も先の順番に対応する順番情報を選択する。1つの順番情報を選択した後、会議支援装置10は、資料画像表示手段42によって、進行リストに基づいて、該順番情報と関連付けられた資料データ群を構成する資料データの1つに基づく画像を、各端末装置20の各表示部33に表示させる。なお、選択手段44が順番情報を選択する前に、すべてのプレゼンテーションの資料画像を各端末装置20の各表示部33で表示可能な期間が設けられてもよい。
資料画像表示手段42が各表示部33に資料画像を表示させるとき、実際のハードウェア上では、会議支援装置10の一時記憶部2に、選択手段44によって選択された順番情報と関連付けられた資料データ群が読み出され、該資料データ群を構成する各資料データに基づく画像を表示させるための各画像データが記憶される。各画像データのうちの1つの画像データが、会議支援装置10の通信処理部4からIPネットワーク40を介して、各端末装置20に送信される。各端末装置20は、各端末装置20の各通信処理部22によって受信した画像データに基づいて、各表示部33に資料画像を表示する。
発表者は、発表用端末装置20Aの操作部35Aを介して画像変更指示を入力することで、該画像変更指示に基づく信号(画像変更指示信号)を会議支援装置10に送信することが可能である。画像変更指示とは、各端末装置20の各表示部33に表示中の資料画像とは異なる資料画像を、各表示部33に表示させる指示である。たとえば、各表示部33に、プレゼンテーションに用いるpdfデータ(資料データ群)の第1ページの画像(表示中の資料画像)が表示されているときに、該pdfデータの第2ページの画像(異なる資料画像)を表示させる指示である。
会議支援装置10に送信された画像変更指示信号は、画像変更指示受信手段45によって受信される。画像変更手段46は、画像変更指示受信手段45が受信した画像変更指示信号に基づいて、各表示部33に表示中の資料画像を、該資料画像の基となった資料データとは異なる資料データに基づく画像に変更するように、資料画像表示手段42を制御する。画像変更手段46による制御によって、資料画像表示手段42は、異なる資料画像を各端末装置20の各表示部33に表示させる。発表者は、発表用端末装置20Aを介して会議支援装置10に画像変更指示を送りながら、各資料データについての説明を行うことでプレゼンテーションを進めることができる。
会議支援装置10は、会議進行処理のステップS2として、発表用端末装置20Aによる処理に基づいて、表示中の資料画像に係る発表(プレゼンテーション)の終期に達したか否かを判定する(終期判定処理)。終期判定処理は、第1変更手段47が行う。プレゼンテーションの終期とは、大略的には、1つのプレゼンテーションの終了間際から該プレゼンテーションの終了時点までの期間である。第1変更手段47による終期判定処理については後述する。会議支援装置10は、ステップS2において、終期に達したと判定された場合、会議進行処理をステップS4へ進め、終期に達したと判定されなかった場合、会議進行処理をステップS2へ戻し、再度、終期判定処理を行わせる(ステップS3)。
会議支援装置10は、会議進行処理のステップS4として、次の発表者がいるか否かを判断し、いると判断した場合は、会議進行処理をステップS5へ進め、いないと判断した場合は、会議進行処理をステップS9へ進める。ステップS4における判断は、第1変更手段47が、進行リスト中に次の順番のプレゼンテーションがあるか否かを確認することで行う。
会議支援装置10は、会議進行処理のステップS5として、次の発表(プレゼンテーション)に係る資料画像を、発表用端末装置20Aを含む予め定める端末装置20(共存表示端末装置)の表示部33に表示させる。会議支援装置10は、ステップS5の後、会議進行処理をステップS6へ進める。
より詳細には、まず、第1変更手段47が、進行リストに基づいて、選択手段44が既に選択中の順番情報(先の選択順番情報)だけではなく、該順番情報が示す順番よりも1つ後の順番を示す順番情報も、選択順番情報(後の選択順番情報)として選択するように、選択手段44を制御する。すなわち、第1変更手段47は、第1状態の会議支援装置10を、第2状態となるように制御する。そして、資料画像表示手段42は、進行リストに基づいて、先の選択順番情報に関連付けられた資料画像(先の発表者の用いる資料画像)と、後の選択順番情報に関連付けられた資料画像(後の発表者の用いる資料画像)とを、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)の表示部33に表示させる。上述したように、共存表示端末装置としては、少なくとも発表用端末装置20Aが設定される。後述する基本例においては、すべての端末装置20が共存表示端末装置として設定され、後述する第1変形例においては、発表用端末装置20Aのみが共存表示端末装置として設定される。
資料画像表示手段42は、ステップS1と同様に、会議支援装置10の一時記憶部2に、後の選択順番情報と関連付けられた資料データ群を読み出し、該資料データ群を構成する各資料データに基づく画像を表示させるための各画像データを記憶させる。そして、資料画像表示手段42は、画像データを各端末装置20に送信して、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)の表示部33に、先の発表者の用いる資料画像、および後の発表者の用いる資料画像を表示させる。したがって、第2状態の会議支援装置10において、一時記憶部2は、先の発表者の用いる資料画像の画像データと、後の発表者の用いる資料画像の画像データとの両者を記憶している。
このように、会議支援装置10が第2状態にあるときは、先の発表者によるプレゼンテーション(先のプレゼンテーション)中に、発表用端末装置20Aの表示部33Aには、後の発表者の用いる資料画像も表示される。したがって、発表用端末装置20Aを介して、後の発表者の用いる資料画像を各端末装置20の各表示部33に表示させることも可能になる。ただし、会議の進行上、先の発表者は、後の発表者の用いる資料画像を表示させることはなく、自身の資料画像(先の発表者の用いる資料画像)を用いて、自身のプレゼンテーション(先のプレゼンテーション)を進めて終了する。後の発表者は、先のプレゼンテーションが終了した後、先の発表者と交代する。後の発表者は、交代の後、発表用端末装置20Aを介して、自身の資料画像(後の発表者の用いる資料画像)を各端末装置20の各表示部33に表示させ、自身のプレゼンテーション(後のプレゼンテーション)を開始し、必要に応じて画像変更指示を送信して各表示部33に表示させる画像を変更する。上述したように、会議支援装置10が第2状態にあるときは、会議支援装置10の一時記憶部2には、先の発表者の用いる資料画像の画像データと、後の発表者の用いる資料画像の画像データとの両方が記憶されており、また、後の発表者に交代する前に、発表用端末装置20Aの表示部33Aには、後の発表者の用いる資料画像が既に表示されている。したがって、後の発表者は、先のプレゼンテーションが終了し次第、直ちに後のプレゼンテーションを開始できる。このように、本発明に係る会議支援装置10によれば、発表者の交代における資料画像の切替えに要する時間を短縮できる。
また、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)の表示部33には、先のプレゼンテーションの終期に達したときから、先の発表者の用いる資料画像と後の発表者の用いる資料画像との、2つの資料画像が表示されるので、該端末装置20を用いる会議参加者は、進行中ではない、後のプレゼンテーションの資料画像を閲覧することができる。また、後述するように、先の発表者の用いる資料画像は、後のプレゼンテーションの始期が過ぎるときまで、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)の表示部33に表示されるので、該端末装置20を用いる会議参加者は、進行中ではない、先のプレゼンテーションの資料画像を閲覧することができる。このように、本発明に係る会議支援装置10によれば、進行中以外のプレゼンテーションの資料画像を閲覧することができる。
会議支援装置10は、会議進行処理のステップS6として、次の発表(プレゼンテーション)の始期が過ぎたか否かを判定する(始期判定処理)。始期判定処理は、第2変更手段48が行う。プレゼンテーションの始期とは、大略的には、プレゼンテーションの開始時点からプレゼンテーションがある程度進行した時点までの期間である。第2変更手段48による始期判定処理については後述する。会議支援装置10は、ステップS6において、始期が過ぎたと判定された場合、会議進行処理をステップS8へ進め、始期が過ぎたと判定されなかった場合、会議進行処理をステップS6へ戻し、再度、始期判定処理を行わせる(ステップS7)。
会議支援装置10は、会議進行処理のステップS8として、直前の発表(プレゼンテーション)に係る資料画像の表示を終了する。会議支援装置10は、ステップS8の後、会議進行処理を再度ステップS2へ進める。
より詳細には、まず、第2変更手段48が、先の選択順番情報として選択されている順番情報、および後の選択順番情報として選択されている順番情報のうち、後の選択順番情報として選択されている順番情報のみを、選択順番情報として引き続き選択するように、選択手段44を制御する。すなわち、第2変更手段48は、第2状態の会議支援装置10を、第1状態となるように制御する。そして、資料画像表示手段42は、選択順番情報ではなくなった順番情報に関連付けられた資料画像を予め定める端末装置20(共存表示端末装置)の表示部33に表示させることを終了し、進行リストに基づいて、選択順番情報として引き続き選択されている順番情報に関連付けられた資料画像のみを、各端末装置20の表示部33に表示させる。
ハードウェア上では、会議支援装置10の一時記憶部2から、選択順番情報ではなくなった順番情報に関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像を表示するための各画像データが削除される。会議支援装置10の一時記憶部2には、選択順番情報として選択され続ける順番情報に関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像を表示するための各画像データのみが記憶され続ける。
よって、選択手段44によって選択順番情報として選択された1つの順番情報に関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像のみが、各端末装置20の各表示部33に表示されることになる。したがって、ステップS8以降ステップS2で終期に達したと判定されるまでの期間は、ステップS1以降ステップS2で終期に達したと判定されるまでの期間と同様に、会議支援装置10は第1状態である。ステップS8以降のステップS2における処理は、上述したとおりである。
会議支援装置10は、会議進行処理のステップS9として、表示中の資料画像に係る発表(プレゼンテーション)の終期から所定時間が経過したか否かを判定する(終了判定処理)。終了判定処理は、資料画像表示手段42が行う。所定時間とは、プレゼンテーションの終期に達してからプレゼンテーションが終了するまでに要する時間として予め定められる予想時間である。所定時間は、たとえば、5分間〜10分間である。会議支援装置10は、ステップS9において、所定時間が経過したと判定された場合、会議進行処理をステップS11へ進め、所定時間が経過したと判定されなかった場合、会議進行処理をステップS9へ戻し、再度、終了判定処理を行わせる(ステップS10)。
会議支援装置10は、会議進行処理のステップS11として、すべての資料画像の表示を終了して、会議進行処理を終了する。より詳細には、選択手段44は、いずれの順番情報も選択しなくなり、資料画像表示手段42は、一時記憶部2に記憶されていた画像データをすべて削除し、資料画像を各表示部33に表示させることを終了する。なお、会議支援装置10は、ステップS9、ステップS10、およびステップS11の処理を行わずに、電源が切断されるまで、最後に表示部33に表示させた資料画像を表示させ続けるように構成されてもよい。
以上に説明したような各種手段の機能は、本発明に係るプレゼンテーション支援装置の第1実施形態において共通の機能である。以下に、本発明に係るプレゼンテーション支援装置の第1実施形態である会議支援装置10の基本例について説明する。基本例において、先の発表者の用いる資料画像と後の発表者の用いる資料画像との、2つの資料画像が表示される予め定める端末装置20(共存表示端末装置)は、会議支援装置10に接続しているすべての端末装置20である。
表1に、進行リストの具体例を示す。なお、資料データ群および進行リストは、会議支援装置10の外部から、たとえば、端末装置20から入力される。入力された資料データ群は資料データ記憶手段41によって記憶され、入力された進行リストは進行リスト記憶手段43によって記憶される。
Figure 2011142523
表1において、「ユーザID」は、各会議参加者を識別するための識別情報を示す。「順番番号」は、プレゼンテーションの行われる順番を示す。「順番番号」は、プレゼンテーションの行われる順番を直接的に示す順番情報である。「ユーザID」は、進行リストによって「順番番号」と関連付けられることで、プレゼンテーションの行われる順番を間接的に示す順番情報である。たとえば、ユーザIDが「X」(Xは、A〜Fのいずれかである)の会議参加者を、会議参加者Xと表すことにすると、表1は、会議参加者Aが1番目にプレゼンテーションを行うことを示しており、会議参加者Dが4番目にプレゼンテーションを行うことを示している。なお、進行リストには、各会議参加者が用いる各聴講用端末装置20Bの端末IDが含まれてもよい。端末IDも、進行リストによって「順番番号」と関連付けられることで、プレゼンテーションの行われる順番を間接的に示す順番情報となる。
「資料データ群1」、「資料データ群2」、「資料データ群3」、および「資料データ群4」はそれぞれ、各会議参加者がプレゼンテーションに用いる資料データ群を示しており、たとえば、会議参加者Bは、「d.pdf」という資料データ群、および「e.xls」という資料データ群を用いて、プレゼンテーションを行うことを示す。ここで、表1に記載される拡張子「doc」、「xls」、「ppt」は、それぞれ、Microsoft Office Word、Microsoft
Office Excel、Microsoft Office PowerPointを用いて作成されたデータであることを示す拡張子である。また、表1に記載される拡張子「pdf」は、Microsoft Office Word、
Microsoft Office Excel、またはMicrosoft Office PowerPointを用いて作成されたデータを変換して得られるPDFデータであることを示す拡張子である。
以下では、発表用端末装置20A、およびプレゼンテーションの行われる順番が3番目である会議参加者Cが用いる聴講用端末装置20Bを具体例に挙げて説明する。なお、会議参加者Cが使用する聴講用端末装置20Bを聴講用端末装置20Cと表し、聴講用端末装置20Cの各部材の参照符号の末尾には、アルファベット「C」を付して表す。
会議支援装置10は、順番情報として、「ユーザID」、「順番番号」、「端末ID」のうち、いずれを用いてもよいけれども、以下では、「順番番号」を用いるとする。会議が開始されると、上記進行リスト(表1)に基づいて、選択手段44は、まず、順番番号「1」のみを選択順番情報として選択する(ステップS1)。その後、ステップS5において、選択手段44は、順番番号「1」を先の選択順番情報として選択し、順番番号「2」を後の選択順番情報として選択する。さらにその後、ステップS8において、選択手段44は、順番番号「2」のみを、選択順番情報として選択する。したがって、会議支援装置10は、最初に、順番番号「1」のみを選択順番情報として選択している第1状態(以下、「1番目選択状態」と称する場合がある)となり、次に、順番番号「1」を先の選択順番情報として選択し、順番番号「2」を後の選択順番情報として選択している第2状態(以下、「1番目2番目同時選択状態」と称する場合がある)となり、次に、順番番号「2」のみを選択順番情報として選択している第1状態(以下、「2番目選択状態」と称する場合がある)となる。
会議支援装置10が1番目選択状態にあるとき、資料画像表示手段42は、選択順番情報として選択された順番番号「1」と関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像(以下、「「1」に係る資料画像」と称する場合がある)を、発表用端末装置20Aの表示部33A、および聴講用端末装置20Cの表示部33Cそれぞれに表示させる。会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、資料画像表示手段42は、先の選択順番情報として選択された順番番号「1」に係る資料画像、および後の選択順番情報として選択された順番番号「2」と関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像(以下、「「2」に係る資料画像」と称する場合がある)を、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)の表示部33に表示させる。本実施形態では、発表用端末装置20A、およびすべての会議参加者が用いる聴講用端末装置20Bが、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)であるので、「1」に係る資料画像および「2」に係る資料画像が、表示部33Aおよび表示部33Cに表示される。会議支援装置10が2番目選択状態にあるとき、資料画像表示手段42は、選択順番情報として選択された順番番号「2」に係る資料画像を、各表示部33A,33Cそれぞれに表示させる。以下では、会議支援装置10が、1番目選択状態、1番目2番目同時選択状態、および2番目選択状態のそれぞれの状態にあるときにおける、各表示部33A,33Cそれぞれに表示される画像について説明する。
図6Aは、発表用端末装置20Aの表示部33Aを示す図である。図6A(a)は、会議支援装置10が1番目選択状態にあるときの表示部33Aを示し、図6A(b)は、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるときの表示部33Aを示し、図6A(c)は、会議支援装置10が2番目選択状態にあるときの表示部33Aを示す。図6Bは、聴講用端末装置20Cの表示部33Cを示す図である。図6B(d)は、会議支援装置10が1番目選択状態にあるときの表示部33Cを示し、図6B(e)は、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるときの表示部33Cを示し、図6B(f)は、会議支援装置10が2番目選択状態にあるときの表示部33Cを示す。
図6A(a)〜図6A(c)、および図6B(d)〜図6B(f)に示すように、各表示部33A,33Cそれぞれには、会議の開始から終了まで(ステップS1〜ステップS11)を通して、会議用画像1000A,1000Cが表示される。会議用画像1000A,1000Cそれぞれの中に表示される画像は、会議支援装置10の状態が変化するのに伴って変化する。
会議支援装置10が1番目選択状態にあるとき、表示部33Aには、図6A(a)に示すように、会議用画像1000A中に発表用画像100Aが表示され、表示部33Cには、図6B(d)に示すように、会議用画像1000C中に聴講用画像130Cが表示される。発表用画像100Aは、会議支援装置10が第1状態にあるときにおいて、発表者がプレゼンテーションを行うために操作する画像である。聴講用画像130Cは、会議支援装置10が第1状態にあるときにおいて、発表者以外の会議参加者(聴講者)が資料画像を閲覧するための画像である。
本実施形態では、図6A(a)に示すように、発表用画像100Aの左上隅には、発表用の画像であることを示す「発」の文字が表示され、図6B(d)に示すように、聴講用画像130Cの左上隅には、聴講用の画像であることを示す「聴」の文字が表示される。発表用画像100A中、および聴講用画像130C中には、選択手段44が選択している1つの順番情報と関連付けられた資料データに基づく画像が表示される。したがって、会議支援装置10が1番目選択状態にあるとき、発表用画像100A中、および聴講用画像130C中には、「1」に係る資料画像が表示される。
会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Aでは、図6A(b)に示すように、会議用画像1000A中から発表用画像100Aが削除され、会議用画像1000A中に先発表用画像110Aおよび後発表用画像150Aが新たに表示される。先発表用画像110Aは、会議支援装置10が第2状態にあるときにおいて、先の発表者がプレゼンテーションを行うために操作する画像である。後発表用画像150Aは、会議支援装置10が第2状態にあるときにおいて、先の発表者と交代した後の発表者がプレゼンテーションを行うために操作する画像である。本実施形態では、先発表用画像110Aの左上隅には、先の発表者が操作するための発表用画像であることを示す「先発」の文字が表示され、後発表用画像150Aの左上隅には、後の発表者が操作するための発表用画像であることを示す「後発」の文字が表示される。
図6A(b)に示す先発表用画像110A中には、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像が表示される。したがって、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、先発表用画像110A中には、「1」に係る資料画像が表示される。後発表用画像150A中には、後のプレゼンテーションに用いられる資料画像が表示される。したがって、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、後発表用画像150A中には、「2」に係る資料画像が表示される。
また、図6A(b)に示すように、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、会議用画像1000A中には、先発表用画像選択キー60Aと、後発表用画像選択キー62Aとが表示される。先発表用画像選択キー60Aおよび後発表用画像選択キー62Aは、表示部33Aに2つ以上表示される資料画像を、選択して閲覧するためのキーである。図6A(b)に示すように、先発表用画像110Aは、後発表用画像150Aよりも前面に表示されているため、閲覧可能である。これに対して、後発表用画像150Aは先発表用画像110Aの背面に表示されているので、閲覧することができない。本実施形態では、このように、1つの資料画像を選択すると該資料画像が閲覧可能になるように、複数の資料画像が表示されているとき、選択閲覧可能に表示されていると称する。本実施形態のように、先発表用画像110Aおよび後発表用画像150Aを選択閲覧可能に表示することで、より利便性の高い会議支援装置を実現することができる。
図6A(b)に示す先発表用画像選択キー60Aは、先発表用画像110Aを最前面に表示させるキーである。後発表用画像選択キー62Aは、後発表用画像150Aを最前面に表示させるキーである。会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態になった時点では、先発表用画像選択キー60Aが選択されている状態であり、先発表用画像110Aが前面に表示されている。この状態から、後発表用画像選択キー62Aを選択することで、後発表用画像150Aを前面に表示させることができる。図7Aは、後発表用画像150Aを前面に表示させたときの表示部33Aを示す図である。なお、他の実施形態としては、先発表用画像110Aと後発表用画像150Aとを並列的に表示することによって、選択閲覧可能ではないように表示してもよい。並列的に表示するとは、たとえば、会議用画像1000Aを左右に分けて、会議用画像1000Aの左側に先発表用画像110Aを表示し、同時に、会議用画像1000Aの右側に後発表用画像150Aを表示することである。
会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Cでは、図6B(e)に示すように、会議用画像1000C中から聴講用画像130Cが削除され、会議用画像1000C中に先聴講用画像140Cおよび後聴講用画像120Cが新たに表示される。先聴講用画像140Cは、会議支援装置10が第2状態にあるときにおいて、聴講用端末装置20Bを用いる会議参加者が、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像を閲覧するための画像である。後聴講用画像120Cは、会議支援装置10が第2状態にあるときにおいて、聴講用端末装置20Bを用いる会議参加者が、後のプレゼンテーションに用いられる資料画像を閲覧するための画像である。本実施形態では、先聴講用画像140Cの左上隅には、先のプレゼンテーションに用いられる聴講用画像であることを示す「先聴」の文字が表示され、後聴講用画像120Cの左上隅には、後のプレゼンテーションに用いられる聴講用画像であることを示す「後聴」の文字が表示される。
図6B(e)に示す先聴講用画像140C中には、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像が表示される。したがって、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、先聴講用画像140C中には、「1」に係る資料画像が表示される。後聴講用画像120C中には、後のプレゼンテーションに用いられる資料画像が表示される。したがって、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、後聴講用画像120C中には、「2」に係る資料画像が表示される。
また、図6B(e)に示すように、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、会議用画像1000C中には、先聴講用画像選択キー63Cと、後聴講用画像選択キー61Cとが表示される。先聴講用画像選択キー63Cおよび後聴講用画像選択キー61Cは、表示部33Cに2つ以上表示される資料画像を、選択閲覧可能にするためのキーである。
図6B(e)に示す先聴講用画像選択キー63Cは、先聴講用画像140Cを最前面に表示させるキーである。後聴講用画像選択キー61Cは、後聴講用画像120Cを最前面に表示させるキーである。会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態になった時点では、先聴講用画像選択キー63Cが選択されている状態であり、先聴講用画像140Cが前面に表示されている。この状態から、後聴講用画像選択キー61Cを選択することで、後聴講用画像120Cを前面に表示させることができる。図7Bは、後聴講用画像120Cを前面に表示させたときの表示部33Cを示す図である。なお、他の実施形態としては、先聴講用画像140Cと後聴講用画像120Cとを並列的に表示することによって、選択閲覧可能ではないように表示してもよい。
会議支援装置10が2番目選択状態になると、表示部33Aでは、図6A(c)に示すように、会議用画像1000A中から先発表用画像110Aおよび後発表用画像150Aが削除され、会議用画像1000A中に発表用画像100Aが新たに表示される。なお、会議支援装置10が2番目選択状態であるので、発表用画像100A中には、「1」に係る資料画像ではなく、「2」に係る資料画像が表示される。
会議支援装置10が2番目選択状態になると、表示部33Cでは、図6B(f)に示すように、会議用画像1000C中から先聴講用画像140Cおよび後聴講用画像120Cが削除され、会議用画像1000C中に聴講用画像130Cが新たに表示される。なお、会議支援装置10が2番目選択状態であるので、聴講用画像100C中には、「1」に係る資料画像ではなく、「2」に係る資料画像が表示される。
以下に、各画像の詳細な構成について説明する。図6A(a)に示す発表用画像100Aは、画像表示部分101Aと、ページ数表示部分102Aと、資料データ選択キー103Aと、資料データ群選択キー104Aとを含む。画像表示部分101Aは、資料画像を表示する領域であり、後述する資料データ選択キー103Aおよび資料データ群選択キー104Aによって選択された資料データに基づく画像を表示する領域である。なお、はじめに発表用画像100Aが表示されるときは、画像表示部分101Aには、資料データ群1の第1ページの資料データに基づく画像が表示されるとする。
図6A(a)に示す資料データ群選択キー104Aは、画像表示部分101Aに表示する資料画像の基となる資料データが属する資料データ群を選択するためのキーである。資料データ群選択キー104Aは、進行リスト(表1)に基づいて表示される。たとえば、順番情報「1」と関連付けられた資料データ群は3つであるので、表示部33Aに表示される発表用画像100A中における資料データ群選択キー104Aは、資料データ群1選択キー104Aa、資料データ群2選択キー104Ab、および資料データ群3選択キー104Acの3つとなる。
図6A(a)に示す資料データ選択キー103Aは、資料データ群選択キー104Aによって選択された資料データ群の中において、画像表示部分101Aに表示する資料画像の基となる資料データを選択するためのキーである。資料データ選択キー103Aは、前ページ送りキー103Aaと、後ページ送りキー103Abとを含む。前ページ送りキー103Aaは、画像表示部分101Aに表示中の資料画像の基となった資料データより1つ前のページの資料データを選択し、該資料データに基づく画像を画像表示部分101Aに表示させるキーである。後ページ送りキー103Abは、画像表示部分101Aに表示中の資料画像の基となった資料データより1つ後のページの資料データを選択し、該資料データに基づく画像を画像表示部分101Aに表示させるキーである。
図6A(a)に示すページ数表示部分102Aは、資料データ群選択キー104Aによって選択された資料データ群の総ページ数と、画像表示部分101Aに表示中の資料画像の基となった資料データのページ番号とを表示する領域である。
図6B(d)に示す聴講用画像130Cは、画像表示部分131Cと、ページ数表示部分132Cとを含む。画像表示部分131Cは、同時期における発表用画像100Aの画像表示部分101Aと同一の資料画像を表示する領域である。ページ数表示部分132Cは、同時期における発表用画像100Aのページ数表示部分102Aと同一のページ数を表示する領域である。すなわち、聴講用画像130Cは、同時期における発表用画像100Aに連動している。したがって、発表用画像100Aの資料データ群選択キー104Aおよび資料データ選択キー103Aは、画像変更指示受信信号を会議支援装置10に送信するためのキーとなる。
なお、すべての聴講用画像が同時期における発表用画像に連動するのと同様に、すべての先聴講用画像は、同時期における先発表用画像に連動する。また、すべての後聴講用画像は、同時期における後発表用画像に連動する。
図6A(b)に示す先発表用画像110Aは、1番目2番目同時選択状態において表示される画像であること以外は、発表用画像100Aと同一の機能を有する。すなわち、先発表用画像110Aは、画像表示部分111A、ページ数表示部分112A、資料データ選択キー113A、および資料データ群選択キー114Aを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分101A、ページ数表示部分102A、資料データ選択キー103A、および資料データ群選択キー104Aの機能と同一である。
図6B(e)に示す先聴講用画像140Cは、1番目2番目同時選択状態において表示され、先発表用画像110Aに連動する画像であること以外は、聴講用画像130Cと同一の機能を有する。すなわち、先聴講用画像140Cは、画像表示部分141C、およびページ数表示部分142Cを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分131C、およびページ数表示部分132Cの機能と同一である。
図7Aに示す後発表用画像150Aは、1番目2番目同時選択状態において表示される画像であること以外は、発表用画像100Aと同一の機能を有する。すなわち、後発表用画像150Aは、画像表示部分151A、ページ数表示部分152A、資料データ選択キー153A、および資料データ群選択キー154Aを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分101A、ページ数表示部分102A、資料データ選択キー103A、および資料データ群選択キー104Aの機能と同一である。
図7Bに示す後聴講用画像120Cは、1番目2番目同時選択状態において表示され、後発表用画像150Aに連動する画像であること以外は、聴講用画像130Cと同一の機能を有する。すなわち、後聴講用画像120Cは、画像表示部分121C、およびページ数表示部分122Cを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分131C、およびページ数表示部分132Cの機能と同一である。
会議支援装置10の資料画像表示手段42が、上記のような画像を各表示部33A,33Cに表示させるとき、会議参加者Aは、まず、発表用端末装置20Aに表示される発表用画像100Aを用いてプレゼンテーションを行うことになる。このとき、聴講者である会議参加者Bおよび会議参加者Cは、それぞれの聴講用端末装置20Bにおいて、聴講用画像を閲覧して会議に参加する。はじめは、会議支援装置10は1番目選択状態にある。会議参加者Aが、資料データ選択キー103Aや資料データ群選択キー104Aを選択することで、会議支援装置10に画像変更指示信号が送信され、プレゼンテーションが進む。プレゼンテーションが進み、第1変更手段47がプレゼンテーションの終期に達したと判定すると、会議支援装置10は1番目選択状態から1番目2番目同時選択状態へとなる。本実施形態では、会議参加者Aが最終ページの資料データに基づく画像を表示させるための画像変更指示信号を送信したときに、第1変更手段47はプレゼンテーションの終期に達したと判定する。
会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態となると、表示部33Aには、先発表用画像110Aが表示される。また、聴講用端末装置20Bの表示部33Bには、先聴講用画像が表示される。会議参加者Aは、プレゼンテーションの終了まで、先発表用画像110Aを用いてプレゼンテーションを行うことになる。このとき、会議参加者Bおよび会議参加者Cはそれぞれ、先聴講用画像を閲覧して会議に参加する。
また、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態となると、表示部33Aには、後発表用画像150Aが表示され、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)である聴講用端末装置20Cの表示部33Cには、後聴講用画像120Cが表示される。会議参加者Cは後聴講用画像120Cを閲覧することにより、先のプレゼンテーションが行われている際に、後のプレゼンテーションの内容を確認することができる。
会議参加者Aは、プレゼンテーションが終了すると、先発表用画像110Aを操作することを止め、後の発表者である会議参加者Bと交代する。すなわち、会議参加者Bは発表用端末装置20Aを用いる発表者となり、会議参加者Aは自身の聴講用端末装置20Bを用いる聴講者となる。発表者となった会議参加者Bは、後発表用画像150Aを用いて、プレゼンテーションを開始する。会議参加者Aおよび会議参加者Cはそれぞれ、後発表用画像150Aに連動する後聴講用画像を閲覧して会議に参加する。なお、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)である聴講用端末装置20Cを用いる会議参加者Cは、先聴講用画像140Cを閲覧することにより、後のプレゼンテーションが行われている際に、先のプレゼンテーションの内容を確認することができる。
会議参加者Bによるプレゼンテーションが進み、第2変更手段48がプレゼンテーションの始期が過ぎたと判定すると、会議支援装置10は1番目2番目同時選択状態から2番目選択状態へとなる。本実施形態では、会議参加者Bが第2ページの資料データに基づく画像を表示させるための画像変更指示信号を送信したときに、第2変更手段48はプレゼンテーションの始期が過ぎたと判定する。
会議支援装置10が2番目選択状態となると、表示部33Aには、発表用画像100Aが表示される。また、表示部33Cには、聴講用画像130Cが表示される。その後は、会議参加者Aによるプレゼンテーションと同様にして、会議が進行する。
このように、会議支援装置10によれば、発表者の交代における資料画像の切替えに要する時間を短縮することができ、会議を円滑に進行させることができる。また、本実施形態では、端末装置20を用いるすべての会議参加者が、先のプレゼンテーションが行われている際に後のプレゼンテーションの資料画像を閲覧でき、また、後のプレゼンテーションが行われている際に先のプレゼンテーションの資料画像を閲覧できる。
上述したように、第1変更手段47は、会議支援装置10が第1状態であるときに、表示中の資料画像に係るプレゼンテーションの終期に達したか否かの判定(終期判定処理)を行い、達したと判定したときに会議支援装置10を第2状態に切り替える。以下に、第1変更手段47による終期判定処理について説明する。
本実施形態では、第1変更手段47は、第1表示数判定手段を含む。第1表示数判定手段は、資料画像表示手段42が発表用端末装置20Aの表示部33Aに画像を表示させた資料データの数を判定する手段である。より詳細には、第1表示数判定手段は、選択順番情報として選択されている順番情報と関連付けられた資料データのうち、資料画像表示手段42が表示部33Aに画像を表示させた資料データの数を判定する。たとえば、「1」に係る資料データ群のうち、資料データ群1「a.ppt」が第3ページまで表示され、資料データ群2「b.xls」が第5ページまで表示され、資料データ群3「c.pdf」が第4ページまで表示されたとき、第1表示数判定手段は、表示された資料データの数は、計12であると判定する。
第1変更手段47は、終期判定処理として、まず、資料データ記憶手段41に記憶される資料データ群に基づいて、選択順番情報として選択された順番情報に関連付けられた資料データの総数(総ページ数)を算出する。次に、第1変更手段47は、資料データの総数から、第1表示数判定手段によって判定された値を減算して、残りデータ数として算出する。そして、第1変更手段47は、残りデータ数が予め定める閾値以下であるときに、選択順番情報として選択された順番情報に関連付けられた資料データのうち、表示部33Aに表示させていない資料画像を表示させる画像変更指示を受けると、プレゼンテーションの終期に達したと判定する。
なお、本実施形態では、予め定める閾値は1である。したがって、たとえば、「1」に係る資料データ群のうち、資料データ群1「a.ppt」が全15ページ中の第14ページまで表示され、資料データ群2「b.xls」および資料データ群3「c.pdf」がすべて表示されたときは、残りデータ数は1の状態となる。よって、この状態において、後ページ送りキー103Abを押下して、最終ページ(第15ページ)の資料データに基づく画像を表示させる画像変更指示信号を送信すると、上述したように、会議支援装置10は1番目選択状態から1番目2番目同時選択状態に切り替わる。
他の実施形態としては、第1変更手段47は、さらに、第1表示時間判定手段を備えてもよい。第1表示時間判定手段は、資料画像表示手段42が資料データに基づく画像を各発表用端末装置20Aの表示部33Aに表示させていた時間を判定する手段である。より詳細には、第1表示時間判定手段は、選択順番情報として選択されている順番情報と関連付けられた資料データを、資料画像表示手段42が表示部33Aに表示させていた時間を判定する。
このような他の実施形態では、第1変更手段47は、終期判定処理として、第1表示時間判定手段によって判定された値と、上記第1表示数判定手段によって判定された値とから、未だ表示していない残りの資料画像をすべて表示するのにかかる予想時間を算出し、算出した値が予め定める閾値以下となったときに、プレゼンテーションの終期に達したと判定する。予め定める閾値は、たとえば、5分間〜10分間である。予想時間は、たとえば、資料データ群の第1ページの資料データに基づく画像を表示させていた時間に、残りデータ数を乗算したものであってもよいし、以下に説明する平均表示時間に残りデータ数を乗算したものであってもよい。
上記他の実施形態において、第1変更手段47は、たとえば、資料データ群を構成する資料データのうちの半数の資料データに基づく画像を表示させていた総時間を、該半数の値で除算して、平均表示時間を算出する。なお、プレゼンテーションに用いられる資料データ群が複数ある場合、資料データ群によって進行する速度が異なるので、第1変更手段47は、資料データ群ごとに予想時間を算出して、すべての予想時間の合計値が予め定める閾値以下となったときに、プレゼンテーションの終期に達したと判定することが好ましい。このとき、上記平均表示時間も、資料データ群ごとに算出する。
上述したように、第2変更手段48は、会議支援装置10が第2状態であるときに、後のプレゼンテーションの始期が過ぎたか否かの判定(始期判定処理)を行い、過ぎたと判定したときに会議支援装置10を第1状態に切り替える。以下に、第2変更手段48による始期判定処理について説明する。
本実施形態では、第2変更手段48は、第2表示数判定手段を含む。第2表示数判定手段は、資料画像表示手段42が発表用端末装置20Aの表示部33Aに画像を表示させた資料データの数を判定する手段である。より詳細には、第2表示数判定手段は、後の選択順番情報として選択されている順番情報と関連付けられた資料データのうち、資料画像表示手段42が表示部33Aに画像を表示させた資料データの数を判定する。
第2変更手段48は、始期判定処理として、第2表示数判定手段によって判定された値が予め定める閾値以上であるときに、後の選択順番情報として選択された順番情報に関連付けられた資料データのうち、表示部33Aに表示させていない資料画像を表示させる画像変更指示を受けると、プレゼンテーションの始期が過ぎたと判定する。
なお、本実施形態では、予め定める閾値は1である。したがって、たとえば、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるときに、「2」に係る資料データ群の第1ページの資料データに基づく画像が表示部33Aに表示されているとき、閾値以上の状態である。よって、この状態において、資料データ選択キー153Aを押下して、第1ページ以外のページの資料データに基づく画像を表示させる画像変更指示信号を送信すると、上述したように、会議支援装置10は1番目2番目同時選択状態から2番目選択状態に切り替わる。
他の実施形態として、第2変更手段48は、会議支援装置10が第2状態となった時点から予め定める時間経過したときに、後のプレゼンテーションの始期が過ぎたと判定するように構成されてもよい。
会議支援装置10は、通知手段をさらに備えてもよい。通知手段は、会議支援装置10が第2状態にあるときに、選択手段44がプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態(第2状態)にあるときに、該2つの順番のうちの後の順番に対応する順番情報と関連付けられた資料データ以外の資料データに基づく画像を表示している表示部33を備える聴講用端末装置20Bに対して、予め定める通知を行う手段である。図8は、通知手段によるメッセージ80が表示された表示部33Cを示す図である。本実施形態では、通知手段は、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態となった時点から、予め定める時間経過後、先聴講用画像140C中に、「次の発表者の資料をご覧ください。」というメッセージ80を表示させる。予め定める時間は、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態となってから先のプレゼンテーションが終了するまでにかかる予想時間であり、たとえば、5分間〜10分間である。他の実施形態として、通知手段は、発表用端末装置20Aの表示部33Aに表示される会議用画像1000A中に、後の発表者がプレゼンテーションを行う直前に押下するキーである発表開始キーを表示させ、該発表開始キーが押下された時点で、先聴講用画像140C中に上記メッセージを表示させるように構成されてもよい。
次に、会議支援装置10の第1変形例について、図9A、および図9Bを用いて説明する。図9Aは、第1実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における発表用端末装置20Aの表示部33Aを示す図である。図9A(a)は、後述する発表開始キー70が押下される前における表示部33Aを示し、図9A(b)は、後述する発表開始キー70が押下された後における表示部33Aを示す。図9Bは、第1実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における聴講用端末装置20Cの表示部33Cを示す図である。図9B(c)は、後述する発表開始キー70が押下される前における表示部33Cを示し、図9B(d)は、後述する発表開始キー70が押下された後における表示部33Cを示す。
第1変形例では、予め定める端末装置20(共存表示端末装置)として設定されるのは発表用端末装置20Aのみである。したがって、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、発表用端末装置20Aの表示部33Aに表示される会議用画像1000A中にのみ、2つの資料画像が表示される。第1変形例において、会議支援装置10が1番目選択状態または2番目選択状態のときに各表示部33A,33Cに表示される画像は、基本例において、会議支援装置10が1番目選択状態または2番目選択状態のときに各表示部33A,33Cに表示される画像と同一であるので、説明は省略する。また、同一の参照符号を付した手段または画像は、同一の機能を有するので、説明は省略する。
会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Aでは、図9A(a)に示すように、会議用画像1000A中から発表用画像100Aが削除され、会議用画像1000A中に先発表用画像110Aおよび後発表用画像150Aが表示される。また、このとき、会議用画像1000A中に、先発表用画像選択キー60Aおよび後発表用画像選択キー62Aが表示される。さらに、このとき、基本例とは異なり、会議用画像1000A中に、発表開始キー70が表示される。なお、本第1変形例では、聴講用端末装置20Bはすべて予め定める端末装置20(共存表示端末装置)としては設定されていないけれども、少なくとも1つ以上の聴講用端末装置20Bが共存表示端末装置として設定されていない変形例の場合でも、会議用画像1000A中に発表開始キー70が表示されるように、会議支援装置10を構成してもよい。
会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Cでは、図9B(c)に示すように、会議用画像1000C中から聴講用画像130Cが削除され、会議用画像1000C中に先聴講用画像140Cが表示される。このとき、基本例とは異なり、会議用画像1000C中には、後聴講用画像120Cが表示されない。また、このとき、会議用画像1000C中に、1つの資料画像しか表示されないので、先聴講用画像選択キー63Cおよび後聴講用画像選択キー61Cも表示されない。
図9B(c)に示す発表開始キー70は、後の発表者がプレゼンテーションを行う直前に押下するキーである。先の発表者である会議参加者Aの発表が終了した時点では、表示部33Cには、先聴講用画像140Cしか表示されていない。後の発表者である会議参加者Bが、発表開始キー70を押下することで、図9B(d)に示すように、先聴講用画像140Cを、後聴講用画像120Cに変更させることができる。したがって、発表開始キー70は、画像変更指示信号を送信するためのキーである。また、発表開始キー70が押下されると、図9A(b)に示すように、会議用画像1000A中から該発表開始キー70が削除され、後発表用画像150Aが最前面に表示される。
図9B(c)に示す発表開始キー70が押下されたとき、後聴講用画像120C中には、たとえば、後の発表に用いられる資料データ群1の、第1ページに基づく画像が表示される。なお、発表開始キー70が押下されるまでは、後発表用画像150Aの、資料データ群選択キー154Aや資料データ選択キー153Aが押下されても、画像変更指示信号は送信されず、画像表示部分151Aに表示される画像のみが変更されるように構成することが好ましい。これによって、会議参加者Bは、自身のプレゼンテーションの開始直前に、自身のプレゼンテーションに用いるすべての資料画像を確認することができる。
会議参加者Bは、発表開始キー70を押下した後、後発表用画像150Aを用いてプレゼンテーションを進めることになる。その後、第2変更手段48が、会議参加者Bによるプレゼンテーションの始期が過ぎたと判定すると、会議支援装置10を1番目2番目同時選択状態から2番目選択状態へ切り替える。
このように、会議支援装置10の第1変形例では、1番目2番目同時選択状態において、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像および後のプレゼンテーションに用いられる資料画像の両画像が同時に表示されるのは、発表用端末装置20Aの表示部33Aのみである。したがって、発表者の交代における資料画像の切替えに要する時間を短縮することができ、かつ、他の会議参加者は、進行中のプレゼンテーションに集中することができる。
次に、会議支援装置10の第2変形例について、図10を用いて説明する。図10は、第1実施形態の第2変形例において、1番目2番目同時選択状態における聴講用端末装置20Cの表示部33Cを示す図である。
第2変形例では、資料画像表示手段42が、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像および後のプレゼンテーションに用いられる資料画像以外の資料画像を、予め定める端末装置20(以下、「任意画像表示端末装置」と称する場合がある)の表示部33に表示させる。本第2変形例では、予め定める端末装置20(任意画像表示端末装置)は、以下に説明するように、聴講用端末装置20Cであるけれども、すべての端末装置20であってもよい。任意画像表示端末装置である聴講用端末装置20Cの表示部33Cには、後述する任意閲覧用画像160Cが表示される。任意画像表示端末装置ではない発表用端末装置20Aの表示部33Aに表示される画像は、第1実施形態のときと同一であるので、説明は省略する。また、第2変形例において、会議支援装置10が1番目選択状態または2番目選択状態のときに表示部33A,33Cに表示される画像は、基本例のときと同一であるので、説明は省略する。また、同一の参照符号を付した手段または画像は、同一の機能を有するので、説明は省略する。
会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Cでは、図10(a)に示すように、会議用画像1000C中から聴講用画像130Cが削除され、会議用画像1000C中に先聴講用画像140C、後聴講用画像120C、および任意閲覧用画像160Cが新たに表示される。基本例と異なる点は、任意閲覧用画像160Cが表示されることである。
図10(a)に示す任意閲覧用画像160Cは、会議支援装置10が第2状態にあるときにおいて、会議に用いられるすべての資料データの中から会議参加者Cが任意に選択した資料データに基づく画像を含む画像である。本実施形態では、任意閲覧用画像160Cの左上隅には、任意閲覧用の画像であることを示す「任」の文字が表示される。
また、図10(a)に示すように、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、表示部33Cにおける会議用画像1000C中には、先聴講用画像選択キー63Cと、後聴講用画像選択キー61Cと、任意閲覧用画像選択キー64Cと、順番表示部分65Cと、順番選択キー66Cとが表示される。任意閲覧用画像選択キー64Cは、任意閲覧用画像160Cを最前面に表示させるキーである。会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態になった時点では、先聴講用画像選択キー63Cが選択されている状態であり、先聴講用画像140Cが最前面に表示され、任意閲覧用画像160Cは最背面に表示される。この状態から、任意閲覧用画像選択キー64Cを選択することで、図10(b)に示すように、任意閲覧用画像160Cを最前面に表示させることができる。
図10(a)に示す順番表示部分65Cは、任意閲覧用画像160C中に表示される資料画像の基となる資料データと関連付けられた順番番号が表示される領域である。本実施形態では、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態となった時点において、先のプレゼンテーションの順番番号および後のプレゼンテーションの順番番号のいずれでもない順番番号「3」が表示され、任意閲覧用画像160C中には、順番番号「3」と関連付けられた資料画像が表示される。
図10(a)に示す順番選択キー66Cは、前順番選択キー66Caと、後順番選択キー66Cbとを含む。前順番選択キー66Caは、任意閲覧用画像160C中に表示中の資料画像と関連付けられた順番情報よりも1つ前の順番情報に関連付けられた資料画像を表示させるためのキーである。後順番選択キー66Cbは、任意閲覧用画像160C中に表示中の資料画像と関連付けられた順番情報よりも1つ後の順番情報に関連付けられた資料画像を表示させるためのキーである。表示部33Cは、後順番選択キー66Cbが押下されると、図10(c)に示すように、任意閲覧用画像160C中に順番番号「4」と関連付けられた資料画像を表示する。
図10(b)に示す任意閲覧用画像160Cは、画像表示部分161Cと、ページ数表示部分162Cと、資料データ選択キー163Cと、資料データ群選択キー164Cとを含む。画像表示部分161Cは、資料画像を表示する領域であり、後述する資料データ選択キー163Cおよび資料データ群選択キー164Cによって選択された資料データに基づく画像を表示する領域である。なお、はじめに任意閲覧用画像160Cが表示されるときは、画像表示部分161Cには、資料データ群1の第1ページの資料データに基づく画像が表示されるとする。
図10(b)に示す資料データ群選択キー164Cは、画像表示部分161Cに表示する資料画像の基となる資料データが属する資料データ群を選択するためのキーである。資料データ群選択キー164Cは、進行リスト(表1)に基づいて表示される。たとえば、図10(b)において、順番表示部分65Cに表示中の順番番号「3」と関連付けられた資料データ群は1つであるので、表示部33Cに表示される任意閲覧用画像160C中における資料データ群選択キー164Cも1つである。また、たとえば、図10(c)において、順番表示部分65Cに表示中の順番番号「4」と関連付けられた資料データ群は4つであるので、表示部33Cに表示される任意閲覧用画像160C中における資料データ群選択キー164Cは、資料データ群1選択キー164Ca、資料データ群2選択キー164Cb、資料データ群3選択キー164Cc、および資料データ群4選択キー164Cdの4つとなる。
図10(b)に示す資料データ選択キー163Cは、資料データ群選択キー164Cによって選択された資料データ群の中において、画像表示部分161Cに表示する資料画像の基となる資料データを選択するためのキーである。資料データ選択キー163Cは、前ページ送りキー163Caと、後ページ送りキー163Cbとを含む。前ページ送りキー163Caは、画像表示部分161Cに表示中の資料画像の基となった資料データより1つ前のページの資料データを選択し、該資料データに基づく画像を画像表示部分161Cに表示させるキーである。後ページ送りキー163Cbは、画像表示部分161Cに表示中の資料画像の基となった資料データより1つ後のページの資料データを選択し、該資料データに基づく画像を画像表示部分161Cに表示させるキーである。
図10(b)に示すページ数表示部分162Cは、資料データ群選択キー164Cによって選択された資料データ群の総ページ数と、画像表示部分161Cに表示中の資料画像の基となった資料データのページ番号とを表示する領域である。
このように、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、予め定める端末装置20(任意画像表示端末装置)である聴講用端末装置20Cの表示部33Cに表示される会議用画像1000C中には、任意閲覧用画像160Cが表示される。会議参加者Cは、任意閲覧用画像160Cによって、会議に用いられるいずれの資料画像も任意に閲覧することができる。したがって、第2変形例によれば、より利便性の高い会議支援装置10を提供できる。
なお、第2変形例において、会議支援装置10が1番目2番目同時選択状態にあるとき、一時記憶部2は、会議に用いられるすべての資料データに基づく画像を表示させるための各画像データを記憶している。したがって、資料画像表示手段42は、いずれの資料画像であっても、順番選択キー66C、資料データ選択キー163C、または資料データ群選択キー164Cが押下された後、直ちに任意閲覧用画像160C中に表示させることができる。
次に、本発明に係るプレゼンテーション支援システムの第2実施形態について説明する。本発明に係るプレゼンテーション支援システムの第2実施形態である会議支援システム220は、本発明に係るプレゼンテーション支援装置の第2実施形態である会議支援装置210と端末装置20とを含む。図11は、会議支援システム220の構成を示すブロック図である。会議支援システム220は、会議支援装置210、および会議支援装置210とデータ通信を行う複数の端末装置20を備える。本実施形態では、上述した第1実施形態とは異なり、各端末装置20は、発表用端末装置20A、または聴講用端末装置20Bとして予め設定されてはいない。本実施形態では、後述する端末選定手段249によって、後述する進行リストに基づいて、発表者の用いる端末装置20が「発表用端末装置」として設定され、聴講者の用いる端末装置20が「聴講用端末装置」として設定される。したがって、本実施形態では、会議の進行度合いによって、「発表用端末装置」が切り替わる。
会議支援装置210および端末装置20は、LAN(Local Area Network)やWAN(
Wide Area Network)などのIP(Internet Protocol)ネットワーク40を介して相互にデータ通信可能に接続される。会議支援装置210および端末装置20は、IPネットワーク40を介して、たとえば、H.323、T.120、SIP(Session Initiation
Protocol)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)などの通信プロトコルに従って、音声信号や映像信号などの各種の信号の送受信を行なう。なお、会議支援装置210および端末装置20は、これらの通信プロトコルを適宜組み合わせて利用してもよい。
本実施形態では、会議支援システム220は、会議支援装置210および端末装置20が、IPネットワーク40を介して相互にデータ通信可能に接続されるけれども、他の実施形態としては、複数の端末装置20それぞれはデータ通信可能に接続されておらず、各端末装置20それぞれが会議支援装置210と1対1通信を行なうように接続されてもよい。また、他の実施形態として、1つの端末装置20が会議支援装置210の機能を備え、この端末装置20を親機とし、他の端末装置20(子機)それぞれが親機と1対1通信できるように接続されてもよい。
本実施形態において、会議支援システム220は、たとえば、同一の会議に参加する会議参加者の用いる端末装置20がすべて同一の部屋に設置されているものとする。すなわち、同一の会議に参加する会議参加者の人数分の端末装置20が同一の部屋に用意されており、各会議参加者はそれぞれ1つの端末装置20を用いて会議に参加する。そして、発表者は、自身が使用する端末装置20に、自身の資料画像を表示させて、プレゼンテーションを行う。各聴講者は、自身が使用する端末装置20に、発表者の用いる端末装置20に表示される資料画像と同一の資料画像を表示させつつ、発表者の説明を聞き、会議を進める。
他の実施形態の会議支援システムとしては、端末装置20は必ずしも同一の部屋に設置される必要は無く、離れた拠点に設置されてもよい。このような、他の実施形態における会議支援システムは、離れた拠点間での遠隔会議に用いることができる。
端末装置20の構成については、上述したので説明を省略する。なお、本実施形態においては、認証部24は、会議支援装置210に対して認証を行う。
次に、本発明に係る会議支援装置210について説明する。会議支援装置210の構成は、図3に示す会議支援装置10の構成と同様であるので、説明を省略する。なお、本実施形態においては、会議支援装置210の記憶部は、後述する各種手段を実現するためプレゼンテーション支援プログラムを記憶する。また、記憶部は、進行リストとして、各資料データ(各資料データ群)と、各プレゼンテーションが行われる順番にそれぞれ対応する順番情報と、各端末装置20を識別するための端末情報とを関連付けたリストを記憶する。
上記のように構成される会議支援装置210によって実現される機能について説明する。図12は、会議支援装置210によって実現される機能を示すブロック図である。会議支援装置210は、会議支援装置210の制御部がプレゼンテーション支援プログラムを会議支援装置210の一時記憶部に読み出して実行することにより、資料データ記憶手段241、資料画像表示手段242、進行リスト記憶手段243、選択手段244、画像変更指示受信手段245、画像変更手段246、第1変更手段247、第2変更手段248、端末選定手段249、および共存表示端末設定手段250を実現する。なお、会議支援装置210は、上記各種手段と等価な働きをするハードウェアによって構成されてもよい。
資料データ記憶手段241は、複数のプレゼンテーションに対応した複数の資料データを記憶する機能を有する。進行リスト記憶手段243は、進行リストを記憶する機能を有する。上述したように、進行リストは、各資料データ(各資料データ群)と、各プレゼンテーションが行われる順番にそれぞれ対応する順番情報と、各端末装置20を識別するための端末情報とを関連付けたリストである。
選択手段244は、進行リストに基づき、プレゼンテーションの行われる順番のとおりに、前記順番情報のうちの、いずれか1つの順番情報、またはプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を、選択する機能を有する。以下では、選択手段244によって選択された順番情報のことを、「選択順番情報」と称する場合がある。
第1変更手段247は、選択手段244が1つの順番情報を選択している状態(以下、「第1状態」と称する場合がある)にあるときに、進行リストに基づいて、選択手段244を、該1つの順番情報と、該1つの順番情報が示す順番の次の順番に対応する順番情報とを選択している状態(以下、「第2状態」と称する場合がある)へ切り替えるように制御する機能を有する。
第2変更手段248は、選択手段244がプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態(第2状態)にあるときに、進行リストに基づいて、選択手段244を、該2つの順番のうちの、後の順番に対応する順番情報を選択している状態へ切り替えるように制御する機能を有する。
端末選定手段249は、選択手段244によって選択された順番情報に関連付けられた端末情報によって識別される端末装置20を「発表用端末装置」とし、該端末情報以外の端末情報によって識別される端末装置20を「聴講用端末装置」とするように設定する。したがって、会議支援装置210が第1状態にあるときは、1つの端末装置20が「発表用端末装置」として設定され、第2状態にあるときは、2つの端末装置20が「発表用端末装置」として設定される。
資料画像表示手段242は、各資料データに基づく画像を、各端末装置20の各表示部33に表示させる機能を有する。また、資料画像表示手段242は、選択手段244が1つの順番情報を選択している状態(第1状態)にあるときには、該1つの順番情報と関連付けられた資料データに基づく画像を、各端末装置20の各表示部33に表示させる機能を有する。また、資料画像表示手段242は、選択手段244がプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態(第2状態)にあるときには、該2つの順番に対応する順番情報とそれぞれ関連付けられた2つの資料データにそれぞれ基づく2つの画像を、予め定める端末装置20(以下では、「共存表示端末装置」と称する場合がある)の表示部33に表示させる機能を有する。
共存表示端末設定手段250は、進行リストに基づいて、会議支援装置210に接続される複数の端末装置20の中から選択した端末装置20を、「共存表示端末装置」に設定する。会議支援装置210が第2状態にあるとき、共存表示端末設定手段250は、選択手段44が選択している2つの順番のうちの、後の順番に対応する順番情報に関連付けられた端末情報によって識別される端末装置20を、少なくとも「共存表示端末装置」として設定する。
画像変更指示受信手段245は、「発表用端末装置」として設定された端末装置20の操作部35を介して該端末装置20に入力された画像変更指示に基づく信号を、該端末装置20から受信する機能を有する。
画像変更手段246は、画像変更指示に基づく信号に基づいて、資料画像表示手段242が各表示部33に表示させている画像を、該画像の基となった資料データとは異なる資料データに基づく画像に変更するように、資料画像表示手段242を制御する機能を有する。
以下に、会議支援装置210の上記各種手段による会議進行処理を説明する。図13は、第2実施形態における会議進行処理を示すフローチャートである。会議支援装置210は、会議進行処理のステップA1として、すべての端末装置20の表示部33に、最初の発表(プレゼンテーション)に係る資料画像を表示させる。会議支援装置210は、ステップA1の後、会議進行処理をステップA2へ進める。
より詳細には、会議支援装置210は、複数の端末装置20のいずれかから会議開始の指示を受けることで、会議進行処理を開始する。会議進行処理を開始すると、会議支援装置210は、まず、選択手段244によって、進行リスト記憶手段243に記憶される進行リストに基づいて、複数の端末装置20の中で最も先の順番に対応する順番情報を選択する。1つの順番情報を選択した後、会議支援装置210は、資料画像表示手段242によって、進行リストに基づいて、該順番情報と関連付けられた資料データ群を構成する資料データの1つに基づく画像を、各端末装置20の各表示部33に表示させる。また、会議支援装置210は、進行リストに基づいて、端末選定手段249によって、選択手段244により選択された順番情報と関連付けられた端末情報によって識別される端末装置20を「発表用端末装置」とし、該端末情報によって識別されない端末装置20を「聴講用端末装置」とするように設定する。なお、選択手段244が順番情報を選択する前に、すべてのプレゼンテーションの資料画像を各端末装置20の各表示部33で表示可能な期間が設けられてもよい。
資料画像表示手段242が各表示部33に資料画像を表示させるとき、実際のハードウェア上では、会議支援装置210の一時記憶部に、選択手段244によって選択された順番情報と関連付けられた資料データ群が読み出され、該資料データ群を構成する各資料データに基づく画像を表示させるための各画像データが記憶される。各画像データのうちの1つの画像データが、会議支援装置210の通信処理部からIPネットワーク40を介して、各端末装置20に送信される。各端末装置20は、各端末装置20の各通信処理部22によって受信した画像データに基づいて、各表示部33に資料画像を表示する。
発表者は、「発表用端末装置」として設定された自身の端末装置20の操作部35を介して画像変更指示を入力することで、該画像変更指示に基づく信号(画像変更指示信号)を会議支援装置210に送信することが可能である。画像変更指示とは、各端末装置20の各表示部33に表示中の資料画像とは異なる資料画像を、各表示部33に表示させる指示である。
会議支援装置210に送信された画像変更指示信号は、画像変更指示受信手段245によって受信される。画像変更手段246は、画像変更指示受信手段245が受信した画像変更指示信号に基づいて、各表示部33に表示中の資料画像を、該資料画像の基となった資料データとは異なる資料データに基づく画像に変更するように、資料画像表示手段242を制御する。画像変更手段246による制御によって、資料画像表示手段242は、異なる資料画像を各端末装置20の各表示部33に表示させる。発表者は、「発表用端末装置」として設定された自身の端末装置20を介して会議支援装置210に画像変更指示を送りながら、各資料データについての説明を行うことでプレゼンテーションを進めることができる。
会議支援装置210は、会議進行処理のステップA2として、端末選定手段249により選定された「発表用端末装置」による処理に基づいて、表示中の資料画像に係る発表(プレゼンテーション)の終期に達したか否かを判定する(終期判定処理)。終期判定処理は、第1変更手段247が行う。プレゼンテーションの終期とは、大略的には、1つのプレゼンテーションの終了間際から該プレゼンテーションの終了時点までの期間である。第1変更手段247による終期判定処理については後述する。会議支援装置210は、ステップA2において、終期に達したと判定された場合、会議進行処理をステップA4へ進め、終期に達したと判定されなかった場合、会議進行処理をステップA2へ戻し、再度、終期判定処理を行わせる(ステップA3)。
会議支援装置210は、会議進行処理のステップA4として、次の発表者がいるか否かを判断し、いると判断した場合は、会議進行処理をステップA5へ進め、いないと判断した場合は、会議進行処理をステップA9へ進める。ステップA4における判断は、第1変更手段247が、進行リスト中に次の順番のプレゼンテーションがあるか否かを確認することで行う。
会議支援装置210は、会議進行処理のステップA5として、次の発表(プレゼンテーション)に係る資料画像を、後の発表用端末装置を含む、「共存表示端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示させる。会議支援装置210は、ステップA5の後、会議進行処理をステップA6へ進める。
より詳細には、まず、第1変更手段247が、進行リストに基づいて、選択手段244が既に選択中の順番情報(先の選択順番情報)だけではなく、該順番情報が示す順番よりも1つ後の順番を示す順番情報も、選択順番情報(後の選択順番情報)として選択するように、選択手段244を制御する。すなわち、第1変更手段247は、第1状態の会議支援装置210を、第2状態となるように制御する。そして、共存表示端末設定手段250は、少なくとも、後の選択順番情報に関連付けられた端末情報によって識別される端末装置20(後の発表用端末装置)を、「共存表示端末装置」として設定する。資料画像表示手段242は、進行リストに基づいて、先の選択順番情報に関連付けられた資料画像(先の発表者の用いる資料画像)と、後の選択順番情報に関連付けられた資料画像(後の発表者の用いる資料画像)とを、「共存表示端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示させる。また、このとき、端末選定手段249は、進行リストに基づいて、先の選択順番情報および後の選択順番情報にそれぞれ関連付けられた端末情報によって識別される2つの端末装置20を、「発表用端末装置」とし、それ以外の端末装置20を「聴講用端末装置」とするように設定する。
資料画像表示手段242は、ステップA1と同様に、会議支援装置210の一時記憶部に、後の選択順番情報と関連付けられた資料データ群を読み出し、該資料データ群を構成する各資料データに基づく画像を表示させるための各画像データを記憶させる。そして、資料画像表示手段242は、画像データを各端末装置20に送信して、「共存表示端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に、先の発表者の用いる資料画像、および後の発表者の用いる資料画像を表示させる。したがって、第2状態の会議支援装置210において、会議支援装置210の一時記憶部は、先の発表者の用いる資料画像の画像データと、後の発表者の用いる資料画像の画像データとの両者を記憶している。
聴講者のうち、自身の使用する端末装置20が、端末選定手段249によって「発表用端末装置」として設定された聴講者は、次に発表を行う会議参加者(後の発表者)であり、該聴講者は、該端末装置20から画像変更指示を送信できるようになる。会議の進行上、後の発表者は、先に「発表用端末装置」として設定された端末装置20を用いる会議参加者(先の発表者)によるプレゼンテーション(先のプレゼンテーション)が終了するのを待ってから、自身のプレゼンテーション(後のプレゼンテーション)を開始し、必要に応じて画像変更指示を送信する。会議支援装置210が第2状態にあるときは、会議支援装置210の一時記憶部には、先の発表者の用いる資料画像の画像データと、後の発表者の用いる資料画像の画像データとの両者が記憶されている。また、このとき、後の発表者の用いる端末装置20は「共存表示端末装置」として設定されているので、該端末装置20の表示部33には、後の発表者の用いる資料画像が表示されている。したがって、後の発表者は、先のプレゼンテーションが終了し次第、直ちに後のプレゼンテーションを開始できる。このように、本発明に係る会議支援装置210によれば、各会議参加者は自身の端末装置20を用いてプレゼンテーションを行えるので、発表者の交代に要する時間を短縮できる。
また、「共存表示端末装置」として設定された端末装置20の表示部33には、先のプレゼンテーションの終期に達したときから、先の発表者の用いる資料画像と後の発表者の用いる資料画像との、2つの資料画像が表示されるので、該端末装置20を用いる会議参加者は、進行中ではない、後のプレゼンテーションの資料画像を閲覧することができる。また、後述するように、先の発表者の用いる資料画像は、後のプレゼンテーションの始期が過ぎるときまで、「共存表示端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示されるので、該端末装置20を用いる会議参加者は、進行中ではない、先のプレゼンテーションの資料画像を閲覧することができる。このように、本発明に係る会議支援装置210によれば、進行中以外のプレゼンテーションの資料画像を閲覧することができる。
会議支援装置210は、会議進行処理のステップA6として、次の発表(プレゼンテーション)の始期が過ぎたか否かを判定する(始期判定処理)。始期判定処理は、第2変更手段48が行う。プレゼンテーションの始期とは、大略的には、プレゼンテーションの開始時点からプレゼンテーションがある程度進行した時点までの期間である。第2変更手段48による始期判定処理については後述する。会議支援装置210は、ステップA6において、始期が過ぎたと判定された場合、会議進行処理をステップA8へ進め、始期が過ぎたと判定されなかった場合、会議進行処理をステップA6へ戻し、再度、始期判定処理を行わせる(ステップA7)。
会議支援装置210は、会議進行処理のステップA8として、直前の発表(プレゼンテーション)に係る資料画像の表示を終了する。会議支援装置210は、ステップA8の後、会議進行処理を再度ステップA2へ進める。
より詳細には、まず、第2変更手段48が、先の選択順番情報として選択されている順番情報、および後の選択順番情報として選択されている順番情報のうち、後の選択順番情報として選択されている順番情報のみを、選択順番情報として引き続き選択するように、選択手段44を制御する。すなわち、第2変更手段48は、第2状態の会議支援装置10を、第1状態となるように制御する。そして、資料画像表示手段42は、選択順番情報ではなくなった順番情報に関連付けられた資料画像を「共存表示端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示させることを終了し、進行リストに基づいて、選択順番情報として引き続き選択されている順番情報に関連付けられた資料画像のみを、各端末装置20の表示部33に表示させる。また、このとき、端末選定手段249は、進行リストに基づいて、選択手段44によって引き続き選択されている選択順番情報に関連付けられた端末情報によって識別される端末装置20を、「発表用端末装置」とし、それ以外の端末装置20を「聴講用端末装置」とするように設定する。
ハードウェア上では、会議支援装置210の一時記憶部から、選択順番情報ではなくなった順番情報に関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像を表示するための各画像データが削除される。会議支援装置210の一時記憶部には、選択順番情報として選択され続ける順番情報に関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像を表示するための各画像データのみが記憶され続ける。
よって、端末選定手段249によって「発表用端末装置」として設定された1つの端末装置20を用いる会議参加者のみが、該端末装置20から画像変更指示を送信できるようになる。したがって、ステップA8以降ステップA2で終期に達したと判定されるまでの期間は、ステップA1以降ステップA2で終期に達したと判定されるまでの期間と同様に、会議支援装置210は第1状態である。ステップA8以降のステップA2における処理は、上述したとおりである。
会議支援装置210は、会議進行処理のステップA9として、表示中の資料画像に係る発表(プレゼンテーション)の終期から所定時間が経過したか否かを判定する(終了判定処理)。終了判定処理は、資料画像表示手段242が行う。所定時間とは、プレゼンテーションの終期に達してからプレゼンテーションが終了するまでに要する時間として予め定められる予想時間である。所定時間は、たとえば、5分間〜10分間である。会議支援装置210は、ステップA9において、所定時間が経過したと判定された場合、会議進行処理をステップA11へ進め、所定時間が経過したと判定されなかった場合、会議進行処理をステップA9へ戻し、再度、終了判定処理を行わせる(ステップA10)。
会議支援装置210は、会議進行処理のステップA11として、すべての資料画像の表示を終了して、会議進行処理を終了する。より詳細には、選択手段244は、いずれの順番情報も選択しなくなり、資料画像表示手段242は、会議支援装置210の一時記憶部に記憶されていた画像データをすべて削除し、資料画像を各表示部33に表示させることを終了する。なお、会議支援装置210は、ステップA9、ステップA10、およびステップA11の処理を行わずに、電源が切断されるまで、最後に表示部33に表示させた資料画像を表示させ続けるように構成されてもよい。
以上に説明したような各種手段の機能は、本発明に係るプレゼンテーション支援装置の第2実施形態において共通の機能である。以下に、本発明に係るプレゼンテーション支援装置の第2実施形態である会議支援装置210の基本例について説明する。基本例において、共存表示端末設定手段250は、会議の開始から終了まで(ステップA1〜ステップA11)を通して、会議支援装置210に接続しているすべての端末装置20を、「共存表示端末装置」として設定する。
表2に、進行リストの具体例を示す。なお、資料データ群および進行リストは、会議支援装置210の外部から、たとえば、端末装置20から入力される。入力された資料データ群は資料データ記憶手段241によって記憶され、入力された進行リストは進行リスト記憶手段243によって記憶される。
Figure 2011142523
表2において、「端末ID」は、各会議参加者の用いる端末装置20を識別するための端末情報を示す。「順番番号」は、プレゼンテーションの行われる順番を直接的に示す順番情報である。たとえば、端末IDが「X」(Xは、P〜Uのいずれかである)の端末装置20を用いる会議参加者を、会議参加者Xと表すことにすると、表2は、会議参加者Pが1番目にプレゼンテーションを行うことを示しており、会議参加者Sが4番目にプレゼンテーションを行うことを示している。なお、進行リストには、各会議参加者を識別するためのユーザIDが含まれてもよい。ユーザIDも、進行リストによって「順番番号」と関連付けられることで、プレゼンテーションの行われる順番を間接的に示す順番情報となる。
「資料データ群1」、「資料データ群2」、「資料データ群3」、および「資料データ群4」はそれぞれ、各会議参加者がプレゼンテーションに用いる資料データ群を示しており、たとえば、会議参加者Qは、「d.pdf」という資料データ群、および「e.xls」という資料データ群を用いて、プレゼンテーションを行うことを示す。
以下では、プレゼンテーションの行われる順番が1番目である会議参加者Pが用いる端末装置20、プレゼンテーションの行われる順番が2番目である会議参加者Qが用いる端末装置20、およびプレゼンテーションの行われる順番が3番目である会議参加者Rが用いる端末装置20を具体例に挙げて説明する。なお、会議参加者Pが使用する端末装置20を端末装置20Pと表し、端末装置20Pの各部の参照符号の末尾には、アルファベット「P」を付して表す。同様に、会議参加者Qが用いる端末装置20を端末装置20Qと表し、会議参加者Rが用いる端末装置20を端末装置20Rと表す。
会議支援装置210は、順番情報として、「順番番号」、「ユーザID」のうち、いずれを用いてもよいけれども、以下では、「順番番号」を用いるとする。会議が開始されると、上記進行リスト(表2)に基づいて、選択手段244は、まず、順番番号「1」のみを選択順番情報として選択する(ステップA1)。このとき、端末選定手段249は、順番番号「1」に関連付けられた端末情報「P」によって識別される端末装置20Pのみを「発表用端末装置」とし、それ以外の端末装置20を「聴講用端末装置」とするように設定する。その後、ステップA5において、選択手段244は、順番番号「1」を先の選択順番情報として選択し、順番番号「2」を後の選択順番情報として選択する。このとき、端末選定手段249は、順番番号「1」、「2」にそれぞれ関連付けられた端末情報「P」、「Q」によって識別される端末装置20P、20Qを「発表用端末装置」とし、それ以外の端末装置20を「聴講用端末装置」とするように設定する。さらにその後、ステップA8において、選択手段244は、順番番号「2」のみを、選択順番情報として選択する。このとき、端末選定手段249は、順番番号「2」に関連付けられた端末情報「Q」によって識別される端末装置20Qのみを「発表用端末装置」とし、それ以外の端末装置20を「聴講用端末装置」とするように設定する。したがって、会議支援装置210は、最初に、順番番号「1」のみを選択順番情報として選択している第1状態(以下、「1番目選択状態」と称する場合がある)となり、次に、順番番号「1」を先の選択順番情報として選択し、順番番号「2」を後の選択順番情報として選択している第2状態(以下、「1番目2番目同時選択状態」と称する場合がある)となり、次に、順番番号「2」のみを選択順番情報として選択している第1状態(以下、「2番目選択状態」と称する場合がある)となる。
会議支援装置210が1番目選択状態にあるとき、資料画像表示手段242は、選択順番情報として選択された順番番号「1」と関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像(以下、「「1」に係る資料画像」と称する場合がある)を、各表示部33P,33Q,33Rそれぞれに表示させる。会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、資料画像表示手段242は、先の選択順番情報として選択された順番番号「1」に係る資料画像、および後の選択順番情報として選択された順番番号「2」と関連付けられた資料データ群を構成する資料データに基づく画像(以下、「「2」に係る資料画像」と称する場合がある)を、「共存表示端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示させる。本実施形態では、すべての会議参加者が用いる端末装置20が、共存表示端末設定手段250によって「共存表示端末装置」として設定されるので、「1」に係る資料画像および「2」に係る資料画像が、各表示部33P,33Q,33Rそれぞれに表示される。会議支援装置210が2番目選択状態にあるとき、資料画像表示手段242は、選択順番情報として選択された順番番号「2」に係る資料画像を、各表示部33P,33Q,33Rそれぞれに表示させる。以下では、会議支援装置210が、1番目選択状態、1番目2番目同時選択状態、および2番目選択状態のそれぞれの状態にあるときにおける、各表示部33P,33Q,33Rそれぞれに表示される画像について説明する。
図14Aは、端末装置20Pの表示部33Pを示す図である。図14A(a)は、会議支援装置210が1番目選択状態にあるときの表示部33Pを示し、図14A(b)は、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるときの表示部33Pを示し、図14A(c)は、会議支援装置210が2番目選択状態にあるときの表示部33Pを示す。図14Bは、端末装置20Qの表示部33Qを示す図である。図14B(d)は、会議支援装置210が1番目選択状態にあるときの表示部33Qを示し、図14B(e)は、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるときの表示部33Qを示し、図14B(f)は、会議支援装置210が2番目選択状態にあるときの表示部33Qを示す。図14Cは、端末装置20Rの表示部33Rを示す図である。図14C(g)は、会議支援装置210が1番目選択状態にあるときの表示部33Rを示し、図14C(h)は、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるときの表示部33Rを示し、図14C(i)は、会議支援装置210が2番目選択状態にあるときの表示部33Rを示す。
図14A(a)〜図14A(c)、図14B(d)〜図14B(f)、および図14C(g)〜図14C(i)に示すように、各表示部33P,33Q,33Rそれぞれには、会議の開始から終了まで(ステップA1〜ステップA11)を通して、会議用画像2000P,2000Q,2000Rが表示される。会議用画像2000P,2000Q,2000Rそれぞれの中に表示される画像は、会議支援装置210の状態が変化するのに伴って変化する。
会議支援装置210が1番目選択状態にあるとき、表示部33Pには、図14A(a)に示すように、会議用画像2000P中に発表用画像300Pが表示され、表示部33Qには、図14B(d)に示すように、会議用画像2000Q中に聴講用画像330Qが表示され、表示部33Rには、図14C(g)に示すように、会議用画像2000R中に聴講用画像330Rが表示される。発表用画像300Pは、会議支援装置210が第1状態にあるときにおいて、発表者がプレゼンテーションを行うために操作する画像である。聴講用画像330Q,330Rは、会議支援装置210が第1状態にあるときにおいて、発表者以外の会議参加者(聴講者)が資料画像を閲覧するための画像である。聴講用画像330Qと聴講用画像330Rとは、同一の機能を有する画像である。
本実施形態では、図14A(a)に示すように、発表用画像300Pの左上隅には、発表用の画像であることを示す「発」の文字が表示され、図14B(d)および図14C(g)に示すように、聴講用画像330Q,330Rの左上隅には、聴講用の画像であることを示す「聴」の文字が表示される。発表用画像300P中、および聴講用画像330Q,330R中には、選択手段244が選択している1つの順番情報と関連付けられた資料データに基づく画像が表示される。したがって、会議支援装置210が1番目選択状態にあるとき、発表用画像300P中、および聴講用画像330Q,330R中には、「1」に係る資料画像が表示される。
会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Pでは、図14A(b)に示すように、会議用画像2000P中から発表用画像300Pが削除され、会議用画像2000P中に先発表用画像310Pおよび後聴講用画像320Pが新たに表示される。先発表用画像310Pは、会議支援装置210が第2状態にあるときにおいて、先の発表者がプレゼンテーションを行うために操作する画像である。後聴講用画像320Pは、会議支援装置210が第2状態にあるときにおいて、会議参加者Pが後のプレゼンテーションに用いられる資料画像を閲覧するための画像である。本実施形態では、先発表用画像310Pの左上隅には、先の発表者が操作する発表用画像であることを示す「先発」の文字が表示され、後聴講用画像320Pの左上隅には、後のプレゼンテーションを聴講するための聴講用画像であることを示す「後聴」の文字が表示される。
図14A(b)に示す先発表用画像310P中には、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像が表示される。したがって、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、先発表用画像310P中には、「1」に係る資料画像が表示される。後聴講用画像320P中には、後のプレゼンテーションに用いられる資料画像が表示される。したがって、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、後聴講用画像320P中には、「2」に係る資料画像が表示される。
また、図14A(b)に示すように、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、会議用画像2000P中には、先発表用画像選択キー260Pと、後聴講用画像選択キー261Pとが表示される。先発表用画像選択キー260Pおよび後聴講用画像選択キー261Pは、表示部33Pに2つ以上表示される資料画像を、選択して閲覧するためのキーである。図14A(b)に示すように、先発表用画像310Pは、後聴講用画像320Pよりも前面に表示されているため、閲覧可能である。これに対して、後聴講用画像320Pは先発表用画像310Pの背面に表示されているので、閲覧することができない。本実施形態では、このように、1つの資料画像を選択すると該資料画像が閲覧可能になるように、複数の資料画像が表示されているとき、選択閲覧可能に表示されていると称する。本実施形態のように、先発表用画像310Pおよび後聴講用画像320Pを選択閲覧可能に表示することで、より利便性の高い会議支援装置を実現することができる。
図14A(b)に示す先発表用画像選択キー260Pは、先発表用画像310Pを最前面に表示させるキーである。後聴講用画像選択キー261Pは、後聴講用画像320Pを最前面に表示させるキーである。会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になった時点では、先発表用画像選択キー260Pが選択されている状態であり、先発表用画像310Pが前面に表示されている。この状態から、後聴講用画像選択キー261Pを選択することで、後聴講用画像320Pを前面に表示させることができる。図15Aは、後聴講用画像320Pを前面に表示させたときの表示部33Pを示す図である。なお、他の実施形態としては、先発表用画像310Pと後聴講用画像320Pとを並列的に表示することによって、選択閲覧可能ではないように表示してもよい。
会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Qでは、図14B(e)に示すように、会議用画像2000Q中から聴講用画像330Qが削除され、会議用画像2000Q中に先聴講用画像340Qおよび後発表用画像350Qが新たに表示される。先聴講用画像340Qは、会議支援装置210が第2状態にあるときにおいて、後の発表者が、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像を閲覧するための画像である。後発表用画像350Qは、会議支援装置210が第2状態にあるときにおいて、後の発表者が後のプレゼンテーションを行うために操作する画像である。本実施形態では、先聴講用画像340Qの左上隅には、先のプレゼンテーションを聴講するための聴講用画像であることを示す「先聴」の文字が表示され、後発表用画像350Qの左上隅には、後の発表者が操作する発表用画像であることを示す「後発」の文字が表示される。
図14B(e)に示す先聴講用画像340Q中には、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像が表示される。したがって、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、先聴講用画像340Q中には、「1」に係る資料画像が表示される。後発表用画像350Q中には、後のプレゼンテーションに用いられる資料画像が表示される。したがって、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、後発表用画像350Q中には、「2」に係る資料画像が表示される。
また、図14B(e)に示すように、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、会議用画像2000Q中には、後発表用画像選択キー262Qと、先聴講用画像選択キー263Qとが表示される。後発表用画像選択キー262Qおよび先聴講用画像選択キー263Qは、表示部33Qに2つ以上表示される資料画像を、選択閲覧可能にするためのキーである。
図14B(e)に示す後発表用画像選択キー262Qは、後発表用画像350Qを最前面に表示させるキーである。先聴講用画像選択キー263Qは、先聴講用画像340Qを最前面に表示させるキーである。会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になった時点では、先聴講用画像選択キー263Qが選択されている状態であり、先聴講用画像340Qが前面に表示されている。この状態から、後発表用画像選択キー262Qを選択することで、後発表用画像350Qを前面に表示させることができる。図15Bは、後発表用画像350Qを前面に表示させたときの表示部33Qを示す図である。なお、他の実施形態としては、先聴講用画像340Qと後発表用画像350Qとを並列的に表示することによって、選択閲覧可能ではないように表示してもよい。
会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Rでは、図14C(h)に示すように、会議用画像2000R中から聴講用画像330Rが削除され、会議用画像2000R中に先聴講用画像340Rおよび後聴講用画像320Rが新たに表示される。先聴講用画像340Rは、表示部33Qに表示される先聴講用画像340Qと同一の機能を有する画像である。後聴講用画像320Rは、表示部33Pに表示される後聴講用画像320Pと同一の機能を有する画像である。
また、図14C(h)に示すように、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、会議用画像2000R中には、先聴講用画像選択キー263Rと、後聴講用画像選択キー261Rとが表示される。先聴講用画像選択キー263Rは、先聴講用画像選択キー263Qと同一の機能を有するキーである。後聴講用画像選択キー261Rは、後聴講用画像選択キー261Pと同一の機能を有するキーである。図15Cは、後聴講用画像320Rを前面に表示させたときの表示部33Rを示す図である。なお、他の実施形態としては、先聴講用画像340Rと後聴講用画像320Rとを並列的に表示することによって、選択閲覧可能ではないように表示してもよい。
会議支援装置210が2番目選択状態になると、表示部33Pでは、図14A(c)に示すように、会議用画像2000P中から先発表用画像310Pおよび後聴講用画像320Pが削除され、会議用画像2000P中に聴講用画像330Pが新たに表示される。聴講用画像330Pは、聴講用画像330Q,330Rと同一の機能を有する画像である。なお、会議支援装置210が2番目選択状態であるので、聴講用画像330P中には、「1」に係る資料画像ではなく、「2」に係る資料画像が表示される。
会議支援装置210が2番目選択状態になると、表示部33Qでは、図14B(f)に示すように、会議用画像2000Q中から先聴講用画像340Qおよび後発表用画像350Qが削除され、会議用画像2000Q中に発表用画像300Qが新たに表示される。発表用画像300Qは、発表用画像300Pと同一の機能を有する画像である。なお、会議支援装置210が2番目選択状態であるので、発表用画像300Q中には、「1」に係る資料画像ではなく、「2」に係る資料画像が表示される。
会議支援装置210が2番目選択状態になると、表示部33Rでは、図14C(i)に示すように、会議用画像2000R中から先聴講用画像340Rおよび後聴講用画像320Rが削除され、会議用画像2000R中に聴講用画像330Rが新たに表示される。なお、会議支援装置210が2番目選択状態であるので、聴講用画像330R中には、「1」に係る資料画像ではなく、「2」に係る資料画像が表示される。
以下に、各画像の詳細な構成について説明する。図14A(a)に示す発表用画像300Pは、画像表示部分301Pと、ページ数表示部分302Pと、資料データ選択キー303Pと、資料データ群選択キー304Pとを含む。画像表示部分301Pは、資料画像を表示する領域であり、後述する資料データ選択キー303Pおよび資料データ群選択キー304Pによって選択された資料データに基づく画像を表示する領域である。なお、はじめに発表用画像300Pが表示されるときは、画像表示部分301Pには、資料データ群1の第1ページの資料データに基づく画像が表示されるとする。
図14A(a)に示す資料データ群選択キー304Pは、画像表示部分301Pに表示する資料画像の基となる資料データが属する資料データ群を選択するためのキーである。資料データ群選択キー304Pは、進行リスト(表2)に基づいて表示される。たとえば、順番情報「1」と関連付けられた資料データ群は3つであるので、表示部33Pに表示される発表用画像300P中における資料データ群選択キー304Pは、資料データ群1選択キー304Pa、資料データ群2選択キー304Pb、および資料データ群3選択キー304Pcの3つとなる。
図14A(a)に示す資料データ選択キー303Pは、資料データ群選択キー304Pによって選択された資料データ群の中において、画像表示部分301Pに表示する資料画像の基となる資料データを選択するためのキーである。資料データ選択キー303Pは、前ページ送りキー303Paと、後ページ送りキー303Pbとを含む。前ページ送りキー303Paは、画像表示部分301Pに表示中の資料画像の基となった資料データより1つ前のページの資料データを選択し、該資料データに基づく画像を画像表示部分301Pに表示させるキーである。後ページ送りキー303Pbは、画像表示部分301Pに表示中の資料画像の基となった資料データより1つ後のページの資料データを選択し、該資料データに基づく画像を画像表示部分301Pに表示させるキーである。
図14A(a)に示すページ数表示部分302Pは、資料データ群選択キー304Pによって選択された資料データ群の総ページ数と、画像表示部分301Pに表示中の資料画像の基となった資料データのページ番号とを表示する領域である。
図14B(f)に示す発表用画像300Qも、画像表示部分301Q、ページ数表示部分302Q、資料データ選択キー303Q、および資料データ群選択キー304Qを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分301P、ページ数表示部分302P、資料データ選択キー303P、および資料データ群選択キー304Pの機能と同一である。
図14B(d)に示す聴講用画像330Qは、画像表示部分331Qと、ページ数表示部分332Qとを含む。画像表示部分331Qは、同時期における発表用画像300Pの画像表示部分301Pと同一の資料画像を表示する領域である。ページ数表示部分332Qは、同時期における発表用画像300Pのページ数表示部分302Pと同一のページ数を表示する領域である。すなわち、聴講用画像330Qは、同時期における発表用画像300Pに連動している。したがって、発表用画像300Pの資料データ群選択キー304Pおよび資料データ選択キー303Pは、画像変更指示受信信号を会議支援装置210に送信するためのキーとなる。
なお、聴講用画像330Qだけではなく、聴講用画像330Rを含むすべての聴講用画像が、同時期における発表用画像に連動する。同様に、すべての先聴講用画像は、同時期における先発表用画像に連動する。また、すべての後聴講用画像は、同時期における後発表用画像に連動する。
図14A(c)および図14C(g)に示す聴講用画像330P,330Rも、画像表示部分331P,331R、およびページ数表示部分332P,332Rを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分331Q、およびページ数表示部分332Qの機能と同一である。
図14A(b)に示す先発表用画像310Pは、1番目2番目同時選択状態において表示される画像であること以外は、発表用画像300Pと同一の機能を有する。すなわち、先発表用画像310Pは、画像表示部分311P、ページ数表示部分312P、資料データ選択キー313P、および資料データ群選択キー314Pを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分301P、ページ数表示部分302P、資料データ選択キー303P、および資料データ群選択キー304Pの機能と同一である。
図14B(e)に示す先聴講用画像340Qは、1番目2番目同時選択状態において表示され、先発表用画像310Pに連動する画像であること以外は、聴講用画像330Qと同一の機能を有する。すなわち、先聴講用画像340Qは、画像表示部分341Q、およびページ数表示部分342Qを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分331Q、およびページ数表示部分332Qの機能と同一である。図14C(h)に示す先聴講用画像340Rも、画像表示部分341R、およびページ数表示部分342Rを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分341Q、およびページ数表示部分342Qの機能と同一である。
図15Bに示す後発表用画像350Qは、1番目2番目同時選択状態において表示される画像であること以外は、発表用画像300Pと同一の機能を有する。すなわち、後発表用画像350Qは、画像表示部分351Q、ページ数表示部分352Q、資料データ選択キー353Q、および資料データ群選択キー354Qを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分301P、ページ数表示部分302P、資料データ選択キー303P、および資料データ群選択キー304Pの機能と同一である。
図15Aに示す後聴講用画像320Pは、1番目2番目同時選択状態において表示され、後発表用画像350Qに連動する画像であること以外は、聴講用画像330Qと同一の機能を有する。すなわち、後聴講用画像320Pは、画像表示部分321P、およびページ数表示部分322Pを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分331Q、およびページ数表示部分332Qの機能と同一である。図15Cに示す後聴講用画像320Rも、画像表示部分321R、およびページ数表示部分322Rを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分321P、およびページ数表示部分322Pの機能と同一である。
会議支援装置210の資料画像表示手段242が、上記のような画像を各表示部33P,33Q,33Rに表示させるとき、会議参加者Pは、まず、自身の端末装置20Pに表示される発表用画像300Pを用いてプレゼンテーションを行うことになる。このとき、聴講者である会議参加者Qおよび会議参加者Rは、それぞれの端末装置20Q,20Rに表示される聴講用画像330Q,330Rを閲覧して会議に参加する。はじめは、会議支援装置210は、1番目選択状態にある。会議参加者Pが、資料データ選択キー303Pや資料データ群選択キー304Pを選択することで、会議支援装置210に画像変更指示信号が送信され、プレゼンテーションが進む。プレゼンテーションが進み、第1変更手段247がプレゼンテーションの終期に達したと判定すると、会議支援装置210は1番目選択状態から1番目2番目同時選択状態へとなる。本実施形態では、会議参加者Pが最終ページの資料データに基づく画像を表示させるための画像変更指示信号を送信したときに、第1変更手段247はプレゼンテーションの終期に達したと判定する。
会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態となると、表示部33Pには、先発表用画像310Pが表示される。また、表示部33Q,33Rには、先聴講用画像340Q,340Rがそれぞれ表示される。会議参加者Pは、プレゼンテーションの終了まで、先発表用画像310Pを用いてプレゼンテーションを行うことになる。このとき、会議参加者Qおよび会議参加者Rはそれぞれ、先聴講用画像340Qおよび先聴講用画像340Rを閲覧して会議に参加する。
また、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態となると、表示部33Qには、後発表用画像350Qが表示され、表示部33P,33Rには、後聴講用画像320P,320Rがそれぞれ表示される。会議参加者Qは後発表用画像350Qを閲覧することにより、会議参加者Pおよび会議参加者Rは後聴講用画像320P,320Rを閲覧することにより、先のプレゼンテーションが行われている際に、後のプレゼンテーションの内容を確認することができる。
会議参加者Pは、プレゼンテーションが終了すると、先発表用画像310Pを操作することを止める。会議参加者Pの後の発表者である会議参加者Qは、先のプレゼンテーションが終了したことを確認してから、後発表用画像350Qを用いて、プレゼンテーションを開始する。会議参加者Pおよび会議参加者Rはそれぞれ、後発表用画像350Qに連動する後聴講用画像320Pおよび後聴講用画像320Rを閲覧して会議に参加する。なお、会議参加者Pは先発表用画像310Pを閲覧することにより、会議参加者Qおよび会議参加者Rは先聴講用画像340Q,340Rを閲覧することにより、後のプレゼンテーションが行われている際に、先のプレゼンテーションの内容を確認することができる。
会議参加者Qによるプレゼンテーションが進み、第2変更手段248がプレゼンテーションの始期が過ぎたと判定すると、会議支援装置210は1番目2番目同時選択状態から2番目選択状態へとなる。本実施形態では、会議参加者Qが第2ページの資料データに基づく画像を表示させるための画像変更指示信号を送信したときに、第2変更手段248はプレゼンテーションの始期が過ぎたと判定する。
会議支援装置210が2番目選択状態となると、表示部33Qには、発表用画像300Qが表示される。また、表示部33P,33Rには、聴講用画像330P,330Rがそれぞれ表示される。その後は、会議参加者Pによるプレゼンテーションと同様にして、会議が進行する。
このように、会議支援装置210によれば、各会議参加者は自身の端末装置20でプレゼンテーションを行うことができるので、発表者の交代に要する時間を短縮することができ、会議を円滑に進行させることができる。また、本実施形態では、端末装置20を用いるすべての会議参加者が、先のプレゼンテーションが行われている際に後のプレゼンテーションの資料画像を閲覧でき、また、後のプレゼンテーションが行われている際に先のプレゼンテーションの資料画像を閲覧できる。
上述したように、第1変更手段247は、会議支援装置210が第1状態であるときに、表示中の資料画像に係るプレゼンテーションの終期に達したか否かの判定(終期判定処理)を行い、達したと判定したときに会議支援装置210を第2状態に切り替える。以下に、第1変更手段247による終期判定処理について説明する。
本実施形態では、第1変更手段247は、第1表示数判定手段を含む。第1表示数判定手段は、資料画像表示手段242が「発表用端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に画像を表示させた資料データの数を判定する手段である。より詳細には、第1表示数判定手段は、選択順番情報として選択されている順番情報と関連付けられた資料データのうち、資料画像表示手段242が「発表用端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に画像を表示させた資料データの数を判定する。たとえば、「1」に係る資料データ群のうち、資料データ群1「a.ppt」が第3ページまで表示され、資料データ群2「b .xls」が第5ページまで表示され、資料データ群3「c.pdf」が第4ページまで表示されたとき、第1表示数判定手段は、表示された資料データの数は、計12であると判定する。
第1変更手段247は、終期判定処理として、まず、資料データ記憶手段241に記憶される資料データ群に基づいて、選択順番情報として選択された順番情報に関連付けられた資料データの総数(総ページ数)を算出する。次に、第1変更手段247は、資料データの総数から、第1表示数判定手段によって判定された値を減算して、残りデータ数として算出する。そして、第1変更手段247は、残りデータ数が予め定める閾値以下であるときに、選択順番情報として選択された順番情報に関連付けられた資料データのうち、「発表用端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示させていない資料画像を表示させる画像変更指示を受けると、プレゼンテーションの終期に達したと判定する。
なお、本実施形態では、予め定める閾値は1である。したがって、たとえば、「1」に係る資料データ群のうち、資料データ群1「a.ppt」が全15ページ中の第14ページまで表示され、資料データ群2「b.xls」および資料データ群3「c.pdf」がすべて表示されたときは、残りデータ数は1の状態となる。よって、この状態において、後ページ送りキー303Pbを押下して、最終ページ(第15ページ)の資料データに基づく画像を表示させる画像変更指示信号を送信すると、上述したように、会議支援装置210は1番目選択状態から1番目2番目同時選択状態に切り替わる。
他の実施形態としては、第1変更手段247は、さらに、第1表示時間判定手段を備えてもよい。第1表示時間判定手段は、資料画像表示手段242が資料データに基づく画像を「発表用端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示させていた時間を判定する手段である。より詳細には、第1表示時間判定手段は、選択順番情報として選択されている順番情報と関連付けられた資料データを、資料画像表示手段242が「発表用端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示させていた時間を判定する。
このような他の実施形態では、第1変更手段247は、終期判定処理として、第1表示時間判定手段によって判定された値と、上記第1表示数判定手段によって判定された値とから、未だ表示していない残りの資料画像をすべて表示するのにかかる予想時間を算出し、算出した値が予め定める閾値以下となったときに、プレゼンテーションの終期に達したと判断する。予め定める閾値は、たとえば、5分間〜10分間である。予想時間は、たとえば、資料データ群の第1ページの資料データに基づく画像を表示させていた時間に、残りデータ数を乗算したものであってもよいし、以下に説明する平均表示時間に残りデータ数を乗算したものであってもよい。
上記他の実施形態において、第1変更手段247は、たとえば、資料データ群を構成する資料データのうちの半数の資料データに基づく画像を表示させていた総時間を、該半数の値で除算して、平均表示時間を算出する。なお、プレゼンテーションに用いられる資料データ群が複数ある場合、資料データ群によって進行する速度が異なるので、第1変更手段247は、資料データ群ごとに予想時間を算出して、すべての予想時間の合計値が予め定める閾値以下となったときに、プレゼンテーションの終期に達したと判定することが好ましい。このとき、上記平均表示時間も、資料データ群ごとに算出する。
上述したように、第2変更手段248は、会議支援装置210が第2状態であるときに、後のプレゼンテーションの始期が過ぎたか否かの判定(始期判定処理)を行い、過ぎたと判定したときに会議支援装置210を第1状態に切り替える。以下に、第2変更手段248による始期判定処理について説明する。
本実施形態では、第2変更手段248は、第2表示数判定手段を含む。第2表示数判定手段は、資料画像表示手段242が後の発表者の用いる端末装置20の表示部33に画像を表示させた資料データの数を判定する手段である。より詳細には、第2表示数判定手段は、後の選択順番情報として選択されている順番情報と関連付けられた資料データのうち、資料画像表示手段242が、該後の選択順番情報と関連付けられた端末情報によって識別される端末装置20の表示部33に画像を表示させた資料データの数を判定する。
第2変更手段248は、始期判定処理として、第2表示数判定手段によって判定された値が予め定める閾値以上であるときに、後の選択順番情報として選択された順番情報に関連付けられた資料データのうち、後の発表者の用いる端末装置20の表示部33に表示させていない資料画像を表示させる画像変更指示を受けると、プレゼンテーションの始期が過ぎたと判定する。
なお、本実施形態では、予め定める閾値は1である。したがって、たとえば、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるときに、「2」に係る資料データ群の第1ページの資料データに基づく画像が後の発表者Qの用いる端末装置20Qの表示部33Qに表示されているとき、閾値以上の状態である。よって、この状態において、資料データ選択キー353Qを押下して、第1ページ以外のページの資料データに基づく画像を表示させる画像変更指示信号を送信すると、上述したように、会議支援装置210は1番目2番目同時選択状態から2番目選択状態に切り替わる。
他の実施形態として、第2変更手段248は、会議支援装置210が第2状態となった時点から予め定める時間経過したときに、後のプレゼンテーションの始期が過ぎたと判定するように構成されてもよい。
会議支援装置210は、通知手段をさらに備えてもよい。通知手段は、会議支援装置210が第2状態にあるときに、選択手段244がプレゼンテーションの行われる順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態(第2状態)にあるときに、該2つの順番のうちの後の順番に対応する順番情報と関連付けられた資料データ以外の資料データに基づく画像を表示している表示部33を備える端末装置20に対して、予め定める通知を行う手段である。図16は、通知手段によるメッセージ280が表示された表示部33Rを示す図である。本実施形態では、通知手段は、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態となった時点から、予め定める時間経過後、先聴講用画像340R中に、「次の発表者の資料をご覧ください。」というメッセージ280を表示させる。予め定める時間は、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態となってから先のプレゼンテーションが終了するまでにかかる予想時間であり、たとえば、5分間〜10分間である。他の実施形態として、通知手段は、後の発表者の用いる端末装置20の表示部33に表示される会議用画像2000中に、後の発表者がプレゼンテーションを行う直前に押下するキーである発表開始キーを表示させ、該発表開始キーが押下された時点で、先聴講用画像340R中に上記メッセージを表示させるように構成されてもよい。
次に、会議支援装置210の第1変形例について、図17A、図17B、および図17Cを用いて説明する。図17Aは、第2実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Pの表示部33Pを示す図である。図17A(a)は、後述する発表開始キー270が押下される前における表示部33Pを示し、図17A(b)は、後述する発表開始キー270が押下された後における表示部33Pを示す。図17Bは、第2実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Qの表示部33Qを示す図である。図17B(c)は、後述する発表開始キー270が押下される前における表示部33Qを示し、図17B(d)は、後述する発表開始キー270が押下された後における表示部33Qを示す。図17Cは、第2実施形態の第1変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Rの表示部33Rを示す図である。図17C(e)は、後述する発表開始キー270が押下される前における表示部33Rを示し、図17C(f)は、後述する発表開始キー270が押下された後における表示部33Rを示す。
第1変形例では、会議支援装置210が1番目選択状態にあるときに、共存表示端末設定手段250は、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になったときに後の発表者となる会議参加者Qの端末装置20Qのみを、予め、「共存表示端末装置」に設定する。したがって、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、端末装置20Qの表示部33Qに表示される会議用画像2000Q中にのみ、2つの資料画像が表示される。第1変形例において、会議支援装置210が1番目選択状態または2番目選択状態のときに各表示部33P,33Q,33Rに表示される画像は、基本例において、会議支援装置210が1番目選択状態または2番目選択状態のときに各表示部33P,33Q,33Rに表示される画像と同一であるので、説明は省略する。また、同一の参照符号を付した手段または画像は、同一の機能を有するので、説明は省略する。
会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Pでは、図17A(a)に示すように、会議用画像2000P中から発表用画像300Pが削除され、会議用画像2000P中に先発表用画像310Pが表示される。このとき、基本例とは異なり、会議用画像2000P中には、後聴講用画像320Pが表示されない。また、このとき、会議用画像2000P中に、1つの資料画像しか表示されないので、先発表用画像選択キー260Pおよび後聴講用画像選択キー261Pも表示されない。
会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Rでは、図17C(e)に示すように、会議用画像2000R中から聴講用画像330Rが削除され、会議用画像2000R中に先聴講用画像340Rが表示される。このとき、基本例とは異なり、会議用画像2000R中には、後聴講用画像320Rが表示されない。また、このとき、会議用画像2000R中に、1つの資料画像しか表示されないので、先聴講用画像選択キー263Rおよび後聴講用画像選択キー261Rも表示されない。
会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Qでは、図17B(c)に示すように、会議用画像2000Q中から聴講用画像330Qが削除され、会議用画像2000Q中に先聴講用画像340Qおよび後発表用画像350Qが表示される。また、このとき、会議用画像2000Q中に、後発表用画像選択キー262Qおよび先聴講用画像選択キー263Qが表示される。さらに、このとき、基本例とは異なり、会議用画像2000Q中に、発表開始キー270が表示される。なお、少なくとも1つ以上の端末装置20が「共存表示端末装置」として設定されていない場合は、会議用画像2000Q中に発表開始キー270が表示されるように、会議支援装置210を構成してもよい。
図17B(c)に示す発表開始キー270は、後の発表者がプレゼンテーションを行う直前に押下するキーである。先の発表者である会議参加者Pの発表が終了した時点では、表示部33Pには、先発表用画像310Pしか表示されておらず、また、表示部33Rには先聴講用画像340Rしか表示されていない。後の発表者である会議参加者Qが、発表開始キー270を押下することで、図17A(b),図17C(f)に示すように、先発表用画像310Pおよび先聴講用画像340Rのそれぞれを、後聴講用画像320P,320Rに変更させることができる。したがって、発表開始キー270は、画像変更指示信号を送信するためのキーである。また、発表開始キー270が押下されると、図17B(d)に示すように、会議用画像2000Q中から該発表開始キー270が削除され、後発表用画像350Qが最前面に表示される。
図17B(c)に示す発表開始キー270が押下されたとき、後聴講用画像320P,320R中には、たとえば、後の発表の資料データ群1の、第1ページに基づく画像が表示される。なお、発表開始キー270が押下されるまでは、後発表用画像350Qの、資料データ群選択キー354Qや資料データ選択キー353Qが押下されても、画像変更指示信号は送信されず、画像表示部分351Qに表示される画像のみが変更されるように構成することが好ましい。これによって、会議参加者Qは、先のプレゼンテーションの進行中に、自身のプレゼンテーションに用いるすべての資料画像を閲覧することができる。
会議参加者Qは、発表開始キー270を押下した後、後発表用画像350Qを用いてプレゼンテーションを進めることになる。その後、第2変更手段248が、会議参加者Qによるプレゼンテーションの始期が過ぎたと判定すると、会議支援装置210を1番目2番目同時選択状態から2番目選択状態へ切り替える。
このように、会議支援装置210の第1変形例では、1番目2番目同時選択状態において、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像および後のプレゼンテーションに用いられる資料画像の両画像が同時に表示されるのは、後の発表者である会議参加者Qが用いる端末装置20Qの表示部33Qのみである。したがって、後の発表者である会議参加者Qは、自身のプレゼンテーションに備えることができ、他の会議参加者は、進行中のプレゼンテーションに集中することができる。
次に、会議支援装置210の第2変形例について、図18および図19を用いて説明する。図18は、第2実施形態の第2変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Qの表示部33Qを示す図である。図19は、第2実施形態の第2変形例において、1番目2番目同時選択状態における端末装置20Rの表示部33Rを示す図である。
第2変形例では、会議支援装置210は、任意画像表示端末設定手段の機能も実現する。任意画像表示端末設定手段は、進行リストに基づいて、会議支援装置210が第1状態にあるときに、端末装置20の中から選択した1または2以上の端末装置20を、予め、「任意画像表示端末装置」に設定する手段である。また、第2変形例では、資料画像表示手段242が、先のプレゼンテーションに用いられる資料画像および後のプレゼンテーションに用いられる資料画像以外の資料画像を、「任意画像表示端末装置」として設定された端末装置20の表示部33に表示させる。本第2変形例では、1番目2番目同時選択状態において「任意画像表示端末装置」として設定される端末装置20は、以下に説明するように、1番目2番目同時選択状態において後の発表者となる会議参加者Qの用いる端末装置20Q、および1番目2番目同時選択状態において先の発表者にも後の発表者にもならない会議参加者Rの用いる端末装置20Rであるけれども、すべての端末装置20であってもよい。1番目2番目同時選択状態において「任意画像表示端末装置」として設定される端末装置20である端末装置20Q,20Rの表示部33Q,33Rには、後述する任意閲覧用画像360Q,360Rが表示される。1番目2番目同時選択状態において「任意画像表示端末装置」として設定される端末装置20ではない端末装置20Pの表示部33Pに表示される画像は、基本例のときと同一であるので、説明は省略する。また、第2変形例において、会議支援装置210が1番目選択状態または2番目選択状態のときに表示部33Q,33Rに表示される画像は、基本例のときと同一であるので、説明は省略する。また、同一の参照符号を付した手段または画像は、同一の機能を有するので、説明は省略する。
会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Qでは、図18(a)に示すように、会議用画像2000Q中から聴講用画像330Qが削除され、会議用画像2000Q中に先聴講用画像340Q、後発表用画像350Q、および任意閲覧用画像360Qが新たに表示される。基本例と異なる点は、任意閲覧用画像360Qが表示されることである。
図18(a)に示す任意閲覧用画像360Qは、会議支援装置210が第2状態にあるときにおいて、会議に用いられるすべての資料データの中から会議参加者Qが任意に選択した資料データに基づく画像を含む画像である。本実施形態では、任意閲覧用画像360Qの左上隅には、任意閲覧用の画像であることを示す「任」の文字が表示される。
また、図18(a)に示すように、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、表示部33Qにおける会議用画像2000Q中には、後発表用画像選択キー262Qと、先聴講用画像選択キー263Qと、任意閲覧用画像選択キー264Qと、順番表示部分265Qと、順番選択キー266Qとが表示される。任意閲覧用画像選択キー264Qは、任意閲覧用画像360Qを最前面に表示させるキーである。会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になった時点では、先聴講用画像選択キー263Qが選択されている状態であり、先聴講用画像340Qが最前面に表示され、任意閲覧用画像360Qは最背面に表示される。この状態から、任意閲覧用画像選択キー264Qを選択することで、図18(b)に示すように、任意閲覧用画像360Qを最前面に表示させることができる。
図18(a)に示す順番表示部分265Qは、任意閲覧用画像360Q中に表示される資料画像の基となる資料データと関連付けられた順番が表示される領域である。本実施形態では、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態となった時点において、先のプレゼンテーションの発表の順番番号および後のプレゼンテーションの発表の順番番号のいずれでもない順番番号「3」が表示され、任意閲覧用画像360Q中には、順番番号「3」と関連付けられた資料画像が表示される。
図18(a)に示す順番選択キー266Qは、前順番選択キー266Qaと、後順番選択キー266Qbとを含む。前順番選択キー266Qaは、任意閲覧用画像360Q中に表示中の資料画像と関連付けられた順番情報よりも1つ前の順番情報に関連付けられた資料画像を表示させるためのキーである。後順番選択キー366Qbは、任意閲覧用画像360Q中に表示中の資料画像と関連付けられた順番情報よりも1つ後の順番情報に関連付けられた資料画像を表示させるためのキーである。表示部33Qは、後順番選択キー266Qbが押下されると、図18(c)に示すように、任意閲覧用画像360Q中に順番番号「4」と関連付けられた資料画像を表示する。
図18(b)に示す任意閲覧用画像360Qは、画像表示部分361Qと、ページ数表示部分362Qと、資料データ選択キー363Qと、資料データ群選択キー364Qとを含む。画像表示部分361Qは、資料画像を表示する領域であり、後述する資料データ選択キー363Qおよび資料データ群選択キー364Qによって選択された資料データに基づく画像を表示する領域である。なお、はじめに任意閲覧用画像360Qが表示されるときは、画像表示部分161Bには、資料データ群1の第1ページの資料データに基づく画像が表示されるとする。
図18(b)に示す資料データ群選択キー364Qは、画像表示部分361Qに表示する資料画像の基となる資料データが属する資料データ群を選択するためのキーである。資料データ群選択キー364Qは、進行リスト(表2)に基づいて表示される。たとえば、図18(b)において、順番表示部分265Qに表示中の順番番号「3」と関連付けられた資料データ群は1つであるので、表示部33Qに表示される任意閲覧用画像360Q中における資料データ群選択キー364Qも1つである。また、たとえば、図18(c)において、順番表示部分265Qに表示中の順番番号「4」と関連付けられた資料データ群は4つであるので、表示部33Qに表示される任意閲覧用画像360Q中における資料データ群選択キー364Qは、資料データ群1選択キー364Qa、資料データ群2選択キー364Qb、資料データ群3選択キー364Qc、および資料データ群4選択キー364Qdの4つとなる。
図18(b)に示す資料データ選択キー363Qは、資料データ群選択キー364Qによって選択された資料データ群の中において、画像表示部分361Qに表示する資料画像の基となる資料データを選択するためのキーである。資料データ選択キー363Qは、前ページ送りキー363Qaと、後ページ送りキー363Qbとを含む。前ページ送りキー363Qaは、画像表示部分361Qに表示中の資料画像の基となった資料データより1つ前のページの資料データを選択し、該資料データに基づく画像を画像表示部分361Qに表示させるキーである。後ページ送りキー363Qbは、画像表示部分361Qに表示中の資料画像の基となった資料データより1つ後のページの資料データを選択し、該資料データに基づく画像を画像表示部分361Qに表示させるキーである。
図18(b)に示すページ数表示部分362Qは、資料データ群選択キー364Qによって選択された資料データ群の総ページ数と、画像表示部分361Qに表示中の資料画像の基となった資料データのページ番号とを表示する領域である。
また、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になると、表示部33Rでは、図19(a)に示すように、会議用画像2000R中から聴講用画像330Rが削除され、会議用画像2000R中に先聴講用画像340R、後聴講用画像320R、および任意閲覧用画像360Rが新たに表示される。基本例と異なる点は、任意閲覧用画像360Rが表示されることである。
図19(a)に示す任意閲覧用画像360Rは、任意閲覧用画像360Qと同一の機能を有する。すなわち、任意閲覧用画像360Rは、画像表示部分361R、ページ数表示部分362R、資料データ選択キー363R、および資料データ群選択キー364Rを含んでおり、それぞれの機能は、画像表示部分361Q、ページ数表示部分362Q、資料データ選択キー363Q、および資料データ群選択キー364Qの機能と同一である。
また、図19(a)に示すように、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、表示部33Rにおける会議用画像2000R中には、先聴講用画像選択キー263Rと、後聴講用画像選択キー261Rと、任意閲覧用画像選択キー264Rと、順番表示部分265Rと、順番選択キー266Rとが表示される。任意閲覧用画像選択キー264R、順番表示部分265R、および順番選択キー266Rは、それぞれ任意閲覧用画像選択キー264Q、順番表示部分265Q、および順番選択キー266Qと同一の機能を有する。会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態になった時点では、先聴講用画像選択キー263Rが選択されている状態であり、先聴講用画像340Rが最前面に表示され、任意閲覧用画像360Rは最背面に表示される。この状態から、任意閲覧用画像選択キー264Rを選択することで、図19(b)に示すように、任意閲覧用画像360Rを最前面に表示させることができる。
このように、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、1番目2番目同時選択状態において「任意画像表示端末装置」として設定された端末装置20である端末装置20Q,20Rの表示部33Q,33Rに表示される会議用画像2000Q,2000R中には、それぞれ任意閲覧用画像360Q,360Rが表示される。会議参加者Q、会議参加者Rは、それぞれ任意閲覧用画像360Q,360Rによって、会議に用いられるいずれの資料画像も閲覧することができる。したがって、第2変形例によれば、より利便性の高い会議支援装置210を提供できる。
なお、第2変形例において、会議支援装置210が1番目2番目同時選択状態にあるとき、会議支援装置210の一時記憶部は、会議に用いられるすべての資料データに基づく画像を表示させるための各画像データを記憶している。したがって、資料画像表示手段242は、いずれの資料画像であっても、順番選択キー266Q,266R、資料データ選択キー363Q,363R、または資料データ群選択キー364Q,364Rが押下された後、直ちに任意閲覧用画像360Q,360R中に表示させることができる。
また、本発明のさらに他の実施の形態として、コンピュータを、上述した会議支援装置10,210、または会議支援システム50,220として機能させるために、コンピュータに実行させるためのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラムおよびソースプログラムの少なくともいずれか1つ)、およびこのプログラムコードを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することも可能である。本実施の形態によれば、上記プログラムコードを記録した記録媒体を持ち運び自在に提供することができる。
なお、プログラムコードを記録する記録媒体としては、マイクロコンピュータで処理が行われるために図示していないメモリ、たとえばCD−ROM(Compact Disc−Read
Only Memory)のようなものそのものがプログラムメディアであってもよいし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なプログラムメディアであってもよい。
いずれの場合においても、格納されているプログラムコードはマイクロプロセッサがアクセスして実行させる構成であってもよいし、あるいは、いずれの場合もプログラムコードを読み出し、読み出されたプログラムコードは、マイクロコンピュータの図示されていないプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムコードが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
上記プログラムメディアは、本体と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープなどのテープ系、フロッピー(登録商標)ディスクやハードディスクなどの磁気ディスクやCD−ROM/MO(Magneto Optical disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスクのディスク系、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを含む)/光カードなどのカード系、あるいはマスクROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(
Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成を持つことで、通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムコードをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
上記記録媒体は、コンピュータシステムに備えられるプログラム読み取り装置により読み取られることで上述した会議進行処理が実行される。
1 制御部
2 一時記憶部
3 記憶部
4 通信処理部
5 ネットワークI/F部
6 出力部
10,210 会議支援装置
20,20P,20Q,20R 端末装置
20A 発表用端末装置
20B,20C 聴講用端末装置
33,33A,33B,33C,33P,33Q,33R 表示部
36 操作部
40 IPネットワーク
50,220 会議支援システム
41,241 資料データ記憶手段
42,242 資料画像表示手段
43,243 進行リスト記憶手段
44,244 選択手段
45,245 画像変更指示受信手段
46,246 画像変更手段
47,247 第1変更手段
48,248 第2変更手段
249 端末選定手段
250 共存表示端末設定手段

Claims (12)

  1. 表示部と操作部とを備える端末装置である、発表用端末装置および聴講用端末装置のそれぞれとデータ通信可能なプレゼンテーション支援装置であって、
    複数のプレゼンテーションに対応した複数の資料データを記憶する資料データ記憶手段と、
    前記資料データと、各プレゼンテーションが行われる順番にそれぞれ対応する順番情報とを関連付けたリストである、進行リストを記憶する進行リスト記憶手段と、
    前記進行リストに基づき、前記順番のとおりに、前記順番情報のうちの、いずれか1つの順番情報、または前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を、選択する選択手段と、
    前記選択手段が1つの順番情報を選択している状態にあるときに、前記進行リストに基づいて、前記選択手段を、さらに該1つの順番情報が示す順番の次の順番に対応する順番情報も選択している状態へ切り替えるように制御する第1変更手段と、
    前記選択手段が前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときに、前記進行リストに基づいて、前記選択手段を、該2つの順番のうちの後の順番に対応する順番情報を選択している状態へ切り替えるように制御する第2変更手段と、
    前記資料データに基づく画像を、前記表示部に表示させる資料画像表示手段と、
    前記発表用端末装置の操作部を介して該発表用端末装置に入力された画像変更指示に基づく信号を、該発表用端末装置から受信する画像変更指示受信手段と、
    前記信号に基づいて、前記資料画像表示手段が前記表示部に表示させている画像を、該画像の基となった資料データとは異なる資料データに基づく画像に変更するように、前記資料画像表示手段を制御する画像変更手段とを備え、
    前記資料画像表示手段は、
    前記選択手段が1つの順番情報を選択している状態にあるときには、該1つの順番情報と関連付けられた資料データに基づく画像を、前記表示部に表示させ、
    前記選択手段が前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときには、該2つの順番に対応する順番情報とそれぞれ関連付けられた資料データにそれぞれ基づく2つの画像を、前記発表用端末装置を含む予め定める端末装置の表示部に表示させるように構成されることを特徴とするプレゼンテーション支援装置。
  2. 前記資料画像表示手段は、発表用端末装置のみを、前記予め定める端末装置とするように構成されることを特徴とする請求項1に記載のプレゼンテーション支援装置。
  3. 前記資料画像表示手段は、前記選択手段が前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときに、該2つの順番に対応する順番情報とそれぞれ関連付けられた資料データ以外の資料データに基づく画像を、予め定める端末装置の表示部に表示させるように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のプレゼンテーション支援装置。
  4. 前記資料画像表示手段は、前記表示部に、前記資料データに基づく画像を2つ以上表示させる場合に、選択閲覧可能に表示させるように構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のプレゼンテーション支援装置。
  5. 前記第1変更手段は、前記資料画像表示手段が前記発表用端末装置の表示部に画像を表示させた資料データの数を判定する第1表示数判定手段を含み、該第1表示数判定手段によって判定された値に基づいて、前記選択手段を制御するように構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のプレゼンテーション支援装置。
  6. 前記第1変更手段は、前記資料画像表示手段が前記資料データに基づく画像を前記発表用端末装置の表示部に表示させていた時間を判定する第1表示時間判定手段をさらに含み、該第1表示時間判定手段によって判定された値に基づいて、前記選択手段を制御するように構成されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のプレゼンテーション支援装置。
  7. 前記第2変更手段は、前記資料画像表示手段が前記発表用端末装置の表示部に画像を表示させた資料データの数を判定する第2表示数判定手段を含み、該第2表示数判定手段によって判定された値に基づいて、前記選択手段を制御するように構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のプレゼンテーション支援装置。
  8. 前記選択手段が前記順番の中の連続する2つの順番に対応する順番情報を選択している状態にあるときに、該2つの順番のうちの後の順番に対応する順番情報と関連付けられた資料データ以外の資料データに基づく画像を表示している表示部を備える聴講用端末装置に対して、予め定める通知を行う通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のプレゼンテーション支援装置。
  9. 前記進行リスト記憶手段は、前記進行リストとして、前記資料データと、各プレゼンテーションが行われる順番にそれぞれ対応する順番情報と、前記端末装置を識別するための端末情報とを関連付けたリストを記憶するように構成され、
    前記選択手段によって選択された順番情報に関連付けられた端末情報によって識別される端末装置を発表者端末装置とし、該端末情報以外の端末情報によって識別される端末装置を聴講者端末装置とするように設定する端末選定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載のプレゼンテーション支援装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載のプレゼンテーション支援装置と、該プレゼンテーション支援装置とデータ通信可能に接続される、表示部および操作部を備える複数の端末装置とを含むことを特徴とするプレゼンテーション支援システム。
  11. 請求項1〜9のいずれか1つに記載のプレゼンテーション支援装置を実現するためのプレゼンテーション支援プログラムであって、コンピュータを前記の各種手段として機能させるためのプレゼンテーション支援プログラム。
  12. 請求項11に記載のプレゼンテーション支援プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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