JP2011141718A - メール管理プログラム,メール管理装置およびメール管理方法 - Google Patents
メール管理プログラム,メール管理装置およびメール管理方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】サーバが管理するメールに関する情報を,サーバにアクセスする端末装置でユーザが閲覧する際に,ユーザによる目的メールの検索効率を向上させる。
【解決手段】WEB/APサーバ1のメール管理部10において,メール情報要求受付部11は,携帯端末から送信されたメール一覧要求を受付ける。受付間隔算出部123は,該携帯端末から受付けた今回のメール一覧要求の受付時間と,前回のメール一覧要求の受付時間との差を,受付間隔として算出する。出力メール情報決定・取得部124は,受付間隔が所定時間以内である場合に,前回のメール一覧要求時に該携帯端末に出力したメール情報と受信日時の順で連続しない,所定件数のメール情報を,DBサーバ2のメール情報記憶部23から取得する。メール情報出力部13は,取得されたメール情報の一覧を該携帯端末に出力する。
【選択図】図3
【解決手段】WEB/APサーバ1のメール管理部10において,メール情報要求受付部11は,携帯端末から送信されたメール一覧要求を受付ける。受付間隔算出部123は,該携帯端末から受付けた今回のメール一覧要求の受付時間と,前回のメール一覧要求の受付時間との差を,受付間隔として算出する。出力メール情報決定・取得部124は,受付間隔が所定時間以内である場合に,前回のメール一覧要求時に該携帯端末に出力したメール情報と受信日時の順で連続しない,所定件数のメール情報を,DBサーバ2のメール情報記憶部23から取得する。メール情報出力部13は,取得されたメール情報の一覧を該携帯端末に出力する。
【選択図】図3
Description
本発明は,ユーザが操作する端末からの要求に応じて,ユーザが管理するアドレスで受信した複数のメールの情報を,該ユーザが操作する端末に提供する,メール管理プログラム,メール管理装置およびメール管理方法に関するものである。
情報処理装置において,画面に大量の受信メールの一覧を表示するなど,画面に大量の情報を表示する場合には,すべての情報を同時に表示することができないことがある。特に,携帯電話などの移動通信端末などは,表示画面が非常に小さいこともあり,画面に一度に表示可能な情報の量は,かなり少ない。例えば,携帯電話の画面に受信メールのメール情報(タイトルや受信日時などの情報)の一覧を表示する場合,画面には数件の受信メールに関するメール情報しか同時に表示できない。
このような情報処理装置の画面にすべての情報を表示しきれていない場合において,非表示の情報を閲覧したいユーザは,スクロール指示などの操作を行うことにより,非表示の情報を画面に表示させるようにする。例えば,携帯電話の画面に表示されたメール情報の一覧に目的とするメールが表示されていない場合に,ユーザは,スクロール操作などによって画面に非表示のメール情報を表示させ,目的とするメールを検索する。
なお,移動通信端末機において,画面のスクロール命令を受けたときにスクロール速度を変化させながら画面をスクロールさせることで,ユーザによるスクロールの操作性を向上させる技術が知られている。
ここで,ユーザがメールを閲覧する端末にはメールの情報を常時保存させずに,ユーザのアドレスで受信されたメールをサーバ側で管理するメールシステムの技術がある。このようなメールシステムにおいて,ユーザが端末でメールの情報を閲覧する場合には,その都度,端末を用いてサーバにアクセスし,サーバにあるメールの情報を端末に取得する必要がある。
例えば,ユーザが端末で自分宛ての受信メールを閲覧する指示の操作を行ったときに,端末は,サーバに対して問合せを行う。そして,端末は,サーバから一定量のメール情報を受信し,受信したメール情報の一覧を画面に表示する。ユーザが目的とするメールの開封指示操作を行ったときに,端末は,サーバから目的とするメールの本文を取得し,取得したメールの本文を画面に表示する。
このようなメールシステムは,ユーザが持つ端末にメールの情報を残さないため,例えばユーザが端末を紛失したような場合でもメールから重要な情報が洩れない等のメリットがある。
上述のメールシステムでは,例えばユーザが自分宛ての受信メールの閲覧を希望したときに,サーバから端末には,所定の一定量ずつしかメール情報が転送されない場合がある。そして,端末は,転送された一定量ずつ,メール情報をメール情報一覧として表示する。所定量ずつメール情報を転送することは,端末・サーバ間の通信負荷低減や,メール情報を保持する端末のメモリ容量の削減に有効である。
端末の画面に表示されたメール情報一覧に目的とするメールがない場合に,ユーザは,メール情報一覧をスクロールする操作などを行い,端末に次のメール情報を取得させる必要がある。ここで,ユーザが目的とするメールが,メール一覧の並び順で,そのときの端末に取得されているメール情報から離れている場合を考える。この場合,ユーザは,次のメール情報を端末に取得させるための操作を,繰り返し行う。端末では,ユーザが目的とするメールに辿り着くまで,メール情報の受信とメール情報一覧の表示とが繰り返されることになる。そのため,ユーザが目的とするメールを見つけ出すまでに,かなりの時間がかかってしまうという問題がある。なお,メモリ容量等の問題で端末は一度にすべてのメール情報をサーバから取得することができないため,上述のスクロール速度を変化させる技術を適用してもあまり意味はない。
また,ユーザが端末画面のテキスト入力領域に目的とするメールに関する検索条件を入力して,端末からサーバに目的とするメールの検索を実行させる技術がある。この技術では,端末は,検索条件をサーバに送信し,検索条件に該当するメールの情報をサーバから受信する。しかし,この技術では,ユーザは目的とするメールに関して検索条件となるなんらかの手がかりを認識している必要性がある。さらには,この技術では,文字入力などの煩わしい操作を行わなければならず,その利便性に問題がある。
本発明は,上記の問題点の解決を図り,サーバが管理するメールの情報や本文を,サーバにアクセスする端末装置でユーザに閲覧させるメールシステムにおいて,ユーザが目的とするメールを特定するときにかかる時間や手間を軽減する技術を提供することを目的とする。
開示するプログラムは,ユーザが管理するアドレスで受信した複数のメールに関する情報を,該ユーザが操作する端末装置に提供する処理を行うコンピュータを,次のように機能させる。
すなわち,前記プログラムは,前記プログラムがインストールされて実行されるコンピュータに,端末装置から複数のメールに関する第1の提供要求信号を受付ける第1の受付ステップと,第1の提供要求信号および複数のメールのそれぞれを受信した受信日時に基づいて,複数のメールに含まれるメールに関する情報を端末装置に出力する第1の出力ステップと,端末装置から複数のメールに関する第i(i=2,3,... )の提供要求信号を受付ける第iの受付ステップと,第(i−1)の提供要求信号と第iの提供要求信号との受付間隔を演算する演算ステップと,受付間隔に基づいて,第(i−1)の出力ステップで出力したメールに関する情報とは受信日時の順では連続しない,複数のメールに含まれるメールに関する情報を端末装置に出力する第iの出力ステップとを実行させる。
上記の技術によって,ユーザが端末装置を用いてサーバが管理するメールを閲覧する際に,ユーザは,煩わしい文字入力操作を行わなくても,メール一覧のスクロール操作などの簡単な操作を行うだけで,目的とするメールを短時間で見つけることができるようになる。
以下,本実施の形態について,図を用いて説明する。
図1は,本実施の形態によるメールシステムの構成例を示す図である。
図1に示すメールシステムは,クライアント端末側に電子メールの情報を保存させずに,サーバ側で電子メールを管理するWebメールシステムの例である。図1に示すメールシステムでは,ユーザが管理するアドレスで受信された電子メールは,すべて,サーバ側で管理される。ユーザは,電子メールを閲覧したい場合に,その都度,端末を用いてサーバにアクセスし,サーバ上にあるメールを閲覧する。このようなメールシステムは,ユーザが持つ端末にメールの情報を残さないため,例えばユーザが端末を紛失したような場合でもメールから重要な情報が洩れない等のメリットがある。また,そのメリットを鑑み,このメールシステムは,企業内メールシステムなどに利用される。なお,以下では,電子メールを,単にメールと呼ぶ。
図1に示すメールシステムにおいて,携帯端末3は,ユーザが使用するクライアント端末である。携帯端末3は,携帯電話やPDA(Personal Digital Assistante )やPHS(Personal Handy-phone System )等である。WEB/AP(Application )サーバ1は,携帯端末3からの要求に応じたサービス処理を行うサーバである。DB(Database)サーバ2は,データを管理するサーバである。図1に示すWEB/APサーバ1,DBサーバ2,携帯端末3は,それぞれ,CPU(Central Processing Unit ),メモリ等を備えるコンピュータである。
ユーザが,自分宛ての受信メールの一覧を携帯端末3の画面に表示するように操作を行うと,携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対して,所定数のメールに関するメール情報の要求を送信する。なお,メール情報の要求にかわって,メール情報の一覧の要求を送信しても良い。ここでいう,メール情報の一覧とは,所定数のメールに関するメール情報の一覧である。なお,メール情報は,メール本文を含まない,タイトルや受信日時などのメールに関する情報であるものとする。
WEB/APサーバ1は,携帯端末3からの要求を受付けると,DBサーバ2から該当するユーザ宛ての所定件数のメール情報を取得する。WEB/APサーバ1は,DBサーバ2から取得したメール情報を携帯端末3に送信する。
携帯端末3は,WEB/APサーバ1からメール情報を受信すると,メール情報に基づいてメール情報の一覧を画面に表示する。なお,WEB/APサーバ1が,取得したメール情報に基づいて,メール情報の一覧を作成するとしても良い。その場合には,携帯端末3は受信したメール情報の一覧を表示する。以下では,メール情報の一覧を,WEB/APサーバ1が作成するとして説明する。
WEB/APサーバ1から携帯端末3に送信されるメール情報は,例えば20件分のメール情報の一覧である。
ユーザは,携帯端末3の画面に表示されたメール情報の一覧をスクロールさせるなどの操作により,自分が見たいメールを探す。このとき,表示されたメール情報の一覧の中にユーザが目的とするメールの情報がないと判断した場合,ユーザはメール情報の一覧の端までスクロール操作を行う。スクロール操作がなされると,携帯端末3は,メモリ上に保持しているメール情報の一覧を破棄する。そして,携帯端末3は,WEB/APサーバ1に,メール一覧の要求を再度送信する。携帯端末3は,WEB/APサーバ1から追加のメール情報の一覧を受信し,メール情報の一覧を画面に表示する。この場合に,メール情報の一覧は,過去に表示したメール情報の一覧とは異なる内容となる。
ユーザが,携帯端末3の画面に表示されたメール情報の一覧から,本文を見たいメールを選択する操作を行うと,携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対して該当メールの本文を要求する。WEB/APサーバ1は,携帯端末3からメールの本文の要求を受付けると,DBサーバ2から該当するメールの本文の情報を取得する。WEB/APサーバ1は,DBサーバ2から取得されたメールの本文の情報を携帯端末3に送信する。携帯端末3は,WEB/APサーバ1からメールの本文の情報を受信すると,メールの本文の情報を画面に表示する。
図2は,本実施の形態による携帯端末の画面の例を示す図である。
図2に示す携帯端末3の画面の例は,ユーザによる受信メール閲覧時の画面の例である。ここでは,図2に示す画面の例を用いて,ユーザの操作と,携帯端末3からWEB/APサーバ1へのメール一覧要求の送信タイミングとを説明する。
図2(A)は,メールのフォルダ一覧画面の例である。ユーザは,画面に表示されたフォルダ一覧から,“受信箱”を選択する操作を行う。このとき,携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対して,受信したメールに関するメール情報の一覧の要求を送信する。
図2(B)は,最初のメール一覧画面の例である。携帯端末3は,WEB/APサーバ1から最初のメール情報の一覧を受信すると,そのメール情報の一覧を画面に表示する。なお,携帯端末3は,受信したメール情報の一覧のすべてを画面に表示しきれない場合,受信したメール情報の一覧の一部を表示する。ここでは,携帯端末3は,受信日時が新しい順に,一度に50件分のメール情報の一覧をWEB/APサーバ1から取得する。また,図2(B)に示すように,携帯端末3のメール一覧画面には,メール情報の一覧の一部として,一度に9件分のメール情報が表示される。なお,図2(B)に示す携帯端末3のメール一覧画面の例では,“メール001”のようにメールの番号のみが表示されているが,実際には,件名や受信日時,送信者などの情報も表示される。
図2(C)は,メール一覧画面上でのフォーカスの移動を示す。図2(B)に示すように,メール一覧画面が表示された段階では,最も上位のメール,すなわち取得されたメール情報の一覧の中で最も受信日時が新しいメールにフォーカスが置かれている。ユーザは,携帯端末3の上方向キー/下方向キーなどを操作してメール一覧画面上のフォーカスを上/下に移動させながら,目的のメールを探索する。例えば,ユーザが,図2(B)に示す状態から下方向キーを2回押すと,図2(C)に示すように,フォーカスが“メール001”から,“メール002”,“メール003”へと移動する。なお,ユーザが下方向キーを押し続けても,フォーカスの移動は可能である。
フォーカスが,メール一覧画面上に表示された最上または最下のメールに到達すると,メール一覧画面がスクロールする。例えば,図2(C)に示す画面において,フォーカスが最下の“メール009”まで移動すると,メール一覧画面がスクロールし,画面上に次の“メール010”が現れる。
図2(D)は,取得されたメール情報の一覧において,最後のメールまでフォーカスが移動した状態を示す。上述したように,ここでは携帯端末3に一度に取得されるメール情報の件数は50件分であるので,図2(D)に示すように,携帯端末3は,フォーカスが“メール050”まで移動しても次の“メール051”を画面に表示することができない。
図2(E)は,情報未取得のメールへのフォーカスの移動を示す。図2(D)に示す状態でさらにユーザが下方向へのスクロール操作を行うと,図2(E)に示すように,携帯端末3のメール一覧画面では,“メール050”の次の情報未取得のメールがフォーカスされた状態となる。ユーザが下方向へのスクロール操作をさらに行ったタイミングで,携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対してメール一覧要求を送信する。なお,携帯端末3の表示画面上に,ユーザに対して次のメールを閲覧する意思を問うボタンを表示させるとしても良い。その場合は,当該ボタンのクリックを検知して,携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対してメール一覧要求を送信する。
このとき,携帯端末3は,WEB/APサーバ1に送信するメール一覧要求に,メール取得方向の情報を含ませる。メール取得方向は,次に取得したいメールの情報の方向を示すメールの情報取得方向である。具体的には,メール取得方向は,例えば,携帯端末3のメール一覧画面におけるユーザによるメールの検索方向であり,携帯端末3でのユーザによるスクロール操作の方向すなわちフォーカスの移動操作の方向である。本実施の形態では,メール情報の一覧は,受信日時が新しい順に並んでいる。よって,メール取得方向は,現在携帯端末3が持っているメール情報より受信日時が古い方向を示しているか,または現在携帯端末3が持っているメール情報より受信日時が新しい方向を示している。
例えば,図2(E)のメール一覧画面に示すように,最下の“メール050”からさらに下方向へのフォーカスの移動指示がユーザからあった場合に,携帯端末3は,メール取得方向の情報として下方向の情報をメール一覧要求に含ませる。この場合,メール情報の一覧が受信日時が新しいメールの順であるので,メール取得方向を示す下方向は,メール情報の一覧最下の“メール050”より受信日時が古いメールの方向を示している。
図2(F)は,追加のメール一覧画面の例である。携帯端末3は,WEB/APサーバ1から,メール取得方向の情報で指示された追加の50件分のメール情報の一覧を受信する。そして,携帯端末3は,図2(F)に示すように,次のメール情報の一覧を画面に表示する。携帯端末3では,次のメール情報の一覧を取得するとともに,前のメール情報の一覧を破棄する。
なお,ここでは,現在表示されているメール情報の一覧より受信日時が古い方向のメール情報の一覧を追加取得する例を説明しているが,逆方向の場合も同様である。すなわち,現在表示されているメール情報の一覧において,最上のメールからさらに上方向へのフォーカスの移動指示がユーザからあった場合に,メール一覧要求に含まれるメール取得方向の情報は,上方向すなわちより受信日時が新しいメールの方向となる。このとき,携帯端末3は,WEB/APサーバ1から,現在表示されているメール情報の一覧より受信日時が新しい方向のメール情報の一覧を追加取得することになる。
ここで,例えば,ユーザが閲覧の目的としているメールが,受信日時の順で600番目にあったとする。従来の技術では,携帯端末3は,最初のメール一覧要求を含めて,メール一覧要求の送信とメール情報の一覧の受信とを12回繰り返す。12回目のメール情報の一覧取得で,ユーザは,目的とするメールの情報を閲覧することができる。このように,目的とするメールを検索するためのユーザの負担が大きい。また,携帯端末3とWEB/APサーバ1との間で12回もメール情報の一覧を送受信するための通信が行われるため,その通信時間は長くなり,検索のための時間効率が悪いものとなる。
以下では,ユーザが携帯端末3でスクロール操作のような簡易な操作を行うだけで,目的とするメールを短時間で見つけることが可能となる,本実施の形態のWEB/APサーバ1によるメール管理の技術の例を説明する。
図3は,本実施の形態によるWEB/APサーバ・DBサーバの機能構成例を示す図である。
WEB/APサーバ1は,携帯端末3からの要求に応じてメールに関する処理を行うメール管理部10を備える。特に本実施の形態によるメール管理部10は,携帯端末3からのメール情報の要求に対して,携帯端末3を使用するユーザが目的とするメールに短時間で辿り着くことができるように,効率的にメール情報を送信する機能を有する。
メール管理部10は,メール情報要求受付部11,メール情報取得部12,メール情報出力部13,定義情報記憶部14を備える。メール管理部10およびメール管理部10が備える各機能部は,WEB/APサーバ1のコンピュータが備えるCPU,メモリ,ディスク等のハードウェアとソフトウェアプログラムとにより実現される。
メール情報要求受付部11は,携帯端末3から送信された提供要求信号を受付ける。提供要求信号は,メール情報の提供を要求する信号である。メール情報は,メールシステムのサーバ側で管理されているメールに関する情報を示す。例えば,各メールの件名,受信日時,送信者などの情報がメール情報であってもよいし,さらにメールの本文が含まれた情報がメール情報であってもよい。本実施の形態では,メール本文以外のメールの件名,受信日時,送信者などの情報をメール情報とする。また,ここでは,携帯端末3から送信されるメール情報の提供要求は,複数メールのメール情報の一覧を要求するメール一覧要求であるものとする。本実施の形態のメール情報要求受付部11は,携帯端末3から送信されたメール一覧要求を受付ける。
メール情報取得部12は,携帯端末3から受付けたメール情報の提供を要求する信号に応じて,その携帯端末3に送信するメール情報を決定し,DBサーバ2から取得する。本実施の形態のメール情報取得部12では,要求を行った携帯端末3に対して送信するメール情報の一覧に含めるメールを決定し,メール情報の一覧に含めるメールの情報をDBサーバ2から取得する。メール情報取得部12の詳細については,後述する。
メール情報出力部13は,メール情報の提供を要求した携帯端末3に対して,メール情報取得部12で取得されたメール情報を送信する。本実施の形態のメール情報取得部12では,要求を行った携帯端末3に対して,メール情報取得部12で取得されたメール情報の一覧を送信する。
定義情報記憶部14は,メール情報取得部12によるメール情報の決定・取得処理に用いる各種定義情報を記憶する,コンピュータがアクセス可能な記憶装置である。本実施の形態の定義情報記憶部14には,メール一覧取得件数,スキップタイム,スキップ数初期値などの定義情報が記憶される。
DBサーバ2は,メール記憶部21,ユーザ情報記憶部22,メール情報記憶部23,履歴情報記憶部24を備える。DBサーバ2が備える各記憶部は,DBサーバ2のコンピュータが備えるメモリ,ディスク等の記憶装置により実現される。
メール記憶部21は,本実施の形態のメールシステムで管理するメールを記憶する,コンピュータがアクセス可能な記憶装置である。メールシステムが受信したメールは,メール記憶部21で保管される。なお,DBサーバ2は,例えばメールアドレスなどによって,メールの宛先である利用者を識別し,利用者ごとに受信メールを管理する。
ユーザ情報記憶部22は,本実施の形態のメールシステムを利用するユーザに関する情報を記憶する,コンピュータがアクセス可能な記憶装置である。
メール情報記憶部23は,本実施の形態のメールシステムで管理するメールの情報を記憶する,コンピュータがアクセス可能な記憶装置である。
履歴情報記憶部24は,携帯端末3からのメール情報提供の要求を受けて,WEB/APサーバ1がDBサーバ2からメール情報を取得した履歴の情報を記憶する,コンピュータがアクセス可能な記憶装置である。
図4は,本実施の形態によるユーザ情報記憶部に格納されているデータテーブルの例を示す図である。
図4に示すユーザ管理テーブル220は,ユーザ情報記憶部22に記憶された,メールシステムを利用するユーザに関する情報の例である。ユーザ管理テーブル220には,ユーザID,ユーザ名などの,システムの利用者として登録されたユーザに関する様々な情報が記録される。ユーザ管理テーブル220において,ユーザIDは,登録されたユーザに対して一意に割り当てられた識別情報を示す。ユーザ名は,登録されたユーザの氏名を示す。
図5は,本実施の形態によるメール情報記憶部に格納されているデータテーブルの例を示す図である。
図5に示すメッセージテーブル230は,メール情報記憶部23に記憶された,メールシステムで管理するメールの情報が記録されたデータの例である。本実施の形態のメール情報取得部12は,メッセージテーブル230に記録されたメール情報から,携帯端末3に送信するメール情報を取得する。
メッセージテーブル230には,メッセージID,サブジェクト,日付などの,メールシステムで管理している各メールに関する情報が記録される。なお,図5に示すメッセージテーブル230の例は,特に,ユーザIDが001であるユーザ宛ての受信メールに関する情報の例である。本実施の形態では,メッセージテーブル230は,ユーザごとに用意されているものとする。
メッセージテーブル230において,メッセージIDは,メッセージテーブル230のレコードごと,すなわちユーザIDが001であるユーザ宛ての受信メールごとに割り当てられた識別情報を示す。サブジェクトは,該当メールの件名を示す。日付は,該当メールの受信日時を示す。そのほか,メッセージテーブル230には,送信者の情報や,メール記憶部21における該当メールの格納位置の情報などが記録される。
図6は,本実施の形態による履歴情報記憶部に格納されているデータテーブルの例を示す図である。
図6に示すメール一覧取得履歴テーブル240は,履歴情報記憶部24に記憶された,携帯端末3からのメール一覧要求を受けて,WEB/APサーバ1がDBサーバ2からメール情報を取得した履歴の情報の例である。メール一覧取得履歴テーブル240は,携帯端末3からのメール一覧要求に応じて,WEB/APサーバ1が携帯端末3に送信したメール情報の一覧の履歴情報であるとも言える。メール一覧取得履歴テーブル240には,履歴ID,ユーザID,受付時間,メール取得方向,取得メール一覧,スキップ数,スキップメールなどの情報が記録される。
メール一覧取得履歴テーブル240において,履歴IDは,メール一覧取得履歴テーブル240のレコードごと,すなわち1回のメール一覧要求に対するメール情報の取得履歴ごとに割り当てられた識別情報を示す。ユーザIDは,携帯端末3を操作して自分宛ての受信メール一覧の閲覧を要求したユーザのユーザIDを示す。受付時間は,メール情報要求受付部11が携帯端末3からのメール一覧要求を受付けた日時を示す。メール取得方向は,携帯端末3から受付けたメール一覧要求に含まれたメール取得方向の情報を示す。取得メール一覧は,メール情報取得部12によりメール情報記憶部23のメッセージテーブル230から情報が取得された各メールに割り当てられた新着順序を示す。新着順序は,受信日時が新しいメールの順に若い番号が割り当てられた順序情報である。新着順序の割り当ての詳細については後述する。スキップ数は,スキップされて情報が取得されなかったメールの件数を示す。スキップは,前回のメール一覧要求時にDBサーバ2から取得されたメール情報の中で最も大きな新着順序のメール情報と新着順序が連続しない新着順序のメール情報以降のメール情報を取得することをいう。スキップの詳細については後述する。スキップメールは,スキップされたメールの新着順序を示す。
なお,履歴情報記憶部24はDBサーバ2に備わるとして説明したが,これに限られない。つまり,メール管理部10が,履歴情報記憶部24を有するとしても良い。
ここで,メール情報取得部12の詳細について説明する。メール情報取得部12は,メール情報要求判定部121,新着順リスト情報生成部122,受付間隔算出部123,出力メール情報決定・取得部124,新着順リスト情報記憶部125を備える。
メール情報要求判定部121は,携帯端末3から受付けたメール一覧要求に,メール取得方向の情報が含まれているか否かを判定する。
新着順リスト情報生成部122は,新着順リスト情報を生成する。新着順リストとは,ユーザのメッセージテーブル230に基づいて,メールを受信日時が新しい順序に並べたリスト情報である。ユーザは,携帯端末3を使用して自分宛ての受信メール一覧の閲覧を要求したユーザを指す。
受付間隔算出部123は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に基づいて,今回受付けたメール一覧要求の受付時間と,前回受付けたメール一覧要求の受付時間との差を算出し,受付間隔とする。
出力メール情報決定・取得部124は,受付けたメール一覧要求に応じて携帯端末3に出力するメール情報を決定し,メール情報記憶部23に記憶されたメッセージテーブル230から,携帯端末3への出力が決定されたメール情報を取得する。
詳細は後述するが,出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧要求の受付間隔の長短によって,携帯端末3に送信するメール情報の一覧を,受信日時の順で,前回のメール一覧要求時に携帯端末3に送信したメール情報の一覧と連続させるか,連続させないかを決定する。
新着順リスト情報記憶部125は,新着順リスト情報生成部122により生成された新着順リスト情報を記憶する,コンピュータがアクセス可能な記憶装置である。
図7は,本実施の形態による新着順リスト情報記憶部に格納されたデータテーブルの例を示す図である。
図7に示す新着順リスト情報126は,新着順リスト情報記憶部125に記憶された,メールを受信日時が新しい順序に並べたリスト情報の例である。新着順リスト情報126には,新着順序と,メッセージIDとの対応が記録される。なお,図7に示す新着順リスト情報126の例は,特に,図5に示すメッセージテーブル230に基づいて,ユーザIDが001であるユーザ宛ての受信メールに関して生成された情報の例である。
新着順リスト情報126において,新着順序は,メールの受信日時が新しい順に若い番号が割り当てられる順序情報である。メッセージIDは,メッセージテーブル230で管理されるメール情報のレコードに割り当てられたメッセージIDである。新着順リスト情報生成部122は,該当ユーザのメッセージテーブル230の日付すなわち受信日時を参照し,受信日時が新しいものから順に,そのレコードのメッセージIDに番号の若い新着順序を対応付けて,新着順リスト情報126を生成する。
図8は,本実施の形態のメール管理部によるメール一覧要求受付け時のメール管理処理フローチャートである。
メール管理部10において,メール情報要求受付部11が携帯端末3からメール一覧要求を受付けると(ステップS10),メール情報取得部12のメール情報要求判定部121は,そのメール一覧要求にメール取得方向の情報が含まれているかを判定する(ステップS11)。
メール一覧要求にメール取得方向の情報が含まれていない場合には(ステップS11のNO),新着順リスト情報生成部122は,新着順リスト情報126を生成する(ステップS12)。なお,新着順リスト情報生成部122は,メール一覧要求にメール取得方向の情報が含まれていない場合には,最初のメール一覧要求であると判断する。新着順リスト情報生成部122は,生成された新着順リスト情報126を,新着順リスト情報記憶部125に記憶させる。出力メール情報決定・取得部124は,メール情報記憶部23から,受信日時が最新のものから順に所定件数のメール情報を取得する(ステップS13)。なお,携帯端末3への1回の出力で送信するメール情報の件数は,定義情報記憶部14に記憶されたメール一覧取得件数で定義されている。出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。メール情報出力部13は,取得した所定件数のメール情報の一覧を,メール一覧要求の送信元の携帯端末3に出力する(ステップS24)。
メール一覧要求にメール取得方向の情報が含まれている場合には(ステップS11のYES),受付間隔算出部123は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求の受付時間を取得する(ステップS14)。なお,受付間隔算出部123は,受付けたメール一覧要求にメール取得方向の情報が含まれている場合には,受付けたメール一覧要求が追加のメール一覧要求であると判断する。受付間隔算出部123は,受付間隔として,前回のメール一覧要求の受付時間と今回のメール一覧要求の受付時間との差分を算出する(ステップS15)。出力メール情報決定・取得部124は,算出された受付間隔が所定時間以内であるかを判定する(ステップS16)。なお,受付間隔の判定に用いる所定時間の閾値は,定義情報記憶部14に記憶されたスキップタイムで定義されている。
受付間隔が所定時間を超えていれば(ステップS16のNO),出力メール情報決定・取得部124は,メール情報記憶部23から,前回のメール一覧要求時に出力されたメール情報と,受付日時の順で連続する所定件数のメール情報を取得する(ステップS17)。具体的にS17の処理を説明する。メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時のレコードにおける取得メール一覧の情報を取得する。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時に取得したメール情報に対応する新着順序の番号が得られる。出力メール情報決定・取得部124は,新着順リスト情報記憶部125に記憶された新着順リスト情報126を参照し,前回のメール一覧要求時に取得したメール情報に対応する新着順序と,メール取得方向の情報で指定された方向に番号が連続する所定件数のメッセージIDを取得する。出力メール情報決定・取得部124は,取得されたメッセージIDに該当するレコードのメール情報を,メール情報記憶部23に記憶されたメッセージテーブル230から取得する。出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。メール情報出力部13は,取得した所定件数のメール情報の一覧を,メール一覧要求の送信元の携帯端末3に出力する(ステップS24)。
なお,携帯端末3からのメール一覧要求の受付間隔が長いときには,ユーザが,携帯端末3のメール一覧画面上のメール情報をじっくりと確認している可能性が高い。このとき,前回のメール一覧要求で携帯端末3が受信して保持するメール情報の一覧の近傍に,ユーザが目的とするメールが存在する可能性が高いと判断できる。
これに対して,携帯端末3からのメール一覧要求の受付間隔が短いときには,ユーザが,携帯端末3のメール一覧画面上のメール情報をほとんど確認せずに,速いペースでメール情報の一覧をスクロールさせている可能性が高い。このとき,前回のメール一覧要求で携帯端末3が受信して保持するメール情報の一覧の近傍には,ユーザが目的とするメールが存在しない可能性が高いと判断できる。
受付間隔が所定時間以内であれば(ステップS16のYES),出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求に含まれたメール取得方向の情報を取得する(ステップS18)。出力メール情報決定・取得部124は,前回のメール一覧要求に含まれたメール取得方向の情報と,今回のメール一覧要求に含まれるメール取得方向の情報とが一致するかを判定する(ステップS19)。
メール取得方向の情報が一致する場合には(ステップS19のYES),出力メール情報決定・取得部124は,メールのスキップ数を決定する(ステップS20)。出力メール情報決定・取得部124は,前回のメール一覧要求時に出力されたメール情報から,受付日時の順で決定されたスキップ数分だけ順序をスキップして,メール情報記憶部23から所定件数のメール情報を取得する(ステップS21)。出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。メール情報出力部13は,取得した所定件数のメール情報の一覧を,メール一覧要求の送信元の携帯端末3に出力する(ステップS24)。
より詳細に説明する。出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時のレコードにおけるスキップ数を取得する。出力メール情報決定・取得部124は,前回のメール一覧要求時のスキップ数が0であれば,今回のメール一覧要求に対するメール取得時のメールのスキップ数を,所定の初期値とする。なお,メールのスキップ数の初期値は,定義情報記憶部14に記憶されたスキップ数初期値で定義されている。また,出力メール情報決定・取得部124は,前回のメール一覧要求時のスキップ数が0でなければ,今回のメール一覧要求に対するメール情報取得時のメールのスキップ数を,前回のメール一覧要求時のスキップ数の倍とする。このように,本実施の形態では,同じメール取得方向の情報を含むメール一覧要求が続くことに合わせて,スキップ数が増加していく仕組みが用いられる。
出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時のレコードにおける取得メール一覧の情報を取得する。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時に取得したメール情報に対応する新着順序の番号が取得される。出力メール情報決定・取得部124は,新着順リスト情報記憶部125に記憶された新着順リスト情報126を参照し,前回のメール一覧要求時に取得したメール情報に対応する新着順序からスキップ数分だけ番号を飛ばして,所定件数のメッセージIDを取得する。出力メール情報決定・取得部124は,取得されたメッセージIDに該当するレコードのメール情報を,メール情報記憶部23に記憶されたメッセージテーブル230から取得する。
同じメール取得方向の情報を含むメール一覧要求が短い受付間隔で続く場合には,携帯端末3を操作するユーザが,そのとき携帯端末3に表示されたメール情報の一覧をあまり詳しく確認せずに,ほとんどボタン連打の状態でスクロール操作している可能性が高い。このとき,前回のメール一覧要求で携帯端末3が受信して保持するメール情報の一覧から,受信日時の順で離れたところに,ユーザが目的とするメールがあると予測できる。このような場合に,出力メール情報決定・取得部124は,携帯端末3に送信するメール情報の一覧を,受信日時の順で,前回のメール一覧要求時に携帯端末3に送信したメール情報の一覧から,メール取得方向の情報が示す方向にスキップさせる。これにより,携帯端末3が,ユーザが目的とするメールの情報を取得して,メール一覧画面に表示するまでの時間効率が,良くなる。
メール取得方向の情報が一致しない場合には(ステップS19のNO),出力メール情報決定・取得部124は,メール情報記憶部23から,前回のメール一覧要求時にスキップされたメール情報から所定件数のメール情報を取得する(ステップS22)。なお,前回スキップされたメール情報の先頭のメール情報ではなく,前々回のメール一覧要求時に携帯端末3に送信されたメール情報の一覧と,前回のメール一覧要求時に携帯端末3に送信されたメール情報の一覧との中間に位置するメール情報を取得する,などの設計は任意である。出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。メール情報出力部13は,取得した所定件数のメール情報の一覧を,メール一覧要求の送信元の携帯端末3に出力する(ステップS24)。
異なるメール取得方向の情報を含むメール一覧要求が短い受付間隔で続く場合には,携帯端末3を操作するユーザが,そのとき携帯端末3に表示されたメール情報の一覧をあまり詳しく確認せずに,逆方向にスクロール操作している可能性が高い。このとき,前回のメール一覧要求時にメールをスキップし過ぎて,前回のメール一覧要求時に携帯端末3が取得したメール情報の一覧が,受信日時の順でユーザが目的とするメールを大きく通り越してしまったと予測できる。このような場合に,出力メール情報決定・取得部124は,携帯端末3に送信するメール情報を,前回のメール一覧要求時にスキップしたメール情報の中から決定する。このとき,出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧要求の受付間隔が短いので,前回のメール一覧要求時に携帯端末3に送信したメール情報の一覧と受信日時の順で連続しないメール情報を,携帯端末3に送信するメール情報とする。これにより,携帯端末3が,ユーザが目的とするメールの情報を取得して,メール一覧画面に表示するまでの時間効率が,良くなる。
以下,図6に示すメール一覧取得履歴テーブル240の例を用いて,本実施の形態のメールシステムによる処理の流れの具体例を説明する。以下の説明において,括弧書き中のステップは,図8のフローチャートでの該当ステップを示す。
なお,定義情報記憶部14に記憶された定義情報について,メール一覧取得件数は50件が定義されており,スキップタイムは20秒が定義されており,スキップ数初期値は100件が定義されているものとする。
まず,ユーザが携帯端末3で自分宛ての受信メールを閲覧するための操作を行う。携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対して,最初のメール一覧要求,すなわちメール取得方向の情報を含まないメール一覧要求を送信する。なお,このユーザのユーザIDは,001であるものとする。
WEB/APサーバ1において,メール管理部10のメール情報要求受付部11は,携帯端末3からのメール一覧要求を受付ける(ステップS10)。ここで受付けたメール一覧要求には,メール取得方向の情報が含まれていない(ステップS11のNO)。
メール情報取得部12の新着順リスト情報生成部122は,メール情報記憶部23に記憶された,図5に示すメッセージテーブル230に記録されたメール情報を,日付が新しい順に順序付けした,図7に示す新着順リスト情報126を生成する(ステップS12)。図7に示す新着順リスト情報126は,図5に示すメッセージテーブル230の各メール情報のメッセージIDに対して,受信日時が新しいものから順に,数字が若い新着順序を割り当てた情報となる。新着順リスト情報生成部122は,生成された新着順リスト情報126を,新着順リスト情報記憶部125に記憶する。
出力メール情報決定・取得部124は,新着順リスト情報記憶部125に記憶された新着順リスト情報126から,新着順序の数字が若い順に50件分のメッセージIDを取得する。新着順リスト情報126から,新着順序001〜050に対応する,50件分のメッセージIDが取得される。出力メール情報決定・取得部124は,取得された新着順序001〜050に対応するメッセージIDに該当するメール情報を,メール情報記憶部23に記憶されたメッセージテーブル230から取得する(ステップS13)。
出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。ここで記録された履歴情報は,図6に示すメール一覧取得履歴テーブル240の履歴ID01のレコードである。
メール情報出力部13は,取得した新着順序001〜050に対応するメール情報の一覧を,携帯端末3に送信する(ステップS24)。
新着順序001〜050に対応するメール情報の一覧を受信した携帯端末3は,受信したメール情報を新着順序の番号が若い順に一覧表示する。
ユーザは,携帯端末3のメール一覧画面上のフラッシュを移動する操作を行いながら,目的とするメールを探索する。ここでは,ユーザは,新着順序001〜050の中に目的とするメールは見つけられず,メール一覧画面上で,この時点でメール情報の一覧の最下メールである新着順序050のメールからさらに下方向にフラッシュを移動する操作を行う。
携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対して,追加のメール一覧要求,すなわちメール取得方向の情報を含むメール一覧要求を送信する。ここで送信されるメール一覧要求には,メール取得方向の情報として,下方向,すなわち受信日時がより古い方向の情報が含まれている。
WEB/APサーバ1において,メール管理部10のメール情報要求受付部11は,携帯端末3からのメール一覧要求を受付ける(ステップS10)。ここで受付けたメール一覧要求には,メール取得方向の情報が含まれている(ステップS11のYES)。
メール情報取得部12の受付間隔算出部123は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求の受付時間を取得する(ステップS14)。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID01の受付時間“2009/1/1 10:00:00 ”が取得される。今回のメール一覧要求の受付時間が,“2009/1/1 10:01:00 ”であるものとすると,受付間隔として1分が算出される(ステップS15)。算出された受付間隔1分は,所定時間20秒を超えている(ステップS16のNO)。
出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時の取得メール一覧を取得する。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID01の取得メール一覧を示す新着番号として,001〜050が取得される。出力メール情報決定・取得部124は,新着順リスト情報記憶部125に記憶された新着順リスト情報126から,新着順序001〜050と受信日時がより古い方向で連続する50件分のメッセージIDを取得する。新着順リスト情報126から,新着順序051〜100に対応する,50件分のメッセージIDが取得される。出力メール情報決定・取得部124は,取得された新着順序051〜100に対応するメッセージIDに該当するメール情報を,メール情報記憶部23に記憶されたメッセージテーブル230から取得する(ステップS17)。
出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。ここで記録された履歴情報は,図6に示すメール一覧取得履歴テーブル240の履歴ID02のレコードである。
メール情報出力部13は,取得した新着順序051〜100に対応するメール情報の一覧を,携帯端末3に送信する(ステップS24)。
新着順序051〜100に対応するメール情報の一覧を受信した携帯端末3は,受信したメール情報を新着順序の番号が若い順に一覧表示する。前回のメール一覧要求で受信した新着順序001〜050に対応するメール情報の一覧は,破棄される。
ユーザは,携帯端末3のメール一覧画面上のフラッシュを移動する操作を行いながら,さらに,目的とするメールを探索する。ここでは,ユーザは,新着順序051〜100の中に目的とするメールがないと早い段階で判断し,メール一覧画面上で,この時点でメール情報の一覧の最下メールである新着順序100のメールからさらに下方向にフラッシュを移動する操作を高速に行う。
携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対して,追加のメール一覧要求,すなわちメール取得方向の情報を含むメール一覧要求を送信する。ここで送信されるメール一覧要求には,メール取得方向の情報として,前回と同様に,下方向,すなわち受信日時がより古い方向の情報が含まれている。
WEB/APサーバ1において,メール管理部10のメール情報要求受付部11は,携帯端末3からのメール一覧要求を受付ける(ステップS10)。ここで受付けたメール一覧要求には,メール取得方向の情報が含まれている(ステップS11のYES)。
メール情報取得部12の受付間隔算出部123は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求の受付時間を取得する(ステップS14)。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID02の受付時間“2009/1/1 10:01:00 ”が取得される。今回のメール一覧要求の受付時間が,“2009/1/1 10:01:10 ”であるものとすると,受付間隔として10秒が算出される(ステップS15)。算出された受付間隔10秒は,所定時間20秒以内である(ステップS16のYES)。
出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求に含まれたメール取得方向の情報を取得する(ステップS18)。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID02のメール取得方向として,下方向が取得される。今回のメール一覧要求に含まれるメール取得方向の情報は下方向であるので,前回のメール一覧要求に含まれたメール取得方向の情報と一致する(ステップS19のYES)。
出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時のスキップ数を取得する。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID02のスキップ数として,0件が取得される。出力メール情報決定・取得部124は,前回のメール一覧要求時のスキップ数が0件であるので,今回のスキップ数を初期値の100件に決定する(ステップS20)。
出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時の取得メール一覧を取得する。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID02の取得メール一覧を示す新着番号として,051〜100が取得される。出力メール情報決定・取得部124は,新着順リスト情報記憶部125に記憶された新着順リスト情報126から,新着順序051〜100と受信日時がより古い方向で連続する100件分の新着順序101〜200をスキップする。出力メール情報決定・取得部124は,スキップした新着順序101〜200と受信日時がより古い方向で連続する50件分のメッセージIDを取得する。新着順リスト情報126から,新着順序201〜250に対応する,50件分のメッセージIDが取得される。出力メール情報決定・取得部124は,取得された新着順序201〜250に対応するメッセージIDに該当するメール情報を,メール情報記憶部23に記憶されたメッセージテーブル230から取得する(ステップS21)。
出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。ここで記録された履歴情報は,図6に示すメール一覧取得履歴テーブル240の履歴ID03のレコードである。
メール情報出力部13は,取得した新着順序201〜250に対応するメール情報の一覧を,携帯端末3に送信する(ステップS24)。
新着順序201〜250に対応するメール情報の一覧を受信した携帯端末3は,受信したメール情報を新着順序の番号が若い順に一覧表示する。前回のメール一覧要求で受信した新着順序051〜100に対応するメール情報の一覧は,破棄される。
ユーザは,携帯端末3のメール一覧画面上のフラッシュを移動する操作を行いながら,さらに,目的とするメールを探索する。ここでも,ユーザは,新着順序201〜250の中に目的とするメールがないと早い段階で判断し,メール一覧画面上で,この時点でメール情報の一覧の最下メールである新着順序250のメールからさらに下方向にフラッシュを移動する操作を高速に行う。
携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対して,追加のメール一覧要求,すなわちメール取得方向の情報を含むメール一覧要求を送信する。ここで送信されるメール一覧要求には,メール取得方向の情報として,下方向,すなわち受信日時がより古い方向の情報が含まれている。
WEB/APサーバ1において,メール管理部10のメール情報要求受付部11は,携帯端末3からのメール一覧要求を受付ける(ステップS10)。ここで受付けたメール一覧要求には,メール取得方向の情報が含まれている(ステップS11のYES)。以下,メール情報取得部12による,図8に示すフローチャートのステップS19までの処理については,前回のメール一覧要求取得時とほぼ同様の処理となるので,ここでは説明を省略する。
出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時のスキップ数を取得する。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID03のスキップ数として,100件が取得される。出力メール情報決定・取得部124は,前回のメール一覧要求時のスキップ数が100件であるので,今回のスキップ数をその倍の200件に決定する(ステップS20)。
出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時の取得メール一覧を取得する。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID03の取得メール一覧を示す新着番号として,201〜250が取得される。出力メール情報決定・取得部124は,新着順リスト情報記憶部125に記憶された新着順リスト情報126から,新着順序201〜250と受信日時がより古い方向で連続する200件分の新着順序251〜450をスキップする。出力メール情報決定・取得部124は,スキップした新着順序251〜450と受信日時がより古い方向で連続する50件分のメッセージIDを取得する。新着順リスト情報126から,新着順序451〜500に対応する,50件分のメッセージIDが取得される。出力メール情報決定・取得部124は,取得された新着順序451〜500に対応するメッセージIDに該当するメール情報を,メール情報記憶部23に記憶されたメッセージテーブル230から取得する(ステップS21)。
出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。ここで記録された履歴情報は,図6に示すメール一覧取得履歴テーブル240の履歴ID04のレコードである。
メール情報出力部13は,取得した新着順序451〜500に対応するメール情報の一覧を,携帯端末3に送信する(ステップS24)。
新着順序451〜500に対応するメール情報の一覧を受信した携帯端末3は,受信したメール情報を新着順序の番号が若い順に一覧表示する。前回のメール一覧要求で受信した新着順序201〜250に対応するメール情報の一覧は,破棄される。
ユーザは,携帯端末3のメール一覧画面上のフラッシュを移動する操作を行いながら,さらに,目的とするメールを探索する。ここで,ユーザは,新着順序451〜500の冒頭で目的とするメールがスキップされてしまったと早い段階で判断し,メール一覧画面上で,この時点でメール情報の一覧の最上メールである新着順序451のメールからさらに上方向にフラッシュを移動する操作を高速に行う。
携帯端末3は,WEB/APサーバ1に対して,追加のメール一覧要求,すなわちメール取得方向の情報を含むメール一覧要求を送信する。ここで送信されるメール一覧要求には,メール取得方向の情報として,上方向,すなわち受信日時がより新しい方向の情報が含まれている。
WEB/APサーバ1において,メール管理部10のメール情報要求受付部11は,携帯端末3からのメール一覧要求を受付ける(ステップS10)。ここで受付けたメール一覧要求には,メール取得方向の情報が含まれている(ステップS11のYES)。
メール情報取得部12の受付間隔算出部123は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求の受付時間を取得する(ステップS14)。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID04の受付時間“2009/1/1 10:01:20 ”が取得される。今回のメール一覧要求の受付時間が,“2009/1/1 10:01:30 ”であるものとすると,受付間隔として10秒が算出される(ステップS15)。算出された受付間隔10秒は,所定時間20秒以内である(ステップS16のYES)。
出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求に含まれたメール取得方向の情報を取得する(ステップS18)。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID04のメール取得方向として,下方向が取得される。今回のメール一覧要求に含まれるメール取得方向の情報は上方向であるので,前回のメール一覧要求に含まれたメール取得方向の情報と一致しない(ステップS19のNO)。
出力メール情報決定・取得部124は,メール一覧取得履歴テーブル240から,前回のメール一覧要求時のスキップメールを取得する。ここでは,メール一覧取得履歴テーブル240から,履歴ID04のスキップメールを示す新着番号として,251〜450が取得される。今回のメール一覧要求に応じて取得するメール情報は,メール取得方向が受信日時がより新しい方へ戻る方向であるので,スキップされた新着番号251〜450のうち,先頭から50件分のメール情報,すなわちより受信日時が新しい新着番号251〜300に対応するメール情報となる。これは,前々回のメール一覧要求時に出力されたメール情報に対応する新着番号201〜250と連続する新着番号に対応するメール情報である。
出力メール情報決定・取得部124は,新着順リスト情報記憶部125に記憶された新着順リスト情報126から,新着順序251〜300に対応する,50件分のメッセージIDを取得する。出力メール情報決定・取得部124は,取得された新着順序151〜300に対応するメッセージIDに該当するメール情報を,メール情報記憶部23に記憶されたメッセージテーブル230から取得する(ステップS22)。実質的に,マイナス方向に,新着順序301〜450に対応する,150件分のメール情報がスキップされた状態である。
出力メール情報決定・取得部124は,履歴情報記憶部24に記憶されたメール一覧取得履歴テーブル240に,今回のメール一覧要求に対する処理の履歴を記録する(ステップS23)。ここで記録された履歴情報は,図6に示すメール一覧取得履歴テーブル240の履歴ID05のレコードである。
メール情報出力部13は,取得した新着順序251〜300に対応するメール情報の一覧を,携帯端末3に送信する(ステップS24)。
新着順序251〜300に対応するメール情報の一覧を受信した携帯端末3は,受信したメール情報を新着順序の番号が若い順に一覧表示する。前回のメール一覧要求で受信した新着順序201〜250に対応するメール情報の一覧は,破棄される。
以降,同様にメール一覧画面上のフラッシュを移動するユーザの操作に応じて,携帯端末3がメール一覧要求をWEB/APサーバ1に送信する。WEB/APサーバ1では,メール管理部10が,携帯端末3から受付けたメール一覧要求と過去のメール一覧要求時の履歴情報とに基づいて,携帯端末3にメール情報の一覧を送信する。
ユーザが目的とするメールを選択した時点で,携帯端末3がWEB/APサーバ1に対して該当メールの本文を要求する。WEB/APサーバ1は,要求を受けたメールの本文をDBサーバ2から取得し,携帯端末3に送信する。受信したメールの本文が携帯端末3の画面に表示され,ユーザは,目的とするメールの内容を読むことができる。
このように,本実施の形態のメール管理部10は,携帯端末3から受付けたメール一覧要求と過去のメール一覧要求時の履歴情報とに基づいて,特に連続するメール一覧要求の受付間隔に基づいて,ユーザが目的とするメールの順序的な位置を予測する。メール管理部10は,ユーザの目的とするメールの順序的な位置の予測に基づいて,ユーザの目的外である可能性が高いと予測されるメールの情報をスキップして,メール情報の一覧を携帯端末3に送る。これによって,ユーザが目的とするメールの情報が携帯端末3に送信されるまでの時間を短縮し,携帯端末3を用いたユーザによる目的メールの検索効率を向上させることができる。
以上説明した本実施の形態のメールシステムによる処理は,コンピュータが備えるCPU,メモリ等のハードウェアとソフトウェアプログラムとにより実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
図9は,本実施の形態によるWEB/APサーバのハードウェア構成例を示す図である。
WEB/APサーバ1は,CPU1001,ROM(Read Only Memory)1002,RAM(Random Access Memory)1003,通信部1004,HDD(Hard Disk Drive )1005,入力部1006,媒体読取部1007,表示部1008を有しており,各部はバス1009を介して相互に接続されている。各部は,CPU1001による管理下で,相互にデータの送受を行うことができる。
CPU1001は,WEB/APサーバ1全体の動作制御を司る中央処理装置である。通信部1004は,他のコンピュータからの信号を受信し,その信号の内容をCPU1001に渡す。さらに,通信部1004は,CPU1001からの指示に応じて,他のコンピュータに信号を送信する。
HDD1005には,上述の本実施の形態に示したメール管理部10と同様の機能をコンピュータに発揮させるプログラムとして,例えば図8のフローチャートに示す各処理をコンピュータに実行させるプログラムが記憶されている。CPU1001がこのプログラムをHDD1005から読み出して実行することで,図3に示すメール情報要求受付部11,メール情報取得部12,メール情報出力部13,さらにはメール情報要求判定部121,新着順リスト情報生成部122,受付間隔算出部123,出力メール情報決定・取得部124として,コンピュータが機能するようになる。このプログラムは,CPU1001がアクセス可能なROM1002またはRAM1003に格納されていても良い。
さらに,HDD1005は,CPU1001の管理下で,例えば図3に示す定義情報記憶部14や新着順リスト情報記憶部125などの記憶部として,各種定義情報や新着順リスト情報126などの情報を記憶する。プログラムと同様に,各情報は,CPU1001がアクセス可能なROM1002またはRAM1003に格納されても良い。入力部1006は,CPU1001の管理下で,データの入力を受付ける。
例えば図8のフローチャートに示した処理内容を記述したプログラムは,コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体には,磁気記録装置,光ディスク,光磁気記録媒体,半導体メモリなどがある。磁気記録装置には,HDD,フレキシブルディスク(FD(Flexible Disk )),磁気テープ(MT(Magnetic Tape ))などがある。光ディスクには,DVD(Digital Versatile Disc),DVD−RAM,CD(Compact Disc)−ROM,CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には,MO(Magneto-Optical disk)などがある。このプログラムを流通させる場合には,例えば,そのプログラムが記録されたDVD,CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売されることが考えられる。
プログラムを実行するコンピュータでは,媒体読取部1007が,例えば図8のフローチャートに示した処理内容を記述したプログラムを記録した記録媒体から,該プログラムを読み出す。CPU1001は,読み出されたプログラムを,HDD1005,ROM1002またはRAM1003に格納する。コンピュータは,自己の記憶装置であるHDD1005,ROM1002またはRAM1003からプログラムを読み取り,プログラムに従った処理を実行する。
以上,本実施の形態について説明したが,本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
例えば,本実施の形態のメールシステムでは,メール管理の処理を行うWEB/APサーバ1と,データを管理するDBサーバ2とが別々のコンピュータで実現されているが,実際には1台のコンピュータで実現されてもよい。
また,本実施の形態では,携帯端末3からのメール情報の要求に対して,WEB/APサーバ1は,メール本体を含まないメールの件名,受信日時,送信者などの情報を,メール情報として返信している。携帯端末3からのメール情報の要求に対して,WEB/APサーバ1が,メール本体をメール情報として返信するようにしてもよい。メール情報がメール本体である場合には,ユーザによるメール情報の一覧からのメール選択の操作後,WEB/APサーバ1へのアクセスなしに,携帯端末3の画面にメール内容を表示させることができる。メール本体を含まないメールの件名,受信日時,送信者などの情報がメール情報である場合には,携帯端末3とWEB/APサーバ1との間の通信負荷や,携帯端末3のリソース負荷を軽減することができる。
また,本実施の形態では,携帯端末3からWEB/APサーバ1に追加のメール一覧要求が送信される契機となるユーザの操作が,メール一覧画面のスクロール操作であるが,必ずしもスクロール操作である必要はない。例えば,携帯端末3からWEB/APサーバ1に追加のメール一覧要求が送信される契機となるユーザの操作が,“次のメール一覧の表示”や“前のメール一覧の表示”などを指定する操作であってもよい。
1 WEB/APサーバ
10 メール管理部
11 メール情報要求受付部
12 メール情報取得部
121 メール情報要求判定部
122 新着順リスト情報生成部
123 受付間隔算出部
124 出力メール情報決定・取得部
125 新着順リスト情報記憶部
13 メール情報出力部
14 定義情報記憶部
2 DBサーバ
21 メール記憶部
22 ユーザ情報記憶部
23 メール情報記憶部
24 履歴情報記憶部
3 携帯端末
10 メール管理部
11 メール情報要求受付部
12 メール情報取得部
121 メール情報要求判定部
122 新着順リスト情報生成部
123 受付間隔算出部
124 出力メール情報決定・取得部
125 新着順リスト情報記憶部
13 メール情報出力部
14 定義情報記憶部
2 DBサーバ
21 メール記憶部
22 ユーザ情報記憶部
23 メール情報記憶部
24 履歴情報記憶部
3 携帯端末
Claims (6)
- ユーザが管理するアドレスで受信した複数のメールに関する情報を,該ユーザが操作する端末装置に提供する処理を,コンピュータに実行させるメール管理プログラムであって,
前記コンピュータに,
前記端末装置から,前記複数のメールに関する第1の提供要求信号を受付ける第1の受付ステップと,
前記第1の提供要求信号および前記複数のメールのそれぞれを受信した受信日時に基づいて,該複数のメールに含まれるメールに関する情報を,前記端末装置に出力する第1の出力ステップと,
前記端末装置から,前記複数のメールに関する第i(i=2,3,... )の提供要求信号を受付ける第iの受付ステップと,
第(i−1)の提供要求信号と第iの提供要求信号との受付間隔を演算する演算ステップと,
前記受付間隔に基づいて,第(i−1)の出力ステップで出力したメールに関する情報とは前記受信日時の順では連続しない,前記複数のメールに含まれるメールに関する情報を,前記端末装置に出力する第iの出力ステップとを
実行させることを特徴とするメール管理プログラム。 - 前記第iの出力ステップにおいて,前記受付間隔が所定の値よりも小さい場合に,第(i−1)の出力ステップで出力したメールに関する情報とは前記受信日時の順では連続しない,前記複数のメールに含まれるメールに関する情報を出力する
ことを特徴とする請求項1記載のメール管理プログラム。 - 前記第iの提供要求信号は,メールの情報取得方向を示す情報を含み,
前記第iの出力ステップにおいて,第(i−1)の提供要求信号に含まれるメールの情報取得方向と,第iの提供要求信号に含まれるメールの情報取得方向とが一致する場合に,第(i−1)の出力ステップで出力したメールに関する情報とは前記受信日時の順では連続しない,前記複数のメールに含まれるメールに関する情報を出力する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のメール管理プログラム。 - 前記コンピュータに,
前記第iの出力ステップで,第(i−1)の出力ステップで出力したメールに関する情報とは前記受信日時の順では連続しないメールに関する情報を出力し,その後に,第iの提供要求信号とは異なるメールの情報取得方向を示す情報を含む第(i+1)の提供要求信号を受信した場合に,前記受信日時の順では第(i−1)の出力ステップで出力したメールに関する情報と第iの出力ステップで出力したメールに関する情報との間にあるメールに関する情報を,前記端末装置に出力する第(i+1)の出力ステップを実行させる
ことを特徴とする請求項3に記載のメール管理プログラム。 - ユーザが管理するアドレスで受信した複数のメールに関する情報を,該ユーザが操作する端末装置に提供するメール管理装置であって,
前記端末装置から,前記複数のメールに関する提供要求信号を受付ける要求受付部と,
前記要求受付部がある提供要求信号を受付けたときに,該提供要求信号とその前に受付けた別の提供要求信号との受付間隔を算出する受付間隔算出部と,
前記受付間隔に基づいて,前記別の提供要求信号に対して出力したメールに関する情報とは受信日時の順では連続しない,前記複数のメールに含まれるメールに関する情報を,前記端末装置に出力する出力部とを備える
ことを特徴とするメール管理装置。 - ユーザが管理するアドレスで受信した複数のメールに関する情報を,該ユーザが操作する端末装置に提供する処理を,コンピュータが実行するメール管理方法であって,
前記コンピュータが,
前記端末装置から,前記複数のメールに関する第1の提供要求信号を受付ける第1の受付過程と,
前記第1の提供要求信号および前記複数のメールのそれぞれを受信した受信日時に基づいて,該複数のメールに含まれるメールに関する情報を,前記端末装置に出力する第1の出力過程と,
前記端末装置から,前記複数のメールに関する第i(i=2,3,... )の提供要求信号を受付ける第iの受付過程と,
第(i−1)の提供要求信号と第iの提供要求信号との受付間隔を演算する演算過程と,
前記受付間隔に基づいて,第(i−1)の出力過程で出力したメールに関する情報とは前記受信日時の順では連続しない,前記複数のメールに含まれるメールに関する情報を,前記端末装置に出力する第iの出力過程とを実行する
ことを特徴とするメール管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001774A JP2011141718A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | メール管理プログラム,メール管理装置およびメール管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010001774A JP2011141718A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | メール管理プログラム,メール管理装置およびメール管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011141718A true JP2011141718A (ja) | 2011-07-21 |
Family
ID=44457511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010001774A Pending JP2011141718A (ja) | 2010-01-07 | 2010-01-07 | メール管理プログラム,メール管理装置およびメール管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011141718A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109495380A (zh) * | 2019-01-07 | 2019-03-19 | 平安科技(深圳)有限公司 | 邮件发送方法、装置、计算机设备和存储介质 |
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2010
- 2010-01-07 JP JP2010001774A patent/JP2011141718A/ja active Pending
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