JP2011141591A - 情報処理装置 - Google Patents

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Junichi Tadano
順一 只野
Takashi Sonehara
隆 曽根原
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Abstract

【課題】堅牢性と軽量化とを両立し得る情報処理装置を提供すること。
【解決手段】情報処理装置のトップケース100は、パームレスト部材2bを設置するパームレスト設置部101とを有する。パームレスト設置部101は、複数の開口部130と、複数の開口部130を少なくともX軸方向にそれぞれ区分するように設けられた複数の補強部126とを有する。複数の補強部126におけるX軸方向での少なくとも両端の2つの補強部126aのそれぞれの一端がトップケース100の異なる角部125にて支持される。少なくとも両端の2つの補強部126aはY軸方向に対して傾斜して設けられる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ノート型パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に関する。
ノート型パーソナルコンピュータ(Personal Computer。以下、単にPCと呼ぶ)において、本体部の筐体のトップケース上面には、複数のキートップが連続的に並んだキーボードが設けられる(例えば、特許文献1参照)。筐体の内部には、内部空間をトップケース側とボトムケース側との2つの空間に仕切る仕切り板が設けられる。キーボードは、仕切り板の上面に設置され、トップケースに設けられた1つの開口から一体に露出する。
ところで近年、操作性やデザイン性を向上させるため、筐体のトップケースにキーボードの個々のキートップに対応して複数の開口が設けられ、その開口からキーボードの個々のキートップが露出する、所謂アイソレーションキーボードを採用したPCが知られている。
特開2009−163293号公報(段落[0050]、図1)
アイソレーションキーボードを採用したPCにおいては、トップケースにキーボードの個々のキートップに対応して複数の開口が設けられる。このため、このようなトップケースは、キーボード全体を露出する1つの大きな開口が設けられたトップケースに比べて、総開口面積が小さく、その結果トップケースが重量化するおそれがある。また、近年、高級感や質感を高めるため、アルミニウム合金等の金属材料からなるトップケースが提案されているが、このような材料によっては、トップケースがさらに重量化したり、コストが上昇したりするおそれがある。
トップケースの重量化を抑えるためには厚みを小さくすることが考えられる。しかしながら、トップケースの厚みを小さくすると、軽量化は実現し得るが、筐体としての堅牢性が低くなるおそれが生じる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、堅牢性と軽量化とを両立し得る情報処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理装置は、複数のキートップを有するキーボード部と、パームレスト部材と、矩形の第1の筐体部と、第2の筐体部とを有する。
上記第1の筐体部は、キーボードカバー部と、パームレスト設置部とを有する。
上記キーボードカバー部は、上記キーボード部における少なくとも上記キートップを露出するキートップ開口を有し、上記キートップを除く上記キーボード部を覆う第1の面を有する。上記パームレスト設置部は、上記キーボードカバー部に第1の方向に隣接して設けられ、上記パームレスト部材を設置する第2の面を有する。
上記第2の筐体部は、上記第1の筐体部に対向し、上記第1の筐体部と組み合わされて上記キーボード部を収容する。
上記パームレスト設置部は、複数の開口部と、上記複数の開口部を少なくとも上記第1の方向に直交する第2の方向にそれぞれ区分するように設けられた複数の補強部とを有し、上記複数の補強部における上記第2の方向での少なくとも両端の2つの補強部のそれぞれの一端が第1の筐体部の異なる角部にて支持され、上記少なくとも両端の2つの補強部は上記第1の方向に対して傾斜して設けられる。
パームレスト設置部に複数の開口部を設けることで、第1の筐体部を軽量化することができる。この複数の開口部を少なくとも第2の方向にそれぞれ区分するように複数の補強部を設けることで、開口部を有するパームレスト設置部の強度を高め、第1の筐体部の堅牢性を向上させることができる。また、一端が第1の筐体部の角部にて支持され、第1の方向に対して傾斜して設けられた補強部により、落下時等の角部への衝撃に対する第1の筐体部の堅牢性を向上させることができる。
上記情報処理装置は、上記パームレスト設置部に設けられた無線通信用のアンテナをさらに有してもよい。
複数の開口部を有するパームレスト設置部にアンテナを設けることにより、アンテナが送受信する電波に対する補強部等からの干渉を抑制し、アンテナの感度が低下するのを防止できる。
上記第1の筐体部は、上記キーボードカバー部の上記第1の面及び上記パームレスト設置部の上記第2の面に表裏対向する第3の面に対して立ち上げて設けられ、上記第2の方向にて対向する一対の側壁部をさらに有してもよい。上記一対の側壁部の厚みは上記キーボードカバー部の厚み及び上記パームレスト設置部の厚みより大きくてもよい。
キーボードカバー部及びパームレスト設置部に対して立ち上げて設けられた一対の側壁部により第1の筐体部の堅牢性を向上させることができる。また、キートップを除くキーボード部を覆う形状により強度が得られるキーボードカバー部及び複数の補強部により強度が得られるパームレスト設置部の厚みを一対の側壁部の厚みより小さくすることによる軽量化と、一対の側壁部の強度向上による第1の筐体部の堅牢性のさらなる向上を期待できる。
上記情報処理装置は、上記キーボードカバー部と、上記パームレスト設置部とを連結する折曲構造部をさらに有してもよい。
この折曲構造部により第1の筐体部の堅牢性をさらに向上させることができる。
上記一対の側壁部は、上記第1の筐体部の上記角部において互いに接近する方向にそれぞれ湾曲してもよい。
角部において互いに接近する方向にそれぞれ湾曲する側壁部により、落下時に荷重を面で受けることで、角部の変形を防止することができる。
上記情報処理装置は、表示部を有する第3の筐体部と、一対の第1のヒンジ機構部と、一対のヒンジ開口部と、第2のヒンジ機構部とをさらに有してもよい。
上記一対の第1のヒンジ機構部は、上記第2の筐体部の上記第1の方向の一方の端部に上記第2の方向にて互いに離間して設けられてもよい。
上記一対のヒンジ開口部は、上記第1の筐体部の、上記第1の方向の一方の端部に上記一対の第1のヒンジ機構部それぞれに対応して互いに離間して設けられてもよい。
上記一対の第2のヒンジ機構部は、上記第3の筐体部に設けられ、上記第1の筐体部の上記一対のヒンジ開口部を通じて上記一対の第1のヒンジ機構部と連結されてもよい。
上記第1の筐体部の上記一対のヒンジ開口部の間の部位が、曲率的な断面形状を有し、上記キーボードカバー部に比較して厚みの小さな収容部と、上記収容部を上記キーボードカバー部に支持させ、上記キーボードカバー部に対して厚みの大きな支持部とを有してもよい。
曲率的な断面形状により強度が得られる収容部の厚みを小さくすることによる軽量化と、支持部の強度向上による第1の筐体部の堅牢性の向上を期待できる。
上記第1の筐体部の上記キーボードカバー部の上記第1の面に溶接されたスタッドをさらに有してもよい。
上記キーボード部は、上記スタッドに対して固定されてもよい。
基材にスタッドを溶着し、スタッドが溶着された基材をキーボードカバー部に両面テープ等で接着した場合、両面テープ等が剥離してキーボード部がキーボードカバー部から離脱するおそれがある。しかしながら、スタッドをキーボードカバー部に溶接すれば、キーボード部がキーボードカバー部から離脱するのを防止できる。さらに、スタッドの設置に基材を用いないため、軽量化、部品点数の削減、コスト削減及び作業工程削減を実現可能である。
本発明の情報処理装置によれば、堅牢性と軽量化とを両立し得る。
本発明の一実施形態に係るPC(Personal Computer)の閉じた状態を示す斜視図である。 図1のPCの開いた状態を示す斜視図である。 マザーボード及び冷却ファンを下面側から示す平面図である。 マザーボード及び冷却ファンを上面側から示す平面図である。 トップケースを上面側から示す斜視図である。 トップケースを下面側から示す斜視図である。 トップケースを示す6面図である。図7(a)は、トップケースの上面図である。図7(b)は、トップケースの下面図である。図7(c)は、トップケースの右側面図である。図7(d)は、トップケースの左側面図である。図7(e)は、トップケースの正面図である。図7(f)は、トップケースの背面図である。 図6のA領域を示す部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。本実施形態では、情報処理装置としてノート型のパーソナルコンピュータ(Personal Computer。以下、単にPCと呼ぶ)を一例に挙げて説明する。
[1.PCの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るPCの閉じた状態を示す斜視図である。
PC1は、本体部2と、表示部3とを有する。
図2は、PC1の開いた状態を示す斜視図である。
本体部2と表示部3とは、一対のヒンジ部4、4により相対的に回動可能に連結される。表示部3は、表示部3が本体部2に対して閉じたとき本体部2に対面する領域に、表示画面3aを有する。本体部2は、表示部3が本体部2に対して閉じたとき表示部3に対面する領域に、複数のキートップ33を有するキーボード部32と、利用者が入力操作時に手首を置くためのパームレスト部材2bと、非接触型IC(Integrated Circuit)カード用アンテナ2cと、スライド式のスイッチ部7(スイッチ装置)とを有する。本体部2は、さらに、本体部2の側面に、電源スイッチ2dと、外部ディスプレイ出力端子2eと、USB(Universal Serial Bus)コネクタ2fと、ディスクドライブ(図示せず)のディスク出入口2gと、マイク入力端子2hと、ヘッドホン出力端子2iとを有する。
本体部2は、トップケース100とボトムケース31とが組み合わされてなる筐体30をさらに有する。トップケース100には、上記キーボード部32やパームレスト部材2b等が設けられている。ボトムケース31は、PC1を机等に載置する載置面を含む。本体部2は、筐体30の内部にマザーボード10及び冷却ファン20等をさらに備える。
図3は、マザーボード及び冷却ファンを下面側から示す平面図である。図4は、マザーボード及び冷却ファンを上面側から示す平面図である。
マザーボード10の上面10a及び下面10bには、メインメモリ、CPU12、GPU(Graphics Processing Unit)13、チップセット18、その他の制御回路などの電子部品が実装されている。
CPU12の上面には受熱板21が密着した状態で設けられ、GPU13の上面には受熱板22が密着した状態で設けられている。受熱板21、22にはヒートパイプ23が熱的に接続され、このヒートパイプ23には冷却ファン20が熱的に接続される。冷却ファン20は、マザーボード10に実装されたCPU12及びGPU13等の発熱素子を冷却する。
チップセット18は、PC1の内部において各デバイスとの間のデータの受け渡しを管理するチップである。チップセット18は、不揮発性メモリやEC(Embedded Controller)等の各周辺デバイスとの接続インターフェースを有する。GPU13は、CPU12が出力したデータを基に描画処理を行い、生成した映像信号を表示部3の表示画面3aへ表示させるために出力する。
なお、PC1は上記以外にも、バッテリ、HDD(Hard Disk Drive)、端子等のインターフェース等、コンピュータとして必要なデバイスを有する。
[2.トップケースの構造]
図5は、トップケース100を上面側から示す斜視図である。図6は、トップケース100を下面側から示す斜視図である。図7は、トップケース100を示す6面図である。図7(a)は、トップケース100の上面図である。図7(b)は、トップケース100の下面図である。図7(c)は、トップケース100の右側面図である。図7(d)は、トップケース100の左側面図である。図7(e)は、トップケース100の正面図である。図7(f)は、トップケース100の背面図である。
なお、トップケース100の「上面」とは表示部3が本体部2に対して閉じたとき表示部3に対面する面をいうものとし、トップケース100の「下面」とはボトムケース31に対向する面をいうものとする。以下、他の部位についても同様の趣旨で「上面」及び「下面」を使用するものとする。トップケース100の「正面」とは、PC1の使用時に利用者の手前側に位置するパームレスト部材2bが設置される側をいうものとする。
トップケース100は矩形であり、例えばアルミニウム合金等の金属材料からなる。トップケース100は、この順に互いに隣接して配置されるパームレスト設置部101と、キーボードカバー部102と、収容部103とを有する。
なお、以下の説明において、パームレスト設置部101、キーボードカバー部102及び収容部103が互いに隣接する方向を「Y軸方向」と記述し、これら各部位の長手方向を「X軸方向」と記述し、これら2軸に直交する方向を「Z軸方向」と記述する。
トップケース100は、キーボードカバー部102の下面110及びパームレスト設置部103の下面128に対して立ち上げて設けられ、X軸方向にて対向する一対の側壁部105、105を有する。一対の側壁部105、105は、トップケース100の前面側の角部125、125において互いに接近する方向にそれぞれ湾曲する。一対の側壁部105、105は、キーボードカバー部102及びパームレスト設置部101より厚みが大きい。本実施形態においては、例えば、キーボードカバー部102及びパームレスト設置部101の厚みはおよそ0.8mmであり、側壁部105、105の厚みはおよそ1.2mmである。
キーボードカバー部102及びパームレスト設置部103に対して立ち上げて設けられた一対の側壁部105、105によりトップケース100の堅牢性を向上させることができる。また、一対の側壁部105、105の厚みを大きくすることによる一対の側壁部105、105の強度向上により、トップケース100の堅牢性をさらに向上させることができる。
また、一対の側壁部105、105はトップケース100の前面側の角部125、125において互いに接近する方向にそれぞれ湾曲するので、PC1がトップケース100の前面側の角部125から落下したときに落下時に荷重を面で受けることができる。これにより、荷重がトップケース100の前面側の角部125、125に集中するのを緩和し、トップケース100の前面側の角部125、125の変形や破損等を防止することができる。
[2−1.キーボードカバー部の構造]
キーボードカバー部102の構造について説明する。
キーボードカバー部102には、上面109側と下面110側との間を貫通する複数のキートップ開口104が設けられる。複数のキートップ開口104は、キーボード部32の複数のキートップ33(図2参照)を個々に露出可能な位置及び形状に設計される。
キーボードカバー部102の下面110には、キーボード部32をキーボードカバー部102に対して螺子止めするための複数のスタッド108が溶接される。スタッド108にキーボード部32が螺子止めされることで、キーボード部32がキーボードカバー部102の下面110に固定される。キーボードカバー部102は、キートップ33を除いてキーボード部32を覆い、複数のキートップ33はキートップ開口104から個々に露出する(図2参照)。
本実施形態ではキーボードカバー部102の厚みをおよそ0.8mmとした。キーボードカバー部102におよそ0.8mmの厚みがあれば、スタッド108をキーボードカバー部102に溶接することができる。これに対して、キーボードカバー部の厚みがおよそ0.6mm程度であれば、スタッドをキーボードカバー部に溶接することは困難である。厚みがおよそ0.6mm程度のキーボードカバー部にスタッドを設けるには、例えば樹脂等の基材にスタッドを溶着し、スタッドが溶着された基材をキーボードカバー部に両面テープ等で接着する方法が考えられる。この方法では、例えば両面テープ等が剥離してキーボード部がキーボードカバー部から離脱するおそれがある。しかしながら、本実施形態ではスタッド108をキーボードカバー部102に直接溶接するので、キーボード部32がキーボードカバー部102から離脱するのを防止できる。さらに、スタッド108の設置に基材を用いないため、軽量化、部品点数の削減、コスト削減及び作業工程削減を実現可能である。
[2−2.パームレスト設置部の構造]
次に、パームレスト設置部101の構造について説明する。
パームレスト設置部101は、例えば樹脂製のパームレスト部材2b及びタッチパッド部2j(図2参照)を設置するための部位である。パームレスト設置部101と、これに隣接するキーボードカバー部102とは、折曲構造部112により連結される。具体的には、折曲構造部112は、パームレスト設置部101がZ軸方向においてキーボードカバー部102より低く位置するような段差状の位置関係となるように、パームレスト設置部101とキーボードカバー部102とを連結する。
パームレスト設置部101の外縁部にはキーボードカバー部102の上面109と同一面上に位置する上面をもつ枠状部123が設けられる。これにより、パームレスト設置部101の上面127がZ軸方向において枠状部123の上面より低く位置するような段差状の位置関係となる。
パームレスト設置部101には、主に軽量化を目的として例えばプレス加工により複数の開口部130が設けられる。隣り合う開口部130の間の部位は、複数の開口部130の形成による強度上の不利益を低減するための補強部126を構成する。補強部126は、複数の開口部130を少なくともX軸方向に区分するように設けられる。より具体的には、補強部126は、トップケース100の前面側の端部124と、キーボードカバー部102とパームレスト設置部101との間の折曲構造部112とを少なくともY軸方向にて橋渡しするように設けられる。複数の補強部126において、X軸方向での両端の2つの補強部126a、126aは、それぞれトップケース100の前面側の一対の角部125、125に支持される。この2つの補強部126a、126aは、それぞれX軸方向に傾斜して設けられる。
複数の補強部126には、上面側と下面側との間を貫通して、PC1の種々の部材の位置決めや螺子止めをするための複数の孔129が設けられる。この複数の孔129のうち所定の孔を用いて、例えば樹脂製のパームレスト部材2b及びタッチパッド部2j(図2参照)が枠状部123内に収容されるようにしてパームレスト設置部101に固定される。
パームレスト設置部101において、パームレスト部材2bが設置される何れかの開口部130に対応して、非接触型ICカード用アンテナ2c(図2参照)が設けられる。アンテナ2cはICカード(図示せず)に内蔵されたアンテナに対して情報を送受信するために電波を発生させる。そのため、アンテナ2cの近傍にアルミニウム合金等の金属がある場合、アンテナ2cの感度が低下するおそれがある。本実施形態では、何れかの開口部130に対応してアンテナ2cを設けているので、補強部126等からの干渉を抑制し、アンテナ2cの感度が低下するのを防止することができる。また、パームレスト部材2bは例えば樹脂製であるため、アンテナ2cに干渉することがなく、アンテナ2cの感度が低下するのを防止することができる。
本実施形態のパームレスト設置部101によれば、パームレスト設置部101に複数の開口部130を設けることで、トップケース100を軽量化することができる。この複数の開口部130を少なくともX軸方向にそれぞれ区分するように複数の補強部126を設けることで、開口部130を有するパームレスト設置部101の強度を高め、トップケース100の堅牢性を向上させることができる。
また、一端がトップケース100の前面側の角部125にて支持され、Y軸方向に対して傾斜して設けられた補強部126aにより、PC1がトップケース100の前面側の角部125から落下した場合など、トップケース100の前面側の角部125への衝撃に対するトップケース100の堅牢性を向上させることができる。
また、パームレスト設置部101とキーボードカバー部102との間の折曲構造部112により、トップケース100の全体的な強度をさらに向上させることができる。
また、パームレスト設置部101の外縁部に枠状部123を段差状に設けたことによっても、トップケース100の堅牢性の向上を図れる。また、例えば樹脂製のパームレスト部材2bが枠状部123内に収容され固定されるので、このパームレスト部材2bでの応力の吸収により、パームレスト設置部101の堅牢性のさらなる向上が期待できる。
[2−3.収容部の構造]
まず一対のヒンジ部4、4の構造について説明し、次に収容部103の構造について説明する。
一対のヒンジ部4、4は、一対の第1のヒンジ機構部と一対の第2のヒンジ機構部とが連結されてなる。一対の第1のヒンジ機構部は、筐体30のボトムケース31の収容部103に対応する端部にX軸方向にて互いに離間して設けられる。一対の第2のヒンジ機構部は、表示部3に設けられ、一対の第1のヒンジ機構部と連結される。
収容部103は、トップケース100におけるY軸方向の端部に設けられ、ヒンジ部4、4の外周面に沿った曲率的な断面形状を有する。収容部103を曲率的な断面形状とすることで収容部103の強度が得られる。収容部103には、一対の第1のヒンジ機構部及び第2のヒンジ機構部それぞれに対応して互いに離間して設けられた一対のヒンジ開口部142、142が設けられる。一対の第1のヒンジ機構部と一対の第2のヒンジ機構部とは、それぞれ一対のヒンジ開口部142、142を介して回動可能に連結される。以下の説明において、収容部103における一対のヒンジ開口部142、142の間の部位を中央部146を呼ぶこととする。
図8は、図6のA領域を示す部分拡大図である。
中央部146は、一対のヒンジ開口部142、142の間にあるため、トップケース100の側壁部105、105によっては支持されず、キーボードカバー部102に対して片持ち状に支持される。中央部146は、キーボードカバー部102に対して片持ち状に支持されるため軽量に設計される。本実施形態では、中央部146は、例えばキーボードカバー部102及びパームレスト設置部101に比べて厚みが小さい。
支持部141は、キーボードカバー部102からY軸方向に連続して設けられる。中央部146は、この支持部141から連続して設けられる。支持部141は、中央部146を片持ち状に支持可能に設計される。すなわち、支持部141は、中央部146からの負荷が集中する箇所であるため、高い強度をもつように設計される。本実施形態では、支持部141の上面143が収容部103の曲率的な面に滑らかにつながるように設計され、下面144がキーボードカバー部102の下面110から連続する平面に形成される。これにより支持部141は、キーボードカバー部102側から徐々に厚みを増し、所定位置から収容部103にかけて徐々に厚みを減ずるような形状をもつ。支持部141の最も厚みが大きい部位145の厚みは、例えばおよそ1.6mmである。
本実施形態によれば、曲率的な断面形状により強度が得られる収容部103の厚みを小さくすることによるトップケース100の軽量化を図れるとともに、支持部141の強度向上によってキーボードカバー部102において片持ち状に支持された中央部146の強度の向上を図れる。
なお、本実施形態では切削又はプレス加工によりヒンジ開口部142を形成している。このため、中央部146だけでなく、トップケース100の一方の側壁部105により支持される隣り合う収容部103の部位も、中央部146と同様の形状を有し、支持部141により同様に支持される。また、スイッチ部7及び電源スイッチ2dが設けられる部位147は、それぞれのスイッチモジュールを設置可能に設計される。
本実施形態のトップケース100は、アルミニウム合金等の金属材料の押し出し材を切削加工して開口のないトップケースを作製し、これにプレス加工によりキートップ開口104、開口部130及びヒンジ開口部142を形成することで作製される。
押し出し材を使用することで、トップケース100の角部等の任意の形状を容易に得られる。本実施形態では、トップケース100の角部125、125の形状として、落下衝撃時に角部が受ける力の分散化のため湾曲形状を採用した。また、トップケース100を切削加工で作製することで、各部位の厚みを高い自由度で選定できる等、堅牢性およびデザイン性の観点から、良好なトップケース100を作製することができる。
また、トップケース100を押し出し材からの切削加工で作製することで、トップケース100を継ぎ目や組み合わせのない一体の部品とすることができる。これにより、トップケース100の美感性と堅牢性の向上を同時に図ることができる。また、追加の部品を用いないため、重量の増加及びコストの増加を抑えることができる。
本発明に係る実施形態は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。
例えば、トップケース100は、例えばアルミニウム合金等の金属材料からなるものとしたが、これに限定されない。トップケース100を他の金属や樹脂等で作製してもよい。
1…PC
2b…パームレスト部材
31…ボトムケース
32…キーボード部
33…キートップ
100…トップケース
101…パームレスト設置部
102…キーボードカバー部
104…開口
126、126a…補強部
130…開口部

Claims (7)

  1. 複数のキートップを有するキーボード部と、
    パームレスト部材と、
    前記キーボード部における少なくとも前記キートップを露出するキートップ開口を有し、前記キートップを除く前記キーボード部を覆う第1の面を有するキーボードカバー部と、前記キーボードカバー部に第1の方向に隣接して設けられ、前記パームレスト部材を設置する第2の面を有するパームレスト設置部とを有する矩形の第1の筐体部と、
    前記第1の筐体部に対向し、前記第1の筐体部と組み合わされて前記キーボード部を収容する第2の筐体部とを具備し、
    前記パームレスト設置部は、複数の開口部と、前記複数の開口部を少なくとも前記第1の方向に直交する第2の方向にそれぞれ区分するように設けられた複数の補強部とを有し、前記複数の補強部における前記第2の方向での少なくとも両端の2つの補強部のそれぞれの一端が第1の筐体部の異なる角部にて支持され、前記少なくとも両端の2つの補強部は前記第1の方向に対して傾斜して設けられる
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記パームレスト設置部に設けられた無線通信用のアンテナ
    をさらに具備する情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記第1の筐体部は、前記キーボードカバー部の前記第1の面及び前記パームレスト設置部の前記第2の面に表裏対向する第3の面に対して立ち上げて設けられ、前記第2の方向にて対向する一対の側壁部をさらに有し、前記一対の側壁部の厚みは前記キーボードカバー部の厚み及び前記パームレスト設置部の厚みより大きい
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記キーボードカバー部と、前記パームレスト設置部とを連結する折曲構造部
    をさらに具備する情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記一対の側壁部は、前記第1の筐体部の前記角部において互いに接近する方向にそれぞれ湾曲する
    情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    表示部を有する第3の筐体部と、
    前記第2の筐体部の前記第1の方向の一方の端部に前記第2の方向にて互いに離間して設けられた一対の第1のヒンジ機構部と、
    前記第1の筐体部の、前記第1の方向の一方の端部に前記一対の第1のヒンジ機構部それぞれに対応して互いに離間して設けられた一対のヒンジ開口部と、
    前記第3の筐体部に設けられ、前記第1の筐体部の前記一対のヒンジ開口部を通じて前記一対の第1のヒンジ機構部と連結される一対の第2のヒンジ機構部とをさらに具備し、
    前記第1の筐体部の前記一対のヒンジ開口部の間の部位が、曲率的な断面形状を有し、前記キーボードカバー部に比較して厚みの小さな収容部と、前記収容部を前記キーボードカバー部に支持させ、前記キーボードカバー部に対して厚みの大きな支持部とを有する
    情報処理装置。
  7. 請求項6に記載の情報処理装置であって、
    前記第1の筐体部の前記キーボードカバー部の前記第1の面に溶接されたスタッドをさらに具備し、
    前記キーボード部は、前記スタッドに対して固定される
    情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014085906A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Nec Personal Computers Ltd 情報処理装置

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